JP4481464B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置に関し、特に高集積化された強誘電体メモリセルアレイを有する半導体記憶装置及びその製造方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
強誘電体メモリセルは低消費電力を備えた高信頼性の不揮発性半導体記憶装置として開発されている。その中でセルトランジスタ(T)のソースドレイン間にキャパシタ(C)の両端をそれぞれ接続し、これをユニットセルとし、このユニットセルを複数直列に接続した型強誘電体メモリ(以下TC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリと称する)が高集積化を備えた点で注目されている。このような不揮発性半導体記憶装置は例えば、図34に回路構成が示される。
【0003】
この半導体記憶装置の特徴は、1つのトランジスタと1つのキャパシタとが並列接続された単位を1メモリセルとしていて、メモリセルが複数個直列接続された構成となっている点にある。すなわち、メモリセルのキャパシタの下部電極がゲートに隣接したソース/ドレイン領域のいずれかに接続され、キャパシタの上部電極がソース/ドレインの他方に接続されて、メモリセルが構成されている。
【0004】
この構成では、メモリセルの1ブロックは8又は16ビットのユニットセルからなっている。各ブロックはビット線容量の増加やスイッチングトランジスタのオン抵抗の増加を考慮して電気的に切断される。このようなメモリセルの1ブロックは通常はブロック選択トランジスタにより切断動作が行われる。ここで、ビット線に接続されたキャパシタとは1ブロック内で反対側の端部のキャパシタにキャパシタを駆動するプレート線が配置されねばならない。
【0005】
このような半導体記憶装置は例えば、D.Takashima et.al.,JSSCC,pp787-792,May,1998、米国特許第5903492号公報及び特開2000−22010号公報にも記載されている。
【0006】
従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリを有する半導体記憶装置の構造は図35から図40に示される。図35において、従来の半導体記憶装置のブロック選択回路周辺の上面図が示される。この図35中で2本の平行する直線上の領域で示された2つのメモリセルブロック中にそれぞれ1つずつブロック選択回路が含まれている。図35中で“Q−R”線上の断面図が図36に示される。
【0007】
第1ブロック選択トランジスタはそれぞれ半導体基板103上に形成された第1ゲート100、第1不純物拡散層101、第2不純物拡散層102を有している。第1ビット線コンタクト配線104が第1不純物拡散層101に接続されている。第1金属配線コンタクト105がビット線コンタクト104に接続されている。第2ビット線コンタクト配線106が第1金属配線コンタクト105に接続されている。ビット線107が第2ビット線コンタクト配線106に接続されている。
【0008】
第1セルトランジスタは第2不純物拡散層102、それぞれ半導体基板103上に形成された第2ゲート108、及び第3不純物拡散層109を有し、ブロック選択トランジスタに隣接している。
【0009】
第1キャパシタはそれぞれ第2不純物拡散層102及び第2ゲート108上方に形成された第1下部電極110、第1強誘電体膜112、第1上部電極113を有している。第1下部電極110はポリシリコンプラグ114を介して、第2不純物拡散層102に接続されている。コンタクトプラグ115は第3不純物拡散層109に接続されている。第1金属配線116はコンタクトプラグ115に接続されている。第1金属コンタクト117は第1上部電極113と第1金属配線116との間に形成され、接続されている。
【0010】
第1セルトランジスタと第1キャパシタとで、第1のメモリセルを構成している。
【0011】
第2セルトランジスタは第3不純物拡散層109、第3ゲート118、及び第4不純物拡散層119を有している。
【0012】
第2キャパシタは第2ゲート118及び第4不純物拡散層119上方に形成された第2下部電極119と、この第2下部電極上に形成された第2強誘電体膜120と、この第2強誘電体膜120上に形成された第2上部電極121とを有している。第2下部電極119は第2ポリシリコンプラグ122を介して、第4不純物拡散層119に接続されている。第2金属コンタクト123は第2上部電極121と第1金属配線116との間に形成され、それらに接続されている。
【0013】
第2セルトランジスタと第2キャパシタとで、第2メモリセルを構成している。
【0014】
素子分離膜124は半導体基板103上に形成され、第1不純物拡散層101に近接している。
【0015】
マイクロローディング効果により、第1上部電極113の断面形状が第2上部電極121と比較してダメージを受け、変化を被る。マイクロローディング効果は上部電極間の距離の差に基づいて生じる。特に、第1上部電極と他の隣接する上部電極との距離が第1上部電極と第2上部電極との距離と比べて大きくなっている。
【0016】
メモリセル中では、各メモリキャパシタには周期的なパターンがあり、各メモリセルブロック中のメモリセル領域中の各上部電極間は等しい距離となっている。同様に下部電極もマイクロローディング効果を受け、その断面形状はブロック選択トランジスタ周辺で変化している。
【0017】
マイクロローディング効果は0.3μm以下の設計寸法の場合に顕著である。他の部分と比べて、その寸法が異なる非周期的な個所で、レジストなどのマスク材を過剰にエッチングすることで、マスク形状が縮小してしまうことから生じる。
【0018】
すなわち、エッチング工程で非周期的部分である上部電極では、周期的な部分の上部電極に比べて、エッチングスピードが変化している。このため、非周期的な部分の上部電極のためのレジスト端部は所定の形状から変形してしまう。メモリセルの終端では、上部電極パターンの開口部が比較的に大きくなってしまう。このため、メモリセルが等間隔となっているメモリセルブロック内の他の部分に比べて、その部分での望ましい加工形状を得ることが困難である。
【0019】
ここで、2つのメモリセルブロックは2つのブロック選択トランジスタを間に挟んで、互いに対向して配置されている。各メモリセルブロック内のメモリセルブロックの終端にある上部電極間の距離は2つのブロック選択トランジスタの長さに相当し、メモリセルブロック内の通常のキャパシタ部分の上部電極間の距離の1.5倍に相当している。そのため、メモリセルブロック終端にある上部電極は他の通常の上部電極の70%から90%に縮小されている。
【0020】
ここで、従来の強誘電体半導体記憶装置の製造工程中で、上部電極形成の状態を図40に示す。図40(A)は上部電極材料上に所望の形状にパターニングしたレジストの上面図である。図中で左側2つのレジスト190、191はブロック選択トランジスタに面していて、他のレジスト192,193同士の間の離間距離Mよりも大きい離間距離Lをその相互間に有している。
【0021】
この図40(A)の“Y−Z”線上の断面図が図40(B)に示される。ここでは、下部電極材料194上に強誘電体膜195が設けられている、この強誘電体材料195上に上部電極材料196が設けられている。この上部電極材料196上に上部電極を形成するためのレジスト190,191,192,193が形成されている。
【0022】
この図40(A)、(B)中で点線で示される部分は上部電極形成用レジストが余分にエッチングされている領域を示す。もし、等間隔で上部電極が形成されていれば、点線の部分は上部電極形成用レジストとして形成される領域である。
【0023】
上部電極用レジストを形成後、各上部電極は各レジストを用いて形成される。上部電極形成後、強誘電体膜、下部電極が順に形成される。この製造順序のために、先に形成される上部電極は強誘電体膜および下部電極よりも小さくなっている。すなわち、強誘電体膜や下部電極の不要部分を上方から除去するために強誘電体膜上に上部電極の存在しない部分を設けておく必要があるために上部電極は強誘電体膜よりも小さく形成されている。
【0024】
図35中で、“S−T”線上での断面図は図36に示される。図37では図36に示されるメモリセルブロックに隣接した別のメモリセルブロックである図35中の“U−V”線上の断面が示される。このメモリセルブロックも同様にブロック選択トランジスタと、メモリセルを有している。
【0025】
第2ブロック選択トランジスタはそれぞれが半導体基板103上に形成された第4ゲート130、第5不純物拡散層131,及び第6不純物拡散層132を有する。
【0026】
第3ビット線コンタクト配線133は第5不純物拡散層131に接続されている。第2金属配線コンタクト134は第3ビット線コンタクト配線133に接続されている。第4ビット線コンタクト配線135は第2金属配線コンタクト134に接続されている。第2ビット線136は第4ビット線コンタクト配線135に接続されている。
【0027】
素子分離絶縁膜137は半導体基板103上に第6不純物拡散層に隣接して形成されている。通過ワード線100がこの素子分離絶縁膜137上に形成されていて、この通過ワード線100は図36に示されたメモリセルブロックではブロック選択トランジスタの第1ゲート100となっている。
【0028】
第3セルトランジスタはそれぞれが半導体基板103上に形成された第7不純物拡散層138、第5ゲート108、及び第8不純物拡散層139を有している。ここで、第7不純物拡散層138は素子分離絶縁膜137に接して設けられている。
【0029】
第3キャパシタはそれぞれが第8不純物拡散層139及び第5ゲート108上方に形成された第3下部電極140、第3強誘電体膜141、第3上部電極142を有している。第3下部電極140は第3ポリシリコンプラグ143を介して第8不純物拡散層139に接続されている。
【0030】
第3セルトランジスタと第3キャパシタとで第3メモリセルを構成している。
【0031】
第2コンタクトプラグ144は第7不純物拡散層138に接続されている。第2金属配線145は第2コンタクトプラグ144に接続されている。第3金属コンタクト146は第3上部電極142と第2金属配線145との間に設けられ、それぞれに接続されている。
【0032】
第4セルトランジスタは第8不純物拡散層139、第3ゲート118及び第9不純物拡散層147を有している。
【0033】
第3下部電極140及び第4強誘電体膜141は第3ゲート118及び第8不純物拡散層139の上方に形成されている。
【0034】
第4キャパシタは第3下部電極140と、第3強誘電体膜141と、第4強誘電体膜141上で、第3ゲート118上方に形成された第4上部電極148とを有している。
【0035】
第4セルトランジスタと第4キャパシタとで、第4メモリセルを構成している。
【0036】
第4金属コンタクト149が第4上部電極148上に形成される。第3金属配線150は第4金属コンタクト149上に形成される。
【0037】
第3コンタクトプラグ151は第6不純物拡散層132上に形成され、第2金属配線145に接続される。こうして第2ブロック選択トランジスタへメモリセルブロック終端の第3メモリセルが接続される。
【0038】
図37に示される構成では、上部電極と不純物拡散層とを接続する金属層と断面上で同一階層の金属配線層である第2金属配線145を用いて素子分離領域137を挟んで、第6不純物拡散層132と第7不純物拡散層138とを接続している。そのため、階層ワード線などの他のワード線を設ける場合には、この第2金属配線145及びその上方の第2ビット線136以外に追加して他の階層の配線を設ける必要がある。このように素子分離領域をまたがる配線、階層ワード線、ビット線の3階層の配線を設けることは不都合な状況である。このように配線階層数を増加することは製造工程の複雑化をも招いてしまう。
【0039】
ここで、COPタイプ(Capacitor On Plug)の構造を用いた場合、オフセットタイプの構造に比べて、メモリセル面積が半分に縮小できる。しかし、この場合、メモリセル領域内でのブロック選択トランジスタの面積比が増加する。さらに、第2金属配線145を用いて、素子分離領域137をはさんで、第6不純物拡散領域132と第7不純物拡散領域138とを接続する場合には、ブロック選択トランジスタの面積は第2金属配線145の密度に依存して決まることになる。
【0040】
