JP2011001097A - 運搬用容器 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、運搬用容器Cに形成されたICタグホルダー収容空間部Aに、ICタグホルダーHが収容された際には、ICタグホルダーに取り付けられたICタグTを、運搬用容器の側壁2の外壁面2aとICタグホルダーの板状本体h1の内面h1aとの間に配置したものである。
【効果】運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに取り付けられたICタグが、運搬用容器の側壁の外壁面とICタグホルダーの板状本体の内面との間に配置するように構成したので、ICタグが、外側に剥き出しになるようなことがなく、従って、ICタグに、外部部材が当接し、ICタグが、損傷するようなことを防止することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、運搬用容器に関するものであり、特に、ICタグホルダーを取り付けることが可能な運搬用容器に関するものである。
従来、ICタグやカードを、運搬用容器の外壁面に取り付けるように構成されたホルダーが、一例として、特許文献1に開示されている。
実開平5−94133号公報
上述した、従来の運搬用容器においては、ICタグホルダーに保持されているICタグが、外側に位置するように構成されているので、ICタグに、外部部材が当接し、ICタグが損傷するという問題があった。
また、ICタグホルダー自体も、運搬用容器の外壁面から突設しているので、、ICタグホルダーに、外部部材が当接し、ICタグホルダーが、運搬用容器から外れたり、ICタグホルダーが損傷するという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の運搬用容器が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに取り付けられたICタグを、運搬用容器の側壁の外壁面とICタグホルダーの板状本体の内面との間に配置したものであり、第2には、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの上端が、側壁の上端水平フランジの裏面に、当接或いは接近して位置するように構成されており、また、補強垂直リブの下端が、側壁の上部水平リブの上面に、当接或いは接近して位置するように構成したものであり、第3には、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの先端が、側壁の外壁面に、当接或いは接近して位置するように構成したものである。
本発明は、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに取り付けられたICタグが、運搬用容器の側壁の外壁面とICタグホルダーの板状本体の内面との間に配置するように構成したので、ICタグが、外側に剥き出しになるようなことがなく、従って、ICタグに、外部部材が当接し、ICタグが、損傷するようなことを防止することができる。
また、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの上端が、側壁の上端水平フランジの裏面に、当接或いは接近して位置するように構成されており、また、補強垂直リブの下端が、側壁の上部水平リブの上面に、当接或いは接近して位置するように構成したので、側壁の上端水平フランジに、上方から負荷が加わり、上端水平フランジが下方に湾曲しようとしても、上端水平フランジが、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブにより、支持されるので、側壁の上端水平フランジが下方に湾曲するようなことがなく、従って、ICタグホルダーが、損傷するようなことを防止することができる。
更に、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの先端が、側壁の外壁面に、当接或いは接近して位置するように構成したので、ICタグホルダーの板状本体の側壁方向への湾曲変形を抑制することができ、従って、ICタグホルダーが、損傷するようなことを防止することができる。
図1は、本発明の運搬用容器の斜視図である。 図2は、本発明の運搬用容器の部分拡大斜視図である。 図3は、本発明の運搬用容器の側壁に垂直な部分拡大垂直断面図である。 図4は、本発明の運搬用容器に取り付けられるICタグホルダーの斜視図である。 図5は、同じく、本発明の運搬用容器に取り付けられるICタグホルダーの斜視図である。 図6は、本発明の運搬用容器に取り付けられるICタグホルダーの部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の運搬用容器に取り付けられるICタグホルダーに、ICタグが取り付けられた状態の斜視図である。 図8は、本発明の運搬用容器に取り付けられるICタグホルダーに、ICタグが取り付けられた状態の部分拡大斜視図である。 図9は、本発明の運搬用容器に、ICタグホルダーが取り付けられた状態の部分拡大斜視図である。 図10は、本発明の運搬用容器に、ICタグホルダーが取り付けられた状態の側壁に垂直な部分拡大垂直断面図である。
先ず最初に、図1〜図3を用いて、本発明の運搬用容器Cについて説明する。
運搬用容器Cは、底部1と、一方の相対する側壁2と、もう一方の相対する側壁3とを有しており、側壁2、3の上端には、外側に水平状に延在する上端水平フランジ4が形成されている。
