JP4301141B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals

Description

本発明は、胴内排紙タイプの画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では所望の画像形成がなされた記憶媒体としての用紙を排紙する場合、装置本体外の左側或いは右側に排紙トレイを設けて、この排紙トレイ上に用紙を排紙していた。しかし、このような排紙の仕方であると、装置本体の配置スペースに加えて、排紙トレイ分の配置スペースを余分に確保する必要がある。そこで、近年においては、胴内排紙タイプの画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
このものは、作像部を有する装置本体と、この装置本体の上部位置に配される画像読取部を主体として構成されるとともに、作像部と画像読取部との間に位置して排紙トレイが設けられている。そして、画像読取部は装置本体に対して回動軸を介して回動可能に連結されており、画像読取部を回動させることで、胴内開放部の空間を広く確保して排紙トレイから用紙を容易に取り出すことが出来るようになっている。
特開2003−241460公報
しかしながら、上記構造では排紙トレイから用紙を取り出す度に、画像読取部を回動させる必要があり、煩わしさがあった。こうした回動操作の煩わしさを解消するためには、たとえば、画像読取部が装置本体に対して傾いた傾斜姿勢を維持されるように支えを設けてやればよい。しかし、単に、支えを設けるのみでは、次の問題が生ずる。
まず、通常の操作中(用紙の取り出しの際)にオペレータが画像読取部を過度に回動させると画像読取部が周辺の機器等に干渉する恐れがある。加えて、装置全体を移動させる際においては、オペレータが画像読取部の左右の側縁を持って装置全体を持ち上げるといった動作を行うことが予想されるが、この場合に装置本体は画像読取部に吊られた状態となる(回動角度が大きくなる)から回動軸の周辺部分において装置本体側の部品と画像読取部側の部分同士が干渉して軸部が破損する恐れもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、排紙トレイ上から用紙を円滑に取り出すことが出来、更にオペレータによる画像読取ユニットに対する過度の回動操作を規制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、筐体として本体ケーシングを有し、用紙に画像を形成するための画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットの上面に設けられ、前記画像形成ユニットによる画像形成後の用紙が排出される排紙トレイと、前記排紙トレイの上方に設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取ユニットと、前記排紙トレイの上方を覆う閉位置と該排紙トレイの上方を開放する開位置との間で、前記画像読取ユニットが画像形成ユニットに対して第一の回動中心を中心として回動可能となるように、前記画像形成ユニットと前記画像読取ユニットとを連結する連結部材と、前記画像読取ユニットの筐体となる上部ケーシングに対してその上面側に、第二の回動中心を中心として回動可能となるように連結された原稿カバーと、前記連結部材とは異なる位置に設けられ、前記画像読取ユニットの前記開位置を越える開放方向への回動を規制する回動規制部材と、を備え、前記回動規制部材は、前記画像形成ユニットの前記本体ケーシングあるいは前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングのいずれか一方に設けられる係止部材と、前記他方側のユニットのケーシングに支持される第一の端部と、前記画像読取ユニットが前記開位置にあるときに前記係止部材と係止される第二の端部とを有し、前記開位置において両ユニットのケーシングを連結するリンク部材と、を備え、前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングを掴んで装置全体を持ち上げた場合に、掴まれた画像読取ユニットの前記上部ケーシングと、自重により前記連結部材を軸に下向きに回転する前記画像形成ユニットの前記本体ケーシングとの間を、前記リンク部材が相互に連結することにより、両ユニットを連結状態に保つところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記開位置は前記画像形成ユニットに対する前記画像読取ユニットの前記第一の回動中心を中心とする開放角度が90度以内となる範囲内に設定されているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記連結部材が前記画像形成ユニットと前記画像読取ユニットの対向面における一側部に設けられ、前記回動規制部材は前記連結部材が設けられた一側部とは、反対側の他側部寄りの位置に設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記連結部材が前記用紙の排紙方向において前記排紙トレイの上流側に設けられ、前記回動規制部材が前記用紙の排紙方向において前記連結部材の下流側に設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記リンク部材の前記第一の端部は前記他方側のユニットに回動可能に軸支され、第二の端部には突起が設けられ、前記係止部材は前記画像読取ユニットの前記回動に連動して、前記突起を前記係止部材に対する係止位置に案内する案内溝を有しているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記案内溝の一端は前記係止位置とされ、該一端は前記突起と当接することで当該突起のそれ以上の移動を規制する規制壁を有しているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のものにおいて、前記係止部材を貫通するように前記案内溝が形成され、前記突起が該案内溝に対して差し込まれ、その差込方向先端側の端部が前記案内溝から突出されたものにおいて、前記突起における前記案内溝からの突出端には、その突出方向に直交する方向の外向きに突出して前記係止部材の側面に対面することで前記案内溝に対する前記突起を抜け止めするための抜け止め部が設けられているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項ないし請求項7のいずれかに記載のものにおいて、前記リンク部材が前記画像読取ユニットに設けられ、前記係止部材が前記画像形成ユニットに設けられ、前記突起は前記画像読取ユニットが前記閉位置にあるときに、前記案内溝の一端に設けられる第一の位置にあって、そこから前記画像形成ユニットが回動されたときには、前記第一の位置とは反対側に形成される前記係止位置である第2の位置に向けて移動するものにおいて、前記案内溝には前記第一の位置から前記第二の位置に向かう経路上に上り勾配となる傾斜部が設けられ、前記第二の位置が前記第一の位置に比べて上方に形成されているところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項ないし請求項8のいずれかに記載のものにおいて、前記画像読取ユニットには収容凹部が設けられるとともに、この収容凹部内に前記リンク部材を回動可能に軸支するための支軸が設けられているところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項ないし請求項9のいずれかに記載のものにおいて、前記係止部材が設けられた側のユニットと前記リンク部材との間には弾性部材が架設され、該弾性部材は前記画像読取ユニットが前記開位置から前記閉位置に回動する際に、弾性的に伸ばされるところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のものにおいて、前記回動規制部材は前記第一の回動中心の軸方向の両側に設けられているところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のものにおいて、前記両ユニットの対向部分には、前記閉位置において互いに面当たりする受け面部が設けられているところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載のものにおいて、前記両受け面部のうち前記画像形成ユニット側には半球状をなす球状凸部が形成される一方、前記画像読取ユニット側の受け面部における球状凸部に対する対向位置には前記球状凸部の曲率に倣った凹面を有する受け部が形成されているところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項13に記載のものにおいて、前記球状凸部の頂上部にはロック孔が設けられる一方、前記受け部の凹面には前記画像読取ユニットが前記閉位置にあるときに、前記ロック孔に係止される弾性保持部が該凹面内に位置して設けられているところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記第二の回動中心は前記第一の回動中心の上方に平行となるように配置され、前記第一の回動中心を中心とする前記画像読取ユニットの開放角度と、前記第二の回動中心を中心とする前記原稿カバーの開放角度との和が90度以下であるところに特徴を有する。
請求項16の発明は、請求項15に記載のものにおいて、前記第一、第二の回動中心が前記両ユニットの背面側に設けられて、前記原稿カバー並びに前記画像読取ユニットの正面側が自由端とされたものにおいて、前記画像形成ユニットの正面壁には開口部が設けられて、そこより、該画像形成ユニット内にプロセスユニットを出入りさせるよう構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、両ユニット間には回動規制部材が設けられているから、オペレータが誤って画像読取ユニットを過度に回動操作しても、画像読取ユニットが開位置を越えて回動することがない。これにより、第一の回動中心(連結部材)周辺におけるユニット同士の干渉並びに、画像読取ユニットと周辺に置かれた機器との干渉を回避することが出来る。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、開放角度が90度以内に設定されているから、装置全体の配置スペースが小さくて済む。
<請求項の発明>
請求項の構成であれば、連結部材近傍に回動規制部材を設ける場合に比べて、開位置における画像読取ユニットの保持が強固なものとなる。
<請求項の発明>
請求項の構成であれば、第一の回動中心(連結部材)を中心として画像読取ユニットを開放方向に回動操作させると、排紙トレイにおける用紙の排紙方向の下流側において両ユニット間の対向間隔が広くなる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、画像読取ユニットを第一の回動中心(連結部材)を中心に回動させると、案内溝による案内作用を受けて、突起が係止位置へと移動する。そして、画像読取ユニットが開位置に至ると同時に、突起が係止位置に至り画像形成ユニットと画像読取ユニットとの間の連結状態が保持される。このように、画像読取ユニットの回動に伴って、突起は係止位置に案内されるから、突起を改めて係止位置に移動させてやるといった操作を必要としない。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、案内溝は、一端に規制壁を設けて突起の移動規制を行う。このように案内溝が突起の案内機能並びに係止機能(移動規制機能)の両機能を併せ持つから、これら両機能を別部材によって構成する場合に比べて部品点数が削減され、構造の簡素化が図られる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、突起が脱落方向に移動しても抜け止め部が係止部材の側面に当接し、それ以上の脱落方向への移動が規制される。これにより、案内溝に対する突起の脱落規制が図られる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、案内溝には傾斜部が設けられているから、リンク部材の全長を長くすることなく、画像読取ユニットの開き角度を大きくとることが出来る。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、支軸は収容凹部内に形成されているから、支軸が画像読取ユニット或いは画像形成ユニットの壁面から突出するように設けられている場合に比べて、高さ方向(上下方向)に関するリンク部材の配置スペースを小さくでき、画像形成装置の低背化に寄与する。
<請求項10の発明>
請求項10の発明によれば、画像読取ユニットが開位置から閉位置に回動される際には、弾性部材が伸長変位して閉止方向の力(画像読取ユニットの自重)に抗する。そのため、画像読取ユニットが勢いよく閉まることが防止されるから、危害防止に有効である。一方、画像読取ユニットが閉位置から開位置に回動される際には、弾性部材が開方向に画像読取ユニットを付勢するから、弾性部材が設けられていない場合に比べて操作力が小さくて済む。
<請求項11の発明>
請求項11の構成であれば、画像読取ユニットを片持ち支持する場合に比べて支持が安定する。
<請求項12の発明>
請求項12の構成によれば、受け面部は面当たりする構成であるから、オペレータの危害防止(仮に手指を両ユニット間に挟んでしまっても、指に加わる力が小さくなる)として有効である。
<請求項13の発明>
請求項13の発明によれば、開位置から閉位置に画像読取ユニットを回動させると、その回動の途中で球状凸部と受け部とが凹凸嵌合する。それ以降、画像読取ユニットは凹凸嵌合による案内作用を受けて閉位置へと案内される。
<請求項14の発明>
請求項14の発明によれば、弾性保持部がロック孔に係止することで閉位置における画像読取ユニットの開き防止が図られる。また、弾性保持部が凹面内に位置しているから危害防止として有効である。
<請求項15の発明>
請求項15の発明によれば、開放角度が90度以内に設定されているから、装置全体の配置スペースが小さくて済む。
<請求項16の発明>
請求項16の発明によれば、原稿カバー、画像読取ユニットの回動並びに、プロセスユニットの取替えをいずれも、装置の正面側から行うことが出来る。
また、仮に、開口部が排紙トレイと重なって設けられているとプロセスユニット取替えの際にわざわざ排紙トレイを除けなければならないが、本構成によれば、開口部と排紙トレイとが異なる位置に設けられているから、排紙トレイが装着された状態のままでプロセススユニットを取り替えることができ、取替え作業性に優れる。
本発明の一つの実施形態を図1ないし図17を参照して説明する。
