JP2002095789A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2002095789A
JP2002095789A JP2000289741A JP2000289741A JP2002095789A JP 2002095789 A JP2002095789 A JP 2002095789A JP 2000289741 A JP2000289741 A JP 2000289741A JP 2000289741 A JP2000289741 A JP 2000289741A JP 2002095789 A JP2002095789 A JP 2002095789A
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Junichi Yoshino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の抽選テーブルを設けることなく、実際
の払出し率を目標値に近づけることができるようにす
る。 【解決手段】 遊技の演出に関する制御を行う演出用制
御手段70は、メダルの払出し率の目標値を記憶した払
出し率目標値記憶手段72と、遊技中のメダルの投入枚
数及び払出し枚数に関する情報に基づいて、払出し率を
算出する払出し率算出手段73と、払出し率算出手段7
3により算出された払出し率が、払出し率目標値記憶手
段72に記憶された目標値に満たないか否かを判断する
払出し率判断手段74と、役抽選手段61による役の抽
選で小役に当選した場合において、払出し率判断手段7
4により払出し率が目標値に満たないと判断されたとき
に、無条件で又は一定条件下で、当選報知表示部24を
用いてその小役の当選を報知する小役当選報知制御手段
76とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中におけるメ
ダルの払出し率に基づいて、小役の当選を報知するよう
にしたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンでは、各種の役の
当選確率を定めた抽選テーブルを用いて役の抽選を行っ
ている。ここで、小役の当選確率を若干変化させた高確
率用の抽選テーブルと低確率用の抽選テーブルとを用い
るものが知られている。この技術では、遊技中における
メダルの払出し率を算出するとともに、上記の2つの抽
選テーブルを切り替えつつ役の抽選を行うことによっ
て、払出し率を一定の目標値に近づける制御をしてい
る。
【0003】また、従来のスロットマシンでは、遊技の
進行を制御する遊技用制御手段と、遊技中の演出を制御
する演出用制御手段とが設けられている。そして、遊技
用制御手段によって、役の抽選やメダルの払出し率の管
理等が行われている。また、演出用制御手段によって、
役に当選したときの報知の演出等が制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術のように、払出し率を目標値に近づける方法では、
複数の抽選テーブルを設ける必要があるとともに、遊技
中は、常時払出し率を管理している必要があった。この
ため、遊技用制御手段の処理がそれだけ多くなるという
問題があった。したがって、遊技用制御手段で、払出し
率の管理を行わないようにしたいという要請がある。し
かし、払出し率を目標値に近づける何らかの制御を全く
行わないとすれば、スロットマシンの初級者は、払出し
率が目標値に満たない状態が多くなる。これにより、初
級者から敬遠されてしまうという問題がある。
【0005】すなわち、スロットマシンの上級者は、小
役の当選時は、高い確率で当選した小役を入賞させるこ
とができる。しかし、初級者の小役の入賞率は、上級者
ほど高くはない。このため、初級者と上級者との間で、
実際の払出し率に差がついてしまうという問題がある。
【0006】なお、役の抽選やリールの停止制御は、専
ら遊技用制御手段で制御されるものなので、演出用制御
手段側で小役の当選確率を変化させる等して払出し率を
調整することはできない。したがって、本発明が解決し
ようとする課題は、複数の抽選テーブルを設けることな
く、実際の払出し率を目標値に近づけることができるよ
うにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、遊技の進行に関する制
御を行う遊技用制御手段と、遊技の演出に関する制御を
行う演出用制御手段とを備えるスロットマシンであっ
て、前記遊技用制御手段は、役の抽選を行う役抽選手段
を備え、前記演出用制御手段は、メダルの払出し率の目
標値を記憶した払出し率目標値記憶手段と、遊技中のメ
ダルの投入枚数及び払出し枚数に関する情報に基づい
て、払出し率を算出する払出し率算出手段と、前記払出
し率算出手段により算出された払出し率が、前記払出し
率目標値記憶手段に記憶された目標値に満たないか否か
を判断する払出し率判断手段と、前記役抽選手段による
役の抽選で小役に当選した場合において、前記払出し率
判断手段により払出し率が目標値に満たないと判断され
たときに、無条件で又は一定条件下で、その小役の当選
を報知する小役当選報知制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0008】請求項1の発明においては、演出用制御手
段には、払出し率目標値記憶手段、払出し率算出手段、
払出し率判断手段、及び小役当選報知制御手段が設けら
れる。払出し率目標値記憶手段は、スロットマシンが基
準とする払出し率の目標値を記憶している。そして、遊
技が行われると、払出し率算出手段により、遊技中のメ
ダルの投入枚数及び払出し枚数に関する情報に基づい
て、払出し率が算出される。次いで、払出し率判断手段
により、算出された払出し率が目標値に満たないか否か
が判断される。払出し率が目標値に満たないと判断され
たときは、無条件で又は一定条件下で、小役当選報知制
御手段により、その小役の当選が報知される。
【0009】したがって、小役の当選が報知されれば、
それだけ入賞率が高まるので、結果として、払出し率が
上昇する。よって、払出し率を目標値に近づけることが
できる。これにより、遊技用制御手段側に複数の抽選テ
ーブルを設けることなく、演出用制御手段側で払出し率
を目標値に近づける制御を行うことができる。
【0010】(請求項2)請求項2の発明は、請求項1
に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段によ
る抽選で役が当選した場合において、有効ラインに停止
したリールの図柄の組合せが当該役の図柄の組合せと一
致することを条件に、当該役の入賞とし、小役のうち少
なくとも1つは、前記役抽選手段による役の抽選で当選
したときであっても、リールの停止制御上、当該小役の
図柄の組合せが有効ラインに停止しない可能性を有し、
前記小役当選報知制御手段は、前記役抽選手段による役
の抽選で、図柄の組合せが有効ラインに停止しない可能
性を有する小役に当選したときに、その小役の当選を報
知することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明においては、役抽選手段に
よる役の抽選において、図柄の組合せが有効ラインに停
止しない可能性を有する小役に当選したときに、小役当
選報知制御手段により、その小役の当選が報知される。
したがって、当選した小役の報知を行ったときは、報知
を行わないときよりも、その小役の入賞率を高くするこ
とができる。これにより、払出し率を調整することがで
きる。
【0012】(請求項3)請求項3の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、所定の
条件を満たす場合において、前記役抽選手段による役の
抽選で特定小役に当選したときに、その特定小役の当選
を報知して遊技を行う報知遊技態様を有し、前記小役当
選報知制御手段は、特定小役の当選を報知するときは、
