JP2008142116A - 基板ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ケースの外側からの不正操作により、基板ケース内の制御基板に接続された電子デバイスを出し入れ交換できないようにした基板ケースを提供する。
【解決手段】ケース本体部材50の開口部とケース蓋部材60の開口部とを合わせるように係合させて、内部にパチンコ機PMの制御をなす電子デバイス32を配設した制御基板31を収容する。この基板ケースにおいて、ケース蓋部材60が、制御基板31上に配設された電子デバイス32と対向する位置に、ケース蓋部材60の内側に形成された板状の少なくとも一つの不正防止リブ80を有して構成される。そして、ケース本体部材50とケース蓋部材60とが係合されて内部に制御基板31を収容したときに、電子デバイス32のケース蓋部材60側の表面と不正防止リブ80の電子デバイス32側の端部とが近接対向するように構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、内部に基板が保持されて遊技盤の裏面側に取り付けられる基板ケースに関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、この遊技機の作動を制御する制御基板が設けられている。例えば、パチンコ遊技機では、外枠に対して開閉可能に組み付けられた前枠裏側の収容枠に遊技盤等が装備され、この遊技盤に制御基板が取り付けられている。スロットマシンにおいても同様に、開閉カバーの裏面に制御基板が取り付けられている。
これらの制御基板は、賞球もしくはメダルの払出制御、電動役物の開閉制御、リールの回転制御、図柄組み合わせの発生確率制御等、パチンコ機もしくはスロットマシンの作動を制御する基板であり、遊技機の制御ソフトウェアが記録されたROMが搭載され、この遊技機の作動を制御する中枢制御装置としての役割を有している。このため、制御基板は、偽造ROMへの差し替え等の不正改造を防止するために、基板ケース内に収容されるとともに、この基板ケースはケースを開いたときにその痕跡が残るような不正開放(若しくは、不正着脱)の防止手段が設けられて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−70521号公報
しかしながら、不正開放防止機構が設けられていたとしても、例えば、基板ケースが本体部材と蓋部材とから構成されている場合、この蓋部材の不正開放防止機構を含む広範囲の表面においては、外側から前記表面をカッターもしくは半田ごて等を用いて容易に切り取ることができ、外観から不正が行われたことが発見されやすいというリスクを負えば、制御基板上の純正電子デバイス(例えばCPU、ROM、RAM等)が、遊技データや入賞確率データ等を不正に改ざんされた不正電子デバイスに取り換えられるという問題がある。また、本体部材と蓋部材との接合部が無理に押し開けられることがあり、その押し開けによりできた隙間から針金等の道具が差し込まれて、上記のような不正行為が行われるという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、基板ケースの外側からの不正操作により、基板ケース内の制御基板に接続された電子デバイスを出し入れ交換できないようにした基板ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板ケース(例えば、実施形態における主基板ケース100)は、本体部材(例えば、実施形態におけるケース本体部材50)の開口部と蓋部材(例えば、実施形態におけるケース蓋部材60)の開口部とを合わせるように係合させて、内部に遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)の制御をなす電子デバイス(例えば、実施形態における電子デバイス32)を配設した制御基板(例えば、実施形態における主制御基板31)を収容する。この基板ケースにおいて、蓋部材が、制御基板上に配設された電子デバイスと対向する位置に、蓋部材の内側に形成された板状の少なくとも一つの不正防止リブ(例えば、実施形態における不正防止リブ80)を有して構成される。そして、本体部材と蓋部材とが係合されて内部に制御基板を収容したときに、電子デバイスの蓋部材側の表面と不正防止リブの電子デバイス側の端部とが近接対向するように構成される。
このような本発明に係る基板ケースにおいて、不正防止リブの電子デバイス側の端部が凹部状に形成され、電子デバイスの前記表面及びその両側面を囲んで前記凹部状の端部が近接対向するように構成されることが好ましい。
また、不正防止リブの制御基板に対向した端部が制御基板に近接対向するように構成されることが好ましい。
