JP4205486B2 - レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,レーザ光を照射することにより被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ加工は,高密度エネルギー熱源であるレーザ光を集中して照射し,被加工物を局部的かつ瞬時に溶融,溶断する加工方法であり,被加工物を微細かつ高精度で加工できるという利点を有する。このため,近年では,半導体ウェハや電子材料などに対してもレーザ加工を行うことが検討されている。例えば,半導体ウェハをチップ状に分割するダイシング工程において,従来の切断ブレードを用いた切断加工に代えて,レーザ光照射による切断加工が検討されている。
【0003】
レーザ切断を行うレーザ加工方法として,レーザアブレーションと呼ばれるレーザ加工方法がある。アブレーションとは,ポリマー等の材料表面に対してYAGレーザ等のパルスレーザを高エネルギー密度で照射すると,材料を構成している分子・原子間の結合が瞬時に切断され,分解・気化・蒸散を経て,材料表面が爆発的に除去される現象のことである。このレーザアブレーションでは,ポリマーだけでなく,セラミックス,ガラス,金属または半導体等の各種材料を,加工点の周囲に熱ダメージを与えることなく,極めてシャープに切断加工等することができる。
【0004】
このようにレーザアブレーションは,被加工物を局部的にガス化・蒸散させて除去する手法である。しかし,レーザ照射された部分の被加工物の全てをガス化させることは困難であり,どうしても,加工熱による溶融物が不要物(デブリ)として残存してしまう。かかるデブリが,加工点周囲に飛散して被加工物である半導体ウェハの回路面等に付着すると,製品不良の原因となる。
【0005】
このため,レーザアブレーションでは,アブレーション反応を促進させるために,アシストガスを加工点付近に供給しながら加工する場合もある。このアシストガスは,半導体ウェハ(シリコン)等の被加工物のガス化を促進させる作用を有する。しかし,このアシストガスを用いたとしても,上記デブリを完全になくすまでには至っていない。
【0006】
このようなデブリの飛散・付着という問題に対処するべく,レーザ加工ヘッドに,内側ノズルと,この内側ノズルの外周面を取り囲むように配された外側ノズルとを設けて,内側ノズルから加工点付近に向けてアシストガスを噴出し,この噴出されたアシストガスを外側ノズルで吸引してデブリを排出する手法(以下,従来手法▲1▼という。)が提案されている(特許文献1参照)。また,別の手法としては,レーザ加工ヘッドに取り付けたノズルから,加工点付近に向けてアシストガスを螺旋状に噴出して,デブリを吹き飛ばす手法(以下,従来手法▲2▼という。)も提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−192870号公報
【特許文献2】
特開平7−124781号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来手法▲1▼のように,内側ノズルから加工点付近に対してアシストガスを噴出することにより,加工点周辺に発生したデブリを吹き飛ばして浮遊させてから,かかるデブリを外側ノズルで吸引・排出しようとしても,吹き飛ばしたデブリの全てが,浮遊した状態となるとは限らず,すぐに被加工物上に再付着してしまう場合も多かった。このようにして被加工物上に再付着したデブリは,冷えることによって被加工物に強固に接着するため,簡単に剥離することができない。従って,上記のように被加工物上にデブリが再付着してしまうと,たとえ外側ノズルによる吸引力を強くしたとしても,デブリを除去することは困難であった。
【0009】
また,従来手法▲2▼のように,アシストガスの噴出力を高めて,加工点付近のデブリを吹き飛ばしたとしても,被加工物上にデブリが再付着するという問題は避けられなかった。
【0010】
このように,従来のレーザ加工装置では,加工点の直上に配されたノズルから加工点付近にアシストガスを吹き付けるという構成を採用しているため,レーザ加工によって生じたデブリ等の不要物が,加工点の周囲に余計に飛散して,再付着しまい,十分に除去できないという問題があった。
【0011】
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,レーザ加工によって加工点付近に生じたデブリ等の不要物を好適に除去することが可能な,新規かつ改良されたレーザ加工装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,被加工物に向けてレーザ光を出射するレーザ光出射部と;レーザ光出射部の被加工物側に装着されたノズルと;を備え,レーザ光出射部が出射したレーザ光を,ノズルを通して被加工物に照射することにより,被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置が提供される。このレーザ加工装置においては,ノズルが,ノズルの外部雰囲気とともに被加工物の加工点付近に生じた不要物を螺旋状に回転させながら吸引し,レーザ光出射部が出射したレーザ光の光軸と,螺旋状に回転させられる不要物の回転軸は,略一致し,ノズルの先端面は,対向する被加工物の加工面と略平行な略平坦面となっており,ノズルの先端面には,ノズルのノズル口に形成された略螺旋状の溝と,略螺旋状の溝から延長形成された1または2以上の略直線状の溝と,が形成されていることを特徴とする。
【0013】
かかる構成により,加工点近傍に配置されたノズルの吸引力によって,ノズル周囲の外部雰囲気は中心の加工点に向かう方向に流動して,加工点付近でノズル内に吸引される。このように外部雰囲気が流動することにより,レーザ光照射によって発生した不要物が加工点の周囲に飛散することがない。さらに,ノズルは,このようにノズル内に吸引される外部雰囲気の流動にのせて,上記不要物を発生後すぐにノズル内に吸引して,加工点付近から除去することができる。さらに,ノズル内に吸引された外部雰囲気および不要物は螺旋状に回転させられているので,比較的質量が重い不要物は,遠心力によってノズルの内側面に沿うようにして移動する。このため,螺旋状に回転する中心部分は不要物が取り除かれた状態となっているので,ノズル内の略中心部に位置するレーザ光出射部に不要物が付着することがない。
【0014】
また,かかる構成により,上記螺旋状に回転されながら吸引される不要物が,被加工物に向けて照射されるレーザ光を遮ることがない。
【0015】
また,かかる構成により,当該ノズル口から外部雰囲気及び不要物を吸引する際に,当該外部雰囲気及び不要物の流動態様を渦流に変換できる。この結果,ノズル口からノズル内に流入した外部雰囲気及び不要物は,好適に螺旋状に回転することとなる。
【0016】
また,かかる構成により,ノズルの先端面を被加工物に対して極限まで近づけたとしても,ノズルの外部雰囲気は,略直線上の溝内を通過することにより,ノズル口に向かって流動することができる。
【0017】
また,上記略直線状の溝は,レーザ加工の加工方向に対して略垂直方向に延長形成されている,ように構成してもよい。かかる構成により,ノズルが加工方向に移動している場合であっても,ノズルの外部雰囲気を好適にノズル口に向かって流動させ,渦流に変換して吸引できる。
【0018】
また,上記課題を解決するため,本発明の別の観点によれば,被加工物に向けてレーザ光を出射するレーザ光出射部と;レーザ光出射部の被加工物側に装着されたノズルと;被加工物の加工点付近にアブレーション反応を促進させるためのアシストガスを供給するアシストガス供給手段と;を備え,加工点付近にアシストガスを供給しながら,レーザ光出射部が出射したレーザ光を,ノズルを通して被加工物に照射することにより,被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置が提供される。このレーザ加工装置においては,アシストガス供給手段は,ノズルの外部から加工点付近にアシストガスを供給し,ノズルの先端面は,対向する被加工物の加工面と略平行な略平坦面となっており,ノズルは,加工点付近に供給されたアシストガスとともに,加工点付近に生じた不要物を吸引することを特徴とする。
【0019】
かかる構成により,加工点付近にアシストガスを供給して,アブレーション反応による被加工物のガス化を促進させることができる。また,このアシストガスは,ノズルの外部から供給されて加工点付近に至り,さらに加工点近傍に位置するノズル内に吸引されるので,アシストガスを加工点に向けて噴射する場合のように不要物を加工点付近に飛散させることがない。さらに,ノズルは,このようにノズル内に吸引されるアシストガスの流動にのせて,上記不要物を発生後すぐにノズル内に吸引して,加工点付近から除去することができる。
