JP2001149612A - 遊技機の回路基板ケース - Google Patents
遊技機の回路基板ケースInfo
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Abstract
技機の回路基板に実装された回路素子の不正な交換を防
止すると同時に、透明な上蓋を介した表示物への目視に
より、回路基板に実装された回路素子の管理・監視をも
確保した遊技機の回路基板ケースを提供すること。 【解決手段】 上蓋13Aの裏側には、突片部材41〜
47が立設されている。各突片部材41〜47は、メイ
ン基板をシャーシ及び上蓋13Aで封止した際に、メイ
ン基板の回路素子と突き当たらないように立設されてい
る。また、各突片部材41〜47は、二点鎖線で示した
ように、メイン基板をシャーシ及び上蓋13Aで封止し
た際に、メイン基板に実装されたCPU31やROM3
3の上に位置することがない。また、突片部材41〜4
7の間や、各突片部材41〜47とメイン基板11との
間からは、CPU31やROM33が通過できない。
Description
を封止する遊技機の回路基板ケースに関する。
は、遊技内容をかき込んだROMがメイン基板に実装さ
れている。そして、そのメイン基板は回路基板ケースで
封止されており、これにより、ROMの不正な交換を防
止している。しかし、近年のいわゆる裏ロム問題など、
パチンコ機の不自然な稼働は未だ散見されていることか
ら、ROMの不正な交換は依然として行われているもの
と思われる。そこで、パチンコ機のメーカー側では、回
路基板ケースの封止構造に対し、種々の工夫を施してい
る。
記載された遊技機の制御箱では、ROM直上面に対応す
る表カバー体の位置に突出部を形成する工夫がなされて
いる。従って、表カバー体を変形させて作った隙間から
ROMを引き出そうとしても、かかる突出部にROMの
上面が当たり、ROMを制御基板から取り外すことが困
難となることから、ROMの不正な交換を防止すること
が可能となる。
ば、ROM直上面に対応する表カバー体の位置に、複数
の板状の突出部を形成した場合には、たとえ、表カバー
体と同じ透明の樹脂で形成したとしても、これらの板状
の突出部が障害となって、ROMの上面がはっきりと見
えないことがある。このような場合には、上述したよう
に、複数の板状の突出部にROMの上面が当たり、RO
Mを制御基板から取り外すことが困難となることによっ
て、ROMの不正な交換を防止することが可能となった
としても、その一方では、遊技機の制御箱の外部から、
ROMの上面の表示物(印刷マークや表示シールなど)
を目視で確認することができないので、ROMの管理・
監視に支障が生じることになる。
するためになされたものであり、上蓋の裏側に立設され
た突片部材により、遊技機の回路基板に実装された回路
素子の不正な交換を防止すると同時に、透明な上蓋を介
した表示物への目視により、回路基板に実装された回路
素子の管理・監視をも確保した遊技機の回路基板ケース
を提供することを目的とする。
に成された請求項1に係る回路基板ケースは、遊技機の
回路基板を本体と透明な上蓋とで封止することにより、
前記回路基板に実装された回路素子の不正な交換を防止
する遊技機の回路基板ケースであって、前記上蓋の裏側
に立設された複数の突片部材を備え、前記回路基板を前
記本体と前記上蓋とで封止した際に、所定の回路素子の
表示物上を除いた前記上蓋と前記回路基板との空間に前
記突片部材の各々が位置するとともに、前記所定の回路
素子の周辺に点在する前記突片部材のみが、前記上蓋と
前記回路基板との間を前記所定の回路素子が移動するこ
とに対し障壁となることを特徴とする。
請求項1に記載する遊技機の回路基板ケースであって、
前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止した際に、
前記所定の回路素子の周辺に点在する前記突片部材が、
前記所定の回路素子の周囲を取り囲むことを特徴とす
る。
請求項1又は請求項2に記載する遊技機の回路基板ケー
スであって、前記突片部材が棒状、板状又は櫛状である
ことを特徴とする。
遊技機の回路基板を本体と透明な上蓋で封止することに
より、前記回路基板に実装された回路素子の不正な交換
を防止する遊技機の回路基板ケースであって、前記上蓋
の裏側に一体的に立設されることによって中空を形成す
る突片部材を備え、前記回路基板を前記本体と前記上蓋
とで封止した際に、所定の回路素子が前記突片部材の中
空に存在するとともに、前記突片部材が、前記上蓋と前
記回路基板との間を前記所定の回路素子が移動すること
に対し障壁となることを特徴とする。
ースは、請求項4に記載する遊技機の回路基板ケースで
あって、前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止し
た際に、前記所定の回路素子のリード部が差し込まれた
ソケットの周囲を、前記突片部材が取り囲むことを特徴
とする。
ースは、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載す
る遊技機の回路基板ケースであって、前記回路基板が前
記遊技機の遊技内容を制御するメイン基板であることを
特徴とする。また、請求項7に係る遊技機の回路基板ケ
ースは、請求項6に記載する遊技機の回路基板ケースで
あって、前記回路素子がCPUであることを特徴とす
る。また、請求項8に係る遊技機の回路基板ケースは、
請求項6に記載する遊技機の回路基板ケースであって、
前記回路素子がROMであることを特徴とする。
