JP4073696B2 - 画像情報読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するとともに、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る読み取り部と、前記読み取り部と前記蓄積性蛍光体シートとを前記主方向に略直交する副方向に相対的に搬送する副走査系とを備えた画像情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギ強度に応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を写真感光材料等に再生させる、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
【0003】
具体的には、人体等の被写体の放射線画像情報をシート状の蓄積性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートに一旦記録し、この蓄積性蛍光体シートにレーザ光等の励起光を照射することにより輝尽発光光を発生させた後、この輝尽発光光を光電的に読み取って得られた画像信号に基づいて写真感光材料等の記録媒体やCRT等の表示装置に被写体の放射線画像情報を可視像として出力(再生)させる種々の装置が採用されている。
【0004】
ところで、上記の装置は、蓄積性蛍光体シートを2次元的に走査するために、前記蓄積性蛍光体シートに励起光を照射する励起系と、前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を光電的に読み取る集光系とを備えた読み取り部を組み込んでいる。その際、蓄積性蛍光体シートに担持された放射線画像情報を高精度に読み取るためには、励起系と前記蓄積性蛍光体シートとの距離、および集光系、例えば、CCD(電荷結合素子)等の光電変換素子と該蓄積性蛍光体シートとの距離を、正確に設定する必要がある。
【0005】
すなわち、読み取り中に励起系と蓄積性蛍光体シートとの距離が変動すると、励起光の焦点ボケが発生する一方、集光系と前記蓄積性蛍光体シートとの距離が変動すると、集光効率が変化して画像濃度が変動し、被写体の放射線画像情報を精度よく得ることができないという不具合がある。さらに、上記の各距離の変動がなくても、該距離が近すぎたり離れすぎたりすると、全体的な画質低下が惹起されてしまう。
【0006】
このため、蓄積性蛍光体シートの片面を平坦なガイド板で支持するとともに、前記蓄積性蛍光体シートをローラ等でニップして前記ガイド板に押し付けることにより、該蓄積性蛍光体シートの位置を規制する方式(以下、従来技術1という)や、励起光の照射位置を挟んで一組のローラ対を配設し、前記ローラ対の回転作用下に蓄積性蛍光体シートを挟持して副走査方向(励起光が照射される主走査方向に略直交する方向)に搬送する構造(以下、従来技術2という)が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術1では、蓄積性蛍光体シートがガイド板に摺接するため、この蓄積性蛍光体シートに汚れや損傷が生じてしまい、画像品質が低下するとともに、前記蓄積性蛍光体シートの耐久性が低下するという問題が指摘されている。しかも、蓄積性蛍光体シートの両面に対応して集光系を配置することができず、前記集光系の位置が前記蓄積性蛍光体シートの一方の面側に規制されてしまい、装置内における設備レイアウトの自由度が低下するという不具合がある。
【0008】
また、上記の従来技術2では、ローラ対が蓄積性蛍光体シートの両面に摺接して回転するため、前記蓄積性蛍光体シートに汚れや損傷が発生し易くなり、上記の従来技術1と同様な問題が惹起されてしまう。
