JP3775951B2 - 遊技機用基板ケースおよび取付構造 - Google Patents
遊技機用基板ケースおよび取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3775951B2 JP3775951B2 JP28095999A JP28095999A JP3775951B2 JP 3775951 B2 JP3775951 B2 JP 3775951B2 JP 28095999 A JP28095999 A JP 28095999A JP 28095999 A JP28095999 A JP 28095999A JP 3775951 B2 JP3775951 B2 JP 3775951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- gaming machine
- base
- screw member
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコやパチスロ等の遊技機に取り付けられる遊技機用基板ケース等に適用可能な、2つの部材を互いに固定する取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パチンコやパチスロ等の遊技機の基板に対し、不正ROM交換等の不正行為が行われている。このような不正行為を防止するため、基板が収納された基板ケースは、基板ケースを開封できないようにした状態で店舗に設置された遊技機に取り付けられる。このような基板ケースは、特開平10−249027号公報および特開平11−114187号公報に開示されている。
【0003】
また、基板ケース自体を遊技機の筐体から取り外しにくくしたものが、特開平11−169536号公報に開示されている。ここでは、基板ケース取付台を筐体に設けるとともに、基板ケースを係止部材(金属の棒状体)によって基板ケース取付台に取り付けるようにしている。そして、係止部材はキーによりロックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、店舗に設置された遊技機に基板が取り付けられているとき、基板は基板ケースに収容されているが、流通の都合上、基板ケース単体での納品が必要となる場合があり、流通段階での不正を完全に防止することは困難であった。
【0005】
また、基板ケースを係止部材(金属の棒状体)によって基板ケース取付台に取り付けるとともに、係止部材をキーによりロックするようにした場合には、キーが不正に使用された場合の不正行為を防止することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、基板ケースの不正な取り外しを効果的に防止できる取付構造を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、基板ケース単体時の不正開封、および遊技機に取り付けられた状態での基板に対する不正行為の両者を有効に防止できるよう、基板ケース の開封や取り外しの事実が容易に認識可能な遊技機用基板ケースを提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、2つの部材を互いに固定する取付構造において、互いに螺合し合うことにより2つの部材を互いに固定する第1のねじ部材および第2のねじ部材(366)と、第2のねじ部材(366)の回転を一方向のみ禁止し他方への回転を許容する回転方向規制機構(365a,366a)と、を備え、第1のねじ部材を第2のねじ部材(366)に対して締め付ける際には回転方向規制機構(365a,366a)により第2のねじ部材(366)の回転が禁止され、第1のねじ部材を緩める方向に回転させたときには回転方向規制機構(365a,366a)により回転が許容された第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材とともに回転するようにしたことを特徴とする、遊技機用基盤ケースの取付構造である。
【0008】
この発明によれば、第1のねじ部材を緩める方向に回転させたときには回転方向規制機構(365a,366a)により回転が許容された第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材とともに回転するので、第1のねじ部材を緩めることができない。
【0009】
また、第1の本発明において、回転方向規制機構として、第2のねじ部材(366)には一方向への回転のみを禁止するねじ側突出部(366a)が設けられていることが好ましい。
【0010】
さらに、第1の本発明において、回転方向規制機構は、第2のねじ部材(366)を収納する収納部(365)を備え、収納部(365)には第2のねじ部材(366)に設けられたねじ側突出部(366a)に対して係合可能とされた収納部側突出部(365a)が設けられ、ねじ側突出部(366a)と収納部側突出部(365a)とが互いに係合することにより、第2のねじ部材(366)の一方向への回転が禁止されることが好ましい。
【0011】
第2の本発明は、2つの部材(102,70)を互いに固定する取付構造において、2つの部材のうちの一の部材(102)に設けられ、他の部材(70)に対して差し込まれる係止爪(126)と、係止爪(126)と係合可能とされた係合部材(73)と、係合部材(73)を移動させるねじ機構(127,73e)と、を備え、係止爪(126)を他の部材(70)に対して差込んだ後、ねじ機構(127,73e)により係合部材(73)を移動させて係合部材(73)を不可逆的に係止爪(126)に係合させることにより、係合爪(126)を係止して2つの部材(102,70)の分離を禁止するようにしたことを特徴とする、取付構造である。
【0012】
この発明によれば、係合部材(73)を不可逆的に係止爪(126)に係合させることにより、係合爪(126)を係止して2つの部材(102,70)の分離を禁止するようにしたので、取付機構を破壊することなく2つの部材(102,70)を分離することができない。
【0013】
また、第2の本発明において、ねじ機構は係合部材(73)に形成された雌ねじ(73e)と、雌ねじ(73e)に螺合されるワンウェイねじ(127)と、からなることが好ましい。
【0014】
この発明によれば、ねじ機構としてワンウェイねじ(127)を用いているので、ねじを除去することができず、より確実に2つの部材(102,70)の分離を禁止できる。
【0015】
加えて、第1及び第2の本発明において、取付構造は、基板が収納された基板ケースを 遊技機に対して取り付けるものであることが好ましい。
