JP6459922B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コピー機や複合機などの画像形成装置に関し、特に、手差しトレイなどのシートトレイに載置されたシートの有無を検知可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置は、画像が印刷される印刷用紙(シート)を収容する給紙カセット、及び給紙カセット内の印刷用紙を給送する給送機構を備えている。給紙カセットに収容された印刷用紙は、給送機構によって画像形成部に給送される。給紙カセットは、画像形成装置の筐体に着脱可能に構成されている。
従来の画像形成装置において、給紙カセットの上側に搬送路が形成されており、画像形成装置の側面に設けられた手差しトレイから印刷用紙を前記搬送路を通じて画像形成部に給送する構成が知られている(特許文献1参照)。前記搬送路は、上側に配置された上側ガイド部材と、下側に配置された下側ガイド部材とによって形成される。また、この種の画像形成装置には、手差しトレイに載置された印刷用紙の有無を検知する検知機構が備えられている。
また、従来、画像形成装置において、下側ガイド部材が上下方向へ移動可能な構成が知られている。この画像形成装置では、画像形成装置の筐体に給紙カセットが装着された状態で、給紙カセットが前記下側ガイド部材の下面を支持する。一方、給紙カセットが前記筐体から引き出されると、前記給紙カセットによる支持が無くなり、このため、前記下側ガイド部材が下方へ落下して、前記搬送路が形成されなくなるおそれがある。
特開平5−97294号公報
従来の画像形成装置では、筐体から給紙カセットが引き出された状態で手差しトレイに印刷用紙をセットして画像形成を実行させると、印刷用紙の給送動作時に前記下側ガイド部材が下方へ落下して、印刷用紙が筐体内で詰まるという問題が生じる場合がある。一方、給紙カセットが引き出されたかどうかを検知するセンサーを設けて、給紙カセットが引き出されている場合に手差しトレイからの印刷用紙の給送を禁止するようにすれば、上記問題は解決できる。しかしながら、別途センサーを画像形成装置に設ける必要があり、設置スペースを確保しなければならなくなり、また、コストアップにもなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手差しトレイなどのシートトレイにおける印刷用紙の有無を検知する検知機構を用いて、シートトレイにおけるシートの有無を検知すること、又は、シート収容部が装置本体から引き出されたことを検知することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、装置本体と、シート収容部と、シート搬送路と、搬送ガイド部材と、シートトレイと、検知機構と、を備える。
前記シート収容部は、前記装置本体の内部において予め定められた装着位置に設けられ、前記装置本体の前面から外側へ引き出し可能に構成されている。前記シート搬送路は、前記装置本体の内部に形成され、前記装置本体の前面から背面へ延びる。前記搬送ガイド部材は、前記装置本体の内部において前記シート収容部の上側に設けられ、前記シート搬送路の下側のガイド面を形成可能な第1姿勢に保持され、前記装着位置に配置された前記シート収容部によって支持される。前記シートトレイは、前記装置本体の前面に設けられ、前記シート搬送路へ給送されるシートを載置可能に構成されている。
前記検知機構は、前記シートトレイ上のシートの有無を検知する。前記検知機構は、センサーと、第1アクチュエーターと、第2アクチュエーターと、リンク部材と、を有する。
前記第1アクチュエーターは、前記シートトレイにシートが載置されていないときに前記センサーによって検知されない第1検知不能位置に配置され、前記シートトレイにシートが載置されたときにシートが当接することによって前記センサーにより検知される検知可能位置に回動する。前記第2アクチュエーターは、前記装置本体に対する前記シート収容部の装着時に前記シート収容部が当接することによって回動する。前記リンク部材は、前記第1アクチュエーターと第2アクチュエーターとを連結する。前記センサーは、前記第1アクチュエーターを検知する。
前記第2アクチュエーターは、前記シート収容部が前記装着位置に配置されていないときに前記リンク部材に当接して前記リンク部材を介して前記第1アクチュエーターと連結する第1回動位置に回動する。また、前記第2アクチュエーターは、前記シート収容部が前記装着位置に配置されるときに前記シート収容部が前記第2アクチュエーターに当接して押圧されることによって前記リンク部材による連結を解除する第2回動位置に回動する。
前記第1アクチュエーターは、前記第2アクチュエーターが前記第1回動位置に配置されているときに前記リンク部材を介して前記第2アクチュエーターによって押圧されて前記センサーにより前記第1アクチュエーターが検知されない第2検知不能位置に回動する。また、前記第1アクチュエーターは、前記第2アクチュエーターが前記第2回動位置に配置されているときに前記第1検知不能位置から前記検知可能位置までの回動範囲を前記シートトレイ上の前記シートの有無に応じて回動する。
本発明によれば、1つのセンサーによって、手差しトレイなどのシートトレイにおけるシートの有無、又は、シート収容部が装置本体から引き出されたことを検知することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す斜視図である。 図2は、画像形成装置の内部構成を示す断面図である。 図3は、画像形成装置が備える給紙カセットの構成を示す斜視図である。 図4は、画像形成装置が備える給紙ユニットの構成を示す斜視図である。 図5は、用紙給送ユニットに設けられた検知機構の模式図である。 図6は、検知機構の検出子の動作を説明するための図である。 図7は、検知機構の被検知部の動作を説明するための図である。 図8は、搬送ガイド機構における下側ガイド部材の保持機構を示す模式図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向7と定義する。また、前記設置状態において図1に示される給紙カセット24(シート収容部の一例)が挿抜される面を正面(前面)として前後方向8を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向9を定義する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置10は、少なくとも印刷機能を備えた装置である。画像形成装置10は、所謂タンデムタイプのカラープリンターである。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は筐体10A(装置本体の一例)を備える。筐体10Aは、全体として略直方体形状である。筐体10Aの内部には、画像形成装置10を構成する各部が配設されている。
