JP4180176B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数のシンボル列を具備し、遊技者によるゲーム開始操作により各シンボル列の変動表示を開始させた後、各シンボル列の変動表示を、遊技者によるゲーム停止操作と内部抽選の結果とに基づいて停止させるようにしたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的なスロットマシンは、外周面に所定個数のシンボルが配置された3個のリールを備えてなる。遊技者によるゲーム開始操作があると、各リールが一斉に回転し、前面のシンボル表示窓に各リールのシンボルが巡回表示される。このシンボル表示窓上には、上、中、下、斜めの5本の入賞ラインが設定されており、各リールが遊技者による停止操作に応じて順次停止すると、各入賞ライン上にそれぞれリール毎の3駒分のシンボルが整列した状態で表示される。
【0003】
全てのリールの停止時に有効化された入賞ライン上に所定のシンボルの組合せが成立すると、入賞となり、遊技者は入賞の種類に応じて所定枚数のメダルの払出しを受ける。
【0004】
また近年のスロットマシンでは、各リールの始動に応じて制御部内で抽選を行い、この抽選に応じて、各リールに対し、それぞれ入賞ライン上に所定のシンボルが引き込まれるようにその停止動作を制御する。特に抽選が「大当たり」となった場合には、各リールは、入賞ライン上に「7」のような特定のシンボルを引き込んで停止するように制御され、入賞ライン上にこの特定シンボルの組合せが成立すると、高確率で入賞が出現する「ボーナスゲーム」へと移行する。
【0005】
ところで上記のシンボルの引込み制御は、法規制により所定の駒数内で行うように定められているため、前記の抽選が当たった場合でも、停止操作時のリールの回転位置によっては、目的とするシンボルをうまく引き込めない場合がある。このため従来のスロットマシンでは、抽選により「大当たり」が生じたにも関わらず、前記特定シンボルの組合せを成立できなかった場合には、制御部内にその抽選結果をつぎのゲームに持ち越すためのフラグ(以下これを「入賞フラグ」という)を設定するとともに、表示ランプの点灯や音声出力などにより、前記入賞フラグが設定されていることを遊技者に報知するようにしている(以下この報知を「フラグ報知」という)。
【0006】
さらに最近のスロットマシンでは、入賞ライン上に「リーチ目」、「パターン目」と称されるシンボル組合せを停止表示して、前記入賞フラグが設定されている可能性を暗に報知するようにしている。リーチ目は、抽選が「大当たり」となっているにも関わらず、入賞ライン上に特別入賞に関わるシンボル組合せを停止できない場合に表示されるもので、入賞フラグが設定されているときのみ出現する。他方、パターン目は、ボーナス入賞がどのくらいの確率で出現するかを報知するためのもので、入賞フラグが設定されている場合のみならず、設定されていない場合にも、所定の確率で出現する。また多数のシンボル組合せのパターンがリーチ目やパターン目として設定され、さらにパターン目については、複数通りの当選確率について、それぞれ各種のシンボル組合せのパターンが設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の入賞フラグ報知機能を有するスロットマシンでは、入賞フラグが設定されたときはいつでもフラグ報知を行い、しかも入賞が成立するまで持続的にフラグ報知を行うので、遊技者は、フラグ報知が行われていないときには大当たりは発生しないと判断するようになる。このためシンボル表示窓のシンボル表示に対する注意が低下し、ゲームが単調化するという問題が生じている。
【0008】
またリーチ目やパターン目を出現させるようにした場合、熟練した遊技者は、リーチ目やパターン目に精通しているから、表示ランプや音声によるフラグ報知は不要であると感じているのに対し、全くの初心者は、リーチ目やパターン目となるシンボルの組合せはおろか、これらの組合せが表す意味さえ理解できず、入賞を予想するにはフラグ報知に頼るしかない状態である。またリーチ目やパターン目をある程度理解している中級レベルの遊技者の場合、フラグ報知をリーチ目やパターン目を確認する上で利用したいが、持続的なフラグ報知は不要と感じている。このように現行のスロットマシンでは、遊技者の技量に応じたサービスが行われていないという問題がある。
【0009】
この発明は上記問題に着目してなされたもので、抽選結果を遊技者に報知する報知手段の動作、非動作を切換え可能となすことにより、ゲーム進行の単調化を回避し、遊技者のゲームへの関心を高めることを目的とする。
【0010】
またこの発明は、遊技者による選択操作に応じて報知手段の動作、非動作を切り換えることにより、フラグ報知を遊技者の希望に応じて実施し、利便性の高いスロットマシンを提供することを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数のシンボル列と、入賞を成立させるためのシンボル停止制御を行うかどうかの抽選を実行する抽選手段と、遊技者によるゲーム開始操作により各シンボル列の変動表示を開始させ、遊技者による停止操作と前記抽選結果とに基づいてシンボル列の変動表示を停止させる制御手段とを備えたスロットマシンに、前記抽選手段による抽選の結果を遊技者に報知するための報知手段と、前記抽選結果を報知するか否かを遊技者に選択させるための選択操作部と、前記選択操作部の操作に応じて前記報知手段の動作状態を制御する報知制御手段とを具備させている。