【0016】
この発明によれば、第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材とともに回転し、第1のねじ部材を緩めることができないので、基板ケースの不正な取り外しを効果的に防止できる。
【0017】
第3の本発明は、遊技機の取付面に対して取り付けられるべきベース(1)と、ベース(1)に対し遊技機の取付面の反対側から取り付けられるカバー(2)と、から構成される基板ケース(C)を備え、基板ケース(C)内の空間に基板(3)が収納され、カバー(2)には、基板ケース(C)を遊技機の取付面に対して不可逆的に取り付ける取付部(24)が設けられていることを特徴とする、遊技機用基板ケースである。
【0018】
この発明によれば、ベース(1)および基板(3)が遊技機の取付面とカバー(2)の間に挟まるようにして取り付けられるので、カバー(2)を遊技機の取付面から取り外さない限り、基板(3)にアクセスできない。したがって、基板(3)に対し不正にアクセスした場合には、その痕跡がカバー(2)に残るため、不正行為を効果的に防止できる。なお、本明細書において、「不可逆的に取り付ける」とは、破壊することなく取り外しできないことを意味する。
【0019】
また、第3の本発明において、取付部として、カバー(2)には、ワンウェイねじ(27)を介してカバー(2)を遊技機の取付面に対して取り付けるためのねじ止め部(24)が設けられていることが好ましい。
【0020】
さらに、第3の本発明において、取付部として、カバー(2)には、カバー(2)を遊技機の取付面に対して取り付けるためのカシメ構造が設けられていることが好ましい。
【0021】
加えて、第3の本発明において、カバー(2)を遊技機の取付面に対して取り付けない状態においてベース(1)とカバー(2)とがカシメ構造を介して互いに結合可能とされていることが好ましい。
【0022】
この発明によれば、ベース(1)とカバー(2)とを分解した場合の痕跡が残るので、不正行為を二重に防止できる。
【0023】
さらにまた、第3の本発明において、ベース(1)とカバー(2)とはワンウェイねじを用いて互いに結合されることが好ましい。
【0024】
この発明によれば、ベース(1)とカバー(2)とを分解した場合の痕跡が残るので、不正行為を二重に防止できる。
【0025】
またさらに、第3の本発明において、ベース(1)とカバー(2)とはねじ(4)によって結合され、ねじ(4)のねじ頭(4a)はベース(1)の側に露出されることが好ましい。
【0026】
この発明によれば、ねじ(4)のねじ頭(4a)はベース(1)の側に露出されるので、カバー(2)を遊技機の取付面から取り外さない限り、ねじ(4)を取り外すことができず、基板(3)にアクセスできない。したがって、基板(3)に対し不正にアクセスした場合には、その痕跡がカバー(2)に残るため、不正行為を効果的に防止できる。
【0027】
第4の本発明は、遊技機の取付面に対して取り付けられるべきベース(1)と、ベース(1)に対し遊技機の取付面の反対側から取り付けられるカバー(2)と、ベース(1) とカバー(2)とを互いに結合するためのカシメ構造を有するカシメ部材(5)と、を備え、ベース(1)およびカバー(2)の間に形成される空間内に基板(3)が収納され、カシメ部材(5)にはホログラムシール(52)が取り付けられていることを特徴とする、遊技機用基板ケースである。
【0028】
この発明によれば、カシメ部材(5)にはホログラムシール(52)が取り付けられているので、カシメ部材(5)の複製を困難なものとすることができる。したがって、基板ケースが単体で流通する流通過程における不正行為が効果的に防止される。
【0029】
また、第4の本発明において、ホログラムシール(52)には、個々のカシメ部材(5)に固有の情報が印刷されていることが好ましい。
【0030】
この発明によれば、個々のカシメ部材(5)に固有の情報が印刷されているので、カシメ部材(5)を複製するためには、予めその数字等の個別情報を調べた上でホログラムシール(52)を作製しなくてはならず、カシメ部材(5)を偽造することは極めて困難である。したがって、基板ケースが単体で流通する流通過程における不正行為が効果的に防止される。
【0031】
さらに、第4の本発明において、カシメ部材(5)には、ベース(1)およびカバー(2)に差し込まれる挿入部(51)が設けられ、挿入部(51)がベース(1)およびカバー(2)に差し込まれることによりカシメ部材(5)が引き抜き不可能な状態となることが好ましい。
【0032】
この発明によれば、挿入部(51)がベース(1)およびカバー(2)に差し込まれることによりカシメ部材(5)が引き抜き不可能な状態となるので、カシメ部材(5)を破壊するなどしない限り、ベース(1)とカバー(2)とを分離することができない。
【0033】
なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0034】
【発明の実施の形態】
−第1の実施形態−
以下、図1〜図9を参照して、本発明による遊技機用基板ケースの第1の実施形態について説明する。第1の実施形態の遊技機用基板ケースは、例えば、スロットマシンゲーム機等の遊技機に取り付けられる。
【0035】
図1は本実施の形態の遊技機用基板ケースを分解した状態を示す側面図、図2は図1のII−II線方向から見た図1の遊技機用基板ケースの正面図、図3は図2の一部拡大図、図4は図1の遊技機用基板ケースの分解斜視図、図5は基板ケースの突出部を示す図である。また、図6は取付台を遊技機に取り付ける方法を示す図であり、図7は遊技機に取り付けられた取付台を示す図、図8は基板ケースCを取付台に取り付ける方法を示す図、図9は基板ケースCを取付台に取り付けた後の状態を示す図である。
【0036】
図1〜図4に示すように、第1の実施形態の遊技機用基板ケースCは、遊技機の取付台60に当接されるベース1と、ベース1に対して取り付けられるカバー2とを備え、ベース1およびカバー2の間に形成される空間内にROMが実装された基板3が収容される。
【0037】
ベース1にはねじ孔11がカバー2にはねじ留め部21a〜21dがそれぞれ形成され、ねじ孔11および基板3を貫通させたねじ4をねじ留め部21a〜21dに対し螺合させることにより、カバー2をベース1に対し取り付けることができる。これにより、基板3はベース1とカバー2との間に挟まれて支持され、ベース1およびカバー2の間に形成される空間内に収容される。
【0038】
ベース1には、図2において左右両端側にそれぞれ一対の矩形状の開口12が形成されている(図1および図4)。また、カバー2には開口12と対向する位置において一対の矩形状の開口22が形成されている(図1および図4)。
