JP4840110B2 - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法に関する。
近年、ロボットを利用した溶接にもレーザ溶接が用いられるようになってきている。このような溶接技術として、ロボットアーム先端にレーザ光を照射するためのレーザ溶接装置を取り付け、このレーザ溶接装置は溶接点から離して、レーザ溶接装置内部の反射鏡を回動させることでレーザ光をあらかじめ決められた溶接点へ照射する技術がある(たとえば特許文献1参照)。このような溶接をリモート溶接と称する。
ところで、レーザ溶接では、レーザを照射したワーク部分からヒュームと呼ばれている金属の溶出に伴うガスが発生する。具体的には、レーザ光がワークに照射された際に、ワークである母材が溶けて金属蒸気など(たとえば酸化鉄や、防錆剤として使用される亜鉛や酸化亜鉛、その他に炭素やフラックスなどの母材成分)が発生し、これらが空気中で冷却されて微粒子となり、これが雲状に漂うことでレーザ光を遮る。このようなヒュームはレーザ光からワークに付与される熱量を安定させる上で阻害要因となるため排除する必要がある。
従来のレーザ溶接やレーザ加工においては、このヒューム排除のためにワーク上に空気流を流すための装置をワークの近くに設置してヒュームを排出(主にワーク上から吸い出す)している(たとえば特許文献2参照)。
特許第3229834号 特開2004−1043号公報
しかしながら、前述したリモート溶接においては、ロボットによってレーザ溶接装置の位置を動かすだけでなく、レーザ溶接装置から射出されるレーザ光自体も自在に動かしてワーク上に照射するため、ワーク上にヒューム排除のための装置が設けられているとレーザ光をワーク上で自在に動かして照射することができなくなってしまう。
そこで本発明の目的は、レーザ照射に邪魔になることなくヒュームを排除することのできるレーザ溶接装置およびその方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、レーザ光を照射するレーザ照射手段と、前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べられ、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射する複数の流体噴射ノズルと、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更する変更板と、を有する流体噴射手段と、を有し、前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力は、前記保護ガラスの面から近い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも遠い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなっていること特徴とするレーザ溶接装置である。
また、本発明のレーザ溶接装置においては、レーザ光を照射するレーザ照射手段と、少なくとも前記レーザ照射手段からワークの間に浮遊するヒュームを吹き飛ばすための流体を噴射する流体噴射手段と、を有し、前記流体噴射手段は、前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べられ、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射する複数の流体噴射ノズルと、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更する変更板と、を有し、前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力は、前記保護ガラスの面から近い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも遠い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなっていること特徴とするレーザ溶接装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、レーザ光を照射するレーザ照射手段に取り付けられた流体噴射手段から、前記レーザ光を横切る方向に流体を噴射させるレーザ溶接方法であって、前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べた複数の流体噴射ノズルから、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射させ、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを変更板によって前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更させ、
