JP4068832B2 - 識別タグ付きパレット - Google Patents

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2203/00Decoration means, markings, information elements, contents indicators
    • B65D2203/10Transponders

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
荷物を載せて、フォークリフトまたはハンドリフト等で持ち運びするためのパレットにパレットを識別するための識別タグ(IDタグ:identification tag)が設置された識別タグ付きパレットに関し、特に、無線通信によってパレットの側面方向からパレットを識別することができる識別タグ付きパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的な従来のパレットを示す図である。
図1に示されるように、パレット1は、平面状の立方体形状の物体であり、通常は合成樹脂によって形成されている。パレット1の面のうちで面積の最も大きい面の1つは、荷物を載せるための積載面(デッキボード)2として使用される。積載面2に対向する面は、裏面である。また、積載面2は、デッキボードとも呼ばれる。パレット1の側面は、2種類の面からなる。
【0003】
1つは、フォーク差込口面(W方向)3である。フォーク差込口面3は、フォークリフトまたはハンドリフト等の荷物を移動させるために、パレット1を保持するために利用されるフォークポケット5を有する面である。フォークリフトまたはハンドリフト等のフォークが、フォークポケット5に差し込まれて、パレット1が保持される。そして、フォークリフトまたはハンドリフト等が移動することによって、パレット1が移動し、パレット1に積載される荷物が運搬されることが可能になる。また、フォークポケット5は、対面まで、貫通している。すなわち、対面もフォーク差込口面3であり、対面も、同様な仕様で形成されている。
【0004】
もう1つは、桁面(L方向)4であり、ここには通常、孔等は設けられない。積載面を補強するのが主な役割である。
【0005】
また、図1に示されているようにフォークが差し込まれる方向はW方向と呼ばれ、W方向に直交する方向はL方向と呼ばれることがある。
【0006】
ところで、識別タグを有している従来の合成樹脂製パレットは、図1に示される桁面4の中央部に識別タグホルダーを外方から取り付けている。この識別タグに特定の情報を有する信号を外部の書き込み装置が送信することによって、識別タグに情報を書き込むことが可能である。また、識別タグが発する信号を外部装置で受信することによって、識別タグが有する情報を外部の読み取り装置が認識することが可能になる。したがって、パレット1ごとに識別タグによって管理することができる。
【0007】
識別タグホルダーを桁面4の中央部に設けたパレット1は、たとえば、特開平9−254983に記載されている。
特開平9−254983に記載されているパレットでは、識別タグホルダー、すなわち識別タグが桁面4の中央部に設置されている。1つのパレットには、2つの桁面4があるので、2つの識別タグが設置されていることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、識別タグが桁面4の表面にしか設置されていないため、フォーク差込口面3方向から、識別タグホルダーまでの距離が離れていて、識別タグから情報を読み込むまたは識別タグに情報を書き込むことが不可能である可能性が高い。
この可能性は、識別タグから読み込みするため、および識別タグに書き込みするために最低限必要な通信限界距離と、パレットの大きさとによって決定される。典型的な例としては、識別タグにおいて、読み取り時での通信限界距離が約30cm、書き込み時での通信限界距離が約18cm程度である。また、パレットは、110cm×110cm×14.4cm(L方向の長さ×W方向の長さ×高さ)である。したがって、この例の識別タグおよびパレットを特開平9−254983に記載されているものとすると、W方向からでは、識別タグから情報を読み出すこと、および識別タグに情報を書き込むことは不可能である。
【0009】
そこで、これら従来における問題に鑑み、この発明の目的は、パレットのすべての側面方向から、識別タグとの間で情報のやり取りが可能な識別タグ付きパレットを提供することにある。
【0010】
また、この発明の別の目的は、識別タグが外的損傷を受けにくい識別タグ付きパレットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、
直方体である合成樹脂製のパレットと、
前記パレットの内部に設置されて、パレットごとに特有の情報を有する直方体の識別タグと、
を具備することを特徴とする識別タグ付きパレットによって提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の識別タグ付きパレットの実施形態を説明する。