【0039】
図2〜図5に示すように、開口12および開口22には樹脂製のカシメピン5が挿入される。カシメピン5には、開口12および開口22の位置に対応する傘型の挿入部51が設けられている。ベース1をカバー2に取り付けた状態で開口12および開口22にカシメピン5を押し込むと、挿入部51が弾性変形してベース1の内部に差し込まれる。図5(a)および図5(b)に示すように、挿入部51が開口12および開口22を通過すると、挿入部51がその復元力により開いて挿入部51がベース1の内壁面に係合するので、カシメピン5を引き抜くことができない状態となる。したがって、ベース1とカバー2とを互いに分解できなくなる。
【0040】
複合的な不正防止のため、カシメピン5には個々のカシメピン5ごとに異なる数字等の個別情報が印刷されたホログラムシール52が貼り付けられている。
【0041】
図2においてカバー2の右端側には突出部23が、カバー2の左端側には2つの突出部25が、それぞれ形成されている。突出部23には全部で4つのボス24が形成されている。図3に示すように、ボス24はねじ孔24bが形成されたねじ止め部24aと、ねじ止め部24aを両側から支持する架橋部24cとを備える。また、突出部23の中央部分には、ねじ孔23aが形成されている。
【0042】
次に、第1の実施形態の遊技機用基板ケースの使用方法について説明する。
【0043】
図1に示すように、ベース1に対して基板3およびカバー2を取り付け、ねじ4を締結することにより、基板3をベース1およびカバー2の間に形成される空間内に収容する。さらに、カシメピン5を差し込むことで、基板ケースCは開封不可能となる。
【0044】
正規の理由による開封時には、カシメピン5とケース2との間にニッパを差し込むなどしてカシメピン5の挿入部51を根元部分から切断することにより、カシメピン5を除去するとともに、ねじ4を取り外す。これにより基板ケースCの開封が可能となる。基板ケースCを封印する際には、ねじ4を再度締結するとともに、新規のカシメピン5を差し込む。このカシメピン5には予め設定された別の数字等の情報が印刷されたホログラムシール52が貼付されている。
【0045】
このように、カシメピン5には個々のカシメピン5に固有の情報が印刷されたホログラムシール52が貼り付けられているため、カシメピン5を複製するためには、予めその数字等の個別情報を調べた上でホログラムシールを作製しなくてはならず、カシメピン5を偽造することは極めて困難である。したがって、基板ケースCが単体で流通する流通過程における不正行為が効果的に防止される。
【0046】
基板3を収容した基板ケースCは遊技機200に固定された取付台60(図6等)に取り付けられる。
【0047】
図6に示すように、取付台60には4つの固定用ねじ孔61が形成され、遊技機200には固定用ねじ孔61に対応する4つの下穴62が形成されている。図7(a)および図7(b)に示すように、固定用ねじ孔61を貫通するねじ63を下孔62にねじ込むことによって、取付台60が遊技機200に固定される。また、図6および図7に示すように、取付台60には基板ケースCの突出部25が差し込まれる差込部64と、基板ケースCを下方から支持するためのガイド65と、カバー2に形成されたねじ孔23aに対応する下穴66と、ケース2に形成された4つのボス24に対応する4つの下穴67とが形成されている。
【0048】
図8および図9に示すように、基板3が収容された基板ケースCの突出部25を差込部64に差込むとともに、基板ケースCのねじ孔23aを貫通させたねじ23bを取付台60の下穴66にねじ込むことにより、基板ケースCが取付台60を介して遊技機200に取り付けられる。
【0049】
次に、図9(a)〜(c)に示すようにケース2のボス24の1つにワンウェイねじ27を差込むとともに、取付台60に形成された対応する下穴67にこのワンウェイねじ27をねじ込む。ワンウェイねじ27を一旦締め付けると取り外すことができなくなるため、ボス24を破壊するなどしない限り基板ケースCを取付台60から取り外すことができない。なお、ワンウェイねじ27は締めつけ方向に回転させる場合のみドライバー等の治具と係合し、逆方向に回転させようとしても治具と係合しないように構成されたねじである。
【0050】
正規に基板ケースCを取り外す場合には、ボス24の架橋部24cをニッパ等で切断するとともに、ねじ23bを取り外す。再度、基板ケースCを取り付ける場合には、ねじ孔23aを貫通させたねじ23bを再び下穴66にねじ込む。また、破壊されていない別のボス24にワンウェイねじ27を差込むとともに、対応する下穴67にこのワンウェイねじ27をねじ込む。このように、基板ケースCを取り外すごとにボス24を1つずつ使用するため、ボス24の個数に対応する回数だけ、すなわち4回にわたって基板ケースCを着脱することができる。
【0051】
このように、基板ケースを遊技機から取り外すとボス24が破損されることとなるため、不正目的で基板ケースが取り外された場合には、不正行為が行われたことが目視により容易に識別できる。本実施形態では、ベース1の側を遊技機の取付台60に対向させるようにして基板ケースを取り付けているので、図1に明らかなように、ねじ4のねじ頭4aが遊技機の取付台60側に露出され、したがって基板ケースC全体を遊技機から取り外さない限りねじ4を取り外すことができない。よって、ねじ4を取り外すことにより基板3にアクセスすることは不可能である。
【0052】
なお、ボス24を破壊するなどして不正に基板ケースを取り外したとしても、上記のように、痕跡を残さずに基板ケースCを開封することはできないため、本実施形態においては、不正行為が複合的な手段により防止されることとなる。
【0053】
次に、図10〜図13を参照して、本発明の遊戯用基板ケースが取り付けられる遊技機の一例としてのスロットマシンについて説明する。
【0054】
図中、200はスロットマシンを示し、スロットマシン200は、スロットマシン本体200aと、この本体200aに開閉可能に取り付けられた前面扉200bとを備える。
【0055】
本体200a内には、その中段に、3個のリール204,205,206が収容され、本体200a内の上部背面には、ベース1とカバー2とから構成され基板3を収容する基板ケースが取り付けられている。基板ケースおよび基板3については後述する。また、本体200a内の下部には、ホッパー220が収容されている。
【0056】
