JP3971993B2 - シート体用搬送装置および放射線画像読取装置 - Google Patents

シート体用搬送装置および放射線画像読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光ビームにより主走査されるシート体を湾曲部を有する搬送路に沿って搬送するためのシート体用搬送装置および該シート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギ強度に応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)が知られている。この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報をシート状の蓄積性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートに一旦記録し、この蓄積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を照射して得られる輝尽発光光を光電的に読み取った画像信号を写真感光材料等の記録媒体、CRT等の表示装置に可視像として出力させる放射線画像情報記録再生システムが採用されている。
【0003】
この放射線画像情報記録再生システムでは、放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を主走査方向に照射するとともに、前記蓄積性蛍光体シートを前記主走査方向に略直交する副走査方向に搬送し、前記蓄積性蛍光体シート上を2次元的に走査して前記放射線画像情報を読み取る画像読取装置と、前記蓄積性蛍光体シートから得られた放射線画像情報に基づいて、写真感光材料にレーザ光を主走査方向に照射しながら、前記写真感光材料を副走査方向に搬送することにより、該写真感光材料に所定の画像を露光記録する画像記録装置とを備えている。
【0004】
ところで、上記の画像読取装置や画像記録装置では、走査読み取りあるいは走査記録中に被走査体を副走査方向に円滑に搬送する必要があるため、前記被走査体を副走査搬送する搬送機構として、互いに圧接状態で回転する一対のローラ(ニップローラ対)が採用されている。
【0005】
この種の搬送機構としては、例えば、本出願人による特許文献1に開示されている光ビーム走査機構が知られている。この特許文献1では、被走査体を挟持して搬送する一対のローラ間に前記被走査体の厚さより小さな間隙を設けるとともに、前記一対のローラの少なくともいずれか一方のローラを変位させて前記間隙を拡開可能とするローラ変位手段を設けている。
【0006】
これにより、ローラ間に進入する被走査体に衝撃等が惹起することがなく、しかも、前記被走査体を搬送しない際には、ローラに変形が生ずることを有効に回避することができる。このため、被走査体を正確かつ円滑に副走査方向に搬送することが可能になっている。
【0007】
ところで、上記の搬送機構は、画像読取装置や画像記録装置内に組み込まれる際、具体的には、図12に示すように構成されている。すなわち、搬送機構は、蓄積性蛍光体シートや写真感光材料等のシート体Sを挟持して矢印A方向に副走査搬送する第1および第2ローラ対1、2を備えるとともに、前記第1および第2ローラ対1、2の前後にわたって、前記シート体Sを所定の搬送路に沿って案内するためのターンガイド3が配設されている。
【0008】
第1および第2ローラ対1、2は、回転駆動される駆動ローラ1a、2aと、前記駆動ローラ1a、2aに対して進退可能な従動ローラ1b、2bとを備えている。第1および第2ローラ対1、2の間には、矢印A方向に略直交する主走査方向に沿って光ビーム、例えば、レーザ光Lが照射される。
【0009】
この場合、ターンガイド3では、湾曲部の曲率半径Rが比較的大きな値に設定されるとともに、第1および第2ローラ対1、2側には、それぞれ距離H1、H2を有する直線部が設けられている。このため、上記の搬送機構では、シート体Sの搬送スペースとして、水平方向に比較的長尺な距離H3が設定されている。
【0010】
【特許文献1】
特公平5−45108号公報(図4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、画像読取装置や画像記録装置において、装置全体の小型化を図ることが望まれており、装置内におけるシート体Sの搬送スペース、すなわち、距離H3を縮小しようとする要請がある。このため、ターンガイド3の曲率半径Rを小さくするとともに、直線部の距離H1、H2を短尺化する必要がある。
【0012】
しかしながら、特に、蓄積性蛍光体シート等のような剛性の高いシート体Sでは、曲率半径Rを小さくし、かつ直線部の距離H1、H2を短尺化すると、ターンガイド3の内側に配置されている従動ローラ1b、2bが前記シート体Sの剛性によって持ち上がってしまう。これにより、シート体Sを良好に副走査搬送することができないおそれがある。
【0013】
そこで、シート体Sの変形を抑えるために、従動ローラ1b、2bの近傍にフリーローラを設置することが考えられるが、このシート体Sにカールが発生していると、該シート体Sが前記フリーローラに衝突して画像読み取りあるいは画像記録の品質が低下する。なお、上記の問題は、蓄積性蛍光体シートや写真感光材料等の他、剛性を有する紙等の種々のシート体を搬送する際にも存在している。
【0014】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、シート体を湾曲搬送路に沿って円滑かつ良好に搬送するとともに、装置全体を小型化することが可能なシート体用搬送装置および放射線画像読取装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明では、シート体を湾曲部を有する搬送路(以下、湾曲搬送路という)に沿って案内する湾曲搬送ガイドと、前記シート体を前記湾曲搬送路に沿って搬送するローラ対とを備えるとともに、前記ローラ対は前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設される駆動ローラを備えている。
【0016】
