JP5919705B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式のプリンタとして、感光体と、感光体にトナーを供給する現像カートリッジとを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタでは、装着された現像カートリッジの情報(例えば、現像カートリッジが新品であるか否かなど)を判断するための新品検出手段を備えている。
このような新品検知手段として、例えば、現像カートリッジの側面に、導電性の合成樹脂板からなり、本体フレーム内のアクチュエータに当接される検知突起を備える新旧判別部材が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
この新旧判別部材は、ギヤカバーによって被覆されており、新品位置から旧品位置へ不可逆に変位可能である。そして、検知突起は、新旧判別部材が新品位置にあるときには、ギヤカバー内に収容されており、プリンタ内の駆動源から現像カートリッジに駆動力が入力されると、新旧判別部材が新品位置から旧品位置に変位され、ギヤカバーの開口部から露出される。
特開2007−79284号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のプリンタでは、本体フレーム内のアクチュエータを配置する場所が、旧品位置において、検知突起をアクチュエータに当接させる位置に設けなければならない。
つまり、検知突起は、現像カートリッジにおいて、駆動力が新旧判断部材に伝達される限られた範囲内に配置しなければならず、さらに、アクチュエータは、プリンタにおいて、その検知突起に当接する限られた範囲内に配置しなければならず、画像形成装置の設計の自由度が低くなる場合がある。
そこで、本発明の目的は、設計の自由度を高めることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体に着脱可能に構成され、現像剤を収容するカートリッジと、カートリッジと対向するように配置される検知手段と、検知手段により検知される被検知部であって、第1位置と、第1位置とは異なる第2位置とに移動される被検知部と、検知手段の検知に基づいて装置本体に装着されたカートリッジが新品であると判断する判断手段とを備える。
カートリッジは、所定の移動量で移動する移動部材と、カートリッジが装置本体に装着された状態において移動部材の移動により、カートリッジの外部に設けられた被押圧部を押圧する押圧状態と、被押圧部に対する押圧を解除する押圧解除状態とに変位可能な押圧部材とを備える。
カートリッジは、押圧部材が押圧解除状態から押圧状態に変位することにより、押圧部材が被押圧部を押圧することにより生じる反力によって、被押圧部から離れる方向に移動し、押圧部材が押圧状態から押圧解除状態に変位することにより、押圧部材による被押圧部に対する押圧が解除されることによって、被押圧部に近づく方向へ移動する。
被検知部は、カートリッジの被押圧部から離れる方向への移動に伴って、第1位置から第2位置へ移動し、カートリッジの被押圧部に近づく方向への移動に伴って、第2位置から第1位置へ移動する。
判断手段は、被検知部が第1位置から第2位置へ移動した後に第1位置へ移動したこと検知手段が検知した場合に、カートリッジの状態が新品であると判断する。
このような構成によれば、被検知部は、押圧部材が被押圧部を押圧することにより生じる反力によって、第1位置から第2位置へ移動される。
そのため、押圧部材と被押圧部とを対向配置すれば、押圧部材が被押圧部を押圧することにより生じる反力により、被検知部を移動させることができる。
これにより、被検知部を移動させるための構成を、被検知部の近傍に設ける必要がなく、被検知部の配置の自由度を向上させることができ、ひいては、被検知部を検知する検知手段の配置の自由度も向上させることができる。
その結果、画像形成装置の設計の自由度を高めることができる。
(2)また、カートリッジは、装置本体から給電されるカートリッジ電極を有してもよい。装置本体は、カートリッジ電極に電気的に接続可能な本体電極であって、対向方向に移動可能な本体電極を有してもよい。被検知部は、本体電極に当接し、本体電極の移動に伴って、第1位置と第2位置との間を移動してもよい。
この場合、判断手段は、被検知部の第1位置と第2位置との間の移動に伴って本体電極が移動した場合に、カートリッジの状態が新品であると判断する。
このような構成によれば、カートリッジ電極に給電するための本体電極を利用して、カートリッジの状態を判断することができる。
そのため、カートリッジの状態を判断するための部材を別途設けることなく、カートリッジの部品点数を低減することができる。
(3)また、判断手段は、所定時間内に、検知手段が、被検知部が第1位置に配置されたことを検知したときに、カートリッジが装置本体に装着されていると判断し、所定時間内に、検知手段が、被検知部が第1位置に配置されたことを検知しなかったときに、カートリッジが装置本体から離脱されていると判断してもよい。
このような構成によれば、本体電極の位置を検知することにより、簡易な構成で、装置本体内におけるカートリッジの有無を検知することができる。
(4)また、押圧部材は、その対向方向一端部において、対向方向と直交する面を有してもよい。
このような構成によれば、被押圧部を、押圧部材によって安定して押圧させることができる。
(5)また、移動部材は、凸部と、凸部から対向方向他方側に凹む凹部とを有してもよい。
この場合、凸部は、移動部材の押圧部材に対する移動方向下流側から移動方向上流側へ向かうに従って、対向方向一方側へ傾斜される傾斜面を有してもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、押圧部材を対向方向に移動させることができる。
また、押圧部材を、傾斜面に沿うように対向方向に移動させることができ、対向方向に円滑に移動させることができる。
(6)また、移動部材は、装置本体からの駆動力が伝達される歯部と、駆動力が伝達されない欠け歯部とを含む欠け歯ギヤを有してもよい。
このような構成によれば、移動部材を、確実に、所定の移動量で移動させることができる。
(7)また、移動部材は、回転可能に設けられていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で確実に、押圧部材を移動させることができる。
(8)また、移動部材は、直線移動可能に設けられていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で確実に、押圧部材を移動させることができる。
(9)また、押圧部材は、歯部に駆動力が伝達される前の状態で、押圧解除状態となっており、歯部に駆動力が伝達されることにより、一旦、押圧状態に変位され、その後、再び押圧解除状態に変位されてもよい。
このような構成によれば、移動部材が所定の駆動量で移動されている間に、押圧部材を、押圧状態と押圧解除状態とに変位させることができる。
(10)また、カートリッジは、押圧部材を押圧解除状態となるように付勢する付勢部材を、さらに備えていてもよい。
このような構成によれば、押圧部材を確実に押圧解除状態に変位にさせることができる。
(11)また、カートリッジは、その対向方向一端部または対向方向他端部において、装置本体からの駆動力を受けるための駆動入力部を備えてもよい。
この場合、押圧部材は、対向方向に投影したときに、駆動入力部に対して対向方向と直交する直交方向一方側に配置される第1押圧部材と、駆動入力部を挟むように駆動入力部に対して直交方向他方側に配置される第2押圧部材とを有していてもよい。
このような構成によれば、第1押圧部材および第2押圧部材によって、被押圧部を直交方向に均一に押圧することができる。
(12)また、本発明のカートリッジによれば、現像剤を収容するように構成され、第1側壁と、第1側壁の一方側に間隔を隔てて対向配置される第2側壁とを含む筐体と、第1側壁または第2側壁に設けられ、外部からの駆動力を受けるための駆動入力部とを備える。
本発明の画像形成装置によれば、被検知部の配置の自由度、および、被検知部を検知する検知手段の配置の自由度を向上させて、設計の自由度を高めることができる。
