JP3699441B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主制御装置に関連する不正行為の発生を抑えることが可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機、具体的には、スロットマシンでは、正面側に開口する正面開口部を有する略箱状の本体キャビネットと、本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐための前扉と、複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための回転手段を有するリールユニットと、回転リールの回転を制御するための主制御装置とを備えている。この主制御装置には、CPU、ROM、RAM等の電子部品や、電子回路等が多数実装されている。そして、種々の遊技動作を制御するプログラムが格納されるROMを交換することにより、多くの場合、異なる遊技内容を実現することが可能である。
【0003】
近年、かかる基板ユニット内に収納された主制御装置から遊技内容等に関する制御プログラムが記憶されたROM等を取り外して交換し、遊技機の遊技内容を変更するといった不正行為が問題になっている。従って、この種の遊技機では、主制御装置に実装されたROM等の電子部品を不正に交換できないように、主制御装置を樹脂製のボックス状からなる基板ユニット内に収納している。かかる不正行為の防止対策として、基板ユニット内部からROM等を取り外すことができないように、スロットマシンの本体キャビネットと、基板ユニットとを種々のやり方で封印するものが提案されている。かかる封印の代表例として、それらの間に封印シールを貼ったものや、それらを特殊ねじ等を用いて接合するものがある。
【0004】
そして、かかる封印シールや、特殊ねじ等を用いて、封印するとともに、監督官庁等による検査の際には、その基板ユニットの封印を解除して検査できるようにしてある。
例えば、スロットマシンにおいて、かかる主制御装置は、本体キャビネットの上部裏面側に位置する基板ユニット内に収納されている。そして、かかる主制御装置は、ねじを締めることはできるが緩めることはできない特殊ねじである一方向ねじ(いわゆる戻り止めねじや、ワンウェイネジ)を用いて封印されている。そして、かかる一方向ねじ等の封印の実行や解除の操作を行うための操作面は、前扉を開いた状態で、正面側に向かって、臨むように遊技機本体内部に配置されている(例えば、特許文献1、図15及び図16参照。)。
【0005】
一方、スロットマシンにおいて、遊技ホールにおける台交換、いわゆる新台入れ替えの際、本体キャビネットも含めて、スロットマシンの全部をまるごと交換し、遊技内容に直接影響しないホッパーユニット等も同時に交換すると、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄になる。
このため、近年では、前記本体キャビネットの上部内側に略隙間なく収まるような枠状の枠状支持体に前記リールユニット及び主制御装置(主基板)を設置した交換ユニットを、本体キャビネット内部に着脱自在に形成して、新旧の交換作業を容易にした分離型のスロットマシンに関する技術もある(例えば、特願2001−163570号。)。かかる技術では、主制御装置の取り付け位置が、枠状支持体の内部に形成され、枠状支持体の正面側から主制御装置を脱着可能に形成されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−282415号公報(第15図及び第16図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の遊技機では、主制御装置の取り付け位置が、枠状支持体の内部に形成され、枠状支持体の正面側から主制御装置を脱着可能に形成されているため、前扉を開いただけで、枠状支持体等を本体キャビネットから取り外すことなく、主制御装置を正面から外すことが可能である。
【0008】
具体的には、
(1)前扉を開く。
(2)主制御装置の封印状態を遊技機の正面側から解除する。
(3)主制御装置を交換ユニットから取り外す。
という行為で、主制御装置を遊技機から取り外すことができる。すなわち、前扉を開くという1つの行為で主制御装置の操作面を操作することが可能となって、主制御装置を外せる状態となり、不正行為がされやすいといった問題点があった。
【0009】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、主制御装置を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができるとともに、主制御装置及び交換ユニットの両方の封印状態が解除されていなければ、主制御装置は、取り外されてないことを証明するものであり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0010】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、さらに、主制御装置を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0011】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、本体キャビネットの正面開口部側からの主制御装置封印手段の封印作業が容易な遊技機を提供しようとするものである。
【0012】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、交換ユニット及び本体キャビネットの両者を封印状態にすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0013】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、差し込み封印具が差し込み孔に係合した状態を維持している場合には、本体キャビネットから交換ユニットが取り外されていないこととなり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0014】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、分離した差し込み本体部が、本体キャビネット内部に散らばって、部品内部に入り込んで、それらの正常な動作を阻害したり、散らかってゴミとなるようなことを防止可能な遊技機を提供しようとするものである。
【0015】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記した請求項6に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7記載の発明は、ゴミ収集部に入った差し込み本体部を本体キャビネットの外部に排出することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0016】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項8記載の発明は、ケース本体及び蓋体の両者を封印状態にすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0018】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0019】
すなわち、本発明に係る遊技機(S)は、正面側に開口する正面開口部(11)を有する略箱状の本体キャビネット(1)と、前記本体キャビネット(1)の正面開口部(11)を開閉自在に塞ぐための前扉(3)と、複数の図柄が表示された回転リール(23)及びこの回転リール(23)を回転させるための回転手段を有するリールユニット(22)と、前記回転リール(23)の回転を制御するための主制御装置(25)を収めた基板ユニット (24)とを少なくとも備えている。
【0020】
そして、前記遊技機(S)は、枠状の枠状支持体(21)に前記リールユニット(22)及び前記主制御装置(25)を少なくとも備えた交換ユニット(2)を備えている。
そして、前記枠状支持体 (21) の横巾は、前記本体キャビネット (1) 内の巾と同一に形成されている。
そして、前記交換ユニット(2)は、前記枠状支持体(21)の裏面側に位置して前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向に開口するとともに前記主制御装置(25)を前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着可能な脱着部(60)を設けている。
【0021】
そして、前記脱着部 (60) は、前記枠状支持体 (21) の裏側に左右方向全長にわたって開口する凹状に形成されている。
そして、前記基板ユニット (24) は、前記枠状支持体 (21) の裏側に凹設された部分に収納されている。
そして、前記枠状支持体 (21) を前記本体キャビネット (1) に固定すると、前記基板ユニット (24) は、前記本体キャビネット (1) の裏側を覆う裏板 (18) に若干の隙間をもって近接するように形成されている。
そして、前記遊技機(S)は、前記主制御装置(25)を有する基板ユニット (24) 、前記交換ユニット(2)の前記脱着部(60)に封印するための主制御装置封印手段(70)と、前記交換ユニット(2)を、前記本体キャビネット(1)に封印するための交換ユニット封印手段(90)とを備えたことを特徴とする。
また、ここで、「回転リール(40)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0022】
また、ここで、「主制御装置(25)を、前記交換ユニット(2)の前記脱着部(60)に封印する」の「封印する」には、主制御装置(25)と、交換ユニット(2)とを直接的に封印するものを含むものである。さらに、両者の間に、両者を固定するための固定装置を設け、その固定装置を、封印することにより、主制御装置(25)と交換ユニット(2)とを間接的に封印するようなものも含まれるものである。
【0023】
また、ここで、「封印」とは、封止部に印が押される、いわゆる「封印」のみに限らず、封印に係る両者(例えば、主制御装置(25)及び交換ユニット(2))が予定を越えて離されたり、位置関係を変えられたりすると、その痕跡が残って発見できるような状態を総称していう。封印した状態では、主制御装置(25)を交換ユニット(2)から取り外すことができないものであって、主制御装置(25)を交換ユニット(2)から取り外すためには、一旦封印した状態を解かなければならず、いわゆる封印解除状態にしなければならず、その際には、封印解除した何らかの痕跡が残るように設定されているものである。具体的には、例えば、一旦、貼付した後、剥離すると、貼付面に何らかの文字や模様が残存するような封印シールや、一旦、封印状態にすると、その封印状態を解除するためには、その一部を切断、変形又は破損しなければならない封印具を用いるものや、封印状態を解除すると、復元できない曲折が残存し、或いは、変色等により、封印を解除した痕跡が残るような封印具を使用するものを含むものである。
【0024】
前記交換ユニット(2)は、枠状支持体(21)、リールユニット(22)及び主制御装置(25)を少なくとも備えているが、他の構成部品、例えば演出を制御するための副制御装置等が含まれていても良いものである。
また、ここで、「枠状支持体(21)」とは、前記本体キャビネット(1)の上部内側に略隙間なく収まるように本体キャビネット(1)の上部内側の内寸法と略同一寸法形状に形成されているものであって、具体的には、例えば、枠状の枠状構造部材からなるようなものを含むものである。この枠状支持体(21)は、本体キャビネット(1)内部に固定するためのものであり、さらに、リールユニット(22)及び主制御装置(25)を一体的に取り扱い可能とするものである。この枠状支持体(21)は、交換ユニット封印手段(90)による封印が行われていない場合、例えば固定クリップ(110)等の固定装置により本体キャビネット(1)内部に固定されるとともに、固定クリップ(110)の固定を解除することにより、本体キャビネット(1)から取り出し可能となっているものである。
