JP3947645B2 - シート状記録媒体の走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状記録媒体、例えば、蓄積性蛍光体シートに坦持された被写体の放射線画像情報を読み取るためのシート状記録媒体の走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等から、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)として使用されている。
【0004】
上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部とを一体的に組み込み、該蓄積性蛍光体シートを装置内で循環または往復させる、所謂、ビルトイン方式の画像情報読取装置や、予め放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカセッテを装填するカセッテ装填部と、前記カセッテから取り出された前記蓄積性蛍光体シートに担持された放射線画像情報を読み取る読み取り部と、前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部とを組み込む画像情報読取装置等が採用されている。
【0005】
この種の画像情報読取装置を構成する読み取り部は、図9に示すように、蓄積性蛍光体シートSを副走査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬送系1と、副走査方向に搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに主走査方向(副走査方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光学系2と、このレーザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系3とを有している。副走査搬送系1は、通常、互いに所定間隔離間して配置される第1および第2ローラ対4、5を備えており、この第1および第2ローラ対4、5は、それぞれ矢印方向に進退自在なニップローラ4a、5aを有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の副走査搬送系1では、蓄積性蛍光体シートSの先端部が、まず、ローラ対4の駆動作用下に矢印A方向に副走査搬送される一方、光学系2から照射されるレーザ光Lが前記蓄積性蛍光体シートSに主走査方向に照射されている。そして、蓄積性蛍光体シートSの先端部がローラ対5に近接する際には、ニップローラ5aが進退変位して前記蓄積性蛍光体シートSの先端部が前記ローラ対5により緩やかに挟持されるように構成されている。
【0007】
しかしながら、蓄積性蛍光体シートSの先端Saにカールが生じていると、この先端Saがローラ対5間に円滑に進入することができず、前記蓄積性蛍光体シートSに担持された放射線画像情報の読み取り作業が効率的に遂行されないおそれがある。
【0008】
また、画像情報読取装置全体の小型化を図るために、蓄積性蛍光体シートSを鉛直方向に副走査搬送する構成が考えられるが、その際、特に前記蓄積性蛍光体シートS自体のばたつきに起因する画像ムラが発生し易いという問題がある。
【0009】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成でシート状記録媒体を副走査方向に確実に搬送することができ、画像走査作業を高精度かつ効率的に遂行可能なシート状記録媒体の走査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート状記録媒体の走査装置では、副走査搬送手段を介して副走査方向に搬送されるシート状記録媒体が、固定型ガイド手段と第1および第2可動型ガイド手段とにより両面を保持されている。このため、シート状記録媒体にカールやばたつきが生ずることを確実に阻止することができ、画像ムラのない高精度かつ効率的な画像走査作業が遂行可能になる。
【0011】
さらに、副走査方向下流側に配置されている第2可動型ガイド手段を待避させておき、シート状記録媒体がこの第2可動型ガイド手段と固定型ガイド手段との間に挿入される際、該第2可動型ガイド手段をゆっくりと変位させる。これにより、シート状記録媒体が第2可動型ガイド手段と固定型ガイド手段との間に挿入される際の衝撃を有効に回避することができる。
【0012】
一方、副走査方向上流側に配置されている第1可動型ガイド手段からシート状記録媒体の後端側が離脱する際に、この第1可動型ガイド手段をゆっくりと待避させる。このため、シート状記録媒体には、第1可動型ガイド手段から離脱する際の衝撃が付与されることがない。これにより、第1および第2可動型ガイド手段を介してシート状記録媒体に衝撃が付与されることがなく、画像ムラの発生を可及的に阻止することが可能になる。
【0013】
また、副走査搬送手段は、互いに所定間隔離間して配置される第1および第2ローラ対を備え、第1および第2可動型ガイド手段が前記第1および第2ローラ対間に配置されている。従って、シート状記録媒体は、上流側の第1ローラ対から第1可動型ガイド手段を介して両面側が規制された状態で副走査方向に搬送され、その先端側が第2可動型ガイド手段を介して第2ローラ対に確実に挟持される。このため、副走査搬送されるシート状記録媒体にカールやばたつきが発生することを有効に阻止し、高精度かつ効率的な画像走査作業が遂行される。