このため、特に、曲率半径の小さな湾曲搬送路に沿ってシート体が搬送される際、このシート体の剛性による弾発力を駆動ローラにより確実に支持することが可能になる。従って、従動ローラの持ち上がりによるシート体の浮き上がりを防止し、ローラ対の回転作用下に、前記シート体を湾曲搬送路に沿って安定し、かつ良好に搬送するとともに、装置全体を有効に小型化することが可能になる。
【0017】
また、ローラ対からシート体が離脱した状態で、駆動ローラと従動ローラとの間には、前記シート体の厚さ以下の間隙が設けられている。このため、駆動ローラと従動ローラとが圧着状態に維持されることがなく、ローラに変形が発生することを確実に阻止することができる。
【0018】
さらに、従動ローラは、駆動ローラに対して湾曲搬送ガイドの湾曲部内側とは反対側、すなわち、湾曲部外側に向かって進退可能であり、ローラ対間にシート体が進入する際の衝撃を回避することが可能になる。
【0019】
さらにまた、湾曲搬送ガイドの湾曲部内側には、必要に応じて、少なくとも1以上のガイドローラが配設され、前記ガイドローラを介してシート体の搬送姿勢が規制される。従って、従動ローラを駆動ローラに対して進退させる際に、シート体の姿勢を良好に維持することができ、前記従動ローラの進退駆動制御(ニップアップダウン制御)が容易に遂行される。
【0020】
また、湾曲搬送ガイドは、曲率半径が30mm〜120mmの範囲内に設定されるとともに、ローラ対側の端部に0mm〜10mmの範囲内に直線部が設けられている。これにより、湾曲搬送ガイド全体が有効にコンパクト化され、装置の小型化が容易に遂行可能になるとともに、種々の異なるシート体に良好に適用することができる。
【0021】
さらに、シート体を搬送する第1および第2ローラ対の間に、光ビームの照射位置に対応して中央ローラが配設されており、この中央ローラが前記シート体の外側湾曲面に摺接している。その際、第1駆動ローラの中心と第1従動ローラの中心とを結ぶ第1中心線と、第2駆動ローラの中心と第2従動ローラの中心とを結ぶ第2中心線とが、湾曲搬送ガイドの湾曲部に向かって互いに近接する方向に傾斜している。このため、第1および第2ローラ対間に挟持されているシート体を、中央ローラの外周面に対して確実に摺接させることができる。特に、シート体にカールが発生していても、このシート体を、常時、中央ローラの外周面に押し付けることが可能になり、高精度な画像読み取り処理や画像記録処理が遂行される。
【0022】
しかも、中央ローラのシート体に接触する端部と、第1および第2駆動ローラの前記シート体に接触する端部との間に、該シート体の厚さ以上の間隙が設けられている。従って、第1および第2ローラ対と中央ローラとの間で、シート体が必要以上に変形することがなく、前記シート体を円滑かつ良好に搬送することができる。
【0023】
また、本発明に係る放射線画像読取装置では、U字状の搬送路を有し、前記搬送路は、装填部から取り出された放射線画像記録シートを保持して読み取り位置まで搬送する、少なくとも前記放射線画像記録シートの長さを有する前搬送路、および前記読み取り位置から前記放射線画像記録シートを搬送する、少なくとも前記放射線画像記録シートの長さを有する後搬送路を設ける。しかも、放射線画像記録シートは、湾曲搬送路に沿って副走査搬送されながら、励起光の照射が行われて放射線画像情報の読み取りが遂行される。このため、放射線画像読取装置内では、放射線画像記録シートの搬送スペースを有効に縮小することが可能になり、前記放射線画像読取装置全体を一層小型化することができる。
【0024】
さらに、本発明では、前搬送路により装填部から取り出された放射線画像記録シートを保持して下向きに搬送し、最下点を経て読み取り位置まで放射線画像記録シートを上向きに搬送し、読み取り位置まで搬送された放射線画像記録シートを後搬送路により上向きに搬送する。このため、読み取り位置が最下点よりも上流側に位置し、前搬送路の始端を後搬送路の後端よりも低い位置にすることが可能になる。これにより、前搬送路の始端を低くするとともに、装置全体を小型化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置10の概略構成図である。
【0026】
放射線画像読取装置10は装置本体12を備え、この装置本体12の前面(操作面)上部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネル14が設けられる。このタッチパネル14の下方には、複数、例えば、4つのカセッテ18を着脱自在なカセッテ装填部20a〜20dが設けられる。カセッテ18は、蓄積性蛍光体シート(シート体)IPを収容する筐体24と、この筐体24の開口部26を開閉自在な蓋体28とを有している。カセッテ18には、筐体24に対して蓋体28を閉蓋状態で固定するロック手段(図示せず)が設けられている。
【0027】
カセッテ装填部20a〜20dの内部には、前記カセッテ装填部20a〜20dの任意の1つに対応して配置し、任意のカセッテ18から蓄積性蛍光体シートIPを取り出す一方、後述する読み取り消去後の前記蓄積性蛍光体シートIPを前記カセッテ18内に戻す昇降枚葉部30が装着される。昇降枚葉部30は、昇降台32を備え、この昇降台32には、蓋体28が開放されたカセッテ18内に進入自在な吸着盤34と、この吸着盤34により吸着保持された蓄積性蛍光体シートIPを受け取って送り出す搬送ローラ対36とが装着される。
【0028】
昇降枚葉部30の下方には、複数のローラ対38を備えた搬送系40が設けられており、前記ローラ対38により構成される鉛直搬送路に沿って消去部42が配置される。消去部42はケーシング44を備え、このケーシング44内には、複数の消去用光源46が鉛直方向に配列して収容されている。
【0029】
搬送系40の下部側には、読み取り部50が配設される。読み取り部50は、カセッテ18から取り出された蓄積性蛍光体シートIPを副走査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬送機構(シート体用搬送装置)52と、副走査方向に搬送される前記蓄積性蛍光体シートIPに主走査方向(副走査方向と略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光学系54と、このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シートIPから生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系56とを備えている。
