JP6119977B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナーに代表される画像読取装置に関する。
画像読取装置の一例としてのスキャナーは、下部構造物の一例としての、記録用紙に記録を行う記録装置の上部に設けられる場合がある。この場合、記録装置のメンテナンスの為、スキャナーは記録装置の上部を開閉可能に設けられる。この開閉は、多くの場合スキャナーの回動動作によって行われる。
またスキャナーの上部には、スキャナーユニットを開閉するカバーが設けられる、多くの場合このカバーは回動動作によってスキャナーユニットを開閉する様に設けられる。或いは、この様なカバーに代えて、オートドキュメントフィーダー(ADF)と呼ばれる自動原稿搬送装置がスキャナー上部に設けられる場合もあるが、やはり多くの場合このオートドキュメントフィーダーも、回動することによりスキャナーユニットを開閉する様に設けられる。
ここで、特にADFは重量が重い為、スキャナーを開いた際の勢いでADFも開いてしまう虞があり、そしてスキャナーもまた重量が重いことから、双方が開くことで装置が転倒してしまう虞がある。この様な問題を回避する為に、特許文献1〜3に示される様に、スキャナーと、カバー又はADFと、の一方が開いた場合は他方をロックし、双方が同時に開かない様に構成された装置が提案されている。
特開2006−42003号公報 特開2011−71820号公報 特開2011−71929号公報
ところでスキャナーは、多くの場合その上部のカバーやADFよりも重量が重く、スキャナーを開く際には比較的大きな力を必要とする。このため、スキャナーを下部構造物に対しロックするロック部位には、カバーやADFをスキャナーに対してロックするロック部位よりも、より大きな力が作用し易い。
しかしながら上記特許文献1〜3記載のロック機構のいずれも、回動するアーム(レバー)によりスキャナーを下部構造物に対しロックする構成であることから、ロックされた状態にあるスキャナーを開こうとした際の大きな力により、アームがロック解除方向の力を受けてロック解除される虞があり、或いはアームが荷重に耐えきれず破損する虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、下部構造物の上部に設けられる開閉体を、より強固に、下部構造物に対してロックすることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る画像読取装置は、下部構造体と、前記下部構造体の上部を開閉する第1開閉体と、前記第1開閉体の上部を開閉する第2開閉体と、を備え、前記第1開閉体は、前記第2開閉体が開状態にあるときに前記下部構造体に対し前記第1開閉体をロックするロック位置に位置し、前記第2開閉体が閉状態にあるときに前記下部構造体に対する前記第1開閉体のロックを解除するロック解除位置に位置する、上下方向と交差する方向にスライドすることにより前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を変位する第1ロック部材と、前記第1開閉体が開状態にあるときに前記第1開閉体に対し前記第2開閉体をロックするロック位置に位置し、前記第1開閉体が閉状態にあるときに前記第1開閉体に対する前記第2開閉体のロックを解除するロック解除位置に位置する、回動することにより前記ロック位置とロック解除位置とを切り換え可能な第2ロック部材とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、下部構造体の上部を開閉する第1開閉体を下部構造体に対しロックする第1ロック部材は、上下方向と交差する方向にスライドすることにより第1開閉体をロックするロック位置と、ロックを解除するロック解除位置と、を変位する。従って、下部構造体の上部に設けられた第1開閉体がロックされた状態で当該第1開閉体を開こうとした際に、第1ロック部材に大きな力が掛かっても、当該第1ロック部材はその様な大きな力に確実に対抗することができ、より強固に、第1開閉体を下部構造体に対してロックすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1ロック部材は、前記第2ロック部材と係合状態に設けられ、前記第2ロック部材のロック位置とロック解除位置との移動は、前記回動する動作に加えて、当該第2ロック部材が上下方向にスライドすることにより下方に位置する第1位置と上方に位置する第2位置との間を変位可能であるとともに、前記第1位置では前記第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持し、前記第2位置では前記第1ロック部材の前記ロック解除位置から前記ロック位置への変位を許容することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ロック部材と前記第2ロック部材が係合することにより両者の位置及び姿勢の切り換えが行われる構成であるので、前記第1ロック部材と前記第2ロック部材とを別々の位置に設ける構成に比して、組立作業性が良く、また設置スペースの節約を図ることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記第1開閉体は、前記第2ロック部材が前記第1位置にあるときに前記第2ロック部材の回動を許容し、前記第2ロック部材が前記第2位置にあるときに前記第2ロック部材の回動を規制することにより前記第2ロック部材の位置を前記ロック解除位置に保持する位置規制部材を有することを特徴とする。