JP2013133125A - 搬送器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物の静電気障害とIDタグの通信障害の両方を防止可能な搬送器具を提供する。
【解決手段】本発明の「搬送器具」としての折畳コンテナ10は、IDタグ保持壁40以外で荷物に触れ得る部分の全体が導電性樹脂で構成されているので、折畳コンテナ10の帯電を防いで荷物の静電気障害を防止することができる。また、折畳コンテナ10のうちIDタグ60を保持したIDタグ保持壁40は、非導電性樹脂で構成されているのでIDタグ60の通信障害も防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製のパレット、容器、その他の搬送器具に関し、特に箱形の容器(所謂、コンテナ)としての搬送器具に関する。
樹脂製の搬送器具は、他の搬送器具や荷物と擦れることで帯電して、その帯電による静電気で荷物に塵埃が付着したり、静電気放電により荷物としての電子部品を破損させるような静電気障害が生じ得る。これに対し、静電気障害を防ぐために導電性樹脂製のコンテナが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−79942号公報(段落[0013])
ところで、近年、IDタグを搬送器具に取り付けて行う物流管理が普及してきている。しかしながら、上記したコンテナをはじめとする従来の導電性樹脂製の搬送機器では、IDタグを取り付けた導電性樹脂壁に渦電流等が発生する等して、IDタグの通信障害が起きるという問題が発生していた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、荷物の静電気障害とIDタグの通信障害の両方を防止可能な搬送器具の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る搬送器具は、導電性樹脂製のパレット、容器、その他の搬送器具の導電性樹脂壁に、IDタグを取付可能な非導電性樹脂製のIDタグ保持壁により閉塞されたIDタグ配置孔を設けたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る搬送器具は、箱形の容器である請求項1に記載の搬送器具において、IDタグ保持壁のうちIDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の内面より外側にずれた位置にIDタグが配置されるようにしたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の搬送器具において、IDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の外面には、リブ、フランジ、その他の外面突部が設けられ、外面突部を含む導電性樹脂壁の最外面とIDタグ保持壁の最外面とを略面一に配置したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の搬送器具において、IDタグ保持壁にIDタグを覆うカバー部を設けて、そのカバー部にIDタグの有無を目視確認するための目視窓を貫通形成したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の搬送器具において、IDタグ保持壁を導電性樹脂壁とは別体に設けて、導電性樹脂壁に着脱可能に取り付けたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の搬送器具において、IDタグ配置孔の内面から突出しかつIDタグ配置孔の縁部に沿って延びた孔内突条を設け、IDタグ配置孔を貫通方向から見たときに、そのIDタグ配置孔の内部空間と、孔内突条を含むIDタグ配置孔の縁部との境界線が、凹凸を有しない直線からなる四角形をなし、IDタグ保持壁には、外側から孔内突条に係止する外側係止部と、内側から孔内突条に係止する内側係止部とが設けられると共に、外側係止部又は内側係止部の一方を、孔内突条との係止解除方向に弾性変形可能としたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の搬送器具において、孔内突条を、IDタグ配置孔の内面の幅方向でクランク状に屈曲させて導電性樹脂壁の内面寄りに位置した内寄り突部と導電性樹脂壁の外面寄りに位置した外寄り突部とに区画し、内寄り突部に外側係止部を係止させる一方、外寄り突部に内側係止部を係止させたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明では、搬送器具を導電性樹脂で成形し、その搬送器具の導電性樹脂壁に非導電性樹脂製のIDタグ保持壁により閉塞されたIDタグ配置孔を設けて、そのIDタグ保持壁にIDタグを取付可能としたので、荷物の静電気障害とIDタグの通信障害の両方を防止することができる。
