JP4041184B2 - 遊技機の電子部品封印構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の遊技動作を制御する電子部品を封印してこの電子部品に対する不正操作を阻止する遊技機の電子部品封印構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やピンボールゲーム機,スマートボールゲーム機等の弾球遊技機や、スロットマシンといった遊技機のほとんどは、マイクロコンピュータを用いた電子回路によってその遊技動作が制御されている。通常この電子回路には、総括的な演算制御を行う中央処理装置(CPU),データの読み取りおよび書き込みが可能な記憶素子(RAM),データの読み取りのみ可能な記憶素子(ROM)といった電子部品が備えられている。CPUはこれらRAM,ROMを用いて弾球遊技機の役物や、スロットマシンのリール等の動作を制御する。
【0003】
この種の遊技機における大当たり発生確率はランダム抽選によって行われている。つまり、乱数発生器で発生した乱数をサンプリングし、サンプリングした乱数値が入賞判定テーブルのどの区画の数値範囲に入っているかにより、入賞態様が決定される。入賞判定テーブルは、一定範囲の乱数を各入賞態様に区画するデータからなり、ROMに記憶されている。CPUは、サンプリングされた乱数値が例えば入賞判定テーブルのA区画に属する場合には大当たりを発生させ、また、B区画に属する場合には小当たりを発生させ、また、C区画に属する場合にはハズレとする。
【0004】
このような大当たり発生確率等のデータを記憶したROMは、電子回路基板に対して着脱可能に取り付けられており、取り換えることが出来る。ROMを取り換えることにより、同じ電子回路基板を用いて異なる遊技機種の制御回路基板を容易に構成することが可能である。
【0005】
このようにROMが着脱可能な構成になっているため、このROMを改造したROMに取り換え、大当たり発生確率等のデータを改ざんし、大量の遊技球やメダル等を不正に獲得する事態が生じている。
【0006】
従来、このような不正を防止するため、ROMにまたがる状態で封印シールが電子回路基板に貼られている。また、ROMが搭載された電子回路基板を収納する基板ケースの本体と蓋とにまたがり、封印シールが貼られている。ROMを電子回路基板から取り外したり、基板ケースを開けると、その痕跡が封印シールに残り、遊技機に対する不正操作を把握することが出来る。遊技場では各遊技機に貼られた封印シールの状態を定期的にチェックしており、封印シールに剥がされた痕跡がある場合にはその遊技機を直ちに検査する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、封印シールは特殊な薬品で容易に剥がすことが出来る。このため、上記従来の遊技機の電子部品封印構造では、ROMを取り外して改造ROMに交換したり、基板ケースを開けて電子回路基板自体を改造した電子回路基板に取り換えても、封印シールを再度元の通りに貼り直すと、その痕跡が残らない。従って、従来の遊技機の電子部品封印構造では、ROMの不正交換を有効に防止することが出来なかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納するケースと、このケースが取り付けられる基盤の盤面に平行な方向の動きを規制する,基盤に立設されたガイド部材と、ケース近傍の基盤に設けられたキーシリンダと、このキーシリンダの反対側のケース近傍の基盤に一端部が回動自在に支持され,倒されるとケースに被さって他端部がキーシリンダに位置する押さえ部材と、キーシリンダに軸支されて所定角度に回動されると倒された押さえ部材の他端部に係合し,キーシリンダが施錠されると回動しなくなって盤面に垂直な方向のケースの動きを規制するストッパとから遊技機の電子部品封印構造を構成した。
【0011】
本構成においては、基盤の盤面に垂直な方向においてケースがガイド部材に案内されて基盤盤面に当接され、押さえ部材がその一端部を中心に回動して倒され、ケースに被せられる。ケースに被さった押さえ部材の他端部は、ストッパが基盤の盤面に平行な方向において所定角度に回動されることにより、ストッパに係合させられる。ガイド部材はケースの周囲に当接して基盤の盤面に平行な方向のケースの動きを規制し、押さえ部材はケースの上部に被さって基盤の盤面に垂直な方向のケースの動きを規制する。ストッパはキーシリンダが施錠されると回動しなくなり、ケースは、基盤の盤面に平行および垂直な各方向において動きが規制された状態にロックされる。このロック状態はキーシリンダが解錠されるまで保たれる。
【0014】
また、遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納する,基盤に取り付けられるケースと、このケースの一端部を着脱自在に収容する,両側部が基盤に回動自在に支持された収容具と、この収容具に収容されたケースの他端部が基盤側に倒されると基盤の盤面に対向するケースの裏面にキーブロックが突出し,ケースの表面にキー穴が露出するキーシリンダと、キーブロックの突出部に回動自在に設けられ,キーシリンダが施錠されると回動しなくなるストッパと、収容具に収容されたケースの他端部が基盤側に倒された状態でストッパが所定角度に回動されると係合し,キーシリンダが施錠されるとこの係合状態が解けなくなる,基盤に設けられた係合部とから遊技機の電子部品封印構造を構成した。
【0015】
本構成においては、ケースの一端部が収容具に収容され、その他端部が基盤側に倒されることにより、ケースの裏面に突出するストッパが基盤に設けられた係合部に位置される。この状態でストッパが所定角度に回動されると、ストッパは係合部に係合し、ケースの他端部は基盤に固定される。さらにキーシリンダが施錠されるとストッパと係合部との係合状態は解けなくなり、ケースの他端部が基盤にロックされ、ケースの一端部を収容した収容具の回動動作は規制される。この結果、ケースは基盤の盤面上にロックされ、このロック状態はキーシリンダが解錠されるまで保たれる。
【0016】
また、遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納する,基盤に取り付けられるケースと、このケースをその一側面を残して基盤との間に覆うカバーと、この一側面を覆って塞ぐ側板と、この側板に開いた貫通穴および側板に隣接するカバーの側壁に開いた貫通穴に挿通されて施錠される鍵とから遊技機の電子部品封印構造を構成した。
【0017】
本構成においては、開口した一側面からケースがカバーに挿入され、この一側面が側板によって塞がれる。そして、側板およびカバーの側壁に開いた各貫通穴に鍵が挿通されて施錠されることにより、ケースはカバーと基盤との間の空間に閉じこめられる。この状態は鍵が解錠されて側板が開けられない限り保たれる。
【0022】
また、遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納するケース本体と、一端部がこのケース本体の一端部に係合し,他端部がこの係合部を中心に回動してケース本体に被せられるケース蓋と、このケース蓋のケース本体との当接面にキーブロックが突出し,ケース蓋の表面にキー穴が露出してケース蓋に設けられたキーシリンダと、キーブロックの突出部に回動自在に設けられ,キーシリンダが施錠されると回動しなくなるストッパと、ケース蓋がケース本体に当接した状態でストッパが所定角度に回動されると係合し,キーシリンダが施錠されるとこの係合状態が解けなくなる,ケース本体に設けられた係合部とから遊技機の電子部品封印構造を構成した。
【0023】
本構成においては、ケース蓋の他端部がケース本体との係合部を中心に回動させられて、ケース本体にケース蓋が被せられる。そして、ストッパが所定角度に回動されるとケース蓋はケース本体に固定される。さらに、キーシリンダが施錠されると、ケース蓋はケース本体にロックされ、このロック状態はキーシリンダが解錠されない限り保たれる。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技機の電子部品封印構造の一実施形態について説明する。
【0033】
図11は本発明が適用される一般的なパチンコ機1を示しており、同図(a)はこのパチンコ機1の正面図,同図(b)はその背面図である。
【0034】
パチンコ機1正面のフロントドア内部には遊技盤2が設けられている。この遊技盤2には多数の障害釘が植設されており、また、中央部には図示しないセンター役物が配置されている。ハンドル3が回動操作されると、上皿4に貯留された遊技球が遊技盤2内に打ち込まれる。遊技盤2内に打ち込まれた遊技球は障害釘に弾かれながら盤面内を流下し、いずれの入賞口にも入らない場合にはアウト口から回収される。
【0035】
一方、遊技球が一般入賞口に入ると所定個数の遊技球が上皿4に払い出される。また、正面中央に設けられた始動口に遊技球が入賞すると、センター役物に設けられた可変表示装置が回り出す。この可変表示装置が所定図柄を表示して停止した場合には大当たりが発生し、変動入賞装置(チャッカー)が所定時間または遊技球が所定個数入賞するまで開いた状態になる。従って、大当たりが発生すると遊技者は多量の遊技球を短時間に獲得することが出来る。
【0036】
また、可変表示装置が別の所定図柄を表示して停止した場合には確率変動状態になり、大当たりが極めて発生しやすい状態になる。この確率変動状態における大当たり発生確率は、可変表示装置に停止表示される図柄の組み合わせに応じて予め定められており、通常の遊技状態時よりも極めて高い大当たり発生確率値に設定されている。
【0037】
パチンコ機1背面の裏機構盤中央には基板ケース5が取り付けられている。なお、この基板ケース5は遊技機種によっては遊技盤2の裏面に取り付けられることもある。基板ケース5の内部にはパチンコ機1の遊技動作を制御する電子部品が実装された遊技基板が収納されている。この遊技基板は電源プラグ6および電源基板ユニット7を介して供給される直流電源を受けて動作する。また、背面上部に位置する払出球タンク8は補給樋から供給される遊技球を貯めており、この遊技球は入賞時にツインレール9および払出球通路10を介して上皿4に払い出される。また、入賞しなかった遊技球はアウト球通路11を介して回収樋に回収される。
【0038】
基板ケース5内に収納された遊技基板には前述したCPU,RAM,ROM等の電子部品が実装されている。前述した入賞判定テーブルといった大当たり確率情報等が記憶されたROMは、ソケット等に挿入されて着脱自在に遊技基板に実装されている。パチンコ機の遊技機種の変更はこのROMを交換することによって容易に行える。
【0039】
また、図12は本発明が適用される一般的なスロットマシン21を示しており、同図(a)はこのスロットマシン21の斜視図,同図(b)はこのスロットマシン21のフロントドア22を開いて観察される機器内部を示す正面図である。
【0040】
フロントドア22の正面上部の前面パネルには窓23が形成されており、この窓23を通して回転リール24が観察されている。この回転リール24はキャビネット25の中段に内蔵されており、その外周には種々のシンボルが描かれている。遊技者によって投入口26にメダルが投入され、スタートレバー27が操作されるとリール24が回転する。引き続いて遊技者によってストップボタン28が押圧操作されると、その操作タイミングに応じてリール24の回転が停止する。この停止時に窓23を通して観察される各リール24のシンボルの組み合わせが、所定のシンボルの組み合わせである場合には入賞が生じる。入賞時には機器に内蔵されたホッパ29から払出口30へ所定枚数のメダルが払い出され、受け皿31に貯められる。
【0041】
入賞時に払い出されるメダルの枚数は入賞態様に応じて異なり、この入賞態様は機器頭部に位置する配当表32に表示されている。入賞態様には様々な種類があり、「7,7,7」といったシンボル組合せが揃った場合には大当たりが生じる。この大当たりゲームにはビッグボーナスゲームと呼ばれる入賞態様があり、遊技者はこのビッグボーナスゲームにおいて複数回の高配当ゲームを行え、多数のメダルを短時間に獲得することが出来る。また、リーチ目と称されるシンボル組合せがリール24の回転停止時に表示された場合には、大当たりの発生が近いことが遊技者に示唆される。
【0042】
リール24の上部に位置するキャビネット25の内側背面には木枠33が設けられており、この木枠33には基板ケース34が取り付けられている。基板ケース34には前述したCPU,RAM,ROM等の電子部品が実装された遊技基板が収納されている。このスロットマシン21においても、前述した入賞判定テーブルといった大当たり確率情報等が記憶されたROMは、ソケットに挿入されて遊技基板に対して着脱自在に実装されている。スロットマシンの遊技機種の変更はこのROMを交換することによって容易に行える。
【0043】
図1は、本発明の第1の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース41を示しており、上述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当している。同図(a)はこの基板ケース41の平面図、同図(b)は同図(a)のb―b線破断断面図である。なお、基板ケース41の形状は直方体をした箱状に表しているが、基板ケース41が取り付けられる周囲の状況に応じてその形状は適宜変更される。
【0044】
基板ケース41は、プラスチック製のケース本体41aとこのケース本体41aに被せられるプラスチック製のケース蓋41bとからなる。ケース蓋41bの側部には係合部41cが突出して一体形成されている。ケース本体41aとケース蓋41bとはツメまたはネジ等で互いに接合されており、これらケース本体41aとケース蓋41bとにまたがって図示しない封印シールが貼られている。
【0045】
基板ケース41の内部の空間には電子回路基板である遊技基板42が収納されている。この遊技基板42は、ケース本体41aにスペーサ43を介して取り付けられており、パチンコ機1やスロットマシン21といった遊技機の遊技動作を制御する上述した電子部品が実装されている。遊技基板42の端部には図示しないコネクタが設けられており、遊技基板42はこのコネクタを介して基板ケース41の外部装置と電気的に接続される。
【0046】
また、基板ケース41の四隅の基盤45にはガイド部材44が立設されている。この基盤45は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当しており、基板ケース41が取り付けられる
また、基板ケース41の近傍の基盤45にはキーシリンダ46が設けられており、このキーシリンダ46の頭部にはストッパ47が軸支されている。ストッパ47は、図に破線で示す位置から90度回動されるとその一端部が係合部41cに係合する。また、キーシリンダ47が施錠されるとこのストッパ47は回動しなくなる。
【0047】
本実施形態においては、基盤45の盤面に垂直な方向において、基板ケース41がガイド部材44に案内されて基盤45の盤面に当接される。また、基盤45の盤面に平行な方向において、ストッパ47が90度回動されて基板ケース41に係合させられる。ガイド部材44は基板ケース41の周囲に当接して基盤45の盤面に平行な方向における基板ケース41の動きを規制し、ストッパ47は基板ケース41の上部のケース蓋41bに係合して基盤45の盤面に垂直な方向における基板ケース41の動きを規制する。
【0048】
ストッパ47が係合部41cに係合した状態でキーシリンダ46が施錠されると、ストッパ47は回動しなくなる。従って、基板ケース41は、基盤45の盤面に平行および垂直な各方向において動きが規制された状態にロックされる。このロック状態はキーシリンダ46が解錠されるまで保たれる。なお、本実施形態ではストッパ47が係合部41cに係合する構成としているが、ストッパ47がケース蓋41bの天部に直接係合する構成としてもよい。
【0049】
また、基板ケース41に収納された遊技基板42には、図2に示すように、大当たり確率情報等を記憶したROM48がソケット49に挿入されている。同図(a)はROM48の平面図、同図(b)はその側面図を示している。
【0050】
同図に示すようにソケット49に固定されたROM48にまたがり、封印シール50が遊技基板42に貼られている。この封印シール50は両端部において接着剤または硬化樹脂51が被覆されている。ここで、硬化樹脂とは硬化剤によって硬化する樹脂を意味する。また、接着剤または硬化樹脂51は、封印シール50の一部ではなく、同図(c)の平面図に示すように封印シール50の全部を被覆する構成としてもよい。
【0051】
従来の基板ケースは本体と蓋との2部品がツメやビスなどによって単に結合されて固定されていたため、封印シールを剥がせば簡単に基板ケースを開けることが出来た。しかし、本実施形態においては、キーシリンダ46が解錠されるまで基板ケース41は基盤45にロックされた状態になる。このため、基板ケース41に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース41は開かない。このため、本実施形態によれば、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0052】
しかも、本実施形態では、ROM48にまたがってさらに封印シール50が貼られており、この封印シール50の両端部が接着剤または硬化樹脂51によって被覆されている。このため、何らかの手段によって万が一に基板ケース41が開けられ、ROM48が脱着されても、封印シール50が剥がされるためにその痕跡が残る。従って、不正操作が遊技機に対して行われたことが直ちに判明し、その対策をとることが可能である。
【0053】
また、ROM48にまたがる封印シール50の全部が接着剤または硬化樹脂51によって被覆されている場合には、封印シール50自体を剥がすことが困難になり、ROM48の脱着も困難になる。従って、基板ケース41の封印構造と合わせて二重の封印構造になり、ROM48の不正交換対策が十分に講じられる。
【0054】
また、上記実施形態の説明においては、ROM48にまたがる封印シール50の一部または全部を接着剤または硬化樹脂51によって被覆する場合について説明したが、次のような構成をとることも出来る。つまり、ROM48の一部または全部を透明な接着剤または硬化樹脂51によって直接被覆し、この接着剤または硬化樹脂51にまたがって封印シール50を遊技基板42に貼る。
【0055】
本構成のように、ROM48の一部または全部が接着剤または硬化樹脂51によって直接被覆されている場合には、その上の封印シール50が剥がされたとしても、ROM48の脱着は困難である。従って、本構成によっても、基板ケース41の封印構造と合わせて二重の封印構造が実現され、ROM48の不正交換が有効に防止される。
【0056】
次に、本発明の第2の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図3を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース61を示しており、同図(a)はこの基板ケース61の平面図、同図(b)は同図(a)のb―b線破断断面図である。
【0057】
この基板ケース61も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された上述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース61が取り付けられている基盤62は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0058】
基板ケース61は遊技基板42を収納するケース本体61aと、このケース本体61aに被せられるケース蓋61bとからなる。これらケース本体61aとケース蓋61bとには図示しない封印シールがまたがって貼られている。基板ケース61の四隅の基盤62にはガイド部材63が立設されている。また、基板ケース61の近傍の基盤62にはキーシリンダ64が設けられており、キーシリンダ64の頭部にはストッパ65が軸支されている。このストッパ65はキーシリンダ64が施錠されると回動しなくなる。
【0059】
キーシリンダ64の反対側における基板ケース61の近傍の基盤62には、支持具66が設けられている。この支持具66にはコの字状をした押さえ部材67の一端部が回動自在に支持されている。この押さえ部材67は、一端部を中心に回動して倒されると基板ケース61に被さり、その他端部がキーシリンダ64に位置する。押さえ部材67のこの他端部には係合穴67aが開口している。この係合穴67aは押さえ部材67の長手方向に延びて形成されている。ストッパ65は、この係合穴67aに挿通する外形形状に形成されている。
【0060】
本実施形態においては、基盤62の盤面に垂直な方向において、基板ケース61がガイド部材63に案内されて基盤62の盤面に当接される。そして、押さえ部材67がその一端部を中心に回動して倒され、基板ケース61に被せられる。ストッパ65は当初その長手方向が図示する向きと直交する方向にあり、押さえ部材67が倒されると係合穴67aにストッパ65が挿通する。この状態でストッパ65が基盤62の盤面に平行な方向において90度回動されることにより、ストッパ65は係合穴67aに図示するように交差し、基板ケース61に被さった押さえ部材67の他端部は、このストッパ65に係合させられる。
【0061】
この状態ではガイド部材63は、基板ケース61の周囲に当接して基盤62の盤面に平行な方向における基板ケース61の動きを規制している。また、押さえ部材67は、基板ケース61の上部に被さり、基盤62の盤面に垂直な方向における基板ケース61の動きを規制している。また、ストッパ65はキーシリンダ64が施錠されると回動しなくなり、基板ケース61は、基盤62の盤面に平行および垂直な各方向において動きが規制された状態にロックされる。このロック状態はキーシリンダ64が解錠されるまで保たれる。
【0062】
従って、本実施形態においても、基板ケース61に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース61は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0063】
さらに本実施形態でも、基板ケース61内に収容されたROM48について、上述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース61の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、上述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0064】
次に、本発明の第3の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図4を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース71を示しており、同図(a)はこの基板ケース71の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0065】
この基板ケース71も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース71が取り付けられている基盤72は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0066】
基板ケース71は遊技基板42を収納するケース本体71aと、このケース本体71aに被せられるケース蓋71bとからなる。これらケース本体71aとケース蓋71bとには図示しない封印シールがまたがって貼られている。また、ケース本体71aおよびケース蓋71bの各端部には、周縁部に突出する係合部71c,71dが一体形成されており、これら各係合部71c,dには貫通穴73が開いている。
【0067】
基板ケース71の一端部は収容具74に着脱自在に収容されている。この収容具74は、基盤72に設けられた支持具75により、その両側部が基盤72に回動自在に支持されている。この収容具74に収容された基板ケース71の他端部が、基盤72側に倒されて位置する係合部71c,dの近傍の基盤72には、固定具76が設けられている。この固定具76には貫通穴77が開いている。
【0068】
本実施形態においては、基板ケース71の一端部が収容具74に収容され、その他端部が基盤72側に倒されて係合部71c,dが固定具76の近傍に位置される。この状態で固定具76および係合部71c,dの各貫通穴77,73に南京錠78が挿通され、この南京錠78が施錠される。
【0069】
この施錠状態では、係合部71c,dが形成された基板ケース71の他端部は固定具76にロックされるため、基板ケース71の一端部を収容した収容具74の回動動作は規制される。この結果、基板ケース71は基盤72の盤面上にロックされ、このロック状態は南京錠78が解錠されるまで保たれる。
【0070】
従って、本実施形態においても、基板ケース71に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース71は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0071】
さらに本実施形態でも、基板ケース71内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース71の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0072】
次に、本発明の第4の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図5を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース81を示しており、同図(a)はこの基板ケース81の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0073】
この基板ケース81も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース81が取り付けられている基盤82は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0074】
基板ケース81は遊技基板42を収納するケース本体81aと、このケース本体81aに被せられるケース蓋81bとからなる。これらケース本体81aとケース蓋81bとには図示しない封印シールがまたがって貼られている。この基板ケース81の一端部は収容具83に着脱自在に収容されている。この収容具83は、基盤82に設けられた支持具84により、その両側部が基盤82に回動自在に支持されている。
【0075】
基板ケース81にはキーシリンダ85が設けられており、このキーシリンダ85を構成するキーブロック85aは基板ケース81の裏面に突出している。また、キーシリンダ85のキー穴85bは基板ケース81の表面に露出している。基板ケース81の裏面は、基板ケース81の他端部が基盤82側に倒されると基盤82の盤面に対向する。キーブロック85aの突出部にはストッパ86が設けられており、このストッパ86はキーシリンダ85が施錠されると回動しなくなる。
【0076】
また、基盤82にはストッパ86と係合する係合穴82aが開口している。この係合穴82aは基盤82の所定方向に延びて形成されている。ストッパ86は、この係合穴82aに挿通する外形形状に形成されている。
【0077】
本実施形態においては、基板ケース81の一端部が収容具83に収容され、その他端部が基盤82側に倒されることにより、基板ケース81の裏面に突出するストッパ86が基盤82に設けられた係合穴82aに位置される。ストッパ86は当初その長手方向が係合穴82aの開口方向と同じ向きにあり、基板ケース81が倒されると係合穴82aにストッパ86が挿通する。この状態でストッパ86が基盤82の盤面に平行な方向において90度回動されることにより、ストッパ86は係合穴82aに交差し、基板ケース81の他端部はこの係合穴82aに係合して基盤82に固定される。
【0078】
さらにキーシリンダ85が施錠されるとストッパ86と係合穴82aとの係合状態は解けなくなり、基板ケース81の他端部が基盤82にロックされ、基板ケース81の一端部を収容した収容具83の回動動作は規制される。この結果、基板ケース81は基盤82の盤面上にロックされ、このロック状態はキーシリンダ85が解錠されるまで保たれる。
【0079】
従って、本実施形態においても、基板ケース81に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース81は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0080】
さらに本実施形態でも、基板ケース81内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース81の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0081】
次に、本発明の第5の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図6を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造を示しており、同図(a)は本封印構造の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0082】
本構造における基板ケース91も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース91が取り付けられている基盤92は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0083】
基板ケース91は遊技基板42を収納するケース本体91aと、このケース本体91aに被せられるケース蓋91bとからなる。これらケース本体91aとケース蓋91bとには図示しない封印シールがまたがって貼られている。カバー93はこの基板ケース91をその一側面を残して基盤92との間に覆っている。側板94は、その一端部がカバー93の端部に回動自在に支持されており、開口したカバー93の一側面を覆って塞ぐ。この側板94の端および側板94に隣接するカバー93の側壁にはそれぞれ貫通穴が開いている。
【0084】
本実施形態においては、開口した一側面から基板ケース91がカバー93に挿入され、この一側面が側板94によって塞がれる。そして、側板94およびカバー93の側壁に開いた各貫通穴に南京錠95が挿通されて施錠されることにより、基板ケース91はカバー93と基盤92との間の空間に閉じこめられる。この状態は南京錠95が解錠されて側板94が開けられない限り保たれる。
【0085】
従って、本実施形態においては、基板ケース91をカバー93の内部空間から取り出すことは出来ない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0086】
さらに本実施形態でも、基板ケース91内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース91の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0087】
次に、本発明の第6の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図7を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース101を示しており、同図(a)はこの基板ケース101の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0088】
この基板ケース101も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース101が取り付けられている基盤102は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0089】
基板ケース101は遊技基板42を収納するケース本体101aと、このケース本体101aに被せられるケース蓋101bとからなる。これらケース本体101aとケース蓋101bとには図示しない封印シールがまたがって貼られている。また、基板ケース101の周縁部の両端には係合部101c,101dが突出して形成されており、各係合部101c,dには貫通穴103,104が開いている。また、基盤102には一対の固定具105,106が設けられている。これら各固定具105,106には、係合部101c,dの各貫通穴103,104に一致する貫通穴が開いている。
【0090】
本実施形態においては、係合部101c,101dの各貫通穴103,104が固定具105,106の各貫通穴に一致させられ、基板ケース101が図示するように固定具105,106に当接される。そして、チェーン鍵107が各貫通穴に挿通されて基板ケース101の周囲に巻回され、施錠される。この施錠状態はチェーン鍵107が解錠されるまで保たれ、基板ケース101は基盤102にロックされる。
【0091】
従って、本実施形態においても、基板ケース101に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース101は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0092】
さらに本実施形態でも、基板ケース101内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース101の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0093】
次に、本発明の第7の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図8を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース111を示しており、同図(a)はこの基板ケース111の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0094】
この基板ケース111も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース111は図示しない基盤に従来と同様にして取り付けられる。この基盤は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0095】
基板ケース111は遊技基板42を収納するケース本体112と、このケース本体112に被せられるケース蓋113とからなる。これらケース本体112とケース蓋113とには図示しない封印シールが貼られている。ケース蓋113の一端部には爪113aが形成されており、また、ケース本体112の一端部にはこの爪113aに係合する溝112aが形成されている。また、ケース本体112およびケース蓋113のそれぞれの他端部の周縁部には係合部112b,113bが突出して形成されている。これら各係合部112b,113bには貫通穴114が開いている。
【0096】
本実施形態においては、爪113aが溝112aに係合した状態で、ケース蓋113の他端部がこの係合部を中心に回動させられて、ケース本体112にケース蓋113が被せられる。そして、ケース本体112およびケース蓋113の各係合部112b,113bのそれぞれの貫通穴114に南京錠115が挿通され、ケース蓋113がケース本体112に固定される。ケース蓋113はこの南京錠115が解錠されない限りケース本体112に被された状態を保つ。
【0097】
従って、本実施形態においても、基板ケース111に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース111は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0098】
さらに本実施形態でも、基板ケース111内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース111の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0099】
