JP4456785B2 - 月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法 - Google Patents

月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法に関し、更に詳述すると、月桃葉及び茎抽出物を利用する場合の障害となる苦味や渋味等の不快な呈味を解消することができる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
月桃は、ショウガ科ハナミョウガ属に属する熱帯〜亜熱帯原産の植物であり、全草に独特の芳香を有し、沖縄ではサンニンと呼ばれ、古来から健胃整腸、食欲増進、毒虫刺され、咳止め等の薬効を有する漢方薬として用いられているものである。
【0003】
また、月桃葉及び茎抽出物は、本願出願人の鋭意研究により、人の皮膚の線維芽細胞におけるコラーゲン産生促進作用、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同様の作用を有するエストロゲン様作用、コラーゲンの減少・変性に関与するコラゲナーゼ活性阻害作用を有し、皮膚の老化を防止及び/又は改善できることが既に知見されている(特開2001−316275号公報)。
【0004】
そこで、月桃の葉及び茎から有効成分を抽出し、活性の強い月桃葉及び茎抽出物を飲料に添加して飲用するか、又は飲食物に添加して摂取することが試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、月桃葉及び茎抽出物は、有効成分それ自体が苦味及び渋味を強く感じさせる不快な味を有するため飲用又は飲食に適さず、またそれを飲食物に配合すればその飲食物本来の風味を著しく損なうか、味の調和をとることが困難となり、広汎な利用が妨げられているという問題がある。
【0006】
本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、苦味及び渋味等の不快な呈味が利用の妨げとなっていた月桃葉及び茎抽出物の呈味を改善し得、飲料や飲食物の形での摂取を容易にすることができ、幅広い分野に有効利用を図ることができる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を進めた結果、月桃葉及び茎抽出物に糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物を配合することにより、これら各成分が相乗的に働いて、苦味及び渋味等の不快な呈味を効果的に抑えることができ、優れた作用効果を有する月桃葉及び茎抽出物を飲料や飲食物の形で安全かつ安価に提供できることを知見し、本発明をなすに至った。
【0008】
即ち、本発明は、下記の月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法を提供する。
【0009】
請求項1の発明は、月桃葉及び茎抽出物1質量部に対してマルチトールを〜50質量部、乳糖を〜10質量部、クエン酸を0.5〜1質量部、エリスリトールを〜50質量部、マルトースを〜10質量部、キシリトールを10質量部、及びパラチノースを10質量部のいずれかを添加することにより、月桃葉及び茎抽出物の苦味及び渋味を抑え、総合的な美味しさ、味、匂いにおいて改善がみられ、繰り返して飲みたくなることを特徴とする月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法である。
請求項2の発明は、月桃葉及び茎粉末1質量部に対してマルチトールと乳糖を合計8.6質量部、エリスリトールとクエン酸とラクチュロースを合計7質量部、パラチノースとソルビトースを合計47質量部、キシリトールとマルチトールを合計5.3質量部及びソルビトールとクエン酸を合計25.1質量部のいずれかを添加することにより、月桃葉及び茎抽出物の苦味及び渋味を抑え、総合的な美味しさ、味、匂いにおいて改善がみられ、繰り返して飲みたくなることを特徴とする月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法である。
請求項3の発明は、飲食物全体に対し月桃葉及び茎抽出物組成物を0.1〜50質量%添加した請求項1又は2記載の月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法である。
【0010】
本発明によれば、月桃の葉及び茎抽出物の有する苦味及び渋味等の不快な味を、糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物を配合することにより、効果的に抑えることができる。また、月桃葉及び茎の有効成分に何ら影響を与えることなく、簡便な操作で安価に、しかも、後味が良く、総合的な美味しさと、繰り返して飲みたいという優れた特性を有する月桃葉及び茎抽出物組成物が得られる。更に、この月桃葉及び茎抽出物組成物を飲食物に添加しても、飲食物本来の風味を損うことがなく、しかも、味の調和をとることが容易なので、月桃葉及び茎抽出物を必要とする幅広い消費者、特に苦味及び渋味に敏感な女性などにも安心して気軽に摂取してもらえるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物は、(A)糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物と、(B)月桃葉及び茎抽出物とを含有するものである。
【0012】
ここで、月桃(Alpinia speciosa)は、上述したように、ショウガ科ハナミョウガ属に属する熱帯〜亜熱帯原産の植物であり、初夏には白い花が咲き、秋には赤い実をつけ、濃緑色の葉には独特の芳香を有する。沖縄では月桃はサンニンと呼ばれ、月桃の葉に餅を包んで蒸して、お菓子として食したり、また、月桃の茎は良質の繊維を含んでおり、紙、サトウキビの結束材、畳床などに使用しており、広く生活に密着した植物として親しまれている。
【0013】