上述のように第2コンタクトプラグ144と第3金属コンタクト146との間の距離、第2コンタクトプラグ144と第4金属コンタクト149との間の距離または、第2金属配線145と第3金属配線150との距離に基づいてメモリセル面積は主として決定され、増加される。これに対して、第2コンタクトプラグ144と第5ゲートとの間の距離、または第5ゲートと第7不純物拡散層138の最遠端との距離はメモリセル面積へは顕著な影響は及ぼさない。
【0041】
次に図38にはプレート線近傍で、2つのメモリセルブロックが配置された上面図が示される。図38中で“W−X”線上での断面図が図39に示される。
【0042】
図39に示されるようにメモリセルブロックは複数のメモリセルを有している。メモリセルブロックの終端にある第5セルトランジスタはそれぞれが半導体基板103上に形成された第10不純物拡散層160、第5ゲート161及び第11不純物拡散層162を有している。
【0043】
メモリセルブロックの終端から2番目に位置する第6セルトランジスタはそれぞれが半導体基板103上に形成された第11不純物拡散層162、第6ゲート163、第12不純物拡散層164を有している。
【0044】
メモリセルブロックの終端から3番目に位置する第7セルトランジスタはそれぞれが半導体基板103上に形成された第12不純物拡散層164、第7ゲート165、第13不純物拡散層166を有している。
【0045】
第4金属コンタクト167は第10不純物拡散層160と、この第10不純物拡散層160上方に形成された第1プレート線168とに接続されている。
【0046】
他のメモリセルブロックに接続された第2プレート線169は第11不純物拡散層162上方に形成され、第1プレート線168と垂直方向で同一位置に配置されている。
【0047】
第5キャパシタはそれぞれが第10不純物拡散層上方に形成された第4下部電極170と、第4強誘電体膜171と、第5上部電極172とを有している。
【0048】
第5メモリセルは第5セルトランジスタと第5キャパシタとを有している。
【0049】
第6キャパシタはそれぞれが第11不純物拡散層162及び第6ゲート163上方に形成された第5下部電極174、この第5下部電極174上に形成された第5強誘電体膜175、この第5強誘電体膜175上に形成された第6上部電極176を有している。第5下部電極174は第4ポリシリコンプラグ177を介して第11不純物拡散層162に接続されている。
【0050】
第5金属コンタクト178は第12不純物拡散層164に接続されている。第4金属配線179は第5金属コンタクト178に接続されている。第6金属コンタクト180は第6上部電極176と第4金属配線179との間に形成され、それらに接続されている。
【0051】
第6メモリセルは第6セルトランジスタと第6キャパシタとを有している。
【0052】
第7キャパシタはそれぞれが第13不純物拡散層166及び第7ゲート165上方に形成された第6下部電極181、この第6下部電極181上に形成された第6強誘電体膜182、この第6強誘電体膜182上に形成された第7上部電極183を有している。第6下部電極181は第5ポリシリコンプラグ184を介して第13不純物拡散層166に接続されている。第7金属コンタクト185は第7上部電極183と第4金属配線179との間に設けられ、それらに接続されている。
【0053】
第7メモリセルは第7セルトランジスタと第7キャパシタとを有している。
【0054】
このような構造において、第5上部電極172と第6上部電極176との間の距離Lは第6上部電極176と第7上部電極183との間の距離Mよりも大きくなっている。この距離の差異は第5上部電極172が第5ゲート161から水平方向において、離間していることによる。距離Mは同じメモリセルブロック内で隣接して配置されたメモリキャパシタ同士の距離と等しい。
【0055】
マイクロローディング効果により、第5上部電極172は同一メモリセルブロック内の第6上部電極176、第7上部電極183や他の上部電極と比べて小さく形成されている。第5上部電極172の大きさが他の上部電極に比べて異なることで、第5メモリキャパシタは特性が劣化する可能性がある。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の半導体記憶装置では、以下の課題が生じる。
【0057】
従来のメモリセルブロック終端のブロックセレクター部では、ブロック選択トランジスタが配置され、キャパシタは設けられていない。このため、等間隔で設けられていたキャパシタが存在しないことから、メモリセルの周期性が崩れることになる。従来のメモリセルのブロック終端では、メモリセルの周期性が崩れ、キャパシタ間の距離は、通常のキャパシタ間の距離よりもブロック選択トランジスタがある分だけ大きくなってしまう。
【0058】
使用するキャパシタがセルの周期が崩れる終端に存在していると、加工時のマイクロローディング効果により、上部電極や下部電極の断面形状が変化したり、キャパシタ間の距離が増大することにより、レジスト寸法の変化によりメモリセルブロック終端部でのキャパシタ特性の劣化が懸念される。
【0059】
レジスト開口面積が比較的に大きい部分であるメモリセルのブロック終端では、他のメモリセルに比べてエッチング量が大きくなり、所望のレジスト形状が得られなくなってしまう。
【0060】
また、プレート線近傍のメモリセルにおいても周期性が保たれないことから、同様にメモリ特性への影響が懸念される。
【0061】
さらにブロック選択トランジスタ近傍で素子分離領域を挟んだ不純物領域を接続するのに金属配線を用いることは、高集積化に障害となる。
【0062】
本発明の目的は以上のような従来技術の課題を解決することにある。
【0063】
特に、本発明の目的は、メモリセルのキャパシタ特性をメモリセルブロック内の位置に依らず、均一にした半導体記憶装置及びその製造方法を提供することにある。
【0064】
又、本発明の他の目的は、配線層数を増大させること無く、ブロック選択トランジスタ部の面積を大きくさせずに、階層ワード線を配置して、高密度化された半導体記憶装置を提供することにある。
【0065】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、半導体基板と、この半導体基板上に形成され、ゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第1拡散層及び第2拡散層を有し、連続して直列に前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように接続された複数のメモリトランジスタを有するメモリトランジスタ群と、一対一で前記複数の第1拡散層に接続された複数のプラグ電極と、前記半導体基板上に形成され、前記メモリトランジスタ群中の一端の1つのメモリトランジスタに隣接して設けられ、拡散層及びゲートを有するブロック選択トランジスタと、前記メモリトランジスタ群の一端の前記第2拡散層に接続された第1配線と、前記プラグ電極に接続された下部電極と、この下部電極上に形成された強誘電体膜と、この強誘電体膜上に形成され、前記第1配線に接続された第1上部電極と、前記ブロック選択トランジスタの上方の前記強誘電体膜上に形成され、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記ブロック選択トランジスタ、及び前記第1配線から分離された第2上部電極と、前記半導体基板、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記第1上部電極、前記第2上部電極、前記強誘電体膜及び前記下部電極のそれぞれの上方に形成された絶縁層とを具備し、前記第2上部電極と前記第2上部電極と隣接する前記メモリセルの前記第1上部電極との距離が、隣接するメモリセルの同一下部電極上に形成された前記第1上部電極同士の距離と等しいことを特徴とする半導体記憶装置である。
【0066】
本発明の別の特徴は、半導体基板と、この半導体基板上に形成され、第1拡散層、第2拡散層、この第1拡散層及び第2拡散層の間に設けられた第1ゲートを有し、前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように直列に接続された複数のメモリトランジスタと、前記第1拡散層に接続された下部電極、この下部電極上に形成された第1強誘電体膜、及びこの第1強誘電体膜上に形成され、前記第2拡散層に接続された第1上部電極を有し、前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように直列に接続された複数のメモリセルとを備えたメモリセルブロックと、前記半導体基板上に形成され、前記メモリセルブロックの一端のメモリトランジスタの第1拡散層に隣接して設けられた素子分離領域と、 前記半導体基板上に形成され、前記素子分離領域に隣接して設けられ、第3拡散層、第4拡散層及び第2ゲートを有するブロック選択回路と、この素子分離領域上に設けられ、前記メモリセルブロックの一端のメモリセルの下部電極及び前記第3拡散層に接続された第1導電層と前記第1導電層上に設けられた第2強誘電体膜と、この第2強誘電体膜上に設けられ、前記メモリセルブロック、前記第1導電層、前記第2強誘電体膜、前記第3拡散層、前記第4拡散層及び前記第2ゲートから分離された第2導電層を具備することを特徴とする半導体記憶装置である。
【0067】
本発明の別の特徴は、半導体基板上にゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第1拡散層及び第2拡散層を有するセルトランジスタを形成する工程と、前記半導体基板上にゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第3拡散層及び第4拡散層を有し、前記セルトランジスタに隣接するブロック選択トランジスタを形成する工程と、前記セルトランジスタ及びブロック選択トランジスタの上方に前記第1拡散層に接続された下部電極層を形成する工程と、この下部電極層上に強誘電体膜を形成する工程と、この強誘電体膜上に上部電極層を形成する工程と、この上部電極層を複数の第1の上部電極からなる第1の上部電極群と、前記第1の上部電極群の一端に隣接し、前記第1の上部電極群からの距離が前記第1の上部電極同士の距離と等しい距離をおいて第2の上部電極に形成する工程と、前記下部電極層及び強誘電体膜をキャパシタ形状に形成する工程と、第1の上部電極を前記第2拡散層に接続する配線層を形成する工程と、前記半導体基板、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタ、下部電極層、強誘電体膜、配線層、第1の上部電極及び第2の上部電極を絶縁層にて被覆して、前記第2の上部電極を前記強誘電体膜以外から絶縁させる工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法である。
【0075】
【発明の実施の形態】
次に,図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり,厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は、現実のものとは異なる。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
【0076】
(第1の実施の形態)
図1乃至図7及び図34を用いて第1の実施の形態を説明する。図1は、強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置の断面図である。図2はその半導体記憶装置の上面図である。
【0077】
図1は図2の中の“A−B”線上での断面図に相当する。図3は図2に続く図2中央から右側方向の半導体記憶装置の上面図である。図4は図3中の“AR−BR”線上での断面図である。
【0078】
図1の断面図中の各構成要素は図2の上面図中の各構成要素の横方向位置に対応して、図示されている。また、図4の断面図中の各構成要素は図3の上面図中の各構成要素の横方向位置に対応して、図示されている。
【0079】
本実施の形態の回路図は図34に示される。
【0080】
図34に示される通り、いくつかの個数のメモリセルブロック1が一対のビット線BL,BLBの間、プレート線PL,PLBの第1の一対の間、プレート線PLA,PLABの第2の一対の間、いくつかのグループのワード線Wl1,WL2,...、WL8、WLA1,WLA2,...、WLA8の間、ブロック選択線BS,BSB,BSA、BSABのいくつかの一対の間に配置される。
【0081】