【0020】
また,上記レーザ加工装置は,ノズルの外側面を取り囲むようにして設けられた略筒形状のガード部材を備え,アシストガス供給手段は,ノズルの外側面と,ガード部材の内側面と,被加工物の加工面とで囲まれた空間内に,アシストガスを供給する,ように構成してもよい。かかる構成により,当該空間内にアシストガスを充満させることができるので,被加工物のガス化を促進することができる。また,有毒なアシストガスを加工点周囲に滞留させ,ガード部材の外部に飛散させないようにできる。
【0021】
また,上記ノズルは,不要物を螺旋状に回転させながら吸引する,ように構成してもよい。かかる構成により,ノズル内に吸引されたアシストガスおよび不要物は螺旋状に回転させられているので,比較的質量が重い不要物は,遠心力によってノズルの内側面に沿うようにして移動する。このため,螺旋状に回転する中心部分は不要物が取り除かれた状態となっているので,ノズル内の略中心部に位置するレーザ光出射部に不要物が付着することがない。かかる構成により,上記螺旋状に回転されながら吸引される不要物が,被加工物に向けて照射されるレーザ光を遮ることがない。
【0022】
また,上記レーザ光出射部が出射したレーザ光の光軸と,螺旋状に回転させられる不要物の回転軸は,略一致している,ように構成してもよい。かかる構成により,上記螺旋状に回転されながら吸引される不要物が,被加工物に向けて照射されるレーザ光を遮ることがない。
【0023】
また,上記ノズルのノズル口には,略螺旋状の溝が形成されている,ように構成してもよい。かかる構成により,ノズル口からアシストガス及び不要物を吸引する際に,アシストガス及び不要物の流動態様を渦流に変換できる。この結果,ノズル口からノズル内に流入したアシストガス及び不要物は,好適に螺旋状に回転することとなる。
【0024】
また,ノズルの先端面には,1または2以上の略直線状の溝が略螺旋状の溝から延長形成されている,ように構成してもよい。かかる構成により,ノズルの先端面を被加工物に対して極限まで近づけたとしても,アシストガスは,略直線上の溝内を通過することにより,ノズル口に向かって流動することができる。
【0025】
また,上記略直線状の溝は,レーザ加工の加工方向に対して略垂直方向に延長形成されている,ように構成してもよい。かかる構成により,ノズルが加工方向に移動している場合であっても,アシストガスを好適にノズル口に向かって流動させ,渦流に変換して吸引できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0027】
(第1の実施の形態)
まず,図1に基づいて,本発明の第1の実施形態にかかるレーザ加工装置の全体構成について説明する。なお,図1は,本実施形態にかかるレーザ加工装置1の全体構成を示す斜視図である。
【0028】
図1に示すように,レーザ加工装置1は,例えば,静止基台2と,この静止基台2に水平方向(矢印Xで示す方向。以下「X方向」という。)に移動可能に配設され,被加工物を保持するチャックテーブル機構3と,静止基台2に上記X方向と垂直な水平方向(矢印Yで示す方向。以下「Y方向」という。)に移動可能に配設されたレーザ光照射ユニット支持機構4と,レーザ光ユニット支持機構4に対して鉛直方向(矢印Zで示す方向。以下「Z方向」という。)に移動可能に配設されたレーザ光照射ユニット5と,撮像手段6と,アシストガス供給手段7と,吸引装置8と,から構成される。
【0029】
上記チャックテーブル機構3は,例えば,静止基台2上にX方向に沿って略平行に配設された一対の案内レール31,31と,この案内レール31,31上にX方向に移動可能に配設された第1の滑動ブロック32と,第1の滑動ブロック32上にY方向に移動可能に配設された第2の滑動ブロック33と,第2の滑動ブロック33上に円筒部材34によって支持された支持テーブル35と,被加工物を保持するチャックテーブル36と,を備える。
【0030】
このチャックテーブル36は,例えば,多孔性材料から形成された吸着チャック361を具備しており,吸着チャック361上に載置された被加工物(例えば半導体ウェハ)を真空吸着して保持することができる。また,チャックテーブル36は,円筒部材34内に配設されたパルスモータ(図示せず。)によって,水平方向に回転可能である。
【0031】
上記第1の滑動ブロック32は,その下面に上記一対の案内レール31,31と嵌合する一対の被案内溝321,321が設けられているとともに,その上面にY方向に沿って平行に形成された一対の案内レール322,322が設けられている。かかる構成の第1の滑動ブロック32は,被案内溝321,321が一対の案内レール31,31に嵌合することにより,一対の案内レール31,31に沿ってX方向に移動可能に構成される。
【0032】
さらに,チャックテーブル機構3は,第1の滑動ブロック32を一対の案内レール31,31に沿ってX方向に移動させるための移動手段37を具備している。この移動手段37は,上記一対の案内レール31,31の間に平行に配設された雄ネジロッド371と,雄ネジロッド371を回転駆動するためのパルスモータ372等の駆動源を備えている。雄ネジロッド371は,その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック373に回転自在に支持されており,その他端が上記パルスモータ372の出力軸に減速装置(図示せず。)を介して伝動連結されている。なお,雄ネジロッド371は,第1の滑動ブロック32の中央部下面に突出して設けられた雌ネジブロック(図示せず。)に形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って,パルスモータ372によって雄ネジロッド371を正転および逆転駆動することにより,第1の滑動ブロック32は案内レール31,31に沿ってX方向に移動せしめられる。
【0033】
上記第2の滑動ブロック33は,その下面に上記第1の滑動ブロック32の上面に設けられた一対の案内レール322,322と嵌合する一対の被案内溝331,331が設けられており,この被案内溝331,331を一対の案内レール322,322に嵌合することにより,Y方向に移動可能に構成される。
【0034】
さらに,チャックテーブル機構3は,第2の滑動ブロック33を第1の滑動ブロック32に設けられた一対の案内レール322,322に沿ってY方向に移動させるための移動手段38を具備している。移動手段38は,上記一対の案内レール322と322の間に平行に配設された雄ネジロッド381と,雄ネジロッド381を回転駆動するためのパルスモータ382等の駆動源を備えている。雄ネジロッド381は,その一端が上記第1の滑動ブロック32の上面に固定された軸受ブロック383に回転自在に支持されており,その他端が上記パルスモータ382の出力軸に減速装置(図示せず。)を介して伝動連結されている。なお,雄ネジロッド381は,第2の滑動ブロック33の中央部下面に突出して設けられた雌ネジブロック(図示せず。)に形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って,パルスモータ382によって雄ネジロッド381を正転および逆転駆動することにより,第2の滑動ブロック33は案内レール322,322に沿ってY方向に移動せしめられる。
【0035】
かかる構成のチャックテーブル機構3は,移動手段37および移動手段38を動作させて,被加工物を保持するチャックテーブル36をX方向およびY方向に自在に移動させることができる。これにより,レーザ加工装置1は,後述するレーザ光照射手段52のレーザ加工ヘッド100に対して,被加工物をX方向またはY方向に所定の送り速度(例えば50mm/s)で相対移動させることができる。かかる被加工物の相対移動により,被加工物に対するレーザ光の照射位置を変えることができるので,被加工物を所定の直線或いは曲線の切断ラインで切断加工することができる。
【0036】
また,上記レーザ光照射ユニット支持機構4は,静止基台2上に割り出し送り方向(Y方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール41,41と,案内レール41,41上にY方向に移動可能に配設された可動支持基台42を具備している。この可動支持基台42は,案内レール41,41上に移動可能に配設された移動支持部421と,移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなる。装着部422は,一側面にZ方向に延びる一対の案内レール423,423が平行に設けられている。