図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態としてのプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示す現像カートリッジを示し、(a)は、現像カートリッジ全体の右前側から見た斜視図であり、(b)は、現像カートリッジの左端部の左前側から見た斜視図である。 図3は、図2に示す現像カートリッジの右前側から見た斜視図であり、給電カバーを外した状態を示す。 図4は、図3に示す移動部材を示し、(a)は、右側から見た斜視図であり、(b)は、左側から見た斜視図である。 図5は、新品検知動作における押圧部材の進退を説明するための説明図であって、(a)は、ウォームアップ動作が開始される前の状態(押圧部材:押圧解除位置)を示し、(b)は、ウォームアップ動作の途中の状態(押圧部材:押圧位置)を示す。 図6は、新品検知動作におけるカートリッジ電極、本体電極およびアクチュエータの移動を説明するための説明図であって、(a)は、ウォームアップ動作が開始される前の状態(カートリッジ電極:第1位置、本体電極:退避位置、アクチュエータ:遮光位置)を示し、(b)は、ウォームアップ動作の途中の状態(カートリッジ電極:第2位置、本体電極:進出位置、アクチュエータ:非遮光位置)を示す。 図7は、第2実施形態における新品検知動作を説明する説明図であって、(a)は、ウォームアップ動作が開始される前の状態(押圧部材:押圧解除位置)を示し、(b)は、ウォームアップ動作の途中の状態(押圧部材:押圧位置)を示す。(c)は、ウォームアップ動作が終了された状態(押圧部材:押圧解除位置)を示す。 図8は、第3実施形態における押圧部材の進退を説明する説明図である。 図9は、第4実施形態における押圧部材を説明する説明図であって、(a)は、現像カートリッジ全体を示し、(b)は、(a)の移動部材および押圧部材を示す。 図10は、第5実施形態における現像カートリッジを説明する説明図である。 図11は、図10に示す現像カートリッジの新品検知動作を説明する説明図であって、(a)は、ウォームアップ動作が開始される前の状態(押圧部材:押圧解除位置、遮光板:第1位置)を示し、(b)は、ウォームアップ動作の途中の状態(押圧部材:押圧位置、遮光板:第2位置)を示す。 図12は、第5実施形態の遮光板の変形例(遮光板に長穴を形成しない場合)を説明する説明図であって、(a)は、遮光板が第1位置に配置されている状態を示し、(b)は、遮光板が第2位置に配置されている状態を示す。 図13は、第5実施形態の遮光板の変形例(透光板にミラーを備える場合)を説明する説明図であって、(a)は、透光板が第1位置に配置されている状態を示し、(b)は、透光板が第2位置に配置されている状態を示す。 現像カートリッジを右側へ押圧する構成の変形例を説明する説明図であって、ドラムカートリッジの側壁に現像カートリッジを右側へ付勢する当接部材を設けた状態を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面左側を前側とし、図1における紙面右側を後側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。
プリンタ1は、略ボックス形状の装置本体の一例としての本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部5を開閉するトップカバー6が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、各色に対応する4つのプロセスカートリッジ11を備えている。
各プロセスカートリッジ11は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに前後方向に沿って間隔を隔てて並列配置されている。各プロセスカートリッジ11は、ドラムカートリッジ24と、ドラムカートリッジ24に着脱可能に装着されるカートリッジの一例としての現像カートリッジ25とを備えている。
ドラムカートリッジ24は、感光ドラム15を備えている。
感光ドラム15は、左右方向に長手の円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ24に回転可能に設けられている。
現像カートリッジ25は、現像ローラ16を備えている。
現像ローラ16は、左右方向に延びる金属製の現像ローラ軸30を備え、現像カートリッジ25の後端部において後側から露出されるように設けられ、感光ドラム15に対して前上側から接触されている。
また、現像カートリッジ25は、現像ローラ16にトナーを供給する供給ローラ27、現像ローラ16に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード28を備え、それらの上側に設けられるトナー収容部46内には、現像剤の一例としてのトナーが収容され、トナーを攪拌するためのアジテータ47が設けられている。アジテータ47は、左右方向に延びるアジテータ軸48と、アジテータ軸48からアジテータ軸48の径方向外側に延びる攪拌羽根49とを備えている。
トナー収容部46内のトナーは、供給ローラ27と現像ローラ16との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード28により、一定厚さの薄層として現像ローラ16の表面に担持される。
一方、各感光ドラム15の表面には、スコロトロン型帯電器26によって一様に帯電された後、LEDユニット12によって所定の画像データに基づいて露光されることにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ16に担持されるトナーが各感光ドラム15の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム15の表面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
用紙Sは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ7内に収容されており、ピックアップローラ8、給紙ローラ9、および、1対のレジストローラ10によって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム15と搬送ベルト19との間に給紙される。そして、搬送ベルト19によって、各感光ドラム15と各転写ローラ20との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Sに、各色のトナー像が順次転写され、カラー画像が形成される。
そして、用紙Sは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Sには、カラー画像が熱定着される。
その後、用紙Sは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー6に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ25は、図2および図3に示すように、筐体の一例としてのカートリッジフレーム31と、カートリッジフレーム31の左側に配置される駆動ユニット32と、カートリッジフレーム31の右側に配置される給電ユニット33とを備えている。
なお、現像カートリッジ25の説明において、方向について言及するときには、現像ローラ16が配置されている側を現像カートリッジ25の後側とし、層厚規制ブレード28が配置されている側を上側とする。すなわち、現像カートリッジ25に関する上下前後方向は、プリンタ1に関する上下前後方向と相異なり、現像カートリッジ25は、その後側がプリンタ1の後下側、その前側がプリンタ1の前上側となるように、プリンタ1およびドラムカートリッジ24に装着されている。
(1)カートリッジフレーム
カートリッジフレーム31は、左右方向(対向方向)に延びる略ボックス形状に形成されている。カートリッジフレーム31は、左右1対の側壁34、前壁35、下壁36および上壁37を備えている。なお、以下の説明において、第1側壁の一例としての左側の側壁34を左壁34Lとし、第2側壁の一例としての右側の側壁34を右壁34Rとする。
