JP7032784B2 - 搬送器具 - Google Patents

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Description

本発明は、荷物が載置されるか又は収容される荷物配置部を有して荷物の搬送又は保管に使用される搬送器具に関する。
従来、この種の搬送器具として、タグホルダが外面に取り付けられるものと、凹部内に取り付けられるものとがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2008-280060号公報(図3,図14) 特開平9-254983号公報(図2,図6)
しかしながら、タグホルダが搬送器具の外面に取り付けられるものでは、異物との接触によりIDタグやタグホルダが破損したり脱落する問題があった。また、タグホルダが搬送器具の凹部内に取り付けられるものでは、搬送器具に荷物が搭載されたり搬送器具同士が段積みされた状態で、タグホルダの取り付けの有無の確認に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、タグホルダの破損及び脱落を防止しかつタグホルダの取り付けの有無を容易に確認することが可能な搬送器具の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、荷物が載置されるか又は収容される荷物配置部を有して荷物の搬送又は保管に使用される搬送器具において、IDタグを保持するタグホルダと、前記搬送器具の上面に開口を有して、前記タグホルダを収容可能であると共に、前記タグホルダの落下を防ぐ底部を有するホルダ収容部と、前記ホルダ収容部の一部を構成し、裏表の一方の面が前記ホルダ収容部の内側面をなしかつ他方の面が前記搬送器具の外側面をなす収容部構成壁と、前記収容部構成壁を貫通する貫通孔と、前記貫通孔の下側開口縁の外面を開口縁全体の外面から陥没させてなる外面凹部と、前記タグホルダに設けられ、前記貫通孔に挿入される係合支持部と、前記係合支持部の先端から垂下して前記貫通孔の下側開口縁の外面に係合する垂下片とを有してなり、前記収容部構成壁の外面から突出しないように前記貫通孔と前記外面凹部とに収まるホルダ側係合部と、を備える搬送器具である。
請求項2の発明は、荷物が載置されるか又は収容される荷物配置部を有して荷物の搬送又は保管に使用される搬送器具において、IDタグを保持するタグホルダと、前記搬送器具の上面に開口を有して、前記タグホルダを収容可能であると共に、前記タグホルダの落下を防ぐ底部を有するホルダ収容部と、前記ホルダ収容部の一部を構成し、裏表の一方の面が前記ホルダ収容部の内側面をなしかつ他方の面が前記搬送器具の外側面をなす収容部構成壁と、前記収容部構成壁を貫通する貫通孔と、前記タグホルダに設けられて、前記貫通孔に挿入される係合支持部と、前記係合支持部の先端から垂下して前記貫通孔の下側開口縁の外面に係合する垂下片とを有するホルダ側係合部と、前記収容部構成壁の内側面に形成され、前記貫通孔から上方に延び、前記垂下片を前記貫通孔に案内するガイド溝と、を備える搬送器具である。
請求項3の発明は、前記タグホルダは、前記IDタグの少なくとも一部を露出させた状態に保持する請求項1又は2に記載の搬送器具である。
請求項4の発明は、前記タグホルダには、前記収容部構成壁側に突出する係止突部を有した可撓支持部が備えられ、前記収容部構成壁には、前記垂下片が前記貫通孔の下側開口縁に係合した状態で、前記係止突部と凹凸係合して前記タグホルダの上方への移動を規制する係合孔が備えられている請求項1から3の何れか1の請求項に記載の搬送器具である。
