JP4292307B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてパチンコ機のような遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、遊技機としてのパチンコ機において、遊技盤の裏面側に設けられた制御基板取付台には、制御基板を収納した制御基板収納ボックスが装着されている。前記制御基板の不正改造、例えば不正ROMの交換を防止するために、制御基板収納ボックスには様々な工夫が施されている。一般的に、制御基板収納ボックスは、制御基板が装着されるボックス本体と、そのボックス本体の開口部を覆蓋するボックスカバー体とを備えている。そして、ボックス本体とボックスカバー体との両者間に跨って封印手段が設けられている。これによって、ボックスカバー体の開放そのものを禁止して制御基板の不正改造等の不正行為を防止している。万一、ボックスカバー体が不測に開けられ、制御基板に対し不正行為が行われた場合には、封印手段が破損されていることを確認することで、前記不正行為が行われた事実を認識できるようになっていた。
【0003】
また、このような制御基板収納ボックスにおいて、制御基板に配設された複数のコネクタはボックスカバー体によって覆われる構造のものがある。これにおいては、ボックス本体に対しボックスカバー体が装着される前に、その制御基板の複数のコネクタに対し各接続ケーブルのコネクタがそれぞれ差し込まれて接続される。その後、ボックス本体に対しボックスカバー体が装着され封印手段によって封印されるようになっている。このため、ボックス本体に対しボックスカバー体が装着され封印手段によって封印されたところで、制御基板の複数のコネクタに対する各接続ケーブルのコネクタの接続が誤っていることが確認されると、封印手段を破損しなければならないという不具合がある。このような不具合を考慮して、制御基板に配設された複数のコネクタがボックスカバー体から露出される構造となっているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したように制御基板に配設された複数のコネクタがボックスカバー体から露出される構造となっている場合、その制御基板のコネクタに対し正規の接続ケーブルが外され、不正行為がなされるおそれがある。また、ボックス本体とボックスカバー体とを封印している封印手段の封印部品が巧妙に外されると、ボックスカバー体が開放可能となるため、制御基板の不正改造等の不正行為がなされるおそれがある。
【0005】
この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、制御基板に対する不正行為を簡単な構造によって防止することができる遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、遊技盤裏側の裏セットの取付台に、遊技用の制御基板を収納した制御基板収納ボックスが装備される遊技機において、
前記制御基板収納ボックスは、
背面側が開口された薄箱状に形成されて各種制御用電子部品の実装面の外側縁に沿って複数個のコネクタを配置して接続された前記制御基板を開口面側に収納状態で定置するボックス本体と、
前記制御基板のコネクタを除く実装面を覆う箱形状に形成されて前記ボックス本体に対してヒンジ手段により片持ち形態で開閉可能及び着脱可能に組み付けられて封印手段にねじ込まれる封印ネジで封印されるボックスカバー体と、
前記ボックスカバー体を覆蓋し得る箱形状に形成されて前記ボックス本体に対してヒンジ手段により片持ち形態で開閉可能及び着脱可能に組み付けられてロック手段でロックされる保護カバー体と、から構成され、
前記ボックス本体では、
周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の2組のヒンジ軸がともに同一中心線上に整列状態で形成されて離隔配置され、周壁部の他側縁外側に前記封印手段のボス状の封印用連結部が切断用薄肉部を介して形成され、
前記ボックスカバー体では、
周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の1組のヒンジ軸に対して着脱可能に係合されるフック状のヒンジ部が形成され、周壁部の他側縁外側に前記封印手段の封印用連結部と整合されるボス状の封印用連結部が切断用薄肉部を介して形成される一方、周壁部の他側縁に沿って外向きに張り出した張出部が水平状に形成され、この張出部の長手方向に前記複数個のコネクタの開口孔が形成され、天井平板部の所定部位に前記ロック手段のロック孔を貫通した突輪が内向きに突設され、
前記保護カバー体では、
周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の他の1組のヒンジ軸に対して着脱可能に係合されるフック状のヒンジ部が形成され、周壁部の他側縁外側に前記ボックスカバー体の封印用連結部の外端部を覆う封印覆部が形成され、この封印覆部の内側面に前記封印用連結部の段付孔内に嵌合し得る差込凸部が突設される一方、蓋板部の所定部位に縮小・復元方向に弾性変形可能に形成されて前記ボックスカバー体のロック孔に挿入して突輪に着脱可能に係合し得る弾性係止片が内向きに突出され、蓋板部の側縁部に前記コネクタの配設領域を覆うコネクタ覆部を形成すると共に該コネクタ覆部に前記コネクタに各々差込み接続された接続ケーブルのコネクタを押込むためコネクタ押え部が内向きに形成され、
