JP4671156B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技中におけるメダルの払出し率に基づいて、小役の当選を報知するようにしたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットマシンでは、各種の役の当選確率を定めた抽選テーブルを用いて役の抽選を行っている。ここで、小役の当選確率を若干変化させた高確率用の抽選テーブルと低確率用の抽選テーブルとを用いるものが知られている。この技術では、遊技中におけるメダルの払出し率を算出するとともに、上記の2つの抽選テーブルを切り替えつつ役の抽選を行うことによって、払出し率を一定の目標値に近づける制御をしている。
【0003】
また、従来のスロットマシンでは、遊技の進行を制御する遊技用制御手段と、遊技中の演出を制御する演出用制御手段とが設けられている。そして、遊技用制御手段によって、役の抽選やメダルの払出し率の管理等が行われている。また、演出用制御手段によって、役に当選したときの報知の演出等が制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術のように、払出し率を目標値に近づける方法では、複数の抽選テーブルを設ける必要があるとともに、遊技中は、常時払出し率を管理している必要があった。このため、遊技用制御手段の処理がそれだけ多くなるという問題があった。したがって、遊技用制御手段で、払出し率の管理を行わないようにしたいという要請がある。
しかし、払出し率を目標値に近づける何らかの制御を全く行わないとすれば、スロットマシンの初級者は、払出し率が目標値に満たない状態が多くなる。これにより、初級者から敬遠されてしまうという問題がある。
【0005】
すなわち、スロットマシンの上級者は、小役の当選時は、高い確率で当選した小役を入賞させることができる。しかし、初級者の小役の入賞率は、上級者ほど高くはない。このため、初級者と上級者との間で、実際の払出し率に差がついてしまうという問題がある。
【0006】
なお、役の抽選やリールの停止制御は、専ら遊技用制御手段で制御されるものなので、演出用制御手段側で小役の当選確率を変化させる等して払出し率を調整することはできない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、複数の抽選テーブルを設けることなく、実際の払出し率を目標値に近づけることができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
(請求項1)
請求項1の発明は、遊技の進行に関する制御を行う遊技用制御手段と、遊技の演出に関する制御を行う演出用制御手段とを備えるスロットマシンであって、前記遊技用制御手段は、複数種類の特定小役を含む役の抽選を行う役抽選手段を備え、前記特定小役は、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であって、当選した前記特定小役の種類を示す情報が報知されたときには、その情報が報知されないときよりも、当選した前記特定小役を入賞させることが容易になる役であり、前記演出用制御手段は、前記特定小役に当選したときに、一定条件下で、当選した前記特定小役の種類を示す情報を報知する小役当選報知制御手段と、前記特定小役に当選した場合において、当選した前記特定小役の種類を示す情報が報知されたときに、報知をした前記特定小役が当該遊技で入賞したか否かを判別することにより、当選した前記特定小役についての入賞率を算出して、算出した各前記特定小役についての入賞率を順次更新しつつ所定のメモリに記憶する小役入賞率算出手段とを備え、前記小役当選報知制御手段は、前記特定小役に当選したときには、当選した前記特定小役についての入賞率を参照して、当選した前記特定小役が遊技者にとって入賞させやすい前記特定小役であるか否かを判断し、当選した前記特定小役が遊技者にとって入賞させやすい前記特定小役であるときは、当選した前記特定小役の種類を示す情報を報知することを特徴とする。
【0008】
請求項1の発明においては、特定小役に当選したときには、その特定小役の種類を示す情報が報知されたときの入賞率を参照して、当選した特定小役が遊技者にとって入賞させやすい特定小役であるか否かが判断され、当選した特定小役が遊技者にとって入賞させやすい特定小役であるときは、当選した特定小役の種類を示す情報が報知される。
そして、特定小役に当選して、その特定小役の種類を示す情報が報知されたときには、その特定小役が当該遊技で入賞したか否かの判別が行われて、その特定小役の種類を示す情報が報知されたときの最新の入賞率が算出され、更新される。
【0009】
したがって、特定小役に当選したときに、その特定小役の種類を示す情報が報知されれば、その特定小役の入賞率が高まるので、結果として、払出し率が上昇する。よって、払出し率を目標値に近づけることができる。これにより、遊技用制御手段側に複数の抽選テーブルを設けることなく、演出用制御手段側で払出し率を目標値に近づける制御を行うことができる。
【0010】
(請求項2)
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、複数種類の各前記特定小役を構成する図柄の視認性が相違するために、前記特定小役の種類によって入賞率が異なるように設定されていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の外観を示す正面図である。
図1において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20内には、3つの透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、各表示窓21に対応して3つのリール31が配置されている。
なお、各リール31には、(ステッピング)モータ32(図4参照)が連結されており、このモータ32の駆動により、リール31が回転される。
【0019】
リール31は、リング状体であり、このリング状体の外周面には、図2に示す図柄(役を構成する図柄等)を印刷したリールテープが貼り付けられている。
1つのリール31には、21個の図柄が等間隔で配列され、各リール31ごとに異なった図柄配列がなされている。そして、表示窓21内から、リール31の図柄配列の一部が見えるようになっている。
【0020】
フロントパネル20の表示窓21を含む部分には、5本の有効ライン22が設定されている。この有効ライン22は、水平方向の上段、中段及び下段の3本の各有効ライン22a、22b及び22cと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22d及び22eとから構成されている。
そして、水平方向の上段、中段及び下段の3本の各有効ライン22a、22b及び22c上に、各表示窓21から見えるリール31の上下に連続する3図柄が位置している。