ースは、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載す
る遊技機の回路基板ケースであって、前記遊技機がパチ
ンコ機であることを特徴とする。
回路基板ケースには、上蓋の裏側に複数の突片部材を立
設した場合と、上蓋の裏側に突片部材を一体的に立設し
た場合とがある。
合では、遊技機の回路基板を本体と上蓋とで封止した際
に、上蓋の裏側に立設された複数の突片部材の各々が、
上蓋と回路基板との空間に位置する。このとき、本体と
上蓋との間を押し広げて作った隙間から所定の回路素子
を引き出そうとしても、所定の回路素子の周辺に点在す
る突片部材が障壁となり、仮に、回路基板から所定の回
路素子を取り外せたとしても、本体と上蓋との間を押し
広げて作った隙間に向かって所定の回路素子を移動させ
ることはできないので、上蓋の裏側に立設された突片部
材により、遊技機の回路基板に実装された回路素子の不
正な交換を防止することができる。
材の形状には、棒状、板状、櫛状などがあり、それらの
形状は統一させてもよいし、混在させてもよい。
封止した際には、上蓋の裏側に立設された複数の突片部
材の各々は、所定の回路素子の表示物上を除いた上蓋と
回路基板との空間に位置し、所定の回路素子の表示物上
の空間には存在しない。従って、上蓋の裏側に立設され
た複数の突片部材の各々は、所定の回路素子の表示物の
目視に対する障害とならないので、透明な上蓋を介し
て、遊技機の回路基板ケースの外部から、所定の回路素
子の表示物を目視で確認することができる。
設した場合では、一体的に立設された突片部材によって
中空が形成されている。そして、遊技機の回路基板を本
体と上蓋とで封止した際には、その突片部材で形成され
た中空に所定の回路素子が存在している。従って、本体
と上蓋との間を押し広げて作った隙間から所定の回路素
子を引き出そうとしても、上蓋の裏側に一体的に立設さ
れた突片部材が障壁となり、仮に、回路基板から所定の
回路素子を取り外せたとしても、本体と上蓋との間を押
し広げて作った隙間に向かって所定の回路素子を移動さ
せることができないので、上蓋の裏側に立設された突片
部材により、遊技機の回路基板に実装された回路素子の
不正な交換を防止することができる。
封止した際には、その突片部材で形成された中空に所定
の回路素子が存在し、所定の回路素子の表示物上には、
透明な上蓋しか存在しない。従って、上蓋の裏側に一体
的に立設された突片部材は、所定の回路素子の表示物の
目視に対する障害とならないので、透明な上蓋を介し
て、遊技機の回路基板ケースの外部から、所定の回路素
子の表示物を目視で確認することができる。
いて、所定の回路素子の表示物には、製造番号などの印
刷マークや、遊技内容などが印刷された表示シールなど
がある。また、本発明の遊技機の回路基板ケースで封止
される回路基板には、遊技機の遊技内容を制御するメイ
ン基板などがある。そして、メイン基板を封止した場合
での、所定の回路素子としては、CPU、ROMなどが
ある。
スにおいて、上蓋の裏側に複数の突片部材を立設した場
合では、遊技機の回路基板を本体と上蓋とで封止した際
に、上蓋の裏側に立設された複数の突片部材の各々のう
ち、所定の回路素子の周辺に点在する突片部材が、上蓋
と回路基板との間を所定の回路素子が移動することに対
し障壁となるとともに、上蓋の裏側に立設された複数の
突片部材の各々は、所定の回路素子の表示物上を除いた
上蓋と回路基板との空間に位置することにより、所定の
回路素子の表示物の目視に対する障害とならないので、
上蓋の裏側に立設された突片部材により、遊技機の回路
基板に実装された回路素子の不正な交換を防止すると同
時に、透明な上蓋を介した表示物への目視により、回路
基板に実装された回路素子の管理・監視をも確保するこ
とが可能となる。
で封止した際に、所定の回路素子の周辺に点在する突片
部材が、所定の回路素子の周囲を取り囲んでいる場合に
は、上蓋と回路基板との間で所定の回路素子が移動でき
ないことを、遊技機の回路基板ケースの外部から一見し
て認識させることができるから、遊技機の回路基板に実
装された回路素子の不正な交換を未然に防止することに
貢献できる。
おいて、上蓋の裏側に突片部材を一体的に立設した場合
では、遊技機の回路基板を本体と上蓋とで封止した際
に、その突片部材で形成された中空に所定の回路素子が
存在するので、上蓋の裏側に一体的に立設された突片部
材は、上蓋と回路基板との間を所定の回路素子が移動す
ることに対し障壁となるとともに、所定の回路素子の表
示物の目視に対する障害とならないので、上蓋の裏側に
立設された突片部材により、遊技機の回路基板に実装さ
れた回路素子の不正な交換を防止すると同時に、透明な
上蓋を介した表示物への目視により、回路基板に実装さ
れた回路素子の管理・監視をも確保することが可能とな
る。
封止した際に、その突片部材で形成された中空に所定の
回路素子が存在することは、上蓋と回路基板との間で所
定の回路素子が移動できないことを、遊技機の回路基板
ケースの外部から一見して認識させることができるか
ら、遊技機の回路基板に実装された回路素子の不正な交
換を未然に防止することに貢献できる。
た際に、上蓋の裏側に一体的に立設された突片部材が、
所定の回路素子のリード部が差し込まれたソケットの周
囲を取り囲む場合には、その突片部材で形成された中空
にそのソケットまでが存在することによって、本体と上
蓋との間を押し広げて作った隙間から所定の回路素子の
リード部に異物を接触させることができなくなるから、
所定の回路素子のリード部に不正な電気的信号が入力さ