図2に示されるように、画像形成装置10は、4つの画像形成ユニット4、中間転写ベルト5、光走査装置13、二次転写ローラー20、定着装置16、排紙トレイ18、給紙カセット24、操作表示部25(図1参照)、ベルトクリーニング装置6、及び制御部2(判定部の一例)などを備える。
画像形成ユニット4各々は、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、一次転写ローラーなどを備えており、電子写真方式にしたがって画像を形成する。画像形成ユニット4は、筐体10Aの内部において前後方向8に沿って並設されており、所謂タンデム方式に基づいてカラー画像を形成する。画像形成ユニット4は、各色のトナー像を中間転写ベルト5に重ね合わせて転写して、中間転写ベルト5にカラーのトナー像を形成する。中間転写ベルト5上のトナー像は、二次転写ローラー20により、給紙カセット24から給送される印刷用紙(本発明のシートの一例)に転写される。
中間転写ベルト5は、4つの画像形成ユニット4の上側に設けられている。中間転写ベルト5は、駆動ローラー5A及び従動ローラー5Bによって回転駆動可能に支持されている。駆動ローラー5A及び従動ローラー5Bによって支持されることにより、中間転写ベルト5は、その表面が各感光体ドラムの表面に接しながら矢印19の方向へ移動可能となる。
光走査装置13は、4つの画像形成ユニット4の下側に設けられている。光走査装置13は、入力される各色の画像データに基づいてレーザー光を生成し、そのレーザー光を画像形成ユニット4各々の感光体ドラムに照射する。これにより感光体ドラム各々に静電潜像が形成される。
給紙カセット24は、筐体10Aの底部(最下部)に設けられている。給紙カセット24に規定サイズの印刷用紙が収容される。給紙カセット24は、筐体10Aに着脱可能に支持されている。給紙カセット24は、筐体10Aの内部において予め定められた装着位置に装着される。図1及び図6(B)には、給紙カセット24が前記装着位置に装着された状態が示されている。筐体10Aの後方側に、給紙カセット24から二次転写ローラー20を経て定着装置16に至る縦搬送路26が形成されている。また、給紙カセット24の後端部の付近に、給紙ユニット44が設けられている。給紙カセット24が前記装着位置に装着された状態で、給紙ユニット44は、給紙カセット24に積載されている印刷用紙を一枚ずつ取り出して、縦搬送路26へ向けて給送する。
給紙カセット24は、筐体10Aに対して前後方向8へ挿抜可能に構成されている。給紙カセット24は、筐体10Aの前面の下部に形成されている開口を通じて筐体10Aの内部に挿入される。例えば、給紙カセット24は、筐体10Aの内部において、前後方向8へスライド移動可能に支持されている。給紙カセット24の移動機構としては、例えば、筐体10Aに設けられた前後方向8に長いレールと、このレールに係合して前後方向8へのスライド移動を可能にするレールガイドとからなるレール支持機構が考えられる。これにより、給紙カセット24は、前記装着位置に装着された状態から、筐体10Aの前面よりも前方外側へ引き出すことが可能である。もちろん、給紙カセット24の移動機構は、前記レール支持機構以外のものであってもよい。
図3に示されるように、給紙カセット24は、複数枚の印刷用紙を収容可能なように、上側に開口を有するトレイ形状に形成されている。給紙カセット24の底部38には、上下方向7に昇降されるリフト板39が取り付けられている。リフト板39は、底部38において後方側に設けられている。リフト板39の上に印刷用紙が積載される。リフト板39の前端部は、給紙カセット24の底部38に回動可能に支持されており、その後端部は自由端となっている。リフト板39が上下方向7へ変位されると、リフト板39上の印刷用紙も上下方向7へ昇降される。
図3に示されるように、給紙カセット24は、概ね矩形状に形成されており、正面側に前壁35を備え、左右に一対の側壁36を備え、後方側に印刷用紙の移動を規制する規制壁37を備えている。
図2に示されるように、光走査装置13と給紙カセット24との間に搬送ガイド機構30が設けられている。具体的には、搬送ガイド機構30は、給紙カセット24の上面に配置されている。搬送ガイド機構30は、上側ガイド部材31と、下側ガイド部材32(搬送ガイド部材の一例)と、を有する。搬送ガイド機構30は、光走査装置13と給紙カセット24との間に搬送路40(本発明のシート搬送路の一例)を形成する。つまり、画像形成装置10において、光走査装置13と給紙カセット24との間に、搬送ガイド機構30によって搬送路40が形成されている。搬送路40は、筐体10Aの前面から背面へ延びている。搬送路40は、画像形成装置10の後方側で縦搬送路26に連結している。
上側ガイド部材31と下側ガイド部材32とは、上下方向7に対向するように所定間隔を隔てて配置されている。下側ガイド部材32は、上側ガイド部材31の下方に設けられている。上側ガイド部材31と下側ガイド部材32とによって挟まれた空間が搬送路40である。すなわち、上側ガイド部材31と下側ガイド部材32との間に搬送路40が形成されている。本実施形態では、搬送路40の上側ガイド面は、上側ガイド部材31の下面によって構成されている。また、搬送路40の下側ガイド面は、下側ガイド部材32の上面によって構成されている。