【0014】
さらにまた、第1および第2可動型ガイド手段は、シート状記録媒体に対して照射光の照射側に配置されるとともに、前記シート状記録媒体に接触する表面に緩衝材を設けている。これにより、シート状記録媒体の走査面側に損傷や汚れ等が発生することがなく、前記シート状記録媒体の耐久性を有効に確保するとともに、走査画像に不良が発生することがない。ここで、第1および第2可動型ガイド手段は、アクチュエータの作用下に揺動可能な揺動板を備えており、前記第1および第2可動型ガイド手段自体の構造が有効に簡素化される。
【0015】
さらに、副走査搬送手段は、シート状記録媒体を鉛直方向に副走査搬送する。
従って、特に、シート状記録媒体が鉛直方向に副走査搬送される際にばたつくことがなく、このシート状記録媒体のばたつきに起因する画像ムラの発生を確実に阻止し、画像走査作業が高精度かつ効率的に遂行可能になるとともに、走査装置全体の小型化が確実に図られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート状記録媒体の走査装置が組み込まれる画像情報読取装置10の内部構成説明図である。
【0017】
画像情報読取装置10を構成する装置本体12内には、予め被写体の放射線画像情報が一旦記録された蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)Sが収容されたカセッテ14を装填するカセッテ装填部16と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シートSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り部(走査装置)18と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報を消去する消去部20とが組み込まれる。
【0018】
カセッテ14は、蓄積性蛍光体シートSを収容する筐体22と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体22の端部に開閉可能に装着される蓋体24とを備える。カセッテ装填部16は、カセッテ14を鉛直姿勢で挿入するとともに、蓋体24を開閉する図示しない蓋体開閉手段と、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持して前記カセッテ14から取り出すとともに、読み取りおよび消去後の前記蓄積性蛍光体シートSを前記カセッテ14に送り込む吸着盤26を有した枚葉手段28とを設ける。
【0019】
枚葉手段28の下方には、蓄積性蛍光体シートSを挟持して上下方向に搬送する搬送部30が設けられており、この搬送部30を構成する搬送ローラ32に近接して消去部20が配置される。消去部20は、水平方向に延在する複数の消去用光源34を備えている。なお、消去用光源34は、1本で構成してもよく、また、鉛直方向に延在して配置してもよい。
【0020】
読み取り部18は、蓄積性蛍光体シートSを鉛直下方向(矢印X方向)に副走査搬送する副走査搬送手段36と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに対し走査光としてレーザ光Lを略水平方向(矢印Y方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段38と、前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り手段40と、前記レーザ光Lの照射位置近傍で、前記蓄積性蛍光体シートSの一方の面(照射側とは反対側の面)を保持する固定型ガイド手段42と、前記蓄積性蛍光体シートSの他方の面(照射側の面)にかつ前記レーザ光Lの照射位置より上流側および下流側に対応して配置され、該蓄積性蛍光体シートSに対して進退可能な第1および第2可動型ガイド手段44、46とを備える。
【0021】
レーザ光照射手段38は、レーザ光Lを一旦鉛直下方向に導出した後、略水平方向に屈曲させてこのレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための光学系48を設けている。蓄積性蛍光体シートSのレーザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によって前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を集光する集光ガイド50および反射ミラー52が配置されている。この集光ガイド50には、フォトマルチプライヤ54が接続されて読み取り手段40が構成されている。
【0022】
副走査搬送手段36は、図2に示すように、鉛直方向(矢印X方向)に互いに所定間隔離間して配置されている第1および第2ローラ対56、58を備える。第1および第2ローラ対56、58は、モータ60に連結されるベルト・プーリ手段等の伝動手段(図示せず)を介して同期的に回転駆動される駆動ローラ56a、58aと、前記駆動ローラ56a、58aに対して進退自在なニップローラ56b、58bとを備える。
