JP2012030249A - 集塵装置及びこれを用いたレーザ加工装置並びにソーラパネル製造方法 - Google Patents

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修一 廣井
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Abstract

【課題】レーザ光加工時に照射部に吹き付けられるガスの吹き付け角度を任意に調整できるようにする。
【解決手段】レーザ光の光軸を取り囲むように順にレーザ誘導筒30、中筒20及び外筒10を設け、中筒20と外筒10との間に形成される空間を利用してパージエアをレーザ加工位置に吹き付け、吹き付けられたパージエアを中筒20とレーザ誘導筒30との間に形成される空間を利用して吸引排出する。外筒10のノズル先端部はテーパ状に形成されているので、中筒20のレーザ光出射側の先端部端面と外筒10のレーザ光出射側の先端部端面との間の距離を調整することによってワークに吹き付けられるパージエアの角度を種々調整することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ光を用いてワークを加工する際に発生する塵などを取り除く集塵装置及びこれを用いたレーザ加工装置並びにソーラパネル製造方法に係り、特にレーザ光の照射時にワークから飛び散る粉塵等をパージするエアを供給するノズルの先端部に改良を加えた集塵装置及びこれを用いたレーザ加工装置並びにソーラパネル製造方法に関する。
従来、ソーラパネルの製造工程では、透光性基板(ガラス基板)上に透明電極層、半導体層、金属層を順次形成し、形成後の各工程で各層をレーザ光で短冊状に加工してソーラパネルモジュールを完成している。このようにしてソーラパネルモジュールを製造する場合、ガラス基板上の薄膜に例えば約10mmピッチでレーザ光でスクライブ線を形成している。このスクライブ線の線幅は約30μmで、線と線の間隔は約30μmとなるような3本の線で構成されている。レーザ光でスクライブ線を形成する場合、通常は定速度で移動するガラス基板上にレーザ光を照射していた。これによって、深さ及び線幅の安定したスクライブ線を形成することが可能であった。
一方、レーザ加工を行う際、被加工部となる薄膜物質が融解あるいは蒸発した後に再固化したり、あるいは固体のまま飛び散る飛沫や加工残渣等のパーティクルが発生することが知られている。そこで、従来は、レーザ加工時にこうしたパーティクルを除去することを目的として、集塵装置を加工部近傍に設けている。このように集塵装置については、特許文献1に記載のようなものが知られている。
特開2004−114075号公報
特許文献1に記載の集塵装置は、不活性ガス供給手段から供給される不活性ガスを、吸気口から集塵部へ供給し、排気手段の排気動作によって、排気口を経て排気するように構成されている。この集塵装置は、集塵部の内部に、吸気口から排気口へ向けた不活性ガスの流れを生じさせて、加工部付近に存在するパーティクルを、集塵部へと引き込み、不活性ガスともども排気口から排出している。しかしながら、レーザ加工の態様に応じて、不活性ガス供給手段の吸気口から加工部に吹き付けられるガスや排気されるガスの流量を適宜調整することは可能であるが、加工部に吹き付けられる不活性ガスの吹き付け角度を調整することは困難であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、レーザ光加工時に照射部に吹き付けられるガスの吹き付け角度を任意に調整することのできる集塵装置及びレーザ加工装置並びにソーラパネル製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る集塵装置の第1の特徴は、ワークに照射されることによって所定の加工を施すレーザ光の光軸を中心軸とするように配置された円筒状のレーザ誘導筒手段と、前記レーザ誘導筒手段の外周を囲むように設けられ、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間を介して前記レーザ光の照射位置付近のエアを吸引排出する中筒手段と、前記中筒手段の外周を囲むように設けられ、前記中筒手段との間に形成される空間を介してテーパ状に延びたノズル先端部から前記レーザ光の照射位置付近にエアを吹き付ける外筒手段と、前記中筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面と前記外筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面との間の距離を変化させることによって前記ワークに吹き付けられるエアの吹き付け角度を調整する吹き付け角度調整手段とを備えたことにある。
