JP4126953B2 - 半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法 - Google Patents

半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法及び半導体エピタキシャルウエハに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体通信の基地局や衛生通信等に用いられる高出力FET(電界効果トランジスタ)のさらなる高出力化が望まれている。この高出力化を実現する方法の一つに、FETに印加する動作電圧を高くする方法があるが、この動作電圧は2端子耐圧によって制限されるため、この2端子耐圧を測定する必要がある。なお、2端子耐圧とは、例えば、「ゲート−ドレイン間に逆方向電圧を印加したとき、ゲート幅1mm当たり1mAの電流が2端子間に流れる電圧」で定義される電圧値である。そして、従来は、基板としてのウエハに、適宜の層を積層させて、ショットキー電極(ゲート電極)及びオーミック電極(ソース電極、ドレイン電極)を含む実デバイスを作製し、ショットキー電極−オーミック電極間に電圧を印加していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法には、次のような課題が存在している。すなわち、実デバイスをウエハ上に作製した後に、耐圧測定をおこなうため、該ウエハが不適格であると判断された場合には時間とコストの多大な損失が生じてしまう。また、作製容易なラージデバイス(実デバイスよりも大きなサイズの測定用デバイス)により耐圧測定をおこなったとしても、ゲート電極用のショットキー電極のためのパターニングとソース/ドレイン電極用のオーミック電極のためのパターニングの少なくとも2回のパターニングが必要であり、その作製プロセスには多大な時間と労力がかかってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、測定が容易な半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法及び耐圧に優れた半導体エピタキシャルウエハを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法は、半導体エピタキシャルウエハ上に形成された複数のショットキー電極のうち、少なくとも一対の電極に電圧を印加して、電極間耐圧を測定することを特徴とする。
【0006】
この半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法においては、電極間の耐圧は、オーミック電極を必要とせず、ショットキー電極のみで測定される。したがって、オーミック電極を形成する工程が省略されるので、半導体エピタキシャルウエハを容易に耐圧測定試験に供することができる。それにより、半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定を容易におこなうことができる。また、ウエハから実デバイスを作製する前に電極間耐圧を測定するため、不適格なウエハを実デバイス作製工程に回す前に除外することができる。したがって、実デバイス作製後に電極間耐圧を測定する従来の測定方法に比べて、時間とコストの損失の低減を図ることが可能である。
【0007】
また、各ショットキー電極を形成する際、半導体エピタキシャルウエハの表面は平坦であることが好ましい。この場合、ショットキー電極の形成に際し、ウエハ表面をエッチングする工程が不要であるため、電極の形成に要する時間を短縮することができる。
【0008】
また、各ショットキー電極は、同一面上に形成されていることが好ましい。この場合、フォトリソグラフィ工程によって、ショットキー電極を容易に形成することができる。
【0009】
また、ショットキー電極の材料は、Au、Pt、Pd、W、Ti、Al及びNiからなる群の一つを含むことが好ましい。このように、ショットキー電極に適した材料を選択することにより、より確実な耐圧測定をおこなうことができる。
【0010】
また、電圧の印加前に、塩酸、リン酸、アンモニア、硫酸、過酸化水素水の少なくとも1つを含む洗浄液で、半導体エピタキシャルウエハの表面洗浄をすることが好ましい。この場合、半導体エピタキシャルウエハ表面に形成される酸化膜などの異物を除去することができるため、リーク電流を抑制することができ、より正確な電極間耐圧を測定することができる。
【0011】
また、半導体エピタキシャルウエハの構造が、高電子移動度トランジスタ用エピタキシャルウエハ構造からコンタクト層を除いた構造であることが好ましい。この場合、実デバイスとしての高電子移動度トランジスタの耐圧測定と実質的に同等の測定をすることができる。
【0012】
また、半導体エピタキシャルウエハの材料は、AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)、AlxGayIn1-x-yAs(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)及びAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)のいずれかで表される化合物であることが好ましい。
【0013】
また、半導体エピタキシャルウエハ上には、ショットキー電極として、実デバイスのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極にそれぞれ対応した第1電極、第2電極及び第3電極が形成されていることが好ましい。この場合、第1電極、第2電極及び第3電極を、実デバイスのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と仮定して、例えば、ソース−ドレイン間の距離や、ゲート長などを所望の状態にして耐圧測定することができる。したがって、要求される実デバイスの電極間耐圧に近似する耐圧値を得ることができる。