本態様によれば、位置規制部材を備える構成において、上記第1または第2のいずれかの態様の作用効果が得られる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記第1開閉体は、前記第1ロック部材を前記ロック位置方向に付勢する第1付勢手段と、前記第2ロック部材を前記ロック位置方向に付勢する第2付勢手段と、前記第2ロック部材を前記第2位置方向に付勢する第3付勢手段と、を備え、前記第2開閉体は、閉状態において前記第2ロック部材を前記第1位置に保持し、開状態において前記第2ロック部材の前記第2位置から前記第1位置への変位を許容し、前記下部構造体は、前記第1開閉体及び第2開閉体が閉状態にあるときに前記第2ロック部材と係合して前記第2ロック部材の位置を前記ロック解除位置に保持する位置保持部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、第1ロック部材及び第2ロック部材のロック位置及びロック解除位置の切り換えを各付勢手段の付勢力により切り換えることから、装置構成の単純化と低コスト化を図ることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記第2ロック部材は、前記第1開閉体に形成された開口部から前記第2開閉体に向けて常時突出した状態となることを特徴とする。
第1開閉体に対し第2開閉体をロックする第2ロック部材が、第2開閉体の開放時に第1開閉体から非突出状態にあると、第2ロック部材が突出する開口部上に媒体が置かれたまま、第2開閉体が閉じられる虞がある。この場合、媒体は開口部から突出する第2ロック部材によって穿孔されてしまう可能性がある。しかしながら本態様によれば、前記第2ロック部材は、前記開口部から常時突出した状態となるので、ユーザーが媒体を開口部上に置く虞が無く、上述の様な不具合を回避できる。
本発明の第6の態様は、第4のまたは第5の態様において、前記第2付勢手段が、前記第3付勢手段を兼ねることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2付勢手段が、前記第3付勢手段を兼ねるので、装置構成の単純化と低コスト化を図ることができる。
本発明の第7の態様は、第2から第6の態様のいずれかにおいて、前記第2ロック部材において前記第1ロック部材と係合する係合面は、前記第2ロック部材が回動する際に前記第1ロック部材と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持する、円弧面で形成された第1係合面と、前記第2ロック部材が前記第1位置と前記第2位置との間でスライドする際に前記第1ロック部材と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置と前記ロック位置との間で変位させる、傾斜面で形成された第2係合面と、を備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2ロック部材において前記第1ロック部材と係合する係合面が、前記第2ロック部材が回動する際に機能する円弧面と、前記第1ロック部材及び前記第2ロック部材がスライドする際に機能する傾斜面とで構成されているので、各ロック部材の動作に応じた適切な係合状態を形成することができる。
本発明に係るプリンターの斜視図。 本発明に係るプリンターの背面斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてスキャナーユニットを開いた状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターにおけるスキャナーユニットの内部透視図。 (A)は本発明に係るプリンターにおけるオートドキュメントフィーダー(ADF)及びスキャナーユニットのロック機構の斜視図であり、(B)はロック機構における第1ロック部材の側面図。 (A)は、ロック機構における第2ロック部材の側面図であり、(B)は第2ロック部材の位置を規制する位置規制部材の側面図。 装置本体にオートドキュメントフィーダー(ADF)及びスキャナーユニットが閉じられた状態にある際のロック機構の側面図。 (A)は、オートドキュメントフィーダー(ADF)が開かれた状態にある際のロック機構の側面図であり、(B)は、オートドキュメントフィーダー(ADF)が開かれた状態にある際のスキャナーユニットにおける第2ロック部材を示す斜視図。 (A)は、スキャナーユニットが装置本体に対して開かれた状態にある際のロック機構の側面図であり、(B)は、スキャナーユニットが装置本体に対して開かれた状態にある際の第1ロック部材の斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの背面斜視図であり、図3は本発明に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す斜視図であり、図4は本発明に係るプリンターにおいてスキャナーユニットを開いた状態を示す斜視図であり、図5は本発明に係るプリンターにおけるスキャナーユニットの内部透視図である。