前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力を、前記保護ガラスの面から近い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも遠い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなるようにすること特徴とするレーザ溶接方法である。
本発明によれば、レーザ照射手段に流体噴射手段を取り付けたことでさまざまな方向へレーザ光を照射させる場合でも、流体噴射手段がレーザ照射の妨げになることなく、ヒュームを確実に除去することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、発明によるレーザ溶接装置を設けたリモート溶接システム(以下単にシステムと称する)を説明するための概略図である。
図示するリモート溶接システムは、これまでのスポット溶接などと比較して、溶接冶具が直接ワークと接触せずに、レーザを用いてワークから離れた場所から溶接するものである。このためこのような溶接をリモート溶接と称している。
このシステムは、ロボット1と、このロボット1のアーム2先端に設けられ、レーザ光100を照射するレーザ加工ヘッド3(レーザ照射手段)と、レーザ光源であるレーザ発振器5(図2参照)からレーザ加工ヘッド3までレーザ光を導く光ファイバーケーブル6と、レーザ加工ヘッド3に取り付けられた空気噴射ノズル7(流体噴射手段)とからなる。
レーザ発振器5は、レーザ光100を光ファイバーケーブル6によって導くためにYAGレーザ発振器を用いている。
ロボット1は、一般的な多軸ロボット(多関節ロボットなどとも称されている)などであり、教示作業によって与えられた動作経路のデータに従い、その姿勢を変えてアーム2の先端、すなわちレーザ加工ヘッド3をさまざまな方向に移動させることができる。
レーザ加工ヘッド3は、その内部に、レーザ光100の照射方向を自由に振り分けるための反射鏡11(照射方向変更手段)と、レーザ光100をいったん平行光にするためのコリメートレンズ111および焦点位置を変更する集光レンズ112よりなるレンズ群12が設けられている。
反射鏡11は、図示するように2軸方向に回動自在であり、レンズ群12からのレーザ光100の照射方向を変えることが可能となっている。このためにレーザ加工ヘッド3内部には、反射鏡11を回動させるための駆動機構(不図示)が備えられている。
このようなレーザ加工ヘッド3によって、光ファイバーケーブル6の射出端61から射出されたレーザ光100は、レンズ群12を通り反射鏡11によって反射され、溶接位置方向へ照射される。したがって、このレーザ加工ヘッド3は、レーザ加工ヘッド3自体を動かすことなくレーザ光の照射方向を変更することができる。
空気噴射ノズル7は、別途設けられているエアーポンプ75(図2参照)からエアーホース72により導かれた空気を噴射させる。なお、噴射する流体はドライエアが好ましいが、これに限らず、たとえば、窒素ガス、またはヘリウムガスなどの不活性ガスなどでもよい。
空気噴射ノズル7は、噴射された空気が作り出す気流が、レーザ光を横切るように、かつレーザ加工ヘッド3側からレーザ光が照射されるワーク200のある方向となるように取り付けられている。すなわち、ワーク200は冶具上に載置され、レーザ加工ヘッド3側から下方にあるワーク200に向けてレーザ光が照射された際、ヒュームHはレーザ照射点Pよりレーザ光に向かって上方に雲が発生するかのごとく沸きあがるので、特に長焦点であるリモートレーザ溶接である場合には、遮られるレーザ光の光量が大きく、ヒュームHによる熱量低下は多大なものとなる。こうしたリモートレーザ特有の課題に着目し、レーザ加工ヘッド3側からレーザ光に沿ってヒュームHを吹き降ろすようにし、これによりレーザ照射方向に沿って沸きあがるヒュームを排除し、安定した熱量をレーザ照射点Pに付与することができる。
また、空気噴射ノズル7はレーザ加工ヘッド3側にあるので、レーザ加工ヘッド3がどの位置にあっても、空気噴射ノズル7は追従し、ワーク200側にはレーザ照射点Pの位置に対応させてヒュームHを除去するための大がかりな空気噴射装置を設ける必要はなく、レーザ光に対し干渉するおそれもないのである。
そして、空気噴射ノズル7からの気流がレーザ光を横切るように噴射されることで、気流中心はレーザ照射点Pを外れるので、レーザ光の熱量により発生しているプラズマを減少させて溶接に支障を与えることなく、プラズマ発生部位(レーザ照射点P)の上方に沸き立つヒュームHを効率的に排除することができる。
なお、ワーク200のある方向とは、ワーク自体がある方向を指すが、ワークの大きさによっては、必ずしも噴射された気流の中心がワークに当たらなくてもよい。たとえばワークが小さい場合(細い場合なども含む)には、気流の中心がワークから外れていても、気流によってワーク上に発生したヒュームHを飛ばすことができるように空気噴射ノズル7の向きが決められていればよいのである。
図2はこのシステムの制御系を説明するためのブロック図である。
制御系は、レーザ発振器5におけるレーザ出力のオン、オフなどを制御するレーザコントローラ51と、ロボット1の動きを制御するロボット制御装置52と、レーザ加工ヘッド3における反射鏡11およびレンズ群12を制御する加工ヘッド制御装置53とからなる。