図2(A)は、この発明の第1の実施形態に係る識別タグ付きパレットの斜視図である。
フォーク差込口面3と積載面2との間の境界線と、長方形の長方向の線分を延長した直線とが約45度の角度をなす長方形の孔口が、パレット1の積載面2の角部に設けられる。さらに、識別タグカセット11が挿入される積載面上の長方形の孔の長方向が、積載面の対角線に垂直である。また、この長方形の長方向の線分を延長した直線は、桁面4と積載面2との境界線とも約45度の角度をなす。
【0013】
この孔は、積載面2に垂直に識別タグの長さ以上の深さを有する。通常、深さは10cm程度である。この深さは、識別タグ12の長さおよび識別タグ12を取り付けるための識別タグカセット11の大きさによって決定される。現在実用化される見込みの識別タグ12の大きさは、75mm×15mm×5mm(縦×横×幅)程度である。そして、識別タグ12を装着した識別タグカセット11が上記の孔の中に挿入される。
このように、識別タグ12は、外部から識別タグカセット11および合成樹脂でできているパレット1によって守られているので、水に濡れる可能性、ほこりをかぶる可能性は低い。したがって、識別タグ12が故障する心配が少なく、耐久性、信頼性を備えた識別タグ付きパレットを提供することができる。パレット1は、約50度から約70度の熱湯をかけて洗浄されるので、識別タグ12が水から守られることは重要である。また、この実施形態では、識別タグ12は、外部と熱的には識別タグカセット11により通じているだけである。識別タグカセット11は、合成樹脂でできているので、熱伝導性が低い。また、識別タグカセット11が外部に出ているのは、積載面上にわずかな部分が出ているのみであるので、識別タグカセット11は熱を持ちにくい。ゆえに、熱が識別タグ12まで伝導するのは容易ではないので、識別タグ12を熱から守ることが可能になる。この長所は、従来のパレットにはない点である。
【0014】
この実施形態の識別タグ12は、無線によって、たとえば、マイクロ波を使用して外部の読み取りまたは書き込み装置との間で、データの送受信をすることができる。識別タグ12には、システムエリア(現状18バイト:タグ製造時、所定情報が書き込まれる)とユーザーエリア(現状110バイト:アプリケーションで自由に書き換え可能)の各メモリ領域がある。システムエリアでは、識別タグ12の個体ナンバーが管理される。システムエリアは、タグ製造時に所定の初期情報が書き込まれている。ユーザーエリアでは、企業コード、積載商品コード、製造年月日、積載商品別数量、および納品先コードなどが読み込まれたり、書き換えられたりする。ユーザーエリアは、アプリケーションで内蔵する情報を書き換え可能である。これは今までのバーコードの数倍、数十倍の容量を持ち、単なるユニークなナンバーから情報を管理することのできる記憶装置の機能をパレットに備えることが可能になる。
【0015】
図2(B)は、図2(A)に示されるようにパレットに装着される識別タグカセット11と、識別タグカセット11に装着されている識別タグ12とを示している。
【0016】
識別タグカセット11は、係止部分を少なくとも2箇所(11−1、11−2)有している。係止部分は、識別タグカセット11がパレット1から容易にはずれないようにするためのものである。
【0017】
また、識別タグカセット11は、着脱可能であるので、識別タグ12が不良した時、識別タグ12の容量を変更する時に識別タグ12を取り替えることが容易である。したがって、識別タグ12の加速的な技術革新により、性能がアップした場合にも、最新の識別タグ12をパレット1に設置することが可能になる。また、パレット1を破壊せずに識別タグ12を交換することができるので、常に最新の識別タグ12付きパレットを安価に提供することができる。
【0018】
さらに、パレット1、識別タグカセット11または識別タグ12を廃棄して、リサイクルする場合、材質ごとの選別が容易になる。したがって、リサイクルするための費用も低く抑えることが可能になる。ゆえに今後、普及する合成樹脂製パレットの環境問題に大きな効果がある。この実施形態のパレット1では、パレット1と材質の異なる識別タグ12を脱着できるため、識別タグ12をパレット1から外して、合成樹脂を粉砕してリサイクル原料として活用することが可能になる。
【0019】
また、識別タグカセット11は、通常、合成樹脂によって形成されている。しかし、金属等の材質が使用されてもよい。特に、導電率の高い金属板を識別タグ12が装着される部分11−3に使用することは通信距離を伸ばす点で有効である。金属板が反射板の役割を担い、通信信号を伝搬させる電磁波を金属板が反射するので、金属板が使用されない場合に比較して、通信距離が長くなる。
【0020】
上述したように、パレット1の角部に識別タグ12を設置することにより、L方向でもW方向でも通信可能距離以内に読み取りまたは書き込み装置を近づけることが可能になる。したがって、L方向およびW方向の双方向から、識別タグ12から情報を読み取ること、および識別タグ12に情報を書き込むことが可能になる。
【0021】
図3(A)は、パレットの上面図である。