上側ガイド部材31は、光走査装置13の底面に沿う方向であって、画像形成装置10の前後方向8へ延出されている。上側ガイド部材31は、合成樹脂などで形成された平板状の部材である。上側ガイド部材31は、筐体10Aの内部フレーム(不図示)に支持されている。上側ガイド部材31には、複数の搬送ローラー48Aが回転可能に支持されている。
下側ガイド部材32は、給紙カセット24の上側に設けられている。下側ガイド部材32は、上側ガイド部材31の下側に、上側ガイド部材31に対向するように設けられている。下側ガイド部材32は、前後方向8へ延出されている。下側ガイド部材32は、合成樹脂などで形成された平板状の部材である。下側ガイド部材32には、複数の従動コロ48Bが回転可能に支持されている。各従動コロ48Bは、搬送ローラー48Aと対をなすものであり、下側ガイド部材32が後述する第1回動姿勢に保持されているときに、対応する搬送ローラー48Aに圧接される。下側ガイド部材32の後端部に支軸43が設けられている。言い換えると、支軸43は、下側ガイド部材32において搬送路40を印刷用紙が搬送されるシート搬送方向(搬送路40を後方へ向かう方向)の下流側に配置されている。支軸43は、筐体10Aの内部フレームに設けられた軸孔(不図示)に回転可能に支持されている。これにより、下側ガイド部材32は、支軸43を中心に回動可能である。
本実施形態では、下側ガイド部材32は、支軸43を回動中心として、第1回動姿勢(第1姿勢)と第2回動姿勢(第2姿勢)との間で回動可能である。前記第1回動姿勢は、上側ガイド部材31と対面して搬送路40の下側のガイド面を形成可能な姿勢であり、図2及び図8(B)に示される姿勢である。前記第2回動姿勢は、前記第1回動姿勢よりも下方へ隔てた姿勢であり、図8(A)にしめされる姿勢である。下側ガイド部材32は、後述の仮保持機構90(保持機構の一例)によって、前記第1回動姿勢の状態で保持される。下側ガイド部材32が仮保持機構90によって前記第1回動姿勢に保持された状態で前記装着位置に給紙カセット24が下側ガイド部材32の下側のスペースに挿入可能となる。前記スペースに給紙カセット24が後方の奥まで挿入されると、前記装着位置に前記給紙カセット24が配置される。下側ガイド部材32は、前記装着位置に配置された給紙カセット24によって、前記第1回動姿勢の状態で支持される。具体的には、下側ガイド部材32の底部の幅方向の両端に設けられた下方へ突出する突起81が、給紙カセット24の側壁36の上端36A(図8(B)参照)によって支持される。
画像形成装置10の前面側には、手差し式のシート供給部45が設けられている。シート供給部45は、画像形成装置10において印刷用紙を搬送路40及び縦搬送路26を経て二次転写ローラー20に供給する。シート供給部45は、印刷用紙が載置される用紙トレイ46(シートトレイの一例)、および給紙ユニット42を備えている。また、給紙ユニット42は、フレーム51と、フレーム51に回転可能に支持された給送ローラー対47とを備えている。フレーム51は、用紙トレイ46と搬送ガイド機構30の前端部との間に設けられている。フレーム51は、左右方向9に長い形状に形成されている。給送ローラー対47は、モーターなどの駆動源からの駆動力を受けて回転する駆動ローラー47Aと、その下側に配置されるリタードローラー47Bとにより構成されている。また、給紙ユニット42は、給送ローラー対47の前方に設けられたピックアップローラー41を備えている。フレーム51の左右方向9の中央には、ピックアップローラー41が設けられている。ピックアップローラー41は、フレーム51に回転可能に支持されている。ピックアップローラー41は、用紙トレイ46に載置された印刷用紙を取り出して給送ローラー対47に給送する。ピックアップローラー41は、駆動ローラー47Aとギヤなどの伝達機構によって同期駆動可能に連結されている。制御部2は、前記駆動源を制御することにより、駆動ローラー47A及びピックアップローラー41を回転させたり停止させたりする。
用紙トレイ46は、画像形成装置10の筐体10Aの前面に取り付けられている。用紙トレイ46は、筐体10Aの前面のカバーを兼ねる。用紙トレイ46は、筐体10Aの前面に対して搬送路40の入口を開閉可能に構成されている。図1及び図2では用紙トレイ46が筐体10Aの前面に対して閉じられた状態が示されている。用紙トレイ46が筐体10Aの前面に対して開けられてその内面が上に向けられると、前記内面に所定サイズの印刷用紙が載置可能となる。用紙トレイ46に載置された印刷用紙は給送ローラー対47によって搬送路40に給送される。搬送路40に給送された印刷用紙は、搬送ローラー対48によって搬送路40を後方へ向けて搬送されて、縦搬送路26に案内される。
縦搬送路26には、レジストローラー対29が設けられている。レジストローラー対29は、制御部2によって回転駆動される駆動ローラー29Aと、駆動ローラー29Aに接触して従動する従動ローラー29Bとを有する。搬送路40から縦搬送路26に案内された印刷用紙は、レジストローラー対29によって二次転写ローラー20へ向けて搬送される。
二次転写ローラー20は、筐体10Aの後方側において、駆動ローラー5Aと対向する位置に設けられている。二次転写ローラー20によって中間転写ベルト5から印刷用紙にトナー像が転写される。
定着装置16は、二次転写ローラー20の上側に設けられている。定着装置16は、印刷用紙に熱を加えてトナー像を印刷用紙に定着させる。定着装置16は、一対のローラー対である加熱ローラー16Aと、加圧ローラー16Bとを有する。二次転写ローラー20から定着装置16に搬送された印刷用紙は、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとによって挟持されつつ搬送される。このとき、加熱ローラー16Aから印刷用紙に熱が伝達されて、印刷用紙上のトナーが溶融して印刷用紙に定着する。これにより、カラー画像が印刷用紙に形成される。
