JP2004159884A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース本体とケースカバーとを隙間が開けられないように確実に封止出来るとともに、ケース本体とケースカバーとの封止作業を容易に行うことが出来る収容ケースを備えるスロットマシンを提供すること。
【解決手段】遊技制御基板500が収容された平面視略長方形状をなす収容ケース350は、開封自在に構成されたケース本体とケースカバー353との封止状態を容易に解除することが出来る第1の封止手段383aと、封止に関連する封止関連部位を破壊しない限りケース本体とケースカバーとの封止状態を解除することが出来ない第2の封止手段と、により封止された状態でスロットマシンの本体に取付手段を介して取り付けられており、第1の封止手段及び第2の封止手段はケースカバー353の長辺部に設けられているとともに、取付手段はケースカバー353の短辺部に設けられている。
【選択図】 図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに係わり、特に、遊技に関連する制御を行う制御手段が設けられた制御基板を収容した収容ケースが本体に配設されたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットマシンやパチンコ機等に代表される遊技機の本体には、一般的に種々の回路基板が設けられているが、特に遊技者に付与される遊技価値に関わる種々の制御を行う制御手段等が設けられた制御基板は、外部から不正な改造等が施される可能性が高いため、特に遊技に関わる重要な制御手段が設けられる制御基板は、このような外部からの不正が困難となるように、例えば収容ケースに収容した状態で本体に配設していた。
【0003】
この種の収容ケースは、制御基板を収容可能なように、ケース本体とケースカバーとからなる開封自在な箱体にて構成されているのが一般的であるが、本体に取り付けられた状態でケースカバーが開封されたり、本体から取り外されたりしないように取り付けられるとともに、万が一、ケースカバーが開封されたり本体から取り外された場合には、不正が行われたことをホール側が早急に発見できるように、開封または取り外された痕跡が残るようになっている。
【0004】
このような収容ケースとしては、例えば一旦取り付けると再度抜き取ることが困難となるセフティロックピンと、収容ケースから突設された係止片と、によりケース本体とケースカバーとを開封不能に封止するとともに、本体への取り付け状態が解除されないように設けられた収容ケースがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、取付構造によって一旦取り付けると再度抜き取ることが困難とされるネジによりケース本体とケースカバーとを開封不能に封止するとともに、ケース本体から突設された係止片及びケースカバーに設けられるネジにより本体への取り付け状態が解除されないように設けられた収容ケースがあった(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−161891号公報(第8−15頁、第2−7図)
【特許文献2】
特開2001−187190号公報(第2−6頁、第1−5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された収容ケースは、ケース本体とケースカバーとを開封不能に封止するセフティロックピンや係止片が、平面視略長方形状をなす収容ケースの長辺部における長手方向の略中央付近に設けられているため、例えば本体(基板取付部材)に取り付けられた状態において、ケースカバーの長辺部が撓み易くなり、ケースカバーとケース本体との間に隙間が生じてしまう恐れがあった。
【0008】
また、上記特許文献2に記載された収容ケースは、構造が複雑であり、収容ケースの封止作業が多くの工程を経て行われるため、封止作業を容易に行うことが出来ないといった問題を有していた。
【0009】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ケース本体とケースカバーとを隙間が開けられないように確実に封止出来るとともに、ケース本体とケースカバーとの封止作業を容易に行うことが出来る収容ケースを備えるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンであって、
前記スロットマシンの本体には、遊技に関連する制御を行う制御手段が設けられた制御基板が収容された平面視略長方形状をなす収容ケースが配設されており、該収容ケースは、ケース本体とケースカバーとから開封自在に構成され、
前記ケース本体と前記ケースカバーとは、該ケース本体と該ケースカバーとの封止状態を容易に解除することが出来る第1の封止手段と、封止に関連する封止関連部位を破壊しない限り前記ケース本体と前記ケースカバーとの封止状態を解除することが出来ない第2の封止手段と、により封止された状態で前記スロットマシンの本体に取付手段を介して取り付けられており、
前記第1の封止手段及び前記第2の封止手段は前記ケースカバーの長辺部に設けられているとともに、前記取付手段は前記ケースカバーの短辺部に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ケース本体とケースカバーとの封止を、封止作業が容易な第1の封止手段と、不正行為がなされた場合において痕跡が残り得るように封止する第2の封止手段と、により効率よく行うことが出来るとともに、これら第1の封止手段及び第2の封止手段がケースカバーの長辺部に設けられることで、例えば封止関連部位を破壊することなくケースカバーの長辺部を撓ませてケースカバーとケース本体との間に隙間を開けること等が困難となり、ケース外部から針金を差し込むこと等による制御基板への不正行為を効果的に防止出来る。また、スロットマシンの本体に収容ケースが取り付けられた状態において、例えば取付手段がケース本体に設けられている場合には第1の封止手段や第2の封止手段による封止が解除されるとケースカバーが開封する可能性があるが、取付手段がケースカバーに設けられることで、仮に第1の封止手段や第2の封止手段による封止が解除されても取付手段による取付作用によりケースカバーが開封することがないばかりか、さらに取付手段がケースカバーの短辺部に設けられることでケースカバー全体を偏りなく封止することが出来るので、ケースカバーを開封させることによる不正行為を効果的に防止することが出来る。
【0011】
本発明のスロットマシンの前記ケースカバーの長辺部における長手方向の略中央位置に前記第1の封止手段が設けられ、該第1の封止手段の両側に前記第2の封止手段がそれぞれ配設されていることが好ましい。
このようにすれば、封止手段が長辺部の長手方向にわたって設けられることになるため、ケースカバーとケース本体との間に隙間を開けることがより困難となるばかりか、仮に第1の封止手段による封止が解除された場合でも、その両側は第2の封止手段により封止されていることになり、封止箇所が偏ることがないので、確実に封止することが出来る。
【0012】
本発明のスロットマシンの前記ケースカバーにおける互いに対向する2つの長辺部のうちの一方に前記ケースカバーを前記ケース本体に対して回動自在に枢支する枢支部が形成され、
前記ケースカバーにおける他方に前記第1の封止手段及び前記第2の封止手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、第1の封止手段及び第2の封止手段による封止作業を必要最小限に抑えることが出来るばかりか、枢支部を中心にケースカバーをケース本体に対して回動自在とすることが出来るので、封止のための位置決めを容易に行うことが出来る。
【0013】
本発明のスロットマシンの前記取付手段は、前記スロットマシンの本体に係脱自在な取付用係止片と、前記取付用係止片と前記スロットマシンの本体との係止状態が解除不能となるように前記収容ケースを固着する固着部材と、から構成され、
前記取付用係止片は前記ケースカバーにおける互いに対向する2つの短辺部における一方に設けられ、前記固着部材は前記ケースカバーにおける他方に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、スロットマシンの本体への収容ケースの取り付けを容易に行うことが出来る。
【0014】
本発明のスロットマシンの前記ケース本体及び前記ケースカバーには、封止時において平面状の貼着面を形成する封印シール貼着部がそれぞれ形成されており、
前記ケース本体及び前記ケースカバーの封印シール貼着部に跨るように封印シールが貼着されていることが好ましい。
このようにすれば、封印シールを封印シール貼着面に対して隙間なく貼着することが出来、これにより封印シールが封印シール貼着面から剥離しにくくなるばかりか、封印シール貼着面に封印シールが剥離された痕跡が残りやすくなるため、不正行為が行われたことを発見しやすくなる。
【0015】
本発明のスロットマシンの前記収容ケースは、該収容ケースの設置用凹部を備えた基板取付部材を介して前記スロットマシンの本体に取り付けられ、
該基板取付部材は、前記収容ケースの設置用凹部の一部が前記スロットマシンの本体を構成する壁部に形成された開口部内に入り込むように取り付けられていることが好ましい。
このようにすれば、壁部に取り付けられた収容ケースの少なくとも一部が壁部の厚み方向に入り込むことで、筐体の内部スペースにおける収容ケースの占有率を小さくすることが出来、これにより筐体の内部に配設される他の種々の装置や部材等の配置自由度が高まるため、限られた筐体の内部スペース内に種々の装置や部材等を効率よく配設することが出来る。
【0016】
本発明のスロットマシンの前記第2の封止手段は、前記ケースカバーの封止状態を解除するために破壊した封止関連部位が前記収容ケース側に残るように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、封止関連部位を破壊して開封しても封止関連部位が収容ケースから分離することがないので、廃棄の手間が不要となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について図面を参照して説明する。
【0018】
(1)スロットマシンの概略説明
まず、図1〜図5を参照してスロットマシンの概略構成について説明すると、図1はスロットマシン1を斜め前方から見た斜視図であり、図2は前面扉3を開放した状態のスロットマシン1を斜め前方から見た斜視図であり、図3はスロットマシン1の正面図であり、図4はスロットマシン1の筐体2内を示す正面図であり、図5はスロットマシン1の前面扉を示す背面図である。
【0019】
本実施例におけるスロットマシン1は、前面が開口する筐体2と、この筺体2の側端に回動自在に枢支された前面扉3と、から構成されており、前面扉3の裏面に設けられた施錠装置4(図5参照)の鍵穴4aに挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面扉3を開放することができるようになっている。
【0020】
(1−1)前面扉の前面
前面扉3の前面上端部には、遊技効果LED130(図3参照)が内蔵された遊技効果LED部41が左右方向に延びるように設けられているとともに、左右側端部には、遊技効果LED131a〜131c(図3参照)が内蔵された発光部としての遊技効果LED部42L、及び遊技効果LED132a〜132c(図3参照)が内蔵された発光部としての遊技効果LED部42Rが、前面扉3の上部から下部にわたって一連に設けられている。これら遊技効果LED部41、42L、42Rにより囲まれた前面扉3の前面には、役構成等が印刷された上部パネル5、各種表示部が形成された遊技パネル6、タイトル等が印刷された下部パネル7が各々設けられている。なお、下部パネル7の内部には表示面を後方から照らす蛍光灯139が内蔵されている。下部パネル7の下方には、メダル払出穴9から払出されるメダルを受け入れるメダル受皿10が突設されている。なお、メダル受皿10の左側には灰皿13が設けられている。
【0021】
遊技パネル6と下部パネル7の間には、操作部8が遊技パネル6よりも前方に膨出するように形成されており、この操作部8には、遊技媒体であるメダルを投入可能なメダル投入部34や、各種操作ボタン35、36a、36b、37、40L、40C、40R、及びスタートレバー38等が設けられている。
【0022】
上部パネル5の左右側には、内部に設けられる高音スピーカ136L、136R(図5参照)から出力される音を放音する放音部12L、12Rがそれぞれ設けられているとともに、これら左右の放音部12L、12Rの間には、上部パネル5の後面に設けられる演出手段の一例である演出用リール91L、91C、91Rを透視するための透明な演出用透視窓11が印刷形成されている。この演出用透視窓11から視認できる各演出用リールの領域を、各演出用リールに対応させて左可変表示部92L、中可変表示部92C、右可変表示部92R(領域)と呼ぶ(図3参照)。この演出用可変表示部としての各可変表示部52L、52C、52Rからは、各演出用リールに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示される。
【0023】
遊技パネル6には、筐体2に内設された後述するゲーム用リール51L、51C、51Rを透視可能な透視窓14と、各種表示部16〜33と、がそれぞれ印刷形成されている。
【0024】