図1は本実施形態に適用された複合機1の斜視図である。複合機1は本体ケーシング3を有する画像形成ユニット2の上部側に画像読取ユニット100を配してなり、ファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能を有する。また、詳細には後述するが、この複合機1は胴内排紙型とされ、両ユニット2、100間に位置して排紙トレイ46が設けられている。尚、以下の説明において、図1の右手前側を正面側とし、左奥側を背面側とする。
まず、画像形成ユニット2について説明し、その後、画像読取ユニット100について説明する。
<画像形成ユニット>
図5は複合機1の垂直断面図である。画像形成ユニット2は本体ケーシング3の底側に配置される用紙供給用のフィーダ部4と、その上方に配置される画像形成用の画像形成部5とを有している。尚、以下の説明において左右方向とは図5における紙面と直交する方向を示すものとする。
フィーダ部4は薄いトレイ状をなす給紙カセット6の正面側に送出ローラ11、給紙ローラ8、ピンチローラ10、レジストローラ12を備え、給紙カセット6から用紙を一枚ずつ正面側に引きだした後、本体ケーシング3の背面側に方向転換させて搬送経路(図1の2点鎖線にて表示)に送り出すようになっている。尚、搬送経路は、給紙ローラ8の上端から画像形成位置P1までの大部分は、複合機1の本体側に形成された用紙ガイド部材51と、プロセスユニット17の底面部とにより形成されている。
給紙ローラ8は感光体ドラム27や、定着ローラ41等のローラと比べて、直径が大きく設定されている(例えば、感光体ドラム27の直径24mm、定着ローラ41の直径25mmに対して、給紙ローラ8の直径は33mm)。このように給紙ローラ8の直径を比較的大きく設定し、用紙が湾曲させられる曲率を小さくすれば、例えば、用紙に厚み(はがき等)がある場合であっても給紙ローラ8により用紙を折り曲げることなく良好に搬送することができる。
図5に示すように、給紙カセット6は用紙押圧板7を備えている。用紙押圧板7は、給紙カセット6に対して片持ち支持されており、給紙ローラ8に対して近い方の端部が上下方向に揺動可能とされている。この用紙押圧板7は図示しないバネが付設されており、給紙カセット6上に載置された用紙前端の上面が送出ローラ11に常に接触した状態となるように上向きに付勢されている。
分離パッド9は給紙ローラ8の下部において、バネ13によって給紙ローラ8に向かって押圧された状態で取り付けられており、複数の用紙が重なった状態で搬送経路内に供給されることを防止するよう機能する。即ち、送出ローラ11により送られてきた用紙は、給紙ローラ8と分離パッド9とに接触するが、このとき、分離パッド9と用紙との間には、適度な摩擦力が加えられるので、送出ローラ11により複数の用紙が分離パッドまで送られてきたとしても、最上位に位置する用紙以外の用紙は分離パッド9により係止される。このため、給紙ローラ8からは1枚毎に用紙が供給される。また、符号50は紙粉取りローラであって、給紙された用紙の紙粉を取り除くためのものである。
レジストローラ12は1対のローラから構成されており、給紙ローラ8の近傍に配置された位置センサ64による検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が図示しない基板内に配置された制御装置(図示省略)により制御される。そして、この制御により用紙の斜行が修正される。即ち、制御装置は給紙ローラ8による用紙の搬送時において、レジストローラ12は駆動している状態とし、位置センサ64が用紙の先端を検知すると、レジストローラ12を停止させる。そして、用紙がレジストローラ12に接触し弛んだ状態になった頃に、制御装置は再びレジストローラ12を駆動し、用紙を画像形成部5に送るようにしている。
なお、位置センサ64は機械式のものであり、用紙と接触して押されると用紙が接触する前の所定の位置から変位するよう構成されている。また、給紙ローラ8のやや上方には、複合機1の手前側からレジストローラ12の位置に直接用紙を給紙するための手差給紙口14が形成されており、給紙カセット6に用紙を収納することなく搬送経路に用紙を供給することができる。
画像形成部5はスキャナ部16、プロセスユニット17、定着器18とを有している。
スキャナ部16は、本体ケーシング3内において後述するプロセスユニット17の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ25により回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22および23などを備えており、レーザ発光部から発光されるレーザビームをポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21、反射鏡23の順に通過あるいは反射させて、図5における一点鎖線で示す経路を経てプロセスユニット17における感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
プロセスユニット17はドラムカートリッジ26と現像カートリッジ28とを有しており、本体ケーシング3に対して複合機1の正面側からの操作により脱着可能に装着されている。以下、より具体的に説明する。
図6はプロセスユニットを取り外した状態を表す複合機1の断面図である。本体ケーシング3には、スキャナ部16と給紙カセット6との間に位置してプロセスユニット17を収容する収容部84が形成されている。そして、本体ケーシング3における正面側には収容部84と連通する開口部84aが形成されるとともに、その開口縁の下部にはヒンジ(図示せず)を介して前面カバー49が取り付けられている。この前面カバー49は前記ヒンジを中心として開口部84aを開放する水平姿勢(図6に示す姿勢)と、開口部84aを閉じる起立姿勢(図5に示す姿勢)との間で回動可能とされている。そのため、前面カバー49を水平姿勢にセットしておけば、その状態から開口部84aを通じてプロセスユニット17を収容部84内に出入りさせることが出来るようになっている。
図5に示すように、プロセスユニット17のうち、ドラムカートリッジ26は感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30を備えている。一方、現像カートリッジ28は現像ローラ31およびトナーボックス34などを備えてなるとともに、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されている。
トナーボックス34内には、トナー(現像剤)が充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34に設けられたトナー供給口37から放出される。
トナー供給口37の側方位置(背面側の位置)には、トナー供給ローラ33が反時計方向に回転可能に配設されており、また、このトナー供給ローラ33に対向して現像ローラ31が反時計方向に回転可能に配設されている。そして、これらトナー供給ローラ33と現像ローラ31とはそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