両側壁34は、上下前後に延びる側面視略矩形状に形成され、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。また、両側壁34には、アジテータ軸露出穴38が形成されている。
アジテータ軸露出穴38は、側壁34の前後方向略中央において、側面視略円形状に貫通形成されている。アジテータ軸露出穴38の直径は、アジテータ軸48の左右方向端部の直径よりも大径に形成されている。そして、アジテータ軸48の左右方向端部は、アジテータ軸露出穴38を介して、側壁34から左右方向外側へ露出されている。アジテータ軸48の左右方向両端部には、アジテータギヤ45が相対回転不能に支持されている。
前壁35は、左右方向に延び、両側壁34の前端部間に架設されている。
下壁36は、左右方向に延び、前壁35の下端部に連続するように、両側壁34の下端部間に架設されている。
上壁37は、左右方向に延び、前壁35の上端部に連続するように、両側壁34の上端部間に架設されている。上壁37の後端部には、層厚規制ブレード28が、現像ローラ16に上側から接触されるように配置されている。
(2)駆動ユニット
駆動ユニット32は、図2に示すように、駆動側カバー41を備えている。
駆動側カバー41は、左右方向に延び、左端部が閉鎖された略角筒形状に形成され、現像カートリッジ25の左端部を被覆している。駆動側カバー41には、カラー部42が設けられている。
カラー部42は、駆動側カバー41の前後方向略中央の左壁から左側へ突出する略円筒形状に形成されている。なお、カラー部42の右端部は、駆動側カバー41内に連通されている。
そして、カラー部42内には、左右方向に延びる略円柱形状の駆動入力部の一例としての現像カップリング39が相対回転可能に支持されている。現像カップリング39の左端部は、カラー部42の左端部から左側へ露出されている。現像カップリング39の左端部には、本体ケーシング2内の本体カップリング(図示せず)が相対回転不能に嵌合され、本体カップリング(図示せず)を介して、本体ケーシング2から駆動力が入力される。現像カップリング39に入力された駆動力は、ギヤ列(図示せず)を介して、現像ローラ16の現像ローラ軸30、供給ローラ27の供給ローラ軸、および、アジテータ軸48に伝達される。
(3)給電ユニット
給電ユニット33は、図2および図3に示すように、軸受部材51、カートリッジ電極52、移動部材53、押圧部材50および給電側カバー54を備えている。
(3−1)軸受部材
軸受部材51は、現像カートリッジ25の後端部において、右壁34Rの右側に組み付けられており、導電性の樹脂材料などから側面視略矩形の平板形状に形成されている。軸受部材51は、現像ローラ軸支持部55と、電極支持部56とを備えている。
現像ローラ軸支持部55は、軸受部材51の後端部に配置され、軸受部材51の右面から右側へ延びる略円筒形状に形成されている。現像ローラ軸支持部55の内径は、現像ローラ軸30の右端部と略同径(わずかに大径)に形成されている。なお、軸受部材51には、現像ローラ軸支持部55と中心軸線を共有するように、現像ローラ軸支持部55の内径と同径の開口(図示せず)が形成されている。そして、現像ローラ軸30は、その右端部において、現像ローラ軸支持部55内に回転可能に支持されている。
電極支持部56は、軸受部材51の前端部に配置され、軸受部材51の右面から右側へ突出し、上下方向に延びる略平板形状に形成されている。電極支持部56の右端部には、カートリッジ電極52を係止する係止ボス57が設けられている。
係止ボス57は、電極支持部56の右端面から右側へ突出する略円柱形状に形成されている。係止ボス57は、上下方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。
(3−2)カートリッジ電極
カートリッジ電極52は、図3に示すように、金属などの剛性と導電性とを兼ね備えた材料からなり、被給電部72と、被係止部71とを一体的に備えている。
被給電部72は、前後方向(直交方向)に延び、その前後方向両端部が左側へ屈曲(または湾曲)されるように、左側が開放された平面視略U字形状に形成されている。詳しくは、被給電部72は、前後方向に延びる側面視略矩形状の本体部73と、本体部73の前後方向両端部から左側へそれぞれ延びる2つの脚部75とを一体的に備えている。なお、本体部73の前後方向略中央には、本体電極81(後述)が接触される(図6(b)参照)。
被係止部71は、被給電部72の後端部において、互いに上下方向に間隔を隔てて1つずつ配置されている。被係止部71は、被給電部72の後端部(直交方向一端部、具体的には、後側の脚部75)の左端部から連続して後側へ延びる略杆形状に形成されている。被係止部71の上下方向長さは、被給電部72の上下方向長さよりも短い。また、被係止部71の後端部には、軸受部材51の係止ボス57が嵌合される嵌合穴74が貫通形成されている。
そして、カートリッジ電極52は、その嵌合穴74内に係止ボス57が嵌合されることにより、軸受部材51の電極支持部56に係止されている。
(3−3)移動部材
移動部材53は、図3および図4に示すように、アジテータギヤ45の後側に配置されている。移動部材53は、ベース部61、凸部65および欠け歯ギヤ64を一体的に備えている。
ベース部61は、左右方向に厚みを有し、中心部分に貫通穴が形成された略円板形状に形成されている。
凸部65は、ベース部61の右面から右側へ膨出するように、ベース部61の周方向に沿って延び、中心角が約90°の平面視略扇形状に形成されている。すなわち、凸部65の両側(右側面視反時計回り方向における上流側および下流側)は、凸部65から左側(対向方向他方側)に凹んでおり、それぞれ、凹部66として機能する。
凸部65の右側面視反時計回り方向下流側の第1端面67は、右側面視反時計回り方向において下流側から上流側へ向かうに従って、右側へ傾斜されており、傾斜面として機能する。また、凸部65の右側面視反時計回り方向上流側の第2端面68は、右側面視反時計回り方向において下流側から上流側へ向かうに従って、左側へ傾斜されている。
欠け歯ギヤ64は、ベース部61と中心軸線を共有するように、ベース部61の左面から左側へ延びる略円筒形状に形成されている。欠け歯ギヤ64の周面には、中心角が約270°をなす部分にギヤ歯が形成されている。なお、欠け歯ギヤ64において、ギヤ歯が形成されている部分が歯部69であり、ギヤ歯が形成されていない部分が欠け歯部70である。
そして、移動部材53は、右壁34Rの右側において、ベース部61の中心軸線を中心として、回転可能に支持されている。
また、現像カートリッジ25が新品(未使用)の状態では、移動部材53の欠け歯ギヤ64は、歯部69の右側面視反時計回り方向下流側端部において、アジテータギヤ45に前側から噛合されている。
この状態において、凸部65は、移動部材53の後端部に配置されている。
(3−4)押圧部材
押圧部材50は、図3および図5に示すように、軸部76とフランジ部77とを備えている。
軸部76は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。また、軸部76の右面40は、左右方向に直交するように、前後上下に延びている。
フランジ部77は、軸部76の左端部に設けられ、軸部76の外周面から径方向外側へ突出するように、軸部76と中心軸線を共有する側面視略円形状に形成されている。
そして、軸部76は、移動部材53と給電側カバー54との間において、給電側カバー54の押圧部材露出開口59(後述)に対向されるように、配置されている。
これにより、押圧部材50は、軸部76の左端部が移動部材53の凹部66に対向されるとともに、軸部76の右端部が給電側カバー54の押圧部材露出開口59(後述)から左側へ突出しない押圧解除位置(図5(a)参照)と、軸部76の左端部が移動部材53の凸部65に対向されるとともに、軸部76の右端部が給電側カバー54の押圧部材露出開口59(後述)から左側へ突出する押圧位置(図5(b)参照)とに移動可能である。
そして、押圧部材50には、フランジ部77よりも右側の軸部76に巻回されるように、左右方向に延びる略コイル形状の付勢部材の一例としての圧縮ばね78が、遊びを有して嵌合(押圧部材50の径方向外側から嵌合)されている。
なお、圧縮ばね78は、フランジ部77の右面と、給電側カバー54の左面との間に介在されている。これにより、押圧部材50は、常には、左側へ付勢されている。
(3−5)給電側カバー
