JP2018024510A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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関山 淳一
Junichi Sekiyama
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Abstract

【課題】簡易な構成で、ユニット間のロック動作が完了したかどうかを作業者に認識させる。
【解決手段】第1の給送ユニット(20)の筐体(30)と、第2の給送ユニット(120)の筐体(130)とを、ロック部材(135)によってロックさせる。第1の給送ユニットのシート収容部(21)には、ロック部材をロック位置へ押圧可能な押圧部(29)が配置される。そして、第1の給送ユニットの筐体が第2の給送ユニットの筐体に対して所定の取付位置とは異なる位置にある場合に、ロック部材にロック位置とは異なる位置で当接可能な規制部(33a,34a)を設ける。これにより、ロック部材によるロック動作が未完了である場合には、シート収容部を装着する動作が規制される。
【選択図】図7

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置、及びシート給送装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置に用いられるシート給送装置には、着脱可能な複数の給送ユニットを装着した状態で用いるものがある。例えば、第1の給送ユニットを備えた画像形成装置の装置本体に対して、装置本体とは別に設けられたオプションの給送ユニット(第2の給送ユニット)を装着する場合がある。また、複数の給送ユニットが、互いに連結された状態で装置本体に装着される場合もある。このような場合、一般的に、隣接する給送ユニットを固定具によって固定することで、ユニット間の相対移動を規制して、画像形成装置の安定化が図られている。
特許文献1には、装置本体を給紙装置に載置することで、自動的に装置本体と給紙装置とがロックされるロック機構(オートロック機構)が記載されている。このロック機構は、給紙装置の筐体から上方に突出し、装置本体の係止穴に係合可能なラッチと、ラッチを係合位置へ向けて付勢するねじりコイルバネとを含んでいる。そして、装置本体を給紙装置に上方から載置することで、ラッチと係止穴とが対向する位置関係となり、ねじりコイルバネの付勢力によって装置本体と給紙装置とがロックされる。
特開2005−26795号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたロック機構を用いた場合、装置本体を給紙装置に載置する工程が完了したにも関わらずロック機構のロック動作が未完了であった場合に、そのことに作業者が気付かない可能性がある。例えば、装置本体と給紙装置との間に異物が挟まった場合や、設置面(床)の傾斜による装置のねじれが生じた場合に、ラッチと係止穴との位置ずれが生じることで、ロック動作が完了しないことが考えられる。また、ロック機構の状態(例えばラッチの位置)を検知するセンサを配置して、ロック機構の動作を監視することも考えられるが、センサ及びその配線構成を設ける分、コストアップにつながってしまう。
そこで、本発明は、簡易な構成で、ユニット間のロック動作が完了したかどうかを作業者に認識させることが可能なシート給送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るシート給送装置は、第1の筐体と、前記第1の筐体に引出し可能に装着され、シートを収容する第1のシート収容部とを有し、前記第1のシート収容部に収容されたシートを給送する第1の給送ユニットと、第2の筐体と、前記第2の筐体に引出し可能に装着され、シートを収容する第2のシート収容部とを有し、前記第2のシート収容部に収容されたシートを給送する第2の給送ユニットと、前記第2の筐体に揺動可能に支持され、前記第1の筐体に係合して、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して取付位置にロック可能なロック部材と、前記第1のシート収容部に配置され、前記第1のシート収容部が前記第1の筐体に装着される装着位置へと移動する場合に、前記ロック部材を前記第1の筐体に係合するロック位置へ向けて押圧する押圧部と、前記第1の筐体が前記取付位置にある場合には、前記押圧部に押圧された前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを許容し、前記第1の筐体が前記取付位置とは異なる位置にある場合には、前記ロック位置とは異なる位置で前記ロック部材に当接して、前記第1のシート収容部が装着位置に移動することを規制する規制部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るシート給送装置によれば、簡易な構成で、ユニット間のロック動作が完了したかどうかを作業者に認識させることができる。