前記月桃は古来より漢方薬として利用され、健胃整腸、食欲増進、毒虫刺され、咳止め等の薬効が知られており、月桃の葉及び茎抽出物には防虫抗菌、消臭効果、血栓予防効果があることも確認されている。また、月桃の葉及び茎抽出物は、特開2001−316275号公報に記載されているように、人の皮膚の線維芽細胞におけるコラーゲン産生促進作用、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同様の作用を有するエストロゲン様作用、及びコラーゲンの減少・変性に関与するコラゲナーゼ活性阻害作用を有し、皮膚の老化を防止及び/又は改善効果を備え、その広汎な利用が望まれている。
【0014】
本発明の組成物の(B)成分である月桃葉及び茎抽出物は、上記月桃葉及び茎を抽出原料とし、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法により得ることができる。
【0015】
例えば、月桃葉及び茎を生のまま又は乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。抽出に用いる溶媒としては、水、親水性有機溶媒又はこれらの混合溶媒を室温乃至溶媒の沸点程度の温度で用いることが好ましい。
【0016】
この場合、親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコールなどが挙げられ、これら親水性有機溶媒と水との混合溶媒などを用いることができる。なお、水と親水性有機溶媒との混合系溶媒を使用する場合には、低級アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部、低級脂肪族ケトンの場合は水10質量部に対して1〜40質量部、多価アルコールの場合は水10質量部に対して1〜90質量部添加することが好ましい。
【0017】
本発明において、月桃葉及び茎の有効成分を抽出するにあたり特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温乃至還流加熱下で、溶媒の種類や抽出規模に応じて任意の装置を用いて抽出を行うことができる。
【0018】
具体的には、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料を投入し、時々攪拌して可溶性成分を溶出する。その後、濾過して抽出残査を除き、得られた抽出液を濃縮、乾燥することにより、有効成分を含有する抽出物を得ることができる。抽出条件は、抽出溶媒として水を用いた場合には、通常50〜90℃で30分〜2時間程度である。また、抽出溶媒として水とエタノールとの混合溶媒を用いた場合には、通常40〜80℃で30分〜2時間程度である。なお、溶媒で抽出することにより得られる抽出液は、抽出溶媒が安全性の高いものであればそのまま配合することができる。
【0019】
なお、得られる抽出液を脱色、脱臭、活性向上等を目的として精製することもできる。
【0020】
このようにして得られる(B)成分の本発明の月桃葉及び茎抽出物は、そのままでは苦味や渋味等の不快な呈味を有しており、この呈味を改善するため、(A)成分の糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物を配合し、月桃葉及び茎抽出物組成物として利用に供される。
【0021】
上記(A)成分の糖アルコールとは、還元基を有する糖の還元基(アルデヒド基及びケトン基)を還元してアルコール基としたものをいい、この糖アルコールは発酵法などにより天然に産するもの、HやNaBH等の化学試薬で工業的に元の糖の還元基に水素を添加することにより製造することができる。
【0022】
このような糖アルコールとしては、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、パラチニット、ラクチトール、リビトール、還元澱粉糖化物などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
【0023】
前記(A)成分の甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類としては、グルコース、キシロース、ガラクトースなどが挙げられ、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類としてはマルトース(麦芽糖)、ラクトース(乳糖)、ラクチュロース、パラチノースなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。これらよりも甘味度が低い単糖類又は二糖類を用いたのでは呈味改善効果が発揮されない。一方、これらよりも甘味度が高い単糖類又は二糖類を用いると強い甘味によって全体に甘ったるくキレのないぼけた呈味となってしまう。
【0024】
前記(A)成分の可食性酸類としては、クエン酸、リンゴ酸、乳酸及びリン酸などが挙げられ、これらの1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
【0025】
本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物は、前記(A)糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる化合物の1種を単独で用いても勿論優れた呈味改善効果を奏するものであるが、これら化合物を2種以上組合わせることにより更に優れた呈味改善効果を発揮し得るものである。
【0026】
呈味改善に寄与する化合物を2種以上組合わせた例としては、例えば、月桃葉及び茎抽出物とマルチトールと乳糖とを配合してなる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物とエリスリトールとクエン酸とラクチュロースとを配合してなる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物とパラチノースとソルビトールとを配合してなる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物とキシリトールとマルチトールとを配合してなる月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物とソルビトールとクエン酸とを配合してなる月桃葉及び茎抽出物組成物などが好適である。