図6(A)は本発明に係るプリンターにおけるオートドキュメントフィーダー(ADF)及びスキャナーユニットのロック機構の斜視図であり、図6(B)はロック機構における第1ロック部材の側面図であり、図7(A)は、ロック機構における第2ロック部材の側面図であり、図7(B)は第2ロック部材の位置を規制する位置規制部材の側面図であり、図8は装置本体にオートドキュメントフィーダー(ADF)及びスキャナーユニットが閉じられた状態にある際のロック機構の側面図である。
図9(A)は、オートドキュメントフィーダー(ADF)が開かれた状態にある際のロック機構の側面図であり、図9(B)は、オートドキュメントフィーダー(ADF)が開かれた状態にある際のスキャナーユニットにおける第2ロック部材を示す斜視図であり、図10(A)は、スキャナーユニットが装置本体に対して開かれた状態にある際のロック機構の側面図であり、図10(B)は、スキャナーユニットが装置本体に対して開かれた状態にある際の第1ロック部材の斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が記録装置の高さ方向を示している。尚、各図において−Y向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
図1及び図2を参照するに、本発明に係る画像読取装置10が示されている。画像読取装置10は、「下部構造体」としての装置本体12と、装置本体12の上部を開閉する「第1開閉体」としてのスキャナーユニット14と、当該スキャナーユニットの上部を開閉する「第2開閉体」としてのオートドキュメントフィーダー(ADF)16(以下、「ADF16」)とを備えている。装置本体12は、装置前面側(図1−Y方向側)においてユーザーが画像読取装置10を操作するための操作パネル部18と、装置前面側に開口した排出口20と、当該排出口20の下方に配置された媒体収容部22とを備えている。
媒体収容部22は、Z軸方向上方側に位置する上段側トレイ24と、当該上段側トレイ24の下方に位置する下段側トレイ26とを備えている。上段側トレイ24及び下段側トレイ26は、装置本体12に対しそれぞれ装置前方側(図3における−Y方向)から装着及び取り外し可能に構成されている。また、操作パネル部18は、画像読取装置10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン、表示パネル等を備えて構成されている。
また、装置本体12内には、図示しないが媒体Pを媒体収容部22から搬送する搬送部と、媒体Pの記録面に記録を行う記録部と、該記録部により記録が行われた媒体Pを排出口20から排出する排出部と、媒体収容部22から前記記録部を介して前記排出部に媒体Pを搬送する搬送経路とが設けられている。
また、装置本体12は、装置背面側(図2+Y方向側)において、装置本体12に対して回動可能に構成された背面カバー28を備えている。尚、図2において、背面カバー28は、装置本体12に対して閉じた状態にある。また、背面カバー28は、当該背面カバーの自由端側に背面カバー28に対して回動可能に連結された第1媒体支持トレイ30を備えている。
■■■第1の実施例■■■■
次いでスキャナーユニット14及びADF16について説明する。図1及び図3を参照するに、ADF16は、スキャナーユニット14の上部に配置されている。ADF16は、スキャナーユニット14の上部において+Y方向側の端部に回動軸32を介して回動可能にスキャナーユニット14と連結されている。このため、本実施例では、ADF16は、−Y方向側の端部を自由端としてスキャナーユニット14に対して回動して開閉する。
また、ADF16は、第2媒体支持トレイ34と、媒体搬送部36と、媒体排出スタック38と、ADF16の下面に設けられた原稿押さえ部材40とを備えている。媒体搬送部36は、ADF16がスキャナーユニット14に対して閉じられている状態(図1参照)において第2媒体支持トレイ34に支持された媒体Pを搬送し、スキャナーユニット14の上部に設けられたADF読取面42(図3参照)において光学走査部44(図5参照)に読み取らせた後、媒体排出スタック38に排出する。
次いで、図3ないし図5を参照して、スキャナーユニット14の構成について説明する。スキャナーユニット14は、図3及び図4に示すように、装置本体12の上部に配置されている。また、スキャナーユニット14は、装置本体12の上部において+Y方向側の端部に回動軸46を介して回動可能に装置本体12と連結されている。このため、本実施例では、スキャナーユニット14は、−Y方向側の端部を自由端として装置本体12に対して回動して開閉する。
また、スキャナーユニット14は、装置本体12に対して開かれた状態(図4参照)にある際、装置本体12の上部に設けられた開口部48を介してキャリッジ(図示せず)のX軸方向における移動領域50の少なくとも一部を開放する。
このため、キャリッジの移動領域50において媒体Pの紙詰まりが生じた際、スキャナーユニット14を装置本体12に対して開いた状態とすることにより、ユーザーが開口部48を介して移動領域50に対してアクセス可能となり、容易に詰まった媒体Pを取り除くことができる。