これは、レーザ光の光軸を取り囲むように順にレーザ誘導筒手段、中筒手段及び外筒手段を設け、中筒手段と外筒手段との間に形成される空間を利用してパージエアをレーザ加工位置に吹き付け、吹き付けられたパージエアを中筒手段とレーザ誘導筒手段との間に形成される空間を利用して吸引排出するようにしたものである。外筒手段のノズル先端部はテーパ状に形成されているので、中筒手段のレーザ光出射側の先端部端面と外筒手段のレーザ光出射側の先端部端面との間の距離が十分に余裕がある場合には、パージエアは外筒手段のノズル先端部の形状、すなわちテーパ面に沿ってワークに吹き付けられるようになる。その吹き付け角度はテーパ面とワークとの成す角度とほぼ同じとなる。また、中筒手段のレーザ光出射側の先端部端面と外筒手段のレーザ光出射側の先端部端面との間の距離をほど同じ平面上に設定した場合には、ワークに吹き付けられるパージエアの角度が先の場合よりも緩やかになる。さらに、中筒手段のレーザ光出射側の先端部端面が外筒手段のレーザ光出射側の先端部端面よりも突出する場合は、ワークに吹き付けられるパージエアは中筒手段のレーザ光出射側の先端部の外周面に沿って吹き付けられるようになるので、その吹き付け角度は約90度となる。これは、中筒手段のレーザ光出射側の先端部の外周面がワーク表面に対してほぼ垂直の場合である。従って、中筒手段のレーザ光出射側の先端部の外周面の角度、並びに外筒手段のノズル先端部のテーパ状の角度を適宜調整することによってパージエアの吹き付け角度を種々調整することが可能となる。
本発明に係る集塵装置の第2の特徴は、ワークに照射されることによって所定の加工を施すレーザ光の光軸を中心軸とするように配置された円筒状のレーザ誘導筒手段と、前記レーザ誘導筒手段の外周面に沿って設けられた第1勘合部に対して、内周面に沿って設けられた第2勘合部を勘合させることによって前記レーザ誘導筒手段の外周を囲むように設けられ、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間を介して前記レーザ光の照射位置付近のエアを吸引排出する中筒手段と、前記中筒手段の外周面に沿って設けられた第3勘合部に対して、内周面に沿って設けられた第4勘合部を勘合させることによって前記中筒手段の外周を囲むように設けられ、前記中筒手段との間に形成される空間を介してテーパ状に延びたノズル先端部から前記レーザ光の照射位置付近にエアを吹き付ける外筒手段とを備え、前記第4勘合部が前記第3勘合部に勘合状態の割合を変化させることによって前記中筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面と前記外筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面との間の距離を調整し、前記ワークに吹き付けられるエアの吹き付け角度を調整するように構成したことにある。これは、レーザ光の光軸を取り囲むように順に設けられるレーザ誘導筒手段、中筒手段及び外筒手段の具体的な取り付け構造に関するものである。すなわち、レーザ誘導筒手段の外周面に沿って設けられた勘合部と中筒手段の内周面に設けられた勘合部とを互いに勘合することによって、レーザ誘導筒手段と中筒手段を結合し、中筒手段の外周面に沿って設けられた勘合部と外筒手段の内周面に設けられた勘合部とを互いに勘合することによって、中筒手段及と外筒手段とを結合する。そして、この中筒手段と外筒手段の勘合部の勘合状態の割合、すなわち外筒手段に挿入される中筒手段の挿入量を調整することによって、レーザ光出射側の先端部端面と外筒手段のレーザ光出射側の先端部端面との間の距離、すなわちワークに吹き付けられるエアの吹き付け角度を調整するようにしたものである。
本発明に係る集塵装置の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の集塵装置において、前記中筒手段が、円筒形状の本体部と、そこからテーパ状に延びる中間部と、この中間部に接続され、本体部よりも直径の小さな円筒形状を形成するノズル先端部とから構成されることにある。これは、中筒手段の具体的な構成に言及したものであり、中筒手段は、本体部とこれよりも直径の小さなノズル先端部とをテーパ状に接続したものに関する。
本発明に係る集塵装置の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の集塵装置において、前記外筒手段が、前記中筒手段との間に形成される空間に前記エアを供給するための吸気穴部を外周側面に1又は複数有し、前記中筒手段は、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間から前記エアを排出するための排気穴部を外周側面に1又は複数有することにある。これは、エアを供給及び排出するための穴部をそれぞれ外筒手段及び中筒手段の外周側面に設けるようにしたものである。
