JP2010104542A - 遊技機用制御基板アッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為を防止可能な機能を維持しつつ、設計、製造、在庫管理等のコストを低減させることが可能な遊技機用制御基板アッセンブリを提供する。
【解決手段】接続コネクタを備えた主制御基板と、接続コネクタの数が主制御基板より少ない第二主制御基板131と、主制御基板または第二主制御基板131を収容可能でコネクタ挿抜孔68fを有するケース蓋部材60と、コネクタ挿抜孔68fを覆うためのコネクタカバー80を備え、第二主制御基板131がケース蓋部材60に収容されるときにコネクタカバー80によりコネクタ挿抜孔68fが塞がれ、コネクタカバー80が第二制御基板131とケース蓋部材60に挟まれた状態になることにより主制御基板とコネクタ数が異なる第二主制御基板131がケース蓋部材60に収容されたときにも基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔68fが存在しなくなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタカバーを備えた遊技機用制御基板アッセンブリに関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、遊技機の作動を制御する制御基板が設けられている。例えば、パチンコ機では外枠に対して開閉可能に組み付けられた前枠裏側の収容枠に遊技盤が配設されこの遊技盤の背面に制御基板が取り付けられていることが多い。用いられる制御基板の種類としては、画像表示装置に表示される画像に関する制御を行う画像制御基板、賞球の払出制御を行う払出制御基板、また、電動役物の開閉制御、リールの回転制御、図柄組み合わせの発生確率制御等、パチンコ機の作動制御を統括的に行う主制御基板等がある。これらの制御基板はハーネスにより互いに電気的に接続され電気信号の送受信が可能になっており、これらの電気的接続は一般的にコネクタにより行われており、制御基板に設けられた基板側コネクタにハーネス側コネクタが接続されるようになっている。
ところで、このような制御基板においては、針金のような細長い道具を外部から挿入してCPUやROM等の電子部品を取り外したり不正な電気信号を入出力させる等の不正行為が行われる可能性があり、このような不正行為により、例えば遊技機の出球率が正規の値から変化する等の問題が発生し公正な遊技の提供ができなくなる事態が発生する虞がある。そこで、制御基板に外部から道具が挿入され不正行為が行われることを防止するため、制御基板は電子部品が外部に露出しないように基板収容部材により覆われ、制御基板と基板収容部材が一体となり制御基板アッセンブリとして遊技盤の背面に取り付けられる遊技機が周知となっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−125418号公報
ところで、上述したような制御基板アッセンブリにおいては、制御基板に実装された基板側コネクタにハーネス側コネクタを接続するため、制御基板を覆う基板収容部材にコネクタ挿抜孔が設けられそのコネクタ挿抜孔から基板側コネクタのコネクタ接続部を外部に露出させることにより、外部から基板側コネクタのコネクタ接続部にハーネス側コネクタを接続することが可能になっている。
また、上述したような制御基板は、遊技機の種類毎に種類が異なる場合が多く、例えばある機種の制御基板はコネクタが2つあるが別の機種の制御基板には1つしかないことがある。このようなときには、コネクタが2つある制御基板には対応するコネクタ挿抜孔を2つ設ける必要があるが、仮にこのコネクタ挿抜孔が2つ設けられている基板収容部材をそのまま別の機種のコネクタが1つしかない制御基板に適用させた場合、制御基板上のコネクタの数が1つであるのに対しコネクタ挿抜孔の数が2つになるため、対応するコネクタがないコネクタ挿抜孔が存在することになり、このコネクタ挿抜孔から制御基板に対して外部からアクセスして不正行為をされてしまうといった問題が発生する。