JP4359351B2 - 遊技機における基板収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンなどの遊技機に取り付けられ、その遊技動作を制御するための基板収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の遊技機には所定個所にその遊技動作を制御する回路基板を内装した基板収納ケースが取り付けられる。該基板収納ケースは、遊技機に取り付けられる台板と、該台板の前面に固着されマイクロコンピュータのCPU,ROM等の電子部品が多数装備される回路基板と、前記台板とほぼ同じ大きさからなり、回路基板を覆うようにして台板に取り付けられる箱状のカバー体とからなり、これらを重ね合せ、更にカバー体に螺子を挿通して締め付けることにより一体に組み付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近時パチンコホールにおいて回路基板のROMを勝手に改造してゲームに賭博性を持たせるといった不正行為が頻発しており、これを防止するために、前記台板とカバー体間に跨がるようにして破損し易い封印紙を貼着し、該封印紙が破損していた場合には不正なROM交換が行なわれたとみなしていた。ところが、前記封印紙を巧妙に剥がし内部のROMを交換した後、再度封印紙を元通りに貼り付けておくといった巧妙な不正行為が行なわれ、封印紙を一見しただけでは前記不正が行なわれたか否かが分らないという課題が生じている。
【0004】
そこで、このような不正行為ができないようにするめに、例えば特開平6−269539号公報に開示される基板収納ケースが有る。該基板収納ケースは、箱体と該箱体を覆うカバー体とからなり、箱体の内側壁とカバー体とを外部から解除することができない係止垂下片と係止突起とからなる係止手段で係止するようにしている。これによれば、基板収納ケースの開封は係止垂下片を切断する以外に方法がなく、係止垂下片が切断されていれば不正な処理がなされたことが直ちに分かるようになっている。ただ、一旦係止垂下片を切断した基板収納ケースは、再利用することができないという難点が有る。
【0005】
これに対し、回路基板を収納して密封した基板収納ケースは、ROM内容の対比照会検査のため、例えば基板収納ケースを取り付けた遊技機の製造メーカー、更にパチンコホールでの遊技機の設置時などの検査や故障の際には何れも開封する必要があり、このため基板収納ケースに複数回の開封及び密封が可能な構造形態が求められている。
【0006】
本発明は上記した課題並びに要望に鑑みてなされたもので、内部に収納された回路基板のROMを交換して勝手に改造するといったことができず、しかも、検査や修理による開封後において、複数回の開封及び密封ができ、基盤収納ケースの再利用を可能とし、更に収納ケース自体も構造が簡単で製作が容易な遊技機における基板収納ケースを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明に係る遊技機における基盤収納ケースは、遊技機の所定個所に取り付けられる台板と、該台板の前面に固着され遊技機の遊技状態を制御する回路基板と、前記回路基板を覆うようにして台板に取り付けられる上面が透明な箱状のカバー体とからなる基板収納ケースにおいて、前記台板とカバー体とは互いの下端縁を係合させて、該台板の上側の支持片とカバー体の上側壁を重ね合わせて取り付け、前記台板の支持片と前記カバー体の上側壁に互いに重合貫通する方形の小窓を開設し、方形の取付板の中央部から柱部を一体に突設すると共に、該柱部の頭部部辺から一体に突設されて前記柱部を挟んで八の字状に裾開きする2枚の対称する係止片部を設けて形成した係合部材を、前記小窓に該係合部材が無用に引き抜き不可能に装着してなる。また、前記台板の支持片の内側に前記小窓を囲み且つ該係合部材を収める囲い枠を設けて、係合部材が無用に引き抜き不可能にして形成される。
【0008】
なお、前記係合部材は方形の取付板の中央部から板状の柱部を一体に突設すると共に、該柱部の頭部部辺から一体に突設させて前記柱部を挟んで八の字状に対称して裾開きする2枚の板状の係止片部を設けて形成し、一方の係止片部を他方の係止片部より細幅にすると共に、前記柱部を前記一方の係止片部より更に細幅にして形成してなるのが好ましい。
【0009】
また、前記係合部材は一方の係止片部の一方若しくは両側の辺に少なくとも一個の切欠部を設け、前記柱部の一方若しくは他方の辺の前記係止片部の切欠部に対応する個所に少なくとも一個の切欠部を設けてなるのが好ましい。また、前記柱部の切欠部は係止片部の切欠部より大きく形成するのが好ましい。
【0010】
