JP2000122198A - 走査装置の防振構造 - Google Patents

走査装置の防振構造

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JP2000122198A
JP2000122198A JP10295871A JP29587198A JP2000122198A JP 2000122198 A JP2000122198 A JP 2000122198A JP 10295871 A JP10295871 A JP 10295871A JP 29587198 A JP29587198 A JP 29587198A JP 2000122198 A JP2000122198 A JP 2000122198A
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vibration
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JP10295871A
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Shinji Otokuni
伸次 乙訓
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、ユニット本体の振動に影響され
ることがなく、高品質な画像情報の読み取り作業を可能
にする。 【解決手段】ユニット本体110には、副走査搬送手段
46、レーザ光照射手段48および読取手段50が一体
的に組み込まれるとともに、このユニット本体110に
防振構造112が設けられる。この防振構造112に
は、ゴム製の防振部材114a〜114dを備え、これ
らの防振部材114a〜114dが、少なくとも蓄積性
蛍光体シートS自体および読取手段50自体の振動方向
に交差する方向に、該ユニット本体110の振動1次モ
ードを一致させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状記録媒
体、例えば、蓄積性蛍光体シートに坦持された被写体の
放射線画像情報を読み取る走査装置の防振構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、蓄積性蛍光体シー
ト(シート状記録媒体)として使用されており、上記シ
ステムでは、例えば、被写体の放射線画像情報が一旦記
録された前記蓄積性蛍光体シートを副走査方向に搬送し
ながら、該蓄積性蛍光体シートに対し励起光を主走査方
向(副走査方向に略直交する方向)に照射して前記放射
線画像情報を光電的に読み取る走査装置が採用されてい
る。
【0004】図7は、この種の走査装置1の概略構成を
示す斜視説明図である。走査装置1は、蓄積性蛍光体シ
ートSを副走査方向(矢印A方向)に搬送する副走査搬
送手段2と、この蓄積性蛍光体シートSに対し前記副走
査方向に略直交する主走査方向(矢印B方向)に励起光
であるレーザ光Lを照射するレーザ光照射手段3と、こ
のレーザ光Lの照射により前記蓄積性蛍光体シートSか
ら発せられる輝尽発光光を集光し、前記蓄積性蛍光体シ
ートSに担持されている放射線画像情報を光電的に読み
取る読取手段4とを備え、これらがユニット本体5に一
体的に組み込まれている。
【0005】副走査搬送手段2は、矢印A方向に所定間
隔離間して配置されているローラ対6、7を備え、読取
手段4は、レーザ光Lの走査線に沿って矢印B方向に延
在する集光ガイド8を備えている。ユニット本体5に
は、防振構造9が設けられ、この防振構造9は、例え
ば、スプリング10a〜10dを有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の走査
装置1では、スプリング10a〜10dを備えた防振構
造9が上下方向(矢印C方向)、前後方向(矢印D方
向)または左右方向(矢印E方向)等、種々の方向に振
動し易い。一方、蓄積性蛍光体シートSは矢印F方向に
振動し易く、また、集光ガイド8は矢印G方向に振動し
易い。
【0007】このため、防振構造9が矢印C方向や矢印
D方向に振動すると、蓄積性蛍光体シートSおよび集光
ガイド8の振動方向と一致することになり、前記蓄積性
蛍光体シートSおよび前記集光ガイド8が共振してしま
う。これにより、副走査搬送中の蓄積性蛍光体シートS
および読み取り中の集光ガイド8に揺れが生じてしま
い、読取手段4による放射線画像情報の読み取り精度が
低下するという不具合が指摘されている。
【0008】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で、シート状記録媒体や読取手段の共振
を確実に阻止して、高品質な画像情報の読み取り作業が
遂行可能な走査装置の防振構造を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る走査装置の
防振構造では、走査装置を構成するユニット本体に設け
られた複数の防振部材が、少なくともシート状記録媒体
自体および読取手段自体の振動方向に交差する方向に前
記ユニット本体の振動1次モードを一致させるように、
該ユニット本体の重心に対してそれぞれの位置が設定さ
れ、あるいは、それぞれのゴム定数またはばね定数が設
定されている。
【0010】これにより、ユニット本体の振動によって
シート状記録媒体自体や読取手段自体が共振することが
なく、振動ムラによる読み取り精度の低下を確実に阻止
し、高品質な画像情報の読み取り作業が容易に遂行され
る。しかも、防振部材の設置位置を変更し、あるいは、
そのゴム定数またはばね定数を設定するだけでよく、構
造が複雑化することがなく、経済的である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る走査装置の防振構造が組み込まれる放射線画像情
報読取装置20の概略斜視説類図であり、図2は、前記
放射線画像情報読取装置20の内部構成説明図である。
【0012】放射線画像情報読取装置20は、基台22
から上方に設けられる昇降部24を備え、この昇降部2
4には、装置本体26がボールねじやシリンダ等の図示
しないアクチュエータを介して昇降自在に支持される。
放射線画像情報読取装置20は、装置本体26内で2枚
の蓄積性蛍光体シート(シート状記録媒体)Sを循環さ
せ、被写体の放射線画像情報の記録および読み取り作業
を繰り返し行うように機能する。
【0013】図2に示すように、装置本体26内には、
蓄積性蛍光体シートSに被写体の放射線画像情報を一旦
記録する撮影部30と、前記放射線画像情報が記録され
た前記蓄積性蛍光体シートSに励起光であるレーザ光L
を照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る読取
部(走査装置)32と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体
シートSに残存する放射線画像情報を消去する消去部3
4と、2枚の前記蓄積性蛍光体シートSを循環させる循
環搬送系36とを備える。
【0014】撮影部30は、装置本体26の前面側に装
着される撮影カバー38を備え、この撮影カバー38に
は、図示しない被写体側からフォトタイマ40およびグ
リット42が、順次、配置されるとともに、このグリッ
ト42側には、蓄積性蛍光体シートSを撮影位置に保持
するための揺動自在な押さえ板44が装着される。
【0015】読取部32は、撮影部30と略平行に配設
されており、蓄積性蛍光体シートSを鉛直下方向(矢印
X方向)に副走査搬送する副走査搬送手段46と、副走
査搬送されている前記蓄積性蛍光体シートSに対し励起
光としてレーザ光Lを略水平方向に(矢印Y方向)照射
して主走査するレーザ光照射手段(励起光照射手段)4
8と、前記レーザ光Lの照射により前記蓄積性蛍光体シ
ートSから発せられる輝尽発光光を集光し、該蓄積性蛍
光体シートSに担持されている放射線画像情報を光電的
に読み取る読取手段50とを備える。
【0016】レーザ光照射手段48は、レーザ光Lを一
旦鉛直下方向に導出した後、略水平方向に屈曲させてこ
のレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための
光学系51を設けている。蓄積性蛍光体シートSのレー
ザ光Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によ
って前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光
光を集光する集光ガイド52が配置されている。この集
光ガイド52には、図示しないフォトマルチプライヤが
接続されて読取手段50が構成されている。
【0017】副走査搬送手段46は、鉛直方向(矢印X
方向)に互いに所定間隔離間して配置されている第1お
よび第2ローラ対54、56を備える。第1および第2
ローラ対54、56は、図3に示すように、モータ58
に連結される伝動手段、例えば、ベルト・プーリ手段5
9を介して同期的に回転駆動される。
【0018】図2に示すように、消去部34は、撮影部
30および読取部32と略平行に配設され、鉛直方向に
延在して複数の消去用光源60を備えている。なお、消
去用光源60は、水平方向に延在して配置されていても
よい。
【0019】循環搬送系36は、撮影部30と読取部3
2との間に配置され、蓄積性蛍光体シートSを180゜
旋回させて前記撮影部30から前記読取部32に搬送す
る旋回搬送手段62を備える。この旋回搬送手段62
は、撮影部30のシート出入口近傍に配置されるローラ
対64と、読取部32の上方に配置されるローラ対66
との間に設けられて湾曲成形された湾曲ガイド板68、
70と、前記湾曲ガイド板68、70の下方に配置され
た複数のガイドローラ72とを備えている。湾曲ガイド
板68、70は、蓄積性蛍光体シートSの放射線画像情
報の記録および読み取りを行わない両側部(以下、耳部
という)を案内するために幅狭に構成されている。ロー
ラ対64、66は、モータ74を介して回転駆動され
る。
【0020】ローラ対66の下方には、蓄積性蛍光体シ
ートSの耳部両面を案内する一対のガイド板76が読取
部32に向かって設けられるとともに、この読取部32
の出口側には、前記蓄積性蛍光体シートSを鉛直下方向
から湾曲させて鉛直上方向に案内するための耳部案内用
の湾曲ガイド板78、80が配置される。湾曲ガイド板
80の端部は、鉛直上方向に直線状に延在している。
【0021】湾曲ガイド板78、80の間には、モータ
82により回転駆動されるローラ対84が介装されてい
る。ローラ対84の近傍から集光ガイド52側に向かっ
て水平方向にガイド板86が延在し、このガイド板86
の端部には、湾曲ガイド板88を介して鉛直方向に延在
するガイド板90が設けられる。このガイド板90は、
消去部34に沿って延在してその上部側に湾曲ガイド板
92が設けられ、この湾曲ガイド板92の端部が湾曲ガ
イド板68に対応して配置される。ガイド板90の下方
および上方には、それぞれモータ94、96の作用下に
回転駆動されるローラ対98、100が配設される。
【0022】図2〜図4に示すように、読取部32に
は、副走査搬送手段46、レーザ光照射手段48および
読取手段50を一体的に組み込むユニット本体110が
配置される。ユニット本体110には、循環搬送系36
を構成するガイド板76、湾曲ガイド板78、80、ロ
ーラ対84、ガイド板86および湾曲ガイド板88が装
着されるとともに、モータ58、82等の駆動源並びに
種々の伝動手段が組み込まれている。
【0023】ユニット本体110の底部には、防振構造
112を構成する複数、例えば、四つのゴム製防振部材
114a〜114dが設けられている。読取部32で
は、図3および図4に示すように、蓄積性蛍光体シート
S自体の振動方向が矢印H方向であり、読取手段50を
構成する集光ガイド52自体の振動方向が矢印I方向で
あり、防振構造112の振動1次モードがこれらの振動
方向に交差する方向(矢印J方向)に一致している。
【0024】具体的には、図5の平面図に示すように、
ユニット本体110全体の重心Gからそれぞれ矢印H方
向(矢印I方向)に離間する防振部材114a、114
bおよび114c、114dまでの距離を等しくS1に
設定する。一方、重心Gから矢印J方向に離間する防振
部材114a、114cまでの距離をS2、同様に前記
重心Gから矢印J方向に離間する防振部材114b、1
14dまでの距離をS3(≠S2)に設定している。防
振部材114a〜114dは、全て同一のゴム定数に設
定されている。
【0025】このように構成される放射線画像情報読取
装置20の動作について、以下に説明する。
【0026】装置本体26内には、2枚の蓄積性蛍光体
シートSが収容されており、一方の蓄積性蛍光体シート
Sが撮影部30に配置される際、他方の蓄積性蛍光体シ
ートSが消去部34に待機されている(図2参照)。撮
影部30では、押さえ板44が図示しない被写体側に揺
動され、この押さえ板44を介して蓄積性蛍光体シート
Sが撮影位置に保持された状態で、前記被写体の放射線
画像情報の記録(撮影)が行われる。
【0027】撮影処理後の蓄積性蛍光体シートSは、押
さえ板44と一体的に内方に揺動した後、ローラ対64
側に送り出される。ローラ対64は、モータ74を介し
て回転駆動されており、このローラ対64の回転作用下
に蓄積性蛍光体シートSが旋回搬送手段62に送られ
る。この旋回搬送手段62では、湾曲ガイド板68、7
0および複数のガイドローラ72の案内作用下に蓄積性
蛍光体シートSの撮影面が他の部材と接触することがな
い。蓄積性蛍光体シートSは、180゜旋回されてロー
ラ対66に送られた後、このローラ対66の回転作用下
に鉛直方向に配置されているガイド板76に受け渡され
る。蓄積性蛍光体シートSは、耳部をガイド板76に案
内されて読取部32を構成する副走査搬送手段46に送
られる。
【0028】副走査搬送手段46では、モータ58の駆
動作用下にそれぞれ上下に配置されている第1および第
2ローラ対54、56が回転駆動されている。このた
め、蓄積性蛍光体シートSは、耳部を第1および第2ロ
ーラ対54、56に挟持されて矢印X方向(鉛直下方
向)に副走査搬送される。
【0029】その際、レーザ光照射手段48からレーザ
光Lが導出され、このレーザ光Lが一旦鉛直下方向に進
んだ後、光学系51を介して略水平方向(矢印Y方向)
に指向し、前記蓄積性蛍光体シートSの撮影面に照射さ
れて主走査が行われる。レーザ光Lの照射により蓄積性
蛍光体シートSの撮影面から輝尽発光光が生じ、この輝
尽発光光が集光ガイド52を介して集光されて図示しな
いフォトマルチプライヤにより光電的に読み取られる。
【0030】上記のように、読取部32を介して放射線
画像情報の読み取りが行われている際、蓄積性蛍光体シ
ートSの読み取り先端側が、湾曲ガイド板78、80に
案内されてローラ対84の回転作用下に鉛直下方向から
鉛直上方向に向かって搬送される。そして、蓄積性蛍光
体シートS全体の読み取り作業が終了した後、この蓄積
性蛍光体シートSの読み取り後端側がローラ対84の近
傍まで送り出された状態で、前記ローラ対84がモータ
82の作用下に逆方向に回転される。
【0031】このため、蓄積性蛍光体シートSは、その
撮影面を下側にしてガイド板86に沿って一旦水平方向
に搬送された後、湾曲ガイド板88を介して鉛直上方向
に向かって搬送される。ここで、モータ94の作用下に
ローラ対98が回転駆動され、蓄積性蛍光体シートSが
ガイド板90の案内作用下に鉛直上方向に搬送される。
そして、消去部34を構成する消去用光源60が付勢さ
れ、蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像情報の
消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シートSは、消
去部34に対応して待機している。
【0032】ところで、上記のように、放射線画像情報
読取装置20が駆動されている間、装置本体26内に振
動が惹起され易く、特に、読取部32では、この振動に
よる放射線画像情報の読み取り作業への影響を回避する
ために、ユニット本体110に防振構造112が設けら
れている。その際、図3および図4に示すように、鉛直
下方向に副走査搬送されている蓄積性蛍光体シートS自
体が矢印H方向に振動し易く、また、集光ガイド52自
体が矢印I方向に振動し易い構造を有している。
【0033】この場合、第1の実施形態では、防振構造
112を構成する防振部材114a〜114dが、少な
くとも蓄積性蛍光体シートS自体および読取手段50自
体の振動方向(矢印H方向およ矢印I方向)に交差する
方向(矢印J方向)に、ユニット本体110の振動1次
モードを一致させるように構成されている。
【0034】具体的には、図5に示すように、ユニット
本体110全体の重心Gから矢印J方向に離間する防振
部材114a、114cまでの距離および防振部材11
4b、114dまでの距離がそれぞれS2、S3(S2
≠S3)に設定される。一方、重心Gから矢印J方向に
交差する方向に離間する防振部材114a、114bま
での距離および防振部材114c、114dまでの距離
がそれぞれ等しくS1に設定されている。
【0035】これにより、ユニット本体110は、矢印
J方向に揺動し易いものの、この矢印J方向に交差する
矢印H方向(矢印I方向)への揺動が規制される。従っ
て、ユニット本体110の防振構造112は、特に、蓄
積性蛍光体シートS自体および集光ガイド52自体の振
動方向に振動することがなく、前記蓄積性蛍光体シート
Sおよび前記集光ガイド52が共振することを確実に阻
止することができる。
【0036】このように、第1の実施形態では、防振構
造112を構成する防振部材114a〜114dの位置
を設定するという極めて簡単な構成で、振動ムラの発生
を防止して蓄積性蛍光体シートSに担持されている放射
線画像情報の読み取り作業が高精度かつ円滑に遂行され
るという効果が得られる。
【0037】図6は、本発明の第2の実施形態に係る防
振構造が組み込まれた読取部(走査装置)200の概略
構成斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る読
取部32と同一の構成要素には同一の参照符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0038】読取部200では、ユニット本体110に
防振構造202が設けられるとともに、この防振構造2
02は複数、例えば、四つのスプリング204a〜20
4dを備えている。防振構造202では、ユニット本体
110の重心から矢印J方向に離間するスプリング20
4a、204cまでの距離およびスプリング204b、
204dまでの距離がそれぞれ等しい。一方、この重心
から矢印J方向に交差する方向に離間するスプリング2
04a、204bまでの距離および204c、204d
までの距離がそれぞれ等しい。ここで、スプリング20
4a、204cのばね定数はk1に設定されるととも
に、スプリング204b、204dのばね定数はk2
(≠k1)に設定されている。
【0039】このように構成される防振構造202で
は、スプリング204a、204cと204b、204
dとが異なるばね定数k1、k2に設定されている。こ
のため、ユニット本体110の振動1次モードが矢印J
方向に一致し、この矢印J方向に交差する方向への振動
が規制される。これにより、防振構造202の振動によ
り蓄積性蛍光体シートSや集光ガイド52が共振するこ
とがなく、振動ムラの発生を確実に阻止することができ
る。従って、高品質な放射線画像情報を効率的に読み取
