JP2019200252A - 開閉装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検知部に検知される突出部の変形や破損を抑制できる開閉装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1に適用された開閉装置は、第1筐体10と、第1筐体10に対して開閉する第2筐体20と、第2筐体20に設けられ、第2筐体20から突出した第1位置と、第1位置よりも第2筐体20に近い第2位置との間で移動可能な突出部111と、第2筐体20に設けられ、突出部111を第2位置に付勢する付勢手段119と、第1筐体10に設けられ、第2筐体20を閉じたときに突出部111が挿入される孔部101と、第1筐体10に設けられ、孔部101に挿入された突出部111を検知するための検知部90と、第2筐体20を閉じたときに突出部111を第1位置に移動させて突出部111を孔部101へ挿入させる一方、第2筐体20を開いたときに突出部111を第2位置に移動させる作用部103と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は開閉装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の開閉装置の一例が開示されている。この開閉装置は、筐体内にインターロックスイッチが設けられている。そして、カバーの開閉によって、インターロックスイッチのON・OFFが切り替えられるように構成されている。具体的には、カバーに突起状の押圧部が設けられており、カバーを閉じたときに、この押圧部が筐体に設けられたスイッチ用開口に入り込んで、その内側に配置されたインターロックスイッチを押すようになっている。
特開2015−161928号公報
上記従来の開閉装置において、押圧部が挿入されるスイッチ用開口は通常、ユーザの指が入らないように隙間が小さくなっていることから、そのスイッチ用開口に挿入される押圧部も小さくなっている。このため、この開閉装置では、カバーに設けられた押圧部が変形したり、破損したりしてしまうという問題がある。
本願は、検知部に検知される突出部の変形や破損を抑制できる開閉装置及び画像形成装置を開示することを目的とする。
本発明の開閉装置は、第1筐体と、
前記第1筐体に対して開閉する第2筐体と、
前記第2筐体に設けられ、前記第2筐体から突出した第1位置と、前記第1位置よりも前記第2筐体に近い第2位置との間で移動可能な突出部と、
前記第2筐体に設けられ、前記突出部を前記第2位置に付勢する付勢手段と、
前記第1筐体に設けられ、前記第2筐体を閉じたときに前記突出部が挿入される孔部と、
前記第1筐体に設けられ、前記孔部に挿入された前記突出部を検知するための検知部と、
前記第2筐体を閉じたときに前記突出部を前記第1位置に移動させて前記突出部を前記孔部へ挿入させる一方、前記第2筐体を開いたときに前記突出部を前記第2位置に移動させる作用部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の開閉装置では、作用部は、第2筐体を閉じたときに突出部を第1位置に移動させて突出部を孔部へ挿入させる。これにより、検知部は、孔部に挿入された突出部を確実に検知できる。また、作用部は、第2筐体を開いたときに突出部を第2位置に移動させる。そして、付勢手段によって、突出部が第2位置に付勢される。これにより、突出部に他の部材等が干渉することを抑制できる。
したがって、本発明の開閉装置では、第2筐体を開いた状態においては突出部の突出量が少なくなるので、検知部に検知される突出部の変形や破損を抑制できる。ひいては、突出部の変形や破損によって第2筐体を閉じたときに検知部が突出部を検知できず、第2筐体が閉じているか否かを判断できない不具合を抑制できる。
実施例1の画像形成装置の斜視図である。 実施例1の画像形成装置の模式部分断面図である。 実施例1の画像形成装置に係り、第2筐体を第1筐体に対して開いた状態を示す斜視図である。 実施例1の画像形成装置の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対して閉じた状態における突出部、付勢手段、孔部、検知部及び作用部等を示す図である。 図4と同様の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対して開いた状態を示す図である。 図4と同様の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対してさらに開いた状態を示す図である。 図6の矢視Z方向から見た第1筐体の上面図である。 実施例2の画像形成装置の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対して閉じた状態におけるリンク、突出部、付勢手段、孔部、検知部及び作用部等を示す図である。 図8と同様の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対して開いた状態を示す図である。 図8と同様の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対してさらに開いた状態を示す図である。 実施例3の画像形成装置の模式部分側面図であって、第2筐体を第1筐体に対して開いた状態におけるリンク、突出部、付勢手段、孔部、検知部及び作用部等を示す図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像形成装置1は、本発明の画像形成装置の具体的態様の一例である。この画像形成装置1には、本発明の開閉装置の具体的態様の一例が適用されている。
図1では、操作パネル20Pが配置される側を装置の前側と規定し、操作パネル20Pに向かった場合に左手に来る側を装置の左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像形成装置1が備える各構成要素について説明する。