[請求項2及び3の発明]
搬送器具が箱形の容器である場合、請求項2の構成によれば、IDタグ保持壁のうちIDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の内面より外側にずれた位置にIDタグが配置されるので、容器内の荷物によるIDタグの無線波への影響を抑えて、IDタグの通信障害を防止することができる。また、IDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の外面に、リブ、フランジ、その他の外面突部が設けられている場合、請求項3の構成によれば、外面突部を含む導電性樹脂壁の最外面とIDタグ保持壁の最外面とを略面一に配置したので、そのIDタグ保持壁に取り付けられるIDタグが導電性樹脂壁の最外面近くに位置することになる。これにより、容器内の荷物によるIDタグの無線波への影響がより一層抑えられると共に、外面突部によるIDタグの無線波に対する影響も抑えられ、IDタグの通信障害をより一層確実に防止することができる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、IDタグがIDタグ保持壁のカバー部に覆われて保護され、IDタグの破損、損傷が防がれる。しかも、そのカバー部に目視窓が貫通形成されているので、その目視窓を通してIDタグの有無を容易に目視確認することができ、IDタグの付け忘れを防止することができる。
[請求項5の発明]
IDタグ保護壁は、コアバック成形によってIDタグ保持壁を導電性樹脂壁に一体成形してもよいし、請求項5の構成のように、IDタグ保持壁を導電性樹脂壁とは別体に設けて、導電性樹脂壁に着脱可能に取り付けてもよい。請求項5の構成のように、IDタグ保持壁を導電性樹脂壁とは別体に設けた場合には、形状が異なる複数種類のIDタグに応じて、形状が異なるタグ保持部を有した複数種類のIDタグ保持壁を設けておき、使用するIDタグに適したIDタグ保持壁を選択して導電性樹脂壁に取り付けるようにすることもできる。
[請求項6及び7の発明]
請求項6の構成では、IDタグ保持壁の外側係止部及び内側係止部が、IDタグ配置孔内の孔内突条を挟んで、IDタグ保持壁が導電性樹脂壁に固定される。ここで、孔内突条を含むIDタグ配置孔の縁部とIDタグ配置孔の内部空間との境界線は、凹凸を有しない直線からなる四角形をなしているので、IDタグ保持壁のうち導電性樹脂壁と壁厚方向で重なり合う部分がIDタグ保持壁の外縁部に限定され、IDタグをIDタグ保持壁の中央に配置して導電性樹脂壁から離間させることができる。また、請求項7の構成によれば、孔内突条を、IDタグ配置孔の内面の幅方向でクランク状に屈曲させて内寄り突部と外寄り突部とに区画し、内寄り突部に外側係止部を係止させる一方、外寄り突部に内側係止部を係止させたので、外側係止部及び内側係止部をIDタグ保持壁の壁厚方向の狭い範囲に収めることができ、導電性樹脂壁の内外面からの外側係止部及び内側係止部の突出を防いだり、その突出量を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る折畳コンテナの組立状態の斜視図 折り畳み過程の折畳コンテナの斜視図 折畳状態の折畳コンテナの斜視図 IDタグ配置孔及びIDタグ保持壁を短辺側壁の外面側から見た斜視図 短辺側壁の内面側から見たIDタグ配置孔及びIDタグ保持壁の斜視図 IDタグが取り付けられたIDタグ保持壁の斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁の斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁の一部破断斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁の一部破断斜視図 第2実施形態のIDタグ配置孔及びIDタグ保持壁を短辺側壁の外面側から見た斜視図 それらIDタグ配置孔及びIDタグ保持壁を短辺側壁の内面側から見た斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁を短辺側壁の外面側から見た斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁を短辺側壁の内面側から見た斜視図 IDタグ配置孔内に取り付けられたIDタグ保持壁の一部破断斜視図 第3実施形態の短辺側壁を外面側から見た斜視図 その短辺側壁を内面側から見た斜視図
