JP2001133919A - 放射線画像記録読取装置 - Google Patents

放射線画像記録読取装置

Info

Publication number
JP2001133919A
JP2001133919A JP2000246655A JP2000246655A JP2001133919A JP 2001133919 A JP2001133919 A JP 2001133919A JP 2000246655 A JP2000246655 A JP 2000246655A JP 2000246655 A JP2000246655 A JP 2000246655A JP 2001133919 A JP2001133919 A JP 2001133919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
reading
unit
sheet
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000246655A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Arakawa
哲 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000246655A priority Critical patent/JP2001133919A/ja
Publication of JP2001133919A publication Critical patent/JP2001133919A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影直後の蓄積性蛍光体シートから発せられ
る放射線残光の影響を、簡易な構成により低減する。 【解決手段】 制御手段100の制御部104におい
て、撮影時の放射線源102の管電圧およびフォトタイ
マ40により検出される撮影時間の情報に基づいて、蓄
積性蛍光体シートから発せられる放射線残光量を検出
し、この放射線残光量に基づいて、撮影終了から放射線
画像の読取り開始までの待機時間を設定する。押え板4
4の揺動により撮影の終了を検出し、この検出から設定
した待機時間が経過するまで副走査搬送手段のローラ対
を回転するモータ58の駆動を停止する。そして、待機
時間の経過後モータ58を駆動して、蓄積性蛍光体シー
トからの放射線画像の読取りを開始する。これにより、
放射線残光の影響のない画像信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トに放射線画像を蓄積記録し、次いでこれに励起光を照
射し、蓄積記録された放射線画像に応じて輝尽発光する
輝尽発光光を検出して放射線画像を読取る放射線画像記
録読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射線エネ
ルギの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射
すると蓄積されたエネルギに応じた光量の輝尽発光光を
放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人
体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍光
体に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励
起光で走査して輝尽発光光を発生させ、得られた輝尽発
光光をフォトマルチプライヤ等の読取手段により光電的
に読取って画像信号を得、この画像信号に基づいて被写
体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等
に可視像として出力させる放射線記録再生システムが提
案されている(特開昭55-12429号、同56-11395号、同55
-0163472号、同56-164645 号、同55-116340 号等)。
【0003】一方、本出願人により蓄積性蛍光体シート
を循環通路に沿って搬送させる循環搬送手段、この循環
通路上にあって蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線画
像を撮影する画像記録部、循環通路上にあってこの撮影
された放射線画像を読取る画像読取部、循環通路上にあ
って放射線画像を読取後の蓄積性蛍光体シートに残存す
る放射線エネルギーを放出させる消去部からなるいわゆ
るビルトインタイプの放射線画像記録読取装置が提案さ
れており(特開昭58-200269号、同59-192240号、特開平
3-238441号等)、蓄積性蛍光体シートを繰り返し利用し
て蓄積性蛍光体シートの効率的運用を実現している。
【0004】また、このようなビルトインタイプの放射
線画像読取装置として、蓄積性蛍光体シートを固定し、
励起光源と光電読取手段とからなる読取ユニットをシー
トに対して相対的に往復移動させて読取りを行うように
したものが知られている。また、読取ユニットに消去部
を一体化させて読取消去ユニットとし、これをシートに
対して相対的に往復移動させ、往路において放射線画像
の読取りを、復路において残存放射線エネルギーの消去
を行うようにしたものも知られている(特開昭58-20026
9号、同63-189855号)。
【0005】ところで、放射線画像が蓄積記録された蓄
積性蛍光体シートに励起光を照射すると蓄積性蛍光体シ
ートからは輝尽発光光が発せられるが、被写体を透過し
た放射線を蓄積性蛍光体シートに照射すると、照射と同
時に被写体の放射線画像に応じて瞬時発光光も発光す
る。この瞬時発光光は蓄積性蛍光体シートへの放射線の
照射後も、次第に低下しながらしばらくの間残る。この
発光は放射線残光と呼ばれている。この放射線残光が存
在する状態で放射線の読取りを行って画像信号を得る
