JP3990680B2 - 縦型充填包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、充填物が封入された包装袋を製造する縦型充填包装機に関する。
従来、液体あるいはペースト状の充填物を袋詰めするのに縦型充填包装機が用いられている(例えば特許文献1参照)。
図14は、同文献に示された従来の縦型充填包装機の一例を示す図である。
縦型充填包装機101は、シート状フィルム161を製袋ガイド105によって筒状とし、その重ね合せ面を縦シール機構106で熱シールすることにより形成した筒状フィルム160内に充填物を投入して包装袋を製造するものである。
縦型充填包装機101は、筒状フィルム160を下方に搬送するためのフィルム送りローラ107と、筒状フィルム160内に充填物を投入する投入ノズル108と、筒状フィルム160を扁平に押しつぶして扁平部160aを形成する一対のシゴキローラ125と、その扁平部160aを筒状フィルム160の幅方向に熱シールする横シール機構130と、横シール機構130によって熱シールされた横シール部を切断するカッター141を内蔵した切断機構140を有している。筒状フィルム160の搬送方向(図示上下方向)における横シール機構130と切断装置140との間の距離は、製造する1つの包装袋の長さに対応するように設定されている。なお、上記の熱シール機構130による熱シール動作は「横シール」とも呼ばれる。
このように構成された縦型充填包装機101の動作例について、図15を参照して説明する。
図15(a)に示す状態は、一対のシゴキローラ125、横シール機構130、および切断機構140が全て開放状態となっており、また、筒状フィルム160の下側には既に1つの包装袋166が形成されている。筒状フィルム160内には、投入ノズル108(図14参照)から充填物が連続的に投入されている。
次いで、図15(b)に示すように、充填物の液面がシゴキローラ125の位置よりも高くなったら、シゴキローラ125で筒状フィルム160を挟み込んで充填物を分割する。
次いで、図15(c)に示すように、筒状フィルム160を挟み込んだ状態でシゴキローラ125を回転駆動させることにより、筒状フィルム160に扁平部160aを形成しながら筒状フィルム160を下方に搬送する。この搬送動作は、先の工程で熱シールされた横シール部165が切断機構140に挟まれる位置となるまで行われる。
次いで、図15(d)に示すように、筒状フィルム160の搬送を停止した状態で横シール機構130と切断機構140とを駆動する。横シール機構130は、一対のシゴキローラ125によって形成された扁平部160を挟み込んで筒状フィルム160の幅方向に横シール部165を形成する。一方、切断機構140は、先の工程で熱シールされた横シール部165を挟み込んで熱がまだ残っている横シール部165を冷却すると共に、カッター141を前進させてその横シール部165を幅方向に切断する。これにより、包装袋166が筒状フィルム160から切り分けられる。
次いで、図15(e)に示すように、一対のシゴキローラ125、横シール機構130、および切断機構140を全て開放状態とする。切断機構140を開放状態とすることにより、切断機構140による保持が解除され、1つの包装袋166が得られる。
そして、フィルム送りローラ107(図14参照)を駆動して筒状フィルム160を、図15(a)の状態となるまで再び下方に搬送する。以上のような一連の工程を繰り返すことによって、充填物が封入された包装袋166が連続的に製造される。
図14の縦型充填包装機101はこのように、横シール機構130を用いて筒状フィルム160に横シール部165を形成した後、筒状フィルム160を再び下方に搬送し、切断機構140を用いてその横シール部165を冷却、切断するものであるが、他にも例えば特許文献2には、筒状フィルム160の搬送を停止したまま同フィルムの熱シール、冷却、および切断の動作の全てを行うことができる機構が提案されている。
図16は、特許文献2に提案された従来の横シール・切断機構の構成および動作を説明するための図である。
横シール・切断機構230は、図示するように、筒状フィルムの扁平部160aをその幅方向に熱シールするためのヒータバー201およびヒータバー受け204と、それにより熱シールされた横シール部を冷却、切断するための冷却バー202および切断装置205を有している。
ヒータバー201および切断装置205は、例えばエアシリンダを駆動源として、扁平部160aに対して直交する方向に進退移動するように構成されている。一方、冷却バー202およびヒータバー受け204は、それぞれ、支持軸210a、210bに回動自在に支持されており、上記ヒータバー210および切断装置205の進退移動に合わせて支持軸210a、210bを中心として回動するように構成されている。具体的には、冷却バー202は、ヒータバー201を前進させたときに図16(a)に示すように扁平部160aに当接しない状態となり、ヒータバー201を退避させたときに図16(b)に示すように扁平部160aに当接する状態となる。また、ヒータバー受け204は、切断装置205を退避させたときに図16(a)に示すように扁平部160aに当接する状態となり、切断装置205を前進させたときに図16(b)に示すように扁平部160aに当接しない状態となる。
上記のように構成された横シール・切断機構230は、図16(a)に示すように、ヒータバー201を前進させると共に切断装置205を退避させて、ヒータバー201およびヒータバー受け204で扁平部160aを加圧、加熱することにより扁平部160aを熱シールして横シール部を形成する。その後、図16(b)に示すように、ヒータバー201を後退させると共に切断装置205を前進させて、切断装置205および冷却バー202で扁平部160aを挟んで熱がまだ残っている横シール部を冷却する。この冷却動作を所定時間行った後、切断装置205内に設けられたカッター203を前進させて冷却された上記横シール部の切断を行う。