本発明に係る基板ケースを以上のように構成すると、外側から蓋部材の表面をカッターもしくは半田ごて等を用いて切断しようとした場合に、不正防止リブも一緒に切断しなければならずその分の余計な時間が必要になるので、このように制御基板から電子デバイスを不正に着脱するというような行為を制止することができる。さらに、不正防止リブの端部が電子デバイスと近接して保持されるので、本体部材と蓋部材とを無理やり押し開けてもしくは不正防止リブが取り付けられてない蓋部材の表面を切断して、不正用器具を差し込んで電子デバイスを不正に着脱するというような行為を制止することができる。
このとき、不正防止リブの電子デバイス側の端部を電子デバイスの形状に対応するように凹部状に形成することにより、不正防止リブの凹部状の端部が電子デバイスを囲むように近接して保持されるので、電子デバイスを着脱した際にその場から移動させることが困難となり、上記のように不正用器具を差し込んで電子デバイスを不正に着脱するというような不正行為を制止することができる。
また、不正防止リブの制御基板に対向した端部が制御基板と近接して保持されるので、不正防止リブを切断する際にカッターもしくは半田ごてによって制御基板を破損させてしまう危険があるので、蓋部材の表面を切断して電子デバイスを不正着脱するというような不正行為を制止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明に係る遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1に示し、この図面を参照してパチンコ機PMの全体構成について説明する。ここで、図1はパチンコ機PMの正面図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠を成す前枠2が互いの左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、常に右側縁部に設けられた施錠機構4を利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。
前枠2の各部には、パチンコ遊技を展開する遊技展開部材として、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5及び球皿6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉及び着脱が可能に組付けられ、球皿6の右側下部には遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が装備されている。前枠2の中央部から上部にかけて後方に突出する方形枠状の収容枠(図示せず)が前枠2と一体に形成されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤10の正面の遊技領域PAを臨ませている。
なお、遊技盤10は、板厚19mm程度の積層合板を図示する所定形状に切断及びルーター加工して、その表面に所定意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤ板とも称される)11を基板として構成される。また、前枠2には、帯状の案内レール12が円弧状に固設され、この案内レール12で囲まれた内側に上述の遊技領域PAが区画される。
遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともにランプ風車や一般風車等の風車21、一般入賞具や始動具並びに大入賞口を備えたアタッカー等の入賞具22、及び遊技の進行状況に応じて所定の画像を表示させる画像表示装置23が取り付けられ、遊技領域PAの下端には入賞具22に入賞せずに落下した遊技球(「アウト球」という)を遊技盤10の裏面に排出させるアウト口24が設けられている。各入賞具22に落入した遊技球(「セーフ球」という)は、これらの入賞具22に設けられた入賞口スイッチ又は始動口スイッチにより検出され、化粧板11を貫通するセーフ球通路を通って遊技盤10の裏面に排出される。また、アウト口24に集められたアウト球は化粧板11を貫通するアウト球通路孔を通って遊技盤10の裏面側に排出される。
以上のように構成されたパチンコ機PMは、前枠2、ガラス扉5及び球皿6がともに閉止され施錠された状態で遊技に供され、球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8が回動操作されると、球皿6に貯留された遊技球が打球発射装置(図示せず)により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲームが展開される。
