JP2002111981A - シート状記録媒体の走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、確実な防振機能を有してシート
状記録媒体の走査を高精度に遂行可能にする。 【解決手段】副走査搬送機構５４、レーザ光照射機構５
６、第１および第２読み取り機構５８ａ、５８ｂ並びに
基板部６０が、ユニット本体６２に一体的に組み込まれ
るとともに、このユニット本体６２は、支持部６４を介
して配置される。基板部６０の重心が支持部６４よりも
下方に設定されることにより、ユニット本体６２全体の
重心を前記支持部６４の高さ位置に近接させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シート状記録媒体
を副走査方向に搬送するとともに、主走査方向に走査光
を照射して走査処理を行うシート状記録媒体の走査装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはＣＲＴ等に可視像として出力
させるシステムが知られている。

【０００３】蓄積性蛍光体は、放射線（Ｘ線、α線、γ
線、電子線、紫外線等）の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート（シート
状記録媒体）として使用されている。

【０００４】上記システムでは、例えば、予め放射線画
像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカ
セッテを装填する装填部と、前記カセッテから取り出さ
れた前記蓄積性蛍光体シートに担持された放射線画像情
報を読み取る読み取り部（走査装置）と、前記蓄積性蛍
光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去部
とを組み込む画像情報読取装置が採用されている。

【０００５】さらに、上記システムでは、蓄積性蛍光体
シートから読み取った放射線画像情報を写真フイルム
（シート状記録媒体）に記録する画像情報再生装置が使
用されている。この画像情報再生装置は、写真フイルム
が収容されたカセッテやマガジン等の容器を装填する装
填部と、前記写真フイルムに放射線画像情報を記録する
記録部（走査装置）とを備えている。

【０００６】ところで、上記の読み取り部および記録部
は、基本的にシート状記録媒体を副走査方向に搬送する
副走査搬送機構と、前記副走査方向に搬送されている前
記シート状記録媒体に対し前記副走査方向に略直交する
主走査方向に走査光を照射する走査光照射機構とを備え
ており、これらがユニット本体に一体的に組み込まれて
いる。このユニット本体には、走査読み取り画像や走査
記録画像にむら等が発生することを阻止するためにゴム
部材等の防振構造が採用されている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上記の防振構造は、通
常、ユニット本体の底部に設けられており、前記ユニッ
ト本体全体を設置部位に対して支持するように構成され
ている。しかしながら、この場合、ユニット本体全体の
重心が防振構造の支持面よりも上方に設定されており、
振動の発生を確実に阻止することが困難なものとなって
いる。このため、高精度搬送や高精度走査を有効に行う
ことができず、高品質な読み取り処理や記録処理が遂行
されないという問題が指摘されている。

【０００８】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単な構成で確実な防振機能を有することができ、
シート状記録媒体の走査を高精度に遂行することが可能
なシート状記録媒体の走査装置を提供することを目的と
する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状記
録媒体の走査装置では、シート状記録媒体を副走査方向
に搬送する副走査搬送機構と、前記シート状記録媒体に
対し主走査方向に走査光を照射する走査光照射機構と、
これらの制御を行うための基板部とが、ユニット本体に
一体的に組み込まれている。このユニット本体は、支持
部を介して走査装置設置部位に支持されるとともに、少
なくとも基板部の重心が、前記支持部よりも下方に設定
されている。

【００１０】このため、ユニット本体全体の重心が支持
部の高さ位置に近接し、前記ユニット本体に振動が発生
することを有効に阻止することができる。従って、シー
ト状記録媒体を副走査方向に高精度に搬送するととも
に、走査光照射機構を介して前記シート状記録媒体に高
精度な主走査が行われ、該シート状記録媒体に対する走
査処理が高品質に遂行される。

【００１１】また、本発明に係るシート状記録媒体の走
査装置では、シート状記録媒体を副走査搬送する副走査
搬送機構と、前記シート状記録媒体に対し主走査方向に
走査光を照射する走査光照射機構と、前記シート状記録
媒体に担持されている画像情報を光電的に読み取る読み
取り機構と、これらの制御を行うための基板部とが、ユ
ニット本体に一体的に組み込まれている。このユニット
本体は、支持部を介して走査装置設置部位に支持される
とともに、少なくとも基板部の重心が、前記支持部より
も下方に設定されている。

