JP2013252169A - 結束バンド及び基板ケース及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結束バンド40のバンド部42に、バンド部42の挿通方向と逆方向の力をかけて係止部47と歯部43との噛合を解除するのに要する力よりも弱い力により切断可能な、他の部分よりも強度の弱い切断部44を形成する。切断部44は、係止頭部41の挿通孔46の挿入側46Aの入口付近で切れるようになっている。
【選択図】図6
Description
例えば、特許文献1には、遊技機に敷設されるハーネス及びコネクタを、結束バンドで封止状態にし、この封止状態を解除しなければハーネスの取り外しや取り替えができないようにするとともに、ハーネスに対して不正が行われた際には、その痕跡が残るようにした基板ケースが開示されている。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、挿通孔(46)が形成された係止頭部(41)と、係止頭部(41)に連続して形成された可撓性を有する帯状のバンド部(42)とを備え、バンド部(42)を前記挿通孔(46)に挿通させることにより、前記係止頭部(41)の挿通孔(46)内部に設けられた係止部(47)が前記バンド部(42)に形成された歯部(43)に噛合して、バンド部(42)の挿通方向と逆方向への抜脱を抑止する結束バンド(40)に係る。そして、前記バンド部(42)には、他の部分よりも強度の弱い部分を設けることにより、所定の力が加えられた場合に切断される切断部(幅狭部44)が形成されている。そして、前記切断部(44)は、前記バンド部(42)で結束対象を結束し、前記係止部(47)と前記歯部(43)が噛合された場合に、少なくとも、前記係止部(47)と前記歯部(43)が噛合する箇所よりも前記バンド部(42)の係止頭部(41)との付け根側となるバンド部(42)の所定箇所に形成されているとともに、前記バンド部(42)に挿通方向と逆方向の力をかけて前記係止部(47)と前記歯部(43)との噛合を解除するのに要する力よりも、弱い力により切断される強度で形成されていることを特徴とする。
本発明において、バンド部(42)を挿通孔(46)に挿通させ歯部(43)と係止部(47)が噛合している状態で、バンド部(42)に挿通方向と逆方向の力をかけた場合、切断部(44)が、係止部(47)と、バンド部(42)に対する作用点との間に位置している場合には、バンド部(42)にかかる力、例えば引っ張り力により、係止部(47)と歯部(43)との噛合が解除される前に、切断部(44)が切断される。また、切断部(44)が、係止部(47)と、バンド部(42)に対する作用点の間に位置していない場合であっても、例えばバンド部(42)と結束対象との隙間にドライバなどを差し込んでバンド部(42)を持ち上げた場合には、係止部(47)と歯部(43)との噛合が解除される前に、切断部(44)が切断される。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記切断部(44)は、前記バンド部(42)で結束対象を結束し、適位置で前記係止部(47)と前記歯部(43)が噛合された場合に、前記挿通孔(46)のバンド部を挿入する挿入側(挿入側46A)の入口付近に位置することとなる箇所に形成されていることを特徴とする。
切断部(44)を切断させないでバンド部(42)を挿入方向と反対側に引き抜こうとする場合には、切断部(44)に力が掛からないように切断部(44)よりもバンド部(42)の先端側をつまんで引っ張る必要があるが、本発明によれば、挿通孔(46)の挿入側(46A)の入口付近に切断部(44)を設けてあるので、切断部(44)に力が掛からないようにバンド部(42)に引っ張り力を掛けることが不能又は極めて困難となる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の結束バンド(40)を封印具として用いる基板ケースに係る。この基板ケースは、ベース(外装ケース71)と、蓋体(基板カバー10)とによって、電子部品を実装した制御基板(液晶制御基板100)を収納可能であり、前記蓋体(10)には、前記制御基板(100)に蓋体(10)の外側からコネクタ(接続コネクタ90)を接続するための開口部(12)が形成されているとともに、前記蓋体(10)に固定され前記開口部(12)を覆うカバー部材(コネクタカバー部材30)が設けられている。また、前記カバー部材(30)材及び前記蓋体(10)には、それぞれ、前記蓋体(10)に前記カバー部材(30)を装着した状態で互いに当接又は近接して配置されるとともに前記結束バンド(30)を取り付け可能なバンド取付部(台座部33、突片17)が設けられている。そして、前記蓋体(10)のバンド取付部(17)と前記カバー部材(30)のバンド取付部(33)を、前記結束バンド(40)のバンド部(42)で結束して前記結束バンド(40)を取り付けることにより、前記カバー部材(30)を前記蓋体(10)に封印固定可能に形成されていることを特徴とする。
