JP2013133125A - 搬送器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の「搬送器具」としての折畳コンテナ10は、IDタグ保持壁40以外で荷物に触れ得る部分の全体が導電性樹脂で構成されているので、折畳コンテナ10の帯電を防いで荷物の静電気障害を防止することができる。また、折畳コンテナ10のうちIDタグ60を保持したIDタグ保持壁40は、非導電性樹脂で構成されているのでIDタグ60の通信障害も防止することができる。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明では、搬送器具を導電性樹脂で成形し、その搬送器具の導電性樹脂壁に非導電性樹脂製のIDタグ保持壁により閉塞されたIDタグ配置孔を設けて、そのIDタグ保持壁にIDタグを取付可能としたので、荷物の静電気障害とIDタグの通信障害の両方を防止することができる。
搬送器具が箱形の容器である場合、請求項2の構成によれば、IDタグ保持壁のうちIDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の内面より外側にずれた位置にIDタグが配置されるので、容器内の荷物によるIDタグの無線波への影響を抑えて、IDタグの通信障害を防止することができる。また、IDタグ配置孔を有する導電性樹脂壁の外面に、リブ、フランジ、その他の外面突部が設けられている場合、請求項3の構成によれば、外面突部を含む導電性樹脂壁の最外面とIDタグ保持壁の最外面とを略面一に配置したので、そのIDタグ保持壁に取り付けられるIDタグが導電性樹脂壁の最外面近くに位置することになる。これにより、容器内の荷物によるIDタグの無線波への影響がより一層抑えられると共に、外面突部によるIDタグの無線波に対する影響も抑えられ、IDタグの通信障害をより一層確実に防止することができる。
請求項4の構成によれば、IDタグがIDタグ保持壁のカバー部に覆われて保護され、IDタグの破損、損傷が防がれる。しかも、そのカバー部に目視窓が貫通形成されているので、その目視窓を通してIDタグの有無を容易に目視確認することができ、IDタグの付け忘れを防止することができる。
IDタグ保護壁は、コアバック成形によってIDタグ保持壁を導電性樹脂壁に一体成形してもよいし、請求項5の構成のように、IDタグ保持壁を導電性樹脂壁とは別体に設けて、導電性樹脂壁に着脱可能に取り付けてもよい。請求項5の構成のように、IDタグ保持壁を導電性樹脂壁とは別体に設けた場合には、形状が異なる複数種類のIDタグに応じて、形状が異なるタグ保持部を有した複数種類のIDタグ保持壁を設けておき、使用するIDタグに適したIDタグ保持壁を選択して導電性樹脂壁に取り付けるようにすることもできる。
請求項6の構成では、IDタグ保持壁の外側係止部及び内側係止部が、IDタグ配置孔内の孔内突条を挟んで、IDタグ保持壁が導電性樹脂壁に固定される。ここで、孔内突条を含むIDタグ配置孔の縁部とIDタグ配置孔の内部空間との境界線は、凹凸を有しない直線からなる四角形をなしているので、IDタグ保持壁のうち導電性樹脂壁と壁厚方向で重なり合う部分がIDタグ保持壁の外縁部に限定され、IDタグをIDタグ保持壁の中央に配置して導電性樹脂壁から離間させることができる。また、請求項7の構成によれば、孔内突条を、IDタグ配置孔の内面の幅方向でクランク状に屈曲させて内寄り突部と外寄り突部とに区画し、内寄り突部に外側係止部を係止させる一方、外寄り突部に内側係止部を係止させたので、外側係止部及び内側係止部をIDタグ保持壁の壁厚方向の狭い範囲に収めることができ、導電性樹脂壁の内外面からの外側係止部及び内側係止部の突出を防いだり、その突出量を抑えることができる。
以下、図1〜図9に基づいて、本発明を折畳コンテナ10に適用した第1実施形態について説明する。折畳コンテナ10は、本発明の「搬送器具」に相当し、図1に示すように、底盤11の外縁部に1対の長辺側壁20,20と1対の短辺側壁25,25とを組み付けてなる。これら底盤11、長辺側壁20及び短辺側壁25は、何れも導電性樹脂の成形品であり、本発明の「導電性樹脂壁」に相当する。ここで、「導電性樹脂」とは、表面固有抵抗が106[Ω・cm]以下のものをいう。具体的には、本実施形態では、「導電性樹脂」として、例えば、ポリプロピレン又はポリエチレンのマトリックスに、導電粒子としてのカーボンブラック、カーボン等の導電フィラーを適宜配合した導電ポリプロピレン又は導電ポリエチレンが使用され、それら導電ポリプロピレン又は導電ポリエチレンの表面固有抵抗は106[Ω・cm]以下、体積固有抵抗率は103[Ω・cm]以下になっている。