【0025】
前記前扉(3)は、本体キャビネット(1)の正面開口部(11)に開閉自在に取り付けられており、前扉(3)を閉めると分離型のスロットマシン(S)の正面構造となるように形成されているものである。すなわち、回転リール(23)を見ることができる表示窓(31)や、スロットマシン(S)を操作するための操作部(41)等を設けることができるものである。なお、この前扉(3)は、本体キャビネット(1)に固定されていても良いし、分離可能に形成されていても良いものである。さらにまた、この前扉(3)は、上扉(30)及び下扉(40)のように上下に二分割して形成することもできる。
【0026】
前記主制御装置(25)は、ROM、RAM、CPU等を有し、主として、当選の抽選や、回転リール(23)の停止制御等の遊技を制御するものである。そして、これを交換すると遊技内容を変更することができる。また、遊技内容を変更すると、回転リール(23)の図柄や図柄配置を変更する必要もあることから、リールユニット(22)も主制御装置(25)とセットで交換できるようにしたものである。リールユニット(22)は、表面に複数の図柄が表示される回転リール(23)を複数(例えば3個)有し、各回転リール(23)の回転軸には、これらを回転させるための駆動モータがそれぞれ設けられている。
【0027】
また、ここで、「前記交換ユニット(2)は、前記枠状支持体(21)の裏面側に位置して前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向に開口するとともに前記主制御装置(25)を前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着可能な脱着部(60)」の「枠状支持体(21)の正面側以外の方向に開口する」とは、枠状支持体(21)の裏面、左側面、右側面、上面及び下面の方向を意味する。具体的には、脱着部(60)は、枠状支持体(21)の裏面、左側面、右側面、上面及び下面の少なくともいずれか一方側に向かって開口していることを意味する。また、ここでの「枠状支持体(21)の正面側」とは、遊技機(S)の正面側、いわゆる前面側と方向が一致しているものである。
【0028】
また、ここで、「前記枠状支持体(21)の裏面側に位置して」とは、脱着部(60)が、枠状支持体(21)の裏面側に形成されていることを意味するものである。ここで、「枠状支持体(21)の裏面側」とは、枠状支持体(21)を本体キャビネット(1)の内部に納めた状態で、枠状支持体(21)の背面側、すなわち本体キャビネット(1)の裏板(18)側に臨む面側に形成されていることを意味する。
【0029】
また、ここで、「前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着可能」とは、上述したように脱着部(60)が、枠状支持体(21)の正面側以外の方向、すなわち、枠状支持体(21)の裏面、左側面、右側面、上面及び下面の少なくともいずれか一方側に向かって開口していることにより、主制御装置(25)を枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着することが可能であることを意味する。さらに、これは、脱着部(60)が、「枠状支持体(21)の裏面側に位置して」いることを考慮すると、「前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着可能」とは、主制御装置(25)を、枠状支持体(21)の正面側の方向から脱着することができないことも意味するものである。具体的には、枠状支持体(21)の正面側には、枠状支持体(21)の裏面側の脱着部(60)から正面側に向かって、主制御装置(25)を取り付け、取り外しすることができるような開口部が形成されていないものや、或いは、開口部が形成されていても、主制御装置(25)を脱着することができるような寸法形状よりも小さな寸法形状から形成されているようなものを含むものである。
【0030】
(作用)
本発明は、脱着部(60)が、枠状支持体(21)の裏面側に位置して、枠状支持体(21)の正面側以外の方向に開口するととともに、主制御装置(25)を枠状支持体(21)の正面以外の方向から脱着可能に形成されている。このため、前扉(3)を開いた状態だけでは、主制御装置(25)を本体キャビネット(1)の正面開口部(11)から脱着部(60)に取り付け、又は取り外して、移動させることは容易ではない。
【0031】
すなわち、主制御装置(25)を交換ユニット(2)の裏面側から取り外す状態までに、
(1)前扉(3)を開く。
(2)交換ユニット封印手段(90)の封印状態を解除する。
(3)交換ユニット(2)を本体キャビネット(1)から取り外す。
(4)主制御装置封印手段(70)の封印状態を解除する。
【0032】
(5)主制御装置(25)を交換ユニット(2)から取り外す。
という5つの行為で、主制御装置(25)を交換ユニット(2)から取り外すことが可能となる。したがって、主制御装置(25)を、前扉(3)を開いた状態だけで、取り外すことができるようなものと比較して、交換ユニット(2)を本体キャビネット(1)から取り外す行為が、必要となり、主制御装置(25)を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができる。
【0033】
そして、本発明では、交換ユニット封印手段(90)及び主制御装置封印手段(70)の両方の封印状態を解除しなければ、主制御装置(25)を交換ユニット(2)から取り外すことができない。したがって、両方の封印状態が解除されていなければ、主制御装置(25)は、交換ユニット(2)から取り外されてないことを証明するものであり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができる。
【0034】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記主制御装置封印手段(70)は、封印の操作をするための封印操作面(83)を有している。そして、前記封印操作面(83)を、前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向に向かって臨むように形成したことを特徴とする。
【0035】
また、ここで、「前記封印操作面(83)を、前記枠状支持体(21)の正面以外の方向に向かって臨むように形成した」の「枠状支持体(21)の正面側以外の方向」は、枠状支持体(21)の裏面側、左側面側、右側面側、上面側及び下面側の方向を意味する。ここでの「枠状支持体(21)の正面側」とは、遊技機(S)の正面側、いわゆる前面側と方向が一致しているものである。結果として、具体的には、封印操作面(83)を、枠状支持体(21)の裏面、左側面、右側面、上面及び下面の少なくともいずれか一方側に向かって臨むように形成している。また、ここで、封印操作面(83)が、特定の方向に向かって臨むというのは、封印の実行や、解除を行うため、作業者が、封印の作業をするための一方向ねじ73の頭部や、蓋体分離切断部78や、蓋体隣接切断部79の切断面が、かかる特定の方向から操作可能な状態となっていることを意味するものである。すなわち、例えば、封印操作面(83)を、枠状支持体(21)の裏面側の方向に向かって臨むようにした場合は、作業者が、封印の実行や、解除を行うのに、ドライバー等の工具を使用して、枠状支持体(21)の裏面側の方向から操作可能な状態となっているようなものである。
【0036】
ここで、封印操作面(83)を、枠状支持体(21)の裏面、左側面、右側面、上面及び下面の少なくともいずれか一方側に向かって臨むように形成しているというのは、封印操作面(83)が、複数の方向に向かって臨むように形成されているような場合も含まれる。かかる場合、作業者が、工具等を使用して、かかる封印の実行や、解除を行う方向が、複数の方向からなるように形成されているようなものである。具体的には、例えば、封印操作面(83)が、裏面側及び左側面側の方向に向かって臨むように形成されているような場合、一方向ねじ(73)の頭部が、左側面側の方向を向いており、作業者が、左側面側からドライバー等の工具を差し込んで、封印の実行を行うものであり、さらに、本体分離切断部(76)や、蓋体分離切断部(78)が、裏面側に向かって臨んでおり、作業者が、裏面側からドライバー等の工具を差し込んで、切断作業を行うようなものを含むものである。
【0037】
そして、請求項1に記載した脱着部(60)の開口する方向である「前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向に開口する」の開口方向と、「前記封印操作面(83)を、前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向に向かって臨むように形成した」のうち、封印操作面(83)の臨む方向である「前記枠状支持体(21)の正面側以外の方向」とは、通常、同一方向であるが、必ずしも、同一方向に限定するものではない。例えば、脱着部(60)が開口する方向が、右側面側だけであっても、封印操作面(83)を、枠状支持体(21)の裏面側の方向に向かって臨むように形成しても良いものである。これは、脱着部(60)の開口しているスペースが、作業者の手や工具を挿入可能な程度に設定されていれば、脱着部(60)の開口する右側面側から手や工具を差し込んで、裏面側に向かって臨んでいる封印操作面(83)の封印の実行や、解除の操作を充分可能とするものだからである。
【0038】
(作用)
本発明は、封印操作面(83)を交換ユニット(2)の正面側以外の方向に向かって臨むように形成している。このため、前扉(3)を開いた状態だけでは、主制御装置(25)の封印操作面(83)を操作することができず、主制御装置(25)を外せる状態とならない。これにより、さらに、主制御装置を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができる。
【0039】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記主制御装置封印手段(70)は、封印の操作をするための封印操作面(83)を有している。そして、前記封印操作面(83)を、前記枠状支持体(21)の正面側の方向に向かって臨むように形成したことを特徴とする。
【0040】
本発明は、主制御装置(25)を枠状支持体(21)の正面側以外の方向から脱着して、枠状支持体(21)の正面側からは脱着することができないが、主制御装置封印手段(70)の封印の操作解除をするための封印操作面(83)は、枠状支持体(21)の正面側に向かって臨むため、かかる主制御装置封印手段(70)の実行や、解除の操作は枠状支持体(21)の正面側から可能なものである。
【0041】
(作用)
本発明は、封印操作面(83)が、枠状支持体(21)の正面側に向かって臨んでいるため、枠状支持体(21)の正面側から主制御装置封印手段(70)の封印の操作をすることができる。このため、封印操作面(83)が正面側以外の方向に向かって臨んでいるようなものと比較して、枠状支持体(21)を本体キャビネット(1)から取り出さずに、枠状支持体(21)を本体キャビネット(1)の内部に納めた状態のままで、枠状支持体(21)の正面側から封印操作面(83)を操作することができる。これにより、本体キャビネットの正面開口部(11)側から主制御装置封印手段(70)の封印作業を容易に行うことができる。