【0027】
前記月桃葉及び茎抽出物組成物の配合量は、(B)成分の月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して(A)成分の糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物を0.001〜5000質量部、より好ましくは0.01〜500質量部配合することが好ましい。呈味改善に寄与する(A)成分の化合物の配合量が多すぎると呈味の改善効果以外にそれ自体の甘味や酸味が強く感じられるようになる場合がある。一方、(A)成分の化合物の配合量が少なすぎると月桃葉及び茎抽出物に対する呈味改善効果が十分期待できなくなる場合がある。なお、呈味改善に寄与する化合物を2種以上組合わせて用いる場合の配合量は合計量で上記範囲を満たすものである。
【0028】
更に具体的な配合量は、配合する呈味改善に寄与する化合物の種類に応じて異なり、下記の通りであることが好ましい。
(1)糖アルコール
月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して糖アルコールを0.01質量部〜5000質量部、より好ましくは0.1質量部〜100質量部配合することが好ましい。
(2)甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類又は二糖類
月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類又は二糖類を0.01質量部〜5000質量部、より好ましくは0.1質量部〜100質量部配合することが好ましい。
(3)クエン酸等の可食性酸類
月桃葉及び茎抽出物1質量部に対してクエン酸等の可食性酸類を0.001質量部〜500質量部、より好ましくは0.005質量部〜50質量部配合することが好ましい。
【0029】
次に、本発明の月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法は、月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して糖アルコール、可食性酸類、甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である単糖類及び甘味度がショ糖の0.1〜0.7倍である二糖類から選ばれる少なくとも1種類の化合物を0.001〜5000質量部、好ましくは0.01〜500質量部添加し、同時に飲食することにより、月桃葉及び茎抽出物の苦味及び渋味を効果的に抑えることができるものである。
【0030】
よって、本発明組成物の配合方法は、同時に飲食させる以外には特段の制限はなく、月桃葉及び茎抽出物を製造する段階で呈味改善に寄与する化合物を予め配合しておいても良く、また、月桃葉及び茎抽出物と呈味改善に寄与する化合物を別々に飲食物中に配合しても構わない。なお、月桃葉及び茎抽出物と呈味改善に寄与する化合物との混合は粉末状で行うことが好ましいが、溶液状で行うことも勿論可能である。
【0031】
本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物は、これをそのまま健康・栄養補助食品等として摂取することも勿論可能であるが、各種飲食物に添加して月桃葉及び茎抽出物含有飲食物とすることができる。この場合、月桃葉及び茎抽出物組成物の飲食物への添加量は、飲食物の種類に応じて異なり一概に規定することはできないが、月桃葉及び茎抽出物組成物として飲食物全体の0.1〜50質量%の添加が好ましく、場合によっては50質量%を超えても使用可能である。また、月桃葉及び茎抽出物として1日あたり10〜1000mgの摂取量で有効な結果が得られる。
【0032】
このような本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物が適用できる飲食物は、特に限定されず、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料(これらの飲料の濃縮原液及び調整用粉末を含む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ等の調味料;種々の形態の健康・栄養補助食品;その他、スープ、シチュー、サラダ、惣菜、漬物などが挙げられる。更に、本発明組成物は、上記飲食物以外にも経口摂取する、錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチ、うがい薬等の医薬品、医薬部外品等、口中清涼剤、口臭防止剤等の口腔内で使用する口腔清涼剤、歯磨剤など添加して用いることができる。
【0033】
本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物は、苦味・渋味がなく、後味がよく、匂いにも優れ、総合的な美味しさを備えており、繰り返して飲みたいという評価が得られるものであり、粉末、顆粒、キューブ、ペースト、液体などのいずれの形態であっても良く、製剤化に際しては、必要に応じて更に分散剤、賦形剤等の任意の助剤を配合することができる。
【0034】
【実施例】
以下、製造例、実施例及び比較例を示し、本発明について更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に何ら制限されるものではない。
【0035】
〔製造例1〕
月桃葉及び茎300gに50質量%エタノール2000mLを加え、還流冷却器を付けて、80℃にて1時間抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液を得た。得られた抽出液を減圧下に濃縮、乾燥を行い、製造例1の月桃葉及び茎の抽出物75g(粉末)を得た。
【0036】
〔製造例2〕