当該遊技の遊技態様を前記報知遊技態様にすることを特
徴とする。
【0013】請求項3の発明においては、所定の条件を
満たす場合、例えば特別遊技の終了後の所定回数の遊技
においては、抽選で当選したことを条件に、特定小役の
当選時にそれが報知される報知遊技態様の遊技が行われ
る。この報知態様の遊技で特定小役の当選を報知する手
段を用いて、小役当選報知制御手段による特定小役の当
選が報知される。したがって、報知遊技態様を有する場
合に、それを利用して特定小役の当選を報知し、払出し
率を調整することができる。
【0014】(請求項4)請求項4の発明は、請求項1
から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記演出用制御手段は、複数種類の小役に
ついて、前記役抽選手段による役の抽選で当選したとき
の入賞率を算出する小役入賞率算出手段を備え、前記小
役当選報知制御手段は、前記小役入賞率算出手段による
入賞率の算出結果を参照して、小役の当選を報知するか
否かを決定することを特徴とする。
【0015】請求項4の発明においては、演出用制御手
段には小役入賞率算出手段が設けられ、この小役入賞率
算出手段により小役の入賞率が算出される。そして、算
出された小役の入賞率を参照して、小役当選報知制御手
段により、小役の当選を報知するか否かが決定される。
したがって、例えば、小役の種類に応じて入賞率が高い
小役と低い小役とが存在する場合に、入賞率が高い小役
が当選したときに、それを報知するようにすれば、その
小役の入賞率は高くなる。これにより、報知により確実
に払出し率を上昇させることができる。
【0016】(請求項5)請求項5の発明は、請求項1
から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、メダルの払出し率の目標値を設定する払出
し率目標値設定手段を備え、前記払出し率目標値記憶手
段は、前記払出し率目標値設定手段で設定された値を記
憶することを特徴とする。
【0017】請求項5の発明においては、払出し率目標
値設定手段により設定された払出し率の目標値が、払出
し率目標値記憶手段に記憶される。したがって、払出し
率の目標値を任意に設定することが可能となる。また、
所定の条件を満たしたときに払出し率の目標値を設定し
直すようにすれば、遊技中に、払出し率の目標値を変化
させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に
おけるスロットマシン10の外観を示す正面図である。
図1において、スロットマシン10の筐体の前面部に
は、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネ
ル20内には、3つの透明な表示窓21が設けられてい
る。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、各
表示窓21に対応して3つのリール31が配置されてい
る。なお、各リール31には、(ステッピング)モータ
32(図4参照)が連結されており、このモータ32の
駆動により、リール31が回転される。
【0019】リール31は、リング状体であり、このリ
ング状体の外周面には、図2に示す図柄(役を構成する
図柄等)を印刷したリールテープが貼り付けられてい
る。1つのリール31には、21個の図柄が等間隔で配
列され、各リール31ごとに異なった図柄配列がなされ
ている。そして、表示窓21内から、リール31の図柄
配列の一部が見えるようになっている。
【0020】フロントパネル20の表示窓21を含む部
分には、5本の有効ライン22が設定されている。この
有効ライン22は、水平方向の上段、中段及び下段の3
本の各有効ライン22a、22b及び22cと、右下が
り及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22d及
び22eとから構成されている。そして、水平方向の上
段、中段及び下段の3本の各有効ライン22a、22b
及び22c上に、各表示窓21から見えるリール31の
上下に連続する3図柄が位置している。
【0021】フロントパネル20の右下側にはメダル投
入口23が設けられており、ここから遊技者によってメ
ダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて有
効ライン22が有効化される。投入枚数が1枚のときは
水平方向中段の1本の有効ライン22b、2枚のときは
水平方向の3本の有効ライン22a、22b及び22
c、3枚のときは5本の全ての有効ライン22a〜22
eが有効化される。
【0022】また、筐体の前面部には、スタートスイッ
チ41及びストップスイッチ42が設けられている。ス
タートスイッチ41は、リール31の回転をスタートさ
せるときに遊技者が操作するスイッチである。ストップ
スイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設
され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止する
ときに操作するスイッチである。
【0023】さらに、表示窓21の図中、左側には、当
選報知表示部24が設けられている。当選報知表示部2
4は、特定小役が当選したときに、それを遊技者に報知
するためのものである。本実施形態では、当選報知表示
部24の盤面には、図中上側からそれぞれ「7(赤
色)」、「7(青色)」、及び「BAR」と表示されて
おり、これらの各表示部分の裏側(筐体内部)には、そ
れぞれ独立してランプ(図示せず)が設けられている。
そして、このランプの点灯により、各表示部分が独立し
て照光されるように構成されている。
【0024】図2は、本実施形態における各リール31
の外周面の21個の図柄配列を示す平面図である。な
お、図2では、実際の図柄とは異なり、文字によって図
柄を表現している。例えば「赤7」とは、赤色に着色さ
れた「7」の図柄を意味する。リール31に表示された
図柄は、「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、
「チェリー」、「スイカ」及び「プラム」の7種類から
構成されている。そして、これらの図柄の組合せに対応
する役が予め定められている。
【0025】図3は、本実施形態における役と、その役
に対応するリール31の図柄の組合せとを示す図であ
る。役は、特別役であるBB(ビックボーナス)及びR
B(レギュラーボーナス)、3種類の特定小役A、B及
びC、一般の小役1及び2、並びにリプレイ等とから構
成されている。BBとは、通常遊技から、特別遊技の1
つであるBBゲーム(遊技者によって有利となる遊技)
に移行させるための役である。BBゲームに移行する
と、先ず、第1態様遊技に移行する。この第1態様遊技
では、小役(特定小役及び一般の小役)及び第2遊技に
移行するための移行役の抽選が行われる。そして、第1
態様遊技中に移行役が入賞したときは、特別遊技の第1
態様遊技から第2態様遊技(ボーナスゲーム)に移行す
る。
【0026】第2態様遊技とは、所定役が高確率で入賞
する遊技を、規定入賞回数又は規定遊技回数だけ行うも
のである。この第2態様遊技において、規定入賞回数又
は規定遊技回数に到達したときは、再度、第1態様遊技
に戻る。そして、第1態様遊技の遊技回数が規定回数に
到達するか、又は第1態様遊技から第2態様遊技への移
行回数が規定回数に到達するまで、第1態様遊技と第2
態様遊技とを繰り返すようにしたものである。第1態様
遊技から第2態様遊技への移行回数が規定回数目である
ときは、その第2態様遊技の終了によって、BBゲーム
が終了する。
【0027】また、RBとは、通常遊技から、特別遊技
の1つであるRBゲーム(遊技者によって有利となる遊
技)に移行させるための役である。RBゲームに移行す
ると、上記のBBゲーム中の第2態様遊技を1セット、