<全体構成>
図1に示すように、画像形成装置1は、第1筐体10、第2筐体20、開閉部30、画像形成ユニット2、読取ユニット5、自動原稿搬送機構6及び制御部C1を備えている。
図2及び図3に示すように、第1筐体10は、上面側が開放された略箱状体である。図3に示すように、第1筐体10は、第1側壁部17L、17Rを有している。左方の第1側壁部17Lの左面は、第1筐体10の左側面を形成している。図4に示すように、右方の第1側壁部17Rの右面は、第1筐体10の右側面を形成している。
図1に示すように、第2筐体20は、第1筐体10の上側に設けられている。第2筐体20は、カバー部21及びフラットベッド29を有している。第2筐体20は、カバー部21によって第1筐体10の上面を覆っている。図2に示すように、第1筐体10と、第2筐体20のカバー部21とによって囲まれた内部空間は、収容部9とされている。収容部9には、画像形成ユニット2及び制御部C1が収容されている。
図1に示すように、カバー部21は、排出トレイ21T及び第2側壁部27L、27Rを有している。排出トレイ21Tは、カバー部21の上面における左方の第2側壁部27Lと右方の第2側壁部27Rとの間に形成されている。左方の第2側壁部27Lは、第1筐体10の左方の第1側壁部17Lに対して上側に配置されている。右方の第2側壁部27Rは、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rに対して上側に配置されている。左右の第2側壁部27L、27Rは、排出トレイ21Tよりも上方に突出している。
フラットベッド29は、排出トレイ21Tに対して上方に離間する状態で、左右の第2側壁部27L、27Rの上端部によって支持されている。フラットベッド29の内部には、読取ユニット5が収容されている。
読取ユニット5は周知の構成であるので図示及び説明を簡略するが、フラットベッド29の上面に読取対象の原稿が載置されるプラテンガラスが配置され、そのプラテンガラスの下方で読取センサを移動させながらその原稿の画像を読み取るようになっている。
フラットベッド29の前面には、操作パネル20Pが設けられている。操作パネル20Pは、制御部C1に制御されて、画像形成装置1の稼働状態や設定等を表示するとともに、ユーザからの入力を受け付けて制御部C1に伝達する。
開閉部30は、第2筐体20の上側に設けられている。開閉部30は、第2筐体20の後端部に配設された図示しないヒンジによって、左右方向に延びる開閉軸心X30周りに揺動可能に支持されている。開閉部30は、図1に示す閉じた状態では、フラットベッド29の上面を覆っている。図示は省略するが、開閉部30は、その前端部が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X30周りに揺動することにより開いた状態となって、フラットベッド29の上面を露出させる。これにより、ユーザは、フラットベッド29の上面に読取対象の原稿が載置できる。
開閉部30の内部には、自動原稿搬送機構6が収容されている。自動原稿搬送機構6は周知の構成であるので図示及び説明を簡略するが、複数枚の原稿を順次搬送してフラットベッド29の上面に設定された読取位置を通過させ、搬送される原稿の画像を読み取る際に使用される。
<制御部>
図3に示すように、制御部C1は、収容部9における左方の第1側壁部17L側に配置されている。制御部C1は、図示しないCPU、ROM、RAMを主とするマイクロコンピュータとして構成されている。ROMには、CPUが画像形成装置1の各種動作を制御するためのプログラムや、識別処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAMはCPUが上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。制御部C1は、画像形成ユニット2、読取ユニット5、自動原稿搬送機構6及び操作パネル20Pを含む画像形成装置1の全体を制御する。
<画像形成部>
図2に示すように、画像形成ユニット2は、シートカセット4C、搬送機構4D及び画像形成部3を有している。
シートカセット4Cは、収容部9内における第1筐体10の底部側に設けられている。シートカセット4Cは、複数枚のシートSHを積層状態で収容する。搬送機構4Dは、シートカセット4C内のシートSHを一枚ずつ取り出して略S字状の搬送経路P1に沿って搬送し、排出トレイ21Tに排出する。
画像形成部3は、収容部9内におけるシートカセット4Cよりも上側に配置されている。搬送機構4Dによって搬送されるシートSHは、搬送経路P1の略水平に延びる部分において画像形成部3を通過する。
画像形成部3は、カラー印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものである。画像形成部3は、現像トナーカートリッジ3C、転写ベルト3B、露光用LEDヘッド3S及び定着器3H等を有している。
現像トナーカートリッジ3Cは、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色のトナーに対応し、搬送経路P1の略水平に延びる部分に沿って直列する4つのカートリッジの集合体である。現像トナーカートリッジ3Cは、4つの感光ドラム3Dと、各感光ドラム3Dのそれぞれの周辺に配置された現像ローラ3E、帯電器3F及びトナー収容部3Gとを有している。転写ベルト3Bは、各感光ドラム3Dに対して、搬送経路P1の略水平に延びる部分を挟んで下側に位置している。転写ベルト3Bは、各感光ドラム3Dとともに搬送されるシートSHを挟持しながら循環する。4つの露光用LEDヘッド3Sが各感光ドラム3Dのそれぞれに対応して設けられている。各露光用LEDヘッド3Sは、上方から現像トナーカートリッジ3C内の各感光ドラム3Dに発光する。定着器3Hは、現像トナーカートリッジ3Cの下方を通過したシートSHを加熱ローラ及び加圧ローラで挟持し、加熱加圧する。