と、画像信号に放射線残光がノイズとして現れてしま
い、この画像信号に基づいて再生される画像のコントラ
ストが低下し、観察読影に適した画像が再生されないこ
ととなってしまう。
【0006】このため、放射線残光が熱を受けると急激
に低減するという特性を有する点に着目し、撮影済みの
シートに対して熱を加えた後に放射線画像の読取りを行
うようにした放射線画像読取装置が提案されている(特
開平8-87084号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8-87084号に記載された装置においては、蓄積性蛍
光体シートに熱を加えるための加熱手段を設ける必要が
あり、さらに装置内の他の手段が熱により影響されない
ように、加熱手段の周囲を冷却する手段等を設ける必要
があることから、装置が大型化してしまう。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、簡易な構成により放射線残光の影響を低減できる放
射線画像記録読取装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
記録読取装置は、放射線画像を蓄積記録し得る蓄積性蛍
光体シートに被写体を透過した放射線を照射することに
より、該シート上に前記被写体の放射線画像を蓄積記録
する画像記録部、該画像記録部において前記放射線画像
が蓄積記録されたシートに励起光を照射する励起光源
と、該励起光の照射により前記シートから発せられる輝
尽発光光を光電的に検出して、前記放射線画像を読取る
光電読取手段とを備えた画像読取部、画像読取りが行わ
れた後のシートに画像記録がなされるのに先行してこの
シート上の残存放射線画像を消去する消去部、および少
なくとも前記画像読取部に対して前記シートを相対的に
移動させる搬送手段を備えた放射線画像記録読取装置に
おいて、前記放射線画像の蓄積記録後に前記シートに残
存する放射線残光量に応じて、前記放射線画像の蓄積記
録から読取り開始までの待機時間を設定する設定手段
と、該待機時間を経過した後に前記画像読取部における
前記放射線画像の読取りを開始するよう前記画像読取部
および前記搬送手段を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】ここで、「放射線残光量に応じて」とある
が、この場合の放射線残光量は、シートの放射線残光を
直接検出することにより得られたものであってもよく、
蓄積性蛍光体シートの放射線残光特性、撮影時の放射線
量、放射線源の管電圧、撮影時間の情報等に基づいて算
出したものであってもよい。
【0011】なお、本発明による放射線画像記録読取装
置においては、前記搬送手段を、前記画像記録部、前記
画像読取部および前記消去部を通る所定の循環経路に沿
って前記シートを搬送する手段としてもよい。
【0012】また、前記画像読取部をユニット化して読
取ユニットを構成し、前記搬送手段を、該読取ユニット
を前記シートに対して相対的に往復移動させる手段とし
てもよい。
【0013】さらに、本発明による放射線画像記録読取
装置においては、前記蓄積記録後に前記シートに残存す
る放射線残光量を検出する検出手段をさらに備え、前記
設定手段は、該検出手段により検出された放射線残光量
に応じて前記待機時間を設定する手段であることが好ま
しい。
【0014】ここで、「検出手段」としては、ラインセ
ンサのような比較的簡易なものを採用することが好まし
い。
【0015】また、本発明による放射線画像記録読取装
置においては、前記光電読取手段が前記検出手段と兼用
されてなることが好ましい。
【0016】この場合、シートの放射線残光はシートに
励起光を照射することなく検出することが好ましい。
【0017】またこの場合、前記制御手段は、前記放射
線残光を検出する際には、前記放射線画像を読取る場合
よりも前記シートを高速に搬送するよう前記循環搬送手
段を制御する手段であることが好ましい。
【0018】なお、本発明による放射線画像記録読取装
置においては、前記光電読取手段は、前記シートが搬送
される方向と略直交する方向に複数の光電変換素子が配
設されたラインセンサからなるものとしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、シートの放射線残光に
応じて、放射線画像の蓄積記録から読取り開始までの待
機時間を設定し、撮影終了からこの待機時間が経過した
後に、放射線画像の読取りを開始するようにしたため、
加熱手段のような大がかりな手段を設けることなく、放
射線残光の影響をなくして放射線画像の読取りを行うこ
とができ、これにより放射線残光によるノイズのない画
像信号を得ることができる。
【0020】また、放射線残光を検出する検出手段を設
けることにより、シートに残存する放射線を正確に検出
することができ、これにより待機時間をより正確に検出
して、効率よく放射線画像の読取りを行うことができ
る。
【0021】さらにこの場合、光電読取手段と検出手段
とを兼用することにより、特別な手段を設けることなく
放射線残光を検出することができるため、装置をよりコ
ンパクトに構成することができる。
【0022】またこの場合、放射線残光を検出する際に
は、放射線画像を読取る場合よりもシートを高速に搬送
することにより、放射線残光の検出をより高速に行うこ
とができ、これにより効率よく放射線画像の読取りを行
うことができる。
【0023】さらに、光電読取手段を複数の光電変換素
子が配設されたラインセンサとすることにより、画像読
取部ひいては装置の構成をコンパクトにすることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施形態による放射
線画像記録読取装置の構成を示す斜視図、図2は第1の
実施形態による放射線画像記録読取装置の内部構成を示
す図である。