【0023】
図2および図3に示すように、固定型ガイド手段42は、第1および第2ローラ対56、58の上流側から下流側にわたって矢印X方向に延在するガイド板62を備える。このガイド板62には、駆動ローラ56a、58aの各ローラ面57a、57bに対応して複数の開口部64、66が形成される。
【0024】
第1および第2可動型ガイド手段44、46は、第1および第2ローラ対56、58間に配置されており、前記第1可動型ガイド手段44は、図3に示すように、アクチュエータ、例えば、サーボモータ68を介して揺動可能な揺動板70を備える。サーボモータ68の駆動軸68aには、ベルト・プーリ手段72を介して回転軸74の一端が連結されるとともに、この回転軸74に揺動板70の端部が固着される。揺動板70は、ニップローラ56bの軸方向に長尺に構成されており、前記ニップローラ56bの各ローラ面75に対応して複数の開口部76を設けている。
【0025】
揺動板70の蓄積性蛍光体シートSに接触する表面には、緩衝材78が設けられている。この緩衝材78は、不織布やポリエステル製織布等により構成されている。なお、第2可動型ガイド手段46は第1可動型ガイド手段44と同様に構成されており、この第1可動型ガイド手段44と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0026】
このように構成される画像情報読取装置10の動作について、以下に説明する。
【0027】
まず、装置本体12の上部に設けられているカセッテ装填部16にカセッテ14が上下方向に指向して装着される。このカセッテ14内には、予め図示しない被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートSを収容しており、前記カセッテ装填部16に設けられた図示しない蓋体開閉手段の作用下に、蓋体24が開放される。
【0028】
次いで、枚葉手段28を構成する吸着盤26が筐体22内に進入し、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持してこの蓄積性蛍光体シートSを前記筐体22から取り出す。この蓄積性蛍光体シートSの先端が搬送部30を構成する搬送ローラ32に挟持されると、この搬送ローラ32の回転作用下に前記蓄積性蛍光体シートSが消去部20を通過して読み取り部18を構成する副走査搬送手段36に送られる。
【0029】
読み取り部18では、第1および第2可動型ガイド手段44、46を構成する各揺動板70が固定型ガイド手段42から離間する方向に配置されており、副走査搬送手段36を構成するモータ60の駆動作用下に、駆動ローラ56a、58aが回転駆動されている。このため、蓄積性蛍光体シートSは、まず、第1ローラ対56を構成する駆動ローラ56aとニップローラ56bとに挟持されて、矢印X方向(鉛直下方向)に副走査搬送される。
【0030】
その際、図3に示すように、第1可動型ガイド手段44を構成するサーボモータ68が駆動され、ベルト・プーリ手段72を介して回転軸74が所定の角度だけ回転する。従って、回転軸74に固着された揺動板70が固定型ガイド手段42側に揺動し、前記固定型ガイド手段42を構成するガイド板62が前記揺動板70との間で蓄積性蛍光体シートSが保持される。
【0031】
蓄積性蛍光体シートSは、第1ローラ対56と固定型ガイド手段42および第1可動型ガイド手段44とを介して矢印X方向に副走査搬送される一方、レーザ光照射手段38からレーザ光Lが導出される。このレーザ光Lは、一旦鉛直下方向に進んだ後、光学系48を介して略水平方向(矢印Y方向)に指向し、蓄積性蛍光体シートSの撮影面に照射されて主走査が行われる(図4参照)。レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートSの撮影面から輝尽発光光が生じ、この輝尽発光光が直接または反射ミラー52から集光ガイド50を介してフォトマルチプライヤ54により光電的に読み取られる。
【0032】
蓄積性蛍光体シートSの先端が、固定型ガイド手段42と第2可動型ガイド手段46との間に挿入されると、この第2可動型ガイド手段46を構成するサーボモータ68が駆動され、ベルト・プーリ手段72を介して揺動板70が前記蓄積性蛍光体シートS側に比較的低速度で揺動し、該蓄積性蛍光体シートSの撮影面側を保持する(図5参照)。さらに、蓄積性蛍光体シートSの先端が第2ローラ対58間に挿入されると、ニップローラ58bが駆動ローラ58a側に比較的低速度で近接し、前記第2ローラ対58を介して前記蓄積性蛍光体シートSが矢印X方向に副走査搬送される。
【0033】
蓄積性蛍光体シートSは、第1および第2ローラ対56、58を介して副走査搬送され、その後端が前記第1ローラ対56から離脱する際には、ニップローラ56bが駆動ローラ56aから離間するとともに、図6に示すように、第1可動型ガイド手段44を構成する揺動板70がガイド板62から離間する方向にゆっくりと移動する。
【0034】