本発明においては、蓋体(10)の開口部(12)を通してコネクタ(90)を制御基板(100)の所定の接続部に接続し、カバー部材(30)を蓋体(10)の適位置に設置すると、カバー部材(30)が開口部(12)とコネクタ(90)を覆うとともに、蓋体(10)のバンド取付部(17)と前記カバー部材(30)のバンド取付部(33)が当接又は近接するように形成されている。そして、当接又は近接しているバンド取付部(17,33)を結束バンド(40)で結束することにより、カバー部材(30)が蓋体(10)に取り外し不能に固定される。カバー部材(30)を取り外すには、結束バンド(40)を切断しないとならないが、そうすると不正な開封の痕跡が残る。また、結束バンド(40)を切断せずに取り外そうとして、バンド部(42)を係止頭部(41)から抜き出す方向に引っ張れば、切断部(44)が切断されてしまう。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、1又は2記載の結束バンド(40)を封印具として用いる基板ケースであって、ベース(71)と、蓋体(10)とによって、電子部品を実装した制御基板(100)を収納可能である。前記蓋体(10)には、前記ベース(71)と固定される他の部材との固定部(ネジ固定部11、固定プレート73)を覆うカバー部材(ネジカバー部材20)を装着可能に形成され、前記カバー部材(20)及び前記蓋体(10)には、それぞれ、前記蓋体(10)に前記カバー部材(20)を装着した状態で互いに当接又は近接して配置されるとともに前記結束バンド(40)を取付可能なバンド取付部(台座部23、平板部14)が設けられている。そして、前記蓋体(10)のバンド取付部(14)と前記カバー部材(20)のバンド取付部(23)を、前記結束バンド(40)のバンド部(42)で結束して前記結束バンド(40)を取り付けることにより、前記カバー部材(20)を前記蓋体(10)に封印固定可能に形成されていることを特徴とする。
本発明におけるカバー部材(20)は、ベース(71)と蓋体(10)との固定部のみを覆うものとすることができ、ベース(71)とベース(71)が固定される基体(例えば遊技機の筐体や前扉)との固定部のみを覆うものとすることができ、その双方を覆うものとしてもよい。
本発明においても、カバー部材(20)を蓋体(10)から取り外すには、結束バンド(40)を切断しないとならないが、そうすると不正な開封の痕跡が残る。また、結束バンド(40)を切断せずに取り外そうとして、バンド部(42)を係止頭部(41)から抜き出す方向に引っ張れば、切断部(44)が切断されてしまう。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の基板ケースを備えた遊技機であって、前記基板ケースは、前記結束バンド(40)が視認可能となるように遊技機の所定位置に固定されていることを特徴とする。
本発明において、請求項3記載の発明に係る基板ケースを備える場合には、基板ケースのコネクタ(90)を覆うカバー部材(30)を蓋体(10)に封印固定している結束バンド(40)が容易に確認できるので、コネクタ(90)の不正な抜き差しが行われたことを迅速に発見することができる。
また、請求項4記載の発明に係る基板ケースを備える場合には、基板ケースのベース(71)と固定される他の部材との固定部を覆うカバー部材(20,30)を蓋体(10)に封印固定している結束バンド(40)を容易に確認できるので、基板ケースが不正に取り外されたことや、基板ケースが不正に開封されたことを迅速に発見することができる。
(特徴点)
請求項6記載の発明は、遊技機に設けられる部材どうしを連結するために、請求項1又は2記載の結束バンドを用いることを特徴とする遊技機に係る。
(作用)
本発明によれば、遊技機に内蔵される装置などの部材や遊技機の構成部材であって、みだりに取り外したり遊技機外部に取り出せないようにする必要がある部材を、結束バンド(40)で連結しておくことにより、それらの部材の不正な着脱を防止することができる。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図10及び図11に示すように、大きく分けて、開口部を有する筐体1と、筐体1の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。