レーザコントローラ51は、レーザ出力のオン、オフと、レーザの出力強度調整などを行っている。このレーザコントローラ51は、ロボット制御装置52からの制御信号によって、レーザ出力のオン、オフを行っている。
ロボット制御装置52は、本実施形態においては、ロボット1の動きとともに反射鏡11およびレンズ群12の動作、レーザ出力のオン、オフなどの制御信号の出力も行っている。なお、ロボット1の動作の教示および反射鏡11の動作の教示はすべてロボット1の動作教示のときに行われる。したがって、ロボット制御装置52は教示されたデータ(教示プログラムと称する)をもとにロボット動作そのものと反射鏡11の動作を行うよう各種制御信号の出力を行う。
加工ヘッド制御装置53は、ロボット制御装置52からの制御信号に基づいてレーザ加工ヘッド3内の反射鏡11およびレンズ群12の動作を制御する。
一方、エアーポンプ75は、エアーポンプ75自体の運転をオン/オフするためのスイッチ76が設けられている。エアーポンプ75は本実施形態では、単に空気を送り出すだけであるため、手動操作でレーザ溶接作業の開始(始業時などでもよい)のときに、スイッチを入れて空気を空気噴射ノズル7へ送出すれば、後はすべての作業が終了するまでレーザ光射出の有無にかかわらず常に運転状態としておけばよい。もちろんこれに限らず、エアーポンプ75のオンオフもロボット制御装置52からの制御信号によって自動操作としてもよい。その場合は、あらかじめロボットの教示プログラム内にエアーポンプ75のオンオフのタイミングを決めた指令を書き込んでおくことになる。
図3は、リモート溶接におけるヒュームと空気噴射の作用を説明するための説明図であり、(a)は空気噴射がない場合を示し、(b)本実施形態1に係る空気噴射がある場合を示す。なお、この説明図は、空気噴射の作用を説明するに供するものであるため、各部材の表現を簡略化した。
まず図3(a)に示すように、空気噴射がない場合、リモート溶接においてはワーク200のレーザ照射点P(溶接点)からレーザ光によって加熱されたワーク200が溶けてその素材が気化しヒュームHが発生する。ヒュームHは、そのままレーザ加工ヘッド3とワーク200の間に立ち昇り、レーザ光100を遮ることになる。
一方、図3(b)に示すように、本実施形態1により空気噴射がある場合は、空気噴射ノズル7から噴射される空気が、図示するように、照射されているレーザ光100を空気流が横切ることで、ワーク200から発生したヒュームHは、上に立ち上ることなく、すべて吹き飛ばされることになる。したがって、ヒュームHによりレーザ光が遮られることがない。
ここで、噴射された空気の噴射範囲について説明する。
図4は、空気噴射ノズルとそこから噴射された空気の噴射範囲を示す説明する説明図である。
空気噴射ノズル7から噴射された空気の噴射範囲は、空気噴射ノズル7先端の噴射口形状によって決まる。空気の噴射範囲は、たとえば図示するように、ノズル先端から150mm先で直径90mm、450mm先で245mm、その先も同じような比率で広がってコーン形状となる拡散流であり、ヒュームHを広範囲で除去することができる。このような空気の噴射範囲はエアーコーンパターン、エアーフローパターンなどと称されている。
空気噴射ノズル7はレーザ加工ヘッド3に取り付けられており、レーザ加工ヘッド3とともに動作し、かつ、上述のように広範囲に及ぶ空気の噴射範囲を持つことで、ロボット1や反射鏡11のいかなる動作に対しても噴射される空気がレーザ光を横切るように構成することができる。
本実施形態1では、空気噴射ノズル7先端の噴射口によって規定されている空気の噴射範囲内(図3(b)および図4のAで示す線の範囲内)にレーザ照射点Pが入らないように空気噴射ノズル7をレーザ加工ヘッド3に取り付けることになる。
このように空気の噴射範囲内にレーザ照射点Pを入れないようにすることは、近年行われているインライン検査に重要な役割を果たす。
インライン検査は、ワーク200のレーザ照射点Pを含む領域をビデオカメラによって撮影することで、溶接の際に発生するプラズマの強度変化をとらえて、溶接がうまくいっているか否かを検査している。このため、もし発生したプラズマまで空気噴射ノズル7から噴射させた空気によって吹き飛ばしてしまうとインライン検査に支障をきたす可能性がある。本実施形態1では上述のように空気の噴射範囲を制限しているので直接気流がレーザ照射点Pに当たらないので発生したプラズマを吹き飛ばすことがない。
なお、噴射した空気の気流により周辺の空気が巻き込まれてそれが間接的にレーザ照射点Pに吹き付けることもあるが直接の空気流と比較して弱いため、プラズマを吹き飛ばしてしまうことはなく、大きな影響はない。
したがって、本実施形態1では、レーザ溶接時に発生するプラズマを観察することでインライン検査を行っている場合でも、インライン検査に支障を与えることなくヒュームHを吹き飛ばしてレーザ光の照射経路中から排除することができる。
このように本実施形態1によれば、レーザ加工ヘッド3に空気噴射ノズル7を取り付けたことでさまざまな方向へレーザ光を照射させる場合でも、空気噴射ノズル7がレーザ照射の妨げになることなく、ヒュームHを確実に除去することができるようになる。