識別タグカセット11は、識別タグ12の最も面積の大きな平面部分がパレット角部の外方に向くように設置される。すなわち、識別タグ12から発信される、または識別タグに入力される電波は、L方向とW方向とで同等になるように識別タグ12が設置される。
【0022】
また、物流で使用されるパレット1は、側面(L方向とW方向)は、フォークリフト等のフォークにより外的損傷を受け易い。しかし、積載面は、フォークリフト等の外的損傷を受け難い。したがって、この実施形態のように、積載面2から、識別タグカセット11を挿入することは、識別タグカセット11および識別タグ12が損傷を受けにくいという点で有効である。
【0023】
図3(B)は、90度の指向性を有する識別タグ12が設置された場合を示している。このように90度の指向性を有する識別タグ12の場合は、L方向とW方向との真ん中の方向を中心として、L方向からW方向までが有効角度になる。
【0024】
ところで、物流用で使用されているパレット1は、L方向もしくはW方向を揃えて取り扱われることが一般的である。パレット1に識別タグ12を取り付ける場合、指向性のある識別タグ12を使用すると、L方向もしくはW方向に識別タグ12の読み取り方向、書き込み方向が限られてしまう。また、指向性がなくても、通信可能距離が短い場合は、識別タグ12の設置場所によって、読み取りまたは書き込み装置との距離が通信可能距離よりも長くなってしまい、通信不可能になる場合がある。
【0025】
この実施形態では、識別タグ12をパレット1の角部に設置することにより、L方向およびW方向に外部読み取りおよび/または外部書き込み装置が配置された場合でも識別タグ12との間で通信が可能になる。
【0026】
物流用パレット1は、商品を積載して、生産者側から消費者側の方向へ商品を流通させるためのものである。生産拠点では、生産設備の自動化がすすみ、ベルトコンベア等が使用されている。生産された商品は自動的に物流用パレット1に積載され、コンベアラインを移動する。コンベアラインに設置される識別タグ12の読み取り装置および書き込み装置は、物流用パレット1のL方向に設置されている。したがって、L方向に識別タグの通信可能距離内に読み取りおよび/または書き込み装置配置されるようにする必要がある。
【0027】
一方、消費地に近い流通現場ではフォークリフトまたはハンドリフト等による荷役が主流である。その結果、W方向からの作業が中心となるので、W方向も識別タグ12の通信可能距離内に読み取りおよび/または書き込み装置が配置されるようにする必要がある。
【0028】
桁面4の中央部に識別タグホルダーを取り付けた従来の技術のパレットの場合、W方向からの作業が中心となる消費地に近い物流現場では、通信可能距離の限界から実用性に欠けていた。パレット1の識別機能が生産拠点でも、消費地に近い物流現場でも使用されることが可能であるように、この実施形態では、識別タグを物流用パレットの角部に45°の角度で埋め込む。その結果、L方向からも、W方向からでも約18cm以内に読み取りおよび/または書き込み装置を近づけることが可能になり、生産拠点から、消費地に近い物流現場まで使用可能な実用的な識別タグが取り付けられているパレット1を実現することが可能になる。
【0029】
また、この実施形態の識別タグ付パレットによれば、発荷主が商品をパレット1に積載して着荷主へ輸送する一貫パレチゼーションの流通環境においては、識別タグ12により取引情報の管理を実行することが可能になる。したがって、取引伝票を廃止することができる可能性がある。また、発荷主の情報を識別タグ12から読み取ることにより検品作業が削減できる。
【0030】
さらに、識別タグ12がパレット1内部に配置されていることにより、フォークリフトおよびハンドリフト等のフォークが識別タグ12付近に当たって、識別タグ12が損傷する可能性が少なくなる。
【0031】
また、識別タグ12は、合成樹脂により外部と隔離されているため、外部の温度、湿度等の劇的な環境変化の際にも、識別タグ12近傍は、緩やかな環境変化となる。したがって、過酷な環境下で使用されることの多いパレット1に適した識別タグ12が付いた識別タグカセット11を提供することが可能になる。
【0032】
図4(A)は、桁面4の方向から見た場合のパレット1である。図4(B)は、図4(A)の線分A−Bでの断面図である。
図4(B)によれば、識別タグカセット11に装着されている識別タグ12が、パレット1の角部に配置している。また、パレット1のリブ構造の空洞部分に上述したように45度の角度で識別タグ12が配置されている。
【0033】
図5は、第2の実施形態に係る識別タグ付きパレットの上面図である。この実施形態では、パレット1を識別するための識別タグ12が装着されている識別タグカセット11が、パレット1の4角近傍のすべてに設置されていることを示す。各識別タグカセット11は、第1の実施形態での識別タグカセット11と同様に、上述した45度の角度で、角部に設置されている。
【0034】
このように、4角に識別タグ12が設置されると、ベルトコンベアの近傍に設けられる識別タグの読み取り装置および書き込み装置を、ベルトのどちら側に設置するかを考慮する必要が無くなる。また、フォークリフトまたはハンドリフト等で、パレット1を運搬する場合でも、パレット1の2つのフォーク差込口面3のうち、どちらの方向からフォークを差し込むかを考慮する必要がない。さらに、2つのフォークのどちら側に、識別タグ12の読み取り装置および/または書き込み装置を設けるかを取り決める必要もない。