このような横シール・切断機構230を用いて包装袋を製造する縦型充填包装機によれば、筒状フィルムを停止した状態で熱シール、冷却、および切断の動作の全てを行うことができるため次のような利点を有している。第1には、図14の縦型充填包装機101では、熱シール動作を行った後、それにより形成された横シール部が切断機構140の高さとなるまで筒状フィルムを再び下方に搬送するものであるため、筒状フィルムの送り量のばらつきを考慮してシール幅を大きめに取る必要があるのに対し、横シール・切断機構230を用いればそのようなばらつきは考慮しなくてよいため、シール幅を狭めることが可能となる。シール幅が大きいということは、筒状フィルムを余計に使用することを意味し、製品としての包装袋の製造コストを上昇させることにつながる。第2には、横シール・切断機構230では上記の通り筒状フィルムを下方に搬送する必要がないため、熱シール、冷却、および切断の動作にかかる時間を短縮化でき、結果的に包装袋の製造動作の高速化が可能となる。
特開平5−319708号公報 特許2598879号公報
しかしながら、図16のような横シール・切断機構230を用いることにより上述したような利点を得られるものの、そのためには、横シール機構と切断機構とを一体的に組み込んでユニット化する必要があり、ヒータバー201や冷却バー202の形状が制限されてしまうため、例えばヒータバー201を他の種類のものに交換することが困難であった。包装袋の製造においては、製造する包装袋の形状や筒状フィルムの材質によってヒータバー201や冷却バー202を交換しなければならないことがあるため、縦型充填包装機は様々な種類のヒータバー201や冷却バー202を取り付け可能に構成されていることが、外形形状の異なる多種類の包装袋を製造できる点で望ましい。
一方、横シール・切断機構230を用い、筒状フィルムを移動させずに、熱シール、冷却、および切断の動作の全てを行うということは、上述したように、シール幅を狭めることができたり、動作を高速化することができるといった効果を奏するものであるため、縦型充填包装機はこのような包装袋の製造が行えるものであることが望ましい。
そこで本発明の目的は、筒状フィルムを移動させずに熱シール、冷却、および切断を行って熱シール部を良好に形成することができ、しかも、外形形状の異なる多種類の包装袋を製造することができる縦型充填包装機を提案することにある。
上記目的を達成するため、本発明の縦型充填包装機は、筒状フィルムを間において対向配置され、前記筒状フィルムを挟みつつ回転することにより前記筒状フィルムに扁平部を形成しながら前記筒状フィルムを下方に搬送する一対の扁平部形成ローラと、前記筒状フィルムに形成した前記扁平部をその幅方向に熱シールするためのヒータバーおよびヒータバー受けを備えたシール機構と、前記シール機構とは別個に設けられて前記シール機構より下方に配置され、前記シール機構によって熱シールされた熱シール部を冷却するための一対の部材および前記熱シール部を切断するためのカッターを備えた切断機構と、前記シール機構と前記切断機構とを一体に保持する支持体を備え、前記シール機構と前記切断機構とを前記筒状フィルムの搬送方向に沿って一体に移動させる駆動機構とを有し、前記駆動機構は、搬送が停止された状態の前記筒状フィルムに対して前記シール機構および前記切断機構を移動させる
このように構成された本発明の縦型充填包装機によれば、駆動機構を用いて、シール機構と切断機構とを、筒状フィルムの搬送方向に沿って移動させることが可能であるため、筒状フィルムを移動させることなく熱シール、冷却、および切断を行うことができる。具体的には、シール機構を用いて筒状フィルムに熱シール部(横シール部)を形成した後、駆動機構を用いてシール機構と切断機構とを移動させ、切断機構でその熱シール部を冷却、切断する制御を行うようにすることにより実現される。また、シール機構と切断機構は別個に独立して設けられているため、それらがユニット化されていた従来の構成と比較して、ヒータバーおよびヒータバー受けや冷却用の部材の形状が規制されることがなく、様々な種類のものを使用可能となる。さらに、駆動機構はシール機構と切断機構とを一体に移動させるものであるため、それらを別個に移動させる構成と比較して、その構成および動作の制御が簡略化する。
また、上記本発明の縦型充填包装機は、前記シール機構による熱シール動作に先だって、前記シール機構によって熱シールする部位の下方に位置する前記筒状フィルムの両端部を挟み込んでその幅方向外側に引っ張る張力付与機構をさらに有するものであってもよい。これにより、熱シールされる部位をしわのない状態にして熱シールを行うことができるため、熱シール部が良好に形成される。しかも、熱シールする際に筒状フィルムは熱シール部の下方が挟み込まれるため、熱シール部の下方の充填物の重量が熱シール部に加わりにくい。したがって、熱シール部が伸びてしまうことが抑えられる。
上記駆動機構は、記支持体を筒状フィルムの搬送方向に沿う方向に直線移動自在に支持する支軸と、前記支持体を前記支軸に沿って移動させるための駆動源とを有するものであってもよい。より具体的には、前記支持体を移動させるためのボールネジを備えるものであって、前記駆動源は、前記ボールネジを回転させるためのサーボモータであってもよい。このように構成された駆動機構によれば、サーボモータに入力する電気的信号を変更するだけで、支持体の移動距離を容易に変更可能であるため、外形形状の異なる多種類の包装袋の製造するのに好適である。また、ボールネジやサーボモータによって構成されているため、支持体、すなわち、シール機構と切断機構の位置決めを比較的精度よく実施できる。