【0026】本発明の第1の実施形態による放射線画像
記録読取装置20は、基台22から上方に突設された昇
降部24を備え、この昇降部24には、装置本体26が
ボールネジやシリンダ等の図示しないアクチュエータを
介して昇降自在に支持される。装置20は装置本体26
内で2枚の蓄積性蛍光体シートSを循環させ、被写体の
放射線画像の記録および読取り作業を繰り返し行うよう
機能する。
【0027】図2に示すように、装置本体26内には、
蓄積性蛍光体シートSに被写体の放射線画像を蓄積記録
する画像記録部30と、放射線画像が蓄積記録された蓄
積性蛍光体シートSに励起光であるレーザ光Lを照射し
て放射線画像を光電的に読取る画像読取部32と、放射
線画像の読取り後に蓄積性蛍光体シートSに残存する放
射線画像を消去する消去部34と、画像記録部30、画
像読取部32および消去部34を通る所定の循環経路に
沿って2枚の蓄積性蛍光体シートSを循環搬送する循環
搬送系36とを備える。なお、蓄積性蛍光体シートSは
透明なベースを使用しており、撮影面(乳剤面)に後述
するようにレーザ光Lが照射されると、撮影面の裏面側
からも同時に輝尽発光光が発せられる。
【0028】画像記録部30は、装置本体26の前面側
に装着される撮影カバー38を備え、この撮影カバー3
8には、被写体が配置される側からフォトタイマ40お
よびグリッド42が順次配置され、さらにこのグリッド
42側には、蓄積性蛍光体シートSを撮影位置に保持す
るための揺動自在な押え板44が装着される。そして、
不図示の放射線源から発せられて被写体を透過した放射
線が、画像記録部30において撮影位置に保持された蓄
積性蛍光体シートSに照射されて、被写体の放射線画像
が蓄積性蛍光体シートSに蓄積記録される。
【0029】画像読取部32は、画像記録部30と略平
行に配設されており、蓄積性蛍光体シートSを鉛直下方
向(矢印X方向)に副走査する副走査搬送手段46と、
副走査搬送されている蓄積性蛍光体シートSに励起光と
してのレーザ光Lを略水平方向に照射して主走査する励
起光源48とを備える。
【0030】励起光源48はレーザ光Lを一旦鉛直下方
向に出射する。そして出射したレーザ光Lは光学系50
により略水平方向(矢印Y方向)に反射され、これによ
りレーザ光Lが蓄積性蛍光体シートSに照射される。蓄
積性蛍光体シートSのレーザ光Lの照射位置近傍には、
このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シートSの
両面から発せられる輝尽発光光を集光する第1および第
2の集光ガイド51,52が配置されている。この集光
ガイド51,52には不図示のフォトマルチプライヤが
接続されて集光手段53が構成されている。なお、図2
においては、レーザ光LをシートSに結像するための光
学系は省略している。
【0031】副走査搬送手段46は、鉛直方向(矢印X
方向)に互いに所定間隔離間して配置されている第1お
よび第2ローラ対54,56を備える。第1および第2
ローラ対54,56は、モータ58に連結されるベル
ト、プーリ手段等の伝導手段(不図示)を介して周期的
に回転駆動される。なお、副走査搬送手段46は後述す
る制御手段100によりその駆動が制御される。
【0032】消去部34は、画像記録部30および画像
読取部32と略平行に配列され、鉛直方向に延在する複
数の消去用光源60を備えている。なお、消去用光源6
0は水平方向に延在して配置されていてもよい。
【0033】循環搬送系36は、画像記録部30と画像
読取部32との間に配置され、蓄積性蛍光体シートSを
180°旋回させて画像記録部30から画像読取部32
に搬送する旋回搬送手段62を備える。この旋回搬送手
段62は、画像記録部30のシート出入口近傍に配置さ
れるローラ対64と、画像読取部32の上方に配置され
るローラ対66と、これらのローラ対64,66の間に
設けられた、湾曲形成された湾曲ガイド板68,70
と、湾曲ガイド板68,70の下方に配置された複数の
ガイドローラ72とを備えている。湾曲ガイド板68,
70は、蓄積性蛍光体シートSの放射線画像の記録およ
び読取りを行わない両側部(以下耳部とする)を案内す
るために幅狭に構成されている。ローラ対64,66は
モータ74により回転駆動される。
【0034】ローラ対66の下方には、蓄積性蛍光体シ
ートSの耳部両面を案内する一対のガイド板76が画像
読取部32に向かって設けられるとともに、この画像読
取部32の出口側には、蓄積性蛍光体シートSを鉛直下
方から湾曲させて鉛直上方向に案内するための耳部案内
用の湾曲ガイド板78,80が配置される。湾曲ガイド
板80の端部は、鉛直上方向に直線上に延在している。
【0035】湾曲ガイド板78,80の間には、モータ
82により回転駆動されるローラ対84が配設されてい
る。ローラ対84の近傍から集光ガイド52側に向かっ
て水平方向にガイド板86が延在し、このガイド板86
の端部には、湾曲ガイド板88を介して鉛直方向に延在
するガイド板90が設けられる。このガイド板90は消
去部34に沿って延在してその上部側に湾曲ガイド板9
2が設けられ、この湾曲ガイド板92の端部が湾曲ガイ
ド板68に対応して配置される。ガイド板90の下方お
よび上方には、それぞれモータ94,96により回転駆
動されるローラ対98,99が配置される。
【0036】図3は、制御手段100の構成を示す概略
ブロック図である。図3に示すように、制御手段100
は、画像記録部30の放射線源102の管電圧およびフ
ォトタイマ40による撮影時間の情報に基づいて、蓄積
性蛍光体シートSへの撮影終了から放射線画像の読取開
始までの待機時間を制御する制御部104を備える。制
御部104は具体的には、放射線源102の管電圧およ
びフォトタイマ40による撮影時間の情報からmAs情
報を生成し、このmAs情報に基づいて撮影終了から読
取開始までの蓄積性蛍光体シートSの待機時間を設定
