JP2005280784A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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Abstract

【解決手段】桁3、4、5内に、有底の箱体として形成されたIDタグホルダー収納部材C1、C2、C3を配設し、該IDタグホルダー収納部材に、該IDタグホルダー収納部材と係合状態に、IDタグホルダー部材H1、H2、H3を収容するようにしたものである。
【効果】IDタグホルダー部材が収容されるIDタグホルダー収納部材は、有底の箱体として形成されているので、IDタグホルダー部材が、合成樹脂製パレットから落下するようなことを防止することができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、物品の運搬、移送、保管等に使用される合成樹脂製パレット、特に、合成樹脂製パレットのサイズや材質や所有者等の合成樹脂製パレット自体に関する情報及び合成樹脂製パレットに載置される物品の種類や個数や行き先等の物品自体に関する情報等の種々の情報が蓄積されたIDタグが取り付け可能な合成樹脂製パレットに関するものである。
従来、IDタグを、合成樹脂製パレットの側面部やデッキボードを構成する相対する桟間に吊り下げるようにした合成樹脂製パレットが、一例として、特許文献1に開示されている。
特開平9−254983号公報
上述した従来の合成樹脂製パレットにおいて、IDタグを、合成樹脂製パレットの側面部に取り付けた場合においては、フォークや合成樹脂製パレット同士等が接触して、IDタグが損傷し易いという問題があった。また、IDタグを、合成樹脂製パレットの相対する桟間に吊り下げた場合には、合成樹脂製パレットの取り扱い時の衝撃や桟間に積載物が落ち込んだ時に、IDタグが落下等して外れ易いという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂製パレットが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、合成樹脂製パレットの桁内に、有底の箱体として形成されたIDタグホルダー収納部材を配設し、該IDタグホルダー収納部材に、該IDタグホルダー収納部材と係合状態に、IDタグホルダー部材を収容するようにしたものである。
上述したように、IDタグホルダー部材が収容されるIDタグホルダー収納部材は、有底の箱体として形成されているので、IDタグホルダー部材が、合成樹脂製パレットから落下するようなことを防止することができる。
また、IDタグホルダー収納部材に、IDタグホルダー収納部材と係合状態に、IDタグホルダー部材を収容するようにしたので、IDタグホルダー部材が、IDタグホルダー収納部材から抜け出るようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、以下においては、一体成形された合成樹脂製パレットを例に、本発明の実施例について説明するが、一体成形された合成樹脂製パレットに限らず、同一形状に成形された半割り形状のスキッドを溶着したタイプの合成樹脂製パレット等に適用することもでき、更には、片面使用或いは両面使用の合成樹脂製パレットに適用することもできる。
図1に示されているように、合成樹脂製パレットは、上部デッキ1と、下部デッキ2と、上部デッキ1と下部デッキ2の四隅同士を連結する隅桁3と、上部デッキ1と下面デッキ2の各辺部の中間を連結する中間桁4と、上部デッキ1と下面デッキ2の中央部を連結する中央桁5とにより形成されている。また、隅桁3と中間桁4との間及び中間桁4と中央桁5との間には、フォークが挿通可能なフォーク挿入通路6が形成されている。
次に、図2〜図4を用いて、略角筒状の外周壁3aを有する隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C1について説明する。