また、空気噴射範囲をレーザ照射点Pに噴射された空気が直接当たらないようにしたので、インライン検査などにも支障を与えることなくヒュームHを除去することができる。
(実施形態2)
図5は実施形態2におけるシステムを説明するための概略図であり、図6は実施形態2におけるシステムの制御系を示すブロック図である。
本実施形態2におけるシステムは、レーザ加工ヘッド3下に2つの空気噴射ノズル81および82を取り付けている。2つの空気噴射ノズル81および82の取り付け位置は、一方をレーザ加工ヘッド3のロボットアーム2がある側(第1の位置)、他方を第1の側とは反対側のロボットアーム2から見て先端側(第2の位置)としている。取り付け位置は、レーザ加工ヘッド3の下面でレーザ光の妨げにならないようにレーザ光が出力されるレーザ射出口8にかからない位置であればよい。
つまり、この2つの空気噴射ノズル81および82は、空気の噴射方向がまったく逆となるように取り付けているのである。
なお、2つの空気噴射ノズル81および82は前述した空気噴射ノズル7と同じものである。
この2つの空気噴射ノズル81および82へは、それぞれエアーホース83および84によってエアーポンプ75から切り替え弁85を介して空気が導かれている。
切り替え弁85は、空気噴射ノズル81および82のいずれか一方へのみ空気を送るように空気経路を切り替える。切り替え弁85の切り替え動作は、ロボット制御装置52からの信号によって行われる。したがって、ロボット制御装置52における教示プログラムには、切り替え弁85の切り替え動作指示も書き込まれている。
空気の噴出し方向は、空気噴射ノズル81および82共に実施形態1と同様に、レーザ光を横切る方向で、かつレーザ照射点Pが空気の噴射範囲に入らないようにしている。
なお、そのほかの構成は実施形態1と同様であるので説明は省略する。
図7は、本実施形態2における空気噴射の作用を説明するための説明図である。なお、この説明図は、空気噴射の作用を説明するに供するものであるため、各部材の表現を簡略化した。
本システムは、上述した実施形態1と同様に、レーザ照射点Pをロボットによるレーザ加工ヘッド3の移動のほか、反射鏡11によっても移動させることができる。
そこで、本実施形態2では、このレーザ照射点Pの移動、すなわち、レーザ光を動かす方向と反対方向に空気を噴射させるように切り替え弁85を切り替えるようにしたものである。つまり、レーザ照射点Pを図示a方向へ移動させている場合は空気噴射ノズル81から空気を噴射させるように切り替え弁85を切り替え、レーザ照射点Pを図示b方向へ移動させている場合は空気噴射ノズル82から空気を噴射させるように切り替え弁85を切り替えるのである。
これによりワーク200上から発生したヒュームHはレーザ照射点Pの移動方向に対して後ろ側へ吹き飛ばされるようになるため、レーザ照射点Pを移動させている場合には、レーザ光の進行方向にヒュームHが拡散することがなくなり、いっそうヒュームHによる影響を受けにくくすることができる。
なお、本実施形態2では、2つの方向(aおよびbの方向)にレーザ照射点Pを移動させた場合について説明したが、レーザ照射点Pはこれらの2方向以外でも自在に移動させることができる。したがって、実際運用に当たってはレーザ照射点Pの移動方向に対して少しでも後ろへヒュームHを飛ばせる側の空気噴射ノズル81または82から空気を噴射させるようにすればよい。
また、本実施形態2では、2つの空気噴射ノズル81および82を設けているが、これに限らずさらに3つ、4つなどより多くの空気噴射ノズルを設けてもよい。そうすることで、いっそう確実にレーザ照射点Pの移動方向に対して後ろへヒュームHを飛ばすことができるようになる。
さらに、本実施形態2では、ロボットアーム2によりレーザ加工ヘッド3および/または反射鏡によってレーザ光の照射位置を移動させることでレーザ照射点が移動する場合を説明したが、これに限らず、レーザ光は一定の位置に照射する一方、ワーク200を移動させることでレーザ照射点を移動させる場合も、本実施形態2を適用することができる。
(実施形態3)
実施形態3は、システムの装置構成としては、図5に示したものと同様に、レーザ加工ヘッド3に対して、2つの空気噴射ノズル81および82と取り付けている。ただし、実施形態2と異なり切り替え弁85を有しない。したがって、本実施形態3は切り替え弁85を有しない以外、装置の外観構成としては図5とほぼ同様であるので図面は省略する。
図8は、本実施形態3におけるシステムの作用を説明するための説明図であり、図(a)は側面図、(b)はレーザ出口側から見た図である。なお、この説明図においても、各部材の表現を簡略化した。
本実施形態3では、空気噴射ノズル81および82の取り付け位置を図8(b)に示すように、互いの空気噴射位置がオフセット幅Tで離れるようにしている。そして、溶接中はその両方から空気を噴射するようにしている。したがって、切り替え弁85は必要ない。
空気噴射ノズル81および82から噴射させた空気によって図8(b)に示すように渦流が作り出される。このような渦流は、その周りの空気を遠心力により吹き飛ばす作用がある。このため、発生したヒュームを渦流によって吹き飛ばすことができる。
(実施形態4)
