JP4196503B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4196503B2
JP4196503B2 JP34763699A JP34763699A JP4196503B2 JP 4196503 B2 JP4196503 B2 JP 4196503B2 JP 34763699 A JP34763699 A JP 34763699A JP 34763699 A JP34763699 A JP 34763699A JP 4196503 B2 JP4196503 B2 JP 4196503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
suction
recording
groove
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34763699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001162870A (ja
Inventor
正隆 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34763699A priority Critical patent/JP4196503B2/ja
Publication of JP2001162870A publication Critical patent/JP2001162870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4196503B2 publication Critical patent/JP4196503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字する際に記録用紙が浮き上がることを防止した記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に示すように、記録用紙(以下、単に用紙という)に印字するインクジェット型等の従来の記録装置100は、搬送されてきた用紙Yをプラテン102の上面に載せ、記録ヘッド104により印字する。
【0003】
ところで、この従来の記録装置100では、印字する際、搬送方向に直交する方向の用紙Y、特に縁部(以下、幅方向両端部という)が、プラテン102の上面から浮き上がるという好ましくない事態が生じていた。
【0004】
この対策を施した記録装置として、特開平8−192544号公報により開示された記録装置が知られている。この記録装置は、図15、図16に示すように、用紙を載せるプラテン112に、空気を吸引する吸引孔114を形成しており、吸引孔114の下方に設けられた負圧室(図示せず)へ吸引孔114から空気吸引することにより、用紙がプラテン112から浮き上がることを防止している。
【0005】
しかし、特開平8−192544号公報により開示されたこの記録装置では、プラテン112の上面が平面又は曲面であり、吸引孔114からの吸引により用紙がプラテン112に過度に吸い付けられて搬送し難くなる事態が生じる。しかも、吸引孔114の寸法や位置が特に調整されていないので、この事態は頻繁に起こり得ると考えられる。また、例えばA4サイズの用紙A4に対応させて吸引孔114を配列した場合、B5サイズの用紙B5等、用紙A4に比べてサイズの小さい用紙を搬送すると、搬送方向に直交する方向の端部に配置された吸引孔114Aの上には用紙が搬送されてこず、このため、負圧室への空気の吸引量が過大となって負圧室の負圧が低下して、他の吸引孔114Bによる用紙の吸引力が低減するという難点もある。
【0006】
また、別の対策を施した記録装置として、図17、図18に示すように、特開平9−220837号公報により開示された記録装置120が知られている。この記録装置120では、プラテン122の上面に用紙Yの反搬送方向に流れる気流Vを発生させて用紙Yとプラテン122との間を若干負圧にし、搬送ローラ124、126によって搬送される用紙Yがプラテン122から浮き上がることを防止している。この気流Vを発生させるために、搬送方向Uの下流側に空気吸引用の吸引口128を設け、更に、必要に応じて、搬送方向Uと平行な複数本のリブ130をプラテン122の上面に設けている。
【0007】
しかし、この記録装置120では、搬送中の用紙Yの先端位置及び後端位置に応じて吸引口128の開閉操作を行う必要があり、しかも、この先端位置及び後端位置は、用紙Yのサイズ毎に異なる。従って、この機構の構造は、必然的に複雑な構造になる。また、用紙の幅方向両端部が印字によってカール状に変形し易い。これを防止する対策として、負圧力を増大させて、幅方向両端部がプラテン122から浮き上がることを防止する手段が考えられるが、用紙Yに作用させる搬送力を増大させる必要があるため、搬送精度に悪影響を及ぼすという難点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して、用紙全体に作用する吸引力を増大させることなく、種々のサイズの用紙に印字してもプラテンから用紙が浮き上がらない記録装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、プラテンの上面に記録用紙を供給して記録ヘッドにより印字する記録装置において、前記プラテンの上面に、前記記録用紙の搬送方向に沿って設けられ、溝部を形成する複数のリブと、印字領域の前記溝部の底面に形成された吸引口と、前記吸引口から空気を吸引して前記溝部に吸引力を発生させる吸引手段と、を有し、各サイズの記録用紙の幅方向両端部がそれぞれ通過する前記溝部の吸引口総面積を、他の前記溝部の吸引口総面積よりも大とすることを特徴とする。
