JP2022092739A - 容器 - Google Patents

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高司 大鷲
Takashi Owashi
香奈 伊藤
Kana Ito
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Sanko Co Ltd
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Abstract

【課題】無線タグの取付作業性の向上を図ることのできる容器を提供する。【解決手段】容器1は、底壁構成部2と、底壁構成部2の外周縁から上方に延出する側壁部3、4とを備えている。長辺側側壁部3の外面側には、無線タグ11を取付可能な取付部12が設けられている。取付部12は、無線タグ11を収容可能な収容部28を備えている。取付部12は、収容部28に対して、容器1の上方から無線タグ11を挿入可能とする挿入部28aを備えている。【選択図】 図8

Description

本発明は、無線タグが取付けられる容器に関するものである。
従来、容器等に対して無線タグを取付け、物流管理等を効率的に行うことが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特開2002-366915号公報
ところで、容器に対して無線タグを簡単に取付可能とする構造が求められている。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、無線タグの取付作業性の向上を図ることのできる容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.底壁構成部と、前記底壁構成部の外周縁から上方に延出する側壁部と、前記側壁部の外面、又は、前記底壁構成部の外周部から外方側に延出する受壁部とを備える合成樹脂製の容器において、
前記側壁部の外面側には、無線タグを取付可能な取付部が設けられ、
前記取付部は、
前記受壁部の上面側に設けられ、前記無線タグの下方への変位を規制する下方規制部と、
前記無線タグの上方への変位を規制する上方規制部と、
前記無線タグの前記容器の内方側への変位を規制する内方規制部と、
前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記無線タグの変位を規制する側方規制部と、
前記無線タグの下部の前記容器の外方側への変位を規制する外下規制部と、
前記無線タグの上部の前記容器の外方側への変位を規制する外上規制部とを備え、
前記下方規制部、前記上方規制部、前記内方規制部、前記側方規制部、前記外下規制部、及び、前記外上規制部の間に、前記無線タグが収容される収容部が形成され、
前記取付部は、前記収容部に対して、前記容器の上方から前記無線タグを挿入可能とする挿入部を備えていることを特徴とする容器。
手段1によれば、容器の外面側に設けられた取付部に対し、無線タグを容器の上方から取付けることができる。従って、作業者が比較的楽な姿勢で取付作業を行ったり、取付作業の手数を減らしたりすることができ、無線タグの取付作業性の向上等を図ることができる。
尚、「前記取付部のうち、前記外下規制部と、前記外上規制部との間には、前記収容部を前記容器の外方側に開口させる外方開口部が設けられていること」としてもよい。この場合、無線タグを容器の上方から取付ける構成であっても、容器に取付けられた無線タグの外面(表面)を容器の側方から視認することができる。従って、容器に取付けられた無線タグの表面の表示情報を視認したり、無線タグが的確に取付けられているか(取付不良が生じていないか、或いは、誤った無線タグが取付けられていないか等)を容器の側方から比較的容易に確認したりすることができる。
手段2.前記無線タグが取付けられる前記側壁部は、当該側壁部の一部を前記容器の内方側に窪ませるようにして設けられ、前記無線タグの少なくとも一部を収容可能な窪み部を備え、
前記窪み部は、前記容器の外方側に開口する水平断面略コ字状をなし、前記窪み部の内側に前記収容部が形成され、
前記窪み部のうち、前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記収容部の幅を画定する側板部により前記側方規制部が構成され、
前記窪み部のうち、前記収容部の前記容器の内方側の位置を画定する内板部により前記内方規制部の少なくとも一部が構成され、
前記上方規制部は、前記側板部、又は、前記内板部から、前記収容部側に突出して設けられ、
前記挿入部は、前記容器の前記側壁部の上縁部で画定される上開口部の内側に収まるようにして設けられていることを特徴とする手段1に記載の容器。
手段2によれば、窪み部の側板部、及び、内板部の上縁部は、容器の内側において上方に露出することとなり、容器の上方から比較的容易に接触を図ることができる。これにより、例えば、側板部、又は、内板部を容器の内側から引っ張り、上方規制部の規制を解除したり、収容部(窪み部)に収容された無線タグに対して接触を図り易くしたりすることができる。従って、無線タグの取外し作業性の向上等を図ることができる。