また、前記カッターは、前記一対の部材のうちの一方の部材に設けられた溝内に配置されると共に、前記筒状フィルムに対して進退移動自在に構成され、前記一対の部材のうちの他方の部材には、前記カッターが進入するための溝が設けられているものであってもよい。また、前記シール機構は、前記ヒータバーおよび前記ヒータバー受けに替えて、前記ヒータバーおよび前記ヒータバー受けのそれぞれと外形形状の異なる他のヒータバーおよび他のヒータバー受けを取り付け可能に構成されているものであってもよい。また、前記切断機構は、前記一対の部材に替えて、前記一対の部材のそれぞれと外形形状の異なる他の一対の部材を取り付け可能に構成されているものであってもよい。
本発明の縦型充填包装機によれば、上述したように、駆動機構を用いてシール機構と切断機構とを、筒状フィルムの搬送方向に沿って移動させることが可能であるため、筒状フィルムを移動させずに熱シール、冷却、および切断を行うことができる。しかも、シール機構と切断機構とは別個に構成されているため、ヒータバーや冷却用の部材を種々交換可能となり、外形形状の異なる多種類の包装袋を製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態による縦型充填包装機1の構成を模式的に示す図である。
縦型充填包装機1は、不図示の製袋ガイドによって筒状とされたシート状フィルム61の重ね合わせ面を長手方向に熱シールして筒状フィルム60を形成する縦シール機構6と、筒状フィルム60を下方に搬送するためのフィルム送りベルト7と、筒状フィルム60内に充填物を投入する投入ノズル8と、投入ノズル8から充填物を投入する際に駆動される液はね防止機構20と、筒状フィルム60を扁平に押しつぶして扁平部60aを形成する一対の扁平部形成ローラ25と、その扁平部60aを横シールすると共にその横シール部を切断して包装袋を切り分ける横シール・切断機構30と、充填物が投入された筒状フィルム60内に混入した空気を押し出すための脱気機構40と、脱気機構40を駆動する際に筒状フィルム60の底部を保持する袋保持板51とを有している。
なお、縦型充填包装機1は、付加的な構成要素として液ハネ防止機構20や脱気機構40、袋保持板51を備えているが、これらは本発明の包装機の必須構成要素ではない。また、縦シール機構6およびフィルム送りベルト7は、この種の縦型包装機に使用される一般的なものであるため、その詳細な説明は省略する。
投入ノズル8は、筒状フィルム60内に液状またはペースト状の充填物を投入するためのものであり、筒状フィルム60の搬送路内に配置されている。投入ノズル8の下端は、液ハネ防止機構20とほぼ同じ高さとなっている。これにより、後述するように、液ハネ防止機構20の液ハネ防止バー21a、21bによって投入ノズル8の下端を挟み込むことが可能となっている。なお、投入ノズル8は、筒状フィルム60内に充填物を均一に投入できるように、断面形状が略円筒形となっている筒状フィルム60の搬送路と同軸となるように設けられている。
本実施形態の投入ノズル8は充填物を間欠的に投入するものであり、図2に示すように、その下端側が弁構造となっている。すなわち、充填物を移送するための投入ノズルパイプ8a内に、上下移動自在に構成された開閉弁8cが設けられており、この開閉弁8cを移動させて投入ノズルパイプ8aの開口部8bを開閉することにより、充填物の投入動作が制御されるようになっている。
図3は、液ハネ防止機構20の構成を示す側面図であり、図4は、同じく液ハネ防止機構20の構成を示す上面図である。
液ハネ防止機構20は、図3、図4に示すように、筒状フィルム60の搬送路を間において対向配置された一対の液ハネ防止バー21a、21bを有している。
液ハネ防止バー21a、21bは、その中央付近に包囲部23a、23bが形成され、包囲部23a、23bの両側は平板状となっている。包囲部23a、23bは、液ハネ防止バー21a、21bを前進させたときに、投入ノズル8の外周に沿って投入ノズル8を包囲するような形状となっている。詳細には、前進させたときに、投入ノズル8の外周との距離が一定となるような形状となっている。
各液ハネ防止バー21a、21bはそれぞれ、エアシリンダ22a、22bのアーム部の先端に取り付けられている。これにより、エアシリンダ22a、22bを駆動することによって、液ハネ防止バー21a、21bが、筒状フィルム60の搬送方向に直交する方向(図示水平方向)に移動して、図4のように、実線で示す位置と一点鎖線で示す位置とをとるように構成されている。
このように構成された液ハネ防止機構20は、投入ノズル8から筒状フィルム60内に充填物を投入する際に、液ハネ防止バー21a、21bを前進位置として使用するものである。液ハネ防止バー21a、21bを前進させると、筒状フィルム60は、液ハネ防止バー21a、21b同士によって、および、投入ノズル8の外周と各液ハネ防止バー21a、21bによって挟まれて略密閉状態となる。このとき、投入ノズル8の下端の開口部8aは略密閉状態となったその筒状フィルム60内に開口するため、充填物の投入動作が阻害されることはない。
扁平部形成ローラ25は、図1に示すように、投入ノズル8の下端より下方で、筒状フィルム60の搬送路を間において対向配置されている。扁平部形成ローラ25は、この種の包装機に一般的に使用されるシゴキローラと同様に構成されており、筒状フィルム60を挟み込んで回転することにより筒状フィルム60を押しつぶして扁平部60aを形成する部材である。したがって、筒状フィルム60を全幅にわたって押しつぶすことができる長さを有していることが好ましい。扁平部形成ローラ25は、不図示の駆動源により、筒状フィルム60の搬送方向に直交する方向に進退移動自在に設けられている。また、同じく不図示の他の駆動源により、扁平部形成ローラ25自体が回転駆動するように構成されている。なお、扁平部形成ローラ25の回転駆動は、フィルム送りベルト7に同期して行われる。