【0010】
記録用紙で印字する際、吸引手段により、吸引口から空気を吸引する。
【0011】
これにより、溝部の印字領域に吸引力が発生し、印字領域の上に記録用紙が搬送されてきたとき、記録用紙はプラテン側に吸引され、印字の際、記録用紙がプラテンから浮き上がることが防止される。また、印字領域に吸引力を集中させ、用紙全体に作用する吸引力を増大させる必要がないので、用紙に過大な搬送力を加える必要がなく、搬送精度が良い。
また、各記録用紙の幅方向両端部が通過する溝部での吸引力のみを強くすることができ、従って、記録用紙のサイズ毎に吸引力を変えなくても記録用紙の浮き上がりを防止できる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、前記吸引口が、前記溝部の底面の中央部付近に形成されていることを特徴とする。
【0013】
これにより、溝部の中央部で記録用紙に吸引力を加えることが可能になり、吸引力が搬送方向の上流側及び下流側にも作用するので、従来のように吸引口の開閉操作を行う必要がなく、記録装置の構造が簡素である。
【0014】
請求項3に記載の発明では、ローラと、前記ローラとの間に記録用紙をニップして排出する拍車とを有する記録装置において、前記吸引口は、隣り合う前記拍車の間となる位置に形成されていることを特徴とする。
【0015】
印字により記録用紙に形成される凸部は、拍車間で発生し易い。請求項3に記載の発明により、記録用紙のこの凸部を吸引して記録用紙の浮き上がりを効率良く防止することができる。また、記録ヘッドのヘッド面と記録用紙との接触を防止することができるので、ヘッド面が損傷したり記録用紙が汚れたりすることを防止できる。
【0016】
請求項4に記載の発明では、各溝部の吸引口総面積を、すべてのサイズの記録用紙が通過する共通エリアでは大とし、それ以外のエリアでは小としたことを特徴とする。
【0017】
本明細書で吸引口総面積とは、各溝内での吸引口の総和面積のことをいう。例えば、溝に3個の吸引口が形成されている場合、この溝の吸引口総面積はこの3個の吸引口の面積を総和したものである。
【0018】
請求項4に記載の発明により、吸引手段の吸引量が一定のとき、共通エリアでの吸引力を他のエリアに比べて大きくすることができる。また、他のエリアの上を記録用紙が通過しない場合でも、他のエリアでは吸引口総面積が小さいので、共通エリアでの記録用紙に及ぼす吸引力が低下することを防止することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明では、前記吸引口の開口面積を調整することにより、吸引口総面積を調整することを特徴とする。
【0020】
これにより、吸引口1個あたりの開口面積を調整することにより、吸引口の数を増減しなくても吸引口総面積を調整することができる。
【0021】
請求項6に記載の発明では、搬送方向に沿って形成した前記吸引口の個数を調整することにより、吸引口総面積を調整することを特徴とする。
【0022】
これにより、記録用紙に広い範囲にわたり吸引力を及ぼすことが可能になる。
【0023】
請求項7に記載の発明では、前記共通エリアの大きさが、はがきサイズの記録用紙が通過するエリアであることを特徴とする。
【0024】
これにより、はがきを走行させても、他のエリアでの開口による圧力損失を小さくできる。また、はがきに作用する吸引力が大きいので、厚手のはがきに印字しても、はがきを浮き上がらせることなく搬送できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、第1形態に係る記録装置10は、搬送ローラ12及びピンチローラ22で挟持されながら搬送される記録用紙S(以下、単に用紙という)を受けるプラテン16と、プラテン16の下側に設けられた負圧室18と、負圧室18を吸引する排気ポンプ等の吸引装置20とを備えている。また、記録装置10は、プラテン16の搬送方向下流側に、搬送方向に直交する排紙ローラ24及び拍車26を備えている。
【0026】
このような構成により、搬送ローラ12及びピンチローラ22でニップされてプラテン16の上に搬送された用紙Sは、記録ヘッド28により印字された後、排紙ローラ24及び拍車26でニップされてプラテン16から排出される。
【0027】
図2に示すように、プラテン16の上面には、用紙の搬送方向Uに沿ってリブ30が並列して所定の間隔で配設されている。リブ30の配設されている位置は、各拍車26が設けられている位置L1、及び、隣り合う拍車26間の位置L2とされている。このリブ30と、プラテン16とによって形成された断面凹状の溝部40の底面40Aに、空気を吸引する吸引口34が形成されている。従って、吸引口34は、隣り合う拍車26の間に形成されている。