また、現像ローラ31の近傍には、層厚規制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレード32は、金属の板バネ材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおいて現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブレード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、トナー供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、トナー供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。なお、この感光体ドラム27は、図示しないメインモータからの動力によって回転駆動されるように構成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27の半径方向において、水平方向から約30度上方に配置されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、このタングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光体ドラム27の表面は、その感光体ドラム27の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触する時に、感光体ドラム27の表面上に形成される静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光体ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
転写ローラ30は、感光体ドラム27の下方において、この感光体ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム27の表面上に担持された可視像は、用紙が感光体ドラム27と転写ローラ30との間(画像形成位置P1)を通る間に用紙に転写される。
そして、プロセスユニット17よりも用紙搬送方向下流側(奥側)には、定着ローラ41および押圧ローラ42とを備えた定着器18が設けられている。定着ローラ41は表面がフッ素樹脂によってコーティングされた金属管と、その金属管内に加熱のためのハロゲンランプとを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
押圧ローラ42は、定着ローラ41の下方において、定着ローラ41を押圧するように対向配置されている。この押圧ローラ42は金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されており、定着ローラ41の回転駆動に従って従動される。
定着器18では、転写位置において用紙上に転写されたトナーを、用紙が定着ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙は、本体ケーシング3の上面に向かって上下方向に延びた排紙パス(用紙ガイド部材52、53により形成される)に搬送される。排紙パスに搬送された用紙は、その上側に設けられる排紙ローラ45によって、再び方向転換されて用紙排出口24より、本体ケーシング3の上面壁43の中央部分に凹設された排紙トレイ46上に排紙される(図2参照)。
この排紙トレイ46は背面側から正面側に(図5における左側から右側に)むかってなだらかに湾曲しつつトレイの前端部分がやや下降する形状をなし、次に述べる画像読取ユニット100の下面壁105との間に用紙取り出し口82を形成している。これにより、例えば、A4サイズの用紙に画像を形成したときには、画像形成後の用紙は排紙トレイ46上に用紙取り出し口82からその先端部分を突出させた態様で排紙される。これによりオペレータは用紙取り出し口82より、画像形成後の用紙を容易に取り出すことが出来る。
<画像読取ユニット>
画像読取ユニット100はフラットベット式であって、前記排紙トレイ46の上面を被覆可能な上部ケーシング101を備えてなる。この上部ケーシング101は上方に開放する箱型をなすとともに、内部にイメージセンサ115を収容させた状態で上面が原稿を載置するためのプラテンガラス(本発明の載置部材に相当する)107によって塞がれている。イメージセンサ115は図5における左右方向に延設されたライン型のセンサであって、ガイド軸117に支持され、同ガイド軸117に沿って紙面と直交する方向に進退可能とされている。
このイメージセンサ115には延設方向に複数のフォトダイオード(図示略)が列設されており、図示しない光源より原稿に強い光を当てたときの反射光を個々のフォトダイオードで受光して、各画素毎に反射光の光強度(明度)を電気信号に変換するように構成されている。画像読取ユニット100では、これを図示しないA/D変換機にてデジタルデータ化することで、原稿上に形成された画像を画像データとして読み取ることができる。また、上部ケーシング101の下面壁105の後端(背面側の端)寄りの位置には除電ブラシ135が設けられている。徐電ブラシ135はホルダ部135bと、このホルダ部135bに保持されるブラシ部135aによって構成されており、用紙の排出時にブラシ部135aが用紙の全幅に亘って近接又は当接するように構成されている。
一方、図1に示すように画像読取ユニット100の上面には、正面側に操作用のタッチパネル125を備えた操作パネル121が配されるとともに、これと並んでADF機構145を備えた原稿カバー140が配置されている。
図3は原稿カバーが開いた状態を示す斜視図である。原稿カバー140はプラテンガラス107の上面を被覆可能な大きさに形成されるとともに、上部ケーシング101における上面の背面寄りの位置に設けられる第二のヒンジ軸(本発明の第二の回動中心に相当する)J2を介して同上部ケーシング101に回動可能に連結されている。
これにより、原稿カバー140は常にはプラテンガラス107の上方を覆った姿勢にあるが、原稿をセットする際には、正面側からの操作により原稿カバー140を第二のヒンジ軸J2を中心に回動させることでプラテンガラス107を露出させることが出来るようになっている。尚、ADF機構145について詳細な説明は割愛するが、上述のイメージセンサ115を移動させずに、原稿供給トレイ147から1枚づつ原稿を取り込んでイメージセンサ115の上方を通過させ、そこで原稿から画像を読み取るものである。
<両ユニットの連結構造>
図2は画像読取ユニットが開位置にある状態を示す斜視図であり、図4は複合機を背面側から見た斜視図である。上述した画像読取ユニット100は画像形成ユニット2に一対のヒンジ軸(本発明の第一の回動中心であって、以下、第一のヒンジ軸J1とする)からなる連結部(本発明の連結部材に相当する)Cによって回動可能に連結される。より具体的に説明すると、第一のヒンジ軸J1は図4に示すように複合機1の背面壁1aにおける上部ケーシング101と本体ケーシング3との合わせ部分(本発明の対向面における一側部に相当する)において、左右両端寄りの位置に設けられている。また、同図に示すように、第一のヒンジ軸J1の内側における上方位置には先に述べた第二のヒンジ軸J2が配されている。これら第一、第二のヒンジ軸J1、J2は共に、軸線が同図の左右方向に沿う向きに延びており平行配置されている。
一方、図5に示すように、上部ケーシング101の下面壁105であって操作パネル121の下方部には、上部ケーシング101の内方に張り出すように回動操作用の把手部105Bが設けられている。これにより、画像読取ユニット100は常には用紙取り出し口82の上面を閉止する閉位置(図5に示す位置であって、上部ケーシング101がほぼ水平な状態となる位置)にあるが、把手部105Bに手を掛けて上向きに操作してやると、操作パネル121側(自由端側)が第一のヒンジ軸J1を中心として上向きに持ち上げられて排紙トレイ46の上面を開放する開位置(図2に示す位置)に回動する。