前記封印手段では、
前記ボックス本体の封印用連結部に形成された段付孔と、前記ボックスカバー体の封印用連結部に形成されたねじ込み孔との間に封印ネジをねじ込んで結合するとともに、前記保護カバー体の差込凸部を前記段付孔内に嵌合する一方、前記切断用薄肉部及び前記切断用薄肉部を切断して前記ボックス本体に対して前記ボックスカバー体を封印解除して開放可能とし、
前記ロック手段では、
前記保護カバー体が前記ボックスカバー体を覆蓋した際にロック部材の弾性係止片が前記突輪のロック孔に挿入して突輪に弾性的に係止し、前記ボックス本体に対して前記ボックスカバー体が封印解除されて開放後の状態において、前記ロック部材の弾性係止片をボックスカバー体の内面側から縮小状態に弾性変形させて前記突輪からロック解除することにより、前記ボックスカバー体に対して前記保護カバー体が分離して開放可能とされる遊技機を提供する。
【0007】
本発明の遊技機は、保護カバー体、制御基板収納ボックスのコネクタの配設領域及び封印手段をそれぞれ覆うコネクタ覆部及び封印覆部を備えている。したがって、保護カバー体のコネクタ覆部及び封印覆部によって制御基板のコネクタの配設領域及び封印手段がそれぞれ覆われる。このため、封印手段が巧妙に外される不具合を防止することができる。これによって、ボックスカバー体が不測に開放され、制御基板の構成部品が不正に取り替えられたり、あるいは制御基板の不正改造等の不正行為がなされることを未然に防止することが可能となる。また、制御基板のコネクタに対し正規の接続ケーブルが外され、不正行為がなされることも防止することができる。
【0008】
また、制御基板収納ボックスと保護カバー体との間には、その保護カバー体を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックスの内側からはロック解除されるロック手段が設けられている。したがって、制御基板収納ボックスに対し保護カバー体が、ロック手段によってロックされることで、その保護カバー体の外側からは解放不能となる。このため、保護カバー体が不測に開放されることが防止され、制御基板に対する不正行為がより一層確実に防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1をパチンコ機を例示して図1〜図16にしたがって説明する。パチンコ機の略中央部を底面側から視た断面で表した図1及びパチンコ機全体を背面から表した図2において、遊技機としてのパチンコ機1は、その木枠2の前側に前枠3が開閉可能に装着されている。前枠3の開口部の前側にはガラス扉の扉枠8が組み付けられている。また、前枠3の裏面には、その開口部の周縁部においてベース枠4が組み付けられている。
【0010】
前記ベース枠4の枠内には遊技盤20が着脱可能に嵌込まれている。この遊技盤20には、図示しない賞球装置、役物装置、表示装置等が配設されている。さらに、遊技盤20の裏面の中央部には、球の裏誘導路30を有する球誘導ケース31や役物装置に対する役物基板(図示しない)等が組み付けられている。球誘導ケース31の裏面側には、前記賞球装置、役物装置、表示装置に組み込まれた電機部品(ソレノイド、モータ、ランプ類等)に対し接続ケーブル33によって接続された中継基板32が組み付けられている。中継基板32のコネクタには接続ケーブル35がその一端のコネクタにおいて接続されている。この接続ケーブル35の他端部に設けられたコネクタ36は、後述の制御基板収納ボックス61内の制御基板60に配設された各コネクタ59に差し込まれて接続される。また、遊技盤20は、その裏面の周縁部に配設された裏セット機構9の主体部をなす裏セット板10によってベース枠4の支持面5に押し付けられて保持されている。
【0011】
前記裏セット機構9の主体部をなす裏セット板10は、次に述べる制御基板取付台50の周囲を取り囲むようにして枠状に構成されている。そして、裏セット板10は、その一側(図1及び図2に向かって右側)において裏セットヒンジ6によってベース枠4の一側に開閉可能に組み付けられている。さらに、裏セット板10は、その自由端側(図1及び図2に向かって左側)において複数の締め具7によってベース枠4に対し係脱可能に締め付けられている。これによって裏セット板10がベース枠4に対し、閉じ状態に保持されている。また、図2に示すように、裏セット板10には、球タンク11、タンクレール12、賞品球排出装置13等が配設され、これによって裏セット機構9が構成されている。
【0012】