遊技盤10の裏面側には、パチンコ機PM全体の制御を行う主制御基板31(図4参照)が収容された主基板アッセンブリ30や、画像表示装置23に表示される画像の制御を行う画像制御基板(図示せず)が収容された画像制御基板アッセンブリ40が取り付けられている。それでは、図2及び図3を参照して、遊技盤10の裏面側に取り付けられた主基板アッセンブリ30及び画像制御基板アッセンブリ40について説明する。ここで、図2は遊技盤10の背面図であり、図3は遊技盤10を後方から見た斜視図である。なお、以降の説明においては、図2及び図3の状態を基準にして前後左右、及び上下を定義する(図3参照)。
遊技盤10の中央部には、画像表示装置23を取り付けるための開口部13が形成されており、この開口部13を挟むように遊技盤10の裏面側の左右縁部に画像アッセンブリ取付部14a,14bが配設されている。画像制御基板アッセンブリ40の左右両側部の上下には合計4個の取付突起部40a,40bが形成されており、この取付突起部40a,40bがネジ締結等で画像アッセンブリ取付部14a,14bに取り付けられて画像制御基板アッセンブリ40が遊技盤10に固定される。
また、遊技盤10の下部における裏面側の左右縁部には、主基板取付部15a,15bが配設されており、この主基板取付部15a,15bに主基板アッセンブリ30が取り付けられている。なお、主基板取付部15a,15bは、画像アッセンブリ取付部14a,14bよりも後方に突出するように形成されており、主基板アッセンブリ30の上部が、後面視において、画像制御基板アッセンブリ40の下部を後方から覆うように遊技盤10に取り付けられている。このように、主基板アッセンブリ30が画像制御基板アッセンブリ40の一部を覆う(後面視において一部が重なる)ように配置することにより、画像制御基板アッセンブリ40の大型化に対して遊技盤10の上下方向寸法を大きくすることなく、これらのアッセンブリ30,40をこの遊技盤10の裏面側に配設することができる。
次に、主基板アッセンブリ30について図4〜図7を用いて説明する。ここで、図4は主基板アッセンブリ30の分解斜視図であり、図5は主基板ケース100を構成するケース蓋部材60を示す図であり、図6はケース蓋部材60と主制御基板31の要部の対応を示した図であり、図7はケース蓋部材60と主制御基板31の要部を拡大した図である。
主基板アッセンブリ30は、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板31と、主制御基板31を内部に収容する主基板ケース100とから構成される。さらに、主基板ケース100は、遊技盤10の裏面側に着脱されるケース本体部材50と、このケース本体部材50に着脱自在に取り付けられるケース蓋部材60とから構成される。この主基板アッセンブリ30は、主制御基板31がケース蓋部材60の内面側に取り付けられた状態で、このケース蓋部材60をケース本体部材50に装着可能に構成される。なお、主基板アッセンブリ30の主基板取付部15a,15bに対する固定は、ケース本体部材50の左側部から外方に延びた左側固定部58に取り付けられた左ナイラッチ(登録商標)36と、ケース蓋部材60の右側部から外方に延びた右側固定部68に取り付けられた右ナイラッチ(登録商標)37とが用いられる(図2,3参照)。
主制御基板31は、図4に示すように、中央部に配設されたROMやRAMを内臓のCPU等の電子デバイス32や左右に配設された接続コネクタ33等の電子部品を有して構成される。この主制御基板31の四隅には、基板取付孔34が形成されており、基盤取付ネジ35をこの基板取付孔34に挿入し、図5に示すケース蓋部材60の基板取付部67に対して螺挿してネジ締結するように構成されている。
ケース本体部材50は、主基板ケース100が遊技盤10に取り付けられた状態で後面側に開口を有する短形箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により一体的に成形される。このケース本体部材50の内面側底部51には、図4に示すように、補強リブ51aが縦横に格子状に形成されており、ケース本体部材50の強度を向上させている。
ケース本体部材50の本体部材側壁部(図4においては、底部51の上下の縁部から後方に延びる側壁部)53,53のそれぞれには、複数の蓋部材取付溝54が形成されている。この蓋部材取付溝54は、後方及びケース本体部材50の内面側に開口する挿入溝部と左側に延びてケース本体部材50の内面側に開口する係止溝部とから構成され、図3の状態において下方もしくは上方から見たときに本体部材側壁部53に対してL字状の溝として形成されている。また、本体部材側壁部53の内側の壁面と平行に、蓋部材取付溝54のそれぞれと対向するように、蓋部材押圧壁52が底部51から後方に板状に延びて形成されている。この蓋部材押圧壁52の左右方向幅は、蓋部材取付溝54の左右方向幅と略同一の大きさに形成されており、図3の状態において上方もしくは下方から見たときに、蓋部材押圧壁52と蓋部材取付溝54とは重なるように配置されている。