月桃葉及び茎300gに水2000mLを加え、90℃にて1時間抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Aを得た。また、抽出残渣に再び水2000mLを加え、同様に90℃で1時間加熱抽出を行った後、濾紙にて濾過し、抽出液Bを得た。得られた抽出液A,Bを合せて抽出液とした。
得られた抽出液(A+B)を減圧下に濃縮、乾燥を行い、製造例2の月桃葉及び茎の抽出物96g(粉末)を得た。
【0037】
〔実施例1及び比較例1〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にマルチトールをそれぞれ0.1質量部、0.5質量部、1質量部、5質量部、10質量部、50質量部加えて、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0038】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、下記方法に従って呈味の評価を行った。結果を表1及び図1〜6に示す。
【0039】
比較例1として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表1及び図1〜6に示す。
【0040】
<呈味の評価方法>
得られた月桃葉及び茎抽出物含有水溶液を用いて、呈味の評価を成人パネラー18名(男性:10名、女性:8名)で行い、試飲を行った後、アンケート用紙に回答する方法で行った。
【0041】
アンケートの評価方法は、パネラーに各評価項目(▲1▼総合的な美味しさ、▲2▼味、▲3▼苦味・渋味、▲4▼後味、▲5▼匂い、▲6▼繰り返して飲みたいか)について各5段階(5:非常によい、4:比較的よい、3:許容範囲、2:比較的悪い、1:非常に悪い)に分けて判定した。評価の基準は、イチョウ葉抽出物0.05質量%水溶液の呈味の評価を2点と定めた。なお、検体の提供はダブルブラインドで行い、パネラー同士は隔離した状態で評価を行った。得られたパネラーの評価結果を平均値化し、レーダーチャートで表現した。
【0042】
【表1】
Figure 0004456785
【0043】
表1及び図1〜6の結果から、本発明糖アルコールの一つであるマルチトールは月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.1〜50質量部添加で優れた呈味改善効果を有し、総合的な美味しさを備え、繰り返して飲みたいと感じさせることが認められた。
【0044】
〔実施例2及び比較例2〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部に乳糖をそれぞれ0.1質量部、0.5質量部、1質量部、5質量部、10質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0045】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、上記同様に呈味の評価を行った。結果を表2及び図7〜11に示す。
【0046】
比較例2として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表2及び図7〜11に示す。
【0047】
【表2】
Figure 0004456785
【0048】
表2及び図7〜11の結果から、本発明二糖類の一つである乳糖は月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.1〜10質量部添加で優れた呈味改善効果を有し、総合的な美味しさを備え、繰り返して飲みたいと感じさせることが認められた。
【0049】
〔実施例3及び比較例3〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にクエン酸をそれぞれ0.05質量部、0.1質量部、0.5質量部、1質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0050】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表3及び図12〜15に示す。
【0051】
比較例3として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表3及び図12〜15に示す。
【0052】
【表3】
Figure 0004456785
【0053】
表3及び図12〜15の結果から、本発明可食性酸類の一つであるクエン酸は月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.05〜1質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【0054】
〔実施例4及び比較例4〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にエリスリトールをそれぞれ0.5質量部、5質量部、50質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0055】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表4及び図16〜18に示す。
【0056】
比較例4として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表4及び図16〜18に示す。
【0057】
【表4】
Figure 0004456785
【0058】
表4及び図16〜18の結果から、本発明糖アルコールの一つであるエリスリトールは月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.5〜50質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【0059】