一方の相対する側壁2の上端水平フランジ4の下方には、所定の間隔を置いて、上部水平リブ5が形成されている。上部水平リブ5の中央部に位置する裏面には、上部水平リブ5に対して略垂直に垂下された相対する垂直リブ部6aと該垂直リブ部6aの下端を連結する水平リブ部6bが形成されており、一方の相対する側壁2には、相対する垂直リブ部6aと水平リブ部6bと上部水平リブ5とにより囲まれた手持ち用開口6が形成されている。
上端水平フランジ4の側壁2の外壁面2aからの距離(上端水平フランジ4の長さ方向に対して、垂直方向の長さ)と、上部水平リブ5の側壁2の外壁面2aからの距離(上部水平リブ5の長さ方向に対して、垂直方向の長さ)とは、略同じに形成されている。また、上端水平フランジ4と上部水平リブ5の側壁2とは、相対する垂直リブ7において連結されている。この相対する垂直リブ7の側壁2の外壁面2aからの距離も、上端水平フランジ4や上部水平リブ5と同じに形成されている。換言すれば、上端水平フランジ4の先端4aと上部水平リブ5の先端5aと垂直リブ7の先端7aとは、それぞれ、仮想垂直面Yに対して面一になるように形成されている。なお、本実施例においては、相対する垂直リブ7の下端と手持ち用開口6を形成する相対する垂直リブ部6a上端とが、上部水平リブ5を介して、連結されるように構成されている。
上述した上端水平フランジ4と、上部水平リブ5と、上端水平フランジ4と上部水平リブ5とを連結する相対する垂直リブ7と、側壁2の外壁面2aとにより、後述するICタグホルダーHが収容されるICタグホルダー収容空間部Aが形成されている。
また、相対する垂直リブ7の中間には、上端水平フランジ4と上部水平リブ5とを連結する当接垂直リブ8が形成されており、当接垂直リブ8の先端8aは、上述した上端水平フランジ4の先端4aと上部水平リブ5の先端5aと垂直リブ7の先端7aとにより形成される仮想垂直面Yより、引っ込んで形成されている。
ICタグホルダー収容空間部Aの上方に位置する上端水平フランジ4には、上端水平フランジ4の長さ方向に沿って、一対の係止透孔9が形成されている。本実施例においては、相対する垂直リブ7と当接垂直リブ8との間に位置する上端水平フランジ4に、係止透孔9が形成されている例が示されている。
次に、図4〜図6を用いて、上述したICタグホルダー収容空間部Aに収容されるICタグホルダーHについて説明する。
ICタグホルダーHは、上述したICタグホルダー収容空間部Aを形成する相対する垂直リブ7間の水平距離と略同じか、それより短い横幅を有するとともに、ICタグホルダー収容空間部Aを形成する上端水平フランジ4と上部水平リブ5間の垂直距離と略同じ高さの横長な板状本体h1を有している。
板状本体h1の両端部で、且つ、板状本体h1の上端には、板状本体h1の内面(ICタグホルダーHを、ICタグホルダー収容空間部Aに収容した際に、側壁2の外壁面2aと対向する面)h1aに対して略垂直に、水平方向に延在する水平片h2が形成されており、水平片h2の上面には、上述した運搬用容器Cの上端水平フランジ4に穿設された係止透孔9に嵌合される係止突起h3が突設されている。
また、係止突起h3が突設された水平片h2より中央寄りに位置する板状本体h1の内面h1aには、所定の間隔を置いて、且つ、板状本体h1の内面h1aに対して垂直に、一対の補強垂直リブh4が形成されている。補強垂直リブh4の上端h4aは、板状本体h1の上端h1bと略面一になるように形成されており、また、補強垂直リブh4の下端h4bは、板状本体h1の下端h1cと略面一になるように形成されている。なお、補強垂直リブh4の先端部に、運搬用容器Cの軽量化や樹脂の節約のために、先端部から板状本体h1の内面h1a方向に延在する凹部h4cを形成することが好ましい。
板状本体h1の内面h1aと補強垂直リブh4との間には、後述するICタグTが挿入可能な縦長スリットh5が形成されている。また、h6は、補強垂直リブh4の水平片h2側に位置する板状本体h1の内面h1aに突設されたガタ止め突起である。更に、h7は、補強垂直リブh4間の中央部に位置する板状本体h1の内面h1aの上端部から、水平方向に延在するICタグ係止フックである。ICタグ係止フックh7と板状本体h1の内面h1aとの間には、ICタグTの上端水平部が挿入されるスリットh8が形成されている。
次に、図7及び図8を用いて、ICタグホルダーHへのICタグTの取り付けについて説明する。
ICタグTは、横長の弾性変形可能な帯状体として形成されており、ICタグTの横幅は、ICタグホルダーHの板状本体h1の内面h1aに突設された一対のガタ止め突起h6間の間隔と略同じに形成されている。
ICタグTを、ICタグホルダーHへ取り付ける際には、ICタグTを、長さ方向外側に湾曲させて、ICタグTの垂直端t1を、板状本体h1の内面h1aと補強垂直リブh4との間に形成された縦長スリットh5に挿入するとともに、ICタグTの上端水平部t2を、ICタグ係止フックh7と板状本体h1の内面h1aとの間に形成されたスリットh8に挿入する。ICタグTが、ICタグホルダーHの板状本体h1の内面h1aと対向するように配置された際には、ICタグTの垂直端t1が、ガタ止め突起h6に当接或いは接近して位置するように構成されており、ICタグホルダーHに取り付けられたICタグTの水平方向への移動が制限されるように構成されている。
次いで、板状本体h1の内面h1aに取り付けられたICタグTが、側壁2の外壁面2aと対向するように、ICタグホルダーHを、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aと相対するように配置する。この状態から、ICタグホルダーHを、側壁2の外壁面2aに接近させて、ICタグホルダーHの係止突起h3を、運搬用容器Cの上端水平フランジ4に穿設された係止透孔9に嵌合させることにより、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHを、図9や図10に示されているように、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容する。