遊技パネル6に設けられた各種表示部のうち、クレジット表示部31は、内蔵されたクレジット表示器109(図5参照)によりクレジットが表示される。クレジットとは、遊技者所有の有価価値としてスロットマシン1内部の記憶部に記憶されているメダル数である。このスロットマシン1では、クレジットとして記憶可能な価値の上限値が最大でメダル50枚分とされており、この上限値を越えるクレジットの加算更新の要求が発生した場合にはその上限を越えるメダルがメダル払出穴9から払出される。クレジット表示器109は、横並び状態で設けられた3個の7セグメント表示器からなり、3桁の数値を表示可能であるため、前記クレジットの上限が前記100枚以上となった場合にも対応出来るとともに、クレジットの表示として使用しない7セグメント表示器は演出のために使用することが出来るようになっている。
【0025】
ゲーム回数表示部32は、後述するビッグボーナス(以下BBと略称する)中に提供されるビッグボーナスゲーム(以下BBゲームと略称する)の残回数や、後述するレギュラーボーナス(以下RBと略称する)の残回数等が内蔵されたゲーム回数表示器108(図5参照)により表示される。さらにゲーム回数表示部32は、スロットマシン1に発生した各種の異常を表示する報知手段であるエラー表示器としても機能する。
【0026】
ペイアウト表示部33は、1ゲーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与されるメダル枚数が入賞がある毎に、内蔵されたペイアウト表示器110(図5参照)により表示される。さらに、本実施例におけるスロットマシン1は、予め定められた入賞確率の値を例えば6つのパターンの設定値として記憶しており、前記ペイアウト表示部33には、この設定値が前記ペイアウト表示器110により表示されるようになっている。
【0027】
1〜3枚賭け表示部46〜48は、内蔵された1〜3枚賭けLED111〜113(図5参照)が、遊技者がゲームに賭数を設定した場合にその賭数に応じて点灯する。
【0028】
リプレイ表示部27は、リプレイ入賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイLED114(図5参照)が点灯する。スタート表示部28は、賭数が設定されることによりスタート操作をすることが可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートLED115(図5参照)が点灯し、有効なスタート操作が検出されることにより消灯する。投入指示表示部30は、メダルを受付可能な状態である場合に、その内部に内蔵された投入指示LED117(図5参照)が点滅し、メダルを受付不可能な状態である場合に消灯する。
【0029】
ウェイト表示部29は、ウェイトタイム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵されたウェイトLED116(図5参照)が点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイトタイムが経過した後にリールが始動するように設定されている。
【0030】
演出用表示部16〜25のうち演出用表示部17〜20は、リプレイ表示部27、ウェイト表示部29、スタート表示部28、投入指示表示部30と、演出用表示部21〜25は、1〜3枚賭け表示部46〜48と、各々同様に機能する表示部であり、これら各表示部に内蔵されたLED111〜117の点灯/消灯に応じて、各々対応する演出用表示部17〜25に内蔵された演出用ランプ141〜149(図5参照)が点灯/消灯する。また、演出用表示部16は、ビッグボーナス入賞やレギュラーボーナス入賞の発生が許容されている場合に、その内部に内蔵された演出用ランプ140(図5参照)が点灯するようになっており、ボーナス告知表示部として機能する。
【0031】
操作部8の上面右側には、メダル投入口34aが形成されたメダル投入部34が設けられているとともに、上面左側には精算ボタン37、1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36bがそれぞれ設けられている。
【0032】
1枚BETボタン36aは、クレジットを使用してメダルを1枚分賭ける際に押圧するボタンであり、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施例ではメダル3枚分)をクレジットの範囲内で賭ける際に押圧するボタンである。1枚BETボタン36aの表面には、該当する賭数である「1」の数字が刻設されているとともに、MAXBETボタン36bの内部には、MAXBETボタンLED121が内蔵されており(図5参照)、これらのMAXBETボタンLED121は、MAXBETボタン36bの操作により賭数を設定可能な状態にある場合に点灯し、賭数を設定不可能な状態の場合に消灯する。なお、1枚BETボタン36aの操作は内蔵された1枚BETスイッチ100に、また、MAXBETボタン36bの操作は内蔵されたMAXBETスイッチ101(図5参照)にて検出される。
【0033】
精算ボタン37は、記憶部に記憶されているクレジットの精算操作をする際に押圧するボタンであり、この精算ボタン37の押圧操作は、内蔵された精算スイッチ104(図5参照)にて検出され、クレジットとして記憶されている枚数のメダルがメダル払出穴9から払出されるようになっている。
【0034】
操作部8の前面には、スタートレバー38、ストップボタン40L、40C、40R、メダル詰まり解除ボタン35がそれぞれ設けられている。スタートレバー38は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー38を操作することにより、その操作が内蔵されたスタートスイッチ102(図5参照)にて検出されリールユニット50の各リール51L、51C、51Rの回転が開始される。
【0035】
各ストップボタン40L、40C、40Rは、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51Rの回転を停止させる際に操作するボタンであり、その操作は内蔵されたストップスイッチ103L、103C、103R(図5参照)にて検出されるようになっている。また、ストップボタン40L、40C、40Rの内部には操作有効LED122L、122C、122Rが、それぞれ内蔵されており(図5参照)、これら操作有効LED122L、122C、122Rは、対応するストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効である場合に点灯し、操作が無効である場合に消灯する。
【0036】
メダル詰まり解除ボタン35は、メダル投入部34に投入されたメダルが内部で詰まった場合に、これを解消させる際に操作するボタンである。
【0037】
(1−2)筐体の内部
次に、筐体2内上部には、図2及び図4に示されるように、後述する遊技制御基板500が収容された遊技制御基板ボックス350が、背板153に取り付けられた基板取付部材351(図11参照)に取り付けられている。さらにその側方には、遊技制御基板500から出力される試験信号等を外部に出力するための外部出力基板505が取り付けられている。
【0038】
筐体2内略中央部には、複数種の図柄が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回されたリール51L、51C、51Rを有する可変表示装置としてのリールユニット50が設けられている。それぞれのリール51L、51C、51Rは、各々に対応して設けられたリールモータ54L、54C、54Rによりそれぞれ独立して縦方向に回転(駆動)、停止するように構成されており、各リール51L、51C、51Rが回転することにより、透視窓14には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【0039】
透視窓14から視認できる各リールの領域を、各リールに対応させて左可変表示部52L、中可変表示部52C、右可変表示部52R(領域)と呼ぶ(図3参照)。この遊技用可変表示部としての各可変表示部52L、52C、52Rからは、各リールに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示される。
【0040】
各リール51L、51C、51Rには、それぞれのリールの回転基準位置を検出するリールセンサ56L、56C、56Rが備えられており、このリールセンサ56L、56C、56Rにより所定の図柄の停止位置を導出できるようになっているとともに、各リール51L、51C、51Rにおける特定の表示領域(上、中、下段の表示領域)を裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcがそれぞれ上、中、下段に設けられており、これら各リールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcは、透視窓14に表示される各図柄を後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。
【0041】
また、リールユニット50の背面には、各リールモータ54L、54C、54R、リールセンサ56L、56C、56Rの配線を遊技制御基板500に接続するためのリール中継基板503が設けられているとともに、リールユニット50の上面には、リールランプ55La〜55Lc、55Ca〜55Cc、55Ra〜55Rcからの配線が接続されるリールランプ中継基板504が設けられている。
【0042】
リールユニット50の下方には、メダル投入部34から投入されたメダルを貯留するホッパータンク57aを有するホッパーユニット57が設けられている。また、ホッパーユニット57の右側にはホッパータンク57aからオーバーフローしたメダルが貯留されるオーバーフロータンク59が設けられている。このオーバーフロータンク59内にはメダルを検出可能なフルセンサ60a、60bが設けられており、内部に貯留されたメダル貯留量が所定量以上となったことを検出できるようになっている。
【0043】
ホッパーユニット57の下方部分にはホッパーモータ62が設けられており、このホッパーモータ62が回転することによりホッパータンク57a内のメダルがメダル排出口63から排出される。排出されたメダルは、メダル排出口63の近傍に設けられる払出しメダルセンサ61により検出された後、後述するメダル返却通路部材73(図5参照)に形成されたメダル合流口74(図5参照)を通して内部に流入し、メダル払出穴9から払い出される。
【0044】
ホッパーユニット57の側方には、メイン電源をon/offするメインスイッチ部66と、エラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットする操作、及び入賞確率を変更可能とする操作を可能な設定/リセットボタン67と、自動精算機能をon/offする自動精算選択スイッチ部68と、自動打止め機能をon/offする打止め選択スイッチ部69と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入可能な設定キー挿入部70と、が前面に設けられるとともに、電源基板502が内蔵された電源ユニット65が配設されている。
【0045】
本実施例では、設定キー挿入部70のon/off状態に関わらず、電源投入を行うことにより、その時点での自動精算選択スイッチ部68及び打止め選択スイッチ部69の状態にて設定されるとともに、設定/リセットボタン67がリセットボタンとして機能することになる。また、縦長長方形状の設定キー挿入部70が鉛直方向に対して左斜め45度のoffの状態で特定のキーを挿入してから時計回りに90度回転した状態、すなわちonの状態で電源投入を行う操作により、設定キースイッチ(図示略)のonが検出され、遊技状態の初期化、すなわち、遊技制御基板500内に設けられたRAM(図示略)の記憶内容の初期化が実行されるとともに、設定/リセットボタン67がリセットボタンとして機能することになり、この設定/リセットボタン67の操作により入賞確率、すなわち出玉率の変更が実行可能となる。
【0046】
設定キー挿入部70は、offの状態において、垂直方向に対して左斜め45度に傾斜した状態をなし、onの状態において、垂直方向に対して右斜め45度に傾斜した状態となるように設けられているため、設定キーによる回動操作が行いやすいとともに、遊技状態のリセット及び入賞確率の設定それぞれの機能を1つのボタン操作にて行うことが出来るようにしたことで、操作性が向上する。
【0047】
(1−3)前面扉の後面
次に、前面扉3の後面上部には、図5に示されるように、演出用ユニット90が取り付けられている。演出用ユニット90は、主に前方に開口する直方体状の演出用リール収容箱内に内蔵される演出用リール91L、91C、91Rと、前記演出用リール収容箱の後面側(図5中手前側)に取り付けられる演出制御基板501と、から構成されている。演出用リール91L、91C、91R内には、演出用リールセンサ127L、127C、127Rと、演出用リールLED128L、128C、128Rと、演出用リールモータ129L、129C、129Rと、が内蔵されている。
【0048】
また、演出用ユニット90の左右側には、高音スピーカ136L、136Rが放音部12L、12Rに臨むように取り付けられている。高音スピーカ136Lの後面側には、リールランプ55L、55C、55R及び各演出用ランプ140〜149が接続される演出用中継基板509が取り付けられている。また、スピーカ136Rの後方には、後述する遊技パネルユニット95に組み付けられる冷陰極管138a〜138c用の冷陰極管用インバータ124が取り付けられている。冷陰極管用インバータ124は、直方形状をなし、前面扉3の後面に対して縦向きに取り付けられている。