【0028】
また、図3に示すように、各吸引口34は、負圧室18と連通している。負圧室18は、吸引装置20により負圧にされており、吸引口34から負圧室18へ空気が吸引される。
【0029】
図4に示すように、吸引口34は、P1位置の溝部40P1、P2位置の溝部40P2、P3位置の溝部40P3、P4位置の溝部40P4、PR位置の溝部40PR、及び、P4位置よりも右側の溝部40PXでは、何れも3個、他の位置の溝部40Dでは何れも2個、各溝部40の中央に搬送方向に沿って一列に形成されている。ここで、P1位置、P2位置、P3位置、及びP4位置は、それぞれ、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズ、及びはがきサイズの各用紙の幅方向片側端部が通過する位置である。また、PR位置は、上記各用紙の幅方向のもう一方の片側端部が通過して位置決めされるところである。各吸引口34は径が同一の円状であり、各吸引口34の開口面積は同一である。従って、吸引口34が3個形成されている溝部40P1、40P2、40P3、40P4、40PXの吸引口総面積は、吸引口34が2個形成されている溝部40Dの吸引口総面積に比べて大きい。
【0030】
また、全ての吸引口34は、溝部40のほぼ中央部で、しかも記録ヘッド28(図1参照)が用紙に印字する印字領域AR(ハッチングで示す)の中に位置している。
【0031】
記録装置10を用いて用紙に印字するには、吸引装置20(図3参照)により負圧室18を所定の負圧にし、吸引口34から空気を吸引し、溝部40に吸引力を発生させた状態で、搬送ローラ12(図1参照)及びピンチローラ22でニップしてプラテン16の上に用紙を搬送する。
【0032】
図5に示すように、A4サイズの用紙A4を搬送する際には、溝部40P1に形成された吸引口34P1、及び溝部40PRに形成された吸引口34PRからの空気吸引により用紙A4の幅方向両端部がリブ30の上端に引き付けられ、摺動して搬送される。
【0033】
これにより、用紙A4がプラテン16の上面に密着して搬送し難くなることはなく、搬送精度が良い。また、印字領域AR(図4参照)に吸引口34が形成されているので、印字する際に用紙A4の幅方向両端部が変形することが防止される。
【0034】
図6に示すように、B5サイズの用紙B5を搬送する際には、溝部40P2に形成された吸引口34P2、及び上述の吸引口34PRからの空気吸引により、用紙B5の幅方向両端部がリブ30の上端に引き付けられ、摺動して搬送される。
【0035】
これにより、用紙A4を印字する場合と同様、搬送精度が良く、印字する際に用紙B5の幅方向両端部が変形することは防止される。
【0036】
図7に示すように、A5サイズの用紙A5を搬送する際には、溝部40P3に形成された吸引口34P3、及び上述の吸引口34PRからの空気吸引により、用紙A5の幅方向両端部がリブ30の上端に引き付けられ、摺動して搬送される。
【0037】
図8に示すように、はがきサイズの用紙Hを搬送する際には、溝部40P4に形成された吸引口34P4、及び、溝部40PXに形成された吸引口34PXからの空気吸引により、用紙Hが前面にわたりリブ30の上端に引き付けられ、摺動して搬送される。
【0038】
また、第1形態では、用紙A4、用紙B5、用紙A5、及び、用紙H(はがきサイズの用紙)の幅方向両端部が通過する溝部40P1〜40P4及び溝部40PXには、吸引口34を3個設けており、用紙の浮き上がりを充分に抑えることができる。そして、その他の溝部40Dでは吸引口34の個数を2個に減らしており、用紙が吸引口34の上を通過しない場合(例えば、図8に示したように、用紙Hに印字するとき、この用紙A5はP4位置よりも左側の溝部40に形成されている吸引口34の上を通過しない)、この吸引口34は、搬送時にいわゆる開放状態になるが、ほとんどのものが溝部40に2個形成されている吸引口34である。従って、負圧室18(図3参照)に吸引される空気量は過大にならないので、負圧室18の負圧が大きく変化することはなく、吸引力が下がることは極力防止される。
【0039】
なお、図9に示すように、溝部40に2個形成した吸引口34Wの位置は、3個形成した吸引口34Tの搬送方向両端の吸引口34T1、34T2と同じ直線S1、S2の上に位置してもよい。また、2個形成した吸引口34Wの大きさは、3個形成した吸引口34Tの大きさに比べて小さくてもよい。これにより、種々のサイズの用紙を搬送する際に、負圧室18の負圧の変化を更に抑えることができる。
【0040】
次に、第2形態に係る記録装置を説明する。図10に示すように、第2形態に係る記録装置は、第1形態の記録装置10に比べ、吸引口の寸法、個数、位置等が異なり、それ以外の基本的な構成は同じである。以下、第1形態と同様の構成要素、部材等については同一符号を付して説明を省略する。
【0041】