また、スキャナーユニット14は、原稿載置面52(図3参照)と、光学走査部44と、ロック機構56とを備えている。原稿載置面52は、スキャナーユニット14の上部に設けられている。原稿載置面52は、透明なガラス板により形成されている。本実施例では、原稿載置面52の−X方向側の端部に光学走査部44が原稿載置面52に載置された原稿を読み取るための原稿読取原点Sが設定されている。尚、原稿載置面52の周囲は原稿載置面52より一段高くなっており、これにより原稿読取原点Sに対し、原稿角部を突き当てて位置決めすることができる様になっている。
また、スキャナーユニット14に対してADF16が開かれた状態にある際、原稿載置面52に媒体Pが載置される。その後、ADF16をスキャナーユニット14に対して閉じることにより媒体Pが読取可能状態となる。この際、原稿載置面52に載置された媒体Pは、ADF16に設けられた原稿押さえ部材40により媒体Pの原稿載置面52に面した側と反対側の面が押圧される。
これにより、媒体Pは原稿載置面52に対して一様に押し付けられ、媒体Pが原稿載置面52から浮かないようにされている。尚、原稿押さえ部材40の大きさは、原稿載置面52に載置される媒体Pの前記反対側の面の全領域を押さえられるように原稿載置面52の大きさと同じ大きさに設定されている。
また、スキャナーユニット14の上部において原稿載置面52の+X方向側には、ADF読取面42が設けられている。ADF読取面42は、後述する光学走査部54が待機位置にある場合にADF16の媒体搬送部36により搬送された媒体Pを読取可能な位置に設けられている。
また、図5を参照して、光学走査部44は、読取部58と駆動機構60とを備えている。読取部58は、図5においてY軸方向に延設されており、原稿載置面52及びADF読取面42のY軸方向における長さに対応している。駆動機構60は、図5におけるX軸方向に沿って延設されている。駆動機構60は、図示しない駆動源により回転駆動させられる、スキャナーユニット14の+X方向側の端部に設けられた駆動プーリー62と、スキャナーユニット14の−X方向側の端部に設けられた従動プーリー64と、駆動プーリー62と従動プーリー64との間を巻回された無端ベルト66とを備えている。
無端ベルト66は読取部58に接続され、駆動プーリー62の回転に応じて、読取部58をX軸方向に沿って+X方向及び−X方向に移動させる。これにより、原稿載置面52に載置された媒体Pの該原稿載置面と対向する面の読取を行うことができる。尚、本実施例では、図5に示す読取部58の位置が該読取部の待機位置であるとともにADF読取面42の読取位置(図3参照)に設定されている。
次いで、本実施例に係るロック機構56について詳説する。図5及び図6(A)を参照するに、ロック機構56はスキャナーユニット14においてX軸方向における+X方向側の端部及び−X方向側の端部にそれぞれ設けられている。ロック機構56は、第1ロック部材68と、第2ロック部材70と、位置規制部材72と、「第1付勢手段」としての第1付勢部材74と、「第3付勢手段」を兼ねる「第2付勢手段」としての第2付勢部材76とを備えている。
図6(B)を参照するに第1ロック部材68は、フック部78と、係合部80と、付勢部材保持部82とを備える。係合部80は、図6(B)におけるZ軸方向において−Y方向側に傾斜している係合面84を備えている。
図7(A)を参照するに第2ロック部材70は、フック部86と、係合部88と、付勢部材保持部90と、第1ピン92と、第2ピン94とを備えている。係合部88は、さらに円弧面で形成された第1係合面96と、傾斜面で形成された第2係合面98と、Y軸方向において第2係合面98と反対側の面において傾斜面として形成された第3係合面100とを備えている。第1ピン92は、円柱状のピンとして形成され、さらに図7におけるY軸方向においてその両端部が切欠かれており、切欠き面92a及び92bが形成されている。尚、本実施例において第1係合面96の円弧の中心は、第1ピン92の中心軸と一致するように設定されている。
図6(A)及び図7(B)を参照するに位置規制部材72は、スキャナーユニット14において図6(A)におけるZ軸方向に延び、かつX軸方向に間隔を置いた一対の板状部材として形成されている。また、図6(A)に示すようにX軸方向において一対の位置規制部材72の間には第2ロック部材70が配置されている。各位置規制部材72は、Z軸方向に延びる溝部102を備えている。溝部102は、回動許容部104と、回動規制部106とを備えている。
図6(A)に示すように一対の位置規制部材72の間に配置された第2ロック部材70において第1ピン92及び第2ピン94は、位置規制部材72の溝部102に図6(A)におけるZ軸方向にスライド可能に係合されている。すなわち、第2ロック部材70は、第1ピン92の切欠き面92a及び92bが溝部102と当接することにより、第2ロック部材70の姿勢を保持しつつZ軸方向にスライド移動する。
ここで、第2ロック部材70の第1ピン92が溝部102の回動許容部104に位置すると、切欠き面92a及び92bと溝部102との当接状態が解消され、第2ロック部材70は、第1ピン92を回動支点として回動可能となる。この際、第2ピン94は、溝部102の−Z方向の端部に位置しており、第2ロック部材70の回動に伴って溝部102の−Z方向の端部から反時計方向に回動しながら回動規制部106に変位する。そして、回動規制部106は、第2ロック部材70において所定の角度以上の反時計方向への回動を規制するように構成されている。