【0037】
さらに,レーザ光照射ユニット支持機構4は,可動支持基台42を一対の案内レール41,41に沿ってY方向に移動させるための移動手段43を具備している。移動手段43は,上記一対の案内レール41,41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と,雄ねじロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を備えている。雄ネジロッド431は,その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック(図示せず。)に回転自在に支持されており,その他端が上記パルスモータ432の出力軸に減速装置(図示せず。)を介して伝動連結されている。なお,雄ネジロッド431は,可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた雌ネジブロック(図示せず。)に形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため,パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより,可動支持基台42は案内レール41,41に沿って,Y方向に移動せしめられる。
【0038】
レーザ光照射ユニット5は,例えば,ユニットホルダ51と,ユニットホルダ51に取り付けられたレーザ光照射手段52と,移動手段53と,を具備している。
【0039】
ユニットホルダ51は,例えば,上記装着部422に設けられた一対の案内レール423,423に摺動可能に嵌合する一対の被案内溝511,511が設けられており,この被案内溝511,511を上記案内レール423,423に嵌合することにより,Z方向に移動可能に支持される。
【0040】
レーザ光照射手段52は,例えば,上記ユニットホルダ51に固定され,略水平に延出する略円筒形状のケーシング521と,このケーシング521内に配設されたレーザ光発振装置522およびレーザ光変調装置523と,レーザ加工ヘッド100と,を備える。
【0041】
レーザ光発振装置522は,例えば,YAGレーザ発振器などで構成されており,例えばNd:YAGレーザ光を発振することができる。このレーザ光発振装置522が発振する例えばNd:YAGレーザ光の出力は,ピークパワーで例えば0.5〜5kW(MAX)であり,アベレージパワーで例えば20〜180mWである。かかるレーザ光発振手段522が発振したレーザ光は,レーザ光変調装置523を介してレーザ加工ヘッド100に導かれる。
【0042】
レーザ光変調装置523は,例えば,繰り返し周波数設定部,レーザ光パルス幅設定部およびレーザ光波長設定部(いずれも図示せず。)などを備えており,上記レーザ光発振装置522が発振したレーザ光を変調することができる。具体的には,上記繰り返し周波数設定部は,例えば,レーザ光を所定の繰り返し周波数(例えば,1kHz)のパルスレーザ光にすることができる。また,レーザ光パルス幅設定部は,例えば,パルスレーザ光のパルス幅を所定幅(例えば30nsec)に設定することができる。さらに,レーザ光波長設定部は,例えば,パルスレーザ光の波長を所定値(例えば,532nm)に設定することができる。
【0043】
レーザ加工ヘッド100は,例えば,上記レーザ光発振装置522およびレーザ光変調装置523から発振されたパルスレーザ光(以下では,単にレーザ光という。)を集光し,被加工物に向けて出射することができる。このレーザ加工ヘッド100は,本実施形態にかかる特徴的部分であるが,詳細については後述する。
【0044】
移動手段53は,ユニットホルダ51を一対の案内レール423,423に沿ってZ方向に移動させることができる。この移動手段53は,上記各移動手段と同様に一対の案内レール423,423の間に配設された雄ネジロッド(図示せず。)と,雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでおり,パルスモータ532によって雄ネジロッド(図示せず。)を正転および逆転駆動することにより,ユニットホルダ51およびレーザビーム照射手段52を案内レール423,423に沿ってZ方向に移動せしめる。
【0045】
また,撮像手段6は,例えば,上記レーザ光照射手段52を構成するケーシング521の前端部に配設されている。この撮像手段6は,可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に,被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と,この赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と,この光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)と(いずれも図示せず。)から構成されている。この撮像手段6によって撮像された画像信号は,例えば,制御手段(図示せず。)に出力され,モニタ上に表示処理処理等される。
【0046】
アシストガス供給手段7は,例えば,アシストガスを収容するボンベ装置(図示せず。)と,ボンベ装置内のアシストガスを所定の供給圧力で送出する送出装置(図示せず。)と,を備えている。このアシストガス供給手段7は,例えば,供給管72を介して,上記レーザ加工ヘッド100に対し,アシストガスを例えば3.0L/minの供給流量で供給することができる。このアシストガスは,レーザ光照射によるアブレーション反応を高めて,シリコン等からなる被加工物のガス化を促進させる作用を有する。
【0047】
吸引装置8は,例えば,所定の吸引圧力で吸引可能な真空ポンプなどから構成されており,上記レーザ加工ヘッド100とは排出管82を介して連通されている。この吸引装置8は,例えば,レーザ加工ヘッド100から,排出管82を介してアシストガス等を吸引して,排出することができる。このアシストガスの排出流量は,例えば30L/minであり,上記アシストガスの供給流量の例えば10倍以上に設定することが好ましい。
【0048】
次に,図2に基づいて,本実施形態にかかる特徴であるレーザ加工ヘッド100の構成について詳細に説明する。なお,図2は,本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100の構成を示す断面図である。
【0049】
図2に示すように,レーザ加工ヘッド100は,被加工物10の直上に近接して設けられ,被加工物10に対してレーザ光を照射するヘッド部分である。このレーザ加工ヘッド100は,例えば,レーザ光出射部110と,ノズル120と,ガード部材130と,から構成される。
【0050】
レーザ光出射部110は,例えば,鏡筒112と,集光レンズ114,保護ガラス116と,から構成される。
【0051】
鏡筒112は,例えば略円筒形状を有するハウジングであり,その外径は例えば32mmである。この鏡筒112の内部には,集光レンズ114および保護ガラス116が配設される。集光レンズ114は,レーザ光を集光する対物レンズである。この集光レンズ114は,レンズ径が例えば20mm,集光径が例えば10μm,焦点距離が例えば25mm,作動距離が例えば20mmである。また,保護ガラス116は,この集光レンズ114の被加工物10側に設けられ,加工によって生じた飛散物等から集光レンズ114を保護することができる。
【0052】
かかる構成のレーザ光出射部110には,例えば,上記レーザ光発振装置522が発振したレーザ光が入射される。レーザ光出射部110は,このように入射されたレーザ光を,例えば,集光レンズ114で集光して,被加工物10に向けて出射する。このようにしてレーザ光出射部110が出射したレーザ光は,ノズル120の内部空間である隙間152およびノズル口125を通過して,被加工物10にスポット的に照射される。
【0053】
ノズル120は,上記レーザ光出射部110の被加工物10側に装着される部材であり,例えば,レーザ光出射部110を被覆して保護する機能と,加工点付近の外部雰囲気(アシストガスを含む。)を不要物とともに吸引して排出する機能と,を有する。このノズル120は,例えば,各種の合成樹脂または金属などで形成されており,全体形状としては,被加工物10側が縮径するような略筒形状を有している。このノズル120の大きさは,外径が大径側で例えば52mmであり,高さが例えば54mmである。
【0054】
かかるノズル120は,例えば,レーザ光出射部110を取り囲むようにして配される胴体部122と,胴体部122とレーザ光出射部110とを連結する連結部124と,胴体部122と一体形成され被加工物10側に位置するテーパ部126と,から構成される。