【0035】
図5(B)は、第3の実施形態に係る識別タグ付きパレットの上面図である。第2の実施形態の識別タグ付きパレットとの違いは、識別タグカセット11が識別タグ付きパレット1の4辺の中点近傍に設置されていることである。この場合は、フォークリフトまたはハンドリフト等に設置される識別タグの読み取り装置および/または書き込み装置は、フォークの間に設けられる。
【0036】
図6(A)は、第1および第2の実施形態の識別タグ付きパレットの角部を示したものである。図6(B)は、第4の実施形態に係る識別タグ付きパレットの角部を示す。
図6(B)は、図6(A)での識別タグカセット11が設けられている角部近辺で、桁面4の角近傍と、フォーク差込口面3の角近傍にそれぞれ孔6を設けたものである。これによって、第1および第2の実施形態では、合成樹脂が設けてあった部分が空洞になる。したがって、合成樹脂で減衰していた電磁波が減衰されなくなるという効果がある。これにより、合成樹脂がある場合よりも識別タグの読み取り装置および/または書き込み装置と識別タグとの間での通信可能距離が大きくなることが期待される。
【0037】
図6(C)は、第5の実施形態に係る識別タグ付きパレットの角部を示す。
図6(C)は、図6(B)での2つの孔6の間の合成樹脂も取り去ってさらに大きな孔7を設けた場合である。これによれば、さらに空洞部分が広がるので、第4の実施形態に係る識別タグ付きパレットよりも、識別タグ12の読み取り装置および/または書き込み装置と識別タグ12との間での通信可能距離が大きくなることが期待される。
【0038】
図7は、第6の実施形態に係る識別タグ付きパレットの角部を示す。
この実施形態では、識別タグ12が第1の実施形態と同様な角度で配置されるように、パレット内部に新たな壁面を設ける。この壁面が第1の実施形態の識別タグカセット11に対応する。識別タグ12が設置される位置は、第1の実施形態の場合と同様である。
【0039】
この識別タグ12は、外部からは、パレット1の合成樹脂によって完全に隔離されているので、識別タグ12が水に濡れたり、識別タグ12にほこりが付着することはほとんどあり得ない。したがって、識別タグ12が故障する心配が非常に減少し、耐久性、信頼性を備えた識別タグ付きパレットを提供することができる。
【0040】
図8(A)および(B)は、第7の実施形態に係る識別タグ付きパレットの上面図である。図8(C)は、図8(A)の線分A−Bでの断面図である。
この実施形態では、図8(C)に示されるように、第1の実施形態と同様に積載面2上の角部に孔を設ける。そして、積載面2の対面の内部に合成樹脂の台座16を設けて、孔から識別タグ12を入れ、台座16に識別タグ12を載せる。最後に、合成樹脂でできたグロメット15で孔を閉じて、識別タグ12をグロメット15および台座16で固定する。識別タグ12が第1の実施形態と同様な形態で配置される。
【0041】
グロメット15によって、グロメット15がついている部分は少し膨らみ、積載面2上にちょうど突起が出たようになる。しかし、それと同程度の高さになる滑り止め等が積載面2上には設置されているので、グロメット15に荷物があたり、グロメット15が破壊されるという心配はほとんどない。
この実施形態も第6の実施形態と同様に気密性を保って識別タグ12をパレット1内に保持することができる。さらに、この実施形態のパレット1では、グロメット15を破壊することにより、識別タグ12の着脱も実行できる。
【0042】
図9は、第8の実施形態に係る識別タグ付きパレットを示す断面図である。図9は、図4(A)に示される線分A−Bに対応する断面での断面図である。
【0043】
この実施形態では、識別タグ付きパレットの角近傍のフォーク差込口面3から識別タグ12を挿入してキャップで栓をする。識別タグ12は、第1の実施形態と同様な形態で配置される。
【0044】
もちろん、フォーク差込口面3からのみでなく、桁面4から孔が形成されて、桁面4から識別タグ12が挿入されるように設定されていてもよい。
【0045】
この実施形態も第6および第7の実施形態と同様に気密性を保って識別タグ12をパレット1内に保持することができる。さらに、この実施形態のパレット1では、キャップを外すことにより、識別タグ12の着脱も実行することができる。
【0046】
図10(A)は、第9の実施形態に係る識別タグ付きパレットの斜視図である。図10(B)は、図2の(A)に示される識別タグ付きパレットに取り付けられる識別タグカセット11と、識別タグカセット11に取り付けられている識別タグ12を示す。この識別タグカセット11と識別タグ12は、第1の実施形態の識別タグカセット11と識別タグ12と同様である。
【0047】
この実施形態では、識別タグカセット11が設置される方向のみが第1の実施形態の識別タグ付きパレットと異なる。すなわち、この実施形態では、識別タグカセット11が挿入される積載面2上の長方形の孔の長方向が、積載面2の識別タグカセット11近傍の角からの対角線に平行である。さらに、フォーク差込口面3と積載面2との間の境界線と、長方形の長方向の線分を延長した直線とが約45度の角度をなす長方形の孔口が、パレット1の積載面2の角部に設けられる。また、この長方形の長方向の線分を延長した直線は、桁面4と積載面2との境界線とも約45度の角度をなす。