図9は実施形態4におけるシステムを説明するための概略図であり、図10はレーザ射出口側から見たレーザ加工ヘッドの概略図であり、図11は実施形態4におけるシステムの制御系を示すブロック図である。
本実施形態4におけるシステムは、レーザ加工ヘッド3下に、可動リング91(流体噴射位置移動手段)を取り付け、この可動リング91に空気噴射ノズル7を取り付けたものである。なお、そのほかの構成は実施形態1と同様であるので説明は省略する。
可動リング91は、たとえば、リング状のリニアモータ、超音波モータなどは好適である。この可動リング91により、レーザ射出口8を中心にして空気噴射ノズル7が移動する。したがって、空気噴射ノズル7から噴射される空気は、常にレーザ光側に向いていることになる。なお、可動リング91は、リニアモータや超音波モータに限らず、通常のモータとギア機構などを用いてもよい。
可動リング91は、ロボット制御装置からの指示により動作し、空気噴射ノズル7の位置を変更する。したがって、本実施形態4におけるシステムの制御系は、ロボット制御装置52からの可動リング91を動かすための制御信号がいったん加工ヘッド制御装置53に伝えられて、さらにレーザ加工ヘッド3を介して可動リング91を動作させている。
図12は、本実施形態4における空気噴射の第1の作用を説明するための説明図であり、(a)および(b)は側面図、(c)はレーザ加工ヘッド先端側から見た正面図である。なお、この説明図においても、各部材の表現を簡略化した。
まず図12(a)に示すように、空気噴射ノズル7をロボットアーム側(第1の位置)に持ってきた場合は、図示矢印a方向へレーザ照射点Pを移動させる際に、レーザ照射点Pの移動方向と反対の方向から空気を噴射することができる。
一方、図12(b)に示すように、空気噴射ノズル7をロボットアーム側から見て先端側(第2の位置)に持ってきた場合は、図示矢印b方向へレーザ照射点Pを移動させる際に、レーザ照射点Pの移動方向と反対の方向から空気を噴射することができる。
そしてさらに、図12(c)に示すように、第1の位置から第2の位置の間のいずれかに位置させることが可能となるので、図示矢印cで示す横方向にレーザ照射点Pを移動させる際にも、レーザ照射点Pの移動方向と反対の方向から空気を噴射することができる。
すなわち、本実施形態4の第1の作用は、可動リング91によって、レーザ射出口8を対象点として第1の位置から第2の位置の間のいずれかの位置に空気噴射ノズル7を移動させることで、レーザ照射点Pをどのような方向に移動させた場合でも、必ずその移動方向と反対方向から空気を噴射させることができるようになる。
なお、このようにする場合、ロボット制御装置52の教示プログラムには、あらかじめレーザ照射点Pの移動方向に対応させて可動リング91を動作させるための指示を書き込んでおく必要がある。
このような本実施形態4における第1の作用は、レーザ光は一定の位置に照射する一方、ワーク200を移動させることでレーザ照射点を移動させる場合も、同じように適用させることができる。
図13は、本実施形態4における空気噴射の第2の作用を説明するための説明図であり、(a)および(b)は側面図である。なお、この説明図においても、各部材の表現を簡略化した。
溶接するワーク200の形状はさまざまであり、たとえば、図13に示すように、ワーク200に張り出し201や202がある場合がある。
このようにワーク200に張り出し201や202がある場合、本実施形態4では、可動リング91を回転させて、これら張り出し201や202と干渉しない位置に空気噴射ノズル7を移動することができる。
したがって、本実施形態4の第2の作用によれば、ワーク200に張り出し201、202がある場合、あるいはワーク200以外の周辺構造物などがあるでも、レーザ加工ヘッド3に取り付けた空気噴射ノズル7を邪魔にならない位置に移動させて、レーザ加工ヘッド3の位置および姿勢を自由に取らせることができる。
(実施形態5)
図14は実施形態5におけるシステムを説明するための概略図である。
図示するように、本実施形態5では、レーザ加工ヘッド3の先端側に空気流通経路95を設け、その内部に空気噴射ノズル7を取り付けている。空気流通経路95の内壁と空気噴射ノズル7との間には隙間が開いている。
また、空気流通経路95内のレーザ加工ヘッド3の筐体には、放熱フィン96が設けられている。
図15は、本実施形態5による作用を説明するための説明図である。この図においても各部の詳細は省略した。
空気流通経路95内に空気噴射ノズル7を設けたことで、空気噴射ノズル7から空気を噴射すると、その気流によって周囲の空気aが巻き込まれる。これにより空気流通経路95内も気流が生じて放熱フィン96に当たり、レーザ加工ヘッド3の筐体を効率よく冷やすことができる。
レーザ加工ヘッド3内部は、光学系があるため埃の進入を嫌うため通常は密閉状態となっている。このため、レーザ光がレーザ加工ヘッド3内部を通るときにどうしても発熱がある。この発熱をレーザ加工ヘッド3の筐体を冷やすことで効果的に除去することができるのである。
しかも、本実施形態5では、空気流通経路95を設けてその中に空気噴射ノズル7を取り付けた非常に簡単な構造で、ヒュームHを飛ばすと共にレーザ加工ヘッド3の冷却をもなしうるのである。