し、この待機時間を確保するように副走査搬送手段46
の第1ローラ対54を回転するモータ58の駆動を制御
して読取開始のタイミングを制御するものである。例え
ば、放射線源102の管電圧が80kVであり、この管
電圧とフォトタイマ40による撮影時間の情報から求め
られたmAs情報が200mAsの場合には、待機時間
を10秒以上、100mAsの場合には4秒以上、50
mAsの場合には2秒以上というように、蓄積性蛍光体
シートSに残存する放射線が略0となるまでの待機時間
を設定する。なお、この待機時間としては蓄積性蛍光体
シートSの放射線残光特性を考慮して設定される。そし
て、この待機時間を確保できるようにモータ58の駆動
を制御する。
【0037】具体的には、画像記録部30の押え板44
が揺動したことにより撮影終了を検出し、この撮影終了
から上述したように設定された待機時間の計測を開始す
る。ここで、押え板44が揺動してから蓄積性蛍光体シ
ートSの先端が第1ローラ対54に到達するまでの時間
が2秒であるとした場合、待機時間が10秒以上であれ
ばローラ対54の回転開始を8秒以上待機してからモー
タ58を駆動して、放射線画像の読取りを開始する。ま
た、待機時間が4秒以上であれば2秒以上待機してから
モータ58を駆動して放射線画像の読取りを開始する。
さらに、待機時間が2秒であればシートSを第1ローラ
対54の位置で待機させることなく、搬送された蓄積性
蛍光体シートSを直ちに画像読取部32に送り込んで放
射線画像の読取りを開始する。
【0038】次いで、このように構成される放射線画像
記録読取装置20の動作について説明する。
【0039】装置本体26には、2枚の蓄積性蛍光体シ
ートSが収容されており、一方の蓄積性蛍光体シートS
が画像記録部30に配置される際、他方の蓄積性蛍光体
シートSが消去部34に待機されている(図2参照)。
画像記録部30では押え板44が不図示の被写体側に揺
動され、この押え板44を介して蓄積性蛍光体シートS
が撮影位置に保持された状態で、蓄積性蛍光体シートS
への被写体の放射線画像の記録が行われる。
【0040】撮影後の蓄積性蛍光体シートSは、押え板
44と一体的に内方に揺動した後、ローラ対64側に送
り出される。この際、押え板44が揺動したことによ
り、撮影が終了したことが制御手段100の制御部10
4に検出される。ローラ対64は、モータ74を介して
回転駆動されており、このローラ対64の回転作用下に
蓄積性蛍光体シートSが旋回搬送手段62に送られる。
この旋回搬送手段62では、湾曲ガイド板68,70お
よび複数のガイドローラ72の案内作用下に蓄積性蛍光
体シートSの撮影面が他の部材と接触することなく、こ
の蓄積性蛍光体シートSが180°旋回されてローラ対
66に送られた後、このローラ対66の回転作用下に鉛
直方向に配置されているガイド板76に受け渡される。
蓄積性蛍光体シートSは、耳部をガイド板76に案内さ
れて画像読取部32を構成する副走査搬送手段46に送
られる。
【0041】副走査搬送手段46では、モータ58の駆
動作用下にそれぞれ上下に配置されている第1および第
2ローラ対54,56の駆動により、蓄積性蛍光体シー
トSが第1および第2ローラ対54,56に挟持されて
矢印X方向(鉛直下方向)に副走査搬送される。
【0042】この際、制御手段100においては、撮影
時における放射線源102の管電圧およびフォトタイマ
40による撮影時間の情報から、撮影終了から読取開始
までの待機時間が設定されている。そして、押え板44
の揺動から待機時間を計測し、設定された待機時間が経
過するまで、モータ58の駆動を停止して、蓄積性蛍光
体シートSを画像読取部32の上流側において待機させ
ておく。そして、待機時間が経過した後にモータ58を
駆動して第1ローラ対54を回転し、蓄積性蛍光体シー
トSを画像読取部32に送り込む。
【0043】蓄積性蛍光体シートSが画像読取部32に
送り込まれると、励起光源48からレーザ光Lが出射さ
れ、このレーザ光Lが一旦鉛直下方向に進んだ後、光学
系50により略水平方向(矢印Y方向)に反射され、蓄
積性蛍光体シートSの撮影面に照射されて主走査が行わ
れる。レーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートSの
撮影面および裏面側から輝尽発光光が生じ、この輝尽発
光光が集光ガイド51,52を介して集光されて不図示
のフォトマルチプライヤにより光電的に読取られる。
【0044】上記のように、画像読取部32を介して放
射線画像の読取りが行われている際、蓄積性蛍光体シー
トSの読取り先端側が、湾曲ガイド板78,80に案内
されてローラ対84の回転作用下に鉛直下方向から鉛直
上方向に向かって搬送される。そして、蓄積性蛍光体シ
ートSの全体の読取りが終了した後、この蓄積性蛍光体
シートSの読取り後端側がローラ対84の近傍まで送り
出された状態で、ローラ対84がモータ82の作用下に
逆方向に回転される。
【0045】このため、蓄積性蛍光体シートSはその撮
影面を下側にしてガイド板86に沿って一旦水平方向に
搬送された後、湾曲ガイド板88を介して鉛直上方向に
向かって搬送される。ここで、モータ94の作用下にロ
ーラ対98が回転駆動され、蓄積性蛍光体シートSがガ
イド板90の案内作用下に鉛直上方向に搬送される。そ
して、消去部34を構成する消去用光源60が点灯さ
れ、蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線画像の消去
が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シートSは、消去部
34に待機されている。
【0046】一方、画像記録部30で蓄積性蛍光体シー
トSに放射線画像の記録を行っている際に、消去部34
に待機されていた別の蓄積性蛍光体シートSは、上記の
ように撮影後の蓄積性蛍光体シートSが画像読取部32