図1に示すように、前記遊技盤20の裏面の略中央部には、前記球誘導ケース31及び中継基板32等を覆うようにして制御基板取付台50が適宜の取付手段によって装着されている。この制御基板取付台50の台板部には、制御基板60が収納された制御基板収納ボックス61が適宜の取付手段によって取り付けられている。図3〜図6に示すように、前記制御基板収納ボックス61は、ボックス本体62と、ボックスカバー体70とを備えている。ボックス本体62は、背面側が開口された薄箱状に形成され、その内部には制御基板60が装着されている。この制御基板60の表面には、前記中継基板32やあるいは枠制御基板15等に対する各種の複数のコネクタ59が配設されている。また、ボックス本体62の一側壁の外側面には、上下対をなす第1取付部64が形成され、これら第1取付部64の先端部には上下方向のヒンジ軸65が形成されている。さらに、ボックス本体62の一側壁の外側面には、前記対の第1取付部64に隣接して上下対をなす第2取付部66が形成され、これら第2取付部66の先端部には、上下方向のヒンジ軸67が形成されている。
【0013】
前記ボックス本体62には、その開口部を塞ぐようにしてボックスカバー体70が装着されている。このボックスカバー体70は、制御基板60の複数のコネクタの配設領域を除いてその制御基板60の略全体を覆う蓋板部と周壁部とを備えた箱形状に形成されている。ボックスカバー体70の周壁部の一側外側面には、ボックス本体62の第1取付部64のヒンジ軸65に回動可能に係合するフック状のヒンジ部71が形成されている。そして、ボックスカバー体70は、そのフック状のヒンジ部71が第1取付部64のヒンジ軸65に係合した状態においてヒンジ軸65を中心として回動されることで、ボックス本体62に対し開閉動作されるようになっている。また、図3と図7に示すように、ボックスカバー体70には、制御基板60の複数のコネクタ59の配設領域に対応する部分に、これら各コネクタ59に接近して張り出す張出部が形成されている。そして、その張出部には、各コネクタ59をそれぞれ露出させる開口孔が形成されている。また、ボックスカバー体70の蓋板部及び周壁部には多数の放熱用貫通孔72が貫設されている。
【0014】
図8に示すように、前記ボックスカバー体70は、ボックス本体62に対し、これら両部材の間に跨って配設された封印手段80によって封印されている。そして、封印手段80によってボックスカバー体70が不測に開放されることが阻止されるようになっている。この実施の形態1において、ボックスカバー体70の自由端側外側部に形成された封印用連結部84から、ボックス本体62の所定位置に形成された封印用連結部81に向けて封印ネジ88がねじ込まれることで封印手段80が構成されている。
【0015】
すなわち、図3、図8及び図9に示すように、ボックスカバー体70の自由端側外側部には、複数(図3では4つ)の封印用連結部84が切断用薄肉部85を介してそれぞれ略平行状に突設されている。これら各封印用連結部84の中心部には、封印用段付孔86が貫設されている。この封印用段付孔86は、その下部に封印ネジ88のネジ部が挿通可能な小径部を有し、上部には封印ネジ88の頭部が挿通可能な大径部を有している。さらに、封印用段付孔86は、その小径部と大径部との境界に封印ネジ88の頭部下面に当接する段差面が形成されている。一方、ボックス本体62の外側面には、前記各封印用連結部84にそれぞれ対応する位置において、封印用連結部81が切断用薄肉部82を介してそれぞれ略平行状に突設されている。これら各封印用連結部81には、封印ネジ88に対する封印用ねじ込孔83が形成されている。
【0016】
前記制御基板収納ボックス61には、不正行為防止用の保護カバー体90が装着されている。この実施の形態1において、保護カバー体90は、合成樹脂の射出成形によって蓋板部91と周壁部92とを一体に備えた箱形状に形成されている。図3と図4に示すように、保護カバー体90には、ボックスカバー体70を覆うボックス覆部94と、制御基板60の各コネクタ59の配設領域を覆うコネクタ覆部96とが形成されている。さらに、保護カバー体90の周壁部92の片側(図4に向かって左側)には、封印手段80を覆う封印覆部95が一体に形成されている。
【0017】
図4と図6に示すように、前記保護カバー体90の周壁部の一側外側面には、ボックス本体62の第2取付部66のヒンジ軸67に回動可能に係合するフック状のヒンジ部93が形成されている。そして、保護カバー体90は、そのフック状のヒンジ部93が第2取付部66のヒンジ軸67に係合した状態において、そのヒンジ軸67を中心として回動されることで、制御基板収納ボックス61に対し開閉されるようになっている。
【0018】
図3と図4に示すように、前記保護カバー体90と制御基板収納ボックス61との間には、その保護カバー体90を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックス61の内側からはロック解除されるロック手段100が設けられている。この実施の形態1において、ロック手段100は、保護カバー体90の蓋板部91の内面の自由端寄り部分(フック状のヒンジ部93と反対側部分)の複数箇所(図4において2箇所)に突設されたロック部材101と、ボックスカバー体70の蓋板部に貫設されかつ前記各ロック部材101が弾性的に差し込まれてそれぞれ係合するロック孔105とを備えている。なお、ボックスカバー体70の蓋板部の内面には前記ロック孔105を有する突輪106が突設されている。
【0019】