ケース蓋部材60は、ケース本体部材50の開口を覆う短形箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により一体的に成形される。図5に示すように、このケース蓋部材60の上下の縁部から前方に延びる側壁部(蓋部材側壁部)66には、外方(図4においては上下方向)に突出する係止突起部62が複数形成されている。この係止突起部62は、上述の蓋部材取付溝54と同じ数だけ形成されており、その配置間隔も蓋部材取付溝54と対応している。また、この蓋部材側壁部66の内側面には、各々の係止突起部62と対応して内方に突出する押圧突起部61が形成されている。この押圧突起部61は、係止突起部62に対してケース本体部材50にケース蓋部材60を取り付けるときにスライド移動させる方向と反対方向にずれて形成されている。
そのため、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60を取り付けるときは、図3の状態において後方から蓋部材取付溝54の挿入溝部に係止突起部62を挿入し、その後、ケース蓋部材60を左右方向(この実施形態においては左方向)にスライド移動させて係止突起部62を蓋部材取付溝54の係止溝部に挿入させることで、係止突起部62と蓋部材取付溝54とを嵌合させる。
このとき、係止突起部62を蓋部材取付溝54の挿入溝部に挿入した状態では、押圧突起部61は、蓋部材押圧壁52の右方に位置するが、この状態からケース蓋部材60をケース本体部材50に対して左方にスライド移動させ、係止突起部62が蓋部材取付溝部54の係止溝部に挿入させた状態では、蓋部材側壁部66の外側面と本体部材側壁部53の内側面とが密接し、押圧突起部61は本体部材側壁部53と蓋部材押圧壁52とに狭持される。
ケース本体部材50とケース蓋部材60とを以上のように構成すると、このケース本体部材50にケース蓋部材60を取り付けたときに、係止突起部62が蓋部材取付溝54と嵌合するため、ケース蓋部材60はケース本体部材50に対して後方への移動(ケース本体部材50からケース蓋部材60を外すための移動)が規制される。また、蓋部材側壁部66は、押圧突起部61と蓋部材押圧壁52とによりケース本体部材50の内側面に押しつけられて密接しているため、蓋部材側壁部66を内側に押し込むことができず、係止突起部62を蓋部材取付溝54から外すことができない。
主制御基板31が収容される主基板ケース100のケース蓋部材60の内面側底部には、図5,6に示すように、蓋部材側壁部66の内側の両側部に延びる板状の不正防止リブ80が設けられている(本実施形態では、2つの不正防止リブ80が上下方向に並行して形成されている)。この不正防止リブ80は、ケース本体部材50にケース蓋部材60を取り付けて内部に主制御基板31を収容したときに、主制御基板31上に配設された電子デバイス32(取り替えて不正行為を行う対象素子)と対応する位置に、電子デバイス32の表面(ケース蓋部材60の内面側底部に対向する面)と近接するように形成されている。
また、この不正防止リブ80は、図5〜7に示すように、上下の端部が蓋部材側壁部66の内側の両側部に取り付けらており、ケース蓋部材60の上下方向長さと略同一である。さらに、主制御基板31側の端部が電子デバイス32の形状(主制御基板31上に配設された状態において、後方側表面及びその両側面の形状)に対応するように凹部状に形成され、ケース蓋部材60をケース本体部材50に取り付けたときに、電子デバイス32(前記表面及びその側面)及び主制御基板31(電子デバイス32が配設されている面)近接(例えば、0〜2mm程度)して保持されるように形成されている。
そして、この不正防止リブ80は、ケース本体部材50及びケース蓋部材60と同様にABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりケース蓋部材60と一体的に成形される。そのため、電子デバイス32の前記表面に記載された表記部32aの表記内容(社名や製造番号等)が視認可能になっているとともに、万一、電子デバイス32が不正遊技者によって他の不正制御素子に着脱交換されている場合に、この不正事実を発見し得るようになっている。