において読取処理が行われている間、モータ96により
回転駆動されるローラ対99に挟持されて湾曲ガイド板
92の案内作用下に湾曲ガイド板68に送られる。さら
に、ローラ対64が撮影終了時とは逆方向に回転される
ことによって、別の蓄積性蛍光体シートSが画像記録部
30に送り込まれる。この別の蓄積性蛍光体シートS
は、押え板44の揺動作用下に画像記録部30に対して
位置決め保持された状態で、図示しない被写体の放射線
画像の記録処理が行われる。
【0047】このように、本実施形態による放射線画像
読取装置においては、蓄積性蛍光体シートSの放射線残
光に応じて、撮影終了から読取開始までの待機時間を制
御するようにしたため、上記特開平8-87084号に記載さ
れた放射線画像読取装置の加熱手段のような大がかりな
手段を設けることなく、放射線残光の影響をなくして放
射線画像の読取りを行うことができ、これにより放射線
残光によるノイズの影響のない画像信号を得ることがで
きる。
【0048】なお、上記実施形態においては、放射線源
102の管電圧およびフォトタイマ40による撮影時間
の情報に基づいて待機時間を設定しているが、図4に示
すように、画像記録部30と画像読取部32との間に複
数の光電変換素子をライン状に配列したラインセンサ1
10を設け、このラインセンサ110により蓄積性蛍光
体シートSの放射線残光を検出し、この放射線残光の最
大発光量に基づいて待機時間を設定してもよい。例え
ば、ラインセンサ110により検出した放射線残光の最
大発光量が0.05mR相当の時は待機時間を10秒以
上、0.01mR相当の時は4秒以上、0.005mR
相当の時は待機時間無し、というように待機時間を設定
すればよい。これにより、蓄積性蛍光体シートSに残存
する放射線を正確に検出することができ、これにより待
機時間をより正確に検出して、効率よく放射線画像の読
取りを行うことができる。
【0049】また、集光手段53により蓄積性蛍光体シ
ートSの放射線残光を検出してもよい。なお、いずれの
集光ガイド51,52によって放射線残光を検出しても
よいものである。この場合、蓄積性蛍光体シートSには
レーザ光Lを照射することなく、副走査搬送手段46の
第1および第2ローラ対54,56を駆動して、蓄積性
蛍光体シートSを搬送し、この間に蓄積性蛍光体シート
Sから発せられる放射線残光を集光手段53により検出
する。そして、検出された放射線残光に応じて、放射線
画像の読取りまでの待機時間を設定する。また、この放
射線残光の検出終了後、第1および第2ローラ対54,
56が上記とは逆方向に回転され、これにより蓄積性蛍
光体シートSが画像記録部30側へ搬送され、その先端
が第1ローラ対54の上流側に位置した状態で、第1お
よび第2ローラ対54,56の駆動を停止して、蓄積性
蛍光体シートSを待機させておく。一方、上記と同様
に、押え板44の揺動動作により撮影の終了が検出さ
れ、撮影が終了してから設定した待機時間を経過するま
で第1ローラ対54の駆動を停止して蓄積性蛍光体シー
トSからの放射線画像の読取りを停止し、待機時間の経
過後に第1ローラ対54を駆動して放射線画像の読取り
を開始する。なお、この場合、待機時間には放射線残光
の読取りの時間、および蓄積性蛍光体シートSを逆方向
に搬送する時間も含まれる。
【0050】このように、集光手段53により蓄積性蛍
光体シートSの放射線残光を検出することにより、特別
な手段を設けることなく放射線残光を検出することがで
きるため、装置をよりコンパクトに構成することができ
る。
【0051】またこの場合、放射線残光を検出する際に
は、放射線画像を読取る場合よりもシートSを高速に搬
送することにより、放射線残光の検出をより高速に行う
ことができ、これにより効率よく放射線画像の読取りを
行うことができるなお、上記実施形態においては、2つ
の集光ガイド51,52を使用して蓄積性蛍光体シート
Sの両面から放射線画像の読取りを行っているが、いず
れか一方(例えば集光ガイド52)のみを設けて、蓄積
性蛍光体シートSの片面から放射線画像を読取るように
してもよいものである。
【0052】また、上記実施形態においては、集光ガイ
ド51,52および不図示のフォトマルチプライヤを用
いて蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を
光電的に検出しているが、複数の光電変換素子をライン
状に配設したラインセンサを用いて、輝尽発光光を光電
的に検出してもよい。以下これを第2の実施形態として
説明する。図5はラインセンサを用いた放射線画像記録
読取装置の内部構成を示す図である。なお、図5におい
て図2と同一の構成については同一の参照番号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0053】図5に示す第2の実施形態による放射線画
像記録読取装置は、画像読取部32が、励起光源48、
励起光源48から発せられたレーザ光LをシートSに集
光するコリメータレンズおよび一方向にのみビームを広
げるトーリックレンズの組合せからなる光学系111、
レーザ光Lを矢印Y方向に反射するとともに、レーザ光
Lを反射し輝尽発光光を透過するように設定されたダイ
クロイックミラー112、シートSの表面(レーザ光L
が照射される面)から発せられダイクロイックミラー1
12を透過した輝尽発光光に僅かに混在する、シートS
表面で反射したレーザ光Lをカットし輝尽発光光を透過
させる励起光カットフィルタ113a、励起光カットフ
ィルタ113aを透過した輝尽発光光を受光して光電変
換する多数の光電変換素子114aが配列されたライン
センサ115a、シートSの裏面(レーザ光Lが照射さ
れる側とは反対側の面)から発せられた輝尽発光光に僅
かに混在する、シートSを透過したレーザ光Lをカット
し輝尽発光光を透過させる励起光カットフィルタ113
b、および励起光カットフィルタ113bを透過した輝