このような問題を防止するため、現状では制御基板の種類に合わせて基板収容部材を設計、製造し直しており、このような状況においては、制御基板アッセンブリの設計、製造および在庫管理に多大なコストがかかるという課題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、不正行為を防止可能な機能を維持しつつ、設計、製造、在庫管理等のコストを低減させることが可能な遊技機用制御基板アッセンブリを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機用制御基板アッセンブリは、ハーネス側コネクタが接続される基板側コネクタ(例えば、実施形態における接続コネクタ33)を備えた第一の制御基板(例えば、実施形態における主制御基板31)と、基板側のコネクタの数が第一の制御基板よりも少ない第二の制御基板(例えば、実施形態における第二主制御基板131)と、遊技機の仕様に応じて選択的に第一の制御基板または第二の制御基板のどちらか一方を内部に収容可能であるとともに、第一の制御基板を収容した状態で基板側コネクタのコネクタ接続部を外方に露出させ、第二の制御基板を収容した状態で基板側コネクタを備えていない基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔を有する基板収容部材(例えば、実施形態におけるケース蓋部材60)とを備えた遊技機用制御基板アッセンブリにおいて、コネクタ挿抜孔を覆うための被覆部と被覆部の周縁にフランジ部とを有するコネクタカバーを備え、コネクタカバーの被覆部の外面が、基板収容部材の内面から基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔に嵌め込まれるとともに基板収容部材の外方に露出し、第二の制御基板が基板収容部材に収容されるときに当該コネクタ挿抜孔が塞がれるとともにフランジ部が制御基板と基板収容部材に挟まれた状態になることによって、第二の制御基板が基板収容部材に収容されたときにも、基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔が存在しないことを特徴とする。
また、上記遊技機用制御基板アッセンブリにおいて、コネクタカバーは、少なくとも1つ以上のフランジ部が連結されて形成され、連結されたフランジ部に切断ライン部(例えば、実施形態における切り目112)が設けられ、切断ライン部に沿って切断可能な状態に構成されることが好ましい。
本発明に係る遊技機用制御基板アッセンブリにおいては、第一の制御基板よりコネクタ数が少ない第二の制御基板が基板収容部材に収容されるときに、コネクタカバーの被覆部の外面が、基板面を外方に露出させていたコネクタ挿抜孔に嵌め込まれコネクタカバーのフランジ部が制御基板と基板収容部材に挟まれた状態になるように構成されることにより、基板面を外方に露出させていたコネクタ挿抜孔を確実に塞ぐことが可能になるため、コネクタカバーを外部から外すことを規制するとともに外部から針金等の道具を挿入し制御基板にアクセスする不正行為を防止することができる。
また、コネクタカバーが少なくとも1つ以上のフランジ部が連結されて形成され、連結されたフランジ部に切断ライン部が設けられ、この切断ライン部に沿って切断可能な状態に構成されることにより、塞ぐ必要のあるコネクタ挿抜孔の形状や大きさにあった被覆部を有するコネクタカバーを選択し切断ライン部に沿って切断して使用することができ、基板収容部材をコネクタ数の異なる複数の制御基板に対して適用することが可能になるため、遊技機用制御基板アッセンブリの設計、製造、在庫管理等にかかるコストを低減させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1に示し、まずは、図1を参照してパチンコ機PMの概略構成について説明する。パチンコ機PMは、第1種と称される種類のパチンコ機ではなく、第1種と第1種を組み合わせた複合機であり、いわゆる1種1種のパチンコ機である。本実施形態におけるパチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠2が互いの左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、右側縁部に設けられた施錠機構4を利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。
前枠2の各部には、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5及び球皿6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉及び着脱可能に組み付けられ、球皿6の右側下部には遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が装備されている。前枠2の中央部から上部にかけて後方に突出する方形枠状の収容枠(図示せず)が前枠2と一体に形成されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤10の正面の遊技領域PAを臨ませている。遊技領域PAには、遊技の進行状況に応じて所定の画像を表示させる画像表示装置20が取り付けられている。また、遊技盤10の背面には、パチンコ機PM全体の制御を行う主制御基板31(図3参照)が収容された主基板アッセンブリ30(図2参照)と、画像表示装置20に表示される画像の制御を行う画像制御基板(図示せず)が収容された画像制御基板アッセンブリ40(図2参照)等が取り付けられている(後に詳述)。