【００１２】これにより、ユニット本体全体の重心が支
持部の高さ位置に接近し、前記ユニット本体に振動が発
生することを確実に阻止することが可能になる。このた
め、特に、読み取り機構を介してシート状記録媒体に担
持されている画像情報を高精度に読み取ることができ、
画像むらのない高品質な読み取り画像が効率的に得られ
る。

【００１３】さらにまた、読み取り機構は、シート状記
録媒体の一方の面側に配置される第１集光ガイドおよび
前記第１集光ガイドに連結される第１集光部と、前記シ
ート状記録媒体の他方の面側に配置される第２集光ガイ
ドおよび前記第２集光ガイドに連結される第２集光部と
を備えている。そして、第２集光ガイドおよび第２集光
部の重心が、支持部よりも下方に設定されることによ
り、ユニット本体全体の重心が前記支持部の高さ位置に
可及的に接近することになり、該ユニット本体の振動を
確実に阻止することが可能になる。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の第１の実施形態
に係るシート状記録媒体の走査装置が組み込まれる画像
情報読取装置１０の内部構成説明図である。

【００１５】画像情報読取装置１０を構成する装置本体
１２の前面（操作面）上部には、操作部およびモニタの
機能を有するタッチパネル１４が設けられ、このタッチ
パネル１４の下方には、カセッテ１８を着脱自在なカセ
ッテ装填部２０が設けられる。

【００１６】カセッテ１８は、蓄積性蛍光体シート２２
を収容する筐体２４と、この筐体２４の開口部２６を開
閉自在な蓋体２８とを有している。蓄積性蛍光体シート
２２は、透明なベース面上に記録面が設けられ、励起光
の照射によって両面側から輝尽発光光を発する両面読み
取り型シート体を構成している。

【００１７】カセッテ装填部２０には、カセッテ１８を
載置するための支持台３０が設けられるとともに、装置
本体１２の内部を遮光するためのシャッター部材３２が
開閉自在に配置される。カセッテ装填部２０の内部に
は、カセッテ１８から蓄積性蛍光体シート２２を取り出
す一方、後述する読み取り処理および消去処理後の前記
蓄積性蛍光体シート２２を前記カセッテ１８内に戻す枚
葉部３６が装着される。枚葉部３６は、カセッテ装填部
２０で蓋体２８が開放されたカセッテ１８内に進入自在
な吸着盤４０ａ、４０ｂを備える。

【００１８】枚葉部３６の下方には、搬送系４２を介し
て消去部４４および読み取り部（走査装置）４６が配設
される。搬送系４２は、複数の互いに対をなすローラ対
４８を備えており、このローラ対４８により構成される
鉛直搬送路に消去部４４が配置される。この消去部４４
は、蓄積性蛍光体シート２２の記録面側に配置される消
去ユニット５０を備えており、この消去ユニット５０内
には、複数の消去用光源５２が鉛直方向に配列されてい
る。

【００１９】ローラ対４８により構成される水平搬送路
に沿って読み取り部４６が配置される。この読み取り部
４６は、カセッテ１８から取り出された蓄積性蛍光体シ
ート２２を副走査方向（矢印Ａ方向）に搬送する副走査
搬送機構５４と、副走査方向に搬送される前記蓄積性蛍
光体シート２２に対し主走査方向（副走査方向と略直交
する方向）にレーザ光（走査光）Ｌを照射するレーザ光
照射機構（走査光照射機構）５６と、このレーザ光Ｌの
照射によって蓄積性蛍光体シート２２から生ずる輝尽発
光光を光電的に読み取る第１および第２読み取り機構５
８ａ、５８ｂと、前記副走査搬送機構５４、前記レーザ
光照射機構５６並びに前記第１および第２読み取り機構
５８ａ、５８ｂの制御を行うための基板部６０と、これ
らを一体的に組み込むユニット本体６２と、前記ユニッ
ト本体６２を読み取り部設置部位に支持する支持部６４
とを備える（図１および図２参照）。

【００２０】副走査搬送機構５４は、互いに同期して回
転駆動される第１および第２ローラ対６６、６８を備
え、この第１および第２ローラ対６６、６８は、駆動ロ
ーラ６６ａ、６８ｂと、前記駆動ローラ６６ａ、６８ａ
に対して開閉自在なニップローラ６６ｂ、６８ｂとを設
ける。