なお、本実施形態5において空気噴射の制御は、実施形態1と同様溶接作業の開始時にエアーポンプ75を作動させればよく特別な制御は要しない。
(実施形態6)
図16は実施形態6におけるシステムを説明するための概略図である。
図示するように、本実施形態6はレーザ加工ヘッド3のレーザ射出口8に設けられている保護ガラス306に沿って保護ガラス306と平行な方向に空気を噴射する空気噴射ノズル303および304を設け、さらにこの空気噴射ノズル303および304から噴射された気流の向きを、レーザ光100を横切る方向に変えさせる変更板305を設けたものである。
ここで、保護ガラス306は、レーザ加工ヘッド3内部に、ほこりやちり、そして溶接時に発生するスパッタSなどが入らないようにして反射鏡やレンズなどを保護するためのものである(図16においてはレーザ加工ヘッド3内部の反射鏡やレンズを図示省略したが、これらは図1に示したレーザ加工ヘッド3内部と同様である)。
本実施形態6では、この保護ガラス306の前面を平行に気流を流すことで、レーザ溶接時に発生するスパッタSを、この気流により押し流して排除し、スパッタSが保護ガラス306に当たったり、そのまま付着したりするのを防止する。そして、この保護ガラス306の前面を平行に噴射させた気流を、さらに変更板305によって再びレーザ光を横切りワーク方向に向かうように、その向きを変えることで、ヒュームHの除去をも可能としている。
これにより、保護ガラス306のスパッタSによる傷付きや汚れを少なくすることができきるため、保護ガラス306の清掃頻度も少なくすることができ、また、保護ガラス306自体の寿命を延ばすことができる。そして、保護ガラス306の前面を平行に流した気流の向きを変えてヒュームHの除去に利用しているので、気流噴射のためのエネルギーコストを削減することができる。
また、本実施形態6においては、空気噴射ノズル303および304を保護ガラス306の面に対して垂直方向に並べて設け、保護ガラス306に近い空気噴射ノズル303からの空気噴射圧力を、保護ガラス306に遠い空気噴射ノズル304からの空気噴射圧力より高くしている。これにより変更板305に当たった気流は、上側からの速度の速い気流によって、下側からの速度の遅い空気を巻き込むようにしてその方向を下向きに変えるので、ヒュームH排除のための気流をつくりやすい。
さらに、このように空気噴射ノズル303および304を保護ガラス306の面に対して垂直方向に並べて2つ設けることで、保護ガラス306に平行に流れる気流の垂直方向の厚みを持たせることができ、ワークから保護ガラス306方向に飛んでくるスパッタSを厚みのある気流で確実に排除することができる。
なお、本実施形態6では、2つの空気噴射ノズル303および304を設けたが、さらに多くの空気噴射ノズルを設けても良いし、逆に、1つの空気噴射ノズルであっても、スパッタSの排除とともにヒュームHの除去を同時に行わせることは可能である。
次に、実際にヒュームを飛ばしながらレーザ溶接を行った実施例を説明する。
図17は実験装置の概略図である。
本実施例のための実験を行うために、レーザ加工ヘッド3に高さおよび向きを変更することができる空気噴射ノズル7を取り付けた実験装置を製作した。したがって、この実験装置は、ワーク200からレーザ加工ヘッド3までの高さは一定としつつ、ワーク200から空気噴射ノズル7までの高さDは変えることができる。
この実験装置を使用して、実施例1は、図17(a)に示すように、空気噴射ノズル7から噴射された空気がレーザ光100を横切る方向で、かつ噴射された空気の噴射範囲内にレーザ照射点Pが入らないようにセットし、高さDを変更してレーザ溶接を行った。
また、実施例2として、図17(b)に示すように、空気噴射ノズル7から噴射された空気がレーザ光を真横に横切る方向にセットし、高さDを変更してレーザ溶接を行った。
レーザ溶接の条件は、実施例1、実施例2共に同じであり、レーザ加工ヘッド3のレーザ射出口8からワーク200のレーザ照射点Pまでの距離は560mm、レーザ出力4kW、集光径(レーザ照射点)直径0.7mm、空気噴射ノズル7からの噴射空気圧力は、0、5Pa、空気の噴射流量180リットル/分、ワーク素材は上板210がめっきなし鋼板で板厚1.4mm、下板211が亜鉛めっき鋼板で板厚0.65mmである。
図18は、上記の条件により実際にレーザ溶接を行った実験結果を示すグラフである。
このグラフは、パワー時間密度と空気噴射ノズルの高さDとの関係を示している。なお、「パワー時間密度=レーザ出力÷集光面積÷溶接速度」である。
この実験結果から、実施例1の場合は、ワーク200から空気噴射ノズル7までの高さDがいずれの高さであっても、ヒュームHを上に立ち昇らせることなく飛ばしてしまうため、パワー時間密度がほぼ一定していることがわかる。
実施例2の場合は、ワーク200から空気噴射ノズル7までの高さDが低い位置にあるときは、ヒュームHが立ち昇らないため、パワー時間密度が低いものの、高さDが高くなると次第にヒュームHが大きく立ち昇るためパワー時間密度が大きくなってきている。つまり、実施例2の場合には、空気の噴射位置がワーク近傍の場合には効果があるが、空気の噴射位置がワーク100から離れてヒュームHの漂い方が大きくなるとパワー時間密度が次第に大きくなっていることを示している。したがって、ヒュームHの漂い方が大きくなるとレーザ照射が不安定になることがわかる。