【0009】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、蓄積性蛍光体シートの耐久性を向上させるとともに、放射線画像情報の高精度な読み取り処理が遂行可能な画像情報読取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像情報読取装置では、被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するために前記主方向に延在する励起系と、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光するために前記主方向に延在する集光系とを備えるとともに、前記励起系および前記集光系が、前記蓄積性蛍光体シートの主方向の撓み形状に沿って前記蓄積性蛍光体シートから一定距離の範囲内に配置されている。ここで、一定距離の範囲内とは、被写界深度の範囲内をいう。
【0011】
従って、蓄積性蛍光体シートの画像領域において、励起系および集光系と前記蓄積性蛍光体シートとは、非接触で主方向に一定距離に維持されるため、該蓄積性蛍光体シートに汚れや損傷等が発生することがなく、しかも放射線画像情報の高精度な読み取り処理が効率的に遂行される。
【0012】
特に、蓄積性蛍光体シートを水平姿勢に配置して放射線画像情報の読み取りを行う際には、この蓄積性蛍光体シートに自重による撓みが発生し易い。ところが、励起系および集光系が蓄積性蛍光体シートの変形(撓み)に対応して配置されるため、励起系および集光系と蓄積性蛍光体シートとを一定距離に確実に維持することが可能になる。
【0013】
また、励起系の焦点が移動して形成される仮想面に対し、一定距離の範囲内に設定された基準面が設けられるとともに、前記基準面に蓄積性蛍光体シートが密着している。従って、深度の変動が有効に減少し、特にCCDを組み込む集光系を良好に使用することができ、装置全体の小型化および処理の高速化が容易に図られる。
【0014】
さらに、蓄積性蛍光体シートが、支持体層と蛍光体層とを備えるとともに、前記支持体層と前記蛍光体層との境界部位に基準面が設けられている一方、読み取り部を副方向に搬送する副走査系は、前記読み取り部を取り付けるための読み取り部取り付け面を設けている。そして、読み取り部取り付け面から一定距離の範囲内にシート取り付け面が形成され、前記シート取り付け面に基準面が配置されている。これにより、支持体層の厚さのばらつきに影響されることがなく、励起系および集光系と蛍光体層とは、主方向に一定距離に正確に維持される。このため、簡単な構成で、高精度な放射線画像情報の読み取り処理が効率的に遂行可能になる。
【0015】
さらにまた、本発明に係る画像情報読取装置は、被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するとともに、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る読み取り部と、前記読み取り部と前記蓄積性蛍光体シートとを前記主方向に略直交する副方向に相対的に搬送する副走査系とを備えた画像情報読取装置であって、前記読み取り部は、前記主方向に並べて配置された複数のレーザダイオードからなり、前記蓄積性蛍光体シートに前記励起光を照射する励起系と、前記主方向に延在し、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光する集光系とを備え、前記複数のレーザダイオードは、主方向中央が最下端位置に配置され、この最下端位置から両側に向かって鉛直方向上向きに離間するように配置されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置(画像情報読取装置)10の概略構成を示す。
【0017】
放射線画像情報記録読取装置10は、人体等の被写体Hの放射線画像情報を蓄積性蛍光体シートIPに一旦記録する放射線記録部12と、前記蓄積性蛍光体シートIPにレーザ光等の励起光Lを照射し、放射線の強度に応じて発光する輝尽発光光Rを光電的に読み取る読み取り部14と、蓄積性蛍光体シートIPに残存している放射線エネルギを放出させる消去光源部16とを備えている。
【0018】
図2に示すように、蓄積性蛍光体シートIPは、例えば、ガラス製(またはアルミニウム等の金属製)の支持体層18と、この支持体層18に塗布または貼着される蛍光体層19とを備える。支持体層18は、蛍光体層19よりも矢印X方向(主方向)の寸法が大きく設定されており、前記支持体層18の矢印X方向両端が、前記蛍光体層19の矢印X方向両端よりも外方に所定の長さだけ突出している。支持体層18と蛍光体層19との境界部位には、基準面M1が設けられており、この基準面M1は、前記支持体層18の矢印X方向両端に対応して外部に露呈している。