また、例えば、取付部(収容部)よりも上方において、側壁部から容器の外方側に延出するフランジ部を備える構成(受壁部が設けられる構成においては、かかるフランジ部を備えるのが一般的である)において、取付部の収容部を上方に開口させるべく、フランジ部に開口部や切欠き部を設ける等の必要がなくなり、フランジ部を好適に(例えば、側壁部の全周にわたってほぼ同じ突出幅で連続して)設けることが可能となる。従って、容器(特に、フランジ部)の強度の向上等を図ることができる。
手段3.前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記内板部の幅は、前記容器の内外方向における前記側板部の幅よりも長く、
前記上方規制部は、前記内板部から前記容器の外方側に突出して設けられ、
前記上方規制部は、上方側の部位において、突出方向先端部側に向けて下方に傾斜する面取部を備えていることを特徴とする手段2に記載の容器。
手段3によれば、比較的幅広に構成された内板部に対して上方規制部が設けられることで、挿入部を介して無線タグを収容部に挿入する際や、無線タグを収容部から抜き取る際に、内板部を比較的容易に弾性変形させ、上方規制部を無線タグの挿入、及び、抜き取りを許容する側(容器の内方側)に比較的容易に変位させることができる。従って、無線タグの取付作業性、及び、取外し作業性の向上等を図ることができる。さらに、上方規制部に面取部が設けられていることで、無線タグの取付部への取付に際して挿入部に挿入させる際に、無線タグが上方規制部を相対的に乗り越え易くなる。従って、無線タグの取付作業性の向上等をより一層図ることができる。
手段4.前記内方規制部は、前記外下規制部、及び、前記外上規制部よりも前記容器の内方側の位置に設けられ、前記無線タグの下部の前記容器の内方側への変位を規制する内下規制部を備え、
前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向において、前記内下規制部と、前記外下規制部とが異なる位置に設けられ、
前記容器の内外方向において、前記内下規制部と、前記外下規制部とが所定距離を隔てて設けられ、
前記受壁部のうち、前記容器の内外方向において、前記側壁部の外面、又は、前記底壁構成部の外周部と、前記外下規制部との間の位置には、上下に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の容器。
手段4によれば、マイナスドライバー等の工具により、受壁部の下面側から、貫通孔を介して、無線タグの下部への接触を図ることができ、無線タグを容器の上方に相対変位させて取外す際の作業性の向上等を図ることができる。また、側壁部の外面、又は、底壁構成部の外周部と、外下規制部との間に貫通孔を設ける場合に、内下規制部と、外下規制部とが、側壁部の横幅方向(例えば、側壁部が円筒状の場合にはその周方向)において異なる位置に設けられることから、重複する位置に設けられる場合に比べ、貫通孔を比較的大きく形成することができる。さらに、内下規制部によって、無線タグの下部が側壁部から容器の外方側に所定距離離間させられることとなる。従って、貫通孔を介して、無線タグの下部に接触を図り易くなり(例えば、指の爪を無線タグの下部と、側壁部との間に位置させて、指先から無線タグに力を掛け易くすることができる)、無線タグの取外し作業性の向上をより一層図ることができる。加えて、外下規制部と、内下規制部とで、無線タグの下部の容器の内外方向における変位を防止する(挟持する)ことができ、無線タグの下部の位置ずれ(ガタツキ)を抑制することができる。
手段5.前記受壁部よりも上方において、前記側壁部から前記容器の外方側に延びる上壁部と、
前記上壁部の外側縁部から下方に延びる折返し壁部とを備え、
前記折返し壁部から前記外上規制部までの間の部位により、作業者が手を掛けることを可能とする手掛け部が構成され、
前記手掛け部は、前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向において、前記収容部の形成範囲を含む範囲に設けられていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の容器。
手段5によれば、無線タグの取付部、及び、手掛け部をそれぞれの好適な位置に設けることにより、対応する側壁部の横幅方向において互いの形成範囲が重複する構成において、無線タグを容器に取付けた状態としても、手掛け部に手を掛けて容器を持ち上げたり、引っ張ったりすることが可能となる。従って、無線タグが取付けられる容器の利便性の向上等を図ることができる。尚、上記手段2に記載の「窪み部」を備えることにより、取付部に取付けられた無線タグを、極力、容器の内方側に位置させることができ、収容部のスペース、及び、手掛け部のスペースをより好適に確保することができる。