前面扉200bには、ストップスイッチ207,208,209が設けられ、ストップスイッチ207,208,209は、リール204,205,206のそれぞれに対応しており、上記ストップスイッチの操作により上記リールの回転を停止させる。さらに、前面扉200bには、リール204,205,206の回転を開始させるスタートレバー202、および上記リールの絵柄(図柄)を表示するための透明なアクリル板等から形成される絵柄表示窓210,211,212が、それぞれ設けられる。
【0057】
遊技者がスタートレバー202を操作すると、これにより3個のリール204,205,206の回転が開始され、回転中のリール204,205,206を停止させるときには、遊技者が対応するストップスイッチ207,208,209をそれぞれ押すことにより個々のリールが停止される。
【0058】
遊技者は、ストップスイッチ207,208,209を押すタイミングをはかるなどして、特定の絵柄の組合わせパターンが、あらかじめ定められた基準線上に出現するようにリールを停止できたときに、所定数のメダルが払出口217から払い出される。
【0059】
さらに、前面扉200bの絵柄表示窓210,211,212とストップスイッチ207,208,209との間に、メダル数量表示部213,214,215が形成されている。メダル数量表示部213,214,215の裏側には7セグメントによる数字表示装置(不図示)がそれぞれ配設される。この数字表示装置によって、3つの数字表示窓に、それぞれクレジット枚数および払出枚数が表示される。また、前面扉200b上部には、左右対称にスピーカ218,219が設けられ、ゲームの進行に応じて効果音等が発生される。
【0060】
図10および図12に示すように、スロットマシン本体200aの背面側(図12において右側)に取付台60が取り付けられる。
【0061】
本実施形態では、ケース2をワンウェイねじ27により遊技機に対し取り付けているが、ベース1とケース2とを結合するカシメピン5のようなカシメ構造を利用して取り付け、ケース2を取り外した場合の痕跡を残すようにしてもよい。
【0062】
本実施形態では、ベース1とケース2とをカシメ構造によって結合するようにしているが、ワンウェイねじを用いてベース1とケース2とを結合することにより、両者を分解した場合の痕跡を残すようにしてもよい。
【0063】
本明細書において、カシメ構造とは、非破壊で取り外し不可能な構造を広く意味する。
【0064】
−第2の実施形態−
以下、図14〜図34を参照して、本発明による遊技機用基板ケースの第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の遊技機用基板ケースは、例えば、スロットマシンゲーム機等の遊技機に取り付けられる。第1の実施形態では、ワンウェイねじを用いて基板ケースCを遊技機に取り付けているが、第2の実施形態では、基板ケースをカシメ構造を介して遊技機に取り付ける。
【0065】
図14は本実施の形態の遊技機用基板ケースを分解した状態を示す側面図、図15は図14のXV−XV線方向から見た図14の遊技機用基板ケースの正面図、図16は図15の一部拡大図、図17は図14の遊技機用基板ケースの分解斜視図、図18は基板ケースの突出部を示す平面図、図19は図18のIXX−IXX線断面図である。
【0066】
図14〜図17に示すように、第2の実施形態の遊技機用基板ケースC1はベース101と、ベース101に対して取り付けられるカバー102とを備え、ベース101およびカバー102の間に形成される空間内にROMが実装された基板3が収容される。
【0067】
ベース101のねじ孔111(図17)および基板3を貫通させたねじ104をカバー102のねじ留め部(不図示)に対し螺合させることにより、カバー102をベース101に対し取り付けることができる。これにより、基板3はベース101とカバー102との間に挟まれて支持され、ベース101およびカバー102の間に形成される空間内に収容される。
【0068】
ベース101には、図15において左右両端側にそれぞれ一対の矩形状の開口112が形成されている(図14および図17)。また、カバー102には開口112と対向する位置において一対の矩形状の開口122が形成されている(図14および図17)。
【0069】
図15〜図19に示すように、開口112および開口122には樹脂製のカシメピン5Aが挿入される。カシメピン5Aには、開口112および開口122の位置に対応する傘型の挿入部51Aが設けられている。ベース101をカバー102に取り付けた状態で開口112および開口122にカシメピン5Aを押し込むと、挿入部51Aが弾性変形してベース101の内部に差し込まれる。図18および図19に示すように、挿入部51Aが開口112および開口122を通過すると、挿入部51Aがその復元力により開いて挿入部51Aがベース101の内壁面に係合するので、カシメピン5Aを引き抜くことができない状態となる。したがって、ベース101とカバー102とを互いに分解できなくなる。
【0070】
複合的な不正防止のため、カシメピン5Aには個々のカシメピン5Aごとに異なる数字等の個別情報が印刷されたホログラムシール52Aが貼り付けられている。
【0071】
図15においてカバー102の右端側には突出部123が、カバー102の左端側には2つの突出部125が、それぞれ形成されている。突出部123には全部で4つのボス124が形成されている。図16に示すように、ボス124はねじ孔124bが形成されたねじ止め部124aと、ねじ止め部124aを両側から支持する架橋部124cとを備える。また、突出部123の中央部分には、ねじ孔123aが形成されている。
【0072】
図14および図17に示すように、突出部123には4つのボス124にそれぞれ対応する4対の係止爪126が形成されている。係止爪126の先端には、係止爪126の片側に突出する突出部126aが設けられている(図14)。
【0073】
次に、本実施形態の遊技機用基板ケースの使用方法について説明する。
【0074】
図14に示すように、ベース101に対して基板3およびカバー102を取り付け、ねじ104を締結することにより、基板3をベース101およびカバー102の間に形成される空間内に収容する。さらに、カシメピン5Aを差し込むことで、基板ケースC1は開封不可能となる。
【0075】
正規の理由による開封時には、カシメピン5Aとカバー102との間にニッパを差し込むなどしてカシメピン5Aの挿入部51Aを根元部分から切断することにより、カシメピン5Aを除去するとともに、ねじ104を取り外す。これにより基板ケースC1の開封が可能となる。基板ケースC1を封印する際には、ねじ104を再度締結するとともに、新規のカシメピン5Aを差し込む。このカシメピン5Aには予め設定された別の数字等の情報が印刷されたホログラムシール52Aが貼付されている。