本開示に係るプリンタの本体の構成を示す概略図。 オプションの給送ユニットを装着したプリンタ全体の構成を示す概略図。 第1の実施例に係る(a)は給送ユニットの要部を示す斜視図。(b)はロックレバーの形状を示す模式図。 プリンタの本体フレームの斜視図。 (a)は給送ユニットの要部を示す平面図。図5(b)、(c)は図5(a)に示す構成を左右から視た側面図であり、本体フレームの一部を省略している。図5(d)は図5(a)に図示した位置における断面図。 (a)、(b)、(c)はいずれもシート給送装置の要部を示す側面図であり、プリンタ本体と給送ユニットとをロックするロック動作の第1段階、第2段階、第3段階を表す。 ロックレバーがロック不能となる場合について説明するためのシート給送装置の要部を示す側面図。 (a)はプリンタ本体を給送ユニットに載置する工程の第1段階におけるシート給送装置の要部を示す側面図。(b)はその第2段階におけるシート給送装置の要部を示す側面図。 第2の実施例に係る給送ユニットの要部を示す側面図。 第2の実施例に係るシート給送装置の要部を示す側面図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式の画像形成部を備えたレーザービームプリンタである。このプリンタは、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいてシートに画像を形成する。ただし、シートとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、並びに布を含む記録媒体を指す。
プリンタの装置本体であるプリンタ本体1Aは、図1に示すように、画像形成部10と、プリンタ本体1Aに組付けられた給送ユニットであるシート給送部20とを備えている。シート給送部20は、本体カセット21に収納されたシートSを画像形成部10へ向けて給送する。画像形成手段の一例である画像形成部10は、シート給送部20又は後述の給送ユニット120から給送されたシートSに画像を形成する。
画像形成部10には、トナー像を形成してシートSに転写するプロセスカートリッジ11と、シートSに転写されたトナー像をシート上に定着させる定着装置12とが含まれる。不図示の制御部に画像形成の開始を指令する信号(印刷ジョブ)が入力されると、プロセスカートリッジ11の感光ドラム7が回転駆動され、トナー像の形成動作(作像動作)が開始される。感光体である感光ドラム7の表面は、帯電装置によって一様に帯電させられた後、露光装置8から画像情報に基づくレーザ光を照射され、静電潜像を形成される。そして、感光ドラム7に現像装置からトナーが供給されることで、静電潜像がトナー像として可視化(現像)される。感光ドラム7に形成されたトナー像は、転写装置である転写ローラ9により、感光ドラム7と転写ローラ9との間のニップ部(転写部N)においてシートSに転写される。
このような作像動作に並行して、シート給送部20はシートSの給送動作を開始する。シート給送部20は、プリンタ本体1Aに配置された給送カセットである本体カセット21と、シートSを給送する給送手段の一例である給送ローラ24とを備えている。本体カセット21は、作業者によって把持される操作部28を有し、プリンタ本体1Aの筐体に対して引出し可能に挿入されている。また、本体カセット21は、シートSを支持する中板22と、中板22を上方へ向けて付勢する給送バネ23とを有し、中板22に積載されたシート束の最上位のシートSを所定の給送位置に保持する。給送ローラ24は、最上位のシートSを繰り出し、給送ローラ24に当接する分離パッド25によって重送シートを分離しながらシートSを給送する。
シート給送方向における給送ローラ24の下流には、引抜ローラ対4が配置され、給送ローラ24から受け取ったシートSをレジストレーションローラ対5へ向けて搬送する。レジストレーションローラ対5は、シートSの斜行を補正するとともに、プロセスカートリッジ11における作像動作の進行に合わせてシートSを転写部Nへ向けて搬送する。
転写部Nにおいてトナー像を転写されたシートSは、定着装置12へと搬送される。定着装置12は、シートSを挟持して搬送する定着ローラ対と、シートSを加熱する不図示の熱源とを有し、トナー像を加熱及び加圧することでシートSに定着させる。定着装置12から排出されたシートSは、分岐搬送部13を経て排出装置である排出ローラ対14へと搬送される。
片面印刷の場合、排出ローラ対14はシートSを排出して、プリンタ本体1Aの上部に設けられた排出トレイ19に積載する。一方、両面印刷の場合、排出ローラ対14は逆方向に回転して、分岐搬送部13を介してシートSを両面搬送路15に送り込む。すると、シートSは両面搬送ローラ対16,17によって再び画像形成部10へと搬送され、裏面に画像を形成される。そして、両面に画像を形成されたシートSは、排出ローラ対14によって排出トレイ19に排出される。
[オプションフィーダ]
次に、オプションの給送ユニット120について説明する。図2に示すように、本実施例に係るプリンタ1は、プリンタ本体1Aを給送ユニット120の上面に載置(積層)する方式で、備え付けの給送ユニットであるシート給送部20とは別に給送ユニット120を着脱可能である。これにより、プリンタ内部に収容可能なシート量を増大させることができる。なお、給送ユニット120は1段に限らず、複数段の給送ユニット120を積層し、さらにその上面にプリンタ本体1Aを載置してもよい。
以下、給送ユニット120を含む全体を指して「プリンタ1」とするが、上述した通りプリンタ本体1Aは単独でもプリンタとして機能する。シート給送部20及び給送ユニット120は、いずれも、プリンタ1の画像形成部10にシートSを給送するシート給送装置2を構成するユニットである。即ち、シート給送部20は第1の給送ユニットに相当し、給送ユニット120は第2の給送ユニットに相当する。