容器の上面側を示す斜視図である。 容器の下面側を示す斜視図である。 無線タグを示す斜視図である。 無線タグを示す斜視図である。 取付部の周辺部を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。 取付部の周辺部を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。 取付部の周辺部を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。 取付部の周辺部を示す部分拡大断面図である。 取付部の周辺部を示す部分拡大断面図である。 容器を段積みした状態を示す斜視図である。 容器を段積みした状態を示す部分拡大断面図である。 別の実施形態における容器の取付部の周辺部を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1等に示すように、容器1は、平面視略矩形状の底壁構成部2と、底壁構成部2の各長側辺部から上方に延出する長辺側側壁部3と、底壁構成部2の各短側辺部から上方に延出する短辺側側壁部4とを備えている。長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4は、上方に向けて容器1の外方側に若干傾斜している(図8等参照)。本実施形態の容器1は、射出成型でポリプロピレンにより一体的に形成されている。
図2、図8等に示すように、底壁構成部2は、略矩形板状の底壁部5と、底壁部5の下面から下方に突出し、格子状に延在する支持リブ6とを備えている。底壁部5の上面により、容器1に収容された物品が支持され、支持リブ6の下縁部において、容器1が床面等の設置面と接地するようになっている。
また、図1、図2等に示すように、容器1は、長辺側側壁部3、及び、短辺側側壁部4の上縁部から外方に延出する上フランジ部7と、底壁構成部2(本実施形態では、底壁部5)の外周縁から外方に延出する下フランジ部8と、上下方向に延在し、上フランジ部7と、下フランジ部8との間を連結する複数の縦リブ9とを備えている。さらに、容器1は、上フランジ部7から下方に所定距離離間した位置において、上フランジ部7と平行して延びる補助フランジ部10を備えている。補助フランジ部10は、縦リブ9と交差(略直交)して連結されている。加えて、上フランジ部7、下フランジ部8、縦リブ9、及び、補助フランジ部10の外側縁部は、略鉛直方向に延在する同一の仮想平面上に位置するように構成されている。また、上フランジ部7、下フランジ部8、及び、補助フランジ部10は、略水平方向に延びている。
さて、本実施形態の各長辺側側壁部3の外面側には、図3、図4に示すような所定の厚みを有し、かつ、変形不可能な略カード型(正面視略矩形状)の無線タグ11(RFIDタグ、RFタグ、IDタグ、ICタグ、電子タグ、非接触タグ、スマートカード等と呼ばれる場合もある)を取付可能な取付部12が設けられている。また、図1、図7等に示すように、本実施形態の長辺側側壁部3は、当該長辺側側壁部3の横幅方向中央部を含む範囲を容器1の内方側に窪ませるようにして設けられた正面視略矩形状の窪み部13を備えている。より具体的には、図5~図8等に示すように、長辺側側壁部3には、当該長辺側側壁部3の略平板状の一般部を切欠くようにして設けられた正面視略矩形状の矩形切欠き部14が設けられている。矩形切欠き部14は、上下方向において、補助フランジ部10から下フランジ部8にかけて形成され、長辺側側壁部3の横幅方向において、長辺側側壁部3に対応して設けられた互いに対向する一対の縦リブ9の間であって、各縦リブ9から所定距離離間した位置に形成されている。
図5~図7等に示すように、窪み部13は、矩形切欠き部14の下縁部から容器1の内方側に延出する下板部15(本実施形態では、底壁部5の一部を兼用している)と、矩形切欠き部14の各側縁部から容器1の内方側に延出する側板部16と、下板部15、及び、側板部16の内側縁部間を連結する内板部17とを備え、容器1の外方側に開口する水平断面略コ字状をなしている。図5、図9等に示すように、本実施形態では、容器1の内外方向において、下フランジ部8と下板部15とが略連続して延在するようになっている。これに対し、図6、図9等に示すように、側板部16、及び、内板部17は、補助フランジ部10よりも上方にまで延在している。但し、側板部16、及び、内板部17(窪み部13)の上縁部は、側壁部3、4の上縁部よりも下方に位置している。さらに、図1、図7等に示すように、長辺側側壁部3の横幅方向における内板部17の幅は、容器1の内外方向における側板部16の幅よりも長くなっている。加えて、窪み部13の内板部17は、長辺側側壁部3の一般部と平行して延在している。尚、本実施形態の下板部15は、底壁構成部2に相当する部位に設けられているが、便宜上、窪み部13は、長辺側側壁部3の形状変化部であることとする。
図5~図8等に示すように、取付部12は、下板部15(特に、上面)により構成され、無線タグ11の下方への変位を規制する下方規制部21と、内板部17のうち、その上縁部よりも若干下方、かつ、矩形切欠き部14の上縁部よりも上方の位置から容器1の外方側に突出し、無線タグ11の上方への変位を規制する上方規制部22と、窪み部13の内板部17(特に、容器1の外方側の面の上部)により構成され、無線タグ11の上部の容器1の内方側への変位を規制する内上規制部23と、側板部16(特に、窪み部13の内側の面)により構成され、長辺側側壁部3の横幅方向における無線タグ11の変位を規制する側方規制部24と、下板部15と下フランジ部8との境界部(矩形切欠き部14の下縁部)から上方に突出し、無線タグ11の下部の容器1の外方側への変位を規制する外下規制部25と、長辺側側壁部3の一般部のうち、矩形切欠き部14の上方において内板部17の容器1の外方側の面と対向する部位により構成され、無線タグ11の上部の容器1の外方側への変位を規制する外上規制部26とを備えている。