【0076】
このように、カシメピン5Aには個々のカシメピン5Aに固有の情報が印刷されたホログラムシール52Aが貼り付けられているため、カシメピン5Aを複製するためには、予めその数字等の個別情報を調べた上でホログラムシールを作製しなくてはならず、カシメピン5Aを偽造することは極めて困難である。したがって、基板ケースC1が単体で流通する流通過程における不正行為が効果的に防止される。
【0077】
基板3を収容した基板ケースC1は遊技機200に固定された取付台160(図20等)に取り付けられる。
【0078】
図20に示すように、取付台160は板金161と、図20において板金161の右端側に取り付けられる取付部70とからなる。図20および図24に示すように、板金161には2つの固定用ねじ孔161aと、2つの固定用切欠き161bとが形成され、遊技機200には固定用ねじ孔161aおよび固定用切欠き161bに対応する4つの下穴162が形成されている。図24(a)において、板金161の左端部には基板ケースC1の突出部125(図15)が差し込まれる差込部164が設けられ、板金161の下端部には基板ケースC1を下方から支持するためのガイド165が設けられる。
【0079】
図21は取付部70を構成する第1部材を示す図、図22は取付部70を構成する第2部材を示す図、図23は取付部70を構成する第3部材を示す図、図24は板金を示す図である。
【0080】
取付部70は図21〜図23に示す第1部材71、第2部材72および第3部材73を備える。
【0081】
図21(a)〜(c)に示すように、第1部材71は全体として図21(c)の上方に向けて開口するケース状に形成されており、その内部には第3部材73を支持するための4対の突起71aが形成されている。また、第1部材71の中央部にはねじ孔が開けられたボス71bが形成され、第1部材71の長手方向(図21(a)において左右方向)の両端部には第2部材72が係合する係合孔71cが形成されている。また、第1部材71には補強リブ71d、71e、71fが形成されている。
【0082】
図22に示すように、第2部材72は全体としてケース状の第1部材71の開口を覆うカバー状に形成されており、その長手方向(図22(b)において左右方向)の両端部には、第1部材71の係合孔71cに係合する突起72aが図22(b)において下向きに突設されている。また、図22(a)に示すように、第2部材72には、図22(b)において上下方向に貫通する8個の長孔72bが形成されるとともに、長孔72bの周囲には異物侵入防止リブ72cが形成されている。さらに、第2部材72の周端部には、異物侵入防止リブ72dが形成されている。異物混入防止リブ72c、72dにより、係止爪126が長孔72bに差込まれている状態時に、隙間から針金等の治具にて爪を移動させ、掛かりをはずす行為が防止される。第2部材72の中央部分にはねじ孔72eが、長孔72bの間にはねじ孔72fが、それぞれ形成されている。
【0083】
図23(a)〜(c)に示すように、第3部材73は矩形状の平板部73aと、平板部73aから突設された筒状部73bとを備え、平板部73aにはカバー102の係止爪126が係合される一対の係合孔73cが形成されている。また、第3部材73には、筒状部73bに連なるガイド突起73dが突設されている。筒状部73bの内周側には、雌ねじが形成されたインサートナット73eが挿入されている。
【0084】
図24に示すように、板金161の図24(a)において下端部には2つのねじ孔161aが、上端部には2つの切欠き161bが、右端部には4つのねじ孔163が、それぞれ形成されている。
【0085】
図25および図26に示すように、第3部材73は、ガイド突起73dが第1部材71の突起71aに対向するような向きで突起71aの間に嵌め込まれる。第3部材73を装着後、図27に示すように、ねじ74を板金161の側から差込み、板金161のねじ孔163および第1部材71の係合孔71cを貫通させる。このねじ74は第2部材72の突起72aに形成されたねじ孔に螺合される。これにより、図27において第1部材71の下面が板金161に密着するとともに、突起72aが係合孔71cに収納されて、板金161、第1部材71および第2部材72が互いに固定される。図27において第1部材71の補強リブ71d、71eおよび71fの上端は、第2部材72に接触する(図32(a)参照)。
【0086】
次に、図20および図29に示すように、ねじ孔161aおよび切欠き161bを通したねじ163を遊技機200の下穴162にねじ込むことにより、上記のようにして組み立てた取付部70を遊技機200に取り付ける。
【0087】
次に、図30、図31および図32に示すように、基板ケースC1の突出部125を差込部164に差込み、基板ケースC1の係止爪126を第2部材72の長孔72bから取付部70の内部に差込む。また、ケース102のねじ孔123aからねじ123bを差込み、第2部材72のねじ孔72eを貫通させたねじ123bを第1部材71のボス71bにねじ込む。このとき、図32(a)に示すように係止爪126は第2部材72と第3部材73との間隙に挿入される。
【0088】
続いて、カバー102に形成されたボス124のねじ孔124bにワンウェイねじ127を差込み、ワンウェイねじ127を第3部材73のインサートナット73eにねじ込む。ワンウェイねじ127とインサートナット73eとが互いに螺合すると、インサートナット73eとともに第3部材73の全体が図32(a)において上方に移動するので、カバー102の係止爪126が弾性変形しつつ係止爪126の先端部が第3部材73の係合孔73cに挿入される。ワンウェイねじ127を完全に締め付けると、図32(b)に示すように係止爪126の突出部126aが係合孔73cを通りぬけ、係止爪126がその弾性力により復帰して元の形状に戻るので、突出部126aが第3部材73と係合する。このため、仮に何らかの方法でワンウェイねじ127を取り外したとしても、ボス124あるいは係止爪126を破壊しない限り、カバー102、すなわち基板ケースC1を取付部70から取り外すことができなくなる。したがって、基板3に対する不正行為を効果的に防止できる。
【0089】
図33および図34は、図10〜図13に示したスロットマシン200に第2の実施形態の基板ケースC1を取り付けた状態を示す図である。図33および図34に示すように、スロットマシン本体200aの背面側(図34において右側)に取付台160が取り付けられる。
【0090】
−別の取付構造の一例−
以下、図35〜図38を参照して、別の取付構造の一例について説明する。
【0091】