このように構成された扁平部形成ローラ25は、筒状フィルム60内に投入された充填物を分割するように使用されるたり、投入された充填物の液面より上方を挟み込むようにして使用されたりするものである。筒状フィルム60を挟んだ状態で扁平部形成ローラ25を回転駆動すると、筒状フィルム60が扁平部60aを形成しながら下方に搬送される。扁平部60aはその後の工程で横シールされる部位であり、このように扁平部60aを横シールする構成とすることにより、横シール部にシワ等が発生することが防止されている。また、扁平部形成ローラ25は、筒状フィルム60を押つぶしてその両側縁に折り目を付ける機能も有している。筒状フィルム60の側縁に折り目を付けない状態で熱シールすると、筒状フィルム60によっては、図5に示す側縁境界部60bが破損することがある。したがって、本実施形態のように筒状フィルム60に折り目を付けることは、上記のような問題を起こしやすいフィルムを横シールする際にその破損を防止できる点で好ましい。
横シール・切断機構30は、図6に示すように、横シールするためのヒータバー31およびヒータバー受け32と、それらの直下に配置されたしわ伸ばし機構70と、横シール部を冷却、切断するための一対の冷却バー34a、34bとを有している。また、筒状フィルム60を切断するためのカッター35が冷却バー34a内に設けれられている。
ヒータバー31およびヒータバー受け32は、筒状フィルム60の搬送路を間において対向配置されており、筒状フィルム60の搬送方向に直交する方向に移動自在に構成されている。ヒータバー31およびヒータバー受け32は、図8を参照して後述する駆動源により駆動され、筒状フィルム60を挟み込むことが可能となっている。
ヒータバー31は、筒状フィルム60を加熱するためのヒータ(不図示)を内蔵している。一方、ヒータバー受け32のヒータバー31に対向する面には、シリコーンゴムが貼り付けられている。このようなヒータバー31とヒータバー受け32で、筒状フィルム60の扁平部60aを挟み込み、加圧および加熱することにより、筒状フィルム60の全幅にわたって横シール部65が形成される。
しわ伸ばし機構70について、ヒータバー31およびヒータバー受け32の下面図である図7を参照して説明する。なお、しわ伸ばし機構70は、本出願人によって先に出願された特開2002−234504号公報に開示されたものと同様の構成であるので、その詳細な説明は省略する。
しわ伸ばし機構70は、扁平部形成ローラ25によって扁平に押しつぶされた筒状フィルム60に当接して同フィルムを図示白抜き矢印に示すように両側に引っ張るための当接部材73a、73bをそれぞれ一対ずつ備えている。各当接部材73a、73bの前面には、筒状フィルム60を良好に引っ張ることができるようにゴム等の弾性部材からなるマット76が貼り付けられている。なお、このマット76の材質は、筒状フィルム60を挟んだ状態で矢印方向に引っ張ったときに筒状フィルム60を延ばしてしまうことのないように、筒状フィルム60に対する摩擦力が大きすぎないものが選定されている。
各当接部材73a、73bはいずれも同様の構造で取り付けられているため、以下、1つの当接部材73aを代表例として説明する。当接部材73aは、連結レバー72の一端に回動自在に支持されており、連結レバー72の反対側の端部は支持軸75によって回動自在に支持されている。したがって、連結レバー72を支持軸75を中心として回動させると、当接部材73aが図示する矢印方向に回動する。また、バネ掛け71に掛けられた引張コイルバネ74の他端が、連結レバー72の先端側に掛けられている。この引張コイルバネ74とストッパ77の作用により、しわ伸ばし機構70の初期状態において、当接部材73aが、図示するように他の構造部より筒状フィルム60側に前進した位置となっている。
このように構成されたしわ伸ばし機構70は、ヒータバー31およびヒータバー受け32を前進させたときに動作するものである。具体的には、ヒータバー31およびヒータバー受け32を筒状フィルム60に向かって前進させると、それらが接触する前に、互いに対向する当接部材73a、73b同士が筒状フィルム60の両端側を挟持する。この状態でさらにヒータバー31およびヒータバー受け32を前進させると、当接部材73a、73bがそれぞれ筒状フィルム60の外側に向かって筒状フィルム60と擦れながら移動する。これにより、筒状フィルム60はしわが除去された状態で保持され、ヒータバー31およびヒータバー受け32によって良好に加圧および加熱される。また、しわ伸ばし機構70の当接部材73a、73bは、上記の通り、熱シールの際に筒状フィルム60の熱シールされる部位の下方を挟持するものであるため、熱シール動作が終了するまでの間は、熱シール部にかかる充填物の重量が軽減される。したがって、充填物の重量による熱シール部の伸びの発生が抑えられる。
冷却バー34a、34bは、図6に示すように、しわ伸ばし機構70の下方に配置されており、図8を参照して後述する駆動源により駆動され、筒状フィルム60の横シール部65を挟み込むことが可能となっている。また、冷却バー34a、34bは、それらの部材に横シール部65の熱を熱伝導させることにより横シール部65を冷却するものであるため、熱伝導率が高い材料で構成されていることが好ましい。一方の冷却バー34aには、横シール部65を切断して包装袋66を筒状フィルム60から切り分けるカッター35が、冷却バー34aに形成された溝内に設けられている。カッター35は不図示の駆動源により、筒状フィルム60に対して進退移動自在に構成されている。反対側の冷却バー34bには、切断動作のために前進したカッター35を受ける入れるための溝が形成されている。