次いで図8を参照するに、第1付勢部材74は、一端がスキャナーユニット14に取り付けられ、他端が第1ロック部材68の付勢部材保持部82に取り付けられている。このため、第1付勢部材74は、図8における−Y方向すなわち後述するスキャナーユニット14を装置本体12にロックするロック位置に向けて第1ロック部材68を付勢している。尚、本実施例では、第1付勢部材74は、ばね部材として構成されている。
また、第2付勢部材76は、一端がスキャナーユニット14に取り付けられ、他端が第2ロック部材70の付勢部材保持部90に取り付けられている。このため、第2付勢部材76は、図8における+Z方向に第2ロック部材70を付勢している。尚、本実施例では、第2付勢部材76は、ばね部材として構成されている。
また、装置本体12には、該装置本体12に対してスキャナーユニット14が閉状態にある際、第1ロック部材68のフック部78を受け入れる凹部108(図8参照)が設けられている。さらに装置本体12には、該装置本体12に対してスキャナーユニット14が閉状態にある際、第1ロック部材68のフック部78を掛止してスキャナーユニット14を装置本体12に対して開かないようにロックする掛止部110(図9(A)参照)が設けられている。さらに、装置本体12の上部には傾斜面を備え、第2ロック部材70の位置を保持する位置保持部112が設けられている。
また、ADF16には、スキャナーユニット14に対してADF16が閉じている状態にある際、第2ロック部材70のフック部86を受け入れる凹部114が設けられている。さらに、ADF16には、スキャナーユニット14に対してADF16が閉状態にある際、第2ロック部材70のフック部86を掛止してADF16をスキャナーユニット14に対して開かないようにロックする掛止部116(図10(A)参照)が設けられている。
また、図8に示す状態は、装置本体12に対してスキャナーユニット14が閉状態にあり、かつスキャナーユニット14に対してADF16が閉状態にある。このとき、第1ロック部材68は、装置本体12に対するスキャナーユニット14のロックを解除するロック解除位置(図8参照)に位置している。また、第2ロック部材70は、スキャナーユニット14が装置本体12に対して閉状態にある際、スキャナーユニット14に対するADF16のロックを解除するロック解除位置に位置している。さらに第1ロック部材68と第2ロック部材70とは係合状態に設けられている。
このとき、スキャナーユニット14に対してADF16が閉状態にあることから、スキャナーユニット14の上部に設けられた開口部118を介して凹部114に受け入れられているフック部86と凹部114の内面とが当接する。これにより、第2ロック部材70は、ADF16の自重によりフック部86を介して−Z方向に第2付勢部材76の付勢力に抗して押圧される。このため、装置本体12に設けられた位置保持部112と第2ロック部材70の第3係合面100とが係合する。尚、第2ロック部材70においてZ軸方向におけるこの位置を第1位置とする(図8参照)。
この際、第1ピン92は、位置規制部材72の回動許容部104に位置しているが、位置保持部112と第3係合面100とが係合していることから、第2ロック部材70は反時計方向への回動を規制される。すなわち、位置保持部112は、第2ロック部材70が前記第1位置にあるときに第2ロック部材70の回動を規制することにより該第2ロック部材の位置をロック解除位置に保持する。また、第2ロック部材70において、時計方向への回動は第2付勢部材76の付勢力により規制されている。このため、図8の状態において第2ロック部材70は、その位置を位置保持部112及び第2付勢部材76により保持される。
また、第1ロック部材68は、第1付勢部材74により上下方向と交差する方向すなわちY軸方向における−Y方向に付勢されている。しかし、第1ロック部材68の係合面84と第2ロック部材70の第1係合面96とが当接し、係合状態となるため、第1ロック部材68は、第2ロック部材70の第1係合面96により−Y方向への変位を規制される。このため、第1ロック部材68は、−Y方向へ移動してフック部78を掛止部110に掛止させるロック状態に移行できず、フック部78が凹部108に受け入れられているのみの状態すなわちロック解除状態に保持される。
次いで、図8の状態からADF16をスキャナーユニット14に対して回動させて開いた状態とすると、第2ロック部材70を−Z方向に押圧していたADF16からの自重による押圧力がなくなるため、第2ロック部材70は第2付勢部材76の付勢力により第1ピン92及び第2ピン94が溝部102に沿って+Z方向に移動する。すなわち、第2ロック部材70が前記第1位置から+Z方向つまり上方にスライド移動する。尚、図9(A)における第2ロック部材70のZ軸方向における位置を第2位置とする(図9(A)参照)。
すなわち、ADF16がスキャナーユニット14に対して閉状態にある際、第2ロック部材70はADF16により前記第1位置(図8参照)に保持される。また、ADF16がスキャナーユニット14に対して開状態にある際、第2ロック部材70は前記第2位置(図9(A)参照)から該第2位置の下方に位置する前記第1位置へ変位する。
第2ロック部材70が+Z方向にスライド移動することにより、第3係合面100と位置保持部112との係合が解除される。尚、この際、第1ピン92が回動許容部104から移動することから、第1ピン92の切欠き面92a及び92bが溝部102と当接し、第2ロック部材70の回動を規制する。