【0042】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記交換ユニット封印手段(90)は、前記交換ユニット(2)及び前記本体キャビネット(1)のいずれか一方に一端側が固定されて、他端側が自由端からなる差し込み封印具(91)と、前記交換ユニット(2)及び前記本体キャビネット(1)のうち、前記差し込み封印具(91)の一端が固定されていない方に設けられて、前記差し込み封印具(91)の前記自由端を差し込み可能な孔状に開口する差し込み孔(92)とを備えている。
【0043】
そして、前記差し込み封印具(91)の前記自由端は、前記自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるようにした弾性変形可能な爪部(93)を有している。
そして、前記差し込み封印具(91)の前記自由端の先端の最大幅寸法は、前記差し込み孔(92)の径より小さな値に形成され、前記爪部(93)の最大幅寸法は、前記差し込み孔(92)の径より大きな寸法形状に形成されていることを特徴とする。
【0044】
ここで、「前記差し込み封印具(91)の前記自由端は、前記自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるようにした弾性変形可能な爪部(93)を有し」の爪部(93)とは、差し込み封印具(91)の自由端の先端から、差し込み封印具(91)の基端側に向かって拡がっていくアンカー状のようなものを含むものである。ここで、「前記自由端の先端から基端
側に向かって幅寸法が徐々に大きくなる」とは、差し込み封印具(91)の自由端の先端から、差し込み封印具(91)の基端側に向かって、所定間隔で、爪部(93)の幅の寸法を測定すると、その寸法の値が、先端から基端側に向かって、徐々に増加するようなものを意味するものである。
【0045】
また、「前記差し込み封印具(91)の前記自由端は、前記自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるようにした弾性変形可能な爪部(93)を有し」とは、前記差し込み封印具(91)の前記自由端は、前記自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるような寸法形状に形成された爪部(93)を有していること、そして、かかる爪部(93)は弾性変形可能に形成されていることの2つの意味を有するものである。
【0046】
また、「前記差し込み封印具(91)の前記自由端の先端の最大幅寸法は」の「最大幅寸法」とは、差し込み封印具(91)の自由端の先端の周囲のうち、横方向の幅が最大となる方向から見たときの差し込み封印具(91)の自由端の先端の幅寸法を意味するものである。例えば、差し込み封印具(91)の自由端の先端の横方向の断面形状が多角形の場合、最大寸法となる対角線の寸法となるものである。具体的には、例えば、差し込み封印具(91)の自由端の先端の横方向の断面形状が、正方形や長方形の場合、最大幅寸法とは、かかる正方形や長方形の対角線の長さを意味する。
【0047】
また、ここで、「前記爪部(93)の最大幅寸法」とは、前記差し込み封印具(91)を鉛直方向に立設させたときの爪部(93)を含めた横方向の幅が、最大となる方向から見たときの当該横幅の最大寸法を意味するものである。
(作用)
本発明は、前記差し込み封印具(91)の前記自由端の先端の最大幅寸法が、前記差し込み孔(92)の径より小さな値に形成されている。このため、前記差し込み封印具(91)の自由端の先端を、差し込み孔(92)に差し込むことができる。そして、さらに、差し込み孔(92)の自由端の先端を、差し込み孔(92)に押し込むと、爪部(93)の最大幅寸法は、差し込み孔(92)の径より大きな寸法形状に形成されているが、爪部(93)の幅寸法が、差し込み封印具(91)の自由端の先端から基端側に向かって徐々に大きくなるようにした弾性変形可能に形成されているため、幅寸法が小さくなる方向に弾性変形しながら、爪部(93)の全体が、差し込み孔(92)の内部に入り込む。そして、爪部(93)が、差し込み孔(92)を通過すると、爪部(93)は、弾性変形により、その幅寸法が差し込み孔(92)の径よりも大きな値になる。そして、差し込み封印具(91)を、差し込み孔(92)から抜ける方向に引っ張っても、拡がった爪部(93)が差し込み孔(92)の周囲に引っかかって、差し込み封印具(91)が、差し込み孔(92)から抜け出ることができない。これにより、差し込み封印具(91)と差し込み孔(92)とを係合することができる。
【0048】
そして、爪部(93)を、差し込み孔(92)に差し込む際には、差し込み封印具(91)の先端が、差し込み孔(92)の径より小さいため、容易に差し込むことができる。しかし、差し込み封印具(91)が、差し込み孔(92)に入り込んで、抜け出た後は、差し込んだ方向と逆方向に引っ張って、一旦元の寸法形状に拡がった爪部(93)を、縮めて差し込み孔(92)に戻すことは困難である。したがって、差し込み封印具(91)又は差し込み孔(92)の途中を切断でもしなければ、差し込み封印具(91)及び差し込み孔(92)を分離させることはできない。これにより、差し込み封印具(91)及び差し込み孔(92)の両者を分離しようとすると、その痕跡が残って発見できるような状態となり、差し込み封印具(91)及び差し込み孔(92)を、いわゆる封印状態にすることができ、結果として、交換ユニット(2)及び本体キャビネット(1)の両者を封印状態にすることができる。
【0049】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記差し込み孔(92)は、前記本体キャビネット(1)の内面に形成されている。
【0050】
そして、前記差し込み封印具(91)は、先端に前記爪部(93)を有して、前記差し込み孔(92)に挿入可能な略円柱状の差し込み本体部(94)と、前記差し込み本体部(94)の基端側に取り付けられて前記差し込み孔(92)よりも大きな径からなるリング部(98)と、前記差し込み本体部(94)及び前記リング部(98)の間に介在して、切断により差し込み本体部(94)及びリング部(98)を切り離す差し込み切断部(99)と、前記リング部(98)から前記交換ユニット(2)側に向かって延びるリング連結部(97)と、前記リング連結部(97)の前記交換ユニット(2)側の終端に位置して、前記交換ユニット(2)の前記枠状支持体(21)に固定される差し込み表示部(95)とを備えていることを特徴とする。
【0051】
なお、ここで、「前記差し込み孔(92)は、前記本体キャビネット(1)の内面に形成されている。」は、差し込み孔(92)が、本体キャビネット(1)の内面に直接、形成されていることに限定されるものではなく、本体キャビネット(1)の内面に固定された固定クリップ(110)にかかる差し込み孔(92)が形成されているようなものを含むものである。
【0052】
(作用)
本発明は、差し込み本体部(94)の先端の爪部(93)を、本体キャビネット(1)の内面に形成された差し込み孔(92)に一旦、挿入して拡径させると、拡径した前記爪部(93)が差し込み孔(92)に係合して、差し込み本体部(94)を元の方向へ引っ張り戻すことができない。そして、差し込み本体部(94)の基端側には、差し込み孔(92)よりも大きな径からなるリング部(98)を備えているため、差し込み本体部(94)を、更に挿入して押し出そうとしても、リング部(98)が差し込み孔(92)の周囲に当接して、そのままの状態では、差し込み本体部(94)を押し出すこともできず、差し込み本体部(94)と、差し込み孔(92)とは係合した状態となる。
【0053】
一方、差し込み本体部(94)と、差し込み孔(92)とを分離する際には、差し込み切断部(99)を切断することにより、差し込み本体部(94)及びリング部(98)を切り離すことができる。
このように、差し込み封印具(91)は、一旦、差し込み孔(92)に挿入すると、差し込み切断部(99)や、それ以外の差し込み封印具(91)の一部を切断しない限り、差し込み封印具(91)を差し込み孔(92)から取り外すことができない。このため、交換ユニット(2)を本体キャビネット(1)から取り外すには、差し込み切断部(99)や、それ以外の差し込み封印具(91)の一部を切断しなければならず、不正交換を防止することができる。そして、差し込み封印具(91)が差し込み孔(92)に係合した状態を維持している場合には、差し込み封印具(91)を差し込み孔(92)に挿入したとき以降、本体キャビネット(1)から交換ユニット(2)が取り外されていないこととなり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができる。
【0054】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項5記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記本体キャビネット(1)の内面には、前記差し込み孔(92)の下方に位置して、上方に向かって開口するゴミ収集部(104)を設けたことを特徴とする。
【0055】
(作用)
本発明は、差し込み封印具(91)と差し込み孔(92)との係合状態(封印状態)を解除する際、差し込み封印具(91)の差し込み切断部(99)を切断する。これにより、差し込み本体部(94)の基端側にあったリング部(98)が、差し込み本体部(94)から分離される。そして、差し込み表示部(95)、リング連結部(97)及びリング部(98)を介して、交換ユニット(2)の枠状支持体(21)に固定されていた差し込み本体部(94)が、フリーの状態となり、差し込み孔(92)から下方に向かって落下する。そして、落下した差し込み本体部(94)は、差し込み孔(92)の下方に位置するゴミ収集部(104)の内部に入り込む。これにより、分離した差し込み本体部(94)が、本体キャビネット(1)の内部の他の箇所に散らばって、他の部品の内部に入り込んで、それらの部品の正常な動作を阻害したり、散らかってゴミとなるようなことを回避することができる。
【0056】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記した請求項6記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記ゴミ収集部(104)は、前記本体キャビネット(1)の外部と連通するゴミ排出通路(105)を設けたことを特徴とする。
【0057】
(作用)
本発明は、ゴミ収集部(104)に入った差し込み本体部(94)を、ゴミ排出通路(105)を介して、本体キャビネットの外部に排出することができる。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0058】
すなわち、前記主制御装置封印手段(70)は、前記脱着部(60)に固定されるとともに、前記主制御装置(25)を収納するケース本体(71)と、前記ケース本体(71)に開閉自在に組み付けられて、前記封印操作面(83)を形成する蓋体(72)と、前記ケース本体(71)から延設されて、ねじ止め可能な本体ねじ部(74)と、前記蓋体(72)から延設されて、前記本体ねじ部(74)とともに、ねじ止め可能な蓋体ねじ部(75)と、前記ケース本体(71)及び前記本体ねじ部(74)の間に介在して、切断により両者を切り離す本体分離切断部(76)と、前記蓋体(72)及び前記蓋体ねじ部(75)の間に介在して、切断により両者を切り離す蓋体分離切断部(78)と、前記ケース本体(71)及び前記蓋体(72)を組み合わせた状態で、前記本体ねじ部(74)及び前記蓋体ねじ部(75)の両者を締結するための一方向ねじ(73)とを備えている。
【0059】
そして、前記一方向ねじ(73)は、工具により締め付け方向の一方向にのみ係合して回転操作可能な一方向係合溝(84)を有する頭部(87)と、この頭部(87)から延びて周囲にねじが切られて前記本体ねじ部(74)及び前記蓋体ねじ部(75)にねじ込み可能な軸部(88)とを備えていることを特徴とする。
(作用)