なお、ヒータバー31およびヒータバー受け32と一対の冷却バー34a、34bはいずれも、それらと外形形状の異なる他の種類のものに交換可能に構成されている。図16に示したような従来の横シール・切断機構230では、例えば形状の異なる包装袋を製造する場合にはユニット化された機構全体を交換する必要があったが、本実施形態の横シール・切断機構30では、ヒータバー31や冷却バー34a、34bを他の種類のものに交換するだけでよいため、交換作業が容易である。また、ユニット化された機構を包装袋の形状に合わせて複数個容易する必要もないため、設備コストが抑えられる。
上記ヒータバー31およびヒータバー受け32と、しわ伸ばし機構70と、一対の冷却バー34a、34bとは後述する支持体(図8参照)によって一体に保持されており、筒状フィルム60の搬送方向に沿って上下方向に一体に移動するように構成されている。図6(a)に示す位置は、その可動範囲の下降端位置であり、図6(b)に示す位置は上昇端位置である。
図6(a)の下降端位置は、ヒータバー31およびヒータバー受け32が包装袋切断位置L1の高さに位置しており、この状態でヒータバー31およびヒータバー受け32を駆動することにより熱シールが行われる。一方、図6(b)の上昇端位置は、横シール・切断機構30全体が上方に移動してカッター35の刃先が包装袋切断位置L1の高さに位置しており、この状態で冷却バー34a、34bおよびカッター35を駆動することにより横シール部65の冷却および切断が行われる。なお、「包装袋切断位置L1」は、カッター35で筒状フィルム60を切り分ける位置を示しており、筒状フィルム60の搬送方向における横シール部65の中心に設定されている。
横シール・切断機構30の詳細な構成および横シール・切断機構30を上下移動させるための駆動機構の構成について、図8を参照して説明する。なお、図8では、説明を簡単にするため、しわ伸ばし機構70については図示していない。
ヒータバー31およびヒータバー受け32と一対の冷却バー34a、34bはいずれも、サーボモータSM1、SM2を駆動源とし、トグルリンク85、86を介してその動力が伝達されるように構成されている。以下、ヒータバー31およびヒータバー32を開閉させるための機構を代表例として説明する。
トグルリンク85は、サーボモータSM1の回転運動をヒータバー31およびヒータバー受け32の開閉運動に変換するためのリンク機構であり、サーボモータSM1の動力が、サーボモータSM1の出力軸とプーリー85eとの間に掛けられたベルトを介して回転軸85cに伝達されるように構成されている。回転軸85cには回転レバー85dが固定されている。この回転レバー85dの一端とヒータバー31とは、連結アーム85bによって連結されており、また、回転レバー85dの反対側の端部とヒータバー受け32とは、連結アーム85aによって連結されている。トグルリンク85では、ヒータバー31とヒータバー受け32が当接状態となるときに、連結アーム85a、85bおよび回転レバー85dがいずれも水平状態となる。これにより、ヒータバー31とヒータバー受け32を開こうとする水平方向の荷重が、ヒータバー31とヒータバー受け23のそれぞれに加わったとしても、その荷重は回転レバー85dの回転運動には変換されにくい。したがって、ヒータバー31とヒータバー受け32とによる筒状フィルム60の加圧を安定的に実施できるものとなる。また、このようなリンク機構では、サーボモータSM1の出力が小さくても済むという利点も備えている。
横シール・切断機構30を上下移動させるための駆動機構80は、横シール・切断機構30を保持する支持体81と、支持体81を上下移動させるためのボールネジ82と、ボールネジ82を回転させるための駆動源であるサーボモータSM3とを有している。
支持体81は、ヒータバー31およびヒータバー受け32、一対の冷却部材34a、34bや、それらを開閉するためのそれぞれのトグルリンク85、86およびサーボモータSM1、SM2を一体に保持している。支持体81は、図示しないが、例えばボールネジ82を間において互いに平行に配置された2本の支軸をガイド部材として、上下方向に移動自在に構成されている。
ボールネジ82は、支持体81に設けられた係合部に係合するように組み立てられている。ボールネジ82の下端とサーボモータSM3の出力軸との間には、サーボモータSM3の動力を伝達するためのベルト83が掛けられている。
このように構成された駆動機構80は、サーボモータSM3に、不図示の制御装置から所定の電気的信号を入力することによりサーボモータSM3が所定量だけ回転し、それに伴ってボールネジ82が回転することにより、ヒータバー81、ヒータバー受け32、および冷却バー34a、34b等が一体に上下移動して所定の位置に位置決めされる。そのときの移動距離は、制御装置からサーボモータSM3に入力する電気的信号を変更するだけで容易に変更可能である。また、ボールネジ82や、サーボモータSM1によって構成されている駆動機構80は、ヒータバー81、ヒータバー受け32、および冷却バー34a、34b等を比較的精度よく位置決めすることが可能である。
本実施形態のように搬送を停止した状態の筒状フィルム60に対して横シール・切断機構30側を移動させる構成と、図16に示した従来の構成とを比較すると、本実施形態の構成の方が、駆動機構80を用いて横シール・切断機構30を上下移動させている分だけ位置精度が低下するものの、図15に示したような筒状フィルム60側を移動させる従来の構成と比較すると、本実施形態の構成の方が位置精度よく位置決めすることが可能である。