給電側カバー54は、図2に示すように、右端部が閉鎖された側面視略矩形の枠形状に形成されている。給電側カバー54は、カートリッジ電極52および移動部材53を収容するように、現像カートリッジ25の右端部を被覆している。給電側カバー54には、電極露出開口58と、押圧部材露出開口59とが形成されている。
電極露出開口58は、給電側カバー54の前端部において、側面視略矩形状に貫通形成されている。
現像カートリッジ25が新品(未使用)の状態において、カートリッジ電極52は、その本体部73の右面が給電側カバー54の右面と略面一になるように、電極露出開口58から露出される。
押圧部材露出開口59は、給電側カバー54の後端部において、電極露出開口58の後側に配置され、側面視略円形状に貫通形成されている。また、押圧部材露出開口59の直径は、押圧部材50の軸部76の直径よりも大径である。
3.ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ24は、図6に示すように、現像カートリッジ25を収容可能な左右方向に長手の平面視略矩形枠形状に形成されている。
ドラムカートリッジ24は、左右1対の側板43を備えている。
両側板43は、現像カートリッジ25の左右方向外側に対向配置されている。また、側板43は、左右方向に厚みを有し、前後方向に延びる略平板形状に形成されている。なお、右側の側板43は、現像カートリッジ25の右側に対向される被押圧部として機能する。また、側板43には、現像カップリング39またはカートリッジ電極52を左右方向外側へ露出する露出溝44が形成されている。
露出溝44は、側板43の前後方向略中央において、上側から下側へ切欠かれるように、側面視略U字形状に形成されている。
なお、ドラムカートリッジ24は、現像カートリッジ25を、左右方向にわずかにスライド可能に収容している。
4.本体ケーシング
本体ケーシング2内には、図6に示すように、本体電極81と、アクチュエータ82と、フォトセンサ83と、判断手段の一例としてのCPU84とが設けられている。
本体電極81は、本体ケーシング2内において現像カートリッジ25の右側近傍に設けられ、金属から左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。本体電極81は、本体ケーシング2に、左側へ進出された進出位置(図6(b)参照)と、進出位置から右側へ退避された退避位置(図6(a)参照)とに、左右方向にスライド可能に支持され、本体ケーシング2内の電源(図示せず)に電気的に接続されている。
アクチュエータ82は、上下方向に延びる略円筒形状の揺動軸85と、揺動軸85から前側に延びる当接レバー86と、揺動軸85から後側に延びる遮光レバー87とを一体的に備えている。遮光レバー87には、その後端部から下側へ延びる遮光板88が設けられている。
そして、アクチュエータ82は、当接レバー86が本体電極81の右端部に当接するように、現像カートリッジ25の右側近傍において、揺動軸85を支点として、本体ケーシング2に揺動可能に支持されている。
アクチュエータ82は、当接レバー86が前左側に延び、遮光レバー87が後右側に延びる非遮光位置(図6(b)参照)と、当接レバー86および遮光レバー87が前後方向に沿う遮光位置(図6(a)参照)とに揺動可能に設けられている。アクチュエータ82は、ばねなどの付勢手段(図示せず)により、常には、非遮光位置に配置されるように、平面視時計回り方向に付勢されている。
フォトセンサ83は、検知光を発光する発光素子89と、発光素子89の後側に間隔を隔てて対応配置され、検知光を受光する受光素子90とを備えている。フォトセンサ83は、遮光位置におけるアクチュエータ82の遮光板88を、発光素子89と受光素子90とで前後方向から挟むように、アクチュエータ82の後側に配置されている。フォトセンサ83は、本体電極81およびアクチュエータ82とともに、検知手段を構成する。
そして、アクチュエータ82が遮光位置に配置されているときには、アクチュエータ82の遮光板88が発光素子89と受光素子90との間に介在されて、フォトセンサ83の発光素子89からの検知光が、遮光レバー87の遮光板88により遮光される。
一方、アクチュエータ82が非遮光位置に配置されているときには、アクチュエータ82の遮光板88が発光素子89と受光素子90との間から右側へ退避されて、フォトセンサ83の発光素子89からの検知光が、受光素子90によって受光される。すると、フォトセンサ83からオン信号が出力される。
CPU84は、本体ケーシング2内に設けられ、フォトセンサ83からのオン信号を受信可能に、フォトセンサ83に電気的に接続されている。
5.現像カートリッジの新品検知動作
以下、現像カートリッジ25の新品検知動作を説明する。
まず、本体ケーシング2内にプロセスカートリッジ11が装着されていないときには、アクチュエータ82が付勢手段(図示せず)の付勢力によって非遮光位置に配置されて、本体電極81が進出位置に配置されている。これにより、フォトセンサ83は、CPU84にオン信号を発信する。
すると、CPU84は、フォトセンサ83からオン信号を受信したことにより、本体電極81が進出位置に配置されていると判断する。
そして、CPU84は、この状態(本体電極81が進出位置に配置されている状態)で、所定時間が経過すると(すなわち、所定時間内にフォトセンサ83からのオン信号が停止されないと)、現像カートリッジ25が本体ケーシング2から離脱されていると判断する。
そして、本体ケーシング2のトップカバー6を開放して、新品(未使用)の現像カートリッジ25が装着されたプロセスカートリッジ11を本体ケーシング2に前上側から挿入すると、図6(a)に示すように、カートリッジ電極52の本体部73が左側から本体電極81の左端部に接触される。
すると、アクチュエータ82の付勢手段(図示せず)の付勢力に抗して、本体電極81が右側へ押圧されて退避位置に配置され、アクチュエータ82が平面視反時計回り方向に揺動されて遮光位置に配置される。
これにより、フォトセンサ83は、CPU84に対するオン信号の発信を停止する。すなわち、フォトセンサ83は、本体電極81およびアクチュエータ82を介して、カートリッジ電極52が第1位置に配置されていることを検知する。
すると、CPU84は、フォトセンサ83からのオン信号が途切れたことにより、本体電極81が進出位置から退避位置へ移動されたと判断する。
そして、現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されると、本体ケーシング2内の本体カップリング(図示せず)が駆動ユニット32の現像カップリング39に相対回転不能に嵌合される。
すると、現像カートリッジ25は、本体カップリング(図示せず)によって右側へ押圧されて、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対して位置決めされる。なお、同時に、ドラムカートリッジ24の右側の側板43は、本体ケーシング2の右側壁80に対して位置決めされる。
そして、本体カップリング(図示せず)を介して、現像カップリング39に本体ケーシング2から駆動力が入力され、ウォーミングアップ動作が開始される。
すると、現像カップリング39から、ギヤ列(図示せず)を介して、アジテータ軸48に駆動力が伝達され、アジテータ47が回転される。
そして、アジテータ47が回転されると、図3に示すように、アジテータ軸48およびアジテータギヤ45を介して、移動部材53の欠け歯ギヤ64の歯部69に駆動力が伝達され、移動部材53が右側面視反時計回りに回転される。
すると、図5(a)および図5(b)に示すように、押圧部材50は、圧縮ばね78の付勢力に抗して、軸部76の右端部が給電側カバー54の押圧部材露出開口59から突出するように、凹部66から凸部65の第1端面67の傾斜に沿って凸部65に乗り上げて、押圧位置に配置される。
これにより、図6(b)に示すように、押圧部材50は、軸部76の右端部において、ドラムカートリッジ24の右側の側板43の内面を押圧する。
すると、ドラムカートリッジ24の右側の側板43からの反力により、押圧部材50の右端部が左側へ押圧されることにより、本体カップリング(図示せず)からの押圧力に抗して、現像カートリッジ25が全体的に左側へ移動される。これにより、カートリッジ電極52は、左側へ移動されて、第2位置に配置される。