【0055】
胴体部122は,例えば,略円筒形状を有しており,上記レーザ光出射部110の鏡筒112の被加工物10側の大半を取り囲むようにして設けられる。この胴体部122の内径は,例えば42mmであり,上記鏡筒112の外径(例えば32mm)よりも所定径だけ大きくなるように調整されている。このため,胴体部122の内周面と,鏡筒112の外周面との間には,隙間150が生じる。かかる隙間150は,例えば,鏡筒112を取り囲むような所定の厚さ(例えば10mm)の略円筒形状のスペースであり,ノズル口125から吸い込んだ不要物等(詳細は後述する。)の排出路として機能する。
【0056】
また,例えば,かかる胴体部122の一側には,所定径の排出口128が例えば1つ形成されている。この排出口128は,例えば,胴体部122の上端部(被加工物10と反対側の端部)側であって,胴体部122の外側がガード部材130に覆われていない位置に形成される。かかる排出口128は,上記排出管82を介して吸引装置8と連通されており,吸引装置8による真空吸引を行うことで,当該排出口128からノズル120内部の雰囲気および不要物等を外部に排出することができる。
【0057】
連結部124は,例えば,胴体部122と鏡筒112を連結するOリング部材である。この連結部124の外径は例えば42mmであり,上記胴体部122の内径と略同一であり,また,その内径は例えば32mmであり,上記鏡筒112の外径と略同一である。かかる連結部124を介して胴体部122を鏡筒112に装着することにより,胴体部122の内周面と鏡筒112の外周面との間に,上記隙間150を形成することができる。なお,この連結部124は,例えば,胴体部122と一体形成されてもよいし,或いは別体に形成されてもよい。
【0058】
テーパ部126は,例えば,ノズル120の先端側(被加工物10側)に設けられた略テーパ形状を有する筒状部分である。このテーパ部126は,例えば,胴体部122と一体形成されており,胴体部122との連結部分では比較的大径(外径が例えば52mm)であるが,先端側に向かうにつれ徐々に縮径し,先端部では最小径となっている。このテーパ部126の内周面と鏡筒112先端部とが接触することがないように,テーパ部126のテーパ形状や,鏡筒112とノズル120の上下方向の位置関係が調整されている。このため,テーパ部126内部には,鏡筒112との間に所定の隙間152が生じており,この隙間152も不要物等の排出路として機能する。
【0059】
また,かかるテーパ部126の先端面127(即ち,ノズル120の先端部であって被加工物10と対向する面)は,例えば,被加工物10の表面(加工面)に対して略平行な略平坦面となるように成形されている。このため,ノズル120を被加工物10表面に極限まで近づけたとしても,先端面127と被加工物10表面とは,比較的広い面積に渡り,微小な距離(例えば数mm程度)だけ離隔して,相互に対向することができる。
【0060】
さらに,かかるテーパ部126の先端部の例えば略中央には,ノズル口125が形成されている。このノズル口125は,例えば,直径3mm程度の略円形状の孔である。かかるノズル口125は,例えば,上記レーザ光出射部110が出射したレーザ光が被加工物10方向に向けて通過する一方,吸引された加工点付近の外部雰囲気及び不要物等が被加工物10側からノズル120内部に向けて通過する。なお,かかるノズル口125の先端面127側には,例えばリンデン型のサイクロン溝加工(図示せず。)が施されているが,詳細については後述する。
【0061】
ガード部材130は,例えば,略円筒形状を有する部材(外側ノズル)であり,内部に供給されたアシストガスが放散しないようにカードして,アシストガスを加工点付近に滞留させる機能を有する。このガード部材130の大きさは,例えば,外径が例えば76mmであり,高さが例えば33mmである。
【0062】
このガード部材130は,例えば,ノズル120の外周面を取り囲むようにして着脱可能に装着される。より詳細には,このガード部材130は,例えば,その内径が上記ノズル120の胴体部122の外径と略同一(例えば52mm)であり,かつ,ガード部材130の内周面上部側が胴体部122の外周面下部側と係合するように形成されている。このため,例えば,かかるガード部材130内に上側からノズル120を挿通するようにして,ガード部材130の内周面上部側と胴体部122の外周面下部側とを係合させることにより,ガード部材130をノズル120の外周面に装着することができる。
【0063】
また,ガード部材130の被加工物10側の端面134のレベル(被加工物10からの距離)が,上記ノズル120の先端面127のレベルと略同一か,或いは当先端面127のレベルより若干被加工物10に接近するように,ガード部材130の形状およびノズル120に対する取り付け位置が調整されている。
【0064】
このようにしてガード部材130をノズル120に装着したときに,ガード部材130の上部側では,ガード部材130内周面と胴体部122の外周面とが密着しており,気密に保たれている。一方,ガード部材130の下部側では,上記ノズル120のテーパ部126が被加工物10方向に向かうにつれ縮径しているため,ガード部材130の内周面と,テーパ部126の外周面とが離隔して隙間が生じている。
【0065】
このような構成により,レーザ加工ヘッド100を被加工物10に近接して配置しときには,ガード部材130の内周面と,テーパ部126の外周面と,被加工物10の加工面とによって囲まれた空間であるアシストガス充満用空間154を生成することができる。
【0066】
また,例えば,ガード部材130の一側には,所定径のアシストガス供給口138が形成されている。このアシストガス供給口138は,例えば,ガード部材130の中央部付近であって,テーパ部126上部と対向する位置に形成されている。かかるアシストガス供給口138は,上記供給管72を介してアシストガス供給手段7と連通されており,このアシストガス供給手段7から送られてきたアシストガスを,上記アシストガス充満用空間154に供給することができる。このようにして供給されたアシストガスは,ガード部材130にガードされて外部に放散できないので,アシストガス充満用空間154内に充満する。この結果,アシストガス充満用空間154内を,レーザ加工に好適なアシストガス雰囲気とすることができる。
【0067】
また,ガード部材130の被加工物10側の端面には,凹部であるガス溜まり部132が形成されている。このガス溜まり部132は,例えば,ガード部材130の端面の中央部分を陥没形成した断面略コの字形の溝であり,当該端面の円周方向に沿って略環状に形成されている。かかるガス溜まり部132を設けることにより,ガス溜まり部132内にアシストガスを滞留させて,ガード部材130の外部に漏れないようにすることができる。
【0068】
さらに,ガード部材130の端面のレベルは,例えば,上記ガス溜まり部132の内側と外側との間で高低差が付けられている。即ち,例えば,ガス溜まり部132の外側の端面134が内側の端面136よりも被加工物10に接近するように,外側の端面134のレベルと内側の端面136のレベルとが調整されている。このため,外側の端面134と被加工物10との間に形成された隙間156は,内側の端面136と被加工物10との間に形成された隙間158よりも狭くなっている。従って,アシストガスに作用する気圧は,広い内側の隙間158内を通過するときよりも,狭い外側の隙間156内の通過するときの方が大きくなるので,アシストガスが外側の隙間156からガード部材130の外部に漏れることを防止できる。
【0069】
以上のように,ガス溜まり部132と,端面レベルの高低差によって,アシストガスをガード部材130内に閉じこめて,アシストガス充満用空間154内のアシストガスの密度を高めることができる。また,このガード部材130の外部からアシストガス充満用空間154に外気が入り込むことを防止することもできる。
【0070】
ここで,上記のような構成のレーザ加工ヘッド100における,アシストガスの概略的な流れ(図2では太い矢印で示してある。)について説明する。まず,アシストガス供給手段7から送られてきたアシストガスは,アシストガス供給口138を通って,アシストガス充満用空間154に流れ込む。次いで,アシストガスは,吸引装置8の吸引力によって,アシストガス充満用空間154の外周部であるガード部材130周辺から,中心部である加工点付近に向かって集合し,加工点の直上に近接して配されたノズル口125を通ってノズル120内に吸引される。さらに,アシストガスは,ノズル120内の隙間152および隙間150を通って上方に向かって流れ,略最上部に位置する排出口128から排出され,吸引装置8に至る。