この理由は、図15のような構成では、一般に筒状フィルム60の搬送は、ベルトコンベアの形態で設けられたフィルム送りベルト7(図1参照)や、回転する一対のローラの形態で設けられたフィルム送りローラ107(図14参照)などによって実施されることが多く、この場合、筒状フィルム60の送り量にばらつきが生じやすい。また、筒状フィルム60側を移動させる構成の場合、上述したように、熱シールした後、冷却バー34a、34bの高さまで筒状フィルム60を再度下方に移動させる必要がある。このように、充填物が投入された筒状フィルム60を間欠的に下方に送る構成では、投入された充填物の重量が衝撃力として筒状フィルム60に加わるため、場合によっては、筒状フィルム60が僅かに伸びることがあり、その伸びが筒状フィルム60の送り量のばらつきの原因となることもある。特に、完全に冷却されていない横シール部65ではそのような伸びが発生しやすい。
これに対し本実施形態のように、筒状フィルム60の搬送を停止して、横シール・切断機構30側を移動させる構成では、横シール・切断機構30自体を移動させた際の位置ズレは生じるものの、その位置ズレは、横シール・切断機構30を上下移動させる駆動機構80の機械的構造によるものであるため、ズレ量は筒状フィルム60側を移動させる構成と比較して小さくなる。さらに、本実施形態では、筒状フィルム60を間欠的に搬送する必要もないため、充填物の重量により筒状フィルム60が伸びる可能性が小さくなり、特に、冷却されていない横シール部65が伸びたり変形したりする可能性も小さくなる。
次に、熱シールしてから切断するまでの間の時間について、本実施形態の構成と、図16に示した従来の構成と、図15に示した従来の構成とを比較する。本実施形態の構成と、図16の構成とを比較すると、本実施形態の構成の方が、横シール・切断機構30を上下移動させている分だけ切断までの時間が長時間化してしまうものの、図15の構成と比較すると、その時間は短縮化される。この理由は、図15の構成のように、筒状フィルム60側を下方に送る構成では、例えば筒状フィルム60に加わる衝撃力を小さくすることを目的として、筒状フィルム60の搬送速度をある所定速度以上にすることが困難であるためである。
包装袋の製造動作を高速化するために次のような制御を行ってもよい。図6では、冷却バー34a、34b同士の距離が、ヒータバー31とヒータバー受け32と間の距離と同じになっているが、冷却バー34a、34b同士の距離をより狭めてもよい。横シール・切断機構30の上昇端位置では、ヒータバー31およびヒータバー受け32が扁平部形成ローラ25とほぼ同じ高さとなるため、扁平部形成ローラ25と干渉しないように、ヒータバー31およびヒータバー受け32を扁平部形成ローラ25同士の距離より広くする必要がある。一方、冷却バー34a、34bは扁平部形成ローラ25に干渉することはないため、冷却バー34a、34b同士の距離を狭めることが可能である。これにより、冷却バー34a、34bの移動距離が短くなるため、高速な駆動が可能となる。なお、冷却バー34a、34b同士の距離の調整は、図8に示したサーボモータSM2に入力する電気的信号を変更するだけよい。
脱気機構40および袋保持板51について、図9を参照して以下に説明する。なお、図9では扁平部形成ローラ25のみを示し、扁平部形成ローラ25と脱気機構40との間に配置された横シール・切断機構30は図示していない。
袋保持板51は、充填物が投入された筒状フィルム60の底部を保持するための部材であり、板状部材から構成されている。袋保持板51は、その片端側が支持軸51aによって回動自在に支持されており、不図示の駆動源により図9(b)の実線で示す水平状態と、一点鎖線で示す傾斜状態とをとるように構成されている。袋保持板51の水平状態は、後述する脱気機構40による脱気動作、およびその脱気動作の後に行われる横シール・切断機構30による横シール、切断動作時にとられる状態である。一方、傾斜状態は、袋保持板51上に保持された1つの包装袋66を落下させるためにとられる状態である。なお、袋保持板51aの下方には、例えばベルトコンベア(不図示)が配置されており、包装袋66を不図示の収納容器に搬送するように構成されている。
脱気機構40は、それぞれ筒状フィルム60の搬送路を間において対向配置された第1の脱気板41a、41bと、第2の脱気板42a、42bとを有している。いずれの脱気板も、筒状フィルムの搬送方向に対して直交する方向に移動自在に設けられており、第1の脱気板41a、41bの駆動源と第2の脱気板42a、42bの駆動源は独立して別個に設けられている。これにより、第1の脱気板41a、41bと、第2の脱気板42a、42bとが独立して駆動可能となっている。第2の脱気板42a、42bは、充填物が投入された筒状フィルム60を両側から押圧して筒状フィルム60内の空気を押し出すための部材であり、その押圧動作を良好に行うことができるように、包装袋66の大きさに対応した大きさに形成されている。一方、第1の脱気板41a、41bは、脱気動作の際に筒状フィルム60内の充填物が上方に押し上げられることを防止するための部材であり、第2の脱気板42a、42bの上方に配置されている。
このように構成された脱気機構40の動作について説明する。まず、第1の脱気板41a、41b同士を、筒状フィルム60内の空気が上方に逃げることができる程度の隙間をおいて近接させる。次いで、第2の脱気板42a、42bを互いに近接する方向に進行させると、充填物が投入された筒状フィルム60が両側から押圧され、それに伴って、筒状フィルム60内の空気が第1の脱気板41a、41bによって挟まれている部位より上方に押し出され、筒状フィルム60内が脱気される。