[第1実施形態]
以下、図1〜図9に基づいて、本発明を折畳コンテナ10に適用した第1実施形態について説明する。折畳コンテナ10は、本発明の「搬送器具」に相当し、図1に示すように、底盤11の外縁部に1対の長辺側壁20,20と1対の短辺側壁25,25とを組み付けてなる。これら底盤11、長辺側壁20及び短辺側壁25は、何れも導電性樹脂の成形品であり、本発明の「導電性樹脂壁」に相当する。ここで、「導電性樹脂」とは、表面固有抵抗が10[Ω・cm]以下のものをいう。具体的には、本実施形態では、「導電性樹脂」として、例えば、ポリプロピレン又はポリエチレンのマトリックスに、導電粒子としてのカーボンブラック、カーボン等の導電フィラーを適宜配合した導電ポリプロピレン又は導電ポリエチレンが使用され、それら導電ポリプロピレン又は導電ポリエチレンの表面固有抵抗は10[Ω・cm]以下、体積固有抵抗率は10[Ω・cm]以下になっている。
図3に示すように、底盤11は、平面形状が長方形になっていて、その外縁部には、1対の長辺部分全体を上方に突出させて1対の側壁支持突部12,12が形成されている。そして、図1に示すように、底盤11のうち1対の側壁支持突部12,12に長辺側壁20,20が回動可能に連結される一方、底盤11の外縁部のうち側壁支持突部12を有しない1対の短辺部分に短辺側壁25,25が回動可能に連結されている。
長辺側壁20は、主板部20Hの外面に外面リブ20Lを突出形成した構造をなし、底盤11に連結した複数のヒンジ脚部20Dを下面に備えている。これと同様に、短辺側壁25も、主板部25Hの外面に外面リブ25L(本発明の「外面突部」に相当する)を突出形成した構造をなし、底盤11に連結した複数のヒンジ脚部25Dを下面に備えている。
長辺側壁20の横方向の両端上部からは、短辺側壁25側に1対のサイド突片21,21が張り出し、それら各サイド突片21には、1対の係止孔21A,21Aが貫通形成されている。これに対し、短辺側壁25の横方向の両端上部には、上記した係止孔21A,21Aに凹凸係合可能な1対の係止突部25T,25Tがそれぞれ備えられている。さらに、長辺側壁20の主板部20Hのうちサイド突片21,21の近傍には、その主板部20Hの一部を片持ち梁状に切り離して弾性係合片22が形成されている。
そして、1対の長辺側壁20,20及び1対の短辺側壁25,25を起立させると、1対の短辺側壁25,25が1対の長辺側壁20,20の端部同士の間にそれぞれ嵌って係止突部25Tが係止孔21Aに凹凸係合すると共に、それら各短辺側壁25の側縁部が各長辺側壁20における弾性係合片22の先端の係止突部22Aとサイド突片21との間に挟まれて、折畳コンテナ10が組立状態に保持される。
その組立状態の折畳コンテナ10は、以下の手順で折畳状態にすることができる。即ち、弾性係合片22を外側に撓ませて係止突部22Aと短辺側壁25との係合を解除し、図2に示すように、短辺側壁25,25を底盤11の上に重ねるように折り畳む。次いで、図3に示すように、短辺側壁25,25の上に、長辺側壁20,20を重ねるように折り畳む。すると、1対の側壁支持突部12,12の間に、1対の長辺側壁20,20が並んだ状態で収まり、折畳コンテナ10全体が折畳状態になる。このとき各長辺側壁20のサイド突片21は、底盤11の縁部に陥没形成されているサイド凹部13に収容される。
一方の短辺側壁25の外面には、図1に示すようにカードホルダー28が取り付けられている。具体的には、上記した短辺側壁25の外面リブ25Lには、短辺側壁25の横方向の両端部で上下に延びた複数ずつの縦リブ25Kと、短辺側壁25の上端部で縦リブ25K群同士の間を連絡する複数の横リブ25Mと、短辺側壁25の下端部で縦リブ25K群同士の間を連絡する1つの横リブ25Nとが含まれている。そして、一方の短辺側壁25の外面のうち上下の横リブ25M,25Nと、左右の縦リブ25K群とに四方を囲まれた矩形領域25Rの下端部中央にカードホルダー28が取り付けられている。
このカードホルダー28は、下端帯板28Aから上方に門形の弾性片28Bを突出させた構造をなしている。そして、短辺側壁25の下縁部に沿った横リブ25Nと、その横リブ25Nの上側近傍に設けた複数のホルダ係止壁26と間に、カードホルダー28の下端帯板28Aが差し込まれて図示しない係止突起と係止孔との係合により抜け止めされ、弾性片28Bが短辺側壁25の外面に対向配置されている。これにより、弾性片28Bと短辺側壁25の外面との間に、納品書、仕様書等のカードを差し込んで保持させることができる。なお、カードホルダー28及びホルダ係止壁26は、主板部25Hの外面から外面リブ25Lの先端面まで間に収まる大きさになっている。