れることを防止できる。
が、パチンコ機で使用される場合には、いわゆる裏ロム
問題などの不正遊技対策として、上述した効果をより一
層発揮させることができる。
を参照にして説明する。図2は、本実施の形態の遊技機
の回路基板ケースを示した分解斜視図であり、パチンコ
機で使用されるものである。図2の遊技機の回路基板ケ
ース1では、回路基板であるメイン基板11が本体であ
るシャーシ12に固定されている。また、メイン基板1
1には、CPU31やROM33などの回路素子が実装
されている。特に、ROM33は、ソケット32を介し
てメイン基板11に実装されている。また、CPU31
やROM33の表面には、製品番号などの印刷マークが
表示され(図示せず)、さらに、ROM33の表面に
は、ROM33に記憶した遊技内容の題名などを印刷し
た表示シール34が貼付されている。また、シャーシ1
2には、8個の第1突片部14が突き出されて設けられ
ており、さらに、第1突片部14の各々には、第1取付
孔15が設けられている。
製された上蓋13によって覆われる。その上蓋13の上
面には、基板管理証を添付する領域2や複数の空気孔が
形成されている。また、上蓋13の側面には、8個の第
2突片部16が突き出されて設けてられている。
に、上蓋13がシャーシ12に対して定まった位置に置
かれた際において、第1突片部14の各々と接触した状
態になるものである。さらに、第2突片部16の各々に
は、第2取付孔17が設けられている。かかる第2取付
孔17は、図3に示すように、上蓋13がシャーシ12
に対して定まった位置に置かれた際において、第1突片
部14に設けられた第1取付孔15の各々に対し、直列
に連続して位置するものである。また、第2取付孔17
の各々には、図3に示すように、一方向にしか進まない
ねじ18が仮止めされてある。
には、図3に示すように、シャーシ12の第1突片部1
4との着接側(上蓋13の中側)のみから取り外す作業
ができるとともに、シャーシ12の第1突片部14との
反着接側(上蓋13の外側)のみから取り付ける作業が
できる着脱蓋19が備えられており、上蓋13の第2突
片部15の第2取付孔17に仮止めされたねじ18に対
する外部からの接触を阻止している。尚、図3は、図2
の矢視Qから見たものであって、第1突片部14、第2
突片部16、ねじ18、着脱蓋19については、断面で
示してある。また、図4に、図2の矢視Rから見たもの
であって、第1突片部14、第2突片部16、ねじ1
8、着脱蓋19については、断面で表したものを示す。
6、ねじ18、着脱蓋19について、図5を参照にして
詳しく説明する。図5は、第1突片部14、第2突片部
16、ねじ18、着脱蓋19を断面で表したものであっ
て、上下に間隔をあけて示したものである。上蓋13の
第2突片部16は、上蓋13がシャーシ12に対して定
まった位置に置かれた際において、シャーシ12の第1
突片部14と接触した状態になるものであるが(図3、
図4参照)、かかる状態は、上蓋13の第2突片部16
の下部の凹部に、シャーシ12の第1突片部14の凸部
が嵌合することによって実現される。
取付孔17の下側と、シャーシ12の第1突片部14の
第1取付孔15の上側とが当接することによって、上蓋
13の第2突片部16の第2取付孔17と、シャーシ1
2の第1突片部14の第1取付孔15とが互いに直列に
連続して位置することになるが(図3、図4参照)、こ
れらについても、上蓋13の第2突片部16の下部の凹
部に、シャーシ12の第1突片部14の凸部が嵌合する
ことによって実現される。
2突片部16の第2取付孔17のみに、ねじ18がねじ
込まれることによって行われる(図3、図4参照)。
が、上蓋13の第2突片部16の係止部21に係わり合
うことによって、上蓋13の第2突片部16に着脱蓋1
9が備えられる(図3、図4、図5参照)。これによ
り、着脱蓋19は、上蓋13の第2突片部16とシャー
シ12の第1突片部14との着接側(上蓋13の中側)
のみから取り外す作業が可能となり、さらに、上蓋13
の第2突片部16とシャーシ12の第1突片部14との
反着接側(上蓋13の外側)のみから取り付ける作業が
可能となる。尚、上蓋13の第2突片部16の内側に
は、上蓋13の第2突片部16に対して着脱蓋19を取
り外したり取り付けたりする際に着脱蓋19の一対の係
爪部20が摺動する案内溝24が、設けられている。
上蓋13で封止する手順について説明する。先ず、上蓋
13の第2突片部16に取り付けられた着脱蓋19を、
上蓋13の中側(上蓋13の第2突片部16とシャーシ
12の第1突片部14との着接側)から取り外して、上
蓋13の第2突片部16から着脱蓋19を取り出す。そ
れには、図6〜図9に示す作業を行う。先ず、図6に示
すように、上蓋13の中側(上蓋13の第2突片部16
とシャーシ12の第1突片部14との着接側)から、ピ
ンセット22で、着脱蓋19の一対の係爪部20をつま
む。
ト22でつまめば、図7に示すように、着脱蓋19の一
対の係爪部20と上蓋13の第2突片部16の係止部2
1との係合を解除することができるので、図8に示すよ
うに、上蓋13の第2突片部16の内部において、着脱
蓋19の一対の係爪部20を案内溝24に摺動させなが
ら上方向に移動させるとともに、着脱蓋19の一部を上
蓋13の第2突片部16から突き出させることができ
る。従って、最終的には、図9に示すように、着脱蓋1
9を、上蓋13の第2突片部16から取り出すことがで
きる。
定まった位置に置き、着脱蓋19が取り外された上蓋1
3の第2突片部16において、図10の右側のねじ18