尚、先に述べたように第一のヒンジ軸J1を複合機1の背面側に設けることで、図5に示すように第一のヒンジ軸J1が排紙トレイ46に対して用紙の排紙方向に対し上流側に位置する。このような配置とすることで、第一のヒンジ軸J1を中心として画像読取ユニット100を開放方向に回動操作させると、排紙トレイ46の前端部(正面側の端部)、すなわち用紙取り出し口82において両ユニット2、100間の対向間隔が広くなる。これにより、画像形成後の用紙の取り出しを円滑に行うことが出来る。
図14は本体ケーシング側の受け面部の拡大斜視図であり、図15は上部ケーシング側の受け面部の拡大斜視図である。本体ケーシング3の上面壁43と上部ケーシング101の下面壁105は両ユニット2、100の合わせ面であるが、その周縁部には図2に示すように(より詳しくは図14、図15に示すように)平らな受け面部43A、105Aが設けられている。この受け面部43A、105Aは両ケーシング3、101の左右の両側縁部の全長に亘る範囲と排紙トレイ46が設けられた部位を除く正面側の端部に設けられ、閉位置においては上下の受け面部43A、105A同士が面当たするようになっている。
このような構成とすることで、オペレータが両ユニット2、100間に手指を挟んでしまったとしても、指に加わる力が小さくなる(危害防止)。そして、図14並びに図15に示すように、受け面部43A、105Aの左右方向に関する幅(図14に示すG方向の幅)は複合機1の側部に比べて、正面側の方が幅広の設定とされているが、これは開位置において、両ユニット2、100間の対向間隔が第一のヒンジ軸J1側に比べて正面側の方が広くなっており、オペレータが正面側に手指を挟み易いためである。
<回動規制部材>
次に、画像形成ユニット2と画像読取ユニット100との間において、第一のヒンジ軸J1とは異なる位置に設けられる回動規制部材150について説明する。図2に示すように回動規制部材150は、複合機1の左右両部にそれぞれ設けられ画像読取ユニット100を両持ち状態で保持するよう構成されている。これら左右の回動規制部材150は左右対象な構造であるため、図2における手前側の回動規制部材150を例にとって説明する。尚、複合機1の左右両部に回動規制部材が設けられていることが、本発明における前記回動規制部材は前記第一の回動中心の軸方向の両側に設けられている、に相当する。
図7は原稿カバー並びに上部ケーシングが回動した状態を示す側面図(画像読取ユニットと画像形成ユニットの合わせ部から上側は断面で示してある)。図8、図9は回動規制部材の拡大斜視図である(図8は図2の手前側の回動規制部材の斜視図、図9は図2の奥側の回動規制部材の斜視図である)。図10は画像読取ユニットが閉位置にあるときの、連結リンクと案内溝の関係を示す図である。図11は突起が案内溝に沿って移動する様子を示す図である。図12は画像読取ユニットが開位置にあるときの、連結リンクと案内溝の関係を示す図である。図13は連結リンクの取り付け構造を示す断面図(図11におけるA−A線断面図)である。尚、図10においてはリンク格納部の構造を明確とするためコイルスプリングの記載を省略してある。
回動規制部材150は本体ケーシング3の上面壁43に設けられる保持プレート(本発明の係止部材に相当する)161と、上部ケーシング101の下面壁105に保持される連結リンク(本発明のリンク部材に相当する)181とから構成される。より具体的に説明すると、排紙トレイ46の左右両側部には複合機1の正面側から背面側に沿ってリンク格納部153が設けられている。このリンク格納部153は図10に示すように、上部ケーシング101の下面壁105に形成される上部ケーシング側格納部106と、本体ケーシング3の上面壁43に形成される本体ケーシング側格納部44から構成され、このうちの上部ケーシング側格納部106の天井壁には収容凹部106Aが形成されている。
図13に示すように、収容凹部106Aの中央部にはねじ孔を有する取り付け片191が下向きに突設されている。この取り付け片191には外向きに突出する左右一対の支持突193Aを有する支軸193がねじ止めされている。この支持突193Aに対して連結リンク181の一端が接続されるようになっている。
連結リンク181は樹脂製であって断面コの字状をなすとともに、その上端部(本発明の第一の端部に相当する)182には左右の壁面を貫通する軸孔183Aを有する軸連結部183が一体的に設けられている。尚、この軸連結部183は金属性である。
そして、支軸193が左右の支持突193Aを各軸孔183Aに挿通させた状態で連結リンク181の軸連結部183に嵌め合わされている。これにより、連結リンク181は支軸193を中心として回動可能に支持されることとなる。尚、連結リンク181の軸孔183Aにおける孔縁部にはバーリング加工が施されることで支持突193Aとの接触面積が広くとられている。このような構成とすることで支持突193Aを中心とする連結リンク181の回動動作が円滑に行われるような設定としてある。
連結リンク181のうち支軸193と連結される側の端部182とは反対側の端部(図13における下端であって、本発明の第二の端部に相当する)185の側壁からは、複合機1の中央側(同図における左側)に向かって突出する突起187が形成されている。この突起187は、次述する保持プレート161に形成される案内溝163に嵌合されるようになっている。
また、連結リンク181における下端寄りの位置であって、前記突起187が形成された部分よりやや上方位置には連結リンク181を構成する両側壁181A、181Bを橋渡すようにして接続片184(図8、図9も参照のこと)と、ばね取り付け孔189が形成されている。接続片184は突起187周辺におけるねじれ方向に関する剛性が高くなるような補強用である。
ばね取り付け孔189には一端が本体ケーシング3に設けられる取り付け座250に固定されたコイルスプリング(本発明の弾性部材に相当する)195が引っ掛けられるようになっている。このコイルスプリング195は図11に示すように、複合機1の奥行き方向(正面側から背面側に向かう方向)に沿って配されて、連結リンク181の下端185を複合機1の奥側(背面側)に引き込むように付勢している。尚、図11において右側が複合機1の正面側であり、左側が複合機1の背面、すなわち奥側である。
また、突起187は案内溝(詳細は後述する)163に対して水平方向(外側から複合機1の中央側へ向かう方向)から差し込まれるが、その差込方向先端側の端部が案内溝163から突出するような突出高さを持って形成される。そして、図13に示すように、突出端には抜け止め部188が形成されている。
抜け止め部188は突起187の突出方向に直交する方向(外向きに)に張り出すように形成され、保持プレート161の側面に対面することで案内溝163から突起187が脱落するのを防止するよう機能する。尚、この抜け止め部188は図10に示すように、突起187の全周に亘って設けられておらず、上下部にのみ設けられている。このような構成とすることで、抜け止め部188を溝163に沿った横向きの姿勢としておけば、突起187を案内溝163に簡単に組み付け(差し込み)出来る。
次に、保持プレート161について説明する。図8、図9に示すように本体ケーシング側格納部44であって、突起187と対応する位置(連結リンク181の配置場所より複合機1の中央寄りの位置)には、前後一対の座部44A、44Bが形成されており、その座部44A、44B上に前後の両端部を固定された状態で保持プレート161が配されている。保持プレート161は合成樹脂製であって、左右に貫通し複合機1の奥行き方向に延びるリング状をなしている。