【0013】
請求項2の発明では、前記選択操作部に、抽選結果を持続的に報知することを選択するためのスイッチと、抽選結果を一定期間のみ報知することを選択するためのスイッチと、抽選結果を全く報知しないことを選択するためのスイッチとを設け、報知制御手段により、選択されたスイッチに応じて報知手段の動作、非動作の状態を制御するようにしている。
【0014】
請求項3の発明では、前記報知制御手段は、前記選択操作部による選択が切り換えられるまで、報知手段に対し、前記選択に応じた動作状態を持続させるように構成される
【0015】
請求項4の発明では、前記報知制御手段により、抽選結果の報知が選択されたことに応じて報知手段を動作させて、前記選択操作がなされた時点での抽選結果を報知させるようにしている。
【0019】
【作用】
請求項1の発明では、遊技者の選択操作により、報知手段の動作状態が制御されるので、遊技者の希望に応じて内部抽選の結果を報知したり、非報知の状態に設定することが可能となる。
【0020】
請求項2の発明では、選択操作部の3つのスイッチのいずれかを操作することにより、報知手段に、抽選結果を持続的に報知するモード、抽選結果を一定期間のみ報知するモード、抽選結果を全く報知しないモードのいずれかを設定することが可能となる。
【0021】
請求項3の発明では、選択操作により、報知手段には、その選択に応じた動作状態が選択が切り換えられるまで持続して設定される。これに対し、請求項4の発明では、抽選結果の報知が選択されたときのみ、その選択時点での抽選結果が報知されるようになる。
【0025】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を、図2は機体内部の構成を、それぞれ示す。
図示例のスロットマシン1は、ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて成る。前記本体部2の中空内部には、上段位置にリールブロック4や、後記する制御部が搭載された制御基板5などが組み込まれ、下段位置には多数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル払出機6などが組み込まれている。
【0026】
前記リールブロック4は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cが、駆動源となるステッピングモータ9a,9b,9cとともに組み付けられている。各リール8a,8b,8cの外周面には、図柄,文字,数字などの複数種のシンボルが配置されており、その幾つかのシンボルは、入賞を成立させるための入賞シンボルを構成する。
【0027】
前記扉部3の本体は、所定の厚みをもたせた金属フレームにより構成され、その前面開口に3枚のパネル11,12,13が、後面に各種表示器や操作スイッチにかかる配線基板(図示せず)などが組み付けられている。
【0028】
正面パネル11と下部パネル13との間には、始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,ベット釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23など、ゲーム実行のための各種操作スイッチが配備されるほか、メダルを直接機体に投入するためのメダル投入口16やフラグ報知モード選択用の選択操作部21(詳細は後記する)が設けられる。また下部パネル13の下方には、メダル払出口25,メダル受け皿24などが設けられる。
【0029】
前記パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成されるもので、上部パネル12および下部パネル13には機種名やゲーム情報などが描画され、また上部パネル12には、後記する当たり報知ランプ27が取り付けられている。
【0030】
中央の正面パネル11には、図3に示すようなシンボル表示部20が形成される。
前記シンボル表示部20には、正面パネル11上にカラー印刷層で囲まれた透明の3個のシンボル表示窓20a,20b,20cが横一列に形成されて成る。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後位置には、前記リールブロック4の3個のリール8a,8b,8cが、外周面をシンボル表示窓20a,20b,20cに向けて配置されている。
【0031】
各シンボル表示窓20a,20b,20cは、横方向の長さが、各リール8a,8b,8cが見えるように、また縦方向の長さが、リール停止時に3駒分のシンボルSが見えるように、それぞれ縦に長い矩形状に形成されている。また前記正面パネル11の表面には、各シンボル表示窓20a,20b,20cを水平方向に横切る3本の入賞ラインL1〜L3と、右下がりおよび左下がりの各対角方向に横切る2本の入賞ラインL4,L5とが表されており、リール停止時には、これら入賞ラインL1〜L5上にそれぞれ各リール8a,8b,8cの3個のシンボルSが整列する。
なお図中、28は、正面パネル11の内側に配設されたリール照明用の蛍光灯である。
【0032】
前記入賞ラインL1〜L5は、メダルの投入枚数に応じて有効化されるもので、投入枚数が1枚のときは中央の入賞ラインL1のみが有効化され、投入枚数が2枚のときは上、中、下の3本の入賞ラインL1〜L3が有効化される。さらに3枚のメダルが投入された場合は、すべての入賞ラインL1〜L5が有効化される。