図10に示すように、第2形態に係る記録装置のプラテン50の上面には、第1形態で説明した溝部40P1、40P2、40P3、40P4、40PRでは、径が比較的大きい円状の吸引口52が2個配列されており、溝部40D及び溝部40PXでは、径が比較的小さい円状の吸引口54が2個配列されている。また、吸引口52、54は、全て印字領域ARの中に配設され、負圧室18(図1、図3参照)に連通している。
【0042】
第2形態に係る記録装置を用いて用紙に印字するには、吸引装置20(図1、図3参照)により負圧室18を所定の負圧にし、吸引口52、54から空気を吸引している状態で、搬送ローラ12及びピンチローラ22でニップしてプラテン50の上に用紙を搬送する。
【0043】
これにより、何れのサイズの用紙を印字する場合であっても、用紙の幅方向両端部は、径が大きい吸引口52からの空気吸引によりリブ30の上端に引き付けられて、用紙はリブ30の上端を摺動して搬送され、搬送精度が良い。また、第1形態と同様、印字する際に用紙の幅方向両端部が変形することは防止される。
【0044】
以下、第3形態に係る記録装置を説明する。図11に示すように、第3形態に係る記録装置のプラテン60では、溝部40P1〜40P4、及び、溝部40PRでは、吸引口34が3個形成されており、他の溝部40Dでは、吸引口34が2個形成されている。
【0045】
第3形態に係る記録装置を用いて用紙に印字するには、吸引装置20(図1、図3参照)により負圧室18を所定の負圧にし、吸引口34から空気を吸引している状態で、搬送ローラ12及びピンチローラ22でニップしてプラテンの上に用紙を搬送する。
【0046】
これにより、第2形態と同様の効果を奏することができる。
【0047】
以下、第4形態に係る記録装置を説明する。図12に示すように、第4形態に係る記録装置のプラテン70では、溝部40PX及び溝部40PRには、吸引口34が3個形成されており、他の溝部には、吸引口34が2個形成されている。
【0048】
第4形態に係る記録装置を用いて印字するには、吸引装置20(図1、図3参照)により負圧室18を所定の負圧にし、吸引口34から空気を吸引している状態で、搬送ローラ12及びピンチローラ22でニップしてプラテン70の上に用紙を搬送する。
【0049】
第4形態に係る記録装置で、はがきに印字した場合、溝部40PX及び溝部40PRによる吸引力が大きい。このため、はがきが厚手であって印字により変形し易くても、この変形を充分に抑えることができる。
【0050】
以下、第5形態に係る記録装置を説明する。図13に示すように、第5形態に係る記録装置のプラテン80では、溝部40PX及び溝部40PRには吸引口82が3個配列されており、他の溝部には吸引口84が2個配列されている。そして、吸引口84の径は、吸引口82に比べて小さい。
【0051】
第5形態に係る記録装置を用いて印字するには、吸引装置20(図1、図3参照)により負圧室18を所定の負圧にし、吸引口82、84から空気を吸引している状態で、搬送ローラ12及びピンチローラ22でニップしてプラテン80の上に用紙を搬送する。
【0052】
第5形態に係る記録装置ではがきに印字した場合、第4形態に比べ、はがきが通過しない吸引口84からの空気吸引量が更に小さい。従って、溝部40PX及び溝部40PRでの吸引力の低下を更に抑えることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、以下の効果を奏することができる。
【0054】
請求項1に記載の発明によれば、溝部の上に記録用紙が搬送されてきたとき、記録用紙はプラテン側に吸引される。このため、印字の際、記録用紙がプラテンから浮き上がることが防止される。また、印字領域に吸引力を集中させ、用紙全体に作用する吸引力を増大させる必要がないので、用紙に過大な搬送力を加える必要がなく、搬送精度が良い。
【0055】
請求項2に記載の発明によれば、溝部の中央部で記録用紙に吸引力を加えることが可能になり、吸引力が搬送方向の上流側及び下流側にも作用するので、従来のように吸引口の開閉操作を行う必要がなく、記録装置の構造が簡素である。
【0056】
請求項3に記載の発明によれば、印字の際に記録用紙に形成される凸部を吸引して記録用紙の浮き上がりを効率良く防止することができる。
【0057】
請求項4に記載の発明によれば、吸引手段の吸引量が一定のとき、共通エリアでの吸引力を他のエリアに比べて大きくすることができる。また、他のエリアの上を記録用紙が通過しない場合でも、他のエリアでは吸引口総面積が小さいので、共通エリアでの記録用紙に及ぼす吸引力が低下することを防止することができる。
【0058】
請求項5に記載の発明によれば、吸引口1個あたりの開口面積を調整することにより、吸引口の数を増減しなくても吸引口総面積を調整することができる。
【0059】
請求項6に記載の発明によれば、吸引口1個あたりの開口面積を変更せずに済み、製造工程が煩雑にならなくて済む。また、記録用紙に広い範囲にわたり吸引力を及ぼすことができる。
【0060】
請求項7に記載の発明によれば、はがきに作用する吸引力が大きいので、厚手のはがきに印字しても、はがきを浮き上がらせることなく搬送できる。
【0061】