のように、第2取付孔17に仮止めされたねじ18を、
かかる第2取付孔17に対し直列に連続して位置するシ
ャーシ12の第1突片部14の第1取付孔15までねじ
込む。これにより、上蓋13はシャーシ12に対して定
まった位置に固定されるので、メイン基板11をシャー
シ12及び上蓋13で封止することができる。
3の第2突片部16に対して、シャーシ12の第1突片
部14との反着接側(上蓋13の外側)から着脱蓋19
を取り付ける作業を行う。それには、着脱蓋19が取り
外された上蓋13の第2突片部16の内部において、着
脱蓋19の一対の係爪部20を案内溝24に摺動させな
がら下方向に移動させ、着脱蓋19の一対の係爪部20
を、上蓋13の第2突片部16の係止部21に係わり合
うことによって行う。
ャーシ12の第1突片部14は、互いに接触した状態で
固定されているので、上蓋13の第2突片部16に取り
付けられた着脱蓋19を、上蓋13の第2突片部16と
シャーシ12の第1突片部14との着接側(上蓋13の
中側)から取り外す作業が不可能となる。
5にねじ込まれたねじ18に対して、外部から接触する
ことができなくなり、第2取付孔17及び第1取付孔1
5からねじ18を取り外すことはできない。
止を確実にするため、8個の第1突片部14及び8個の
第2突片部16を、図2に示すように、対向する場所に
4個ずつ分けて設けている。さらに、図4や図10に示
すように、上蓋13をシャーシ12にねじ23で単に固
定する場所も多数設けている。
12及び上蓋13によって封止されることになるが、シ
ャーシ12と上蓋13との間を押し広げて作った隙間か
らROM33などの回路素子を交換しようとする不正行
為の防止を確実にするため、本実施の形態の遊技機の回
路基板ケース1では、上蓋13の裏側に突片部材を設け
ている。そして、上蓋13に突片部材を設けることによ
って、仮に、メイン基板11から所定の回路素子を取り
外せたとしても、シャーシ12と上蓋13との間を押し
広げて作った隙間に向かって、所定の回路素子を移動さ
せないようにしている。
は、例えば、図1に示す上蓋13Aがある。図1の上蓋
13Aでは、その裏側に、複数の板状の突片部材41〜
47が立設されている。尚、各突片部材41〜47が立
設された位置については、メイン基板11をシャーシ1
2及び上蓋13Aで封止した際に、メイン基板11に実
装された回路素子と突き当たらないように配慮されてい
る。
二点鎖線で示したように、メイン基板11をシャーシ1
2及び上蓋13Aで封止した際に、メイン基板11に実
装されたCPU31やROM33の上に位置することが
ないように設けられている。従って、メイン基板11を
シャーシ12及び上蓋13で封止した際には、CPU3
1やROM33の印刷マークや、ROM33に貼付され
た表示シール34を、図1の上蓋13Aの外側から目視
で確認することができる。尚、図1の上蓋13Aでは、
図面を簡明にするために、図2の上蓋13と同様にして
設けられている空気孔を省略している。
突片部材42との間隔、突片部材41と突片部材43と
の間隔、突片部材42と突片部材44との間隔、突片部
材43と突片部材44との間隔、突片部材44と突片部
材45との間隔、突片部材44と突片部材46との間
隔、突片部材45と突片部材47との間隔、突片部材4
6と突片部材47との間隔は、仮に、シャーシ12と上
蓋13との間を押し広げて作った隙間を介して、メイン
基板11からCPU31やROM33が取り外せたとし
ても、CPU31やROM33が通過できないように設
けられている。従って、それらの間隔は、CPU31や
ROM33が通過できないように設けられていればよ
く、全て統一させる必要はない。
1〜47の高さは、仮に、シャーシ12と上蓋13Aと
の間を押し広げて作った隙間を介して、メイン基板11
からCPU31やROM33が取り外せたとしても、メ
イン基板11との間からCPU31やROM33が通過
できないように設けられている。すなわち、各突片部材
41〜47の高さは、メイン基板11との間からCPU
31やROM33が通過できないように設けられていれ
ばよく、メイン基板11との間を全て統一させる必要は
ない。
板ケース1においては、シャーシ12と図1の上蓋13
Aを使用してメイン基板11を封止すれば、シャーシ1
2と図1の上蓋13Aとの間を押し広げて作った隙間か
らCPU31やROM33を引き出そうとしても、CP
U31やROM33の周辺に点在する突片部材41〜4
7が障壁となり、仮に、メイン基板11からCPU31
やROM33を取り外せたとしても、シャーシ12と図
1の上蓋13Aとの間を押し広げて作った隙間に向かっ
てCPU31やROM33を移動させることはできない
ので、図1の上蓋13Aの裏側に立設された突片部材4
1〜47により、パチンコ機のメイン基板11に実装さ
れたCPU31やROM33の不正な交換を防止するこ
とができる。
部材41〜47の補強のため、リブを設けてもよい。例
えば、突片部材42と突片部材43との間に補強が必要
な場合には、図12に示す上蓋12Bのように、突片部
材42と突片部材43との間に突片部材48をリブとし
て設ける。このとき、突片部材48は、図12の二点鎖
線で示したように、メイン基板11をシャーシ12及び
上蓋13Aで封止した際において、CPU31の印刷マ
ーク(図示せず)上や、ROM33の印刷マーク(図示
せず)や表示シール34上に、位置することがないよう
に設けられる。従って、メイン基板11をシャーシ12
及び図12の上蓋13Bで封止した際には、CPU31
やROM33の印刷マーク(図示せず)や、ROM33