さらに、図1、図5、図7、図8等に示すように、取付部12は、窪み部13の内板部17のうち下板部15との連接部位から容器1の外方側に突出する内下規制部27を備えている。本実施形態の内下規制部27は、リブ状(外上の角部がR形状とされた略矩形板状)をなし、長辺側側壁部3の横幅方向において互いに離間して一対で設けられ、外下規制部25、及び、外上規制部26よりも容器1の内方側に位置している。内下規制部27により、無線タグ11の下部の容器1の内方側への変位が規制される。尚、本実施形態では、内板部17、及び、内下規制部27により内方規制部が構成される。
また、図8等に示すように、取付部12は、下方規制部21、上方規制部22、内上規制部23、側方規制部24、外下規制部25、外上規制部26、及び、内下規制部27の間に形成され、無線タグ11が収容される収容部28を備えている。本実施形態では、無線タグ11の全体が、窪み部13の内側に収容される(収容部28の全体が窪み部13の内側に形成される)ように構成されている。尚、本実施形態では、下板部15により受壁部が構成されているが、例えば、外下規制部25が、下フランジ部8から上方に突出して設けられる場合に、下フランジ部8、及び、下板部15(矩形切欠き部14の下縁部を含む)により、受壁部(長辺側側壁部3の形状変化部である窪み部13の内板部17から容器1の外方側に延出している、或いは、底壁部5のうち内板部17と連結されている部位から容器1の外方側に延出している)が構成されることとしてもよい。
また、図5、図6、図8等に示すように、本実施形態の取付部12は、収容部28を上方に開口させ、収容部28に対して容器1の上方から無線タグ11を挿入可能とする挿入部28aを備えている。図1、図5、図7等に示すように、挿入部28aは、容器1の側壁部3、4の上縁部で画定される平面視略矩形状の上開口部1aの内側に収まるようにして設けられている。これにより、長辺側側壁部3の上縁部、及び、上フランジ部7の外側縁部のどちらについても、平面視で容器1の内外方向において凹凸が形成されることなく、略直線状に延在している(短辺側側壁部4の上縁部についても平面視で略直線状に延在している)。さらに、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10は無孔状とされている。
加えて、上記のように、窪み部13は、容器1の外方側に開口する水平断面略コ字状をなし、外下規制部25は、下板部15から上方に突出する突状部であり、外上規制部26は、矩形切欠き部14の上縁部よりも上方に位置している(図5、図6、図8参照)。このため、取付部12のうち、外下規制部25と、外上規制部26との間には、収容部28を容器1の外方側に開口させる外方開口部29が設けられている。
図5、図6、図8等に示すように、上方規制部22は、突状に構成されるとともに、上方側の部位において、突出方向先端部側(容器1の外方側)に向けて下方に傾斜する面取部31を備えている。これに対し、上方規制部22の下面(無線タグ11の上面と対向する規制面)は、略水平方向に延びている。さらに、上方規制部22は、容器1の外方側の部位において、略鉛直方向に延びる面を備えている。
また、図7に示すように、本実施形態では、長辺側側壁部3の横幅方向において、内下規制部27と、外下規制部25とが異なる位置(重複しない位置)に設けられている。加えて、容器1の内外方向において、内下規制部27と、外下規制部25とが所定距離を隔てて設けられており、本実施形態では、図8等に示すように、無線タグ11の下部の厚みは、容器1の内外方向における内下規制部27と、外下規制部25との間の距離とほぼ同じとされている。これにより、一対の内下規制部27と、外下規制部25との間に無線タグ11の下部が挿入されることで、無線タグ11の下部の容器1の内外方向における位置決めがなされるようになっている。さらに、無線タグ11の上部の厚みは、外上規制部26と、内板部17との間の距離とほぼ同じであり、外上規制部26と、内板部17との間に無線タグ11の上部が挿入されることで、無線タグ11の上部の容器1の内外方向における位置決めがなされるようになっている。
また、図7等に示すように、下板部15のうち、容器1の内外方向において、外下規制部25と、内板部17との間の位置には、上下に貫通する貫通孔33が設けられている。本実施形態の貫通孔33は、容器1の内外方向において、外下規制部25から内板部17の外面にかけて形成され、長辺側側壁部3の横幅方向において、一対の内下規制部27の間の範囲のほぼ全体に形成されている。加えて、上方規制部22は、長辺側側壁部3の横幅方向において左右一対で設けられるとともに、各上方規制部22は、長辺側側壁部3の横幅方向において、外下規制部25の一部、及び、内下規制部27と重複する位置に設けられている。
図6、図8等に示すように、上壁部としての補助フランジ部10の外側縁部のうち、長辺側側壁部3の横幅方向において収容部28(取付部12)の形成範囲を含む範囲から下方に延びる折返し壁部34が設けられている。折返し壁部34から外上規制部26までの間の部位により、作業者が手を掛けることを可能とする手掛け部35が構成されている。さらに、図1、図7等に示すように、下フランジ部8には、当該下フランジ部8の外側縁部のうち、取付部12に対応する範囲を含む部位を、その他の部位よりも容器1の内方側に位置させる切欠き部36が設けられている。