さて、カードホルダー28が取り付けられた一方の短辺側壁25には、図1に示すように、本発明に係るIDタグ配置孔30が貫通形成されている。IDタグ配置孔30は、図4に示すように、縦長の長方形になっていて、その開口縁に沿って前記した縦リブ25K及び横リブ25Nと開口縁リブ31とが延びている。
詳細には、開口縁リブ31は、一方の縦リブ25K群のうち矩形領域25R側の縦リブ25Kにおける上端寄り位置から水平に延び、途中で下方に直角曲げされて下側の横リブ25Nまで鉛直に延びている。また、開口縁リブ31の先端面と外面リブ25L(縦リブ25K及び横リブ25Nを含む)全体の先端面とは面一になっている。そして、IDタグ配置孔30は、開口縁リブ31等に四方を囲まれ、それら開口縁リブ31等のうちIDタグ配置孔30の内側を向いた側面が、IDタグ配置孔30の内面30Aになっている。なお、前記した複数のホルダ係止壁26の1つは、開口縁リブ31のうちIDタグ配置孔30の内面30Aとは反対側の側面と一体になっている。
IDタグ配置孔30の内面30Aには、孔内突条32が突出形成されている。孔内突条32全体は、IDタグ配置孔30の縁部に沿って延び、複数箇所でクランク状に屈曲していている。具体的には、孔内突条32は、IDタグ配置孔30の内縁部における1対の縦辺の各上端寄り位置と各略中央位置と、下辺中央位置との計5箇所で、外側にクランク状に屈曲していて、これにより、孔内突条32が、短辺側壁25の外面寄りに位置した外寄り突部32Aと、短辺側壁25の内面寄りに位置した内寄り突部32Bとに区画されている。また、IDタグ配置孔30の内縁部における上辺では、孔内突条32はクランク状に屈曲しておらず、全体が内寄り突部32Bになっている。さらに、IDタグ配置孔30の内面30Aからの孔内突条32の突出量は、孔内突条32全体で均一になっていて、IDタグ配置孔30を貫通方向から見たときに、そのIDタグ配置孔30の内部空間と、孔内突条32の先端との境界線は、凹凸を有しない直線からなる四角形になっている。
なお、図4に示すように、外寄り突部32Aの外面は、開口縁リブ31及び外面リブ25Lの先端面と面一に配置される一方、図7に示すように、内寄り突部32Bの内面は、短辺側壁25の内面から外側に若干ずれている。
図1に示すように、IDタグ配置孔30は、IDタグ保持壁40によって閉塞されている。そのIDタグ保持壁40は、非導電性樹脂の成形品である。ここで、「非導電性樹脂」は、表面固有抵抗が10[Ω・cm]より大きな樹脂をいい、本実施形態では、「非導電性樹脂」として、例えば、導電粒子を含有しない、「絶縁樹脂」としてのポリプロピレン又はポリエチレンが使用されている。なお、上記したカードホルダー28も、「絶縁樹脂」としてのポリプロピレン又はポリエチレンの成形品になっている。
図4に示すように、IDタグ保持壁40は、IDタグ配置孔30に対応した縦長の長方形で平板状のベース壁41を有している。ベース壁41の外縁部には、孔内突条32のクランク状の屈曲部に対応した複数位置に切欠部41Aが形成され、ベース壁41の外縁部のうち切欠部41A以外の部位が、本発明に係る外側係止部41Bになっている。そして、IDタグ保持壁40は、短辺側壁25の外側からIDタグ配置孔30内に嵌合され、外側係止部41B群を前記した内寄り突部32B群に押し付けた状態に取り付けられる。
なお、IDタグ保持壁40のうちIDタグ配置孔30内に取り付けられた状態で、短辺側壁25の外面と同じ外側を向く面を、以下、「IDタグ保持壁40の外面」といい、短辺側壁25の内面と同じ内側を向く面を、以下、「IDタグ保持壁40の内面」というとする。
IDタグ保持壁40の外面は平坦になっている。これに対し、IDタグ保持壁40の内面には、図6に示すように、各外側係止部41Bの縁部を縁取りするように補強リブ41Lが突出形成されている。また、ベース壁41の内面には、ベース壁41全体の長方形より全体が一周り小さい長方形を描く線に沿って第1包囲リブ41Mが突出形成されている。この第1包囲リブ41Mは、切欠部41Aとベース壁41の上部中央及び下部中央で分断されているが、第1包囲リブ41M全体で、略長方形の枠形嵌合突部41Tが構成されている。そして、その枠形嵌合突部41Tが、補強リブ41Lよりベース壁41の内面から大きく突出していて、IDタグ配置孔30における孔内突条32の先端面の内側に嵌合されるようになっている。