パチンコ機PMは、前枠2、ガラス扉5及び球皿6がともに閉止され施錠された状態で遊技に供され、球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8が回動操作されると、球皿6に貯留された遊技球が打球発射装置(図示せず)により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲームが展開される。以下では、遊技盤10の背面図を示した図2を参照しながら、遊技盤10の背面側に取り付けられた主基板アッセンブリ30及び画像制御基板アッセンブリ40について説明する。なお、以降の説明では、図2及び図3の矢印に示すように、遊技盤10の背面から見た状態を基準として上下左右方向を定義し、また、図2の紙面に対して手前方向を後方、その反対方向を前方と定義する。
遊技盤10の背面中央部には、画像表示装置20を取り付けるための図示省略する開口部が形成されており、この開口部を後方から覆うように画像制御基板アッセンブリ40が配設されている(図2参照)。画像制御アッセンブリ40の左右両側部の上下には合計4個の取付突起部40a,40bが形成されており、この取付突起部40a,40bがネジ等の固定手段により遊技盤10に取り付けられることにより、画像制御基板アッセンブリ40が遊技盤10に固定されている。
また、遊技盤10の背面下部の左右縁部には、図2に示すように、主基板取付部材13a,13bが配設されており、この主基板取付部材13a,13bに主基板アッセンブリ30が取り付けられている。主基板取付部材13a,13bは、遊技盤10の後方に突出するように形成されており、主基板アッセンブリ30の上部が、画像制御基板アッセンブリ40の下部を後方から覆うように遊技盤10に取り付けられている。
次に、主基板アッセンブリ30について、図3、図4及び図5を参照しながら説明する。図3は、主基板アッセンブリ30の分解斜視図、図4は主基板アッセンブリ30の平面図、図5は主制御基板を示している図であり、(a)はパチンコ機PMに用いられる主制御基板図、(b)は第1種と称される種類のパチンコ機に用いられる主制御基板図である。主基板アッセンブリ30は、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板31と、主制御基板31を内部に収容するケース本体部材50及びケース蓋部材60等から構成されている。主制御基板アッセンブリ30は、図3に示すように、主制御基板31がケース蓋部材60の内面側に取り付けられた状態で、このケース蓋部材60をケース本体部材50に装着可能な状態で構成されている。
主制御基板31は、図3に示すように、中央部に配設されたROM,RAM,CPU等から構成される電子デバイス32と、左右縁部に配設された複数の接続コネクタ33(接続コネクタ33a,33b,33c,33d,33e,33f)等の電子部品を備えて構成されている。接続コネクタ33は、様々な種類のハーネス側コネクタを接続するために設けられている基板側コネクタであり、例えば小さな正方形の接続コネクタ33f(図3参照)は、始動入賞口に対応するコネクタである。始動入賞口の数はパチンコ遊技機の種類に応じて異なる。そのため、これに対応するコネクタの数もパチンコ遊技機の種類に応じて異なる。本実施形態における1種1種のパチンコ機PMの主制御基板31には、図3、図4及び図5に示すように、始動入賞口に対応するコネクタが横に並んで3つ設けられている(本実施形態においては1種1種パチンコ機の始動入賞口に対応するコネクタの数は3つに設定されているが、2つであっても4つであってもよく、本来の数はこれに限定されるものではない)。一方、第1種と称されるパチンコ機には、図5に示すように始動入賞口に対応するコネクタは1つしか設けられていない。また、主制御基板31には、基板取付孔34が形成されており、基板取付ネジ35を基板取付孔34に挿入し、図示省略するケース蓋部材60の基板取付部に対して螺挿してネジ締結し、主制御基板31がケース蓋部材60に取り付けられるように構成されている。また、接続コネクタ33は、主制御基板31上に設けられ、主制御基板31がケース蓋部材60に取り付けられたとき、コネクタ接続部36(36a,36b,36c,36d,36e,36f)が外部に露出されるようになっている。各コネクタ接続部36には、図示省略する他の基板(例えば、払出制御基板、画像制御基板等)と主制御基板31とを電気的に接続するハーネス(ケーブル)に設けられたハーネス(ケーブル)側コネクタがそれぞれ接続されており、ハーネス(ケーブル)側コネクタをコネクタ接続部36から容易に着脱することができるようになっている。