保持プレート161はその壁面間(主として上下の壁面)によって前記突起187に対する案内溝163を形成するとともに、上面からは図示上方に補強片167が一体的に起立形成されている。この補強片167は案内溝163の全長に亘って形成されている。このように、補強片167を上面に形成するのは、画像読取ユニット100を回動させる際に、案内溝163を構成する上下の壁面のうち上側の壁面が突起187の摺動面となり、その摺動に対して耐久性を持たせるためである。
さて、案内溝163は図10に示すように大まかには、複合機1の奥行き方向に延びているが、正面側(図10における右側)の端部が画像読取ユニット100の開位置と対応する初期位置(本発明の第一の位置に相当する)K0、これとは反対に位置する奥側(図10における左側)の端部が画像読取ユニット100の開位置と対応する係止位置(本発明の第二の位置に相当する)K1とされている。そして、初期位置K0から係止位置K1に向かう経路上には第一の傾斜部168、第二の傾斜部(本発明の傾斜部に相当する)169が設けられるとともに、この第二の傾斜部169の頂点位置と同じ高さ位置に前記係止位置K1が設けられている。
まず、画像読取ユニット100が閉位置にあるときには、突起187が初期位置K0にある。このとき、連結リンク181は図10に示すように水平に近い斜め姿勢にあって、リンク格納部153内に全体が収容された状態にある。
この状態から画像読取ユニット100を第一のヒンジ軸J1を中心に開放方向に回動させると、その回動に伴って支軸193は画像読取ユニット100と一体的に回動、すなわち同図における左斜め上方に移動する。
一方、突起187は保持プレート161の上側の壁面によってその移動方向が溝に沿った方向のみに規制されているため、案内溝163を奥側(同図における左側)へと移動する。より具体的には、初期位置K0から移動をはじめた突起187は第一の傾斜部168を登った後、図11に示すように溝壁に沿って下ってゆき、その後、第二の傾斜部169を登ってゆく。かくして、連結リンク181は支軸193を中心としてR方向(図10、図11参照)に回動される。
画像読取ユニット100が開位置まで回動されると、図7、図12に示すように連結リンク181は第一のヒンジ軸J1とは反対側(用紙の排紙方向の上流側)、すなわち複写機1の正面寄りの位置において、起立姿勢(詳細には、やや後倒した起立姿勢)となって、本体ケーシング3の上面壁43と上部ケーシング101の下面壁105とを連結している。このときには、第二の傾斜部169を登った突起187は案内溝163の係止位置K1にある。
この係止位置K1においては、案内溝163の奥端の溝壁(本発明の規制壁に相当する)164が突起187と対面して位置する。そのため、開位置にある画像読取ユニット100を、その状態から更に開放方向に回動させると、突起187が溝壁164に干渉することで同突起187の図示左方向への移動が規制される。これにより、画像読取ユニット100の開位置を越える開放方向への回動が規制される。尚、溝壁164は突起187の外形形状に倣った円弧状をなしており、当接状態においては溝壁164に対して突起187が面当たりするようになっている。
そして、開位置においてオペレータが画像読取ユニット100から、手を離しても画像読取ユニット100は閉位置へ復帰せずそのままの開いた状態(開位置)が維持されるようになっている。これは、画像読取ユニット100の自重を連結リンク181並びにコイルスプリング195が支えるためである。すなわち、図12に示すように、開位置において支軸193には画像読取ユニット100の自重Fが下向きに加わる。これにより、連結リンク181には同図に示すS方向、すなわち復帰方向への回転モーメント(突起187を中心とするモーメント)が発生するが、これにコイルスプリング195のばね力が抗するから画像読取ユニット100は閉方向に復帰せず開位置に留まった状態となる。
また、開位置における連結リンク181の姿勢、すなわち連結リンク181の支軸193と突起187を結んだ軸線L1と水平線L2とのなす角度αは90度より大きな角度(約110度程度)に設定されているが、これは次の2点を考慮したものである。
第一に開位置における画像読取ユニット100の支持の安定である。すなわち、連結リンク181が寝た姿勢にある場合に比べて起立姿勢にあれば、画像読取ユニット100をしっかりと下支えすることが可能であるし、図12に示すS方向の回転モーメントの大きさが小さくて済むから、コイルスプリング195のばね力も小さな力で済む。
第二に支持の解除である。本実施形態では画像読取ユニット100を下方に押圧操作することで、連結リンク181による画像読取ユニット100の支持を解除することとしているが、仮に、支持の安定のみを重視して連結リンク181を完全な起立姿勢(垂直に起きた姿勢)に設定してしまうと、連結リンク181は両ユニット2、100間で突っ張った状態となるから画像読取ユニット100を押圧操作しても支持を解除することができない。そこで、連結リンク181をやや寝かせる設定とすることで、支持の安定を図った上で押圧操作による支持の解除を可能としている。
そして、画像読取ユニット100が開位置から閉位置に回動されるのに伴って、連結リンク181は起立した状態から次第に寝た姿勢となるように回動するから、この回動により一端が連結リンク181に固定されたコイルスプリング195は弾性的に引き伸ばされる。これにより、画像読取ユニット100が勢いよく閉じられることが防止される。
また、このコイルスプリング195は画像読取ユニット100が閉位置にあるときには、突起187を係止位置K1側に引き込むように付勢する。そのため、画像読取ユニット100を開放方向に回動させる際には、このばね力によって回動方向への操作が補われるからコイルスプリング195が設けられていない場合に比べて、操作力が小さくて済む。
また、図7に示すように、開位置における画像読取ユニット100の開放角度はθ1は約30度に設定されるとともに、先に述べた原稿カバー140の開放角度θ2は約60度とされ、両開き角度θ1、θ2の和が90度以下となるような設定とされている。このような構成とすることで、本体ケーシング3の背面からの原稿カバー140の回動量(同図における奥側への回動量)が小さくなるから装置全体の配置スペースが小さくて済む。尚、原稿カバー140の回動規制は第二のヒンジ軸J2に設けられるストッパブラケット210を上部ケーシング101の後端に設けられる突き当て部215に当接させることで行っている(図17参照)。
次に、閉位置におけるユニット開き防止機構、並びに閉位置への案内機構について説明する。図14は本体ケーシング側の受け面部の拡大斜視図であり、図15は上部ケーシング側の受け面部の拡大斜視図であり、図16は弾性保持部がロック孔に係合した状態を示す断面図(図14のB−B線断面図)である。
図14に示すように、本体ケーシング3の受け面部43Aにおける正面左端部には球状凸部221が設けられている。球状凸部221は円盤状をなす基盤223上にドーム型の半球部225を備えるとともに、半球部225の頂上部にはロック孔227が形成されている。尚、基盤223の周壁は起立する垂直面とされている。
一方、図15に示すように、上部ケーシング105の受け面部105Aにおける前記球状凸部221の対向位置には受け部231が設けられている。この受け部231は半球部225の曲率に習った凹面231Aをもって形成されるとともに、同凹面231A内には弾性保持部239を有するロック片237が、同弾性保持部239を下に向けた状態で固定されている。