本発明に係る集塵装置の第5の特徴は、第1、第2、第3又は第4の特徴に記載の集塵装置において、前記外筒手段のテーパ状に延びたノズル先端部に前記テーパ状の先端部に合致するように成形された傘状平板を設けたことにある。これは、外筒手段のノズル先端部に傘状に成形された平板を取り付け、ノズル先端部の加工を簡単化したものである。
本発明に係るレーザ加工装置の特徴は、レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワークに所定の加工を施すレーザ加工装置において、前記第1の特徴から前記第5の特徴までのいずれか1に記載の集塵装置を用いて、前記加工位置付近のパーティクルを取り除くことにある。これは、前記集塵装置を用いて、レーザ加工によって発生する飛沫や加工残渣等のパーティクルを取り除くようにしたものである。
本発明に係るソーラパネル製造方法の特徴は、前記第1の特徴から前記第5の特徴までのいずれか1に記載の集塵裝置又は前記レーザ加工装置を用いて、ソーラパネルを製造することにある。前記集塵装置又は前記レーザ加工装置のいずれかを用いて、ソーラパネルを製造するようにしたものである。
本発明によれば、レーザ光加工時に照射部に吹き付けられるガスの吹き付け角度を任意に調整することができ、レーザ加工の状態に応じて最適なパージエアの吹き付け角度に設定することができるという効果がある。
本発明の一実施の形態に係るレーザ加工装置の加工部先端に設けられる集塵装置の原理を示す断面図である。 図1の集塵装置の外筒と中筒とが上下方向に移動して、パージエアの吹き付け角度を約45度とする場合を示す図である。 図1の集塵装置の外筒と中筒とが上下方向に移動して、パージエアの吹き付け角度を約90度とする場合を示す図である。 集塵装置の具体的な構成例を示す断面図である。 図4の集塵装置の各構成部品を別々に示す図である。 図1の集塵装置の外筒と中筒との上下位置関係に対応した図である。 図3の集塵装置の外筒と中筒との上下位置関係に対応した図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るレーザ加工装置の加工部先端に設けられる集塵装置の原理を示す断面図である。この集塵装置は、ソーラパネル製造装置のレーザ光加工処理(レーザスクライブ)工程において、そのレーザ加工部に対してパージエアをワーク1に対して所定の角度で吹き付け、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルを吸引し、その再付着を防止するものである。
図1の集塵装置は、相対的に上下移動可能に構成された外筒10と中筒20とから構成される。外筒10は、円筒形状の本体部と、そこからテーパ状に延びるノズル先端部とから構成される。中筒20の外周面と外筒10の内壁面との間のリング状の空間を介して供給されるパージエアは、点線矢印41,42のように導入され、最終的には外筒10のテーパ状の内周面に沿って点線矢印43,44のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むように、約30度の吹き付け角度で吹き付けられる。
中筒20は、円筒形状の本体部と、そこからテーパ状に延びる中間部と、この中間部に接続され、本体部よりも直径の小さな円筒形状を形成するノズル先端部と、このノズル先端部よりもさらに直径の小さな円筒形状のレーザ誘導筒30とから構成される。レーザ誘導筒30は中筒20と同時に移動するように構成されている。レーザ光3はこのレーザ誘導筒30内を通過してワーク1の表面部に照射される。中筒20は、図示していない排気ポンプなどの排気手段によってレーザ誘導筒30の外周面と中筒20の内壁面との間のリング状の空間を排気状態となるように構成されている。この排気状態によって、中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となり、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが点線矢印51,52のようにレーザ加工部から吸引排出される。