【0049】
前面扉3の後面中央部には、遊技パネル6及び各種演出用装置が組み付けられる遊技パネルユニット95が組み付けられている。遊技パネルユニット95の前面側には、遊技パネル6及びリール51L、51C、51Rを上方から照らす発光色の異なる3本の冷陰極管138a〜138cが取り付けられている。
【0050】
また、遊技パネルユニット95の後面側には、演出用ランプ140〜144が搭載される演出用ランプ基板541と、演出用ランプ145〜149が搭載される演出用ランプ基板542と、各種表示器108〜110、120、各種LED111〜117が搭載される表示基板543と、演出用ランプ基板541、542を演出制御基板501に接続するための演出用ランプ中継基板508と、が取り付けられている。なお、図5中の符号120は設定値表示器を示しており、この設定値表示器120が前面扉3の後面側に向けて取り付けられていることによって、電源ユニット65にて設定値の設定操作を行う際において、開放した前面扉3の前面のペイアウト表示部33を覗き込むことなく、設定値表示器120にて設定値を確認することが出来るため、操作性が向上する。
【0051】
遊技パネルユニット95の下方には、メダル投入部34から投入された正規なメダルのみを後述するホッパータンク57aに導く投入メダルセレクタ71が設けられている。直径や厚みの異なる不正メダルは、この投入メダルセレクタにより振り分けられて、メダル返却通路部材73を介してメダル払出穴9から返却される。
【0052】
投入メダルセレクタ71の下流側には、流下するメダル流路を選択的に切替可能とする流路切替ソレノイド107が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド107は励磁されており、この状態において流下するメダルは投入メダルセンサ106a〜106cにより検出された後、メダル誘導樋72を流下してホッパータンク57a内に貯留されるようになっている。また、メダル投入が不可能な場合には、流路切替ソレノイド107の励磁が解除されて流路が切替わって、メダル返却通路部材73を介してメダル払出穴9から返却される。
【0053】
また、投入メダルセレクタ71の側方には、操作部8に設けられる各種操作部からの配線をまとめた状態で遊技制御基板500に接続するための操作部中継基板507が、合成樹脂材により構成された操作部中継基板ケース内に被覆された状態で設けられている。さらにこの操作部中継基板507の下方には、前面に設けられる蛍光灯139用の蛍光灯用インバータ125が取り付けられている。
【0054】
さらに、メダル返却通路部材73を挟んで蛍光灯用インバータ125の反対側には、スピーカ取付用のスピーカ取付穴75が横向き楕円形状のリブ周りに4個設けられており、スピーカを取り付けることが出来るようになっている。
【0055】
(1−4)遊技状態の説明
次に、遊技者が遊技(ゲーム)を行うための操作や、該操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。
【0056】
ゲームを開始する場合は、メダルやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭けて所望の大きさの賭数を設定する。賭数は、メダルをメダル投入部34から投入するか、あるいはクレジットを使用することにより設定できるようになっている。クレジットを使用するにはMAXBETボタン36b、または1枚BETボタン36aを押圧すれば良い。
【0057】
遊技者により賭数が「1」に設定されると入賞ラインL1が有効となり、賭数が「2」に設定されると入賞ラインL1、L2、L2’が有効となり、賭数が「3」に設定されると入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効となる。
【0058】
そして少なくとも「1」の賭数が設定された時点でスタートレバー38の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
【0059】
尚、このような賭数に応じて有効化される入賞ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される入賞ラインの本数も任意に設定変更可能である。
【0060】
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー38を押圧操作すれば、各リール51L、51C、51Rが回転し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化するように表示される。各リール51L、51C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効になり、この状態で遊技者がいずれかのストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応するリールの回転が停止され、透視窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。
【0061】
また、遊技者がストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作しない場合には、一定時間が経過した時点で自動的に各リール51L、51C、51Rの回転が順次停止する。
【0062】
そして全てのリール51L、51C、51Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが表示された場合は入賞となり、入賞内容に対応して予め定められた所定枚数のメダルが遊技者に対してクレジットとして払出される。また、クレジットが上限数に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9から払い出される。
【0063】
また、特に予め定められた特別図柄の組合せが表示されて大当たり入賞した場合にあっては、メダルの払出しが行なわれるとともに、通常遊技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、すなわち大量のメダルを獲得できるビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)が遊技者に対して遊技価値として付与されるようになっている。
【0064】
尚、このように入賞することにより遊技者に対して付与される「遊技価値」は、メダル及びクレジット等の有価価値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合において遊技者に対して付与されるBBやRB等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0065】
本実施例では、各リール51L(左リール)、リール51C(中リール)、リール51R(右リール)の周面に、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム」の図柄(図3参照)が各リールに21個配列されており、通常遊技状態において「白7−白7−白7」、「BAR−BAR−BAR」、「チェリー−Any−Any」、「スイカ−スイカ−スイカ」、「ベル−ベル−ベル」、または「プラム−プラム−プラム」の組合せが入賞の対象とされており、そのうち白7の図柄、及びBARの図柄のみが遊技者にとって利益の大きな賞である大当り入賞(BB、RB)の対象となる特別図柄とされ、その他スイカ、チェリー、ベルまたはプラムの図柄は遊技者にとって利益の小さな賞である小役入賞の対象となる小役図柄とされている。
【0066】
通常遊技状態において、「チェリー−Any−Any」、「スイカ−スイカ−スイカ」、「ベル−ベル−ベル」、の組合せが有効化された1つの入賞ライン上に揃った場合には、その図柄の組合せに応じて予め定められた所定枚数のメダルが遊技者に付与される。
【0067】
具体的には、左リール51Lに描かれた「チェリー」の図柄は単図柄と呼ばれるマークであり、この単図柄が有効な1本の入賞ライン上で停止表示された場合には例えば2枚のメダルが遊技者に付与される。また、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1つの入賞ライン上に揃った場合には、例えば12枚のメダルが付与される。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1つの入賞ライン上に揃った場合には、9枚のメダルが付与される。
【0068】
また、賭数に応じて有効化された入賞ラインが複数本存在する場合において、前述したようにメダルが払出される図柄の組合せが複数本の入賞ライン上において同時に成立した場合には、各入賞ライン上の図柄の組合せによって付与されるメダル枚数の合計枚数に相当するメダルが付与されるのが原則である。しかし、1ゲームにおいて遊技者に付与されるメダルの上限が15枚と定められているために、15枚を越える場合にはその16枚目以降のメダルが無効となる。
【0069】
また、「プラム−プラム−プラム」の組合せが有効化された1つの入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイ(再遊技)ゲームが付与される。
【0070】
また、通常遊技状態において有効化されたいずれかの入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」の図柄が揃えば、RB入賞したことになり、「BAR−BAR−BAR」の図柄が揃ったことの対価として15枚のメダルが払出されるとともに、遊技者にとって有利なレギュラーボーナス(RB)が発生し、以下に説明するレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が遊技者に対して付与される。具体的に説明すると、このRBが発生した場合には、プラム図柄の揃目が揃うことにより15枚のメダルが払出されるJac入賞が高確率で発生するRBゲームが最大で12回提供されるとともに、このRBゲームが12回実行されるか、あるいはRBゲームが12回に達する前にJac入賞が8回発生するか、いずれかの条件が満たされた時点で終了する。したがって、遊技者は12回のRBゲーム中に最大8回のJac入賞の機会を得ることができる。
【0071】
また、通常遊技状態において、有効化された入賞ライン上に、「白7−白7−白7」が揃えば、BB入賞したことになり、「白7−白7−白7」の図柄が揃ったことの対価として15枚のメダルが払出されるとともに、遊技者にとって有利な特別遊技状態としてのビッグボーナス(BB)が発生し、以下に説明する小役ゲームとRBが遊技者に対して付与される。
【0072】
具体的に説明すると、このBBが発生した場合には、まず、遊技状態が通常遊技状態から小役ゲームに移行する。小役ゲームでは、対象となる小役図柄の組み合わせが揃って所定枚数のメダルの払出しを伴う入賞が比較的高確率で発生するBBゲームが最大で30回提供される。
【0073】
また、BBゲームを30回実行するまでの間にプラム図柄の揃目が揃ってJacIn入賞した場合には、所定枚数のメダルが付与されるとともに、レギュラーボーナス(RB)に移行して前述したRBゲームが最大で12回提供され、このRBゲームが12回実行されるか、或いはRBゲームが12回に達する前にJac入賞が8回発生するか、いずれかの条件が満たされた時点で終了する。このRBは、BB中において移行可能な最大回数が規定されており、本実施例では最大で3回移行し得るように規定されている。
【0074】
そしてBBは、小役ゲーム中に30回のBBゲームを実行した場合か、或いは30回のBBゲームを実行する前にRBへ3回移行し、3回目のRBが終了した場合のうち、いずれかの条件が満たされた時点で終了する。
【0075】
以上、実施形態に係る遊技機としてのスロットマシン1の全体の概略構成及び遊技内容について説明してきたが、次には、スロットマシン1の構造について詳細に説明する。スロットマシン1は、前述したように筐体2と前面扉3とから構成されているので、以下それぞれに分けて説明する。
【0076】
(2)筐体
筐体2は、前述したように、上部の天板150と、左側板151L及び右側板151Rと、下部の底板152と、背面の背板153と、によって直方体状に組み付けられ、その内部には、主に遊技制御基板ボックス350、リールユニット50、ホッパーユニット57、電源ユニット65、オーバーフロータンク59等が収容されている。
【0077】
そこで、まず、筐体2の外形を構成する天板150、側板151L、151R、底板152、背板153について図6〜図10を参照して説明する。図6はスロットマシン1を示す背面図であり、図7はスロットマシン1を示す右側面図(左側面図は右側面図と同一のため省略する)であり、図8(a)はスロットマシン1を示す平面図であり、(b)はスロットマシン1を示す底面図であり、図9は筐体2と前面扉3との関わりを示す要部拡大平面図であり、図10は一部の部材が組み付けられた状態の筐体2を示す正面図である。
【0078】
(2−1)背板
背板153には、図6に示されるように、その上部に後述する遊技制御基板ボックス350を取り付けるための開口部としての基板取付用開口154が開設されている。基板取付用開口154の長方形部の一方の短辺部の外側には膨出部154aが形成されているとともに、各角部はR形状に加工されている。この基板取付用開口154は、背板153の前面側から取り付けられる遊技制御基板ボックス350を取り付けるための基板取付部材351(図10参照)にて閉塞される。