図16に示すように、弾性保持部239は外向きに張り出す一対の係合片239Aを備えるととももに、全体としては環状をなしている。そして、受け部231の下部には前記基盤223の周壁に隙間なく嵌め合わされるガイド部233が形成されている。
以上のことから、画像読取ユニット100が開位置にあるときには、球状凸部221と受け部231とは互いに離間した位置関係にあるが、画像読取ユニット100を閉位置に向けて回動させてゆくと、やがて、受け部231が球状凸部221の上面に覆い被さる。その後、画像読取ユニット100は凹面231Aと半球部225との嵌合による案内作用をうけて閉位置へと案内される(案内機構)。
加えて、回動の途中で弾性保持部239は係合片239Aを内向きに弾性変位させつつロック孔227内に進入してゆく。そして、画像読取ユニット100が閉位置に達すると、ロック孔227を通過した係合片239Aは弾性復帰してロック孔227の孔壁227Aに係合する(図16参照)。
かくして、回動方向に関し、画像読取ユニット100が画像形成ユニット2にロックされる(ユニット開き防止機構)。このようなユニットの開き防止は原稿カバー140を開放した際に、画像読取ユニット100が開放されるのを防止するのに有効である。また、このロック状態においては、受け部231側のガイド部233が基盤223に対して、隙間無く嵌合め合わされる。これにより、画像読取ユニット100の水平方向に関する遊動が規制される。
加えて、先に述べたように球状凸部221はドーム状をなすとともに、弾性保持部239は凹面231A内にあって上部ケーシング101の下面壁105から下方に突出されない構成である。仮に、球状凸部221にエッジがあったり、弾性保持部239が突出した態様であると、オペレータが両ユニット2、100間に手を入れた場合に手を突く恐れがあるが、上記構成であれば、危害対策として有効である。
次に、本実施形態の作用効果について、説明する。
本実施形態によれば、画像読取ユニット100は画像形成ユニット2に対して回動可能に連結されている。そのため、画像読取ユニット100を開位置にセットしてやれば、排紙トレイ46の上方が開放されるから、例えば、はがきサイズ等のサイズの小さな用紙に画像を形成したとき(画像形成後の用紙の先端が用紙取り出し口82から露出されない場合)であっても、画像形成後の用紙を排紙トレイ46から容易に取り出すことが出来る。
加えて、開位置にある画像読取ユニット100をオペレータが誤って回動方向に操作してしまったり、或いは複合機1を移動させるべく画像読取ユニット100を手で掴んで持ち上げた場合であっても、画像読取ユニット100の回動を回動規制部材150が規制するから同画像読取ユニット100は開位置を越えて回動されない。
これにより、第一のヒンジ軸J1におけるユニット2、100同士の干渉並びに、画像読取ユニット100と周辺に置かれた機器との干渉を回避することが出来る。また、回動規制部材150を構成する連結リンク181は複合機1の正面寄りの位置に設けられている。このような構成であれば、回動規制部材150を第一のヒンジ軸J1近傍に設ける場合に比べて、開位置における画像読取ユニット100の保持が強固なものとなる。
また、案内溝163には第一の傾斜部168並びに第二の傾斜部169が形成されている。これにより、突起187は画像読取ユニット100が開位置から閉位置に至る際には第一の傾斜部168を、閉位置から開位置に至る際には第二の傾斜部169をそれぞれ登る必要があるため、閉位置並びに開位置の付近で操作力がやや重くなる。
これにより、画像読取ユニット100を各位置に至らしめる際に、節度感を与えることが出来る。また、本実施形態では、初期位置K0に比べて係止位置K1が上方に設定されているから、連結リンク181の全長を長くすることなく、画像読取ユニット100の開放角度を大きくとることが出来る。
そして、第一、第二のヒンジ軸J1、J2はいずれも複合機1の背面壁1a側に設けられるとともに、本体ケーシング3の正面壁にプロセスユニット17を出し入れするための開口部84aが形成されている。このような構成であれば、原稿カバー140、画像読取ユニット100の回動並びに、プロセスユニット17の取替えをいずれも装置の正面側から行うことが出来る。
また、仮に、開口部84aが排紙トレイ46と重なって設けられているとプロセスユニット17の取替えの際にわざわざ排紙トレイ46を除けなければならないが、本構成によれば、開口部84aと排紙トレイ46とが異なる位置に設けられているから、排紙トレイ46が装着された状態のままでプロセススユニット17を取り替えることができ、取替え作業性に優れる。
また、上記構成によれば、突起187は画像読取ユニット100の回動に伴って、案内溝163によって係止位置K1へと案内され、係止位置K1に至ると同時に、溝壁164によってそれ以上の移動が規制される。このように、突起を移動規制するための専用操作(例えば、突起を係止位置にセットする操作等)を必要とせず操作性に優れる。
更に、連結リンク181を保持するための支軸193は収容凹部106A内に形成されているから、支軸193が画像読取ユニット100の壁面から突出するように設けられている場合に比べて、高さ方向(上下方向)に関する連結リンク181の配置スペースを小さくすることが出来る。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、回動規制部材を連結リンクと保持プレートによって構成したが、開位置において画像読取ユニットの開き方向に関する回動規制を行うことが出来るものであればよく、例えば保持プレートに変えて、同開位置において連結リンクに係止するフックを設けてもよい。
(2)本実施形態では、画像読取ユニット側に連結リンクを設ける一方、画像形成ユニット側に保持プレートを設けたが、構成を逆にして画像読取ユニット側に保持プレートを設ける一方、画像形成ユニット側に連結リンクを設けてもよい。
(3)本実施形態では、保持プレートの案内溝を水平方向に形成したが、開位置において画像読取ユニットの開き方向に関する回動規制を行うことが出来るものであればよく、例えば案内溝を上下方向に形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る複合機の斜視図 画像読取ユニットが開位置にある状態を示す斜視図 原稿カバーが開いた状態を示す斜視図 複合機を背面側から見た斜視図 複合機の垂直断面図 プロセスユニットを取り外した状態を表す断面図 原稿カバー並びに上部ケーシングが回動した状態を示す側面図 回動規制部材の拡大斜視図 同じく回動規制部材の拡大斜視図 画像読取ユニットが閉位置にあるときの、連結リンクと案内溝の関係を示す図 突起が案内溝に沿って移動する様子を示す図 画像読取ユニットが開位置にあるときの、連結リンクと案内溝の関係を示す図 連結リンクの取り付け構造を示す断面図(図11のA−A線断面図) 本体ケーシング側の受け面部の拡大斜視図 上部ケーシング側の受け面部の拡大斜視図 弾性保持部がロック孔に係合した状態を示す断面図(閉位置にあるときに図14のB−B線で複合機を切断した断面図) 図7におけるD部の拡大図
符号の説明
2…画像形成ユニット
3…本体ケーシング
100…画像読取ユニット
101…上部ケーシング
150…回動規制部材
161…保持プレート(係止部材)
163…案内溝
181…連結リンク(リンク部材)
187…突起