上述のように構成された本実施形態の縦型充填包装機1の包装袋製造動作について、図10〜図13を参照して以下に説明する。
図10(a)に示す初期状態では、前回の製造工程で1つの包装袋の製造が終了し、筒状フィルム60の下端が熱シールされて包装袋切断位置L1に位置している。
また、液ハネ防止機構20は閉塞状態とされており、筒状フィルム60は液ハネ防止バー21a、21bによってほぼ扁平に挟まれて略密閉状態となっている。また、扁平部形成ローラ25、横シール・切断機構30、脱気機構40はいずれも開放状態とされ、袋保持板51は水平状態とされている。横シール・切断機構30は、その可動範囲の下降端に位置しており、ヒータバー31およびヒータバー受け32が包装袋切断位置L1の高さに位置している。後述する横シール工程で横シールされる部位Aは、液ハネ防止機構20より上方に位置している。
次いで、図10(b)に示すように、液ハネ防止機構20を閉塞状態としたまま、投入ノズル8から充填物の投入を開始する。筒状フィルム60は液ハネ防止機構20によって挟まれているため、横シールされる部位Aに充填物が付着することはない。
次いで、図10(c)に示すように、包装袋66(図13参照)に封入する一袋分の量の充填物が投入されるまで投入動作を継続する。液ハネ防止機構20は、この投入動作の途中で開放状態とされる。なお、投入動作は、液ハネ防止機構20を開放とする際に一旦停止してもよいし、そのまま継続してもよい。
次いで、図11(d)に示すように、フィルム送りベルト7(図1参照)を駆動して筒状フィルム60を下方に搬送する。この搬送動作は、投入された充填物の液面が扁平部形成ローラ25より下方になるまで行われる。
次いで、図11(e)に示すように、筒状フィルム60の搬送を停止した状態で、扁平部形成ローラ25で筒状フィルム60を挟み込む。このとき、扁平部形成ローラ25で挟まれた部位より下方の筒状フィルム60内には所定量の空気が混入する。
次いで、図11(f)に示すように、扁平部形成ローラ25を回転駆動することにより、扁平部60aを形成しながら筒状フィルム60を下方に搬送する。なお、このときフィルム送りベルト7も同時駆動されている。この搬送動作は、筒状フィルム60の底部が袋保持板51上に保持され、熱シールされる部位Aがヒータバー31およびヒータバー受け32に挟まれる状態となるまで行われる。
次いで、図12(g)に示すように、筒状フィルム60の底部を保持した状態で、脱気機構40を駆動して筒状フィルム60内に混入した空気を押し出す。
次いで、図12(h)に示すように、横シール・切断機構30のヒータバー31およびヒータバー受け32で筒状フィルム60を挟み込み、筒状フィルム60の加圧および加熱を行う。これにより、筒状フィルム60に横シール部65が形成される。この横シール動作において、ヒータバー31およびヒータバー受け32の下方に配置されたしわ延ばし機構70(図7参照)の作用により、筒状フィルム60の熱シールされる部位Aはしわのない状態で保持され、結果的に横シールが良好に行われるようになっている。
次いで、図12(i)に示すように、ヒータバー31およびヒータバー受け32を退避させた後、筒状フィルム60の搬送を停止したまま、横シール・切断機構30全体を、カッター35が包装袋切断位置L1の高さとなるまで上昇させる。この上昇移動動作は、駆動機構80により行われるものであるため、横シール・切断機構30全体は比較的位置精度よく位置決めされる。
次いで、図13(j)に示すように、冷却バー34a、34bで横シール部65を挟み込み横シール部65を冷却する。また、冷却バー34a内に設けられたカッター35を前進させて包装袋66を筒状フィルム60から切り分ける。
なお、このカッター35による切断動作のタイミングは、筒状フィルム60の材質や横シール部65の大きさなどを考慮して適宜設定することが好ましい。例えば、横シール部65の冷却にそれほど時間を必要としない場合であれば、冷却バー34a、34bを閉塞すると同時にカッター35を駆動してもよい。また、横シール部65の冷却に十分な時間が必要な場合には、冷却バー34a、34bを閉塞した後、所定時間経過後にカッター35を駆動するようにしてもよい。
次いで、図13(k)に示すように、冷却バー34a、34bを退避させること、冷却バー34a、34bによる保持が解除された包装袋66が袋保持板51上に落下する。そして、袋保持板51を傾斜状態とすることにより、包装袋66が下方に落下する。
次いで、図13(l)に示すように、横シール・切断機構30をはじめとする各構成要素を図10(a)に示す初期状態の位置に戻す。すなわち、上昇端位置となっていた横シール・切断機構30を下降端位置に戻し、脱気動作のために僅かな隙間をおいて近接していた扁平部形成ローラ25を開放状態とし、袋保持板51を水平状態に戻し、液ハネ防止機構20を閉塞状態に戻す。
以上の一連の工程を繰り返すことにより、充填物が封入された包装袋66が連続的に製造される。
以上説明したように、本実施形態の縦型充填包装機1によれば、図8の駆動機構80を用いて、シール機構として設けられたヒータバー31およびヒータバー受け32と、切断機構として設けられた一対の冷却部材34a、34bとを筒状フィルム60の搬送方向に沿って上下移動させることが可能であるため、筒状フィルム60を移動させることなく、熱シール、冷却、および切断の動作の全てを行うことができる。したがって、筒状フィルム60を間欠的に下方に送る必要がないため、間欠的な搬送を行った際の衝撃力により筒状フィルム60が伸びる可能性が小さくなり、特に、冷却されていない横シール部65が伸びたり変形したりする可能性も小さくなる。また、シール機構と切断機構とが別個に独立して設けられているため、ヒータバー31およびヒータバー受け32や冷却バー34a、34bを、包装袋66の仕様に応じて他の形状のものに交換可能である。さらに、駆動機構80は、ヒータバー31およびヒータバー受け32や冷却バー34a、34bを一体に移動させるものであるため、それらを別個に移動させる構成と比較して、構成および動作の制御が簡略化する。