各ワード線はワード線選択回路2に接続される。ワード線選択回路2は階層ワード線MWLに接続される。ビット線対BL、BLAはセンスアンプ回路3に接続される。各メモリセルブロック1は複数個のセルトランジスタ4、セルトランジスタと同数個の複数個の強誘電体キャパシタ5、及びブロック選択トランジスタ6を有している。
【0082】
ここで、1つのメモリセルブロック1中のセルトランジスタ4及び強誘電体キャパシタ5の個数は通常8又は16個であるが、他の個数も場合により適宜設定できる。各セルトランジスタ4はそれぞれのメモリセルブロック1内で直列に接続されている。セルトランジスタ4の各ゲートはそれぞれワード線の1つに接続されている。
【0083】
図1に示されるようにP型半導体基板10が用意されている。第1ブロック選択トランジスタ6は第1不純物拡散層11、第2不純物拡散層12、及び第1ゲート13を有している。
【0084】
第1セルトランジスタ420は、第2不純物拡散層12、第3不純物拡散層14、及び第2ゲート15を有している。
【0085】
第2セルトランジスタ421は、第3不純物拡散層14、第4不純物拡散層16、及び第3ゲート17を有している。
【0086】
第1キャパシタは第1下部電極18、第1強誘電体膜19、及び第1上部電極20を有している。第1下部電極18は、第1ゲート13、第2不純物拡散層12、及び第2ゲート15の上方に形成され、第1ポリシリコンプラグ21を介して第2不純物拡散層12に接続されている。
【0087】
第1金属プラグ22は第3不純物拡散層14に接続されている。第1金属層23は第1金属プラグ22に接続されている。第1金属層23はまた、第1金属コンタクト24を介して、第1上部電極20に接続されている。
【0088】
第1セルトランジスタ420と第1キャパシタが第1メモリセルとして動作する。
【0089】
第1ダミー上部電極25は第1強誘電体膜19上で、第1ゲート13上方に形成されていている。この第1ダミー上部電極25は、第1ブロック選択トランジスタ6、第1セルトランジスタ420、第2セルトランジスタ421とは切り離されている。
【0090】
第2キャパシタはそれぞれが第3ゲート17及び第4不純物拡散層16上方に形成された第2下部電極26、第2強誘電体膜27、及び第2上部電極28を有している。
【0091】
第2下部電極26は第2ポリシリコンプラグ29を介して第4不純物拡散層16に接続されている。第2上部電極28は第2金属コンタクト30を介して第1金属層23に接続されている。
【0092】
第2セルトランジスタ421と第2キャパシタが第2メモリセルとして動作する。
【0093】
これら第1ブロック選択トランジスタ6、第1メモリセル及び第2メモリセルは1つのメモリセルブロックに含まれる。さらに図1中右方向に、キャパシタとその下方のセルトランジスタとが繰り返して、1つのメモリセルブロック内のメモリセル数分配置されている。さらにこのメモリセルブロックが複数個繰り返されて同一方向に配置されている。
【0094】
第1ビット線プラグ31は、第1不純物拡散層11に接続されている。第1ビット線コンタクト32はこの第1ビット線プラグ31に接続されている。第2ビット線プラグ33はこの第1ビット線コンタクト32に接続されている。
【0095】
第1ビット線34は第1ブロック選択トランジスタ6、第1メモリセル、及び第2メモリセル上方に形成され、第2ビット線プラグ33に接続されている。
【0096】
第1素子分離領域35は半導体基板10上に形成され、第1不純物拡散層11に隣接されている。
【0097】
第1通過ワード線36はこの第1素子分離領域35上に形成されている。
【0098】
第5不純物拡散層40は半導体基板10上に形成され、この第1素子分離領域35の第1不純物拡散層11に面した面と反対側の面に隣接されている。
【0099】
第2金属プラグ41は第5不純物拡散層40及びビット線コンタクト金属層32に接続されている。
【0100】
第4ゲート42は半導体基板10上に形成され、第5不純物拡散層40に隣接されている。
【0101】
第6不純物拡散層43は半導体基板10上に形成され、第4ゲート42に隣接されている。
【0102】
第2ブロック選択トランジスタ422は、第5不純物拡散層40、第6不純物拡散層43及び第4ゲート42から形成される。
【0103】
第6不純物拡散層43に隣接して、第2素子分離領域410が形成されている。この第2素子分離領域410上に第2通過ワード線411が形成されている。
【0104】
第3下部電極37はこの第2通過ワード線411上方に形成されている。第3強誘電体膜38はこの第3下部電極37上に形成されている。第2ダミー上部電極39はこの第3強誘電体膜38上に形成されている。
【0105】
第2素子分離領域410に隣接して、第7不純物拡散層50が半導体基板10上に形成されている。第5ゲート49は半導体基板10上に形成され、第7不純物拡散層50に隣接されている。この第5ゲート49に隣接して、第8不純物拡散層415が形成されている。
【0106】
第3セルトランジスタ423は第7不純物拡散層50、第8不純物拡散層415及び第5ゲート49から構成されている。
【0107】
第3ポリシリコンプラグ44は第8不純物拡散層415に接続されている。第4下部電極45は第3ポリシリコンプラグ44に接続され、第5ゲート49及び第8不純物拡散層415上方に設けられている。
【0108】
第4強誘電体膜46は第4下部電極45上に形成されている。第3上部電極47は第4強誘電体膜46上に形成されている。この第3上部電極47は、第3金属コンタクト48を介して第4金属層413に接続されている。
【0109】
第3キャパシタは第4下部電極45、第4強誘電体膜46、及び第3上部電極47を有している。
【0110】
第6ゲート416は第8不純物拡散層415に隣接して、半導体基板10上に設けられる。この第6ゲート416に隣接して、第9不純物拡散層417が設けられる。
【0111】
第4セルトランジスタ424は、第8不純物拡散層415、第6ゲート416、及び第9不純物拡散層417から構成される。
【0112】
第4上部電極51は第4強誘電体膜46上、かつ、第6ゲート416上方に形成されている。第4金属コンタクト52は第4上部電極51上に形成されている。第3金属層53は第6ゲート416及び第9不純物拡散領域417上方に形成され、第4金属コンタクト52に接続されている。
【0113】
第4キャパシタは第4下部電極45、第4強誘電体膜46、及び第4上部電極51を有している。
【0114】
第6不純物拡散層43には第3金属プラグ412が接続されている。この第3金属プラグ412は第4金属層413に接続されている。また、第7不純物拡散層50には第4金属プラグ414が接続されている。この第4金属プラグ414は第4金属層413に接続されている。
【0115】
また、第2ブロック選択トランジスタ422並びに第3キャパシタ、第4キャパシタ、第2ダミー上部電極39、第3セルトランジスタ423、及び第4セルトランジスタ424は同一メモリブロック内に設けられていて、図中左方向にキャパシタとその下方のセルトランジスタが繰り返して、同一メモリセルブロック内で、メモリセル数分配置されている。またメモリセルブロックは複数個が連続して図1中で左方向に配置されている。
【0116】
図1及び図2において示された各構成要素は絶縁層60で被覆されている。
【0117】
上述の通り、第1ダミー上部電極25は第1金属層23や他のいずれの金属層からも分離されている。このため、第1ダミー上部電極25はキャパシタとして動作を行わない。
【0118】
この実施の形態では、第1ダミー上部電極25下方には強誘電体膜及び下部電極が存在している。しかし、ダミー上部電極下方には強誘電体膜や下部電極が必ずしも存在する必要はない。ダミー上部電極は絶縁層上に形成されてもよいし、強誘電体膜無しで下部電極上に形成されてもよいし、下部電極無しで強誘電体膜上に形成されてもよい。
【0119】
ダミー上部電極の大きさは他の上部電極と同じ大きさであってもよい。また、場合により、ダミー上部電極の大きさは他の上部電極より大きくても小さくてもよい。
【0120】
上述の構成では、第1ダミー上部電極25下には隣接する他のメモリセルに共通して使用される強誘電体膜及び下部電極が存在する。しかし、ダミー上部電極下に個別の強誘電体膜及び下部電極を設けてもよい。
【0121】
図2において、下部電極18,26,45の短手方向の幅は例えば約1.2μmである。上部電極20,28,47,51及び第1ダミー上部電極25の短手方向の幅は例えば約1.0μmである。下部電極18,26,45の長手方向の長さは例えば約2.2μmである。上部電極20, 28,47,51の長手方向の長さは例えば約1.0μmである。第1ダミー上部電極25の長手方向の長さは例えば約0.5μmである。
【0122】
図1中で下部電極18,26,37, 45の厚さは例えば約0.1μmから約0.2μmである。強誘電体膜19,27,38, 46の厚さは例えば約0.1μmから約0.3μmである。上部電極20,28,47,51及び第1及び第2ダミー上部電極25,39の厚さは約0.1μmから約0.2μmである。
【0123】
ゲート13,15,17,36,42,49,411,416の厚さは約0.2μmである。ポリシリコンプラグ21,29,44の厚さは約0.6μmである。上部電極20,28,47,51の上表面から金属層23,32,53,413下部表面までの距離は例えば約0.5μmである。金属層23,32,53,413の厚さは例えば約0.4μmである。金属層23,32,53,413の上表面からビット線34の下表面までの距離は例えば約0.5μmである。
【0124】
一般的に上部電極はその面積が下部電極や強誘電体膜の面積よりも小さくされている。なぜならば、2つの上部電極が1つの強誘電体膜及び下部電極上に形成されるからである。製造工程中の順番でこれらの大きさが定まる。製造工程中で、先に上部電極が所望の形状にエッチングされる。次に、強誘電体膜及び下部電極が所望の形状にエッチングされる。もし、製造工程の順番が変更になれば、上部電極は強誘電体膜や下部電極よりも大きくなり得る。そのような場合1つの上部電極は隣接する2つのメモリセルで共有される。
【0125】
上記各構成要素の特定のサイズはあくまでも一例であり、設計,仕様により変更され得る。
【0126】
次に図3及び図4に図1及び図2に示された構造のそれぞれにおける右側部分の半導体記憶装置を示している。第5セルトランジスタ425は、それぞれが半導体基板10上に形成された第4不純物拡散層16、第7ゲート61、及び第10不純物拡散層62を有している。第6ゲート61は第4不純物拡散層16に隣接されている、
第5上部電極63は第2強誘電体膜27上及び第6ゲート61上方に形成される。第5金属プラグ64は第10不純物拡散層62に接続される。第5金属層65は第5上部電極63及び第10不純物拡散層62上方に形成され、第5金属プラグ64に接続される。第5金属コンタクト66は第5上部電極63と第5金属層65との間に設けられ、それらに接続されている。
【0127】
第5キャパシタは第2下部電極26、第2強誘電体膜27及び第5上部電極63を有している。
【0128】
第5メモリセルは第5セルトランジスタ425と第5キャパシタとを有している。
【0129】
第6セルトランジスタ426はそれぞれが半導体基板10上に形成された第10不純物拡散層62、第7ゲート67、及び第11不純物拡散層68を有している。第8ゲート67は第10不純物拡散層62に隣接し、第11不純物拡散層68は第8ゲートに隣接している。
【0130】
第4ポリシリコンプラグ69は第11不純物拡散層68に接続している。第5下部電極70は第4ポリシリコンプラグ69に接続され、第7ゲート67及び第11不純物拡散層68上方に形成されている。第5強誘電体膜71は第5下部電極70上に形成されている。第6上部電極72は第5強誘電体膜71上、及び第7ゲート67上方に形成されている。第6金属コンタクト73は第5金属層65と第6上部電極72との間に形成され、それらに接続されている。
【0131】
第6キャパシタは第5下部電極70、第5強誘電体膜71及び第6上部電極72を有している。
【0132】
第6メモリセルは第6セルトランジスタ426と第6キャパシタとを有している。
【0133】
上記構成で、第1ダミー上部電極25と第1上部電極20との間の距離及び第2上部電極28と第5上部電極63との間の距離は“X”に設定される。第1上部電極20と第2上部電極28との間の距離は“Y”に設定される。第1上部電極20と第2上部電極28との間には第1金属プラグ22が存在するため、通常においては、距離“Y”は距離“X”よりも大きくなっている。第1下部電極18と第2下部電極26との間に第1金属プラグ22を製造するためにスペースマージンが必要とされる。