すなわち所定役が高確率で当選する遊技を規定入賞回数
又は規定遊技回数だけ行うものである。
【0028】小役(特定小役及び一般の小役)とは、図
3で示した予め定めた枚数のメダルが払い出される役で
ある。また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊
技で投入された枚数のメダルが自動投入されて、再遊技
を行うことができるようにした役である。
【0029】以上の各種の役に対応する、リール31の
図柄の組合せが予め図3のように定められている。そし
て、全てのリール31の停止時に、有効ライン22に停
止した図柄の組合せが予め定められた役の図柄の組合せ
と一致するときは、その役の入賞となる。例えば、全て
のリール31の停止時に、有効ライン22上の図柄の組
合せが「赤7」−「赤7」−「赤7」である場合は、B
Bの入賞となり、15枚のメダルが払い出されるととも
に、BBゲームに移行する。3つの「青7」又は「BA
R」の図柄の組合せが有効ライン22上に揃って停止し
たときも同様である。また、「赤7」−「赤7」−「B
AR」、又は「青7」−「青7」−「BAR」の図柄の
組合せが有効ライン22上に停止したときは、RBの入
賞となり、15枚のメダルが払い出されるとともに、R
Bゲームに移行する。
【0030】さらにまた、「赤7」、「青7」又は「B
AR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せが有効ライ
ン22上に停止すると、特定小役の入賞となり、9枚の
メダルが払い出される。さらには、「スイカ」−「スイ
カ」−「スイカ」の図柄の組合せが有効ライン22上に
停止したとき、又は有効ライン22上に左リール31の
「チェリー」が停止したときは、一般の小役の入賞とな
り、それぞれ15枚又は2枚のメダルが払い出される。
【0031】また、通常遊技中に、「プラム」−「プラ
ム」−「プラム」の図柄の組合せが有効ライン22上に
停止すると、リプレイの入賞となり、当該遊技で投入し
た枚数(賭数)のメダルが自動投入されて再遊技を行う
ことができる。さらにまた、BBゲームの第1態様遊技
中に上記図柄の組合せが有効ライン22上に停止する
と、移行役の入賞となり、15枚のメダルが払い出され
るとともに、第1態様遊技から第2態様遊技に移行す
る。さらに、BBゲームの第2態様遊技中に上記図柄の
組合せが有効ライン22b上に停止すると、所定役の入
賞となり、15枚のメダルが払い出される。
【0032】次に、スロットマシン10の制御について
説明する。図4は、本実施形態のスロットマシン10の
制御の概略を示すブロック図である。 (遊技用制御手段)遊技用制御手段60は、スロットマ
シン10の遊技の進行制御等、スロットマシン10全体
の制御を司る部分であり、例えばCPU、ROM及びR
AM等を有する制御基板等から構成されたものである。
この遊技用制御手段60の入力側には、上述のスタート
スイッチ41やストップスイッチ42等が電気的に接続
されており、その出力側には、各リール31に連結され
たモータ32や、当選報知表示部24等が電気的に接続
されている。
【0033】遊技者によりスタートスイッチ41がオン
されると、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ4
1のオンの信号を検知し、モータ32を駆動して各リー
ル31を始動させるとともに、役の抽選等を行う。次
に、遊技者によりストップスイッチ42がオンされる
と、遊技用制御手段60は、ストップスイッチ42のオ
ンの信号を検知し、その信号と役の抽選結果等とに基づ
いて有効ライン22上に停止させるべきリール31の図
柄を決定し、有効ライン22上にそれぞれ所定のリール
図柄が停止するように、モータ32を停止制御する。
【0034】そして、遊技用制御手段60は、有効ライ
ン22上に停止したリール31の図柄の組合せが予め定
められた何らかの役の図柄の組合せと一致するか否かを
判別し、一致するとき(入賞時)は、成立役に応じてメ
ダルの払出し等の処理を行う。
【0035】遊技用制御手段60は、本実施形態では、
以下の手段を備える。ただし、遊技用制御手段60は、
本実施形態で示した手段に限定されるものではない。 (役抽選手段)役抽選手段61は、役(特別役(BB及
びRB)、特定小役、一般の小役又はリプレイ等)の抽
選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽
選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生
手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽
出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及
び当選役を判定する判定手段とを備えている。
【0036】役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、例えば遊技者によりスタートスイ
ッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段は、乱数
抽出手段が抽出した乱数値を、それぞれの役の当選確率
を定めた抽選テーブルと照合することにより、その乱数
値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出
した乱数値がBB当選領域に属する場合は、BBの当選
と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定す
る。
【0037】(リール停止制御手段)リール停止制御手
段62は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)
と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチ4
2がオンされたときのタイミング等とから、リール31
の停止位置を決定するとともに、その決定された位置に
リール31を停止制御するものである。
【0038】リール停止制御手段62は、役抽選手段6
1の抽選結果等に対応する所定の停止位置決定テーブル
を選択し、ストップスイッチ42がオンされたときに、
そのタイミングに基づいて停止位置決定テーブルを参照
してリール31の停止位置を決定する。
【0039】停止位置決定テーブルは、役抽選手段61
による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作さ
れた瞬間のリール31の位置等とから、リール31の停
止位置を定めたものである。役抽選手段61による役の
抽選において、いずれの役にも当選していないときは、
いずれかの役の図柄の組合せが有効ライン22に停止し
ないように、リール31の停止位置が定められている。
また、いずれかの役の当選時は、当選した役の図柄の組
合せができる限り有効ライン22に停止するように、リ
ール31の停止位置が定められている。停止位置決定テ
ーブルによりリール31の停止位置が決定されると、リ
ール停止制御手段62は、モータ32を駆動制御して、
その決定した位置にリール31が停止するように制御す
る。
【0040】なお、リール停止制御手段62は、上記の
ように、停止位置決定テーブルを使用せずにリール31
の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッ
チ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の
抽選結果等を参照して停止可能位置を検索し、その停止
可能位置の範囲内で、適切な停止位置を決定する停止制
御を行うことも可能である。
【0041】(入賞処理手段)入賞処理手段63は、入
賞役の有無を判別する入賞判別手段、及び入賞役がある
場合に、その入賞役に応じた払出し等の処理を行う払出