上記構成である画像形成部3は、以下のようにしてシートSHに画像を形成する。すなわち、各感光ドラム3Dの表面は、その回転に伴って、帯電器3Fにより一様に正帯電された後、各露光用LEDヘッド3Sにより露光される。これにより、各感光ドラム3Dの表面には、シートSHに形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次に、トナー収容部3Gからトナーが静電潜像に対応して各感光ドラム3Dの表面に供給され、その表面上に担持されたトナーがシートSHに転写される。そして、トナーが転写されたシートSHは定着器3Hで加熱加圧され、トナーが定着した後、搬送機構4Dによって排出トレイ21Tに排出される。
なお、画像形成ユニット2としては、上記の電子写真方式に限らず、例えばインクジェット方式によって構成されていてもよい。
<第1筐体に対して第2筐体を開閉させるための構成>
画像形成装置1では、画像形成ユニット2の消耗品の交換等の保守作業や、詰まったシートSHの除去作業等を実施するため、第2筐体20が第1筐体10に対して開閉可能に構成されている。
より詳しくは、第1筐体10の後端部には、図2に簡略して示すヒンジ19の基部19Aが固定されている。ヒンジ19の可動部19Bは、左右方向に延びる開閉軸心X20周りに揺動可能に基部19Aに連結されている。第2筐体20の後端部には、ヒンジ19の可動部19Bが固定されている。これにより、第2筐体20は、開閉軸心X20周りに揺動可能に第1筐体10に支持されている。
開閉軸心X20が延びる左右方向は、第1筐体10及び第2筐体20の幅方向である。第1筐体10及び第2筐体20における幅方向の一端側は、第1筐体10の右側面側、及び第2筐体20の右側面側である。
第2筐体2は、図1、図2及び図4に示す閉じた状態から、その前端部が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X20周りに揺動することにより、図3、図5及び図6に示すように開いた状態となって、第1筐体10の上面側を開放する。これにより、ユーザは、画像形成ユニット2の保守作業や、詰まったシートSHの除去作業を実施できる。
図3に示すように、各露光用LEDヘッド3Sは、第2筐体20のカバー部21の下面側に保持されている。このため、第2筐体20を開くことにより、各露光用LEDヘッド3Sが収容部9内の現像トナーカートリッジ3Cに対して上方に離間する。なお、図4〜図6では、図面を見易くするため、第2筐体20に保持された各露光用LEDヘッド3Sの図示を省略している。
図3に示すように、第1筐体10と第2筐体20との間には、アーム形状のリンク81L、81Rが設けられている。左方のリンク81Lの下端部は、第1筐体10の左方の第1側壁部17Lの上端部に連結されている。右方のリンク81Rの下端部は、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの上端部に連結されている。
図4に示すように、右方のリンク81Rの上端部にはガイドピン81Gが固定されている。第2筐体20の右方の第2側壁部27Rには、溝状のガイドレール27Gが前後方向に延びるように形成されている。ガイドピン81Gは、ガイドレール27Gに挿入されており、ガイドレール27Gに案内されて前後方向にスライド可能となっている。右方のリンク81Rの上端部は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rに設けられた引っ張りコイルバネ82によって後向きに付勢されている。
図示は省略するが、左方のリンク81Lの上端部にも、右方のリンク81Rと同様に、ガイドピン81Gが固定されている。第2筐体20の左方の第2側壁部27Lにも、ガイドレール27Gが形成され、ガイドピン81Gが挿入されている。図3に示すように、左方のリンク81Lの上端部も、第2筐体20の左方の第2側壁部27Lに設けられた引っ張りコイルバネ82によって後向きに付勢されている。
第2筐体20を図4に示すように第1筐体10に対して閉じた状態から、図5及び図6に示すように開く場合、ガイドピン81Gがガイドレール27Gに案内されることにより、左右のリンク81L、81Rの上端部が後向きに移動する。この際、引っ張りコイルバネ82に蓄えられた復元力が徐々に開放されるので、ユーザが小さな力で第2筐体20を開くことができる。
また、第2筐体20を開いた状態で、引っ張りコイルバネ82が左右のリンク81L、81Rの上端部を後向きに付勢することにより、左右のリンク81L、81Rが第2筐体20を開いた位置で支持する。
逆に、第2筐体20を閉じる場合、ガイドピン81Gがガイドレール27Gに逆向きに案内されることにより、左右のリンク81L、81Rの上端部が前向きに移動する。この際、引っ張りコイルバネ82が復元力を徐々に蓄えるので、第2筐体20が急激に下降することを抑制できる。
図3〜図6に示すように、第1筐体10は、第1位置決め部71を有している。第2筐体20は、第2位置決め部72を有している。第1位置決め部71は、第1筐体10の右側面側に配置されている。第2位置決め部72は、第2筐体20の右側面側に配置されている。
第1位置決め部71は、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの上端面における前端側から上向きに突出する凸部である。第1位置決め部71の下部分は円柱形状であり、第1位置決め部71の上部分は円錐台形状である。
第2位置決め部72は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの下端面における前端側から上向きに凹む丸穴である。具体的には、第2位置決め部72は、上下方向に貫通した円柱形状の穴である。第2位置決め部72の内径は、第1位置決め部71の円柱形状部分の外径よりも僅かに大きく設定されている。図4に示すように、第2位置決め部72の上端は、右方の第2側壁部27Rの内部において開放されている。
第2筐体20を図6に示す開いた状態から下降させると、図5に示すように、丸穴である第2位置決め部72に、凸部である第1位置決め部71の円錐台形状部分が進入する。