【0134】
図2において、“C−D”線で示される断面が断面図として図5に示される。図2の横方向位置に対応した位置に図5の各構成が示されている。ここでは図1及び図4で示された断面に表されたメモリセルブロックにその長手方向に互いに平行に隣接するメモリセルブロックが示されている。
【0135】
第7セルトランジスタ427はそれぞれが半導体基板10上に形成された第2ゲート15、第12不純物拡散層74、及び第13不純物拡散層75を有している。第12不純物拡散層74及び第13不純物拡散層75は第2ゲート15に隣接している。
【0136】
第5ポリシリコンプラグ76は第13不純物拡散層75に接続されている。第6下部電極77は第5ポリシリコンプラグ76に接続され、第2ゲート15及び第13不純物拡散層75上方に形成される。
【0137】
第6強誘電体膜78は第6下部電極77上に形成される。第7上部電極79は第6強誘電体膜78上及び第2ゲート15上方に形成されている。
【0138】
第7金属コンタクト80は第7上部電極79上に形成されている。第6金属プラグ81は第12不純物拡散層74に接続されている。
【0139】
第6金属層82は第2ゲート15及び第12不純物拡散層74上方に形成され、第7金属コンタクト80及び第5金属プラグ81に接続されている。第7キャパシタは第6下部電極77、第6強誘電体膜78及び第7上部電極79を有している。
【0140】
第7メモリセルは第7セルトランジスタ427及び第7キャパシタを有している。
【0141】
第8セルトランジスタ428は第3ゲート17、第13不純物拡散層75、及び第14不純物拡散層83を有している。第13不純物拡散層75及び第14不純物拡散層83は第3ゲート17に隣接している。
【0142】
第6下部電極77及び第6強誘電体膜78は第3ゲート17上方に形成されている。第8上部電極84は第6強誘電体膜78上及び第3ゲート17上方に形成されている。第8金属コンタクト85は第8上部電極84上に形成されている。
【0143】
第6金属層86は第3ゲート17及び第14不純物拡散層83上方に形成され、第8金属コンタクト85に接続されている。第8キャパシタは第6下部電極77、第6強誘電体膜78、及び第8上部電極84を有している。
【0144】
第8メモリセルは第8セルトランジスタ428と第8キャパシタとを有している。
【0145】
第2ビット線87は第5金属層82及び第7金属層86の上方に形成されている。
【0146】
第15不純物拡散層88は半導体基板10上に形成され、第1素子分離領域35に隣接している。第6金属プラグ89は第15不純物拡散層88及び第6金属層82に接続されている。
【0147】
第7下部電極90は第1素子分離領域35上方に形成されている。第7強誘電体膜91は第7下部電極90上に形成されている。第3ダミー上部電極92は第7強誘電体膜91上に形成され、他のトランジスタから分離されている。
【0148】
図5に示された構成は絶縁層60によって被覆されている。
【0149】
上述の構成は図中で長手方向に繰り返されて配置されている。
【0150】
ここで、第6金属層82は第12不純物拡散層74と第15不純物拡散層88とを接続することに使用されている。
【0151】
図1において、ブロック選択トランジスタ6が選択された場合には、図4に示されたメモリセルブロックが選ばれて、第1ビット線34に接続され、図5に示されたメモリセルブロックは選択されず、第2ビット線87に接続されない。
【0152】
上述のメモリセルブロックの選択方法では、一対の隣接するメモリセルブロックを選択するためにフォールデッドビット線方式が用いられている。図34に示されているように、ブロック選択線の延伸方向に互いに隣接する各メモリセルブロックにそれぞれ接続された一対の相補のビット線が交互に活性化される方式である。
【0153】
次に図34中でのプレート線周辺の構成を図6及び図7を用いて説明する。上面図が図6に示され、図6中で“E−F”線上の断面が図7に断面図として示される。図6の各構成要素の横方向位置に対応して、図7にその各構成要素が位置して示される。
【0154】
第16不純物拡散層93が半導体基板10上に形成されている。第9ゲート94は半導体基板10上に形成され、第16不純物拡散層93に隣接している。第17不純物拡散層95は半導体基板10上に形成され、第9ゲート94に隣接している。第16不純物拡散層93、第8ゲート94、及び第17不純物拡散領域95は第9セルトランジスタ429を形成する。
【0155】
第6ポリシリコンプラグ96は第16不純物拡散層93に接続される。第8下部電極97は第6ポリシリコンプラグ96に接続され、第16不純物拡散層93及び第8ゲート94上方に形成される。第8強誘電体膜99は第8下部電極97上に形成される。第9上部電極200は第8強誘電体膜99上及び第8ゲート94上方に形成される。第7金属プラグ201は第17不純物拡散層95上に形成される。
【0156】
第8下部電極97、第8強誘電体膜99、及び第9上部電極200は第9キャパシタを構成する。
【0157】
ここで、第9セルトランジスタ429と第9キャパシタとが第9メモリセルを構成する。
【0158】
第9ゲート202は半導体基板10上に形成され、第17不純物拡散層95に隣接する。第18不純物拡散層203は半導体基板10上に形成され、第10ゲート202に隣接する。第7ポリシリコンプラグ204は第18不純物拡散層203に接続されている。第10セルトランジスタ430は第17不純物拡散層95、第9ゲート202、及び第18不純物拡散層203を有する。
【0159】
第9下部電極205は第7ポリシリコンプラグ204に接続され、第9ゲート202及び第18不純物拡散層203上方に形成される。第9強誘電体膜206は第9下部電極205上に形成される。第10上部電極207は第9強誘電体膜206上及び第9ゲート202上方に形成される。
【0160】
第9金属コンタクト208は第9上部電極200に接続される。第10金属コンタクト209は第10上部電極207に接続される。第8金属層210は第7金属プラグ201、第9金属コンタクト208、及び第10金属コンタクト209に接続されている。第4ダミー上部電極211は第9強誘電体膜206上に形成されている。
【0161】
第10キャパシタは第9下部電極205、第9強誘電体膜206、及び第10上部電極207を有する。
【0162】
第10メモリセルは第10セルトランジスタ430及び第10キャパシタを有する。
【0163】
図6に示されている“E−F”線上のメモリセルブロックの図中で上方のメモリセルブロックを選択する第1プレート線212は、第4ダミー上部電極211上方に形成され、第8金属層210と図7中の上下方向で同一位置に配置されている。
【0164】
第8金属プラグ213は第18不純物拡散層203に接続される。
【0165】
第2プレート線214は第8金属プラグ213に接続される。ここで、第8金属プラグ213周辺領域をプレート線コンタクト領域と称する。第11金属コンタクト215は第2プレート線214に接続される。第11上部電極216は第11金属コンタクト215に接続される。第10強誘電体膜217は第11上部電極216下に形成される。第10下部電極218は第10強誘電体膜217下に形成される。
【0166】
ここでは、第4ダミー上部電極211を設けることにより、プレート線コンタクト領域における上部電極間のスペースが小さくなり、プレート線コンタクト領域における上部電極の存在しないスペースの増加を防止している。このように、回路動作を行う上部電極はメモリセルブロック内で最も外側には配置されることはなく、メモリセルブロック内のどの部分においても上部電極間の一定距離が保たれる。
【0167】
なお、図2中で“A−B”線で示された直線上のメモリセルブロックと“C−D”線で示された直線上のメモリセルブロックとはメモリセルブロック単位でフォールデッドビット線配置を取っており、第1ゲート13が“A−B”線に位置するメモリセルブロックのブロック選択用ゲート、第1通過ゲート36が“C−D”線に位置するメモリセルブロックの選択ゲートとなっており、第1ゲート13は“C−D”線上のメモリセルブロックでは、通過ゲートとなっており、第1通過ワード線36は“A−B”線上のメモリセルブロックでは、通過ゲートとなっている。
【0168】
ここでは、第1通過ワード線36の両端に配置された素子領域の不純物拡散層11,40同士を短絡させるために第1ビット線コンタクト32を用いている。図2中では上下2段に渡って、長手方向にメモリセルブロックが形成されている様子が図示されている。
【0169】
各メモリセルブロックは例えば8から16個のメモリセルとそれぞれ対になるトランジスタを有していて、図2で示されたパターンが連続して8から16個分繰り返されている。
【0170】
なお、下部電極はTi膜上に積層されたPt膜などが使用される。Pt膜は例えば膜厚100nm程度とする。下部電極はPt膜の下にSi層や金属層を形成してもよい。また、Ir,IrO2なども下部電極として使用できる。さらにTi層/TiN層/Pt層の積層構造でも下部電極を形成できる。また、SrRuO,Ru,RuOなども下部電極として使用できる。
【0171】
また、強誘電体膜はSrBiTaOの混成膜やPbZrTiOの混成膜(PZTすなわち、Pb(ZrxTi1-x)O3 )などが使用される。PZT膜の場合、膜厚は例えば、150nm程度とする。さらにBaSrTiO系の混成膜も使用できる。また、BaTiO3、PLZT,LiNbO3,K3Li2Nb515なども強誘電体膜として使用できる。つまり、イオン結合性を有する酸化物強誘電体を用いる場合にはいずれも有効である。
【0172】
さらに上部電極はPt膜などが使用される。Pt膜の膜厚は例えば20nm程度とする。上部電極にはPt膜の上にさらにAlなど他の金属やSi層を形成してもよい。また、Ir,IrO2なども上部電極として使用できる。また、SrRuO,Ru,RuOなども上部電極として使用できる。
【0173】
層間絶縁膜はBPSG膜やTEOS膜が使用できる。
【0174】
金属層は例えばAlなどの金属で形成できる。
【0175】
ここで、上部電極の大きさが大きくなるにつれて、キャパシタの分極量が大きくなり、メモリ特性が向上するので、仕様などに基づいて、適宜、上部電極の大きさは設定できる。
【0176】
このように第1の実施の形態はメモリセルに使用しているキャパシタが最外周にこない様に、ブロック選択トランジスタ上部および、プレート線下部に、いずれのセル単位、拡散層、ゲート電極に接続されていないダミーのキャパシタを配置する。
【0177】
この第1の実施の形態によれば、ブロック選択トランジスタまたはプレート線近傍に設けられたダミー上部電極を用いることで、メモリキャパシタの特性を向上することができる。
【0178】
(第2の実施の形態)
下部電極配線を素子分離領域両端の不純物拡散領域の接続電極として使用した第2の実施の形態について図8乃至13を用いて説明する。
【0179】
図8は半導体記憶装置の上面図を表していて、図8中で“G−H”線での断面図が図9に示される。図8中で各構成要素の横方向位置に対応して、図9中に各構成要素が位置して示される。
【0180】
図9に示されるようにP型半導体基板230が用意される。第1セルトランジスタ231は第1不純物拡散層232、第2不純物拡散層233、及び第1ゲート234を有している。
【0181】
第2セルトランジスタ235は第2不純物拡散層233、第3不純物拡散層236、及び第2ゲート237を有している。
【0182】
第1キャパシタは、それぞれが第1ゲート234上方に形成された第1下部電極238、第1強誘電体膜239、及び第1上部電極240を有している。第1下部電極238は第1不純物拡散層232上方に形成されていて、第1ポリシリコンプラグ241を介して第1不純物拡散層232に接続されている。第1金属プラグ242は第2不純物拡散層233に接続されている。第1金属層243は第1金属プラグ242に接続されている。第1金属層243は第1金属コンタクト244を介して、第1上部電極240に接続されている。
【0183】
第1メモリセルは第1セルトランジスタ231と第1キャパシタを有している。
【0184】
第2キャパシタはそれぞれが第2ゲート237上方に形成された第2下部電極245、第2強誘電体膜246、及び第2上部電極247を有している。第2下部電極245は第3不純物拡散層236上方に形成され、第2ポリシリコンプラグ248を介して、この第3不純物拡散層236に接続されている。第2金属コンタクト249は第1金属層243と第2上部電極247との間に接続されている。