同時に、アクチュエータ82の付勢手段(図示せず)の付勢力により、本体電極81が左側へ押圧されて進出位置に配置され、アクチュエータ82が遮光位置から平面視時計回り方向に揺動されて非遮光位置に配置される。
これにより、フォトセンサ83は、CPU84に対してオン信号を発信する。すなわち、フォトセンサ83は、本体電極81およびアクチュエータ82を介して、カートリッジ電極52が第1位置に配置されたことを検知する。
すると、CPU84は、フォトセンサ83からのオン信号が途切れたことにより、本体電極81が進出位置から退避位置へ移動されたと判断する。
そして、さらに移動部材53が右側面視反時計回りに回転されると、押圧部材50は、移動部材53の凸部65から、右側面視時計回り方向に相対移動され、凸部65の右側面視反時計回り方向上流側の凹部66に対向される。つまり、カートリッジ電極52は、凹部66の凹みの分、左側への移動が許容される。
そして、押圧部材50は、圧縮ばね78の付勢力により左側へ押圧されて、第2端面68の傾斜に沿って凹部66内に受け入れられるように左側へ移動されて、押圧解除位置に配置される。
これにより、図6(a)に示すように、押圧部材50は、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対する押圧を解除する。
すると、現像カートリッジ25は、本体カップリング(図示せず)によって右側へ押圧されて、再び、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対して位置決めされる。これにより、カートリッジ電極52は、右側へ移動されて第1位置に配置される。
同時に、アクチュエータ82の付勢手段(図示せず)の付勢力に抗して、本体電極81が右側へ押圧されて退避位置に配置され、アクチュエータ82が非遮光位置から平面視反時計回り方向に揺動されて遮光位置に配置される。
これにより、フォトセンサ83は、CPU84に対するオン信号の出力を停止する。すなわち、フォトセンサ83は、本体電極81およびアクチュエータ82を介して、カートリッジ電極52が第1位置に配置されたことを検知する。
すると、CPU84は、フォトセンサ83からのオン信号が停止したことにより、本体電極81が進出位置から退避位置へ移動されたと判断する。
そして、さらに移動部材53が右側面視反時計回りに回転されると、移動部材53の欠け歯部70がアジテータギヤ45に対向されて、移動部材53の歯部69とアジテータギヤ45との噛合が解除され、移動部材53の回転駆動が停止され、ウォーミングアップ動作が終了する。
そして、本体ケーシング2内の電源(図示せず)から本体電極81を介してカートリッジ電極52に現像バイアス(電力)が供給されると、軸受部材51を介して、現像ローラ軸30に現像バイアスが供給される。
そして、CPU84は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、本体電極81が退避位置から進出位置へ移動され、その後、再び退避位置に移動されたと判断したときに、現像カートリッジ25が新品(未使用)であると判断する。
その結果、新品の現像カートリッジ25が装着されると、CPU84は、その現像カートリッジ25が新品であると判断し、その現像カートリッジ25の装着時から実際の画像形成枚数を計測して、実際の画像形成枚数が、その現像カートリッジ25の規定の画像形成枚数(例えば、6000枚)を超える直近に、図示しない操作パネルなどに、現像カートリッジ25の交換時期であることの通知を表示する。
なお、CPU84は、所定時間内にフォトセンサ83からのオン信号が停止されたとき(すなわち、本体電極81が退避位置に配置されたと判断したとき)に、現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されていると判断する。
一方、新品の現像カートリッジ25を装着した後に、たとえば、用紙Sの詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ25を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、移動部材53は、欠け歯ギヤ64の欠け歯部70がアジテータギヤ45と対向する位置で停止されている。
そのため、再装着において、ウォーミングアップ動作が実行されても、移動部材53は回転駆動されず、新品検知動作は実施されない。このときには、カートリッジ電極52が常に第1位置に配置されているため、CPU84は、常に、フォトセンサ83からのオン信号を受信せず、本体電極81が退避位置に配置されていると判断する。
これにより、CPU84は、現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されていると判断する。また、CPU84は、その再装着された現像カートリッジ25(旧品の現像カートリッジ25)を、旧品であると判断する。
そして、CPU84は、規定の画像形成枚数と、その新品と判断したときからの実際の画像形成枚数との比較を継続する。
6.作用効果
(1)このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、図6に示すように、カートリッジ電極52は、押圧部材50がドラムカートリッジ24の側板43を押圧することにより生じる反力によって、第1位置から第2位置へ移動される。
そのため、押圧部材50と、ドラムカートリッジ24の側板43とを対向配置すれば、カートリッジ電極52を現像カートリッジ25のいずれの箇所に設けても、押圧部材50がドラムカートリッジ24の側板43を押圧することにより生じる反力により、カートリッジ電極52を移動させることができる。
これにより、カートリッジ電極52を移動させるための構成を、カートリッジ電極52の近傍に設ける必要がなく、カートリッジ電極52の配置の自由度を向上させることができ、ひいては、カートリッジ電極52を検知する検知手段(本体電極81、アクチュエータ82およびフォトセンサ83)の配置の自由度も向上させることができる。
その結果、プリンタ1および現像カートリッジ25の設計の自由度を高めることができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図6に示すように、カートリッジ電極52に給電するための本体電極81を利用して、現像カートリッジ25の状態を判断することができる。
そのため、現像カートリッジ25の状態を判断するための部材を別途設けることなく、現像カートリッジ25の部品点数を低減することができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、本体電極81の位置を検知することにより、簡易な構成で、本体ケーシング2内における現像カートリッジ25の有無を検知することができる。
(4)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、図6(b)に示すように、押圧部材50の右面40によって、ドラムカートリッジ24の右側の側板43を安定して押圧することができる。
(5)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、移動部材53は、図4(a)に示すように、凸部65と、凸部65から左側に凹む凹部66とを有している。
そのため、簡易な構成で、押圧部材50を左右方向に移動させることができる。
また、凸部65は、右側面視反時計回り方向上流側へ向かうに従って、右側へ傾斜される第1端面67を有している。
そのため、押圧部材50を、第1端面67に沿うように、円滑に右側に移動させることができる。
(6)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、図4(b)に示すように、移動部材53は、歯部69と欠け歯部70とを含む欠け歯ギヤ64を備えている。
そのため、移動部材53を、確実に、所定の移動量で移動させることができる。
(7)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、移動部材53は、右側面視反時計回り方向に回転可能に設けられている。
そのため、簡易な構成で確実に、押圧部材50を移動させることができる。
