JP2001095974A - 遊技機用基板ケースおよび取付構造 - Google Patents

遊技機用基板ケースおよび取付構造

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JP2001095974A
JP2001095974A JP28095999A JP28095999A JP2001095974A JP 2001095974 A JP2001095974 A JP 2001095974A JP 28095999 A JP28095999 A JP 28095999A JP 28095999 A JP28095999 A JP 28095999A JP 2001095974 A JP2001095974 A JP 2001095974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板ケース単体時の不正開封、および遊技機
に取り付けられた状態での基板に対する不正行為の両者
を有効に防止できるよう、基板ケースの開封や取り外し
の事実が容易に認識可能な遊技機用基板ケースを提供す
る。 【解決手段】 遊技機の取付台60に対して取り付けら
れるべきベース1と、ベース1に対し遊技機の取付台6
0の反対側から取り付けられるカバー2と、を備え、ベ
ース1およびカバー2の間に形成される空間内に基板3
が収納され、カバー2にはワンウェイねじを介してカバ
ー2を遊技機の取付台60に対して取り付けるためのボ
ス24が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ROM等が実装さ
れた基板を収容するとともに、パチンコやパチスロ等の
遊技機に取り付けられ、より詳細には、収容される基板
に対する不正なROM交換等の不正行為を防止するため
の遊技機用基板ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パチンコやパチスロ等の遊技
機の基板に対し、不正ROM交換等の不正行為が行われ
ている。このような不正行為を防止するため、基板が収
納された基板ケースは、基板ケースを開封できないよう
にした状態で店舗に設置された遊技機に取り付けられ
る。このような基板ケースは、特開平10−24902
7号公報および特開平11−114187号公報に開示
されている。
【0003】また、基板ケース自体を遊技機の筐体から
取り外しにくくしたものが、特開平11−169536
号公報に開示されている。ここでは、基板ケース取付台
を筐体に設けるとともに、基板ケースを係止部材(金属
の棒状体)によって基板ケース取付台に取り付けるよう
にしている。そして、係止部材はキーによりロックされ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、店舗に設置さ
れた遊技機に基板が取り付けられているとき、基板は基
板ケースに収容されているが、流通の都合上、基板ケー
ス単体での納品が必要となる場合があり、流通段階での
不正を完全に防止することは困難であった。
【0005】また、基板ケースを係止部材(金属の棒状
体)によって基板ケース取付台に取り付けるとともに、
係止部材をキーによりロックするようにした場合には、
キーが不正に使用された場合の不正行為を防止すること
ができないという問題がある。
【0006】本発明は、基板ケース単体時の不正開封、
および遊技機に取り付けられた状態での基板に対する不
正行為の両者を有効に防止できるよう、基板ケースの開
封や取り外しの事実が容易に認識可能な遊技機用基板ケ
ースを提供することを第1の目的とする。また、本発明
は、基板ケースの不正な取り外しを効果的に防止できる
取付構造を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、遊技機の取付面に対して取り付けられるべきベース
(1)と、ベース(1)に対し遊技機の取付面の反対側
から取り付けられるカバー(2)と、から構成される基
板ケース(C)を備え、基板ケース(C)内の空間に基
板(3)が収納され、カバー(2)には、基板ケース
(C)を遊技機の取付面に対して不可逆的に取り付ける
取付部(24)が設けられていることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、ベース(1)および基
板(3)が遊技機の取付面とカバー(2)の間に挟まる
ようにして取り付けられるので、カバー(2)を遊技機
の取付面から取り外さない限り、基板(3)にアクセス
できない。したがって、基板(3)に対し不正にアクセ
スした場合には、その痕跡がカバー(2)に残るため、
不正行為を効果的に防止できる。なお、本明細書におい
て、「不可逆的に取り付ける」とは、破壊することなく
取り外しできないことを意味する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の遊技機用基板ケースにおいて、取付部として、カバー
(2)には、ワンウェイねじ(27)を介してカバー
(2)を遊技機の取付面に対して取り付けるためのねじ
止め部(24)が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の遊技機用基板ケースにおいて、取付部として、カバー
(2)には、カバー(2)を遊技機の取付面に対して取
り付けるためのカシメ構造が設けられていることを特徴
とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の遊技機用基板ケースにおいて、カ
バー(2)を遊技機の取付面に対して取り付けない状態
においてベース(1)とカバー(2)とがカシメ構造を
介して互いに結合可能とされていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、ベース(1)とカバー
(2)とを分解した場合の痕跡が残るので、不正行為を
二重に防止できる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の遊技機用基板ケースにおいて、ベ
ース(1)とカバー(2)とはワンウェイねじを用いて
互いに結合されることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、ベース(1)とカバー
(2)とを分解した場合の痕跡が残るので、不正行為を