【0185】
第2メモリセルは第2セルトランジスタ235と第2キャパシタとを有している。
【0186】
素子分離領域250は半導体基板230上に形成され、第1不純物拡散層232に隣接されている。第4不純物拡散層251は半導体基板230上に形成され、素子分離領域250に隣接されている。通過ワード線252は素子分離領域250上に形成されている。第3ポリシリコンプラグ253は第4不純物拡散層251と第1下部電極238との間に形成されている。
【0187】
第1ダミー上部電極254は第1強誘電体膜239上及び通過ワード線252上方に形成されている。この第1ダミー上部電極254はいずれのセルトランジスタにも接続されていない。
【0188】
第1階層ワード線255は第1ダミー上部電極254上方に形成されている。
【0189】
上記第1セルトランジスタ231、第1キャパシタ、第2セルトランジスタ235、及び第2キャパシタは1つのメモリセルブロック中に含まれる。
【0190】
第1ビット線256はメモリセルブロック上方に形成される。
【0191】
上記構成は図9中で長手方向に繰り返されて配置される。
【0192】
図9で示された構成は絶縁膜257で被覆される。
【0193】
ここで、第1下部電極238は第1不純物拡散層232と第4不純物拡散層251との間に接続されている。そのため、第1不純物拡散層232と第4不純物拡散層251との間に接続用の金属層を設ける必要はない。この構成を採ることで、階層ワード線255が素子分離領域250上方に設けられている。また、キャパシタの下部電極を不純物拡散層の接続用に用いることで、ブロック選択トランジスタの面積増加を抑制できる。
【0194】
ここで、不純物拡散層の接続用に用いるために通常よりも抵抗値を低く設定してキャパシタの下部電極は形成される。すなわち、下部電極の抵抗値としては例えば数100オームとなっている。なお、下部電極はそのシリーズ抵抗が数100オーム程度が好ましい。一般にメモリセルでは10Kオーム程度である。
【0195】
なお、この実施の形態ではダミー上部電極は省略してもよい。
【0196】
図8中で階層ビット線はダミー上部電極よりもその短手方向でその幅が小さく形成されている。
【0197】
この図9では省略されているが、第4不純物拡散層251の左外側にブロック選択トランジスタが存在する。
【0198】
上述の通り、第1ダミー上部電極254はセルトランジスタから分離されている。そのため、第1ダミー上部電極254はキャパシタとしての動作を行わない。
【0199】
この第2の実施の形態では、ダミー上部電極下方に強誘電体膜及び下部電極が設けられている。しかし、ダミー上部電極下方に強誘電体膜及び下部電極が設けられていることは必ずしも必要とされない。ダミー上部電極は絶縁層上に設けてもよいし、強誘電体膜無しで下部電極上に設けてもよいし、下部電極を設けていない強誘電体膜上に設けてもよい。
【0200】
ダミー上部電極は他の上部電極と同じ大きさであることもできる。また、場合により、ダミー上部電極は他の上部電極よりも小さくても大きくてもよい。
【0201】
上述の構成では、ダミー上部電極下の強誘電体膜及び下部電極は他の隣接するメモリセルと共通で設けられている。しかし、ダミー上部電極下の強誘電体膜や下部電極はダミー上部電極用に独立して設けることもできる。
【0202】
上記各構成要素のサイズは第1の実施の形態同様に設定できる。
【0203】
次に図8において、“I−J”線上の半導体記憶装置の断面図は図10に示される。図8において、各構成要素が配置された横方向位置に対応して、図10中に、その各構成要素が示される。
【0204】
第3セルトランジスタ425は第1ゲート234、第5不純物拡散層260、及び第6不純物拡散層261を有している。第5不純物拡散層260及び第6不純物拡散層261は第1ゲート234に隣接している。
【0205】
第4ポリシリコンプラグ262は第6不純物拡散層261に接続されている。第3下部電極263は第4ポリシリコンプラグ262に接続され、第1ゲート234及び第6不純物拡散層261上方に形成されている。第3強誘電体膜264は第3下部電極263上に形成されている。第3上部電極265は第3強誘電体膜264上及び第1ゲート234上方に形成されている。
【0206】
第3金属コンタクト266は第3上部電極265上に形成されている。第2金属プラグ267は第5不純物拡散層260に接続されている。第2金属層268は第1ゲート234及び第5不純物拡散層260上方に形成され、第3金属コンタクト266及び第2金属プラグ267に接続されている。
【0207】
第3キャパシタは第3下部電極263、第3強誘電体膜264、及び第3上部電極265を有している。
【0208】
第3メモリセルは第3セルトランジスタ431と第3キャパシタとを有している。
【0209】
第4セルトランジスタ432は第2ゲート237、第6不純物拡散層261、及び第7不純物拡散層269を有している。第7不純物拡散層269は第2ゲート237に隣接している。
【0210】
第4上部電極270は第2ゲート237上方に形成されている。第4金属コンタクト271は第4上部電極270上に形成されている。第3金属層272は第2ゲート237及び第7不純物拡散層269上方に形成され、第4金属コンタクト271に接続されている。第4キャパシタは第3下部電極263、第3強誘電体膜264、及び第4上部電極270を有している。
【0211】
第4メモリセルは第4セルトランジスタ432及び第4キャパシタを有している。
【0212】
ブロック選択トランジスタ433は第8不純物拡散層260、第3ゲート252、第9不純物拡散層273を有している。第9不純物拡散層273は半導体基板230上に形成され、第3ゲート252に隣接している。
【0213】
第3金属プラグ274は第9不純物拡散層273に接続されている。第4金属層275は第3金属プラグ274に接続されている。第4下部電極276は第3ゲート252上方に形成されている。第4強誘電体膜277は第4下部電極276上に形成される。第2ダミー上部電極278は第4強誘電体膜277上に形成される。
【0214】
階層ワード線255は第2ダミー上部電極278上に形成されている。
【0215】
第3メモリセル、第4メモリセル及びブロック選択トランジスタは同一メモリセルブロックに含まれる。
【0216】
第2ビット線280がメモリセルブロック上に形成される。
【0217】
図10に含まれる各構成は絶縁層257で被覆される。
【0218】
図10に示される構成は図9中でメモリセルブロックの長手方向に繰り返し配置される。
【0219】
なお、プレート線近傍の構成は第1の実施の形態と同様であるので、説明は省略される。
【0220】
図10に示されるブロック選択トランジスタ427が選択された場合、図10に示されるメモリセルブロックが選択されて、第2ビット線280に接続され、図9に示されるメモリセルブロックは選択されず、第1ビット線256とは接続されない。
【0221】
ブロック選択トランジスタの面積が、1層目の金属配線のデザインルールで決定されないように、下部電極配線にて通過ゲートの両端の素子領域を接続し、その上を、階層ワード線が通過できるようになる。
【0222】
ここで、COP構造(Capacitor On Plug)をとっているため、プラグをキャパシタ領域中に設けることができ、プラグ分の面積を縮小することが可能となり、高集積化に有効である。
【0223】
上記のメモリブロック選択方法では、隣接するメモリセルブロック対を選択するようにフォールデッドビット線方式が用いられる。フォールデッドビット線方式では、図34に示されるようにブロック選択線の伸張方向に隣接して配置される各メモリセルブロックに接続された相補ビット線の一対が交互に活性化される。
【0224】
この実施の形態では、階層ワード線の配線数を増やす必要がなく、ブロック選択トランジスタの面積を増加させる必要もない。
【0225】
この第2の実施の形態によれば、素子分離絶縁膜をはさんだ下部電極を用いて、直接接続がなされている。この実施の形態の直接接続では、階層ワード線を配置するための素子分離領域周辺のスペースを顕著に削減できる。
【0226】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は図11乃至図14を用いて説明される。
【0227】
図11において、“K−L”線上での断面図は図12に示される。図11中の各構成要素の横方向位置に対応して、図12中で、各構成要素は横方向位置がそれぞれ位置されている。
【0228】
図12に示されるように、P型半導体基板300が用意される。第1セルトランジスタ301は、第1不純物拡散層302、第2不純物拡散層303、及び第1ゲート304を有している。第2セルトランジスタ305は、第2不純物拡散層303、第3不純物拡散層306、及び第2ゲート307を有している。
【0229】
第1キャパシタはそれぞれが第1ゲート304上方に形成された第1下部電極308、第1強誘電体膜309、及び第1上部電極310を有している。第1下部電極308は第1不純物拡散層302及び第1ゲート304上方に形成され、第1ポリシリコンプラグ311を介して、第1不純物拡散層302に接続されている。
【0230】
第1金属プラグ312は第2不純物拡散層303に接続されている。第1金属層313はこの第1金属プラグ312に接続されている。また、この第1金属層313は第1金属コンタクト314を介して、第1上部電極310に接続されている。
【0231】
第1セルトランジスタ301及び第1キャパシタが第1メモリセルを構成している。
【0232】
第2キャパシタはそれぞれが第2ゲート307上方に形成された第2下部電極315、第2強誘電体膜316、第2上部電極317を有している。第2下部電極315は第3不純物拡散層306及び第2ゲート307上方に形成され、第2ポリシリコンプラグ318を介して第3不純物拡散層306に接続されている。第2金属コンタクト319は第1金属層313と、第2上部電極317との間に接続されている。
【0233】
ここで、第2セルトランジスタ305と第2キャパシタは第2メモリセルを構成している。
【0234】
素子分離領域320は半導体基板300上に形成され、第1不純物拡散層302に隣接して設けられている。第4不純物拡散層321は半導体基板300上に形成され、素子分離領域320に隣接されている。通過ワード線322は素子分離領域320上に形成されている。
【0235】
第2金属プラグ323は第4不純物拡散層321に接続されている。第2金属層324は第2金属プラグ323に接続されている。ビット線コンタクト325は第2金属層324とビット線326との間に接続されている。
【0236】
ここで、第1ダミー上部電極327は第1強誘電体膜309上及び、通過ワード線322上方に形成されている。この第1ダミー上部電極327はどのセルトランジスタにも接続されていない。
【0237】
第1階層ワード線328は第1ダミー上部電極327上方に形成されている。この第1階層ワード線328は第1ダミー上部電極327よりも狭い幅を有している。
【0238】
第1メモリセル及び第2メモリセルはともに同一メモリセルブロック内に存在する。
【0239】
ビット線326はメモリセルブロック上方に配置されている。
【0240】
図12に示された構成はメモリセルブロックの長手方向に繰り返し配置される。
【0241】
図12に示された構成は絶縁層329によって被覆される。
【0242】
この図12では、ブロック選択トランジスタは図示を省略しているが、図12中で、第4不純物拡散層321の左外側に位置している。
【0243】
上述の通り、第1ダミー上部電極327は第1金属層313や第2金属層324から分離されている。そのため、第1ダミー上部電極327はキャパシタとしての動作を行わない。
【0244】
この実施の形態ではダミー上部電極下には強誘電体膜及び下部電極が存在する。
【0245】
しかし、ダミー上部電極下には必ずしも強誘電体膜又は下部電極を設ける必要はない。ダミー上部電極は絶縁層上に設けることができ、強誘電体膜無しで下部電極上に設けることも、下部電極が存在しない強誘電体膜上にも設けることができる。
【0246】
ダミー上部電極の大きさは他の上部電極と同じ大きさとすることができる。場合により、ダミー上部電極は他の上部電極より小さくすることも、大きくすることもできる。
【0247】