更に、前記カバー体の内側には小窓を囲んで前記係合部材が収められる囲い枠を設け、該囲い枠は前記係合部材の外郭形状に対応した形状の小室を形成してなるのが好ましい。
【0011】
更に又、前記カバー体の内側には小窓を囲んで前記係合部材が収められる囲い枠を設け、該囲い枠の下端壁に透孔を貫通穿設し、前記係合部材の頭部が前記透孔から囲い枠の外部に突出されて挿着してなるのが好ましい。
【0012】
なお更に、前記係合部材は、細幅になる係止片部又は切欠部を設けた一方の係止片部を前面側にして小窓に装着するのが好ましい。そして、台板の支持片及びカバー体の上側壁に設けた小窓は方形又は多角の角形に形成し、該小窓に装着された係合部材が回動することなく、一方の係止片部が前面側に固定維持できるようにするのが好ましい。
【0013】
前記予備の係合部材は、カバー体の外周側面に切り離し容易に複数設けるのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機における基板収納ケースの実施の形態を図面と共に説明する。なお、遊技機にはパチンコ遊技機,スロットマシン等が有るが、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図、図2は本発明が適用される基盤収納ケースがパチンコ遊技機の裏面に設置されて示す要部拡大斜視図である。図中、1は機枠であり、該機枠1に装着される前面枠2の裏面に遊技盤取付枠3が固着され、該遊技盤取付枠3に遊技盤4が装着されている。 そして、遊技盤取付枠3の一側には遊技盤4の裏面全体を覆う合成樹脂製の機構板5が開閉自在に装着されている。
【0015】
前記機構板5の裏面にはその上部にパチンコ球を貯留する球タンク6,該球タンク6から流下するパチンコ球を整列流下させるタンクレール7,またその一側部に該タンクレール7から流下するパチンコ球の球圧を弱めるカーブ樋8,該カーブ樋8からパチンコ球を受け入れる球払出装置9,該球払出装置9から払い出された所定個数のパチンコ球を誘導する球排出樋10等がそれぞれ配設されている。
【0016】
また、前記機構板5のほぼ中央に窓口11が開設され、該窓口11に臨んで前記遊技盤4の裏面と対応する機構板5の前側に入賞球集合カバー12が設けられ、該入賞球集合カバー12の裏面に本発明に係わる基板収納ケース13が装着されている。なお、14は遊技盤4面に装着された可変表示装置(図示せず)の後方部分を覆い保護する保護カバーである。また、前記基板収納ケース13は入賞球集合カバー12の裏面に限らず、例えば前面枠2の裏面下部など他の個所に装着しても良い。
【0017】
前記基板収納ケース13は、図3及び図4に示すように前記入賞球集合カバー12の裏面にビス15により取付けられる台板16と、該台板16の前面に固着されパチンコ遊技機の遊技状態を制御する回路基板17と、前記台板16とほぼ同じ大きさからなり回路基板17を覆うようにして台板16に取付けられるカバー体18とからなる。
【0018】
前記台板16は回路基板17に合致する縦長長方形の金属板16aからなり、左右両側端縁に表側へ直角に折れ曲る折り曲げ片部19,19を有する。該金属板16aの四隅角部にはねじ孔20を穿設した突起21,21…が設けられている。そして、金属板16aの上側端縁に表側へ直角に折れ曲る支持片22が一体に設けられ、下側端縁の略中央部には該下側端縁に沿って所定幅で且つ所定長さの凹欠部23が設けられている。また、前記金属板16aの外周縁には適宜位置に取付片部24,24…が延設され、該各取付片部24,24…に前記入賞球集合カバー12の裏面に取付けるためのビス15,15…が挿通される透孔25,25…が貫設されている。
【0019】
前記回路基板17は周知のように縦長長方形をなすプリント配線基板よりなり、その上面にROM26,CPU27及びその他各種の電子部品28が関連付けられて配置されている。29,29…は回路基板17の一側に複数列設された入出力用コネクターである。また、回路基板17の四隅角部には前記台板16の各突起21,21…のねじ孔20と連通する止着孔30,30…が貫設され、該各止着孔30,30…にビス31を挿通して各ねじ孔20,20…に螺締することにより回路基板17を台板16に固着される。
【0020】
なお、前記ROM26,CPU27及びその他の電子部品28は回路基板17の止着孔30で囲まれる領域内に設置し、前記入出力用コネクター29を止着孔30より外側領域に設置される。
【0021】
前記カバー体18は、台板16の金属板16aにほぼ対応した大きさからなり、裏面が開放し前記回路基板17の入出力用コネクター28,28…側を残した全面を覆う箱形状を成すと共に下側壁18aの下縁には、前記台板16の下縁の凹欠部23に嵌め込める掛止片32が内方へ曲折形成されている。また、カバー体18の前面は周囲に所定幅の枠部33を残した開放面34とし、該開放面34に透明な合成樹脂からなる透明板35が被覆設置される。該カバー体18は前記枠部33の全体に所定間隔を置いて複数の小孔36が穿設され、前記透明板35の裏面の周囲に複数の突子37を突設し、そして該突子37を前記カバー体18の枠部33に設けた小孔36に圧入することにより透明板35を被覆設置する。