この場合、第1の実施形態に係る読み取り部18では、第1および第2ローラ対56、58の間に第1および第2可動型ガイド手段44、46が配置されており、矢印X方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSの両面が、固定型ガイド手段42と第1および第2可動型ガイド手段44、46とにより全幅にわたって保持されている。これにより、鉛直下方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSにばたつきが発生することを確実に阻止し、この蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読み取り作業が高精度かつ確実に遂行されるという効果が得られる。
【0035】
しかも、第2可動型ガイド手段46は、予め固定型ガイド手段42から離間しており、蓄積性蛍光体シートSの先端が、この第2可動型ガイド手段46に対応して搬送される際に、揺動板70がガイド板62側にゆっくりと揺動されてこの蓄積性蛍光体シートSの先端が保持される。一方、蓄積性蛍光体シートSの後端が第1可動型ガイド手段44と固定型ガイド手段42との間から離脱する際には、この第1可動型ガイド手段44を構成する揺動板70がガイド板62から離間する方向にゆっくりと移動している。
【0036】
これにより、蓄積性蛍光体シートSが第1および第2可動型ガイド手段44、46に対して進入動作および離脱動作を行う際に、前記蓄積性蛍光体シートSに衝撃が付与されることがなく、前記進入動作および離脱動作が円滑に遂行される。このため、蓄積性蛍光体シートSを高精度に副走査搬送することができ、この蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読み取り時に画像ムラが発生することがなく、読み取り作業が高精度かつ効率的に遂行されるという利点がある。特に、蓄積性蛍光体シートSの撮影面全面にわたって放射線画像情報が担持されている際にも、読み取り作業が確実に遂行される。
【0037】
また、第1および第2可動型ガイド手段44、46を構成する揺動板70には、緩衝材78が設けられており、蓄積性蛍光体シートSの撮影面側に損傷等を与えることがない。さらにまた、蓄積性蛍光体シートSを鉛直方向に副走査搬送することが可能になり、画像情報読取装置10全体の設置面積が大幅に削減され、設備の配置スペースを効率的に活用することが可能になる。
【0038】
ところで、放射線画像情報の読み取りが終了した蓄積性蛍光体シートSは、副走査搬送手段36が逆方向に駆動されることによって鉛直上方向に搬送されて消去部20に送られる。この消去部20では、消去用光源34が付勢されており、蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シートSは、枚葉手段28を構成する吸着盤26に吸着されてカセッテ14を構成する筐体22内に送り込まれる。そして、蓋体24が閉じられるとともに、カセッテ14がカセッテ装填部16から取り出される。
【0039】
図7は、本発明の第2の実施形態に係る読み取り部90の概略構成を示す斜視図である。なお、第1の実施形態に係る読み取り部18と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0040】
この読み取り部90を構成する第1および第2可動型ガイド手段92、94は、それぞれ回転軸74に一端が固着される複数枚の揺動板96を備える。揺動板96は、各ニップローラ56b、58bを構成するローラ面75間に対応して配置されており、ガイド板62に対して揺動可能に構成されている。
【0041】
このように構成される第2の実施形態に係る読み取り部90では、第1の実施形態と同様に、第1および第2可動型ガイド手段92、94を構成する複数枚の揺動板96が、副走査搬送される蓄積性蛍光体シートSの一面を保持するとともに、この蓄積性蛍光体シートSの他面がガイド板62に保持されている。このため、蓄積性蛍光体シートSが垂直方向に搬送される際に、ばたつきを発生することを確実に阻止することが可能になる。
【0042】
しかも、蓄積性蛍光体シートSの挿入時および離脱時には、揺動板96をゆっくりと揺動させることにより、この蓄積性蛍光体シートSに衝撃を惹起させることがない。これにより、読み取り作業が高精度かつ効率的に遂行される等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0043】
図8は、本発明の第3実施形態に係る読み取り部100の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係る読み取り部18と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0044】
この読み取り部100は、蓄積性蛍光体シートSを水平方向(矢印A方向)に副走査搬送する副走査搬送手段102を備え、この副走査搬送手段102を構成する第1および第2ローラ対56、58の間に第1および第2可動型ガイド手段44、46が設けられている。
【0045】
このように構成される第3の実施形態に係る読み取り部100では、副走査搬送手段102を介して蓄積性蛍光体シートSが水平方向に副走査搬送される際、固定型ガイド手段42と第1および第2可動型ガイド手段44、46とで前記蓄積性蛍光体シートSの上下両面が保持されている。
【0046】