【0071】
このように本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100においては,ノズル120の外側から加工点付近に供給されたアシストガスを,加工点直上に配されたノズル120によって吸引し,外部に排出するという構成である。このような本実施形態にかかるアシストガスの供給・排出態様は,上記従来手法▲1▼のレーザ加工装置のように,加工点直上に配された内側ノズルによってアシストガスを加工点付近に向けて噴出し,かかるアシストガスを外側ノズルで吸引するという供給・排出態様とは大きく異なる。
【0072】
本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100は,以上のような構成を採用することにより,加工点付近に向けて外周側から集めるようにしてアシストガスを供給できるため,当該アシストガスの流れによって,レーザ加工によって生じた不要物が加工点の周囲に飛散することを効果的に防止できるという利点がある。
【0073】
また,加工点付近に集まったアシストガスをノズル120によって吸引する際に,この吸引されるアシストガスの流れにのせて,加工点付近で発生した不要物をも吸引することができる。このとき,ノズル120が,不要物の発生箇所である加工点の直上に近接して配されている(例えば,ノズル口125と加工点との距離が3mm以下)ため,かかるノズル120によって,発生した直後の不要物を即座にノズル120内に吸引して,効果的に除去できるという利点もある。
【0074】
ところが,このように不要物を吸引するノズル120内にはレーザ光出射部110が配設されているので,何らの処置を施すことなく吸引したのでは,吸引した不要物がレーザ光出射部110に付着して汚染したり,吸引中の不要物がレーザ光の光路上に位置して,出射されたレーザ光を遮ったりするという問題がある。そこで,かかる問題に対処すべく,本実施形態にかかるノズル120のノズル口125には,以下に説明するような溝加工が施されている。
【0075】
次に,図3に基づいて,本実施形態にかかるノズル120に形成された溝について説明する。なお,図3(a)は,本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100に設けられたノズル120を示す底面図である。図3(b)は,図3(a)に示したノズル120の中心部分を拡大して示す部分拡大図である。
【0076】
図3(a)に示すように,ノズル120の中心部分には,例えば,略平坦面である上記先端面127が形成されており,さらに,この先端面127の中心部には,例えば所定径(例えば3mm)の略円形状の孔であるノズル口125が穿孔されている。このノズル口125の周縁部には,例えば,略螺旋状の溝(以下では,「螺旋溝」という。)162が形成されている。さらに,先端面127上には,この螺旋溝162の一側端と連結形成された略直線状の溝(以下では,「直線溝」という。)164が形成されている。以下に,かかる螺旋溝162および直線溝164について,図3(b)に基づいてより詳細に説明する。
【0077】
図3(b)に示すように,螺旋溝162は,例えば,リンデン型のサイクロン形状の溝であり,ノズル口125の周縁部を例えば略半周に渡って取り巻くようにして形成されている。この螺旋溝162は,直線溝164と連結している部分では,例えば略半円状の断面形状を有し,その幅が例えば約1mm,最深部の深さが例えば約2mmである。さらに,螺旋溝162は,例えば,ノズル口125の周縁部を取り巻くようにしてこの連結部から遠ざかるにつれ,ノズル口125に吸収されるように徐々に細くなっていき,ノズル口125の周縁部を例えば半周した箇所でノズル口125に完全に吸収されて消滅する。このような直線溝164は,下記の直線溝164を通過して流入したアシストガスを,螺旋状に回転させて渦流に変換して,ノズル口125内に導入することができる。リンデン型サイクロンとは,ノズル口125の接線方向の外側に直線溝164が位置しているものであり,これに対し,接線方向の内側に直線溝164が位置するものを接線型サイクロンと呼ぶ。ノズル口125付近に形成する溝は,旋回力を得るためにはリンデン型サイクロンとすることが望ましいが,これに限らず,接線型サイクロンなどであってもよい。
【0078】
直線溝164は,例えば略半円状の断面形状を有する直線状の溝であり,その幅は例えば約1mm,最深部の深さは例えば約2mmである。この直線溝164の一端は上記螺旋溝162の一端と連結され,他端は先端面127の外周縁に至っている。
【0079】
このような直線溝164は,上記アシストガス充満用空間154内にあるアシストガスを,螺旋溝162に案内することができる。即ち,ノズル120先端部周辺にあるアシストガス等は,直線溝164を通ってノズル口125方向に向かうことができる。
【0080】
より詳細には,上記のように,レーザ加工時には,不要物の吸引効果を高めるためには,ノズル120の先端面127と被加工物10とを非常に近接させる必要がある。しかし,先端面127と被加工物10を過度に接近させすぎると,双方の間の圧力損失が大きくなって吸引力が低下するため,アシストガスが流れにくい状態となる。そこで,外部とノズル口125とを連通する直線溝164を設けることによって,かかる直線溝164がアシストガス用の通気路として機能し,アシストガスがノズル口125に向かって容易に流入可能となる。
【0081】
また,かかる直線溝164は,例えば,レーザ加工方向に対して略直交する方向に延長形成されている。即ち,かかる直線溝164が延長形成されている方向は,例えば,レーザ加工時における被加工物10の送り方向と略垂直である。直線溝164をこのような方向に形成することによって,ノズル口125に向けてアシストガスを好適に流動させて,レーザ加工によって生じた不要物を最も効果的に吸引・除去できることが実験結果から判明している。
【0082】
以上のような螺旋溝162および直線溝164を設けることによって,ノズル120は,ノズル120先端部付近のアシストガスを,レーザ加工により発生した不要物とともに螺旋状に回転させながら吸引することができる。かかるノズル120の吸引態様について以下に詳述する。
【0083】
次に,図4および図5に基づいて,本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100のノズル120が不要物を螺旋状に回転させながら吸引・除去する態様について詳細に説明する。なお,図4は,本実施形態にかかるレーザ加工装置1によってレーザ加工されている被加工物10の加工点付近を示す拡大図である。また,図5は,本実施形態にかかるレーザ加工ヘッド100のノズル120によって吸引されるアシストガスおよび不要物の態様を示す説明図である。
【0084】
図4に示すように,レーザ光出射部から出射されたレーザ光は,ノズル口125を通過して,被加工物10にスポット的に照射される。すると,この照射されたレーザ光の高密度エネルギーによって,被加工物10の加工点付近がアブレーション反応を起こし,被加工物10が瞬時に気化して爆発的に除去される。これによって,加工点付近には,被加工物10が気化したガス16(例えば,被加工物10がシリコンウェハである場合には,シリコンガス)が生じる。ところが,除去される被加工物10の全てが気化してガス16となるわけでなく,加工熱によって被加工物10が溶融したデブリ18も発生し,加工点の上方に飛散する。かかるガス16およびデブリ18などは,レーザ加工の結果生じた不要物であり,加工点付近から極力除去する必要がある。
【0085】
一方,このようなレーザ光照射による加工時には,上記アシストガス供給手段7および吸引装置8が動作せしめられている。このため,アシストガス供給手段7によって,上記アシストガス充満用空間154にはアシストガスが供給されるとともに,吸引装置8によって,ノズル口125内にはノズル120の外部雰囲気をノズル120内に吸引しようとする吸引力が働く。
【0086】
かかる吸引力によって,アシストガス充満用空間154に供給されたアシストガスが,加工点付近に集まってくる。このとき,アシストガスは,上記のように,主に直線溝164付近を通過して,加工点に容易に到達することができる。また,アシストガスがノズル120外部から加工点付近に向かって流れるので,上記デブリ18等の不要物が加工点の周囲に飛散しないようにできる。
【0087】