【0022】
本発明において、前記台板16の支持片22には、前記回路基板17を組立てた状態で、該回路基板17より前側となる位置に方形の小窓38を貫通穿設すると共に、前記カバー体18の上側壁18bに前記台板16の小窓38と重合貫通する小窓39を貫通穿設して、前記台板16にカバー体18を取り付けた状態で、係合部材40を小窓39から小窓38へ挿入して装着する。該係合部材40は、該カバー体18が自然に外れないようにする係止機能と同時に、カバー体18が無用に開封されることのないようにする解除不能となし得る封印機能を併せ備えた係合手段である。
【0023】
前記係合部材40は、図5及び図6に示すように、合成樹脂材により方形になる取付板部41の中心から板状になる柱部42を一体に起立突設すると共に、該柱部42の上方に頭部43を残した位置から板状になる二枚の係止片部44a,44bを一体に突設設置して形成される。前記柱部42は上端より下端が広い台形に形成されて、取付板部41の互いに対称する二辺間の中心線に沿って設置され、前記二枚の係止片部44a,44bは、前記柱部42と同形の上端より下端が広い台形に形成されて、該係止片部44a,44bと柱部42の互いの面同士を向き会わせると共に、これら二枚の係止片部44a,44bが柱部42を挟んで互いに向き合って八の字状に裾開きするように対称して突設設置される。また、前記取付板部40は小窓38,39より大きい外郭形状に形成されて前記柱部42と平行する凸条45a,45bが突設設置される。該凸条45a,45bは、外側及び両端側で小窓38,39の周縁に嵌合して、取付板部41の外周縁部が小窓39の外周壁面に止着させるように設置される。そして、該係合部材40は、一対の係止片部44a,44bを小窓38,39を介して挿入すると一対の係止片部44a,44bの裾端が台板16の支持片22の内側面に係止して抜け脱不能な状態になると同時に、凸条45a,45bが小窓38,39に嵌合することによりガタツクことなくしっかりと装着させることができ、カバー体18の係止機能と封印機能を果たす。
【0024】
また、前記係合部材40は、図7に示すように、柱部42の幅aを一対の係止片部44aの幅b及び係止片部44bの幅cより狭い細幅にすると共に、一方の係止片部44aの幅bを他方の係止片部44bの幅cより狭い幅で、且つ柱部42の幅aより広い幅に形成し、細幅の係止片部44aを表側にして小窓38,39に装着することにより、カバー体18の透明板35を介して裏側となる他方の係止板部44bの破損の有無を容易に視認できるようにするのが好ましい。このとき小窓38,39は、図8に示すように上部を係止片部44aの幅bと等しくし、下部を係止片部44bの幅cと等しくした凸型にすることで係合部材40の挿入方向が決まるようにするのが好ましい。
【0025】
更に、前記係合部材40は、図9及び図10に示すように、表側となる一方の係止片部44aの一方又は両方の縁部に切欠部46,46を穿設すると共に、柱部42の一方又は両方の縁部の前記切欠部46,46と重合する個所に係止片部44aの切欠部46より梢々大きめの切欠部47,47を設けるのが好ましい。この場合、柱部42は切欠部47に代えて係止片部44a,44bより狭い細幅にすることにより、カバー体18の透明板35を介して裏側となる他方の係止板部44bの破損の有無を容易に視認できるようにするのが好ましい。なお、柱部42を細幅にするか、若しくは切欠部47を設けるかは、任意に選択して形成することができること勿論である。
【0026】
また更に、前記台板16は、図11及び12に示すように、台板16の支持片22の内側に、小窓38を囲むコ字状の囲み枠48を設置し、回路基板17を設置した状態において、該回路基板17と囲み枠48とで5面が囲まれ、且つ前面側を開放する小室49を形成する。そして、係合部材40は、細幅又は切欠部46を有する一方の係止片部44aを表側にして挿入することにより、一対の係止片部44a,44bが囲み枠48の小室49に隙間なく収められて、一対の係止片部44a,44bの各裾縁を支持片22の内側壁面に係止する。この状態で、一対の係止片部44a,44bは、外部から両者を摘んで両者の間隔を狭めて、一対の係止片部44a,44bの裾縁を支持片22の係合から解除することは不可能となる。それ故に、係合部材40を破壊しない限り封印を解除することができないようになっている。
【0027】