し手段等とを備える。入賞判別手段は、リール31の停
止時に、いずれかの有効ライン22に停止した図柄の組
合せが、予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと
一致するか否かを判別するものである。入賞判別手段
は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を
検知することにより、有効ライン22上の図柄を判別
し、これに基づいて、役の入賞の有無を判別する。
【0042】払出し手段は、入賞判別手段により、リー
ル31の停止時に有効ライン22に停止した図柄の組合
せがいずれかの役の図柄の組合せと一致すると判別され
たときに、成立役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に
対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行
うものである。なお、リプレイの入賞時は、メダルを払
い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自
動投入するように制御する。
【0043】(特別遊技実行手段)特別遊技実行手段6
4は、役抽選手段61で特別役(BB又はRB)が当選
し、かつ特別役の図柄の組合せが有効ライン22上に停
止して入賞したときは、通常遊技から特別遊技(BBゲ
ーム又はRBゲーム)に移行させ、特別遊技を行わせる
ものである。特別遊技中は、特別遊技実行手段64は、
特別遊技中の遊技の進行等を制御する。例えば、BBゲ
ーム中における第2態様遊技での所定役の入賞回数や、
第1態様遊技及び第2態様遊技の遊技回数をカウントす
る手段、BBゲーム中の第1態様遊技から第2態様遊技
への移行回数をカウントする手段、特別遊技の終了条件
を満たしたか否かを判別する手段、特別遊技の終了条件
を満たしたと判別したときは特別遊技を終了するように
制御する手段等、各種の手段を備える。
【0044】(遊技態様決定手段)遊技態様決定手段6
5は、特別遊技の1つであるBBゲームの終了後の遊技
態様を、報知遊技態様又は非報知遊技態様に決定するも
のである。本実施形態のスロットマシン10は、BBゲ
ームの終了後に、一定条件下で、報知遊技態様の通常遊
技に移行するようになっている。ここで、報知遊技態様
とは、特定小役に当選したときは、その特定小役の当選
を遊技者に報知して遊技を行う遊技態様である。すなわ
ち、報知遊技態様では、特定小役が当選したときにその
旨が報知されるので、遊技者は、当選した特定小役が入
賞するようにストップスイッチ42を操作することがで
きる。
【0045】これに対し、非報知遊技態様とは、特定小
役に当選したときであってもその当選を遊技者に報知し
ないで遊技を行う遊技態様、すなわち一般的な通常の遊
技態様である。この非報知遊技態様では、遊技者は、特
定小役の当選を知り得ないので、特定小役に当選した場
合であっても、その特定小役が入賞するとは限らない。
【0046】遊技態様決定手段65は、役抽選手段61
で説明したものと同様の乱数発生手段等を用いて、報知
遊技態様又は非報知遊技態様に決定する。BBの当選時
に、遊技態様決定手段65の乱数発生手段で発生した乱
数を抽出し、その乱数値に基づいて、報知遊技態様又は
非報知遊技態様のいずれかに決定する。本実施形態で
は、それぞれ1/2の確率で、報知遊技態様又は非報知
遊技態様に決定される。
【0047】したがって、遊技態様決定手段65の乱数
発生手段において、例えば、10進法で0〜65535
の乱数を発生させるとすると、抽出された乱数値が0〜
32767の範囲にあるときは報知遊技態様に決定し、
抽出された乱数値が32768〜65535の範囲にあ
るときは非報知遊技態様に決定する。なお、この決定
は、役抽選手段61でBBが当選した時以降で、BBゲ
ームの終了時までの間のうち、いつ行っても良い。
【0048】また、役抽選手段61による抽選ととも
に、遊技態様決定手段65による遊技態様の決定を行う
ことも可能である。例えば役抽選手段61の抽選テーブ
ルにおいて、BB当選領域を2つに区分し、一方の領域
を報知遊技態様に決定される領域とし、他方を非報知遊
技態様に決定される領域とすれば良い。
【0049】(演出用制御手段)演出用制御手段70
は、スロットマシン10の制御のうち、特に演出に関す
る制御を行うものであり、以下の手段を備える。なお、
演出用制御手段70は、以下に示す手段に限定されるも
のではない。
【0050】(払出し率目標値設定手段)払出し率目標
値設定手段71は、メダルの払出し率(減少率)の目標
値を設定するものであり、例えばスイッチ等により、予
め設定された複数の払出し率の目標値からいずれか1つ
を選択できるようになっている。図5は、メダルの払出
し率(減少率)の目標値をグラフにして示す図である。
図5中、横軸は、遊技回数を示し、縦軸は、差枚数(メ
ダルの払出し枚数から投入枚数を引いた枚数)を示す。
【0051】図5に示すように、メダルの払出し率の目
標値は、遊技回数が増加するごとに、所定率で差枚数が
減少するように(メダルの払出し枚数より投入枚数の方
が多くなるように)設定されている。本実施形態では、
図5に示すように3段階の払出し率の目標値が設けられ
ている。払出し率の目標値は、1、2、3と数値が大き
くなるに従い、低い値に設定されている。
【0052】(払出し率目標値記憶手段)払出し率目標
値記憶手段72は、払出し率目標値設定手段71により
設定された払出し率の目標値を記憶しておくものであ
り、例えばRAM等からなるものである。スロットマシ
ン10の電源が投入されたときに、払出し率目標値設定
手段71により設定されている払出し率の目標値が読み
取られ、払出し率目標値記憶手段72に記憶される。
【0053】(払出し率算出手段)払出し率算出手段7
3は、遊技中におけるメダルの投入枚数及び払出し枚数
に関する情報に基づいて、実際の遊技での払出し率を算
出するものである。例えば、払出し率算出手段73は、
遊技ごとに、メダルの投入枚数及び払出し枚数の情報を
受け取り、払出し率を算出し、更新する。算出された払
出し率は、所定のメモリに記憶される。
【0054】(払出し率判断手段)払出し率判断手段7
4は、払出し率算出手段73により算出された払出し率
が、払出し率目標値記憶手段72に記憶された払出し率
の目標値に満たないか否かを判断するものである。すな
わち、実際の遊技における払出し率は、払出し率の目標
値とは必ずしも一致しない。したがって、払出し率判断
手段74は、遊技ごとに、払出し率の目標値と、実際の
払出し率とを対比し、実際の払出し率が目標値に満たな
いか否かを判断する。
【0055】(小役入賞率算出手段)小役入賞率算出手
段75は、複数種類の小役について、役抽選手段61に
よる役の抽選で当選したときの入賞率を算出するもので
ある。特に本実施形態では、特定小役A〜Cについて、
後述する小役当選報知制御手段76で特定小役の当選を
報知したときの入賞率を算出するものである。小役入賞
率算出手段75は、役抽選手段61で特定小役に当選し
た場合において、その当選を報知したときは、その当選
した特定小役が入賞したか否かを判別し、各特定小役に
ついて入賞率を算出し、順次更新していく。算出された
入賞率は、所定のメモリに記憶される。
【0056】(小役当選報知制御手段)小役当選報知制
御手段76は、役抽選手段61による役の抽選で小役に
当選したときに、無条件で又は一定条件下で、その小役
の当選を報知するものである。本実施形態では、小役の
うち、特定小役が当選したときに、その当選した特定小
役を報知するように制御する。
【0057】本実施形態では、特定小役当選報知制御手
段76は、スタートスイッチ41がオンされた直後に報
知するように制御する。このように報知を行うのは、以
下の理由による。特定小役に当選したときは、その当選
は当該遊技でのみ有効であり、その当選を次遊技に持ち
越すことはできないように設定されている。いいかえる
