JP4247355B2 - 遊技機の制御ボックス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はパチンコ機やスロットマシンのような遊技機を制御するための制御基板が収納された遊技機の制御ボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシンのような遊技機では、遊技機を制御するための制御基板に搭載のROM等の半導体装置が、不正改造ROM等の半導体装置に交換されないように防止するため、従来より制御基板を収納した制御ボックス装置に対し様々な工夫が施されている。
このような遊技機の制御ボックス装置には、例えば、図13と図14に示すように構成された構造のものがある。
すなわち、これにおいては、制御基板111が装着されるベース体120と、そのベース体120を覆う蓋体130とを備えている。
ベース体120と蓋体130との間には同ベース体120に対し蓋体130を閉じ状態で封印する封印手段140が配設されている。
【0003】
前記封印手段140は、ベース体120の一側面から突出された所要数の封印用ボス部141と、蓋体130の一側面から突出された所要数の封印用締着部143と、封印ネジ142とを備えている。この封印ネジ142は、ワンウエイネジとも呼ばれ、一方向(締付方向)に回転されることで締め付けられ、反対方向への回転は困難で取り外しができない構造となっているものが知られている。
そして、封印ネジ142が封印用締着部143の貫通孔を通して封印用ボス部141にネジ込まれることで、ベース体120に対し蓋体130が閉じ状態に封印されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13と図14に示すような従来の遊技機の制御ボックス装置においては、ベース体120に対し蓋体130を閉じ状態に封印する際、封印ネジ142を封印用締着部143の貫通孔を通して封印用ボス部141にネジ込んで締め付けなければならず、その作業が厄介で多くの手間を必要としていた。
さらに、封印用ボス部141や封印用締着部143が他の部品と干渉することがないように遊技機の所定位置に収納ボックス110を設置するためのスペースを確保することが困難となる場合がある。
また、ワンウエイネジとも呼ばれる封印ネジ142は、その製作が厄介で高価であるため、封印ネジ142を用いる封印手段140を採用すると、コスト高となる問題点もあった。
【0005】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ベース体に対し蓋体を容易に封印することができる遊技機の制御ボックス装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第1の発明に係る遊技機の制御ボックス装置は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とする。
したがって、ベース体に対し蓋体を封印する際、ベース体と蓋体との両部材うち、一方の部材に封印部材の根元部を係合させ、同封印部材の先端部を他方の部材の封止部に差し込むという、極めて簡単な操作によって、ベース体に対し蓋体を封印することができる。
【0007】
また、ベース体に対し蓋体を封印する際、ベース体又は蓋体側の収納部から可撓性を有する帯状の封印部材を所要とする長さだけ引き出すとともに、その封印部材を撓ませながらベース体と蓋体にわたって挿通する。その後、封印部材の先端部を、ベース体又は蓋体の封止部に差し込むという、極めて簡単な操作によって、ベース体に対し蓋体を封印することができる。また、可撓性を有する帯状の封印部材を使用しないときには、その封印部材が収納部に収納されて保護されるとともに、ベース体又は蓋体から突出して妨害物となる不具合が生じない。
【0008】
また、封印部材が収納部の引出用開口部から引き出し端位置まで引き出され、その封印部材の根元部の係合部が引出用開口部に係合して、これ以上の引き出しが規制される。この状態において、封印部材を撓ませながらその先端部を封止部に係合させることによって、封印部材に緩みがない状態でベース体と蓋体とを容易にかつ確実に封印することができる。
【0009】
更に、封印に必要な封印部材のみを収納室から引き出して容易に使用することができるとともに、その他の封印部材を収納室内に収納して保護することができる。このため、封印部材が収納ボックスの外側に長く突出して他の部品と干渉したり、見栄えを悪化させるという不具合を防止することができるとともに、封印部材の紛失防止を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
この発明の実施の形態1を図1〜図7にしたがって説明する。
遊技機の制御ボックス装置を正面から表した図1、図1のII−II線に基づく断面で表した図2において、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機の所要位置に装着される遊技機の制御ボックス装置の収納ボックス10は、ベース体20と、そのベース体20を覆う蓋体30とを備えている。