【００２１】レーザ光照射機構５６は、筐体７０内に配
置されたレーザ光源７２を備えるとともに、この筐体７
０には、前記レーザ光源７２から導出されるレーザ光Ｌ
を鉛直下方向に屈曲させるための光学系７４が設けられ
る。

【００２２】第１読み取り機構５８ａは、蓄積性蛍光体
シート２２の記録面（一方の面）上のレーザ光Ｌの照射
位置に主走査線に沿って配置される第１集光ガイド７６
ａと、この第１集光ガイド７６ａの上部に装着される第
１フォトマルチプライヤ（集光部）７８ａとを備える。
第２読み取り機構５８ｂは、蓄積性蛍光体シート２２の
裏面（他方の面）側に配置されており、前記蓄積性蛍光
体シート２２の裏面側に主走査線に沿って配置される第
２集光ガイド７６ｂと、この第２集光ガイド７６ｂの端
部に装着される第２フォトマルチプライヤ（集光部）７
８ｂとを備える。

【００２３】図１乃至図３に示すように、ユニット本体
６２には、副走査搬送機構５４の前後に位置して蓄積性
蛍光体シート２２を案内するための搬送ガイド８０ａ、
８０ｂが設けられるとともに、前記ユニット本体６２を
構成する基台部８２の四隅には、支持部６４を構成する
防振ゴム部材８４が固定される。基板部６０は、ユニッ
ト本体６２に対し複数の取り付け部材８６を介して装着
されており、前記基板部６０の重心位置が防振ゴム部材
８４の高さ位置よりも下方に設定されている。

【００２４】第２集光ガイド７６ｂおよび第２フォトマ
ルチプライヤ７８ｂは、ユニット本体６２の基台部８２
よりも下方に位置して装着されている。第２集光ガイド
７６ｂおよび第２フォトマルチプライヤ７８ｂの重心位
置は、支持部６４を構成する防振ゴム部材８４の高さ位
置よりも下方に設定されており、ユニット本体６２全体
の重心Ｇは、支持部６４による支持面８８の高さ位置に
近接し、より好適にはこの支持面８８の高さ位置と一致
する（図３参照）。

【００２５】このように構成される画像情報読取装置１
０の動作について、以下に説明する。

【００２６】まず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の撮影画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
ート２２を収容するカセッテ１８が、画像情報読取装置
１０のカセッテ装填部２０を構成する支持台３０に沿っ
て装置本体１２の内方に導入される。このカセッテ１８
は、その先端部でシャッター部材３２を押し開いて該カ
セッテ１８の先端部が装置本体１２の内部に挿入される
とともに、蓋体２８が所定の位置まで開動される。

【００２７】そこで、枚葉部３６を構成する吸着盤４０
ａ、４０ｂが、カセッテ１８内の蓄積性蛍光体シート２
２のベース面に対して上方から斜め下方に傾斜する軌跡
に沿って移動する。このため、吸着盤４０ａ、４０ｂが
蓄積性蛍光体シート２２のベース面を吸着保持した状態
で、カセッテ１８内から搬送系４２側に移動し、前記蓄
積性蛍光体シート２２の先端をローラ対４８に挟持させ
る。蓄積性蛍光体シート２２は、搬送系４２を構成する
複数のローラ対４８の回転作用下に水平方向から鉛直下
方向に向かって搬送され、消去部４４を一旦通過した
後、搬送ガイド８０ａを介して読み取り部４６に送られ
る。

【００２８】この読み取り部４６では、蓄積性蛍光体シ
ート２２が副走査搬送機構５４を構成する第１および第
２ローラ対６６、６８の作用下に矢印Ａ方向に副走査搬
送されながら、この蓄積性蛍光体シート２２の記録面側
にレーザ光照射機構５６からレーザ光Ｌが主走査され
る。

【００２９】これにより、蓄積性蛍光体シート２２の記
録面側から発せられる輝尽発光光が第１読み取り機構５
８ａにより光電的に読み取られるとともに、透明なベー
ス面を透過して前記蓄積性蛍光体シート２２の裏面側か
ら発せられる輝尽発光光が第２読み取り機構５８ｂによ
り光電的に読み取られる。従って、読み取り精度が向上
し、特に、マンモ撮影等のような高画質が望まれる際に
も有効に適応可能になる。