ケース本体部材50は、後面側(図2の紙面における手前側)に開口を有する箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により成形されている。ケース本体部材50の内面側底部51には、図3に示すように、補強リブ51aが縦横に格子状に形成されており、この補強リブ51aによりケース本体部材50の強度は向上されている。また、ケース本体部材50の左側部には、主基板アッセンブリ30を主基板取付部材13aに固定するための左側固定部57が、ナイラッチ(登録商標)37を挿入するためのナイラッチ取付孔を有した状態で設けられ、ケース本体部材50は、左側固定部57のナイラッチ取付孔にナイラッチ(登録商標)37を挿入し、主基板取付部材13aに固定することで遊技盤10の背面に固定されるようになっている。
ケース本体部材50の本体部材側壁部(底部51の上下縁部から後方に延びる側壁部)53,53のそれぞれには、複数の蓋部材取付溝54が形成されている。蓋部材取付溝54は、後方及びケース本体部材50の内面側に開口する挿入溝部と左側に延びてケース本体部材50の内面側に開口する係止溝部とから構成され、図3の状態において下方または上方から見たときに本体部材側壁部53に対してL字状の溝として形成されている。また、本体部材側壁部53の内面側の壁面と平行に、蓋部材取付溝54と対向するように蓋部材押圧壁52が底部51から方向に板状に延びて形成されている。この蓋部材押圧壁52の左右方向の長さは、蓋部材取付溝54の左右方向の長さと略同一の大きさに形成されており、図3の状態において上方または下方から見たときに、蓋部材押圧壁52と蓋部材取付溝54とは重なるように配置されている。
ケース蓋部材60は、ケース本体部材50の開口を覆う短形箱状の形状を有しており、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の透明な樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により成形される。ケース蓋部材60の上下の縁部から前方に延びる側壁部(蓋部材側壁部)66には、上下方向に突出する係止突起部62が複数形成されている。この係止突起部62は、上述した蓋部材取付溝54と同じ数だけ形成されており、その配置間隔も蓋部材取付溝54と対応している。また、この蓋部材側壁部66の内側面には、各々の係止突起部62と対応して内方に突出する押圧突起部(不図示)が形成されている。押圧突起部は、係止突起部62に対してケース本体部材50にケース蓋部材60を取り付けるときにスライド移動させる方向と反対方向にずれた位置に形成されている。
ケース蓋部材60の左右縁部には、主制御基板31上に配設された各接続コネクタ33のコネクタ接続部36(図3において、コネクタ接続部36a,36b,36c,36d,36e,36f)を後方に露出するためのコネクタ挿抜孔68(図3において、68a,68b,68c,68d,68e,68f)が複数形成されている。各コネクタ挿抜孔68は、上述した各接続コネクタ33の位置と対応した位置且つ同じ数だけ形成されており、各コネクタ挿抜孔68を介して、後方に露出される各コネクタ接続部36に、図示しない他の基板(例えば、払出制御基板、画像制御基板等)と主制御基板31とが電気的に接続されている。また、ケース蓋部材60の右側部には、主基板アッセンブリ30を主基板取付部材13bに固定するための右側固定部69が、カバー取付孔69aを有して、右方向に延びて形成されており、ネジ等の固定手段をカバー取付孔69aに挿入し、主基板取付部材13bに螺挿してネジ締結されるようになっている。