本実施形態の折畳コンテナ10Vは、図10〜図14に示されており、IDタグ配置孔30の縁部とIDタグ保持壁40Vの構造が前記第1実施形態と異なる。即ち、図10に示すように、本実施形態のIDタグ配置孔30内の孔内突条32Vは、上辺中央のみがクランク状に外側に屈曲して本発明に係る外寄り突部32Cになっている。また、図11に示すように、IDタグ配置孔30を囲む開口縁リブ31Vは、短辺側壁25Vの内面から突出している。さらに、孔内突条32Vの内面の先端縁には、開口縁リブ31Vより低い補強リブ31Wが突出形成されていて、開口縁リブ31Vと補強リブ31Wとで二重枠構造になっている。
本実施形態の折畳コンテナ10Wは、図15及び図16に示されており、IDタグ保持壁40Wが、コアバック成形により短辺側壁25Wに一体成形されている点が第1実施形態と大きく異なる。具体的には、射出成形金型にて導電性樹脂を用いてタグ配置孔30W(図15参照)を有した短辺側壁25Wを成形した後、その射出成形金型のうちタグ配置孔30Wの内側面を成形するコアをバックして非導電性樹脂にてIDタグ保持壁40Wが成形されている。なお、このIDタグ保持壁40Wには、図15及び図16に示すように、第1実施形態のIDタグ保持壁40Wと同じ目視窓40A、第2包囲リブ41N、タグ支持突片46、係止アーム44、タグ収容部45及びタグ当接突条47が形成されている。本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用効果に加え、部品点数の削減及び折畳コンテナ10Wを製造する際の組付工程数の削減が図られる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
25,25V,25W 短辺側壁(導電性樹脂壁)
25L 外面リブ(外面突部)
30,30W タグ配置孔
31 開口縁リブ(外面突部)
32,32V 孔内突条
32A,32C 外寄り突部
32B 内寄り突部
40,40V,40W タグ保持壁
40A,66 目視窓
41B 外側係止部
41D カバー部
42 係止爪(内側係止部)
43 引掛突部(内側係止部)
60 タグ
65 上端係止突起(内側係止部)
Claims (7)
- 導電性樹脂製のパレット、容器、その他の搬送器具の導電性樹脂壁に、IDタグを取付可能な非導電性樹脂製のIDタグ保持壁により閉塞されたIDタグ配置孔を設けたことを特徴とする搬送器具。
- 箱形の前記容器である請求項1に記載の搬送器具において、前記IDタグ保持壁のうち前記IDタグ配置孔を有する前記導電性樹脂壁の内面より外側にずれた位置に前記IDタグが配置されるようにしたことを特徴とする搬送器具。
- 前記IDタグ配置孔を有する前記導電性樹脂壁の外面には、リブ、フランジ、その他の外面突部が設けられ、前記外面突部を含む前記導電性樹脂壁の最外面と前記IDタグ保持壁の最外面とを略面一に配置したことを特徴とする請求項2に記載の搬送器具。
- 前記IDタグ保持壁に前記IDタグを覆うカバー部を設けて、そのカバー部に前記IDタグの有無を目視確認するための目視窓を貫通形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
- 前記IDタグ保持壁を前記導電性樹脂壁とは別体に設けて、前記導電性樹脂壁に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の搬送器具。
- 前記IDタグ配置孔の内面から突出しかつ前記IDタグ配置孔の縁部に沿って延びた孔内突条を設け、前記IDタグ配置孔を貫通方向から見たときに、そのIDタグ配置孔の内部空間と、前記孔内突条を含む前記IDタグ配置孔の縁部との境界線が、凹凸を有しない直線からなる四角形をなし、
前記IDタグ保持壁には、外側から前記孔内突条に係止する外側係止部と、内側から前記孔内突条に係止する内側係止部とが設けられると共に、前記外側係止部又は前記内側係止部の一方を、前記孔内突条との係止解除方向に弾性変形可能としたことを特徴とする請求項5に記載の搬送器具。 - 前記孔内突条を、前記IDタグ配置孔の内面の幅方向でクランク状に屈曲させて前記導電性樹脂壁の内面寄りに位置した内寄り突部と前記導電性樹脂壁の外面寄りに位置した外寄り突部とに区画し、
前記内寄り突部に前記外側係止部を係止させる一方、前記外寄り突部に前記内側係止部を係止させたことを特徴とする請求項6に記載の搬送器具。
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