図8と図10に示すように、前記ロック部材101は、ロック孔105に係合する係止爪103を先端部にそれぞれ有する一対の弾性係止片102を備えている。そして、一対の弾性係止片102は、その係止爪103の傾斜面103aにおいてロック孔105に押し込まれながら差し込まれる。この際、まず、一対の弾性係止片102が、一旦、弾性的に縮小されながら差し込まれ、引き続いて、係止爪103がロック孔105を通過する所定位置まで差し込まれる。すると、一対の弾性係止片102が弾性的に拡開され、その係止爪103がロック孔105に係合し、その係合力によって、保護カバー体90を外側からは開放不能にロックするようになっている。
【0020】
また、この実施の形態1において、図8と図10に示すように、保護カバー体90の蓋板部91には、その各ロック部材101の周囲に沿って略円形状をなす切除用切り込み溝110が複数の切断用連結部111をもって形成されている。そして、切断用連結部111がニッパ等を用いて切断されることで、保護カバー体90の蓋板部91からロック部材101が切り離されるようになっている。
【0021】
また、図3、図4及び図7に示すように、前記保護カバー体90のコネクタ覆部96には、その保護カバー体90の蓋板部91内面と周壁部92の内面にわたって複数の板状のコネクタ押え部97が形成されている。前記各コネクタ押え部97の先端部は、制御基板60の各コネクタ59にそれぞれ接続される接続ケーブル35の各コネクタ36に接近する位置までそれぞれ延出されている。そして、制御基板60の各コネクタ59に対し接続ケーブル35の各コネクタ36が抜け出る方向において接続ケーブル35に引張力が作用したときには、前記コネクタ押え部97の先端部が接続ケーブル35の各コネクタ36に当接して各コネクタ36を押える。これによって制御基板60の各コネクタ59に対し接続ケーブル35の各コネクタ36が不測に抜け出る不具合が防止されるようになっている。
【0022】
また、図8と図9に示すように、前記保護カバー体90の封印覆部95は、封印手段80を覆うようにして保護カバー体90の自由端側の周壁部92から張り出されている。そして、この封印覆部95の蓋板部内面には、ボックスカバー体70の複数の封印用連結部84に形成された封印用段付孔86の開口部にそれぞれ嵌挿される差込凸部99が突設されている。そして、封印用段付孔86と差込凸部99との嵌合作用によって、封印用段付孔86内に封印ネジ88を封入保持することができる。このため、封印ネジ88に対する不正な取り外し行為が確実に防止される。さらに、封印用段付孔86と差込凸部99との嵌合作用によって、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体90がガタツクことなくかつ確実に閉鎖保持される。また、この実施の形態1において、図3と図4に示すように、保護カバー体90の蓋板部91には放熱用開口窓98が形成されている。そして、制御基板収納ボックス61のボックスカバー体70に貫設された多数の放熱用貫通孔72による放熱作用が保護カバー体90によって妨げられることなく前記放熱用開口窓98を通して良好に行われるようになっている。
【0023】
この実施の形態1は上述したように構成される。したがって、まず、図11に示すように、制御基板収納ボックス61において、制御基板60が収納されたボックス本体62の第1取付部64のヒンジ軸65に、ボックスカバー体70のフック状のヒンジ部71が係合された状態で、ボックス本体62に対しボックスカバー体70がヒンジ軸65を中心として回動されて閉じられる。ここで、ボックス本体62とボックスカバー体70との相互に形成され複数対の封印用連結部81、84のうち、1対の封印用連結部81、84が選択され、その選択された封印用連結部84の封印用段付孔86から封印用連結部81の封印用ねじ込孔83に向けて封印ネジ88がねじ込まれることで、ボックス本体62に対しボックスカバー体70が封印される。なお、封印ネジ88は、その締付方向と反対方向に回転されたときには空回りして取り外しができないワンウエイネジ構造となっている。また、前記制御基板収納ボックス61のボックスカバー体70の開口孔に露出された制御基板60の各コネクタ59には、中継基板32に対する接続ケーブル35のコネクタ36の他、枠制御基板15に対する接続ケーブル(図示しない)のコネクタが差し込まれて接続される。
【0024】
次に、図12に示すように、ボックス本体62の第2取付部66のヒンジ軸67に、保護カバー体90のフック状のヒンジ部93が係合された状態で、ボックス本体62に対し保護カバー体90がヒンジ軸67を中心として回動されて閉じられる。すると、図13に示すように、保護カバー体90の各ロック部材101の一対の弾性係止片102がボックスカバー体70のロック孔105に押し込まれながら差し込まれる。これによって、一対の弾性係止片102の係止爪103がロック孔105に係合し、その係合力によって、保護カバー体90が外側からは開放不能にロックされる。この保護カバー体90のロックと略同時に、保護カバー体90の封印覆部95の差込凸部99が複数の封印用段付孔86の開口部にそれぞれ嵌挿される。そして、封印用段付孔86と差込凸部99との嵌合作用によって、封印用段付孔86内に封印ネジ88を封入保持することができる。このため、封印ネジ88に対する不正な取り外し行為を確実に防止することができる。さらに、封印用段付孔86と差込凸部99との嵌合作用によって、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体90をガタツクことなくかつ確実に閉鎖保持することができる。