【0030】
副走査搬送機構52は、図1および図2に示すように、蓄積性蛍光体シートIPを湾曲搬送路(湾曲部を有する搬送路)Pに沿って案内する湾曲搬送ガイド58a、58bと、互いに同期して回転駆動され、前記蓄積性蛍光体シートIPを前記湾曲搬送路Pに沿って搬送する第1および第2ローラ対60、62とを備える。
【0031】
前記第1および第2ローラ対60、62は、湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部内側に配設される第1および第2駆動ローラ64、66と、蓄積性蛍光体シートIPを挟んで前記第1および第2駆動ローラ64、66に向き合う第1および第2従動ローラ68、70とを備える。
【0032】
図3に示すように、第1駆動ローラ64は、軸64aと、この軸64aにそれぞれ所定の間隔ずつ離間して設けられる複数のローラ部65a、65bおよび65cとを備える。第1駆動ローラ64では、例えば、ローラ部65aが異なる幅寸法の蓄積性蛍光体シートIPを搬送する際の基準側に設定される。装置本体12のカセッテ装填部20a〜20dでは、幅寸法の異なる種々の蓄積性蛍光体シートIPを収容するカセッテ18が同一側を基準にして装填されている。このため、蓄積性蛍光体シートIPは、基準側に寄せられた状態で搬送され、この基準側にローラ部65aが設定される。
【0033】
ローラ部65a、65bおよび65cは、例えば、36mm、43mmおよび19mmに設定されるとともに、基準側のニップ力が、例えば、950gで、反基準側(ローラ部65c側)のニップ力が、例えば、520gに設定される。
【0034】
軸64aは、装置本体12内に設けられている支持板72a、72bに回転自在に支持される。第1駆動ローラ64は、第2ローラ対62の第2駆動ローラ66にベルト等を介して係合し、図示しない回転駆動源の駆動作用下に回転する。
【0035】
第1従動ローラ68は、軸68aと、この軸68aにそれぞれ所定の間隔ずつ離間して設けられる複数のローラ部69a、69bおよび69cとを備える。ローラ部69a、69bおよび69cは、上記のローラ部65a、65bおよび65cと同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。軸68aは、支持板72a、72bに形成される長円74a、74bに嵌合する。第1従動ローラ68が長円74a、74bを介して最上端に位置する際、この第1従動ローラ68と第1駆動ローラ64との間には、蓄積性蛍光体シートIPの厚さt以下の間隙t1が設けられる(図2参照)。
【0036】
図3に示すように、第1従動ローラ68の軸68aの両端に、押圧部材76a、76bが係合し、この押圧部材76a、76bの上端に係合するスプリング78a、78bの弾性力を介して、前記押圧部材76a、76bが第1従動ローラ68を上方に押圧している。第1従動ローラ68には、前記第1従動ローラ68を第1駆動ローラ64に対して湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部外側(略下方)に向かって進退させる進退機構80が係合する。
【0037】
進退機構80は、ロータリソレノイド82を備え、このロータリソレノイド82の回転駆動軸82aに、第1アーム84の一端が固着される。第1アーム84の他端は、第2アーム86の一端に設けられるベアリング88に係合する。第2アーム86の略中央部には、支持板72a、72bに両端部を支持された軸90が固着される。第2アーム86の他端には、段部を介して係止部86aが形成され、この係止部86aに第1従動ローラ68の軸68aが係合する。軸90の支持板72b側には、同様に、第2アーム86が固着されている。
【0038】
なお、第2ローラ対62は、上記の第1ローラ対60と同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
【0039】
図2に示すように、第1駆動ローラ64の中心と第1従動ローラ68の中心を結ぶ第1中心線V1と、第2駆動ローラ66の中心と第2従動ローラ70の中心を結ぶ第2中心線V2とは、湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部内側(矢印X方向)に向かって互いに近接する方向に傾斜している。
【0040】
具体的には、第1および第2中心線V1、V2は、垂直線Oに対してそれぞれ内側に15°だけ傾斜している。なお、第1および第2中心線V1、V2の傾斜角度は、15°に限定されるものではなく、蓄積性蛍光体シートIPの剛性等に応じて適宜所望の角度に設定可能である。
【0041】
第1および第2ローラ対60、62の間には、蓄積性蛍光体シートIPの内側湾曲面に照射されるレーザ光Lの照射位置に対応し、かつ前記蓄積性蛍光体シートIPの外側湾曲面に摺接して中央ローラ92が配設される。中央ローラ92は、フリーローラまたは駆動ローラであり、上記の第1従動ローラ68と同様に、軸にそれぞれ所定の間隔ずつ離間して設けられる複数のローラ部を設ける構成と、軸方向に延在する単一のローラ部を設ける構成とに選択可能である。なお、中央ローラ92を単一のローラ部で構成することにより、蓄積性蛍光体シートIPの主走査方向に歪みが発生することを確実に阻止することができ、高画質を得ることが可能になる。
【0042】
中央ローラ92の蓄積性蛍光体シートIPに接触する端部を通る第1接線W1と、第1および第2駆動ローラ64、66の前記蓄積性蛍光体シートIPに接触するそれぞれの端部同士を繋ぐ第2接線W2との最短距離t2は、該蓄積性蛍光体シートIPの厚さt以上に設定される。第1接線W1と、湾曲搬送ガイド58a、58bの蓄積性蛍光体シートIPに接触する端部を通る第3接線W3との最短距離t3は、0mm〜2mmの範囲内に設定される。
【0043】