図2に示されるように、定着装置16からシート排出口27までの間に排出路28が形成されている。排出路28において、シート排出口27の近傍に、排出ローラー対23が設けられている。排出ローラー対23は、駆動ローラー23Aと、駆動ローラー23Aに圧接される従動ローラー23Bとにより構成されている。定着装置16を通過した印刷用紙は排出路28を搬送され、その後、排出ローラー対23によってシート排出口27から排紙トレイ18に排出される。
仮保持機構90は、下側ガイド部材32を前記第1回動姿勢に保持するものであり、図8に示されるように、フレーム51に形成された係合口91と、下側ガイド部材32に設けられた係合突起92とにより構成されている。フレーム51には、その右側壁51Aの後端から後方へ延びる板状の支持プレート94が設けられている。この支持プレート94に矩形状の係合口91が形成されている。なお、係合口91は、フレーム51において右側の端部だけに設けられており、他方側(左側)には設けられていない。また、下側ガイド部材32の前端部32Aに係合突起92が設けられている。具体的には、前端部32Aにおける右側面32Bに係合突起92が設けられている。係合突起92は、右側面32Bから外方へ垂直に突出している。係合突起92の頂部93は、前後方向8に延びる稜線を有している。この頂部93の稜線から上方へ向かって右側面32Bに至る領域に傾斜面が形成されており、また、頂部93の稜線から下方へ向かって右側面32Bに至る領域に傾斜面が形成されている。つまり、係合突起92は、前後方向8に延びる前記稜線含む頂部93を有する断面山型に形成されている。
係合突起92は、下側ガイド部材32が前記第2回動姿勢にあるときは、係合口91に挿入されていない。下側ガイド部材32が前記第2回動姿勢から前記第1回動姿勢に持ち上げられると、係合突起92の上側の前記傾斜面が支持プレート94の裏側に入り込み、支持プレート94を撓ませつつ上方へ移動する。そして、係合突起92の頂部93が係合口91に到達すると、支持プレート94の撓みが復元するとともに係合突起92が係合口91に挿入される。これにより、下側ガイド部材32が仮保持機構90によって前記第1回動姿勢に保持される。なお、給紙カセット24が前記装着位置から前方へ引き出された状態で、下側ガイド部材32の前端部32Aが下方へ引き落とされると、係合突起92は、下側の前記傾斜面が支持プレート94を撓ませつつ下方へ移動して、支持プレート94から外れる。これにより、仮保持機構90による保持が解除されて、下側ガイド部材32は前記第1回動姿勢から前記第2回動姿勢に変位可能となる。
また、画像形成装置10は、用紙トレイ46に載置されたシートの有無を検知する検知機構50を備えている。検知機構50は、筐体10Aの内部において前面側に設けられている。具体的には、検知機構50は、用紙トレイ46と搬送ガイド機構30の前端部との間に設けられている。
ところで、画像形成装置10において、筐体10Aから給紙カセット24が引き出された状態で、用紙トレイ46の印刷用紙に対して画像形成が実行される場合がある。この場合、仮保持機構90によって下側ガイド部材32が前記第1回動姿勢に保持されていたとしても、印刷用紙の給送動作時の振動や印刷用紙の給送時に印刷用紙から受ける押圧力によって、下側ガイド部材32が下方へ落ちる場合がある。この場合、搬送路40が形成されなくなるため、用紙トレイ46から給送された印刷用紙が筐体10A内で詰まる。一方、給紙カセット24が引き出されたかどうかを検知するセンサーを設けて、給紙カセット24が引き出されている場合に用紙トレイ46からの印刷用紙の給送を禁止するようにすれば、印刷用紙が詰まるという問題は解決できる。しかしながら、別途センサーを設ける必要があり、コストアップになる。
そこで、本実施形態では、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されたことを検知する検知機構50を用いて、給紙カセット24が筐体10Aから引き出されたことを検知可能にしている。
以下、図4乃至図8を参照して、検知機構50の構成、及びその動作について詳細に説明する。
図4は、用紙トレイ46から印刷用紙を給送する給紙ユニット42及び検知機構50の構成を示す斜視図である。図5は、検知機構50の構成を示す模式図である。なお、図4では、フレーム51の一部の図示が省略されている。
図4に示されるように、検知機構50は、給紙ユニット42のフレーム51に設けられている。検知機構50は、図5に示されるように、光センサー55(センサーの一例)と、被検知部56(被検知部材の一例)と、回動部材57(第2アクチュエーターの一例)と、回転軸58(第1回転軸の一例)と、検出子59(延出部材の一例)と、リンクレバー部60(リンク部材、第1レバー部の一例)と、を含む。なお、検出子59と被検知部56と回転軸58とによって本発明の第1アクチュエーターが実現されている。
光センサー55は、フレーム51に取り付けられている。光センサー55は、発光素子及び受光素子を有する。光センサー55は、発光素子から受光素子にいたる光路55A(検知領域の一例、図5参照)における光が遮光された場合に基準値よりも電圧値の低いLOW信号(電圧信号)を検知信号として出力し、遮光されなかった場合に基準値よりも電圧値の高いHIGH信号(電圧信号)を検知信号として出力する。例えば、光センサー55は、透過型のフォトインタラプタである。本実施形態では、後述するように、被検知部56が光路55Aに進退するように構成されている。被検知部56が光路55Aに進入すると光が遮断され、光路55Aから被検知部56が退避する光が受光素子に到達する。光センサー55から出力される信号は、制御部2に入力される。制御部2は、光センサー55からの信号の信号レベルに基づいて、具体的には前記検知信号の電圧値及び前記基準値に基づいて、被検知部56が光センサー55の光路55Aに進入したか退避したかを判定する。このような判定を行う制御部2は、本発明の判定部の一例である。なお、光センサー55に代えて、磁気センサーを用いてもよい。或いは、マイクロスイッチなどの機械スイッチを用いることも可能である。