【0021】
フロントパネル20の右下側にはメダル投入口23が設けられており、ここから遊技者によってメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて有効ライン22が有効化される。投入枚数が1枚のときは水平方向中段の1本の有効ライン22b、2枚のときは水平方向の3本の有効ライン22a、22b及び22c、3枚のときは5本の全ての有効ライン22a〜22eが有効化される。
【0022】
また、筐体の前面部には、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42が設けられている。スタートスイッチ41は、リール31の回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチである。ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止するときに操作するスイッチである。
【0023】
さらに、表示窓21の図中、左側には、当選報知表示部24が設けられている。当選報知表示部24は、特定小役が当選したときに、それを遊技者に報知するためのものである。本実施形態では、当選報知表示部24の盤面には、図中上側からそれぞれ「7(赤色)」、「7(青色)」、及び「BAR」と表示されており、これらの各表示部分の裏側(筐体内部)には、それぞれ独立してランプ(図示せず)が設けられている。そして、このランプの点灯により、各表示部分が独立して照光されるように構成されている。
【0024】
図2は、本実施形態における各リール31の外周面の21個の図柄配列を示す平面図である。なお、図2では、実際の図柄とは異なり、文字によって図柄を表現している。例えば「赤7」とは、赤色に着色された「7」の図柄を意味する。
リール31に表示された図柄は、「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「スイカ」及び「プラム」の7種類から構成されている。そして、これらの図柄の組合せに対応する役が予め定められている。
【0025】
図3は、本実施形態における役と、その役に対応するリール31の図柄の組合せとを示す図である。役は、特別役であるBB(ビックボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)、3種類の特定小役A、B及びC、一般の小役1及び2、並びにリプレイ等とから構成されている。
BBとは、通常遊技から、特別遊技の1つであるBBゲーム(遊技者によって有利となる遊技)に移行させるための役である。BBゲームに移行すると、先ず、第1態様遊技に移行する。この第1態様遊技では、小役(特定小役及び一般の小役)及び第2遊技に移行するための移行役の抽選が行われる。そして、第1態様遊技中に移行役が入賞したときは、特別遊技の第1態様遊技から第2態様遊技(ボーナスゲーム)に移行する。
【0026】
第2態様遊技とは、所定役が高確率で入賞する遊技を、規定入賞回数又は規定遊技回数だけ行うものである。この第2態様遊技において、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達したときは、再度、第1態様遊技に戻る。そして、第1態様遊技の遊技回数が規定回数に到達するか、又は第1態様遊技から第2態様遊技への移行回数が規定回数に到達するまで、第1態様遊技と第2態様遊技とを繰り返すようにしたものである。第1態様遊技から第2態様遊技への移行回数が規定回数目であるときは、その第2態様遊技の終了によって、BBゲームが終了する。
【0027】
また、RBとは、通常遊技から、特別遊技の1つであるRBゲーム(遊技者によって有利となる遊技)に移行させるための役である。RBゲームに移行すると、上記のBBゲーム中の第2態様遊技を1セット、すなわち所定役が高確率で当選する遊技を規定入賞回数又は規定遊技回数だけ行うものである。
【0028】
小役(特定小役及び一般の小役)とは、図3で示した予め定めた枚数のメダルが払い出される役である。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入された枚数のメダルが自動投入されて、再遊技を行うことができるようにした役である。
【0029】
以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め図3のように定められている。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン22に停止した図柄の組合せが予め定められた役の図柄の組合せと一致するときは、その役の入賞となる。例えば、全てのリール31の停止時に、有効ライン22上の図柄の組合せが「赤7」−「赤7」−「赤7」である場合は、BBの入賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、BBゲームに移行する。3つの「青7」又は「BAR」の図柄の組合せが有効ライン22上に揃って停止したときも同様である。
また、「赤7」−「赤7」−「BAR」、又は「青7」−「青7」−「BAR」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止したときは、RBの入賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、RBゲームに移行する。
【0030】
さらにまた、「赤7」、「青7」又は「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止すると、特定小役の入賞となり、9枚のメダルが払い出される。
さらには、「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止したとき、又は有効ライン22上に左リール31の「チェリー」が停止したときは、一般の小役の入賞となり、それぞれ15枚又は2枚のメダルが払い出される。
【0031】
また、通常遊技中に、「プラム」−「プラム」−「プラム」の図柄の組合せが有効ライン22上に停止すると、リプレイの入賞となり、当該遊技で投入した枚数(賭数)のメダルが自動投入されて再遊技を行うことができる。さらにまた、BBゲームの第1態様遊技中に上記図柄の組合せが有効ライン22上に停止すると、移行役の入賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、第1態様遊技から第2態様遊技に移行する。
さらに、BBゲームの第2態様遊技中に上記図柄の組合せが有効ライン22b上に停止すると、所定役の入賞となり、15枚のメダルが払い出される。
【0032】
次に、スロットマシン10の制御について説明する。図4は、本実施形態のスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技用制御手段)