と、特定小役が当選した遊技でその特定小役が入賞しな
かったときは、当選により発生した権利も消滅する。こ
のため、特定小役の当選時には、その特定小役を入賞さ
せるように、すなわち特定小役を構成する図柄が有効ラ
イン22に停止するように遊技者がストップスイッチ4
2を操作することを可能とするため、ストップスイッチ
42がオンされる前に報知するようにしている。
【0058】当選した特定小役の報知方法としては、当
選した特定小役の種類を遊技者が判断可能であれば、い
かなる方法であっても良いが、本実施形態では、当選報
知表示部24を用いて、特定小役の当選を報知する。こ
こで、3種類の特定小役A〜Cの図柄の組合せは、図3
で示したように、「赤7」、「青7」又は「BAR」−
「ベル」−「ベル」の図柄の組合せであり、左リール3
1の図柄のみが異なり、中リール31及び右リール31
の図柄は、いずれの特定小役であっても「ベル」であ
る。したがって、左リール31の図柄のみを遊技者に報
知すれば、遊技者は、どの特定小役が当選したのかを知
ることができる。
【0059】このため、例えば「赤7」−「ベル」−
「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Aが当選した
ときは、当選報知表示部24の「7(赤色)」の図柄部
分が照光するようにランプを点灯させる。同様に、「青
7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特定
小役Bが当選したときは、当選報知表示部24の「7
(青色)」の図柄部分が照光するようにランプを点灯さ
せる。さらに同様に、「BAR」−「ベル」−「ベル」
の図柄の組合せからなる特定小役Cが当選したときは、
当選報知表示部24の「BAR」の図柄部分が照光する
ようにランプを点灯させる。このように、当選した特定
小役ごとに異なる態様で遊技者に報知すれば、遊技者
は、当選した特定小役の種類を判別することができるよ
うになる。
【0060】図2で示したように、左リール31の特定
小役を構成する図柄である「赤7」、「青7」及び「B
AR」は、それぞれ2番、9番及び16番に配置されて
いる。すなわち、これらの各図柄は、7つの図柄間隔で
配置されている。このように配置したのは、以下の理由
による。
【0061】役抽選手段61による役の抽選において当
選した場合に、ストップスイッチ42のオンを検知した
位置ではその当選役を構成する図柄が有効ライン22上
に停止しないときは、リール31を停止時に移動制御す
ることにより、有効ライン22上にその当選役を構成す
る図柄を積極的に停止させることで、当選役の入賞確率
を高めるようにしている。そして、リール31の停止制
御は、通常、190ms以下(ストップスイッチ42の
オンを検知した位置から数えて、5図柄以内)に設定さ
れている。したがって、当選役を構成する図柄から数え
て5図柄前までの図柄のいずれかが有効ライン22上に
位置する時にストップスイッチ42をオンすれば、当選
役を構成する図柄は、有効ライン22上に停止すること
になる。
【0062】例えば、3枚のメダルを投入して遊技を行
った場合において、「赤7」−「ベル」−「ベル」の図
柄の組合せである特定小役Aが当選したときは、左リー
ル31の6番、7番及び8番の各図柄がそれぞれ有効ラ
イン22a、22b及び22c上に位置する瞬間から、
21番、1番及び2番の各図柄がそれぞれ有効ライン2
2a、22b及び22c上に位置する瞬間までの間にス
トップスイッチ42がオンされれば、2番の「赤7」
は、いずれかの有効ライン22a、22b又は22c上
に停止制御される。
【0063】一方、それ以外の位置でストップスイッチ
42がオンされたときは、たとえ特定小役Aが当選した
場合であっても、2番の「赤7」は、有効ライン22上
には停止せず、入賞することはない。以上により、当選
した特定小役が報知されれば、遊技者は、高い確率で、
当選した特定小役に係る図柄を有効ライン22上に停止
させることができる。
【0064】しかし、特定小役の当選が報知されない場
合は、遊技者は、特定小役を入賞させることが困難とな
る。例えば、遊技者が、「青7」に係る特定小役Bが当
選していると予測して、有効ライン22上に「青7」の
図柄が停止するように左リール31のストップスイッチ
42を停止操作した場合において、現にその特定小役B
が当選していれば、特定小役Bに係る「青7」の図柄
は、いずれかの有効ライン22a、22b又は22c上
に停止する。なお、このときは、左リール31の左リー
ル31の13番、14番及び15番の各図柄がそれぞれ
有効ライン22a、22b及び22c上に位置する瞬間
から、7番、8番及び9番の各図柄がそれぞれ有効ライ
ン22a、22b及び22c上に位置する瞬間までの間
にストップスイッチ42がオンされることが条件とな
る。
【0065】しかし、遊技者の予測が外れて、左リール
31の図柄が「赤7」又は「BAR」である特定小役A
又はCが当選しているときは、遊技者がストップスイッ
チ42をオンした位置からは、左リール31の2番の
「赤7」や、16番の「BAR」は、有効ライン22上
に停止することができない。すなわち、2番の「赤7」
がいずれかの有効ライン22上に停止するためには、上
述の範囲でストップスイッチ42がオンされなければな
らないからである。同様に、16番の「BAR」がいず
れかの有効ライン22上に停止するためには、20番、
21番及び1番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、
22b及び22c上に位置する瞬間から、14番、15
番及び16番の各図柄がそれぞれ有効ライン22a、2
2b及び22c上に位置する瞬間までの間にストップス
イッチ42がオンされなければならないからである。
【0066】また、1枚のメダルを投入して遊技を行っ
た場合は、有効化される有効ライン22は、有効ライン
22bのみである。よって、上記の例において、「赤
7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せである特定小
役Aが当選したときは、左リール31の2番から6番ま
での図柄が有効ライン22b上に位置する瞬間にストッ
プスイッチ42がオンされれば、2番の「赤7」は、有
効ライン22b上に停止制御されることになる。それ以
外の位置でストップスイッチ42がオンされたときは、
たとえ特定小役Aが当選した場合であっても、有効ライ
ン22b上に2番の「赤7」は停止せず、入賞すること
はない。
【0067】なお、図2に示すように、中リール31及
び右リール31では、「ベル」の図柄は、全て5図柄以
内の間隔で配置されている。したがって、いずれかの特
定小役の当選時は、中リール31及び右リール31につ
いては、どの位置でストップスイッチ42がオンされて
も、「ベル」の図柄が有効ライン22上に停止制御され
る。
【0068】本実施形態では、上述の遊技態様決定手段
65により、BBゲームの終了後の遊技態様が報知遊技
態様に決定されたときに、BBゲームの終了後の所定回
数(例えば100回)の遊技が報知遊技態様の遊技とな
る。そして、小役当選報知制御手段76は、第1に、こ
の報知遊技態様の遊技において、特定小役の当選を報知
するように制御する。これにより、遊技者は、報知遊技
態様の遊技では、当選した特定小役が入賞するようにス
トップスイッチ42を操作することができる。よって、
BBゲームの終了後の遊技において、報知遊技態様の遊
技に移行するか否かにより、遊技者のメダル獲得枚数に
差を設けることができる。
【0069】また、小役当選報知制御手段76は、第2
に、通常遊技中に、役抽選手段61による役の抽選で特
定小役に当選した場合において、払出し率判断手段74
により払出し率が目標値に満たないと判断されたとき
に、特定小役の当選を報知するように制御する。この場
合において、払出し率判断手段74により払出し率が目
標値に満たないと判断されたときは、一律に特定小役の