【００３０】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シート２２
は、副走査搬送機構５４によりスイッチバックされ、鉛
直上方向に搬送されて消去部４４を構成する消去ユニッ
ト５０を通って枚葉部３６側に搬送される。その際、消
去ユニット５０を構成する消去用光源５２を介して蓄積
性蛍光体シート２２に消去光が照射され、前記蓄積性蛍
光体シート２２に残存する放射線画像情報の消去処理が
行われる。消去処理後の蓄積性蛍光体シート２２は、枚
葉部３６を構成する吸着板４０ａ、４０ｂの吸着作用下
に空のカセッテ１８内に送り込まれる。

【００３１】この場合、第１の実施形態では、ユニット
本体６２に副走査搬送機構５４、レーザ光照射機構５
６、第１および第２読み取り機構５８ａ、５８ｂ並びに
基板部６０が組み込まれるとともに、このユニット本体
６２が支持部６４を介して支持される。そして、図３に
示すように、基板部６０の重心Ｇ１と第２読み取り機構
５８ｂの重心Ｇ２とが、支持部６４の支持面８８の高さ
位置よりも下方に設定されている。このため、ユニット
本体６２全体の重心Ｇは、支持部６４の支持面８８と略
同一高さ位置に設定され、前記ユニット本体６２に振動
が発生することを確実に阻止することができる。

【００３２】これにより、画像情報読取装置１０に振動
が惹起された際にも、読み取り部４６に振動が発生する
ことがなく、蓄積性蛍光体シート２２に担持されている
放射線画像情報の読み取り作業が、簡単な構成で高精度
かつ円滑に遂行されるという効果が得られる。しかも、
ユニット本体６２には、防振用に特別な構造を採用する
必要がなく、読み取り部４６全体を経済的に製造するこ
とが可能になる。

【００３３】図４は、本発明の第２の実施形態に係るシ
ート状記録媒体の走査装置が組み込まれる画像情報読取
装置１００の内部構成説明図である。なお、第１の実施
形態に係る画像情報読取装置１０と同一の構成要素には
同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。

【００３４】画像情報読取装置１００は、読み取り部
（走査装置）１０２を備え、この読み取り部１０２は、
副走査搬送機構５４と、レーザ光照射機構５６と、蓄積
性蛍光体シート２２の記録面側に配置される読み取り機
構５８と、前記副走査搬送機構５４、前記レーザ光照射
機構５６および前記読み取り機構５８の駆動を制御する
ための基板部６０と、これらが一体的に組み込まれるユ
ニット本体６２と、前記ユニット本体６２を設置部位に
支持する支持部６４とを備える。

【００３５】図５および図６に示すように、読み取り部
１０２では、基板部６０の重心Ｇ１が支持部６４の支持
面８８の高さ位置よりも下方に設定されており、これに
よってユニット本体６２全体の重心Ｇが、前記支持面８
８の高さ位置に近接するように構成されている。

【００３６】このように、第２の実施形態では、少なく
とも基板部６０の重心Ｇ１が支持部６４よりも下方に設
定されることにより、ユニット本体６２全体の重心Ｇ
が、前記支持部６４の高さ位置に略一致するように設定
されている。これにより、ユニット本体６２が振動する
ことを、極めて簡単な構成で確実に阻止することがで
き、蓄積性蛍光体シート２２に担持されている放射線画
像情報の読み取り処理が高精度に遂行される等、第１の
実施形態と同様の効果が得られる。

【００３７】なお、第１および第２の本実施形態では、
蓄積性蛍光体シート２２がカセッテ１４を介して着脱さ
れる画像情報読取装置１０、１００を例示して説明した
が、これに限定されるものではなく、装置内で蓄積性蛍
光体シート２２が循環または往復されるビルトイン方式
の画像情報読取装置を用いることもできる。また、シー
ト体として蓄積性蛍光体シート２２を用いて説明した
が、これに限定されるものではなく、前記蓄積性蛍光体
シート２２に代替して写真フイルムを用いるとともに、
画像情報読取装置１０、１００に代替して画像情報再生
装置を使用してもよい。