また、ベース壁41の内面のうち上下に1対ずつ並んだ切欠部41Aの縁部には、本発明の「内側係止部」に相当する係止爪42が設けられている。各係止爪42は、切欠部41Aのうち凹状に凹んだ奥部中央において、ベース壁41の内面から突出した可撓板42Bと、その可撓板42Bのうちベース壁41の横方向外側を向いた側面から突出した係止突起42Aとを備えてなる。また、係止突起42Aは、ベース壁41の縦方向から見ると直角三角形になっていて、可撓板42Bの側面から垂直に起立した係止面42Kと、ベース壁41から離れるに従ってベース壁41の横方向の中央側に向かうように傾斜した傾斜面42Sとを有している。さらに、係止爪42のうち傾斜面42Sと反対側の面には、係止爪42の先端から基端部に亘って補強用の突条42Jが形成されている。
さらに、第1包囲リブ41Mのうちベース壁41の下辺部分の切欠部41Aに対応した部分には、その第1包囲リブ41Mにおける補強リブ41Lより後方に多く突出している部分を段付き状に下方に突出させて、本発明の「内側係止部」に相当する引掛突部43が形成されている。これにより、IDタグ保持壁40をIDタグ配置孔30に取り付ける際に、IDタグ保持壁40を斜めにして引掛突部43をIDタグ配置孔30の下端部の32A(図4参照)の内側に引っ掛けてから、IDタグ保持壁40を起こすように回動してIDタグ配置孔30に押し込むことができる。すると、その過程で係止爪42の傾斜面42Sが孔内突条32の先端に摺接して係止爪42が撓み、IDタグ保持壁40全体がIDタグ配置孔30内に収まったところで、係止爪42が弾性復元して、係止爪42の係止面42KがIDタグ配置孔30における外寄り突部32Aの内面に係止し、IDタグ保持壁40がIDタグ配置孔30内に抜け止めされる。
ベース壁41の内面のうち枠形嵌合突部41Tの内側部分には、枠形嵌合突部41Tより細長い長方形の下辺と両縦辺とを描く線に沿って第2包囲リブ41Nが突出形成されている。また、第2包囲リブ41Nのうち1対の縦辺部分は、ベース壁41の上端まで延びて枠形嵌合突部41Tの上辺部分に繋がっている。さらに、第1包囲リブ41Mのうち係止爪42を間に挟んで分断された部分の端部と第2包囲リブ41Nとの間は、連絡リブ41Rによって連絡されている。なお、第2包囲リブ41Nのベース壁41の内面からの突出量は、第1包囲リブ41Mと同じになっている。そして、第2包囲リブ41Nの内側が、IDタグ60を収容するためのタグ収容部45になっている。
IDタグ60は、ICタグ、RFID(Radio Frequency Identification)とも呼ばれ、例えば、四角形の板状又はフィルム状の基材に、コイルアンテナとICチップとを実装してなり、全体が縦長のカード形状になっている。
ベース壁41の上端部には、枠形嵌合突部41T及びベース壁41のうち第2包囲リブ41Nの1対の縦辺部分に挟まれた部位を切除してタグ収容口45Kが形成されている。また、図5に示すように、ベース壁41の内面のうちタグ収容部45の両側部寄り位置には、第2包囲リブ41Nより低い1対のタグ当接突条47,47が上下方向に平行に延びている。また、1対のタグ当接突条47,47の上端部の間は、タグ当接突条47と同じ高さの連絡突条47Aによって連絡されている。なお、ベース壁41のうちタグ収容部45を外側から覆う部分は、本発明に係るカバー部41Dになっている。
図6に示すように、第2包囲リブ41Nのうち1対の縦辺部分には、それら先端縁から互いに接近する側に1対ずつ計2対のタグ支持突片46が張り出している。各タグ支持突片46は、例えば、第2包囲リブ41Nに沿って延びた帯板状をなしている。また、ベース壁41には、各タグ支持突片46との対向部分に、タグ支持突片46より一回り大きな形状の目視窓40Aが形成されている。なお、タグ支持突片46の突出量は、第2包囲リブ41Nの縦辺部分とタグ当接突条47との間隔より若干小さくなっていて、目視窓40Aは、第2包囲リブ41Nの縦辺部分とタグ当接突条47との間に配置されている。
ベース壁41のうち1対のタグ当接突条47,47に挟まれた領域における上端寄り位置には、図4に示すように、ベース壁41に門形のスリット44Fを形成することでベース壁41の一部を片持ち梁状に切り離して係止アーム44が形成されている。また、ベース壁41の裏面側における係止アーム44の先端部には、係止突部44Aが突出形成されている。その係止突部44Aは、図6に示すように、下端部に水平な係止面44Kを有し、その係止面44Kの上側位置に傾斜面44Sを有した三角形になっている。