回転軸58は、左右方向9へ延出する円柱棒状の部材である。つまり、回転軸58は、搬送路40の幅方向(前記シート搬送方向に直交する方向)へ延出している。回転軸58は、フレーム51において回転可能に支持されている。回転軸58の右端部58Aは、フレーム51の右側壁51Aを貫通して更に右側へ突出している。この回転軸58に、被検知部56、検出子59、及びリンクレバー部60が固定されている。
検出子59は、フレーム51において左右方向9の中央に設けられている。検出子59は、用紙トレイ46に印刷用紙が載置された場合に、その印刷用紙の先端に接触する部分であり、その接触時に受ける後方への押圧力によって後方へ変位する。具体的には、検出子59は、回転軸58に固定される固定部59Aと、固定部59Aから回転軸58から鉛直下方へ延出するアーム部59Bとを有する。アーム部59Bは、用紙トレイ46の上面へ向けて延出しており、その延出端は、用紙トレイ46の上面に形成されたスリット(不図示)を通じて用紙トレイ46を下方へ貫通している。前記スリットは、アーム部59Bが前後方向8へ回動可能なように、前後方向8に長い形状に形成されている。そのため、用紙トレイ46に印刷用紙の束がセットされると、印刷用紙の後方側の先端部がアーム部59Bを後方へ押圧する。この押圧力を受けることにより、検出子59は、回転軸58を中心にして、図5の矢印D1で示される回動方向(以下、回動方向D1と称する。)へ回動する。
図5に示されるように、検知機構50は、コイルバネ69を有する。コイルバネ69の後方側の端部はフレーム51に連結されており、前方側の端部は検出子59の固定部59Aに連結されている。コイルバネ69は、所謂圧縮バネである。コイルバネ69は、他の外力が作用していない場合に、固定部59Aを前方(図5の矢印D31で示す方向)へ付勢する。これにより、コイルバネ69は、常時、図5の矢印D2で示される回動方向(以下、回動方向D2と称する。)へ検出子59を付勢している。回動方向D2は、前記回動方向D1とは反対の方向である。フレーム51には、検出子59が前記回動方向D2へ回動することを止めるストッパー(不図示)が設けられている。前記ストッパーは、アーム部59Bが回転軸58から鉛直下方へ延出した通常姿勢(図4及び図5に示される姿勢)を維持できる位置に設けられている。つまり、アーム部59Bは、前記ストッパーと接触することによって、前記通常姿勢に維持される。
図4に示されるように、検出子59よりも前方に補強部材53が設けられている。補強部材53は、フレーム51の前方側において、左右方向9へ延在している。補強部材53の下側に左右方向9へ幅広の開口54が形成されている。本実施形態では、用紙トレイ46は、その後方縁部が開口54の下縁54Aに連続するように、筐体10Aに設けられている。このため、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されると、印刷用紙の先端はフレーム51の開口54に進入する。この状態で、印刷用紙の先端がアーム部59Bに接触して、アーム部59Bを後方へ押圧する。
被検知部56は、回転軸58に固定されている。つまり、回転軸58は、被検知部56を支持している。被検知部56は、回転軸58において、前記検出子59よりも右側に配置されている。したがって、検出子59が回動方向D1又は回動方向D2へ回動すると、被検知部56も同方向へ回動する。被検知部56は、光センサー55の光路55Aに進入して光路55Aの光を遮光する遮光部56Bを有する。被検知部56は、回転軸58に固定された固定部56Aを有しており、遮光部56Bは、固定部56Aから遠ざかる方向へ末広がり状に拡大した扇形状に形成されている。被検知部56は、予め定められた第1検知不能位置、検知可能位置、及び第2検知不能位置に回動することができる。本実施形態では、検出子59が前記通常姿勢にあるときに、被検知部56が前記第1検知不能位置に配置される。
ここで、前記第1検知不能位置は、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されておらず、検出子59が前記通常姿勢にあるときに、光センサー55の光路55Aから前記回動方向D2側へ被検知部56が外れた位置である。言い換えると、前記第1検知不能位置は、光センサー55の光路55Aから前記回動方向D2へ被検知部56の遮光部56Bが退避した位置である。図5及び図7(A)は、検出子59が前記通常姿勢にあるときに被検知部56が前記第1検知不能位置に配置された状態を示している。この第1検知不能位置に被検知部56があるときは、光路55Aを通る光は被検知部56の遮光部56Bによって遮光されていない。そのため、光センサー55は制御部2に前記HIGH信号を出力する。このHIGH信号を受けて、制御部2は、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されていないと判定する。
一方、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されると、印刷用紙の先端から押圧力を受ける。この押圧力を受けることによって、前記ねじりコイルバネの付勢力に抗して、検出子59が前記通常姿勢から前記回動方向D1へ回動する。このとき、回転軸58も同方向へ回転し、これに連動して、被検知部56も同方向へ回動する。具体的には、被検知部56は、遮光部56Bが光センサー55の光路55Aに進入するまで前記回動方向D1へ回動する。図7(B)は、被検知部56の遮光部56Bが光センサー55の光路55Aに進入した状態を示している。遮光部56Bが光センサー55の光路55Aに進入して、光路55Aを通る光を遮光する位置が、前記検知可能位置である。本実施形態では、印刷用紙の先端に押圧されて検出子59が前記回動方向D1へ回動する量は、遮光部56Bが光路55Aに進入するまでの量である。つまり、検出子59が印刷用紙から押圧されても、被検知部56は、遮光部56Bが光路55Aを通り過ぎる位置まで回動しない。
