JP2001087520A - 遊技機の制御ボックス装置 - Google Patents

遊技機の制御ボックス装置

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JP2001087520A JP26614199A JP26614199A JP2001087520A JP 2001087520 A JP2001087520 A JP 2001087520A JP 26614199 A JP26614199 A JP 26614199A JP 26614199 A JP26614199 A JP 26614199A JP 2001087520 A JP2001087520 A JP 2001087520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース体に対し蓋体を容易に封印することが
できる遊技機の制御ボックス装置を提供する。 【解決手段】 遊技機を制御するための制御基板11が
収納された収納ボックス10を備えた制御ボックス装置
であって、収納ボックス10は、ベース体20と、その
ベース体20を覆う蓋体30とを備える。ベース体20
と蓋体30との間には蓋体30を閉じ状態に封印する封
印手段40が配設される。封印手段40は、ベース体2
0と蓋体30との両部材うち、一方の部材に根元部が係
合する封印部材41と、他方の部材に一体に形成される
とともに、封印部材41の先端部の差し込みは許容し、
かつ引き抜きは阻止する封止部70とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機やスロ
ットマシンのような遊技機を制御するための制御基板が
収納された遊技機の制御ボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットマシンのような遊
技機では、遊技機を制御するための制御基板に搭載のR
OM等の半導体装置が、不正改造ROM等の半導体装置
に交換されないように防止するため、従来より制御基板
を収納した制御ボックス装置に対し様々な工夫が施され
ている。このような遊技機の制御ボックス装置には、例
えば、図13と図14に示すように構成された構造のも
のがある。すなわち、これにおいては、制御基板111
が装着されるベース体120と、そのベース体120を
覆う蓋体130とを備えている。ベース体120と蓋体
130との間には同ベース体120に対し蓋体130を
閉じ状態で封印する封印手段140が配設されている。
【0003】前記封印手段140は、ベース体120の
一側面から突出された所要数の封印用ボス部141と、
蓋体130の一側面から突出された所要数の封印用締着
部143と、封印ネジ142とを備えている。この封印
ネジ142は、ワンウエイネジとも呼ばれ、一方向(締
付方向)に回転されることで締め付けられ、反対方向へ
の回転は困難で取り外しができない構造となっているも
のが知られている。そして、封印ネジ142が封印用締
着部143の貫通孔を通して封印用ボス部141にネジ
込まれることで、ベース体120に対し蓋体130が閉
じ状態に封印されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13と図
14に示すような従来の遊技機の制御ボックス装置にお
いては、ベース体120に対し蓋体130を閉じ状態に
封印する際、封印ネジ142を封印用締着部143の貫
通孔を通して封印用ボス部141にネジ込んで締め付け
なければならず、その作業が厄介で多くの手間を必要と
していた。さらに、封印用ボス部141や封印用締着部
143が他の部品と干渉することがないように遊技機の
所定位置に収納ボックス110を設置するためのスペー
スを確保することが困難となる場合がある。また、ワン
ウエイネジとも呼ばれる封印ネジ142は、その製作が
厄介で高価であるため、封印ネジ142を用いる封印手
段140を採用すると、コスト高となる問題点もあっ
た。
【0005】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ベ
ース体に対し蓋体を容易に封印することができる遊技機
の制御ボックス装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る遊技機の制御ボックス装置は、請
求項1に記載のとおりの構成を要旨とする。したがっ
て、ベース体に対し蓋体を封印する際、ベース体と蓋体
との両部材うち、一方の部材に封印部材の根元部を係合
させ、同封印部材の先端部を他方の部材の封止部に差し