請求項1及び2の搬送器具の構成によれば、タグホルダがホルダ収容部の内側面に取り付けられるので、タグホルダが異物との衝突から保護される。また、ホルダ収容部は底部を有するので、タグホルダが仮にホルダ収容部の内側面から外れても、搬送器具から脱落することは防がれる。また、ホルダ収容部の上方からタグホルダの有無を容易に確認することができる。しかも、収容部構成壁に貫通孔を備えたことで、タグホルダの一部を収容部構成壁の外側面側から視認可能であり、ホルダ収容部の開口が荷物や他の搬送器具によって覆われていても、タグホルダの有無を容易に確認することができる。具体的には、タグホルダが、収容部構成壁の貫通孔に挿入される係合支持部と、係合支持部の先端から垂下して収容部構成壁の貫通孔の下側開口縁の外面に係合する垂下片とからなるホルダ側係合部を備えているので、搬送器具の外側面に垂下片が露出しているか否かによってタグホルダの有無を容易に確認することができる。即ち、本発明の搬送器具によれば、タグホルダの破損及び脱落を防止しかつタグホルダの取り付けの有無を容易に確認することが可能になる。また、請求項2の搬送器具では、収容部構成壁の内側面に形成されたガイド溝に沿って垂下片を下方に移動して貫通孔内に容易に挿入することができ、これにより、タグホルダの搬送器具に対する取り付け作業が容易になる。なお、搬送器具としては、容器構造、トレー構造、パレット構造、台車構造のものが挙げられる。また、搬送器具は、荷物の搬送に使用可能であれば、実際には搬送に使用せず、荷物の保管のみに使用されるものであってもよい。
請求項の搬送器具のタグホルダは、IDタグの少なくとも一部を露出させた状態にして保持しているので、ホルダ収容部の上方からタグホルダにIDタグが保持されているか否かを容易に確認することができる。
請求項4の搬送器具では、収容部構成壁の貫通孔にホルダ側係合部の係合支持部及び垂下片を押し込むと、タグホルダの係止突部が収容部構成壁に当接して可撓支持部が弾性変形する。そして、タグホルダを下げると、垂下片が貫通孔の下側開口縁の外面に重なった状態に係合し、可撓支持部が弾性復帰し、係止突部が収容部構成壁の係合孔に凹凸係合する。これにより、タグホルダの上方への移動が規制され、収容部構成壁に対するタグホルダの取り付けが安定する。
本発明の搬送器具である第1実施形態のコンテナの斜視図 ホルダ収容部の一部破断の斜視図 ホルダ収容部の平面図 段積状態のコンテナの斜視図 ホルダ装着部の一部破断の斜視図 ホルダ収容部の上方側の斜視図 タグホルダの表面側の斜視図 タグホルダの裏面側の斜視図 IDタグを保持したタグホルダの表面側の斜視図 タグホルダとホルダ装着部の側断面図 本発明の搬送器具である第2実施形態のトレーの斜視図 荷物が載置されたトレーの斜視図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1~図10に基づいて説明する。本実施形態には、搬送器具としてのコンテナ30に本発明を適用した例が示されている。図1に示すように、このコンテナ30は、上面開放の直方体形状をなして荷物を収容可能になっている。また、コンテナ30の側壁32の上端部からは上端フランジ33が四方に張り出し、下端部からは下端フランジ34が四方に張り出している。そして、上下に延びる複数の縦リブ32Lが、各側壁32の横方向の中間部から側方に張り出して、上下のフランジ33,34間を連絡している。なお、下端フランジ34はコンテナ30の底壁31と同一面内に配置されている。また、本実施形態では、側壁32に囲まれた部分が、本発明に係る「荷物配置部」に相当する。
コンテナ30の四隅には、本発明に係るホルダ収容部35が備えられている。各ホルダ収容部35は、断面が略扇形の筒状をなして側壁32,32同士が交差する角部32Cの稜線に沿って延びている。
具体的には、隣り合う側壁32,32の間の角部32Cは、円弧状に湾曲している。また、下端フランジ34の角部34C(図2参照)は、側壁32の角部32Cより大きな曲率半径で円弧状に湾曲している。そして、図1に示すように、隣り合う側壁32,32の角部32C寄り位置から、縦リブ32Lと略同一形状の1対の筒側壁36,36が側方に張り出して上下のフランジ33,34の間を連絡している。また、上端フランジ33のうち1対の筒側壁36,36に挟まれた略扇形状部分は切除されている。そして、下端フランジ34の外縁部に沿って湾曲した収容部構成壁37により、1対の筒側壁36,36の外縁部の間が連絡されて、略扇形の上面開口35Kを有する筒状のホルダ収容部35が形成されている。また、下端フランジ34の一部によって、ホルダ収容部35の底部35F(図2参照)が構成されている。