(9)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、押圧部材50は、歯部69に駆動力が伝達される前の状態で、押圧解除状態(図5(a)参照)となっており、歯部69に駆動力が伝達されることにより、一旦、押圧状態(図5(b)参照)に変位され、その後、再び押圧解除状態(図5(a)参照)に変位される。
そのため、移動部材53が所定の駆動量で移動されている間に、押圧部材50を、押圧状態と押圧解除状態とに変位させることができる。
(10)また、このプリンタ1および現像カートリッジ25によれば、図5に示すように、現像カートリッジ25は、押圧部材50を左側へ付勢する圧縮ばね78を備えている。
そのため、押圧部材50を確実に押圧解除状態に変位にさせることができる。
7.第2実施形態
図7を参照して、現像カートリッジ25の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の構成
上記した第1実施形態では、移動部材53を略円板形状に構成し、右側面視反時計回り方向に回転可能に設けたが、第2実施形態では、移動部材53を略矩形平板形状に構成し、前後方向にスライド(直線移動)可能に設ける。
詳しくは、給電ユニット33は、移動部材96と、移動部材96に駆動力を入力するピニオンギヤ98とを備えている。
移動部材96は、後側が開放された側面視略U字形状に形成されており、変位部99と、欠け歯ギヤの一例としてのラック部100とを備えている。
変位部99は、側面視略矩形の平板形状に形成されている。また、変位部99の前端部は、後側へ向かうに従って右側へ傾斜されている。
ラック部100は、変位部99の下端部から前側へ向かって延びる略杆形状に形成されている。ラック部100の上面には、前端部から前後方向略中央までの間において、ギヤ歯が形成されている。ラック部100において、ギヤ歯が形成されている部分が歯部91であり、ギヤ歯が形成されていない部分が欠け歯部92である。
ピニオンギヤ98は、両レール部95間において、アジテータ軸48の右端部に回転可能に支持されており、ラック部100の歯部91の前端部に上側から噛合されている。
(2)第2実施形態の動作
上記した第1実施形態と同様に、新品(未使用)の現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されると、ウォーミングアップ動作が開始されて、アジテータ47が回転される。
なお、図7(a)に示すように、新品(未使用)の現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されたときには、押圧部材50は、移動部材96の変位部99の前側において、押圧解除位置に配置されている。
そして、アジテータ47が回転されると、アジテータ軸48およびピニオンギヤ98を介して、移動部材96のラック部100に駆動力が伝達され、移動部材96が前側にスライドされる。
すると、図7(b)に示すように、押圧部材50は、圧縮ばね78の付勢力に抗して、変位部99の前端部の傾斜に沿って右側へ移動されて、変位部99の右面に乗り上げ、押圧位置に配置される。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、本体カップリング(図示せず)からの押圧力に抗して、現像カートリッジ25が全体的に左側へ移動され、カートリッジ電極52が、第2位置に配置される。
そして、さらに移動部材53が右側面視反時計回りに回転されると、押圧部材50は、変位部99の前側に外れて、左側への移動が許容される。
すると、図7(c)に示すように、押圧部材50は、圧縮ばね78の付勢力により左側へ押圧されて、押圧解除位置に配置される。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、本体カップリング(図示せず)からの押圧力により、現像カートリッジ25が全体的に右側へ移動され、カートリッジ電極52が、第1位置に配置される。
また、ラック部100の欠け歯部92にピニオンギヤ98が対向され、ラック部100とピニオンギヤ98との噛合が解除されて、移動部材96のスライドが停止される。これにより、ウォーミングアップ動作が終了する。
(3)第2実施形態の作用効果
第2実施形態によれば、図7に示すように、移動部材96は、前側に向かってスライド可能に設けられている。
そのため、簡易な構成で確実に、カートリッジ電極52を移動させることができる。
また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
8.第3実施形態
図8を参照して、現像カートリッジ25の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第3実施形態の構成
上記した第1実施形態では、給電ユニット33に、押圧部材50を1つ設けたが、押圧部材50の数は特に限定されず、例えば、第3実施形態では、押圧部材50を、前後方向に間隔を隔てて2つ設ける。
押圧部材50は、上記した第1実施形態と同様に、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
また、給電ユニット33は、各押圧部材50に対して1つずつ、移動部材53を備えている。
そして、現像カートリッジ25が新品(未使用)の状態では、前側の押圧部材50(第1押圧部材の一例)に対応する移動部材53は、その欠け歯ギヤ64の歯部69において、アジテータギヤ45に対して後下側から噛合されている。また、前側の押圧部材50に対応する移動部材53の凸部65は、前側の押圧部材50に対して、右側面視反時計回り方向に約30°の間隔を隔てて対向配置されている。
また、後側の押圧部材50(第2押圧部材の一例)に対応する移動部材53は、その欠け歯ギヤ64の歯部69において、アジテータギヤ45に対して前下側から噛合されている。また、後側の押圧部材50に対応する移動部材53の凸部65は、後側の押圧部材50に対して、右側面視反時計回り方向に約30°の間隔を隔てて対向配置されている。
なお、給電側カバー54には、各押圧部材50に対して1つずつ、押圧部材露出開口59が形成されている。
(2)第3実施形態の動作
上記した第1実施形態と同様に、新品(未使用)の現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されると、ウォーミングアップ動作が開始されて、アジテータ47が回転される。
アジテータ47が回転されると、アジテータ軸48およびアジテータギヤ45を介して、移動部材53の欠け歯ギヤ64に駆動力が伝達され、両移動部材53が右側面視時計回りに回転される。
すると、両押圧部材50は、対応する移動部材53の凸部65に、同時に乗り上げて、押圧位置に配置される。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、本体カップリング(図示せず)からの押圧力に抗して、現像カートリッジ25が全体的に左側へ移動され、カートリッジ電極52が、第2位置に配置される。
また、さらに両移動部材53が右側面視時計回りに回転されると、両押圧部材50は、対応する移動部材53の凸部65から、同時に外れて、押圧解除位置に配置される。
(3)第3実施形態の作用効果
第3実施形態によれば、2つの押圧部材50が前後方向に互いに間隔を隔てて配置されており、それらが、同時に、押圧位置または押圧解除位置に配置される。
そのため、前後の各押圧部材50によって、ドラムカートリッジ24の側板43を前後方向に均一に押圧することができる。
その結果、現像カートリッジ25を左側へ移動させるときに、前後方向にバランスよく(均等に)移動させることができる。
また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
9.第4実施形態
図9を参照して、現像カートリッジ25の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第3実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第4実施形態の構成