筐体1は、図10に示すように、前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体である。そして、筐体1の開口部の上部には、3個の回転リール2Aを備えたリールユニット2と、制御装置100が収納されており、開口部の下部には、電源ユニットとホッパーユニット5が設置されている。
ここで、液晶ユニット7は、図1及び図2に示すように、液晶表示装置70と、液晶制御基板100と、基板カバー10とからなる。液晶表示装置70は、液晶パネル70Aと駆動回路基板等を備えた液晶モジュールを外装ケース71に収納したものである。外装ケース71は、液晶表示装置70を収納する箱形の枠であり、正面(液晶ユニット7を前扉3に固定しスロットマシンSを正面視したとき前面側となる面)及び背面に開口部を有している。また、外装ケース71の背面の開口部は、塞ぎ板(図示せず)によって塞がれているとともに、塞ぎ板には、液晶表示装置70の作動を制御するための液晶制御基板100が固定されている。そして、外装ケース71の背面には、液晶制御基板100を覆う基板カバー10が取り付けられる。液晶制御基板100に設けられたチップには、CPU機能があってもよいし、単なるROMであってもよい。外装ケース71に液晶表示装置70を収納すると、正面の開口部から液晶パネル70Aの画面を視認できるようになっている。なお、正面側の開口は液晶パネル70Aの画面を保護するための図示しないガラス板によって塞がれている。そして、図11に示すように、外装ケース71を前扉3の裏面に前扉3の裏側から固定することにより、図10に示すように、スロットマシンSの正面側から液晶パネル70Aの画面が視認可能となる。
さらに、図11に示すように、前扉3の裏面には、前記メダル投入口4Aから投入されたメダルを誘導しながらメダルの真贋を判定するためのメダルセレクター6が設けられている。メダルセレクター6を通過したメダルは、ホッパーユニット5に転送され、メダルセレクター6によりキャンセルされたメダルは、図10に示す下皿3Cに排出される。
(基板カバー10)
次に、前記液晶ユニット7に設けられている基板カバー10について詳述する。基板カバー10は、図1に示すように、表面板10Aと、表面板10Aの周囲に設けられた4つの側面板10B,10C,10D,10Eとを有し、裏面側(表面板10Aの反対側)が開口する透明な蓋体である。なお、図1は基板カバー10の表面板10Aを正面とした正面図及び側面図であり、図2及び図3は、基板カバー10の表面板10Aを上面とし、側面板10Cを正面とした液晶ユニット7の部分斜視図である。図2及び図3においては、図面上の上側を上方、下側を下方、左下側を前方、右上側を後方、右下側を右側、左上側を左側として説明する。
ここで、外装ケース71には、図1及び図2に示すように、基板カバー10のネジ固定部11に対応するネジ固定部72が設けられているとともに、液晶ユニット7を前扉3に固定するための固定プレート73が設けられている。そして、固定プレート73のネジ孔を前扉3に設けられたネジ孔に合わせて固定ネジで固定することにより、液晶ユニット7が前扉3に取り付けられる。そして、前扉3を開放して前扉3を裏側から視ると、基板カバー10を透して液晶制御基板100の表面が視認可能となるようになっている。
ネジカバー部材20について、図4に基づき説明する。ここで、図4は、ネジカバー部材20を、表面板10Aを上面とし側面板10Cを正面とした基板カバー10に取り付けた場合の斜視図である。図4においては、図面上の上側を上方、下側を下方、左下側を前方、右上側を後方、右下側を右側、左上側を左側として説明する(以下、図5において同じ)。なお、図1(A)のVIII−VIII線断面を示す図8は、図面上の上側を上方、下側を下方、左側を前方、右側を後方として説明する(以下、図1(A)のIX−IX線断面を示す図9において同じ)。
載置固定部22には、載置固定部22の上面よりも上方に突出する側面視略三角形状の台座部23が形成されている。具体的には、台座部23は、図8に示すように、側面視したときの三角形の鋭角部に面取りが施され、後方に下り傾斜した傾斜部23Aを有する三角柱形状を呈しており、傾斜部23Aには結束バンド40の係止頭部41をセットすることができるようになっている。台座部23は、ネジカバー装着部13の適位置にネジカバー部材20をセットしたときに、ネジカバー装着部13のバンド取付部である平板部14と当接するバンド取付部である(図8参照)。なお、図示した例では台座部23と平板部14が当接しているが、当接していなくても近接していればよい。また、台座部23の前後には、上下方向に貫通する開口部24が設けられている。開口部24は、ネジカバー部材20をネジカバー装着部13に設置したときに、ネジカバー装着部13の導通孔15と連通するようになっている(図8参照)。