すなわち、検出子59は、被検知部56を前記第1検知不能位置(図7(A)参照)から前記検知可能位置(図7(B)参照)に回動させる。言い換えると、被検知部56は、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されていないときに光センサー55の光路55Aから外れた前記第1検知不能位置に配置され、用紙トレイ46に載置された印刷用紙によって押圧力を検出子59が受けると前記第1検知不能位置から前記検知可能位置まで回動される。
図5に示されるように、リンクレバー部60は、回転軸58に固定されている。リンクレバー部60は、回転軸58の右端部58Aに固定されている。上述したように、右端部58Aは、フレーム51の右側壁51Aを貫通して更に右側へ突出している。そのため、右端部58Aに固定されたリンクレバー部60は、フレーム51の右側壁51Aの外側(右側)に配置されている。回転軸58にはリンクレバー部60が固定されているため、被検知部56が前記第1検知不能位置から前記検知可能位置までの回動範囲を回動すると、同じ回動範囲(回動角)だけリンクレバー部60も回動する。
リンクレバー部60は、回転軸58に垂直な方向へ延出している。本実施形態では、リンクレバー部60は、回転軸58を通る水平面よりも下方へ延出している。具体的には、被検知部56が前記第1検知不能位置に配置されたときに、リンクレバー部60の延出部60Aは、鉛直方向に対して回転軸58から前方へ45°傾いた斜め下方へ延出した姿勢(図6(B)参照)となる。このリンクレバー部60は、回動部材57によって延出部60Aが回動方向D1へ押圧されて、前記ねじりコイルバネの付勢力よりも大きい押圧力を受けることによって、回転軸58とともに前記回動方向D1へ回動する。
回動部材57は、フレーム51に回動可能に支持されている。図4に示されるように、回動部材57は、フレーム51の右側壁51Aの外側に配置されている。回動部材57は、給紙カセット24が筐体10Aにおける前記装着位置から引き出されたことに応じて変位する。具体的には、回動部材57は、給紙カセット24が前記装着位置に配置されていないときに第1回動位置(図6(A)に示す位置)に配置される。また、回動部材57は、給紙カセット24が前記装着位置に配置されるときに給紙カセット24が回動部材57に当接して押圧されることによって第2回動位置(図6(B)に示す位置)に配置される。ここで、前記第1回動位置は、回動部材57がリンクレバー部60に当接してリンクレバー部60を介して回転軸58、被検知部56、及び検出子59と連結する位置である。また、前記第2回動位置は、リンクレバー部60による各部との連結を解除する位置である。
本実施形態では、回動部材57は、給紙カセット24が筐体10Aにおける前記装着位置から引き出されたことに応じて変位して、リンクレバー部60を介して、被検知部56を光センサー55の光路55Aから外れた前記第2検知不能位置まで回動させる。ここで、前記第2検知不能位置は、前記第1検知不能位置から前記検知可能位置まで被検知部56が回動される前記回動方向D1(図5参照)において、前記検知可能位置よりも前記回動方向D1の下流側に定められている。言い換えると、前記第2検知不能位置は、光センサー55の光路55Aから前記回動方向D1へ被検知部56の遮光部56Bが退避した位置である。図7(C)は、被検知部56が前記第2検知不能位置に配置された状態を示している。この第2検知不能位置に被検知部56があるときは、光路55Aを通る光は被検知部56の遮光部56Bによって遮光されていない。そのため、光センサー55は制御部2に前記HIGH信号を出力する。このHIGH信号を受けて、制御部2は、筐体10Aから給紙カセット24が引き出されたと判定する。
具体的に、回動部材57は、支軸61(第2回転軸の一例)と、第2レバー部62と、被押圧部63とを有する。回動部材57は、長尺なアーム状に形成されており、その長手方向の概ね中央に、回転軸58の軸方向と同方向へ延びる回転軸58に平行な支軸61が設けられている。支軸61は、フレーム51に設けられた軸孔(不図示)に回転可能に支持されている。前記軸孔は、回転軸58よりも前方斜め下方に位置している。これにより、回動部材57は、支軸61を中心として前記第1回動位置と前記第2回動位置との間で回動可能である。
図5に示されるように、第2レバー部62は、支軸61から上方へ延出している。第2レバー部62の延出端には、後方へ突出する突部62Aが設けられている。突部62Aは、回動部材57の回動位置に応じてリンクレバー部60の延出部60Aに接触可能な位置に設けられている。
被押圧部63は、支軸61から下方へ延出している。被押圧部63の延出端には、前方へ突出する突部63Aが設けられている。突部63Aは、給紙カセット24の前壁35の上端に接触可能な位置に設けられている。引き出された状態の給紙カセット24が前記装着位置まで挿入されると、その挿入過程で前壁35が被押圧部63を後方へ押圧する。つまり、被押圧部63は、前記挿入過程において前壁35から後方への押圧力を受ける部分である。言い換えると、被押圧部63は、給紙カセット24の前壁35から、回動部材57を前記回動方向D1と同じ回動方向(図5の矢印D11に示す方向。以下、回動方向D11という。)へ回動させる押圧力を受ける部分である。被押圧部63が前記押圧力を受けることにより、回動部材57は、前記回動方向D11へ回動して、前記第2回動位置から前記第1回動位置に変位する。
また、図5に示されるように、検知機構50は、コイルバネ68(付勢部材の一例)を有する。コイルバネ68の後方側の端部はフレーム51に連結されており、前方側の端部は第2レバー部62に連結されている。コイルバネ68は、所謂引っ張りバネである。コイルバネ68が第2レバー部62及びフレーム51に連結された状態で、他の外力が作用していない場合に、第2レバー部62を後方(図5の矢印D30で示す方向)へ付勢する。言い換えると、コイルバネ68は、回動部材57を前記回動方向D1とは逆の回動方向(図5の矢印D12に示す方向。以下、回動方向D12という。)へ回動させる付勢力を第2レバー部62に付与する。この付勢力によって、他の外力が作用していない状態では、回動部材57は、前記回動方向D12へ回動して、前記第1回動位置から前記第2回動位置に変位する。なお、コイルバネ68に代えて、支軸61にねじりコイルバネを設けてもよい。