【0033】
なおこの実施例では、機械式のリール8a,8b,8cにより所定個数のシンボルより成るシンボル列を巡回させて表示させるようにしているが、これらのリール8a,8b,8cに代えて、ベルトやディスクのような回転体を巡回させてシンボル列を変動表示するようにしてもよい。また液晶表示板やCRTディスプレイの表示画面上に、各シンボルを画像で表示してスクロールすることにより、シンボル列を変動表示するようにしてもよい。
【0034】
この実施例のスロットマシン1は、機体内に多数枚のメダルを電子データ形式で貯留しておき、その貯留メダルを消費しつつゲームを実行するというクレジット方式のマシンであって、正面パネル11の下方の張出し面上に設けられたベット釦スイッチ17は、3枚の貯留メダルを消費してゲームを行うためのものである。またその下方の垂直面上に設けられたベット釦スイッチ18,19は、それぞれ2枚,1枚の貯留メダルを消費するためのものである。また精算スイッチ22は、貯留メダルを精算してメダル払出口25より払い出しさせるためのもので、切換スイッチ23は、機体をクレジット方式のゲームモード、またはメダル投入口16からの直接メダル投入によるゲームモードのいずれかに切り換えるためのものである。
なおクレジット方式のスロットマシンは公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0035】
さらにこの実施例のスロットマシンは、始動レバー14の操作により各リール8a,8b,8cが始動した直後に、制御部内で抽選を実施し、その抽選結果に応じて入賞ライン上に成立させるシンボルの組合せを決定するようにしている。そして停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される都度、対応するリール8a,8b,8cに対し、それぞれ入賞ライン上に目的とするシンボルが移動するまで引き込んでから停止させる「引込み制御」を実施する。特に前記抽選が「大当たり」となった場合には、入賞ライン上に数字の「7」のシンボル組合せが成立するような引込み制御を行い、さらに「7」のシンボル組合せの成立に応じて、入賞確率の高いボーナスゲームを複数回実行する。
【0036】
ただし上記の引込み制御は、法規制により定められた駒数の範囲内で行う必要があり、この駒数内でのシンボルの引込みが不可能な場合は、入賞ライン上には目的外のシンボルを停止させなければならない。また法規制により、複数種の入賞の同時成立も禁じられているので、目的とするシンボルの引込みにより他の入賞が同時に成立する場合は、そのシンボルを目標の引込み位置からはずしてリールを停止させなければならない。したがって遊技者の停止操作位置によっては、抽選が当たっているにもかかわらず、当選した入賞を成立できない、という事態が発生することになる。
【0037】
しかしながら抽選が大当たり、すなわち特別入賞を成立させることが決定しているにも関わらず、特別入賞が成立しなかったときは、その抽選結果が「入賞フラグ」として持ち越され、以後、特別入賞が成立するまで「7」のシンボルを入賞ライン上に引き込むための制御が行われることになる。
さらにこの実施例では、入賞にかかるシンボルの組合せのほかに複数種の「リーチ目」や「パターン目」を設定している。リーチ目は、入賞フラグが設定されている場合のみ出現して、特別入賞に当選していることを暗に報知する。またパターン目は、入賞フラグが設定されているときに所定の確率で出現するように設定されており、特別入賞に当選している可能性を暗に報知する。
【0038】
なお近年のスロットマシンは、「ビッグボーナス」「レギュラーボーナス」など、複数種の特別入賞が出現する構成になっているが、この実施例では、説明を簡単にするために、「7」のシンボル組合せによる1種類の特別入賞のみが出現するものとする。
【0039】
この実施例のスロットマシンでは、入賞フラグの設定時に、前記上部パネル12上の当たり報知ランプ27を点灯することにより、具体的にフラグ報知を行うことが可能である。このフラグ報知を行うかどうかについては、常にフラグ報知を行う第1の報知モードと、入賞フラグが設定されたゲームのみフラグ報知を行う第2の報知モードと、全くフラグ報知を行わない非報知モードの3種類が設定されており、遊技者がこの3種類の報知モードを自由に選択できるようにしてある。前記選択操作部21はこの選択を行うためのもので、図4に示すように、各モードに応じた3個の選択スイッチ21a,21b,21cが横並びに配置されている。
【0040】
各選択スイッチ21a,21b,21cには、内部にランプが収容された背照式の押釦スイッチ、またはタッチパネル上に形成された画像によるスイッチなどが用いられる。各選択スイッチ21a,21b,21cとも、遊技者の操作により点灯し、同時に機体には、操作されたスイッチに対応するモードが設定される。
なお選択スイッチによるモード設定は、以後、別の選択スイッチが操作されるまで維持され、またその点灯状態もスイッチが切り換えられるまで維持される。これにより遊技者は、いずれのモードが選択されているかを容易に確認することができ、適宜、モードを切り換えることも可能である。
【0041】
前記当たり報知ランプ27は、第1の選択スイッチ21aにより第1の報知モードが選択されているときは、入賞フラグの設定から特別入賞が成立するまでの間、連続的に点灯する。また第2の選択スイッチ21bにより第2の報知モードが選択されているときは、入賞フラグの設定に応じて点灯した後、そのフラグが設定されたゲームが終了した時点で消灯する。これに対し、第3の選択スイッチ21cが選択された場合は、非報知モードとなるので、当たり報知ランプ27は、入賞フラグの設定の有無にかかわらず、常時、消灯状態におかれる。