本発明に係る主制御装置封印手段(70)は、ケース本体(71)と、蓋体(72)とを、組み合わせた状態で、一方向ねじ(73)を介して、本体ねじ部(74)と、蓋体ねじ部(75)との両者を締結する。そして、一方向ねじ(73)は、工具により締め付け方向の一方向にのみ係合して回転操作可能な一方向係合溝(84)を有しているため、締める方向には回転操作可能だが、緩める方向の回転操作には工具が一方向係合溝(84)に係合せず、回転操作することができない。したがって、工具では、一旦、締結した一方向ねじ(73)を緩めて取り外すことはできない。このため、一旦、一方向ねじ(73)により本体ねじ部(74)と蓋体ねじ部(75)とを締結した後は、本体分離切断部(76)と、蓋体分離切断部(78)とを、切断により切り離すしか、本体ねじ部(74)と蓋体ねじ部(75)とを分離させることができない。これにより、上述した主制御装置封印手段(70)は、本体ねじ部(74)及び蓋体ねじ部(75)の両者を分離しようとすると、その痕跡が残って発見できるような状態となり、本体ねじ部(74)及び蓋体ねじ部(75)を、いわゆる封印状態にすることができ、結果として、ケース本体(71)及び蓋体(72)の両者を封印状態にすることができる。
【0060】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図17は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の一部縦断面図、図2は交換ユニットの枠状支持体の脱着部に基板ユニットを取り付けようとしている状態の外観斜視図、図3は本体キャビネットの一部外観斜視図、図4は遊技機の分解斜視図、図5は交換ユニットの枠状支持体の脱着部に固定用ベース板及び基板ユニットを取り付けようとしている状態の外観斜視図、図6は差し込み封印具の一部外観斜視図、図7は差し込み封印具を取り付けている状態の外観斜視図、図8は差し込み孔に差し込み封印具を挿入した状態の縦断面図、図9は差し込み封印具を一部切断した状態の縦断面図、図10は固定クリップの分解斜視図、図11は固定クリップを開いた状態の外観斜視図、図12は差し込み封印具を固定クリップに差し込む状態の外観斜視図、図13は差し込み封印具を固定クリップに差し込んだ状態の側面図、図14はケース本体の平面図、図15は蓋体の平面図、図16及び図17は主制御装置封印手段の一部断面図をそれぞれ示すものである。
【0061】
本実施の形態に係る遊技機は、具体的には、いわゆるスロットマシンSであって、正面側に開口する正面開口部11を有する略箱状の本体キャビネット1と、本体キャビネット1の正面開口部11を開閉自在に塞ぐための前扉3と、複数の図柄が表示された回転リール23及びこの回転リール23を回転させるための回転手段を有するリールユニット60と、回転リール23の回転を制御するための主制御装置25と、スロットマシンS内部の各部品に電力を供給するための電源ユニット4と、遊技者により投入された遊技メダルを貯留するとともに、所定の入賞により、遊技者に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット5とを備えている。
【0062】
そして、前記前扉3は、本体キャビネット1の正面開口部11の上部を開閉自在に塞ぐための上扉30と、本体キャビネット1の正面開口部11の下部を開閉自在に塞ぐための下扉40とを備えている。
(本体キャビネット1)
上記本体キャビネット1は、底面を形成する底板15と、底板15の左右に立設する側板16と、左右の側板16の上端面に渡された上板17と、底板15、側板16及び上板17からなる四角枠の裏面側を覆う裏板18とからなる正面側に開口する正面開口部11を有する筐体である。そして、本体キャビネット1は、その高さ方向の略中央には、2つの側板16の間に水平方向に中板12が渡してある。正面開口部11は、中板12の上部空間である開口上部13と、中板12の下部空間である開口下部14とからなるものである。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15には、ホッパーユニット5が固定されている。
【0063】
ここで、電源ユニット4は、中板12の下面に、取り付け板等を介して取り付けられており、この電源ユニット4には遊技店側が種々の設定を行うためのスイッチ等、店操作部を有している。
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
【0064】
また、側板16の正面左側の下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための本体係合部52が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、本体係合部52の対向側の側板16には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするための突出片(図示せず)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
【0065】
前記本体キャビネット1の内面には、固定クリップ110の差し込み孔92の鉛直下方に位置して、上方に向かって開口するゴミ収集部104を設けてある。このゴミ収集部104は、具体的には、左右の側板16の内面に、固定されているものである。そして、このゴミ収集部104は、全体形状が略四角箱状であって、上面が上方に向かって開口しているものである。
【0066】
(上扉30)
上記上扉30は、本体キャビネット1の開口上部13を開閉自在に塞ぐため、交換ユニット2の枠状支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
【0067】
さらに、上扉30の裏面には、枠体係合部51に係合可能な上扉係合部(図示せず)が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部の対向側には、ロック機構(図示せず)が設けられている。
(下扉40)
下扉40は、本体キャビネット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、本体キャビネット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
【0068】
下扉40の上部は、遊技機Sを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下扉40の下部には、払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
【0069】
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。
【0070】
さらに、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。そして、下扉40の裏面下部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカが設けられている。
また、下扉40の裏面には、本体係合部52と係合可能な下扉係合部(図示せず)が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部の対向側には、ロック機構(図示せず)が設けられている。
【0071】
(交換ユニット2)
上記交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための四角枠状の部材を組み合わせた枠状支持体21と、この枠状支持体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24とから形成されている。本実施の形態に係る交換ユニット2は、遊技ホールにおける、いわゆる新台入れ替えの際、交換が必要な最も最小単位となるユニットである。かかる交換ユニット2を交換することにより、遊技機Sの遊技内容を変更することができ、新台入れ替えを可能とするものである。もちろん、前パネル50も同時に変更しても良いし、さらに、必要とあれば、前扉3や、下扉40を、新台入れ替えの際、新たなものに交換しても良いものである。
【0072】
ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24には、回転リール23の回転や、ホッパーユニット5の払い出しを制御するための主制御装置25と、各種演出を行うための副制御装置とが含まれている。
【0073】
前記枠状支持体21の正面左側の縦枠には、前記上扉30を回転自在に係合するための枠体係合部51が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、枠体係合部51の対向側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするための突出片(図示せず)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
【0074】
前記枠状支持体21の正面側の左右の縦枠の上部には、裏面側に向かって延びる鉤状のフック部130が形成されている。このフック部130は、本体キャビネット1の左右の側板16の内面の固定クリップ110に引っかけて、交換ユニット2を本体キャビネット1に固定するためのものである。
交換ユニット2は、本体キャビネット1の中板12の上に乗せ、正面開口部11の上部の開口上部13内部に収納されるものである。そして、固定クリップ110により本体キャビネット1に固定される。
【0075】
前記交換ユニット2は、枠状支持体21の裏面側に位置して、枠状支持体21の正面側以外の方向に開口するとともに主制御装置25を枠状支持体21の正面側以外の方向から脱着可能な脱着部60を設けている。具体的には、脱着部60は、枠状支持体21の裏面側、左側面側及び右側面側の方向に開口しているものである。すなわち、脱着部60は、主制御装置25を有する基板ユニット24を、枠状支持体21の裏面側や、左側面側や、右側面側から差し込み可能に開口されているものである。そして、図1、図2及び図5から明らかなように、脱着部 60 は、枠状支持体 21 の裏側に左右方向全長にわたって開口する凹状に形成されている。そして、図1、図2及び図5から明らかなように、基板ユニット 24 は、枠状支持体 21 の裏側に凹設された部分に収納されている。そして、図1、図2、図4及び図5から明らかなように、枠状支持体 21 を本体キャビネット 1 に固定すると、基板ユニット 2 は、本体キャビネット 1 の裏側を覆う裏板 18 に若干の隙間をもって近接するように形成されている。
【0076】
なお、この脱着部60の開口する方向は、上述した裏面側及び左右の側面側に限定されるものではなく、枠状支持体21の上面側に開口するようなものでも良く、また、枠状支持体21の下面側に向かって開口するようなものでも良いものである。また、上述した方向、枠状支持体21の正面側を除く、枠状支持体21の裏面側、左側面側、右側面側、上面側、下面側のいずれか一つの方向に開口するようなものでも良く、また、それらの方向の任意の組み合わせのものでも良いものである。すなわち、脱着部60の開口する方向は、枠状支持体21の正面側以外の方向に開口し、かかる開口する方向に向かって、主制御装置25の封印操作面83が臨むように形成されてあれば良いものである。
【0077】
前記脱着部60は、図5に示すように、金属薄板からなる固定用ベース板82を備えている。この固定用ベース板82は、ねじにより枠状支持体21に固定されている。そして、この固定用ベース板82の上下には、薄板金属からなる弾性変形可能な保持クリップ85が上下に2個ずつ、合計4個形成されている。この保持クリップ85を弾性変形させることにより、固定用ベース板82に基板ユニット24を装着することができるものである。すなわち、枠状支持体21の裏面側の窪みに固定用ベース板82が取り付けられ、この固定用ベース板82の裏面側に基板ユニット24が固定されている。
【0078】