無線タグ11を容器1の取付部12に取付ける場合には、容器1の上方から、取付部12(窪み部13)の挿入部28aを介して、無線タグ11を窪み部13の内側(収容部28)に挿入させる(押し込む)。そして、無線タグ11の下部が、内下規制部27と、外下規制部25との間に挿入され、無線タグ11の上部が、内上規制部23と、外上規制部26との間の挿入され、上方規制部22が、無線タグ11の上面と上下に対向する位置とされることで、無線タグ11の取付が完了する。
また、無線タグ11を容器1から取外す場合には、作業者の指や工具(ドライバー等)を下フランジ部8の下面側から貫通孔33に挿入し、無線タグ11を上方に押し上げる。このとき、必要に応じて、窪み部13の内板部17を容器1の内方側に(手で引っ張って)変形させることで、上方規制部22による規制を解除する(或いは、上方規制部22に対して無線タグ11が相対的に上方に乗り越え易くする)ことができる。無線タグ11を窪み部13(挿入部28a)からある程度上方に突出させ、当該突出部位を保持して無線タグ11を上方に引き出す(抜き取る)ことで、無線タグ11の取外しが完了する。
加えて、図10、図11に示すように、本実施形態では、容器1同士を積み重ねる(段積みする)ことが可能に構成されている。すなわち、容器1の段積み状態では、上側の容器1の支持リブ6が、下側の容器1の内側(側壁部3、4の内周側)に挿入され、上側の容器1の下フランジ部8の下面が、下側の容器1の上フランジ部7の上面に当接して支持される。さらに、上側の容器1の支持リブ6の外周面が、下側の容器1の側壁部3、4の内面に当接、又は、近接するようになっている。また、容器1の段積み状態では、上側の容器1の支持リブ6の下端部が、下側の容器1の窪み部13(側板部16、及び、内板部17)から上方に離間しており、上側の容器1の支持リブ6が、下側の容器1の窪み部13に接触しないように構成されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、取付部12(収容部28)を上方に開口させる挿入部28aが設けられていることから、容器1の外面側に設けられた取付部12に対し、無線タグ11を容器1の上方から取付けることができる。従って、作業者が比較的楽な姿勢で取付作業を行ったり、取付作業の手数を減らしたりすることができ、無線タグ11の取付作業性の向上等を図ることができる。
また、取付部12のうち、外下規制部25と、外上規制部26との間には、収容部28を容器1の外方側に開口させる外方開口部29が設けられている。このため、無線タグ11を容器1の上方から取付ける構成であっても、容器1に取付けられた無線タグ11の外面(表面)を容器1の側方から視認することができる。従って、容器1に取付けられた無線タグ11の表面の表示情報を視認したり、無線タグ11が的確に取付けられているか(取付不良が生じていないか、或いは、誤った無線タグ11が取付けられていないか等)を容器1の側方から比較的容易に確認したりすることができる。
さらに、取付部12の挿入部28aは、容器1の上開口部1aの内側に収まるようにして設けられている。このため、窪み部13の側板部16、及び、内板部17の上縁部は、容器1の内側において上方に露出することとなり、容器1の上方から比較的容易に接触を図ることができる。これにより、例えば、側板部16、又は、内板部17を容器1の内側から引っ張り、上方規制部22の規制を解除したり、収容部28(窪み部13)に収容された無線タグ11(挿入部28aから少しだけ上方に突出した無線タグ11)に対して接触を図り易くしたりすることができる。従って、無線タグ11の取外し作業性の向上等を図ることができる。
また、例えば、取付部12(収容部28)よりも上方において、側壁部3、4から容器1の外方側に延出する上フランジ部7、及び、補助フランジ部10を備える構成において、取付部12の収容部28を上方に開口させるべく、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10に開口部や切欠き部を設ける等の必要がなくなり、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10を好適に(側壁部3、4の全周にわたってほぼ同じ突出幅で連続して)設けることが可能となる。従って、容器1(特に、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10)の強度の向上等を図ることができる。
さらに、側板部16に比べて比較的幅広に構成された内板部17に対して上方規制部22が設けられることで、挿入部28aを介して、無線タグ11を収容部28に挿入する際や、無線タグ11を収容部28から抜き取る際に、内板部17を比較的容易に弾性変形させ、上方規制部22を無線タグ11の挿入、及び、抜き取りを許容する側(容器1の内方側)に比較的容易に変位させることができる。従って、無線タグ11の取付作業性、及び、取外し作業性の向上等を図ることができる。さらに、上方規制部22に面取部31が設けられていることで、無線タグ11の取付部12への取付に際して挿入部28aに挿入させる際に、無線タグ11が上方規制部22を相対的に乗り越え易くなる。従って、無線タグ11の取付作業性の向上等をより一層図ることができる。尚、容器1に物品等が収容された状態では、当該物品等により、内板部17の容器1の内方側への変位が抑制され、無線タグ11が挿入部28aを介して上方に突出してしまうといった事態を抑止することができる。