【0014】
また、第2電極及び第3電極は、互いに対向する側の角部が曲面状であることが好ましい。この場合、隣接する第2電極と第3電極との間に発生するアーク放電を抑制することができるため、より確実な耐圧測定をおこなうことができる。
【0015】
また、第1電極の幅が、0.8μm以上5μm以下であり、第1電極と第2電極との距離及び第1電極と第3電極との距離が0.8μm以上20μm以下であることが好ましい。このように、電極のサイズが大きい場合、密着露光によって、容易にショットキー電極を作製することができる。
【0016】
また、電圧の印加前に、第1電極と第3電極との間に定電流を印加することが好ましい。この場合、いわゆる通電ストレスによって第1電極と第3電極と間の耐圧特性の安定化が図られる。
【0017】
本発明に係る半導体エピタキシャルウエハは、ゲート−ドレイン間距離がL1であり、ゲートとドレインとの間において耐圧V1が要求されるFETの基板として用いられる半導体エピタキシャルウエハであって、第1電極と第3電極との距離をL2としたときに、上記耐圧測定方法で測定された第1電極と第3電極との間の耐圧V2が、下記式(1)
V2≧V1×L2/L1 ・・・(1)
を満たすことを特徴とする。
【0018】
この半導体エピタキシャルウエハにおいては、第1電極と第3電極との間の耐圧V2が(1)式を満たしているため、このウエハから作製される実デバイス(FET)の耐圧が、要求される耐圧V1以上になり易い。そのため、耐圧に優れたウエハを得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係る半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1は、耐圧測定に供される半導体エピタキシャルウエハを示した平面図である。
【0020】
図1に示すように、半導体エピタキシャルウエハ(以下、単に「ウエハ」と称す。)10上には、3つのショットキー電極12が形成されている。このウエハ10は、最上層(キャップ層)がn型GaNエピタキシャル層であり、適切な半導体製造工程を得て、実デバイスである電界効果トランジスタ(FET)が作製される。このウエハ10表面は略平坦面であり、その同一面上にショットキー電極12が形成されている。なお、ショットキー電極12は、後述する方法によってウエハ10上に形成される。
【0021】
3つのショットキー電極12は、実デバイスであるFETのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極に対応した形状となっている。つまり、ショットキー電極(第1電極)14はゲート電極に対応した形状を有しており、ショットキー電極(第2電極)16及びショットキー電極(第3電極)18は、それぞれソース電極及びドレイン電極に対応した形状を有している。
【0022】
ゲート電極に対応したショットキー電極14は、離間された2つの方形状電極14aと、この方形状電極14a,14a間を接続する直線状電極14bとで構成されている。直線状電極14bの幅(FETのゲート長に対応;図中の左右方向の長さ)は1μmであり、また、直線状電極14bの長さ(FETのゲート幅に対応;図中の上下方向の長さ)は100μmである。それぞれソース電極及びドレイン電極に対応したショットキー電極16及びショットキー電極18は、ショットキー電極14の直線状電極14bを挟んで対向すると共に、ショットキー電極14の延在方向に長辺が沿う略長方形状を有している。つまり、ショットキー電極16及びショットキー電極18は、ショットキー電極14の直線状電極14bに対して略対称な形状をしている。
【0023】
そして、これらショットキー電極16及びショットキー電極18の角部のうち、電極16,18同士が互いに対向する側の角部は、円滑な曲面状となっており、その側面は円柱表面の曲面と略同様である。ショットキー電極16及びショットキー電極18の角部をこのような形状にすることにより、角部が直角である場合に比べて、電極16,18間に発生するアーク放電の発生を抑制することができる。また、ショットキー電極12は、実デバイスのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極に対応するように形成されているため、測定される耐圧は実デバイスの電極間耐圧に近い値となる。
【0024】
また、3つのショットキー電極12は、Auで構成されている。なお、ショットキー電極12は、Auの他に、Pt、Pd、W、Ti、Al、Niのいずれかを材料として選択可能であり、また、Au、Pt、Pd、W、Ti、Al、Niのいずれかを含む合金であってもよい。このように、ショットキー電極12に適した材料を選択することにより、後述する耐圧測定をより確実におこなうことができる。このショットキー電極12は適宜多層構造にされ、この場合各層の材料は上記材料から選択される。なお、これらのショットキー電極12は、ウエハ10上にリフトオフ加工により形成される。以下、図2を参照しつつ、ウエハ10上にショットキー電極12を形成する方法について説明する。
【0025】
まず、ウエハ10上の全面に、感光性樹脂であるネガ型のレジスト20を塗布する(図2(a)参照)。そして、塗布したレジスト20上に、上述したショットキー電極12形状にクロム等でパターニング(図中の梨子地部分)された石英マスク22を重ねて、ウエハ10と石英マスク22とを密着させると共に(図2(b)参照)、石英マスク22の上方から水銀ランプ(図示せず)で紫外線を照射する。このように、ウエハ10と石英マスク22とを密着させて露光する、いわゆる密着露光法を採用することにより、簡単にウエハ10を露光することができる。それにより、露光された部分のレジスト20が不溶性となる。
【0026】