遊技用制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行制御等、スロットマシン10全体の制御を司る部分であり、例えばCPU、ROM及びRAM等を有する制御基板等から構成されたものである。この遊技用制御手段60の入力側には、上述のスタートスイッチ41やストップスイッチ42等が電気的に接続されており、その出力側には、各リール31に連結されたモータ32や、当選報知表示部24等が電気的に接続されている。
【0033】
遊技者によりスタートスイッチ41がオンされると、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41のオンの信号を検知し、モータ32を駆動して各リール31を始動させるとともに、役の抽選等を行う。
次に、遊技者によりストップスイッチ42がオンされると、遊技用制御手段60は、ストップスイッチ42のオンの信号を検知し、その信号と役の抽選結果等とに基づいて有効ライン22上に停止させるべきリール31の図柄を決定し、有効ライン22上にそれぞれ所定のリール図柄が停止するように、モータ32を停止制御する。
【0034】
そして、遊技用制御手段60は、有効ライン22上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別し、一致するとき(入賞時)は、成立役に応じてメダルの払出し等の処理を行う。
【0035】
遊技用制御手段60は、本実施形態では、以下の手段を備える。ただし、遊技用制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(特別役(BB及びRB)、特定小役、一般の小役又はリプレイ等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
【0036】
役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、例えば遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数値を、それぞれの役の当選確率を定めた抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がBB当選領域に属する場合は、BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
【0037】
(リール停止制御手段)
リール停止制御手段62は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチ42がオンされたときのタイミング等とから、リール31の停止位置を決定するとともに、その決定された位置にリール31を停止制御するものである。
【0038】
リール停止制御手段62は、役抽選手段61の抽選結果等に対応する所定の停止位置決定テーブルを選択し、ストップスイッチ42がオンされたときに、そのタイミングに基づいて停止位置決定テーブルを参照してリール31の停止位置を決定する。
【0039】
停止位置決定テーブルは、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置等とから、リール31の停止位置を定めたものである。役抽選手段61による役の抽選において、いずれの役にも当選していないときは、いずれかの役の図柄の組合せが有効ライン22に停止しないように、リール31の停止位置が定められている。また、いずれかの役の当選時は、当選した役の図柄の組合せができる限り有効ライン22に停止するように、リール31の停止位置が定められている。
停止位置決定テーブルによりリール31の停止位置が決定されると、リール停止制御手段62は、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にリール31が停止するように制御する。
【0040】
なお、リール停止制御手段62は、上記のように、停止位置決定テーブルを使用せずにリール31の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果等を参照して停止可能位置を検索し、その停止可能位置の範囲内で、適切な停止位置を決定する停止制御を行うことも可能である。
【0041】
(入賞処理手段)
入賞処理手段63は、入賞役の有無を判別する入賞判別手段、及び入賞役がある場合に、その入賞役に応じた払出し等の処理を行う払出し手段等とを備える。
入賞判別手段は、リール31の停止時に、いずれかの有効ライン22に停止した図柄の組合せが、予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。入賞判別手段は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン22上の図柄を判別し、これに基づいて、役の入賞の有無を判別する。
【0042】
払出し手段は、入賞判別手段により、リール31の停止時に有効ライン22に停止した図柄の組合せがいずれかの役の図柄の組合せと一致すると判別されたときに、成立役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
なお、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
【0043】
(特別遊技実行手段)
特別遊技実行手段64は、役抽選手段61で特別役(BB又はRB)が当選し、かつ特別役の図柄の組合せが有効ライン22上に停止して入賞したときは、通常遊技から特別遊技(BBゲーム又はRBゲーム)に移行させ、特別遊技を行わせるものである。
特別遊技中は、特別遊技実行手段64は、特別遊技中の遊技の進行等を制御する。例えば、BBゲーム中における第2態様遊技での所定役の入賞回数や、第1態様遊技及び第2態様遊技の遊技回数をカウントする手段、BBゲーム中の第1態様遊技から第2態様遊技への移行回数をカウントする手段、特別遊技の終了条件を満たしたか否かを判別する手段、特別遊技の終了条件を満たしたと判別したときは特別遊技を終了するように制御する手段等、各種の手段を備える。
【0044】
(遊技態様決定手段)
遊技態様決定手段65は、特別遊技の1つであるBBゲームの終了後の遊技態様を、報知遊技態様又は非報知遊技態様に決定するものである。
本実施形態のスロットマシン10は、BBゲームの終了後に、一定条件下で、報知遊技態様の通常遊技に移行するようになっている。
ここで、報知遊技態様とは、特定小役に当選したときは、その特定小役の当選を遊技者に報知して遊技を行う遊技態様である。すなわち、報知遊技態様では、特定小役が当選したときにその旨が報知されるので、遊技者は、当選した特定小役が入賞するようにストップスイッチ42を操作することができる。
【0045】