【0042】
なおモードの設定は、上記に限らず、例えば、常にフラグ報知を行う第1のモードと非報知モードとの2つに絞り、単一の切換えスイッチによりいずれかのモードに切り換えるようにしてもよい。また詳細は後記するが、上記の選択操作部21を単一の押釦スイッチにより構成し、このスイッチの押操作に応じてその時点での入賞フラグの設定の有無を、一定期間のみ報知するようにしてもよい。
【0043】
図5は、上記スロットマシン1の電気的な構成を示す。
同図中、30はマイクロコンピュータより成る制御部であり、制御、演算の主体であるCPU32、プログラムや前記抽選のためのテーブルが記憶されるROM33、データの読み書きに用いられるRAM34、および乱数発生器35を含む。
【0044】
前記CPU32には、バス31を介して各種の入出力部が接続され、CPU32は、ROM33内のプログラムに基づき、各種入力信号を認識しつつ、出力部に駆動信号を与えて、ゲームに関わる一連の処理を実行する。入力部としては、前記始動レバー14,停止釦スイッチ15a,15b,15c,ベッド釦スイッチ17,18,19,精算スイッチ22,切換スイッチ23,選択スイッチ21a,21b,21cのほか、メダル投入口16より投入されたメダルを検知するためのメダル検知センサ37などが接続される。また出力部としては、前記メダル払出機6,ステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動部36,当たり報知ランプ27などの表示器、ならびに効果音などを出力する音声回路(図示せず)が接続される。
【0045】
上記構成において、CPU32は、まずメダル投入口16へのメダル投入またはベッド釦スイッチ17,18,19の操作に応じていずれかの入賞ラインを有効化する。ついで始動レバー14が操作されると、CPU32は、抽選処理を行うと同時に、リール駆動部36を駆動して3個のリール8a,8b,8cを一斉に回転させる。以後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが押操作される都度、対応するリール8a,8b,8cを、抽選結果に応じて所定の回転位置まで引き込んで停止させる。
【0046】
なお上記した抽選処理は、前記乱数発生器35の出力した乱数値をサンプリングして、そのサンプリング値をROM33内の抽選テーブルと照合することにより行われる。またリールの引込み停止制御は、各リール8a,8b,8c毎に、対応するステッピングモータ9a,9b,9cに与える駆動信号をカウントしつつリールの回転位置を逐次確認し、目的とする回転位置に到達した時点でステッピングモータ9a,9b,9cを停止させることにより実現するものである。ただしいずれの制御も公知のものであるので、ここでは詳細な説明は省略することにする。
【0047】
図6は、この発明にかかるスロットマシンの他の例を示す。
この実施例のスロットマシン1は、制御部30内でフラグ報知を行うかどうかを選択し、その選択に応じて、適宜、当たり報知ランプ27によるフラグ報知を実行するようにしたもので、前記選択操作部21に代えて、正面パネル11のシンボル表示部の近傍位置に、モード表示ランプ38を配備している。
【0048】
このモード表示ランプ38は、機体がフラグ報知を行うように設定されている状態下で点灯するもので、この点灯の有無により、遊技者に、報知モードであるか、非報知モードであるかが報知される。
なおその他の構成については図1と同様であるから、各部に同一の符号を付すことにより、詳細な説明を省略する。
【0049】
図1に示したスロットマシン1の場合、遊技者は、最初のゲームを開始する時点、またはゲームの合間など、適宜、選択操作部21のいずれかの選択スイッチを操作して好みのモードを設定する。制御部30のCPU32は通常のゲームにかかる制御を実行しつつ、入賞フラグのセットやリセットに応じて選択されているスイッチを確認し、前記当たり報知ランプ27のオンオフ動作を制御する。
【0050】
また選択操作部21に報知指示用の押釦スイッチを設けた場合、遊技者は、各リール8a,8b,8cの回転時や停止時などに、適宜、スイッチを操作する。CPU32は、この操作に応じて入賞フラグがセットされているか否かを確認し、入賞フラグがセットされている場合は、前記当たり報知ランプ27を所定時間だけ点灯させて、特別入賞への当選を遊技者に報知する。
【0051】
また図6に示したスロットマシン1の場合、CPU32は、所定の条件(詳細については後記する)が成立したことに応じて機体を報知モードまたは非報知モードのいずれかに設定した後、前記と同様に、入賞フラグの設定や解除に応じて設定されたモードを確認し、前記当たり報知ランプ27のオンオフ動作を制御する。
【0052】
以下、上記した各種態様のモード設定について、それぞれその設定処理が組み込まれたスロットマシンの具体的な制御手順を説明する。
図7および図8は、前記図1のスロットマシン1における制御の手順を示す。なお図中「ST」は、処理のステップを示す。
【0053】
まずゲーム開始時点で、遊技者がメダル投入口16からのメダル投入または前記ベッド釦スイッチ17,18,19のいずれかの操作を行った後に、始動レバー14を操作すると、ST1が「YES」となる。これを受けて、CPU32は、各リール8a,8b,8cを一斉に始動するとともに、内部の入賞フラグFBをチェックする(ST2,3)。
【0054】
入賞フラグFBがセットされていない場合は、つぎのST4で抽選処理が行われ、入賞ライン上に成立させるシンボルの組合せが決定される。さらにこの抽選が「大当たり」の場合には、CPU32は、前記入賞フラグFBをセットするとともに、前記選択操作部21による設定状態をチェックする(ST5〜7)。
【0055】
この段階で機体が第1または第2の報知モードに設定されている場合は、ST7が「YES」となり、CPU32は、前記当たり報知ランプ27を点灯して、遊技者に入賞フラグが設定されたことを報知する。他方、抽選が大当たりでないときや、非報知モードのときには、ST8の処理はスキップされる。
この後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが操作される都度、ST9が「YES」となり、操作の対象となるリール8a,8b,8cについて、図9の制御ルーチン(SRT−1〜SRT−9)が実行される(ST10)。
【0056】
この制御ルーチンでは、リールの停止操作位置および前記抽選処理の結果に基づいて引込み対象のシンボルが選択され、その選択されたシンボルが所定の入賞ライン上に移動した時点で、リールを停止させるようにしている。
【0057】
まず入賞フラグFBがセットされている場合、「7」のシンボルが引込み可能であれば、図9のSRT−1,SRT−2がともに「YES」となり、目的の「7」のシンボルを引込む制御が実行される(SRT−3)。
これに対し、規定の4駒以内の引込みでは「7」のシンボルを引き込めない場合、または「7」のシンボルの引込みにより特別入賞以外の一般入賞を成立させてしまう場合は、SRT−2からSRT−4へと移行し、前記リールを、入賞ライン上に「7」以外のシンボルを引き込んだ状態で停止させる。
なおこのSRT−4の引込み対象のシンボルの中には、前記したリーチ目、パターン目にかかるシンボルが含まれる。
【0058】
前記抽選により一般入賞に当選している場合も同様であって、目的とする入賞シンボルの引込みが可能な場合は、SRT−5,6を介してSRT−7へと移行し、前記入賞シンボルを引き込み、引込みが不可能な場合は、SRT−8でその他の差し障りのないシンボルの引込みが行われる。また抽選がはずれの場合にはSRT−9へと移行し、入賞を成立させないようなシンボルを引込みの対象として選択して、リールを停止させる。
【0059】
図7,8のメインルーチンに戻って、このようなリール停止制御により全てのリール8a,8b,8cが停止すると、ST11が「YES」となり、CPU32は入賞ライン上に成立したシンボルの組合せをチェックする。
【0060】
特別入賞にかかる「7」のシンボル組合せが成立している場合は、ST12が「YES」となる。これを受けてCPU32は、つぎのST13〜15で、前記入賞フラグFBをリセットするとともに、当たり報知ランプ27の点灯状態をチェックし、点灯している場合はこれを消灯してから、図示しないボーナスゲーム用の制御ルーチンへと移行する。
【0061】
一般入賞が成立した場合は、ST16が「YES」となり、ST17で所定数のメダルの払出し処理が行われて処理が完了する。また抽選のはずれに伴って「はずれ」となった場合は、ST12,16,18がいずれも「NO」となって、処理が完了する。
【0062】
一方、入賞フラグFBがセットされているにも関わらず、特別入賞用の「7」のシンボル組合せが成立しなかった場合には、ST12,16の「NO」判定に続いて、ST18が「YES」となる。これを受けてCPU32は、当たり報知ランプ27の点灯状態をチェックし、さらにこのランプが点灯している場合には、選択操作部21の設定状態をチェックする。
【0063】
いまゲーム開始時に第1の報知モードが選択され、かつこのゲームにおいて初めて入賞フラグFBがセットされたものとすると、入賞判定の終了時にも当たり報知ランプ27が点灯していることになるから、ST19が「YES」、つぎのST20が「NO」となって処理が終了する。これにより入賞フラグFBとともに当たり報知ランプ27の点灯状態もつぎのゲームに持ち越されることになる。
【0064】
これに対し第2の報知モードが選択されている場合は、ST19に続いてST20も「YES」となる。これを受けてCPU32は、つぎのST21で当たり報知ランプ27を消灯してから処理を終了するもので、これによりつぎのゲームからはフラグの非報知状態へと移行する。
【0065】
また入賞フラグFBが持ち越されている状態下で、ST19,20の判定処理後に前記選択操作部21の選択が切り換えられた場合は、つぎのゲーム制御時にST3の「YES」判定に続くST22〜26の処理により対応する。
たとえば前回のゲームまでは第1の報知モードを選択していた遊技者が、これ以上のフラグ報知は不要と考えて、ゲーム開始操作の直前または直後に第2の報知モードまたは非報知モードに設定を変更した場合、前記ST3の「YES」判定に続いてST22が「YES」、ST23が「NO」となる。これを受けてCPU32は、ST24で点灯していた当たり報知ランプ27を消灯し、しかる後に通常のゲーム制御に移行する。
【0066】
また遊技者が誤ってまたは最初の設定を忘れて非報知モードを選択していたり、第2の報知モード下で当たり報知ランプ27が消灯された後に、第1の報知モードに設定を切り換えた場合、ST22が「NO」、ST25が「YES」となる。これを受けてCPU32は、ST26で消灯していた当たり報知ランプ27を点灯し、しかる後に通常のゲーム制御に移行する。