給送ユニット120は、第1の筐体であるプリンタ本体1Aの筐体とは別個の第2の筐体(給送フレーム)に支持される以外は、シート給送部20と同様の構成を備えている。即ち、給送ユニット120は、給送フレームに支持された給送カセット121と、給送手段としての給送ローラ124とを備えている。第2のシート収容部である給送カセット121は、操作部128を操作することで給送フレームから引出し可能であり、第1のシート収容部である本体カセット21とは別個にシートSを補充される。
給送カセット121の中板122に積載されたシートSは、給送バネ123の付勢力により、給送ローラ124に圧接される。給送ローラ124は、分離パッド125によって重送シートを分離しながら、最上位のシートSをプリンタ本体1Aの引抜ローラ対4へ向けて給送する。このとき、シートSは、本体カセット21に形成された搬送路27を経由して引抜ローラ対4に受け渡される。なお、給送ユニット120の下段に他の給送ユニットが装着された場合には、給送カセット121に形成された搬送路127がシート搬送路として使用される。
[装置間のロック機構]
次に、プリンタ本体1Aが給送ユニット120に載置された状態でこれらの装置をロックするロック機構について説明する。図3(a)に示すように、給送ユニット120は、プリンタ本体1Aの重量を支持可能なフレームである給送フレーム130を有している。この給送フレーム130には、プリンタ本体1Aに係合してロック可能なロック部材としてのロックレバー135が少なくとも1つ配置される。ただし、図3(a)においては、給送フレーム130を覆う外装カバー等が省略されている。
上記給送カセット121は、給送フレーム130に対して図中矢印方向に沿って引出し可能に装着(挿入)されている。給送フレーム130は、給送カセット121の挿入方向を向いた視点において、カセット左側に位置する左フレーム131とカセット右側に位置する右フレーム132とを備えている。そして、図示した例において、給送フレーム130には、2つのロックレバー135,135が給送フレーム130の対角線上の位置に配置されている。即ち、ロックレバー135,135は、左フレーム131及び右フレーム132に支持された状態で、カセットの挿入方向に関して一方側と他方側とに配置されている。また、ロックレバー135,135は、幅方向に関して給送カセット121と左右のフレーム131,132との間に配置されている。
図3(b)に示すように、各ロックレバー135は、保持部139において給送フレーム130に対して回動可能に保持されており、不図示のストッパによって回動範囲を規制されている。これにより、ロックレバー135は、給送カセット121の挿入方向A1へ傾斜した姿勢(ロック位置)と、挿入方向A1とは反対の引出方向A2へ傾斜した姿勢(解除位置)との間で揺動可能である。また、ロックレバー135は不図示のスナップアクション機構(所謂トグルバネ)に接続されており、ロック位置と解除位置との間の死点を境にして、ロック位置及び解除位置の一方へ向けて付勢されている。
ロックレバー135は、給送カセット121に押圧されることで解除位置からロック位置へと移動するように構成されたフック部材である。即ち、ロックレバー135は、保持部139から上方へ延出し、挿入方向A1へ向かって屈曲したフック部137を有し、フック部137においてプリンタ本体1Aに係合する。挿入方向A1におけるロックレバー135の上流側(引出方向A2の下流側)には、後述する本体カセット21の突起29によって押圧される被押圧部133が設けられている。また、フック部137の上方には、フック部137とは別にプリンタ本体1Aの一部に当接可能な当接部134が設けられている。
また、給送ユニット120には、プリンタ本体1Aを給送フレーム130に対する取付位置に案内するためのガイド突起として、位置決めピン136が少なくとも1つ配置される。ただし、取付位置とは、給送ユニット120を含むプリンタ1が安定して動作可能となるように、プリンタ本体1Aが給送ユニット120によって支持された状態となる位置を指す。例えば、給送フレーム130の上面とプリンタ本体1Aの底部とが密着(面接触)する位置が取付位置に相当する。図示した例において、位置決めピン136は、平面視における給送フレーム130の3つの角に配置され、左フレーム131及び右フレーム132の上面から上方へ向かって突出している。
これらロックレバー135及び位置決めピン136は、図4に示すように、プリンタ本体1Aの筐体(第1の筐体)を構成する本体フレーム30に係合するように構成されている。ただし、図4に示す本体フレーム30は、本体カセット21を保持する部分を示す概略図であり、他のフレーム部材と締結されることでプリンタ本体1Aの筐体を構成する。
本体フレーム30は、本体カセット21の挿入方向(紙面右奥)を向いた視点において、本体カセット21の両側に位置する側部フレームとして左フレーム31及び右フレーム32を備えている。左右のフレーム31,32は、本体カセット21の下方に配置された底部フレームであるボトムステー33,34によって接続されている。左フレーム31及び右フレーム32の下部31b,32bは水平方向に屈曲しており、同じく水平方向に広がる給送フレーム130の上部131t,132tに対向している。