ケース本体部材50に対してケース蓋部材60を取り付けるときは、図3に示す後方から蓋部材取付溝54の挿入溝部に係止突起部62を挿入した後、ケース蓋部材60をスライド移動させて係止突起部62を蓋部材取付溝54の係止溝部に挿入させることで、係止突起部62と蓋部材取付溝54とを嵌合させる。このとき、ケース蓋部材60はケース本体部材50に対して後方(外す方向)への移動が規制された状態になり、また蓋部材側壁部66は、押圧突起部(不図示)と蓋部材押圧壁52によりケース本体部材50の内側面に押し付けられて密接しているため、蓋部材側壁部66を内側に押し込むことができず、係止突起部62を蓋部材取付溝54から外すことができない状態になっている。ケース本体部材50の左縁部には本体側仮止部55が形成されており、ケース蓋部材60の左縁部には蓋側仮止部63が形成されている。ケース本体部材50にケース蓋部材60が取り付けられたとき、本体側仮止部55と蓋側仮止部63との位置が一致して係合された状態になり、ケース蓋部材60がケース本体部材50に対して右方向にスライド移動させることを規制している。
主制御基板31は、上述したケース本体部材50及びケース蓋部材60の内部に格納され、主制御基板31に対するアクセスが容易に行うことができない状態になっている。そこで、主制御基板31に対する不正行為をさらに確実に防止するために、主基板アッセンブリ30には、不正開放防止機構70(図4参照)が設けられている。
不正開放防止機構70は、ケース本体部材50の左縁部に連結して一体に形成された4個の本体側係合部56と、ケース蓋部材60の左側部に切断可能な連結部64aを介し連結して形成された4個の蓋側係合部64(蓋側係合部64は、ケース蓋部材60から分離可能に形成されている)と、蓋側係合部64に挿入されて、ケース本体部材50にケース蓋部材60を固定保持する4個のストッパ部材71とから構成されている。
ケース蓋部材60をケース本体部材50に対して蓋側係合部64が本体側係合部56と対向して重なる状態にすると、蓋側係合部64に挿入されたストッパ部材71に設けられた係合爪と本体側係合部56に設けられた係合凹部とが係合して、本体側係合部56と蓋側係合部64とが係合保持され、ケース本体部材50に対するケース蓋部材60のスライド移動が規制されるので、ケース本体部材50にケース蓋部材60が装着された係止状態が保持される。よって、本体側係合部56と蓋側係合部64とをストッパ部材71を介して容易に結合させることが可能となり、ケース本体部材50とケース蓋部材60とを閉止させた状態で容易に結合保持することができる。
上述した不正開放防止機構70により、ケース本体部材50とケース蓋部材60とが閉止状態で結合保持されれば、本体側係合部56と係合したストッパ部材71との結合を解除することは非常に困難になり、連結部64aを切断して蓋側結合部64をケース蓋部材60から切り離すような方法により、主基板アッセンブリ30を開かなければならなくなる。よって、主基板アッセンブリ30が開放されても、連結部64aの切断痕跡が明確に残るため、不正行為を効果的に抑止するとともに、万が一不正行為が行われたとしても、その行為を早期に発見することが可能になる。
以上のように、主制御基板31は、ケース本体部材50及びケース蓋部材60の内部に格納され、不正開放防止機構70により閉止状態で結合保持されるので、主制御基板31に対する不正行為を効果的に抑止することができる。
ところで、上述したケース本体部材50及びケース蓋部材60を、接続コネクタ33fの数が主制御基板31より少ない第二主制御基板131をケース本体部材50及びケース蓋部材60に収容するような場合には、基板上の接続コネクタ33fの数が少ないことにより、対応する接続コネクタ33fが存在しないコネクタ挿抜孔68fが形成される。このコネクタ挿抜孔68fからは、接続コネクタ33fが存在しないため第二主制御基板131の基板面が外部に露出された状態になり、このコネクタ挿抜孔68fから針金等の道具を挿入する不正行為を行うことが可能になってしまう。
このような不正行為を防止するために、本実施形態における主基板アッセンブリ30には、コネクタカバー80(後に詳述)が設けられている。以下では、当該不正行為を防止する方法について、第二主制御基板131及びコネクタカバー80を用いて、図6及び図7を参照しながら説明する。まず、第二主制御基板131は、1種1種のパチンコ機PMではなくいわゆる1種のパチンコ機に用いられる主制御基板であり、図5(b)に示すように、始動入賞口に対応する接続コネクタ33fの数のみが主制御基板31と異なっている。つまり、主制御基板31では3つ横に並んで接続コネクタ33fが設けられているのに対し、第二主制御基板131ではその3つの接続コネクタ33fのうち右2つがなく左側1つしか存在しないように構成されている。よって、主制御基板31を収容するために使用していたケース本体部材50及びケース蓋部材60をそのまま第二主制御基板131に適用させると、ケース蓋部材60のコネクタ挿抜孔68fが3つ横に並んで存在しているのに対し、第二主制御基板131には接続コネクタ33fが左側1つしか存在しないため、右側2つのコネクタ挿抜孔68fから第二主制御基板131の基板面が露出された状態になる。