に貼付された表示シール34を、図12の上蓋13Bの
外側から目視で確認することができる。尚、図12の上
蓋13Bでは、図面を簡明にするために、図2の上蓋1
3と同様にして設けられている空気孔を省略している。
は、その高さによっては、ソケット32からROM33
が引き抜かれることを防止することも可能である。しか
し、上述したように、シャーシ12と図2の上蓋13B
との間を押し広げて作った隙間からCPU31やROM
33を引き出そうとしても、CPU31やROM33の
周辺に点在する突片部材41〜47が障壁となるため、
突片部材48を高くする必要はない。むしろ、ROM3
3の印刷マーク(図示せず)や表示シール34を、上蓋
13Bの外側から目視で確認する観点からすれば、図1
3に示すように、突片部材48は、リブとしての補強目
的が達成される程度の高さで十分である。
部材41〜47は板状のものであったが、櫛状のもので
あってもよい。さらに、突片部材41〜47を、図14
の上蓋13Cのように、複数の棒状の突片部材49で立
設してもよい。但し、各突片部材49の間隔は、仮に、
シャーシ12と図14の上蓋13Cとの間を押し広げて
作った隙間を介して、メイン基板11からCPU31や
ROM33が取り外せたとしても、CPU31やROM
33が通過できないように設ける。もっとも、各突片部
材49の間隔は、CPU31やROM33が通過できな
いように設けられていればよく、全て統一させる必要は
ない。尚、図14の上蓋13Cでは、図面を簡明にする
ために、図2の上蓋13と同様にして設けられている空
気孔を省略している。
ャーシ12と図14の上蓋13Cとの間を押し広げて作
った隙間を介して、メイン基板11からCPU31やR
OM33が取り外せたとしても、メイン基板11との間
からCPU31やROM33が通過できないように設け
る。もっとも、各突片部材49の高さは、メイン基板1
1との間からCPU31やROM33が通過できないよ
うに設けられていればよく、メイン基板11との間を全
て統一させる必要はない。
しては、例えば、図15に示す上蓋13Dがある。図1
5の上蓋13Dでは、その裏側に、板状の突片部材50
が一体的に立設されている。尚、一体的に立設された突
片部材50の位置については、メイン基板11をシャー
シ12及び図15の上蓋13Dで封止した際に、メイン
基板11に実装された回路素子と突き当たらないように
配慮されている。
とにより、メイン基板11のソケット32が入る大きさ
の中空が形成されている。そして、メイン基板11をシ
ャーシ12及び図15の上蓋13Dで封止した際には、
図15の二点鎖線で示すように、メイン基板11のソケ
ット32及びそれに差し込まれたROM33が、突片部
材50の中空に位置する。従って、メイン基板11をシ
ャーシ12及び図15の上蓋13Dで封止した際には、
CPU31やROM33の印刷マーク(図示せず)や、
ROM33に貼付された表示シール34を、図15の上
蓋13Dの外側から目視で確認することができる。尚、
図15の上蓋13Dでは、図面を簡明にするために、図
2の上蓋13と同様にして設けられている空気孔を省略
している。
1をシャーシ12及び図15の上蓋13Dで封止した際
には、メイン基板11のソケット32及びそれに差し込
まれたROM33の周囲は、一体的に立設された突片部
材50で取り囲まれる。また、一体的に立設された突片
部材50の高さは、メイン基板11のソケット32の側
面にまで達している。
ケース1においては、シャーシ12と図15の上蓋13
Dを使用してメイン基板11を封止すれば、シャーシ1
2と図15の上蓋13Dとの間を押し広げて作った隙間
からROM33を引き出そうとしても、ROM33を取
り囲んだ突片部材50が障壁となり、仮に、メイン基板
11からROM33を取り外せたとしても、シャーシ1
2と図15の上蓋13Dとの間を押し広げて作った隙間
に向かってROM33を移動させることはできないの
で、図15の上蓋13Dの裏側に一体的に立設された突
片部材50により、パチンコ機のメイン基板11に実装
されたROM33の不正な交換を防止することができ
る。
との間を押し広げて作った隙間からROM33のリード
部(図示せず)に異物を接触させることができなくなる
から、ROM33のリード部(図示せず)に不正な電気
的信号が入力されることを防止できる。
ンコ機のメイン基板11に実装されたCPU31の不正
な交換を防止することができない。そこで、図15の上
蓋13Dの突片部材50を図17の上蓋13Eのような
突片部材51に改良すれば、パチンコ機のメイン基板1
1に実装されたCPU31の不正な交換をも防止するこ
とが可能となる。
の遊技機の回路基板ケース1には、複数の突片部材41
〜47を裏側に立設した上蓋13A、13B(図1、1
2参照)と、複数の突片部材49を裏側に立設した上蓋
13C(図14参照)と、突片部材50を一体的に裏側
に立設した上蓋13D(図15参照)と、突片部材51
を一体的に裏側に立設した上蓋13E(図17参照)が
ある。
た上蓋13A、13B(図1、12参照)と、複数の突
片部材49を裏側に立設した上蓋13C(図14参照)
との場合では、パチンコ機のメイン基板11をシャーシ
12と上蓋13A、13B、13Cのいずれかで封止し
た際に、上蓋13A、13B、13Cの裏側に立設され
た複数の突片部材41〜49の各々が、上蓋13A、1
3B、13Cとメイン基板11との空間に位置する(図
11、図13参照)。
3B、13Cとの間を押し広げて作った隙間からCPU
31やROM33を引き出そうとしても、CPU31や