また、下板部15のうち、容器1の内外方向において、外下規制部25と内板部17との間には、上下に貫通する貫通孔33が設けられている。このため、作業者の指や工具により、下板部15の下面側から、貫通孔33を介して、無線タグ11の下部への接触を図ることができ、無線タグ11を容器1の上方に相対変位させて取外す際の作業性の向上等を図ることができる。また、外下規制部25と、内下規制部27とが、長辺側側壁部3の横幅方向において異なる位置に設けられることから、重複する位置に設けられる場合に比べ、貫通孔33を容器1の内外方向において比較的大きく(外下規制部25から内板部17にかけての間の全体に)形成することができる。さらに、内下規制部27によって、無線タグ11の下部が内板部17から容器1の外方側に所定距離離間させられることとなる。従って、貫通孔33を介して、無線タグ11の下部に対する接触が図り易くなり(無線タグ11の下部と、内板部17とが密接している場合に比べ、指先を無線タグ11の下面に当て易くなり、指先から無線タグ11に力を掛け易くすることができる)、無線タグ11の取外し作業性の向上をより一層図ることができる。加えて、外下規制部25と、内下規制部27とで、無線タグ11の下部の容器1の内外方向における変位を防止する(挟持する)ことができ、無線タグ11の下部の位置ずれ(ガタツキ)を抑制することができる。
加えて、無線タグ11の取付部12、及び、手掛け部35をそれぞれの好適な位置に設けることにより、長辺側側壁部3の横幅方向において互いの形成範囲が重複する構成において、無線タグ11を容器1に取付けた状態としても、手掛け部35に手を掛けて容器1を持ち上げたり、引っ張ったりすることが可能となる。従って、無線タグ11が取付けられる容器1の利便性の向上等を図ることができる。特に、取付部12が窪み部13を備えることにより、取付部12に取付けられた無線タグ11を、極力、容器1の内方側に位置させることができ、収容部28のスペース、及び、手掛け部35のスペースをより好適に確保することができる。
また、容器1の段積み状態において、上側の容器1の支持リブ6の下端部が、下側の容器1の窪み部13(側板部16、及び、内板部17)から上方に離間するように構成されている。このため、容器1の段積み状態において、上側の容器1から、下側の容器1の窪み部13、ひいては、取付部12に取付けられた無線タグ11に対して負荷が掛けられてしまうことを回避することができる。従って、容器1を段積み状態として使用する場合においても、無線タグ11の故障や破損等を防止することができる。特に、取付部12の収容部28を上方に開口させる構成であっても、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10に開口部や切欠き等を設けなくてもよいことから、容器1を段積みする構成においても、上フランジ部7の強度、及び、剛性が確保され、上フランジ部7の損傷等を抑止しつつ、段積み状態の安定化等を図ることができる。さらに、容器1を段積みする際に、下側の容器1に対して上側の容器1を、一旦、容器1の長手幅方向において位置をずらして載置し、上側の容器1の下フランジ部8を下側の容器1の長辺側側壁部3に対応する上フランジ部7の上面に摺接させつつスライドさせて積み重ねる(スライドスタッキングする)場合に、上側の容器1が下側の容器1の長辺側側壁部3や取付部12(窪み部13)に接触する(引っ掛かる)といった事態を回避することができ、段積み作業性の向上等を図ることができる。加えて、容器1を段積みした状態であれば、下側の容器1の窪み部13(収容部28)の挿入部28aが上側の容器1によって閉塞される格好となり、運搬や保管に際して挿入部28aを介して収容部28に埃等が進入するといった事態を抑制することができる。
また、下フランジ部8には、当該下フランジ部8の外側縁部のうち、取付部12に対応する範囲を含む部位を、その他の部位よりも容器1の内方側に位置させる切欠き部36が設けられている。このため、下フランジ部8の外側縁部に対して別体が衝突し、外下規制部25に対する無線タグ11の係止状態が外れてしまうといった事態を抑制することができる。従って、外下規制部25の上方への突出長を必要最低限とすることができ、無線タグ11の表面を容器1の側方から極力広い範囲で視認させることが可能となる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、無線タグ11が取付けられる(取付部12が設けられる)長辺側側壁部3の横幅方向において、内下規制部27と、外下規制部25とが異なる位置(重複しない位置)に設けられているが、図12に示すように、容器1の内外方向において互いに対向配置されるように構成してもよい。また、貫通孔33は、当該貫通孔33を介して、下板部15(下フランジ部8)の下面側から、工具の先端部等を無線タグ11の下端部に接触させることが可能となるように設けられていればよく、例えば、図12に示すように、容器1の内外方向において、外下規制部25と、内下規制部27との間の範囲(のみ)に貫通孔33を設けることとしてもよい。