湾曲搬送ガイド58a、58bは、曲率半径R1が30mm〜120mmの範囲内、第1の実施形態では、76mmに設定されるとともに、前記湾曲搬送ガイド58a、58bの第1および第2ローラ対60、62側の端部には、0mm〜10mmの範囲内、第1の実施形態では、0mmの直線部が設けられる。すなわち、第1の実施形態では、直線部が設けられていない。
【0044】
第1および第2ローラ対60、62の外方に、かつ湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部内側には、蓄積性蛍光体シートIPの搬送姿勢を規制するためのガイドローラ94a、94bが回転自在に配設されている。
【0045】
図1に示すように、集光系56は、蓄積性蛍光体シートIP上のレーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置される光ガイド96と、この光ガイド96の上部に装着されるフォトマルチプライヤ98とを備える。
【0046】
この放射線画像読取装置10の動作について、以下に説明する。
【0047】
蓄積性蛍光体シートIPには、予め図示しない撮影装置により人体等の被写体の撮影画像情報が蓄積記録されている。そこで、この蓄積性蛍光体シートIPを収容するカセッテ18が、放射線画像読取装置10の、例えば、カセッテ装填部20aに沿って装置本体12の内方に挿入される。このカセッテ18は、その先端部でシャター部材29を押し開いて、該カセッテ18の先端が装置本体12の内部に挿入される。
【0048】
同様にして、カセッテ装填部20b〜20dには、それぞれ蓄積性蛍光体シートIPが収容されたカセッテ18が装填された後、昇降枚葉部30が駆動され、昇降台32が、例えば、カセッテ装填部20aに対応して配置される。次いで、カセッテ18内の蓄積性蛍光体シートIPは、吸着盤34に吸着されて前記カセッテ18の開口部26から取り出される。そして、蓄積性蛍光体シートIPの先端が搬送ローラ対36に挟持されると略同時に、吸着盤34による前記蓄積性蛍光体シートIPの吸着保持が解除される。
【0049】
このため、蓄積性蛍光体シートIPは、搬送ローラ対36から搬送系40に受け渡された後、複数のローラ対38の作用下に鉛直下方向に向かって搬送される。蓄積性蛍光体シートIPは、消去部42を一旦通過して読み取り部50に送られる。
【0050】
読み取り部50では、蓄積性蛍光体シートIPが副走査搬送機構52の第1および第2ローラ対60、62の作用下に矢印A方向に副走査搬送されながら、この蓄積性蛍光体シートIPの記録面側に光学系54からレーザ光Lが主走査される。これにより、蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録されていた放射線画像情報が、集光系56により光電的に読み取られる。
【0051】
具体的には、図4に示すように、蓄積性蛍光体シートIPが読み取り部50に搬送されると、図3に示すように、第1ローラ対60側に設けられた進退機構80が駆動される。進退機構80では、ロータリソレノイド82の作用下に、回転駆動軸82aが矢印方向に回転し、第1および第2アーム84、86の揺動作用下に、第1従動ローラ68が第1駆動ローラ64から離間する方向に変位する。このため、第1駆動ローラ64と第1従動ローラ68との間隙t1(図2参照)が大きくなり、蓄積性蛍光体シートIPは、第1ローラ対60間で衝撃を受けることなく円滑に挿入される。
【0052】
そこで、進退機構80を構成するロータリソレノイド82が駆動され、回転駆動軸82aが矢印方向とは反対方向に回転することにより、第1従動ローラ68がスプリング78a、78bを介して第1駆動ローラ64側に変位する。従って、第1駆動ローラ64と第1従動ローラ68とで蓄積性蛍光体シートIPが挟持され、前記第1駆動ローラ64の回転作用下に、前記蓄積性蛍光体シートIPが矢印A方向に副走査搬送される。
【0053】
その際、図5に示すように、蓄積性蛍光体シートIPには、中央ローラ92に対応してレーザ光Lが主走査方向に照射される一方、第2ローラ対62の第2従動ローラ70が第2駆動ローラ66から離間して配置される。このため、蓄積性蛍光体シートIPは、第1ローラ対60の回転作用下に矢印A方向に搬送されるとともに、その後端がガイドローラ94a、94bに摺接して搬送姿勢が規制されている。
【0054】
次に、蓄積性蛍光体シートIPの搬送方向先端が、ガイドローラ94bに至る際に、第2ローラ対62の第2従動ローラ70が第2駆動ローラ66側に変位する。これにより、図6に示すように、蓄積性蛍光体シートIPは、第1および第2ローラ対60、62により挟持されて第1および第2駆動ローラ64、66の回転作用下に、矢印A方向に副走査搬送される。
【0055】
図7に示すように、蓄積性蛍光体シートIPの搬送方向後端がガイドローラ94aから離脱した後、第1ローラ対60を構成する第1従動ローラ68が第1駆動ローラ64から離間する。従って、蓄積性蛍光体シートIPは、第2ローラ対62の回転作用下に矢印A方向に副走査搬送されて、この蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録されていた放射線画像情報の読み取りが遂行される。
【0056】
この場合、第1の実施形態では、第1および第2ローラ対60、62を構成する第1および第2駆動ローラ64、66が、湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部内側に配置されるとともに、この湾曲搬送ガイド58a、58bの曲率半径R1が相当に小さな値、例えば、76mmに設定され、かつ前記第1および第2ローラ対60、62側に直線部を設けていない。
【0057】
このため、蓄積性蛍光体シートIPの剛性と、曲率半径R1の小さな湾曲搬送ガイド58a、58bとによる前記蓄積性蛍光体シートIPの浮き上がりを、第1および第2駆動ローラ64、66を介して確実に受けることができる。これにより、簡単な構成で、蓄積性蛍光体シートIPを安定して、かつ良好に副走査搬送することが可能になる。
【0058】