前記固定用ベース板82の略中央には、表裏に開口する全体形状が略楕円状のベース板開口部86が形成されている。これは、基板ユニット24を枠状支持体21の裏面側に取り付けた状態で、上扉30を開放して、遊技機Sの正面側から、基板ユニット24の内部や、基板ユニット24の表面に貼付した検査記録シールを確認することができるように形成されているものである。
【0079】
前記遊技機Sは、交換ユニット2を、本体キャビネット1に封印するための交換ユニット封印手段90を備えている。
前記遊技機Sは、主制御装置25を、交換ユニット2の脱着部60に封印するための主制御装置封印手段70を備えている。
(交換ユニット封印手段90)
上記交換ユニット封印手段90は、交換ユニット2に一端側が固定されて、他端側が自由端からなる差し込み封印具91と、本体キャビネット1に設けられて、差し込み封印具91の自由端を差し込み可能な孔状に開口する差し込み孔92とを備えている。なお、本実施の形態では、上述したように差し込み封印具91及び差し込み孔92を配置しているが、本実施の形態の配置とは逆に、本体キャビネット1に差し込み封印具91を設けて、交換ユニット2に差し込み孔92を設けるようにしても良いものである。
【0080】
前記差し込み封印具91の自由端は、自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるようにした弾性変形可能な爪部93を有している。
前記差し込み封印具91の自由端の先端の最大幅寸法は、差し込み孔92の径より小さな値に形成されている。この差し込み封印具91の自由端の先端の最大幅寸法とは、差し込み封印具91の自由端の先端を、横方向から見て、その状態で、差し込み封印具91の自由端の先端を回転軸の中心とした360度の全周囲から見て、最大の幅寸法となる数値を意味するものである。したがって、差し込み封印具91の自由端の先端の最大幅寸法が、差し込み孔92の径より小さな値に形成されている場合、差し込み封印具91の自由端の先端は、差し込み孔92の周囲に当接することなく、挿入可能な状態である。
【0081】
前記爪部93の最大幅寸法は、差し込み孔92の径より大きな寸法形状に形成されている。この爪部93の最大幅寸法とは、差し込み封印具91を鉛直方向に立設させたとき、その状態で、差し込み封印具91を回転軸の中心とした360度の全周囲から見て、爪部93を含めた差し込み封印具91の横方向の幅が、最大となる方向から見たときの当該横幅の最大寸法を意味するものである。したがって、アンカー状に拡がった爪部93が、そのままの形状では、差し込み孔92の内部に挿入することができないものである。すなわち、当該爪部93が、弾性変形により、爪部93のアンカー状に拡がった部分を閉じるように弾性変形させないと、差し込み孔92の内部に挿入することができないような寸法形状に形成されていることを意味するものである。
【0082】
前記差し込み封印具91は、図6に示すように、先端にアンカー状の爪部93を有して、差し込み孔92に挿入可能な全体形状が略円柱状の差し込み本体部94と、この差し込み本体部94の基端側に取り付けられて差し込み孔92よりも大きな径からなるリング部98と、差し込み本体部94及びリング部98の間に介在して、切断により差し込み本体部94及びリング部98を切り離す差し込み切断部99と、前記リング部98から前記交換ユニット2側に向かって延びるリング連結部97と、リング連結部97の交換ユニット2側の終端に位置して、交換ユニット2の枠状支持体21に固定される差し込み表示部95とを備えている。
【0083】
前記差し込み本体部94の先端側の爪部93は、差し込み本体部94の先端から斜め後方に向かって、徐々に横幅を拡げるように取り付けられた2枚の四角板片により形成されている。前記差し込み本体部94の爪部93を形成していない基端側には、すり鉢状に窪んだすり鉢部100が形成されている。前記リング連結部97を指で握って、先端が尖った工具を、このすり鉢部100内部に押し込むことにより、簡単に差し込み切断部99が破断して、リング部98と、差し込み本体部94とが分離可能に形成されているものである。
【0084】
前記リング部98は、短尺の円筒形からなるものである。そして、かかるリング部98の内面から差し込み本体部94の基端側の外周面に向かって、細片からなるリング連結部97が形成されている。このリング連結部97は、リング部98の内周面の周囲に90度間隔で4個、形成されている。
前記リング連結部97は、リング部98の外周表面から差し込み表示部95まで延びる長尺状の曲折可能な帯状長尺片からなるものである。
【0085】
前記差し込み表示部95は、全体形状が四角薄板片であって、その一旦にリング連結部97が連結されている。差し込み表示部95の表面には、所定のマークからなる模様が描かれている。なお、この差し込み封印具91は、情報を表示可能な差し込み表示部95を備えているため、封印に関する日時や、識別力を有する模様等の種々の情報を書き込むことにより、或いは、書き込んだシール等を貼付することにより、かかる情報を表示することができるものである。これにより、封印内容の確認作業を容易に行うことができる。また、複雑な模様を差し込み表示部95に印刷することにより、また、複雑な模様や、ホログラムを有するシールを差し込み表示部95に貼付することにより、差し込み封印具91の複製をより困難なものとし、不正行為を抑えることができるものである。さらに、この差し込み表示部95の情報には、実際に直接的に目で見えるものに限定されるものではなく、磁気テープや、バーコードや、IC等に所定の情報を記録させて、所定の変換装置を利用することにより、情報を表示することができるようなものにしても良いものである。
【0086】
そして、差し込み表示部95同士を表示連結部96を介して連結することにより、6個の差し込み封印具91を、1セットとして、形成している。この6個の差し込み封印具91は、図7に示すように、直方体からなる挟み込み本体板101と、同様に直方体からなる挟み込み蓋板102とにより、挟み込まれた状態で、枠状支持体21の左右の側部に固定されている。この挟み込み本体板101の一方の表面には、断面形状が四角形からなる6本の差し込み溝103が上下方向に形成されている。この差し込み溝103の横断面形状は、差し込み封印具91のリング連結部97の断面形状より僅かに大きくなるような寸法形状に形成されている。この差し込み溝103に差し込み封印具91のリング連結部97を入れた状態で、挟み込み蓋板102を被せて、挟み込み本体板101及び挟み込み蓋板102の両者を、いわゆる一方向ねじ73により結合させるとともに、枠状支持体21に固定してあるものである。この一方向ねじ73は、締めることはできても、緩めることはできないもので、一旦上述したような状態で、差し込み封印具91を挟み込み本体板101及び挟み込み蓋板102により組み付けると、その後は、リング連結部97の途中を切断するか、或いは、差し込み切断部99を切断するか等の差し込み封印具91の一部を破断させなければ、差し込み本体部94を取り外すことができない。
【0087】
前記差し込み孔92は、本体キャビネット1の内面に形成されている。具体的には、差し込み孔92は、本体キャビネット1の左右の側板16内面に固定した固定クリップ110に形成されている。この差し込み孔92は、固定クリップ110の摺動レバー132の摺動側貫通孔193と、固定部材191の固定側貫通孔192とからなる上下方向に貫通する孔状のものである。かかる差し込み孔92に差し込み封印具91を挿入した状態のものを図8に示している。差し込み孔92は、上部側の固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193と、下部側の固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193との2つの孔により、形成されているものである。
【0088】
図8は、かかる差し込み孔92に、差し込み封印具91を挿入した状態を示すものであって、差し込み封印具91の先端側の爪部93と、差し込み封印具91の基端側のリング部98との間に、差し込み孔92が挟み込まれている。かかる状態において、差し込み本体部94を下方に引き抜こうとしても、差し込み本体部94の基端側のリング部98が、差し込み孔92の上部側の摺動側貫通孔193の外面に当接して、下方に引き抜くことができない。また、差し込み本体部94を上方に引き抜こうとしても、差し込み本体部94の先端側の爪部93が、差し込み孔92の下部側の摺動側貫通孔193の外面に当接して、上方に引き抜くことができないものである。
【0089】
図9は、上述したようにセットした後、リング連結部97を上方に力強く引っ張ることにより、リング部98と、差し込み本体部94との間の差し込み切断部99を破断させて、差し込み本体部94を、リング部98から分離させている状態を示すものである。これにより、差し込み本体部94の基端側からリング部98を分離させることができ、差し込み本体部94は、その自重により、差し込み孔92から下方に落下し、差し込み孔92の下方に位置するゴミ収集部104の内部に入る。なお、差し込み切断部99を破断させる場合、先端が尖った工具等により、すり鉢部100を下方に向かって押さえ込んだ状態で、リング連結部97を上方に引っ張りあげるようにしても良いものである。これにより、簡単に、差し込み切断部99を破断させることができる。
【0090】
(固定クリップ110、フック部130)
上記固定クリップ110は、交換ユニット2の左右側面を、本体キャビネット1の左右の側板16の内面に固定するためのものである。
上記フック部130は、枠状支持体21の左右に取り付けられているものであって、前記固定クリップ110が係合可能に形成されている。
【0091】
交換ユニット2の枠状支持体21の左右に固定されているフック部130と、本体キャビネット1の内部の左右側面に固定されている固定クリップ110とにより、交換ユニット2を固定するためのロック手段を形成するものである。
前記フック部130は、交換ユニット2の枠状支持体21の前面側の左右の縦枠にそれぞれ固定されている。そして、このフック部130は、裏面側に向かって横断面形状が鉤状に延びる金属薄板細片からなるものである。
【0092】
前記固定クリップ110は、本体キャビネット1の左右の側板16の内側にそれぞれ固定されて、前記フック部130の先端を引っかけて固定可能なものである。具体的には、固定クリップ110は、本体キャビネット1の内部の左右の側板16にねじにより固定される縦断面形状が略コ字状の固定部材191と、この固定部材191の断面略コ字状間にわたされた円柱状の回転軸136と、この回転軸136に軸支されて回動可能である断面形状がコ字状の摺動レバー132とを備えている。そして、固定クリップ110は、摺動レバー132の途中にわたされた基端側ピン138を回転の中心として回転可能なピン移動体139を備えている。このピン移動体139は、上述した基端側ピン138と、この基端側ピン138の両端からそれぞれ伸びるピン連結部133と、このピン連結部133の先端間に位置する先端側ピン131とからなるものである。そして、それぞれのピン連結部133は、固定クリップ110の内側に位置するとともに一端が基端側ピン138に回動可能に連結されている内側ピン連結部140と、固定クリップ110の外側に位置するとともに一端が先端側ピン131に回動可能に連結されている外側ピン連結部141とを備えている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141の連結されていない端部は、横方向に伸びたT字状に形成されている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、互いに重ねられて、コイル状のばね135の内部を通している。すなわち、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、連結されている端部と、T字状の端部との間には、ばね135が挟み込まれているものである。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141を、それらの長手方向に互いに逆方向に引っ張ると、それらのT字状頭部の間に挟まれたばね135が、弾性変形して縮むように形成されているものである。