これに対し、非報知遊技態様とは、特定小役に当選したときであってもその当選を遊技者に報知しないで遊技を行う遊技態様、すなわち一般的な通常の遊技態様である。この非報知遊技態様では、遊技者は、特定小役の当選を知り得ないので、特定小役に当選した場合であっても、その特定小役が入賞するとは限らない。
【0046】
遊技態様決定手段65は、役抽選手段61で説明したものと同様の乱数発生手段等を用いて、報知遊技態様又は非報知遊技態様に決定する。BBの当選時に、遊技態様決定手段65の乱数発生手段で発生した乱数を抽出し、その乱数値に基づいて、報知遊技態様又は非報知遊技態様のいずれかに決定する。本実施形態では、それぞれ1/2の確率で、報知遊技態様又は非報知遊技態様に決定される。
【0047】
したがって、遊技態様決定手段65の乱数発生手段において、例えば、10進法で0〜65535の乱数を発生させるとすると、抽出された乱数値が0〜32767の範囲にあるときは報知遊技態様に決定し、抽出された乱数値が32768〜65535の範囲にあるときは非報知遊技態様に決定する。
なお、この決定は、役抽選手段61でBBが当選した時以降で、BBゲームの終了時までの間のうち、いつ行っても良い。
【0048】
また、役抽選手段61による抽選とともに、遊技態様決定手段65による遊技態様の決定を行うことも可能である。例えば役抽選手段61の抽選テーブルにおいて、BB当選領域を2つに区分し、一方の領域を報知遊技態様に決定される領域とし、他方を非報知遊技態様に決定される領域とすれば良い。
【0049】
(演出用制御手段)
演出用制御手段70は、スロットマシン10の制御のうち、特に演出に関する制御を行うものであり、以下の手段を備える。なお、演出用制御手段70は、以下に示す手段に限定されるものではない。
【0050】
(払出し率目標値設定手段)
払出し率目標値設定手段71は、メダルの払出し率(減少率)の目標値を設定するものであり、例えばスイッチ等により、予め設定された複数の払出し率の目標値からいずれか1つを選択できるようになっている。
図5は、メダルの払出し率(減少率)の目標値をグラフにして示す図である。図5中、横軸は、遊技回数を示し、縦軸は、差枚数(メダルの払出し枚数から投入枚数を引いた枚数)を示す。
【0051】
図5に示すように、メダルの払出し率の目標値は、遊技回数が増加するごとに、所定率で差枚数が減少するように(メダルの払出し枚数より投入枚数の方が多くなるように)設定されている。本実施形態では、図5に示すように3段階の払出し率の目標値が設けられている。払出し率の目標値は、1、2、3と数値が大きくなるに従い、低い値に設定されている。
【0052】
(払出し率目標値記憶手段)
払出し率目標値記憶手段72は、払出し率目標値設定手段71により設定された払出し率の目標値を記憶しておくものであり、例えばRAM等からなるものである。スロットマシン10の電源が投入されたときに、払出し率目標値設定手段71により設定されている払出し率の目標値が読み取られ、払出し率目標値記憶手段72に記憶される。
【0053】
(払出し率算出手段)
払出し率算出手段73は、遊技中におけるメダルの投入枚数及び払出し枚数に関する情報に基づいて、実際の遊技での払出し率を算出するものである。例えば、払出し率算出手段73は、遊技ごとに、メダルの投入枚数及び払出し枚数の情報を受け取り、払出し率を算出し、更新する。算出された払出し率は、所定のメモリに記憶される。
【0054】
(払出し率判断手段)
払出し率判断手段74は、払出し率算出手段73により算出された払出し率が、払出し率目標値記憶手段72に記憶された払出し率の目標値に満たないか否かを判断するものである。すなわち、実際の遊技における払出し率は、払出し率の目標値とは必ずしも一致しない。したがって、払出し率判断手段74は、遊技ごとに、払出し率の目標値と、実際の払出し率とを対比し、実際の払出し率が目標値に満たないか否かを判断する。
【0055】
(小役入賞率算出手段)
小役入賞率算出手段75は、複数種類の小役について、役抽選手段61による役の抽選で当選したときの入賞率を算出するものである。特に本実施形態では、特定小役A〜Cについて、後述する小役当選報知制御手段76で特定小役の当選を報知したときの入賞率を算出するものである。小役入賞率算出手段75は、役抽選手段61で特定小役に当選した場合において、その当選を報知したときは、その当選した特定小役が入賞したか否かを判別し、各特定小役について入賞率を算出し、順次更新していく。算出された入賞率は、所定のメモリに記憶される。
【0056】
(小役当選報知制御手段)
小役当選報知制御手段76は、役抽選手段61による役の抽選で小役に当選したときに、無条件で又は一定条件下で、その小役の当選を報知するものである。本実施形態では、小役のうち、特定小役が当選したときに、その当選した特定小役を報知するように制御する。
【0057】
本実施形態では、特定小役当選報知制御手段76は、スタートスイッチ41がオンされた直後に報知するように制御する。このように報知を行うのは、以下の理由による。
特定小役に当選したときは、その当選は当該遊技でのみ有効であり、その当選を次遊技に持ち越すことはできないように設定されている。いいかえると、特定小役が当選した遊技でその特定小役が入賞しなかったときは、当選により発生した権利も消滅する。このため、特定小役の当選時には、その特定小役を入賞させるように、すなわち特定小役を構成する図柄が有効ライン22に停止するように遊技者がストップスイッチ42を操作することを可能とするため、ストップスイッチ42がオンされる前に報知するようにしている。
【0058】
当選した特定小役の報知方法としては、当選した特定小役の種類を遊技者が判断可能であれば、いかなる方法であっても良いが、本実施形態では、当選報知表示部24を用いて、特定小役の当選を報知する。
ここで、3種類の特定小役A〜Cの図柄の組合せは、図3で示したように、「赤7」、「青7」又は「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せであり、左リール31の図柄のみが異なり、中リール31及び右リール31の図柄は、いずれの特定小役であっても「ベル」である。したがって、左リール31の図柄のみを遊技者に報知すれば、遊技者は、どの特定小役が当選したのかを知ることができる。
【0059】
このため、例えば「赤7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Aが当選したときは、当選報知表示部24の「7(赤色)」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
同様に、「青7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Bが当選したときは、当選報知表示部24の「7(青色)」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