【0079】
基板取付用開口154の側方には、円形の外部接続配線通し穴157が開設されており、前記外部出力基板505からの配線を外部に引き出すことが出来るようになっており、引き出した配線は、例えば、遊技場の管理コンピュータに接続される。基板取付用開口154のやや下部には、溝状に形成される放熱穴155が水平方向に複数個形成されている。
【0080】
放熱穴155のさらに下方には、自動循環補給装置接続開口156が形成されている。この自動循環補給装置接続開口156は、遊技場の設置台にメダルの自動循環補給装置が付設されている場合において、接続開口閉塞部材212(図10参照)を取り外すことにより自動循環補給装置の補給ホース(図示略)を筐体2の内部に収容できるようになっており、補給ホースは、筐体2の内部に設けられるホッパーユニット57のホッパータンク57aの上部に臨むようになっている。
【0081】
また、背板153の下部には、前面扉3の軸支側に縦長矩形状の電源ユニット用放熱開口158が開設されており、その側方には、低音用のスピーカが取り付けられるスピーカ用開口159が開設されている。電源ユニット用放熱開口158は、電源ユニット65から発生する熱を外部に放出するものであり、その下部側方に形成された膨出部158aから電源ユニット65に接続される電源線が外部に引き出される。スピーカ用開口159には、低音スピーカ137(図11参照)が臨むように取り付けられ、そのスピーカ用開口159には、スピーカ保護網216(図10参照)が背板153の外側からタッカー(ステプラー針の大型のもの)で止着される。
【0082】
スピーカ用開口159のさらに側方には、円形のエンプティセンサ配線通し穴161が形成されている。このエンプティセンサ配線通し穴161は、自動循環補給装置が付設されている場合に、後述するホッパータンク57aに取り付けられるエンプティセンサ(図示略)からの配線を外部に引き出すためのものである。
【0083】
(2−2)側板
左側板151L及び右側板151Rの上下方向中央部よりやや下方位置には、図7に示されるように、スロットマシン1を運搬する場合に指先を入れて持ち運ぶための運搬用凹部15L、15R(図1参照)を形成するための運搬用開口162L、162Rが形成されている。この運搬用開口162L、162Rには、後述する取手部材211L、211R(図4及び図10参照)が筐体2の外側から嵌合されることにより閉塞されて運搬用凹部15L、15Rが形成されることになる。また、この運搬用開口162L、162Rの外面側の周縁部には、取手部材211L、211Rのフランジ部を収容する収容溝163L、163Rが環状に凹設されている。
【0084】
また、左側板151L及び右側板151Rの前端面は、下端部から上端部に向かって後方に傾斜する傾斜面状に形成されており、前面扉3の後面も同じ方向に傾斜する傾斜面状に形成されている。これらの傾斜角度は、図7に示されるように、鉛直方向を向く基準線Pに対して約5.5度上端部側が後方に傾いており、これは、左側板151L及び右側板151Rの前端面を鉛直方向に向けて形成した場合よりも、前面扉3により筐体2の前面開口を閉塞した際において前面扉3の荷重が左側板151L及び右側板151Rの前端面にかかりやすくなり、前面扉3の閉塞時において前面扉3と筐体2との間に隙間が形成されにくくなるためであり、これにより両者の間に形成される隙間から針金等を挿入すること等による不正行為が防止される。
【0085】
なお、前面扉3に組み付けられる上部パネル5及び下部パネル7は、鉛直方向を向く基準線Pとほぼ平行をなすように、すなわち、ほぼ鉛直方向を向くように組み付けられているとともに、遊技パネル6は、鉛直方向を向く基準線Pに対して約10度上端部側が後方に傾くように組み付けられている。これら角度は、スロットマシン1は設置時において遊技者の目線が遊技パネル6のやや上部付近にくることを前提として設計されている。すなわち、特に遊技者が最も注目する可変表示部を透視可能な透視窓14(図1、図3参照)が形成された遊技パネル6に関しては、遊技者からの視認性を最も考慮して前記約10度の傾斜角度をつけて組み付けられており、また、上部パネル5及び下部パネル7に関しては、遊技者はもちろん、遠方からの表示内容の視認性を考慮して傾斜をつけずに組み付けられている。
【0086】
また、図8及び図9に示されるように、左側板151Lの前端面には、前面扉3が回動する際において前面扉3における回動軸側端部と干渉するのを回避するための円弧状の切欠凹部166が上下方向にわたって凹設されている。この切欠凹部166は、左側板151Lの前端面における外端部から筐体2の内側に向かって凹むように設けられている。
【0087】
(2−3)天板及び底板
天板150の前端面150aにおける左側板151L側の端部には、図8(a)、(b)に示されるように、前面扉3が回動する際にその端部が干渉するのを回避するための円弧状の切欠凹部167が外向きに凹設されている。切欠凹部167の曲率は、左側板151Lの前端面に形成された切欠凹部166と同一とされているため、前記切欠凹部166の内面上部と切欠凹部167の内面とで連続する円弧状の凹面が形成されるようになっている。
【0088】
また、底板152の前端面152aにおける左側板151L側の端部には、前記切欠凹部166の内面上部と切欠凹部167の内面とにより連続的に形成される円弧状の凹面と同形をなす切欠凹部168が形成されており、この切欠凹部168における左側板151L側端部内面は、前記切欠凹部166の内面に連続するようになっている。
【0089】
このように筐体2側に切欠凹部166及び切欠凹部167、168が形成されていることで、図9(a)、(b)に示されるように、前面扉3を開閉する際において、前面扉3の回動軸側端部と天板150、側板151L、151R、底板152の前端面との干渉が回避される。よって、例えば前面扉3を筐体2に回動自在に枢支するために特殊な蝶番(例えば多関節蝶番)等を用いる必要がなく、コストを低減できるとともに、切欠凹部166は左側板151Lの前端面における外端部から筐体2の内側に向かって凹むように設けられているため、図9(a)に示されるように前面扉3を閉塞した状態において左側板151Lの前端面と前面扉3の後端面との間に隙間が生じることがないので、外部からの不正行為が効果的に防止される。
【0090】
また、天板150は、その後部側に左右方向を向く溝状の上部放熱穴164が左右に4つずつ形成されている。このように上部放熱穴164を細長溝状として複数設けることで、放熱効果を低減することなく、かつ、外部からの不正行為を極力行いにくくすることが出来る。また、天板150と対向する底板152には、スロットマシン1を遊技場の設置島に設置した際に当該設置島にメダルの自動循環補給装置が付設されている場合に、スロットマシン1内でオーバーフローしたメダルを回収樋へ排出するためのメダル回収開口165が開設されている。
【0091】
なお、図8(b)中に示される符号270は、メダル受皿10を前面扉3に取り付けるためのネジ(図示略)が螺入されるメダル受皿取付用ネジ穴であり、271は、メダル受皿10の上面に設けられる補強用鉄板をメダル受皿10に取り付けるためのネジ(図示略)が螺入される補強用鉄板取付用ネジ穴である。
【0092】
上記した天板150、左側板151L、右側板151R、底板152、及び背板153の組付けは、図1、図2及び図6〜図10に示されるように、天板150を左右側板151L、151Rの内側に入れて挟持し、左右側板151L、151Rの底面を底板152の上面に当接するように載置するとともに、これら天板150、左右側板151L、151R、底板152の後端面を背板153の前面に当接し、それぞれの当接面を接着剤で接着し、且つ各板間に跨るようにタッカーを打ち付けて前面が開放したほぼ直方体を構成している。ただし、これだけでは強度的に弱いので、図10及び図11に示されるように、金属性の上部枠板170、左側部枠板171、右側部枠板172、底部枠板173で相互の板を連結固定している。
【0093】
これら上部枠板170、左側部枠板171、右側部枠板172、底部枠板173は互いに連結されているので、いずれかの箇所で静電気が発生しても特にアースをしなくても全体的に自然放電することができ、遊技制御基板500への悪影響を防止することができる。
【0094】
なお、左側部枠板171には、前面扉3を回動自在に枢支する枢軸184H、184Lが上下所定箇所にそれぞれ設けられており、右側部枠板172には、前面扉3側に設けられる右側部錠板金の係合片(図示略)と係合する係合突片185H、185Lが上下所定箇所に設けられているとともに、前面扉3を閉じた際において、前記右側部錠板金に設けられるガイドローラ(図示略)が乗り上げて前面扉3を下方から支持する支持片として機能する載置片186が設けられている。また、底部枠板173には、ホッパーユニット57がスライド係合するホッパーユニット係合レール201a、201bが設けられている。
【0095】
また、図10に示されるように、背板153の前面には、リールユニット50を取り付けるためのリールユニット取付片174及びリールユニット係止片175、オーバーフロータンク59内部のメダル量を検出するフルセンサ60a、60b、電源ユニット65の上部を押さえる電源ユニット押さえ金具210が取り付けられる。
【0096】
以上説明してきたように、各種枠体や部品等が取り付けられた筐体2には、図11に示されるように、ホッパーユニット57、オーバーフロータンク59、電源ユニット65、外部出力基板505及び該外部出力基板505を取り付けるための外部出力基板取付部材315、遊技制御基板500が収容された収容ケースとしての遊技制御基板ボックス350及び基板取付部材351が、ネジや種々の取付手段を介して筐体2内に配設される。以下、遊技制御基板500が収容される遊技制御基板ボックス350の構成、及び筐体2内部への取り付け構造の詳細を、図11〜図23に基づいて説明する。
【0097】
図11は筐体2に装着される各種装置と筐体2との関係を示す斜視図であり、図12は下部ケースを示す平面図、側面図であり、図13(a)は図12のA−A断面図であり、(b)は図12のB−B断面図であり、(c)は図12のC−C断面図であり、図14は上部ケースを示す平面図、側面図であり、図15(a)は図14のD−D断面図であり、(b)は図14のE−E断面図であり、(c)は図14のF−F断面図であり、(d)は図14のG−G断面図であり、図16(a)は下部ケースを上部ケースにより閉塞する状態を示す一部破断断面図であり、(b)は下部ケースを上部ケースにて閉塞した状態を示す要部断面図であり、(c)、(d)は(b)の状態の要部拡大断面図であり、図17は基板取付部材を示す平面図、側面図、背面図であり、図18(a)は図17のH−H断面図であり、(b)は図17のI−I断面図であり、(c)は図17のJ−J断面図であり、(d)は図17のK−K断面図であり、(e)は図17のL−L断面図であり、図19は背板に遊技制御基板ボックスを取り付ける状態を示す要部断面図であり、図20は遊技制御ボックスの基板取付部材への取り付け状態を示す断面図であり、図21の(a)〜(c)は遊技制御ボックスを基板取付部材に取り付けるためのラッチの作用を示す断面図であり、図22は同じく遊技制御ボックスの基板取付部材への取り付け状態を示す断面図であり、図23(a)は第1封印シールを貼着した状態の上部ケースを示す要部平面図であり、(b)は第2封印シールを貼着した状態の遊技制御基板ボックスを示す要部拡大断面図である。
【0098】
(2−4)遊技制御基板ボックス
収容ケースとしての遊技制御基板ボックス350の詳細を図12〜図16に基づいて説明する。遊技制御基板ボックス350は、遊技制御基板500の裏面側を覆うケース本体としての下部ケース352と、遊技制御基板500の表面側を覆うケースカバーとしての上部ケース353と、から平面視略長方形状に構成され、遊技制御基板500を表裏から挟持するように組み付けられるものである。
【0099】
下部ケース352は、図12、図13に示されるように、上面が開放した直方体状に透明な合成樹脂によって成形されている。遊技制御基板500の周囲を囲むように長方形状に形成される側壁354a〜354dの内面には、遊技制御基板500の裏面周囲を支持する上下方向を向く支持リブ355が所定間隔おきに複数形成されている。側壁354a〜354dに囲まれる内側の四隅には、遊技制御基板500を所定高さ位置に支持する支柱356が突設され、これら支柱356の上部には、図13(a)に示されるように、位置決め突起357が上方に向けて突設されている。位置決め突起357の外径は、支柱356の外径よりも小寸に形成されているため、支柱356の上部外周には基板載置用段部358が形成されている。
【0100】
側壁354a、354bよりも長寸の側壁354c、354d(長辺部)のうちの側壁354dの外側に形成された上部ケース取付部363における長手方向中央部には、図13(b)に示されるように、係止部としての係止爪挿入穴359が形成されている。この係止爪挿入穴359は、上部ケース353に突設形成される後述する第1の封止手段としての係止爪383aを有する挿入部384が遊挿されるものであり、係止爪挿入穴359の上部開口端縁部359aと係止爪383aとが係合することにより、下部ケース352と上部ケース353とが遊技制御基板500を被覆した状態で封止される。
【0101】