この実施の形態1において、ベース体20及び蓋体30は、無色透明または有色透明な合成樹脂材料よりなり、これによって遊技機の制御ボックス装置の収納ボックス10の内部全体が透視可能となっている。また、ベース体20及び蓋体30は、射出成形によってそれぞれ個別に一体成形されている。
ベース体20は、略四角形状の底板部21と、その底板部21の周縁部に突設された側壁22とを備え、かつ制御基板11を収納する一側が開口された収納室を有する箱形状に形成されている。
【0011】
ベース体20の底板部21の周縁部近傍には、制御基板11に対する所要数の締付用ボス部23が突設されている。そして、ベース体20の所要数の締付用ボス部23に跨って制御基板11が設置され、その制御基板11を通してビス24が所要数の締付用ボス部23にねじ込まれることで、ベース体20に制御基板11が固定されるようになっている。
なお、制御基板11の一側面には、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を制御する制御回路を構成するための図示しないROM、RAM、IC、トランジスタ等の制御回路構成部品や各種コネクタ類が装着されている。
【0012】
ベース体20を覆う蓋体30は、ベース体20に対応する形状に形成され略四角形状の蓋板部31とその周縁部に突設された側壁22とを備えている。
また、この実施の形態1において、ベース体20の一側縁に対し、係脱可能な掛止フックと係合凹部とを備えた開閉機構33を支点として蓋体30が開閉可能に組み付けられている。
図1に示すように、ベース体20と蓋体30との間には、その開閉機構33から遠ざかる自由端寄り部分、この実施の形態1では、図1に向かって、左側上部と右側上部の2ヶ所においてベース体20に対し蓋体30を閉じ状態で封印する封印手段40がそれぞれ配設されている。
【0013】
封印手段40は、扁平状の封印部材41と、その封印部材41の差し込みは許容し、引き抜きは阻止する封止部70とを備えている。
図2に示すように、封印部材41は蓋体30側に設けられた収納室61に引出可能に収納され、封止部70は、ベース体20の側壁22の外側面に一体に形成されている。
図2と図4に示すように、蓋体30の蓋板部31の一部には、収納室61を構成するためのケース体60がインサート成形によって装着されている。
【0014】
さらに、図6と図7に示すように、前記ケース体60は、方形の平板に形成されかつ蓋板部31と略同一面をなして蓋板部31の一部をなすケース本体62と、そのケース本体62の表面に溶着、接着、ビス着等によって一体状に固定されたカバー体63とを備えている。
そして、ケース本体62とカバー体63との間には、封印部材41を引き出し可能に収納する引出用開口部65を有する収納室61が形成されている。
また、この実施の形態1において、収納室61には複数個の封印部材41が略平行して引き出し可能に収納できる室内幅をもって形成され、カバー体63の一側には複数個の封印部材41を個別に引き出し可能な引出用開口部65がそれぞれ形成されている。
【0015】
図5〜図7に示すように、前記収納室61に引き出し可能に収納される複数個の封印部材41は可撓性及び強靱性を有する合成樹脂よりなり、扁平帯状(ベルト状)に形成されたベルト部42と、そのベルト部42の一端に形成されかつ幅方向に張り出す係合部44を有する根元部43とを一体に備えて略T字状に形成されている。さらに、ベルト部42の一側面には断面略鋸歯状をなす複数の係止歯46が形成されている(図3参照)。
そして、封印部材41は、蓋体30に形成された収納室61に引き出し可能に収納されるとともに、図2に示すように、収納室61の引出用開口部65から引出端位置まで引き出されたときには、その根元部43の係合部44が収納室61の引出用開口部65に係合してこれ以上の引き出しが制限されるようになっている。
【0016】
また、図5〜図7に示すように、複数個の封印部材41は、収納室61の奥側寄りに固定された1つの固定部50の一側から所定の間隔を隔てかつ連結部52を介してそれぞれ切り離し可能に延出されている。そして、各封印部材41の先端部は収納室61の引出用開口部65から所要とする長さだけそれぞれ露出しており、これら封印部材41の先端部は、ベース体20の各封止部70にそれぞれ臨んでいる。
なお、図6と図7に示すように、前記複数個の封印部材41の固定部50は、収納室61の幅方向に長い板状に形成され、固定部50の所定位置に貫設された固定孔55と、カバー体63の内面に突出れた固定ピン66によって収納室61の奥側寄りに固定されている。
【0017】
図5に示すように、前記各封印部材41は、そのベルト部42の先端部を所定値以上の引張力で引張することで、連結部52の先端部から切り離されるように、連結部52の先端部と封印部材41の根元部43の結合部には切り離し用の脆弱部53が形成されている。