これにより、蓄積性蛍光体シートSにカールが発生している際にも、この蓄積性蛍光体シートSを水平姿勢に確実に保持することができ、第1および第2ローラ対56、58の駆動作用下に高精度な副走査搬送が遂行可能になる。従って、第3の実施形態では、蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読み取り作業が高精度かつ効率的に遂行される等、第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】
なお、第1乃至第3の実施形態では、シート状記録媒体として蓄積性蛍光体シートSを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、この蓄積性蛍光体シートSに代替して、例えば、画像が記録された写真フイルムを用いることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明に係るシート状記録媒体の走査装置では、走査光の照射位置近傍でシート状記録媒体の一方の面が固定型ガイド手段で保持されるとともに、このシート状記録媒体の他方の面が第1および第2可動型ガイド手段により保持されており、該シート状記録媒体のばたつきやカールを確実に阻止することができる。これにより、画像ムラが発生することがなく、画像走査作業が高精度かつ効率的に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る走査装置を組み込む画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記画像情報読取装置を構成する読み取り部の説明図である。
【図3】前記読み取り部の斜視説明図である。
【図4】前記読み取り部で蓄積性蛍光体シートの読み取り作業を開始する際の説明図である。
【図5】前記蓄積性蛍光体シートを第1および第2可動型ガイド手段で保持する際の動作説明図である。
【図6】前記蓄積性蛍光体シートが前記第1可動型ガイド手段から離脱する際の動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る走査装置である読み取り部の斜視説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る読取装置である読み取り部の概略構成説明図である。
【図9】従来技術に係る読み取り部の概略構成説明図である。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…装置本体
14…カセッテ 16…カセッテ装填部
18、90、100…読み取り部 20…消去部
28…枚葉手段 30…搬送部
36、102…副走査搬送手段 38…レーザ光照射手段
40…読み取り手段 42…固定型ガイド手段
44、46、92、94…可動型ガイド手段
50…集光ガイド 56、58…ローラ対
S…蓄積性蛍光体シート

Claims (5)

  1. 互いに所定間隔離間して配置される第1および第2ローラ対により、シート状記録媒体を副走査方向に搬送する副走査搬送手段と、
    走査光を前記シート状記録媒体に対し前記副走査方向に略直交する方向に照射して主走査する走査光照射手段と、
    前記走査光の照射位置近傍で前記シート状記録媒体の一方の面を保持する固定型ガイド手段と、
    前記シート状記録媒体の他方の面側に、かつ前記走査光の照射位置より上流側および下流側に対応して配置され、該シート状記録媒体に対し進退可能な第1および第2可動型ガイド手段と、
    を備え
    前記第1可動型ガイド手段が前記第1ローラ対間に配置され、前記第2可動型ガイド手段が前記第2ローラ対間に配置され、
    前記固定型ガイド手段には、前記第1および第2ローラ対に対応する位置に該第1および第2ローラ対を前記シート状記録媒体に当接させるための開口部が形成され、
    前記第1可動型ガイド手段には、前記第1ローラ対に対応する位置に該第1ローラ対を前記シート状記録媒体に当接させるための開口部が形成され、
    前記第2可動型ガイド手段には、前記第2ローラ対に対応する位置に該第2ローラ対を前記シート状記録媒体に当接させるための開口部が形成されていることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記第1および第2可動型ガイド手段は、互いに個別に進退駆動可能であることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  3. 請求項1または2記載の装置において、前記第1および第2可動型ガイド手段は、前記シート状記録媒体に対して前記走査光の照射側に配置されるとともに、
    少なくとも前記シート状記録媒体に接する表面に緩衝材を設けることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置において、前記第1および第2可動型ガイド手段は、アクチュエータの作用下に揺動可能な揺動板を備えることを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置において、前記副走査搬送手段は、前記シート状記録媒体を鉛直方向に副走査搬送することを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
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