さらに、第1および第2ローラ対60、62の間に、中央ローラ92が配設されるとともに、前記第1および第2ローラ対60、62の第1および第2中心線V1、V2が、矢印X方向に向かって互いに近接する方向に傾斜している。従って、第1および第2ローラ対60、62に挟持されている蓄積性蛍光体シートIPは、中央ローラ92に強制的に押し付けられた状態で、この中央ローラ92に保持されている内側湾曲面にレーザ光Lが照射される。
【0059】
これにより、蓄積性蛍光体シートIPにカールが存在していても、この蓄積性蛍光体シートIPを、常に、中央ローラ92の外周面に確実に摺接させることができ、レーザ光Lの照射によってこの蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録されていた放射線画像情報が良好に読み取られるという効果がある。しかも、蓄積性蛍光体シートIPが中央ローラ92の外周面から浮くことがなく、前記蓄積性蛍光体シートIPと光ガイド96との最小距離を狭くすることができる。このため、蓄積性蛍光体シートIPからの放射線画像情報の集光効率が向上し、放射線画像情報の高画質な読み取り処理が遂行される。
【0060】
その際、中央ローラ92の第1接線W1と、第1および第2駆動ローラ64、66の第2接線W2との最短距離t2が、蓄積性蛍光体シートIPの厚さt以上に設定されている。従って、第1および第2ローラ対60、62間で蓄積性蛍光体シートIPが不要に変形することがなく、前記蓄積性蛍光体シートIPの損傷等を阻止して円滑な副走査搬送が遂行可能になる。
【0061】
さらにまた、第1および第2ローラ対60、62の第1および第2従動ローラ68、70は、進退機構80を介して第1および第2駆動ローラ64、66に対し進退可能である。このため、蓄積性蛍光体シートIPが第1および第2ローラ対60、62間に進入する際や、前記第1および第2ローラ対60、62から離脱する際に衝撃を惹起することがない。
【0062】
これにより、蓄積性蛍光体シートIPは、湾曲搬送ガイド58a、58bと第1および第2駆動ローラ64、66とにより形成される連続した湾曲搬送路Pに沿って円滑に搬送され、前記蓄積性蛍光体シートIPから良好な放射線画像情報を効率的に得ることが可能になる。その上、サイズの異なる種々の蓄積性蛍光体シートIPが使用されて前記蓄積性蛍光体シートIPの長さが変更されても、該蓄積性蛍光体シートIPの形状を安定化することができる。
【0063】
しかも、第1および第2ローラ対60、62の外方に、かつ湾曲搬送ガイド58a、58bの湾曲部内側に、ガイドローラ94a、94bが配設されている。従って、湾曲搬送路Pに沿って搬送される蓄積性蛍光体シートIPの形状を安定化させることができ、第1および第2従動ローラ68、70の進退制御を容易に行うことが可能になる。
【0064】
また、湾曲搬送ガイド58a、58bは、曲率半径R1が30mm〜120mmの範囲内に設定されるとともに、第1および第2ローラ対60、62側の端部に0mm〜10mmの直線部を設けることができる。これにより、読み取り部50全体を有効に小型化することが可能になるとともに、蓄積性蛍光体シートIPの他、写真感光材料や紙等にも良好に適用することができる。
【0065】
さらにまた、第1および第2ローラ対60、62は、図3に示すように、分割ローラ構造を採用するとともに、単位幅当たりのニップ荷重が等しくなるように、ローラ幅および両端のニップ荷重を設定している。このため、幅寸法の異なる種々の蓄積性蛍光体シートIPを片寄せ搬送する際に、前記蓄積性蛍光体シートIPの曲がりを抑制することができ、該蓄積性蛍光体シートIPの損傷や読み取り画像の寸法精度の低下を阻止し、高品質な画像読み取り処理が遂行される。
【0066】
なお、蓄積性蛍光体シートIPに、例えば、前記蓄積性蛍光体シートIPの種類の識別や該蓄積性蛍光体シートIPのサイズ等の情報が記録されたバーコード(図示せず)が貼り付けられている場合には、中央ローラ92、第1および第2従動ローラ68、70の外周部を、バーコードが通過する部分に対応して、そのバーコードの厚み分だけ小径に設定すればよい。
【0067】
ところで、図1に示すように、読み取り処理後の蓄積性蛍光体シートIPは、副走査方向とは反対方向(矢印B方向)に搬送され、搬送系40を介して鉛直上方向に向かって移動し、消去部42に送られる。消去部42では、ケーシング44内に収容されている複数本の消去用光源46が点灯され、この消去用光源46から導出される消去光L0が、蓄積性蛍光体シートIPに幅方向(水平方向)に沿って照射される。
【0068】
その際、蓄積性蛍光体シートIPは、搬送系40の作用下に鉛直上方向に搬送されている。このため、蓄積性蛍光体シートIPの全画像領域にわたって消去光L0が照射されて、前記蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線画像情報の消去が行われる。
【0069】
放射線画像情報が消去された蓄積性蛍光体シートIPは、搬送系40から昇降枚葉部30に受け渡された後、空のカセッテ18が装填されている、例えば、カセッテ装填部20aに対応して配置される。そして、蓄積性蛍光体シートIPがこのカセッテ18内に収容されると、前記カセッテ18がカセッテ装填部20aから取り出され、次なる放射線画像情報の撮影に使用される。
【0070】
図8は、本発明の第2の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置100の概略構成図である。なお、放射線画像読取装置100は、第1の実施形態に係るシート体用搬送装置である副走査搬送機構52を使用しており、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0071】
放射線画像読取装置100は、蓄積性蛍光体シート(放射線画像記録シート)IPが収容されたカセッテ110が装填される装填部132と、この装填部132に装填された前記カセッテ110内の前記蓄積性蛍光体シートIPを保持し、該蓄積性蛍光体シートIPを取り出すシート取出手段134と、このシート取出手段134により取り出された前記蓄積性蛍光体シートIPを後述する読み取り部138まで搬送する搬送機構136と、該蓄積性蛍光体シートIPに記録された放射線画像情報を読み取る前記読み取り部138とを備えている。図8中、一点鎖線は、蓄積性蛍光体シートIPの搬送経路を示す。