ボトムステー33,34と2つのロックレバー135,135とは、プリンタ本体1Aが給送ユニット120に載置された状態において係合可能となるように配置されている。即ち、ボトムステー33,34は、ロック部材が係合する係合部材である。ボトムステー33,34の上面33b,34bは、ロックレバー135のフック部137によって係止される係止部に相当する。また、カセット挿入方向における上流側の側面33a,34aは、ロック位置とは異なる位置でロックレバー135の回動を規制する規制部に相当する。
また、左右のフレーム31,32の下部31b,32bには、給送フレーム130の位置決めピン136に対応する位置に、上下方向に向かって開口する位置決め穴36が形成されている。位置決め穴36は、ガイド突起である位置決めピン136が嵌合可能な開口部であり、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に対して取付け及び取外しする場合に位置決めピン136によって嵌合される。
図5(a)〜(d)に示すように、給送ユニット120のロックレバー135,135は、幅方向に関して本体フレーム30と本体カセット21との間に位置するように配置されている。ただし、図5(a)は、プリンタ本体1Aが給送ユニット120に載置された状態における本体カセット21、本体フレーム30、及び給送フレーム130の平面図である。図5(b)、(c)は、図5(a)に示す構成を左右から視た側面図であり、本体フレーム30の左フレーム31及び右フレーム32の図示を省略している。また、図5(d)は、図5(a)に図示した破線D−Dの位置における断面図である。
図5(a)、(b)、(c)に示すように、本体カセット21の左右の側面には、ロックレバー135,135に当接可能な突起29,29(カム突起)が配置されている。図5(d)に示すように、突起29,29は、本体カセット21と左右のフレーム31,32との間の空間81,82に配置され、挿入方向A1を向いた視点でロックレバー135,135と重なる位置にある。従って、各突起29は、本体カセット21が挿入方向A1へ向かって移動する際に、ロックレバー135を押圧して解除位置からロック位置へと移動させる押圧部として機能する。
[装置間のロック動作]
以下、プリンタ本体1Aと給送ユニット120とをロックする動作について、図6(a)〜(c)を用いて説明する。ただし、図6(a)〜(c)は、給送ユニット120と、給送ユニット120に載置されたプリンタ本体1Aのシート給送部20とを示す側面図である。
図6(a)は、プリンタ1を組立てる際に、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置した段階の様子を表している。このとき、本体カセット21は、本体フレーム30に対して挿入された装着位置よりもプリンタ本体1Aの外方に引出された位置にあり、本体カセット21の突起29はロックレバー135から離間している。ロックレバー135は解除位置にあり、プリンタ本体1Aと給送ユニット120とはロックされていない状態(解除状態)にある。また、本体カセット21に支持される分離パッド25は、プリンタ本体1Aに支持される給送ローラ24から離間した位置にある。プリンタ本体1Aの制御部は、例えば不図示の検知機構を介して本体カセット21の位置を検知することにより、本体カセット21が装着位置とは異なる位置にある場合にはシートSの給送を開始しないように構成されている。
図6(b)に示すように、作業者が操作部28を操作して、本体カセット21を装着位置へ向けて挿入方向A1に沿って移動させると、装着位置に到達する前に、本体カセット21の突起29がロックレバー135の被押圧部133に当接する。
図6(c)に示すように、本体カセット21をさらに挿入して装着位置まで移動させると、ロックレバー135の被押圧部133が本体カセット21の突起29によって押圧される。これにより、ロックレバー135が挿入方向A1へ向かって揺動し、フック部137においてボトムステー33に係合する。言い換えると、本体カセット21の突起29は、本体カセット21が装着位置に到達するのと略同じタイミングで、ロックレバー135をロック位置へと移動させるように配置されている。なお、図中奥側に配置されたロックレバー135(不図示)は、図示されたロックレバー135と同じタイミングでロック位置へと移動して、ボトムステー34に係合するように構成されている。
本体カセット21が一度装着位置まで挿入されると、ロックレバー135,135は、不図示のスナップアクション機構によってロック位置に保持される。これにより、ロックレバー135,135を介して本体フレーム30と給送フレーム130とが締結され、プリンタ本体1Aに対して給送ユニット120が固定された状態(ロック状態)となる。
本体カセット21が装着位置にある場合には、分離パッド25が給送ローラ24に当接する。また、このとき、本体カセット21の搬送路27は、プリンタ本体1Aの搬送ガイド41が形成する搬送路に接続される。従って、本体カセット21を閉じることにより、本体カセット21及び給送カセット121に積載されたシートSを画像形成部10へ向けて給送することが可能となる。
[ロック不能である場合]