当選を報知するのではなく、小役入賞率算出手段75の
入賞率の算出結果を参照して、当選した特定小役を報知
するか否かを決定する。
【0070】上述のように、小役入賞率算出手段75
は、各特定小役に当選した場合において、それを報知し
たときの入賞率を算出し、記憶している。ここで、遊技
者の技量によって、特定小役の種類により入賞率が異な
る場合がある。これは、特定小役に係る3つの図柄であ
る「赤7」、「青7」又は「BAR」のそれぞれについ
て、リール31の回転中に有効ライン22上を通過する
瞬間の視認性が相違するからである。したがって、入賞
率が高い特定小役の当選を報知すれば、その特定小役の
入賞率は高くなる。このため、小役入賞率算出手段75
の入賞率の算出結果を参照して、当選した特定小役が遊
技者にとって入賞させやすい特定小役であるか否かを判
断し、それに基づいて当選した特定小役を報知するか否
かを決定する。
【0071】以上により、通常遊技における払出し率が
目標値に満たない場合において、遊技者が入賞させやす
い特定小役が当選したときに、その当選を報知すること
により、払出し率を目標値に近づけることができる。な
お、特定小役の当選を報知する遊技をある程度行うこと
で、払出し率が目標値を超えた場合には、その後は、特
定小役に当選した場合であっても、その当選は報知され
ない。そして、再度、払出し率が目標値に満たないよう
になったときは、特定小役の当選が再度報知されるよう
になる。これにより、スロットマシン10の初級者であ
っても、払出し率が目標値に近い状態で遊技を行うこと
ができる。
【0072】また、従来は、遊技用制御手段60側で、
小役の当選確率が異なる2つの抽選テーブルを用いて、
払出し率を目標値に近づける制御を行っていた。これに
対し、本発明では、演出用制御手段70側で払出し率を
目標値に近づける制御を行うことができる。すなわち、
遊技用制御手段60側の役抽選手段61により役の抽選
を行うため、演出用制御手段70側で小役の当選確率を
アップさせることはできない。また、払出し率が低下し
ても、演出用制御手段70側で払出し率の制御を行うこ
とはできなかった。しかし、本発明のように構成すれ
ば、演出用制御手段70側で当選した小役の報知を制御
することで、払出し率を制御することができるようにな
る。
【0073】続いて、スロットマシン10の遊技の流れ
について、フローチャートに基づいて説明する。図6及
び図7は、通常遊技において、特定小役の当選を報知す
るときの遊技の流れを示すフローチャートである。図7
は、図6に続くフローチャートである。先ず、遊技者
は、メダル投入口23からメダルを投入し、有効ライン
22を有効化して、スタートスイッチ41をオンし、各
リール31を始動させる。そして、図6のステップS1
では、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41が
オンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたとき
は、次のステップS2に進み、役抽選手段61による役
の抽選を行う。
【0074】次のステップS3では、特定小役が当選し
たか否かが判別され、当選したと判別されたときはステ
ップS4に進み、当選していないと判別されたときはス
テップS8に進む。ステップS4では、払出し率判断手
段74は、実際の遊技の払出し率が目標値に満たないか
否かを判断する。そして、払出し率が目標値に満たない
と判断されたときはステップS5に進み、払出し率が目
標値を超えていると判断されたときはステップS8に進
む。ステップS5では、小役当選報知制御手段76は、
当選した特定小役の入賞率を参照する。
【0075】そして、次のステップS6で、小役当選報
知制御手段76は、当選した特定小役の入賞率を参照し
た結果、当選した特定小役の報知を実行するか否かを決
定する。例えば当選した特定小役の入賞率が所定値を超
えている場合には、当選した特定小役の報知を実行する
と決定する。報知を実行することに決定したときはステ
ップS7に進み、報知を実行しないことに決定したとき
はステップS8に進む。
【0076】ステップS7では、小役当選報知制御手段
76は、特定小役の当選を報知する。すなわち、当選報
知表示部24に表示された図柄のうち、当選した特定小
役に係る図柄部分が照光するようにランプを点灯させ
る。そして、ステップS8に進む。
【0077】ステップS8では、遊技用制御手段60
は、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ
42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により
検知し続ける。全リール31が停止したことを検知した
ときは、図7のステップS9に進む。ステップS9で
は、入賞処理手段63は、いずれかの役の図柄の組合せ
が有効ライン22上に停止したか否か、すなわちいずれ
かの役が入賞したか否かの判別を行う。いずれかの役が
入賞したと判別されたときはステップS10に進み、い
ずれの役も入賞していないと判別されたときはステップ
S10の処理を行うことなくステップS11に進む。
【0078】ステップS10では、入賞処理手段63
は、入賞した役に応じた払出し等の処理を行う。例えば
特定小役が入賞したときは、9枚のメダルの払出し処理
を行う。また、リプレイが入賞したときは、当該遊技で
投入されたメダル枚数を自動投入する処理を行う。そし
て、ステップS11に進む。
【0079】ステップS11では、演出用制御手段70
は、当該遊技において特定小役の当選の報知が実行され
たか否か(図6のステップS6で報知を実行することに
決定したか否か)を判別する。特定小役の当選の報知が
実行されたと判別されたときはステップS12に進み、
特定小役の入賞率を更新する。すなわち、小役入賞率算
出手段75は、当該遊技において特定小役が入賞したか
否かを判別し、最新の特定小役の入賞率を算出し、更新
する。そして、ステップS13に進む。一方、ステップ
S11で特定小役に当選していないと判別されたとき
は、ステップS12の処理を行うことなくステップS1
3に進む。
【0080】ステップS13では、払出し率の更新を行
う。すなわち、払出し率算出手段73は、当該遊技での
メダルの投入枚数及び払出し枚数の情報から最新の払出
し率を算出し、更新する。そして、本フローチャートに
より処理を終了する。
【0081】図8は、通常遊技からBBゲームに移行
し、さらに通常遊技に戻るまでの流れを示すフローチャ
ートである。先ず、遊技者は、メダル投入口23からメ
ダルを投入し、有効ライン22を有効化して、スタート
スイッチ41をオンし、各リール31を始動する。ステ
ップS21において、遊技用制御手段60は、スタート
スイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが
検知されたときは、次のステップS22に進み、役抽選
手段61による役の抽選を行う。
【0082】次のステップS23では、特別役であるB
Bが当選したか否かが判別され、当選したと判別された
ときは、ステップS24に進み、遊技態様決定手段65
は、BBゲームの終了後における通常遊技の遊技態様
を、報知遊技態様又は非報知遊技態様のいずれにするか
を抽選により決定する。そして、ステップS25に進
む。一方、ステップS23でBBに当選していないと判
別されたときは、ステップS25に進む。
【0083】ステップS25では、遊技用制御手段60
は、全リール31が停止したか否かをストップスイッチ
42からの出力又はモータ32からの駆動信号等により
検知し続ける。全リール31が停止したことを検知した
ときは、ステップS26に進み、入賞処理手段63は、
BBの図柄の組合せが有効ライン22上に停止したか否
か、すなわちBBが入賞したか否かを判別する。BBが
入賞したと判別されたときは、ステップS27に進む。
【0084】一方、ステップS26でBBが入賞してい