図2は、図1の集塵装置の外筒と中筒とが上下方向に移動して、パージエアの吹き付け角度を約45度とする場合を示す図である。この実施の形態に係る集塵装置は、外筒10と中筒20が相対的に上下方向に移動可能に構成されている。図2は、外筒10のノズル先端部の端面と、中筒20のノズル先端部の端面とかほぼ同じ平面上に位置するように、外筒10と中筒20とが上下方向に移動調整されている。従って、図2に示すように、中筒20の外周面と外筒10の内壁面との間のリング状の空間を介して供給されるパージエアは、点線矢印41,42のように導入され、最終的には外筒10のテーパ状の内周面と中筒20のノズル先端部の外周面に沿って点線矢印45,46のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むように、約45度の吹き付け角度で吹き付けられる。図2の場合も図1の場合と同様に、中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となっており、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが点線矢印51,52のようにレーザ加工部から吸引排出される。
図3は、図1の集塵装置の外筒と中筒とが上下方向に移動して、パージエアの吹き付け角度を約90度とする場合を示す図である。図3は、外筒10のノズル先端部の端面から中筒20のノズル先端部の端面が突出するように、外筒10と中筒20とが上下方向に移動調整されている。従って、図3に示すように、中筒20の外周面と外筒10の内壁面との間のリング状の空間を介して供給されるパージエアは、点線矢印41,42のように導入され、最終的に中筒20の円筒形状のノズル先端部の外周面に沿って点線矢印47,48のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むようにワーク1に略垂直の吹き付け角度で吹き付けられる。図3の場合も、図1及び図2の場合と同様に、中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となっており、ワーク1に略垂直に吹き付けられたパージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが点線矢印51,52のようにレーザ加工部から吸引排出される。
図1の場合は、吹き付けられるエアパージ(点線矢印43,44)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約30度であり、図2の場合は、吹き付けられるエアパージ(点線矢印45,46)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約45度であり、図3の場合は、吹き付けられるエアパージ(点線矢印47,48)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約90度である。このようにワーク1に対するエアパージの吹き付け角度は、外筒10のノズル先端部の端面と、中筒20のノズル先端部の端面との上下方向の距離(間隔)を適宜調整することによって、制御可能となっている。
図4は、集塵装置の具体的な構成例を示す断面図である。図5は、図4の集塵装置の各構成部品を別々に示す図であり、図5(A)はレーザ誘導筒30、図5(B)は中筒20、図5(C)は外筒10の詳細構成をそれぞれ示す断面図である。レーザ誘導筒30は、円筒形状の本体部と、この本体部からテーパ状に延びた先端部と、この先端部に取り付けられるノズル先端部34とから構成される。ノズル先端部34は、テーパ状の先端部に合致するように成形された傘状平板から構成される。ノズル先端部34は先端部のテーパ部ににネジなどの固定具を介して取り付けらる。レーザ誘導筒30の本体部の上側の外周面にはネジ部(雄ネジ)32が図の上下方向に渡って形成されている。このネジ部32は、後述する中筒20の内壁面に形成されるネジ部(雌ネジ部)22に勘合されるようになっている。
中筒20は、円筒形状の本体部と、この本体部からテーパ状に延びたノズル先端部とから構成される。中筒20の本体部の上側の内周面には、レーザ誘導筒30のネジ部32と勘合されるネジ部22が図の上下方向に渡って形成されている。レーザ誘導筒30のネジ部32と中筒20のネジ部22とが勘合した後は、ネジ穴23〜26を介してネジなどの固定具によって固定される。ネジ穴23〜26は、中筒20の外周に渡って4箇所設けられている。なお、図においてネジ穴26は図示していない。ネジ穴23〜26の下側には、パージエアを排気するための排気穴27〜2aが設けられている。なお、図において排気穴2aは図示していない。中筒20の本体部のほぼ中央付近の外周面にはネジ部(雄ネジ部)2cが図の上下方向に渡って形成されている。このネジ部2cは、後述する外筒10の内壁面に形成されるネジ部(雌ネジ部)12に勘合されるようになっている。