略角筒状の外周壁3aを有する隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C1は、隅桁3の天部3bに穿設された、平面形状が方形状の挿入用開口c1と、挿入用開口c1を囲むように配設された一方の相対する側壁c2、c2と、もう一方の相対する側壁c3、c3と、底板c4とを有している。なお、本実施例には、一例として、一方の相対する側壁c2、c2は、もう一方の相対する側壁c3、c3に比べて、幅広に形成されているので、以下においては、便宜的に、幅の広い一方の相対する側壁c2、c2を、幅広側壁c2、c2と称し、幅の狭いもう一方の相対する側壁c3、c3を、幅狭側壁c3、c3と称する。なお、本実施例においては、相対する幅広側壁c2、c2のうちの1つは、隅桁3の外周壁3aの一部により構成されている。
上述したように、隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C1は、相対する幅広側壁c2、c2と相対する幅狭側壁c3、c3と底板c4とにより構成されているとともに、上部に、挿入用開口c1を有する有底の箱体として形成されている。IDタグホルダー収納部材C1の深さ、換言すれば、底板c4の挿入用開口c1からの位置は、収納されるIDタグホルダーの高さに応じて、適宜、設定することができるが、隅桁3の外周壁3aの下端3a1と底板c4の裏面c4aとの間には、所定の間隙D1が形成されている。
IDタグホルダー収納部材C1を形成する底板c4には、幅広側壁c2、c2に沿った相対する長辺7aと、幅狭側壁c3、c3に沿った相対する短辺7bとからなる長方形状の透孔7が穿設されており、また、幅広側壁c2、c2の略中央部には、それぞれ、透孔7に連通された切欠き部7cが形成されている。
なお、本実施例においては、隅桁3内に2個のIDタグホルダー収納部材C1が形成されている例が示されているが、1個或いは3個以上、形成することもできるし、このような、IDタグホルダー収納部材C1を、中間桁4や中央桁5に形成することもできる。
次に、図5〜図8を用いて、上述したIDタグホルダー収納部材C1内に収納されるIDタグホルダー部材H1について説明する。
IDタグホルダー部材H1は、射出成形等により、略方形状の平坦な平板状の板材H1aとして、合成樹脂で一体に成形されている。そして、平板状の板材H1aの一方の面H1bに、板材H1aの一方の相対する辺に平行な2条の溝h1’を形成することにより、板材H1aには、薄肉ヒンジ部h1が形成されるとともに、板材H1aは、薄肉ヒンジ部h1に挟まれた中央板部h2と、中央板部h2の両側に位置する同じ大きさの側板部h3、h4とに区画されている。
h5は、2条の溝h1’が形成されている面H1bと反対側の面H1cで、且つ、溝h1’の略中央部に、所定の間隔を置いて形成された当接突起である。本実施例においては、当接突起h5は、三角柱状に形成されており、その軸線が、溝h1’に沿って位置するように配設されているとともに、側板部h3、h4側の当接突起h5の側面h5aが、平坦な板材H1aの溝h1’が形成されている面H1bと反対側の面H1cに対して略垂直となるように構成されている。平坦な板材H1aの高さは、上述したIDタグホルダー収納部材C1の深さ、換言すれば、挿入用開口c1から底板h4までの深さより、低く形成されている。
Tは、一方の側板部h3の当接突起h4が形成されている面H1cに配設されているIDタグホルダーである。IDタグホルダーTは、面H1cに垂直で、且つ、互いに平方に相対して立設された上部板t1と下部板t2と、同じく、面H1cに垂直で、且つ、上部板t1と下部板t2の薄肉ヒンジ部h1側に位置する端部同士を連結する垂直板t3とを有している。上部板t1の先端の略中央部には、下方に延在する係止片t1aが垂設されており、また、下部板t2の先端の略中央部には、上方に延在する係止片t2aが立設されており、更に、垂直板t3の先端の略中央部には、側板部h3の垂直端h3a方向に延在する係止片3aが形成されている。
また、コの字状に形成されている上部板t1と下部板t2と垂直板t3とにより囲まれた側板部h3には、上部板t1に沿った上部スリット部s1と、下部板t2に沿った下部スリット部s2と、上部スリット部s1及び下部スリット部s2の側板部h3の垂直端h3a側の端部を連結する垂直スリット部s3とから形成されたコの字状のスリットS1が形成されている。上部板t1と下部板t2と垂直板t3とにより囲まれた側板部h3に、このようなコの字状のスリットS1を形成することにより、上部板t1と下部板t2と垂直板t3とにより囲まれた側板部h3には、弾性舌片t4が形成されており、また、弾性舌片t4の自由端には、垂直板t3と略平行な垂直片t4a’が立設されており、更に、垂直片t4a’の先端には、垂直板t3の先端に形成されている係止突部t3a方向に延在する係止突部t4aが形成されている。