コネクタカバー80は、上記基板面を露出させているコネクタ挿抜孔68fを塞ぐために設けられ、図6(a)及び(b)に示すように、切り目82と、コネクタ挿抜孔68fを塞ぐための被覆部81と、側面83と、開口部84を有するABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料で形成されており、切り目82に沿って簡単に割って切り離すことができるようになっている。図6(a)及び(b)に示すコネクタカバー80は、開口部84の面積が、コネクタ挿抜孔68fの開口部の面積よりもわずかに小さくなっており、第二主制御基板131をケース蓋部材60に収容する前に、ケース蓋部材60の内側からコネクタカバー80をコネクタ挿抜孔68fに嵌め込むことにより、コネクタ挿抜孔68fを塞ぐことが可能になっている。
以下で、第二主制御基板131及びコネクタカバー80を用いて、主基板アッセンブリ30を組立て、遊技盤10に固定させる方法について説明する。まず、ケース蓋部材60の内側から対応する接続コネクタ33fがないコネクタ挿抜孔68fにコネクタカバー80の被覆部81を挿入し嵌め込む。この状態でケース蓋部材60を第二主制御基板131に被せると、図7(a)に示すように、対応する接続コネクタ33fが存在しないコネクタ挿抜孔68fはコネクタカバー80により塞がれコネクタカバー80の被覆部81及び側面83の外面が外部に露出された状態になる。このようにしてコネクタ挿抜孔68fを塞いだコネクタカバー80は、図7(b)に示すように、第二主制御基板131の外面とケース蓋部材60の内面に挟みこまれた状態になり、この状態でケース蓋部材60の右側固定部69のカバー取付孔69aにネジ等の固定手段を挿入し、主基板取付部材13bに螺挿しネジ締結させ、第二主制御基板131を内蔵したケース蓋部材60を遊技盤10に固定させる。このとき、コネクタカバー80はケース蓋部材60と第二主制御基板131に強固に挟みこまれた状態になるので、破壊しない限り外部から外すことができない状態にすることができる。
以上、ケース蓋部材60の内側からコネクタ挿抜孔68fにコネクタカバー80を嵌め込み、そしてケース蓋部材60及びケース本体部材50を組立て、組み立てたケース蓋部材60及びケース本体部材50を遊技盤10に固定させることにより、対応する接続コネクタ33が存在せず第二主制御基板131を外部に露出させていたコネクタ挿抜孔68fを確実に塞ぐことができるため、第二主制御基板131の表面に道具を挿入する不正行為を確実に防止することができるとともに、主制御基板31とコネクタ数が異なる第二主制御基板131またはパチンコ機PMと異なる機種のパチンコ機等に対しても同じ基板収容部材(ケース蓋部材60及びケース本体部材50)を適用させることができる。
また、上記では形状が正方形のコネクタ挿抜孔68fにコネクタカバー80を適用させる例について説明したが、コネクタ挿抜孔68fとは面積が異なる挿抜孔、例えば、図7(a)に示すコネクタ挿抜孔68eに対しても、図6(c)に示すような、コネクタ挿抜孔68eの面積よりもわずかに小さい面積の被覆部91を有するコネクタカバー90を適用することにより、コネクタ挿抜孔68eを確実に塞ぐことができる。
そして、形状が正方形でない、例えば、図7(a)に示す長方形の、コネクタ挿抜孔68aまたは68bに対しても、図6(d)に示すような長方形の被覆部101を有するコネクタカバー100を適用することにより、コネクタ挿抜孔68aまたは68bを確実に塞ぐことができる。このように、コネクタ挿抜孔の形状や大きさに拘わらず、本発明に係るコネクタカバーによりケース蓋部材のコネクタ挿抜孔を確実に塞ぐことができる。
また、例えば図6(e)に示すような様々な形状の被覆部111と切り目112を有するコネクタカバー110を予め用意しておくことにより、対応する接続コネクタが存在せず基板面を外部に露出させているコネクタ挿抜孔にあった形状の被覆部111を切り離して当該コネクタ挿抜孔に嵌め込むように使用しても、ケース蓋部材及びケース本体部材を組み立てた後にケース蓋部材のコネクタ挿抜孔を確実に塞ぐことができる。
このように、本発明に係るコネクタカバーは、本実施形態にて説明したタイプの基板収容部材(ケース蓋部材及びケース本体部材)に限らず、あらゆるタイプの基板収容部材に対して適用することができる。このため、異なる制御基板、または異なる機種のパチンコ機に対しても、コネクタカバーによりコネクタ挿抜孔を塞ぐことにより新しい基板収容部材を設計または製造し直す必要がなくなるため、制御基板アッセンブリにかかる設計、製造及び在庫管理等のコストを低減させることができる。