ROM33の周辺に点在する突片部材41〜49が障壁
となり、仮に、メイン基板11からCPU31やROM
33を取り外せたとしても、シャーシ12と上蓋13
A、13B、13Cとの間を押し広げて作った隙間に向
かってCPU31やROM33を移動させることはでき
ないので、上蓋13A、13B、13Cの裏側に立設さ
れた突片部材41〜49により、パチンコ機のメイン基
板11に実装されたCPU31やROM33の不正な交
換を防止することができる。
ーシ12と上蓋13A、13B、13Cのいずれかで封
止した際には、上蓋13A、13B、13Cの裏側に立
設された複数の突片部材41〜49の各々は、CPU3
1やROM33の印刷マーク(図示せず)上と、ROM
33に貼付された表示シール34上とを除いた、上蓋1
3A、13B、13Cとメイン基板11との空間に位置
し、CPU31やROM33の印刷マーク(図示せず)
上と、ROM33に貼付された表示シール34上との空
間には存在しない(図1、図12、図14参照)。従っ
て、上蓋13A、13B、13Cの裏側に立設された複
数の突片部材41〜49の各々は、CPU31やROM
33の印刷マーク(図示せず)や、ROM33に貼付さ
れた表示シール34の目視に対する障害とならないの
で、透明な上蓋13A、13B、13Cを介して、遊技
機の回路基板ケース1の外部から、CPU31やROM
33の印刷マーク(図示せず)や、ROM33に貼付さ
れた表示シール34を目視で確認することができる。
した上蓋13D(図15参照)と、突片部材51を一体
的に裏側に立設した上蓋13E(図17参照)の場合で
は、一体的に立設された突片部材50、51によって中
空が形成されている。そして、パチンコ機のメイン基板
11をシャーシ12と上蓋13D、13Eのいずれかで
封止した際には、その突片部材50、51で形成された
中空にROM33又はCPU31が存在している(図1
5、図16、図17参照)。従って、シャーシ12と上
蓋13D、13Eとの間を押し広げて作った隙間からR
OM33又はCPU31を引き出そうとしても、上蓋1
3D、13Eの裏側に一体的に立設された突片部材5
0、51が障壁となり、仮に、メイン基板11からRO
M33又はCPU31を取り外せたとしても、シャーシ
12と上蓋13D、13Eとの間を押し広げて作った隙
間に向かってROM33又はCPU31を移動させるこ
とができないので、上蓋13D、13Eの裏側に立設さ
れた突片部材50、51により、パチンコ機のメイン基
板11に実装されたROM33又はCPU31の不正な
交換を防止することができる。
ーシ12と上蓋13D、13Eのいずれかで封止した際
には、その突片部材50、51で形成された中空にRO
M33又はCPU31が存在し、CPU31やROM3
3の印刷マーク(図示せず)上と、ROM33に貼付さ
れた表示シール34上には、透明な上蓋13D、13E
しか存在しない(図15、図17参照)。従って、上蓋
13D、13Eの裏側に一体的に立設された突片部材5
0、51は、CPU31やROM33の印刷マーク(図
示せず)や、ROM33に貼付された表示シール34の
目視に対する障害とならないので、透明な上蓋13D、
13Eを介して、遊技機の回路基板ケース1の外部か
ら、CPU31やROM33の印刷マーク(図示せず)
や、ROM33に貼付された表示シール34を目視で確
認することができる。
板ケース1において、複数の突片部材41〜47を裏側
に立設した上蓋13A、13Bと、複数の突片部材49
を裏側に立設した上蓋13Cとの場合では、パチンコ機
のメイン基板11をシャーシ12と上蓋13A、13
B、13Cのいずれかで封止した際に、上蓋13A、1
3B、13Cの裏側に立設された複数の突片部材41〜
49の各々のうち、CPU31やROM33の周辺に点
在する突片部材41〜47、49が、上蓋13A、13
B、13Cとメイン基板11との間をCPU31やRO
M33が移動することに対し障壁となるとともに、上蓋
13A、13B、13Cの裏側に立設された複数の突片
部材41〜49の各々は、CPU31やROM33の印
刷マーク(図示せず)上と、ROM33に貼付された表
示シール34上を除いた、上蓋13A、13B、13C
とメイン基板11との空間に位置することにより、CP
U31やROM33の印刷マーク(図示せず)や、RO
M33に貼付された表示シール34の目視に対する障害
とならないので、上蓋13A、13B、13Cの裏側に
立設された突片部材41〜49により、パチンコ機のメ
イン基板11に実装されたCPU31やROM33の不
正な交換を防止すると同時に、透明な上蓋13A、13
B、13Cを介した、CPU31やROM33の印刷マ
ーク(図示せず)や、ROM33に貼付された表示シー
ル34への目視により、メイン基板11に実装されたC
PU31やROM33の管理・監視をも確保することが
可能となる。
イン基板11をシャーシ12と上蓋13A、13B、1
3Cのいずれかで封止した際に、CPU31やROM3
3の周辺に点在する突片部材41〜47、49が、CP
U31やROM33の周囲を取り囲むように配置されて
いれば、上蓋13A、13B、13Cとメイン基板11
との間でCPU31やROM33が移動できないこと
を、遊技機の回路基板ケース1の外部から一見して認識
させることができるから、パチンコ機のメイン基板11
に実装されたCPU31やROM33の不正な交換を未
然に防止することに貢献できる。
において、突片部材50を一体的に裏側に立設した上蓋
13Dと、突片部材51を一体的に裏側に立設した上蓋