これらの結果から、本発明を適用してヒュームHを飛ばすことで、ヒュームの影響を受けず一定した溶接状態を作りだすことのできることがわかる。したがって、本発明を適用してヒュームHを飛ばすことにより短い時間で溶接が完了し、効率的な溶接動作を行わせることが可能となるのである。
特に、レーザ加工ヘッド3のある上方からワーク200がある下方向に空気を噴射させることで、空気噴射ノズルからワークまでの距離にかかわらず、確実にヒュームHを飛ばすことができる。したがって、このように空気の噴射方向を下方向に向けることで、さまざまな位置や姿勢でレーザ照射距離も可変することのできるリモート溶接に最適なものとなる。
なお、この実施例では、レーザ照射距離を560mmとしているが、これは当然により長い距離であってもよく、レーザ照射距離が長くなる場合には、空気噴射圧力および/または噴射空気の流量を適宜変更することで対応することができる。
以上本発明を適用した実施形態および実施例を説明したが、本発明はこれらの実施形態および実施例に限定されるものではない。たとえば、各実施形態では多軸ロボットを用いた形態を示したが、これに限らずさまざまな形態のロボットを用いることが可能であり、また、ロボットなどを用いることなく、固定されたレーザ加工ヘッドを用いる場合にも適用可能である。また、レーザ溶接に限らずレーザを利用した加工にも利用可能である。
また、上述した実施形態では空気を噴射することとしている。これはリモート溶接においてはレーザの焦点距離が長いため、レーザ照射手段であるレーザ加工ヘッドから溶接点までの距離を長く取ることができ、しかもその間をさまざまな方向にレーザ光を照射可能なため、そのような広範囲にわたりヒュームを吹き飛ばすことができるように、高圧、高流量で流体を噴出させる必要がある。そうすると大量の流体が必要なために、空気を用いるのがもっとも経済性がよいものとなる。しかし、噴射させる流体としては空気に限定されるものではなく、たとえば、窒素ガス、またヘリウムガスなどの不活性ガスなどを用いてもよいし、さらにそのほかさまざまな流体を流体噴射手段から噴射することによっても、空気を用いる場合と同様に効果的にヒュームを飛ばすことは可能である。
本発明は、レーザ溶接、レーザ加工に利用できる。
実施形態1のリモート溶接システムを説明するための概略図である。 実施形態1のリモート溶接システムの制御系を説明するためのブロック図である。 ヒュームと実施形態1における空気噴射の作用を説明するための説明図である。 空気の空気噴射ノズル(噴射口)とそこから噴射された空気の噴射範囲を示す説明する説明図である。 実施形態2のリモート溶接システムを説明するための概略図である。 実施形態2のリモート溶接システムの制御系を示すブロック図である。 実施形態2における空気噴射の作用を説明するための説明図である。 実施形態3におけるリモート溶接システムの作用を説明するための説明図である。 実施形態4のリモート溶接システムを説明するための概略図である。 レーザ出口側から見たレーザ加工ヘッドの概略図である。 実施形態4のリモート溶接システムの制御系を示すブロック図である。 本実施形態4における空気噴射の第1の作用を説明するための説明図である。 本実施形態4における空気噴射の第2の作用を説明するための説明図である。 実施形態5におけるシステムを説明するための概略図である。 実施形態5による作用を説明するための説明図である。 実施形態6におけるシステムを説明するための概略図である。 実験装置の概略図である。 レーザ溶接を行った実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1…ロボット、
3…レーザ加工ヘッド、
7、81、82、303、304…空気噴射ノズル、
8…レーザ射出口、
11…反射鏡、
72…エアーホース、
75…エアーポンプ、
85…切り替え弁、
91…可動リング、
95…空気流通経路、
96…放熱フィン、
100…レーザ光、
111…コリメートレンズ、
112…集光レンズ、
200…ワーク、
305…変更板、
306…保護ガラス。

Claims (15)

  1. レーザ光を照射するレーザ照射手段と、
    前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べられ、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射する複数の流体噴射ノズルと、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更する変更板と、を有する流体噴射手段と、を有し、
    前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力は、前記保護ガラスの面から遠い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも近い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなっていること特徴とするレーザ溶接装置。