込むという、極めて簡単な操作によって、ベース体に対
し蓋体を封印することができる。
【0007】また、第2の発明に係る遊技機の制御ボッ
クス装置は、請求項2に記載のとおりの構成を要旨とす
る。したがって、ベース体に対し蓋体を封印する際、ベ
ース体又は蓋体側の収納部から可撓性を有する帯状の封
印部材を所要とする長さだけ引き出すとともに、その封
印部材を撓ませながらベース体と蓋体にわたって挿通す
る。その後、封印部材の先端部を、ベース体又は蓋体の
封止部に差し込むという、極めて簡単な操作によって、
ベース体に対し蓋体を封印することができる。また、可
撓性を有する帯状の封印部材を使用しないときには、そ
の封印部材が収納部に収納されて保護されるとともに、
ベース体又は蓋体から突出して妨害物となる不具合が生
じない。
【0008】第3の発明に係る遊技機の制御ボックス装
置は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とするもの
で、封印部材の根元部には、その封印部材に対する収納
部の引出用開口部に係合可能な係合部が形成されてい
る。したがって、封印部材が収納部の引出用開口部から
引き出し端位置まで引き出され、その封印部材の根元部
の係合部が引出用開口部に係合して、これ以上の引き出
しが規制される。この状態において、封印部材を撓ませ
ながらその先端部を封止部に係合させることによって、
封印部材に緩みがない状態でベース体と蓋体とを容易に
かつ確実に封印することができる。
【0009】第4の発明に係る遊技機の制御ボックス装
置は、請求項4に記載のとおりの構成を要旨とするもの
で、収納部の奥側寄りには、その収納部の幅方向に長い
固定部が固定され、その固定部の長手方向に所定の間隔
を隔てて複数個の封印部材がそれぞれ切り離し可能に延
出されている。したがって、封印に必要な封印部材のみ
を収納室から引き出して容易に使用することができると
ともに、その他の封印部材を収納室内に収納して保護す
ることができる。このため、封印部材が収納ボックスの
外側に長く突出して他の部品と干渉したり、見栄えを悪
化させるという不具合を防止することができるととも
に、封印部材の紛失防止を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図7にしたがって説明する。遊技機の
制御ボックス装置を正面から表した図1、図1のII−
II線に基づく断面で表した図2において、パチンコ機
やスロットマシン等の遊技機の所要位置に装着される遊
技機の制御ボックス装置の収納ボックス10は、ベース
体20と、そのベース体20を覆う蓋体30とを備えて
いる。この実施の形態1において、ベース体20及び蓋
体30は、無色透明または有色透明な合成樹脂材料より
なり、これによって遊技機の制御ボックス装置の収納ボ
ックス10の内部全体が透視可能となっている。また、
ベース体20及び蓋体30は、射出成形によってそれぞ
れ個別に一体成形されている。ベース体20は、略四角
形状の底板部21と、その底板部21の周縁部に突設さ
れた側壁22とを備え、かつ制御基板11を収納する一
側が開口された収納室を有する箱形状に形成されてい
る。
【0011】ベース体20の底板部21の周縁部近傍に
は、制御基板11に対する所要数の締付用ボス部23が
突設されている。そして、ベース体20の所要数の締付
用ボス部23に跨って制御基板11が設置され、その制
御基板11を通してビス24が所要数の締付用ボス部2
3にねじ込まれることで、ベース体20に制御基板11
が固定されるようになっている。なお、制御基板11の
一側面には、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機を
制御する制御回路を構成するための図示しないROM、
RAM、IC、トランジスタ等の制御回路構成部品や各
種コネクタ類が装着されている。
【0012】ベース体20を覆う蓋体30は、ベース体
20に対応する形状に形成され略四角形状の蓋板部31
とその周縁部に突設された側壁22とを備えている。ま
た、この実施の形態1において、ベース体20の一側縁
に対し、係脱可能な掛止フックと係合凹部とを備えた開
閉機構33を支点として蓋体30が開閉可能に組み付け
られている。図1に示すように、ベース体20と蓋体3
0との間には、その開閉機構33から遠ざかる自由端寄
り部分、この実施の形態1では、図1に向かって、左側
上部と右側上部の2ヶ所においてベース体20に対し蓋
体30を閉じ状態で封印する封印手段40がそれぞれ配
設されている。