尽発光光を受光して光電変換する多数の光電変換素子1
14bが配列されたラインセンサ115bからなるもの
である。
【0054】このように、集光ガイド51,52および
フォトマルチプライヤに代えて、ラインセンサ115
a,115bを使用することにより、画像読取部32、
ひいては装置をコンパクトに構成することができる。
【0055】次いで、本発明の第3の実施形態について
説明する。図6は、本発明の第3の実施形態による放射
線画像記録読取装置の内部構成を示す図である。本発明
の第3の実施形態による放射線画像記録読取装置は、装
置本体121とこの装置本体121の上面である撮影台
131の上方に配されたX線源等の放射線源132とか
らなっている。
【0056】装置本体内部の撮影台131の下方には図
示しない保持手段により蓄積性蛍光体シートSが固定保
持されている。蓄積性蛍光体シートSは透明基板上に蓄
積性蛍光体層が形成されてなるものであり、撮影台13
1も放射線透過性を有するものとなっている。また、撮
影台131の上方にはフォトタイマ133が配設されて
いる。なお、第3の実施形態においては、撮影台13
1、放射線源132およびフォトタイマ133により画
像記録部130が構成されている。
【0057】シートSの下方には筐体123に収容され
た励起光照射手段140と消去部150とが配設されて
いる。また、シートSの上方にはシートSと接してライ
ンセンサ160が筐体123と一体的に接続されて配設
されている。第3の実施形態においては励起光照射手段
140とラインセンサ160とにより画像読取部が構成
され、筐体123内に収納された励起光照射手段14
0、消去部150、および筺体123に一体的に固定さ
れたラインセンサ160により読取消去ユニット124
が構成されている。
【0058】読取消去ユニット124は図6(a)に実
線で示す右端位置(第1の位置)から、図6(b)に実
線で示す左端位置(第2の位置)までの間をシートSに
対向しつつ往復移動可能となっている。第3の実施形態
においては第1の位置から第2の位置までの矢印A方向
の移動路を往路、第2の位置から第1の位置までの矢印
A′方向の移動路を復路とする。
【0059】読取消去ユニット124を往復移動させる
ユニット移動手段170は、一例としてユニット124
の移動方向に延在するスクリューロッド171、このス
クリューロッド171に嵌合するユニット支持部17
2、スクリューロッドに軸支された歯車173、この歯
車173と噛合する歯車174、およびこの歯車174
を正逆両方向に回転させるモータ175からなり、モー
タ175により歯車173,174を介してスクリュー
ロッド171が回転されることによりユニット支持部1
72を移動させてユニット124の往復移動を行うよう
になっている。
【0060】励起光照射手段140は、シートSに対し
てユニット124の移動方向と直交する線状に励起光を
照射するものであり、細長い蛍光ランプ141と、蛍光
体を含有するシート状成形物である蛍光性集光シート1
42とからなる。
【0061】蛍光性集光シート142は、その表面に光
が照射されるとこの光により蛍光性集光シート内部の蛍
光体が励起されて蛍光が生ぜしめられ、この蛍光は内部
で全反射を繰り返して端面側に進行する。したがって、
この蛍光性集光シート142の一端面からは、いわば光
のエネルギーが集められた形で、励起光が高強度で線状
に出射する。このため蛍光ランプ141から発せられた
光を蛍光性集光シート142の表面に入射させ、この光
により蛍光性集光シート142内で励起された蛍光を蛍
光性集光シートの一端から射出させれば線状の励起光を
得ることができる。なお、蛍光ランプ141はシートS
の下方に配されるとともに、蛍光性集光シート142が
図示のように蛍光ランプ141の全周を取り囲むように
丸められ、またその一端面がシートSに近接対向してユ
ニット124の移動方向と垂直な方向に延びるように配
置されている。
【0062】消去部150は一例として主走査方向に延
びた蛍光灯等の消去光源151と、この消去光源151
から発せられる光のうち下方に向かう光をシート表面側
に反射させる反射板152とを備えている。なお消去光
源151は常時上方に露出している場合には消去を行う
際にのみ点灯させ、読取り時には消すようにすればよ
く、また読取時には消去光源151上にあって消去光を
遮光し、消去を行う間のみ消去光源151上から退却し
て消去光源151を露出させる移動シャッタ等を設けれ
ば、消去光源を常時点灯させておくこともできる。
【0063】また、第3の実施形態においては、上記第
1および第2の実施形態と同様に制御手段200を備
え、この制御手段200により、画像記録部130の放
射線源132の管電圧およびフォトタイマ133による
撮影時間の情報に基づいて、蓄積性蛍光体シートSへの
撮影終了から放射線画像の読取開始までの待機時間が制
御される。具体的には、放射線源132の管電圧および
フォトタイマ133による撮影時間の情報に基づいて待
機時間を算出し、放射線画像の撮影が終了してからこの
待機時間が経過した後に、ユニット移動手段170のモ
ータ175を駆動するものである。
【0064】次いで、第3の実施形態の動作について説
明する。画像記録部130の撮影台131上に被写体が
載置されると放射線源132が作動され、被写体の透過
放射線画像がシートS上に投影され、被写体の放射線画
像情報がシートSに蓄積記録される。撮影が終了する
と、制御手段200において設定された待機時間の経過
後に、ユニット移動手段170のモータ175が駆動さ
れて読取消去ユニット124が移動して、シートSに蓄
積記録された放射線画像の読取りが行われる。
【0065】シートSからの放射線画像の読取りに際し
ては、蛍光ランプ141が点灯される。前述したように
蛍光性集光シート142中の蛍光体はこの蛍光ランプ1
41が発する光を受けて励起光を発し、シートSを線状