【0067】
このように上記の手順によれば、遊技者は一連のゲームの開始時やゲームの合間に、3種類のモードを選択することができ、またその設定を適宜変更することができるので、自己の技量や趣向に応じたモードを選択してゲームを行うことができ、客サービスを向上することができる。しかも入賞フラグが一旦セットされた後でもモード設定を変更することができるので、設定操作を忘れたり、間違えたりしても、問題なく対応することができる。
【0068】
なお上記した手順では、モード設定状態を確認することにより、ゲーム途中でモード設定が変更された場合にも対応できるようにしているが、リールの停止制御時などゲームの途中に選択スイッチが切り換えられた場合は、即座に反応できないという欠点がある。しかしながら、モード設定の切換え操作に応じてCPU32に割込み信号を入力するように構成すれば、ゲーム実行中に報知モードから非報知モードに切り換えることも可能になる。
【0069】
図10は、選択操作部21に単一の押釦スイッチを設け、そのスイッチ操作に応じてその時点での入賞フラグの設定状態を報知するようにしたスロットマシンの制御手順を示す。なおゲーム実行のための主要な手順は図7,8と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0070】
図示の手順では、全てのリール8a,8b,8cが停止して入賞ライン上に入賞以外のシンボル組合せが成立したとき、および各リール8a,8b,8cが回転してからすべてのリールが停止するまでの間に、スイッチ操作を受け付け、入賞フラグFBの設定状態を遊技者に報知するようにしている。
【0071】
各リール8a,8b,8cが停止して特別入賞、一般入賞のいずれも成立しなかった場合に、遊技者が選択操作部21の押釦スイッチを操作すると、ST15が「YES」となる。これを受けてCPU32は、入賞フラグFBの設定状態をチェックし、入賞フラグFBがセットされている場合には、当たり報知ランプ27を点灯させる(ST16,17)。
なおこの当たり報知ランプ27の点灯状態は、つぎのゲームの開始操作に応じて解除される(ST2,23)。
【0072】
また各リール8a,8b,8cが始動してからすべてのリールが停止するまでの間のいずれかのリールに対する停止操作の前に前記押釦スイッチが操作されると、ST8の「NO」判定に続いてST18が「YES」となる。これを受けてCPU32は、前記と同様に、入賞フラグFBの設定状態をチェックし、入賞フラグFBがセットされている場合には、当たり報知ランプ27を点灯させる(ST19,20)。
なおこの場合の当たり報知ランプ27の点灯状態は、最初の停止操作がなされたことに伴い、解除される(ST21,22)。
【0073】
上記のような制御手順によれば、遊技者は、入賞ライン上に成立したシンボル組合せから入賞フラグが設定されている可能性があると感じたときなどにスイッチ操作を行って、入賞フラグの設定の有無を確認することができる。特にリーチ目やパターン目について、ある程度の知識を持つ中級の遊技者にとって、このようなフラグの設定状態を必要に応じて確認できる方式のスロットマシンは、ゲーム内容への理解を深める上で最適であり、また自身の予想と実際のフラグ設定とが一致するかどうかを確認できるという、これまでにないゲーム性を提供することができる。
【0074】
なおフラグの設定を確認するためのスイッチ操作は、上記に限らず、例えば、ST3のリール始動からST5の抽選処理が完了するまでの間にスイッチ操作が行われた場合には、その操作信号を抽選処理が完了した時点でCPU32に割り込ませることにより、抽選処理の結果を確認することができる。
【0075】
つぎの図11〜14の各制御手順は、図6に示したフラグ報知用のモードを自動的に変更するタイプのスロットマシンに導入されるものである。なおいずれの手順においても、ゲームにかかる主要な手順は、図7,8と同様であるので、詳細な説明は省略する。また図示の手順には含んでいないが、各実施例とも、機体が報知モードに設定されている間は、前記モード表示ランプ38を点灯動作させている。
【0076】
まず図11の手順は、所定時間経過後に機体のモードを変更するようにしたもので、CPU32は、装置電源の立上げに応じて内部のタイマの計時時刻Tをリセットした後、機体を報知モードに設定する(ST1,2)。
【0077】
したがってこの後のゲーム制御において、抽選により入賞フラグFBが設定されると当たり報知ランプ27が点灯する(ST6〜10)。
この入賞フラグFBおよび当たり報知ランプ27の点灯状態は、機体が報知モードに設定されている限り、特別入賞が成立するまで持ち越されるが、各リールの停止した段階で前記タイマの計時時刻Tが所定の設定時間Tmaxを越えていると、機体は非報知モードに変更され、当たり報知ランプ27の点灯状態は、この時点で解除される(ST21〜24)。
【0078】
なお遊技場においては、通常、1台の遊技機は多数の遊技客に利用されるので、この処理では、上記のモード設定が各遊技客に平等に適用されるように、ゲーム開始操作が行われない空き時間をチェックするための計時カウンタtを設けている。そして一定時間t1の間にゲーム開始操作がなければ、ST25が「YES」となってST1に戻り、前記タイマがリセットされる。よってこの段階で機体が非報知モードに設定されていても、ST2で再び報知モードに切り換えられ、初期状態に戻る。