外筒10は、円筒形状の本体部と、この本体部からテーパ状に延びた先端部と、この先端部に取り付けられるノズル先端部11とから構成される。ノズル先端部11は、テーパ状の先端部に合致するように成形された傘状平板から構成される。ノズル先端部11は先端部のテーパ部ににネジなどの固定具を介して取り付けらる。外筒10の本体部の上側の内周面には、中筒20のネジ部2cと勘合されるネジ部12が図の上下方向に渡って形成されている。中筒20のネジ部2cと外筒10のネジ部12との勘合状態を調整することによって、外筒10のノズル先端部の端面と、中筒20のノズル先端部の端面との上下方向の距離(間隔)を適宜調整できるようになっている。ネジ穴13〜16は、外筒10の外周に渡って4箇所設けられており、中筒20のネジ部2cと外筒10のネジ部12との勘合状態の調整後にネジなどの固定具を介して固定される。なお、図においてネジ穴16は図示していない。ネジ穴13〜16の下側には、パージエアを供給するための吸気穴17〜1aが設けられている。なお、図において排気穴1aは図示していない。
図4は、図2の集塵装置の外筒と中筒との上下位置関係に対応した図であり、外筒10のノズル先端部の端面と、中筒20のノズル先端部の端面とかほぼ同じ平面上に位置する場合を示している。外筒10と中筒20との上下方向の位置関係はネジ部12,2cの勘合状態を適宜調整することによって調整することができる。図4に示すように、吸気穴17〜1aから中筒20の外周面と外筒10の内壁面との間の空間に供給されるパージエアは、最終的に外筒10のテーパ状の内周面と中筒20のノズル先端部の外周面にに沿って一点鎖線61,62のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むように吹き付けられる。中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となっており、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが一点鎖線71,72のようにレーザ加工部から排気穴27〜2aを介して吸引排出される。この場合は、吹き付けられるエアパージ(一点鎖線61,62)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約45度である。
図6は、図1の集塵装置の外筒と中筒との上下位置関係に対応した図であり、外筒10のノズル先端部の端面よりも中筒20のノズル先端部の端面が図の上側(照射レーザ光3側)に位置する場合を示している。これによって、図6に示すように、吸気穴17〜1aから供給されたパージエアは、外筒10のテーパ状の内周面に沿って一点鎖線63,64のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むように吹き付けられる。中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となっており、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが一点鎖線73,74のようにレーザ加工部から排気穴27〜2aを介して吸引排出される。この場合、吹き付けられるエアパージ(一点鎖線63,64)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約30度である。
図7は、図3の集塵装置の外筒と中筒との上下位置関係に対応した図であり、外筒10のノズル先端部の端面よりも中筒20のノズル先端部の端面が図の下側(ワーク1側)に位置する場合を示している。これによって、図7に示すように、吸気穴17〜1aから供給されたパージエアは、外筒10のテーパ状の内周面に沿って一点鎖線65,66のようにワーク1のレーザ加工部の周縁部を囲むように吹き付けられる。中筒20のノズル先端部付近は外気圧に対して負圧状態となっており、パージエアによって吹き飛ばされた飛沫や加工残渣等のパーティクルが一点鎖線75,76のようにレーザ加工部から排気穴27〜2aを介して吸引排出される。この場合、吹き付けられるエアパージ(一点鎖線65,66)のワーク1の表面に対する吹き付け角度は約90度である。
上述の実施の形態では、外筒10と中筒20との上下方向の位置関係をネジ部12,2cの勘合状態で制御調整する場合について説明したが、これ以外の方法で位置関係を制御調整するようにしてもよい。例えば、外筒10と中筒20との間にOリングを介して摺動可能に構成し、両者の位置を摺動調整するようにしてもよい。また、ネジ部の勘合状態や上述の摺動関係をモータなどの駆動力を用いて電気的に駆動制御可能としてもよい。図4〜図7に示した集塵装置の形状等は一例であり、これに限定されるものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、中筒20にも傘状平板から構成されるノズル先端部を設けても良いし、中筒20のノズル先端の端面側外周部をテーパ状にしてもよい。