【0013】封印手段40は、扁平状の封印部材41
と、その封印部材41の差し込みは許容し、引き抜きは
阻止する封止部70とを備えている。図2に示すよう
に、封印部材41は蓋体30側に設けられた収納室61
に引出可能に収納され、封止部70は、ベース体20の
側壁22の外側面に一体に形成されている。図2と図4
に示すように、蓋体30の蓋板部31の一部には、収納
室61を構成するためのケース体60がインサート成形
によって装着されている。
【0014】さらに、図6と図7に示すように、前記ケ
ース体60は、方形の平板に形成されかつ蓋板部31と
略同一面をなして蓋板部31の一部をなすケース本体6
2と、そのケース本体62の表面に溶着、接着、ビス着
等によって一体状に固定されたカバー体63とを備えて
いる。そして、ケース本体62とカバー体63との間に
は、封印部材41を引き出し可能に収納する引出用開口
部65を有する収納室61が形成されている。また、こ
の実施の形態1において、収納室61には複数個の封印
部材41が略平行して引き出し可能に収納できる室内幅
をもって形成され、カバー体63の一側には複数個の封
印部材41を個別に引き出し可能な引出用開口部65が
それぞれ形成されている。
【0015】図5〜図7に示すように、前記収納室61
に引き出し可能に収納される複数個の封印部材41は可
撓性及び強靱性を有する合成樹脂よりなり、扁平帯状
(ベルト状)に形成されたベルト部42と、そのベルト
部42の一端に形成されかつ幅方向に張り出す係合部4
4を有する根元部43とを一体に備えて略T字状に形成
されている。さらに、ベルト部42の一側面には断面略
鋸歯状をなす複数の係止歯46が形成されている(図3
参照)。そして、封印部材41は、蓋体30に形成され
た収納室61に引き出し可能に収納されるとともに、図
2に示すように、収納室61の引出用開口部65から引
出端位置まで引き出されたときには、その根元部43の
係合部44が収納室61の引出用開口部65に係合して
これ以上の引き出しが制限されるようになっている。
【0016】また、図5〜図7に示すように、複数個の
封印部材41は、収納室61の奥側寄りに固定された1
つの固定部50の一側から所定の間隔を隔てかつ連結部
52を介してそれぞれ切り離し可能に延出されている。
そして、各封印部材41の先端部は収納室61の引出用
開口部65から所要とする長さだけそれぞれ露出してお
り、これら封印部材41の先端部は、ベース体20の各
封止部70にそれぞれ臨んでいる。なお、図6と図7に
示すように、前記複数個の封印部材41の固定部50
は、収納室61の幅方向に長い板状に形成され、固定部
50の所定位置に貫設された固定孔55と、カバー体6
3の内面に突出れた固定ピン66によって収納室61の
奥側寄りに固定されている。
【0017】図5に示すように、前記各封印部材41
は、そのベルト部42の先端部を所定値以上の引張力で
引張することで、連結部52の先端部から切り離される
ように、連結部52の先端部と封印部材41の根元部4
3の結合部には切り離し用の脆弱部53が形成されてい
る。また、図5に示すように、各封印部材41の根元部
43の表面には、封印順位を示す「1、2、3、4」の
封印番号が付されている。なお、封印番号は、印刷、刻
み込み、樹脂成形金型によって付けることができる。ま
た封印番号は、算用数字の他、ローマ数字、アルファベ
ット、記号等でも代用することが可能である。
【0018】図2〜図4に示すように、前記ベース体2
0の側壁22の外側面には、前記複数個の封印部材41
の先端部に臨んで複数の封止部70がそれぞれ一体に形
成されている。前記複数の封止部70は、これに対応す
る封印部材41が差し込み可能な差込孔71を有してバ
ックル状に形成されている。これら複数の封止部70の
差込孔71の一側内壁面には、封印部材41のベルト部
42の先端部の差し込みは許容し、引き抜きは阻止する
ように、ベルト部42の係止歯46に係合する爪状の係
止部72が形成されている。
【0019】この実施の形態1に係る遊技機の遊技機の
制御ボックス装置は上述したように構成される。したが
って、図1と図2に示すように、遊技機の制御ボックス
装置の組み立て完了時には、蓋体30の2箇所に設けら
れた封印手段40の各複数個の封印部材41のうち、封
印番号「1」が付された封印部材41がその先端部にお
いて所定値以上の引張力において引張される。すると、
封印部材41は、連結部52の脆弱部53において切り
離され、そのベルト部42が収納室61の引出用開口部
65から引き出される。封印部材41のベルト部42が
引き出し端位置まで引き出されると、その根元部43の