【0019】
図1に示すように、放射線記録部12は、放射線Sを発生させる放射線源20と、被写体Hを所定位置に保持するとともに、放射線透過性の撮影台22とを備えている。撮影台22の後方には、図1および図2に示すように、フォトタイマ23と、散乱線除去用のグリッド24とが配置されており、前記グリッド24のさらに後方には、蓄積性蛍光体シートIPが所定の撮影位置に固定機構26を介して保持されている。蓄積性蛍光体シートIPは、蛍光体層19をグリッド24に対向して配置されている。
【0020】
図3に示すように、固定機構26は、励起光Lの主方向(矢印X方向)に略直交する副方向(副走査方向)である矢印Y方向に延在し、かつ蓄積性蛍光体シートIPの矢印X方向両端側に位置して互いに平行に配置される一対の受け部材28を備える。各受け部材28には、図4に示すように、基準板30が調整部32を介して矢印Z方向(被写界深度方向)に調整可能に固定される。基準板30は、矢印Y方向に長尺に構成されるとともに(図3参照)、この基準板30の底面には、蓄積性蛍光体シートIPの矢印X方向端部を配置するためのシート取り付け面M2が設けられる(図4参照)。
【0021】
調整部32は、受け部材28に矢印X方向に貫通形成された複数の孔部34に挿入される固定ねじ36を備え、各固定ねじ36は、前記孔部34内で矢印Z方向に所定の間隔だけ位置調整可能である。固定ねじ36は、支持ブロック38に形成されたねじ孔40に螺合するとともに、前記支持ブロック38に基準板30が固着される。支持ブロック38は矢印Y方向に長尺に構成されており、この支持ブロック38には、蓄積性蛍光体シートIPの端部を基準板30のシート取り付け面M2に押圧支持するために、複数の板ばね42が所定の位置に対応して配置されている。
【0022】
受け部材28には、ガイドレール43が矢印Y方向に延在して固定される。このガイドレール43には、後述するスキャナユニット44が支持される。なお、他方の受け部材28側は、蓄積性蛍光体シートIPの端部を保持し得る構造であれば板ばね42に限定されるものではなく、種々の構造が採用可能である。
【0023】
固定機構26に支持されている蓄積性蛍光体シートIPは、矢印X方向の両端部が確実に固定されているため、副方向である矢印Y方向に沿って変形(撓み)が発生することは極めて少ないものとなる。蓄積性蛍光体シートIPは、水平姿勢で配置されるために、この蓄積性蛍光体シートIPの主方向(矢印X方向)には、前記蓄積性蛍光体シートIP自体の自重によって主方向の略中央部が下方向に最大距離Tだけ撓むことになる(図3参照)。
【0024】
図1および図2に示すように、読み取り部14は、蓄積性蛍光体シートIPに担持された放射線画像情報を読み取るスキャナユニット44と、前記スキャナユニット44を水平方向(矢印Y方向)に移動させる副走査系45とを備える。
【0025】
スキャナユニット44は、励起系46と、集光レンズアレイ48を設けるCCDラインセンサ(集光系)50とを備え、前記励起系46、前記集光レンズアレイ48および前記CCDラインセンサ50が、主方向に延在してスキャナヘッド52に装着される。
【0026】
図3および図5に示すように、励起系46は、主方向(矢印X方向)に配列される複数個のレーザダイオード54を備える。レーザダイオード54は、励起光出射側が蓄積性蛍光体シートIPから離間する方向に向かって配置されるとともに、前記レーザダイオード54から発せられる発散光状態の励起光は、シリンドリカルミラー56で反射されて励起光Lとして蓄積性蛍光体シートIPに対し主方向に向かって線状に照射される。
【0027】
図6および図7に示すように、矢印X方向に配列されているレーザダイオード54は、蓄積性蛍光体シートIPの矢印X方向の変形、すなわち、撓み形状に対応するため、前記矢印X方向に沿って該蓄積性蛍光体シートIPから一定距離の範囲内になるように配置される。一定距離の範囲内とは、被写界深度の範囲内をいい、具体的には、±100μmの範囲内をいう。
【0028】