〔実施例5及び比較例5〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にマルトースをそれぞれ0.1質量部、1質量部、10質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0060】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、呈味の評価を行った。結果を表5及び図19〜21に示す。
【0061】
比較例5として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表5及び図19〜21に示す。
【0062】
【表5】
Figure 0004456785
【0063】
表5及び図19〜21の結果から、本発明二糖類の一つであるマルトースは月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.1〜10質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【0064】
〔実施例6及び比較例6〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にキシリトールをそれぞれ0.1質量部、1質量部、10質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0065】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表6及び図22〜24に示す。
【0066】
比較例6として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表6及び図22〜24に示す。
【0067】
【表6】
Figure 0004456785
【0068】
表6及び図22〜24の結果から、本発明糖アルコールの一つであるキシリトールは月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.1〜10質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【0069】
〔実施例7及び比較例7〕
製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物1質量部にパラチノースをそれぞれ0.1質量部、1質量部、10質量部加え、粉砕機で粉砕して均一な混合物とし、呈味の改善された月桃葉及び茎抽出物組成物を製造した。
【0070】
得られた各組成物を月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物として0.5質量%の濃度となる水溶液に調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表7及び図25〜27に示す。
【0071】
比較例7として、製造例1の月桃葉及び茎50質量%エタノール抽出物のみを0.5質量%含む水溶液を調製し、同様に呈味の評価を行った。結果を表7及び図25〜27に示す。
【0072】
【表7】
Figure 0004456785
【0073】
表7及び図25〜27の結果から、本発明二糖類の一つであるパラチノースは月桃葉及び茎抽出物1質量部に対して0.1〜10質量部添加で優れた呈味改善効果を有することが認められた。
【0074】
〔実施例8〕 錠剤
下記の配合で月桃葉及び茎抽出物の補給を目的とする錠剤を通常の打錠機により製造した。
製造例1の月桃葉及び茎抽出物の粉末 20質量部
マルチトール 72質量部
乳糖 100質量部
グリセリン脂肪酸エステル 8質量部
原料の混合と打錠は容易であり、呈味の良好な錠剤が得られた。
【0075】
〔実施例9〕 インスタントティー顆粒
下記の配合で月桃葉及び茎抽出物を配合したインスタントティー顆粒を流動層造粒機により製造した。
製造例2の月桃葉及び茎抽出物の粉末 20質量部
エリスリトール 40質量部
クエン酸 50質量部
ラクチュロース 50質量部
デキストリン 810質量部
原料の混合と流動層造粒機による顆粒化は容易であり、呈味の良好な顆粒が得られた。
【0076】
〔実施例10〕 ビスケット
小麦粉1kg、コーンスターチ100g、グルコース250g、マーガリン125g、食塩5g、炭酸ソーダ25g、炭酸アンモニウム9g、レシチン6g、全卵75g、乳酸カルシウム50g、製造例1の月桃葉及び茎抽出物粉末2g及び水350gを用いてドウを作成し、延展後、これを成形してばい焼し、呈味の良好なビスケットを製造した。
【0077】
〔実施例11〕 グミキャンディー
パラチノース330g、ソルビトール140g、水270gを混合して加熱し、そこにゼラチン80g、及び製造例2の月桃葉及び茎抽出物粉末10gを水150gに溶かした溶液と、50質量%リン酸水溶液8gとを混合し、型に流し込んで冷却することにより、呈味の良好なグミキャンディーを得た。
【0078】
〔実施例12〕 チューインガム
チューインガム試作用ミキサーにガムベース25質量部、パラチニットシロップ14質量部を加え混合した。更に、粉末キシリトール35質量部と粉末マルチトール25質量部、製造例1の月桃葉及び茎抽出物粉末14質量部、ステビア甘味料(丸善製薬株式会社製、商品名:マルミロン50)0.4質量部を予め混合したものを数回に分けて加え、よく練り合わせた。次いで、グリセリンを1質量部加えて充分混合した後、ミキサーから取り出し、ローラーで圧延することによって呈味の良好なチューインガムを製造した。
【0079】
〔実施例13〕 マウスウオッシュ
下記の組成で常法によりマウスウオッシュを調製した。
エタノール 15質量部
ソルビトール 10質量部
クエン酸 0.05質量部
クエン酸ナトリウム 0.2質量部
安息香酸ナトリウム 0.2質量部
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2質量部
サッカリンナトリウム 0.05質量部
製造例1の月桃葉及び茎抽出物 0.4質量部
l−メントール 0.05質量部
精製水 残部
合計 100質量部