係合部44が引出用開口部65に係合し、これ以上の引
き出しが規制される。
【0020】ここで、ベルト部42を撓せながら、その
ベルト部42の先端部が封止部70の差込孔71の一側
開口部からその差込孔71に差し込まれる。これによっ
て、差込孔71の他側開口部からベルト部42の先端部
が突出する。ベルト部42に緩みがない状態までそのベ
ルト部42の先端部を差込孔71の他側開口部から引き
出したところで、そのベルト部42の係止歯46と封止
部70の係止部72とを係合させる。これによって、ベ
ース体20と蓋体30とが閉じ状態で封印される。な
お、収納室61内に残された封印番号「2、3、4」の
封印部材41は予備であって、前記封印の際には使用さ
れない。前記したようにして封印部材41によってベー
ス体20に対し蓋体30が封印され、蓋体30の不測の
開放が防止されるため、収納ボックス10に収納された
制御基板11の不正改造を防止することができる。
【0021】また、当局の立ち入り検査等の場合におい
て、蓋体30を正当な理由の下に外したい場合には、前
記封印に用いた封印番号「1」の封印部材41を、はさ
み、ニッパ、カッタ等を用いて切断することにより、蓋
体30を簡単に取り外すことができる。また、図3に示
すように、封止部70の根元部分に形成された薄肉状の
連結部73が切断されることによっても、蓋体30を簡
単に取り外すことができる。また、封印番号「2」が付
された封印部材41を前記同様に操作し、その封印部材
41のベルト部42を封止部70に係合させることによ
って、ベース体20に対し蓋体30を封印することがで
きる。これによって、制御ボックス装置を再使用するこ
とができる。上記の繰り返しにより、封印番号「3」、
「4」の封印部材41を順に用いて封印をやり直すこと
ができる。従って、この実施の形態1の遊技機の制御ボ
ックス装置の場合、4回分の封印を行うことができる。
【0022】前記したように、この実施の形態1の封印
部材41は、扁平帯状に形成されているため、その封印
部材41に対する差込孔71を有する封止部70は、従
来の封印用ボス部と封印用締着部とを封印ネジによって
封印する構造と比べ、ベース体20の側壁22の外側面
からの封止部70の突出量を小さくすることが可能とな
り、その分だけ収納ボックス10の大型化を抑制するこ
とができ、収納ボックス10の配置スペースの確保が容
易となる。また、この実施の形態1において、複数個の
封印部材41は、収納室61の奥側寄りに固定されかつ
収納室61の幅方向に長い1つの固定部50の一側から
連結部52を介して切り離し可能に延出されている。こ
のため、封印に必要な封印部材41のみを収納室61か
ら引き出して容易に使用することができるとともに、そ
の他の封印部材41を収納室61内に収納して保護する
ことができる。このため、封印部材41が収納ボックス
10の外側に長く突出して他の部品と干渉したり、見栄
えを悪化させるという不具合を防止することができると
ともに、封印部材41の紛失防止を図ることができる。
【0023】なお、前記実施の形態1では、蓋体30を
射出成形によって形成する際、その蓋板部31に対し、
封印部材41のケース体60(ケース本体62)がイン
サートされる場合を例示したが、これに限定するもので
はない。例えば、蓋体30を成形した後、その蓋体30
の蓋板部31の外面又は内面にカバー体63を溶着、接
着、ビス着等によって固定して蓋板部31とカバー体6
3との間に収納室61を構成することもできる。さら
に、蓋体30を成形すると同時に、その蓋体30の蓋板
部31に対し封印部材41を引き出し可能に収納するた
めの収納部を形成することも可能である。また、前記実
施の形態1では、蓋体30側に封印部材41が引き出し
可能に収納される収納室61が形成され、ベース体20
側に封止部70が形成される場合を例示したが、これと
は逆に、ベース体20側に封印部材41が引き出し可能
に収納される収納室61が形成され、蓋体30側に封止
部70が形成されてもよい。また、前記実施の形態1で
は、ベース体20と蓋体30との間において、図1に向
かって、左側上部と右側上部の2箇所に封印部材41と
封止部70とを備えた封印手段40がそれぞれ配設され
ている場合を例示したが、3箇所以上に配設してもよ
く、1箇所のみに配設してもよい。
【0024】また、前記実施の形態1では、蓋体30側
に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室61
が形成され、ベース体20側に封止部70が形成される