二重に防止できる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の遊技機用基板ケースにおいて、ベ
ース(1)とカバー(2)とはねじ(4)によって結合
され、ねじ(4)のねじ頭(4a)はベース(1)の側
に露出されることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、ねじ(4)のねじ頭
(4a)はベース(1)の側に露出されるので、カバー
(2)を遊技機の取付面から取り外さない限り、ねじ
(4)を取り外すことができず、基板(3)にアクセス
できない。したがって、基板(3)に対し不正にアクセ
スした場合には、その痕跡がカバー(2)に残るため、
不正行為を効果的に防止できる。
【0017】請求項7に記載の発明は、遊技機の取付面
に対して取り付けられるべきベース(1)と、ベース
(1)に対し遊技機の取付面の反対側から取り付けられ
るカバー(2)と、ベース(1)とカバー(2)とを互
いに結合するためのカシメ構造を有するカシメ部材
(5)と、を備え、ベース(1)およびカバー(2)の
間に形成される空間内に基板(3)が収納され、カシメ
部材(5)にはホログラムシール(52)が取り付けら
れていることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、カシメ部材(5)には
ホログラムシール(52)が取り付けられているので、
カシメ部材(5)の複製を困難なものとすることができ
る。したがって、基板ケースが単体で流通する流通過程
における不正行為が効果的に防止される。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の遊技機用基板ケースにおいて、ホログラムシール(5
2)には、個々のカシメ部材(5)に固有の情報が印刷
されていることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、個々のカシメ部材
(5)に固有の情報が印刷されているので、カシメ部材
(5)を複製するためには、予めその数字等の個別情報
を調べた上でホログラムシール(52)を作製しなくて
はならず、カシメ部材(5)を偽造することは極めて困
難である。したがって、基板ケースが単体で流通する流
通過程における不正行為が効果的に防止される。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の遊技機用基板ケースにおいて、カシメ部材
(5)には、ベース(1)およびカバー(2)に差し込
まれる挿入部(51)が設けられ、挿入部(51)がベ
ース(1)およびカバー(2)に差し込まれることによ
りカシメ部材(5)が引き抜き不可能な状態となること
を特徴とする。
【0022】この発明によれば、挿入部(51)がベー
ス(1)およびカバー(2)に差し込まれることにより
カシメ部材(5)が引き抜き不可能な状態となるので、
カシメ部材(5)を破壊するなどしない限り、ベース
(1)とカバー(2)とを分離することができない。
【0023】請求項10に記載の発明は、2つの部材
(102,70)を互いに固定する取付構造において、
2つの部材のうちの一の部材(102)に設けられ、他
の部材(70)に対して差し込まれる係止爪(126)
と、係止爪(126)と係合可能とされた係合部材(7
3)と、係合部材(73)を移動させるねじ機構(12
7,73e)と、を備え、係止爪(126)を他の部材
(70)に対して差込んだ後、ねじ機構(127,73
e)により係合部材(73)を移動させて係合部材(7
3)を不可逆的に係止爪(126)に係合させることに
より、係合爪(126)を係止して2つの部材(10
2,70)の分離を禁止するようにしたことを特徴とす
る。
【0024】この発明によれば、係合部材(73)を不
可逆的に係止爪(126)に係合させることにより、係
合爪(126)を係止して2つの部材(102,70)
の分離を禁止するようにしたので、取付機構を破壊する
ことなく2つの部材(102,70)を分離することが
できない。
【0025】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の取付構造において、ねじ機構は係合部材(73)
に形成された雌ねじ(73e)と、雌ねじ(73e)に
螺合されるワンウェイねじ(127)と、からなること
を特徴とする。
【0026】この発明によれば、ねじ機構としてワンウ
ェイねじ(127)を用いているので、ねじを除去する
ことができず、より確実に2つの部材(102,70)
の分離を禁止できる。
【0027】請求項12に記載の発明は、2つの部材を
互いに固定する取付構造において、互いに螺合し合うこ
とにより2つの部材を互いに固定する第1のねじ部材お
よび第2のねじ部材(366)と、第2のねじ部材(3
66)の回転を一方向のみ禁止し他方への回転を許容す
る回転方向規制機構(365a,366a)と、を備
え、第1のねじ部材を第2のねじ部材(366)に対し
て締め付ける際には回転方向規制機構(365a,36
6a)により第2のねじ部材(366)の回転が禁止さ
れ、第1のねじ部材を緩める方向に回転させたときには
回転方向規制機構(365a,366a)により回転が
許容された第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材
とともに回転するようにしたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、第1のねじ部材を緩め
る方向に回転させたときには回転方向規制機構(365
a,366a)により回転が許容された第2のねじ部材
(366)が第1のねじ部材とともに回転するので、第
1のねじ部材を緩めることができない。
【0029】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の取付構造において、回転方向規制機構として、第
2のねじ部材(366)には一方向への回転のみを禁止
するねじ側突出部(366a)が設けられていることを
特徴とする。
【0030】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の取付構造において、回転方向規制機構は、第2の
ねじ部材(366)を収納する収納部(365)を備
え、収納部(365)には第2のねじ部材(366)に