以上、上述した実施形態では、ケース蓋部材のコネクタ挿抜孔をコネクタカバーにより塞ぐ例について説明したが、例えば、試験用等に用いるもので通常は使用しない接続コネクタがある場合がある。このような接続コネクタに対する不正行為を防止するために、図7(c)に示すように、この接続コネクタのコネクタ接続部をコネクタカバーにより塞いだ後、コネクタカバーをコネクタ挿抜孔に内面から嵌め込むように使用することで、当該接続コネクタに対する不正行為を防止するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態においては、ABS樹脂やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料で形成されたコネクタカバーについて説明したが、本発明に係るコネクタカバーの材質はこれに限定されるものではない。
そして、上述した実施形態においては、本発明に係るコネクタカバーがパチンコ機の基板アッセンブリに適用された例について説明したが、これに限られることなく、スロットマシン等パチンコ機以外の各種機器に適用してもよい。
本発明に係る主基板アッセンブリを適用した遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機に設けられた遊技盤の背面図である。 上記パチンコ機に設けられた主基板アッセンブリの分解斜視図である。 上記パチンコ機に設けられた主基板アッセンブリの平面図である。 主制御基板と主制御基板より接続コネクタの数が少ない第二主制御基板を示す斜視図である。 上記パチンコ機に設けられた様々な種類のコネクタカバーを示す図である。 (a)は、第二主制御基板に、コネクタカバー及びケース蓋部材等を被せた主基板アッセンブリにおけるコネクタ接続部付近を拡大した図、(b)は(a)のB−B断面図のうちコネクタ接続部付近を拡大した部分断面図、(c)は通常は使用しない接続コネクタをコネクタカバーにより塞いだときにおいて、主基板アッセンブリを基板面と垂直な方向で切断したときのコネクタ接続部付近を拡大した部分断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(遊技機)
30 主基板アッセンブリ(遊技機用制御基板アッセンブリ)
31 主制御基板(第一の制御基板)
33 接続コネクタ(基板側コネクタ)
36 コネクタ接続部
50 ケース本体部材(基板収容部材)
60 ケース蓋部材(基板収容部材)
68 コネクタ挿抜孔
80,90,100,110 コネクタカバー
81,91,101,111 被覆部
112 切り目(切断ライン部)
131 第二主制御基板(第二の制御基板)

Claims (2)

  1. ハーネス側コネクタが接続される基板側コネクタを備えた第一の制御基板と、
    前記基板側コネクタの数が前記第一の制御基板よりも少ない第二の制御基板と、
    遊技機の仕様に応じて選択的に前記第一の制御基板または前記第二の制御基板のどちらか一方を内部に収容可能であるとともに、前記第一の制御基板を収容した状態で前記基板側コネクタのコネクタ接続部を外方に露出させ、前記第二の制御基板を収容した状態で基板側コネクタを備えていない基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔を有する基板収容部材とを備えた遊技機用制御基板アッセンブリにおいて、
    前記コネクタ挿抜孔を覆うための被覆部と前記被覆部の周縁にフランジ部とを有するコネクタカバーを備え、
    前記第二の制御基板が前記基板収容部材に収容されるときに前記コネクタカバーの前記被覆部の外面が、前記基板収容部材の内面から前記基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔に嵌め込まれるとともに前記基板収容部材の外方に露出し、前記コネクタ挿抜孔が塞がれるとともに前記フランジ部が前記制御基板と前記基板収容部材に挟まれた状態になることによって、前記第二の制御基板が前記基板収容部材に収容されたときに、前記基板面を外方に露出させるコネクタ挿抜孔が存在しないことを特徴とする遊技機用制御基板アッセンブリ。
  2. 前記コネクタカバーは、少なくとも1つ以上のフランジ部が連結されて形成され、前記連結されたフランジ部に切断ライン部が設けられ、前記切断ライン部に沿って切断可能な状態に構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用制御基板アッセンブリ。
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