図1に示すように、収容部構成壁37の角部37Rの内面には、上端寄り位置から底部35Fに亘って補強突条38Hが形成されている。また、図3に示すように、ホルダ収容部35内には、コンテナ30の対角線に沿った補強リブ38が備えられている。補強リブ38は、図2に示すように、ホルダ収容部35内の下端部に配置されて補強突条38Hと底部35Fと側壁32の角部32Cとの間を連絡している。
図1に示すように収容部構成壁37の上面からは位置決突部35Aが上方に延設されている。位置決突部35Aは、収容部構成壁37の角部37Rに沿ったL字形状をなしている。また、収容部構成壁37の外側面の下端部には、位置決突部35Aに対応した位置決凹部35Bが形成されている。そして、図4に示すようにコンテナ30を段積みした際に、下段側のコンテナ30の位置決突部35Aが、上段側のコンテナ30の位置決凹部35Bに凹凸係合する。これにより、コンテナ30,30同士の横ずれが防がれる。
図1に示すように、各ホルダ収容部35には、後述するタグホルダ10を取り付けるためのホルダ装着部40が設けられている。なお、コンテナ30及びタグホルダ10は、樹脂の射出成形品である。
図2に示すように、各ホルダ装着部40は、各ホルダ収容部35のうち収容部構成壁37の外側面側から見て角部37Rより一方側(例えば、左側)の平坦部に設けられている。また、ホルダ装着部40は、位置決突部35Aから離れた位置に配置され、収容部構成壁37の上端部から上下方向の中間位置に亘って直線状に延びるガイド溝41を有する。ガイド溝41は、収容部構成壁37全体の内側面から段付き状に陥没していて、そのガイド溝41内に1対の第1貫通孔42,42と1つの第2貫通孔44とが一列に並べて形成されている。また、ガイド溝41、第1貫通孔42,42及び第2貫通孔44は同じ横幅をなし、ガイド溝41の左右の内側面と第1貫通孔42等の左右の内側面とは面一になっている。さらに、1対の第1貫通孔42,42の間に第2貫通孔44が配置され、ガイド溝41の下端は、下側の第1貫通孔42の下縁部に位置している。
なお、第1貫通孔42は本発明に係る「貫通孔」に相当し、第2貫通孔44は本発明に係る「貫通孔」と「係合孔」との両方に相当する。また、本発明に係る「係合孔」は、収容部構成壁37を貫通せず、収容部構成壁37の内面に陥没した「凹状」の孔であってもよい。
図5に示すように、収容部構成壁37の外側面においては、各第1貫通孔42より下側を段付き状に陥没させて外面凹部42Aが形成され、これにより第1貫通孔42の下側開口縁に本発明に係る収容部側係合部43(以下、単に「係合部43」という)が形成されている。詳細には、外面凹部42Aの左右の内側面は、係合部43の左右の内側面と面一になっている。また、係合部43と第1貫通孔42の上下方向の大きさは略同一になっている。さらに、上側の第1貫通孔42の係合部43はガイド溝41内に位置する一方、下側の第1貫通孔42の係合部43は、ガイド溝41の下方に外れて位置し、上側の係合部43より厚くなっている。但し、両係合部43,43の外面は面一に配置されている。
図7に示すように、タグホルダ10は、上下方向に延びる帯板状のベースプレート11を有する。ベースプレート11の上縁部からは表面側に天井壁14が突出し、ベースプレート11の上縁部以外の外縁部からは表面側に包囲壁12が突出している。また、天井壁14は、包囲壁12よりベースプレート11から大きく突出している。さらに、ベースプレート11の下端部には、両角部がC面取りされ、それに合わせて包囲壁12の下端部には1対の傾斜部11A,11Aが形成されている。また、ベースプレート11の表面のうち傾斜部11A,11Aの間の中央部には、横方向に延びた支持突条15が形成されている。そして、ベースプレート11の表側で天井壁14と包囲壁12とによって囲まれた部分がタグ収容部10Sをなし、そこにIDタグ25が収容される(図9参照)。