13Eの場合では、パチンコ機のメイン基板11をシャ
ーシ12と上蓋13D、13Eのいずれかで封止した際
は、その突片部材50、51で形成された中空にROM
33又はCPU31が存在するので、上蓋13D、13
Eの裏側に一体的に立設された突片部材50、51は、
上蓋13D、13Eとメイン基板11との間をROM3
3又はCPU31が移動することに対し障壁となるとと
もに、CPU31やROM33の印刷マーク(図示せ
ず)や、ROM33に貼付された表示シール34の目視
に対する障害とならないので、上蓋13D、13Eの裏
側に立設された突片部材50、51により、パチンコ機
のメイン基板11に実装されたROM33又はCPU3
1の不正な交換を防止すると同時に、透明な上蓋13
D、13Eを介した、CPU31やROM33の印刷マ
ーク(図示せず)と、ROM33に貼付された表示シー
ル34への目視により、回路基板11に実装されたRO
M33又はCPU31の管理・監視をも確保することが
可能となる。
ーシ12と上蓋13D、13Eのいずれかで封止した際
に、その突片部材50、51で形成された中空にROM
33又はCPU31が存在することは、上蓋13D、1
3Eとメイン基板11との間でROM33又はCPU3
1が移動できないことを、遊技機の回路基板ケース1の
外部から一見して認識させることができるから、遊技機
のメイン基板11に実装されたROM33又はCPU3
1の不正な交換を未然に防止することに貢献できる。
ャーシ12と上蓋13D、13Eのいずれかで封止した
際に、上蓋13D、13Eの裏側に一体的に立設された
突片部材50、51が、ROM33のリード部が差し込
まれたソケット32の周囲を取り囲んでおり(図16参
照)、その突片部材50、51で形成された中空にその
ソケット32までが存在することによって、シャーシ1
2と上蓋13D、13Eとの間を押し広げて作った隙間
からROM33のリード部に異物を接触させることがで
きなくなるから、ROM33のリード部に不正な電気的
信号が入力されることを防止できる。
ース1は、パチンコ機で使用されているので、いわゆる
裏ロム問題などの不正遊技対策として、上述した効果を
より一層発揮させることができる。
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上蓋13A、13B、13C、1
3D、13Eのいずれかに設けられる突片部材41〜5
1は、上蓋13A、13B、13C、13D、13Eと
同じ透明の樹脂で作製されているが、透明性のないもの
で製作しても、CPU31やROM33の印刷マーク
(図示せず)や、ROM33に貼付された表示シール3
4への目視に対して悪影響を及ぼすことはない。
片部材41〜48や、上蓋13Cに設けられた各突片部
材49においては、それらの形状は全て統一されている
が、混在させても、上述した効果を得ることは可能であ
る。
れた突片部材51は、ソケット32に差し込まれたRO
M33のリード部に不正な電気的信号が入力されること
を防止するものであるが、CPU31をソケットに差し
込むことによって、メイン基板11に実装させるように
すれば、その突片部材51で形成された中空にそのソケ
ットまでが存在することによって、CPU31のリード
部に不正な電気的信号が入力されることを防止すること
も可能となる。
ース1では、パチンコ機のメイン基板11に実装された
ROM33又はCPU31の不正な交換を防止すると同
時に、CPU31やROM33の印刷マーク(図示せ
ず)や、ROM33に貼付された表示シール34への目
視により、回路基板11に実装されたROM33又はC
PU31の管理・監視をも確保するものであるが、CP
U31やROM33以外の回路素子や、メイン基板11
以外の回路基板を、その対象としてもよい。また、本実
施の形態の遊技機の回路基板ケース1は、パチンコ機で
使用されているが、その他の遊技機において使用しても
よい。
て、上蓋の裏側に複数の突片部材を立設した場合では、
遊技機の回路基板を本体と上蓋とで封止した際に、上蓋
の裏側に立設された複数の突片部材の各々のうち、所定
の回路素子の周辺に点在する突片部材が、上蓋と回路基
板との間を所定の回路素子が移動することに対し障壁と
なるとともに、上蓋の裏側に立設された複数の突片部材
の各々は、所定の回路素子の表示物上を除いた上蓋と回
路基板との空間に位置することにより、所定の回路素子
の表示物の目視に対する障害とならないので、上蓋の裏
側に立設された突片部材により、遊技機の回路基板に実
装された回路素子の不正な交換を防止すると同時に、透
明な上蓋を介した表示物への目視により、回路基板に実
装された回路素子の管理・監視をも確保することが可能
となる。
で封止した際に、所定の回路素子の周辺に点在する突片
部材が、所定の回路素子の周囲を取り囲んでいる場合に
は、上蓋と回路基板との間で所定の回路素子が移動でき
ないことを、遊技機の回路基板ケースの外部から一見し
て認識させることができるから、遊技機の回路基板に実
装された回路素子の不正な交換を未然に防止することに
貢献できる。
おいて、上蓋の裏側に突片部材を一体的に立設した場合
では、遊技機の回路基板を本体と上蓋とで封止した際
に、その突片部材で形成された中空に所定の回路素子が
存在するので、上蓋の裏側に一体的に立設された突片部
材は、上蓋と回路基板との間を所定の回路素子が移動す
ることに対し障壁となるとともに、所定の回路素子の表
示物の目視に対する障害とならないので、上蓋の裏側に
立設された突片部材により、遊技機の回路基板に実装さ
れた回路素子の不正な交換を防止すると同時に、透明な