さらに同様に、「BAR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Cが当選したときは、当選報知表示部24の「BAR」の図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。
このように、当選した特定小役ごとに異なる態様で遊技者に報知すれば、遊技者は、当選した特定小役の種類を判別することができるようになる。
【0060】
図2で示したように、左リール31の特定小役を構成する図柄である「赤7」、「青7」及び「BAR」は、それぞれ2番、9番及び16番に配置されている。すなわち、これらの各図柄は、7つの図柄間隔で配置されている。このように配置したのは、以下の理由による。
【0061】
役抽選手段61による役の抽選において当選した場合に、ストップスイッチ42のオンを検知した位置ではその当選役を構成する図柄が有効ライン22上に停止しないときは、リール31を停止時に移動制御することにより、有効ライン22上にその当選役を構成する図柄を積極的に停止させることで、当選役の入賞確率を高めるようにしている。そして、リール31の停止制御は、通常、190ms以下(ストップスイッチ42のオンを検知した位置から数えて、5図柄以内)に設定されている。したがって、当選役を構成する図柄から数えて5図柄前までの図柄のいずれかが有効ライン22上に位置する時にストップスイッチ42をオンすれば、当選役を構成する図柄は、有効ライン22上に停止することになる。
【0062】
例えば、3枚のメダルを投入して遊技を行った場合において、「赤7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せである特定小役Aが当選したときは、左リール31の6番、7番及び8番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間から、21番、1番及び2番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間までの間にストップスイッチ42がオンされれば、2番の「赤7」は、いずれかの有効ライン22a、22b又は22c上に停止制御される。
【0063】
一方、それ以外の位置でストップスイッチ42がオンされたときは、たとえ特定小役Aが当選した場合であっても、2番の「赤7」は、有効ライン22上には停止せず、入賞することはない。
以上により、当選した特定小役が報知されれば、遊技者は、高い確率で、当選した特定小役に係る図柄を有効ライン22上に停止させることができる。
【0064】
しかし、特定小役の当選が報知されない場合は、遊技者は、特定小役を入賞させることが困難となる。例えば、遊技者が、「青7」に係る特定小役Bが当選していると予測して、有効ライン22上に「青7」の図柄が停止するように左リール31のストップスイッチ42を停止操作した場合において、現にその特定小役Bが当選していれば、特定小役Bに係る「青7」の図柄は、いずれかの有効ライン22a、22b又は22c上に停止する。なお、このときは、左リール31の左リール31の13番、14番及び15番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間から、7番、8番及び9番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間までの間にストップスイッチ42がオンされることが条件となる。
【0065】
しかし、遊技者の予測が外れて、左リール31の図柄が「赤7」又は「BAR」である特定小役A又はCが当選しているときは、遊技者がストップスイッチ42をオンした位置からは、左リール31の2番の「赤7」や、16番の「BAR」は、有効ライン22上に停止することができない。すなわち、2番の「赤7」がいずれかの有効ライン22上に停止するためには、上述の範囲でストップスイッチ42がオンされなければならないからである。同様に、16番の「BAR」がいずれかの有効ライン22上に停止するためには、20番、21番及び1番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間から、14番、15番及び16番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間までの間にストップスイッチ42がオンされなければならないからである。
【0066】
また、1枚のメダルを投入して遊技を行った場合は、有効化される有効ライン22は、有効ライン22bのみである。よって、上記の例において、「赤7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せである特定小役Aが当選したときは、左リール31の2番から6番までの図柄が有効ライン22b上に位置する瞬間にストップスイッチ42がオンされれば、2番の「赤7」は、有効ライン22b上に停止制御されることになる。それ以外の位置でストップスイッチ42がオンされたときは、たとえ特定小役Aが当選した場合であっても、有効ライン22b上に2番の「赤7」は停止せず、入賞することはない。
【0067】
なお、図2に示すように、中リール31及び右リール31では、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、いずれかの特定小役の当選時は、中リール31及び右リール31については、どの位置でストップスイッチ42がオンされても、「ベル」の図柄が有効ライン22上に停止制御される。
【0068】
本実施形態では、上述の遊技態様決定手段65により、BBゲームの終了後の遊技態様が報知遊技態様に決定されたときに、BBゲームの終了後の所定回数(例えば100回)の遊技が報知遊技態様の遊技となる。そして、小役当選報知制御手段76は、第1に、この報知遊技態様の遊技において、特定小役の当選を報知するように制御する。
これにより、遊技者は、報知遊技態様の遊技では、当選した特定小役が入賞するようにストップスイッチ42を操作することができる。よって、BBゲームの終了後の遊技において、報知遊技態様の遊技に移行するか否かにより、遊技者のメダル獲得枚数に差を設けることができる。
【0069】
また、小役当選報知制御手段76は、第2に、通常遊技中に、役抽選手段61による役の抽選で特定小役に当選した場合において、払出し率判断手段74により払出し率が目標値に満たないと判断されたときに、特定小役の当選を報知するように制御する。この場合において、払出し率判断手段74により払出し率が目標値に満たないと判断されたときは、一律に特定小役の当選を報知するのではなく、小役入賞率算出手段75の入賞率の算出結果を参照して、当選した特定小役を報知するか否かを決定する。
【0070】