また、タグ収容部10SからのIDタグ25の離脱を防ぐために、包囲壁12の左右の対向面からは複数ずつのタグ押え片13が張り出している。それらタグ押え片13は、包囲壁12の対向面に左右対称に配置されている。また、各タグ押え片13は、包囲壁12からの突出量より上下方向の長さが大きな突片構造をなしている。また、上端のタグ押え片13は天井壁14から下方に離れ、下端のタグ押え片13は支持突条15から上方に離れた位置に配置されている。さらに、ベースプレート11には、タグ押え片13に対向する部分に、タグ押え片13より大きな矩形のサイド貫通孔11Bが形成されている。
図8に示すように、ベースプレート11の横方向の中央には、上下の両端部に矩形の第1センター貫通孔11C,11Cが形成されている。そして、各第1センター貫通孔11Cの上側開口縁からベースプレート11の裏面側に係合支持部20Aが突出し、その係合支持部20Aの先端部から垂下片20Bが垂下されて、これら係合支持部20Aと垂下片20Bとから本発明に係るホルダ側係合部20が形成されている。
ベースプレート11のうち第1センター貫通孔11C,11Cの間の上端寄り位置には、矩形の第2センター貫通孔11Dが形成されている。そして、その第2センター貫通孔11Dの両側部から下方に1対のスリット11E,11Eが延長されて、ベースプレート11の一部から可撓片21(本発明の「可撓支持部」に相当する)として切り離されている。また、可撓片21の上端部からは、ベースプレート11の裏面側に係止突部22が突出している。また、係止突部22の上面は係止面22Bをなし、係止突部22の下面は、上下方向に対して傾斜した傾斜面22Aになっている。
図9には、タグホルダ10にIDタグ25が保持された状態が示されている。このIDタグ25は、アンテナ25Bをプリントされ、上下方向に延びた帯状のフレキシブル基板にIC25Aを実装してなる。そして、IDタグ25は、例えば、撓められて天井壁14と上側のタグ押え片13,13との間から、ベースプレート11とタグ押え片13,13の間の隙間に挿入され、天井壁14と支持突条15とに上下方向から挟まれた状態になってタグ収容部10S内に保持される。また、複数のタグ押え片13はIDタグ25の外縁部のみに重なり、アンテナ25Bを含むIDタグ25の表側面の大部分は、タグホルダ10から露出した状態になる。なお、IDタグ25は、支持突条15と下側のタグ押え片13,13の間からタグ収容部10Sに収容してもよい。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態のコンテナ30によれば、荷物を収容して搬送又は保管する際に、その荷物に対応するIDを有したIDタグ25をタグホルダ10を使用して取り付けることができる。そのために、IDタグ25をタグホルダ10に収容し、そのタグホルダ10をコンテナ30のホルダ装着部40に以下のようにして取り付ければよい。即ち、タグホルダ10の天井壁14側を上にし、タグホルダ10の裏面側を収容部構成壁37の内側面に宛がって、各垂下片20Bを収容部構成壁37の各第1貫通孔42より真上部分に押し付ける。
そのためには、例えば、両垂下片20B,20Bを収容部構成壁37の内側面に押し付けて左右にスライドさせれば、垂下片20B,20Bがガイド溝41の段差面を通過してガイド溝41内に入り込み、各第1貫通孔42の真上部分に容易に押し付けることができる。そして、垂下片20B,20Bをガイド溝41に沿って下方にスライドさせて、各第1貫通孔42内に押し込むと、係止突部22が第2貫通孔44の真上部分に押し付けられて可撓片21が撓む。