第2筐体20をさらに下降させて、図4に示す閉じた状態にすると、第2位置決め部72に、第1位置決め部71の円柱形状部分が嵌入し、第1位置決め部71の円錐台形状部分が第2位置決め部72よりも上方に突出する。こうして、第2位置決め部72が第1位置決め部71と係合することによって、第2筐体20が第1筐体10に対して位置決めされる。
第1位置決め部71及び第2位置決め部72によって、第2筐体20が第1筐体10に精度良く位置決めされることにより、画像形成ユニット2において、第1筐体10に保持された部品と、第2筐体20に保持された部品とのずれが抑制される。その結果、画像形成ユニット2が画像形成動作を好適に実施できる。また、第1筐体10の意匠面と第2筐体20の意匠面とのずれが抑制される。その結果、画像形成装置1の外観品位を良好に維持できる。
<第1筐体と第2筐体との間に設けられたインターロック機構の構成>
画像形成装置1において、第1筐体10と第2筐体20との間には、インターロック機構が設けられている。このインターロック機構は、図1等に示すように第1筐体10に対して第2筐体を閉じた状態では、画像形成ユニット2等を動作可能とする一方、図3等に示すように第1筐体10に対して第2筐体を開いた状態では、画像形成ユニット2等の動作を禁止するための安全装置である。
図3〜図7に示すように、このインターロック機構は、突出部111と当接部112とを有する支持体110、引っ張りコイルバネ119、孔部101、検知部90及び作用部103を備えている。引っ張りコイルバネ119は、本発明の「付勢手段」の一例である。
図4等に示すように、支持体110は、第2筐体20の右側面側に設けられている。支持体110は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部において、揺動軸心X110周りに揺動可能に支持されている。揺動軸心X110は、第2位置決め部72から前方かつ上方に離間した位置にあって、左右方向に延びている。
支持体110は、揺動軸心X110から前向きに延びた後に屈曲して、下向きに突出している。支持体110の下向きに突出する部分は、突出部111である。つまり、突出部111は、揺動軸心X110に対して前側に位置している。また、突出部111は、第2筐体20の右側面側に配置されている。
また、支持体110は、揺動軸心X110から後向きに延びており、その後端部が第2位置決め部72の上方に位置している。支持体110の後端部は、当接部112である。つまり、当接部112は、揺動軸心X110に対して後側に位置している。
図3及び図4等に示すように、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの下端面には、挿通穴27Hが上下方向に貫通するように形成されている。挿通穴27Hは、第2位置決め部72から前方に離間した位置、かつ突出部111が挿通可能な位置に配置されている。挿通穴27Hは略矩形穴であり、ユーザの指が入らないように隙間が小さくなっている。
突出部111は、支持体110が揺動軸心X110周りに揺動することにより、図4に示す第1位置と、図3、図5及び図6に示す第2位置との間で移動可能である。突出部111は、図4に示す第1位置にある状態では、第2筐体20の挿通穴27Hを通過して下向きに突出する。その一方、突出部111は、図5等に示す第2位置にある状態では、第1位置よりも第2筐体20に近い位置に移動し、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に退避する。具体的には、突出部111の下端部が第2筐体20の下端部と同じ位置に退避する、若しくは突出部111の下端部が第2筐体の下端部よりも上側の位置に退避する。
図4及び図5等に示すように、引っ張りコイルバネ119は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に設けられている。引っ張りコイルバネ119は、支持体110における突出部111側に係止されている。引っ張りコイルバネ119は、突出部111を図5等に示す第2位置に付勢している。引っ張りコイルバネ119に付勢されて図5等に示す第2位置に移動した突出部111は、ストッパ110Sに当て止まることにより、第2位置に保持される。
図3及び図4等に示すように、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの上端面には、孔部101が上下方向に貫通するように形成されている。つまり、孔部101は、第1筐体10の右側面側に配置されている。孔部101は、第1位置決め部71から前方に離間した位置に配置されている。孔部101には、図4に示す第1位置に移動した突出部111が挿入される。孔部101は略矩形穴であり、ユーザの指が入らないように隙間が小さくなっている。このため、突出部111も孔部101に合わせて小さく、具体的には断面積が小さい突起形状となっている。
このような突出部111に対して、凸部である第1位置決め部71のほうが大きくなっている。具体的には、図7に示すように、第1位置決め部71の円柱形状部分の断面積S71は、突出部111の断面積S111よりも大きい。
図4等に示すように、第1位置決め部71及び第2位置決め部72は、前後方向において突出部111及び孔部101よりも開閉軸心X20に近い位置にある。
作用部103は、凸部である第1位置決め部71と同じ部材であり、第1筐体10に設けられている。作用部103は、第1位置決め部71が上述した形状であることにより、第2位置決め部72の上方に位置する当接部112に当接可能となっている。
図7に示すように、作用部103(第1位置決め部71)と孔部101とは、開閉軸心X20と直交する方向、矢視Y方向に沿って見て重なる位置にある。
第2筐体20を図6に示す開いた状態から下降させると、図5に示すように、突出部111が孔部101に挿入される前に、作用部103(第1位置決め部71)と第2位置決め部72とが係合する。