本実施形態の折畳コンテナ10の構成に関する説明は、以上である。次に、この折畳コンテナ10の作用効果について説明する。IDタグ60を折畳コンテナ10に取り付けるには、例えば、図5に示すように、IDタグ保持壁40を短辺側壁25から外しておき、そのIDタグ保持壁40のタグ収容部45にIDタグ60を挿入する。その際、係止アーム44を撓ませながら、IDタグ60をタグ収容口45Kからタグ支持突片46とベース壁41との間の隙間に挿入してもよいし、IDタグ60を係止アーム44とタグ支持突片46との間でベース壁41の内面に斜めに突き当てて湾曲させ、タグ支持突片46とベース壁41との隙間に挿入してもよい。そして、IDタグ60がタグ収容部45の奥部まで挿入され、係止アーム44又はIDタグ60が弾性復元すると、係止アーム44における係止面44KがIDタグ60の端部に係止して、IDタグ60がタグ収容部45内に保持される。
なお、IDタグ保持壁40を短辺側壁25に取り付けた状態で、上記したようにIDタグ60を湾曲させてタグ収容部45に挿入してもよい。
IDタグ保持壁40を短辺側壁25に取り付けるには、上述したように、短辺側壁25の外面側からIDタグ保持壁40の下端部の引掛突部43をIDタグ配置孔30の外寄り突部32Aに引っ掛けてから回動してIDタグ配置孔30に押し込めばよい。そして、IDタグ保持壁40が短辺側壁25に取り付けられると、図9に示すように、IDタグ保持壁40の外側係止部41Bが内寄り突部32Bの外面に係止すると共に、図8に示すように、IDタグ保持壁40の係止爪42が外寄り突部32Aの内面に係止して、IDタグ保持壁40がIDタグ配置孔30内に抜け止めされる。これにより、折畳コンテナ10のIDタグ60が取り付けられた状態になり、IDタグ60を使用した物流管理が可能になる。
ここで、本実施形態の折畳コンテナ10では、IDタグ保持壁40以外で荷物に触れ得る部分の全体が導電性樹脂で構成されているので、折畳コンテナ10の帯電を防いで荷物の静電気障害を防止することができる。また、折畳コンテナ10のうちIDタグ60を保持したIDタグ保持壁40は、非導電性樹脂(絶縁性樹脂)で構成されているのでIDタグ60の通信障害も防止することができる。
また、本実施形態の折畳コンテナ10では、導電性樹脂壁である短辺側壁25にIDタグ保持壁40を固定するために形成された外寄り突部32A及び内寄り突部32Bが、図4に示すように、IDタグ配置孔30内の孔内突条32をクランク状に屈曲させて構成されているので、それら外寄り突部32A及び内寄り突部32Bに係止する外側係止部41Bと係止爪42及び引掛突部43とをIDタグ保持壁40の壁厚方向の狭い範囲に収めることができ、短辺側壁25の内外面からの外側係止部41B、係止爪42及び引掛突部43の突出を防ぐことができる。
また、孔内突条32の先端縁とIDタグ配置孔30の内部空間との境界線は、IDタグ配置孔30の貫通方向から見て凹凸を有しない直線からなる四角形をなし、部分的に内側に大きく突出した部位がないので、IDタグ保持壁40のうち短辺側壁25と壁厚方向で重なり合う部分がIDタグ保持壁40の外縁部に限定される。これにより、IDタグ60をIDタグ保持壁40の中央に配置して導電性樹脂壁である短辺側壁25から遠ざけることができる。
また、図8に示すように、IDタグ保持壁40は、短辺側壁25の内面より外側にずれた位置にIDタグ60を配置して保持しているので、折畳コンテナ10内の荷物によるIDタグ60の無線通信に対する影響も低減させることができる。しかも、短辺側壁25の外面突部である外面リブ25L等の先端面(即ち、短辺側壁25の最外面)と、IDタグ保持壁40の最外面とを略面一に配置したので、IDタグ保持壁40が短辺側壁25の外面から突出して他の部品との干渉するような事態を回避しつつ、外面リブ25L等の短辺側壁25の外面突部によるIDタグ60の無線波に対する影響も抑えられ、IDタグ60の通信障害をより一層確実に防止することができる。
さらに、IDタグ60は、IDタグ保持壁40のカバー部41Dに覆われて保護されるので、IDタグ60の破損、損傷が防がれる。しかも、そのカバー部41Dには目視窓40Aが貫通形成されているので、その目視窓40Aを通してIDタグ60の有無を容易に目視確認することができ、IDタグの付け忘れを防止することができる。
なお、本実施形態の折畳コンテナ10では、IDタグ保持壁40を短辺側壁25に着脱自在に取り付けたので、形状が異なる複数種類のIDタグ60に対応させて、タグ収容部45の形状が異なる複数種類のIDタグ保持壁40を設けておき、使用するIDタグ60に適したIDタグ保持壁40を選択して導電性樹脂壁に取り付けるようにすることもできる。