また、第2ロック部材70がZ軸方向において第1位置(図8参照)から該第1位置の上方に位置する第2位置に移動することにより、第1ロック部材68の係合面84は、第2ロック部材70の第1係合面96との係合を解消し、第2係合面98と係合する。この際、第1ロック部材68の係合面84は、第1付勢部材74の−Y方向への付勢力により、第1係合面96の円弧及び第2係合面98の傾斜に沿って−Y方向側に移動する。
すなわち、第1ロック部材68は−Y方向にスライド移動する。これにより、第1ロック部材68のフック部78が装置本体12の凹部108内でスライド移動し、掛止部110にフック部78が掛止される。したがって、スキャナーユニット14に対してADF16が開いた状態にある際、第1ロック部材68が装置本体12に対してスキャナーユニット14が開かないようにロックするロック位置に位置することとなる。このため、第1ロック部材68は、上下方向(Z軸方向)と交差する方向(Y軸方向)にスライドすることにより前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を変位することができる。
また、図9(B)を参照するに、スキャナーユニット14に対してADF16が開かれた状態にある際、第2ロック部材70は第2位置(図9(A)参照)にあることから、スキャナーユニット14の上部に設けられた開口部118からADF16に向けてフック部86が常時突出した状態となる。
ところで、スキャナーユニット14に対しADF16をロックする第2ロック部材70が、ADF16の開放時にスキャナーユニット14から非突出状態にあり、閉状態で第2ロック部材70が突出するような構成の場合、第2ロック部材70が突出する開口部118上に媒体Pが置かれたまま、ADF16が閉じられる虞がある。この場合、媒体Pは開口部118から突出する第2ロック部材70によって穿孔されてしまう可能性がある。しかしながら、第2ロック部材70は、開口部118から常時突出した状態となるので、ユーザーが媒体Pを開口部118上に置く虞が無く、上述の様な不具合を回避できる。
次いで、図8の状態において、第1ロック部材68はロック解除位置に位置していることから、図10(A)に示すようにスキャナーユニット14を装置本体12に対して回動させて開いた状態とすることができる。これにより、第2ロック部材70の第3係合面100と装置本体12の位置保持部112との係合状態が解消される。このとき、第2ロック部材70は第1位置に位置していることから、第1ピン92が回動許容部104に位置している。
このため、第2ロック部材70は回動許容部104に位置する第1ピン92を回動支点として第2付勢部材76の付勢力により図10(A)における反時計方向に回動する。このため、第2ロック部材70のフック部86は、ADF16の凹部114内を移動して掛止部116に掛止される。このため、第2ロック部材70は、スキャナーユニット14が装置本体12に対して開いた状態にある際、スキャナーユニット14に対してADF16をロックするロック位置となる。すなわち、第2ロック部材70は、回動することによりスキャナーユニット14に対してADF16をロックするロック位置とロックを解除するロック解除位置とを切り換え可能である。
また、第2ロック部材70が第1ピン92を回動支点として図10(A)における反時計方向に回動する際、円弧状の第1係合面96の中心位置と回動支点となる第1ピン92の中心軸とが一致していることから、第1ロック部材68の係合面84と円弧状の第1係合面96との図10(A)のY軸方向及びZ軸方向における係合位置は変化しない。このため、第1ロック部材68は装置本体12に対するスキャナーユニット14のロック解除位置を保持することができる。
すなわち、第2ロック部材の係合部88において、円弧面で形成された第1係合面96は、第2ロック部材70が回動する際に前記第1ロック部材と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持し、傾斜面で形成された第2係合面98は、第2ロック部材70がZ軸方向において前記第1位置と前記第2位置との間でスライドする際に第1ロック部材68と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置と前記ロック位置との間で変位させる。このため、第1ロック部材68の係合部80と第2ロック部材70の係合部88とは、各ロック部材の動作に応じた適切な係合状態を形成することができる。
したがって、スキャナーユニット14に対してADF16が開状態にある際、第1ロック部材68はY軸方向においてロック解除位置からロック位置に移動し、第2ロック部材70は第1位置から第2位置に変位するとともにロック解除位置を維持する。このため、スキャナーユニット14は、装置本体12に対して開かないようにロックされる。
また、装置本体12に対してスキャナーユニット14が開状態にある際、第1ロック部材68はY軸方向においてロック解除位置に保持され、第2ロック部材70は第1位置に保持されるとともにロック解除位置からロック位置に回動させられる。このため、ADF16は、スキャナーユニット14に対して開かないようにロックされる。
また、図10(B)に示すように、第1ロック部材68がロック解除位置に位置していることから、装置本体12に対してスキャナーユニット14を閉じた際、第1ロック部材68のフック部78は凹部108に受け入れられる。このため、第1ロック部材68のフック部78が装置本体12の上部に衝突する虞をなくすことができる。