その後、石英マスク22を除去すると共に、現像することにより、石英マスク22のパターンの逆パターンがウエハ10上に転写される(図2(c)参照)。このようにして形成された、逆パターンのレジスト20が形成されたウエハ10に、EB蒸着によりAu層24を積層する(図2(d)参照)。そして、最後に、レジスト20及びレジスト20上に積層されたAu層24を除去(いわゆるリフトオフ)することにより、所望形状のショットキー電極12が形成される(図2(e)参照)。
【0027】
以上のようなショットキー電極12作製工程(フォトリソグラフィ工程)を経て、ウエハ10表面にショットキー電極12が形成される。すなわち、ショットキー電極12を作製する際、ウエハ10表面のエッチングはおこなわれない。このように、多大な時間を必要とするエッチング工程が不要であるため、ショットキー電極12作製時間の短縮化が図られる。
【0028】
次に、以上のようにして形成したショットキー電極12の耐圧を測定する方法について説明する。なお、本実施形態において「耐圧」とは、ショットキー電極18からショットキー電極14へ直流電流を流す電圧を印加した場合において、ショットキー電極14の1mm長さ当たりに、ショットキー電極14とショットキー電極18との間に1mAの電流が流れるときの電圧である。すなわち、実デバイス(FET)においては、「ゲート幅1mm当たりに、1mAの電流がゲート−ドレイン間に流れるときの電圧」を示す。したがって、例えば、ショットキー電極14の長さ(実デバイスのゲート幅)が100μmである場合、ショットキー電極14(実デバイスのゲート電極に対応)とショットキー電極18(実デバイスのドレイン電極に対応)との間に10-4Aが流れるときの電圧が「耐圧」である。
【0029】
図3に示すように、ショットキー電極18を接地すると共に、ショットキー電極14にマイナス電圧を印加するような直流回路26を形成する。そして、耐圧測定の前に、10μAの定電流を、10秒間だけ印加した。一般に電流を流すと耐圧が向上することが知られているが、このように回路26に定電流を流して、ショットキー電極18からショットキー電極14に通電ストレスを付与することにより耐圧特性が安定する。その後、回路26に直流電流を流して、耐圧測定をおこなう。
【0030】
このとき、ショットキー電極18からウエハ10へ流れる電流は、接触抵抗が小さいショットキー順方向であるため、電流がスムーズに流れる。すなわち、実デバイスのドレイン電極に対応したショットキー電極18は、オーミック電極と同様に機能する。そのため、ウエハ10上にオーミック電極を形成することなく、ショットキー電極14の耐圧測定がおこなわれる。したがって、ショットキー電極に加えて、オーミック電極をウエハ10上に形成する必要があった従来の耐圧測定方法に比べて、電極12を有するウエハ10を容易に作製することができる。
【0031】
続いて、回路26において、電圧を0Vから次第に増加させたときのグラフを図4に示す。このグラフの横軸は、印加電圧の値であり、縦軸は、ショットキー電極14とショットキー電極18との間に流れる電流の値である。このグラフから明らかなように、電流値は、電圧2Vくらいまで急峻に立ち上がった。その後、電流は、ショットキー逆方向であるため飽和するはずであったが、電流値の明確な飽和を確認することができなかった。これでは、精度良く耐圧を測定することが困難である。そこで、発明者らは、鋭意研究の末、電流値の明確な飽和が確認できないのはリーク電流によるものであり、リーク電流の原因となる電極12間のウエハ表面の酸化膜を塩酸で除去すればよいことを見出した。
【0032】
したがって、塩酸で電極12間のウエハ表面の酸化膜除去をおこなった後、再度測定した。その測定結果のグラフを図5に示す。横軸及び縦軸は、図4のグラフと同様である。このグラフから明らかなように、電流値の明確な飽和を確認することができ、降伏電圧はおよそ32Vである。そして、ショットキー電極14の長さが100μmであるため、ショットキー電極14とショットキー電極18との間に10-4Aの電流が流れるときの電圧値(耐圧)を読みとると、およそ38Vであることがわかる。このようにして、耐圧の測定が完了する。
【0033】
以上、詳細に説明したように、電極12が形成されたウエハ10を耐圧測定試験に供することにより、電極14,18間の耐圧は、オーミック電極を必要とせず、ショットキー電極のみで測定される。したがって、オーミック電極を形成する工程が省略されるので、電極12は、1回のフォトリソグラフィ工程のみで形成可能である。それにより、ウエハ10を容易に耐圧測定試験に供することができるため、ウエハ10の耐圧測定を容易におこなうことができる。また、ウエハ10から実デバイスを作製する前に電極間耐圧を測定することができるため、不適格なウエハ10を実デバイス作製工程に回す前に除外することができる。したがって、実デバイス作製後に電極間耐圧を測定する従来の測定方法に比べて、損失の低減を図ることが可能である。
【0034】
ここで、所望のFETのサイズよりも大きなサイズの電極によって耐圧を測定する方法について説明する。
【0035】
一般に、耐圧は実デバイスのゲート−ドレイン間距離に略反比例することが知られている。したがって、所望のFETのゲート−ドレイン間距離及び耐圧がL1及びV1であるとき、耐圧測定に供されるウエハ10のショットキー電極14とショットキー電極18との間の距離L2(図3参照)及び耐圧V2は、下記の関係式(1)で表すことができる。
V2/L2≒V1/L1 ・・・(1)
【0036】
したがって、所望するFETの耐圧が少なくともV1を満たすためには、下記式(2)を、ショットキー電極14とショットキー電極18との間の耐圧V2が満たせばよい。
V2≧V1×L2/L1 ・・・(2)
【0037】
そして、耐圧V2が(2)式を満たすことにより、FETの耐圧が要求耐圧V1以上になり易くなる。したがって、簡便である密着露光法によって大きいサイズの電極12を形成した場合であっても、実デバイスの耐圧V1を求めることができるため、耐圧測定を容易におこなうことができる。なお、密着露光法で作成容易なサイズとしては、第1電極の幅については0.8μm以上5μm以下であり、第1電極と第2電極との距離及び第1電極と第3電極との距離については0.8μm以上20μm以下である。