に照射する。励起光の照射を受けたシートSの箇所から
は、輝尽発光光が発せられる。輝尽発光光はラインセン
サ160に受光される。
【0066】次いでユニット124がユニット移動手段
170によりシートSに対して図6(a)の矢印A方向
に一走査線分だけ搬送され、上記読取りのステップが繰
り返される。このステップをシートSの全面に対して繰
り返すことにより、シートS全面に記録された放射線画
像が読取られる。
【0067】放射線画像の読取りが終了した際には、読
取消去ユニット124は、図6(a)に破線で示すよう
に第2の位置に移動しており、続いてこの読取消去ユニ
ット124は図6(b)に示すように第2の位置から第
1の位置へと矢印A′方向に搬送され、シートSは矢印
A′方向に搬送されるユニット124内の消去部150
によりその全面に消去光が照射される。消去光源151
はユニット124が矢印A′方向に移動するのにつれて
シートSの全面を照射し、これによりシートの残存放射
線が消去される。そして、消去の終了したシートSは再
び画像記録部130により新たな記録を行うことが可能
な状態となり、読取消去ユニット124は再び第1の位
置に戻される。
【0068】このように、読取消去ユニット124を用
いた放射線画像記録読取装置においても、蓄積性蛍光体
シートSの放射線残光に応じて、撮影終了から読取開始
までの待機時間を制御することにより、特開平8-87084
号に記載された放射線画像読取装置の加熱手段のような
大がかりな手段を設けることなく、放射線残光の影響を
なくして放射線画像の読取りを行うことができ、これに
より放射線残光によるノイズの影響のない画像信号を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による放射線画像記録
読取装置の構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施形態による放射線画像記録読取装
置の内部構成を示す図
【図3】制御手段の構成を示す概略ブロック図
【図4】本発明の他の実施形態による放射線画像記録読
取装置の内部構成を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態による放射線画像記録
読取装置の内部構成を示す図
【図6】本発明の第3の実施形態による放射線画像記録
読取装置の内部構成を示す図
【符号の説明】
20 放射線画像記録読取装置 24 昇降部 26 装置本体 30、130 画像記録部 32 画像読取部 34、150 消去部 36 循環搬送系 44 押え板 46 副走査搬送手段 48 励起光源 51,52 集光ガイド 62 旋回搬送手段 100,200 制御手段 102,132 放射線源 104 制御部 115a,115b,110,160 ラインセンサ 124 読取消去ユニット 170 ユニット移動手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像を蓄積記録し得る蓄積性蛍
    光体シートに被写体を透過した放射線を照射することに
    より、該シート上に前記被写体の放射線画像を蓄積記録
    する画像記録部、 該画像記録部において前記放射線画像が蓄積記録された
    シートに励起光を照射する励起光源と、該励起光の照射
    により前記シートから発せられる輝尽発光光を光電的に
    検出して、前記放射線画像を読取る光電読取手段とを備
    えた画像読取部、 画像読取りが行われた後のシートに画像記録がなされる
    のに先行してこのシート上の残存放射線画像を消去する
    消去部、および少なくとも前記画像読取部に対して前記
    シートを相対的に移動させる搬送手段を備えた放射線画
    像記録読取装置において、 前記放射線画像の蓄積記録後に前記シートに残存する放
    射線残光量に応じて、前記放射線画像の蓄積記録から読
    取り開始までの待機時間を設定する設定手段と、 該待機時間を経過した後に前記画像読取部における前記
    放射線画像の読取りを開始するよう前記画像読取部およ
    び前記搬送手段を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする放射線画像記録読取装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、前記画像記録部、前
    記画像読取部および前記消去部を通る所定の循環経路に
    沿って前記シートを搬送する手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の放射線画像記録読取装置。
  3. 【請求項3】 前記画像読取部がユニット化されて読
    取ユニットを構成してなり、 前記搬送手段は、該読取ユニットを前記シートに対して
    相対的に往復移動させる手段であることを特徴とする請
    求項1記載の放射線画像情報読取装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄積記録後に前記シートに残存す
    る放射線残光量を検出する検出手段をさらに備え、 前記設定手段は、該検出手段により検出された放射線残
    光量に応じて前記待機時間を設定する手段であることを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線
    画像記録読取装置。
  5. 【請求項5】 前記光電読取手段が前記検出手段と兼
    用されてなることを特徴とする請求項4記載の放射線画
    像記録読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記放射線残光を検
    出する際には、前記放射線画像を読取る場合よりも前記
    シートを高速に搬送するよう前記搬送手段を制御する手