第2筐体20をさらに下降させて、図4に示す閉じた状態にすると、作用部103(第1位置決め部71)の円錐台形状部分は、第2位置決め部72よりも上方に突出して当接部112に当接し、当接部112を押し上げる。これにより、作用部103(第1位置決め部71)は、引っ張りコイルバネ119の付勢力に抗して支持体110を図4の反時計方向に揺動させ、突出部111を第1位置に移動させる。その結果、突出部111は、孔部101へ挿入された状態となる。
その一方、図5及び図6に示すように、第2筐体20を開いたときに、作用部103(第1位置決め部71)は、当接部112及び第2位置決め部72から離間する。これにより、作用部103(第1位置決め部71)は、引っ張りコイルバネ119の付勢力によって支持体110を図4の時計方向に揺動させ、突出部111を第2位置に移動させる。その結果、突出部111は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に退避する。
図4〜図6に示すように、検知部90は、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの内部に設けられている。検知部90は、孔部101に挿入された突出部111を検知するためのものである。検知部90は、インターロックアーム91、引っ張りコイルバネ99及びインターロックスイッチ92を有している。
インターロックアーム91は、左右方向から見て略矩形状であり、下辺が下向きに膨らむように湾曲している。インターロックアーム91は、その上方かつ後方の角部が左右方向に延びる揺動軸心X91周りに揺動可能に支持されている。インターロックアーム91の上辺の前部分は、孔部101の真下に位置している。
引っ張りコイルバネ99は、インターロックアーム91の前方かつ下方の角部に係止されている。引っ張りコイルバネ99は、インターロックアーム91を揺動軸心X91周りに時計方向に付勢している。引っ張りコイルバネ99に付勢されたインターロックアーム91は、ストッパ91Sに当て止まることにより、図5に示す非検知位置に保持される。
インターロックスイッチ92は、可動片92Aが押されることにより内部接点が断接するマイクロスイッチである。インターロックスイッチ92は、制御部C1に接続されている。
インターロックスイッチ92の可動片92Aは、図5に示す非検知位置にあるインターロックアーム91の下辺に対して、後方に離間した位置に配置されている。
図4に示すように、第2筐体20を閉じたときに、突出部111が孔部101へ挿入されると、突出部111の下端がインターロックアーム91の上辺に当接し、引っ張りコイルバネ99の付勢力に抗して、インターロックアーム91を揺動軸心X91周りに反時計方向に揺動させる。その結果、インターロックアーム91が図4に示す検知位置に変位し、インターロックスイッチ92の可動片92Aを押すので、インターロックスイッチ92が突出部111を検知し、制御部C1に検知信号を伝達する。
制御部C1は、インターロックスイッチ92が突出部111を検知している状態では、画像形成ユニット2等を動作可能とし、画像形成動作等を実行する。その一方、制御部C1は、インターロックスイッチ92が突出部111を検知していない状態では、画像形成ユニット2等の動作を禁止する。そして、制御部C1は、例えば、操作パネル20Pにメッセージ等を表示することによって、その旨を報知する。
<発明特定事項との関係>
実施例1の画像形成装置1における第1筐体10、第2筐体20、突出部111、引っ張りコイルバネ119、孔部101、検知部90及び作用部103を含んで本発明の開閉装置の具体的態様の一例である開閉装置が構成されている。この開閉装置は、さらに、作用部103と同じ部材である第1位置決め部71と、第2位置決め部72とを備えている。また、この開閉装置は、突出部111と当接部112とを有する支持体110を備えている。
<作用効果>
実施例1の画像形成装置1では、図4に示すように、作用部103(第1位置決め部71)は、第2筐体20を閉じたときに突出部111を第1位置に移動させる。突出部111は、第2筐体20の挿通穴27Hを通過して下向きに突出し、孔部101へ挿入される。これにより、検知部90において、インターロックアーム91が検知位置に変位し、インターロックスイッチ92の可動片92Aを押すので、インターロックスイッチ92が孔部101に挿入された突出部111を確実に検知できる。
また、この画像形成装置1では、図3、図5及び図6に示すように、作用部103(第1位置決め部71)は、第2筐体20を開いたときに突出部111を第2位置に移動させる。そして、引っ張りコイルバネ119によって、突出部111が第2位置に付勢される。その結果、突出部111は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に退避する。このため、第2筐体20を開いた状態において突出部111の突出量が少なくなり、最終的に突出量がゼロになるので、突出部111に他の部材等が干渉することを抑制できる。例えば、第2筐体20を開いたときに突出部111が第1位置の状態のままであると、ユーザが触ったり、物をぶつけてしまったりする可能性があるが、そのような不具合を抑制できる。
したがって、実施例1の画像形成装置1では、検知部90に検知される突出部111の変形や破損を抑制できる。ひいては、突出部111の変形や破損によって第2筐体20を閉じたときに検知部90が突出部111を検知できず、第2筐体20が閉じているか否かを判断できない不具合を抑制できる。そして、この画像形成装置1では、検知部90の検知結果に基づいて、制御部C1が画像形成ユニット2等を好適に制御できる。具体的には、制御部C1は、インターロックスイッチ92が突出部111を検知している状態では、第2筐体20が閉じていると正確に判断でき、画像形成ユニット2等を安全に動作させることができる。その一方、制御部C1は、インターロックスイッチ92が突出部111を検知していない状態では、第2筐体20が開いていると正確に判断でき、画像形成ユニット2等の動作を確実に禁止することができる。