ないと判別されたときは、図中「A」に進む。図中
「A」に進んだ後は、非入賞時は何ら入賞処理をするこ
となくステップS21に戻る。また、小役の入賞時はメ
ダルの払出し等の所定の処理を行った後でステップS2
1に戻る。さらにまた、リプレイの入賞時は、当該遊技
で投入されたメダル枚数を自動投入した後、ステップS
21に戻る。なお、RBの入賞時はRBゲームに移行す
るが、ここでは説明を省略する。
【0085】ステップS27では、特別遊技実行手段6
4は、通常遊技からBBゲームに移行させ、BBゲーム
を開始させる。そして、次のステップS28では、特別
遊技実行手段64は、BBゲームの終了条件を満たした
か否かを判別し続け、満たしたと判別したときはステッ
プS29に進む。ステップS29では、遊技用制御手段
60は、ステップS24の抽選によって決定された遊技
態様を判別し、報知遊技態様であるときはステップS3
0に進んで、報知遊技態様の通常遊技に移行するように
制御する。一方、非報知遊技態様であるときはステップ
S31に進んで、非報知遊技態様の通常遊技に移行する
ように制御する。
【0086】図9及び図10は、報知遊技態様の通常遊
技に移行したときの遊技の流れを示すフローチャートで
ある。図10は、図9に続くフローチャートである。図
8のステップS30に進んだときは、図9のステップS
41以降の処理に進む。先ず図9において報知遊技態様
の通常遊技が開始されると、ステップS41において、
遊技用制御手段60は、報知遊技態様での遊技回数を初
期化(G=0)する。そして、次のステップS42にお
いて、遊技用制御手段60は、スタートスイッチ41が
オンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたとき
は、次のステップS43に進み、役抽選手段61による
役の抽選を行う。
【0087】次のステップS44では、遊技用制御手段
60は、BBが当選したか否かを判別し、当選したと判
別したときは、ステップS52(図10)に進んで報知
遊技態様の通常遊技を終了する。すなわち、BBの当選
は、報知遊技態様の通常遊技の終了条件の1つに設定さ
れている。
【0088】ステップS44でBBに当選していないと
判別されたときは、次のステップS45に進み、いずれ
かの特定小役が当選したか否かが判別され、当選したと
判別されたときはステップS46に進む。そして、ステ
ップS46では、特定小役当選報知制御手段76は、当
選報知表示部24を用いて、当選した特定小役を遊技者
に報知する。そして、ステップS47に進む。一方、ス
テップS45で特定小役に当選していないと判別された
ときは、ステップS47に進む。
【0089】次のステップS47では、遊技用制御手段
60は、全リール31が停止したか否かをストップスイ
ッチ42からの出力又はモータ32からの駆動信号等に
より検知し続ける。全リール31が停止したことを検知
したときは、図10のステップS48に進んで、入賞処
理手段63は、有効ライン22上に停止した図柄の組合
せから、役が入賞したか否かを判別する。
【0090】そして、役が入賞したと判別されたとき
は、ステップS49に進み、その入賞した役に応じた払
出し等の処理を行う。具体的には、小役の入賞時は、そ
の小役に応じた枚数のメダルの払出し処理を行う。ま
た、リプレイの入賞時は、当該遊技で投入されたメダル
枚数を自動投入する処理を行う。そしてステップS50
に進む。一方、ステップS48でいずれの役も入賞して
いないとき判別されたときは、ステップS49の処理を
行うことなくステップS50に進む。
【0091】ステップS50では、遊技用制御手段60
は、遊技回数Gに1を加算する。そして、次のステップ
S51で、遊技用制御手段60は、遊技回数Gが規定回
数に到達したか否か(図10の例では100回を越えた
か否か)を判別する。規定回数に到達したと判別された
ときは、ステップS52に進んで、報知遊技態様の通常
遊技を終了する。すなわち、報知遊技態様の通常遊技の
終了条件の1つとして、遊技回数Gが規定回数に到達し
た場合が設定されている。なお、報知遊技態様の通常遊
技が終了したら、非報知遊技態様の(一般の)通常遊技
に移行する。一方、ステップS51で遊技回数Gが規定
回数に到達していないと判別されたときは、ステップS
42に戻って、報知遊技態様の通常遊技を継続する。
【0092】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、小役当選報知制御手段76は、
特定小役について、その当選の報知を制御するようにし
たが、これに限られず、どの小役について、その当選の
報知を制御するようにしても良い。当選を報知する小役
は、取りこぼす可能性を有する小役、すなわち当選した
小役の図柄の組合せが有効ライン22に停止しない可能
性を有するものであれば良い。
【0093】(2)本実施形態では、払出し率を目標値
に近づけるために特定小役の当選を報知する場合に、報
知遊技態様を利用して報知するようにしたが、これに限
られず、報知遊技態様で用いられる当選報知表示部24
以外の手段を用いて、当選した小役を報知するようにし
ても良い。例えば、リール31の内側に配置されたバッ
クライトの特定パターンによる図柄の照光、スピーカか
らの特定サウンドの出力若しくは液晶表示装置による特
定の画像表示又はこれらの組合せにより報知しても良
い。
【0094】(3)本実施形態では、BBゲームの終了
後の遊技態様として報知遊技態様を設けたが、本発明で
は、必ずしもこのような遊技態様を設ける必要はない。
払出し率が目標値に満たないときに、当選した小役を報
知する手段を有せば良い。
【0095】(4)本実施形態では、小役入賞率算出手
段75により小役の入賞率を算出し、この入賞率を参照
して、当選した小役を報知するか否かを決定したが、必
ずしもこのようにする必要はない。各小役の入賞率が同
等になることが推測できるものであれば、小役の入賞率
を参照することなく小役の当選を報知するか否かを決定
しても良い。
【0096】(5)本実施形態では、払出し率の目標値
を設定できるようにしたが、予め1つの目標値のみを設
けておき、目標値を固定値とすることも可能である。ま
た、目標値を複数設ける場合は、本実施形態で示した3
種類に限定されることなく、2種類又は4種類以上設け
ても良い。 (6)本実施形態では、3種類の払出し率の目標値を設
け、それぞれいずれかの値に設定するようにしたが、払
出し率の目標値を抽選により決定しても良い。例えば第
1に、スロットマシン10の電源投入時に払出し率の目
標値を抽選により決定することが挙げられる。第2に、
BBゲームの終了後、次のBBが入賞するまでの通常遊
技での払出し率の目標値を、BBの当選時等に、抽選に
より決定することが挙げられる。
【0097】(7)図4では、遊技用制御手段60と演
出用制御手段70とを1つのものとして表示したが、こ
れに限らず、遊技用制御手段60を有するメイン制御基
板と、演出用制御手段70を有するサブ制御基板とに分
けて、両者を別体で構成し、両基板を情報の授受可能に
電気的に接続したでも良い。この場合は、各基板には、
それぞれCPU、ROM及びRAM等が設けられる。
【0098】このようにすることで、メイン制御基板側
の記憶容量の負担を軽減することができる。すなわち、
1つの基板の記憶容量には一定の限界があるので、演出
用のデータやプログラム等をサブ制御基板側に持たせる
ことで、メイン制御基板側の記憶容量に余裕を持たせる
ことができる。
【0099】上記のように構成した場合は、メイン制御
基板は、メダルの投入枚数及び払出し枚数、小役の当選
の有無、当選した小役の種類、及びその小役の入賞の有
無に関する情報を、サブ制御基板に送信するようにす
る。サブ制御基板側では、メダルの投入枚数及び払出し
枚数の情報を受信すれば、実際の遊技での払出し率を算
出することができる。また、サブ制御基板(演出用制御
手段70)側に払出し率の目標値を記憶しておけば、払