設けられたねじ側突出部(366a)に対して係合可能
とされた収納部側突出部(365a)が設けられ、ねじ
側突出部(366a)と収納部側突出部(365a)と
が互いに係合することにより、第2のねじ部材(36
6)の一方向への回転が禁止されることを特徴とする。
【0031】請求項15に記載の発明は、請求項10〜
14のいずれか1項に記載の取付構造において、取付構
造は、基板が収納された基板ケースを遊技機に対して取
り付けるものであることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、第2のねじ部材(36
6)が第1のねじ部材とともに回転し、第1のねじ部材
を緩めることができないので、基板ケースの不正な取り
外しを効果的に防止できる。
【0033】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0034】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 以下、図1〜図9を参照して、本発明による遊技機用基
板ケースの第1の実施形態について説明する。第1の実
施形態の遊技機用基板ケースは、例えば、スロットマシ
ンゲーム機等の遊技機に取り付けられる。
【0035】図1は本実施の形態の遊技機用基板ケース
を分解した状態を示す側面図、図2は図1のII−II線方
向から見た図1の遊技機用基板ケースの正面図、図3は
図2の一部拡大図、図4は図1の遊技機用基板ケースの
分解斜視図、図5は基板ケースの突出部を示す図であ
る。また、図6は取付台を遊技機に取り付ける方法を示
す図であり、図7は遊技機に取り付けられた取付台を示
す図、図8は基板ケースCを取付台に取り付ける方法を
示す図、図9は基板ケースCを取付台に取り付けた後の
状態を示す図である。
【0036】図1〜図4に示すように、第1の実施形態
の遊技機用基板ケースCは、遊技機の取付台60に当接
されるベース1と、ベース1に対して取り付けられるカ
バー2とを備え、ベース1およびカバー2の間に形成さ
れる空間内にROMが実装された基板3が収容される。
【0037】ベース1にはねじ孔11がカバー2にはね
じ留め部21a〜21dがそれぞれ形成され、ねじ孔1
1および基板3を貫通させたねじ4をねじ留め部21a
〜21dに対し螺合させることにより、カバー2をベー
ス1に対し取り付けることができる。これにより、基板
3はベース1とカバー2との間に挟まれて支持され、ベ
ース1およびカバー2の間に形成される空間内に収容さ
れる。
【0038】ベース1には、図2において左右両端側に
それぞれ一対の矩形状の開口12が形成されている(図
1および図4)。また、カバー2には開口12と対向す
る位置において一対の矩形状の開口22が形成されてい
る(図1および図4)。
【0039】図2〜図5に示すように、開口12および
開口22には樹脂製のカシメピン5が挿入される。カシ
メピン5には、開口12および開口22の位置に対応す
る傘型の挿入部51が設けられている。ベース1をカバ
ー2に取り付けた状態で開口12および開口22にカシ
メピン5を押し込むと、挿入部51が弾性変形してベー
ス1の内部に差し込まれる。図5(a)および図5
(b)に示すように、挿入部51が開口12および開口
22を通過すると、挿入部51がその復元力により開い
て挿入部51がベース1の内壁面に係合するので、カシ
メピン5を引き抜くことができない状態となる。したが
って、ベース1とカバー2とを互いに分解できなくな
る。
【0040】複合的な不正防止のため、カシメピン5に
は個々のカシメピン5ごとに異なる数字等の個別情報が
印刷されたホログラムシール52が貼り付けられてい
る。
【0041】図2においてカバー2の右端側には突出部
23が、カバー2の左端側には2つの突出部25が、そ
れぞれ形成されている。突出部23には全部で4つのボ
ス24が形成されている。図3に示すように、ボス24
はねじ孔24bが形成されたねじ止め部24aと、ねじ
止め部24aを両側から支持する架橋部24cとを備え
る。また、突出部23の中央部分には、ねじ孔23aが
形成されている。
【0042】次に、第1の実施形態の遊技機用基板ケー
スの使用方法について説明する。
【0043】図1に示すように、ベース1に対して基板
3およびカバー2を取り付け、ねじ4を締結することに
より、基板3をベース1およびカバー2の間に形成され
る空間内に収容する。さらに、カシメピン5を差し込む
ことで、基板ケースCは開封不可能となる。
【0044】正規の理由による開封時には、カシメピン
5とケース2との間にニッパを差し込むなどしてカシメ
ピン5の挿入部51を根元部分から切断することによ
り、カシメピン5を除去するとともに、ねじ4を取り外
す。これにより基板ケースCの開封が可能となる。基板
ケースCを封印する際には、ねじ4を再度締結するとと
もに、新規のカシメピン5を差し込む。このカシメピン
5には予め設定された別の数字等の情報が印刷されたホ
ログラムシール52が貼付されている。
【0045】このように、カシメピン5には個々のカシ
メピン5に固有の情報が印刷されたホログラムシール5
2が貼り付けられているため、カシメピン5を複製する
ためには、予めその数字等の個別情報を調べた上でホロ
グラムシールを作製しなくてはならず、カシメピン5を
偽造することは極めて困難である。したがって、基板ケ
ースCが単体で流通する流通過程における不正行為が効
果的に防止される。
【0046】基板3を収容した基板ケースCは遊技機2
00に固定された取付台60(図6等)に取り付けられ
る。
【0047】図6に示すように、取付台60には4つの
固定用ねじ孔61が形成され、遊技機200には固定用
ねじ孔61に対応する4つの下穴62が形成されてい
る。図7(a)および図7(b)に示すように、固定用
ねじ孔61を貫通するねじ63を下孔62にねじ込むこ
とによって、取付台60が遊技機200に固定される。
また、図6および図7に示すように、取付台60には基
板ケースCの突出部25が差し込まれる差込部64と、
基板ケースCを下方から支持するためのガイド65と、
カバー2に形成されたねじ孔23aに対応する下穴66
と、ケース2に形成された4つのボス24に対応する4
つの下穴67とが形成されている。
【0048】図8および図9に示すように、基板3が収
容された基板ケースCの突出部25を差込部64に差込
むとともに、基板ケースCのねじ孔23aを貫通させた