図11は、図10(A)に示される識別タグ付きパレットを図4(A)の線分A−Bによる断面と同様な面で断面した断面図である。識別タグカセット11に装着されている識別タグ12が、パレットの角部に配置している。また、パレットのリブ構造の空洞部分に上述したように45度の角度で識別タグが配置されている。
【0048】
ほかは、第1の実施形態の識別タグ付きパレットと同様である。
識別タグの指向性によって、第1または第9の実施形態のどちらかが選択されて適用されることが望ましい。
【0049】
図12(A)は、第10の実施形態に係る識別タグ付きパレットの斜視図である。図12(B)は、図12(A)に示される識別タグ付きパレットを図4(A)の線分A−Bによる断面と同様な面で断面した断面図である。識別タグ12が第9の実施形態の場合と同様に45度の角度で、パレット1内に挿入されている。図12(C)は、図12(A)に示される識別タグ付きパレットにキャップ17が取り付けられている様子を示す。図13は、図12(B)をより詳細に記載した図である。識別タグ12およびキャップ17が挿入される孔が45度の角度でパレット1の角部に設けられている。
この実施形態では、角部の側面から識別タグ12がパレット1内に設けられる孔に挿入される。孔は、パレット1の角から、パレット1の中心方向に延びている。識別タグ12がパレット1内に、第1の実施形態と同様に配置されるように、孔は設けられる。すなわち、孔は、高さが識別タグ12の最も長い辺の長さであり、深さがつぎに長い識別タグ12の辺の長さであり、幅が識別タグ12の最も短い辺の長さに対応して設けられる。もちろん、孔は、識別タグ12の大きさよりも若干大きめにつくられる。また、孔には、識別タグ12が挿入された後、キャップ17が挿入されるので、キャップ17分の長さが考慮されて、孔の深さが決定される。このように識別タグ12を配置すれば、第1の実施形態と同様な効果が得られる。この実施形態では、識別タグ12は、キャップ17で外部から隔離される。キャップ17は、着脱可能であるので、識別タグ不良時または容量変更時等に識別タグ12を取り替えることが容易である。さらに、パレット1、および識別タグ12を廃棄して、リサイクルする場合、材質ごとの選別が容易になる。したがって、リサイクルするための費用も低く抑えることが可能になる。
また、キャップ17の材質は合成樹脂等の弾性材が好ましい。このような材質によれば、外部と識別タグ12を高精度に隔離することが可能になる。また、キャップ17の着脱も容易になると期待される。
【0050】
孔は、識別タグ12が横の状態で孔に挿入される場合もある。すなわち、識別タグ12が横の状態の場合での孔は、深さが識別タグ12の最も長い辺の長さであり、高さが識別タグ12のつぎに長い辺の長さであり、幅が識別タグ12の最も短い辺の長さに対応して設けられる。もちろん、孔は、識別タグ12の大きさよりも若干大きめにつくられる。また、孔には、識別タグ12が挿入された後、キャップ17が挿入されるので、キャップ17分の長さが考慮されて、孔の深さが決定される。このように識別タグ12を配置すれば、第1の実施形態と同様な効果が得られる。しかし、識別タグ12は、最も小さい面積を有する面に垂直な方向で通信距離が極端に短くなるものがある。この識別タグ12が横の状態で孔に挿入される場合は、パレットの側面方向に垂直な方向で、パレットの中心から、識別タグ12が配置している方向で、通信可能距離が極端に短くなる。また、この識別タグ12は、パレット1の上面および下面方向に通信可能な範囲が広がる。この場合に、パレット1が複数積載されている場合で、あるパレット1とその上または下にあるパレット1を区別して、それぞれのパレット1が有している識別タグ12と通信したい場合に、困難がある。すなわち、あるパレット1と通信しようとしても、識別タグ12の通信可能範囲がパレット1の積載方向に延びているため、そのパレット1の上または下に配置しているパレット1の識別タグ12との間で、通信してしまう可能性がある。これでは、所望のパレットとの間で情報のやり取りが不可能になってしまうので、この識別タグの場合は、第1の実施形態と同様な配置で識別タグ12を設置することが好ましい。識別タグ12の配置は、IDの通信可能距離、通信可能範囲に依存するので、識別タグ12の性能に合わせて、識別タグ12をパレット内に配置することが好ましい。
【0051】
この実施形態では、孔がパレット側面の角部に設けられるが、その近傍のフォーク差込口面3、桁面4、積載面2、または積載面2の対面に設けられて、識別タグ12がパレット1の角部に配置されてもよい。この孔の設置は、様々なバリエーションが可能である。重要なことは、識別タグ12が第1の実施形態のように配置されることである。また、識別タグ12の配置の形態は、上述したように、識別タグ12の性能に依存して決定される。ここで述べた識別タグ12の配置は、この明細書中のすべての実施形態で重要である。たとえば、上記では45度の角度で識別タグ12をパレット1に埋め込むが、識別タグの性能によって変化するので、この角度以外でも識別タグによっては有効である角度が存在する可能性はある。