請求項8に記載の発明によれば、各記録用紙の幅方向両端部が通過する溝部での吸引力のみを強くすることができ、従って、記録用紙のサイズ毎に吸引力を変えなくても記録用紙の浮き上がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係る記録装置の構成を示す正面図である。
【図2】第1形態に係る記録装置の平面図である。
【図3】第1形態に係る記録装置で吸引口から空気吸引することを示す側面断面図である。
【図4】第1形態に係る記録装置のプラテンの平面図である。
【図5】第1形態に係る記録装置でA4サイズの記録用紙を搬送することを示す平面図である。
【図6】第1形態に係る記録装置でB5サイズの記録用紙を搬送することを示す平面図である。
【図7】第1形態に係る記録装置でA5サイズの記録用紙を搬送することを示す平面図である。
【図8】第1形態に係る記録装置ではがきサイズの記録用紙を搬送することを示す平面図である。
【図9】第1形態に係る記録装置のプラテンの変形例を示す平面図である。
【図10】第2形態に係る記録装置のプラテンの平面図である。
【図11】第3形態に係る記録装置のプラテンの平面図である。
【図12】第4形態に係る記録装置のプラテンの平面図である。
【図13】第5形態に係る記録装置のプラテンの平面図である。
【図14】従来の記録装置の構成を示す正面図である。
【図15】従来の記録装置のプラテンの斜視図である。
【図16】従来の記録装置のプラテンの側面断面図であり、矢視16−16から見た図である。
【図17】従来の記録装置の構成を示す側面断面図であり、矢視17−17から見た図である。
【図18】従来の記録装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 記録装置
16 プラテン
18 負圧室(吸引手段)
20 吸引装置(吸引手段)
24 排紙ローラ(ローラ)
26 拍車
28 記録ヘッド
30 リブ
34 吸引口
34P1 吸引口
34P2 吸引口
34P3 吸引口
34P4 吸引口
34PR 吸引口
34W 吸引口
34T 吸引口
34T1 吸引口
34T2 吸引口
40 溝部
40A 底面
40D 溝部
40P1 溝部
40P2 溝部
40P3 溝部
40P4 溝部
40PR 溝部
40PX 溝部
50 プラテン
52 吸引口
54 吸引口
60 プラテン
70 プラテン
80 プラテン
82 吸引口
84 吸引口

Claims (7)

  1. プラテンの上面に記録用紙を供給して記録ヘッドにより印字する記録装置において、
    前記プラテンの上面に、前記記録用紙の搬送方向に沿って設けられ、溝部を形成する複数のリブと、
    印字領域の前記溝部の底面に形成された吸引口と、
    前記吸引口から空気を吸引して前記溝部に吸引力を発生させる吸引手段と、
    有し、
    各サイズの記録用紙の幅方向両端部がそれぞれ通過する前記溝部の吸引口総面積を、他の前記溝部の吸引口総面積よりも大とすることを特徴とする記録装置。
  2. 前記吸引口が、前記溝部の底面の中央部付近に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. ローラと、前記ローラとの間に記録用紙をニップして排出する拍車とを有する記録装置において、
    前記吸引口は、隣り合う前記拍車の間となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記溝部の吸引口総面積を、すべてのサイズの記録用紙が通過する共通エリアでは大とし、それ以外のエリアでは小としたことを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の記録装置。
  5. 前記吸引口の開口面積を調整することにより、前記溝部の吸引口総面積を調整することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 搬送方向に沿って形成した前記吸引口の個数を調整することにより、前記溝部の吸引口総面積を調整することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  7. 前記共通エリアの大きさが、はがきサイズの記録用紙が通過するエリアであることを特徴とする請求項4〜請求項6のうち何れか一項に記載の記録装置。
JP34763699A 1999-12-07 1999-12-07 記録装置 Expired - Fee Related JP4196503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34763699A JP4196503B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34763699A JP4196503B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001162870A JP2001162870A (ja) 2001-06-19