ねじ23bを取付台60の下穴66にねじ込むことによ
り、基板ケースCが取付台60を介して遊技機200に
取り付けられる。
【0049】次に、図9(a)〜(c)に示すようにケ
ース2のボス24の1つにワンウェイねじ27を差込む
とともに、取付台60に形成された対応する下穴67に
このワンウェイねじ27をねじ込む。ワンウェイねじ2
7を一旦締め付けると取り外すことができなくなるた
め、ボス24を破壊するなどしない限り基板ケースCを
取付台60から取り外すことができない。なお、ワンウ
ェイねじ27は締めつけ方向に回転させる場合のみドラ
イバー等の治具と係合し、逆方向に回転させようとして
も治具と係合しないように構成されたねじである。
【0050】正規に基板ケースCを取り外す場合には、
ボス24の架橋部24cをニッパ等で切断するととも
に、ねじ23bを取り外す。再度、基板ケースCを取り
付ける場合には、ねじ孔23aを貫通させたねじ23b
を再び下穴66にねじ込む。また、破壊されていない別
のボス24にワンウェイねじ27を差込むとともに、対
応する下穴67にこのワンウェイねじ27をねじ込む。
このように、基板ケースCを取り外すごとにボス24を
1つずつ使用するため、ボス24の個数に対応する回数
だけ、すなわち4回にわたって基板ケースCを着脱する
ことができる。
【0051】このように、基板ケースを遊技機から取り
外すとボス24が破損されることとなるため、不正目的
で基板ケースが取り外された場合には、不正行為が行わ
れたことが目視により容易に識別できる。本実施形態で
は、ベース1の側を遊技機の取付台60に対向させるよ
うにして基板ケースを取り付けているので、図1に明ら
かなように、ねじ4のねじ頭4aが遊技機の取付台60
側に露出され、したがって基板ケースC全体を遊技機か
ら取り外さない限りねじ4を取り外すことができない。
よって、ねじ4を取り外すことにより基板3にアクセス
することは不可能である。
【0052】なお、ボス24を破壊するなどして不正に
基板ケースを取り外したとしても、上記のように、痕跡
を残さずに基板ケースCを開封することはできないた
め、本実施形態においては、不正行為が複合的な手段に
より防止されることとなる。
【0053】次に、図10〜図13を参照して、本発明
の遊戯用基板ケースが取り付けられる遊技機の一例とし
てのスロットマシンについて説明する。
【0054】図中、200はスロットマシンを示し、ス
ロットマシン200は、スロットマシン本体200a
と、この本体200aに開閉可能に取り付けられた前面
扉200bとを備える。
【0055】本体200a内には、その中段に、3個の
リール204,205,206が収容され、本体200
a内の上部背面には、ベース1とカバー2とから構成さ
れ基板3を収容する基板ケースが取り付けられている。
基板ケースおよび基板3については後述する。また、本
体200a内の下部には、ホッパー220が収容されて
いる。
【0056】前面扉200bには、ストップスイッチ2
07,208,209が設けられ、ストップスイッチ2
07,208,209は、リール204,205,20
6のそれぞれに対応しており、上記ストップスイッチの
操作により上記リールの回転を停止させる。さらに、前
面扉200bには、リール204,205,206の回
転を開始させるスタートレバー202、および上記リー
ルの絵柄(図柄)を表示するための透明なアクリル板等
から形成される絵柄表示窓210,211,212が、
それぞれ設けられる。
【0057】遊技者がスタートレバー202を操作する
と、これにより3個のリール204,205,206の
回転が開始され、回転中のリール204,205,20
6を停止させるときには、遊技者が対応するストップス
イッチ207,208,209をそれぞれ押すことによ
り個々のリールが停止される。
【0058】遊技者は、ストップスイッチ207,20
8,209を押すタイミングをはかるなどして、特定の
絵柄の組合わせパターンが、あらかじめ定められた基準
線上に出現するようにリールを停止できたときに、所定
数のメダルが払出口217から払い出される。
【0059】さらに、前面扉200bの絵柄表示窓21
0,211,212とストップスイッチ207,20
8,209との間に、メダル数量表示部213,21
4,215が形成されている。メダル数量表示部21
3,214,215の裏側には7セグメントによる数字
表示装置(不図示)がそれぞれ配設される。この数字表
示装置によって、3つの数字表示窓に、それぞれクレジ
ット枚数および払出枚数が表示される。また、前面扉2
00b上部には、左右対称にスピーカ218,219が
設けられ、ゲームの進行に応じて効果音等が発生され
る。
【0060】図10および図12に示すように、スロッ
トマシン本体200aの背面側(図12において右側)
に取付台60が取り付けられる。
【0061】本実施形態では、ケース2をワンウェイね
じ27により遊技機に対し取り付けているが、ベース1
とケース2とを結合するカシメピン5のようなカシメ構
造を利用して取り付け、ケース2を取り外した場合の痕
跡を残すようにしてもよい。
【0062】本実施形態では、ベース1とケース2とを
カシメ構造によって結合するようにしているが、ワンウ
ェイねじを用いてベース1とケース2とを結合すること
により、両者を分解した場合の痕跡を残すようにしても
よい。
【0063】本明細書において、カシメ構造とは、非破
壊で取り外し不可能な構造を広く意味する。
【0064】−第2の実施形態− 以下、図14〜図34を参照して、本発明による遊技機
用基板ケースの第2の実施形態について説明する。第2
の実施形態の遊技機用基板ケースは、例えば、スロット
マシンゲーム機等の遊技機に取り付けられる。第1の実
施形態では、ワンウェイねじを用いて基板ケースCを遊
技機に取り付けているが、第2の実施形態では、基板ケ
ースをカシメ構造を介して遊技機に取り付ける。
【0065】図14は本実施の形態の遊技機用基板ケー
スを分解した状態を示す側面図、図15は図14のXV
−XV線方向から見た図14の遊技機用基板ケースの正
面図、図16は図15の一部拡大図、図17は図14の
遊技機用基板ケースの分解斜視図、図18は基板ケース
の突出部を示す平面図、図19は図18のIXX−IX
X線断面図である。
【0066】図14〜図17に示すように、第2の実施
形態の遊技機用基板ケースC1はベース101と、ベー