また、この画像形成装置1では、図5に示すように、突出部111が孔部101に挿入される前に、第1位置決め部71と第2位置決め部72とが係合する。つまり、第2筐体20を閉じるときに、第1位置決め部71と第2位置決め部72との係合によって、第2筐体20が第1筐体10に対して位置決めされてから、図4に示すように、ユーザの指が入らないように隙間が小さくされた孔部101に、突出部111が挿入される。これにより、第2筐体20を閉じる瞬間や第2筐体20を閉じた状態において、突出部111と孔部101との相対位置関係が適正範囲からずれて互いに干渉することを抑制できる。その結果、突出部111の変形や破損を一層抑制できる。また、突出部111及び孔部101が第1位置決め部71及び第2位置決め部72のような位置決め部材を兼ねない。このため、例えば、画像形成装置1が落下した場合等、第2筐体20を第1筐体10に対して位置ずれさせる力が作用する場合であっても、その力を第1位置決め部71と第2位置決め部72とで負担し、突出部111に力が作用することを抑制できる。その結果、突出部111の変形や破損を一層抑制できる。
さらに、この画像形成装置1では、図4〜図6に示すように、突出部111に対して、凸部である第1位置決め部71のほうが大きくなっている。具体的には、図7に示すように、第1位置決め部71の円柱形状部分の断面積S71は、突出部111の断面積S111よりも大きい。これにより、第2筐体20を第1筐体10に対して位置ずれさせる力が作用する場合であっても、その力を突出部111よりも大きい凸部である第1位置決め部71と、第1位置決め部71の円柱形状部分が嵌入する丸穴である第2位置決め部72とで確実に負担するので、突出部111に力が作用することを一層抑制できる。その結果、突出部111の変形や破損を一層抑制できる。
また、この画像形成装置1では、図3〜図6に示すように、第2筐体20は、開閉軸心X20周りに揺動することによって第1筐体10に対して開閉する。そして、第1位置決め部71及び第2位置決め部72は、突出部111及び孔部101よりも開閉軸心X20に近い位置にある。この構成により、この画像形成装置1では、仮に第1位置決め部71及び第2位置決め部72が突出部111及び孔部101よりも開閉軸心X20から遠い位置にある場合と比較して、第1位置決め部71及び第2位置決め部72の上下方向の長さを小さくできる。
さらに、この画像形成装置1では、図3に示すように、第1位置決め部71及び第2位置決め部72と、突出部111及び孔部101とは、第1筐体10及び第2筐体20のそれぞれの右側面側に配置されている。これにより、第1位置決め部71及び第2位置決め部72と、突出部111及び孔部101とが互いに近い位置に配置されるので、突出部111と孔部101との位置精度を向上させることができる。また、第2筐体20を第1筐体10に対して位置ずれさせる力が作用する場合であっても、その力を突出部111及び孔部101に近い位置にある第1位置決め部71及び第2位置決め部72が確実に負担するので、突出部111に力が作用することを一層抑制できる。
また、この画像形成装置1では、図7に示すように、作用部103(第1位置決め部71)と孔部101とは、開閉軸心X20と直交する方向、すなわち矢視Y方向に沿って見て重なる位置にある。この構成により、孔部101と、作用部103(第1位置決め部71)が作用する突出部111との位置精度の向上を容易に実現できる。
さらに、この画像形成装置1では、図4等に示すように、作用部103は、凸部である第1位置決め部71と同じ部材である。つまり、位置決め機能を発揮する第1位置決め部71が作用部103を兼ねるので、部品点数を削減でき、ひいては、製造コストの低廉化を実現できる。
また、この画像形成装置1では、図4等に示すように、第2筐体20に揺動可能に支持された支持体110が突出部111と当接部112とを有し、第2筐体20を閉じるときに、第1筐体10に設けられた作用部103(第1位置決め部71)が当接部112に当接することで、支持体110が揺動軸心X110周りに揺動する。このような簡素な構成により、第2筐体20を閉じるときに、突出部111を図5等に示す第2位置から図4に示す第1位置に容易に移動させることができる。
(実施例2)
図8〜図10に示すように、実施例2の画像形成装置は、実施例1の画像形成装置1に係る支持体110、突出部111、当接部112及び引っ張りコイルバネ119の代わりに、支持体210、突出部211、当接部212、直動ガイド227G1及び圧縮コイルバネ219を採用している。圧縮コイルバネ219は、本発明の「付勢手段」の一例である。また、この画像形成装置は、実施例1に係る右方のリンク81R、引っ張りコイルバネ82、ガイドピン81G及びガイドレール27Gの代わりに、リンク281R、スライダ283、直動ガイド227G2及び引っ張りコイルバネ282を備えている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
支持体210は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部において、直動ガイド227G1によって上下方向に直動可能に支持されている。支持体210の前方かつ下方の角部で下向きに突出する部分は、突出部211である。支持体210の上方かつ後方の部分に形成された傾斜面は、当接部212である。
アーム形状のリンク281Rの下端部は、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの上端部に連結されている。スライダ283は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部において、直動ガイド227G2によって前後方向に直動可能に支持されている。スライダ283の前端部には、テーパ形状の作用部203が当接部212に当接可能に形成されている。
リンク281Rの上端部は、スライダ283の後端部に連結されている。スライダ283の後端部は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に設けられた引っ張りコイルバネ282によって後向きに付勢されている。