図13に示すように、前記囲み枠48は下端壁48aに透孔48bを穿設して、係合部材40の頭部43を外部に突出させて設置させるように形成したもであり、この囲み枠48によれば、係合部材40は取付板部41の凸条45a,45bが小窓38,39に嵌合すると同時に頭部43が囲み枠48の下端壁48aに支持されるので、係合部材40の設置は堅固確実になり、係合部材40の係止機能と封印機能を更に確実に果たすことが可能となる。
【0028】
図14及び図15は囲み枠の他の形状を示すもので、図14の囲み枠148は、係合部材40の全体の外郭形状に形成したものである。また、図15の囲み枠248は、係合部材40の係止片部44a,44bのみを収めて、頭部43を囲み枠248の下端壁248aに設けた透孔248bから外部に突出させて設置する形状に形成したものである。
【0029】
なお、図2及び図4に示すように、複数の予備用の係合部材40がカバー体18の側面に切り取り容易な状態に設置されている。
【0030】
本発明に係る基板収納ケース13は上記構成よりなり、まず、前記回路基板17を台板16の金属板16aの表面に重ね、各止着孔30,30…を介しビス31,31…を各突起21,21…のねじ孔20,20…に螺締して回路基板17を台板16に固着する。そして、前記回路基板17を覆うようにして台板16にカバー体18を被せる。即ち、該カバー体18の下側壁18aの掛止片32を台板16の下端縁の凹欠部23に嵌入係合させ、そして、カバー体18の上側壁18bを台板16の支持片22に重ね合わせる。この状態で、台板16の小窓38とカバー体18の小窓39が重合貫通している。
【0031】
次に、係合部材40を一方の係止片部44aが表側となるように小窓38,39から挿入する。この時に、一対の係止片部44a,44bがその弾性機能により小窓38,39により両者の間隔を強制的に狭められて挿入され、取付板部41の凸条45a,45bが小窓38,39の縁部に嵌合した際に、一対の係止片部44a,44bがその弾性機能により両者の間隔が広げられて、各係止片部44a,44bの各裾縁を支持片22の内壁面に係合して、係合部材40が抜け脱不可能な状態に装着される。そしてこの係合部材40は、カバー体18が台板16から自然に外れないようにする係止機能と同時に、カバー体18が無用に開封されることのないようにする解除不能となし得る封印機能を果たす。
【0032】
このように、前記台板16にカバー体18を取付けた状態では、係合部材40が解除不能に嵌合されて外せないことから、カバー体18が無用に開封できないようにして、回路基板17がカバー体18内に密封される。しかも、仮に、カバー体18の下側壁18aの下端の掛止片32を台板16から外したとしても、係合部材40の装着状態が保持されており、結局は係合部材40を破壊しない限りカバー体を開封することはできない。それ故に、不正を行うには係合部材40を破壊することとなり、その痕跡が明らかに残り、しかもその欠損状態は、たとえ裏側の他方の係止片部44bであっても、前面側の細幅若しくは切欠部46を備えた一方の係止片部44aから裏側が視認でき、そしてこの係合部材40の破損の有無をカバー体18の透明板35を通して容易に視認することが可能であって、係合部材40の破損状態を隠蔽することは極めて困難であるため不正行為が行い難い。また、その不正は容易に発見でき責任の所在も明確化される。
【0033】
ところで、前記基板収納ケース13は基板収納ケースの製造メーカーで組み立てられ、回路基板17を基板収納ケース13に収め、係合部材40で係止することにより基板収納ケース13を密封する。そして、このように密封された基板収納ケース13は遊技機製造メーカーに納入され、パチンコ遊技機の裏面に透孔25を介してビス15を螺締することにより装着され、可変表示装置など各種部品から引き出される配線65先端の接続用コネクター65aが各入出力用コネクター28,28…に接続される。
【0034】
例えば遊技機製造メーカーまたはパチンコ遊技機が納入されたパチンコホールで基板収納ケース13を検査するには、ニッパー等の工具を用いて係止している前記係合部材40を破壊し、カバー体18を開放してROM26を検査する。検査後は再びカバー体18を取り付け、該カバー体18に備える予備の係合部材40を使用して小窓39,39に差し込むことにより、係合部材40が抜脱不能な状態に装着され、基盤収納ケース13を再び密封する。ケース体18には3個の予備の係合部材40が切り離し容易な状態で一体に備えられているので、同じ作用を繰り返すことによってROM26の検査が3回行なえるようになっている。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る遊技機における基板収納ケースは、台板にカバー体を設置維持する係止機能と共に、カバー体を取り付けた状態で解除不能となし得る封印機能を備えた係合手段によって、前記カバーが無用に開封できないようにしたので、前記係合手段を破壊しない限りカバー体を取り外すことができず、これにより、ROMを交換して改造するといった不正行為を防止することができる。