このように検知機構50が構成されているため、給紙カセット24が筐体10Aの前記装着位置に装着されると、給紙カセット24の前壁35が被押圧部63の突部63Aに接触する(図6(B)参照)。このとき、前壁35は、被押圧部63を後方へ押圧する。被押圧部63に前壁35から後方への押圧力が加えられると、回動部材57は、支軸61を中心に回動方向D11へ回動して、前記第1回動位置から前記第2回動位置に変位する。これにより、第2レバー部62がコイルバネ68の付勢力に抗して前方へ変位する。そして、第2レバー部62がリンクレバー部60から離間する。したがって、リンクレバー部60は、回動部材57から押圧力を受けない。つまり、回転軸58が回動部材57の影響を受けて回転することはない。この状態で、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されると、検出子59が回動方向D1へ回動して、被検知部56が前記第1検知不能位置から前記検知可能位置へ回動し、光路55Aを遮光する。このとき、制御部2は、光センサー55からLOW信号を受けて、このLOW信号に基づいて用紙トレイ46に印刷用紙があると判定する。一方、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されていない場合は、検出子59は前記ねじりコイルバネの付勢力によって前記通常姿勢に維持され、被検知部56は前記第1検知不能位置に保持される。このとき、制御部2は、光センサー55からHIGH信号を受けて、このHIGH信号に基づいて用紙トレイ46に印刷用紙がないと判定する。制御部2は、光センサー55からHIGH信号を入力すると、駆動ローラー47Aを停止させた状態を維持して、シート供給部45における給紙動作を行わない。
給紙カセット24が筐体10Aの前記装着位置から前方へ引き出されると、給紙カセット24による下側ガイド部材32の支持がなくなり、仮保持機構90による仮保持のみによって下側ガイド部材32が保持された状態となる。このとき、下側ガイド部材32は、前記第1回動姿勢に仮保持された状態のため、不安定な状態であり、場合によっては下側ガイド部材32が下方に落ちて搬送路40が形成されなくなるおそれがある。この状態で、給紙カセット24が筐体10Aの前記装着位置から前方へ引き出されて、前壁35が筐体10Aの前面から前方へ離間すると、前壁35が被押圧部63の突部63Aに押圧していた状態が解除される。つまり、前壁35が被押圧部63から離間する。このとき、コイルバネ68の付勢力によって、第2レバー部62が後方へ引っ張られる。これにより、回動部材57は、支軸61を中心に回動方向D12へ回動して、前記第2回動位置から前記第1回動位置に変位する。そして、第2レバー部62の突部62Aがリンクレバー部60の延出部60Aに接触し、延出部60Aを後方へ押圧する。延出部60Aに第2レバー部62から後方への押圧力が加えられると、前記ねじりコイルバネの付勢力に抗して、回転軸58は回動方向D1へ回転する。この回転にともない、被検知部56が前記第2検知不能位置へ向けて回動する。例えば、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されている状態で給紙カセット24が引き出されると、被検知部56は、前記検知可能位置から前記第2検知不能位置まで回動する。また、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されていない状態で給紙カセット24が引き出されると、被検知部56は、前記第1検知不能位置から前記検知可能位置を通りすぎて前記第2検知不能位置まで回動する。いずれの場合でも、被検知部56が前記第2検知不能位置に配置されると、光センサー55から制御部2には、HIGH信号が入力される。この場合も、制御部2は、光センサー55から入力されたHIGH信号に基づいて、駆動ローラー47Aを停止させて、シート供給部45における給紙動作を行わない。なお、制御部2は、光センサー55からの信号がLOW信号からHIGH信号に変わったことに基づいて、給紙カセット24が引き出されたと判定してもよい。
具体的には、制御部2は、給紙カセット24が引き出された状態で光センサー55からHIGH信号を入力した場合、給送ローラー対47の駆動ローラー47Aの回転駆動を停止させた状態を維持して、シート供給部45における給紙動作を行わない。仮に、シート供給部45に対する給紙動作を実行させる指示が入力されても、その指示を受け付けず、駆動ローラー47Aの回転駆動を継続して停止させる。例えば、駆動ローラー47Aに駆動力を供給するモーターなどの駆動源を停止させたり、或いは、前記駆動源から駆動ローラー47Aに至る駆動伝達経路を電磁クラッチなどによって遮断する。この場合、用紙トレイ46に印刷用紙をセットする旨のメッセージ、又は、給紙カセット24が未装着である旨のメッセージを操作表示部25(図1参照)などに表示させてもよい。これにより、画像形成装置10において、筐体10Aから給紙カセット24が引き出された状態で用紙トレイ46に印刷用紙をセットして画像形成を実行させたとしても、印刷用紙が用紙トレイ46から給送されない。このため、搬送路40が形成されていない状態で用紙トレイ46から給送された印刷用紙が筐体内で詰まるという問題が生じ無くなる。また、別部品として新たにセンサーを設けることなく、1つの光センサー55によって、用紙トレイ46に印刷用紙が載置されたこと、及び、給紙カセット24が筐体10Aから引き出されたことを検知することができる。その結果、新たなセンサーのための設置スペースを確保しなくて済み、また、画像形成装置10の製造コストを抑えることができる。
10:画像形成装置
10A:筐体
24:給紙カセット
30:ガイド機構
32:下側搬送ガイド
46:用紙トレイ
50:検知機構
51:フレーム