【0052】
図14(A)は、この発明の第11の実施形態に係る識別タグ付パレットでの識別タグ12が組み込まれていないパレットの斜視図である。図14(B)は、図14(A)に示される上面および下面からグロメット23が挿入されて、識別タグ12が固定されている状態で、図14(A)に示される線分A−Bに沿って上面から下面まで断面した断面図である。図14(C)は、図14(B)に示される線分A−Bに沿って上下面に平行に断面した断面図である。
上述した実施形態では、識別タグ12を挿入するための孔は1つだけであった。第11の実施形態では、上面と下面との間で貫通している貫通孔21をパレット1に設けてその貫通孔21内に識別タグ12を配置する。
【0053】
片方の面のみが塞がれていると(たとえば、図14(A)の貫通孔21の下面が塞がれている孔が想定される)、識別タグ12を配置するためにグロメット23を孔に挿入するまでに、孔の底に埃等のごみが溜まることがある。また、パレット1を保管しておく場所によっては昆虫が孔の底を住処としてしまう場合がある。パレット1を製造して直ちにグロメット23を使用して識別タグ12を取り付ける場合は、このような問題は発生しにくいが、パレット1を製造してから孔をグロメット等で塞ぐまでに期間が空く場合は、上記のような問題が発生する可能性が大きい。すると、埃等のごみや昆虫を排除して孔を清掃するという余分な工程が必要になってしまう。
【0054】
そこで、図14(A)に示されるように貫通孔21を設けることにより、埃等が貫通孔21に入っても抜け出ることを多くする。したがって、孔に埃等のごみや昆虫が留まる可能性が低くなり、孔を清掃するという工程は不要になる可能性が高くなる。
【0055】
また、図14(A)から(C)に示されるように、貫通孔21の内側面には貫通孔21に挿入されるグロメット23を係止するための凸部22が設けられている。この凸部22は、グロメット23に設けられている凹部25に嵌合して、グロメット23を係止する。この凹部25は、グロメット23の軸部分、すなわち挿入のときに貫通孔21に接触するグロメット23の側面の部分である。この結果、グロメット23は、貫通孔21内に固定され、軸を中心として回転することは不可能になる。
【0056】
これら凸部22と凹部25との関係が逆になってもよい。すなわち、貫通孔21の側面の一部に凹部が設けられて、グロメット23の軸部分に凸部が設けられてもよい。この場合も、この凹部と凸部とが係止して、グロメット23が貫通孔21内で軸を中心として回転することが不可能になるように設定可能になる。
【0057】
また、図14(C)に示されているように識別タグ12は、その面積が最も大きな面がパレット角部の外方を向いているように配置されているが、この方向に限定されない。たとえば、第9の実施形態での識別タグ12の配置のように、識別タグ12は、その面積が2番目に大きな面がパレット角部の外方を向いているように配置されてもよい。また、識別タグ12の性能によっては、それ以外の方向が通信上好ましい場合は、その方向に向けて識別タグを配置することが好ましい。
【0058】
これらの識別タグ12の配置は、凸部22または凹部25が設けられている位置が図14(C)に示される位置から変更されることによって設定される。もちろん、凸部22および凹部25の位置がともに変更されて設定されてもよい。
【0059】
貫通孔21に挿入される際に、各グロメット23のヘッド部分と反対側の面上に識別タグを嵌合するためのタグ孔24が設けられている。タグ孔24は、識別タグ12の半分の体積を収められるように空けられている。図14(B)に示されるように貫通孔21の上下からタグ孔24があるグロメット23で識別タグ12をはさむことによって、識別タグ12を貫通孔21内に配置する。したがって、上述したようにグロメット23が動かないならば、グロメット23に嵌合している識別タグ12が固定され、識別タグ12の向きも固定される。
【0060】
図15は、この発明の第12の実施形態に係る識別タグ付パレットでの図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面したパレットの断面図である。
この実施形態では、図14(A)に示されるようにあらかじめ貫通孔21が設けられているわけではなく、図15に示されるように平面状である積載面に溝である凹部26を設け、さらにパレット内部に図15に示されるような中空が設けられるようにパレットを一体製型する。この凹部26は、積載面側だけではなく、積載面に対向する面側にも設けられている。また、中空部分は、積載面上に設けられている凹部26に囲まれている部分とその積載面に対向する面上に設けられている凹部26に囲まれている部分との間に配置するように設定されている。
【0061】
凹部26の溝から中空部分まで厚さは薄く設定され、凹部26に囲まれている部分のみが破壊されることが可能になる。積載面とその積載面に対向する面にある凹部26に囲まれている部分を破壊して取り除くことによって、貫通孔21が出現する。その後、上述のように識別タグ12を挟んだグロメット23が貫通孔21の2つの孔口からそれぞれ挿入される。