上述のように、小役入賞率算出手段75は、各特定小役に当選した場合において、それを報知したときの入賞率を算出し、記憶している。ここで、遊技者の技量によって、特定小役の種類により入賞率が異なる場合がある。これは、特定小役に係る3つの図柄である「赤7」、「青7」又は「BAR」のそれぞれについて、リール31の回転中に有効ライン22上を通過する瞬間の視認性が相違するからである。したがって、入賞率が高い特定小役の当選を報知すれば、その特定小役の入賞率は高くなる。このため、小役入賞率算出手段75の入賞率の算出結果を参照して、当選した特定小役が遊技者にとって入賞させやすい特定小役であるか否かを判断し、それに基づいて当選した特定小役を報知するか否かを決定する。
【0071】
以上により、通常遊技における払出し率が目標値に満たない場合において、遊技者が入賞させやすい特定小役が当選したときに、その当選を報知することにより、払出し率を目標値に近づけることができる。なお、特定小役の当選を報知する遊技をある程度行うことで、払出し率が目標値を超えた場合には、その後は、特定小役に当選した場合であっても、その当選は報知されない。そして、再度、払出し率が目標値に満たないようになったときは、特定小役の当選が再度報知されるようになる。これにより、スロットマシン10の初級者であっても、払出し率が目標値に近い状態で遊技を行うことができる。
【0072】
また、従来は、遊技用制御手段60側で、小役の当選確率が異なる2つの抽選テーブルを用いて、払出し率を目標値に近づける制御を行っていた。これに対し、本発明では、演出用制御手段70側で払出し率を目標値に近づける制御を行うことができる。
すなわち、遊技用制御手段60側の役抽選手段61により役の抽選を行うため、演出用制御手段70側で小役の当選確率をアップさせることはできない。また、払出し率が低下しても、演出用制御手段70側で払出し率の制御を行うことはできなかった。しかし、本発明のように構成すれば、演出用制御手段70側で当選した小役の報知を制御することで、払出し率を制御することができるようになる。
【0073】
続いて、スロットマシン10の遊技の流れについて、フローチャートに基づいて説明する。
図6及び図7は、通常遊技において、特定小役の当選を報知するときの遊技の流れを示すフローチャートである。図7は、図6に続くフローチャートである。
先ず、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各リール31を始動させる。そして、図6のステップS1では、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS2に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
【0074】
次のステップS3では、特定小役が当選したか否かが判別され、当選したと判別されたときはステップS4に進み、当選していないと判別されたときはステップS8に進む。ステップS4では、払出し率判断手段74は、実際の遊技の払出し率が目標値に満たないか否かを判断する。そして、払出し率が目標値に満たないと判断されたときはステップS5に進み、払出し率が目標値を超えていると判断されたときはステップS8に進む。ステップS5では、小役当選報知制御手段76は、当選した特定小役の入賞率を参照する。
【0075】
そして、次のステップS6で、小役当選報知制御手段76は、当選した特定小役の入賞率を参照した結果、当選した特定小役の報知を実行するか否かを決定する。例えば当選した特定小役の入賞率が所定値を超えている場合には、当選した特定小役の報知を実行すると決定する。報知を実行することに決定したときはステップS7に進み、報知を実行しないことに決定したときはステップS8に進む。
【0076】
ステップS7では、小役当選報知制御手段76は、特定小役の当選を報知する。すなわち、当選報知表示部24に表示された図柄のうち、当選した特定小役に係る図柄部分が照光するようにランプを点灯させる。そして、ステップS8に進む。
【0077】
ステップS8では、遊技用制御手段60は、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により検知し続ける。全リール31が停止したことを検知したときは、図7のステップS9に進む。ステップS9では、入賞処理手段63は、いずれかの役の図柄の組合せが有効ライン22上に停止したか否か、すなわちいずれかの役が入賞したか否かの判別を行う。いずれかの役が入賞したと判別されたときはステップS10に進み、いずれの役も入賞していないと判別されたときはステップS10の処理を行うことなくステップS11に進む。
【0078】
ステップS10では、入賞処理手段63は、入賞した役に応じた払出し等の処理を行う。例えば特定小役が入賞したときは、9枚のメダルの払出し処理を行う。また、リプレイが入賞したときは、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入する処理を行う。そして、ステップS11に進む。
【0079】
ステップS11では、演出用制御手段70は、当該遊技において特定小役の当選の報知が実行されたか否か(図6のステップS6で報知を実行することに決定したか否か)を判別する。特定小役の当選の報知が実行されたと判別されたときはステップS12に進み、特定小役の入賞率を更新する。すなわち、小役入賞率算出手段75は、当該遊技において特定小役が入賞したか否かを判別し、最新の特定小役の入賞率を算出し、更新する。そして、ステップS13に進む。
一方、ステップS11で特定小役に当選していないと判別されたときは、ステップS12の処理を行うことなくステップS13に進む。
【0080】
ステップS13では、払出し率の更新を行う。すなわち、払出し率算出手段73は、当該遊技でのメダルの投入枚数及び払出し枚数の情報から最新の払出し率を算出し、更新する。そして、本フローチャートにより処理を終了する。
【0081】
図8は、通常遊技からBBゲームに移行し、さらに通常遊技に戻るまでの流れを示すフローチャートである。
先ず、遊技者は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各リール31を始動する。ステップS21において、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS22に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
【0082】
次のステップS23では、特別役であるBBが当選したか否かが判別され、当選したと判別されたときは、ステップS24に進み、遊技態様決定手段65は、BBゲームの終了後における通常遊技の遊技態様を、報知遊技態様又は非報知遊技態様のいずれにするかを抽選により決定する。そして、ステップS25に進む。一方、ステップS23でBBに当選していないと判別されたときは、ステップS25に進む。
【0083】
ステップS25では、遊技用制御手段60は、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により検知し続ける。全リール31が停止したことを検知したときは、ステップS26に進み、入賞処理手段63は、BBの図柄の組合せが有効ライン22上に停止したか否か、すなわちBBが入賞したか否かを判別する。BBが入賞したと判別されたときは、ステップS27に進む。