ダミー上部電極の大きさが他の上部電極よりも大きい場合、ブロック選択トランジスタは通常の大きさよりも大きくする必要がある。
【0248】
上述の構成では、ダミー上部電極下に強誘電体膜及び下部電極は隣接する他のメモリセルと共通して使用されている。しかし、ダミー上部電極下の強誘電体膜又は下部電極はダミー上部電極のために個別に設けてもよい。
【0249】
上述の各構成のサイズは第1の実施の形態と同様なサイズを用いることができる。
【0250】
図11に示される半導体記憶装置の図11中で“M−N”線上の断面構成は図12に示される断面構成と同一である。すなわち、この実施の形態ではワード線が伸張する方向に隣接するメモリセルブロック同士で、同一な構成となっている。
【0251】
本実施の形態で図34におけるプレート線周辺の構成は図13及び図14に示される。上面図は図13に示され、図13中の“O−P”線上の断面図は図14に示される。図13中の各構成要素の横方向位置に対応して、図14中で、各構成要素はそれぞれが対応した横方向位置に配置されている。
【0252】
第5不純物拡散層330は半導体基板300上に設けられている。第3ゲート331は半導体基板300上に設けられ、第5不純物拡散層330に隣接されている。第6不純物拡散層332は、半導体基板300上に設けられ、第3ゲート331に隣接されている。第5不純物拡散層330、第3ゲート331、及び第6不純物拡散層332は第3セルトランジスタ434を構成している。
【0253】
第3ポリシリコンプラグ333は、第6不純物拡散層332に接続されている。第3下部電極334は第3ポリシリコンプラグ333に接続され、第6不純物拡散層332及び第3ゲート331上に形成されている。第3強誘電体膜335は第3下部電極334上に形成されている。第3上部電極336は第3強誘電体膜335上及び第3ゲート331上方に形成されている。第3金属プラグ337は第5不純物拡散層330上に形成されている。第3下部電極334、第3強誘電体膜335、及び第3上部電極336は第3キャパシタを構成している。
【0254】
第3セルトランジスタ434と第3キャパシタとが第3メモリセルを構成している。
【0255】
第4ゲート338は半導体基板300上に形成され、第6不純物拡散層332に隣接されている。第7不純物拡散層339は半導体基板300上に形成され、第4ゲート338に隣接されている。第4セルトランジスタ435は第6不純物拡散層332、第4ゲート338、及び第7不純物拡散層339を有している。
【0256】
第4金属プラグ340は、第7不純物拡散層339に接続されている。
【0257】
第2ダミー上部電極341は、第3強誘電体膜335上及び第4ゲート338上方に形成されている。
【0258】
第3金属コンタクト342は第3上部電極336に接続されている。
【0259】
第3金属層343は第3金属プラグ337及び第3金属コンタクト342に接続されている。
【0260】
第1プレート線344は第4金属プラグ340上に形成されている。
【0261】
第2プレート線345は図14に示されたメモリセルブロックとは別のメモリセルブロックのためのもので、第2ダミー上部電極341上方に形成され、垂直方向において第3金属層343及び第1プレート線344と同一位置に配置されている。
【0262】
第2ダミー上部電極341を設けることで、プレート線に隣接する上部電極間の空間が小さくなり、プレート線近傍の上部電極が存在しない空間の増加を防止できる。
【0263】
従って、回路動作を行う上部電極はメモリセルブロックの最外側に位置することがなくなり、どの部分においても上部電極間の一定間隔が保たれる。
【0264】
この第3の実施の形態によれば、ダミー上部電極をブロック選択トランジスタ又は、プレート線近傍に配置することで、キャパシタ特性が向上できる。
【0265】
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態で示された半導体記憶装置の製造方法について図15乃至図22を用いて説明する。なお、図15乃至図22は図1における“AR−B”部分に対応していて、各構成要素の位置は対応した位置に配置されている。
【0266】
図15に示されるように、半導体基板10上に素子分離領域35、第1乃至第4不純物拡散層11,12,14,16、第1乃至第3ゲート13,15,17、通過ワ−ド線36、絶縁層60、第1、第2ポリシリコンプラグ21,29を順次形成する。
【0267】
ここで、素子分離領域35は、半導体基板10上に0.3μm程度の溝を形成する。次にTEOSガスとオゾンガスの混合ガスを用いて、基板全面に約1.5μmのSiO2膜を気相成長法により堆積させる。これにより、溝にSiO2からなる素子分離絶縁膜が埋め込まれ、素子形成領域が得られる。
【0268】
この後、ゲート絶縁膜(図示せず)を介して、ポリシリコン/WSi積層膜による第1乃至第3ゲート電極13,15,17を形成し、ソース、ドレインとなる第1乃至第4不純物拡散層11,12,14,16を形成してMOSトランジスタを得る。
【0269】
次に、図16に示されるように、絶縁層60及び第1、第2ポリシリコンプラグ21,29上に下部電極層18,26、強誘電体膜19,27、上部電極層20,25,28を順次形成する。すなわち、絶縁層60を全面に形成した後、CMP法を用いて、基板表面を平坦化した後、全面にキャパシタの下部電極膜18,26としてのTi/Pt膜、強誘電体PZT膜19,27、及びキャパシタの上部電極20,28、ダミー上部電極25としてPt膜を順次堆積する。強誘電体膜は膜堆積後(もしくはこの上にPt膜を堆積後)のアニ−ルにより結晶化される。
【0270】
次に図17に示されるように第1上部電極20、第1ダミー上部電極25、第2上部電極28をそれぞれレジストを用いてエッチングして形成する。すなわち、強誘電体キャパシタ又はダミー上部電極を形成する部分のみに上部電極膜を残す。
【0271】
次に図18に示されるように第1強誘電体膜19、第2強誘電体膜27、第1下部電極18、第2下部電極26をそれぞれエッチングにより形成する。さらに第1下部電極18、第2下部電極26下方以外の絶縁層60を除去する。
【0272】
次に図19に示されるように全面に絶縁層60を堆積する。CMP法により、表面の平坦化を行う。
【0273】
次に図20に示されるように第1上部電極20及び第2上部電極28上の絶縁層60を除去して、絶縁層60中に開口部を設ける。
【0274】
次に図21に示されるように第1不純物拡散層11及び第3不純物拡散層14上の絶縁層60を除去して、開口部を設ける。
【0275】
次に図22に示されるように絶縁層60中に設けられた開口部にアルミニウムなどの金属からなる金属層を形成して、第1金属プラグ22、第1金属層23、第1金属コンタクト24、第2金属コンタクト30、第2金属プラグ31、第1ビット線コンタクト32を形成する。
【0276】
次に、図22に示された表面にさらに絶縁層60を形成し、第2ビット線コンタクト形成予定部にコンタクトホールを設け、そのホール中に第2ビット線コンタクト33を形成し、その上に第1ビット線34を形成し、さらに全面に絶縁層60を形成して、図1の構造が完成する。すなわち、第1ビット線34として、Ti/TiN/AlのAl積層膜を基板全面に堆積し、RIE法を用いて、所望形状の第1ビット線34が形成される。
【0277】
上記のような製造方法を採用することで、ダミー上部電極を通常の上部電極と同じ工程で製造することができ、マイクロローディング効果の影響無しに高精度のキャパシタを製造することが可能となる。
【0278】
(第5の実施の形態)
上述の各実施の形態では、COP型のキャパシタ構造に本発明を適用した例を示したが、本発明はCOP型に限定されるものではなく、図23及び24に示されるようにキャパシタがセルトランジスタの真上ではなく、メモリセルブロックの短手方向に離間して設けられたオフセット型の半導体記憶装置にも適用できる。
【0279】
図23は本実施の形態の上面図を示したものである。図23中で、“Q−R”線上の断面図が図24に示される。図23中の各構成要素の横方向位置に対応して、図24中に各構成要素はそれぞれの横方向位置に配置されている。
【0280】
図23では、メモリセルブロックが図中左右方向に延伸して上下2組形成されている。
【0281】
この形態では、半導体基板350上に第1乃至第3不純物拡散層351、355、377が形成されている。この第1不純物拡散層351に隣接して、第1素子分離領域353が形成され、この第1素子分離領域353上には第1ゲート352が形成されている。
【0282】
この第1不純物拡散層351、第1ゲート352及び図23中で素子領域381と図示される不純物拡散層の内、第1不純物拡散層351と反対側面で第1ゲートに面した領域がブロック選択トランジスタを構成している。第1素子分離領域353と第2不純物拡散層355との間の半導体基板350上には第2ゲート354が形成されている。
【0283】
さらに第2不純物拡散層355から離間して、近接した半導体基板350中に第2素子分離領域357が設けられている。第2不純物拡散層355と第2素子分離領域357との間の半導体基板上には第3ゲート356が形成されている。第1不純物拡散層351には隣接して、第3素子分離領域358が設けられ、この第3素子分離領域358上には通過ワード線359が形成されている。
【0284】
第1ゲート352、第1素子分離領域353、第2ゲート354上方には第1下部電極360、第1強誘電体膜361が積層されている。この第1強誘電体膜361上で、第2ゲート354上方には第1上部電極362が形成されている。
【0285】
また、第1強誘電体膜361上で、第1ゲート352上方には第1ダミー上部電極363が形成されている。なお、第1下部電極360には引き出し用の第1金属コンタクト364が第1強誘電体膜361の一部分を貫通して設けられている。この第1金属コンタクト364は第1の1層目金属層365に接続されている。
【0286】
この第1の1層目金属層365は、図23に点線で囲まれて示される素子領域中の拡散層(図示せず)の第1金属コンタクト364とメモリセルブロックの長手方向において同一位置にコンタクト450を介して接続される。
【0287】
第1上部電極362上には第2金属コンタクト366が設けられている。この第2金属コンタクト366は第2の1層目金属層367に接続されている。
【0288】
第2不純物拡散層355には第1金属プラグ368が接続され、この第1金属プラグ368は第2の1層目金属層367に接続されている。
【0289】
第3ゲート356及び第2素子分離領域357上方には第2下部電極369が設けられている。この第2下部電極369上には、第2強誘電体膜370が設けられている。この第2強誘電体膜370上で、第3ゲート356上方には第2上部電極372が設けられている。
【0290】
この第2上部電極372は第3金属コンタクト373を介して、第2の1層目金属層367に接続されている。なお、第2下部電極369には引き出し用の第4金属コンタクト374が第2強誘電体370の一部分を通過して設けられている。この第4金属コンタクト374は第3の1層目金属層375に接続されている。この第3の1層目金属層375は、図23に点線で示される素子領域中の拡散層(図示せず)の第1金属コンタクト374とメモリセルブロックの長手方向において同一位置にコンタクト451を介して接続される。
【0291】
第1の不純物拡散層351には第2金属プラグ376が接続されている。第3素子分離領域358の第1不純物拡散層351に接する面と対向する面には第5不純物拡散層377が形成されている。この第5不純物拡散層377には第1ビット線プラグ378が接続されている。この第1ビット線プラグ378は第2金属プラグ376と第4の1層目金属層379を介して接続されている。この第4の1層目金属層379は第1ビット線プラグ378上方でビット線コンタクト380に接続されている。このビット線コンタクト380は第4の1層目金属層の上方にある第1ビット線381に接続されている。
【0292】
このオフセット型半導体記憶装置では、図24に示された断面では、第1キャパシタの下部電極360は第1の1層目金属層365に接続されていて、セルトランジスタには接続されていないが、図23に示される通り、この1層目金属層から図23中の下方向に配線が延伸され第1セルトランジスタにコンタクトが設けられて、接続がなされている。
【0293】
このようにセルトランジスタが設けられた素子領域から離間した領域にキャパシタが設けられ、素子領域とキャパシタの上部電極及び下部電極とはそれぞれコンタクト及び1層目金属層を介して接続される。このため、セルトランジスタとキャパシタが別の領域に設けられていて、COP型の強誘電体メモリセル構造に比べて、面積が大きくなっている。