上述したように、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容された際には、ICタグホルダーHの板状本体h1の上端h1bが、側壁2の上端水平フランジ4の裏面4bに、当接或いは接近して位置するように構成されているとともに、ICタグホルダーHの板状本体h1の下端h1cが、側壁2の上部水平リブ5の上面5bに、当接或いは接近して位置するように構成されている。
また、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容された際には、ICタグホルダーHに形成された補強垂直リブh4の上端h4aが、側壁2の上端水平フランジ4の裏面4bに、当接或いは接近して位置するように構成されているとともに、ICタグホルダーHに形成された補強垂直リブh4の下端h4bが、側壁2の上部水平リブ5の上面5bに、当接或いは接近して位置するように構成されている。従って、側壁2の上端水平フランジ4に、上方から負荷が加わり、上端水平フランジ4が下方に湾曲しようとしても、上端水平フランジ4が、ICタグホルダーHに形成された補強垂直リブh4により、支持されるので、側壁2の上端水平フランジ4が下方に湾曲するようなことがなく、従って、ICタグホルダーHが、損傷するようなことを防止することができる。
更に、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容された際には、ICタグホルダーHに形成された補強垂直リブh4の先端h4dが、側壁2の外壁面2aに、当接或いは接近して位置するように構成されているとともに、ICタグホルダーHに形成されたICタグ係止フックh7の先端h7aが、側壁2に形成された当接垂直リブ8の先端8aに、当接或いは接近して位置するように構成されている。従って、ICタグホルダーHの板状本体h1に、外側から負荷が加わった際には、ICタグホルダーHに形成された補強垂直リブh4の先端h4dが、側壁2の外壁面2aに当接するとともに、ICタグホルダーHに形成されたICタグ係止フックh7の先端h7aが、当接垂直リブ8の先端8aに当接することになり、従って、ICタグホルダーHの板状本体h1の側壁2方向への湾曲変形を抑制することができ、よって、ICタグホルダーHが、損傷するようなことを防止することができる。
更にまた、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容された際には、ICタグTが、側壁2の外壁面2aと、ICタグホルダーHの板状本体h1の内面h1aとの間に配置されるように構成されており、ICタグTが、外側に剥き出しになるようなことがないので、ICタグTに、外部部材が当接し、ICタグTが、損傷するようなことを防止することができる。
なお更に、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2に形成されたICタグホルダー収容空間部Aに収容された際には、ICタグホルダーHが、上端水平フランジ4の先端4aや上部水平リブ5の先端5aや垂直リブ7の先端7aから突出しないように構成されており、従って、ICタグホルダーHに、外部部材が当接し、ICタグホルダーHが、側壁2から、不用意に、外れないように構成されている。
更になお、ICタグホルダー収容空間部Aを、側壁2の上端水平フランジ4と側壁2の上部水平リブ5との間に形成することにより、ICタグホルダー収容空間部Aを、側壁2の他のスペースを有効利用することができるとともに、ICタグTが取り付けられたICタグホルダーHが、側壁2の上部に形成されているので、ICタグTに蓄積されている情報を、リーダーにより読み取る際に、運搬用容器Cに収納された物品により、リーダーによる読み取りが影響されることがない。
A・・・・・・・・・・・・ICタグホルダー収容空間部
C・・・・・・・・・・・・運搬用容器
H・・・・・・・・・・・・ICタグホルダー
T ・・・・・・・・・・・ICタグ
2・・・・・・・・・・・・側壁
4・・・・・・・・・・・・上端水平フランジ
5・・・・・・・・・・・・上部水平リブ

Claims (3)

  1. ICタグホルダーが、側壁に取り付けられるように構成された運搬用容器において、運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに取り付けられたICタグが、側壁の外壁面とICタグホルダーの板状本体の内面との間に配置されるように構成したことを特徴とする運搬用容器。
  2. 運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの上端が、側壁の上端水平フランジの裏面に、当接或いは接近して位置するように構成されており、また、補強垂直リブの下端が、側壁の上部水平リブの上面に、当接或いは接近して位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。
  3. 運搬用容器に形成されたICタグホルダー収容空間部に、ICタグホルダーが収容された際には、ICタグホルダーに形成された補強垂直リブの先端が、側壁の外壁面に、当接或いは接近して位置するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。
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