次に、何らかの事情により、ロックレバー135がボトムステー33,34に対して適切に係合できなかった場合について説明する。このようなケースは、例えば、プリンタ本体1Aと給送ユニット120との間に異物が挟まることにより、プリンタ本体1Aの底部が給送ユニット120の上部に密着する位置(装着位置)まで到達できない場合が該当する。また、本体フレーム30及び給送フレーム130を構成する部材の公差や、床の傾斜等の設置条件に起因する装置のねじれ等により、ロックレバー135とボトムステー33,34との位置関係がずれることも考えられる。
そこで、図7に示すように、プリンタ本体1Aが取付位置よりも上方に位置する場合には、ロックレバー135のロック位置への移動が規制されるように構成されている。即ち、ロックレバー135の当接部134がボトムステー33,34に対向する状態で本体カセット21が挿入された場合、ロックレバー135は、ロック位置へと移動する前に当接部134においてボトムステー33,34に当接する。言い換えれば、ボトムステー33,34の挿入方向A1における上流側の側面33a,34aが、ロック位置とは異なる位置でロックレバー135の移動を規制する規制部として機能する。これにより、本体カセット21は、装着位置より手前において、ロックレバー135によって挿入方向A1への移動を規制された状態となり、装着位置への移動が規制される。
このように、本実施例では、プリンタ本体1Aが給送ユニット120に対する設計上の取付位置から上方にずれており、ロックレバー135によるロックが不能である場合には、本体カセット21の挿入が完了しないように構成されている。このため、作業者にこれらの装置のロック動作が未完了であることを気付かせて、異物の除去等の対策を取ることを促すと共に、装置同士がロックされていない状態で給送動作が開始されることを防ぐことができる。また、本実施例の構成によれば、機械的な構成によって本体カセット21の移動を規制することで、作業者にロック動作が完了したかどうかについて認識させるという目的を達成することができる。このため、例えば、ロックレバー135の位置をセンサを用いて検知する構成に比して、低コストで同様の目的を達成することができる。
なお、プリンタ本体1Aは、ロックレバー135のフック部137がボトムステー33,34に係合可能な範囲で、設計上の取付位置からの位置ずれが許容される。許容範囲の広さは、取付け後にプリンタ1が正常に動作するように、装置の具体的構成を加味して設定することが好ましい。例えば、上述の実施形態においては、給送ユニット120から送り出されたシートSが、本体カセット21の搬送路27に適切に受け渡される場合には、シートSの給送動作を安定して実行できると考えられる(図2参照)。そこで、このような場合には、給送カセット121に収容されるシートSのサイズ等も考慮して、給送ユニット120のシート排出口が搬送路27に対して適切な位置を取るように許容範囲を設定すると好適である。
また、本実施例の構成によれば、ロック部材(ロックレバー135)の位置を検知するセンサを省略することができるが、本実施例に係るロック機構を他のセンサと組合わせて用いてもよい。例えば、本体カセット21の位置を検知する検知手段としてシート給送部20にセンサを配置し、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置した後に、一度も本体カセット21が装着位置まで挿入されていない場合に作業者に警告するようにしてもよい。これにより、ロック動作が未完了であることをより確実に作業者に知らせることができる。
[プリンタ本体の載置動作]
最後に、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置する際の動作について説明する。図8(a)に示すように、給送ユニット120の位置決めピン136は、給送フレーム130の上面131uを基準として、ロックレバー135の上端部138よりも上方に突出している。従って、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に上方から載置する場合には、位置決めピン136が本体フレーム30の位置決め穴36に係合した後で、ロックレバー135がプリンタ本体1Aの構成要素に接触する。
ロックレバー135の上端部138は、上方へ向かって幅が小さくなる略三角形状を有しており、本体カセット21の突起29に対向する面(被押圧部133)とは反対側の面でボトムステー33,34に対向する。そして、本体カセット21が装着位置にあり、かつロックレバー135がロック位置(破線位置)にある状態でプリンタ本体1Aが載置される場合には、ロックレバー135がボトムステー33,34に当接するように構成される。この場合、ボトムステー33,34に押圧されたロックレバー135が、解除位置(実線位置)へと移動する。
また、本体カセット21の突起29は、ロックレバー135に対向する面を、上方へ向かって本体カセット21の装着方向(図中左方)に傾斜した斜面29aとして構成されている。このため、図8(b)に示すように、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置する過程で、ロックレバー135の上端部138に斜面29aが当接することにより、本体カセット21は引出方向A2へ向かって押し出される。