h3bは、IDタグホルダー部材H1を、射出成形により一体成形する際に、垂直板t3の先端に形成されている係止突部t3aを形成するために、側板部h3に穿設された金型の抜き孔であり、また、t4bは、同じく、IDタグホルダー部材H1を、射出成形により一体成形する際に、弾性舌片t4の垂直片t4a’の先端に形成されている係止突部t4aを形成するために、弾性舌片t4に穿設された金型の抜き孔である。なお、IDタグホルダー部材H1を、射出成形により一体成形する際の上部板t1の先端に形成されている係止片t1aを形成するための金型の抜き孔は、上部スリット部s1が兼用しており、同様に、IDタグホルダー部材H1を、射出成形により一体成形する際の下部板t2の先端に形成されている係止片t2aを形成するための金型の抜き孔は、下部スリット部s2が兼用している。
なお、本実施例には、側板部h3の当接突起h4が形成されている面H1cに、上下方向に3個のIDタグホルダーTが形成されている例が示されているが、側板部h3に、必要に応じて、適当数のIDタグホルダーTを形成することができる。
IDタグホルダーTに、一例としての円盤状のIDタグ8を取り付けるには、先ず最初に、弾性舌片t4の自由端を下方に押して、垂直片t4a’の先端に形成されている係止突部t3aを、側板部h3付近まで或いはそれ以下まで下げることにより、側板部h3と上部板t1と下部板t2とにより、挿入口を形成する。次いで、円盤状のIDタグ8を、側板部h3に当接するとともに、垂直板t3方向にスライドさせて、円盤状のIDタグ8の周縁部を、垂直板t3に形成されている係止突部t3aの下方と上部板t1に形成されている係止片t1aの下方と下部板t2に形成されている係止片t2aの下方に配置し、その後、弾性舌片t4の復元力により、弾性舌片t4を、元の状態に戻すことにより、更に、弾性舌片t4の垂直片t4a’の先端に形成されている係止突部t4aの下方に、円盤状のIDタグ8の周縁部を配置することにより、IDタグホルダーTに、円盤状のIDタグ8が取り付けられるように構成されている。
B1は、IDタグホルダー部材H1が形成されていない、もう一方の側板部h4の下端部に配設された係止ブロックであり、係止ブロックB1は、側板部h4の当接突起h4が形成されている面H1cに、該面H1cに垂直に連接された上部水平部b1と、上部水平部b1の先端に垂設された垂直部b2と、垂直部b2の下端から、側板部h4方向に延在する下部水平部b3とから構成されている。下部水平部b3は、側板部h4の面H1cを下方に延長した仮想面付近まで延在しており、上部水平部b1と垂直部b2と下部水平部b3とにより、凹部b4が形成されている。
次に、図5〜図8及び図10〜図14を用いて、IDタグホルダー部材H1のIDタグホルダー収納部材C1への収納について説明する。
先ず最初に、IDタグホルダーTにIDタグ8が取り付けられた状態の図5に示されている平板状の板材H1aを、2条の溝h1’が外側に位置し、IDタグホルダーTや当接突起h4が内側に位置するように、薄肉ヒンジ部h1において、強制的に折り曲げることにより、図8や図10に示されているように、中央板部h2に対して、中央板部h2の両側に位置する側板部h3、h4が、略垂直になるように、換言すれば、平面形状が、略コの字状にする。平板状の板材H1aを、平面形状が、略コの字状に折り曲げることにより、換言すれば、中央板部h2の両側に位置する側板部h3、h4を、側板部h3、h4が、中央板部h2に対して、略垂直になるように折り曲げることにより、中央板部h2の両側に位置する側板部h3、h4が、当接突起h5の面H1cと略垂直な側面h5aに、当接するように構成されている。