調製されたマウスウオッシュは呈味の良好なものであった。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、月桃の葉及び茎を抽出して得られる抽出物が有する苦味及び渋み等の非嗜好性の呈味を簡便な操作により改善し得、飲食物の製造における経済性、安全性の点に優れており非常に有用な月桃葉及び茎抽出物組成物が得られる。
【0081】
また、本発明の月桃葉及び茎抽出物組成物は、苦味・渋味がなく、後味がよく、匂いにも優れ、総合的な美味しさを備えており、繰り返して飲みたいという優れた評価が得られるものであり、各種飲食物などに添加して、月桃葉及び茎抽出物を必要とする幅広い分野に利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図2】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図3】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図4】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図5】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図6】実施例1及び比較例1の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図7】実施例2及び比較例2の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図8】実施例2及び比較例2の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図9】実施例2及び比較例2の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図10】実施例2及び比較例2の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図11】実施例2及び比較例2の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図12】実施例3及び比較例3の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図13】実施例3及び比較例3の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図14】実施例3及び比較例3の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図15】実施例3及び比較例3の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図16】実施例4及び比較例4の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図17】実施例4及び比較例4の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図18】実施例4及び比較例4の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図19】実施例5及び比較例5の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図20】実施例5及び比較例5の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図21】実施例5及び比較例5の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図22】実施例6及び比較例6の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図23】実施例6及び比較例6の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図24】実施例6及び比較例6の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図25】実施例7及び比較例7の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図26】実施例7及び比較例7の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。
【図27】実施例7及び比較例7の呈味評価の結果を示したレーダーチャートである。

Claims (3)

  1. 月桃葉及び茎抽出物1質量部に対してマルチトールを〜50質量部、乳糖を〜10質量部、クエン酸を0.5〜1質量部、エリスリトールを〜50質量部、マルトースを〜10質量部、キシリトールを10質量部、及びパラチノースを10質量部のいずれかを添加することにより、月桃葉及び茎抽出物の苦味及び渋味を抑え、総合的な美味しさ、味、匂いにおいて改善がみられ、繰り返して飲みたくなることを特徴とする月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法。
  2. 月桃葉及び茎粉末1質量部に対してマルチトールと乳糖を合計8.6質量部、エリスリトールとクエン酸とラクチュロースを合計7質量部、パラチノースとソルビトースを合計47質量部、キシリトールとマルチトールを合計5.3質量部及びソルビトールとクエン酸を合計25.1質量部のいずれかを添加することにより、月桃葉及び茎抽出物の苦味及び渋味を抑え、総合的な美味しさ、味、匂いにおいて改善がみられ、繰り返して飲みたくなることを特徴とする月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法。
  3. 飲食物全体に対し月桃葉及び茎抽出物組成物を0.1〜50質量%添加した請求項1又は2記載の月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法。
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