また、図5に示すように、各封印部材41の根元部43の表面には、封印順位を示す「1、2、3、4」の封印番号が付されている。なお、封印番号は、印刷、刻み込み、樹脂成形金型によって付けることができる。また封印番号は、算用数字の他、ローマ数字、アルファベット、記号等でも代用することが可能である。
【0018】
図2〜図4に示すように、前記ベース体20の側壁22の外側面には、前記複数個の封印部材41の先端部に臨んで複数の封止部70がそれぞれ一体に形成されている。
前記複数の封止部70は、これに対応する封印部材41が差し込み可能な差込孔71を有してバックル状に形成されている。これら複数の封止部70の差込孔71の一側内壁面には、封印部材41のベルト部42の先端部の差し込みは許容し、引き抜きは阻止するように、ベルト部42の係止歯46に係合する爪状の係止部72が形成されている。
【0019】
この実施の形態1に係る遊技機の遊技機の制御ボックス装置は上述したように構成される。
したがって、図1と図2に示すように、遊技機の制御ボックス装置の組み立て完了時には、蓋体30の2箇所に設けられた封印手段40の各複数個の封印部材41のうち、封印番号「1」が付された封印部材41がその先端部において所定値以上の引張力において引張される。すると、封印部材41は、連結部52の脆弱部53において切り離され、そのベルト部42が収納室61の引出用開口部65から引き出される。封印部材41のベルト部42が引き出し端位置まで引き出されると、その根元部43の係合部44が引出用開口部65に係合し、これ以上の引き出しが規制される。
【0020】
ここで、ベルト部42を撓せながら、そのベルト部42の先端部が封止部70の差込孔71の一側開口部からその差込孔71に差し込まれる。これによって、差込孔71の他側開口部からベルト部42の先端部が突出する。ベルト部42に緩みがない状態までそのベルト部42の先端部を差込孔71の他側開口部から引き出したところで、そのベルト部42の係止歯46と封止部70の係止部72とを係合させる。これによって、ベース体20と蓋体30とが閉じ状態で封印される。
なお、収納室61内に残された封印番号「2、3、4」の封印部材41は予備であって、前記封印の際には使用されない。
前記したようにして封印部材41によってベース体20に対し蓋体30が封印され、蓋体30の不測の開放が防止されるため、収納ボックス10に収納された制御基板11の不正改造を防止することができる。
【0021】
また、当局の立ち入り検査等の場合において、蓋体30を正当な理由の下に外したい場合には、前記封印に用いた封印番号「1」の封印部材41を、はさみ、ニッパ、カッタ等を用いて切断することにより、蓋体30を簡単に取り外すことができる。また、図3に示すように、封止部70の根元部分に形成された薄肉状の連結部73が切断されることによっても、蓋体30を簡単に取り外すことができる。
また、封印番号「2」が付された封印部材41を前記同様に操作し、その封印部材41のベルト部42を封止部70に係合させることによって、ベース体20に対し蓋体30を封印することができる。これによって、制御ボックス装置を再使用することができる。上記の繰り返しにより、封印番号「3」、「4」の封印部材41を順に用いて封印をやり直すことができる。従って、この実施の形態1の遊技機の制御ボックス装置の場合、4回分の封印を行うことができる。
【0022】
前記したように、この実施の形態1の封印部材41は、扁平帯状に形成されているため、その封印部材41に対する差込孔71を有する封止部70は、従来の封印用ボス部と封印用締着部とを封印ネジによって封印する構造と比べ、ベース体20の側壁22の外側面からの封止部70の突出量を小さくすることが可能となり、その分だけ収納ボックス10の大型化を抑制することができ、収納ボックス10の配置スペースの確保が容易となる。
また、この実施の形態1において、複数個の封印部材41は、収納室61の奥側寄りに固定されかつ収納室61の幅方向に長い1つの固定部50の一側から連結部52を介して切り離し可能に延出されている。
このため、封印に必要な封印部材41のみを収納室61から引き出して容易に使用することができるとともに、その他の封印部材41を収納室61内に収納して保護することができる。このため、封印部材41が収納ボックス10の外側に長く突出して他の部品と干渉したり、見栄えを悪化させるという不具合を防止することができるとともに、封印部材41の紛失防止を図ることができる。
【0023】
なお、前記実施の形態1では、蓋体30を射出成形によって形成する際、その蓋板部31に対し、封印部材41のケース体60(ケース本体62)がインサートされる場合を例示したが、これに限定するものではない。例えば、蓋体30を成形した後、その蓋体30の蓋板部31の外面又は内面にカバー体63を溶着、接着、ビス着等によって固定して蓋板部31とカバー体63との間に収納室61を構成することもできる。さらに、蓋体30を成形すると同時に、その蓋体30の蓋板部31に対し封印部材41を引き出し可能に収納するための収納部を形成することも可能である。