上記のようにして加工点付近に到達したアシストガスは,被加工物10のガス化を促進させる作用を発揮し,上記デブリ18の発生を抑制する。さらに,加工点付近で作用したアシストガスは,上記螺旋溝162に案内されることによって,ノズル口125付近で螺旋状に回転させられる。これにより,アシストガスは,直流から渦流に変換された状態となり,この渦流の状態でノズル口125に吸入される。このように,螺旋溝162によって渦流に変換させられたアシストガスは,ノズル口125内のみならずノズル120内においても渦流を維持できる。さらに,かかるアシストガスの吸引時には,加工点付近に浮遊しているガス16およびデブリ18等の不要物もが,アシストガスとともにノズル口125内に吸引される。これにより,当該不要物のほとんどを加工点付近から除去して,被加工物10表面に再付着することを好適に防止することができる。
【0088】
以上のようにして,ノズル120内に吸引されたアシストガスおよび不要物は,図5に示すように,ノズル120の内周面に沿って螺旋状に回転しながら上昇する。具体的には,ノズル口125から流出したアシストガスおよび不要物は,まず,テーパ部126の内周側面に沿って徐々に回転半径を拡大するようにして螺旋状に回転しながら上昇し,次いで,胴体部122の内周面に沿って所定の回転半径で螺旋状に回転しながらさらに上昇し,最終的には排出口128から排出される。
【0089】
このようにノズル120内では。アシストガスおよび不要物を螺旋状に回転させながら吸引することができる。このため,デブリ18とアシストガスとを撹拝することができるので,デブリ18のガス化を促進できる。また,遠心力によってデブリ18のような重いものを,ノズル120内部における外周側に集めることができる。このため,螺旋状に回転するアシストガス等の中心部は,デブリ18等の不要物が取り除かれた状態となっている。さらに,このように螺旋状に回転するアシストガスおよび不要物の回転軸は,レーザ光出射部110が出射するレーザ光の光軸と略一致している。
【0090】
従って,ノズル120内の略中心に位置するレーザ光出射部110に,デブリ18が付着することを好適に防止できる。加えて,デブリ18がレーザ光軸上に位置することがないので,例えば直径が例えば10μm程度と非常に細いレーザ光は,デブリ18等の障害物によって遮られることがなく,螺旋状に回転するアシストガス等の中心部を通過して,好適に被加工物10に到達できる。
【0091】
次に,以上のような構成のレーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法について説明する。なお,以下では,レーザ加工する被加工物10として半導体ウェハを用い,かかる半導体ウェハを切削若しくは切断加工する例について説明するが,かかる例に限定されるものではない。
【0092】
図6に示すように,被加工物10である半導体ウェハ(以下では,半導体ウェハ10と記載する場合もある。)は,例えばシリコン(Si)またはガリウムヒ素(GaAs)等の半導体材料で形成された例えば8インチの半導体ウェハであり,その厚さは例えば400μmである。この半導体ウェハ10の表面10aは,例えば格子状に配列された複数のストリート(切削若しくは切断ライン)14によって複数の矩形領域に区画されており,この区画された各領域には,それぞれIC,LSI等の回路12が形成されている。また,レーザ加工を行う場合には,かかる半導体ウェハ10の表面10aには,保護テープ11が貼り付けられる。なお,この保護テープ11は,例えば,前工程である半導体ウェハ10の裏面研削工程で貼り付けられているものをそのまま用いてもよい。
【0093】
レーザ加工を行うに際しては,まず,上記半導体ウェハ10を,図1に示したレーザ加工装置1のチャックテーブル36上に裏面側が上向きの状態で載置して,吸着チャック361によって吸着保持させる。次いで,このようにして半導体ウェハ10を吸着保持したチャックテーブル36を,レーザ光照射ユニット5に配設された撮像手段6の直下に配置させる。さらに,レーザ加工ヘッド100が半導体ウェハ10のストリート14に沿ってレーザ光を照射できるように,撮像手段6および制御手段を用いて,レーザ光照射位置のアライメント調整を行う。その後,チャックテーブル36をレーザ加工ヘッド100が位置するレーザ光照射領域に移動させた上で,レーザ加工ヘッド100を下降させて,図2に示したようにガード部材130の端面134を半導体ウェハ10の加工面に対して近接させる。これによって,ノズル120の先端面127は,半導体ウェハ10に対して,例えば3mm以下の距離にまで接近される。
【0094】
以上のようにしてレーザ加工の準備が完了した後に,上記のように加工点付近にアシストガスを供給するとともにこのアシストガス等をノズル120で吸引しながら,レーザ光を半導体ウェハ10に照射することによって,半導体ウェハ10がレーザ加工される。
【0095】
より詳細には,レーザ加工ヘッド100は,レーザ光発振装置522から導かれたレーザ光を,集光レンズ114で集光して,半導体ウェハ10の加工面に照射する。このレーザ光は,例えば,パルスYAGレーザなどであり,そのスペックは,例えば,波長532nm,ピークパワー5kW,アベレージパワー180mW,エネルギー密度31.8J/cm2,パルス幅30ns,繰り返し周波数1kHz,スポット径10μmなどである。
【0096】
かかるレーザ加工ヘッド100が出射したレーザ光は,半導体ウェハ10の各ストリート14に沿って連続的に照射される。具体的には,例えば,固定したレーザ加工ヘッド100に対して,半導体ウェハ10を保持したチャックテーブル36を,例えば2mm/sの所定の送り速度で相対移動させることにより,レーザ加工ヘッド100が出射したレーザ光を,ストリート14に沿って直線的に連続照射する。かかるレーザ光の連続照射によって,上記アブレーション反応が起こり,回路12間に極薄のカーフ(切溝)が形成される。このカーフのカーフ幅は,レーザ光のスポット径などを増減させることによって調整可能であり,例えば,スポット径10μmがレーザ光の場合ではカーフ幅が30μmであった。また,カーフ深さは,半導体ウェハ10の送り速度やレーザ出力などを増減させることによって調整可能であり,例えば,送り速度が2mm/sの場合には,カーフ深さが20μmであり,また,送り速度が4mm/sの場合には,カーフ深さが12μmであった。かかるカーフ深さを調整することにより,半導体ウェハ10を完全に切断加工するか,或いは任意の深さまで切削加工するかを選択できる。
【0097】
このように,あるストリート14の加工が終了した後には,チャックテーブル36を上記送り方向とは垂直方向に例えば1つの回路12分だけずらし,次のストリート14に対してレーザ光を同様に連続照射して加工する。かかる加工を全てのストリート14に沿って順次行うことにより,半導体ウェハ10を個々の半導体チップに分割(ダイシング)することができる。
【0098】
また,上記のようなレーザ光照射時には,上記アブレーション反応を高めるべく,アシストガス供給手段7を動作させてアシストガス供給口138からガード部材130内にアシストガスが供給される。このときのアシストガス供給口138からのアシストガス供給流量は,例えば3.0L/minに設定される。また,供給されるアシストガスとしては,例えば六フッ化硫黄(SF6)を用いることが好ましい。この六フッ化硫黄は,デブリ18の発生を抑制し,発生したデブリ18を吸引除去する効果が,非常に高いことが実験により明らかになっている。なお,アシストガスは,この六フッ化硫黄の例に限定されず,例えば,フッ化したハロゲン元素からなるガスのうち安定したもの(例えばフッ化カルボニル(COF2)または三フッ化窒素(NF3)など)を用いても,同様の効果が得られる。
【0099】
さらに,上記レーザ光照射およびアシストガス供給にあわせて,吸引装置8を動作させて,排出口128からノズル120内の雰囲気を吸引する。これによって,ノズル120は,図4および図5で示したように,加工点付近に発生したガス16やデブリ18等の不要物をアシストガスとともに,螺旋状に回転させながら吸引して,排出口128から排出することができる。
【0100】
このとき,排出口128からのアシストガス等の排出流量を,例えば35L/minと,上記アシストガスの供給流量の少なくとも例えば10倍以上に設定して,アシストガスの吸引圧力が,アシストガスの供給圧力の少なくとも例えば10倍以上になるようにすることが好ましい。これによって,供給されたアシストガスが,ガード部材130の端面137と半導体ウェハ10との間の隙間156から,外部に漏れないようにすることができる。
【0101】
即ち,上記六フッ化硫黄等のアシストガスは有毒な物質であり,ガード部材130の外部に漏れてしまうと,オペレータ等に重大な危害を及ぼす恐れがある。また,半導体ウェハ10自体がガリウムヒ素などの有害物質を含む場合にも,かかる半導体ウェハ10がアブレーション反応によって気化したガス16が,ガード部材130の外部に漏れてしまうと,非常に危険である。従って,このようなアシストガスやガス16が,ガード部材130の外部に飛散しないようにすることが重要である。