第1の実施形態ではワンウェイねじを用いて、第2の実施形態では係止爪126によるカシメ構造を用いて、それぞれ基板ケースを取付台に対して取り付けることにより基板ケースの不正な取り外しを防止しているが、これらの構造に代えて、図35〜図38に示す取付構造を使用することもできる。
【0092】
図35および図36に示すように、取付台360には遊技機200への取り付けに用いる4つのねじ孔361と、基板ケースの一部を差し込むための差込部362と、基板ケースを下方から支えるガイド363とが設けられている。また、取付台360の裏側には後述するインサートナットを収納する2つの収納ケース364が取り付けられる。図37(a)〜(c)に示すように、収納ケース364には略円筒状のインサートナット366をそれぞれ収納する2つの収納室365と、取付台360に収納ケース364を取り付けるための2つのねじ孔367とが形成されている。取付台360には雄ねじスタッド368が突設されており、ねじ孔367に雄ねじスタッド368(図36)を差込んで雄ねじスタッド368にナット369を螺合させることにより、取付台360に収納ケース364が取り付けられる。
【0093】
インサートナット366の外周面には3つの突出片366aが、収納室365の内周面には3つの突出片365aが、それぞれ形成されている。図38(a)に示すように、インサートナット366を時計回り方向に回転させようとしたとき、突出片366aと突出片365aとが互いに噛み合い、インサートナット366の回転は阻止される。一方、図38(b)に示すように、インサートナット366を反時計回り方向に回転させたとき、突出片366aおよび突出片365aは弾性変形して互いに噛み合わないため、インサートナット366の回転が許容される。
【0094】
インサートナット366の内周面には、基板ケースの側から差し込まれるねじが螺合する雌ねじ366bが形成されている。
【0095】
この取付構造では、基板ケースを貫通させたねじ(不図示)をインサートナット366の内周面に形成した雌ねじ366bにねじ込むことにより、基板ケースを取付台360に対して取り付ける。基板ケースの取り付けに際しては、基板ケースの一部を差込み部362に差込み、ねじ(不図示)をインサートナット366にねじ込む。図38(a)に示すように、時計回り方向についてインサートナット366bの回転は阻止されるので、通常のナットと同様、ねじを時計回り方向に回転させることにより、ねじをインサートナット366にねじ込むことができ、これにより基板ケースを取付台360に取り付けることができる。
【0096】
一旦、ねじをインサートナット366にねじ込んだ後は、ねじを取り外すことができなくなる。すなわち、ねじを反時計回り方向に回転させようとしても、図38(b)に示すように、インサートナット366はねじと一体に回転するため、取付構造を破壊しない限り、ねじをインサートナット366から分離することができない。したがって、基板ケースを取り外した場合の痕跡が残るため、基板ケースに対する不正行為を効果的に防止できる。
【0097】
【発明の効果】
第1の本発明によれば、第1のねじ部材を緩める方向に回転させたときには回転方向規制機構(365a,366a)により回転が許容された第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材とともに回転するので、第1のねじ部材を緩めることができない。
【0098】
第2の本発明によれば、係合部材(73)を不可逆的に係止爪(126)に係合させることにより、係合爪(126)を係止して2つの部材(102,70)の分離を禁止するようにしたので、取付機構を破壊することなく2つの部材(102,70)を分離することができない。
【0099】
第3の本発明によれば、ベースおよび基板が遊技機の取付面とカバーの間に挟まるようにして取り付けられるので、カバーを遊技機の取付面から取り外さない限り、基板にアクセスできない。したがって、基板に対し不正にアクセスした場合には、その痕跡がカバー に残るため、不正行為を効果的に防止できる。
【0100】
第4の本発明によれば、カシメ部材にはホログラムシールが取り付けられているので、カシメ部材の複製を困難なものとすることができる。したがって、基板ケースが単体で流通する流通過程における不正行為が効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による遊技機用基板ケースの第1の実施形態を分解して示す側面図。
【図2】 図1のII−II線方向から見た第1の実施形態の遊戯用基板ケースの正面図。
【図3】 図2の一部拡大図。
【図4】 第1の実施形態の遊技機用基板ケースを分解して示す斜視図。
【図5】 カシメ部材の周辺を示す図であり、(a)はカシメ部材の周辺を示す断面図。
、(b)は(a)のB−B線方向から見た平面図。
【図6】 取付台の固定方法を示す図。
【図7】 遊技機に固定された取付台を示す図であり(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た側面図。
【図8】 基板ケースを取付台に取り付ける方法を示す図であり、(a)は基板ケースの取付方法を示す図、(b)は(a)の一部拡大図。
【図9】 遊技機に取り付けられた基板ケースを示す図であり、(a)は遊技機に取り付けられた基板ケースを示す正面図、(b)は(a)の一部拡大図、(c)は(a)のC−C線方向から見た側面図、(d)は(c)の一部拡大図。
【図10】 前面扉を開けた状態のスロットマシーンを示す正面図。
【図11】 スロットマシーンを示す斜視図。
【図12】 スロットマシーンを示す断面図。
【図13】 前面扉を閉めた状態のスロットマシーンを示す正面図。
【図14】 本発明による遊技機用基板ケースの第2の実施形態を分解して示す側面図。
【図15】 図14のXV−XV線方向から見た第2の実施形態の遊戯用基板ケースの正面図。
【図16】 図15の一部拡大図。
【図17】 第2の実施形態の遊技機用基板ケースを分解して示す斜視図。
【図18】 カシメ部材の周辺を示す正面図。
【図19】 図18のXIX−XIX線断面図。
【図20】 取付台を遊技機に固定する方法を示す図。
【図21】 取付部を構成する第1部材を示すずであり、(a)は第1部材の平面図、(b)は(a)のB−B線方向から第1部材を見た図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図22】 取付部を構成する第2部材を示す図であり(a)は第2部材の平面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た図。