[第2実施形態]
本実施形態の折畳コンテナ10Vは、図10〜図14に示されており、IDタグ配置孔30の縁部とIDタグ保持壁40Vの構造が前記第1実施形態と異なる。即ち、図10に示すように、本実施形態のIDタグ配置孔30内の孔内突条32Vは、上辺中央のみがクランク状に外側に屈曲して本発明に係る外寄り突部32Cになっている。また、図11に示すように、IDタグ配置孔30を囲む開口縁リブ31Vは、短辺側壁25Vの内面から突出している。さらに、孔内突条32Vの内面の先端縁には、開口縁リブ31Vより低い補強リブ31Wが突出形成されていて、開口縁リブ31Vと補強リブ31Wとで二重枠構造になっている。
孔内突条32Vのうち1対の縦辺の各2位置には、開口縁リブ31Vから補強リブ31Wを横切ってIDタグ配置孔30内に僅かに突出する位置まで延び補強梁61Hが設けられている。また、各補強梁61Hの先端から短辺側壁25Vの外側に向かって係止突片61が突出している。そして、図14に示すように、係止突片61におけるIDタグ配置孔30の内側を向いた面には、係止面61Kと傾斜面61Sとを有した三角形の係止突起61Aが突設されている。
図10に示すように、本実施形態では、IDタグ保持壁40Vのベース壁41Vには、その上縁部中央のみに切欠部41Aが形成されている。また、図11に示すように、IDタグ保持壁40Vの内面では、ベース壁41Vの一部を膨出させてなる1対の土手部70,70が上下方向に平行に延びている。また、1対の土手部70,70の下端部の間は連絡壁72にて連絡されて、それら1対の土手部70,70と連絡壁72とに囲まれた部分がタグ収容部45になっている。さらに、土手部70,70の互いの対向面からは、複数対のタグ支持突片68が互いに接近するように張り出されている。
1対の土手部70,70の上面は、ベース壁41Vの上端寄り位置に配置されかつ、上方に向かうに従って互いに離間するように傾斜したガイド面45G,45Gになっている。また、ベース壁41Vの内面上部には、ガイド面45G,45Gの上端部から上方に延びかつベース壁41Vの上端寄り位置で横方向に延びた内面補強リブ73が形成され、その内面補強リブ73における上辺中央から上方に上端係止突起65が突出している。さらに、ベース壁41Vのうち各タグ支持突片68と対向する位置には、図10に示すように、タグ支持突片68と同形状の目視窓66が貫通形成されている。また、ベース壁41Vの上端寄り位置には、係止アーム44が備えられている。
図11に示すように、1対の土手部70,70のうちベース壁41Vの外縁寄りに位置で上下方向に延びた1対の段差面70D,70Dには、上下方向の2位置にそれぞれ係合孔62が形成されている。
ベース壁41Vの外面のうち1対の土手部70,70の裏側に相当する部分には、図10に示すように、1対の溝部71,71が陥没形成されている。各溝部71には、各係合孔62を上下で挟む位置で溝部71内を横切る複数の区画壁74が備えられ、それら区画壁74によって、溝部71内が複数の長部屋63と小部屋64とに区画されている。そして、係合孔62が、小部屋64の一内側面から奥面の一部に亘って開口している。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。この実施形態のIDタグ保持壁40Vにおいても、前記第1実施形態のIDタグ保持壁40と同様の操作でIDタグ60をタグ収容部45に収容することができる。また、IDタグ保持壁40Vを短辺側壁25Vに取り付けるには、短辺側壁25Vの外面側からIDタグ保持壁40Vの上端係止突起65を、IDタグ配置孔30の上端部の外寄り突部32Cの内面に引っ掛け、上端係止突起65を中心にしてIDタグ保持壁40Vを回動してIDタグ配置孔30内に押し込むめばよい。すると、図14に示すように、係止突片61がIDタグ保持壁40Vの内面側から係合孔62を通して小部屋64内に突入し、その小部屋64の奥壁64Aに係止突片61の係止面61Kが係止する。また、このとき、ベース壁41Vの外縁部が孔内突条32Vの外面に当接する。これらにより、IDタグ保持壁40VがIDタグ配置孔30内に固定される。そして、この実施形態の構成によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態]