また、前記実施の形態1では、蓋体30側に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室61が形成され、ベース体20側に封止部70が形成される場合を例示したが、これとは逆に、ベース体20側に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室61が形成され、蓋体30側に封止部70が形成されてもよい。
また、前記実施の形態1では、ベース体20と蓋体30との間において、図1に向かって、左側上部と右側上部の2箇所に封印部材41と封止部70とを備えた封印手段40がそれぞれ配設されている場合を例示したが、3箇所以上に配設してもよく、1箇所のみに配設してもよい。
【0024】
また、前記実施の形態1では、蓋体30側に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室61が形成され、ベース体20側に封止部70が形成される場合を例示したが、図8と図9に示すように、蓋体30側に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室61と、封印部材41に対する封止部70とをそれぞれ形成し、ベース体20側に封印部材41のベルト部42が挿通される挿通孔76を有する係合部75を形成してもよい。
この場合、蓋体30側の収納室61から引き出された封印部材41のベルト部42が、まず、ベース体20側の係合部75の挿通孔76に差し込まれる。その後、封印部材41のベルト部42が蓋体30側の封止部70に向けて折り返し状に屈曲される。そして、ベルト部42の先端部が封止部70の差込孔71の一側開口部からその差込孔71に差し込まれ、ベルト部42の係止歯46と封止部70の係止部72とが係合し、これによって封印作業が完了する。このようにして、極めて簡単な操作によって、ベース体20と蓋体30とを閉じ状態に封印することができる。
【0025】
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2を図10〜図12にしたがって説明する。
この実施の形態2においては、封印手段40を構成する封印部材81が扁平で短尺に形成されている。この封印部材81は、金属又は強靱性を有する合成樹脂材料より短冊状に形成されている。封印部材81の本体部分82一端の根元部83には幅方向に張り出す係合部84が形成され、本体部分82の先端部には傾斜状の案内面87と係止面86とを備えて楔状をなす差込部85が形成されている。
【0026】
一方、蓋体30の側壁32の外側面の所定位置には、単数又は複数の係止部90が一体に突設されている。この係止部90には、封印部材81の差込部85を含む本体部分82は挿通自在でかつ係合部84は挿通不能な大きさの角穴状の挿入孔91が貫設されている。
また、ベース体20の側壁22の外側面には、前記係止部90に対応する位置において封止部70が一体に形成されている。
この封止部70は、実施の形態1と略同様に構成され、封印部材81の差込部85が差し込み可能な差込孔71を有している。さらに、封止部70の差込孔71の一側内壁面には、封印部材81の先端部の差込部85の差し込みは許容し、引き抜きは係止面86に係合して阻止する爪状の係止部72が形成されている。
また、この実施の形態2において、図10と図11に示すように、封止部70と係止部90との根元部分には薄肉状の連結部73、93が切断可能に形成されている。そして、連結部73、93が切除されることで、ベース体20と蓋体30との封印が開封可能となっている。
【0027】
また、封印部材81の根元部83の幅方向に張り出す係合部84を切断可能に形成し、その係合部84を切除することで、封印部材81を取り外し可能とし、これによってベース体20と蓋体30との封印を開封可能に構成することも可能である。
さらに、ベース体20と蓋体30との間に対する封印部材81の存在が容易に判別できるように、例えば、蓋体30と封印部材81とを異なる色にそれぞれ形成することが望ましい。この場合、封印部材81の存在の有無が明確となり、不正防止に効果が大きい。また、封印部材81の根元部83の幅方向に張り出す係合部84の部分のみを蓋体30と異なる色に形成することによっても、封印部材81の存在の有無が明確となり、不正防止に効果がある。
【0028】
この実施の形態2において、封印部材81が係止部90の挿入孔91を通して封止部70の差込孔71に差し込まれる。
図10と図11に示すように、封印部材81の係合部84が係止部90に係合してこれ以上の差し込みが規制される差し込み端位置まで差し込まれると、封印部材81の差込部85が封止部70の差込孔71の係止部72を越え、その差込部85の係止面86が係止部72に係合する。
これによって封印部材81の引き抜きが阻止され、その封印部材81によってベース体20に対し蓋体30が封印される。
【0029】
このようにして、この実施の形態2においては、封印部材81を係止部90の挿入孔91を通して封止部70の差込孔71に差し込むという極めて簡単な操作によってベース体20に対し蓋体30を容易にかつ確実に封印することができる。