上記した第3実施形態では、各押圧部材50に対応して、1つずつ移動部材53を設け、各押圧部材50を同時に移動させたが、第3実施形態では、1つの移動部材53で、2つの押圧部材50を同時に移動させる。
詳しくは、図9(a)および図9(b)に示すように、各押圧部材50は、前後方向に延びる略杆形状の連結部111の前後方向両端部に1つずつ、一体的に設けられている。
詳しくは、現像カップリング39を左右方向に投影したときに(図9(a)の投影面P参照)、前側の押圧部材50(第1押圧部材の一例)は、現像カップリング39の投影面Pに対して前側に配置され、後側の押圧部材50(第2押圧部材の一例)は、前側の押圧部材50とともに現像カップリング39の投影面Pを挟むように、現像カップリング39の投影面Pに対して後側に配置されている。
また、連結部111は、その前後方向略中央において、連結部111の左面から左側へ突出する略円柱形状の当接部112を一体的に備えている。
そして、現像カートリッジ25が新品(未使用)の状態では、移動部材53は、凹部66において、当接部112に対向されている。
(2)第4実施形態の動作
上記した第1実施形態と同様に、新品(未使用)の現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されると、ウォーミングアップ動作が開始されて、アジテータ47が回転される。
アジテータ47が回転されると、アジテータ軸48およびアジテータギヤ45を介して、移動部材53の欠け歯ギヤ64に駆動力が伝達され、移動部材53が回転される。
すると、当接部112が移動部材53の凸部65に乗り上げたときに、両押圧部材50が一体的に押圧位置に配置される。
これにより、上記した第1実施形態と同様に、本体カップリング(図示せず)からの押圧力に抗して、現像カートリッジ25が全体的に左側へ移動され、カートリッジ電極52が、第2位置に配置される。
また、さらに移動部材53が回転されると、当接部112が凸部65から外れて、両押圧部材50が一体的に押圧解除位置に配置される。
(3)第4実施形態の作用効果
第4実施形態においても、上記した第4実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
10.第5実施形態
図10および図11を参照して、現像カートリッジ25の第5実施形態を説明する。なお、第5実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第5実施形態の構成
上記した第1実施形態では、カートリッジ電極52の移動を、本体電極81およびアクチュエータ82を介して、フォトセンサ83によって検知することにより、CPU84において、現像カートリッジ25の有無および新旧を判断している。
しかし、第5実施形態では、図10に示すように、駆動側カバー41に、フォトセンサ121の検知光を遮光する被検知部の一例としての遮光板120を設け、現像カートリッジ25の移動に伴う遮光板120の移動を、フォトセンサ121によって検知することにより、CPU84において、現像カートリッジ25の有無および新旧を判断する。
詳しくは、遮光板120は、駆動側カバー41の前端部において、駆動側カバー41の左面から左側へ突出する平面視略矩形の平板形状に形成されている。また、遮光板120の左右方向略中央には、前後方向に長手の長穴119が貫通形成されている。
フォトセンサ121は、現像カートリッジ25の左側近傍に配置され、検知光を発光する発光素子122と、検知光を受光する受光素子123とを備えている。発光素子122と受光素子123とは、遮光板120を上下方向から挟むように、互いに上下方向に間隔を隔てて対応配置されている。また、フォトセンサ121は、押圧部材50が押圧位置に配置されて現像カートリッジ25が左側へ移動されたときに、検知光が遮光板120の長穴119を通過するように、配置されている。
(2)第5実施形態の動作
第5実施形態では、本体ケーシング2内にプロセスカートリッジ11が装着されていないときには、発光素子122からの検知光が受光素子123に受光されている。これにより、フォトセンサ121は、CPU84にオン信号を発信する。
そして、CPU84は、この状態(検知光が受光素子123に受光されている状態)で、所定時間が経過すると(すなわち、所定時間内にフォトセンサ121からのオン信号が停止されないと)、現像カートリッジ25が本体ケーシング2から離脱されていると判断する。
そして、本体ケーシング2のトップカバー6を開放して、新品(未使用)の現像カートリッジ25が装着されたプロセスカートリッジ11を本体ケーシング2に前上側から挿入すると、図11(a)に示すように、フォトセンサ121の検知光が、遮光板120の左端部によって遮光される。
これにより、フォトセンサ121は、CPU84に対するオン信号の発信を停止する。すなわち、フォトセンサ121は、遮光板120が第1位置に配置されていることを検知する。
すると、CPU84は、所定時間内にフォトセンサ121からのオン信号が停止されたときに、現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されたと判断する。
そして、現像カートリッジ25が本体ケーシング2に装着されると、上記した第1実施形態と同様に、本体ケーシング2内の本体カップリング(図示せず)が駆動ユニット32の現像カップリング39に相対回転不能に嵌合される。
すると、現像カートリッジ25は、本体カップリング(図示せず)によって右側へ押圧されて、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対して位置決めされる。なお、同時に、ドラムカートリッジ24の右側の側板43は、本体ケーシング2の右側壁80に対して位置決めされる。
そして、本体カップリング(図示せず)を介して、現像カップリング39に本体ケーシング2から駆動力が入力され、ウォーミングアップ動作が開始される。
すると、図11(b)に示すように、押圧部材50は、圧縮ばね78の付勢力に抗して、軸部76の右端部が給電側カバー54の押圧部材露出開口59から突出するように、押圧位置に配置される。
これにより、押圧部材50は、軸部76の右端部において、ドラムカートリッジ24の右側の側板43の内面を押圧する。
すると、ドラムカートリッジ24の右側の側板43からの反力により、押圧部材50の右端部が左側へ押圧されることにより、本体カップリング(図示せず)からの押圧力に抗して、現像カートリッジ25が全体的に左側へ移動される。これにより、遮光板120は、左側へ移動されて、第2位置に配置される。
すると、発光素子122からの検知光が、遮光板120の長穴119を通過して、受光素子123に受光される。
これにより、フォトセンサ121は、CPU84に対してオン信号を発信する。すなわち、フォトセンサ121は、遮光板120が第2位置に配置されたことを検知する。
すると、CPU84は、フォトセンサ121からのオン信号を受信したことにより、遮光板120が第1位置から第2位置へ移動されたと判断する。
そして、ウォーミングアップ動作が終了して、押圧部材50が押圧解除位置に配置されると、押圧部材50は、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対する押圧を解除する。
すると、現像カートリッジ25は、本体カップリング(図示せず)によって右側へ押圧されて、再び、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に対して位置決めされる。これにより、カートリッジ電極52は、右側へ移動されて第1位置に配置される。
すると、発光素子122からの検知光が、遮光板120の左端部によって遮光される。
これにより、フォトセンサ83は、CPU84に対するオン信号の出力を停止する。すなわち、フォトセンサ83は、遮光板120が第1位置に配置されたことを検知する。
すると、CPU84は、フォトセンサ83からのオン信号が停止したことにより、遮光板120が第2位置から第1位置へ移動されたと判断する。
そして、CPU84は、ウォーミングアップ動作が開始された後に、遮光板120が第1位置から第2位置へ移動され、その後、再び第1位置に移動されたと判断したときに、現像カートリッジ25が新品(未使用)であると判断する。
(3)第5実施形態の作用効果
第5実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