圧縮コイルバネ219は、支持体210を上向きに付勢している。図8に示すように、第2筐体20を閉じた状態では、リンク281Rに押されて前方に移動したスライダ283の作用部203が当接部212に当接し、圧縮コイルバネ219の付勢力に抗して支持体210を押し下げる。これにより、突出部211は、第1位置に移動し、第2筐体20の挿通穴27Hを通過して下向きに突出して孔部101に挿入される。
その一方、図9に示すように、第2筐体20を開くと、スライダ283がリンク281Rに引かれて後向きに移動するので、作用部203が当接部212に当接する位置が変化し、圧縮コイルバネ219の付勢力によって支持体210を押し上げる。そして、支持体210の上端がストッパ210Sに当て止まることにより、突出部211は、第2位置に保持されて、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に退避する状態となる。図10に示すように、第2筐体20をさらに開くと、スライダ283がリンク281Rに引かれてさらに後向きに移動するので、作用部203が当接部212から離間する。
引っ張りコイルバネ282は、スライダ283の移動によって、復元力を蓄え、又は開放する。これにより、ユーザが小さな力で第2筐体20を開くことができるとともに、第2筐体20が急激に下降することを抑制できる。
このような構成である実施例2の画像形成装置では、図8に示すように、スライダ283の作用部203は、第2筐体20を閉じたときに突出部211を第1位置に移動させ、孔部101へ挿入させる。これにより、検知部90において、インターロックアーム91が図8に示す検知位置に変位するので、インターロックスイッチ92が孔部101に挿入された突出部211を確実に検知できる。
また、この画像形成装置1では、図9及び図10に示すように、作用部203は、第2筐体20を開いたときに突出部211を第2位置に移動させる。そして、圧縮コイルバネ219によって、突出部211が第2位置に付勢される。その結果、突出部211は、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に退避するので、突出部211に他の部材等が干渉することを抑制できる。
したがって、実施例2の画像形成装置では、実施例1の画像形成装置1と同様に、検知部90に検知される突出部211の変形や破損を抑制できる。
また、この画像形成装置では、第2筐体20を支持するリンク281R及びスライダ283を利用して、突出部211を図8に示す第1位置と、図9及び図10に示す第2位置との間で移動させることができるので、簡易な構成となる。
(実施例3)
実施例3の画像形成装置では、実施例2の画像形成装置に係るリンク281R、スライダ283及び引っ張りコイルバネ282の代わりに、リンク381R及びスライダ383を採用している。実施例3のその他の構成は、実施例1、2と同様である。このため、実施例1、2と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
リンク381Rは、扇型ギヤ381A及び伝達ギヤ381B、381C、381Dを有している。扇型ギヤ381Aは、第1筐体10の右方の第1側壁部17Rの後端に設けられている。扇型ギヤ381Aのギヤ歯は、開閉軸心X20を中心とする円弧に沿って並んでいる。伝達ギヤ381B、381C、381Dは、第2筐体20の右方の第2側壁部27Rの内部に回転可能に支持されている。伝達ギヤ381Bは、扇型ギヤ381Aと噛み合っている。伝達ギヤ381Cは、伝達ギヤ381Bと噛み合っている。伝達ギヤ381Dは、伝達ギヤ381Cと噛み合っている。
スライダ383は、実施例2に係るスライダ283の後部分の形状を変更しただけである。スライダ383の前部分は、実施例2に係るスライダ283の前部分と同じであり、その前端部にテーパ形状の作用部203が形成されている。スライダ383の後部分は、第2筐体20の後面側に向かって延びており、その下面にラックギヤ383Gが形成されている。ラックギヤ383Gは、伝達ギヤ381Dと噛み合っている。
図11に示すように、第2筐体20を開いた状態では、圧縮コイルバネ219に付勢された支持体210の当接部212にスライダ383の作用部203が当て止まることにより、第2筐体20が支持される。この状態では、突出部211は、第2位置に保持される。
第2筐体20を図11に示す開いた状態から下降させると、図示は省略するが、扇型ギヤ381A及び伝達ギヤ381B、381C、381Dが作動して、ラックギヤ383Gを前向きに移動させる。その結果、スライダ383の作用部203が当接部212に当接し、圧縮コイルバネ219の付勢力に抗して支持体210を押し下げ、突出部211を第1位置に移動させる。
このような構成である実施例3の画像形成装置では、実施例1、2の画像形成装置1と同様に、検知部90に検知される突出部211の変形や破損を抑制できる。
また、この画像形成装置では、第2筐体20を支持するリンク381R及びスライダ383を利用して、突出部211を第1位置と第2位置との間で移動させることができるので、簡易な構成となる。
さらに、この画像形成装置では、圧縮コイルバネ219がスライダ383を後向きに付勢することで、リンク381Rが第2筐体20を開いた状態で支持できる。つまり、圧縮コイルバネ219がリンク381Rの付勢部材を兼ねるので、部品点数を削減でき、ひいては、製造コストの低廉化を実現できる。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例1〜3では、第1位置決め部71が凸部であり、第2位置決め部72が凹部であるがこの構成には限定されない。例えば、第2位置決め部は凸部であり、第1位置決め部は凸部が嵌入する凹部であってもよい。また、第1位置決め部及び第2位置決め部は、係合して位置決め作用を発揮可能であればどのような形状であってもよい。また、凸部と凹部とは、円柱と、円柱が嵌入する円形の穴とには限定されず、例えば、四角柱と、四角柱が嵌入する四角形の穴とであってもよい。