【0093】
前記固定部材191の回転軸136と反対側の端部には、表裏に貫通する固定側貫通孔192が形成されている。そして、摺動レバー132にも、その回転軸136と反対側の端部に、固定側貫通孔192と同一の直径からなり、表裏に貫通する摺動側貫通孔193が形成されている。この固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193は、摺動レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように配置されている。そして、この固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193により、差し込み封印具91が差し込まれる差し込み孔92が形成されているものである。そして、摺動レバー132には、その回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する摺動側ねじ孔194が形成されている。そして、固定部材191にも、回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する固定側ねじ孔195が形成されている。この摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195は、摺動レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように形成されている。
【0094】
上記固定クリップ110の取り扱い手順を以下に示す。
先ず、交換ユニット2を固定クリップ110を介して本体キャビネット1に固定する場合、図11に示すように、摺動レバー132を手前側に開いた状態でピン移動体139の先端側ピン131を、枠状支持体21のフック部130に引っかける。そして、先端側ピン131にフック部130を引っかけた状態のまま、摺動レバー132を本体キャビネット1の裏板18側に向かって閉じることにより、ばね135の付勢力によりフック部130を裏板18側に引っ張った状態を維持することができるものである。これにより、フック部130及び固定クリップ110を介して、交換ユニット2の枠状支持体21を、本体キャビネット1の裏板18側に向かって引っ張りながら固定することができる。一方、交換ユニット2を固定クリップ110を介して本体キャビネット1から取り外す場合、上記手順を逆に行うことにより可能なものである。すなわち、摺動レバー132が閉じた状態から、摺動レバー132を前面側に向かって開く。そして、摺動レバー132が開いた状態において、フック部130から先端側ピン131を取り外すことにより、かかるロックが解除されるものである。
【0095】
本実施の形態に係る固定クリップ110は、先端側ピン131をフック部130に引っかけて、摺動レバー132を閉じるだけで、簡単にフック部130を固定クリップ110に固定することができ、ロック状態にすることができるものである。また、逆に、摺動レバー132を開いて、先端側ピン131をフック部130から取り外すだけで、簡単にフック部130を固定クリップ110から外すことができ、ロック状態を解除することができるものである。これにより、交換ユニット2の取り付け作業や、取り外し作業を、簡単なものにすることができるものである。
【0096】
そして、固定クリップ110は、図13に示すように、摺動レバー132を閉じた状態で、固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193の両方からなる差し込み孔92に差し込み封印具91を通すことにより、差し込み封印具91の途中を切断することなく、固定クリップ110の固定状態を解除することができないように設定している。これにより、固定クリップ110の固定状態を解除して交換ユニット2を本体キャビネット1から取り外すには、差し込み封印具91の切断を要することとなり、交換ユニット2を本体キャビネット1内部に封印することができるものである。
【0097】
また、封印状態を解除する場合には、図13の2点鎖線で示すように、差し込み封印具91のリング連結部97を引っ張りあげることにより、差し込み本体部94と、リング部98との間の差し込み切断部99が切断されて、差し込み本体部94のみが、差し込み孔92から下方のゴミ収集部104に向かって落下する。これにより、封印状態が解除される。
【0098】
なお、本実施の形態では、実施していないが、左右の固定クリップ110のうち、いずれか一方の固定クリップ110は、摺動レバー132を閉じた状態で、摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195の両者を貫通するように、本体キャビネット1の側板16に固定ねじをねじ込んでも良いものである。これにより、交換ユニット2を本体キャビネット1から取り外す場合、差し込み封印具91を破断させて、摺動レバー132を引くだけで、固定クリップ110の固定状態を解除することができず、摺動レバー132を引く前に、固定ねじ182を取り外す作業が必要となる。これにより、ワンタッチで簡単に交換ユニット2を取り外すことができず、交換ユニット2の取り外しによる不正行為を抑えることができる。
【0099】
(主制御装置封印手段70)
上記主制御装置封印手段70は、主制御装置25を有する基板ユニット24を、交換ユニット2の脱着部60の固定用ベース板82に封印するためのものである。
前記主制御装置封印手段70は、封印の操作をするための封印操作面83を有している。そして、かかる封印操作面83を、枠状支持体21の裏面側の方向に向かって臨むように形成してある。
【0100】
主制御装置封印手段70は、脱着部60の固定用ベース板82に固定されるとともに、主制御装置25を収納するケース本体71と、ケース本体71に開閉自在に組み付けられて、封印操作面83を形成する蓋体72と、ケース本体71から延設されて、前記交換ユニット2の裏面側からねじ止め可能な6個の本体ねじ部74と、蓋体72から延設されて、前記本体ねじ部74とともに、交換ユニット2の裏面側からねじ止め可能な6個の蓋体ねじ部75と、ケース本体71及び前記本体ねじ部74の間に介在して、切断により両者を切り離す本体分離切断部76と、蓋体72及び前記蓋体ねじ部75の間に介在して、切断により両者を切り離す蓋体分離切断部78と、ケース本体71及び蓋体72を組み合わせた状態で、本体ねじ部74及び蓋体ねじ部75の両者を締結するための一方向ねじ73とを備えている。なお、ここで、基板ユニット24は、ケース本体71の内部に主制御装置25等を挿入して、蓋体72を組み合わせた状態のものを意味する。
【0101】
前記一方向ねじ73は、工具により締め付け方向の一方向にのみ係合して回転操作可能な一方向係合溝84を有する頭部87と、この頭部87から延びて周囲にねじが切られて本体ねじ部74及び蓋体ねじ部75にねじ込み可能な軸部88とを備えている。
さらに、主制御装置封印手段70について、具体的に説明する。
【0102】
前記基板ユニット24は、ケース本体71と、蓋体72とを組み合わせた箱状のものを有している。この箱状のものが、固定用ベース板82を介して、交換ユニット2の脱着部60に取り付けられている。そして、ケース本体71及び蓋体72からなる箱状の内部に主制御装置25となる基板を挿入している。このケース本体71及び蓋体72は、透明な合成樹脂から形成されており、外部から内部の主制御装置25を構成する基板を観察可能に形成されている。
【0103】
ケース本体71を脱着部60の固定用ベース板82側に取り付け、かかるケース本体71に蓋体72を取り付けた場合、前記封印操作面83は、蓋体72側に形成されているものである。すなわち、基板ユニット24をかかる状態で取り付けた場合、枠状支持体21の裏面側から封印解除の操作をすることができるように、蓋体72側に封印操作面83が形成されている。
【0104】
前記本体ねじ部74は、図16及び図17に示すように、ケース本体71から6個、隣接して延設されているものであって、有底円筒状に形成され、有底部分に一方向ねじ73用のねじ孔が形成されている。そして、かかる有底円筒状の円筒部分がねじ孔を保護する保護筒の役割をしている。そして、前記本体分離切断部76は、ケース本体71と、本体ねじ部74との間を連結接続するものであって、ケース本体71及び本体ねじ部74同士が接続する部分の略中央部において、接続方向と交差する方向に厚みが薄くなった切断ラインを有しているものである。この本体分離切断部76は、かかる切断ラインを上から、切断ラインに沿ってマイナスドライバーのようなもので、押すことにより、簡単に切断することができるように形成されている。
【0105】
また、6個の本体ねじ部74の間には、図16及び図17に示すように、それらの間に介在して、切断により、それぞれの本体ねじ部74を切り離す本体隣接切断部77が形成されている。この本体隣接切断部77は、隣接する6個の本体ねじ部74の間を連結接続するものであって、本体ねじ部74同士が接続する部分の略中央部において、接続方向と交差する方向に厚みが薄くなったラインを有しているものである。また、この本体隣接切断部77は、かかる切断ラインを上から、切断ラインに沿ってマイナスドライバーのようなもので、押すことにより、簡単に切断することができるように形成されている。
【0106】
前記蓋体ねじ部75は、図16及び図17に示すように、蓋体72から6個、隣接して延設されているものであって、有底円筒状に形成され、有底部分に一方向ねじ73用のねじ孔が形成されている。そして、かかる有底円筒状の円筒部分がねじ孔を保護する保護筒の役割をしている。そして、前記蓋体分離切断部78は、蓋体72と、蓋体ねじ部75との間を連結接続するものであって、蓋体72及び蓋体ねじ部75同士が接続する部分の略中央部において、接続方向と交差する方向に厚みが薄くなった切断ラインを有しているものである。この蓋体分離切断部78は、かかる切断ラインを上から、切断ラインに沿ってマイナスドライバーのようなもので、押すことにより、簡単に切断することができるように形成されている。
【0107】
また、6個の蓋体ねじ部75の間には、図16及び図17に示すように、それらの間に介在して、切断により、それぞれの蓋体ねじ部75を切り離す蓋体隣接切断部79が形成されている。この蓋体隣接切断部79は、隣接する6個の蓋体ねじ部75の間を連結接続するものであって、蓋体ねじ部75同士が接続する部分の略中央部において、接続方向と交差する方向に厚みが薄くなったラインを有しているものである。また、この蓋体隣接切断部79は、かかる切断ラインを上から、切断ラインに沿ってマイナスドライバーのようなもので、押すことにより、簡単に切断することができるように形成されている。
【0108】
上述した6個の本体ねじ部74と、6個の蓋体ねじ部75とが、それぞれ組み合わされるように形成されてあるものであって、本体ねじ部74の有底円筒状の内部に、蓋体ねじ部75の下部が入り込むように形成されているものである。
上述した6個の本体ねじ部74の本体分離切断部76の切断ラインと、6個の蓋体ねじ部75の蓋体分離切断部78の切断ラインとは、基板ユニット24を上方から下方を見て、同一位置となるように揃えてあるものである。これにより、マイナスドライバー等の工具を上から押し込むことにより、蓋体分離切断部78と、本体分離切断部76とを、略同時に切断することができる。
【0109】
また、上述した6個の本体ねじ部74の間に介在する本体隣接切断部77の切断ラインと、6個の蓋体ねじ部75の間に介在する蓋体隣接切断部79の切断ラインとは、基板ユニット24を上方から下方を見て、同一位置となるように揃えてあるものである。これにより、マイナスドライバー等の工具を上から押し込むことにより、蓋体隣接切断部79と、本体隣接切断部77とを、略同時に上から切断することができる。
【0110】