  2. 前記流体噴射手段は、前記流体の噴射範囲内にワーク上のレーザ照射点が入らないように前記流体を噴射させることを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接装置。
  3. 前記レーザ照射手段は、前記レーザ光の照射方向を反射鏡により変更する照射方向変更手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のレーザ溶接装置。
  4. 前記レーザ照射手段は、ロボットアームに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のレーザ溶接装置。
  5. 前記変更板は、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向からレーザ照射点の移動方向とは逆の方向に変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のレーザ溶接装置。
  6. レーザ光を照射するレーザ照射手段と、
    少なくとも前記レーザ照射手段からワークの間に浮遊するヒュームを吹き飛ばすための流体を噴射する流体噴射手段と、を有し、
    前記流体噴射手段は、
    前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べられ、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射する複数の流体噴射ノズルと、
    前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更する変更板と、を有し、
    前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力は、前記保護ガラスの面から近い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも遠い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなっていること特徴とするレーザ溶接装置。
  7. 前記流体噴射手段は、前記流体の噴射範囲内にワーク上のレーザ照射点が入らないように前記流体を噴射させることを特徴とする請求項6記載のレーザ溶接装置。
  8. 前記レーザ照射手段は、前記レーザ光の照射方向を反射鏡により変更する照射方向変更手段を有することを特徴とする請求項6または7記載のレーザ溶接装置。
  9. 前記レーザ照射手段は、ロボットアームに取り付けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載のレーザ溶接装置。
  10. 前記変更板は、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向からレーザ照射点の移動方向とは逆の方向に変更することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載のレーザ溶接装置。
  11. レーザ光を照射するレーザ照射手段に取り付けられた流体噴射手段から、前記レーザ光を横切る方向に流体を噴射させるレーザ溶接方法であって、
    前記レーザ照射手段の保護ガラスの面から近い側から遠い側に前記レーザ光の照射方向に並べた複数の流体噴射ノズルから、前記保護ガラスの面に対して平行な方向に流体を噴射させ、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを変更板によって前記保護ガラスの面に対して平行な方向から前記流体噴射ノズル側に折り返し前記レーザ光を横切る方向に変更させ、
    前記流体噴射ノズルが噴射する流体の噴射圧力を、前記保護ガラスの面から近い側に設けた前記流体噴射ノズルよりも遠い側に設けた前記流体噴射ノズルの方が高くなるようにすること特徴とするレーザ溶接方法。
  12. 前記流体の噴射範囲内にレーザ照射点が入らないようにすることを特徴とする請求項11に記載のレーザ溶接方法。
  13. 前記レーザ照射手段は、前記レーザ光の照射方向を反射鏡により変更することを特徴とする請求項11または12に記載のレーザ溶接方法。
  14. 前記レーザ照射手段は、ロボットアームに取り付けられていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載のレーザ溶接方法。
  15. 前記変更板は、前記複数の流体噴射ノズルから噴射された流体の向きを前記保護ガラスの面に対して平行な方向からレーザ照射点の移動方向とは逆の方向に変更することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一つに記載のレーザ溶接装置。
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