このような構成により、プリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置した段階(図6(a))では、ロックレバー135が解除位置にあり、本体カセット21が装着位置から引出された状態となる。従って、その状態から本体カセット21を装着位置まで挿入した場合には、プリンタ本体1Aと給送ユニット120とのロック動作が行われたことになり、かつ、本体カセット21の挿入が規制された場合には、ロック動作が未完了であることになる。ただし、ここでは本体カセット21がプリンタ本体1Aに支持された状態でプリンタ本体1Aの載置動作が行われるものとして説明したが、カセットを取外したプリンタ本体1Aを給送ユニット120に載置した後で本体カセット21を装着してもよい。
なお、プリンタ本体1Aと給送ユニット120とのロックを解除する場合には、本体カセット21を引抜いた状態で、ロックレバー135を手動で解除位置へと移動させればよい。これにより、本体フレーム30と給送フレーム130との締結が解除されるため、プリンタ本体1Aを持上げることで給送ユニット120を取外すことができる。
次に、第2の実施例に係るシート給送装置の構成について説明する。本実施例に係るシート給送装置は、プリンタ本体1Aに着脱される給送ユニットの構成において上記実施例1と異なっている。その他、実施例1と共通する構成要素には同符号を付して説明を省略する。
本実施例に係る給送ユニット220は、図9に示すように、筐体を構成する給送フレーム230と、給送フレーム230に引出し可能に装着されたシート収容部である給送カセット221と、不図示の給送手段とを備えている。給送カセット221に収容されたシートSは、給送手段により、プリンタ本体1Aの画像形成部10へと給送される。
図10に示すように、給送ユニット220は、プリンタ本体1Aのシート給送部20の下部に1段以上(図示した例では2段)重ねて装着されることで、シート給送部20と共にプリンタ1のシート給送装置2Bを構成する。この場合、シート給送部20が第1の給送ユニットに相当し、上段の給送ユニット220が第2の給送ユニットに相当し、下段の給送ユニット220が第3の給送ユニットに相当する。各給送ユニット220,220は、実質的に同一のユニット構成からなる。
図9に示すように、各給送ユニット220は、筐体(第2及び第3の筐体)である給送フレーム230と、シート収容部(第2及び第3のシート収容部)である給送カセット221とを備えている。ただし、給送フレーム230は、左右のフレームを接続する底部フレームであるボトムステー233,234のみが図示されている。給送フレーム230には、ロック部材(第1及び第2のロック部材)であるロックレバー235が支持されている。また、給送カセット221の側面には、押圧部(第1の押圧部及び第2の押圧部)である突起229が配置されている。これらに加えて、各給送ユニット220は、ロック部材同士を連動させるリンク部としてのリンクロッド250を備えている。
ロックレバー235は、フック部237が設けられた第1アーム238の他に、リンクロッド250に当接可能な第2アーム240を有している。ロックレバー235の第2アーム240は、回動軸である保持部239に対して、第1アーム238とは異なる方向へ延出し、給送カセット221の挿入方向A1へ向かって水平に近い角度で延出している。第2アーム240の遠端部には、所属ユニットより上段の給送ユニットに配置されたリンクロッド250に当接する上側当接部241と、所属ユニットのリンクロッド250に当接する下側当接部242とが配置されている。また、第2アーム240は、第1アーム240がロック位置と解除位置との間で揺動する場合に、遠端部が略上下方向に沿って揺動するように配置されている。
リンクロッド250は、給送フレーム230に固定されたガイドボス231,232が嵌合するガイド溝253を有し、給送フレーム230に対して上下方向にスライド移動可能である。リンクロッド250の上面251は、所属ユニットのロックレバー235の下側当接部242に当接する当接面であり、下面252は所属ユニットより下段の給送ユニットに配置されたロックレバー235の上側当接部241に当接する当接面である。
このような構成の給送ユニット220をプリンタ本体1Aの下に積層した場合、図10に示すように、上下のロックレバー235,235がリンクロッド250を介して連結される。言い換えれば、上下方向に隣接する給送ユニット220,220のロックレバー235,235の各組が、リンクロッド250を介して連動するように構成されている。
この状態において、上段の給送ユニット220が下段の給送ユニット220に対して所定の取付位置(所定位置)にある場合には、給送カセット221を装着位置まで挿入することにより、ロックレバー235によって給送ユニット同士がロックされる。一方、各給送ユニット220に配置されたロックレバー235が、何らかの事情によってロック位置へ移動不能である場合には、ロックレバー235のロック位置への移動が規制される。即ち、本体フレーム30又は給送フレーム230のボトムステー33,34,233,234のうち、カセットの挿入方向A1における下流側の側面が、ロック位置とは異なる位置でロックレバー235に当接する規制面として機能する。本体フレーム30の上記規制面は、ロックレバー235を介して本体カセット21の移動を規制する第1の規制部に相当し、給送フレーム230の上記規制面は、ロックレバー235を介して上段の給送カセット221の移動を規制する第2の規制部に相当する。