    段であることを特徴とする請求項5記載の放射線画像記
    録読取装置。
  7. 【請求項7】 前記光電読取手段は、前記シートが搬
    送される方向と略直交する方向に複数の光電変換素子が
    配設されたラインセンサからなることを特徴とする請求
    項1から6のいずれか1項記載の放射線画像記録読取装
    置。
JP2000246655A 1999-08-25 2000-08-16 放射線画像記録読取装置 Abandoned JP2001133919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246655A JP2001133919A (ja) 1999-08-25 2000-08-16 放射線画像記録読取装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23791099 1999-08-25
JP11-237910 1999-08-25
JP2000246655A JP2001133919A (ja) 1999-08-25 2000-08-16 放射線画像記録読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001133919A true JP2001133919A (ja) 2001-05-18

Family

ID=26533435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246655A Abandoned JP2001133919A (ja) 1999-08-25 2000-08-16 放射線画像記録読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001133919A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6861662B2 (en) 2002-01-17 2005-03-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image information reading apparatus
KR20140007814A (ko) * 2010-11-27 2014-01-20 아이씨알씨오, 인코포레이티드 조합 컴퓨터 및 직접 방사선 촬영 시스템 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6861662B2 (en) 2002-01-17 2005-03-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image information reading apparatus
KR20140007814A (ko) * 2010-11-27 2014-01-20 아이씨알씨오, 인코포레이티드 조합 컴퓨터 및 직접 방사선 촬영 시스템 및 방법
KR101726716B1 (ko) 2010-11-27 2017-04-13 아이씨알씨오, 인코포레이티드 조합 컴퓨터 및 직접 방사선 촬영 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0690407B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP2001133919A (ja) 放射線画像記録読取装置
JPH0511296B2 (ja)
JP3825928B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
US6528811B1 (en) Method and apparatus for recording and reading out radiation images
JP3959293B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JP2001356438A (ja) 放射線画像取得装置
JP2565702B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH01178956A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP4165853B2 (ja) シート体用副走査搬送装置の制御方法
JP4037544B2 (ja) シート状記録媒体の走査装置
JP2565709B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JP2001092051A (ja) 放射線画像読取装置
JP2873834B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH02278250A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0516575B2 (ja)
JP2005258150A (ja) 放射線画像消去装置
JP2002040586A (ja) 放射線画像消去装置
JPH01238643A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0690418B2 (ja) 放射線画像情報読取再生装置
JPH01238645A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH01134446A (ja) 放射線画像情報連続記録読取装置
JP2004117951A (ja) 画像形成装置
JPH0322610B2 (ja)
JPH0552935B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20081030