上述した6個の本体ねじ部74の下部の円筒部分は、6個並んだ中央の4個が短尺状に形成され、6個並んだ両端の2個が、長尺状に形成されている。これは、短尺状に形成された中央の4個の本体ねじ部74は、蓋体ねじ部75とともに、一方向ねじ73により、固定用ベース板82にも締結固定されるものである。これにより、基板ユニット24内に主制御装置25を収納して、固定用ベース板82に固定した状態で、一方向ねじ73による封印状態を発生させることができるものである。それに対して、6個並んだうちの両端の2個の本体ねじ部74は、蓋体ねじ部75とともに、一方向ねじ73により、両者は固定締結されるものであるが、図16に示すように、かかる一方向ねじ73は、固定用ベース板82には、固定されないものである。これにより、基板ユニット24内に主制御装置25を収納した状態で、固定用ベース板82には、固定していない状態で、一方向ねじ73による封印状態を発生させることができるものである。
【0111】
本実施の形態は、主制御装置封印手段70の封印操作面83を交換ユニット2の裏板18側の方向に向かって臨むように形成している。このため、前扉3を開いた状態だけでは、蓋体ねじ部75及び本体ねじ部74を締結した一方向ねじ73を操作したり、蓋体分離切断部78や本体分離切断部76や、蓋体隣接切断部79や本体隣接切断部77を、工具等で分離切断することができない。すなわち、主制御装置25を有する基板ユニット24の封印操作面83を操作することができず、主制御装置25を外せる状態とならない。
【0112】
すなわち、主制御装置25を交換ユニット2の裏面側から取り外す状態に至るまでに、以下の行為を有することになる。
(1)前扉3を開く。
(2)交換ユニット封印手段90の封印状態を解除する。
(3)交換ユニット2を本体キャビネット1から取り外す。
【0113】
(4)主制御装置封印手段70の封印状態を解除する。
(5)主制御装置25を交換ユニット2から取り外す。
上述した5つの行為で、主制御装置25を交換ユニット2から取り外すことが可能となる。したがって、主制御装置25の封印操作面83を正面側に向かって臨むように形成したものと比較して、交換ユニット封印手段90の封印状態の解除行為と、交換ユニット2を本体キャビネット1から取り外す行為とが、新たに、必要となり、主制御装置25を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができる。
【0114】
そして、本実施の形態では、交換ユニット封印手段90及び主制御装置封印手段70の両方の封印状態を解除しなければ、主制御装置25を交換ユニット2から取り外すことができない。したがって、両方の封印状態が解除されていなければ、主制御装置25は、交換ユニット2から取り外されてないことを証明するものであり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができる。
【0115】
なお、ここで、封印操作面83を、蓋体72の表面に形成し、かかる封印操作面83を、枠状支持体21の裏面側の方向に向かって臨むように形成しているが、封印操作面83が臨む方向は、かかる裏面側の方向に限定されるものではない。封印操作面83が臨む方向は、枠状支持体21の正面側以外の方向に向かって臨むようなものであれば良いものである。具体的には、封印操作面83は、枠状支持体21の裏面側、右側面側、左側面側、上面側及び下面側のうち少なくとも一方側に向かって臨むように形成されてあれば良いものである。なお、ここで、封印操作面83が、特定の方向に向かって臨むというのは、封印操作面83の封印の実行操作や、解除操作が、かかる特定の方向から作業者が操作可能な状態を意味するものである。具体的には、封印の実行を一方向ねじ73により行っているような場合、かかる一方向ねじ73の頭部87が、かかる特定の方向に向かって臨んでいるようなことを意味し、また、封印の解除を蓋体分離切断部78や蓋体隣接切断部79の切断により行っているような場合、かかる切断操作のための工具を、かかる特定の方向から操作可能な状態になっていることを意味するものである。
【0116】
そして、封印操作面83が臨む方向は、必ずしも脱着部60が開口する方向である必要はない。具体的には、例えば、脱着部60が、右側面側の方向だけに開口しているような場合でも、かかる開口スペースに手や工具が挿入可能なものであれば、かかる右側面側の方向だけに開口する脱着部60であっても、封印操作面83を裏面側の方向に向かって臨むように形成することも充分可能だからである。
【0117】
(第二の実施の形態)
図18及び図19は、本発明に係る第二の実施の形態を示すものであって、図18は遊技機の一部縦断面図、図19は交換ユニットの枠状支持体の脱着部に固定用ベース板及び基板ユニットを取り付けようとしている状態の外観斜視図をそれぞれ示す。
【0118】
本実施の形態は、前記主制御装置封印手段70は、封印の操作をするための封印操作面83を有しているが、かかる前記封印操作面83を、前記枠状支持体21の正面側の方向に向かって臨むように形成したことを特徴とする。その他の構成は、第一の実施の形態で説明したものと同一のものを使用しているものである。
第一の実施の形態では、固定用ベース板82を脱着部60の前面側(正面側)に固定して、かかる固定用ベース板82の裏面側(裏板18側)に基板ユニット24を取り付けて封印していたが、本実施の形態では、基板ユニット24を固定して封印するための裏面側固定用ベース板200を、脱着部60の裏面側(裏板18側)に固定して、かかる裏面側固定用ベース板200の前面側(正面側)に基板ユニット24を固定して封印しているものである。
【0119】
前記裏面側固定用ベース板200は、枠状支持体21の裏面側(裏板18側)の脱着部60の周囲に設けた4個の支持体側ねじ孔201と、裏面側固定用ベース板200の周囲に設けた4個のベース板側ねじ孔202との両者を、通常ねじを介して、固定されている。
なお、かかる通常ねじを、締めることはできるが、緩めることはできないような頭部を有する、いわゆる一方向ねじ(ワンウェイねじ)により、固定しても良いものである。かかる場合、裏面側固定用ベース板200は、常に固定されている状態となっているため、裏面側固定用ベース板200を一旦、取り付けた後の状態における基板ユニット24の脱着部60への脱着は、枠状支持体21の側方に位置して、裏面側固定用ベース板200と、枠状支持体21との間の開口する部分から行うことができるものである。すなわち、かかる場合、脱着部60は、枠状支持体21の側方に開口するとともに主制御装置25を枠状支持体21の側方から脱着可能なものとなる。
【0120】
本実施の形態は、更に、具体的には、ケース本体71を脱着部60の裏面側固定用ベース板200の前面側(正面側)に取り付け、かかるケース本体71に蓋体72を取り付けているものである。そして、前記封印操作面83は、蓋体72側に形成されているものである。すなわち、基板ユニット24をかかる状態で取り付けてあるため、枠状支持体21の正面側から、すなわち前扉3側から封印の実行や、解除の操作をすることができるように、形成されているものである。
【0121】
そして、枠状支持体21の脱着部60の前面側(前扉3側)には、前後方向に貫通する窓状の操作窓部203が形成されている。この操作窓部203は、封印作業者が、正面開口部11側から手を差し込んで、枠状支持体21の裏面側の裏面側固定用ベース板200に、基板ユニット24を封印実行や、封印解除や、固定等の操作作業をするためのものである。この操作窓部203の縦寸法は、基板ユニット24の縦寸法より小さく設定され、操作窓部203の横寸法は、基板ユニット24の横寸法よりも小さなものに形成されてある。そして、枠状支持体21の寸法形状は、本体キャビネット1の上部内側の寸法形状と、略適合するように設定されてあり、また、基板ユニット24の寸法形状も、脱着部60の寸法形状と、略適合するように形成されてあるため、枠状支持体21を本体キャビネット1内部に固定した状態で、枠状支持体21の脱着部60に基板ユニット24を納めた状態からは、基板ユニット24を操作窓部203から取り出すことや、逆に操作窓部203から基板ユニット24を脱着部60に入れて収めることは、できないように設定されているものである。
【0122】
なお、本体ねじ部74や、蓋体ねじ部75や、本体分離切断部76、本体隣接切断部77、蓋体分離切断部78及び蓋体隣接切断部79等の構造自体は、第一の実施の形態で説明したものと同一であって、それらが構成する封印操作面83の臨む方向のみが異なるものである。
本実施の形態は、主制御装置25を枠状支持体21の正面側以外の裏面若しくは側面の方向から脱着して、枠状支持体21の正面側からは脱着することができない。そして、主制御装置封印手段70の封印の操作解除をするための封印操作面83は、枠状支持体21の正面側に向かって臨むため、かかる主制御装置封印手段70の操作は枠状支持体21の正面側から可能なものである。
【0123】
本実施の形態では、封印操作面83が、枠状支持体21の正面側に向かって臨んでいるため、枠状支持体21の正面側から主制御装置封印手段70の封印の操作をすることができる。このため、枠状支持体21を本体キャビネット1から取り出さずに、枠状支持体21を本体キャビネット1の内部に納めた状態のままで、枠状支持体21の正面側から封印操作面83を操作することができる。これにより、本体キャビネットの正面開口部11側から主制御装置封印手段70の封印の実行や、解除の作業を容易に行うことができる。
【0124】
(第三の実施の形態)
図20は、本発明の第三の実施の形態であって、ゴミ収集部の縦断面図を示すものである。
本実施の形態に係るゴミ収集部104は、第一の実施の形態で説明したと同様に、本体キャビネット1の側板16の内面側に、差し込み孔92の下方に位置して、上方に向かって開口しているものである。そして、本実施の形態に係るゴミ収集部104は、その下部に本体キャビネット1の外部と連通するゴミ排出通路105を設けたことに特徴を有するものである。その他の構成は、第一の実施の形態と同一であるため、説明を省略する。
【0125】
本実施の形態では、ゴミ収集部104に入った差し込み本体部94を、ゴミ排出通路105を介して、本体キャビネットの外部に排出することができる。これにより、封印解除で分離された差し込み本体部94が、ゴミ収集部104の内部に多数、貯まり、溢れた差し込み本体部94が、本体キャビネット1の内部に落下するようなことを回避することができる。
【0126】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0127】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、主制御装置を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができるとともに、主制御装置及び交換ユニットの両方の封印状態が解除されていなければ、主制御装置は、取り外されてないことを証明するものであり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0128】
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、さらに、主制御装置を取り外して、不正行為が行われることを、抑えることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0129】
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、本体キャビネットの正面開口部側からの主制御装置封印手段の封印作業が容易な遊技機を提供することができる。
【0130】
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、交換ユニット及び本体キャビネットの両者を封印状態にすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0131】