また、本実施例では、下段の給送ユニット220(第3の給送ユニット)に配置されたロックレバー235(第2のロック部材)が、何らかの事情によってロック位置へ移動不能である場合には、図中上側のリンクロッド250が上方位置に保持される。上段の給送ユニット220(第2の給送ユニット)に配置されたロックレバー235(第1のロック部材)は、上方位置にあるリンクロッド250によってロック位置への移動を規制される。そして、本体カセット21は、図中上側のロックレバー235がロック位置とは異なる位置に保持されることで、装着位置の手前で挿入方向A1への移動を規制される。
即ち、本実施例においては、リンクロッド250を介して連結された全てのロックレバー235がロック位置へと移動しない限り、最上位のロックレバー235のロック位置への移動が規制される。このため、上記実施例1と同様に、プリンタ本体1A及びシート給送ユニット220を含むいずれかの組合せでロック動作が未完了であることを、本体カセット21の装着位置への移動を規制することにより、作業者に対して知らせることができる。
なお、上記実施例1のようにリンクロッド等のリンク部を配置しない構成であっても、隣接する給送ユニットに実施例1と同様のロック機構を配置することにより、隣接する給送ユニットの各組についてロック動作が完了したかどうかを確認することができる。しかしながら、この場合、全てのロック機構がロック状態となったことをプリンタ本体1Aの制御部が検知するためには、例えば、各給送ユニットの給送カセットの位置を検知可能なセンサを配置する必要がある。一方、本実施例の構成によれば、最上位の給送カセットである本体カセット21の位置を検知することにより、全てのロック機構がロック状態であるかどうかを判別することができる。
<他の実施形態>
上述の実施例1及び2においては、ロック部材(135,235)が下段の給送ユニットに配置され、押圧部(29,229)及び規制部(33a,34a)がこれに載置される上段の給送ユニットに配置されるものとして説明した。しかしながら、上下方向の配置を入換えて、ロック部材を上段の給送ユニットに配置し、押圧部及び規制部を下段の給送ユニットに配置してもよい。その場合、上記実施例とは異なり、ロック機構のロック動作が未完了である場合には、下段の給送カセットの挿入が規制される。
また、上記実施例ではロックレバー135,235のロック対象であるボトムステー33,34,233,234によってロックレバーのロック位置への移動を規制する構成としたが、ロック対象の部材とは別個に規制部を設けてもよい。
また、ロック機構はフック状のロック部材(135,235)を用いる構成に限らず、例えば、ピン状又はキー状の凸部と、これに対応する凹部とを噛み合わせる構成であってもよい。要するに、揺動可能なロック部材によって、給送ユニットの筐体同士を相対移動不能に締結可能な構成であればよい。
1:画像形成装置(プリンタ)/1A:装置本体(プリンタ本体)/2,2B:シート給送装置/20:第1の給送ユニット(シート給送部)/21:第1のシート収容部(本体カセット)/29:押圧部、第1の押圧部(突起)/30:第1の筐体(本体フレーム)/31,32:側部フレーム(左フレーム、右フレーム)/33,34:係合部材(ボトムステー)/33a,34a:規制部/33b,34b:係止部/36:開口部(位置決め穴)/120:第2の給送ユニット(給送ユニット)/121:第2のシート収容部(給送カセット)/130:第2の筐体(給送フレーム)/134:当接部/135:ロック部材(ロックレバー)/136:ガイド突起(位置決めピン)/137:フック部/139:保持部/220:第2の給送ユニット、第3の給送ユニット/221:第2のシート収容部、第3のシート収容部(給送カセット)/229:押圧部、第2の押圧部(突起)/230:第2の筐体、第3の筐体(給送フレーム)/235:ロック部材(ロックレバー)/236:ガイド突起(位置決めピン)/250:リンク部(リンクロッド)

Claims (14)

  1. 第1の筐体と、前記第1の筐体に引出し可能に装着され、シートを収容する第1のシート収容部とを有し、前記第1のシート収容部に収容されたシートを給送する第1の給送ユニットと、
    第2の筐体と、前記第2の筐体に引出し可能に装着され、シートを収容する第2のシート収容部とを有し、前記第2のシート収容部に収容されたシートを給送する第2の給送ユニットと、
    前記第2の筐体に揺動可能に支持され、前記第1の筐体に係合して、前記第1の筐体を前記第2の筐体に対して取付位置にロック可能なロック部材と、
    前記第1のシート収容部に配置され、前記第1のシート収容部が前記第1の筐体に装着される装着位置へと移動する場合に、前記ロック部材を前記第1の筐体に係合するロック位置へ向けて押圧する押圧部と、
    前記第1の筐体が前記取付位置にある場合には、前記押圧部に押圧された前記ロック部材が前記ロック位置に移動することを許容し、前記第1の筐体が前記取付位置とは異なる位置にある場合には、前記ロック位置とは異なる位置で前記ロック部材に当接して、前記第1のシート収容部が装着位置に移動することを規制する規制部と、
    を備えることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1の給送ユニットは、前記第1の筐体の底部が前記第2の筐体の上部に当接した状態で、前記第2の給送ユニットに載置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記第1の筐体に配置され、前記ロック部材によって係合される係合部材を備え、