矢印X方向中央側のレーザダイオード54が最下端位置に配置され、この最下端位置のレーザダイオード54から矢印X方向両側に向かって各レーザダイオード54が鉛直上方向に、順次、あるいは所定の個数ずつ上方に離間するように配置されている。この配置は、スキャナヘッド52のレーザダイオード取り付け面を蓄積性蛍光体シートIPの撓み形状に対応して階段状、あるいは、湾曲状に形成することにより対応してもよく、または、各レーザダイオード54の取り付け部形状を変更することにより対応してもよい。
【0029】
図5に示すように、集光レンズアレイ48は、スキャナヘッド52に装着されて主方向に延在し、蓄積性蛍光体シートIPから発せられる輝尽発光光Rを集光するシリンドリカルレンズ58と、このシリンドリカルレンズ58に近接配置されて前記輝尽発光光Rを、矢印Z1方向(鉛直下方向)と矢印Y1方向(水平方向)とに振り分けるプリズム60とを備える。
【0030】
シリンドリカルレンズ58およびプリズム60は、主方向に沿って蓄積性蛍光体シートIPの撓み形状に対応しており、前記蓄積性蛍光体シートIPから一定距離の範囲内(被写界深度の範囲内)になるように形状が設定されている。なお、図2、図3、図6および図7では、励起系46やCCDラインセンサ50を表すために、集光レンズアレイ48の記載を省略している。
【0031】
CCDラインセンサ50は、複数の、例えば、5つのCCD62a乃至62eを備える。3つのCCD62a乃至62cは、プリズム60の下方に所定間隔ずつ離間して配置されるとともに、2つのCCD62d、62eは、前記プリズム60の側方に前記CCD62a乃至62cの間に対応して配置される(図5および図6参照)。CCD62dは、CCD62a、62bに一部を重ね合わせるようにして配置される一方、CCD62eは、CCD62b、62cに一部を重ね合わせるようにして配置される。
【0032】
CCD62a乃至62eは、蓄積性蛍光体シートIPの主方向の変形に対応するために、前記主方向に沿って前記蓄積性蛍光体シートIPから一定距離の範囲内に配置されている。
【0033】
図2および図3に示すように、副走査系45は、固定機構26の矢印Y方向一端側に配置される回転駆動源64を備え、この回転駆動源64から矢印X方向に延在する回転軸66の両端には駆動プーリ68が固定される。各駆動プーリ68から矢印Y方向他端側に所定間隔離間して従動プーリ70が配置され、前記従動プーリ70と前記駆動プーリ68とにベルト74が架け渡される。ベルト74にスキャナヘッド52が固定されるとともに、このスキャナヘッド52の矢印X方向両端に設けられたリニアガイド76が、それぞれガイドレール43に支持されている。
【0034】
第1の実施形態では、励起系46の焦点が移動して形成される仮想面に対し、蓄積性蛍光体シートIPの基準面M1が一定距離の範囲内に配置される。具体的には、図4に示すように、副走査系45では、スキャナヘッド52を取り付けるためのスキャナヘッド取り付け面M3がリニアガイド76に設けられる。スキャナヘッド取り付け面M3から一定距離の範囲内(被写界深度である±100μmの範囲内)にシート取り付け面M2が形成されるとともに、前記シート取り付け面M2には、蓄積性蛍光体シートIPの基準面M1が直接配置される。
【0035】
消去光源部16は、蓄積性蛍光体シートIPに対して読み取り部14を挟んで対向して配置される(図1および図2参照)。消去光源部16は、蓄積性蛍光体シートIPに消去光Qを照射して該蓄積性蛍光体シートIPに残存している放射線エネルギを放出させるものである。消去光源部16は、蓄積性蛍光体シートIPの幅方向(矢印X方向)以上の長さを有する蛍光灯78を、該蓄積性蛍光体シートIPの長さ方向(矢印Y方向)に複数個配設し、前記蓄積性蛍光体シートIPの全画像領域に消去光Qが照射されるように構成されている。
【0036】
このように構成される放射線画像情報記録読取装置10の動作について、以下に説明する。
【0037】
まず、放射線画像情報の記録を行うべく、患者が放射線記録部12に移動すると、医師等の操作によって撮影台22を昇降させる等の記録位置合わせが行われる。次いで、患者の患部である被写体Hが撮影台22上に配置された状態で、医師等によって放射線源20が駆動される。この放射線源20から出力された放射線は、被写体Hを透過して蓄積性蛍光体シートIPの蛍光体層19に到達することにより、前記蓄積性蛍光体シートIPに放射線画像情報が記録される。