JP4196503B2 true JP4196503B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=18391569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34763699A Expired - Fee Related JP4196503B2 (ja) 1999-12-07 1999-12-07 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4196503B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101823373A (zh) * 2009-03-02 2010-09-08 精工爱普生株式会社 吸引压板机构及液滴喷出装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60233689D1 (de) 2001-10-17 2009-10-22 Seiko Epson Corp Transportvorrichtung für Aufzeichnungsmedium und Tintenstrahldrucker
JP3941104B2 (ja) * 2002-06-11 2007-07-04 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
ATE466732T1 (de) 2003-03-07 2010-05-15 Seiko Epson Corp Transportvorrichtung für aufzeichnungsmedium und aufzeichnungsgerät
JP4886567B2 (ja) * 2007-03-27 2012-02-29 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP5862326B2 (ja) * 2012-01-27 2016-02-16 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置及び液体噴射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101823373A (zh) * 2009-03-02 2010-09-08 精工爱普生株式会社 吸引压板机构及液滴喷出装置
CN101823373B (zh) * 2009-03-02 2012-07-25 精工爱普生株式会社 吸引压板机构及液滴喷出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001162870A (ja) 2001-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3469824B2 (ja) 記録媒体搬送装置
JP5075187B2 (ja) インクジェット記録装置
EP1279497B1 (en) Sheet-fed press and intermediate cylinder for sheet-fed press
JP2009062163A (ja) 用紙搬送装置
JP4196503B2 (ja) 記録装置
US6899327B2 (en) Sheet guide apparatus
JP2004291544A (ja) 画像形成装置及びそれに使用する吸引式用紙受け台
JP3703803B2 (ja) 加工機械内でウェブ材料または枚葉紙材料を浮遊させながらガイドするための装置
JP3746665B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3564378B2 (ja) 枚葉印刷機のシートガイド装置
GB2078206A (en) Paper feed control for sheet printing press
JPH04323159A (ja) 排紙装置
JP3593019B2 (ja) 枚葉印刷機のシートガイド装置
JP2010137386A (ja) 印刷機及びこれを用いた印刷方法
JP3965576B2 (ja) 画像形成装置
JP3546175B2 (ja) 枚葉印刷機のシートガイド装置
JPH0729074Y2 (ja) 吸引コンベア
JPH11292371A (ja) 印刷機の排紙搬送装置
JP4061107B2 (ja) シート状物案内装置
JP2017222088A (ja) シート材搬送ユニット、シート材搬送装置及び液体を吐出する装置
JP2981336B2 (ja) シート搬送装置
WO2021261566A1 (ja) インクジェット記録装置
JP2000053304A (ja) シート処理装置
JP3642206B2 (ja) 大型プリンタ
JP3614562B2 (ja) 印刷機の給紙装置における枚葉紙案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080909

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080922

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees