JP2001242567A - シート状記録媒体の走査装置 - Google Patents

シート状記録媒体の走査装置

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JP2001242567A JP2000050962A JP2000050962A JP2001242567A JP 2001242567 A JP2001242567 A JP 2001242567A JP 2000050962 A JP2000050962 A JP 2000050962A JP 2000050962 A JP2000050962 A JP 2000050962A JP 2001242567 A JP2001242567 A JP 2001242567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、高精度な読み取り作業を効率的
に遂行可能にする。 【解決手段】読み取り部18は、蓄積性蛍光体シートS
を鉛直方向に副走査搬送する副走査搬送手段36と、前
記蓄積性蛍光体シートSに対してレーザ光Lを照射する
レーザ光照射手段38と、前記蓄積性蛍光体シートSに
担持されている放射線画像情報を読み取る読み取り手段
40と、前記蓄積性蛍光体シートSの一方の面を保持す
る固定型ガイド手段42と、前記蓄積性蛍光体シートS
の他方の面を保持するとともに、進退可能な第1および
第2可動型ガイド手段44、46とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状記録媒
体、例えば、蓄積性蛍光体シートに坦持された被写体の
放射線画像情報を読み取るためのシート状記録媒体の走
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート
状記録媒体)として使用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに被写体の放射線画像情報を一旦記録する撮影部
と、前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体
シートに励起光を照射して前記放射線画像情報を光電的
に読み取る読み取り部と、読み取り後に前記蓄積性蛍光
体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部と
を一体的に組み込み、該蓄積性蛍光体シートを装置内で
循環または往復させる、所謂、ビルトイン方式の画像情
報読取装置や、予め放射線画像情報が記録された蓄積性
蛍光体シートが収容されたカセッテを装填するカセッテ
装填部と、前記カセッテから取り出された前記蓄積性蛍
光体シートに担持された放射線画像情報を読み取る読み
取り部と、前記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画
像情報を消去する消去部とを組み込む画像情報読取装置
等が採用されている。
【0005】この種の画像情報読取装置を構成する読み
取り部は、図9に示すように、蓄積性蛍光体シートSを
副走査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬送系1
と、副走査方向に搬送されている前記蓄積性蛍光体シー
トSに主走査方向(副走査方向に略直交する方向)にレ
ーザ光Lを照射する光学系2と、このレーザ光Lの照射
によって前記蓄積性蛍光体シートSから生ずる輝尽発光
光を光電的に読み取る集光系3とを有している。副走査
搬送系1は、通常、互いに所定間隔離間して配置される
第1および第2ローラ対4、5を備えており、この第1
および第2ローラ対4、5は、それぞれ矢印方向に進退
自在なニップローラ4a、5aを有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の副走
査搬送系1では、蓄積性蛍光体シートSの先端部が、ま
ず、ローラ対4の駆動作用下に矢印A方向に副走査搬送
される一方、光学系2から照射されるレーザ光Lが前記
蓄積性蛍光体シートSに主走査方向に照射されている。
そして、蓄積性蛍光体シートSの先端部がローラ対5に
近接する際には、ニップローラ5aが進退変位して前記
蓄積性蛍光体シートSの先端部が前記ローラ対5により
緩やかに挟持されるように構成されている。
【0007】しかしながら、蓄積性蛍光体シートSの先
端Saにカールが生じていると、この先端Saがローラ
対5間に円滑に進入することができず、前記蓄積性蛍光
体シートSに担持された放射線画像情報の読み取り作業
が効率的に遂行されないおそれがある。
【0008】また、画像情報読取装置全体の小型化を図
るために、蓄積性蛍光体シートSを鉛直方向に副走査搬
送する構成が考えられるが、その際、特に前記蓄積性蛍
光体シートS自体のばたつきに起因する画像ムラが発生
し易いという問題がある。
【0009】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成でシート状記録媒体を副走査方向に確実
に搬送することができ、画像走査作業を高精度かつ効率
的に遂行可能なシート状記録媒体の走査装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状記
録媒体の走査装置では、副走査搬送手段を介して副走査
方向に搬送されるシート状記録媒体が、固定型ガイド手
段と第1および第2可動型ガイド手段とにより両面を保
持されている。このため、シート状記録媒体にカールや
ばたつきが生ずることを確実に阻止することができ、画
像ムラのない高精度かつ効率的な画像走査作業が遂行可
能になる。
【0011】さらに、副走査方向下流側に配置されてい
る第2可動型ガイド手段を待避させておき、シート状記
録媒体がこの第2可動型ガイド手段と固定型ガイド手段
との間に挿入される際、該第2可動型ガイド手段をゆっ
くりと変位させる。これにより、シート状記録媒体が第
2可動型ガイド手段と固定型ガイド手段との間に挿入さ
れる際の衝撃を有効に回避することができる。
【0012】一方、副走査方向上流側に配置されている
第1可動型ガイド手段からシート状記録媒体の後端側が
離脱する際に、この第1可動型ガイド手段をゆっくりと
待避させる。このため、シート状記録媒体には、第1可
動型ガイド手段から離脱する際の衝撃が付与されること
がない。これにより、第1および第2可動型ガイド手段
を介してシート状記録媒体に衝撃が付与されることがな
く、画像ムラの発生を可及的に阻止することが可能にな
る。
【0013】また、副走査搬送手段は、互いに所定間隔
離間して配置される第1および第2ローラ対を備え、第
1および第2可動型ガイド手段が前記第1および第2ロ
ーラ対間に配置されている。従って、シート状記録媒体
は、上流側の第1ローラ対から第1可動型ガイド手段を
介して両面側が規制された状態で副走査方向に搬送さ
れ、その先端側が第2可動型ガイド手段を介して第2ロ
ーラ対に確実に挟持される。このため、副走査搬送され
るシート状記録媒体にカールやばたつきが発生すること
を有効に阻止し、高精度かつ効率的な画像走査作業が遂
行される。
【0014】さらにまた、第1および第2可動型ガイド
手段は、シート状記録媒体に対して照射光の照射側に配
置されるとともに、前記シート状記録媒体に接触する表
面に緩衝材を設けている。これにより、シート状記録媒
体の走査面側に損傷や汚れ等が発生することがなく、前
記シート状記録媒体の耐久性を有効に確保するととも
に、走査画像に不良が発生することがない。ここで、第
1および第2可動型ガイド手段は、アクチュエータの作
用下に揺動可能な揺動板を備えており、前記第1および
第2可動型ガイド手段自体の構造が有効に簡素化され
る。
【0015】さらに、副走査搬送手段は、シート状記録
媒体を鉛直方向に副走査搬送する。従って、特に、シー
ト状記録媒体が鉛直方向に副走査搬送される際にばたつ
くことがなく、このシート状記録媒体のばたつきに起因
する画像ムラの発生を確実に阻止し、画像走査作業が高
精度かつ効率的に遂行可能になるとともに、走査装置全
体の小型化が確実に図られる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るシート状記録媒体の走査装置が組み込まれる画像
情報読取装置10の内部構成説明図である。
【0017】画像情報読取装置10を構成する装置本体
12内には、予め被写体の放射線画像情報が一旦記録さ
れた蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)Sが収容
されたカセッテ14を装填するカセッテ装填部16と、
前記放射線画像情報が記録された前記蓄積性蛍光体シー
トSに励起光であるレーザ光Lを照射して前記放射線画
像情報を光電的に読み取る読み取り部(走査装置)18
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートSに残存する
放射線画像情報を消去する消去部20とが組み込まれ
る。
【0018】カセッテ14は、蓄積性蛍光体シートSを
収容する筐体22と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り
出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体22の
端部に開閉可能に装着される蓋体24とを備える。カセ
ッテ装填部16は、カセッテ14を鉛直姿勢で挿入する
とともに、蓋体24を開閉する図示しない蓋体開閉手段
と、蓄積性蛍光体シートSを吸着保持して前記カセッテ
14から取り出すとともに、読み取りおよび消去後の前
記蓄積性蛍光体シートSを前記カセッテ14に送り込む
吸着盤26を有した枚葉手段28とを設ける。
【0019】枚葉手段28の下方には、蓄積性蛍光体シ
ートSを挟持して上下方向に搬送する搬送部30が設け
られており、この搬送部30を構成する搬送ローラ32
に近接して消去部20が配置される。消去部20は、水
平方向に延在する複数の消去用光源34を備えている。
なお、消去用光源34は、1本で構成してもよく、ま
た、鉛直方向に延在して配置してもよい。
【0020】読み取り部18は、蓄積性蛍光体シートS
を鉛直下方向(矢印X方向)に副走査搬送する副走査搬
送手段36と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体
シートSに対し走査光としてレーザ光Lを略水平方向
(矢印Y方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段
38と、前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽
発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シートSに担持され
ている放射線画像情報を光電的に読み取る読み取り手段
40と、前記レーザ光Lの照射位置近傍で、前記蓄積性
蛍光体シートSの一方の面(照射側とは反対側の面)を
保持する固定型ガイド手段42と、前記蓄積性蛍光体シ
ートSの他方の面(照射側の面)にかつ前記レーザ光L
の照射位置より上流側および下流側に対応して配置さ
れ、該蓄積性蛍光体シートSに対して進退可能な第1お
よび第2可動型ガイド手段44、46とを備える。
【0021】レーザ光照射手段38は、レーザ光Lを一
旦鉛直下方向に導出した後、略水平方向に屈曲させてこ
のレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための
光学系48を設けている。蓄積性蛍光体シートSのレー
ザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によ
って前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光
光を集光する集光ガイド50および反射ミラー52が配
置されている。この集光ガイド50には、フォトマルチ
プライヤ54が接続されて読み取り手段40が構成され
ている。
【0022】副走査搬送手段36は、図2に示すよう
に、鉛直方向(矢印X方向)に互いに所定間隔離間して
配置されている第1および第2ローラ対56、58を備
える。第1および第2ローラ対56、58は、モータ6
0に連結されるベルト・プーリ手段等の伝動手段(図示
せず)を介して同期的に回転駆動される駆動ローラ56
a、58aと、前記駆動ローラ56a、58aに対して
進退自在なニップローラ56b、58bとを備える。
【0023】図2および図3に示すように、固定型ガイ
ド手段42は、第1および第2ローラ対56、58の上
流側から下流側にわたって矢印X方向に延在するガイド
板62を備える。このガイド板62には、駆動ローラ5
6a、58aの各ローラ面57a、57bに対応して複
数の開口部64、66が形成される。
【0024】第1および第2可動型ガイド手段44、4
6は、第1および第2ローラ対56、58間に配置され
ており、前記第1可動型ガイド手段44は、図3に示す
ように、アクチュエータ、例えば、サーボモータ68を
介して揺動可能な揺動板70を備える。サーボモータ6
8の駆動軸68aには、ベルト・プーリ手段72を介し
て回転軸74の一端が連結されるとともに、この回転軸
74に揺動板70の端部が固着される。揺動板70は、
ニップローラ56bの軸方向に長尺に構成されており、
前記ニップローラ56bの各ローラ面75に対応して複
数の開口部76を設けている。
【0025】揺動板70の蓄積性蛍光体シートSに接触
する表面には、緩衝材78が設けられている。この緩衝
材78は、不織布やポリエステル製織布等により構成さ
れている。なお、第2可動型ガイド手段46は第1可動
型ガイド手段44と同様に構成されており、この第1可
動型ガイド手段44と同一の構成要素には同一の参照符
号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0026】このように構成される画像情報読取装置1
0の動作について、以下に説明する。
【0027】まず、装置本体12の上部に設けられてい
るカセッテ装填部16にカセッテ14が上下方向に指向
して装着される。このカセッテ14内には、予め図示し
ない被写体の放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体
シートSを収容しており、前記カセッテ装填部16に設
けられた図示しない蓋体開閉手段の作用下に、蓋体24
が開放される。
【0028】次いで、枚葉手段28を構成する吸着盤2
6が筐体22内に進入し、蓄積性蛍光体シートSを吸着
保持してこの蓄積性蛍光体シートSを前記筐体22から
取り出す。この蓄積性蛍光体シートSの先端が搬送部3
0を構成する搬送ローラ32に挟持されると、この搬送
ローラ32の回転作用下に前記蓄積性蛍光体シートSが
消去部20を通過して読み取り部18を構成する副走査
搬送手段36に送られる。
【0029】読み取り部18では、第1および第2可動
型ガイド手段44、46を構成する各揺動板70が固定
型ガイド手段42から離間する方向に配置されており、
副走査搬送手段36を構成するモータ60の駆動作用下
に、駆動ローラ56a、58aが回転駆動されている。
このため、蓄積性蛍光体シートSは、まず、第1ローラ
対56を構成する駆動ローラ56aとニップローラ56
bとに挟持されて、矢印X方向(鉛直下方向)に副走査
搬送される。
【0030】その際、図3に示すように、第1可動型ガ
イド手段44を構成するサーボモータ68が駆動され、
ベルト・プーリ手段72を介して回転軸74が所定の角
度だけ回転する。従って、回転軸74に固着された揺動
板70が固定型ガイド手段42側に揺動し、前記固定型
ガイド手段42を構成するガイド板62が前記揺動板7
0との間で蓄積性蛍光体シートSが保持される。
【0031】蓄積性蛍光体シートSは、第1ローラ対5
6と固定型ガイド手段42および第1可動型ガイド手段
44とを介して矢印X方向に副走査搬送される一方、レ
ーザ光照射手段38からレーザ光Lが導出される。この
レーザ光Lは、一旦鉛直下方向に進んだ後、光学系48
を介して略水平方向(矢印Y方向)に指向し、蓄積性蛍
光体シートSの撮影面に照射されて主走査が行われる
(図4参照)。レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シ
ートSの撮影面から輝尽発光光が生じ、この輝尽発光光
が直接または反射ミラー52から集光ガイド50を介し
てフォトマルチプライヤ54により光電的に読み取られ
る。
【0032】蓄積性蛍光体シートSの先端が、固定型ガ
イド手段42と第2可動型ガイド手段46との間に挿入
されると、この第2可動型ガイド手段46を構成するサ
ーボモータ68が駆動され、ベルト・プーリ手段72を
介して揺動板70が前記蓄積性蛍光体シートS側に比較
的低速度で揺動し、該蓄積性蛍光体シートSの撮影面側
を保持する(図5参照)。さらに、蓄積性蛍光体シート
Sの先端が第2ローラ対58間に挿入されると、ニップ
ローラ58bが駆動ローラ58a側に比較的低速度で近
接し、前記第2ローラ対58を介して前記蓄積性蛍光体
シートSが矢印X方向に副走査搬送される。
【0033】蓄積性蛍光体シートSは、第1および第2
ローラ対56、58を介して副走査搬送され、その後端
が前記第1ローラ対56から離脱する際には、ニップロ
ーラ56bが駆動ローラ56aから離間するとともに、
図6に示すように、第1可動型ガイド手段44を構成す
る揺動板70がガイド板62から離間する方向にゆっく
りと移動する。
【0034】この場合、第1の実施形態に係る読み取り
部18では、第1および第2ローラ対56、58の間に
第1および第2可動型ガイド手段44、46が配置され
ており、矢印X方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シ
ートSの両面が、固定型ガイド手段42と第1および第
2可動型ガイド手段44、46とにより全幅にわたって
保持されている。これにより、鉛直下方向に副走査搬送
される蓄積性蛍光体シートSにばたつきが発生すること
を確実に阻止し、この蓄積性蛍光体シートSに担持され
ている放射線画像情報の読み取り作業が高精度かつ確実
に遂行されるという効果が得られる。
【0035】しかも、第2可動型ガイド手段46は、予
め固定型ガイド手段42から離間しており、蓄積性蛍光
体シートSの先端が、この第2可動型ガイド手段46に
対応して搬送される際に、揺動板70がガイド板62側
にゆっくりと揺動されてこの蓄積性蛍光体シートSの先
端が保持される。一方、蓄積性蛍光体シートSの後端が
第1可動型ガイド手段44と固定型ガイド手段42との
間から離脱する際には、この第1可動型ガイド手段44
を構成する揺動板70がガイド板62から離間する方向
にゆっくりと移動している。
【0036】これにより、蓄積性蛍光体シートSが第1
および第2可動型ガイド手段44、46に対して進入動
作および離脱動作を行う際に、前記蓄積性蛍光体シート
Sに衝撃が付与されることがなく、前記進入動作および
離脱動作が円滑に遂行される。このため、蓄積性蛍光体
シートSを高精度に副走査搬送することができ、この蓄
積性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の
読み取り時に画像ムラが発生することがなく、読み取り
作業が高精度かつ効率的に遂行されるという利点があ
る。特に、蓄積性蛍光体シートSの撮影面全面にわたっ
て放射線画像情報が担持されている際にも、読み取り作
業が確実に遂行される。
【0037】また、第1および第2可動型ガイド手段4
4、46を構成する揺動板70には、緩衝材78が設け
られており、蓄積性蛍光体シートSの撮影面側に損傷等
を与えることがない。さらにまた、蓄積性蛍光体シート
Sを鉛直方向に副走査搬送することが可能になり、画像
情報読取装置10全体の設置面積が大幅に削減され、設
備の配置スペースを効率的に活用することが可能にな
る。
【0038】ところで、放射線画像情報の読み取りが終
了した蓄積性蛍光体シートSは、副走査搬送手段36が
逆方向に駆動されることによって鉛直上方向に搬送され
て消去部20に送られる。この消去部20では、消去用
光源34が付勢されており、蓄積性蛍光体シートSに残
存する放射線画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積
性蛍光体シートSは、枚葉手段28を構成する吸着盤2
6に吸着されてカセッテ14を構成する筐体22内に送
り込まれる。そして、蓋体24が閉じられるとともに、
カセッテ14がカセッテ装填部16から取り出される。
【0039】図7は、本発明の第2の実施形態に係る読
み取り部90の概略構成を示す斜視図である。なお、第
1の実施形態に係る読み取り部18と同一の構成要素に
は同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0040】この読み取り部90を構成する第1および
第2可動型ガイド手段92、94は、それぞれ回転軸7
4に一端が固着される複数枚の揺動板96を備える。揺
動板96は、各ニップローラ56b、58bを構成する
ローラ面75間に対応して配置されており、ガイド板6
2に対して揺動可能に構成されている。
【0041】このように構成される第2の実施形態に係
る読み取り部90では、第1の実施形態と同様に、第1
および第2可動型ガイド手段92、94を構成する複数
枚の揺動板96が、副走査搬送される蓄積性蛍光体シー
トSの一面を保持するとともに、この蓄積性蛍光体シー
トSの他面がガイド板62に保持されている。このた
め、蓄積性蛍光体シートSが垂直方向に搬送される際
に、ばたつきを発生することを確実に阻止することが可
能になる。
【0042】しかも、蓄積性蛍光体シートSの挿入時お
よび離脱時には、揺動板96をゆっくりと揺動させるこ
とにより、この蓄積性蛍光体シートSに衝撃を惹起させ
ることがない。これにより、読み取り作業が高精度かつ
効率的に遂行される等、第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0043】図8は、本発明の第3実施形態に係る読み
取り部100の概略構成説明図である。なお、第1の実
施形態に係る読み取り部18と同一の構成要素には同一
の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0044】この読み取り部100は、蓄積性蛍光体シ
ートSを水平方向(矢印A方向)に副走査搬送する副走
査搬送手段102を備え、この副走査搬送手段102を
構成する第1および第2ローラ対56、58の間に第1
および第2可動型ガイド手段44、46が設けられてい
る。
【0045】このように構成される第3の実施形態に係
る読み取り部100では、副走査搬送手段102を介し
て蓄積性蛍光体シートSが水平方向に副走査搬送される
際、固定型ガイド手段42と第1および第2可動型ガイ
ド手段44、46とで前記蓄積性蛍光体シートSの上下
両面が保持されている。
【0046】これにより、蓄積性蛍光体シートSにカー
ルが発生している際にも、この蓄積性蛍光体シートSを
水平姿勢に確実に保持することができ、第1および第2
ローラ対56、58の駆動作用下に高精度な副走査搬送
が遂行可能になる。従って、第3の実施形態では、蓄積
性蛍光体シートSに担持されている放射線画像情報の読
み取り作業が高精度かつ効率的に遂行される等、第1お
よび第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】なお、第1乃至第3の実施形態では、シー
ト状記録媒体として蓄積性蛍光体シートSを用いて説明
したが、これに限定されるものではなく、この蓄積性蛍
光体シートSに代替して、例えば、画像が記録された写
真フイルムを用いることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明に係るシート状記録媒体の走査装
置では、走査光の照射位置近傍でシート状記録媒体の一
方の面が固定型ガイド手段で保持されるとともに、この
シート状記録媒体の他方の面が第1および第2可動型ガ
イド手段により保持されており、該シート状記録媒体の
ばたつきやカールを確実に阻止することができる。これ
により、画像ムラが発生することがなく、画像走査作業
が高精度かつ効率的に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る走査装置を組み
込む画像情報読取装置の概略構成説明図である。
【図2】前記画像情報読取装置を構成する読み取り部の
説明図である。
【図3】前記読み取り部の斜視説明図である。
【図4】前記読み取り部で蓄積性蛍光体シートの読み取
り作業を開始する際の説明図である。
【図5】前記蓄積性蛍光体シートを第1および第2可動
型ガイド手段で保持する際の動作説明図である。
【図6】前記蓄積性蛍光体シートが前記第1可動型ガイ
ド手段から離脱する際の動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る走査装置である
読み取り部の斜視説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る読取装置である
読み取り部の概略構成説明図である。
【図9】従来技術に係る読み取り部の概略構成説明図で
ある。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…装置本体 14…カセッテ 16…カセッテ装
填部 18、90、100…読み取り部 20…消去部 28…枚葉手段 30…搬送部 36、102…副走査搬送手段 38…レーザ光照
射手段 40…読み取り手段 42…固定型ガイ
ド手段 44、46、92、94…可動型ガイド手段 50…集光ガイド 56、58…ロー
ラ対 S…蓄積性蛍光体シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月21日(2000.11.
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状記録媒体を副走査方向に搬送する
    副走査搬送手段と、 走査光を前記シート状記録媒体に対し前記副走査方向に
    略直交する方向に照射して主走査する走査光照射手段
    と、 前記走査光の照射位置近傍で前記シート状記録媒体の一
    方の面を保持する固定型ガイド手段と、 前記シート状記録媒体の他方の面側に、かつ前記走査光
    の照射位置より上流側および下流側に対応して配置さ
    れ、該シート状記録媒体に対し進退可能な第1および第
    2可動型ガイド手段と、 を備えることを特徴とするシート状記録媒体の走査装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記副走査
    搬送手段は、互いに所定間隔離間して配置される第1お
    よび第2ローラ対を備え、 前記第1および第2可動型ガイド手段は、前記第1およ
    び第2ローラ対間に配置されることを特徴とするシート
    状記録媒体の走査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、前
    記第1および第2可動型ガイド手段は、前記シート状記
    録媒体に対して前記走査光の照射側に配置されるととも
    に、 少なくとも前記シート状記録媒体に接する表面に緩衝材
    を設けることを特徴とするシート状記録媒体の走査装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装
    置において、前記第1および第2可動型ガイド手段は、
    アクチュエータの作用下に揺動可能な揺動板を備えるこ
    とを特徴とするシート状記録媒体の走査装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装
    置において、前記副走査搬送手段は、前記シート状記録
    媒体を鉛直方向に副走査搬送することを特徴とするシー
    ト状記録媒体の走査装置。
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