【0072】
放射線画像読取装置100に装填されるカセッテ110は、図9に示すように、蓄積性蛍光体シートIPが収容される筐体116を備える。筐体116の端部114には、蓄積性蛍光体シートIPを出し入れするための開口117が設けられるとともに、前記筐体116には、前記開口117を閉塞する蓋体118が揺動自在に取り付けられる。
【0073】
筐体116および蓋体118は、各種の樹脂、アルミニウム等の金属等、公知の各種の材料から形成される。蓋体118は、ヒンジ等の公知の手段によって、図9中、矢印M方向に開閉可能である。筐体116と蓋体118とは、別部材で構成してもよく、あるいは樹脂等の一体成形によって構成し、蓋体118を矢印M方向に開閉可能にしてもよい。蓄積性蛍光体シートIPは、上記のカセッテ110内に、放射線が照射された側の面を蓋体118が設けられている面とは反対の面に向けて収容されている。
【0074】
装填部132には、図8に示すように、カセッテ110が鉛直方向に向かって装填される。この状態で、カセッテ110は、開口117が下方向に配置される。装填部132は、カセッテ110を支持する支持ローラ142と、蓋体118を開放する開放手段(図示せず)とを備えている。装填部132は、大きさの異なるカセッテ110を装填可能に構成してもよい。
【0075】
シート取出手段134は、開蓋されたカセッテ110内に進入して蓄積性蛍光体シートIPを保持する吸着盤134bと、前記吸着盤134bを所定の方向に移動させて前記蓄積性蛍光体シートIPを前記カセッテ110から取り出し、後述するローラ対146まで送り出す吸着盤移動機構(図示せず)とを備えている。吸着盤134bには、図示しない管路を介して空気を吸引するためのポンプが連結される。この管路には、吸着盤134bによる蓄積性蛍光体シートIPの吸着を解除するためのリークバルブ(図示せず)が設けられる。
【0076】
搬送機構136は、装填部132から取り出され搬送ガイド148を経由した蓄積性蛍光体シートIPを保持して下向きに搬送し、最下点Hを経て読み取り位置Nまで前記蓄積性蛍光体シートIPを上向きに搬送する前搬送路(図8において矢印136aで示す範囲の搬送路)、および読み取り位置Nまで搬送された蓄積性蛍光体シートIPを上向きに搬送する後搬送路(図8において矢印136bで示す範囲の搬送路)からなるU字状の搬送路を有する。
【0077】
搬送機構136は、この搬送路を経由して後搬送路の後端近傍まで搬送された蓄積性蛍光体シートIPを、上記搬送方向とは逆方向に搬送路を経由して装填部132まで搬送する。前搬送路は、ローラ対150、154および158と、第1ローラ対60と、湾曲搬送ガイド58aとを設ける。後搬送路には、湾曲搬送ガイド58bと、第2ローラ対62とを設ける。ローラ対146、150、154および158は、第1および第2ローラ対60、62と同様に、分割ローラ構造を採用している。
【0078】
読み取り部138は、蓄積性蛍光体シートIPを副走査方向に搬送する副走査搬送機構(シート体用搬送装置)52と、励起光であるレーザ光Lを射出する光学系138aと、レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートIPから発せられた輝尽発光光を検出する集光系138bとを備えている。
【0079】
放射線画像読取装置100においては、装置本体が振動した場合においても安定にかつ正常に放射線画像情報の読み取りを行うことができるように、読み取り部138および搬送機構136は、防振系に設置される。この防振系は、例えば、防振ゴムが採用され、この防振ゴムは、スキャナ(光学系138aおよび集光系138b)の重心を通る平面に配置されることにより、振動が抑制されて良好な画像が得られる。第2の実施形態では、前搬送路および後搬送路は、ともに蓄積性蛍光体シートIPの長さと略同じ長さに設定されている。
【0080】
光学系138aおよび集光系138bは、装置本体の小型化を図るため、図8に示すように、搬送機構136のU字状の搬送路内に配置され、さらに光学系138aは、所定の角度に傾けられた状態で配されている。上記所定の角度は、0°〜90°以内であればいずれの角度でもよいが、望ましくは30°である。なお、このとき図8における角度θも30°である。
【0081】
前搬送路の直線部の搬送ベクトルと、読み取り部138の搬送ベクトルとのなす角度αは、90°より大きな角度(鈍角)に設定される。すなわち、読み取り部138での副走査搬送方向は、カセッテ110から取り出されて鉛直方向に搬送される蓄積性蛍光体シートIPの搬送方向と直角な水平方向から上方に傾斜している。
【0082】
装填部132と搬送機構136との間の搬送ガイド148の部分には、放射線画像情報を読取り後の蓄積性蛍光体シートIPの残像を消去するための消去光源195が設けられている。放射線画像読取装置100は、台車190を介して移動可能である。
【0083】
次に、上記の放射線画像読取装置100の動作について説明する。
【0084】
まず、カセッテ110が、装填口140より装填部132に装填され、支持ローラ142によって所定の位置に支持される。そして、図示しない開放手段が駆動され、図8に示すように、蓋体118が開放される。次に、吸着盤134bは、図8中、矢印K方向に移動して蓄積性蛍光体シートIPの表面に当接し、この蓄積性蛍光体シートIPを吸着する。
【0085】
吸着盤移動機構は、吸着盤134bを鉛直下方向に移動させることにより、蓄積性蛍光体シートIPがカセッテ110から取り出される。なお、第2の実施形態では、カセッテ110が開蓋された際に、蓄積性蛍光体シートIPがこのカセッテ110内から自重落下しないように、前記カセッテ110内に所定の支持部材(図示せず)を設けている。
【0086】
吸着盤134bにより取り出された蓄積性蛍光体シートIPは、ローラ対146に受け止められ、搬送ガイド148により搬送機構136に案内される。そして、蓄積性蛍光体シートIPは、ローラ対150に保持された後、ローラ対154、158および湾曲搬送ガイド58aを介して下向きに搬送される。蓄積性蛍光体シートIPは、最下点Hを経た後、第1ローラ対60および中央ローラ92によって上向きに搬送され、読み取り部138の読み取り位置Nまで搬送される。