ス101に対して取り付けられるカバー102とを備
え、ベース101およびカバー102の間に形成される
空間内にROMが実装された基板3が収容される。
【0067】ベース101のねじ孔111(図17)お
よび基板3を貫通させたねじ104をカバー102のね
じ留め部(不図示)に対し螺合させることにより、カバ
ー102をベース101に対し取り付けることができ
る。これにより、基板3はベース101とカバー102
との間に挟まれて支持され、ベース101およびカバー
102の間に形成される空間内に収容される。
【0068】ベース101には、図15において左右両
端側にそれぞれ一対の矩形状の開口112が形成されて
いる(図14および図17)。また、カバー102には
開口112と対向する位置において一対の矩形状の開口
122が形成されている(図14および図17)。
【0069】図15〜図19に示すように、開口112
および開口122には樹脂製のカシメピン5Aが挿入さ
れる。カシメピン5Aには、開口112および開口12
2の位置に対応する傘型の挿入部51Aが設けられてい
る。ベース101をカバー102に取り付けた状態で開
口112および開口122にカシメピン5Aを押し込む
と、挿入部51Aが弾性変形してベース101の内部に
差し込まれる。図18および図19に示すように、挿入
部51Aが開口112および開口122を通過すると、
挿入部51Aがその復元力により開いて挿入部51Aが
ベース101の内壁面に係合するので、カシメピン5A
を引き抜くことができない状態となる。したがって、ベ
ース101とカバー102とを互いに分解できなくな
る。
【0070】複合的な不正防止のため、カシメピン5A
には個々のカシメピン5Aごとに異なる数字等の個別情
報が印刷されたホログラムシール52Aが貼り付けられ
ている。
【0071】図15においてカバー102の右端側には
突出部123が、カバー102の左端側には2つの突出
部125が、それぞれ形成されている。突出部123に
は全部で4つのボス124が形成されている。図16に
示すように、ボス124はねじ孔124bが形成された
ねじ止め部124aと、ねじ止め部124aを両側から
支持する架橋部124cとを備える。また、突出部12
3の中央部分には、ねじ孔123aが形成されている。
【0072】図14および図17に示すように、突出部
123には4つのボス124にそれぞれ対応する4対の
係止爪126が形成されている。係止爪126の先端に
は、係止爪126の片側に突出する突出部126aが設
けられている(図14)。
【0073】次に、本実施形態の遊技機用基板ケースの
使用方法について説明する。
【0074】図14に示すように、ベース101に対し
て基板3およびカバー102を取り付け、ねじ104を
締結することにより、基板3をベース101およびカバ
ー102の間に形成される空間内に収容する。さらに、
カシメピン5Aを差し込むことで、基板ケースC1は開
封不可能となる。
【0075】正規の理由による開封時には、カシメピン
5Aとカバー102との間にニッパを差し込むなどして
カシメピン5Aの挿入部51Aを根元部分から切断する
ことにより、カシメピン5Aを除去するとともに、ねじ
104を取り外す。これにより基板ケースC1の開封が
可能となる。基板ケースC1を封印する際には、ねじ1
04を再度締結するとともに、新規のカシメピン5Aを
差し込む。このカシメピン5Aには予め設定された別の
数字等の情報が印刷されたホログラムシール52Aが貼
付されている。
【0076】このように、カシメピン5Aには個々のカ
シメピン5Aに固有の情報が印刷されたホログラムシー
ル52Aが貼り付けられているため、カシメピン5Aを
複製するためには、予めその数字等の個別情報を調べた
上でホログラムシールを作製しなくてはならず、カシメ
ピン5Aを偽造することは極めて困難である。したがっ
て、基板ケースC1が単体で流通する流通過程における
不正行為が効果的に防止される。
【0077】基板3を収容した基板ケースC1は遊技機
200に固定された取付台160(図20等)に取り付
けられる。
【0078】図20に示すように、取付台160は板金
161と、図20において板金161の右端側に取り付
けられる取付部70とからなる。図20および図24に
示すように、板金161には2つの固定用ねじ孔161
aと、2つの固定用切欠き161bとが形成され、遊技
機200には固定用ねじ孔161aおよび固定用切欠き
161bに対応する4つの下穴162が形成されてい
る。図24(a)において、板金161の左端部には基
板ケースC1の突出部125(図15)が差し込まれる
差込部164が設けられ、板金161の下端部には基板
ケースC1を下方から支持するためのガイド165が設
けられる。
【0079】図21は取付部70を構成する第1部材を
示す図、図22は取付部70を構成する第2部材を示す
図、図23は取付部70を構成する第3部材を示す図、
図24は板金を示す図である。
【0080】取付部70は図21〜図23に示す第1部
材71、第2部材72および第3部材73を備える。
【0081】図21(a)〜(c)に示すように、第1
部材71は全体として図21(c)の上方に向けて開口
するケース状に形成されており、その内部には第3部材
73を支持するための4対の突起71aが形成されてい
る。また、第1部材71の中央部にはねじ孔が開けられ
たボス71bが形成され、第1部材71の長手方向(図
21(a)において左右方向)の両端部には第2部材7
2が係合する係合孔71cが形成されている。また、第
1部材71には補強リブ71d、71e、71fが形成
されている。
【0082】図22に示すように、第2部材72は全体
としてケース状の第1部材71の開口を覆うカバー状に
形成されており、その長手方向(図22(b)において
左右方向)の両端部には、第1部材71の係合孔71c
に係合する突起72aが図22(b)において下向きに
突設されている。また、図22(a)に示すように、第
2部材72には、図22(b)において上下方向に貫通
する8個の長孔72bが形成されるとともに、長孔72
bの周囲には異物侵入防止リブ72cが形成されてい
る。さらに、第2部材72の周端部には、異物侵入防止
リブ72dが形成されている。異物混入防止リブ72
c、72dにより、係止爪126が長孔72bに差込ま
れている状態時に、隙間から針金等の治具にて爪を移動
させ、掛かりをはずす行為が防止される。第2部材72