このようにある遊技客に非報知モードのゲームが提供された後も、その遊技客の利用が終了した後に機体を再び初期状態に復帰させて、つぎの遊技客に報知モードのゲームを提供することができる。
【0079】
なお上記実施例では、時間の経過によりモードを切り換えるか否かを判別しているが、これに代えて、実行されたゲーム回数に基づいてモードの切換えを判別してもよい。
また各遊技者に同じ条件でモードを切り換える方式に代えて、装置電源の立上げから所定時間が経過するまでは報知モードに設定し、以後は非報知モードにする、というように、営業時間内の一定期間だけ、報知モードを設定していわゆる「サービスタイム」を設定することも可能である。
【0080】
図12の手順は、所定時間内におけるメダルの獲得枚数に応じて機体のモードを変更するようにしたもので、この場合も、CPU32は、開店時の装置電源の立上げに応じてタイマをリセットするとともに、メダル獲得枚数のカウンタNをゼロにリセットする(ST1)。なおこの実施例においても、各遊技客に同じ条件を与えられるように、所定時間t1が経過するまでゲーム開始操作がなければ、ST1に戻るようにしている(ST26)。
【0081】
初期状態においては、機体はまず非報知モードに設定される(ST2)。これにより、以下、設定時間Tmaxが経過するまでは、抽選処理で入賞フラグFBが設定されてもST9が「NO」となり、ST10の当たり報知ランプ27の点灯処理はスキップされる。
【0082】
CPU32は、特別入賞や一般入賞が成立する都度、遊技者に払い出されたメダル枚数により前記メダル獲得枚数Nの値を更新しており、電源立上げから設定時間Tmaxが経過した時点でこのメダル獲得枚数Nが所定のしきい値Nmaxを下回っている場合は、機体を非報知モードから報知モードに切り換える(ST21〜23)。
【0083】
上記のメダル獲得枚数Nによる判別は、図11の例と同様、1ゲームが終了した時点で行われるもので、入賞フラグFBが設定されている場合は、非報知モードから報知モードに切り換えられたことに応じて、直ちに当たり報知ランプ27を点灯させる(ST24,25)。
【0084】
なお図示の手順では、報知モードに切り換えられて以後は、その設定を持続させるようにしているが、これに限らず、メダル獲得枚数が所定数に達した時点で、再び非報知モードに切り換えるようにしてもよい。
【0085】
またこの実施例でも、図11の実施例と同様に、所定回数分のゲームが実行される間のメダルの獲得枚数を、モード切換えのための指標として用いることができる。ただしこの実施例においては、必ずしも経過時間やゲーム回数をチェックする必要はなく、例えば初期に報知モードに設定しておき、遊技者のメダル獲得枚数が所定数に達したことに応じて、非報知モードに切り換えるようにしてもよい。
【0086】
つぎに図13および図14に示す処理は、抽選により、報知モード、非報知モードのいずれかを選択するようにしたものである。
この実施例では、初期状態では、機体は非報知モードに設定される(ST1)。この非報知モード下においては、ST2のゲーム開始操作に応じて各リール8a,8b,8cが始動すると、これらリールの停止制御用の抽選に先立ち、モード変更用の抽選が行われる(ST4,5)。さらにこの抽選が当たりになると、つぎのST6が「YES」となり、ST7で機体は報知モードに切り換えられる。
【0087】
以下、報知モード下では、入賞フラグFBが設定されたことに応じて、当たり報知ランプ27が点灯し、その点灯状態が特別入賞が成立するまで保持される(ST12〜ST20)。
なおこの報知モードは、特別入賞の出現に応じて解除され、再び非報知モードへと移行する(ST21)。
【0088】
一方、非報知モード下で入賞フラグFBが設定された場合は、なんら報知は行われないが、一度設定された入賞フラグFBが特別入賞が成立するまで保持される点は、報知モード下と同様である。したがって非報知モード下において、入賞フラグFBが持越しされた状態で前記モード変更用の抽選が当たりになると、ST8からST24、25を介してST13へと移行する。これにより当たり報知ランプ27が点灯して、入賞フラグFBが持ち越されていたことが報知される。
【0089】
なお上記実施例では、非報知モード下において報知モードに切り換えるか否かを決定しているが、反対に最初は報知モードに設定しておき、非報知モードに切り換えるかどうかを決定するようにしてもよい。また現在設定されているモードに関わらず、所定時間おき、または所定数のゲームが実行される毎に、モードを切り換えるか否かを決定するようにしてもよい。
【0090】
図11に示した実施例では、時間経過またはゲームの実行回数に応じて、報知モード、非報知モードの切換えが行われるので、入賞フラグが設定されていても、時間によってその設定が報知される場合と報知されない場合とが生じ、ゲームの単調化を回避できる。また前記したように一定期間のみ遊技者に報知モードをサービスして、常時、フラグ報知を行うというマンネリ化を防止することができる。
【0091】
また図12に示した実施例では、メダルの獲得枚数に応じて報知モード、非報知モードの切換えが行われるので、メダルの獲得枚数の少ない遊技者に対しては報知モードを、メダルの獲得枚数の多い遊技者に対しては非報知モードを設定することができ、遊技者の技量やツキに合わせた設定が可能となる。
なおこの場合の報知モードの切換え用の指標は、メダル獲得枚数に限らず、メダルのIN/OUT率、貯留メダルの枚数、入賞回数なども採用可能である。