次に、本発明の第8の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図9を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース121を示しており、同図(a)はこの基板ケース121の平面図、同図(b)は本封印構造の要部をb―b線で破断した要部破断断面図である。
【0100】
この基板ケース121も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース121は図示しない基盤に従来と同様にして取り付けられる。この基盤は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0101】
基板ケース121は遊技基板42を収納するケース本体122と、このケース本体122に被せられるケース蓋123とからなる。これらケース本体122とケース蓋123とには図示しない封印シールが貼られている。ケース蓋123の一端部には爪123aが形成されており、また、ケース本体122の一端部にはこの爪123aに係合する溝122aが形成されている。
【0102】
また、ケース蓋123にはキーシリンダ124が設けられている。このキーシリンダ124を構成するキーブロック124aは、ケース蓋123のケース本体122との当接面に突出している。キーブロック124aのこの突出部にはストッパ125が設けられており、このストッパ125はキーシリンダ124が施錠されると回動しなくなる。また、キーシリンダ124のキー穴124bはケース蓋123の表面に露出している。
【0103】
また、ケース本体122のキーシリンダ124との当接部にはストッパ125と係合する係合穴122bが開口している。この係合穴122bは所定方向に延びて形成されている。ストッパ125はこの係合穴122bに挿通する外形形状に形成されている。
【0104】
本実施形態成においては、爪123aが溝122aに係合した状態で、ケース蓋123の他端部がこの係合部を中心に回動させられて、ケース本体122にケース蓋123が被せられる。ケース蓋123がケース本体122に当接したこの状態では、ケース蓋123の裏面に突出するストッパ125がケース本体122に設けられた係合穴122aに位置される。
【0105】
ストッパ125は当初その長手方向が係合穴122bの開口方向と同じ向きにあり、ケース蓋123が被せられると係合穴122bにストッパ125が挿通する。この状態でストッパ125がケース本体122とケース蓋123との当接面に平行な方向において90度回動されることにより、ストッパ125は係合穴122bに交差し、ケース蓋123の他端部はこの係合穴122bに係合してケース本体122に固定される。
【0106】
さらにキーシリンダ124が施錠されるとストッパ125と係合穴122bとの係合状態は解けなくなり、ケース蓋123の他端部はケース本体122にロックされる。このロック状態はキーシリンダ124が解錠されるまで保たれる。
【0107】
従って、本実施形態においても、基板ケース121に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース121は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0108】
さらに本実施形態でも、基板ケース121内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース121の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0109】
次に、本発明の第9の実施形態による遊技機の電子部品封印構造について、図10を参照して説明する。同図は本実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケース131を示しており、同図(a)はこの基板ケース131の平面図、同図(b)はその側面図である。
【0110】
この基板ケース131も、前述した一般的なパチンコ機1における基板ケース5および一般的なスロットマシン21における基板ケース34に相当しており、内部にはROM48が着脱自在に実装された前述した遊技基板42が収納されている。また、基板ケース131は図示しない基盤に従来と同様にして取り付けられる。この基盤は、遊技機が前述したパチンコ機1の場合には裏機構盤や遊技盤2に相当し、遊技機が前述したスロットマシン21の場合には木枠33に相当する。
【0111】
基板ケース131は遊技基板42を収納するケース本体131aと、このケース本体131aに被せられるケース蓋131bとからなる。これらケース本体131aとケース蓋131bとには図示しない封印シールが貼られている。また、これらケース蓋131bおよびケース本体131aには所定間隔をおいて貫通穴132,133が開いている。
【0112】
本実施形態においては、これら各貫通穴132,133にチェーン鍵134が挿通され、これら各貫通穴132,133間の基盤ケース131の周囲にこのチェーン鍵134が巻回され、チェーン鍵134が施錠される。この施錠により、ケース蓋131bはケース本体131aにロックされる。このロック状態はチェーン鍵134が解錠されない限り保たれる。
【0113】
従って、本実施形態においても、基板ケース131に貼られた封印シールが剥がされたとしても、基板ケース131は開かない。このため、本実施形態によっても、遊技基板42を露出させてROM48を脱着することは困難である。
【0114】
さらに本実施形態でも、基板ケース131内に収容されたROM48について、前述した第1の実施形態と同様な封印構造が施されている。従って、本実施形態においても、基板ケース131の封印構造と合わせた二重の封印構造が構成されており、前述した第1の実施形態と同様な効果が奏される。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、ケース蓋とケース本体とが鍵を用いた様々な態様でロックされることにより、封印シールが剥がされたとしても、鍵を有する特定の者以外はケースを開けることが出来ず、電子部品の脱着は困難である。