実施例では、第2筐体20はフラットベッド29を含んでいるがこの構成には限定されない。例えば、第2筐体20について、フラットベッド29を無くし、上面に排出トレイ21Tが形成されたアッパーカバーに変更してもよい。または、本発明は、フラットベッドである第1筐体と、自動原稿搬送機構を収容する開閉部である第2筐体とを備える開閉装置にも適用できる。さらに、本発明は、前面が開放された第1筐体と、第1筐体の前面を閉鎖及び開放可能なフロントカバーである第2筐体とを備える開閉装置にも適用できる。
前面が開放された第1筐体と、第1筐体の前面を閉鎖及び開放可能なフロントカバーである第2筐体とを備える開閉装置に本発明を適用した場合において、突出部及び孔部よりもフロントカバーの開閉軸心に近い位置に第1位置決め部及び第2位置決め部を配置することにより、第1位置決め部及び第2位置決め部の前後方向の長さを小さくできる。
実施例1〜3では、第1筐体10に孔部101及び検知部90を設けているが、実施例1〜3と同様の孔部及び検知部を第2筐体に設けてもよい。この場合、実施例1〜3と同様の突出部及び付勢手段を第1筐体に設けることにより、第2筐体を開いた状態において突出部の突出量を少なくすることができ、検知部に検知される突出部の変形や破損を抑制できる。
本発明は例えば、筐体と、筐体に収容される処理部とを備える処理装置、より具体的には、画像形成装置、画像読取装置及び複合機等に利用可能である。
1…画像形成装置、10…第1筐体、20…第2筐体
111、211…突出部、101…孔部
119、219…付勢手段(119…引っ張りコイルバネ、219…圧縮コイルバネ)
90…検知部、103、203…作用部
71…第1位置決め部、72…第2位置決め部、X20…開閉軸心
X110…揺動軸心、110、210…支持体、112、212…当接部
81L、81R、281R、381R…リンク
283、383…スライダ、SH…シート、3…画像形成部

Claims (10)

  1. 第1筐体と、
    前記第1筐体に対して開閉する第2筐体と、
    前記第2筐体に設けられ、前記第2筐体から突出した第1位置と、前記第1位置よりも前記第2筐体に近い第2位置との間で移動可能な突出部と、
    前記第2筐体に設けられ、前記突出部を前記第2位置に付勢する付勢手段と、
    前記第1筐体に設けられ、前記第2筐体を閉じたときに前記突出部が挿入される孔部と、
    前記第1筐体に設けられ、前記孔部に挿入された前記突出部を検知するための検知部と、
    前記第2筐体を閉じたときに前記突出部を前記第1位置に移動させて前記突出部を前記孔部へ挿入させる一方、前記第2筐体を開いたときに前記突出部を前記第2位置に移動させる作用部と、
    を備えることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記第1筐体は、第1位置決め部を有し、
    前記第2筐体は、前記第1位置決め部と係合することによって前記第2筐体を前記第1筐体に対して位置決めする第2位置決め部を有し、
    前記突出部が前記孔部に挿入される前に、前記第1位置決め部と前記第2位置決め部とが係合する請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部の一方は、凸部であり、
    前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部の他方は、前記凸部が嵌入する凹部であり、
    前記凸部は、前記突出部よりも大きい請求項2記載の開閉装置。
  4. 前記第2筐体は、開閉軸心周りに揺動することによって前記第1筐体に対して開閉し、
    前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部は、前記突出部及び前記孔部よりも前記開閉軸心に近い位置にある請求項2又は3記載の開閉装置。
  5. 前記開閉軸心が延びる方向は、前記第1筐体及び前記第2筐体の幅方向であり、
    前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部と、前記突出部及び前記孔部とは、前記第1筐体及び前記第2筐体における前記幅方向の一端側に配置されている請求項2乃至4のいずれか1項記載の開閉装置。
  6. 前記作用部は、前記第1筐体に設けられ、
    前記作用部と前記孔部とは、前記開閉軸心と直交する方向に沿って見て重なる位置にある請求項5記載の開閉装置。
  7. 前記第1位置決め部は、凸部であり、
    前記第2位置決め部は、前記凸部が嵌入する凹部であり、
    前記作用部は、前記凸部と同じ部材である請求項5又は6記載の開閉装置。
  8. 前記第2筐体に設けられ、揺動軸心周りに揺動可能な支持体を備え、
    前記支持体は、前記揺動軸心に対して一方側に位置する前記突出部と、前記揺動軸心に対して他方側に位置する当接部と、を有し、
    前記作用部は、前記第1筐体に設けられ、前記当接部に当接可能に突出している請求項1乃至7のいずれか1項記載の開閉装置。
  9. 前記第1筐体と前記第2筐体との間に設けられ、前記第2筐体を開いたときに前記第2筐体を支持するリンクを備え、
    前記作用部は、前記第2筐体に設けられ、前記リンクに連結されて前記第2筐体の開閉に連動して変位するスライダである請求項1乃至5のいずれか1項記載の開閉装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項記載の開閉装置と、
    前記開閉装置における前記第1筐体及び前記第2筐体の内部に収容され、シートに画像を形成する画像形成部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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