【0025】
また、この実施の形態1において、制御基板60の各コネクタ59に対し、中継基板32に対する接続ケーブル35のコネクタ36や枠制御基板15に対する接続ケーブル(図示しない)のコネクタが誤って接続された場合、保護カバー体90の蓋板部91の切除用切り込み溝110の複数の切断用連結部111がニッパ等を用いて切断されることで、保護カバー体90の蓋板部91からロック部材101が切り離される。これによって、保護カバー体90が開放可能となるため、制御基板60の各コネクタに対する接続ケーブルのコネクタの差し替え作業が行われ、前記誤った接続が解消される。なお、前記ロック部材101が切り離された保護カバー体90は破棄される。一方、ボックスカバー体70のロック孔105に残されたロック部材101は、適宜に切断されて除去される。そして、制御基板収納ボックス61のボックス本体62対し、同一構造の別の保護カバー体90が装着される。そして、この保護カバー体90においても、そのロック部材101とロック孔105との係合力によって、開放不能にロックされる。
【0026】
前記したようにして、保護カバー体90のみを交換することで、制御基板60の各コネクタに対する誤ったコネクタの差し替え作業を容易に行うことができる。すなわち、制御基板収納ボックス61の封印手段80の封印ネジ88がねじ込まれている封印用連結部81、84がその根元部の切断用薄肉部82、85において切断されることでも、ボックスカバー体70と共に保護カバー体90が開放される。ところが、パチンコ機1を製品として出荷する前に、前記封印手段80を破損すると、高価である制御基板収納ボックス61全体を取り替えなければならない場合があり、経済的損出が大きい。ところが、高価な制御基板収納ボックス61に比べ、安価な保護カバー体90のみを交換することで、制御基板60の各コネクタに対する誤ったコネクタの差し替え作業を容易に行うことができ、経済的効果が大きい。
【0027】
前記したように、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体90が閉鎖保持され状態において、図4に示すように、保護カバー体90のボックス覆部94、封印覆部95及びコネクタ覆部96によって制御基板収納ボックス61、制御基板60のコネクタ59の配設領域及び封印手段80がそれぞれ覆われる。このため、封印手段80の封印ネジ88が巧妙に外される不具合を防止することができる。この結果、ボックスカバー体70が不測に開放され、制御基板60の構成部品が不正に取り替えられたり、あるいは制御基板60の不正改造等の不正行為がなされることを未然に防止することが可能となる。また、制御基板60の各コネクタ59に対し正規の接続ケーブル35のコネクタ36が外され、不正行為がなされることも防止することができる。
【0028】
また、この実施の形態1において、制御基板60の各コネクタ59に対し接続ケーブル35のコネクタ36が抜け出る方向において接続ケーブル35に引張力が作用した場合、図7に示すように、保護カバー体90のコネクタ覆部96の各コネクタ押え部97の先端部が接続ケーブル35の各コネクタ36に当接して各コネクタを押えることができる。このため、制御基板60の各コネクタ59に対し接続ケーブル35の各コネクタ36が不測に抜け出る不具合を確実に防止することができる。
【0029】
また、パチンコホールなどにおいて、保護カバー体90の切断用連結部111が不測に切断され、ロック部材101が切り離されて保護カバー体90が不正に開かれることが想定される。ところが、仮に、保護カバー体90が開かれたとしても、制御基板収納ボックス61は、従来と同様にして封印手段80によって封印されている。このため、保護カバー体90のロック部材101を破壊して保護カバー体90を開放する手間を必要とする分だけ制御基板収納ボックス61に対する不正行為防止の効果が増大する。また、保護カバー体90の切断用連結部111が不測に切断され、ロック部材101が切り離されていることを確認することで、不正行為が行われたことを想定することが容易となる。
【0030】
次に、制御基板収納ボックス61の制御基板60の検査や保守点検等を行う場合、図14に示すように、封印手段80の複数対の封印用連結部81、84のうち、封印ネジ88がねじ込まれている封印用連結部81、84がその根元部の切断用薄肉部82、85においてニッパ等の切断工具によって切断される。ここで、図15に示すように、ボックス本体62に対しボックスカバー体70が第1取付部64のヒンジ軸65を中心として開放されると共に、保護カバー体90が第2取付部66のヒンジ軸67を中心として開放される。なお、第1取付部64のヒンジ軸65の中心と第2取付部66のヒンジ軸67の中心は同一中心線上に設定されているため、ボックス本体62に対しボックスカバー体70と保護カバー体90とが一体状をなして開放される。このように、ボックス本体62に対しボックスカバー体70と保護カバー体90とが開放された状態で、ボックス本体62の制御基板60の検査や保守点検等が行われる。
【0031】