かかる構成を採用する場合、貫通孔33が、外下規制部25と、内下規制部27とで挟まれることにより、貫通孔33の周辺部の補強を図ることができ、工具により貫通孔33を介して無線タグ11に接触が図られる場合においても、貫通孔33の周辺部の損傷等を抑制することができる。加えて、容器1の内外方向において、貫通孔33の幅が、無線タグ11の下部の厚みとほぼ同じとなるため、無線タグ11を容器1に取付けることで、貫通孔33(の大部分)を無線タグ11で塞ぐことができる。従って、貫通孔33を介して取付部12側に埃等が進入してしまうといった事態を抑制することができる。尚、貫通孔33を省略することも可能である。
(b)上記実施形態では特に言及していないが、取付部12に対し無線タグ11を容器1の側方からでも着脱可能としてもよい。例えば、無線タグ11の取付に際し、長辺側側壁部3の外面側から、無線タグ11の上部を外上規制部26と、内上規制部23(内板部17)との間に挿入してから、無線タグ11の下部を(外下規制部25、下フランジ部8、及び、下板部15を弾性変形させつつ)容器1の内方側に押し込んで、外下規制部25と、内下規制部27との間に挿入させることが可能に構成してもよい。当該構成を採用する場合、図12に示すように、外下規制部25のうち容器1の外方側の部位において、上方に向けて容器1の内方側に傾斜する面取部41を設けることとしてもよい。この場合、無線タグ11を取付ける際に、無線タグ11の下部が、外下規制部25を相対的に乗り越え易くすることができ、取付作業性の向上等を図ることができる。尚、容器1の取付部12に対し無線タグ11を容器1の側方から着脱することが不可能な構成(例えば、外下規制部25の上方への突出長を比較的大きくする)としてもよい。
(c)さらに、上記実施形態では、内下規制部27がリブ状をなしているが、図12に示すように、下方に開口する略箱状としてもよい。加えて、内下規制部27の規制面(容器1の外方側の面)を下板部15(下フランジ部8)の上面よりも下方に延長させるようにして延長壁部42を設けることとしてもよい。この場合、工具を貫通孔33に挿通する際に、延長壁部42が工具の先端部のガイドとなり、工具の先端部を比較的スムースに無線タグ11の下端部と、内下規制部27との間に位置させる(滑り込ませる)ことができる。従って、無線タグ11の取外し作業性の向上等を図ることができる。尚、内下規制部27を中実状の突部として構成してもよいし、内下規制部27を省略する(内板部17の下部により内下規制部を構成する)こととしてもよい。
(d)上記実施形態では、上方規制部22は、内板部17から収容部28側に突出して設けられているが、例えば、側板部16から収容部28側に突出して設けられることとしてもよいし、内板部17のうち容器1の外方側の面と対向する部位(外上規制部26の直上方位置)から収容部28側に突出して設けられることとしてもよい。但し、長辺側側壁部3の一般部よりも比較的変形し易い窪み部13(特に、内板部17)に上方規制部22を設けることで、無線タグ11の着脱のし易さを向上させることができる。さらに、上方規制部22の面取部31は、平面状(C面取り形状)ではなく、湾曲状(R面取り形状)としてもよい。
また、上記実施形態では、外上規制部26は、長辺側側壁部3のうち内板部17の容器1の外方側の面と対向する部位により構成されているが、例えば、矩形切欠き部14の上縁部、又は、上壁部としての補助フランジ部10から下方に突出して設けられることとしてもよい。さらに、例えば、上記実施形態の外上規制部26、及び、外下規制部25に加えて、又は、代えて、矩形切欠き部14の側縁部(側板部16)から収容部28側に突出する突部を設け、無線タグ11の容器1の外方側への変位を規制する(無線タグ11を収容部28に挿入させる際のガイドをする)ように構成してもよい。
(e)さらに、窪み部13を省略する(例えば、長辺側側壁部3を略面一とする)こととしてもよい。当該構成を採用する場合には、上フランジ部7、及び、補助フランジ部10に開口部を設ける(補助フランジ部10の開口縁により、外上規制部26、及び、側方規制部24を構成する)ことで、取付部12の収容部28を上方に開口させ、収容部28に対して容器1の上方から無線タグ11を挿入可能に構成してもよい。尚、補助フランジ部10を省略することとしてもよい。さらに、上フランジ部7に持ち手部を設けることとしてもよい。
(f)上記実施形態では、長辺側側壁部3に無線タグ11が取付けられる(取付部12が設けられている)が、かかる構成に代えて、又は、加えて、短辺側側壁部4に無線タグ11の取付部が設けられることとしてもよい。さらに、上記実施形態では、下フランジ部8と同じ高さ位置に設けられた下板部15により無線タグ11の下部が支持される下方規制部21が構成されているが、例えば、容器1と比較して無線タグ11が小さい場合等において、長辺側側壁部3の上下方向のほぼ中央の位置から容器1の外方側に延出し、略水平方向に延在するフランジ部(受壁部)により下方規制部21が構成されるように構成してもよい。尚、折返し壁部34(手掛け部35)を省略することも可能である。