【0102】
かかる観点から,上記のようにアシストガスの吸引圧力を供給圧力の少なくとも10倍以上に設定することによって,アシストガス充満用空間154内にあるアシストガス等を,強い吸引力でノズル120内に吸引して排出して,外部に漏らさないようにできる。また,図2で示したように,ガード部材130にガス溜まり部132を設けたり,或いは端部134,136のレベルに高低差をつけることによっても,上述した原理によりアシストガス等が外部に漏れることを好適に防止できる。
【0103】
以上のようにして,加工点付近にアシストガスを供給しながら,ノズル120で吸引することによって,ガス16やデブリ18等の不要物をアシストガスとともに吸引して,除去できる。このとき,ノズル120の先端面127と半導体ウェハ10との距離が0に近いほど不要物の除去効果が高いが,双方が接触すると半導体ウェハ10が損傷してしまうため,非接触を維持しなければならない。実験では,双方の距離が0〜3mm程度であれば,十分に不要物の除去効果があることが確かめられた。
【0104】
また,上記のようなレーザ加工においては,半導体ウェハ10の送り速度が速いほど,デブリ18の発生を抑制できるが,例えば2mm/sという極めて遅い送り速度(通常は例えば50mm/s程度)であっても,十分に不要物の除去効果があることが確かめられた。また,照射するレーザ光の繰り返し周波数を大きくすることにより,加工深さ(カーフ深さ)を維持しつつ,当該送り速度を速くすることができる。例えば,上記の例では,繰り返し周波数を1kHz,送り速度を2〜4mm/secとして加工したが,繰り返し周波数を100kHzにすることで,送り速度を200mm/secと大幅に速めても,同様の加工深さを維持することができる。
【0105】
【実施例】
次に,上記のようなレーザ加工装置1を用いて半導体ウェハ10をレーザ加工(直線的な切削加工)して,加工後の半導体ウェハ10上に残存している不要物を観察した実験結果について説明する。
【0106】
かかる実験では,ノズル120を用いた不要物の吸引除去効果と,アシストガス(六フッ化硫黄)による半導体ウェハ10のガス化の促進効果を確かめるため,以下の表1に示すような3つの条件で実験A〜Cを行った。
【0107】
【表1】
【0108】
かかる実験結果を図7に示す。なお,図7は,実験A,B,Cでレーザ加工された半導体ウェハ10のカーフ周辺の汚染状況を示す写真図である。
【0109】
図7(A)に示すように,実験Aにおいて,ノズル120による加工点付近の吸引と,アシストガス供給手段7によるアシストガスの供給の双方を行うことなく,レーザ加工した場合には,カーフ周辺は実験A〜Cの中で最も汚染された状態となっている。カーフの両側には比較的広い範囲に渡り,大きな塊状のデブリ18が大量に付着しているとともに,比較的幅広の帯状の干渉膜(酸化膜)が残存している。かかるデブリ18および干渉膜は,半導体ウェハ10を洗浄しても除去不能であった。
【0110】
図7(B)に示すように,実験Bにおいて,アシストガスの供給を行うことなく,ノズル120による吸引のみを行って加工した場合には,カーフの近傍に汚れが寄り集まっており,汚染領域は上記実験Aと比べて半分程度である。さらに,カーフ周辺にはデブリ18の付着はほとんど観察できない。しかし,カーフ両側には,比較的幅が狭いものの帯状の干渉膜が依然として残っており,洗浄しても除去することができなかった。
【0111】
図7(C)に示すように,実験Cにおいて,アシストガスの供給と,ノズル120による吸引の双方を行って加工した場合には,カーフ周辺はほとんど汚染されておらず,非常に綺麗である。デブリ18および干渉膜共にほとんど観察できなかった。
【0112】
以上のような実験結果によれば,ノズル120を用いて吸引を行うことで,加工点付近に生じたデブリ18やガス16の飛散を効果的に防止できるとともに,大半のデブリ18を好適に吸引・除去できることが分かった(実験B)。さらに,かかるノズル120の吸引とアシストガスの供給とを併用することで,アシストガスを効果的に作用させて,さらにデブリ18等の除去効果を高め,汚染領域を低減できることが分かった(実験C)。
【0113】
以上,本実施形態にかかるレーザ加工装置1,このレーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法,およびレーザ加工実験結果について説明した。
【0114】
かかるレーザ加工装置1によれば,従来のように内側ノズルから噴出したアシストガスによってデブリ18等の不要物を吹き飛ばすのではなく,当該不要物を吸引して除去するので,被加工物10上に不要物が飛散することを防止できる。また,加工点付近にアシストガスを供給するに際しては,外側のガード部材130から,内側のノズル120の先端部に集まるようにしてアシストガスを供給できるので,加工点で発生した不要物が加工点周囲に拡散することがない。さらに,加工点直上に配されたノズル120によって,加工点で発生した不要物を即座に吸引することができるので,不要物を被加工物10上に再付着させることなく,大半を吸引・除去することができる。従って,レーザ加工による被加工物上の汚染を大幅に低減できるので,レーザ加工工程後の被加工物10表面の洗浄工程を省略する,或いは大幅に簡略化することができる。また,デブリ18等の付着を原因とする半導体チップの製品不良を大幅に低減できる。
【0115】
また,ノズル120で吸引する際には,不要物を螺旋状に回転させながら吸入するので,ノズル120内では,比較的重い不要物を遠心力によって外側に集めることができる。よって,レーザ光照射部110等の光学系に不要物が付着して汚染することを防止できるとともに,不要物がレーザ光路の障害となることもない。
【0116】
さらに,ノズル120のノズル口125に,例えばリンデン型サイクロン形状の溝加工を行うことによって,ノズル120による吸引時における螺旋状に回転させる速度を高めることで,上記の効果を増強することができる。また,かかる溝加工により,アシストガス等の流入路を確保できるので,ノズル120の先端面127を被加工物10に極限まで近づけてレーザ加工することが可能なる。
【0117】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0118】
例えば,上記実施形態では,アシストガスを供給しながらレーザ加工するレーザ加工装置1について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,レーザ加工装置1は,アシストガスを供給することなく,ノズル120による加工点付近の外部雰囲気の吸引のみを行いながら,被加工物10をレーザ加工するようにしてもよい。この場合には,上記実施形態と同様な装置構成のレーザ加工装置1を用いて,アシストガス供給手段7を動作させずに,レーザ加工してもよい。或いは,図8に示すように,ノズル120から上記ガード部材130を取り外した構成のレーザ加工ヘッド100’を用いて,レーザ加工してもよい。
【0119】
この図8に示すレーザ加工ヘッド100’は,図2に示したレーザ加工ヘッド100と比して,ガード部材130が設けられていない点で相違するのみであり,その他の機構構成は略同一である。かかる構成のレーザ加工ヘッド100’は,上記レーザ加工ヘッド100の場合と同様に,吸引装置8の動作によって吸引力を得ることにより,ノズル120先端部付近の外部雰囲気(空気など)とともに,加工点付近に生じたデブリ18やガス16等の不要物を,螺旋状に回転させながらノズル120内に吸引して,排出口128から排出することできる。
【0120】
かかるレーザ加工ヘッド100’を用いてレーザ加工する場合であっても,吸引される外部雰囲気が外側からノズル口125に向かうようにして流れるので,不要物を飛散させることがない。さらに,加工点直上に配されたノズル口125から,当該不要物の大半を好適に吸引・除去できるとともに,ノズル120内ではこれらを螺旋状に回転させるので,デブリ18等がレーザ光照射装置110に付着したり,レーザ光路を妨げたりすることがない。また,アシストガス供給装置等7など設けなくて済むので,装置の低コスト化が図れるとともに,アシストガス漏れなどの危険性もない。
【0121】
また,上記実施形態では,レーザ光として,YAGレーザを用いたが,本発明はかかる例に限定されず,例えば,He−Neレーザ,CO2レーザ(横型励起大気圧CO2レーザ等),半導体レーザ,エキシマレーザ,イオンレーザなどを用いてもよい。