【0084】
一方、ステップS26でBBが入賞していないと判別されたときは、図中「A」に進む。図中「A」に進んだ後は、非入賞時は何ら入賞処理をすることなくステップS21に戻る。また、小役の入賞時はメダルの払出し等の所定の処理を行った後でステップS21に戻る。さらにまた、リプレイの入賞時は、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入した後、ステップS21に戻る。なお、RBの入賞時はRBゲームに移行するが、ここでは説明を省略する。
【0085】
ステップS27では、特別遊技実行手段64は、通常遊技からBBゲームに移行させ、BBゲームを開始させる。
そして、次のステップS28では、特別遊技実行手段64は、BBゲームの終了条件を満たしたか否かを判別し続け、満たしたと判別したときはステップS29に進む。ステップS29では、遊技用制御手段60は、ステップS24の抽選によって決定された遊技態様を判別し、報知遊技態様であるときはステップS30に進んで、報知遊技態様の通常遊技に移行するように制御する。一方、非報知遊技態様であるときはステップS31に進んで、非報知遊技態様の通常遊技に移行するように制御する。
【0086】
図9及び図10は、報知遊技態様の通常遊技に移行したときの遊技の流れを示すフローチャートである。図10は、図9に続くフローチャートである。図8のステップS30に進んだときは、図9のステップS41以降の処理に進む。
先ず図9において報知遊技態様の通常遊技が開始されると、ステップS41において、遊技用制御手段60は、報知遊技態様での遊技回数を初期化(G=0)する。
そして、次のステップS42において、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、次のステップS43に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
【0087】
次のステップS44では、遊技用制御手段60は、BBが当選したか否かを判別し、当選したと判別したときは、ステップS52(図10)に進んで報知遊技態様の通常遊技を終了する。すなわち、BBの当選は、報知遊技態様の通常遊技の終了条件の1つに設定されている。
【0088】
ステップS44でBBに当選していないと判別されたときは、次のステップS45に進み、いずれかの特定小役が当選したか否かが判別され、当選したと判別されたときはステップS46に進む。そして、ステップS46では、特定小役当選報知制御手段76は、当選報知表示部24を用いて、当選した特定小役を遊技者に報知する。そして、ステップS47に進む。一方、ステップS45で特定小役に当選していないと判別されたときは、ステップS47に進む。
【0089】
次のステップS47では、遊技用制御手段60は、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により検知し続ける。全リール31が停止したことを検知したときは、図10のステップS48に進んで、入賞処理手段63は、有効ライン22上に停止した図柄の組合せから、役が入賞したか否かを判別する。
【0090】
そして、役が入賞したと判別されたときは、ステップS49に進み、その入賞した役に応じた払出し等の処理を行う。具体的には、小役の入賞時は、その小役に応じた枚数のメダルの払出し処理を行う。また、リプレイの入賞時は、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入する処理を行う。そしてステップS50に進む。一方、ステップS48でいずれの役も入賞していないとき判別されたときは、ステップS49の処理を行うことなくステップS50に進む。
【0091】
ステップS50では、遊技用制御手段60は、遊技回数Gに1を加算する。そして、次のステップS51で、遊技用制御手段60は、遊技回数Gが規定回数に到達したか否か(図10の例では100回を越えたか否か)を判別する。規定回数に到達したと判別されたときは、ステップS52に進んで、報知遊技態様の通常遊技を終了する。すなわち、報知遊技態様の通常遊技の終了条件の1つとして、遊技回数Gが規定回数に到達した場合が設定されている。なお、報知遊技態様の通常遊技が終了したら、非報知遊技態様の(一般の)通常遊技に移行する。
一方、ステップS51で遊技回数Gが規定回数に到達していないと判別されたときは、ステップS42に戻って、報知遊技態様の通常遊技を継続する。
【0092】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、小役当選報知制御手段76は、特定小役について、その当選の報知を制御するようにしたが、これに限られず、どの小役について、その当選の報知を制御するようにしても良い。当選を報知する小役は、取りこぼす可能性を有する小役、すなわち当選した小役の図柄の組合せが有効ライン22に停止しない可能性を有するものであれば良い。
【0093】
(2)本実施形態では、払出し率を目標値に近づけるために特定小役の当選を報知する場合に、報知遊技態様を利用して報知するようにしたが、これに限られず、報知遊技態様で用いられる当選報知表示部24以外の手段を用いて、当選した小役を報知するようにしても良い。例えば、リール31の内側に配置されたバックライトの特定パターンによる図柄の照光、スピーカからの特定サウンドの出力若しくは液晶表示装置による特定の画像表示又はこれらの組合せにより報知しても良い。
【0094】
(3)本実施形態では、BBゲームの終了後の遊技態様として報知遊技態様を設けたが、本発明では、必ずしもこのような遊技態様を設ける必要はない。払出し率が目標値に満たないときに、当選した小役を報知する手段を有せば良い。
【0095】
(4)本実施形態では、小役入賞率算出手段75により小役の入賞率を算出し、この入賞率を参照して、当選した小役を報知するか否かを決定したが、必ずしもこのようにする必要はない。各小役の入賞率が同等になることが推測できるものであれば、小役の入賞率を参照することなく小役の当選を報知するか否かを決定しても良い。
【0096】
(5)本実施形態では、払出し率の目標値を設定できるようにしたが、予め1つの目標値のみを設けておき、目標値を固定値とすることも可能である。また、目標値を複数設ける場合は、本実施形態で示した3種類に限定されることなく、2種類又は4種類以上設けても良い。
(6)本実施形態では、3種類の払出し率の目標値を設け、それぞれいずれかの値に設定するようにしたが、払出し率の目標値を抽選により決定しても良い。例えば第1に、スロットマシン10の電源投入時に払出し率の目標値を抽選により決定することが挙げられる。第2に、BBゲームの終了後、次のBBが入賞するまでの通常遊技での払出し率の目標値を、BBの当選時等に、抽選により決定することが挙げられる。