ることができる等、第1の実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0040】なお、第2の実施形態においても、第1の
実施形態に係る防振構造112と同様に、防振構造20
2を構成するスプリング204a〜204dに代替して
ゴム製の防振部材114a〜114dを設け、前記防振
部材114a、114cと114b、114dとのゴム
定数を異ならせて構成することができる。これにより、
ユニット本体110の重心に対応する位置設定が不要に
なるという利点が得られる。 また、第1および第2の
実施形態では、読取部32、200が蓄積性蛍光体シー
トSを鉛直方向に副走査搬送する縦置タイプであるが、
この蓄積性蛍光体シートSを水平方向に副走査搬送する
横置タイプにも適用することが可能である。
【0041】なお、第1および第2の実施形態では、シ
ート状記録媒体として蓄積性蛍光体シートSを用いて説
明したが、これに限定されるものではなく、例えば、画
像が記録された写真フイルムであってもよい。その際、
写真フイルムに記録された画像を読み取る走査装置を使
用し、この走査装置に第1および第2の実施形態と同様
の防振構造112、202を適用すればよい。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る走査装置の防振構造では、
ユニット本体に設けられる複数の防振部材が、少なくと
もシート状記録媒体自体および読取手段自体の振動方向
に交差する方向に、前記ユニット本体の振動1次モード
を一致させるように構成されるため、該ユニット本体の
振動によって前記シート状記録媒体および前記読取手段
が共振することがない。これにより、ユニット本体の振
動による影響を回避して、高品質な放射線画像情報の読
み取り作業が円滑かつ確実に遂行されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る防振構造が組み
込まれる放射線画像情報読取装置の概略構成説明図であ
る。
【図2】前記放射線画像情報読取装置の内部構成説明図
である。
【図3】前記防振構造が設けられる読取部の概略構成斜
視図である。
【図4】前記読取部の概略構成側面図である。
【図5】前記読取部の概略構成平面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る防振構造が設け
られた読取部の概略構成斜視説明図である。
【図7】従来技術に係る走査装置の概略斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
20…放射線画像情報読取装置 26…装置本体 30…撮影部 32、200…読
取部 34…消去部 36…循環搬送系 46…副走査搬送手段 48…レーザ光照
光手段 50…読取手段 52…集光ガイド 54、56、64、66、84、98、100…ローラ
対 110…ユニット本体 112、202…
防振構造 114a〜114d…防振部材 204a〜204
d…スプリング S…蓄積性蛍光体シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状記録媒体を副走査方向に搬送する
    副走査搬送手段と、 前記副走査方向に搬送されている前記シート状記録媒体
    に前記副走査方向に略直交する主走査方向に走査光を照
    射する走査光照射手段と、 前記走査光の照射により前記シート状記録媒体に坦持さ
    れている画像情報を読み取る読取手段と、 をユニット本体に一体的に組み込む走査装置において、 前記ユニット本体に設けられる複数の防振部材を備え、 前記防振部材は、少なくとも前記シート状記録媒体自体
    および前記読取手段自体の振動方向に交差する方向に前
    記ユニット本体の振動1次モードを一致させるように、
    該ユニット本体全体の重心に対してそれぞれの位置が設
    定されることを特徴とする走査装置の防振構造。
  2. 【請求項2】シート状記録媒体を副走査方向に搬送する
    副走査搬送手段と、 前記副走査方向に搬送されている前記シート状記録媒体
    に前記副走査方向に略直交する主走査方向に走査光を照
    射する走査光照射手段と、 前記走査光の照射により前記シート状記録媒体に坦持さ
    れている画像情報を読み取る読取手段と、 をユニット本体に一体的に組み込む走査装置において、 前記ユニット本体に設けられる複数の防振部材を備え、 前記防振部材は、少なくとも前記シート状記録媒体自体
    および前記読取手段自体の振動方向に交差する方向に前
    記ユニット本体の振動1次モードを一致させるように、
    それぞれのゴム定数またはばね定数が設定されることを
    特徴とする走査装置の防振構造。
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