の中央部分にはねじ孔72eが、長孔72bの間にはね
じ孔72fが、それぞれ形成されている。
【0083】図23(a)〜(c)に示すように、第3
部材73は矩形状の平板部73aと、平板部73aから
突設された筒状部73bとを備え、平板部73aにはカ
バー102の係止爪126が係合される一対の係合孔7
3cが形成されている。また、第3部材73には、筒状
部73bに連なるガイド突起73dが突設されている。
筒状部73bの内周側には、雌ねじが形成されたインサ
ートナット73eが挿入されている。
【0084】図24に示すように、板金161の図24
(a)において下端部には2つのねじ孔161aが、上
端部には2つの切欠き161bが、右端部には4つのね
じ孔163が、それぞれ形成されている。
【0085】図25および図26に示すように、第3部
材73は、ガイド突起73dが第1部材71の突起71
aに対向するような向きで突起71aの間に嵌め込まれ
る。第3部材73を装着後、図27に示すように、ねじ
74を板金161の側から差込み、板金161のねじ孔
163および第1部材71の係合孔71cを貫通させ
る。このねじ74は第2部材72の突起72aに形成さ
れたねじ孔に螺合される。これにより、図27において
第1部材71の下面が板金161に密着するとともに、
突起72aが係合孔71cに収納されて、板金161、
第1部材71および第2部材72が互いに固定される。
図27において第1部材71の補強リブ71d、71e
および71fの上端は、第2部材72に接触する(図3
2(a)参照)。
【0086】次に、図20および図29に示すように、
ねじ孔161aおよび切欠き161bを通したねじ16
3を遊技機200の下穴162にねじ込むことにより、
上記のようにして組み立てた取付部70を遊技機200
に取り付ける。
【0087】次に、図30、図31および図32に示す
ように、基板ケースC1の突出部125を差込部164
に差込み、基板ケースC1の係止爪126を第2部材7
2の長孔72bから取付部70の内部に差込む。また、
ケース102のねじ孔123aからねじ123bを差込
み、第2部材72のねじ孔72eを貫通させたねじ12
3bを第1部材71のボス71bにねじ込む。このと
き、図32(a)に示すように係止爪126は第2部材
72と第3部材73との間隙に挿入される。
【0088】続いて、カバー102に形成されたボス1
24のねじ孔124bにワンウェイねじ127を差込
み、ワンウェイねじ127を第3部材73のインサート
ナット73eにねじ込む。ワンウェイねじ127とイン
サートナット73eとが互いに螺合すると、インサート
ナット73eとともに第3部材73の全体が図32
(a)において上方に移動するので、カバー102の係
止爪126が弾性変形しつつ係止爪126の先端部が第
3部材73の係合孔73cに挿入される。ワンウェイね
じ127を完全に締め付けると、図32(b)に示すよ
うに係止爪126の突出部126aが係合孔73cを通
りぬけ、係止爪126がその弾性力により復帰して元の
形状に戻るので、突出部126aが第3部材73と係合
する。このため、仮に何らかの方法でワンウェイねじ1
27を取り外したとしても、ボス124あるいは係止爪
126を破壊しない限り、カバー102、すなわち基板
ケースC1を取付部70から取り外すことができなくな
る。したがって、基板3に対する不正行為を効果的に防
止できる。
【0089】図33および図34は、図10〜図13に
示したスロットマシン200に第2の実施形態の基板ケ
ースC1を取り付けた状態を示す図である。図33およ
び図34に示すように、スロットマシン本体200aの
背面側(図34において右側)に取付台160が取り付
けられる。
【0090】−別の取付構造の一例− 以下、図35〜図38を参照して、別の取付構造の一例
について説明する。
【0091】第1の実施形態ではワンウェイねじを用い
て、第2の実施形態では係止爪126によるカシメ構造
を用いて、それぞれ基板ケースを取付台に対して取り付
けることにより基板ケースの不正な取り外しを防止して
いるが、これらの構造に代えて、図35〜図38に示す
取付構造を使用することもできる。
【0092】図35および図36に示すように、取付台
360には遊技機200への取り付けに用いる4つのね
じ孔361と、基板ケースの一部を差し込むための差込
部362と、基板ケースを下方から支えるガイド363
とが設けられている。また、取付台360の裏側には後
述するインサートナットを収納する2つの収納ケース3
64が取り付けられる。図37(a)〜(c)に示すよ
うに、収納ケース364には略円筒状のインサートナッ
ト366をそれぞれ収納する2つの収納室365と、取
付台360に収納ケース364を取り付けるための2つ
のねじ孔367とが形成されている。取付台360には
雄ねじスタッド368が突設されており、ねじ孔367
に雄ねじスタッド368(図36)を差込んで雄ねじス
タッド368にナット369を螺合させることにより、
取付台360に収納ケース364が取り付けられる。
【0093】インサートナット366の外周面には3つ
の突出片366aが、収納室365の内周面には3つの
突出片365aが、それぞれ形成されている。図38
(a)に示すように、インサートナット366を時計回
り方向に回転させようとしたとき、突出片366aと突
出片365aとが互いに噛み合い、インサートナット3
66の回転は阻止される。一方、図38(b)に示すよ
うに、インサートナット366を反時計回り方向に回転
させたとき、突出片366aおよび突出片365aは弾
性変形して互いに噛み合わないため、インサートナット
366の回転が許容される。
【0094】インサートナット366の内周面には、基
板ケースの側から差し込まれるねじが螺合する雌ねじ3
66bが形成されている。
【0095】この取付構造では、基板ケースを貫通させ
たねじ(不図示)をインサートナット366の内周面に
形成した雌ねじ366bにねじ込むことにより、基板ケ
ースを取付台360に対して取り付ける。基板ケースの
取り付けに際しては、基板ケースの一部を差込み部36
2に差込み、ねじ(不図示)をインサートナット366
にねじ込む。図38(a)に示すように、時計回り方向
についてインサートナット366bの回転は阻止される
ので、通常のナットと同様、ねじを時計回り方向に回転
させることにより、ねじをインサートナット366にね
じ込むことができ、これにより基板ケースを取付台36