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項4記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、差し込み封印具が差し込み孔に係合した状態を維持している場合には、本体キャビネットから交換ユニットが取り外されていないこととなり、不正行為が行われていないことを確実なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【0132】
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、分離した差し込み本体部が、本体キャビネット内部に散らばって、部品内部に入り込んで、それらの正常な動作を阻害したり、散らかってゴミとなるようなことを防止可能な遊技機を提供することができる。
【0133】
(請求項7)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項6に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、ゴミ収集部に入った差し込み本体部を本体キャビネットの外部に排出することができるようにした遊技機を提供することができる。
【0134】
(請求項8)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、ケース本体及び蓋体の両者を封印状態にすることができるようにした遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を示す一部縦断面図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態であって、交換ユニットの枠状支持体の脱着部に基板ユニットを取り付けようとしている状態を示す外観斜視図である。
【図3】 本発明の第一の実施の形態であって、本体キャビネットを示す一部外観斜視図である。
【図4】 本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の第一の実施の形態であって、交換ユニットの枠状支持体の脱着部に固定用ベース板及び基板ユニットを取り付けようとしている状態を示す外観斜視図である。
【図6】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み封印具を示す一部外観斜視図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み封印具を取り付けている状態を示す外観斜視図である。
【図8】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み孔に差し込み封印具を挿入した状態を示す縦断面図である。
【図9】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み封印具を一部切断した状態を示す縦断面図である。
【図10】 本発明の第一の実施の形態であって、固定クリップを示す分解斜視図である。
【図11】 本発明の第一の実施の形態であって、固定クリップを開いた状態を示す外観斜視図である。
【図12】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み封印具を固定クリップに差し込む状態を示す外観斜視図である。
【図13】 本発明の第一の実施の形態であって、差し込み封印具を固定クリップに差し込んだ状態を示す側面図である。
【図14】 本発明の第一の実施の形態であって、ケース本体を示す平面図である。
【図15】 本発明の第一の実施の形態であって、蓋体を示す平面図である。
【図16】 本発明の第一の実施の形態であって、主制御装置封印手段を示す一部断面図である。
【図17】 本発明の第一の実施の形態であって、主制御装置封印手段を示す一部断面図である。
【図18】 本発明の第二の実施の形態であって、遊技機を示す一部縦断面図である。
【図19】 本発明の第二の実施の形態であって、交換ユニットの枠状支持体の脱着部に固定用ベース板及び基板ユニットを取り付けようとしている状態を示す外観斜視図である。
【図20】 本発明の第三の実施の形態であって、ゴミ収集部の縦断面図を示すものである。
【符号の説明】
S 遊技機 1 本体キャビネット
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 ホッパーユニット
6 係合部 7 ロック機構
11 正面開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 上板 18 裏板
21 枠状支持体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 主制御装置 30 上扉
31 表示窓 32 表示装置
33 飾り部 40 下扉
41 操作部 42 メダル投入口
43 メダル受け 44 鍵穴
50 前パネル 51 枠体係合部
52 本体係合部 54 突出片
60 脱着部 70 主制御装置封印手段
71 ケース本体 72 蓋体
73 一方向ねじ 74 本体ねじ部
75 蓋体ねじ部 76 本体分離切断部
77 本体隣接切断部 78 蓋体分離切断部
79 蓋体隣接切断部 80 本体ねじ孔
81 蓋体ねじ孔 82 固定用ベース板
83 封印操作面 84 一方向係合溝
85 保持クリップ 86 ベース板開口部
87 頭部 88 軸部
90 交換ユニット封印手段 91 差し込み封印具
92 差し込み孔 93 爪部
94 差し込み本体部 95 差し込み表示部
96 表示連結部 97 リング連結部
98 リング部 99 差し込み切断部
100 すり鉢部 101 挟み込み本体板
102 挟み込み蓋板 103 差し込み溝
104 ゴミ収集部 105 ゴミ排出通路
110 固定クリップ 130 フック部
131 先端側ピン 132 摺動レバー
133 ピン連結部 135 ばね
136 回転軸 138 基端側ピン
139 ピン移動体 140 内側ピン連結部
141 外側ピン連結部 191 固定部材
192 固定側貫通孔 193 摺動側貫通孔
194 摺動側ねじ孔 195 固定側ねじ孔
200 裏面側固定用ベース板 201 支持体側ねじ孔
202 ベース板側ねじ孔 203 操作窓部

Claims (8)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する略箱状の本体キャビネットと、
    前記本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐための前扉と、
    複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための回転手段を有するリールユニットと、
    前記回転リールの回転を制御するための主制御装置を収めた基板ユニットとを少なくとも備えた遊技機において、
    枠状の枠状支持体に前記リールユニット及び前記主制御装置を少なくとも備えた交換ユニットを備え、
    前記枠状支持体の横巾は、前記本体キャビネット内の巾と同一に形成され、
    前記交換ユニットは、前記枠状支持体の裏面側に位置して前記枠状支持体の正面側以外の方向に開口するとともに前記主制御装置を前記枠状支持体の正面側以外の方向から脱着可能な脱着部を設け、
    前記脱着部は、前記枠状支持体の裏側に左右方向全長にわたって開口する凹状に形成され、
    前記基板ユニットは、前記枠状支持体の裏側に凹設された部分に収納され、
    前記枠状支持体を前記本体キャビネットに固定すると、前記基板ユニットは、前記本体キャビネットの裏側を覆う裏板に若干の隙間をもって近接するように形成され、
    前記遊技機は、
    前記主制御装置を有する基板ユニットを、前記交換ユニットの前記脱着部に封印するための主制御装置封印手段と、
    前記交換ユニットを、前記本体キャビネットに封印するための交換ユニット封印手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記主制御装置封印手段は、封印の操作をするための封印操作面を有し、
    前記封印操作面を、前記枠状支持体の正面側以外の方向に向かって臨むように形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記主制御装置封印手段は、封印の操作をするための封印操作面を有し、
    前記封印操作面を、前記枠状支持体の正面側の方向に向かって臨むように形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記交換ユニット封印手段は、
    前記交換ユニット及び前記本体キャビネットのいずれか一方に一端側が固定されて、他端側が自由端からなる差し込み封印具と、
    前記交換ユニット及び前記本体キャビネットのうち、前記差し込み封印具の一端が固定されていない方に設けられて、前記差し込み封印具の前記自由端を差し込み可能な孔状に開口する差し込み孔とを備え、
    前記差し込み封印具の前記自由端は、前記自由端の先端から基端側に向かって幅寸法が徐々に大きくなるようにした弾性変形可能な爪部を有し、
    前記差し込み封印具の前記自由端の先端の最大幅寸法は、前記差し込み孔の径より小さな値に形成され、前記爪部の最大幅寸法は、前記差し込み孔の径より大きな寸法形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記差し込み孔は、前記本体キャビネットの内面に形成され、
    前記差し込み封印具は、
    先端に前記爪部を有して、前記差し込み孔に挿入可能な略円柱状の差し込み本体部と、
    前記差し込み本体部の基端側に取り付けられて前記差し込み孔よりも大きな径からなるリング部と、
    前記差し込み本体部及び前記リング部の間に介在して、切断により差し込み本体部及びリング部を切り離す差し込み切断部と、
    前記リング部から前記交換ユニット側に向かって延びるリング連結部と、
    前記リング連結部の前記交換ユニット側の終端に位置して、前記交換ユニットの前記枠状支持体に固定される差し込み表示部とを備えていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記本体キャビネットの内面には、前記差し込み孔の下方に位置して、上方に向かって開口するゴミ収集部を設けたことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記ゴミ収集部は、前記本体キャビネットの外部と連通するゴミ排出通路を設けたことを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記主制御装置封印手段は、
    前記脱着部に固定されるとともに、前記主制御装置を収納するケース本体と、
    前記ケース本体に開閉自在に組み付けられて、前記封印操作面を形成する蓋体と、
    前記ケース本体から延設されて、ねじ止め可能な本体ねじ部と、
    前記蓋体から延設されて、前記本体ねじ部とともにねじ止め可能な蓋体ねじ部と、
    前記ケース本体及び前記本体ねじ部の間に介在して、切断により両者を切り離す本体分離切断部と、
    前記蓋体及び前記蓋体ねじ部の間に介在して、切断により両者を切り離す蓋体分離切断部と、
    前記ケース本体及び前記蓋体を組み合わせた状態で、前記本体ねじ部及び前記蓋体ねじ部の両者を締結するための一方向ねじとを備え、
    前記一方向ねじは、工具により締め付け方向の一方向にのみ係合して回転操作可能な一方向係合溝を有する頭部と、この頭部から延びて周囲にねじが切られて前記本体ねじ部及び前記蓋体ねじ部にねじ込み可能な軸部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機。
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