上述したように、中央板部h2の両側に位置する側板部h3、h4が、中央板部h2に対して、略垂直になるように、薄肉ヒンジ部h1において折り曲げられたIDタグホルダー部材H1を、隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1から挿入する。その後、IDタグホルダー部材H1の係止ブロックB1が、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に当接した時点、或いは、それ以前に、中央板部h2に対して略垂直な、係止ブロックB1が配設されている側板部h4を、IDタグホルダーTが配設されている側板部h3方向に回動させることにより、図11に示されているように、側板部h4に配設されている係止ブロックB1を、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に穿設されている透孔7の上に位置させる。
その後、更に、IDタグホルダー部材H1を下降させると、側板部h4に配設されている係止ブロックB1が、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に穿設されている透孔7に挿入されることになる。側板部h4に配設されている係止ブロックB1が、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に穿設されている透孔7に挿入された状態では、図11に示されているように、中央板部h2と係止ブロックB1が配設されている側板部h4とのなす角θ1は鋭角状態であり、係止ブロックB1が配設されている側板部h4は、当接突起h5の略垂直な側面h5aに押し付けられることになる。従って、IDタグホルダー部材H1から手を離すと、薄肉ヒンジ部h1を介して、強制的に折り曲げられている側板部h3、h4が、平坦な平板状の板材H1aに戻ろうとする復元力及び中央板部h2と係止ブロックB1が配設されている側板部h4とのなす角θ1が鋭角になるように、当接突起h5に押し付けられた側板部h4の反発力により、係止ブロックB1が配設されている側板部h4は、一方の薄肉ヒンジ部h1を中心に、IDタグホルダー収納部材C1を構成する、隅桁3の外周壁3aの一部として形成されている幅広側壁c2方向に、回動することになる。
上述した係止ブロックB1が配設されている側板部h4の幅広側壁c2方向への回動により、係止ブロックB1の垂直部b2が、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に穿設されている透孔7に連通されている切欠き部7cに挿入され、中央板部h2に対して、係止ブロックB1が配設されている側板部h4が略垂直状態になるとともに、上部水平部b1と垂直部b2と下部水平部b3とにより形成された係止ブロックB1の凹部b4に、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4が挿入され、係止ブロックB1と底部c4との係合状態が形成されることになり、従って、IDタグホルダー部材H1が、IDタグホルダー収納部材C1から抜け出るようなことが防止できる。このようにして、図12や図13に示されているように、IDタグホルダー部材H1が、IDタグホルダー収納部材C1に収容されることになる。また、IDタグホルダー部材H1が、IDタグホルダー収納部材C1に収容された際には、係止ブロックB1を構成する下部水平部b3は、隅桁3の外周壁3aの下端3a1と底板c4の裏面c4aとの間に形成された間隙D1内に位置し、隅桁3の外周壁3aの下端3a1を越えて、下方に延在しないように構成されている。
IDタグホルダー収納部材C1に収容されているIDタグホルダー部材H1を、IDタグホルダー収納部材C1から取り出すには、係止ブロックB1が配設されている側板部h4を、IDタグホルダーTが配設されている側板部h3方向に回動させて、側板部h4に配設されている係止ブロックB1を、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に穿設されている透孔7の位置させて、係止ブロックB1の凹部b4からIDタグホルダー収納部材C1の底部c4を排出させ、その後、IDタグホルダー部材H1を持ち上げることにより、IDタグホルダー部材H1を、IDタグホルダー収納部材C1から取り出すことができるように構成されている。