0に取り付けることができる。
【0096】一旦、ねじをインサートナット366にね
じ込んだ後は、ねじを取り外すことができなくなる。す
なわち、ねじを反時計回り方向に回転させようとして
も、図38(b)に示すように、インサートナット36
6はねじと一体に回転するため、取付構造を破壊しない
限り、ねじをインサートナット366から分離すること
ができない。したがって、基板ケースを取り外した場合
の痕跡が残るため、基板ケースに対する不正行為を効果
的に防止できる。
【0097】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ベース
および基板が遊技機の取付面とカバーの間に挟まるよう
にして取り付けられるので、カバーを遊技機の取付面か
ら取り外さない限り、基板にアクセスできない。したが
って、基板に対し不正にアクセスした場合には、その痕
跡がカバーに残るため、不正行為を効果的に防止でき
る。
【0098】請求項7に記載の発明によれば、カシメ部
材にはホログラムシールが取り付けられているので、カ
シメ部材の複製を困難なものとすることができる。した
がって、基板ケースが単体で流通する流通過程における
不正行為が効果的に防止される。
【0099】請求項10に記載の発明によれば、係合部
材(73)を不可逆的に係止爪(126)に係合させる
ことにより、係合爪(126)を係止して2つの部材
(102,70)の分離を禁止するようにしたので、取
付機構を破壊することなく2つの部材(102,70)
を分離することができない。
【0100】請求項12に記載の発明によれば、第1の
ねじ部材を緩める方向に回転させたときには回転方向規
制機構(365a,366a)により回転が許容された
第2のねじ部材(366)が第1のねじ部材とともに回
転するので、第1のねじ部材を緩めることができない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機用基板ケースの第1の実施
形態を分解して示す側面図。
【図2】図1のII−II線方向から見た第1の実施形態の
遊戯用基板ケースの正面図。
【図3】図2の一部拡大図。
【図4】第1の実施形態の遊技機用基板ケースを分解し
て示す斜視図。
【図5】カシメ部材の周辺を示す図であり、(a)はカ
シメ部材の周辺を示す断面図。、(b)は(a)のB−
B線方向から見た平面図。
【図6】取付台の固定方法を示す図。
【図7】遊技機に固定された取付台を示す図であり
(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向から見
た側面図。
【図8】基板ケースを取付台に取り付ける方法を示す図
であり、(a)は基板ケースの取付方法を示す図、
(b)は(a)の一部拡大図。
【図9】遊技機に取り付けられた基板ケースを示す図で
あり、(a)は遊技機に取り付けられた基板ケースを示
す正面図、(b)は(a)の一部拡大図、(c)は
(a)のC−C線方向から見た側面図、(d)は(c)
の一部拡大図。
【図10】前面扉を開けた状態のスロットマシーンを示
す正面図。
【図11】スロットマシーンを示す斜視図。
【図12】スロットマシーンを示す断面図。
【図13】前面扉を閉めた状態のスロットマシーンを示
す正面図。
【図14】本発明による遊技機用基板ケースの第2の実
施形態を分解して示す側面図。
【図15】図14のXV−XV線方向から見た第2の実
施形態の遊戯用基板ケースの正面図。
【図16】図15の一部拡大図。
【図17】第2の実施形態の遊技機用基板ケースを分解
して示す斜視図。
【図18】カシメ部材の周辺を示す正面図。
【図19】図18のXIX−XIX線断面図。
【図20】取付台を遊技機に固定する方法を示す図。
【図21】取付部を構成する第1部材を示すずであり、
(a)は第1部材の平面図、(b)は(a)のB−B線
方向から第1部材を見た図、(c)は(a)のC−C線
断面図。
【図22】取付部を構成する第2部材を示す図であり
(a)は第2部材の平面図、(b)は(a)のB−B線
方向から見た図。
【図23】取付部を構成する第3部材を示す図であり、
(a)は第3部材の平面図、(b)は(a)のB−B線
方向から見た図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図24】取付台を構成する板金を示す図であり、
(a)は板金を示す正面図、(b)は(a)のB−B線
方向から見た側面図。
【図25】第3部材を第1部材に取り付ける方法を示す
図。
【図26】第3部材を第1部材に取り付けた状態を示す
図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線
断面図。
【図27】取付部を板金に取り付ける方法を示す図。
【図28】取付部を板金に取り付けた状態を示す図であ
り(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向から
見た側面図。
【図29】取付台を遊技機に取り付けた状態を示す図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線方向
から見た側面図。
【図30】基板ケースを取付台に取り付ける方法を示す
図。
【図31】基板ケースを取付台に取り付けた状態を示す
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の一部拡大
図、(c)は(a)のC−C線断面図。
【図32】係止爪の周辺を示す断面図であり、(a)は
ワンウェイねじを締めつける前の状態を示す図、(b)
はワンウェイねじを締めつけた後の状態を示す図。
【図33】前面扉を開けた状態におけるスロットマシー
ンを示す正面図。
【図34】スロットマシーンを示す断面図。
【図35】別の取付構造を示す正面図。
【図36】図35のB1−B1線断面図を含む図35の
B−B線方向から見た側面図。
【図37】収納ケースを示す図であり、(a)はインサ
ートナットを取り外した状態を示す平面図、(b)はイ
ンサートナットを組み込んだ状態を示す平面図、(c)
は(b)のC−C線方向から見た側面図、(d)は
(b)のD−D線断面図。
【図38】インサートナットの機能を示す図であり、
(a)はインサートナットを時計回り方向に回転させよ
うとしたときの状態を示す図、(b)はインサートナッ
トを反時計回り方向に回転させたときの状態を示す図。