また、本実施例において第2付勢部材76は、第2ロック部材70を第1位置から第2位置すなわちZ軸方向において+Z方向に付勢するとともに第2ロック部材70をロック解除位置(図8参照)からロック位置方向(図10(A)参照)に付勢している。このため、第2付勢部材76は、第2付勢手段及び第3付勢手段を兼ねるので、装置構成の単純化と低コスト化を図ることができる。
また、装置本体12の上部を開閉するスキャナーユニット14を装置本体12に対しロックする第1ロック部材68は、Z軸方向と交差するY軸方向にスライドすることによりスキャナーユニット14をロックするロック位置と、ロックを解除するロック解除位置と、を変位する。従って、装置本体12の上部に設けられたスキャナーユニット14がロックされた状態で当該スキャナーユニットを開こうとした際に、第1ロック部材68に大きな力が掛かっても、当該第1ロック部材はその様な大きな力に確実に対抗することができ、より強固に、スキャナーユニット14を装置本体12に対してロックすることができる。
さらに、第1ロック部材68と第2ロック部材70が係合することにより両者の位置及び姿勢の切り換えが行われる構成であるので、第1ロック部材68と第2ロック部材70とを別々の位置に設ける構成に比して、組立作業性が良く、また設置スペースの節約を図ることができる。
<<<実施例の変形例>>>
本実施例において、ロック機構56をスキャナーユニット14のX軸方向における両端部に設ける構成としたが、X軸方向におけるいずれか一方の端部に設ける構成としてもよい。これにより画像読取装置10において一組のロック機構56を設けるだけでよいことから、装置構成を単純化でき、低コスト化を図ることができる。
上記説明をまとめると本実施形態の画像読取装置10は、装置本体12と、装置本体12の上部を開閉するスキャナーユニット14と、該スキャナーユニットの上部を開閉するADF16とを備えている。スキャナーユニット14は、ADF16が開状態にあるときに装置本体12に対しスキャナーユニット14をロックするロック位置に位置し、ADF16が閉状態にあるときに装置本体12に対するスキャナーユニット14のロックを解除するロック解除位置に位置する、Z軸方向と交差するY軸方向にスライドすることにより前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を変位する第1ロック部材68と、スキャナーユニット14が開状態にあるときにスキャナーユニット14に対しADF16をロックするロック位置に位置し、スキャナーユニット14が閉状態にあるときにスキャナーユニット14に対するADF16のロックを解除するロック解除位置に位置する、回動することにより前記ロック位置とロック解除位置とを切り換え可能な第2ロック部材70とを備えている。
第1ロック部材68は、第2ロック部材70と係合状態に設けられている。第2ロック部材70のロック位置とロック解除位置との移動は、前記回動する動作に加えて、当該第2ロック部材が上下方向にスライドすることにより下方に位置する第1位置と上方に位置する第2位置との間を変位可能であるとともに、前記第1位置では第1ロック部材68を前記ロック解除位置に保持し、前記第2位置では第1ロック部材68の前記ロック解除位置から前記ロック位置への変位を許容する。
スキャナーユニット14は、第2ロック部材70が前記第1位置にあるときに第2ロック部材70の回動を許容し、第2ロック部材70が前記第2位置にあるときに第2ロック部材70の回動を規制することにより第2ロック部材70の位置を前記ロック解除位置に保持する位置規制部材72を有する。スキャナーユニット14は、第1ロック部材68を前記ロック位置方向に付勢する第1付勢部材74と、第2ロック部材70を前記ロック位置方向に付勢するとともに第2位置方向に付勢する第2付勢部材76とを備えている。ADF16は、閉状態において第2ロック部材70を前記第1位置に保持し、開状態において第2ロック部材70の前記第2位置から前記第1位置への変位を許容する。装置本体12は、スキャナーユニット14及びADF16が閉状態にあるときに第2ロック部材70と係合して該第2ロック部材の姿勢を前記ロック解除姿勢に保持する位置保持部112を備えている。
第2ロック部材70は、スキャナーユニット14に形成された開口部118からADF16に向けて常時突出した状態となる。また、第2付勢部材76が、第2付勢手段と第3付勢手段とを兼ねている。
第2ロック部材70において第1ロック部材68と係合する係合部88は、第2ロック部材70が回動する際に第1ロック部材68と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持する、円弧面で形成された第1係合面96と、第2ロック部材70がZ軸方向における前記第1位置と前記第2位置との間でスライドする際に第1ロック部材68と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置と前記ロック位置との間で変位させる、傾斜面で形成された第2係合面98と、を備えて成る。
また、本実施形態では本発明に係る画像読取装置10の一例としての記録装置に適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 画像読取装置、12 装置本体、14 スキャナーユニット、16 ADF、