【0118】
このため、大当たり確率情報等を記憶した電子部品の脱着が困難となる。よって、遊技機を制御する電子回路基板の改造が有効に防止され、大量の遊技媒体が不正に剥奪されなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図2】本発明の各実施形態による各基板ケース内に収納されたROMの封印構造を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図6】本発明の第5の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図7】本発明の第6の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図8】本発明の第7の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図9】本発明の第8の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図10】本発明の第9の実施形態による遊技機の電子部品封印構造が適用された基板ケースを示す図である。
【図11】一般的なパチンコ機を示す図である。
【図12】一般的なスロットマシンを示す図である。
【符号の説明】
41,61,71,81,91,101,111,121,131…基板ケース
41a,61a,71a,81a,91a,101a,112,122,131a…ケース本体
41b,61b,71b,81b,91b,101b,113,123,131b…ケース蓋
42…遊技基板
44,63…ガイド部材
45,62,72,82,92,102…基盤
46,64,85,124…キーシリンダ
47,65,86,125…ストッパ
48…ROM
50…封印シール
51…接着剤または硬化樹脂
67…押さえ部材
67a,82a,122b…係合穴
73、101c,101d,112b,113b…係合部
74,83…収容具
76,105,106…固定具
78,95…南京錠
85a,124a…キーブロック
93…カバー
94…側板
107,134…チェーン鍵
132,133…貫通穴

Claims (7)

  1. 遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納するケースと、このケースが取り付けられる基盤の盤面に平行な方向の動きを規制する,前記基盤に立設されたガイド部材と、前記ケース近傍の前記基盤に設けられたキーシリンダと、このキーシリンダの反対側の前記ケース近傍の前記基盤に一端部が回動自在に支持され,倒されると前記ケースに被さって他端部が前記キーシリンダに位置する押さえ部材と、前記キーシリンダに軸支されて所定角度に回動されると倒された前記押さえ部材の他端部に係合し,前記キーシリンダが施錠されると回動しなくなって前記盤面に垂直な方向の前記ケースの動きを規制するストッパとからなる遊技機の電子部品封印構造。
  2. 前記押さえ部材は所定方向に延びた開口部が前記他端部に形成され、前記ストッパは、この開口部を挿通する外形形状に形成され,所定角度に回動されると前記開口部に交差して前記押さえ部材に係合することを特徴とする請求項1記載の遊技機の電子部品封印構造。
  3. 遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納する,基盤に取り付けられるケースと、このケースの一端部を着脱自在に収容する,両側部が前記基盤に回動自在に支持された収容具と、この収容具に収容された前記ケースの他端部が前記基盤側に倒されると前記基盤の盤面に対向する前記ケースの裏面にキーブロックが突出し,前記ケースの表面にキー穴が露出するキーシリンダと、前記キーブロックの突出部に回動自在に設けられ,前記キーシリンダが施錠されると回動しなくなるストッパと、前記収容具に収容された前記ケースの他端部が前記基盤側に倒された状態で前記ストッパが所定角度に回動されると係合し,前記キーシリンダが施錠されるとこの係合状態が解けなくなる,前記基盤に設けられた係合部とからなる遊技機の電子部品封印構造。
  4. 前記係合部は前記ストッパと係合する部分の前記基盤に所定方向に延びて形成された開口部からなり、前記ストッパは、この開口部を挿通する外形形状に形成され,所定角度に回動されると前記開口部に交差して前記基盤に係合することを特徴とする請求項3記載の遊技機の電子部品封印構造。
  5. 遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納する,基盤に取り付けられるケースと、このケースをその一側面を残して前記基盤との間に覆うカバーと、前記一側面を覆って塞ぐ側板と、この側板に開いた貫通穴および前記側板に隣接する前記カバーの側壁に開いた貫通穴に挿通されて施錠される鍵とからなる遊技機の電子部品封印構造。
  6. 遊技機の遊技動作を制御する電子部品が実装された電子回路基板と、この電子回路基板を収納するケース本体と、一端部がこのケース本体の一端部に係合し,他端部がこの係合部を中心に回動して前記ケース本体に被せられるケース蓋と、このケース蓋の前記ケース本体との当接面にキーブロックが突出し,前記ケース蓋の表面にキー穴が露出して前記ケース蓋に設けられたキーシリンダと、前記キーブロックの突出部に回動自在に設けられ,前記キーシリンダが施錠されると回動しなくなるストッパと、前記ケース蓋が前記ケース本体に当接した状態で前記ストッパが所定角度に回動されると係合し,前記キーシリンダが施錠されるとこの係合状態が解けなくなる,前記ケース本体に設けられた係合部とからなる遊技機の電子部品封印構造。
  7. 前記係合部は前記ストッパと係合する部分の前記ケース本体に所定方向に延びて形成された開口部からなり、前記ストッパは、この開口部を挿通する外形形状に形成され,所定角度に回動されると前記開口部に交差して前記ケース本体に係合することを特徴とする請求項6記載の遊技機の電子部品封印構造。
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