下部ケース352の側壁354dの外側における係止爪挿入穴359の両側方には、下部ケース352と上部ケース353とを開封不能に封止するためのカシメ用ネジ穴360a、360bと、予備ネジ挿入穴361a、361bとが左右にそれぞれ交互に並ぶように形成されている。カシメ用ネジ穴360a、360bは、上部ケース353の後述するカシメ用ネジ穴387a、387bに対応して設けられるものであり、後述する第2の封止手段を構成するワンウェイネジ410が螺着されるものである。予備ネジ挿入穴361a、361bは、予備のワンウェイネジ410を掛け止めておくための挿入穴である。また、上部ケース取付部363と側壁354dとの間には、上部ケース353の閉塞時に後述する上部ケース353の側壁382dが挿入される側壁挿入部362が形成されている。
【0102】
側壁354cの外面には、上部ケース353を一端を中心に回動自在に枢支するための枢支部としての枢軸364a、364bが相互の対向端面に形成される左右一対の突片365a、365bが、それぞれ所定間隔おきに3対突設されている。なお、それぞれの突片365a、365bの外面には補強用の補強リブ366が形成されている。
【0103】
さらに、側壁354cの外面における中央の突片365bの側方近傍には、後述する第2封印シール427の下端が貼着される封印シール貼着部の一部を構成する傾斜面部367が形成されている。傾斜面部367は、図13(c)に示されるように、側壁354cの外面下端から上下方向略中央部にかけて、上方に行くに従い外方に向けて膨出するように形成されており、その上端には上部ケース353の側壁382cの下端が載置する段部367aが形成されている(図23(c)参照)。
【0104】
上部ケース353は、図14、図15に示されるように、下方が開放した下部ケース352よりも横長の直方体状に透明な合成樹脂により形成されている。上部ケース353の長手方向の中央部は、左右端部側よりも上方に膨出する膨出部353aとされており、その膨出部353aの上面における長手方向の左右端部には、多数の放熱孔370が穿設されている。膨出部353aの左右端部のみに放熱孔370を穿設するのは、放熱孔370を膨出部353aの中心部まで形成した場合には、その放熱孔から内部の遊技制御基板500(ROMやCPU等の主要な電子部品が実装される領域)に対して不正行為が行なわれる可能性があるため、そのような行為ができないように膨出部353aの左右端部だけに形成している。
【0105】
上部ケース353における膨出部353aの両サイドには、図14及び図15(a)に示されるように、上向きに開放する凹部371、372が一体的に形成されており、これら凹部371、372の底面部には、遊技制御基板500に実装される各種コネクタが臨むコネクタ穴373〜378が開設されている。凹部371の底面部には、遊技制御用コネクタが臨む遊技制御用コネクタ穴373、装飾ランプ用コネクタが臨む装飾ランプ用コネクタ穴374、電源用コネクタが臨む電源用コネクタ穴375、がそれぞれ開設され、凹部372の底面部には、リール制御用コネクタが臨むリール制御用コネクタ穴376、外部出力用コネクタが臨む外部出力用コネクタ穴377、正規の基板か否かを照合するための基板照合用コネクタが臨む基板照合用コネクタ穴378、がそれぞれ開設されている。なお、本実施形態においては、遊技制御基板ボックス350の両側からコネクタ接続されるようになっているが、これは、内部での配線接続をなるべく短くして配線の複雑化を防止するためである。
【0106】
また、凹部371、372の周縁部下面には、図15(a)に示されるように、下部ケース352への装着時において遊技制御基板500の上面に下端が当接する基板押え片396、397が下方に向けて垂設されている。この基板押え片396、397の下端が遊技制御基板500の上面における左右側それぞれに当接することで、遊技制御基板500の浮き上がりが防止されるようになっている。
【0107】
また、凹部372のさらに外方には、基板取付部材351への装着時に基板取付部材351の上面に当接する取付部材当接凹部379が一体形成されている。短寸の側壁382b(短辺部)近傍に設けられる取付部材当接凹部379の底面部には、後述する遊技制御基板ボックスの取付手段における固着部材であるラッチ430が挿入されるラッチ挿入穴380と、同じく固着部材としてのネジ425が螺入されるネジ穴381と、が形成されている。ラッチ挿入穴380は、図15(a)に示されるように、ラッチ430のフランジ部434を収容する大径部380aと該大径部380aに連設する小径部380bとから構成されている。
【0108】
長寸の側壁382d(長辺部)の外面における膨出部353aの長手方向略中央部には、下部ケース352の係止爪挿入穴359に挿入されて係合する第1封止手段を構成する上向きの係止爪383aが外面に形成された係止片383が突設形成されている。係止片383は、側壁382d外面に連設形成された上面が開口する箱状の挿入部384の前壁部左右端に、上下方向を向く切欠部385a、385bを形成することにより弾性変形自在に形成されており、この弾性変形作用により下部ケース352の上部開口端縁部359aに係止爪383aを係脱させることが出来るようになっている。
【0109】
また、側壁382a、382b(短辺部)よりも長寸の側壁382c、382d(長辺部)のうちの側壁382d外面における挿入部384の左右側方には、複数のカシメ用ボス386a、386bが一体的に形成されている。カシメ用ボス386a、386bは、前記カシメ用ネジ穴360a、360bに対応するように形成されるものであり、図15(b)に示されるように、その中心にはカシメ用ネジ穴387a、387bが穿設されているとともに、その上端部からは、上部ケース取付部363と平行となる方向に予備ネジ押え板388a、388bが突設されており、これらカシメ用ボス386a、386bは、切断片389a、389bを介して側壁382dと連結されている。なお、カシメ用ネジ穴387a、387bは、図15(b)に示されるように、後述するワンウェイネジ410の頭部410aを収容可能な大径部387’と、大径部387’に連設される小径部387’’とから構成される。
【0110】
膨出部353aの側壁382eの外面における下部ケース352の傾斜面部367に対応する箇所には、上端から側壁382cに向かって外方に膨出する傾斜面部390が、特に図15(d)に示されるように、その傾斜面の下部が側壁382cの外面に連続するように形成されている。すなわち、その傾斜面部390が形成された部分のみ、側壁382eとその下方の側壁382cの外面との間の段部がない平面が形成されている。
【0111】
側壁382cの外面には、図14及び図15(c)に示されるように、下部ケース352の枢軸364a、364bに枢支される側面視略J字状をなす外向きの軸受け片391a、391bが、長手方向に所定間隔おきに3対形成されており、これら左右一対の軸受け片391a、391bは連結片392により連結されている。また、側壁382cにおける各軸受け片391a、391bの外方には、下部ケース352の突片365a、365bとの干渉を避けるための切欠部393a、393bがそれぞれ形成されている。
【0112】
側壁382aの長手方向左右端部には、後述する基板取付部材351への取付け時において、基板取付部材351の係止被覆片挿入口417a、417bに挿入するとともに、基板取付部材351を背板153に止着するネジ416を被覆する係止被覆片394a、394bが外向きに突設されている。係止被覆片394a、394bは板状片からなり、その下面における長辺部には、先端に行くに従い先細りになるテーパ状の補強リブ395がそれぞれ形成されている。
【0113】
次に、下部ケース352の上面開口を上部ケース353により閉塞するには、まず、図16(a)に示されるように、左右一対の枢軸364a、364bそれぞれに軸受け片391a、391bを係止させた状態で、枢軸364a、364bを中心に上部ケース353を下部ケース352方向に回転させ、上部ケース353を下部ケース352に嵌め合わせる。この際、各カシメ用ネジ穴387a、387bとカシメ用ネジ穴360a、360bとが合致して位置決めされると共に、予備ネジ押え板388a、388bが予備ネジ挿入穴361a、361bの上方を閉塞することとなる。このため、上部ケース353を下部ケース352に嵌め合わせる前に、予め左右4つずつの予備ネジ挿入穴361a、361bに予備のワンウェイネジ410を挿入しておく。
【0114】
また、上部ケース353を下部ケース352に嵌め合わせると、図16(c)に示されるように、上部ケース353の挿入部384が下部ケース352の係止爪挿入穴359内に挿入される。この際、係止片383が弾性変形して係止爪383aが係止爪挿入穴359の上部開口端縁部359aに係止されるため、係止片383を変形させて係止作用を解除しない限り上部ケース353を開放することが出来なくなる。さらにこの状態において、図16(b)に示されるように、下部ケース352内に装着された遊技制御基板500の上面に前記基板押え片396、397の下端が当接して遊技制御基板500の浮き上がりが防止される。
【0115】
このように上部ケース353を下部ケース352に嵌め合わせた後、例えば挿入部384の左方の4つのカシメ用ネジ穴387a、360aのうち挿入部384から最も遠いカシメ用ネジ穴387a、360aと、挿入部384の右方の4つのカシメ用ネジ穴387b、360bのうち挿入部384に最も近いカシメ用ネジ穴387b、360bと、にワンウェイネジ410を螺着することにより、ワンウェイネジ410による螺着作用によってその反対側の長辺部の軸受け片391a、391bに枢支された枢軸364a、364bが軸受け片391a、391bから逸脱不能となるため、上部ケース353と下部ケース352とが分離不能に封止される。
【0116】
ワンウェイネジ410は、周知のように、一方向の回転によってネジを螺着することができるが、他方向の回転を行なおうとしても回転することができないため、そのネジを緩めることができない機能を有するネジである。したがって、上部ケース353と下部ケース352とを分離して開封するためには、例えば封止関連部位である切断部389a、389bを切断すること等により、ワンウェイネジ410で螺着されたカシメ用ボス386a、386bを上部ケース353から分離するより他に手立てはない。しかして、例えば内部のROMの検査等の正式な検査によって切断部389a、389bを切断した場合には、検査後、予備ネジ挿入穴361a、361bに挿入されていたワンウェイネジ410を取り出し、切断されていない設断片389a、389bのいずれかのカシメ用ボス386a、386bを利用して、前述と同様に、取り出したワンウェイネジ410を螺着することにより、再度切断部389a、389bを切断しない限り上部ケース353と下部ケース352とを分離できない状態に封止することができる。このような切断部389a、389bの切断は、本実施形態の場合、カシメ用ボス360a、360bが左右に4個ずつあるので、最高3回繰返すことができる。
【0117】
さらに、カシメ用ネジ穴387a、360a、387b、360bに螺着されたワンウェイネジ410の頭部410aが収容された大径部387’内には、紫外線硬化樹脂等が充填され、ワンウェイネジ410の頭部410aに形成されたドライバー等の係止溝を埋められるため、ワンウェイネジ410の取り出しがより困難となり、引いては上部ケース353と下部ケース352との分離がより困難となる。
【0118】
このように、上部ケース353及び下部ケース352に設けられたカシメ用ボス386a、386b及びカシメ用ネジ穴360a、360bが、平面視長方形状の上部ケース353及び下部ケース352における側壁のうち、短寸の側壁(短辺部)よりも撓みが生じやすい長寸の側壁382d、354d(長辺部)から外方に向けて突設されていることにより、ワンウェイネジ410による螺着部が長寸の側壁382d、354dに形成されることになり、上部ケース353を撓ませて下部ケースとの間に隙間を形成することが困難となるため、外部から針金等を挿入すること等による不正行為が効果的に防止される。
【0119】
また、上部ケース353の長寸の側壁382dにおける長手方向の略中央位置に第1の封止手段としての係止爪383aを有する係止片383が設けられ、その両側に第2の封止手段としてのワンウェイネジ410が螺入されるカシメ用ボス386a、386bがそれぞれ設けられることで、上部ケース353と下部ケース352とを封止する封止手段が上部ケース353における長辺部の長手方向にわたって設けられることになるため、上部ケース353と下部ケース352との間に隙間を開けることがより困難となるばかりか、仮に係止爪383aによる封止が解除された場合でも、その両側はワンウェイネジ410により封止されていることになり、封止箇所が偏ることがないので、確実に封止することが出来る。
【0120】
また、本実施例においては、例えば一旦開放不能に封止した上部ケース353が切断片389a、389bの切断により開封された場合、切断された切断片389a、389bより先のカシメ用ボス386a、386bがワンウェイネジ410とともに下部ケース352側に残るように、カシメ用ネジ穴360a、360bが下部ケース352の長辺部長手方向にわたって一連に形成される上部ケース取付部363に形成されているため、開封時に破壊された封止関連部位(切断片389a、389bやカシメ用ボス386a、386b等)が遊技制御基板ボックス350から分離することがないので、封止関連部位の除去作業等が不要となる。
【0121】