【0038】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、ウエハ表面の酸化膜を除去する洗浄液は、塩酸に限らず、酸化膜を除去できるものであれば、リン酸、アンモニア、硫酸、過酸化水素水でもよく、これら複数の液体の混合液であってもよい。また、ウエハの材料は、GaNに限定されず、AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)、AlxGayIn1-x-yAs(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)及びAlxGayIn1-x-yP(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)のいずれかで表すことができる、例えば、InP、AlGaNなどでもよい。
【0039】
さらに、ショットキー電極16及びショットキー電極18は、ショットキー電極14に対して略同様な位置関係であり、同様の耐圧測定結果が導かれるため、ショットキー電極16又はショットキー電極18のいずれか一方をウエハ10上に形成するだけでもよい。また、印加する電圧は、交流電圧であってもよい。
【0040】
さらに、ウエハ10は、例えば、GaAs系の高電子移動度トランジスタ用エピタキシャルウエハ構造からコンタクト層(例えば、n型GaAs層)を除いた構造であってもよい。この場合、高電子移動度トランジスタの実デバイスを作製する前に、当該高電子移動度トランジスタの耐圧測定と実質的に同等の測定をすることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、測定が容易な半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法及び耐圧に優れた半導体エピタキシャルウエハが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るウエハを示した平面図である。
【図2】図1に示したウエハを作製する工程を示した図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】回路における電圧と電流の関係を示したグラフである。
【図5】酸化膜除去後の回路における電圧と電流の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
10…半導体エピタキシャルウエハ、12,14,16,18…ショットキー電極、耐圧…V2。

Claims (11)

  1. 半導体エピタキシャルウエハ上に形成された複数のショットキー電極のうち、少なくとも一対の電極に電圧を印加して、電極間耐圧を測定することを特徴とする半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  2. 前記各ショットキー電極を形成する際、前記半導体エピタキシャルウエハの表面は平坦であることを特徴とする請求項1に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  3. 前記各ショットキー電極は、同一面上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  4. 前記ショットキー電極の材料は、Au、Pt、Pd、W、Ti、Al及びNiからなる群の一つを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  5. 前記電圧の印加前に、塩酸、リン酸、アンモニア、硫酸、過酸化水素水の少なくとも1つを含む洗浄液で、前記半導体エピタキシャルウエハの表面洗浄をすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  6. 前記半導体エピタキシャルウエハの構造が、高電子移動度トランジスタ用エピタキシャルウエハ構造からコンタクト層を除いた構造であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  7. 前記半導体エピタキシャルウエハの材料は、AlGaIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)、AlGaIn1−x−yAs(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)及びAlGaIn1−x−yP(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)のいずれかで表される化合物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  8. 前記半導体エピタキシャルウエハ上には、前記ショットキー電極として、実デバイスのゲート電極、ソース電極及びドレイン電極にそれぞれ対応した第1電極、第2電極及び第3電極が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  9. 前記第2電極及び前記第3電極は、互いに対向する側の角部が曲面状であることを特徴とする請求項8に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  10. 前記第1電極の幅が、0.8μm以上5μm以下であり、前記第1電極と前記第2電極との距離及び前記第1電極と前記第3電極との距離が0.8μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
  11. 前記電圧の印加前に、前記第1電極と前記第3電極との間に定電流を印加することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の半導体エピタキシャルウエハの耐圧測定方法。
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