18 操作パネル部、20 排出口、22 媒体収容部、24 上段側トレイ、
26 下段側トレイ、28 背面カバー、30 第1媒体支持トレイ、
32、46 回動軸、34 第2媒体支持トレイ、36 媒体搬送部、
38 媒体排出スタック、40 原稿押さえ部材、42 ADF読取面、
44 光学走査部、48 開口部、50 移動領域、52 原稿載置面、
56 ロック機構、58 読取部、60 駆動機構、62 駆動プーリー、
64 従動プーリー、66 無端ベルト、68 第1ロック部材、70 第2ロック部材、72 位置規制部材、74 第1付勢部材、76 第2付勢部材、78、86 フック部、80、88 係合部、82、90 付勢部材保持部、84 係合面、92 第1ピン、
92a、92b 切欠き面、94 第2ピン、96 第1係合面、98 第2係合面、
100 第3係合面、102 溝部、104 回動許容部、106 回動規制部、
108、114 凹部、110、116 掛止部、112 位置保持部、118 開口部、P 媒体、S 原稿読取原点

Claims (7)

  1. 下部構造体と、
    前記下部構造体の上部を開閉する第1開閉体と、
    前記第1開閉体の上部を開閉する第2開閉体と、を備え、
    前記第1開閉体は、前記第2開閉体が開状態にあるときに前記下部構造体に対し前記第1開閉体をロックするロック位置に位置し、前記第2開閉体が閉状態にあるときに前記下部構造体に対する前記第1開閉体のロックを解除するロック解除位置に位置する、上下方向と交差する方向にスライドすることにより前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を変位する第1ロック部材と、
    前記第1開閉体が開状態にあるときに前記第1開閉体に対し前記第2開閉体をロックするロック位置に位置し、前記第1開閉体が閉状態にあるときに前記第1開閉体に対する前記第2開閉体のロックを解除するロック解除位置に位置する、回動することにより前記ロック位置とロック解除位置とを切り換え可能な第2ロック部材と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記第1ロック部材は、前記第2ロック部材と係合状態に設けられ、
    前記第2ロック部材のロック位置とロック解除位置との移動は、前記回動する動作に加えて、当該第2ロック部材が上下方向にスライドすることにより下方に位置する第1位置と上方に位置する第2位置との間を変位可能であるとともに、前記第1位置では前記第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持し、前記第2位置では前記第1ロック部材の前記ロック解除位置から前記ロック位置への変位を許容する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、前記第1開閉体は、前記第2ロック部材が前記第1位置にあるときに前記第2ロック部材の回動を許容し、前記第2ロック部材が前記第2位置にあるときに前記第2ロック部材の回動を規制することにより前記第2ロック部材の位置を前記ロック解除位置に保持する位置規制部材を有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、前記第1開閉体は、前記第1ロック部材を前記ロック位置方向に付勢する第1付勢手段と、前記第2ロック部材を前記ロック位置方向に付勢する第2付勢手段と、前記第2ロック部材を前記第2位置方向に付勢する第3付勢手段と、を備え、
    前記第2開閉体は、閉状態において前記第2ロック部材を前記第1位置に保持し、開状態において前記第2ロック部材の前記第2位置から前記第1位置への変位を許容し、
    前記下部構造体は、前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉状態にあるときに前記第2ロック部材と係合して前記第2ロック部材の位置を前記ロック解除位置に保持する位置保持部を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4記載の画像読取装置において、前記第2付勢手段が、前記第3付勢手段を兼ねる、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記第2ロック部材は、前記第1開閉体に形成された開口部から前記第2開閉体に向けて常時突出した状態となる、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記第2ロック部材において前記第1ロック部材と係合する係合面は、前記第2ロック部材が回動する際に前記第1ロック部材と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置に保持する、円弧面で形成された第1係合面と、
    前記第2ロック部材が前記第1位置と前記第2位置との間でスライドする際に前記第1ロック部材と係合して当該第1ロック部材を前記ロック解除位置と前記ロック位置との間で変位させる、傾斜面で形成された第2係合面と、を備えて成る、
    ことを特徴とする画像読取装置。

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