上述したように、IDタグホルダー収納部材C1に収容されたIDタグホルダー部材H1は、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4に載置されるように構成されているので、IDタグホルダー部材H1が、合成樹脂製パレットから落下するようなことがない。
また、係止ブロックB1に形成されている凹部b4に、IDタグホルダー収納部材C1の底部c4が挿入されるように構成されているので、IDタグホルダー部材H1が、IDタグホルダー収納部材C1から抜け出るようなことが防止できる。なお、上述した透孔7は、IDタグホルダー収納部材C1に入り込んだ洗浄液や雨水の排水口としても機能する。
次に、図15〜図18を用いて、他の実施例について説明する。
この実施例のIDタグホルダー部材H2は、上述した実施例のIDタグホルダー部材H1に配設されている係止ブロックB1が省略されているとともに、上述した実施例のIDタグホルダー部材H1の中央板部h2の上端に、上述した薄肉ヒンジ部h1を介して、係止帯状片h6が連接されている点が、上述した実施例のIDタグホルダー部材H1と相違し、それ以外は、上述した実施例のIDタグホルダー部材H1と同じ構成を有しているので、上述した実施例のIDタグホルダー部材H1と同じ構成については、その詳細な説明は省略する。
図16に示されているように、IDタグホルダー部材H2の中央板部h2とその両端部に位置する側板部h3、h4とを、平面形状が、略コの字状に配置するとともに、上述した係止帯状片h6を、薄肉ヒンジ部材h1を中心に、略水平状態にした際には、係止帯状片h6は、その先端部h6aが、側板部h3、h4を越えて延在するように構成されている。
また、本実施例のIDタグホルダー収納部材C2は、上述した実施例のIDタグホルダー収納部材C1とは、IDタグホルダー収納部材C1を形成する幅狭側壁c3、c3の上端部に、横長の係止帯状片挿入用スリットS2が穿設されている以外は、上述した実施例のIDタグホルダー収納部材C1と同じ構成を有しているので、上述した実施例のIDタグホルダー収納部材C1と同じ構成については、その詳細な説明は省略する。なお、係止帯状片挿入用スリットS2は、幅狭側壁c3、c3の一方にのみ、穿設することも、また、両方に穿設することもできる。なお、IDタグホルダー部材H2の係止帯状片挿入用スリットS2の方向性を考慮しないで、IDタグホルダー部材H2を、IDタグホルダー収納部材C2に挿入することができるように、幅狭側壁c3、c3の両方に、係止帯状片挿入用スリットS2を穿設することが好ましい。
IDタグホルダー部材H2を、IDタグホルダー収納部材C2に取り付けるには、上述した実施例と同様に、中央板部h2の両側に位置する側板部h3、h4が、中央板部h2に対して、略垂直になるように、薄肉ヒンジ部h1において折り曲げられたIDタグホルダー部材H2を、隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C2の挿入用開口c1から挿入し、その後、係止帯状片h6の先端部h6aを、IDタグホルダー収納部材C2を形成する幅狭側壁c3、c3の上端部に穿設された係止帯状片挿入用スリットS2に挿入することにより、IDタグホルダー部材H2を、IDタグホルダー収納部材C2内に収容する。
なお、この実施例においては、IDタグホルダー収納部材C2の底板c4には、必ずしも、透孔7を穿設する必要はないが、IDタグホルダー収納部材C2に入り込んだ洗浄液や雨水の排水口としても機能するので、底板c4には、透孔7を穿設することが好ましい。
上述したように、IDタグホルダー収納部材C2に収容されたIDタグホルダー部材H2は、IDタグホルダー収納部材C2の底部c4に載置されるように構成されているので、IDタグホルダー部材H2が、合成樹脂製パレットから落下するようなことがない。
また、IDタグホルダー部材H2の係止帯状片h6の先端部h6aが、IDタグホルダー収納部材C2を形成する幅狭側壁c3、c3の上端部に穿設された係止帯状片挿入用スリットS2に挿入されるように構成されているので、IDタグホルダー部材H2が、IDタグホルダー収納部材C2から抜け出るようなことが防止できる。
次に、図19〜図22を用いて、更に他の実施例について説明する。