【0087】
読み取り部138に搬入された蓄積性蛍光体シートIPは、副走査搬送機構52の作用下に、第1および第2ローラ対60、62によって上向きに所定の読み取り速度で副走査搬送されつつ、レーザ光Lによって全面を照射される。
【0088】
レーザ光Lは、半導体レーザ等の励起光源172から射出され、ミラー174により反射されてポリゴンミラー176に入射し、副走査方向(上向き方向)と略直交する主走査方向に反射・偏向されて、蓄積性蛍光体シートIPの全面に対して2次元的に照射される。
【0089】
蓄積性蛍光体シートIPの読み取りを終了した部分は、さらに上向きに搬送される。蓄積性蛍光体シートIPのレーザ光Lの照射部分からは、蓄積記録された放射線画像情報に応じた輝尽発光光が発せられる。この輝尽発光光は集光ガイド180によって集光され、光電子増倍管等の光検出器182に入射して光電変換される。この電気信号は、図示しない制御回路に送られて処理され、画像形成装置、CRT(cathode ray tube)等に転送され、可視画像として再生される。
【0090】
放射線画像情報の読み取りが終了し、湾曲搬送ガイド58bの後端まで搬送された蓄積性蛍光体シートIPは、上記搬送方向と逆方向に搬送され、湾曲搬送ガイド58bにより下向きに搬送され、最下点Hを経てローラ対158、154、150および湾曲搬送ガイド58aにより上向きに搬送される。そして、蓄積性蛍光体シートIPは、搬送ガイド148により案内されるとともに、消去光源195からの消去光の照射により蓄積性蛍光体シートIPの残像が消去され、装填部132のカセッテ110内に搬入される。
【0091】
蓄積性蛍光体シートIPがカセッテ110内に搬入されると、再び吸着盤134bにより吸着されて保持される。そして、吸着盤移動機構により吸着盤134bを移動することにより、蓄積性蛍光体シートIPが完全にカセッテ110内に収容される。
【0092】
この場合、第2の実施形態では、前搬送路により装填部132から取り出された蓄積性蛍光体シートIPは、下向きに搬送された後に最下点Hを経て読み取り位置Nまで上向きに搬送される。さらに、読み取り位置Nまで搬送された蓄積性蛍光体シートIPは、後搬送路により上向きに搬送される。
【0093】
このため、読み取り位置Nを、最下点Hよりも上流側に位置し、前搬送路の始端を後搬送路の後端よりも低い位置にすることができる。従って、奥行き方向の寸法を大きくすることがなく、前搬送路の始端を低くすることができる。すなわち、装填部132の高さを低くするともに、装置全体の小型化を図ることが可能になる。
【0094】
しかも、副走査搬送機構52を用いることにより、蓄積性蛍光体シートIPの剛性と、曲率半径R1の小さな湾曲搬送ガイド58a、58bとによる前記蓄積性蛍光体シートIPの浮き上がりを確実に防止することができる。従って、簡単な構成で、蓄積性蛍光体シートIPを良好に湾曲搬送路に沿って副走査搬送することが可能になり、装置全体を一層確実かつ容易に小型化することができる。
【0095】
また、光学系138aは、U字状の搬送路の内側に配置されるため、U字状の搬送路の内側のスペースを有効に利用することができ、より装置全体の小型化を図ることが可能になる。さらにまた、前搬送路を蓄積性蛍光体シートIPの長さと同じ長さとした場合には、より前搬送路の始端を低い位置にすることができる。
【0096】
図10は、本発明の第3の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置200の概略構成図である。なお、放射線画像読取装置200は、第2の実施形態に係る放射線画像読取装置100を横置きの姿勢で構成するものであり、この放射線画像読取装置100と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0097】
この放射線画像読取装置200では、例えば、車載用や卓上用として使用する際のように、高さ制限が厳しい場合に良好にレイアウトすることが可能になるという効果が得られる。なお、放射線画像読取装置200は、図11に示すように、カセッテ110を正面に向けて横置きの姿勢で設置してもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明に係るシート体用搬送装置では、シート体を挟持して湾曲搬送路に沿って搬送するローラ対を備えるとともに、このローラ対の駆動ローラが湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設されるため、前記シート体の剛性と前記湾曲搬送路の曲率半径が小さいことによる該シート体の浮き上がりを、前記駆動ローラにより確実に防止することができる。従って、シート体を小さな曲率半径の湾曲搬送路に沿って安定し、かつ良好に搬送することができ、装置全体の小型化が容易に遂行可能になる。
【0099】
また、上記のシート体用搬送装置を放射線画像読取装置に組み込むことにより、簡単な構成で、装置全体の小型化が確実に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置の概略構成図である。
【図2】前記シート体用搬送装置である副走査搬送機構の構成説明図である。
【図3】前記副走査搬送機構の概略斜視図である。
【図4】前記副走査搬送機構に蓄積性蛍光体シートが供給される際の動作説明図である。
【図5】下流側の第2ローラ対を前記蓄積性蛍光体シートから離間させる際の動作説明図である。
【図6】第1ローラ対と第2ローラ対とで前記蓄積性蛍光体シートを副走査搬送する際の動作説明図である。
【図7】前記第1ローラ対を解放する際の動作説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置の概略構成図である。
【図9】前記放射線画像読取装置に装填されるカセッテの斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るシート体用搬送装置を組み込む放射線画像読取装置の概略構成図である。
【図11】前記放射線画像読取装置を横置きの姿勢で設置した状態の正面図である。
【図12】従来技術に係る搬送機構の概略説明図である。
【符号の説明】