また、図15に示すように、ボックス本体62に対しボックスカバー体70と共に保護カバー体90が開放されると、保護カバー体90のロック部材101がボックスカバー体70の内側に露出する。このため、図15に示すように、ロック部材101の一対の弾性係止片102を弾性的に縮小させながらボックスカバー体70のロック孔105から離脱させてロック解除することができる。その後は、図16に示すように、ボックス本体62に対しボックスカバー体70のみを着脱することもでき、保護カバー体90のみを着脱することもできる。
【0032】
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2を図17にしたがって説明する。この実施の形態2において、保護カバー体901には、制御基板収納ボックス61の一部のみを覆うボックス覆部941と、制御基板60のコネクタ59の配設領域を覆うコネクタ覆部961と、封印手段80を覆う封印覆部951とがそれぞれ一体に形成されている。また、前記保護カバー体901の一側外側面には、ボックス本体62の第2取付部66のヒンジ軸67に回動可能に係合するフック状のヒンジ部931が形成されている。保護カバー体901と制御基板収納ボックス61との間には、その保護カバー体901を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックス61の内側からはロック解除されるロック手段100が設けられている。このロック手段100は、実施の形態1と同様にして構成される。また、その他の構成も実施の形態1と同様にして構成されるため、その説明は省略する。
【0033】
したがって、この実施の形態2においても、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体901が閉鎖保持された状態において、保護カバー体901の封印覆部951及びコネクタ覆部961によって、制御基板60のコネクタ59の配設領域及び封印手段80がそれぞれ覆われる。このため、ボックスカバー体70が不測に開放され、制御基板60の構成部品が不正に取り替えられたり、あるいは制御基板60の不正改造等の不正行為がなされることを未然に防止することが可能となる。また、制御基板60の各コネクタ59に対し正規の接続ケーブル35のコネクタ36が外され、不正行為がなされることも防止することができる。
【0034】
(実施の形態3)
次に、この発明の実施の形態3を図18にしたがって説明する。この実施の形態3において、保護カバー体902には、制御基板収納ボックス61の一部を覆うボックス覆部942と、封印手段80を覆う封印覆部952とがそれぞれ一体に形成されている。また、前記保護カバー体902の一側外側面には、ボックス本体62の第2取付部66のヒンジ軸67に回動可能に係合するフック状のヒンジ部932が形成されている。保護カバー体902と制御基板収納ボックス61との間には、その保護カバー体902を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックス61の内側からはロック解除されるロック手段100が設けられている。このロック手段100は、実施の形態1と同様にして構成される。また、その他の構成も実施の形態1と同様にして構成されるため、その説明は省略する。
【0035】
したがって、この実施の形態3においても、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体902が閉鎖保持され状態において、保護カバー体902の封印覆部952によって封印手段80が覆われる。このため、ボックスカバー体70が不測に開放され、制御基板60の構成部品が不正に取り替えられたり、あるいは制御基板60の不正改造等の不正行為がなされることを未然に防止することが可能となる。
【0036】
(実施の形態4)
次に、この発明の実施の形態4を図19にしたがって説明する。この実施の形態4において、保護カバー体903には、制御基板60のコネクタ59の配設領域を覆うコネクタ覆部963が一体に形成されている。また、前記保護カバー体903の一側外側面には、ボックス本体62の第2取付部66のヒンジ軸67に回動可能に係合するフック状のヒンジ部933が形成されている。保護カバー体903と制御基板収納ボックス61との間には、その保護カバー体903を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックス61の内側からはロック解除されるロック手段100が設けられている。このロック手段100は、実施の形態1と同様にして構成される。また、その他の構成も実施の形態1と同様にして構成されるため、その説明は省略する。
【0037】
したがって、この実施の形態4においても、制御基板収納ボックス61に対し保護カバー体903が閉鎖保持され状態において、保護カバー体903のコネクタ覆部963によって、制御基板60のコネクタ59の配設領域がそれぞれ覆われる。このため、制御基板60の各コネクタ59に対し正規の接続ケーブル35のコネクタ36が外され、不正行為がなされることを防止することができる。
【0038】
(実施の形態5)