【図23】 取付部を構成する第3部材を示す図であり、(a)は第3部材の平面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図24】 取付台を構成する板金を示す図であり、(a)は板金を示す正面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た側面図。
【図25】 第3部材を第1部材に取り付ける方法を示す図。
【図26】 第3部材を第1部材に取り付けた状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図27】 取付部を板金に取り付ける方法を示す図。
【図28】 取付部を板金に取り付けた状態を示す図であり(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た側面図。
【図29】 取付台を遊技機に取り付けた状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向から見た側面図。
【図30】 基板ケースを取付台に取り付ける方法を示す図。
【図31】 基板ケースを取付台に取り付けた状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の一部拡大図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図32】 係止爪の周辺を示す断面図であり、(a)はワンウェイねじを締めつける前の状態を示す図、(b)はワンウェイねじを締めつけた後の状態を示す図。
【図33】 前面扉を開けた状態におけるスロットマシーンを示す正面図。
【図34】 スロットマシーンを示す断面図。
【図35】 取付構造を示す正面図。
【図36】 図35のB1−B1線断面図を含む図35のB−B線方向から見た側面図。
【図37】 収納ケースを示す図であり、(a)はインサートナットを取り外した状態を示す平面図、(b)はインサートナットを組み込んだ状態を示す平面図、(c)は(b)のC−C線方向から見た側面図、(d)は(b)のD−D線断面図。
【図38】 インサートナットの機能を示す図であり、(a)はインサートナットを時計回り方向に回転させようとしたときの状態を示す図、(b)はインサートナットを反時計回り方向に回転させたときの状態を示す図。
【符号の説明】
1 ベース
2 カバー
3 基板
4 ねじ
5 カシメ部材
24 ボス(ねじ止め部)
51 挿入部
52 ホログラムシール
60 取付台
70 取付部
73 係合部材(第3部材)
73e 雌ねじ(ねじ機構)
102 カバー(一の部材)
126 係止爪
127 ワンウェイねじ(ねじ機構)
365a 突出片(収納部側突出部)
366 インサートナット(第2のねじ部材)
366a 突出片(ねじ側突出部)
Claims (3)
- 2つの部材を互いに固定する取付構造において、
互いに螺合し合うことにより前記2つの部材を互いに固定する第1のねじ部材および第2のねじ部材と、
前記第2のねじ部材の回転を一方向のみ禁止し他方への回転を許容する回転方向規制機構と、を備え、
前記第1のねじ部材を前記第2のねじ部材に対して締め付ける際には前記回転方向規制機構により前記第2のねじ部材の回転が禁止され、前記第1のねじ部材を緩める方向に回転させたときには前記回転方向規制機構により回転が許容された前記第2のねじ部材が前記第1のねじ部材とともに回転するようにしたことを特徴とする、遊技機用基板ケースの取付構造。 - 前記回転方向規制機構として、前記第2のねじ部材には前記一方向への回転のみを禁止するねじ側突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用基盤ケースの取付構造。
- 前記回転方向規制機構は、前記第2のねじ部材を収納する収納部を備え、前記収納部には前記第2のねじ部材に設けられた前記ねじ側突出部に対して係合可能とされた収納部側突出部が設けられ、前記ねじ側突出部と前記収納部側突出部とが互いに係合することにより、前記第2のねじ部材の前記一方向への回転が禁止されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機用基盤ケースの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28095999A JP3775951B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 遊技機用基板ケースおよび取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28095999A JP3775951B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 遊技機用基板ケースおよび取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001095974A JP2001095974A (ja) | 2001-04-10 |
JP3775951B2 true JP3775951B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=17632285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28095999A Expired - Fee Related JP3775951B2 (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | 遊技機用基板ケースおよび取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3775951B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4353691B2 (ja) * | 2002-11-13 | 2009-10-28 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP4512884B2 (ja) * | 2003-05-14 | 2010-07-28 | サミー株式会社 | 回胴式遊技機 |
JP4512885B2 (ja) * | 2003-05-14 | 2010-07-28 | サミー株式会社 | 回胴式遊技機 |
JP4517161B2 (ja) * | 2003-05-14 | 2010-08-04 | サミー株式会社 | 回胴式遊技機 |