    前記係合部材は、前記ロック部材が係合した状態で、前記ロック部材によって係止される係止部を有し、
    前記規制部は、前記係止部とは別に前記係合部材に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記第1の筐体は、前記第1のシート収容部の挿入方向から視て、前記第1のシート収容部の両側に配置された側部フレームを有し、
    前記係合部材は、前記第1のシート収容部の下方で前記側部フレームを互いに接続する底部フレームであり、
    前記底部フレームの上面が前記係止部を構成し、前記挿入方向における前記底部フレームの上流側の面が前記規制部を構成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記ロック部材は、前記第2の筐体から上方へ突出するように配置され、前記第1のシート収容部の挿入方向から視て、前記第1のシート収容部と前記側部フレームとの間に位置する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記ロック部材は、前記第2の筐体に回動可能に保持される保持部と、前記保持部から上方へ延出し、前記第1のシート収容の装着方向へ向かって屈曲したフック部と、前記フック部の上方に配置された当接部と、を有し、
    前記第1の筐体が前記装着位置にある場合には、前記フック部において前記係合部材の前記係止部を係止し、前記第1の筐体が前記取付位置より上方に位置する場合には、前記当接部において前記規制部に当接する、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記第2の筐体が載置される第3の筐体と、前記第3の筐体に引出し可能に装着され、シートを収容する第3のシート収容部とを有し、前記第3のシート収容部に収容されたシートを給送する第3の給送ユニットを備え、
    前記ロック部材が第1のロック部材で、前記押圧部が第1の押圧部で、前記規制部が第1の規制部であり、
    前記第3の筐体に揺動可能に支持され、前記第2の筐体に係合して、前記第2の筐体を前記第3の筐体に対して所定位置にロック可能な第2のロック部材と、
    前記第2のシート収容部に配置され、前記第2のシート収容部が前記第2の筐体に装着される位置へと移動する場合に、前記第2のロック部材を前記第2の筐体に係合する位置へ向けて押圧する第2の押圧部と、
    前記第2の筐体と前記第3の筐体とが前記所定位置にない場合に、前記第2の筐体に係合する位置とは異なる位置で前記第2のロック部材に当接して、前記第2のシート収容部が前記第2の筐体に装着される位置まで移動することを規制する規制部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記第2の筐体に移動可能に支持され、前記第1及び第2のロック部材を連動させるリンク部を備え、
    前記リンク部は、前記第2のロック部材が前記第2の筐体に係合する位置とは異なる位置にある場合に、前記第1のロック部材がロック位置へと移動することを規制する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 前記押圧部は、上方へ向かって前記第1のシート収容部の装着方向へ傾斜した斜面を有し、
    前記第1のシート収容部が前記装着位置に装着された前記第1の筐体を前記第2の筐体に上方から載置する場合、前記斜面が前記ロック部材に当接することで、前記第1のシート収容部が前記第1の筐体の外方へ移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記第1のシート収容部の位置を検知可能な検知手段を備え、
    前記第1のシート収容部が前記装着位置とは異なる位置にある場合には、前記第1及び第2の給送ユニットによるシートの給送動作が規制される、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記第2の筐体から上方へ向かって突出するガイド突起を備え、
    前記第1の筐体には、前記ガイド突起が嵌合する開口部が形成され、
    前記ガイド突起は、前記第1の筐体が前記第2の筐体に載置される際に、前記第1の筐体を上下方向に沿って案内する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 前記ガイド突起は、上下方向に関して、前記ロック部材と前記第1の給送ユニットとが離間した状態で前記開口部に嵌合可能な長さを有する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のシート給送装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記第1の給送ユニットと前記画像形成手段とが装置本体に配置され、
    前記第2の給送ユニットが、前記装置本体に対して着脱可能に装着される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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