11.その他の変形例
上記した第5実施形態では、遮光板120の左右方向略中央に、前後方向に長手の長穴119を貫通形成したが、受光素子123への検知光を遮光できれば、遮光板120の形状は特に限定されない。
例えば、遮光板120に長穴119を形成せず、図12(a)に示すように、遮光板120が第1位置に配置されているとき(現像カートリッジ25が、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に位置決めされているとき)に、遮光板120が検知光の光路から右側に退避され、図12(b)に示すように、遮光板120が第2位置に配置されているとき(現像カートリッジ25が、ドラムカートリッジ24の右側の側板43に位置決めされているとき)に、遮光板120が検知光の光路に干渉するように構成してもよい。
また、図13に示すように、遮光板120の代わりに、検知光を透過する透光板125を設け、透光板125にミラー124を設けて、第1位置において、検知光を透過(図13(a)参照)し、第2位置において、検知光を反射(図13(b)参照)するように構成してもよい。
また、上記した第1実施形態では、本体カップリング(図示せず)の右側からの嵌合によって、現像カートリッジ25を右側へ押圧して、現像カートリッジ25をドラムカートリッジ24の右側の側板43に位置決めしている。
しかし、現像カートリッジ25を右側へ押圧する部材は、特に限定されず、例えば、図14に示すように、ドラムカートリッジ24の左側の側壁の内面に、圧縮ばね132によって右側へ付勢される当接部材131を設け、圧縮ばね132の付勢力により、現像カートリッジ25を右側へ押圧してもよい。
また、上記した第1実施形態では、押圧部材50および移動部材53は、現像カートリッジ25の右側に配置されていたが、現像カートリッジ25の左側に設けても、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記した第1実施形態では、押圧部材50がドラムカートリッジ24の右側の側板43の内面を押圧していたが、本体ケーシング2の内壁(図示せず)を押圧しても、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
25 現像カートリッジ
31 カートリッジフレーム
34L 左壁
34R 右壁
39 現像カップリング
40 右面
43 側板
50 押圧部材
52 カートリッジ電極
53 移動電極
64 欠け歯ギヤ
65 凸部
66 凹部
67 第1端面
69 歯部
70 欠け歯部
78 圧縮ばね
81 本体電極
82 アクチュエータ
83 フォトセンサ
84 CPU
91 歯部
92 欠け歯部
96 移動部材
100 ラック部
120 遮光板
121 フォトセンサ
125 透光板

Claims (11)

  1. 装置本体に着脱可能に構成され、現像剤を収容するカートリッジと、
    前記カートリッジと対向するように配置される検知手段と、
    前記検知手段により検知される被検知部であって、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置とに移動される被検知部と、
    前記検知手段の検知に基づいて前記装置本体に装着されたカートリッジが新品であると判断する判断手段と
    を備え、
    前記カートリッジは、
    所定の移動量で移動する移動部材であって、前記装置本体からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動力が伝達されない欠け歯部とを含む欠け歯ギヤを有する移動部材と、
    前記カートリッジが前記装置本体に装着された状態において前記移動部材の移動により、前記カートリッジの外部に設けられた被押圧部を押圧する押圧状態と、前記被押圧部に対する押圧を解除する押圧解除状態とに変位可能な押圧部材と
    を備え、
    前記カートリッジは、前記押圧部材が前記押圧解除状態から前記押圧状態に変位することにより、前記押圧部材が前記被押圧部を押圧することにより生じる反力によって、前記被押圧部から離れる方向に移動し、前記押圧部材が前記押圧状態から前記押圧解除状態に変位することにより、前記押圧部材による前記被押圧部に対する押圧が解除されることによって、前記被押圧部に近づく方向へ移動し、
    前記被検知部は、前記カートリッジの前記被押圧部から離れる方向への移動に伴って、前記第1位置から前記第2位置へ移動し、前記カートリッジの前記被押圧部に近づく方向への移動に伴って、前記第2位置から前記第1位置へ移動し、
    前記判断手段は、前記被検知部が前記第1位置から前記第2位置へ移動した後に前記第1位置へ移動したことを前記検知手段が検知した場合に、前記カートリッジの状態が新品であると判断することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記カートリッジは、前記装置本体から給電されるカートリッジ電極を有し、
    前記装置本体は、前記カートリッジ電極に電気的に接続可能な本体電極であって、前記対向方向に移動可能な本体電極を有し、
    前記被検知部は、前記本体電極に当接し、前記本体電極の移動に伴って、前記第1位置と前記第2位置との間を移動することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記被検知部は、前記カートリッジに設けられ、前記カートリッジの移動に伴って、前記第1位置と前記第2位置との間を移動することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、
    所定時間内に、前記検知手段が、前記被検知部が前記第1位置に配置されたことを検知したときに、前記カートリッジが前記装置本体に装着されていると判断し、
    所定時間内に、前記検知手段が、前記被検知部が前記第1位置に配置されたことを検知しなかったときに、前記カートリッジが前記装置本体から離脱されていると判断することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記押圧部材は、その前記対向方向一端部において、前記対向方向と直交する面を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記移動部材は、凸部と、前記凸部から前記対向方向他方側に凹む凹部とを有し、
    前記凸部は、前記移動部材の前記押圧部材に対する移動方向下流側から前記移動方向上流側へ向かうに従って、前記対向方向一方側へ傾斜される傾斜面を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記移動部材は、回転可能に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記移動部材は、直線移動可能に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記押圧部材は、前記歯部に前記駆動力が伝達される前の状態で、前記押圧解除状態となっており、前記歯部に前記駆動力が伝達されることにより、一旦、前記押圧状態に変位され、その後、再び前記押圧解除状態に変位されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記カートリッジは、前記押圧部材を前記押圧解除状態となるように付勢する付勢部材を、さらに備えていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記カートリッジは、その前記対向方向一端部または前記対向方向他端部において、前記装置本体からの駆動力を受けるための駆動入力部を備え、
    前記押圧部材は、前記対向方向に投影したときに、前記駆動入力部に対して前記対向方向と直交する直交方向一方側に配置される第1押圧部材と、前記駆動入力部を挟むように前記駆動入力部に対して前記直交方向他方側に配置される第2押圧部材とを有していることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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