本実施形態の折畳コンテナ10Wは、図15及び図16に示されており、IDタグ保持壁40Wが、コアバック成形により短辺側壁25Wに一体成形されている点が第1実施形態と大きく異なる。具体的には、射出成形金型にて導電性樹脂を用いてタグ配置孔30W(図15参照)を有した短辺側壁25Wを成形した後、その射出成形金型のうちタグ配置孔30Wの内側面を成形するコアをバックして非導電性樹脂にてIDタグ保持壁40Wが成形されている。なお、このIDタグ保持壁40Wには、図15及び図16に示すように、第1実施形態のIDタグ保持壁40Wと同じ目視窓40A、第2包囲リブ41N、タグ支持突片46、係止アーム44、タグ収容部45及びタグ当接突条47が形成されている。本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用効果に加え、部品点数の削減及び折畳コンテナ10Wを製造する際の組付工程数の削減が図られる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3の実施形態では、「搬送器具」としての折畳コンテナ10,10V,10Wに本発明を適用した例を示したが、「搬送器具」としてのパレット、バケット、トレイ等に本発明を適用してもよい。また、折畳不能なコンテナに本発明を適用してもよい。
(2)前記第1実施形態のIDタグ保持壁40は、コンテナ10の短辺側壁25に貫通形成したタグ配置孔30を塞ぐものであったが、例えば、コンテナに備えた側面開口又は上面開口を本発明に係る「タグ配置孔」とし、そのタグ配置孔の開口縁に回動可能に取り付けた回動蓋を本発明に係る「タグ保持壁」として、その回動蓋にIDタグを取り付ける構成にしてもよい。
(3)前記第1〜第3の実施形態では、IDタグ60がタグ収容部45に収容されていたが、IDタグ保持壁にタグ収容部を設けずに、IDタグをIDタグ保持壁に接着剤等にて貼り付ける構成としてもよい。
10,10V,10W 折畳コンテナ
25,25V,25W 短辺側壁(導電性樹脂壁)
25L 外面リブ(外面突部)
30,30W タグ配置孔
31 開口縁リブ(外面突部)
32,32V 孔内突条
32A,32C 外寄り突部
32B 内寄り突部
40,40V,40W タグ保持壁
40A,66 目視窓
41B 外側係止部
41D カバー部
42 係止爪(内側係止部)
43 引掛突部(内側係止部)
60 タグ
65 上端係止突起(内側係止部)

Claims (7)

  1. 導電性樹脂製のパレット、容器、その他の搬送器具の導電性樹脂壁に、IDタグを取付可能な非導電性樹脂製のIDタグ保持壁により閉塞されたIDタグ配置孔を設けたことを特徴とする搬送器具。
  2. 箱形の前記容器である請求項1に記載の搬送器具において、前記IDタグ保持壁のうち前記IDタグ配置孔を有する前記導電性樹脂壁の内面より外側にずれた位置に前記IDタグが配置されるようにしたことを特徴とする搬送器具。
  3. 前記IDタグ配置孔を有する前記導電性樹脂壁の外面には、リブ、フランジ、その他の外面突部が設けられ、前記外面突部を含む前記導電性樹脂壁の最外面と前記IDタグ保持壁の最外面とを略面一に配置したことを特徴とする請求項2に記載の搬送器具。
  4. 前記IDタグ保持壁に前記IDタグを覆うカバー部を設けて、そのカバー部に前記IDタグの有無を目視確認するための目視窓を貫通形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
  5. 前記IDタグ保持壁を前記導電性樹脂壁とは別体に設けて、前記導電性樹脂壁に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
  6. 前記IDタグ配置孔の内面から突出しかつ前記IDタグ配置孔の縁部に沿って延びた孔内突条を設け、前記IDタグ配置孔を貫通方向から見たときに、そのIDタグ配置孔の内部空間と、前記孔内突条を含む前記IDタグ配置孔の縁部との境界線が、凹凸を有しない直線からなる四角形をなし、
    前記IDタグ保持壁には、外側から前記孔内突条に係止する外側係止部と、内側から前記孔内突条に係止する内側係止部とが設けられると共に、前記外側係止部又は前記内側係止部の一方を、前記孔内突条との係止解除方向に弾性変形可能としたことを特徴とする請求項5に記載の搬送器具。
  7. 前記孔内突条を、前記IDタグ配置孔の内面の幅方向でクランク状に屈曲させて前記導電性樹脂壁の内面寄りに位置した内寄り突部と前記導電性樹脂壁の外面寄りに位置した外寄り突部とに区画し、
    前記内寄り突部に前記外側係止部を係止させる一方、前記外寄り突部に前記内側係止部を係止させたことを特徴とする請求項6に記載の搬送器具。
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