【0062】
図15に示されるように、凹部26および中空が設けられていることにより、第11の実施形態のように貫通孔21がはじめから設けられているよりも、さらに埃等のごみや昆虫が孔に入ることがなくなる。したがって、孔を清掃するという余分な工程が不要になる。
そのほかのこの実施形態は、第11の実施形態と同様である。たとえば、グロメット23が貫通孔21に嵌合される態様は、第11の実施形態と同様である。
【0063】
図16(A)は、この発明の第13の実施形態に係る識別タグ付パレットでの図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面したパレットの断面図である。図16(B)は、図16(A)に示される上面および下面からグロメット27が挿入されて、識別タグ12が固定されている状態で、図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面した断面図である。
この実施形態は、第12の実施形態のパレットの変形例であり、凸部29が貫通孔31の孔口に設けられて、貫通孔31を塞ぐためのグロメット27のヘッドの下部分にこの凸部29と嵌合するように凹部30が設けられている。凸部29と凹部30との嵌合によって、グロメット27が貫通孔31に第11の実施形態よりも確実に固定される。すなわち、グロメット27がより外れにくくなる。 そのほかのこの実施形態は、第11および第12の実施形態と同様である。たとえば、第11の実施形態の説明で記述したように凸部29と凹部30との関係が逆になってもよい。また、この実施形態では、中空部分に凸部32が使用されている。この凸部32がグロメット27の軸部分にある凹部に嵌合して、グロメット27が軸を中心として回転することは不可能になる。また、貫通孔31を出現させる方法も第12の実施形態での貫通孔21を出現させる方法と同様である。
【0064】
また、この発明の識別タグ付きパレットは、従来のパレットにも適用することができる。また、従来にない大きさのパレットにも適用することができる。さらに、積載面が正方形であっても、長方形であってもよい。また、いわゆる2方差しパレットでも、4方差しパレットでもよい。ほかに、片面だけに積載面があるのではなく、両面に荷物を載せる積載面が設けられている両面使用パレットでもこの発明は適用される。
【0065】
この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において種々変形して実施することができる。
【0066】
たとえば、上記の実施形態が複合して使用されて、実施されることは容易である。
【0067】
【発明の効果】
この発明の識別タグ付きパレットによれば、外的損傷を受けにくい識別タグ付きパレットを提供することが可能になる。
【0068】
また、埋め込み方式は水濡れおよび汚れから識別タグが保護される。
【0069】
識別タグの不調による取り替え、識別タグ容量変更時の取り替え等が可能である。
【0070】
合成樹脂製パレットの角部に識別タグを特定の角度で埋め込むことによりL方向及びW方向の両方向からの情報の読み込み、書き込みが可能となる。したがって、自動化された生産設備から、フォークリフトやハンドリフト等を多用する消費地に近い物流現場まで、幅広い物流環境で効果を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な従来のパレットの斜視図である。
【図2】(A) この発明の第1の実施形態に係る識別タグ付きパレットの斜視図である。
(B) 図2の(A)に示される識別タグ付きパレットに取り付けられる識別タグカセットと、識別タグカセットに取り付けられている識別タグを示す図である。
【図3】(A) 図2(A)に示される識別タグ付きパレットの上面図であり、識別タグカセットの設置位置を示す上面図である。
(B) 図3(A)の上面図のうち、識別タグカセットの近辺を拡大した識別タグ付きパレット部分を示す図であり、識別タグカセットに設置されている識別タグの通信指向性が90度の場合の図である。
【図4】(A) 図3の桁面の方向(L方向)から見た識別タグ付きパレットの側面図である。
(B) 図4(A)の線分A−Bでの断面図であって、識別タグおよび識別タグカセットが埋め込まれている様子を示す断面図である。
【図5】(A) この発明の第2の実施形態に係る識別タグ付きパレットの上面図であって、識別タグカセットが識別タグ付きパレットの4角近傍のすべてに設置されている様子を示す上面図である。
(B) この発明の第3の実施形態に係る識別タグ付きパレットの上面図であって、識別タグカセットが識別タグ付きパレットの4辺の中点近傍のすべてに設置されている様子を示す上面図である。
【図6】(A) 図3(A)に拡大して示されている識別タグ付きパレットの角部分を示す図である。
(B) この発明の第4の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、図6(A)のフォーク差込口面および桁面のうち、識別タグカセットの近傍面に孔が設けられたことを示す図である。