Claims (16)

  1. 筐体として本体ケーシングを有し、用紙に画像を形成するための画像形成ユニットと、
    前記画像形成ユニットの上面に設けられ、前記画像形成ユニットによる画像形成後の用紙が排出される排紙トレイと、
    前記排紙トレイの上方に設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取ユニットと、
    前記排紙トレイの上方を覆う閉位置と該排紙トレイの上方を開放する開位置との間で、前記画像読取ユニットが画像形成ユニットに対して第一の回動中心を中心として回動可能となるように、前記画像形成ユニットと前記画像読取ユニットとを連結する連結部材と、
    前記画像読取ユニットの筐体となる上部ケーシングに対してその上面側に、第二の回動中心を中心として回動可能となるように連結された原稿カバーと
    前記連結部材とは異なる位置に設けられ、前記画像読取ユニットの前記開位置を越える開放方向への回動を規制する回動規制部材と、を備え
    前記回動規制部材は、
    前記画像形成ユニットの前記本体ケーシングあるいは前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングのいずれか一方に設けられる係止部材と、
    前記他方側のユニットのケーシングに支持される第一の端部と、前記画像読取ユニットが前記開位置にあるときに前記係止部材と係止される第二の端部とを有し、前記開位置において両ユニットのケーシングを連結するリンク部材と、を備え、
    前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングを掴んで装置全体を持ち上げた場合に、掴まれた画像読取ユニットの前記上部ケーシングと、自重により前記連結部材を軸に下向きに回転する前記画像形成ユニットの前記本体ケーシングとの間を、前記リンク部材が相互に連結することにより、両ユニットを連結状態に保つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開位置は前記画像形成ユニットに対する前記画像読取ユニットの前記第一の回動中心を中心とする開放角度が90度以内となる範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記連結部材が前記画像形成ユニットと前記画像読取ユニットの対向面における一側部に設けられ、
    前記回動規制部材は前記連結部材が設けられた一側部とは、反対側の他側部寄りの位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記連結部材が前記用紙の排紙方向において前記排紙トレイの上流側に設けられ、前記回動規制部材が前記用紙の排紙方向において前記連結部材の下流側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記リンク部材の前記第一の端部は前記他方側のユニットの前記ケーシングに回動可能に軸支され、第二の端部には突起が設けられ、
    前記係止部材は前記画像読取ユニットの前記回動に連動して、前記突起を前記係止部材に対する係止位置に案内する案内溝を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記案内溝の一端は前記係止位置とされ、該一端は前記突起と当接することで当該突起のそれ以上の移動を規制する規制壁を有していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記係止部材を貫通するように前記案内溝が形成され、
    前記突起が該案内溝に対して差し込まれ、その差込方向先端側の端部が前記案内溝から突出されたものにおいて、
    前記突起における前記案内溝からの突出端には、その突出方向に直交する方向の外向きに突出して前記係止部材の側面に対面することで前記案内溝に対する前記突起を抜け止めするための抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記リンク部材が前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングに設けられ、前記係止部材が前記画像形成ユニットの前記本体ケーシングに設けられ、
    前記突起は前記画像読取ユニットが前記閉位置にあるときに、前記案内溝の一端に設けられる第一の位置にあって、そこから前記画像読取ユニットが回動されたときには、前記第一の位置とは反対側に形成される前記係止位置である第2の位置に向けて移動するものにおいて、
    前記案内溝には前記第一の位置から前記第二の位置に向かう経路上に上り勾配となる傾斜部が設けられ、前記第二の位置が前記第一の位置に比べて上方に形成されていることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像読取ユニットの前記上部ケーシングには収容凹部が設けられるとともに、この収容凹部内に前記リンク部材を回動可能に軸支するための支軸が設けられていることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記係止部材が設けられた側のユニットと前記リンク部材との間には弾性部材が架設され、
    該弾性部材は前記画像読取ユニットが前記開位置から前記閉位置に回動する際に、弾性的に伸ばされることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記回動規制部材は前記第一の回動中心の軸方向の両側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記両ユニットの対向部分には、前記閉位置において互いに面当たりする受け面部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記両受け面部のうち前記画像形成ユニット側には半球状をなす球状凸部が形成される一方、前記画像読取ユニット側の受け面部における球状凸部に対する対向位置には前記球状凸部の曲率に倣った凹面を有する受け部が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記球状凸部の頂上部にはロック孔が設けられる一方、前記受け部の凹面には前記画像読取ユニットが前記閉位置にあるときに、前記ロック孔に係止される弾性保持部が該凹面内に位置して設けられていることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二の回動中心は前記第一の回動中心の上方に平行となるように配置され、前記第一の回動中心を中心とする前記画像読取ユニットの開放角度と、前記第二の回動中心を中心とする前記原稿カバーの開放角度との和が90度以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  16. 前記第一、第二の回動中心が前記両ユニットの背面側に設けられて、前記原稿カバー並びに前記画像読取ユニットの正面側が自由端とされたものにおいて、
    前記画像形成ユニットの正面壁には開口部が設けられて、そこより、該画像形成ユニット内にプロセスユニットを出入りさせるよう構成されていることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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