【符号の説明】
1 ベース 2 カバー 3 基板 4 ねじ 5 カシメ部材 24 ボス(ねじ止め部) 51 挿入部 52 ホログラムシール 60 取付台 70 取付部 73 係合部材(第3部材) 73e 雌ねじ(ねじ機構) 102 カバー(一の部材) 126 係止爪 127 ワンウェイねじ(ねじ機構) 365a 突出片(収納部側突出部) 366 インサートナット(第2のねじ部材) 366a 突出片(ねじ側突出部)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の取付面に対して取り付けられる
    べきベースと、 前記ベースに対し前記遊技機の取付面の反対側から取り
    付けられるカバーと、から構成される基板ケースを備
    え、 前記基板ケース内の空間に基板が収納され、 前記カバーには、前記基板ケースを前記遊技機の取付面
    に対して不可逆的に取り付ける取付部が設けられている
    ことを特徴とする遊技機用基板ケース。
  2. 【請求項2】 前記取付部として、前記カバーには、ワ
    ンウェイねじを介して前記カバーを前記遊技機の取付面
    に対して取り付けるためのねじ止め部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用基板ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記取付部として、前記カバーには、前
    記カバーを前記遊技機の取付面に対して取り付けるため
    のカシメ構造が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機用基板ケース。
  4. 【請求項4】 前記カバーを前記遊技機の取付面に対し
    て取り付けない状態において前記ベースと前記カバーと
    がカシメ構造を介して互いに結合可能とされていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技
    機用基板ケース。
  5. 【請求項5】 前記ベースと前記カバーとはワンウェイ
    ねじを用いて互いに結合されることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の遊技機用基板ケース。
  6. 【請求項6】 前記ベースと前記カバーとはねじによっ
    て結合され、前記ねじのねじ頭は前記ベースの側に露出
    されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の遊技機用基板ケース。
  7. 【請求項7】 遊技機の取付面に対して取り付けられる
    べきベースと、 前記ベースに対し前記遊技機の取付面の反対側から取り
    付けられるカバーと、 前記ベースと前記カバーとを互いに結合するためのカシ
    メ構造を有するカシメ部材と、を備え、 前記ベースおよびカバーの間に形成される空間内に基板
    が収納され、 前記カシメ部材にはホログラムシールが取り付けられて
    いることを特徴とする遊技機用基板ケース。
  8. 【請求項8】 前記ホログラムシールには、個々のカシ
    メ部材に固有の情報が印刷されていることを特徴とする
    請求項7に記載の遊技機用基板ケース。
  9. 【請求項9】 前記カシメ部材には、前記ベースおよび
    前記カバーに差し込まれる挿入部が設けられ、前記挿入
    部が前記ベースおよび前記カバーに差し込まれることに
    より前記カシメ部材が引き抜き不可能な状態となること
    を特徴とする請求項7または8に記載の遊技機用基板ケ
    ース。
  10. 【請求項10】 2つの部材を互いに固定する取付構造
    において、 前記2つの部材のうちの一の部材に設けられ、他の部材
    に対して差し込まれる係止爪と、 前記係止爪と係合可能とされた係合部材と、 前記係合部材を移動させるねじ機構と、を備え、 前記係止爪を前記他の部材に対して差込んだ後、前記ね
    じ機構により前記係合部材を移動させて前記係合部材を
    不可逆的に前記係止爪に係合させることにより、前記係
    合爪を係止して前記2つの部材の分離を禁止するように
    したことを特徴とする取付構造。
  11. 【請求項11】 前記ねじ機構は前記係合部材に形成さ
    れた雌ねじと、前記雌ねじに螺合されるワンウェイねじ
    と、からなることを特徴とする請求項10に記載の取付
    構造。
  12. 【請求項12】 2つの部材を互いに固定する取付構造
    において、 互いに螺合し合うことにより前記2つの部材を互いに固
    定する第1のねじ部材および第2のねじ部材と、 前記第2のねじ部材の回転を一方向のみ禁止し他方への
    回転を許容する回転方向規制機構と、を備え、 前記第1のねじ部材を前記第2のねじ部材に対して締め
    付ける際には前記回転方向規制機構により前記第2のね
    じ部材の回転が禁止され、前記第1のねじ部材を緩める
    方向に回転させたときには前記回転方向規制機構により
    回転が許容された前記第2のねじ部材が前記第1のねじ
    部材とともに回転するようにしたことを特徴とする取付
    構造。
  13. 【請求項13】 前記回転方向規制機構として、前記第
    2のねじ部材には前記一方向への回転のみを禁止するね
    じ側突出部が設けられていることを特徴とする請求項1
    2に記載の取付構造。
  14. 【請求項14】 前記回転方向規制機構は、前記第2の
    ねじ部材を収納する収納部を備え、前記収納部には前記
    第2のねじ部材に設けられた前記ねじ側突出部に対して
    係合可能とされた収納部側突出部が設けられ、前記ねじ
    側突出部と前記収納部側突出部とが互いに係合すること
    により、前記第2のねじ部材の前記一方向への回転が禁
    止されることを特徴とする請求項13に記載の取付構
    造。
  15. 【請求項15】 前記取付機構は、基板が収納された基
    板ケースを遊技機に対して取り付けるものであることを
    特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の取
    付構造。
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