また、挿入部384を挟んで4つずつ設けられている左側のカシメ用ボス386a、360a及び右側のカシメ用ネジ穴386b、360bの使用順序は、前述のように左側のカシメ用ボス386a、360a及び右側のカシメ用ネジ穴386b、360bそれぞれの左端から順に使用していくものに限定されるものではなく、例えば左右それぞれの右端から順に使用していく等任意であるが、前述のようにそれぞれ同時に使用する左側のカシメ用ボス386a、360aと右側のカシメ用ネジ穴386b、360bとの距離が、複数回の使用の際において全て等間隔となるように使用することが好ましい。
【0122】
(2−5)基板取付部材
基板取付部材351の詳細を図17、図18に基づいて説明すると、基板取付部材351は、透明な合成樹脂からなる平板部材からなり、平板部412の周囲には側壁411a〜411dが一体成型されている。平板部412は、図18(a)に示されるように、側壁411a〜411dの上下方向略中央部よりも若干下方位置に連設されており、遊技制御基板ボックス350が取り付けられる基板取付部材351の前面側には側壁411a〜411dにより囲まれた遊技制御基板ボックス350の設置用凹部としての基板ボックス取付用凹部436が形成されている。よって、遊技制御基板ボックス350のうちの下部ケース352の下半部が基板ボックス取付用凹部436内に嵌合され、下部ケース353の水平方向の移動が側壁411a〜411dにより規制されるようになっている。
【0123】
また、側壁411c、411dの内面には、基板ボックス取付用凹部436内に嵌合される下部ケース352の周面を移動不能にガイドする下部ケースガイド片429が、所定間隔おきにそれぞれ3つずつ形成されている。また、平板部412の裏面には、各側壁411a〜411dから連設される補強用リブ413が格子状に形成されている。
【0124】
側壁411aは、図18(c)に示されるように、他の側壁411b〜411dよりも高くなっており、その外面における側壁411c、411d、と同高さ位置からは、水平方向を向く固定片414が外方に向けて連設されている。固定片414にはネジ穴415が長手方向端部寄りにそれぞれ形成されており、このネジ穴415に基板取付部材固定手段としてのネジ416(図11及び図19参照)を止着することにより基板取付部材351の一端部側を背板153に固着することが出来るようになっている。
【0125】
また、平板部412、側壁411a、固定片414における2つのネジ穴415それぞれの近傍には、互いに向き合う方向に開口する切欠部が形成されており、これら各切欠部により前記係止被覆片394a、394bが挿入する係止被覆片挿入口417a、417bが形成されている。
【0126】
側壁411bの上端からは、水平方向を向く固定片418が外方に向けて連設されている。固定片418の長手方向端部寄りにはネジ穴419がそれぞれ1つずつ形成されており、このネジ穴419に基板取付部材固定手段としてのネジ420(図11及び図19参照)を止着することにより基板取付部材351の一端部側を背板153に固着することが出来るようになっている。また、これら2つのネジ穴419の間には、前記ラッチ挿入穴380に対応するラッチ挿入穴421が形成されているとともに(図18(b)参照)、前記ネジ穴381に対応するネジ穴422が形成されている。
【0127】
また、固定片418の後面におけるネジ穴422周りには、図28(d)に示されるように、例えば図示しない六角ナット等を収容するナット収容凹部437が形成されている。このナット収容凹部437は、図示しない金属製の六角ナット等を収容した状態で内部に接着剤等を塗布してナットを固着してネジ穴を形成するためのものである。このようにすることで、ネジ420のネジ穴が金属材に形成されるため、固定強度が著しく向上するとともに、ネジ420の螺入を複数回繰り返してもネジ穴の周辺が削られることがないので、基板取付部材351の耐久性が効果的に向上することになる。
【0128】
固定片418の上面には、装着される上部ケース353の側壁382bの下端と固定片418との間に形成されうる隙間を隠蔽するための防犯用突片423が長手方向の端縁部に沿って上向きに連続的に形成されている。また、固定片418の裏面には、ラッチ挿入穴421及びネジ穴422の下方周囲を覆うように補強用リブ424が下方に向けて垂設されている。
【0129】
なお、図17及び図18(e)に示されるように、側壁411cの内面における前記傾斜面部367に対応する箇所には、後述するように傾斜面部367外面に貼着される第2封印シール427との干渉を避けるための第2封印シール収容溝428が形成されている。
【0130】
以上、遊技制御基板ボックス350を構成する下部ケース352と上部ケース353の詳細な構成について説明してきたが、以下、基板取付部材351の背板153への取付け状況、並びに遊技制御基板500を内部に収容した遊技制御基板ボックス350の基板取付部材351への取り付け状況を図11及び図19〜図23に基づいて説明する。
【0131】
(2−6)基板取付部材への遊技制御基板ボックスの取り付け
基板取付部材351は、図11及び図19に示されるように、背板153の前面側から長方形状に形成された側壁411a〜411dを基板取付用開口154内に、また、基板取付用開口154の短辺部に形成された膨出部154a内に補強用リブ424を隙間なく嵌め込み、左右の固定片414、418の裏面を背板153の前面に当接させた状態で、ネジ穴415、419にネジ416、420を止着することにより背板153に取り付けられる。
【0132】
基板取付部材351が背板153に取り付けられた状態において、図19に示されるように、基板取付用開口154は基板取付部材351により閉塞されるとともに、基板ボックス取付用凹部436の底部をなす平板部412は基板取付用開口部154内に入り込み、背板153の前面から距離P4に示す寸法分後方に退避した後方位置に配置されることになる。
【0133】
このように背板153に取り付けられた基板取付部材351の前面に形成された基板ボックス取付用凹部436内には、図16にて説明したように、遊技制御基板500を内部に収容した状態で開封不能に封止された遊技制御基板ボックス350が取り付けられる。詳しくは、図19中2点鎖線で示されるように、まず上部ケース353のラッチ挿入穴380内にラッチ430を予め取り付けておき、基板ボックス350の係止被覆片394a、394bを、その先端が固定片414の前方に突出するように係止被覆片挿入口417a、417b内に挿入した状態で、基板ボックス350における係止被覆片394a、394bの反対側を基板取付部材351の前面に押し当てる。
【0134】
この状態で、係止被覆片394a、394bが係止被覆片挿入口417a、417bの開口周縁部に係止されるとともに、図20に示されるように、ラッチ430の一部が前記ラッチ挿入穴421内に嵌合されることで、基板ボックス350は基板取付部材351の前面側に係止される。
【0135】
ここで、ラッチ430の構成を図21に基づいて簡単に説明すると、ラッチ430は、連結する部材それぞれに形成される穴部内に嵌合されるブッシュ431と、ブッシュ431内に進退自在に嵌合される操作ピン432と、から構成されている。ブッシュ431は、その周面に複数の切欠溝が形成されており、操作ピン432が内部に押し込まれて操作ピン432の先端に押圧されることにより外向きに広がるように弾性変形する複数の固定片433を有しているとともに、これら固定片433の基端側には、ブッシュ431の抜け止め用のフランジ部434が形成されている。また、各固定片433の先端側内面には、操作ピン432の戻りを防止するための内向きの凸条435が環状に形成されている。
【0136】
操作ピン432は、ブッシュ431の貫通穴431a内に摺動自在に挿入されるピン部材432aと、その端部側に取り付けられる操作部432bと、からなり、ピン部材432aにおける操作部432bと反対側の先端部432cは若干拡径しており、貫通穴431a内からのピン部材432aの逸脱が防止されている。
【0137】
図20に戻って、基板ボックス350が基板取付部材351の前面側に係止された状態において、前方に突出している操作ピン432を拡大図中の矢印の方向、すなわち後方に向けて強く押し込むことで、上部ケース353を固定片418に固定する。ここでラッチ430による作用を説明すると、図21(b)に示されるように、操作ピン432が後方に位置している状態から、図21(c)に示されるように操作ピン432を後方に向けて強く押し込むと、押し込まれたピン部材432aの先端部432cにより各固定片433が外向きに押し広げられることにより、各固定片433の外周面がラッチ挿入穴380、421の内周面に押圧されるとともに、この状態において、操作ピン432の後退移動が、その先端部432cと凸条435との係止作用により規制されるため、基板ボックス350と基板取付部材351とがラッチ430により互いに離間不能に連結されて仮固定される。
【0138】
なお、この状態から押し込んだピン部材432を手前側に引き出せば、基板ボックス350と基板取付部材351との連結を容易に解除することが出来る。
【0139】
さらにラッチ430による仮固定の後、図22に示されるように、前記ネジ穴381、421にネジ425を螺着することで、基板ボックス350と基板取付部材351とが確実に連結固定され、基板ボックス350の基板取付部材351からの離脱が防止されることになる。
【0140】
このようにラッチ430及びネジ425による固定にて基板ボックス350が基板取付部材351の前面側から離脱不能に固着されることで、図19、図20、図22に示されるように、基板ボックス350の平板部412上でのスライド移動が規制され、係止被覆片挿入口417a、417bからの係止被覆片394a、394bの逸脱が防止されるため、係止被覆片394a、394bの係止作用及びラッチ430及びネジ425による固着作用にて、基板ボックス350は基板取付部材351の前面側に離脱不能に取り付けられることになる。
【0141】
また、前記平板部412は、基板取付用開口154の内部における背板153の前面よりも後方位置に配置されているので、基板ボックス350が基板取付部材351に取り付けられた状態において、下部ケース352の底部が、基板取付部材351の側壁411a〜411d及び平板部412にて形成される前方に開口する基板ボックス取付用凹部436内に収容されることになる。よって、遊技制御基板ボックス350を、その一部が背板153内に埋め込まれるように、すなわち、基板取付用開口154の内部に入り込むように取り付けることが出来る。
【0142】
このように壁部としての背板153に取り付けられた制御基板ボックス350の少なくとも一部が背板153の厚み方向に入り込むことで、筐体2の内部スペースにおける制御基板ボックス350の占有率を小さくすることが出来、これにより筐体2の内部に配設される他の種々の装置や部材等の配置自由度が高まるため、限られた筐体2の内部スペース内に種々の装置や部材等を効率よく配設することが出来る。また、基板取付用開口154が基板取付部材351にて閉塞されることで、背板153の一部が開口することがないので、筐体2の外部からの不正行為が効果的に防止される。
【0143】
なお、本実施例においては、制御基板ボックス350は背板153の所定箇所に設けられた基板取付用開口154内に入り込むように設けられていたが、例えば筐体2を構成する左右の側板151L、151Rや天板150、底板152の内面所定箇所にこのような開口部を設け、これに入り込むように制御基板ボックス350を設けてもよい。
【0144】
さらに、例えば基板取付部材が左右一対の部材から構成されている場合、背板153に別々に取り付けることになるため、個々の部材の取り付け位置の精度を高めないと遊技制御基板ボックス350をうまく取り付けられないことがあるが、遊技制御基板ボックス350を配設するための基板ボックス取付用凹部436は、背板153に形成された基板取付用開口154に嵌合される単一の部材からなる基板取付部材351上に形成されているため、基板取付部材351を背板153に取り付ける際における基板取付部材の取り付け位置調整等が不要になり、背板153への取り付けが容易になるばかりか、部品点数が少なくなるので製造コストの低減を図ることが出来る。
【0145】
また、本実施例においては、壁部としての背板153に、遊技制御基板ボックス350の少なくとも一部を入り込ませることが出来る基板取付用開口154を形成し、該基板取付用開口154内に基板取付部材351の基板ボックス取付用凹部436が嵌合され、この基板ボックス取付用凹部436に遊技制御基板ボックス350が取り付けられるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば遊技制御基板ボックス350の少なくとも一部を基板取付用開口154内に直接入り込ませるようにして背板154に直接取り付けてもよい。
【0146】
また、背板153の内面の所定箇所を直接凹設加工したり、背板153の一部を外側に膨出させること等により、遊技制御基板ボックス350の少なくとも一部を入り込ませることが出来る内側に開放する凹部を形成してもよい。さらにこのように背板153の一部に内側に開放する凹部を直接形成した場合、その凹部の底面の少なくとも一部を透明な部材にて構成し、この凹部に配置された遊技制御基板ボックス350を筐体2の外部から視認出来るようにすることで、筐体2から遊技制御基板ボックス350を取り出さなくても、遊技制御基板ボックス350の状況を筐体2の外部から目視により確認することが出来るため、不正行為を直ちに発見することが出来る。
【0147】