この状態で、タグホルダ10を下げると、垂下片20B,20Bが第1貫通孔42,42の下側の係合部43,43の外面側に重なるように係合して行き、図10に示すように、係合部43の上端部が垂下片20Bを支持する係合支持部20Aに当接したところで、可撓片21が弾性復帰して係止突部22が第2貫通孔44に凹凸係合する。そして、係止突部22の係止面22Bが第1貫通孔42の内側上面に隣接してタグホルダ10の上方への移動が規制されてコンテナ30に固定される。これにより、コンテナ30にIDタグ25が取り付けられ、タグリーダーにてIDタグ25のIDを取得して荷物の管理を容易に行うことができるようになる。
ところで、コンテナ30を搬送する際に、別のコンテナ30や搬送台車にコンテナ30が衝突することがある。しかしながら、本実施形態のコンテナ30によれば、図6に示すように、ホルダ収容部35の内側面にタグホルダ10が取り付けられているので、タグホルダ10が異物との衝突から保護される。また、ホルダ収容部35は底部35F(図3参照)を有するので、タグホルダ10が仮にホルダ収容部35の内側面から外れてもコンテナ30から脱落することは防がれる。また、図6に示すように、ホルダ収容部35の上面開口35Kからタグホルダ10の有無を容易に確認することもできる。しかも、図10に示すように、収容部構成壁37に第1及び第2の貫通孔42,44が備えられ、タグホルダ10の一部である垂下片20B、係止突部22を、収容部構成壁37の外側面側から視認することができる。これにより、ホルダ収容部35の上面開口35Kが荷物や別のコンテナ30によって覆い隠されても(図4参照)、それら荷物や別のコンテナ30をどかさずに、タグホルダ10の有無を容易に確認することができる。
即ち、本実施形態のコンテナ30によれば、タグホルダ10の破損及び脱落を防止しかつタグホルダ10の取り付けの有無を容易に確認することが可能になる。上述したようにガイド溝41を備えたことでタグホルダ10をコンテナ30に容易に取り付けることができる。また、係止突部22と収容部構成壁37の第2貫通孔44との係合によってタグホルダ10の移動が規制されてコンテナ30に対するタグホルダ10の固定が安定する。さらには、タグホルダ10の一部である垂下片20B,係止突部22等は、第1及び第2の貫通孔42,44内に収まって収容部構成壁37から外側に突出しないので、それら垂下片20B等に異物に引っ掛かるような事態も防がれる。
なお、タグホルダ10をコンテナ30と別の色にして、タグホルダ10の取り付けの有無をより簡単に行えるようにしてもよい。また、タグホルダ10だけでなく、IDタグ25も収容部構成壁37に形成した貫通孔を通してその有無の確認を行えるようにしてもよい。具体的には、収容部構成壁37のうちタグホルダ10のサイド貫通孔11B(図7参照)と対向する位置に貫通孔を設けて、収容部構成壁37の外側からその貫通孔を通してIDタグ25の有無を確認することができるようにしてもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明を搬送器具としてのトレー30Vに適用した第2実施形態を図11及び図12に基づいて説明する。このトレー30Vの四隅にも、第1実施形態のコンテナ30と同様に、ホルダ装着部40を有するホルダ収容部35が備えられ、タグホルダ10の装着が可能になっている。また、トレー30Vの上面は、本発明に係る「荷物配置部」に相当するデッキ面50になっていて、図12に示すように、このデッキ面50の上に荷物90が載置される。本実施形態のトレー30Vによっても、第1実施形態のコンテナ30と同様の作用効果を奏する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態のホルダ収容部35の底部35Fを、メッシュ構造にしたり、水抜き穴を備えた構造としてもよい。
(2)前記第1実施形態で本発明の「可撓支持部」に相当する可撓片21は、片持ち梁構造であったが、可撓支持部は、両持ち梁構造であってもよい。