【0092】
さらに図13および図14に示した実施例では、抽選により報知モード、非報知モードの切換えが行われるので、遊技者は、いつの時点でフラグ報知が行われるかを判断できなくなる。その結果、遊技者は、シンボル表示部20や当たり報知ランプ27の動作への注視度合いを高めるようになり、ゲームに対する集中度を大幅に高めることができる。
【0093】
また前記図7,8の第1の実施例、および図11〜14の各実施例においては、抽選が大当たりとなって入賞フラグFBが設定されたときは、その抽選処理から最初のリール停止操作が行われるまでの期間にフラグ報知を行うようにしているが、フラグ報知の開始タイミングはこれに限らず、一部または全てのリールが停止した時点や、入賞フラグ持越し後にゲームが開始された時点など、任意の時点に設定することができる。
【0094】
【発明の効果】
請求項1の発明では、遊技者の選択スイッチの操作により、抽選結果を遊技者に報知するか、報知しないかのいずれかの状態を設定するようにしたので、遊技者の希望に応じた設定が可能となり、利便性の高いスロットマシンを提供することができる。
【0095】
請求項2の発明では、選択操作部の3つのスイッチのいずれかを操作することにより、報知手段に、抽選結果を持続的に報知するモード、抽選結果を一定期間のみ報知するモード、抽選結果を全く報知しないモードのいずれかを設定することが可能となり、初心者、熟練者、中級レベルの遊技者のいずれにも対応可能なスロットマシンを提供することができる。
【0096】
請求項3の発明では、選択が切り換えられるまで、その選択に応じた設定状態を持続させるようにしたから、遊技者の希望に応じた設定を持続させることができる。またその設定は適宜変更可能であるから、遊技者へのサービスを一層向上させることができる。
【0097】
請求項4の発明では、選択スイッチにより抽選結果の報知が選択されたことに応じて、その選択時点での抽選結果が報知されるので、遊技者は、リーチ目,パターン目などを確認したり、遊技者自身の予想と実際の抽選結果とを照合するなどして楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図である。
【図3】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図4】選択操作部の構成を示す正面図である。
【図5】スロットマシンの電気構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の他の実施例にかかるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図7】図1のスロットマシンにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1のスロットマシンにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図9】リールの停止処理にかかる処理手順を示すフローチャートである。
【図10】フラグ設定の有無の確認用の押釦スイッチを具備させたスロットマシンにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図6のスロットマシンにおける処理手順の第1の実施例を示すフローチャートである。
【図12】図6のスロットマシンにおける処理手順の第2の実施例を示すフローチャートである。
【図13】図6のスロットマシンにおける処理手順の第3の実施例を示すフローチャートである。
【図14】図6のスロットマシンにおける処理手順の第3の実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン
8a,8b,8c リール
21 選択操作部
21a,21b,21c 選択スイッチ
27 当たり報知ランプ
32 CPU

Claims (4)

  1. 複数のシンボル列と、入賞を成立させるためのシンボル停止制御を行うかどうかの抽選を実行する抽選手段と、遊技者によるゲーム開始操作により各シンボル列の変動表示を開始させ、遊技者による停止操作と前記抽選結果とに基づいてシンボル列の変動表示を停止させる制御手段とを備えたスロットマシンにおいて、
    前記抽選手段による抽選の結果を遊技者に報知するための報知手段と、
    前記抽選結果を報知するか否かを遊技者に選択させるための選択操作部と、
    前記選択操作部の操作に応じて前記報知手段の動作状態を制御する報知制御手段とを具備して成るスロットマシン。
  2. 前記選択操作部は、抽選結果を持続的に報知することを選択するためのスイッチと、抽選結果を一定期間のみ報知することを選択するためのスイッチと、抽選結果を全く報知しないことを選択するためのスイッチとを含んでおり、前記報知制御手段は、選択されたスイッチに応じて前記報知手段の動作、非動作の状態を制御して成る請求項1に記載されたスロットマシン。
  3. 前記報知制御手段は、前記選択操作部による選択が切り換えられるまで、前記報知手段に対し、前記選択に応じた動作状態を持続させる請求項1または2に記載されたスロットマシン。
  4. 前記報知制御手段は、前記選択操作部により抽選結果の報知が選択されたことに応じて前記報知手段を動作させて、前記選択操作がなされた時点での抽選結果を報知させる請求項1に記載されたスロットマシン。
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