この実施例においては、IDタグホルダー部材H3は、縦長の中央板部h7と、中央板部h7の両垂直端に連接された、一対の同じく縦長の側板部h8とから、その平面形状が、略H状に形成されている。
中央板部h7の下端には、所定の間隔を置いて、一対の係止部材9が垂設されている。係止部材9は、中央板部h7の下端に垂設された、弾性変形可能な垂直部9aと、垂直部9aの下端から、側板部h8方向に延在する水平部9bとから構成されている。また、水平部9bの先端部の下面には、先端方向に向かって、上方に傾斜した傾斜面9b1が形成されている。更に、中央板部h7の片面或いは両面には、上述した実施例の側板部h3に配設されているIDタグホルダーTが配設されている。
また、IDタグホルダー部材H3が収容されるIDタグホルダー収納部材C3は、上述した図2〜図4に示されているIDタグホルダー収納部材C1と同じ構成を有しているので、その詳細な説明は省略する。
IDタグホルダー部材H3の一対の側板部h8間の間隔は、IDタグホルダー収納部材C3の相対する幅狭側壁c3、c3間の間隔より、狭く形成されており、また、側板部h8の幅も、IDタグホルダー収納部材C3の相対する幅広側壁c2、c2間の間隔より、狭く形成されている。
IDタグホルダー部材H3を、IDタグホルダー収納部材C3に取り付けるには、IDタグホルダー部材H3を、IDタグホルダー収納部材C3に挿入し、IDタグホルダー部材H3の中央板部h7の下端に垂設されている係止部材9の水平部9bに形成されている傾斜面9b1を、IDタグホルダー収納部材C3の底板c4に穿設されている透孔7の短辺7bに当接させる。その後、IDタグホルダー部材H3を、更に、押し込むと、相対する弾性変形可能な垂直部9aが、互いに、接近する方向に弾性変形し、係止部材9の水平部9bが、透孔7に入り込むとともに、水平部9bが、底板c4の裏面c4aを越えた時点で、垂直部9aが、その弾性により、互いに離れる方向に弾性変形し、係止部材9の水平部9bが、底板c4の裏面c4aに入り込み、IDタグホルダー部材H3の係止部材9が、IDタグホルダー収納部材C3の底板c4に係止され、IDタグホルダー部材H3が、IDタグホルダー収納部材C3から抜け出るようなことが防止できる。
上述したように、IDタグホルダー収納部材C3に収容されたIDタグホルダー部材H3は、IDタグホルダー収納部材C3の底部c4に載置されるように構成されているので、IDタグホルダー部材H3が、合成樹脂製パレットから落下するようなことがない。
図23及び図24には、IDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1を、蓋体Rで被蓋する実施例が示されている。
隅桁3内に形成されたIDタグホルダー収納部材C1を構成する、相対する幅狭側壁c3、c3の上端部には、それぞれ、所定の間隔で、係合凹部或いは係合孔10が形成されている。一方、IDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1と略同じ大きさ長方形状の板材r1からなる蓋体Rの相対する短辺側端部r1aには、それぞれ、所定の間隔で、上記の係合凹部或いは係合孔10に嵌合可能な嵌合片r2が突設されている。
IDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1に、板材r1を挿入するとともに、IDタグホルダー収納部材C1を構成する幅狭側壁c3、c3の上端部に形成されている係合凹部或いは係合孔10に、蓋体Rを構成する板材r1の短辺側端部r1aに突設されている嵌合片r2を嵌入させることにより、図24に示されているように、IDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1を、蓋体Rで被蓋するように構成されている。
上述したように、IDタグホルダー収納部材C1の挿入用開口c1を、蓋体Rで被蓋するように構成することにより、IDタグホルダー収納部材C1に収納されているIDタグホルダー部材H1が、IDタグホルダー収納部材C1から抜け出るようなことを、確実に防止することができる。なお、蓋体Rを構成する板材r1には、必要に応じて、透孔を穿設し、IDタグホルダー収納部材C1内に入った雨水や洗浄液を排出することができるように構成することもできる。