場合を例示したが、図8と図9に示すように、蓋体30
側に封印部材41が引き出し可能に収納される収納室6
1と、封印部材41に対する封止部70とをそれぞれ形
成し、ベース体20側に封印部材41のベルト部42が
挿通される挿通孔76を有する係合部75を形成しても
よい。この場合、蓋体30側の収納室61から引き出さ
れた封印部材41のベルト部42が、まず、ベース体2
0側の係合部75の挿通孔76に差し込まれる。その
後、封印部材41のベルト部42が蓋体30側の封止部
70に向けて折り返し状に屈曲される。そして、ベルト
部42の先端部が封止部70の差込孔71の一側開口部
からその差込孔71に差し込まれ、ベルト部42の係止
歯46と封止部70の係止部72とが係合し、これによ
って封印作業が完了する。このようにして、極めて簡単
な操作によって、ベース体20と蓋体30とを閉じ状態
に封印することができる。
【0025】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図10〜図12にしたがって説明する。この実
施の形態2においては、封印手段40を構成する封印部
材81が扁平で短尺に形成されている。この封印部材8
1は、金属又は強靱性を有する合成樹脂材料より短冊状
に形成されている。封印部材81の本体部分82一端の
根元部83には幅方向に張り出す係合部84が形成さ
れ、本体部分82の先端部には傾斜状の案内面87と係
止面86とを備えて楔状をなす差込部85が形成されて
いる。
【0026】一方、蓋体30の側壁32の外側面の所定
位置には、単数又は複数の係止部90が一体に突設され
ている。この係止部90には、封印部材81の差込部8
5を含む本体部分82は挿通自在でかつ係合部84は挿
通不能な大きさの角穴状の挿入孔91が貫設されてい
る。また、ベース体20の側壁22の外側面には、前記
係止部90に対応する位置において封止部70が一体に
形成されている。この封止部70は、実施の形態1と略
同様に構成され、封印部材81の差込部85が差し込み
可能な差込孔71を有している。さらに、封止部70の
差込孔71の一側内壁面には、封印部材81の先端部の
差込部85の差し込みは許容し、引き抜きは係止面86
に係合して阻止する爪状の係止部72が形成されてい
る。また、この実施の形態2において、図10と図11
に示すように、封止部70と係止部90との根元部分に
は薄肉状の連結部73、93が切断可能に形成されてい
る。そして、連結部73、93が切除されることで、ベ
ース体20と蓋体30との封印が開封可能となってい
る。
【0027】また、封印部材81の根元部83の幅方向
に張り出す係合部84を切断可能に形成し、その係合部
84を切除することで、封印部材81を取り外し可能と
し、これによってベース体20と蓋体30との封印を開
封可能に構成することも可能である。さらに、ベース体
20と蓋体30との間に対する封印部材81の存在が容
易に判別できるように、例えば、蓋体30と封印部材8
1とを異なる色にそれぞれ形成することが望ましい。こ
の場合、封印部材81の存在の有無が明確となり、不正
防止に効果が大きい。また、封印部材81の根元部83
の幅方向に張り出す係合部84の部分のみを蓋体30と
異なる色に形成することによっても、封印部材81の存
在の有無が明確となり、不正防止に効果がある。
【0028】この実施の形態2において、封印部材81
が係止部90の挿入孔91を通して封止部70の差込孔
71に差し込まれる。図10と図11に示すように、封
印部材81の係合部84が係止部90に係合してこれ以
上の差し込みが規制される差し込み端位置まで差し込ま
れると、封印部材81の差込部85が封止部70の差込
孔71の係止部72を越え、その差込部85の係止面8
6が係止部72に係合する。これによって封印部材81
の引き抜きが阻止され、その封印部材81によってベー
ス体20に対し蓋体30が封印される。
【0029】このようにして、この実施の形態2におい
ては、封印部材81を係止部90の挿入孔91を通して
封止部70の差込孔71に差し込むという極めて簡単な
操作によってベース体20に対し蓋体30を容易にかつ
確実に封印することができる。また、この実施の形態2
の封印部材81は、扁平状に形成されているため、その
封印部材81に対する差込孔71を有する封止部70
は、従来の封印用ボス部と封印用締着部とを封印ネジに
よって封印する構造と比べ、ベース体20の側壁22の
外側面からの封止部70の突出量を小さくすることが可
能となり、その分だけ収納ボックス10の大型化を抑制
することができ、収納ボックス10の配置スペースの確