【００３８】

【発明の効果】本発明に係るシート状記録媒体の走査装
置では、副走査搬送機構、走査光照射機構および基板部
がユニット本体に一体的に組み込まれ、このユニット本
体が支持部を介して支持されるとともに、少なくとも前
記基板部の重心が前記支持部よりも下方に設定されるた
め、ユニット本体全体の重心を前記支持部の高さ位置に
近接させることができる。これにより、簡単な構成で、
ユニット本体の振動を有効に阻止することが可能にな
り、シート状記録媒体に対する走査処理が高精度に遂行
される。

【００３９】また、本発明では、副走査搬送機構、走査
光照射機構、読み取り機構および基板部がユニット本体
に一体的に組み込まれ、前記ユニット本体を支持部によ
り支持するとともに、少なくとも前記基板部の重心が前
記支持部よりも下方に設定される。このため、ユニット
本体全体の重心を支持部の高さ位置に近接させることが
でき、前記ユニット本体の振動を、簡単な構成で確実に
阻止することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係るシート状記録媒
体の走査装置が組み込まれる画像情報読取装置の内部構
成説明図である。

【図２】前記走査装置の概略斜視説明図である。

【図３】前記走査装置の正面説明図である。

【図４】本発明の第２の実施形態に係るシート状記録媒
体の走査装置が組み込まれる画像情報読取装置の内部構
成説明図である。

【図５】前記走査装置の概略斜視説明図である。

【図６】前記走査装置の正面説明図である。

【符号の説明】

１０、１００…画像情報読取装置 １２…装置本体 ２０…カセッテ装填部 ３６…枚葉部 ４４…消去部 ４６、１０２…
読み取り部 ５４…副走査搬送機構 ５６…レーザ光
照射機構 ５８、５８ａ、５８ｂ…読み取り機構 ６０…基板部 ６２…ユニット本体 ６４…支持部 ６６、６８…ローラ対 ７０…筐体 ７２…レーザ光源 ７４…光学系 ７６ａ、７６ｂ…集光ガイド ７８ａ、７８ｂ…フォトマルチプライヤ ８０ａ、８０ｂ…搬送ガイド ８２…基台部 ８４…防振ゴム部材 ８６…取り付け
部材 ８８…支持面

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】シート状記録媒体を副走査方向に搬送する
   副走査搬送機構と、 前記副走査方向に搬送されている前記シート状記録媒体
   に対し前記副走査方向に略直交する主走査方向に走査光
   を照射する走査光照射機構と、 前記副走査搬送機構および前記走査光照射機構の制御を
   行うための基板部と、 前記副走査搬送機構、前記走査光照射機構および前記基
   板部を一体的に組み込むユニット本体と、 前記ユニット本体を走査装置設置部位に支持する支持部
   と、 を備えるとともに、 少なくとも前記基板部の重心が、前記支持部よりも下方
   に設定されることにより、前記ユニット本体全体の重心
   を該支持部の高さ位置に近接させることを特徴とするシ
   ート状記録媒体の走査装置。
2. 【請求項２】シート状記録媒体を副走査方向に搬送する
   副走査搬送機構と、 前記副走査方向に搬送されている前記シート状記録媒体
   に対し前記副走査方向に略直交する主走査方向に走査光
   を照射する走査光照射機構と、 前記走査光の照射により前記シート状記録媒体に担持さ
   れている画像情報を光電的に読み取る読み取り機構と、 前記副走査搬送機構、前記走査光照射機構および前記読
   み取り機構の制御を行うための基板部と、 前記副走査搬送機構、前記走査光照射機構、前記読み取
   り機構および前記基板部を一体的に組み込むユニット本
   体と、 前記ユニット本体を走査装置設置部位に支持する支持部
   と、 を備えるとともに、 少なくとも前記基板部の重心が、前記支持部よりも下方
   に設定されることにより、前記ユニット本体全体の重心
   を該支持部の高さ位置に近接させることを特徴とするシ
   ート状記録媒体の走査装置。
3. 【請求項３】請求項２記載の走査装置において、前記読
   み取り機構は、前記シート状記録媒体の走査光照射側で
   ある一方の面側に配置される第１集光ガイドと、 前記第１集光ガイドに連結される第１集光部と、 前記シート状記録媒体の前記一方の面とは反対の他方の
   面側に配置される第２集光ガイドと、 前記第２集光ガイドに連結される第２集光部と、 を備え、 前記第２集光ガイドおよび前記第２集光部の重心が、前
   記支持部よりも下方に設定されることを特徴とするシー
   ト状記録媒体の走査装置。