10、100、200…放射線画像読取装置
12…装置本体 20a〜20d…カセッテ装填部
30…昇降枚葉部 36…搬送ローラ対
38、60、62…ローラ対 40…搬送系
42…消去部 50…読み取り部
52…副走査搬送機構 54…光学系
58a、58b…湾曲搬送ガイド 64、66…駆動ローラ
68、70…従動ローラ 80…進退機構
92…中央ローラ 94a、94b…ガイドローラ

Claims (9)

  1. シート体を湾曲部を有する搬送路に沿って案内する湾曲搬送ガイドと、
    前記シート体を挟持して該シート体を前記搬送路に沿って搬送する第1および第2ローラ対と、
    前記第1および第2ローラ対の間に前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側を臨んで配設され、前記シート体の内側湾曲面に主走査方向に照射される光ビームの照射位置に対応し、かつ該シート体の外側湾曲面に摺接する中央ローラと、
    を備え、
    前記第1ローラ対は、前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設される第1駆動ローラと、
    前記シート体を挟んで前記第1駆動ローラに向かい合う第1従動ローラと、
    を設けるとともに、
    前記第2ローラ対は、前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設される第2駆動ローラと、
    前記シート体を挟んで前記第2駆動ローラに向かい合う第2従動ローラと、
    を設け
    前記第1および第2従動ローラを前記第1および第2駆動ローラに対して前記湾曲搬送ガイドの湾曲部外側に向かって進退させる進退機構を備えることを特徴とするシート体用搬送装置。
  2. 請求項記載の搬送装置において、前記第1および第2ローラ対から前記シート体が離脱した状態で、前記第1および第2駆動ローラと前記第1および第2従動ローラとの間には、前記シート体の厚さ以下の間隙が設けられることを特徴とするシート体用搬送装置。
  3. 請求項記載の搬送装置において、前記中央ローラの前記シート体に接触する端部を通る第1接線と、前記第1および第2駆動ローラの前記シート体に接触するそれぞれの端部を繋ぐ第2接線との最短距離は、該シート体の厚さ以上に設定されることを特徴とするシート体用搬送装置。
  4. 請求項記載の搬送装置において、前記第1および第2ローラ対の外方にかつ前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側には、少なくとも1以上のガイドローラが配設され、前記ガイドローラを介して前記シート体の搬送姿勢を規制することを特徴とするシート体用搬送装置。
  5. 請求項記載の搬送装置において、前記湾曲搬送ガイドは、曲率半径が30mm〜120mmの範囲内に設定されるとともに、前記第1および第2ローラ対側の端部に0mm〜10mmの範囲内に直線部が設けられることを特徴とするシート体用搬送装置。
  6. 放射線画像が記録された放射線画像記録シートが装填される装填部と、
    U字状の搬送路を有し、前記搬送路は、該装填部から取り出された前記放射線画像記録シートを保持して読み取り位置まで搬送する少なくとも前記放射線画像記録シートの長さを有する前搬送路、および前記読み取り位置から前記放射線画像記録シートを搬送する少なくとも前記放射線画像記録シートの長さを有する後搬送路を設けるとともに、該搬送路を経由して前記後搬送路の後端近傍まで搬送された前記放射線画像記録シートを前記装填部まで搬送する搬送機構と、
    前記読み取り位置に配置され、前記放射線画像記録シートを湾曲部を有する搬送路に沿って副走査搬送する副走査搬送機構と、
    前記U字状の搬送路の前記読み取り位置に読み取り用の励起光を照射する光学系と、
    前記励起光を照射された前記放射線画像記録シートから前記放射線画像を読み取る集光系と、
    を備え
    前記副走査搬送機構は、放射線画像記録シートを湾曲部を有する搬送路に沿って案内する湾曲搬送ガイドと、
    前記放射線画像記録シートを挟持して該放射線画像記録シートを前記搬送路に沿って搬送する第1および第2ローラ対と、
    前記第1および第2ローラ対の間に前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側を臨んで配設され、前記シート体の内側湾曲面に主走査方向に照射される光ビームの照射位置に対応し、かつ該シート体の外側湾曲面に摺接する中央ローラと、
    を備え、
    前記第1ローラ対は、前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設される第1駆動ローラと、
    前記放射線画像記録シートを挟んで前記第1駆動ローラに向かい合う第1従動ローラと、
    を設けるとともに、
    前記第2ローラ対は、前記湾曲搬送ガイドの湾曲部内側に配設される第2駆動ローラと、
    前記放射線画像記録シートを挟んで前記第2駆動ローラに向かい合う第2従動ローラと、
    を設け、
    前記第1および第2従動ローラを前記第1および第2駆動ローラに対して前記湾曲搬送ガイドの湾曲部外側に向かって進退させる進退機構を備えることを特徴とする放射線画像読取装置。
  7. 請求項記載の放射線画像読取装置において、前記前搬送路と前記後搬送路とは、防振系に配されていることを特徴とする放射線画像読取装置。
  8. 請求項記載の放射線画像読取装置において、前記光学系は、前記U字状の搬送路の内側に配されることを特徴とする放射線画像読取装置。
  9. 請求項乃至のいずれか1項に記載の放射線画像読取装置において、前記前搬送路は、前記装填部から取り出された前記放射線画像記録シートを保持して下向きに搬送し、最下点を経て読み取り位置まで前記放射線画像記録シートを上向きに搬送するとともに、
    前記後搬送路は、前記読み取り位置まで搬送された放射線画像記録シートを上向きに搬送することを特徴とする放射線画像読取装置。
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