ケース本体部材50の左端部には本体側仮止部55が形成されており、ケース蓋部材60の左端側には蓋側仮止部63が形成されている。ケース本体部材50にケース蓋部材60が取り付けられたとき、すなわち、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60が左方向にスライド移動して取り付けられたときに、これらの本体側仮止部55と蓋側仮止部63との位置は一致して係合し、ケース蓋部材60がケース本体部材50に対して右方向にスライド移動するのを規制する。なお、ケース本体部材50及びケース蓋部材60は、上述のように、樹脂材料で薄く形成されており容易に撓めることができる。そのため、蓋側仮止部63の左端側を本体側仮止部55から離すように撓めることにより本体側仮止部55と蓋側仮止部63との係合は解除され、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60を右方にスライド移動して、このケース蓋部材60をケース本体部材50から取り外すことができる。
このように、主制御基板31が収容される主基板ケース100を、互いに分離できるケース本体部材50とケース蓋部材60とに分けて構成することにより、主制御基板31をケース蓋部材60に取り付けるときは、このケース蓋部材60の開口部を上方に向けて作業机等に載置した状態で行うことができるので、取り付け作業が容易になり組み立ての作業効率が向上する。また、ケース蓋部材60をケース本体部材50に取り付けるときも、スライド移動だけで取り付けることができるので、この作業も容易である。さらに、このようにケース本体部材50にケース蓋部材60をスライド移動して取り付ける構成にすると、ケース本体部材50側に蓋部材取付溝54を形成し、ケース蓋部材60に係止突起部62を形成することで取り付け構造ができるため、主基板ケース100の構造を簡単にすることができる。
以上のように、主制御基板31は、主基板ケース100(ケース本体部材50及びケース蓋部材60)内に格納されているため、主制御基板31に対する不正行為を防止することができる。しかしながら、ケース本体部材50に対してケース蓋部材60が取り付けられた状態にあるときは、本体側仮止部55と蓋側仮止部63とが係合しているだけであり、ケース本体部材50からケース蓋部材60を取り外すことは容易である。そこで、閉止状態にあるケース蓋部材60をケース本体部材50に対してスライド移動できなくして不正操作を防止するために、主基板アッセンブリ30の主基板ケース100には不正開放防止機構70が設けられている。
不正開放防止機構70は、図4に示すように、ケース本体部材50の左端側に連結して一体に形成された4つの本体側係合部56と、ケース蓋部材60の左端側に切断可能な連結部65を介し連結して形成された4つの蓋側係合部64(ケース蓋部材60から蓋側係合部64を分離可能である)と、蓋側係合部64に挿入されて、ケース本体部材50にケース蓋部材60を固定保持する4つのストッパ部材71とから構成される。
ケース蓋部材60をケース本体部材50に対してスライド移動させて蓋側係合部64が本体側係合部56と対向して重なる状態にすると、蓋側係合部64に挿入されたストッパ部材71に設けられた係合爪と本体側係合部56の設けられた係合凹部とが係合して、本体側係合部56と蓋側係合部64とが係止保持され、ケース本体部材50に対するケース蓋部材60の右方向へのスライド移動が規制される。そのため、ケース本体部材50にケース蓋部材60が装着された状態、すなわち、係止状態が保持される。これにより、本体側係合部56と蓋側係合部64とをストッパ部材71を介して容易に連結させることができ、ケース本体部材50とケース蓋部材60とを閉止状態で容易に連結保持することができる。
このような不正開放機構70によりケース本体部材50とケース蓋部材60とが閉止状態で結合保持されれば、本体側係合部56と係合したストッパ部材71との係合を解除するのは非常に困難であり、主基板ケース100(主基板アッセンブリ30)を開くためには、連結部65を切断して蓋側係合部64をケース蓋部材60から切り離す必要がある。そのため、主基板ケース100の解放後は、連結部65の切断痕跡が明確に残るため、不正な開放を早期に発見できるとともに、不正行為を効果的に抑止できる。
しかしながら、ケース本体部材50とケース蓋部材60とが不正解放機構70により閉止状態で結合保持されている状態で、図7に示すように、ケース蓋部材60の外面側底部(例えば、点線Aの部分)をカッターや半田ごて等を用いて切断して、電子デバイス32を主制御基板31から取り外そうとした場合、ケース蓋部材60の外面側底部の他に不正防止リブ80(例えば、点線Bの部分)も一緒に切断しなければならず、不正防止リブ80を切断する分の余計な時間が必要になるので、このような不正行為を制止することができる。