コネクタカバー部材30について、図5に基づき説明する。ここで、図5は、コネクタカバー部材30を、表面板10Aを上面とし側面板10Cを正面とした基板カバー10に取り付けた場合の斜視図である。
コネクタカバー部材30は、図5に示すように、全体的に略平板状に形成され、図2に示すように、基板カバー10の表面板10Aの上面(コネクタカバー装着部16)に配置される。コネクタカバー部材30の略中央部には、方形の凹部34が形成されており、この凹部34の右側(コネクタカバー部材30を基板ケースに取り付けたときの側面板10D側)がコネクタ開口12を覆うためのカバー部31となっている。また、凹部34を挟んでカバー部31の対向側は、コネクタカバー部材30を基板カバー10に固定するための載置固定部32となっている。
ここで、凹部34の凹底部34Aには、上下方向に貫通する開口部341が形成されており、凹部34の左側の側壁34Bには、開口部341と連通し左右方向に貫通する開口部342が形成されている。また、台座部33の左側は、前記凹部34の上方に横方向から突出しており、コネクタカバー装着部16の適位置にコネクタカバー部材30をセットすると、コネクタカバー装着部16の突片17が前記開口部341,342を通過して、凹部34の内部であって台座部33の下方に位置するようになっている。すなわち、台座部33は、コネクタカバー装着部16のバンド取付部である突片17と当接するバンド取付部である(図9参照)。なお、図示した例では台座部33と突片17が当接しているが、当接していなくても近接していればよい。そして、凹部34は、コネクタカバー部材30をコネクタカバー装着部16に設置したときに、コネクタカバー装着部16の空間部18と連通するようになっている(図9参照)。
次に、結束バンド40について、図6及び図7に基づき詳述する。ここで、図6(A)は結束バンド40の表面図、図6(B)は右側面図、図6(C)は裏面図である。
結束バンド40は、図6及び図7に示すように、挿通孔46を有する係止頭部41と、係止頭部41に連続して形成された可撓性を有する帯状のバンド部42を備えている。バンド部42は、係止頭部41の一端から挿通孔46の挿通方向と同方向に延設されている。そして、バンド部42の先端部42Bを、根本部41Aの反対側に位置する挿通孔46の挿入側46A(図7参照)から挿入するとともに導出側46Bから導出して、リング状になったバンド部42で、結束対象を結束可能に形成されているものである。導出側46Bから導出されたバンド部42は、適切な位置、具体的には、図8、図9に示すように、挿入孔46の導出側46Bから突出する部分が極力少なくなるような、挿入孔46の導出側46の出口ぎりぎりの箇所で切断する。
またここで、歯部43の形成位置は、結束対象、すなわち基板カバー10とカバー部材のバンド取付部(平板部14と台座部23、及び突片17と台座部33)の外周長に合わせて、最適な締結力で結束可能となる位置にあらかじめ設定されている。具体的には、バンド部42の係止頭部41との付け根から歯部43までの長さは、係止頭部41が台座部23,33の傾斜部23A,33Aにセットされた状態で、バンド部42をバンド取付部の外表面に沿ってリング状にしたときに、少なくとも1つの歯部43が係止部47と噛合可能となるような長さに設定されている。歯部43及び係止部47の歯部47Aの数は、少なくとも1つあればよいが、バンド部42が結束対象を適切な強度で結束可能な状態となったときに、図8、図9に示すように、係止部47の歯部47Aの全てが歯部43と噛合可能なる数としてもよい。なお、係止部47の歯部47Aの数が多いほど、バンド部42を係止する力は強くなる。そして、ネジカバー部材20を基板カバー10に固定する場合には、平板部14と台座部23の外周にバンド部42を掛け回したときにバンド部42が適切な強度で平板部14と台座部23を締め付けることができる位置に歯部43が形成された結束バンド40が用いられ、コネクタカバー部材30を基板カバー10に固定する場合には、突片17と台座部33の外周にバンド部42を掛け回したときにバンド部42が適切な強度で突片17と台座部33を締め付けることができる位置に歯部43が形成された結束バンド40が用いられる(図8、図9参照)。本実施の形態では、コネクタカバー部材30用よりもネジカバー部材20用の方が長尺の結束バンド40が用いられ、図6に示したのは、長尺の結束バンド40である。コネクタカバー部材30用の結束バンド40は特に図示しないが、バンド部42の長さ及び歯部43の形成位置が異なる以外は、図6に示す結束バンド40と同様の構成を有している。