また、この実施の形態2の封印部材81は、扁平状に形成されているため、その封印部材81に対する差込孔71を有する封止部70は、従来の封印用ボス部と封印用締着部とを封印ネジによって封印する構造と比べ、ベース体20の側壁22の外側面からの封止部70の突出量を小さくすることが可能となり、その分だけ収納ボックス10の大型化を抑制することができ、収納ボックス10の配置スペースの確保が容易となる。
【0030】
なお、前記実施の形態2においては、蓋体30の側壁32の外側面に係止部90を設け、ベース体20の側壁22の外側面に封止部70を設けが、これとは逆に、ベース体20の側壁22の外側面に係止部90を設け、蓋体30の側壁32の外側面に封止部70を設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ベース体と蓋体との間に跨る封印部材の先端部を封止部に差し込むという、極めて簡単な操作によって、ベース体に対し蓋体を封印することができるため、封印作業の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る遊技機の制御ボックス装置全体を示す正面図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく遊技機の制御ボックス装置の封印手段を示す断面図である。
【図3】同じく封印手段の封印部材と封止部との関係を拡大して示す断面図である。
【図4】同じく封印手段を示す正面図である。
【図5】同じく1つの固定部の一側から複数の封印部材が切り離し可能に延出された状態を示す正面図である。
【図6】同じく固定部から切り離し可能に連結された複数の封印部材がケース体に収納された状態を示す正面図である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく断面図である。
【図8】同じく遊技機の制御ボックス装置の封印手段の他の実施態様を示す断面図である。
【図9】同じく他の実施態様の封印手段の封印部材と封止部との関係を拡大して示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態2に係る遊技機の制御ボックス装置の封印手段を示す断面図である。
【図11】同じく封印手段の正面図である。
【図12】同じく封印部材を示す斜視図である。
【図13】従来の遊技機の制御ボックス装置の封印手段を示す断面図である。
【図14】同じく従来の封印手段を示す平面図である。
【符号の説明】
10 収納ボックス
11 制御基板
20 ベース体
30 蓋体
40 封印手段
41、81 封印部材
43、83 根元部
44、84 係合部

Claims (1)

  1. 遊技機を制御するための制御基板11を収納して固定するベース体20と、このベース体20の開口面側に合わせた覆蓋状態で組付けられて前記制御基板11を覆う蓋体30とを備えた収納ボックス10と、この収納ボックス10に装備されて前記ベース体20と蓋体30との組付け状態を封印する封印手段40とを備えた制御ボックス装置であって、
    前記収納ボックス10のベース体20には、外周囲の側壁22の所定部位に、差込孔71を貫通してその孔内面に爪状の係止部72を形成した複数個の封止部70が適宜間隔で形成されて個々の連結部73を介して外向き突出状態に配置されている一方、
    前記収納ボックス10の蓋体30には、前記ベース体20の封止部70に隣接する蓋板部31の外側所定部位に前記封印手段40の封印部材41を収容保持する空間状の収納室61が形成され、かつ該封印部材41を所定の長さ分まで引出し可能とした複数個の引出用開口部65を形成した透明なケース板60が固定されており、
    前記封印手段40は、前記ベース体20と蓋体30を封印保持する前記封印部材41を有し、この封印部材41は、固定孔55を形成した固定部50の端縁から複数本の連結部52が適宜間隔で形成されて水平延出状態に配置されるとともに、各連結部52の先端に切取り容易な脆弱部53で分離可能に連結された複数本のベルト部42が適宜間隔で形成されて水平延出状態に配置され、このベルト部42の一端には幅方向に張り出す係合部44を有する根元部43が形成されており、
    前記封印部材41は、前記蓋体30のケース板60の収納室61内に位置決め固定状態で収納されて複数本のベルト部42の先端部分が前記各引出用開口部65から外側に延出された状態で保持され、
    前記収納ボックス10のベース体20と蓋体30の封印の際には、前記封印部材41の所定位置の前記ベルト部42を前記連結部52の脆弱部53から分断して外側に引出し、該ベルト部42の先端部を前記ベース体20の所定位置の封止部70の差込孔71内に挿通して該先端部に形成された係止歯46を封止部70の係止部72に、前記ベルト部42の一部が外部に露出した状態で係止して結合するとともに前記係合部44が引出用開口部65に係合することで封印部材41の引き出しが制限されるようにしたことを特徴とする遊技機の制御ボックス装置。
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