上蓋を介した表示物への目視により、回路基板に実装さ
れた回路素子の管理・監視をも確保することが可能とな
る。
封止した際に、その突片部材で形成された中空に所定の
回路素子が存在することは、上蓋と回路基板との間で所
定の回路素子が移動できないことを、遊技機の回路基板
ケースの外部から一見して認識させることができるか
ら、遊技機の回路基板に実装された回路素子の不正な交
換を未然に防止することに貢献できる。
た際に、上蓋の裏側に一体的に立設された突片部材が、
所定の回路素子のリード部が差し込まれたソケットの周
囲を取り囲む場合には、その突片部材で形成された中空
にそのソケットまでが存在することによって、本体と上
蓋との間を押し広げて作った隙間から所定の回路素子の
リード部に異物を接触させることができなくなるから、
所定の回路素子のリード部に不正な電気的信号が入力さ
れることを防止できる。
が、パチンコ機で使用される場合には、いわゆる裏ロム
問題などの不正遊技対策として、上述した効果をより一
層発揮させることができる。
正面図である。
ある。
部、第2突片部、ねじ、着脱蓋については、断面で示し
たものである。
部、第2突片部、ねじ、着脱蓋については、断面で示し
たものである。
で表した図であって、上下に間隔をあけて示したもので
ある。
上蓋の中側(上蓋の第2突片部とシャーシの第1突片部
との着接側)から取り外す際の第1段階を示した図であ
る。
上蓋の中側(上蓋の第2突片部とシャーシの第1突片部
との着接側)から取り外す際の第2段階を示した図であ
る。
上蓋の中側(上蓋の第2突片部とシャーシの第1突片部
との着接側)から取り外す際の第3段階を示した図であ
る。
上蓋の中側(上蓋の第2突片部とシャーシの第1突片部
との着接側)から取り外す際の最終段階を示した図であ
る。
蓋で封止した際における一例を示した断面図である。
図である。
た正面図である。
す図である。
た正面図である。
た正面図である。
す図である。
た正面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 遊技機の回路基板を本体と透明な上蓋と
で封止することにより、前記回路基板に実装された回路
素子の不正な交換を防止する遊技機の回路基板ケースに
おいて、 前記上蓋の裏側に立設された複数の突片部材を備え、 前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止した際に、
所定の回路素子の表示物上を除いた前記上蓋と前記回路
基板との空間に前記突片部材の各々が位置するととも
に、前記所定の回路素子の周辺に点在する前記突片部材
のみが、前記上蓋と前記回路基板との間を前記所定の回
路素子が移動することに対し障壁となることを特徴とす
る遊技機の回路基板ケース。 - 【請求項2】 請求項1に記載する遊技機の回路基板ケ
ースにおいて、 前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止した際に、
前記所定の回路素子の周辺に点在する前記突片部材が、
前記所定の回路素子の周囲を取り囲むことを特徴とする
遊技機の回路基板ケース。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する遊技機
の回路基板ケースにおいて、 前記突片部材が棒状、板状又は櫛状であることを特徴と
する遊技機の回路基板ケース。 - 【請求項4】 遊技機の回路基板を本体と透明な上蓋で
封止することにより、前記回路基板に実装された回路素
子の不正な交換を防止する遊技機の回路基板ケースにお
いて、 前記上蓋の裏側に一体的に立設されることによって中空
を形成する突片部材を備え、 前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止した際に、
所定の回路素子が前記突片部材の中空に存在するととも
に、前記突片部材が、前記上蓋と前記回路基板との間を
前記所定の回路素子が移動することに対し障壁となるこ
とを特徴とする遊技機の回路基板ケース。 - 【請求項5】 請求項4に記載する遊技機の回路基板ケ
ースにおいて、 前記回路基板を前記本体と前記上蓋とで封止した際に、
前記所定の回路素子のリード部が差し込まれたソケット
の周囲を、前記突片部材が取り囲むことを特徴とする遊
技機の回路基板ケース。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに
記載する遊技機の回路基板ケースにおいて、 前記回路基板が前記遊技機の遊技内容を制御するメイン
基板であることを特徴とする遊技機の回路基板ケース。 - 【請求項7】 請求項6に記載する遊技機の回路基板ケ
ースにおいて、 前記回路素子がCPUであることを特徴とする遊技機の
回路基板ケース。 - 【請求項8】 請求項6に記載する遊技機の回路基板ケ
ースにおいて、 前記回路素子がROMであることを特徴とする遊技機の
回路基板ケース。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1つに
記載する遊技機の回路基板ケースにおいて、 前記遊技機がパチンコ機であることを特徴とする遊技機
の回路基板ケース。
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JP2001149612A5 JP2001149612A5 (ja) | 2005-10-27 |
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