(3)前記第1実施形態のコンテナ30には、タグホルダ10を取り付けるためのホルダ装着部40が1種類しか設けられていなかったが、種々のタグホルダを取り付け可能とするために複数種類のホルダ装着部を備えてもよい。
(4)また、タグホルダ10と収容部構成壁37との係合構造は、上記実施形態の構造に限定されるものではなく、例えば、特開2008-280060号の図5及び図6に示されているように、1対の弾性係止爪をタグホルダに備えて収容部構成壁の1対の貫通孔に係合させる構成としてもよい。また、例えば、面ファスナーをタグホルダとホルダ収容部の内側面とに固定し、それら面ファスナーの係合によりタグホルダがホルダ収容部内に取り付けられる構成としてもよい。そして、収容部構成壁に設けた貫通孔によってタグホルダの有無を確認することができるようにすればよい。
10 タグホルダ
20 ホルダ側係合部
20A 係合支持部
20B 垂下片
21 可撓片(可撓支持部)
22 係止突部
30 コンテナ
30V トレー
35 ホルダ収容部
35F 底部
35K 上面開口
37 収容部構成壁
41 ガイド溝
42 第1貫通孔(貫通孔)
43 収容部側係合部43
44 第2貫通孔(貫通孔、係合孔)
50 デッキ面(荷物配置部)
90 荷物

Claims (4)

  1. 荷物が載置されるか又は収容される荷物配置部を有して荷物の搬送又は保管に使用される搬送器具において、
    IDタグを保持するタグホルダと、
    前記搬送器具の上面に開口を有して、前記タグホルダを収容可能であると共に、前記タグホルダの落下を防ぐ底部を有するホルダ収容部と、
    前記ホルダ収容部の一部を構成し、裏表の一方の面が前記ホルダ収容部の内側面をなしかつ他方の面が前記搬送器具の外側面をなす収容部構成壁と、
    前記収容部構成壁を貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の下側開口縁の外面を開口縁全体の外面から陥没させてなる外面凹部と、
    前記タグホルダに設けられ、前記貫通孔に挿入される係合支持部と、前記係合支持部の先端から垂下して前記貫通孔の下側開口縁の外面に係合する垂下片とを有してなり、前記収容部構成壁の外面から突出しないように前記貫通孔と前記外面凹部とに収まるホルダ側係合部と、を備える搬送器具。
  2. 荷物が載置されるか又は収容される荷物配置部を有して荷物の搬送又は保管に使用される搬送器具において、
    IDタグを保持するタグホルダと、
    前記搬送器具の上面に開口を有して、前記タグホルダを収容可能であると共に、前記タグホルダの落下を防ぐ底部を有するホルダ収容部と、
    前記ホルダ収容部の一部を構成し、裏表の一方の面が前記ホルダ収容部の内側面をなしかつ他方の面が前記搬送器具の外側面をなす収容部構成壁と、
    前記収容部構成壁を貫通する貫通孔と、
    前記タグホルダに設けられて、前記貫通孔に挿入される係合支持部と、前記係合支持部の先端から垂下して前記貫通孔の下側開口縁の外面に係合する垂下片とを有するホルダ側係合部と、
    前記収容部構成壁の内側面に形成され、前記貫通孔から上方に延び、前記垂下片を前記貫通孔に案内するガイド溝と、を備える搬送器具。
  3. 前記タグホルダは、前記IDタグの少なくとも一部を露出させた状態に保持する請求項1又は2に記載の搬送器具。
  4. 前記タグホルダには、前記収容部構成壁側に突出する係止突部を有した可撓支持部が備えられ、
    前記収容部構成壁には、前記垂下片が前記貫通孔の下側開口縁に係合した状態で、前記係止突部と凹凸係合して前記タグホルダの上方への移動を規制する係合孔が備えられている請求項1から3の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
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