(液晶ユニット7の封印)
上記構成を有する結束バンド40を用いて、前扉3に固定した液晶表示装置70及びカバー部材を封印する手順を、図8及び図9に基づき説明する。ここで、図8及び図9は、基板カバー10の表面板10Aを上側とした図であるが、以下の説明では、図面上の上側を前方、下側を後方、左側を下方、右側を上方として説明する。
コネクタカバー部材30の係合部36をコネクタカバー装着部16の被係合部16Aに挿入し、コネクタカバー部材30を回動させて基板カバー10に取り付ける。係合部36が被係合部16Aに係止されるとともに、載置固定部32はコネクタカバー装着部16の段差部に嵌っているので(図9参照)、コネクタカバー部材30が落下することはない。このとき、カバー部31は、コネクタ開口12を前方から覆っている。なお、接続コネクタ90のハーネスは、基板カバー10とコネクタカバー部材30の間にできる隙間からコネクタカバー部材30の外に導出しておく。また、図9に示すように、コネクタカバー部材30の台座部33は、開口部341,342から凹部34内に突出しているコネクタカバー装着部16の突片17に当接しており、コネクタカバー部材30の凹部34は、突片17の後方の空間部18と連通している。そして、コネクタカバー部材30の押さえ片35は、ネジカバー部材20の段部25の前方に位置している(図8参照)。
次に、結束バンド40で台座部33と突片17を結束する。すなわち、バンド部42を台座部33の下側の凹部34から挿入し、突片17の後方の空間部18を通して台座部33の上側の凹部34に導出させ、台座部33の傾斜部33Aに係止頭部41を表向きにセットして、バンド部42の先端を挿通孔46の挿入側46Aから挿入する。結束バンド40の締結方法は、上記したネジカバー部材20の取付時と同様である。
コネクタカバー部材30を取り外すには、結束バンド40のバンド部42を切断しなければならず、痕跡が残るのは、上記と同様である。そして、結束バンド40を切断することなく、接続コネクタ90を取り外すことができない。
(総括)
以上のように、本実施の形態においては、液晶制御基板100を覆う基板カバー10に、液晶表示装置70の外装ケース71と前扉3との固定部(固定プレート73)、及び外装ケース71と基板カバー10との固定部(ネジ固定部11)を覆うネジカバー部材20を設けている。このため、液晶ユニット7が不正に前扉3から取り外されたり、基板カバー10が不正に取り外されて内部の液晶制御基板100が改変されたりすることを防止できる。また、基板カバー10に、液晶制御基板100に接続コネクタ90を接続するためのコネクタ開口12を覆うコネクタカバー部材30を設けている。このため、接続コネクタ90が不正に取り外されて、不正な基板類が取り付けられたりするのを防止できる。そして、コネクタカバー部材30を取り外さないとネジカバー部材20を取り外せないようにしてあるので、液晶ユニット7の不正な着脱を効果的に防止することができる。なお、ネジカバー部材20は、液晶表示装置70の外装ケース71と前扉3との固定部、外装ケース71と基板カバー10との固定部の少なくともいずれか一方を覆うものであってもよい。
また、本実施の形態においては、歯部43を、結束対象(台座部22と平面板14、台座部33と突片17)を好適な強度で締結可能なバンド部42の適位置に形成するとともに、切断部としての狭幅部44を、歯部43の近傍に設けてある。このため、結束対象を結束すると適位置で係止部47と歯部43が噛合し、狭幅部44が挿入側46Aの入口付近に位置することとなり、狭幅部44に張力が加わらないようにバンド部42をペンチ等でつまんで引き出すことも困難にしている。
なお、上記した実施の形態は、結束バンド40で基板カバー10に設けるカバー部材を封印するものであったが、本体ケースとカバーケースから成り内蔵される制御基板を密閉する基板ケースを、結束バンド40で封印するようにしてもよい。また、基板ケースを、基板ケースの取り付け対象(筐体1やリールユニット2の枠体)に固定する場合の固定部に、結束バンド40による封印を施してもよい。