出し率判断手段74により、払出し率が目標値に満たな
いか否かを判断することができる。なお、メイン制御基
板側に払出し率目標値記憶手段72を設けておき、メイ
ン制御基板側から払出し率の目標値をサブ制御基板側に
送信しても良い。
【0100】また、サブ制御基板は、小役の当選の有無
及びその小役の入賞の有無に関する情報を受信すれば、
これらの情報に基づいて、小役入賞率算出手段75によ
り小役の入賞率を算出することができる。また、小役当
選報知制御手段76は、小役の当選時にその当選を報知
するか否かを決定することができる。
【0101】(8)本実施形態では、通常遊技中の払出
し率を算出し、目標値と対比して、小役の当選時にそれ
を報知するようにした。しかし、小役の当選の報知は、
通常遊技中に限ることなく、例えばBBゲームの第1態
様遊技中においても可能である。BBゲームの第1態様
遊技中に、小役の入賞に基づく払出し率の目標値を予め
設定しておき、払出し率が目標値に満たないときは小役
の当選時にそれを報知する。一方、払出し率が目標値を
超えたときは、小役が当選した場合であっても、それを
報知しないようにする。これにより、BBゲームでの払
出し率(BBゲーム中の払出し枚数の期待値)を目標値
に近づけることができる。
【0102】
【発明の効果】(請求項1)請求項1の発明によれば、
小役の当選が報知されれば、それだけ入賞率が高まるの
で、結果として、払出し率が上昇する。よって、払出し
率を目標値に近づけることができる。これにより、遊技
用制御手段側に複数の抽選テーブルを設けることなく、
演出用制御手段側で払出し率を目標値に近づける制御を
行うことができる。
【0103】(請求項2)請求項2の発明によれば、当
選した小役の報知を行ったときは、報知を行わないとき
よりも、その小役の入賞率を高くすることができる。こ
れにより、払出し率を調整することができる。
【0104】(請求項3)請求項3の発明によれば、報
知遊技態様を有する場合に、それを利用して特定小役の
当選を報知し、払出し率を調整することができる。
【0105】(請求項4)請求項4の発明によれば、例
えば、小役の種類に応じて入賞率が高い小役と低い小役
とが存在する場合に、入賞率が高い小役が当選したとき
に、それを報知するようにすれば、その小役の入賞率は
高くなる。これにより、報知により確実に払出し率を上
昇させることができる。
【0106】(請求項5)請求項5の発明によれば、払
出し率の目標値を任意に設定することが可能となる。ま
た、所定の条件を満たしたときに払出し率の目標値を設
定し直すようにすれば、遊技中に、払出し率の目標値を
変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンの外観を示
す正面図である。
【図2】本実施形態における各リールの図柄配列を示す
平面図である。
【図3】本実施形態における役と、その役に対応するリ
ールの図柄の組合せとを示す図である。
【図4】本実施形態のスロットマシンの概略を示すブロ
ック図である。
【図5】払出し率を説明する図である。
【図6】通常遊技において、特定小役の当選を報知する
ときの遊技の流れを示すフローチャートである。
【図7】通常遊技において、特定小役の当選を報知する
ときの遊技の流れを示すフローチャートであり、図6に
続くフローチャートである。
【図8】通常遊技からBBゲームに移行し、さらに通常
遊技に戻るまでの流れを示すフローチャートである。
【図9】報知遊技態様の通常遊技に移行したときの遊技
の流れを示すフローチャートである。
【図10】報知遊技態様の通常遊技に移行したときの遊
技の流れを示すフローチャートであり、図9に続くフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 フロントパネル 21 表示窓 22(22a〜22e) 有効ライン 23 メダル投入口 24 当選報知表示部 31 リール 32 モータ 41 スタートスイッチ 42 ストップスイッチ 60 遊技用制御手段 61 役抽選手段 62 リール停止制御手段 63 入賞処理手段 64 特別遊技実行手段 65 遊技態様決定手段 70 演出用制御手段 71 払出し率目標値設定手段 72 払出し率目標値記憶手段 73 払出し率算出手段 74 払出し率判断手段 75 小役入賞率算出手段 76 小役当選報知制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潮田 和也 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内 (72)発明者 吉野 純一 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の進行に関する制御を行う遊技用制
    御手段と、 遊技の演出に関する制御を行う演出用制御手段とを備え
    るスロットマシンであって、 前記遊技用制御手段は、役の抽選を行う役抽選手段を備
    え、 前記演出用制御手段は、 メダルの払出し率の目標値を記憶した払出し率目標値記
    憶手段と、 遊技中のメダルの投入枚数及び払出し枚数に関する情報
    に基づいて、払出し率を算出する払出し率算出手段と、 前記払出し率算出手段により算出された払出し率が、前
    記払出し率目標値記憶手段に記憶された目標値に満たな
    いか否かを判断する払出し率判断手段と、 前記役抽選手段による役の抽選で小役に当選した場合に
    おいて、前記払出し率判断手段により払出し率が目標値
    に満たないと判断されたときに、無条件で又は一定条件
    下で、その小役の当選を報知する小役当選報知制御手段
    とを備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスロットマシンにおい
    て、 前記役抽選手段による抽選で役が当選した場合におい
    て、有効ラインに停止したリールの図柄の組合せが当該
    役の図柄の組合せと一致することを条件に、当該役の入
    賞とし、 小役のうち少なくとも1つは、前記役抽選手段による役
    の抽選で当選したときであっても、リールの停止制御
    上、当該小役の図柄の組合せが有効ラインに停止しない
    可能性を有し、 前記小役当選報知制御手段は、前記役抽選手段による役
    の抽選で、図柄の組合せが有効ラインに停止しない可能
    性を有する小役に当選したときに、その小役の当選を報
    知することを特徴とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスロット
    マシンにおいて、 所定の条件を満たす場合において、前記役抽選手段によ
    る役の抽選で特定小役に当選したときに、その特定小役
    の当選を報知して遊技を行う報知遊技態様を有し、 前記小役当選報知制御手段は、特定小役の当選を報知す
    るときは、当該遊技の遊技態様を前記報知遊技態様にす
    ることを特徴とするスロットマシン。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出用制御手段は、複数種類の小役について、前記
    役抽選手段による役の抽選で当選したときの入賞率を算
    出する小役入賞率算出手段を備え、 前記小役当選報知制御手段は、前記小役入賞率算出手段
    による入賞率の算出結果を参照して、小役の当選を報知
    するか否かを決定することを特徴とするスロットマシ
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 メダルの払出し率の目標値を設定する払出し率目標値設
    定手段を備え、 前記払出し率目標値記憶手段は、前記払出し率目標値設
    定手段で設定された値を記憶することを特徴とするスロ
    ットマシン。
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