55:光センサー
56:被検知部
57:回動部材
58:回転軸
59:検出子
60:リンクレバー部
61:支軸
68:コイルバネ
69:コイルバネ

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の内部において予め定められた装着位置に設けられ、前記装置本体の前面から外側へ引き出し可能なシート収容部と、
    前記装置本体の内部に形成され、前記装置本体の前面から背面へ延びるシート搬送路と、
    前記装置本体の内部において前記シート収容部の上側に設けられ、前記シート搬送路の下側のガイド面を形成可能な第1姿勢に保持され、前記装着位置に配置された前記シート収容部によって支持される搬送ガイド部材と、
    前記装置本体の前面に設けられ、前記シート搬送路へ給送されるシートを載置するシートトレイと、
    前記シートトレイ上のシートの有無を検知する検知機構と、を備え、
    前記検知機構は、
    センサーと、
    前記シートトレイにシートが載置されていないときに前記センサーによって検知されない第1検知不能位置に配置され、前記シートトレイにシートが載置されたときにシートが当接することによって前記センサーにより検知される検知可能位置に回動する第1アクチュエーターと、
    前記装置本体に対する前記シート収容部の装着時に前記シート収容部が当接することによって回動する第2アクチュエーターと、
    前記第1アクチュエーターと第2アクチュエーターとを連結するリンク部材と、を有し、
    前記第2アクチュエーターは、前記シート収容部が前記装着位置に配置されていないときに前記リンク部材に当接して前記リンク部材を介して前記第1アクチュエーターと連結する第1回動位置に回動し、前記シート収容部が前記装着位置に配置されるときに前記シート収容部が前記第2アクチュエーターに当接して押圧されることによって前記リンク部材による連結を解除する第2回動位置に回動するように構成されており、
    前記第1アクチュエーターは、前記第2アクチュエーターが前記第1回動位置に配置されているときに前記リンク部材を介して前記第2アクチュエーターによって押圧されて前記センサーにより前記第1アクチュエーターが検知されない第2検知不能位置に回動し、前記第2アクチュエーターが前記第2回動位置に配置されているときに前記第1検知不能位置から前記検知可能位置までの回動範囲を前記シートトレイ上の前記シートの有無に応じて回動するように構成されている画像形成装置。
  2. 前記第1アクチュエーターは、
    前記シート搬送路におけるシート搬送方向に直交する幅方向へ延出する第1回転軸と、
    前記第1回転軸に固定され、前記シート収容部が前記装着位置に配置されているときに前記シートトレイに載置されたシートの先端によって押圧されて回動する延出部材と、
    前記第1回転軸に固定され、前記シート収容部が前記装着位置に配置されており、且つ前記シートトレイにシートが載置されていないときに前記センサーの検知領域から外れた前記第1検知不能位置に配置され、前記シートトレイにシートが載置されているときに前記シートトレイに前記シートが載置されたことにより前記延出部材が押圧されて回動することによって前記延出部材とともに前記第1検知不能位置から前記検知領域に進入した前記検知可能位置まで回動する被検知部材と、を含み、
    前記リンク部材は、前記第1回転軸に固定され、前記第1回転軸に垂直な方向へ延出し、前記シート収容部が前記装着位置から引き出されたことに応じて前記第2回動位置から前記第1回動位置へ向けて回動する前記第2アクチュエーターによって押圧されることにより前記第1回転軸とともに回動して前記被検知部材を前記回動範囲から前記第2検知不能位置に回動させる第1レバー部を含む請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2検知不能位置は、前記第1検知不能位置から前記検知可能位置まで前記被検知部材が回動される回動方向において、前記検知可能位置よりも前記回動方向の下流側に定められている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2アクチュエーターは、
    前記装置本体に支持され、前記第1回転軸と平行な第2回転軸と、
    前記第2回転軸から上方へ延出して前記第1レバー部に接触可能な第2レバー部と、
    前記第2回転軸から下方へ延出して前記シート収容部に接触可能であり、前記シート収容部から前記第2アクチュエーターを前記回動方向へ回動させる押圧力を受ける被押圧部と、を有し、
    前記第2アクチュエーターを前記回動方向とは逆の反対方向へ回動させる付勢力を前記第2レバー部に付与する付勢部材を更に備え、
    前記シート収容部が前記装着位置に配置されると前記シート収容部が前記被押圧部に接触して前記被押圧部が前記シート収容部から前記押圧力を受けることによって前記第2レバー部が前記付勢部材の付勢力に抗して前記回動方向へ回動し、
    前記シート収容部が前記装着位置から引き出されると前記シート収容部が前記被押圧部から離間して前記第2アクチュエーターが前記付勢部材の付勢力によって前記反対方向へ回動して前記第1レバー部を前記回動方向へ押圧する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送ガイド部材を前記第1姿勢に保持する保持機構を更に備える請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記センサーからの検知信号を入力して、入力された前記検知信号の信号レベルに基づいて前記シートトレイにシートが載置されており、且つ、前記装置本体に前記シート収容部が装着された状態であることを判定する判定部を更に備える請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。

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