(g)上記実施形態では、容器1がポリプロピレンにより構成されているが、特に当該構成に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。さらに、上記実施形態では、段積み可能な容器1に具体化されているが、段積みすることのできない容器に適用してもよい。また、上記実施形態の容器1は、底壁構成部2が平面視略矩形状をなしているが、平面視形状が四角形以外の略多角形状、略円形状をなしていることとしてもよい。加えて、上記実施形態では特に言及していないが、無線タグ11は、表示内容を電気的に書換え可能な表示部を備えていることとしてもよい。また、無線タグ11の形状についても特に限定されるものではなく、例えば、厚みにほぼ変化のない板状をなしていてもよいし、外周部に凹凸が形成されていない形状としてもよい。
1…容器、1a…上開口部、2…底壁構成部、3…長辺側側壁部、4…短辺側側壁部、5…底壁部、6…支持リブ、7…上フランジ部、8…下フランジ部、10…補助フランジ部、11…無線タグ、12…取付部、13…窪み部、15……下板部、16…側板部、17…内板部、21…下方規制部、22…上方規制部、23…内上規制部、24…側方規制部、25…外下規制部、26…外上規制部、27…内下規制部、28…収容部、28a…挿入部、31…面取り部、33…貫通孔、34…折返し壁部、35…手掛け部。

Claims (5)

  1. 底壁構成部と、前記底壁構成部の外周縁から上方に延出する側壁部と、前記側壁部の外面、又は、前記底壁構成部の外周部から外方側に延出する受壁部とを備える合成樹脂製の容器において、
    前記側壁部の外面側には、無線タグを取付可能な取付部が設けられ、
    前記取付部は、
    前記受壁部の上面側に設けられ、前記無線タグの下方への変位を規制する下方規制部と、
    前記無線タグの上方への変位を規制する上方規制部と、
    前記無線タグの前記容器の内方側への変位を規制する内方規制部と、
    前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記無線タグの変位を規制する側方規制部と、
    前記無線タグの下部の前記容器の外方側への変位を規制する外下規制部と、
    前記無線タグの上部の前記容器の外方側への変位を規制する外上規制部とを備え、
    前記下方規制部、前記上方規制部、前記内方規制部、前記側方規制部、前記外下規制部、及び、前記外上規制部の間に、前記無線タグが収容される収容部が形成され、
    前記取付部は、前記収容部に対して、前記容器の上方から前記無線タグを挿入可能とする挿入部を備えていることを特徴とする容器。
  2. 前記無線タグが取付けられる前記側壁部は、当該側壁部の一部を前記容器の内方側に窪ませるようにして設けられ、前記無線タグの少なくとも一部を収容可能な窪み部を備え、
    前記窪み部は、前記容器の外方側に開口する水平断面略コ字状をなし、前記窪み部の内側に前記収容部が形成され、
    前記窪み部のうち、前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記収容部の幅を画定する側板部により前記側方規制部が構成され、
    前記窪み部のうち、前記収容部の前記容器の内方側の位置を画定する内板部により前記内方規制部が構成され、
    前記上方規制部は、前記側板部、又は、前記内板部から、前記収容部側に突出して設けられ、
    前記挿入部は、前記容器の前記側壁部の上縁部で画定される上開口部の内側に収まるようにして設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向における前記内板部の幅は、前記容器の内外方向における前記側板部の幅よりも長く、
    前記上方規制部は、前記内板部から前記容器の外方側に突出して設けられ、
    前記上方規制部は、上方側の部位において、突出方向先端部側に向けて下方に傾斜する面取部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
  4. 前記内方規制部は、前記外下規制部、及び、前記外上規制部よりも前記容器の内方側の位置に設けられ、前記無線タグの下部の前記容器の内方側への変位を規制する内下規制部を備え、
    前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向において、前記内下規制部と、前記外下規制部とが異なる位置に設けられ、
    前記容器の内外方向において、前記内下規制部と、前記外下規制部とが所定距離を隔てて設けられ、
    前記受壁部のうち、前記容器の内外方向において、前記側壁部の外面、又は、前記底壁構成部の外周部と、前記外下規制部との間の位置には、上下に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記受壁部よりも上方において、前記側壁部から前記容器の外方側に延びる上壁部と、
    前記上壁部の外側縁部から下方に延びる折返し壁部とを備え、
    前記折返し壁部から前記外上規制部までの間の部位により、作業者が手を掛けることを可能とする手掛け部が構成され、
    前記手掛け部は、前記無線タグが取付けられる前記側壁部の横幅方向において、前記収容部の形成範囲を含む範囲に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。
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