【0122】
また,上記実施形態では,被加工物10として,特にデブリ18が発生しやすい半導体ウェハを加工する例について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,被加工物10として,その他の化合物半導体材(ガリウムヒ素,インジウムリン等),合成樹脂材(GPS基板,BGA基板,ガラスエポキシ樹脂,アクリル樹脂等),ガラス材(石英板,液晶,サファイア基板,光ファイバ等),セラミックス材,金属材(銅,ニッケル,SUS鋼,超硬材等)などを加工する場合にも適用できる。
【0123】
また,螺旋溝162の形状等は,上記実施形態の例に限定されず,例えば,ノズル口125の略全周を取り囲むように形成してもよい。また,螺旋溝162は,例えば,先端面127上のノズル口125周囲のみならず,ノズル口125の内周面上にも略螺旋状に(例えば雌ねじ孔のように)延長形成されてもよい。
【0124】
また,直線溝164の形状,位置,大きさ等は,上記実施形態の例に限定されない。例えば,直線溝164は,略コの字形,V字形,U字形等の断面形状を有してもよい。また,上記では直線溝164を1つだけ形成する例について説明したが,かかる例に限定されず,先端面127上に複数の直線溝164を形成してもよい。より具体的には,図3(b)に示した直線溝164に対してノズル口125を中心として対称な位置に,さらに別の直線溝164を形成しても良い。これによって,ノズル120の両側からアシストガスをノズル口125に導入することができる。また,中心のノズル口125から放射状に延びるように,3つ以上の直線溝164を設けることもできる。
【0125】
また,上記実施形態にかかるノズル120は,胴体部122とテーパ部126とからなる形状であったが,ノズル120の形状はかかる例に限定されない。例えば,ノズル120は,先端部に向かって拡径するような形状や,中央部でいったん縮径してさらに先端部では拡径するものなど,ノズル外部雰囲気を吸引・排出可能な形状であれば任意の形状してもよい。
【0126】
また,上記実施形態では,アシストガスとして,主に,六フッ化硫黄を用いる例について説明したが,かかる例に限定されない。アシストガスとしては,六フッ化硫黄以外にもフッ化カルボニル(COF2)または三フッ化窒素(NF3)等のフッ化されたハロゲン化ガスを用いることが好適である。また,これら以外にも,ヘリウム(He),アルゴン(Ar),酸素(02)または空気などを用いるることもできる。アシストガスとして,六フッ化硫黄等のフッ化されたハロゲン化ガスや,酸素等を用いた場合には,アブレーション反応を促進できるという利点がある。また,ヘリウムを用いた場合には,冷却効果が高いとともに,気体として軽いのでデブリ18を浮遊させ易いという利点がある。また,アルゴンを用いた場合には,粘度が高いため流体制御が容易であるという利点がある。また,アシストガスとしては,このような特性の異なる複数種類のガスを混合して使用することもできる。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,レーザ光照射に伴って生じたデブリ等の不要物を,加工点近傍に配されたノズルによって,好適に吸引して除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,第1の実施形態にかかるレーザ加工装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図2は,第1の実施形態にかかるレーザ加工ヘッドの構成を示す断面図である。
【図3】図3(a)は,第1の実施形態にかかるレーザ加工ヘッドに設けられたノズルを示す底面図である。図3(b)は,図3(a)に示したノズルの中心部分を拡大して示す部分拡大図である。
【図4】図4は,第1の実施形態にかかるレーザ加工装置によってレーザ加工されている被加工物の加工点付近を示す拡大図である。
【図5】図5は,第1の実施形態にかかるレーザ加工ヘッドのノズルによって吸引されるアシストガスおよび不要物の態様を示す説明図である。
【図6】図6は,第1の実施形態にかかる被加工物の一例である半導体ウェハを示す斜視図である。
【図7】図7は,実施例にかかる実験A,B,Cでレーザ加工された半導体ウェハのカーフ周辺の汚染状況を示す写真図である。
【図8】図8は,変更例にかかるレーザ加工ヘッドの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 : レーザ加工装置
7 : アシストガス供給手段
8 : 吸引装置
10 : 被加工物(半導体ウェハ)
16 : ガス
18 : デブリ
100 : レーザ加工ヘッド
110 : レーザ光出射部
112 : 鏡筒
114 : 集光レンズ
120 : ノズル
122 : 胴体部
124 : 連結部
125 : ノズル口
126 : テーパ部
127 : 先端面
128 : 排出口
130 : ガード部材
132 : ガス溜まり部
134 : ガード部材の端面
138 : アシストガス供給口
154 : アシストガス充満用空間
162 : 略螺旋状の溝
164 : 略直線状の溝
Claims (9)
- 被加工物に向けてレーザ光を出射するレーザ光出射部と;前記レーザ光出射部の前記被加工物側に装着されたノズルと;を備え,前記レーザ光出射部が出射したレーザ光を,前記ノズルを通して前記被加工物に照射することにより,前記被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置であって;
前記ノズルは,前記ノズルの外部雰囲気とともに前記被加工物の加工点付近に生じた不要物を螺旋状に回転させながら吸引し,
前記レーザ光出射部が出射したレーザ光の光軸と,前記螺旋状に回転させられる前記不要物の回転軸は,略一致し,
前記ノズルの先端面は,対向する前記被加工物の加工面と略平行な略平坦面となっており,
前記ノズルの先端面には,前記ノズルのノズル口に形成された略螺旋状の溝と,前記略螺旋状の溝から延長形成された1または2以上の略直線状の溝と,が形成されていることを特徴とする,レーザ加工装置。 - 前記略直線状の溝は,前記レーザ加工の加工方向に対して略垂直方向に延長形成されていることを特徴とする,請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 被加工物に向けてレーザ光を出射するレーザ光出射部と;前記レーザ光出射部の前記被加工物側に装着されたノズルと;前記被加工物の加工点付近にアブレーション反応を促進させるためのアシストガスを供給するアシストガス供給手段と;を備え,前記加工点付近に前記アシストガスを供給しながら,前記レーザ光出射部が出射したレーザ光を,前記ノズルを通して前記被加工物に照射することにより,前記被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置であって;
前記アシストガス供給手段は,前記ノズルの外部から前記加工点付近に前記アシストガスを供給し,
前記ノズルの先端面は,対向する前記被加工物の加工面と略平行な略平坦面となっており,
前記ノズルは,前記加工点付近に供給された前記アシストガスとともに,前記加工点付近に生じた不要物を吸引することを特徴とする,レーザ加工装置。 - 前記レーザ加工装置は,前記ノズルの外側面を取り囲むようにして設けられた略筒形状のガード部材を備え,
前記アシストガス供給手段は,前記ノズルの外側面と,前記ガード部材の内側面と,前記被加工物の加工面とで囲まれた空間内に,前記アシストガスを供給することを特徴とする,請求項3に記載のレーザ加工装置。 - 前記ノズルは,前記不要物を螺旋状に回転させながら吸引することを特徴とする,請求項3または4のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記レーザ光出射部が出射したレーザ光の光軸と,前記螺旋状に回転させられる前記不要物の回転軸は,略一致していることを特徴とする,請求項5に記載のレーザ加工装置。
- 前記ノズルのノズル口には,略螺旋状の溝が形成されていることを特徴とする,請求項5または6のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記ノズルの先端面には,1または2以上の略直線状の溝が前記略螺旋状の溝から延長形成されていることを特徴とする,請求項7に記載のレーザ加工装置。
- 前記略直線状の溝は,前記レーザ加工の加工方向に対して略垂直方向に延長形成されていることを特徴とする,請求項8に記載のレーザ加工装置。
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