次に、この発明の実施の形態5を図20〜図22にしたがって説明する。この実施の形態5において、図20に示すように、遊技盤204の裏面側に装着された制御ボックス取付台504には、制御基板収納ボックス614が図示しない取付手段によって取り付けられている。前記制御基板収納ボックス614は、ボックス本体624と、そのボックス本体624に開閉可能に装着され図示しない封印手段によって封印されたボックスカバー体704とを備えている。ボックスカバー体704には、制御基板604の複数のコネクタ594の配設領域に対応する部分に、これら各コネクタ594をそれぞれ露出させるコネクタ開口部が形成されている。
【0039】
前記ボックスカバー体704には、そのコネクタ開口部に対し保護カバー体904が装着されている。この保護カバー体904は、ボックスカバー体704の蓋板部と略同一面をなしてコネクタ開口部に取付ネジ894によって取り付けられかつコネクタ押え部をなす基板部974と、その基板部974の一端から制御ボックス取付台504に向けて延出されかつ制御基板604の複数のコネクタ594の配設領域を覆うコネクタ覆部964とを備えて断面略L字状に形成されている。なお、取付ネジ894は、その締付方向と反対方向に回転されたときには空回りして取り外しができないワンウエイネジ構造となっている。
【0040】
したがって、この実施の形態5においても、図21と図22に示すように、制御基板収納ボックス614に対し保護カバー体904が閉鎖保持された状態において、保護カバー体904の基板部974及びコネクタ覆部964によって、制御基板604のコネクタの配設領域が覆われる。このため、制御基板604の各コネクタ594に対し正規の接続ケーブル354のコネクタ364が外され、不正行為がなされることを防止することができる。さらに、保護カバー体904の基板部974によって、制御基板604の各コネクタ594に対し接続ケーブル354の各コネクタ364が不測に抜け出る不具合を確実に防止することができる。
【0041】
なお、前記実施の形態1〜5においては、遊技機がパチンコ機1である場合を例示したが、パチンコ機1以外のスロットルマシン等の遊技機であっても採用可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の遊技機は、保護カバー体が、制御基板収納ボックスのコネクタの配設領域及び封印手段をそれぞれ覆うコネクタ覆部及び封印覆部を備えている。したがって、保護カバー体のコネクタ覆部及び封印覆部によって制御基板のコネクタの配設領域及び封印手段がそれぞれ覆われる。このため、封印手段が巧妙に外される不具合を防止することができる。これによって、ボックスカバー体が不測に開放され、制御基板の構成部品が不正に取り替えられたり、あるいは制御基板の不正改造等の不正行為がなされることを未然に防止することが可能となる。また、制御基板のコネクタに対し正規の接続ケーブルが外され、不正行為がなされることも防止することができる。
【0043】
また、制御基板収納ボックスと保護カバー体との間には、その保護カバー体を外側からは開放不能にロックしかつ制御基板収納ボックスの内側からはロック解除されるロック手段が設けられている。したがって、制御基板収納ボックスに対し保護カバー体が、ロック手段によってロックされることで、その保護カバー体の外側からは解放不能となる。このため、保護カバー体が不測に開放されることが防止され、制御基板に対する不正行為がより一層確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の制御基板収納ボックスを備えたパチンコ機を底面側から示す図2のI−I線に基づく断面図である。
【図2】同じくパチンコ機全体を示す背面図である。
【図3】同じく制御基板収納ボックスに対し保護カバー体が開かれた状態を示す斜視図である。
【図4】同じく制御基板収納ボックスに保護カバー体が装着された状態を示す背面図である。
【図5】同じく制御基板収納ボックスのボックス本体とボックスカバー体との開閉ヒンジ部を示す図4のV−V線に基づく断面図である。
【図6】同じく制御基板収納ボックスのボックス本体と保護カバー体との開閉ヒンジ部を示す図4のVI−VI線に基づく断面図である。
【図7】同じく制御基板収納ボックスに保護カバー体が装着された状態を示す図4のVII−VII線に基づく側面図である。
【図8】同じく制御基板収納ボックスのボックスカバー体と保護カバー体との間のロック手段を拡大して示す断面図である。
【図9】同じくロック手段を破断して示す斜視図である。
【図10】同じく制御基板収納ボックスの封印手段と保護カバー体の封印覆部との関係を破断して示す斜視図である。
【図11】同じく制御基板収納ボックスのボックス本体に対しボックスカバー体を封印ネジによって封印する状態を示す説明図である。
【図12】同じく制御基板収納ボックスに対し保護カバー体をその一側のヒンジ部を中心として閉じる状態を示す説明図である。
【図13】同じく制御基板収納ボックスに対し保護カバー体を閉じた状態を示す説明図である。
【図14】同じく制御基板収納ボックスの封印手段をなす封印用連結部をその切断用薄肉部において切断した状態を示す説明図である。
【図15】同じく制御基板収納ボックスのボックス本体に対しボックスカバー体と共に保護カバー体を開放した状態を示す説明図である。