また、図19中実線で示されるように、基板取付部材351の前面側に遊技制御基板ボックス350が取り付けられた状態において、基板取付部材351を背板153に止着するネジ416の頭部が係止被覆片394a、394bにより覆われるとともに、他方のネジ420の頭部が上部ケース353により覆われて、外部から触れることが困難となるため、ネジ416、420を取り外して基板取付部材351を背板153から取り外すことで真正の遊技制御基板ボックス350を持ち出して不正な改造が施された遊技制御基板500が収容された制御基板ボックスにすり替えられるといった不正行為が効果的に防止される。
【0148】
さらに、基板取付部材351の前面側に遊技制御基板ボックス350が取り付けられた状態において、図22及び図23(a)に示されるように、上部ケース353における取付部材取付け凹部379の上面には、第1封印シール426が貼着されて取付部材取付け凹部379の上面開口が閉塞されて、ラッチ430及びネジ425が隠蔽される。
【0149】
また、図22及び図23(b)に示されるように、上下の傾斜面部367、390及び傾斜面部367と傾斜面部390との間の側壁382c外面の一部により構成される第2封印シール貼着部には、第2封印シール427が貼着される。なお、この第2封印シール貼着部は、図23(b)に示されるように、上下の傾斜面部367、390により、下部ケース352の下端から上部ケース353の上端にかけて連続する平面状の貼着面が形成されるため、第2封印シール427を隙間のない密着状態で貼着することが出来、これにより剥離が困難とされている。これにより上下の傾斜面部367、390により形成された封印シール貼着面に第2封印シール427が剥離された痕跡が残りやすくなるため、不正行為が行われたことを発見しやすくなる。
【0150】
なお、これら第1封印シール426及び第2封印シール427は、表面に偽造が困難な模様等が印刷されているとともに、裏面には粘着性の高い粘着剤が塗布されており、一旦貼着すると剥離が極めて困難となるとともに、剥離されたときにはその痕跡が貼着面に確実に残るように構成されている。
【0151】
したがって、第1封印シール426が貼着されていることにより、第1封印シール426を破損しない限り、ラッチ430やネジ425を取り外すことは出来ないので、遊技制御基板ボックス350を基板取付部材351から取り外すことができない。つまり、第1封印シール426が破損していれば、遊技制御基板ボックス350がすり替えられて遊技制御基板ボックス350に収容される遊技制御基板500に何らかの不正改造が行なわれた可能性もあることになり、不正の発見を容易に行なうことができる。
【0152】
また、第2封印シール427が貼着されていることにより、第2封印シール427を破損しない限り、上部ケース353を下部ケース352から開封することは出来ない。つまり、第2封印シール427が破損していれば、上部ケース353が開放されて遊技制御基板ボックス350に収容される遊技制御基板500に何らかの不正改造が行なわれた可能性もあることになり、不正の発見を容易に行なうことができる。
【0153】
以上説明したように、遊技制御基板ボックス350は、上部ケース353と下部ケース352との封止に関連する封止関連部位としてのワンウェイネジ410、カシメ用ボス386a、386b、切断片389a、389b、第2封印シール427等を破壊しない限り、上部ケース353を開封することが出来ないため、不正行為が困難となるとともに、開放された際にはその痕跡が残るため、不正行為があったことを直ちに発見することが出来る。
【0154】
また、下部ケース352と上部ケース353との封止を、封止作業が容易な第1の封止手段である係止爪383aと、不正行為がなされた場合において痕跡が残り得るように封止する第2の封止手段であるワンウェイネジ410と、により効率よく行うことが出来るとともに、これら係止爪383a及びワンウェイネジ410が上部ケース353の長辺部に設けられることで、例えば封止関連部位を破壊することなく上部ケース353の長辺部を撓ませて上部ケース353と下部ケース352との間に隙間を開けること等が困難となり、ケース外部から針金を差し込むこと等による遊技制御基板500への不正行為を効果的に防止出来る。
【0155】
また、基板取付部材351に遊技制御基板ボックス350が取り付けられた状態において、例えば取付手段であるラッチ430やネジ425が下部ケース352に設けられている場合には係止爪383a及びワンウェイネジ410による封止が解除されると上部ケース353が開封する可能性があるが、ラッチ430やネジ425が上部ケース353に設けられることで、仮に係止爪383a及びワンウェイネジ410による封止が解除されてもラッチ430及びネジ425や係止被覆片394a、394bによる取付作用により上部ケース353が開封することがないばかりか、さらにラッチ430及びネジ425や係止片394a、394bが上部ケース353の短辺部に設けられることで、上部ケース353全体を偏りなく封止することが出来るので、上部ケース353を開封させることによる不正行為を効果的に防止することが出来る。
【0156】
また、遊技制御基板ボックス350は、遊技制御基板ボックス350と基板取付部材351との取付けに関連する取付け関連部位としての係止被覆片394a、394bや第1封印シール426等を破壊してラッチ430及びネジ425を取り外さない限り基板取付部材351から取り外すことが出来ないため、不正行為が困難となるとともに、取り外された際にはその痕跡が残るため、不正行為があったことを直ちに発見することが出来る。
【0157】
また、遊技制御基板ボックス350を構成する上部ケース353及び下部ケース352は透明な合成樹脂により全体が透明部にて構成されているため、内部に収容された遊技制御基板500の特に制御手段としてのCPU等に不正な改造が施されていないかどうかを、下部ケース352から上部ケース353を開放しない状態で外部から確認することが出来るため、不正行為を直ちに発見できる。
【0158】
さらに、基板取付部材351も透明な合成樹脂により全体が透明部にて構成されているため、遊技制御基板ボックス350を背板153に取り付けた状態において、筐体2の外部から、基板取付用開口154及び基板取付部材351を通して遊技制御基板ボックス350の状態を確認することが出来るため、不正行為を直ちに発見できる。
【0159】
また、本実施例においては、遊技に関連する制御を行う制御手段としての遊技制御基板500を収容する遊技制御基板ボックス350を、筐体2内に設けた凹部に入り込むように配設していたが、例えば収容ケース内に収容した状態で筐体2内に配設する回路基板は、遊技に関連する制御を行う制御手段の他の一例である制御部(図示略)が設けられた演出制御基板501等を収容した収容ケース等を、遊技制御基板500と同様の方法にて筐体2内に配設するようにしてもよい。
【0160】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0161】
本発明の請求項1は、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置(リールユニット50)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシン(1)であって、
前記スロットマシンの本体(筐体2の背板153)には、遊技に関連する制御を行う制御手段が設けられた制御基板(遊技制御基板500)が収容された平面視略長方形状をなす収容ケース(遊技制御基板ボックス350)が配設されており、
該収容ケースは、ケース本体(下部ケース352)とケースカバー(上部ケース353)とから開封自在に構成され、
前記ケース本体と前記ケースカバーとは、該ケース本体と該ケースカバーとの封止状態を容易に解除することが出来る第1の封止手段(係止片383の係止爪383a)と、封止に関連する封止関連部位(切断片389a、389bやカシメ用ボス386a、386b等)を破壊しない限り前記ケース本体と前記ケースカバーとの封止状態を解除することが出来ない第2の封止手段(ワンウェイネジ410、カシメ用ボス386a、386b)と、により封止された状態で前記スロットマシンの本体に取付手段(ラッチ430、ネジ425、係止被覆片394a、394b)を介して取り付けられており、
前記第1の封止手段及び前記第2の封止手段は前記ケースカバーの長辺部(側壁382d)に設けられているとともに、前記取付手段は前記ケースカバーの短辺部(側壁382a、382b)に設けられている。
【0162】
本発明の請求項2は、前記ケースカバー(上部ケース353)の長辺部(側壁382d)における長手方向の略中央位置に前記第1の封止手段(係止片383の係止爪383a)が設けられ、該第1の封止手段の両側に前記第2の封止手段(ワンウェイネジ410、カシメ用ボス386a、386b)がそれぞれ配設されている。
【0163】
本発明の請求項3は、前記ケースカバー(上部ケース353)における互いに対向する2つの長辺部のうちの一方(側壁382c)に前記ケースカバーを前記ケース本体(下部ケース352)に対して回動自在に枢支する枢支部(軸受け片391a、391b)が形成され、
前記ケースカバーにおける他方(側壁382d)に前記第1の封止手段(係止片383の係止爪383a)及び前記第2の封止手段(ワンウェイネジ410、カシメ用ボス386a、386b)が設けられている。
【0164】
本発明の請求項4は、前記取付手段は、前記スロットマシンの本体(基板取付部材351の係止被覆片挿入口417a、417b)に係脱自在な取付用係止片(係止被覆片394a、394b)と、前記取付用係止片と前記スロットマシンの本体との係止状態が解除不能となるように前記収容ケース(遊技制御基板ボックス350)を固着する固着部材(ラッチ430、ネジ425)と、から構成され、
前記取付用係止片は前記ケースカバー(上部ケース353)における互いに対向する2つの短辺部における一方(側壁382a)に設けられ、前記固着部材は前記ケースカバーにおける他方(側壁382b)に設けられている。
【0165】
本発明の請求項5は、前記ケース本体(下部ケース352)及び前記ケースカバー(上部ケース353)には、封止時において平面状の貼着面を形成する封印シール貼着部(傾斜面部367、390)がそれぞれ形成されており、
前記ケース本体及び前記ケースカバーの封印シール貼着部に跨るように封印シール(第2封印シール427)が貼着されている。
【0166】
本発明の請求項6は、前記収容ケース(遊技制御基板ボックス350)は、該収容ケースの設置用凹部(基板ボックス取付用凹部436)を備えた基板取付部材(351)を介して前記スロットマシンの本体(背板153)に取り付けられ、
該基板取付部材は、前記収容ケースの設置用凹部の一部が前記スロットマシンの本体を構成する壁部(背板153)に形成された開口部(基板取付用開口154)内に入り込むように取り付けられている。
【0167】
本発明の請求項7は、前記第2の封止手段(ワンウェイネジ410、カシメ用ボス386a、386b)は、前記ケースカバー(上部ケース353)の封止状態を解除するために破壊した封止関連部位(切断片389a、389b及びカシメ用ボス386a、386b)が前記収容ケース(遊技制御基板ボックス350)側に残るように構成されている。
【0168】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0169】
例えば、上記実施例においては、上部ケース353と下部ケース352とを封止する第2の封止手段としてワンウェイネジ410が適用されているが、例えば従来例にて説明したような従来公知のセフティロックピン等も第2の封止手段として適用可能である。
【0170】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0171】
(a)請求項1項の発明によれば、ケース本体とケースカバーとの封止を、封止作業が容易な第1の封止手段と、不正行為がなされた場合において痕跡が残り得るように封止する第2の封止手段と、により効率よく行うことが出来るとともに、これら第1の封止手段及び第2の封止手段がケースカバーの長辺部に設けられることで、例えば封止関連部位を破壊することなくケースカバーの長辺部を撓ませてケースカバーとケース本体との間に隙間を開けること等が困難となり、ケース外部から針金を差し込むこと等による制御基板への不正行為を効果的に防止出来る。また、スロットマシンの本体に収容ケースが取り付けられた状態において、例えば取付手段がケース本体に設けられている場合には第1の封止手段や第2の封止手段による封止が解除されるとケースカバーが開封する可能性があるが、取付手段がケースカバーに設けられることで、仮に第1の封止手段や第2の封止手段による封止が解除されても取付手段による取付作用によりケースカバーが開封することがないばかりか、さらに取付手段がケースカバーの短辺部に設けられることでケースカバー全体を偏りなく封止することが出来るので、ケースカバーを開封させることによる不正行為を効果的に防止することが出来る。
【0172】
(b)請求項2項の発明によれば、封止手段が長辺部の長手方向にわたって設けられることになるため、ケースカバーとケース本体との間に隙間を開けることがより困難となるばかりか、仮に第1の封止手段による封止が解除された場合でも、その両側は第2の封止手段により封止されていることになり、封止箇所が偏ることがないので、確実に封止することが出来る。
【0173】
(c)請求項3項の発明によれば、第1の封止手段及び第2の封止手段による封止作業を必要最小限に抑えることが出来るばかりか、枢支部を中心にケースカバーをケース本体に対して回動自在とすることが出来るので、封止のための位置決めを容易に行うことが出来る。
【0174】
(d)請求項4項の発明によれば、スロットマシンの本体への収容ケースの取り付けを容易に行うことが出来る。
【0175】
(e)請求項5項の発明によれば、封印シールを封印シール貼着面に対して隙間なく貼着することが出来、これにより封印シールが封印シール貼着面から剥離しにくくなるばかりか、封印シール貼着面に封印シールが剥離された痕跡が残りやすくなるため、不正行為が行われたことを発見しやすくなる。
【0176】
(f)請求項6項の発明によれば、壁部に取り付けられた収容ケースの少なくとも一部が壁部の厚み方向に入り込むことで、筐体の内部スペースにおける収容ケースの占有率を小さくすることが出来、これにより筐体の内部に配設される他の種々の装置や部材等の配置自由度が高まるため、限られた筐体の内部スペース内に種々の装置や部材等を効率よく配設することが出来る。
【0177】
(g)請求項7項の発明によれば、封止関連部位を破壊して開封しても封止関連部位が収容ケースから分離することがないので、廃棄の手間が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたスロットマシン1を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】前面扉3を開放した状態のスロットマシン1を斜め前方から見た斜視図である。
【図3】スロットマシン1を示す正面図である。
【図4】スロットマシン1の筐体2内を示す正面図である。
【図5】スロットマシン1の前面扉を示す背面図である。
【図6】スロットマシン1を示す背面図である。
【図7】スロットマシン1を示す右側面図である。
【図8】(a)はスロットマシン1を示す平面図であり、(b)はスロットマシン1を示す底面図である。
【図9】(a)(b)は筐体2と前面扉3との関わりを示す要部拡大平面図である。
【図10】一部の部材が組み付けられた状態の筐体2を示す正面図である。
【図11】筐体2に装着される各種装置と筐体2との関係を示す斜視図である。
【図12】下部ケースを示す平面図及び側面図である。
【図13】(a)は図12のA−A断面図であり、(b)は図12のB−B断面図であり、(c)は図12のC−C断面図である。
【図14】上部ケースを示す平面図及び側面図である。
【図15】(a)は図14のD−D断面図であり、(b)は図14のE−E断面図であり、(c)は図14のF−F断面図であり、(d)は図14のG−G断面図である。
【図16】(a)は下部ケースを上部ケースにより閉塞する状態を示す一部破断断面図であり、(b)は下部ケースを上部ケースにて閉塞した状態を示す要部断面図であり、(c)、(d)は(b)の状態の要部拡大断面図である。
【図17】基板取付部材を示す平面図、側面図、背面図である。
【図18】(a)は図17のH−H断面図であり、(b)は図17のI−I断面図であり、(c)は図17のJ−J断面図であり、(d)は図17のK−K断面図であり、(e)は図17のL−L断面図である。
【図19】背板に遊技制御基板ボックスを取り付ける状態を示す要部断面図である。
【図20】遊技制御ボックスの基板取付部材への取り付け状態を示す断面図である。
【図21】(a)〜(c)は遊技制御ボックスを基板取付部材に取り付けるためのラッチの作用を示す断面図である。
【図22】同じく遊技制御ボックスの基板取付部材への取り付け状態を示す断面図である。
【図23】(a)は第1封印シールを貼着した状態の上部ケースを示す要部平面図であり、(b)は第2封印シールを貼着した状態の遊技制御基板ボックスを示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2 筐体
3 前面扉
4 施錠装置
4a 鍵穴
5 上部パネル
6 遊技パネル
7 下部パネル
8 操作部
9 メダル払出穴
10 メダル受皿
11 演出用透視窓
12L、12R 放音部
13 灰皿
14 透視窓
15L、15R 運搬用凹部
16〜25 演出用表示部
27 リプレイ表示部
28 スタート表示部
29 ウェイト表示部
30 投入指示表示部
31 クレジット表示部
32 ゲーム回数表示部
33 ペイアウト表示部
34 メダル投入部
34a メダル投入口
35 メダル詰まり解除ボタン
36a 1枚BETボタン
36b MAXBETボタン
37 精算ボタン
38 スタートレバー
40L、40C、40R ストップボタン
41 遊技効果LED部
42L、42R 遊技効果LED部
46 1枚賭け表示部
47 2枚賭け表示部
48 3枚賭け表示部
50 リールユニット
51L、51C、51R ゲーム用リール
54L、54C、54R リールモータ
55La〜55Lc リールランプ
55Ca〜55Cc リールランプ
55Ra〜55Rc リールランプ
56L、56C、56R リールセンサ
57 ホッパーユニット
57a ホッパータンク
59 オーバーフロータンク
60a、60b フルセンサ
61 払出しメダルセンサ
62 ホッパーモータ
63 メダル排出口
65 電源ユニット
66 メインスイッチ部
67 設定/リセットボタン
68 自動精算選択スイッチ部
69 打止め選択スイッチ部
70 設定キー挿入部
71 メダルセレクタ
72 メダル誘導樋
73 メダル返却通路部材
74 メダル合流口
75 スピーカ取付用穴
90 演出用ユニット
91L、91C、91R 演出用リール
95 遊技パネルユニット
100 1枚BETスイッチ
101 MAXBETスイッチ
102 スタートスイッチ
103L、103C、103R ストップスイッチ
104 精算スイッチ
106a、106b、106c 投入メダルセンサ
107 流路切替ソレノイド
108 ゲーム回数表示器
109 クレジット表示器
110 ペイアウト表示器
111 1枚賭けLED
112 2枚賭けLED
113 3枚賭けLED
114 リプレイLED
115 スタートLED
116 ウェイトLED
117 投入指示LED
120 設定値表示器
121 MAXBETボタンLED
122L、122C、122R 操作有効LED
124 冷陰極管用インバータ
125 蛍光灯用インバータ
127L、127C、127R 演出用リールセンサ
128L、128C、128R 演出用リールLED
129L、129C、129R 演出用リールモータ
130 遊技効果LED
131a〜131c 遊技効果LED
132a〜132c 遊技効果LED
136L、136R 高音スピーカ
137 低音スピーカ
138a〜138c 冷陰極管
139 蛍光灯
140〜149 演出用ランプ
150 天板
150a 前端面
151L 左側板
151R 右側板
152 底板
152a 前端面
153 背板
154 基板取付用開口
154a 膨出部
155 放熱穴
156 自動循環補給装置接続開口
157 外部接続配線通し穴
158 電源ユニット用放熱開口
158a 膨出部
159 スピーカ用開口
161 エンプティセンサ配線通し穴
162L、162R 運搬用開口
163L、163R 収容溝
164 上部放熱穴
165 メダル回収開口
166 切欠凹部
167 切欠凹部
168 切欠凹部
170 上部枠板
171 左側部枠板
172 右側部枠板
173 底部枠板
174 リールユニット取付片
175 リールユニット係止片
184H、184L 枢軸
185H、185L 係合突片
186 載置片
201a、201b ホッパーユニット係合レール
210 電源ユニット押さえ金具
211L、211R 取手部材
212 接続開口閉塞部材
216 スピーカ保護網
270 メダル受皿取付用ネジ穴
271 補強用鉄板取付用ネジ穴
315 外部出力基板取付部材
350 遊技制御基板ボックス
351 基板取付部材
352 下部ケース
353 上部ケース
353a 膨出部
354a〜354d 側壁
355 支持リブ
356 支柱
357 位置決め突起
358 基板載置用段部
359 係止爪挿入穴
359a 上部開口端縁部
360a、360b カシメ用ネジ穴
361a、361b 予備ネジ挿入穴
362 側壁挿入部
363 上部ケース取付部
364a、364b 枢軸
365a、365b 突片
366 補強リブ
367 傾斜面部
367a 段部
370 放熱孔
371 凹部
372 凹部
373 遊技制御用コネクタ穴
374 装飾ランプ用コネクタ穴
375 電源用コネクタ穴
376 リール制御用コネクタ穴
377 外部出力用コネクタ穴
378 基板照合用コネクタ穴
379 取付部材取付凹部
380 ラッチ挿入穴
380a 大径部
380b 小径部
381 ネジ穴
382a〜382e 側壁
383 係止片
383a 係止爪
384 挿入部
385a、385b 切欠部
386a、386b カシメ用ボス
387’ 大径部
387’’ 小径部
387a、387b カシメ用ネジ穴
388a、388b 予備ネジ押さえ板
389a、389b 切断片
390 傾斜面部
391a、391b 軸受け片
392 連結片
393a、393b 切欠部
394a、394b 係止被覆片
395 補強リブ
396 基板押さえ片
397 基板押さえ片
410 ワンウェイネジ
410a 頭部
411a〜411d 側壁
412 平板部
413 補強用リブ
414 固定片
415 ネジ穴
416 ネジ
417a、417b 係止被覆片挿入口
418 固定片
419 ネジ穴
420 ネジ
421 ラッチ挿入穴
422 ネジ穴
423 防犯用突片
424 補強用リブ
425 ネジ
426 第1封印シール
427 第2封印シール
428 第2封印シール収容溝
429 下部ケースガイド片
430 ラッチ
431 ブッシュ
431a 貫通穴
432 操作ピン
432a ピン部材
432b 操作部
432c 先端部
433 固定片
434 フランジ部
435 凸条
436 基板ボックス取付用凹部
500 遊技制御基板
501 演出制御基板
502 電源基板
503 リール中継基板
504 リールランプ中継基板
505 外部出力基板
507 操作部中継基板
508 演出用ランプ中継基板
509 演出用中継基板
541 演出用ランプ基板
542 演出用ランプ基板
543 表示基板
L1、L2、L2’、L3、L3’ 入賞ライン

Claims (7)

  1. 1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンであって、
    前記スロットマシンの本体には、遊技に関連する制御を行う制御手段が設けられた制御基板が収容された平面視略長方形状をなす収容ケースが配設されており、該収容ケースは、ケース本体とケースカバーとから開封自在に構成され、
    前記ケース本体と前記ケースカバーとは、該ケース本体と該ケースカバーとの封止状態を容易に解除することが出来る第1の封止手段と、封止に関連する封止関連部位を破壊しない限り前記ケース本体と前記ケースカバーとの封止状態を解除することが出来ない第2の封止手段と、により封止された状態で前記スロットマシンの本体に取付手段を介して取り付けられており、
    前記第1の封止手段及び前記第2の封止手段は前記ケースカバーの長辺部に設けられているとともに、前記取付手段は前記ケースカバーの短辺部に設けられていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記ケースカバーの長辺部における長手方向の略中央位置に前記第1の封止手段が設けられ、該第1の封止手段の両側に前記第2の封止手段がそれぞれ配設されている請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記ケースカバーにおける互いに対向する2つの長辺部のうちの一方に前記ケースカバーを前記ケース本体に対して回動自在に枢支する枢支部が形成され、
    前記ケースカバーにおける他方に前記第1の封止手段及び前記第2の封止手段が設けられている請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記取付手段は、前記スロットマシンの本体に係脱自在な取付用係止片と、前記取付用係止片と前記スロットマシンの本体との係止状態が解除不能となるように前記収容ケースを固着する固着部材と、から構成され、
    前記取付用係止片は前記ケースカバーにおける互いに対向する2つの短辺部における一方に設けられ、前記固着部材は前記ケースカバーにおける他方に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記ケース本体及び前記ケースカバーには、封止時において平面状の貼着面を形成する封印シール貼着部がそれぞれ形成されており、
    前記ケース本体及び前記ケースカバーの封印シール貼着部に跨るように封印シールが貼着されている請求項1〜4のいずれかに記載のスロットマシン。
  6. 前記収容ケースは、該収容ケースの設置用凹部を備えた基板取付部材を介して前記スロットマシンの本体に取り付けられ、
    該基板取付部材は、前記収容ケースの設置用凹部の一部が前記スロットマシンの本体を構成する壁部に形成された開口部内に入り込むように取り付けられている請求項1〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
  7. 前記第2の封止手段は、前記ケースカバーの封止状態を解除するために破壊した封止関連部位が前記収容ケース側に残るように構成されている請求項1〜6のいずれかに記載のスロットマシン。
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