(C) この発明の第5の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、図6(A)のフォーク差込口面から桁面にかけて、識別タグカセットの近傍面に孔が設けられたことを示す図である。
【図7】この発明の第6の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、識別タグ付きパレット内部に識別タグを取り付けるために設置される識別タグ取り付け面と、識別タグ取り付け面に取り付けられた識別タグを示す図である。
【図8】(A) この発明の第7の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、識別タグ付きパレットの1つの角の近傍にグロメットを使用して識別タグを取り付けた場合のパレットの上面図である。
(B) この発明の第7の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、識別タグ付きパレットの対角のそれぞれの近傍にグロメットを使用して識別タグを取り付けた場合の識別タグ付きパレットの上面図である。
(C) 図8(A)に示される線分A−Bでの断面図であって、グロメットと台座とによって、識別タグが設置されている様子を示す図である。
【図9】この発明の第8の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、図4(A)に示される線分A−Bに対応する断面での断面図であって、識別タグ付きパレットの角近傍のフォーク差込口面から識別タグを挿入してキャップで栓をする場合を示す断面図である。
【図10】(A) この発明の第9の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、識別タグカセットが図2に示された識別タグカセットとは異なる態様で設置されている識別タグ付きパレットの斜視図である。
(B) 図2の(A)に示される識別タグ付きパレットに取り付けられる識別タグカセットと、識別タグカセットに取り付けられている識別タグを示す図である。
【図11】図10(A)に示される識別タグ付きパレットを図4(A)の線分A−Bによる断面と同様な面で断面した断面図である。
【図12】(A) この発明の第10の実施形態に係る識別タグ付きパレットであって、パレットの角から識別タグを識別タグ付きパレットに挿入した場合のパレットの斜視図を示す。
(B) 図12(A)に示される識別タグ付きパレットを図4(A)の線分A−Bによる断面と同様な面で断面した断面図である。
(C) 図12(A)に示される識別タグ付きパレットの角部分の拡大図である。
【図13】図12(A)に示される識別タグ付きパレットを図4(A)の線分A−Bによる断面と同様な面で断面した断面図である。
【図14】(A) この発明の第11の実施形態に係る識別タグ付パレットでの識別タグ12が組み込まれていないパレットの斜視図である。
(B) 図14(A)に示される上面および下面からグロメットが挿入されて、識別タグが固定されている状態で、図14(A)に示される線分A−Bに沿って上面から下面まで断面した断面図である。
(C) 図14(B)に示される線分A−Bに沿って上下面に平行に断面した断面図である。
【図15】この発明の第12の実施形態に係る識別タグ付パレットでの図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面したパレットの断面図である。
【図16】(A) この発明の第13の実施形態に係る識別タグ付パレットでの図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面したパレットの断面図である。
(B) 図16(A)に示される上面および下面からグロメットが挿入されて、識別タグが固定されている状態で、図14(A)に示される線分A−Bに対応する線に沿って上面から下面まで断面した断面図である。
【符号の説明】
1 パレット
2 積載面(デッキボード)
3 フォーク差込口面(W方向)
4 桁面(L方向)
5 フォークポケット
6 孔
7 孔
11 識別タグカセット
11−1 係止部分
11−2 係止部分
12 識別タグ
15 グロメット
16 台座
17 キャップ
21 貫通孔
22 凸部
23 グロメット
24 タグ孔
25 凹部
26 凹部
27 グロメット
29 凸部
30 凹部
31 貫通孔
32 凸部

Claims (2)

  1. 直方体である合成樹脂製のパレットと、
    前記パレットの内部に設置されて、パレットごとに特有の情報を有する直方体の識別タグと、
    を具備し、
    前記パレットの積載面の角近傍に設けられた孔に対向する面上に設けられた台座に、前記識別タグが搭載されて、前記孔に栓を嵌合して、前記識別タグを前記台座に固定することを特徴とする識別タグ付きパレット。
  2. 前記栓は、合成樹脂でできていることを特徴とする請求項1記載の識別タグ付きパレット。
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