【図16】同じくボックスカバー体に対しロック部材をロック解除して保護カバー体を開放した状態を示す説明図である。
【図17】この発明の実施の形態2の制御基板収納ボックスの保護カバー体を示す説明図である。
【図18】この発明の実施の形態3の制御基板収納ボックスの保護カバー体を示す説明図である。
【図19】この発明の実施の形態4の制御基板収納ボックスの保護カバー体を示す説明図である。
【図20】この発明の実施の形態5の制御基板収納ボックスの保護カバー体を取り外した状態を示す斜視図である。
【図21】同じく制御基板収納ボックスに保護カバー体を装着した状態を示す斜視図である。
【図22】同じく制御基板収納ボックスに保護カバー体を装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
10 裏セット
20 遊技盤
33 接続ケーブル
36 コネクタ
50 制御基板取付台(取付台)
59 コネクタ
60 制御基板
61 制御基板収納ボックス
62 ボックス本体
65,67 ヒンジ軸
70 ボックスカバー体
71 ヒンジ部
80 封印手段
81 封印用連結部
82 切断用薄肉部
83 ねじ込み孔
84 封印用連結部
85 切断用薄肉部
86 段付孔
88 封印ネジ
90 保護カバー体
91 蓋板部
93 ヒンジ部
95 封印覆部
96 コネクタ覆部
97 コネクタ押え部
99 差込凸部
100 ロック手段
101 ロック部材
102 弾性係止片
105 ロック孔
106 突輪
110 ロック手段

Claims (1)

  1. 遊技盤裏側の裏セットの取付台に、遊技用の制御基板を収納した制御基板収納ボックスが装備される遊技機において、
    前記制御基板収納ボックスは、
    背面側が開口された薄箱状に形成されて各種制御用電子部品の実装面の外側縁に沿って複数個のコネクタを配置して接続された前記制御基板を開口面側に収納状態で定置するボックス本体と、
    前記制御基板のコネクタを除く実装面を覆う箱形状に形成されて前記ボックス本体に対してヒンジ手段により片持ち形態で開閉可能及び着脱可能に組み付けられて封印手段にねじ込まれる封印ネジで封印されるボックスカバー体と、
    前記ボックスカバー体を覆蓋し得る箱形状に形成されて前記ボックス本体に対してヒンジ手段により片持ち形態で開閉可能及び着脱可能に組み付けられてロック手段でロックされる保護カバー体と、から構成され、
    前記ボックス本体では、
    周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の2組のヒンジ軸がともに同一中心線上に整列状態で形成されて離隔配置され、周壁部の他側縁外側に前記封印手段のボス状の封印用連結部が切断用薄肉部を介して形成され、
    前記ボックスカバー体では、
    周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の1組のヒンジ軸に対して着脱可能に係合されるフック状のヒンジ部が形成され、周壁部の他側縁外側に前記封印手段の封印用連結部と整合されるボス状の封印用連結部が切断用薄肉部を介して形成される一方、周壁部の他側縁に沿って外向きに張り出した張出部が水平状に形成され、この張出部の長手方向に前記複数個のコネクタの開口孔が形成され、天井平板部の所定部位に前記ロック手段のロック孔を貫通した突輪が内向きに突設され、
    前記保護カバー体では、
    周壁部の一側縁外側に前記ヒンジ手段の他の1組のヒンジ軸に対して着脱可能に係合されるフック状のヒンジ部が形成され、周壁部の他側縁外側に前記ボックスカバー体の封印用連結部の外端部を覆う封印覆部が形成され、この封印覆部の内側面に前記封印用連結部の段付孔内に嵌合し得る差込凸部が突設される一方、蓋板部の所定部位に縮小・復元方向に弾性変形可能に形成されて前記ボックスカバー体のロック孔に挿入して突輪に着脱可能に係合し得る弾性係止片が内向きに突出され、蓋板部の側縁部に前記コネクタの配設領域を覆うコネクタ覆部を形成すると共に該コネクタ覆部に前記コネクタに各々差込み接続された接続ケーブルのコネクタを押込むためコネクタ押え部が内向きに形成され、
    前記封印手段では、
    前記ボックス本体の封印用連結部に形成された段付孔と、前記ボックスカバー体の封印用連結部に形成されたねじ込み孔との間に封印ネジをねじ込んで結合するとともに、前記保護カバー体の差込凸部を前記段付孔内に嵌合する一方、前記切断用薄肉部及び前記切断用薄肉部を切断して前記ボックス本体に対して前記ボックスカバー体を封印解除して開放可能とし、
    前記ロック手段では、
    前記保護カバー体が前記ボックスカバー体を覆蓋した際にロック部材の弾性係止片が前記突輪のロック孔に挿入して突輪に弾性的に係止し、前記ボックス本体に対して前記ボックスカバー体が封印解除されて開放後の状態において、前記ロック部材の弾性係止片をボックスカバー体の内面側から縮小状態に弾性変形させて前記突輪からロック解除することにより、前記ボックスカバー体に対して前記保護カバー体が分離して開放可能とされることを特徴とする遊技機。
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