【0097】
(7)図4では、遊技用制御手段60と演出用制御手段70とを1つのものとして表示したが、これに限らず、遊技用制御手段60を有するメイン制御基板と、演出用制御手段70を有するサブ制御基板とに分けて、両者を別体で構成し、両基板を情報の授受可能に電気的に接続したでも良い。この場合は、各基板には、それぞれCPU、ROM及びRAM等が設けられる。
【0098】
このようにすることで、メイン制御基板側の記憶容量の負担を軽減することができる。すなわち、1つの基板の記憶容量には一定の限界があるので、演出用のデータやプログラム等をサブ制御基板側に持たせることで、メイン制御基板側の記憶容量に余裕を持たせることができる。
【0099】
上記のように構成した場合は、メイン制御基板は、メダルの投入枚数及び払出し枚数、小役の当選の有無、当選した小役の種類、及びその小役の入賞の有無に関する情報を、サブ制御基板に送信するようにする。
サブ制御基板側では、メダルの投入枚数及び払出し枚数の情報を受信すれば、実際の遊技での払出し率を算出することができる。また、サブ制御基板(演出用制御手段70)側に払出し率の目標値を記憶しておけば、払出し率判断手段74により、払出し率が目標値に満たないか否かを判断することができる。なお、メイン制御基板側に払出し率目標値記憶手段72を設けておき、メイン制御基板側から払出し率の目標値をサブ制御基板側に送信しても良い。
【0100】
また、サブ制御基板は、小役の当選の有無及びその小役の入賞の有無に関する情報を受信すれば、これらの情報に基づいて、小役入賞率算出手段75により小役の入賞率を算出することができる。また、小役当選報知制御手段76は、小役の当選時にその当選を報知するか否かを決定することができる。
【0101】
(8)本実施形態では、通常遊技中の払出し率を算出し、目標値と対比して、小役の当選時にそれを報知するようにした。しかし、小役の当選の報知は、通常遊技中に限ることなく、例えばBBゲームの第1態様遊技中においても可能である。BBゲームの第1態様遊技中に、小役の入賞に基づく払出し率の目標値を予め設定しておき、払出し率が目標値に満たないときは小役の当選時にそれを報知する。一方、払出し率が目標値を超えたときは、小役が当選した場合であっても、それを報知しないようにする。これにより、BBゲームでの払出し率(BBゲーム中の払出し枚数の期待値)を目標値に近づけることができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、特定小役に当選したときには、その特定小役の種類を示す情報が報知されたときの入賞率を参照して、当選した特定小役が遊技者にとって入賞させやすい特定小役であるか否かが判断され、当選した特定小役が遊技者にとって入賞させやすい特定小役であるときは、当選した特定小役の種類を示す情報が報知される。そして、その特定小役の種類を示す情報を報知することで、その特定小役の入賞率が高まるので、結果として、払出し率が上昇する。よって、払出し率を目標値に近づけることができる。これにより、遊技用制御手段側に複数の抽選テーブルを設けることなく、演出用制御手段側で払出し率を目標値に近づける制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】本実施形態における各リールの図柄配列を示す平面図である。
【図3】本実施形態における役と、その役に対応するリールの図柄の組合せとを示す図である。
【図4】本実施形態のスロットマシンの概略を示すブロック図である。
【図5】払出し率を説明する図である。
【図6】通常遊技において、特定小役の当選を報知するときの遊技の流れを示すフローチャートである。
【図7】通常遊技において、特定小役の当選を報知するときの遊技の流れを示すフローチャートであり、図6に続くフローチャートである。
【図8】通常遊技からBBゲームに移行し、さらに通常遊技に戻るまでの流れを示すフローチャートである。
【図9】報知遊技態様の通常遊技に移行したときの遊技の流れを示すフローチャートである。
【図10】報知遊技態様の通常遊技に移行したときの遊技の流れを示すフローチャートであり、図9に続くフローチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン
20 フロントパネル
21 表示窓
22(22a〜22e) 有効ライン
23 メダル投入口
24 当選報知表示部
31 リール
32 モータ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技用制御手段
61 役抽選手段
62 リール停止制御手段
63 入賞処理手段
64 特別遊技実行手段
65 遊技態様決定手段
70 演出用制御手段
71 払出し率目標値設定手段
72 払出し率目標値記憶手段
73 払出し率算出手段
74 払出し率判断手段
75 小役入賞率算出手段
76 小役当選報知制御手段

Claims (2)

  1. 遊技の進行に関する制御を行う遊技用制御手段と、
    遊技の演出に関する制御を行う演出用制御手段と
    を備えるスロットマシンであって、
    前記遊技用制御手段は、複数種類の特定小役を含む役の抽選を行う役抽選手段を備え、
    前記特定小役は、当選した遊技でのみ有効となり、次遊技以降に当選を持ち越さない役であって、当選した前記特定小役の種類を示す情報が報知されたときには、その情報が報知されないときよりも、当選した前記特定小役を入賞させることが容易になる役であり、
    前記演出用制御手段は、
    前記特定小役に当選したときに、一定条件下で、当選した前記特定小役の種類を示す情報を報知する小役当選報知制御手段と、
    前記特定小役に当選した場合において、当選した前記特定小役の種類を示す情報が報知されたときに、報知をした前記特定小役が当該遊技で入賞したか否かを判別することにより、当選した前記特定小役についての入賞率を算出して、算出した各前記特定小役についての入賞率を順次更新しつつ所定のメモリに記憶する小役入賞率算出手段と
    を備え、
    前記小役当選報知制御手段は、前記特定小役に当選したときには、当選した前記特定小役についての入賞率を参照して、当選した前記特定小役が遊技者にとって入賞させやすい前記特定小役であるか否かを判断し、当選した前記特定小役が遊技者にとって入賞させやすい前記特定小役であるときは、当選した前記特定小役の種類を示す情報を報知する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    複数種類の各前記特定小役を構成する図柄の視認性が相違するために、前記特定小役の種類によって入賞率が異なるように設定されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
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