また、万一、ケース蓋部材60の外面側底部及び不正防止リブ80を切断したとしても、不正防止リブ80と主制御基板31とが近接(例えば、0〜2mm)しているので、不正防止リブ80を切断する際にカッター及び半田ごて等によって主制御基板31を破損してしまう危険が伴い、その際に電子デバイス32を不正電子デバイスに交換しても主制御基板31が作動しないことになり、このような不正行為が意味をなさず効果的に抑止できる。
さらに、万一、前記底部の不正防止リブ80が取り付けられていない部分を切断して、もしくは連結部65が切断されない程度においてケース本体部材50とケース蓋部材60とを押し開けて、不正用器具を差し入れて電子デバイス32を不正着脱しようとした場合でも、不正防止リブ80の電子デバイス32の形状に対応するように形成された凹部(電子デバイス32を囲むように近接保持されている)により、電子デバイス32の主制御基板31からの着脱行為を制止できる、もしくは主制御基板31から電子デバイス32を取り外されたとしてもその位置から電子デバイス32を取り出す行為を制止することができる。
また、この不正防止リブ80は、ケース本体部材50及びケース蓋部材60と同様にABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりケース蓋部材60と一体的に成形されるため、電子デバイス32の表面に記載された表記部32aの表記内容(社名や製造番号等)が視認可能になっているとともに、万一、電子デバイス32が不正遊技者によって他の不正電子デバイスに着脱交換されている場合に、この不正事実を早期に発見することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、不正防止リブ80が電子デバイス32と対向する位置に近接して形成されるという要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、不正防止リブ80の取り付け方向は、ケース蓋部材60の左右方向に電子デバイス32の表面に近接するように形成しても良く、さらに、本実施形態では2つの不正防止リブ80を設けていたが、1つ以上の不正防止リブ80を設けることが好ましい。しかし、不正防止リブ80を多数設けるときは、電子デバイス32の表面に記載された表記部32aの表記内容の視認性が損なわれない程度に、不正防止リブ80の個数及び板厚で設けることが望ましい。また、本実施形態では、主制御基板31(電子デバイス32)において不正防止リブ80を用いたが、他の基板及び他の電子デバイスにおいても同様に不正防止リブ80を設けて、このような不正行為を制止することが好ましい。
本発明に係る遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機に設けられた遊技盤の背面図である。 上記遊技盤の背面図の斜視図である。 上記パチンコ機に設けられた主基板アッセンブリの分解斜視図である。 ケース蓋部材を示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は底面図である。 制御素子と不正防止リブの対応関係を示す一部破断斜視図である。 制御素子と不正防止リブの対応関係を示す図であって、(a)は主制御基板を収容する主基板ケースの要部拡大一部破断平面図であり、(b)は図7(a)のb−b線断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(遊技機) 31 主制御基板(制御基板)
32 電子デバイス 32a 表記部
50 ケース本体部材(本体部材) 60 ケース蓋部材(蓋部材)
80 不正防止リブ 100 主基板ケース(基板ケース)

Claims (3)

  1. 本体部材の開口部と蓋部材の開口部とを合わせるように係合させて、内部に遊技機の制御をなす電子デバイスを配設した制御基板を収容する基板ケースであって、
    前記蓋部材が、前記制御基板上に配設された前記電子デバイスと対向する位置に、前記蓋部材の内側に形成された板状の少なくとも一つの不正防止リブを有し、
    前記本体部材と前記蓋部材とが係合されて内部に前記制御基板を収容したときに、前記電子デバイスの前記蓋部材側の表面と前記不正防止リブの前記電子デバイス側の端部とが近接対向するように構成された基板ケース。
  2. 前記不正防止リブの前記電子デバイス側の端部が凹部状に形成され、前記電子デバイスの前記表面及びその両側面を囲んで前記凹部状の端部が近接対向するように構成された請求項1に記載の基板ケース。
  3. 前記不正防止リブの前記制御基板に対向した端部が前記制御基板に近接対向するように構成された請求項1もしくは請求項2に記載の基板ケース。
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