JP4808433B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2011-11-02 | 高砂電器産業株式会社 | 遊技機用基板ケース |
JP4509817B2 (ja) * | 2005-02-08 | 2010-07-21 | 山佐株式会社 | ネジ留め構造及びこのネジ留め構造を利用した遊技機 |
JP2007252802A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機の基板ケースユニット及び遊技機 |
JP4747910B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-08-17 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP4610542B2 (ja) * | 2006-10-20 | 2011-01-12 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP5642998B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2014-12-17 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2010179172A (ja) * | 2010-05-25 | 2010-08-19 | Daito Giken:Kk | 遊技台および遊技台のかしめ部材 |
JP2012139551A (ja) * | 2012-04-25 | 2012-07-26 | Olympia:Kk | 遊技機 |
JP6661857B2 (ja) * | 2016-08-08 | 2020-03-11 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH077688U (ja) * | 1993-07-06 | 1995-02-03 | 株式会社エルイーテック | 遊技機用制御基板ケース |
JPH1143167A (ja) * | 1997-07-18 | 1999-02-16 | Aiwa Raito:Kk | 封印シール |
JPH1190011A (ja) * | 1997-09-16 | 1999-04-06 | Sankyo Kk | 遊技機の基板ボックス |
JPH11226220A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-24 | Sammy Corp | 遊技機用の基盤ケース |
JP2895829B1 (ja) * | 1998-02-25 | 1999-05-24 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機の基板ケース封止装置 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28095999A patent/JP3775951B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001095974A (ja) | 2001-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3775951B2 (ja) | 遊技機用基板ケースおよび取付構造 | |
JP4041184B2 (ja) | 遊技機の電子部品封印構造 | |
JP2003180917A (ja) | 遊技機 | |
JPH09299553A (ja) | 遊技機用回路基板 | |
JP4125546B2 (ja) | 基板ケースの不正開放防止機構 | |
JP2010201107A (ja) | 遊技機 | |
JP3699441B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4087153B2 (ja) | 基板ケースの不正開放防止機構 | |
JP4290588B2 (ja) | 遊技機 | |
JP3845529B2 (ja) | 遊技機用基板ケース取付装置 | |
JP4366140B2 (ja) | 基板ケース | |
JP2008220474A (ja) | 遊技機の基板ケース | |
JPH09239096A (ja) | 遊技機の基板収納ボックス | |
JP3034794B2 (ja) | 遊技機の基板収納ボックス | |
JP2004049469A (ja) | 遊技機用制御基板ケースの封印装置 | |
JP3862451B2 (ja) | 遊技機用基板ケース | |
JP4694830B2 (ja) | 遊技機における制御基板ユニット | |
JP5030210B2 (ja) | 遊技機の配線抜け止め防止構造 | |
JP4512797B2 (ja) | 回胴式遊技機 | |
JP2931896B2 (ja) | パチンコ遊技機に使用される電子制御装置の不正取脱防止装置 | |
JP5366387B2 (ja) | 遊技機の制御基板ユニット | |
JP2009285516A5 (ja) | ||
JPH09290054A (ja) | 遊技機の基板収納ボックス | |
JP4378354B2 (ja) | 基板ケース | |
JP4087154B2 (ja) | 基板ケースの不正開放防止機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20001016 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20010402 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20010621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20010621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20010906 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20010906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S802 | Written request for registration of partial abandonment of right |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |