JP4425423B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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    • E05B85/10Handles
    • E05B85/14Handles pivoted about an axis parallel to the wing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドルブラケットを用いてドアアウタパネルに形成されているハンドル取付け口の周囲を補強するようにした車両用ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のドアは、例えば特開平3−221681号公報に開示されているように、ドアアウタパネルとドアインナパネルとを接合して構成されており、内部にドアロック装置が配設されている。
【0003】
ドアロック装置は、アウタハンドルを有するハンドルユニットと、センターピラー等の車体フレームに固設されているストライカに係合するドアラッチユニットとを備え、ハンドルユニットがドアアウタパネルの内面に固設され、ドアラッチユニットがドアインナパネルに固設され、この両ユニットがロッドを介して連結されている。
【0004】
そして、アウタハンドルを引くと、ロッドを介してドアラッチユニットが動作して、ストライカとの係合が解除され、ドアが開放可能となる。
【0005】
ドアアウタパネルが側方からの軽衝突により変形すると、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間に歪みが生じるため、ドアアウタパネルに固設されているハンドルユニットと、ドアインナパネルに固設されているドアラッチユニットとの相対位置が変化し、アウタハンドルを操作しても、ドアラッチユニットが正常に動作しなくなる不具合が生じる。
【0006】
そのため、従来は以下のような対策が講じられていた。
1)ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間にブラケットを渡すことで、ハンドルユニットとドアラッチユニットとの相対的な位置関係を維持さする。
【0007】
2)ドアインナパネルに配設するビームを利用して、ハンドルユニットとドアラッチユニットとを固設することで、両ユニットの相対的な位置関係を維持する。
【0008】
3)ドア後端の縦壁部(アーチドアラッチリンフォースメント)の強度を利用し、ブラケットを介して、ハンドルユニットとドアラッチユニットとを取付け、両ユニットの相対位置を維持する。
【0009】
4)ハンドルユニットとドアラッチユニットとを構造的に一体化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間にブラケットを渡しただけでは、各部品の集成誤差が吸収しきれず、ハンドルユニットとドアラッチユニットとの相対的な位置関係にズレが生じ易い。
【0011】
又、ドアインナパネルに溶接されているビームを利用して両ユニットを固設する手段では、ビームの配設位置が制限を受けるばかりでなく、両ユニットの組付け作業が煩雑化する不都合がある。
【0012】
更に、アーチドアラッチリンフォースメントにブラケットを介してハンドルユニットとドアラッチユニットとを固設する手段では、ドアインナパネルに両ユニットを組付けるための大きな開口部を穿設しなければならず、ドアインナパネルの強度が低下してしまう不都合がある。
【0013】
一方、ハンドルユニットとドアラッチユニットとを構造的に一体化する手段では、部品が専用化されてしまうので、車種毎に異なる仕様のドアロック装置を装備しなければならず、部品管理が煩雑化する不都合がある。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構造で、部品仕様を共用化することができ、しかも部品管理が容易で、構造的には側方からの軽衝突等によりドアアウタパネルが変形してもハンドルユニットとドアラッチユニットとの相対位置関係を維持することの可能な車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による第1の車両用ドアロック装置は、ドアアウタパネルに開口されているハンドル取付け口の両側にハンドル固定部を設け、アウタハンドルを回動自在に支持するハンドルユニットを上記ハンドル固定部に固設し、上記ドアアウタパネルに接合されているドアインナパネルにドアラッチリンフォースメントを固設し、上記ドアラッチリンフォースメントにドアラッチユニットを固設し、上記ハンドルユニットと上記ドアラッチユニットとをロッドを介して連設する車両用ドアロック装置において、上記ドアラッチリンフォースメントを上記ドアアウタパネルの内面方向へ延出させてブラケット固定部を設け、上記ドアラッチユニットと上記ドアアウタパネルとの間に交換可能なハンドルブラケットを介装し、上記ハンドルブラケットの一端を上記ブラケット固定部に固設し又両縁部を上記ハンドル固定部に上記ハンドルユニットと共に固定することを特徴とする。
【0016】
このような構成では、側方からの軽衝突等によりドアのドアアウタパネルが変形しても、殆ど変形しないドアラッチリンフォースメントにハンドルブラケットを介してハンドルユニットを連結したので、このハンドルユニットとドアラッチリンフォースメントに固設されているドアラッチユニットとの相対位置を、ドアアウタパネルの変形後も維持することができる。
【0017】
第2の車両用ドアロック装置は、第1の車両用ドアロック装置において、上記ハンドルブラケットに該ハンドルブラケットを上記ハンドル固定部に仮止めする掛止部を形成したことを特徴とする。
【0018】
このような構成では、ハンドルブラケットに掛止部を形成したので、組立の際に、この掛止部によりハンドルブラケットをハンドル固定部に仮止めすることで、組み立て効率が良くなる。
【0019】
第3の車両用ドアロック装置は、第1、第2の車両用ドアロック装置において、上記ハンドルブラケットの上記ブラケット固定部に当接する部位に長孔を形成し、上記長孔を介して上記ハンドルブラケットを上記ブラケット固定部に締結することを特徴とする。
【0020】
このような構成では、ハンドルブラケットの上記ブラケット固定部に当接する部位に長孔を形成し、この長孔を介してハンドルブラケットをブラケット固定部に締結するようにしたので、この長孔によりハンドルブラケットとブラケット固定部との相対的な位置関係の集成誤差が吸収される。
【0021】
第4の車両用ドアロック装置は、第3の車両用ドアロック装置において、上記ブラケット固定部に、上記長孔に挿通されるボルトが上記ドアインナパネル方向へ突設されており、上記ドアラッチリンフォースメントの上記ボルトの先端方向にラッチ取付け開口部が開口されていることを特徴とする。
【0022】
このような構成では、ブラケット固定部にハンドルブラケットを当接すると、このハンドルブラケットに穿設されている長孔にブラケット固定部に突設されているボルトが挿通されて位置決めされる。そして、このボルトに対し、ドアラッチリンフォースメントに開口されているラッチ取付け口を通してナットを螺入し、締結する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。ここで、図1は車両用ドアをドアインナパネル側から見た斜視図、図2は図1のII矢視部分拡大図、図3はドアインナパネルの内部の要部拡大斜視図、図4はハンドルユニットの概略図、図5はハンドルブラケットの正面図、図6はハンドルブラケットの組付け状態を示す説明図、図7はハンドルブラケットの組付け状態を示す斜視図、図8は図6のVIII−VIII概略断面図である。
【0024】
図中の符号1は車両用ドア1で、本実施の形態ではフロントドアを示す。この車両用ドアは、ドアアウタパネル2と、このドアアウタパネル2に接合されたドアインナパネル3とを有し、又、この車両用ドア1の前面部がドアヒンジ(図示せず)を介して、フロントピラーに回動自在に支持されている。
【0025】
又、車両用ドア1内にドアロック装置4が配設されている。このドアロック装置4は、ドアラッチユニット5とハンドルユニット6とを有し、この両ユニット5,6がロッド7を介して連設されている。
【0026】
ドアラッチユニット5は、車両用ドア1の後面部に設けられており、車両用ドア1は、そのドアラッチユニット5がセンタピラーに固設されているドアストライカ(図示せず)に係合することで、閉状態が保持される。
【0027】
ドアラッチユニット5はドアインナパネル3の後面部内面に固設されているドアラッチリンフォースメント8に取付けられている。ドアラッチリンフォースメント8にはドアストライカを導くラッチ取付け開口部8aが形成されており、当然ドアインナパネルにも同形状の開口部が同一の位置に開口されている。尚、図1に示すように、ドアインナパネル3には、様々な形状の作業用開口部3aが穿設されている。
【0028】
このドアラッチリンフォースメント8にドアアウタパネル2の内面方向へ延出して対峙するブラケット固定部8bが曲げ形成されており、このブラケット固定部8bに、ドアアウタパネル2側から内方へ突出するボルト(ウエルディングボルト)9が立設されている。尚、このボルト9の指向方向にドアラッチリンフォースメント8に開口されたラッチ取付け開口部8aが対向されている。
【0029】
又、ハンドルユニット6は、ドアアウタパネル2の後部に形成されたハンドル取付け口2aに車外方向から装着される。このハンドル取付け口2aには、その両側にハンドル固定部2bが舌片状に曲げ形成されており、このハンドル固定部2bに、ねじ止め用孔部2cが穿設されている。
【0030】
このねじ止め用孔部2cに、ハンドルユニット6に設けられていると共にアウタハンドルを回動自在に支持するエスカッション(図示せず)の背面両端に設けられたねじ部6aが当接される。
【0031】
又、符号10は、平板を加工して形成されたハンドルブラケットで、このハンドルブラケット10のU字状に分岐された上縁部が、ハンドル固定部2bの背面に当接されている。
【0032】
このハンドルブラケット10のU字状の切欠き部10aは、ハンドルユニット6のエスカッションの外形に沿った形状に形成されており、ハンドルユニット6を、ドアアウタパネル2のハンドル取付け口2aに装着したとき、エスカッションとの干渉を回避する形状に形成されている。
【0033】
このハンドルブラケット10の上端部には、ハンドル固定部2bの上縁に掛止する、仮止め用掛止部としてのフック10bが曲げ形成されていると共に、ハンドル固定部2bに穿設されているねじ止め用孔部2cと対応する位置に孔部10cが穿設されている。
【0034】
更に、このハンドルブラケット10の、ブラケット固定部8bに当接する部位に、ボルト9を挿通する縦長の長孔10dが穿設されている。尚、符号10eはビード、10fはリムである。
【0035】
このハンドルブラケット10に形成されたフック10bを、ハンドル固定部2bの上縁に掛止し、長孔10dをブラケット固定部8bに立設されたボルト9に挿通することで、このハンドルブラケット10は仮止めされ、このとき、ハンドルブラケット10に穿設されている孔部10cが、ハンドル取付け口2aに形成されているハンドル固定部2bに穿設されたねじ止め用孔部2cに一致する。
【0036】
尚、符号11はボルト9に螺入されるナット、12はねじ部6aに螺入されるボルトである。
【0037】
次に、上記構成による本実施の形態の作用について説明する。
先ず、集成ラインにおいて、ドアインナパネル3の後面部内面にドアラッチリンフォースメント8を、接着、スポット溶接等により接合し、次いで、ドアアウタパネル2の周縁部を折り返して、ドアインナパネル3の周縁部を抱持したクリンチング部を形成し、このクリンチング部を接着、スポット溶接等により固着させて、車両用ドア1を形成する。
【0038】
その後、この車両用ドア1を塗装ラインへ送り、所定に塗装処理を施した後、艤装ラインにおいて、ドアインナパネル3に穿設されている作業用開口部3aから、ハンドルブラケット10を、ドアアウタパネル2に形成されたハンドル取付け口2a方向へ挿通し、このハンドルブラケット10の二股に分岐されている上端部に形成されているフック10bを、ハンドル取付け口2aに形成されているハンドル固定部2bの上縁に掛止させ、又ハンドルブラケット10の下部側の稜部に穿設されている長孔10dを、ドアラッチリンフォースメント8に形成されているブラケット固定部8bからドアインナパネル3方向へ突出されているボルト9に挿通し、仮止めする(図6参照)。
【0039】
ハンドルブラケット10に穿設されている長孔10dは、縦方向に長く形成されているので、この長孔10dをボルト9に挿通したままの状態で、フック10bを、ハンドル固定部2bの上縁に対して掛止することができるため、作業性がよい。又、フック10bがハンドル固定部2bの上縁から外れているときは、ハンドルブラケット10に穿設されている孔部10cが、ハンドル固定部2bに穿設れているねじ止め用孔部2cからずれて、ねじ止めできなくなるため、組付け不良を容易に判別することができる。更に、長孔10dにより、ハンドル固定部2bとハンドルブラケット10との集成誤差を吸収することができ、製造、組立が容易になる。
【0040】
そして、ボルト9に対して、ラッチ取付け開口部8aを経て挿通したレンチを用いてナット11を螺入し、ハンドルブラケット10の下端一側をブラケット固定部8bの背面に固定させる。
【0041】
次いで、ドアラッチユニット5をドアインナパネル3に穿設されている作業用開口部3aを経て内部に挿入し、ドアラッチリンフォースメント8に固定する。
【0042】
その後、ドアアウタパネル2に開口されているハンドル取付け口2aに対して、外方からハンドルユニット6を装着し、このハンドルユニット6に設けられているエスカッション(図示せず)の背面側の両端に形成されているねじ部6aを、ハンドル固定部2bの表面に当接する。
【0043】
すると、このねじ部6aと、ハンドル固定部2b及びハンドルブラケット10に穿設されているねじ止め用孔部2c,10cが同心上に配設され、ハンドルブラケット10の背面から、両孔部2c,10cを経てねじ部6aにボルト12を螺入し、ハンドルブラケット10の上端部とブラケット固定部8bとを、ボルト12とハンドルユニット6に設けられているねじ部6aとで挟着し、固定する。
【0044】
すると、ドアアウタパネル2に開口されているハンドル取付け口2aに、ハンドルユニット6に設けられているエスカッションが嵌着され、このエスカッションに回動自在に支持されているアウタハンドルがドアアウタパネル2の外部に露呈される。
【0045】
その後、ハンドルユニット6とドアラッチユニット5とをロッド7により連結することで、ドアロック装置4の組付けが完了する。
【0046】
このようにして完成された車両用ドア1の前面部を、フロントピラーに対し、ドアヒンジを介して回動自在に支持させる。
【0047】
そして、車両用ドア1を閉動作させると、ドアアウタパネル2の後面部にドアラッチリンフォースメント8を介して固設されているドアラッチユニット5が、センタピラーに固設されているドアストライカ(図示せず)に係合して、閉状態が保持される。
【0048】
一方、ハンドルユニット6に組み付けられているアウタハンドルを引くと、ロッド7を介してドアラッチユニット5が動作し、ドアストライカとの係合が解除され、車両用ドア1は開放可能となる。
【0049】
アウタハンドルを引いたとき、このアウタハンドルを支持するエスカッションの背面にハンドルブラケット10が螺着されており、更に、このハンドルブラケット10がドアラッチリンフォースメント8に固設されているため、アウタハンドルをやや強引に引いて、このアウタハンドルによる回転方向の付勢力により、エスカッションを支持するハンドル固定部2bが変形しても、ハンドル取付け口2aとエスカッションとの間からはハンドルブラケット10がやや見えるだけで、内部を直接視認することはできないので、外観が大きく損なわれることはない。
【0050】
又、エスカッションを故意に抉じ開けて、エスカッションとハンドル取付け口2aとの間に隙間を形成したとしても、その内面側にハンドルブラケット10が対設されているため、このハンドルブラケット10がじゃま板として機能し、その隙間からのドアラッチユニット5の操作を阻止することができる。
【0051】
ところで、側方からの軽衝突によりドアアウタパネル2が変形しても、ハンドルユニット6のエスカッションは鋳造品であるため、靱性に優れており、ハンドルブラケット10が多少変形する程度で、殆ど変形することはない。又、このような軽衝突では、ドアアウタパネル2は変形しても、ドアインナパネル3が変形することは殆どない。
【0052】
従って、車両用ドア1が側方から軽衝突を受けても、ドアラッチリンフォースメント8に直接固定されているハンドルユニット6と、このドアラッチリンフォースメント8にハンドルブラケット10を介して連結されているハンドルユニット6との相対位置が大きくずれることはなく、軽衝突後も、ハンドルユニット6に設けられているアウタハンドルの操作によりドアラッチユニット5を正常に動作させることが可能となる。
【0053】
ハンドルユニット6は軽衝突を受けても、殆ど変形しないので、修理の際には、ハンドルブラケット10を交換するだけで、ドアロック装置4は、そのまま使用することができ、経済的である。
【0054】
このように、本実施の形態によれば、側方からの軽衝突を受けても変形することのないドアラッチリンフォースメント8にハンドルブラケット10を介してハンドルユニット6を支持させるようにしたので、側方からの軽衝突によりドアアウタパネル2が変形しても、ハンドルユニット6とドアラッチリンフォースメント8に直接固設されているドアラッチユニット5との相対位置が大きくずれることはなく、ハンドルユニット6に設けられているアウタハンドルにより、ドアラッチユニット5を正常に動作させることが可能となる。
【0055】
又、ドアラッチリンフォースメント8とハンドルブラケット10とが別体であるため、側方からの軽衝突によりハンドルブラケット10が変形した場合には、このハンドルブラケット10のみを交換することで、ドアロック装置4全体を交換することなく簡単に補修することが可能となり、経済的である。
【0056】
更に、ハンドルユニット6をハンドルブラケット10を介してドアラッチリンフォースメント8に支持させることで、剛性を高めるようにしたので、相対的に、ドアアウタパネル2の板厚を薄くし、或いは軽合金パネルを用いることが可能となり、ドアアウタパネル2の軽量化を図ることができる。
【0057】
又、ドアロック装置4を構成する各ユニット5,6は別体で形成されているため、ドアロック装置4を構成する部品仕様を共用化することが可能となり、部品管理が容易になる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、側方からの軽衝突を受けても変形することの無いドアラッチリンフォースメントに、ハンドルブラケットを介してハンドルユニットを連結したので、このドアラッチリンフォースメントに固設されているドアラッチユニットとハンドルユニットとの相対位置が大きくずれることが無く、両ユニットの相対位置を一定に保持することが可能となり、アウタハンドルの操作によりドアラッチユニットを正常に動作させることができる。又、ハンドルブラケットを追加しただけの簡単な構造であるため、製造が容易で、低コストで製造することができる。
【0059】
請求項2記載の発明によれば、ハンドルブラケットに掛止部を形成したので、組立の際に、この掛止部によりハンドルブラケットをハンドル固定部に仮止めすることができ、作業効率が向上する。
【0060】
請求項3記載の発明によれば、ハンドルブラケットの、ブラケット固定部に当接する部位に長孔を形成し、この長孔を介してハンドルブラケットをブラケット固定部に締結するようにしたので、この長孔によりハンドルブラケットとブラケット固定部との相対的な位置関係の集成誤差を吸収することができ、製造、組立が容易になる。
【0061】
請求項4記載の発明によれば、ブラケット固定部に、ハンドルブラケットに穿設された長孔が挿通されるボルトを突設し、このボルトの先端方向に、ドアラッチリンフォースメントに開口されているラッチ取付け口を対設させる配置としたので、このラッチ取付け開口部を介して、ボルトに螺入されるナットを締結する工具を挿通することができるため、作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアをドアインナパネル側から見た斜視図
【図2】図1のII矢視部分拡大図
【図3】ドアインナパネルの内部の要部拡大斜視図
【図4】ハンドルユニットの概略図
【図5】ハンドルブラケットの正面図
【図6】ハンドルブラケットの組付け状態を示す説明図
【図7】ハンドルブラケットの組付け状態を示す斜視図
【図8】図6のVIII−VIII概略断面図
【符号の説明】
2 ドアアウタパネル
2a ハンドル取付け口
2b ハンドル固定部
3 ドアインナパネル
4 ドアロック装置
5 ドアラッチユニット
6 ハンドルユニット
7 ロッド
8 ドアラッチリンフォースメント
8a ラッチ取付け開口部
8b ブラケット固定部
9 ボルト
10 ハンドルブラケット
10a 切欠き部
10b フック(掛止部)
10d 長孔

Claims (4)

  1. ドアアウタパネルに開口されているハンドル取付け口の両側にハンドル固定部を設け、
    アウタハンドルを回動自在に支持するハンドルユニットを上記ハンドル固定部に固設し、
    上記ドアアウタパネルに接合されているドアインナパネルにドアラッチリンフォースメントを固設し、
    上記ドアラッチリンフォースメントにドアラッチユニットを固設し、
    上記ハンドルユニットと上記ドアラッチユニットとをロッドを介して連設する車両用ドアロック装置において、
    上記ドアラッチリンフォースメントを上記ドアアウタパネルの内面方向へ延出させてブラケット固定部を設け、
    上記ドアラッチユニットと上記ドアアウタパネルとの間に交換可能なハンドルブラケットを介装し、
    上記ハンドルブラケットの一端を上記ブラケット固定部に固設し又両縁部を上記ハンドル固定部に上記ハンドルユニットと共に固定することを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 上記ハンドルブラケットに該ハンドルブラケットを上記ハンドル固定部に仮止めする掛止部を形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 上記ハンドルブラケットの上記ブラケット固定部に当接する部位に長孔を形成し、
    上記長孔を介して上記ハンドルブラケットを上記ブラケット固定部に締結することを特徴とする請求項1或いは2記載の車両用ドアロック装置。
  4. 上記ブラケット固定部に、上記長孔に挿通されるボルトが上記ドアインナパネル方向へ突設されており、
    上記ドアラッチリンフォースメントの上記ボルトの先端方向にラッチ取付け開口部が開口されていることを特徴とする請求項3記載の車両用ドアロック装置。
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