【0036】
また、本発明の係合部材は、表面側に位置する一方の係合片部から裏側の係合片部の破損状態を視認で切るようになっており、しかもこの係合部材は、カバー体の表面に設けられた透明板を介して係合部材の破損の有無を容易に視認できるので不正行為を容易に発見することが可能となり、しかも、複数の予備の係合部材を設けてあるので、ROMの検査は予備の係合部材の数だけ繰り返し可能となり、遊技機製造メーカーやパチンコホールなど複数回の検査に充分対応でき、基盤収納ケースの再利用が可能となるという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面図である。
【図2】遊技機の裏面に設置された基板収納ケースを拡大して示す斜視図である。
【図3】基盤収納ケースの平面図である。
【図4】基盤収納ケースの分解斜視図である。
【図5】係合部材の拡大斜視図である。
【図6】係合部材を基板収納ケースに設置した要部断面図である。
【図7】柱部と一方の係止片部を細幅に形成した他の形状の係合部材の正面図である。
【図8】図7の係合部材を挿入する小窓の正面図である。
【図9】柱部と一方の係止片部に切欠部を設けた更に他の係合部材の斜視図である。
【図10】図9の係合部材の正面図である。
【図11】台板の小窓に仕切枠を設けて示す封印装置の要部拡大斜視図である。
【図12】仕切枠に係合部材を設置して示す要部断面図である。
【図13】係合部材の頭部を突き出して設置した他の形状の仕切枠を示す正面図である。
【図14】係合部材の外郭形状に沿って囲む他の形状の仕切枠示す正面図である。
【図15】係合部材の係止片部のみを囲んで頭部を突出させて設置する更に他の仕切枠を示す正面図である。
【符号の説明】
13 基板収納ケース
16 台板
17 回路基板
18 カバー体
18a 下側壁
18b 上側壁
22 支持片
23 凹欠部
32 掛止片
38,39 小窓
40 係合部材
41 取付板部
42 柱部
43 頭部
44a,44b 係止片部
46 切欠部
47 切欠部
48 囲い壁
48a 下端壁
48b 透孔
49 小室

Claims (2)

  1. 遊技機の所定個所に取り付けられる台板と、前記台板の前面に固着され遊技機の遊技状態を制御する回路基板と、前記回路基板を覆うようにして台板に取り付けられる上面が透明な箱状のカバー体とからなり、
    前記台板の一側辺には該台板に前記カバー体を取り付けた状態で該カバー体の一側壁と重合する支持片を突設すると共に、互いに重合する前記台板の支持片と前記カバー体の一側壁の双方には互いに貫通する方形の小窓を開設し、該小窓に一旦挿入すると引き抜きが不可能となる係合部材を装着してなる遊技機における基板収納ケースであって、
    前記係合部材は、方形の取付板の中央から柱部を垂直に突設し、該柱部を挟んで八の字状に裾開きする2枚の係止片部を設けて形成し、
    他方、前記台板の支持片の内側に前記小窓を囲み且つ前記係合部材を収める囲い枠を設け、該囲い枠は該係合部材の外郭形状に対応した形状であることを特徴とする遊技機における基板収納ケース。
  2. 遊技機の所定個所に取り付けられる台板と、前記台板の前面に固着され遊技機の遊技状態を制御する回路基板と、前記回路基板を覆うようにして台板に取り付けられる上面が透明な箱状のカバー体とからなり、
    前記台板の一側辺には該台板に前記カバー体を取り付けた状態で該カバー体の一側壁と重合する支持片を突設すると共に、互いに重合する前記台板の支持片と前記カバー体の一側壁の双方には互いに貫通する方形の小窓を開設し、該小窓に一旦挿入すると引き抜きが不可能となる係合部材を装着してなる遊技機における基板収納ケースであって、
    前記係合部材は、方形の取付板の中央から柱部を垂直に突設し、該柱部を挟んで八の字状に裾開きする2枚の係止片部を設けると共に、該柱部の先端に該柱部に沿って突出する頭部を形成し、
    他方、前記台板の支持片の内側に前記小窓を囲み且つ前記係合部材を収める囲い枠を設け、該囲い枠には該係合部材の頭部が外部に突出する透孔が貫通穿設されていることを特徴とする遊技機における基板収納ケース。
JP29612898A 1998-10-01 1998-10-01 遊技機における基板収納ケース Expired - Fee Related JP4359351B2 (ja)

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