【0294】
上記各構成要素は絶縁層382によって被覆されている。
【0295】
このように第5の実施の形態はメモリセルに使用しているキャパシタが最外周にこない様に、ブロック選択トランジスタ上部に、いずれのセル単位、拡散層、ゲート電極にも接続されていないダミーのキャパシタを配置する。
【0296】
この第5の実施の形態によれば、ブロック選択トランジスタ近傍に設けられたダミー上部電極を用いることで、メモリキャパシタの特性を向上することができる。
【0297】
(第6の実施の形態)
第5の実施の形態の構造の製造方法について、図25乃至図33を用いて説明する。図25乃至図33は図24に対応した工程図となっている。
【0298】
図25に示されるように半導体基板350上に第1乃至第3不純物拡散層351、355、377、第1素子分離領域353、第2素子分離領域357、第3素子分離領域358、第1乃至第4ゲート352、354、356、359がそれぞれ設けられる。この表面に絶縁層382が形成される。ここで、絶縁層382はLP−CVD法により形成され、例えば、BPSG膜などの層間絶縁膜である。この絶縁膜382はCMPにより表面が平坦化される。
【0299】
その後、第1金属プラグ368形成予定領域、第2金属プラグ376形成予定領域。ビット線プラグ378形成予定領域が除去され、それぞれタングステンなどからなる金属膜が埋め込まれる。なお、金属膜に替えて、ポリシリコン膜を埋め込んでも良い。
【0300】
次に図26に示されるように表面全面に絶縁層400、401、下部電極層360,369、強誘電体層361,370、上部電極層362,363,372が形成される。ここでは、表面全面にまず、LP−CVD法により薄いシリコン窒化膜400が形成され、この上にさらにLP−CVD法又はプラズマCVD法あるいは常圧CVD法により薄いシリコン酸化膜401が形成される。
【0301】
下部電極層360,369としてTiN,Ti,Pt導電膜が順にスパッタ蒸着され、キャパシタ絶縁膜用の強誘電体膜361,370としてPZT膜が形成され、さらにキャパシタ上部電極362,363,372としてPt導電膜がスパッタ蒸着される。
【0302】
次に図27に示されるようにエッチングにより上部電極層が所定の形状に形成され、第1上部電極362、第1ダミー上部電極363、及び第2上部電極372が形成される。
【0303】
次に図28に示されるようにRIE法を用いたエッチングにより、上方より順に第1強誘電体膜361、第2強誘電体膜370、第1下部電極360、第2下部電極369が形成される。
【0304】
次に図29に示されるように全面にプラズマCVD法を用いて、絶縁層382を形成して、CMP法により表面が平坦化される。
【0305】
次に図30に示されるように1層目金属層に相当する第1の1層目金属層365、第2の1層目金属層367、第3の1層目金属層375、第4の1層目金属層379形成予定領域の絶縁層382を除去する。
【0306】
次に図31に示されるように第1金属コンタクト364、第2金属コンタクト366、第3金属コンタクト373、第4金属コンタクト374形成予定領域についてそれぞれ、絶縁層382をエッチング除去する。第1金属コンタクト364、第4金属コンタクト374形成予定領域については、第1、第2強誘電体膜361,370もエッチング除去する。
【0307】
次に、図32に示されるように第1金属プラグ368形成予定領域、第2金属プラグ376形成予定領域、及びビット線プラグ378形成予定領域の絶縁層382をエッチング除去する。
【0308】
次に、図33に示されるようにそれぞれの形成予定領域中にアルミニウムなどからなる金属層を形成して、第1金属コンタクト364、第1の1層目金属層365、第2金属コンタクト366、第2の1層目金属層367、第1金属プラグ368、第3金属コンタクト373、第4金属コンタクト374、第3の1層目金属層375、第2金属プラグ376、ビット線プラグ378、第4の1層目金属層379を形成する。
【0309】
ついで、絶縁層382を全面に形成し、ビット線コンタクト380形成予定領域をエッチングする。
【0310】
ついで、ビット線コンタクト形成予定領域に金属層を形成して、ビット線コンタクト380を形成する。
【0311】
ついで、ビット線コンタクト380に接続して、第4の1層目金属層379上方にビット線381を形成して、図24に示される構造が完成する。
【0312】
このようにオフセット型半導体記憶装置の製造方法においても、ダミー上部電極を通常の上部電極と同じ工程で製造することができ、マイクロローディング効果の影響無しに高精度のキャパシタを製造することが可能となる。
【0313】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0314】
【発明の効果】
本発明によれば、メモリセルのキャパシタ特性をメモリセルブロック内の位置に依らず、均一にした半導体記憶装置及びその製造方法を提供できる。
【0315】
又、本発明によれば、配線層数を増大させること無く、ブロック選択トランジスタ部の面積を大きくさせずに、階層ワード線を配置して、高密度化された半導体記憶装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“A−B”線上の断面図。
【図2】 第1の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す上面図。
【図3】 第1の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す図2の右側部分の上面図。
【図4】 第1の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“AR−BR”線上の断面図。
【図5】 第1の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“C−D”線上の断面図。
【図6】 第1の実施の形態のプレート線近傍の構成を示す上面図。
【図7】 第1の実施の形態のプレート線近傍の構成を示す“E−F”線上の断面図。
【図8】 第2の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す上面図。
【図9】 第2の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“G−H”線上の断面図。
【図10】 第2の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“I−J”線上の断面図。
【図11】 第3の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す上面図。
【図12】 第3の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“K−L”線上の断面図。
【図13】 第3の実施の形態のプレート線近傍の構成を示す上面図。
【図14】 第3の実施の形態のプレート線近傍の構成を示す“O−P”線上の断面図。
【図15】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図16】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図17】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図18】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図19】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図20】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図21】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図22】 本発明の第4の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図23】 本発明の第5の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す上面図。
【図24】 本発明の第5の実施の形態のブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“Q−R”線上の断面図。
【図25】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図26】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図27】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図28】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図29】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図30】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図31】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図32】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図33】 本発明の第6の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法の一工程を示す断面図。
【図34】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリの構成を示す回路図。
【図35】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す上面図。
【図36】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“S−T”線上の断面図。
【図37】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのブロック選択トランジスタ近傍の構成を示す“U−V”線上の断面図。
【図38】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのプレート線近傍の構成を示す上面図。
【図39】 従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリのプレート線近傍の構成を示す“W−X”線上の断面図。
【図40】 (A)従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリの製造工程の一工程でのブロック選択トランジスタプレート線近傍の構成を示す上面図。(B)従来のTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリの製造工程の一工程でのブロック選択トランジスタプレート線近傍の構成を示す“Y−Z”線上の断面図。
【符号の説明】
1 メモリセルブロック
2 ワード線選択回路
3 センスアンプ
4 セルトランジスタ
5 強誘電体キャパシタ
6,433 ブロック選択トランジスタ
10,230、300、350 半導体基板
11,232,302,351 第1不純物拡散層
12,233,303,355 第2不純物拡散層
13、234,304、352 第1ゲート
14,236,306、377 第3不純物拡散層
15,237,307、354 第2ゲート
16,251,321、357 第4不純物拡散層
17,252、331、356 第3ゲート
18,238,308,360 第1下部電極
19.239,309,361 第1強誘電体膜
20,240,310、362 第1上部電極
21,241,311 第1ポリシリコンプラグ
22,242,312、368 第1金属プラグ
23,243,313,367 第1金属層
24,244.314、364,374 第1金属コンタクト
25,254,327、363 第1ダミー上部電極
26,245,315、369 第2下部電極
27,246,316、370 第2強誘電体膜
28,247,317、372 第2上部電極