上述の実施の形態では、ソーラパネル製造装置を例に説明したが、本発明はELパネル製造装置、ELパネル修正装置、FPD修正装置などのレーザ加工を行なう装置にも適用可能である。
1…ワーク、
10…外筒、
11…ノズル先端部、
12…ネジ部、
13〜16…ネジ穴、
17〜1a…吸気穴、
20…中筒、
22…ネジ部、
23〜26…ネジ穴、
27〜2a…排気穴、
2c…ネジ部、
3…レーザ光、
30…レーザ誘導筒、
32…ネジ部、
34…ノズル先端部

Claims (7)

  1. ワークに照射されることによって所定の加工を施すレーザ光の光軸を中心軸とするように配置された円筒状のレーザ誘導筒手段と、
    前記レーザ誘導筒手段の外周を囲むように設けられ、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間を介して前記レーザ光の照射位置付近のエアを吸引排出する中筒手段と、
    前記中筒手段の外周を囲むように設けられ、前記中筒手段との間に形成される空間を介してテーパ状に延びたノズル先端部から前記レーザ光の照射位置付近にエアを吹き付ける外筒手段と、
    前記中筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面と前記外筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面との間の距離を変化させることによって前記ワークに吹き付けられるエアの吹き付け角度を調整する吹き付け角度調整手段と
    を備えたことを特徴とする集塵装置。
  2. ワークに照射されることによって所定の加工を施すレーザ光の光軸を中心軸とするように配置された円筒状のレーザ誘導筒手段と、
    前記レーザ誘導筒手段の外周面に沿って設けられた第1勘合部に対して、内周面に沿って設けられた第2勘合部を勘合させることによって前記レーザ誘導筒手段の外周を囲むように設けられ、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間を介して前記レーザ光の照射位置付近のエアを吸引排出する中筒手段と、
    前記中筒手段の外周面に沿って設けられた第3勘合部に対して、内周面に沿って設けられた第4勘合部を勘合させることによって前記中筒手段の外周を囲むように設けられ、前記中筒手段との間に形成される空間を介してテーパ状に延びたノズル先端部から前記レーザ光の照射位置付近にエアを吹き付ける外筒手段とを備え、
    前記第4勘合部が前記第3勘合部に勘合状態の割合を変化させることによって前記中筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面と前記外筒手段の前記レーザ光出射側の先端部端面との間の距離を調整し、前記ワークに吹き付けられるエアの吹き付け角度を調整するように構成したことを特徴とする集塵装置。
  3. 請求項1又は2に記載の集塵装置において、前記中筒手段は、円筒形状の本体部と、そこからテーパ状に延びる中間部と、この中間部に接続され、本体部よりも直径の小さな円筒形状を形成するノズル先端部とから構成されることを特徴とする集塵装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の集塵装置において、前記外筒手段は、前記中筒手段との間に形成される空間に前記エアを供給するための吸気穴部を外周側面に1又は複数有し、前記中筒手段は、前記レーザ誘導筒手段との間に形成される空間から前記エアを排出するための排気穴部を外周側面に1又は複数有することを特徴とする集塵装置。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載のレーザ加工状態検査装置において、前記外筒手段のテーパ状に延びたノズル先端部に前記テーパ状の先端部に合致するように成形された傘状平板を設けたことを特徴とする集塵装置。
  6. レーザ光をワークに対して相対的に移動させながら照射することによってワークに所定の加工を施すレーザ加工装置において、請求項1から請求項6までのいずれか1に記載の集塵装置を用いて、前記加工位置付近のパーティクルを取り除くことを特徴とするレーザ加工裝置。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1に記載の集塵裝置又は請求項6に記載のレーザ加工装置を用いて、ソーラパネルを製造することを特徴とするソーラパネル製造方法。
JP2010171221A 2010-07-29 2010-07-29 集塵装置及びこれを用いたレーザ加工装置並びにソーラパネル製造方法 Pending JP2012030249A (ja)

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