上記した実施の形態では、結束バンド40の切断部として、狭幅部44を設けていたが、切断部はかかる狭幅部に限られず、肉薄部や、強度の弱い素材で形成した部分であってもよい。また、上記した実施の形態では、歯部43をバンド部42の所定位置にのみ形成してあったが、歯部43をバンド部42の全長にわたって形成してもよい。さらに、切断部を設ける場所は、1箇所に限られず、例えば所定のピッチで、複数箇所に設けてもよい。この場合の切断部の強度は、歯部43と係止部47が噛合した状態で、バンド部42を挿通孔46の挿通方向に引っ張る場合には切断しないが、逆方向に引っ張ると歯部43と係止部47の噛合が解除される前に切断するような強度に設定するのが最適である。そして、切断部のピッチは、どこで切断されても、必ず挿通孔46の内部又は挿入側46Aの入口の近傍で切断されるような長さ(つまり係止頭部41の挿通方向の長さよりも短い長さ)とするのが好ましい。このように形成した場合には、結束過程において、バンド部42で結束対象をほぼ適正な強度で締結でき、かつ切断部が挿通孔46の内部又は挿入側46Aの入口の近傍に位置したところで、バンド部42を挿通方向に引くのを止めて結束作業を終了することにより、結束対象の周長にかかわらず、同一の結束バンド40を用いることができる。
12 コネクタ開口(開口部) 13 ネジカバー装着部
14 平板部(バンド取付部) 15 導通孔
16 コネクタカバー装着部 17 突片(バンド取付部)
18 空間部
20 ネジカバー部材 23 台座部(バンド取付部)
30 コネクタカバー部材 33 台座部(バンド取付部)
40 結束バンド 41 係止頭部
42 バンド部 43 歯部
44 狭幅部(切断部) 46 挿通孔
46A 挿入側 47 係止部
70 液晶表示装置 71 外装ケース(ベース)
72 ネジ固定部 73 固定プレート
90 接続コネクタ 100 液晶制御基板
S スロットマシン(遊技機)
Claims (6)
- 挿通孔が形成された係止頭部と、係止頭部に連続して形成された可撓性を有する帯状のバンド部とを備え、バンド部を前記挿通孔に挿通させることにより、前記係止頭部の挿通孔内部に設けられた係止部が前記バンド部に形成された歯部に噛合して、バンド部の挿通方向と逆方向への抜脱を抑止する結束バンドにおいて、
前記バンド部には、他の部分よりも強度の弱い部分を設けることにより、所定の力が加えられた場合に切断される切断部が形成されており、
前記切断部は、前記バンド部で結束対象を結束し、前記係止部と前記歯部が噛合された場合に、少なくとも、前記係止部と前記歯部が噛合する箇所よりも前記バンド部の係止頭部との付け根側となるバンド部の所定箇所に形成されているとともに、前記バンド部に挿通方向と逆方向の力をかけて前記係止部と前記歯部との噛合を解除するのに要する力よりも、弱い力により切断される強度で形成されていることを特徴とする結束バンド。 - 前記切断部は、前記バンド部で結束対象を結束し、適位置で前記係止部と前記歯部が噛合された場合に、前記挿通孔のバンド部を挿入する挿入側の入り口付近に位置することとなる箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載の結束バンド。
- 請求項1又は2記載の結束バンドを封印具として用いる基板ケースであって、
ベースと、蓋体とによって、電子部品を実装した制御基板を収納可能であり、
前記蓋体には、前記制御基板に蓋体の外側からコネクタを接続するための開口部が形成されているとともに、前記蓋体に固定され前記開口部を覆うカバー部材が設けられ、
前記カバー部材及び前記蓋体には、それぞれ、前記蓋体に前記カバー部材を装着した状態で互いに当接又は近接して配置されるとともに前記結束バンドを取り付け可能なバンド取付部が設けられ、
前記蓋体のバンド取付部と前記カバー部材のバンド取付部を前記結束バンドのバンド部で結束して前記結束バンドを取り付けることにより、前記カバー部材を前記蓋体に封印固定可能に形成されていることを特徴とする基板ケース。 - 請求項1又は2記載の結束バンドを封印具として用いる基板ケースであって、
ベースと、蓋体とによって、電子部品を実装した制御基板を収納可能であり、
前記蓋体には、前記ベースと固定される他の部材との固定部を覆うカバー部材を装着可能に形成され、
前記カバー部材及び前記蓋体には、それぞれ、前記蓋体に前記カバー部材を装着した状態で互いに当接又は近接して配置されるとともに前記結束バンドを取付可能なバンド取付部が設けられ、
前記蓋体のバンド取付部と前記カバー部材のバンド取付部を、前記結束バンドのバンド部で結束して前記結束バンドを取り付けることにより、前記カバー部材を前記蓋体に封印固定可能に形成されていることを特徴とする基板ケース。 - 請求項3又は4記載の基板ケースを備えた遊技機であって、
前記基板ケースは、前記結束バンドが視認可能となるように遊技機の所定位置に固定されていることを特徴とする遊技機。 - 遊技機に設けられる部材どうしを連結するために、請求項1又は2記載の結束バンドを用いることを特徴とする遊技機。
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