なお、本実施形態では、図11に示したように一対の扁平部形成ローラ25を用いて、充填物の液面より上方を挟み込むものであったが、それに限らず一対の扁平部形成ローラ25で、充填物を分割するものであってもよい。もっとも、この、扁平部60aを形成する工程は、筒状フィルム60の材質や封入する充填物の種類によっては必ずしも必要ない。
本発明の一実施形態による縦型充填包装機の構成を模式的に示す図である。 投入ノズル下端側の弁構造を示す断面図である。 液ハネ防止機構の構成を示す側面図である。 液ハネ防止機構の構成を示す上面図である。 扁平部形成ローラを使用しない場合の不具合を説明するための図である。 横シール・切断機構の構成および動作を説明するための図である。 しわ伸ばし機構の構成を説明するための図である。 横シール・切断機構の詳細な構成および横シール・切断機構を上下移動させるための駆動機構の構成を説明するための図である。 脱気機構の構成および動作を説明するための図である。 図1の包装機による包装袋製造動作を説明するための図である。 図1の包装機による包装袋製造動作を説明するための図である。 図1の包装機による包装袋製造動作を説明するための図である。 図1の包装機による包装袋製造動作を説明するための図である。 従来の縦型充填包装機の一例を示す図である。 図14の従来の縦型充填包装機による包装袋の製造動作の一例を示す図である。 筒状フィルムを移動させずに熱シール、冷却、および切断の全ての動作を行う従来の横シール・切断機構の構成を示す図である。
符号の説明
1 縦型充填包装機
6 縦シール機構
7 フィルム送りベルト
8 投入ノズル
8a 投入ノズルパイプ
8b 開口部
8c 開閉弁
20 液ハネ防止機構
21a、21b 液ハネ防止バー
22a、22b エアシリンダ
23a、23b 包囲部
25 扁平部形成ローラ
30 横シール・切断機構
31 ヒータバー
32 ヒータバー受け
40 脱気機構
41 第1の脱気板
42 第2の脱気板
51 袋保持板
51a 支持軸
60 筒状フィルム
60a 扁平部
60b 側縁境界部
61 シート状フィルム
65 横シール部
66 包装袋
70 しわ伸ばし機構
71 バネ掛け
72 連結レバー
73 引張コイルバネ
73a、73b 当接部材
75 支持軸
76 マット
77 ストッパ
81 支持体
82 ボールネジ
83 ベルト
85、86 トグルリンク
85a、85b 連結アーム
85c 回転軸
85d 回転レバー
85e プーリー
SM1、SM2、SM3 サーボモータ

Claims (7)

  1. 筒状フィルムを間において対向配置され、前記筒状フィルムを挟みつつ回転することにより前記筒状フィルムに扁平部を形成しながら前記筒状フィルムを下方に搬送する一対の扁平部形成ローラと、
    前記筒状フィルムに形成した前記扁平部をその幅方向に熱シールするためのヒータバーおよびヒータバー受けを備えたシール機構と、
    前記シール機構とは別個に設けられて前記シール機構より下方に配置され、前記シール機構によって熱シールされた熱シール部を冷却するための一対の部材および前記熱シール部を切断するためのカッターを備えた切断機構と、
    前記シール機構と前記切断機構とを一体に保持する支持体を備え、前記シール機構と前記切断機構とを前記筒状フィルムの搬送方向に沿って一体に移動させる駆動機構とを有し、
    前記駆動機構は、搬送が停止された状態の前記筒状フィルムに対して前記シール機構および前記切断機構を移動させる、縦型充填包装機。
  2. 前記シール機構による熱シール動作に先だって、前記シール機構によって熱シールする部位の下方に位置する前記筒状フィルムの両端部を挟み込んでその幅方向外側に引っ張る張力付与機構をさらに有する、請求項1に記載の縦型充填包装機。
  3. 前記駆動機構は、
    前記支持体を筒状フィルムの搬送方向に沿う方向に直線移動自在に支持する支軸と、前記支持体を前記支軸に沿って移動させるための駆動源とを有する請求項1または2に記載の縦型充填包装機。
  4. 前記駆動機構は、前記支持体を移動させるためのボールネジを備えるものであって、前記駆動源は、前記ボールネジを回転させるためのサーボモータである、請求項3に記載の縦型充填包装機。
  5. 前記カッターは、前記一対の部材のうちの一方の部材に設けられた溝内に配置されると共に、前記筒状フィルムに対して進退移動自在に構成され、
    前記一対の部材のうちの他方の部材には、前記カッターが進入するための溝が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
  6. 前記シール機構は、前記ヒータバーおよび前記ヒータバー受けに替えて、前記ヒータバーおよび前記ヒータバー受けのそれぞれと外形形状の異なる他のヒータバーおよび他のヒータバー受けを取り付け可能に構成されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
  7. 前記切断機構は、前記一対の部材に替えて、前記一対の部材のそれぞれと外形形状の異なる他の一対の部材を取り付け可能に構成されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の縦型充填包装機。
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