保が容易となる。
【0030】なお、前記実施の形態2においては、蓋体
30の側壁32の外側面に係止部90を設け、ベース体
20の側壁22の外側面に封止部70を設けが、これと
は逆に、ベース体20の側壁22の外側面に係止部90
を設け、蓋体30の側壁32の外側面に封止部70を設
けてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ベース体と蓋体との間に跨る封印部材の先端部を封止部
に差し込むという、極めて簡単な操作によって、ベース
体に対し蓋体を封印することができるため、封印作業の
簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る遊技機の制御ボ
ックス装置全体を示す正面図である。
【図2】同じく図1のII−II線に基づく遊技機の制
御ボックス装置の封印手段を示す断面図である。
【図3】同じく封印手段の封印部材と封止部との関係を
拡大して示す断面図である。
【図4】同じく封印手段を示す正面図である。
【図5】同じく1つの固定部の一側から複数の封印部材
が切り離し可能に延出された状態を示す正面図である。
【図6】同じく固定部から切り離し可能に連結された複
数の封印部材がケース体に収納された状態を示す正面図
である。
【図7】同じく図6のVII−VII線に基づく断面図
である。
【図8】同じく遊技機の制御ボックス装置の封印手段の
他の実施態様を示す断面図である。
【図9】同じく他の実施態様の封印手段の封印部材と封
止部との関係を拡大して示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態2に係る遊技機の制御
ボックス装置の封印手段を示す断面図である。
【図11】同じく封印手段の正面図である。
【図12】同じく封印部材を示す斜視図である。
【図13】従来の遊技機の制御ボックス装置の封印手段
を示す断面図である。
【図14】同じく従来の封印手段を示す平面図である。
【符号の説明】
10 収納ボックス 11 制御基板 20 ベース体 30 蓋体 40 封印手段 41、81 封印部材 43、83 根元部 44、84 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機を制御するための制御基板が収納さ
    れた収納ボックスを備えた制御ボックス装置であって、 前記収納ボックスは、ベース体と、そのベース体を覆う
    蓋体とを備えるとともに、前記ベース体と前記蓋体との
    間には同ベース体に対し蓋体を閉じ状態に封印する封印
    手段が配設され、 前記封印手段は、前記ベース体と前記蓋体との両部材の
    うち、一方の部材に根元部が係合する封印部材と、他方
    の部材に一体に形成されるとともに、前記封印部材の先
    端部の差し込みは許容し、かつ引き抜きは阻止する封止
    部とを備えている遊技機の制御ボックス装置。
  2. 【請求項2】遊技機を制御するための制御基板が収納さ
    れた収納ボックスを備えた制御ボックス装置であって、 前記収納ボックスは、ベース体と、そのベース体を覆う
    蓋体とを備えるとともに、前記ベース体と前記蓋体との
    間には同ベース体に対し蓋体を閉じ状態に封印する封印
    手段が配設され、 前記封印手段は、前記ベース体又は前記蓋体側に設けら
    れた収納部に引き出し可能に収納されるとともに、これ
    らベース体と蓋体にわたって挿通される可撓性を有する
    帯状の封印部材と、前記ベース体又は前記蓋体に一体状
    に設けられるとともに、前記封印部材の先端部の差し込
    みは許容し、かつ引き抜きは阻止する封止部とを備えて
    いる遊技機の制御ボックス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の遊技機の制御ボックス
    装置であって、封印部材の根元部には、その封印部材に
    対する収納部の引出用開口部に係合可能な係合部が形成
    されている遊技機の制御ボックス装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技機の制御ボックス
    装置であって、収納部の奥側寄りには、その収納部の幅
    方向に長い固定部が固定され、その固定部の長手方向に
    所定の間隔を隔てて複数個の封印部材がそれぞれ切り離
    し可能に延出されている遊技機の制御ボックス装置。
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