29,248,318 第2ポリシリコンプラグ
30,249,319、366 第2金属コンタクト
31,323,378 第1ビット線プラグ
32 第1ビット線コンタクト
33,325 第2ビット線プラグ
34,256,381 第1ビット線
35 第1素子分離領域
36,322、359 第1通過ワード線
37,263,334 第3下部電極
38,264,335 第3強誘電体膜
39,278,341 第2ダミー上部電極
40、260,330,377 第5不純物拡散層
41,267,323、337,376 第2金属プラグ
42,338 第4ゲート
43,261,332 第6不純物拡散層
44,253,333 第3ポリシリコンプラグ
45,276 第4下部電極
46,277 第4強誘電体膜
47,265,336 第3上部電極
48,266,342、373 第3金属コンタクト
49 第5ゲート
50,269,339 第7不純物拡散層
51,270 第4上部電極
52,271,374 第4金属コンタクト
53,272,343,413 第3金属層
60,257,329、382,400,401 絶縁層
61 第6ゲート
62 第10不純物拡散層
63 第5上部電極
64 第5金属プラグ
65 第5金属層
66 第5金属コンタクト
67 第7ゲート
68 第11不純物拡散層
69,262 第4ポリシリコンプラグ
70 第5下部電極
71 第5強誘電体膜
72 第6上部電極
73 第6金属コンタクト
74 第12不純物拡散層
75 第13不純物拡散層
76 第5ポリシリコンプラグ
77 第6下部電極
78 第6強誘電体膜
79 第7上部電極
80 第7金属コンタクト
81 第6金属プラグ
82 第6金属層
83 第14不純物拡散層
84 第8上部電極
85 第8金属コンタクト
86 第7金属層
87、280 第2ビット線
88 第15不純物拡散層
89 第6金属プラグ
90 第7下部電極
91 第7強誘電体膜
92 第3ダミー上部電極
93 第16不純物拡散層
94 第8ゲート
95 第17不純物拡散層
96 第6ポリシリコンプラグ
97 第8下部電極
99 第8強誘電体膜
200 第9上部電極
201 第7金属プラグ
202 第9ゲート
203 第18不純物拡散層
204 第7ポリシリコンプラグ
205 第9下部電極
206 第9強誘電体膜
207 第10上部電極
208 第9金属コンタクト
209 第10金属コンタクト
210 第8金属層
211 第4ダミー上部電極
212,344 第1プレート線
213 第8金属プラグ
214、345 第2プレート線
215 第11金属コンタクト
216 第11上部電極
217 第10強誘電体膜
218 第10下部電極
231,301、420 第1セルトランジスタ
235、305,421 第2セルトランジスタ
250,320 素子分離領域
252,322、359 通過ワード線
255,328 第1階層ワード線
260、273 415 第8不純物拡散層
268,324、379 第2金属層
273、417 第9不純物拡散層
274,337、412 第3金属プラグ
275,413 第4金属層
325,380 ビット線コンタクト
326 ビット線
340、414 第4金属プラグ
353 第1素子分離領域
357,410 第2素子分離領域
358 第3素子分離領域
365 第1の1層目金属層
367 第2の1層目金属層
375 第3の1層目金属層
379 第4の1層目金属層
411 第2通過ワード線
416 第6ゲート
422 第2ブロック選択トランジスタ
423,431,434 第3セルトランジスタ
424,432,435 第4セルトランジスタ
425 第5セルトランジスタ
426 第6セルトランジスタ
427 第7セルトランジスタ
428 第8セルトランジスタ
429 第9セルトランジスタ
430 第10セルトランジスタ
450,451 コンタクト

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    この半導体基板上に形成され、ゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第1拡散層及び第2拡散層を有し、連続して直列に前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように接続された複数のメモリトランジスタを有するメモリトランジスタ群と、
    一対一で前記複数の第1拡散層に接続された複数のプラグ電極と、
    前記半導体基板上に形成され、前記メモリトランジスタ群中の一端の1つのメモリトランジスタに隣接して設けられ、拡散層及びゲートを有するブロック選択トランジスタと、
    前記メモリトランジスタ群の一端の前記第2拡散層に接続された第1配線と、
    前記プラグ電極に接続された下部電極と、
    この下部電極上に形成された強誘電体膜と、
    この強誘電体膜上に形成され、前記第1配線に接続された第1上部電極と、
    前記ブロック選択トランジスタの上方の前記強誘電体膜上に形成され、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記ブロック選択トランジスタ、及び前記第1配線から分離された第2上部電極と、
    前記半導体基板、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記第1上部電極、前記第2上部電極、前記強誘電体膜及び前記下部電極のそれぞれの上方に形成された絶縁層と
    を具備し、
    前記第2上部電極と前記第2上部電極と隣接する前記メモリセルの前記第1上部電極との距離が、隣接するメモリセルの同一下部電極上に形成された前記第1上部電極同士の距離と等しいことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1上部電極は前記メモリトランジスタのゲート上に形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 半導体基板と、
    この半導体基板上に形成され、第1拡散層、第2拡散層及びゲートを有するメモリトランジスタと、
    前記メモリトランジスタの前記第2拡散層に接続された第1配線と、
    前記プラグ電極に接続された下部電極と、
    この下部電極上に形成された強誘電体膜と、
    この強誘電体膜上に形成され、前記第1配線に接続された第1上部電極とを単位とするメモリセルが前記第1及び第2の拡散層を共有するように直列接続されたメモリセルブロックと、
    前記メモリセルブロックの終端部に配置され、拡散層及びゲートを有するブロック選択トランジスタと、
    前記ブロック選択トランジスタの上方の前記強誘電体膜上に形成され、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記ブロック選択トランジスタ及び前記第1配線から分離された第2上部電極と、
    前記半導体基板、前記メモリトランジスタ、前記プラグ電極、前記第1上部電極、前記第2上部電極、前記強誘電体膜及び前記下部電極のそれぞれの上方に形成された絶縁膜と
    を具備し、
    前記第2上部電極と前記第2上部電極と隣接する前記メモリセルの前記第1上部電極との距離が、隣接するメモリセルの同一下部電極上に形成された前記第1上部電極同士の距離と等しいことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第2上部電極は前記第1上部電極よりもその面積が小さいことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  5. 半導体基板と、
    この半導体基板上に形成され、それぞれが第1拡散層、ゲート、このゲートを挟んで前記第1拡散層に対向する位置に形成された第2拡散層、前記第1拡散層に接続されたプラグ電極、このプラグ電極に接続された下部電極、この下部電極上に形成された強誘電体膜、前記強誘電体膜上に形成された上部電極層、前記第2拡散層に接続された配線層、この配線層に接続された前記上部電極を有し、直列に前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように接続された複数のメモリセルと、
    この複数のメモリセルの一端に隣接して設けられたブロック選択トランジスタと、
    前記第2拡散層に隣接し、かつ、前記ブロック選択トランジスタ上方に設けられ、前記メモリセルから分離された第1導電層と、
    前記ブロック選択トランジスタの上方の前記強誘電体膜上に形成され、前記メモリセル、前記プラグ電極、前記ブロック選択トランジスタ及び前記配線層から分離された第2導電層と、
    前記第2導電層上方に設けられたプレート配線と
    を具備し、
    前記第導電層と前記第導電層に隣接する前記メモリセルの前記上部電極との距離が、隣接するメモリセルの同一下部電極上に形成された前記上部電極同士の距離と等しいことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 半導体基板と、
    この半導体基板上に形成され、第1拡散層、第2拡散層、この第1拡散層及び第2拡散層の間に設けられた第1ゲートを有し、前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように直列に接続された複数のメモリトランジスタと、前記第1拡散層に接続された下部電極、この下部電極上に形成された第1強誘電体膜、及びこの第1強誘電体膜上に形成され、前記第2拡散層に接続された第1上部電極を有し、前記第1拡散層及び前記第2拡散層を共有するように直列に接続された複数のメモリセルとを備えたメモリセルブロックと、
    前記半導体基板上に形成され、前記メモリセルブロックの一端のメモリトランジスタの第1拡散層に隣接して設けられた素子分離領域と、
    前記半導体基板上に形成され、前記素子分離領域に隣接して設けられ、第3拡散層、第4拡散層及び第2ゲートを有するブロック選択回路と、
    この素子分離領域上に設けられ、前記メモリセルブロックの一端のメモリセルの下部電極及び前記第3拡散層に接続された第1導電層と
    前記第1導電層上に設けられた第2強誘電体膜と、この第2強誘電体膜上に設けられ、
    前記メモリセルブロック、前記第1導電層、前記第2強誘電体膜、前記第3拡散層、前記第4拡散層及び前記第2ゲートから分離された第2導電層を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 前記第1導電層は前記下部電極と同一材料であり、前記下部電極と垂直方向で同一位置にあることを特徴とする請求項6載の半導体記憶装置。
  8. 前記下部電極上方に形成され、前記第1ゲートに信号を供給する配線をさらに具備することを特徴とする請求項6または7の半導体記憶装置。
  9. 半導体基板上にゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第1拡散層及び第2拡散層を有するセルトランジスタを形成する工程と、
    前記半導体基板上にゲート及びこのゲートを挟んで対向して配置された第3拡散層及び第4拡散層を有し、前記セルトランジスタに隣接するブロック選択トランジスタを形成する工程と、
    前記セルトランジスタ及びブロック選択トランジスタの上方に前記第1拡散層に接続された下部電極層を形成する工程と、
    この下部電極層上に強誘電体膜を形成する工程と、
    この強誘電体膜上に上部電極層を形成する工程と、
    この上部電極層を複数の第1の上部電極からなる第1の上部電極群と、前記第1の上部電極群の一端に隣接し、前記第1の上部電極群からの距離が前記第1の上部電極同士の距離と等しい距離をおいて第2の上部電極に形成する工程と、
    前記下部電極層及び強誘電体膜をキャパシタ形状に形成する工程と、
    第1の上部電極を前記第2拡散層に接続する配線層を形成する工程と、
    前記半導体基板、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタ、下部電極層、強誘電体膜、配線層、第1の上部電極及び第2の上部電極を絶縁層にて被覆して、前記第2の上部電極を前記強誘電体膜以外から絶縁させる工程と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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