図1は、本発明の合成樹脂製パレットの斜視図である。 図2は、本発明の合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分斜視図である。 図3は、本発明の合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分裏面斜視図である。 図4は、本発明の合成樹脂製パレットの隅桁付近の一部断面を含む部分斜視図である。 図5は、本発明の合成樹脂製パレットに収容されるIDタグホルダー部材の展開平面図である。 図6は、図5に示されているIDタグホルダー部材の展開正面図である。 図7は、図5に示されているIDタグホルダー部材の斜視図である。 図8は、同じく図5に示されているIDタグホルダー部材の斜視図である。 図9は、図7に示されているIDタグホルダー部材の一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図10は、本発明の合成樹脂製パレットにIDタグホルダー部材が収容される前の隅桁付近及びIDタグホルダー部材の斜視図である。 図11は、IDタグホルダー部材が収容された状態の本発明の合成樹脂製パレットの隅桁の部分水平断面図である。 図12は、図11と同様のIDタグホルダー部材が収容された状態の本発明の合成樹脂製パレットの隅桁の部分水平断面図である。 図13は、IDタグホルダー部材が収容された状態の本発明の合成樹脂製パレットの隅桁付近の一部断面を含む部分斜視図である。 図14は、IDタグホルダー部材が収容された状態の本発明の合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分裏面斜視図である。 図15は、本発明の合成樹脂製パレットに収容される別の実施例のIDタグホルダー部材の展開正面図である。 図16は、図15に示されているIDタグホルダー部材の斜視図である。 図17は、本発明の合成樹脂製パレットに、図16に示されているIDタグホルダー部材が収容される前の隅桁付近及びIDタグホルダー部材の斜視図である。 図18は、本発明の合成樹脂製パレットに、図16に示されているIDタグホルダー部材が収容された状態の隅桁付近の一部断面を含む正面図である。 図19は、本発明の合成樹脂製パレットに収容される更に別の実施例のIDタグホルダー部材の斜視図である。 図20は、図19に示されているIDタグホルダー部材の部分拡大斜視図である。 図21は、本発明の合成樹脂製パレットに、図19に示されているIDタグホルダー部材が収容される前の隅桁付近及びIDタグホルダー部材の斜視図である。 図22は、本発明の合成樹脂製パレットに、図19に示されているIDタグホルダー部材が収容された状態の隅桁付近の一部断面を含む正面図である。 図23は、本発明の合成樹脂製パレットに形成されたIDタグホルダー収納部材を被蓋するための蓋体等の斜視図である。 図24は、本発明の合成樹脂製パレットに形成されたIDタグホルダー収納部材が蓋体で被蓋された状態の斜視図である。
符号の説明
C1、C2、C3・・・・・・・・・IDタグホルダー収納部材
c1・・・・・・・・・・・・・・・挿入用開口
c2・・・・・・・・・・・・・・・幅広側壁
c3・・・・・・・・・・・・・・・幅狭側壁
c4・・・・・・・・・・・・・・・底板
H1、H2、H3・・・・・・・・・IDタグホルダー部材
T・・・・・・・・・・・・・・・・IDタグホルダー
1・・・・・・・・・・・・・・・・上部デッキ
2・・・・・・・・・・・・・・・・下部デッキ
3・・・・・・・・・・・・・・・・隅桁
4・・・・・・・・・・・・・・・・中間桁
5・・・・・・・・・・・・・・・・中央桁
6・・・・・・・・・・・・・・・・フォーク挿入通路
7・・・・・・・・・・・・・・・・透孔
8・・・・・・・・・・・・・・・・IDタグ

Claims (1)

  1. 桁内に、有底の箱体として形成されたIDタグホルダー収納部材を配設し、前記IDタグホルダー収納部材に、前記IDタグホルダー収納部材と係合状態に、IDタグホルダー部材を収容するようにしたことを特徴とする合成樹脂製パレット。
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