【0038】
被写体Hの放射線画像情報が蓄積性蛍光体シートIPに記録された後、読み取り部14を構成する励起系46が駆動されるとともに、副走査系45を構成する回転駆動源64が駆動される。励起系46では、蓄積性蛍光体シートIPの主方向(矢印X方向)に配列されている複数のレーザダイオード54が駆動され、前記レーザダイオード54から出力されてシリンドリカルミラー56で反射された励起光Lが、支持体層18側から蓄積性蛍光体シートIPに矢印X方向に沿って照射される。
【0039】
一方、副走査系45を構成する回転駆動源64の駆動作用下に、回転軸66を介して駆動プーリ68が回転すると、この駆動プーリ68と従動プーリ70とに架け渡されているベルト74の周回走行作用下に、前記ベルト74に固着されているスキャナヘッド52が矢印Y方向に移動する。このため、放射線画像情報が蓄積された蓄積性蛍光体シートIPは、励起光Lによって2次元的に走査され、この蓄積性蛍光体シートIPが前記放射線画像情報に応じた輝尽発光光Rを発する。
【0040】
この輝尽発光光Rは、集光レンズアレイ48を介してCCDラインセンサ50に入射される。このCCDラインセンサ50では、CCD62a乃至62eに輝尽発光光Rが入射すると、この輝尽発光光Rが電気信号に変換されて蓄積性蛍光体シートIPの放射線画像情報が光電的に読み取られる。
【0041】
次いで、放射線画像情報の読み取りが行われた蓄積性蛍光体シートIPに対して、消去光源部16を構成する蛍光灯78から消去光Qが照射される。従って、蓄積性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギの放出が行われ、この蓄積性蛍光体シートIPは次の撮影に供されることになる。
【0042】
この場合、蓄積性蛍光体シートIPは、副方向(矢印Y方向)に延在する固定機構26を介して主方向(矢印X方向)の両端部が支持されることにより、水平姿勢に配置される。このため、蓄積性蛍光体シートIPは、矢印X方向に沿って鉛直方向に自重による撓みが発生し易い。
【0043】
そこで、第1の実施形態では、図6および図7に示すように、励起系46を構成する各レーザダイオード54が、蓄積性蛍光体シートIPの撓み形状に対応して、矢印X方向に沿ってそれぞれの高さ位置が設定されており、前記レーザダイオード54が該蓄積性蛍光体シートIPから一定距離の範囲内、例えば、±100μmの範囲内に配置されている。
【0044】
さらに、集光レンズアレイ48およびCCDラインセンサ50を構成するCCD62a乃至62eは、レーザダイオード54と同様に、蓄積性蛍光体シートIPの主方向の変形に対応するため、前記主方向に沿って前記蓄積性蛍光体シートIPから一定距離の範囲内に配置されている。
【0045】
このため、読み取り部14を構成するスキャナユニット44が、副走査系45を介して矢印Y方向に副走査搬送されながら、蓄積性蛍光体シートIPに記録されている放射線画像情報の読み取りを行う際、各レーザダイオード54およびCCD62a乃至62eと前記蓄積性蛍光体シートIPとの距離が、一定の範囲内に維持される。
【0046】
従って、励起光Lの焦点ボケや蓄積性蛍光体シートIPから発せられる輝尽発光光Rの集光効率の変化を確実に阻止することができる。しかも、レーザダイオード54やCCD62a乃至62eが、蓄積性蛍光体シートIPに必要以上に近接したり、所定の位置から離間したりすることはない。
【0047】
これにより、レーザダイオード54およびCCD62a乃至62eと蓄積性蛍光体シートIPが、非接触状態に維持されるため、前記蓄積性蛍光体シートIPに汚れや損傷等が発生することがなく、該蓄積性蛍光体シートIPの耐久性を向上させることが可能になる。しかも、濃度変化による画像の悪化や画質の低下を確実に阻止し、高精度な放射線画像情報の読み取り処理が効率的に遂行されるという効果が得られる。
【0048】
さらに、蓄積性蛍光体シートIPの撮影面とは反対側の面に読み取り部14を配置することができる。このため、放射線画像情報記録読取装置10全体の小型化が容易に図られる。
【0049】
また、蓄積性蛍光体シートIPを固定機構26に固定する際、例えば、蓄積性蛍光体シートIP自体のばらつき、該蓄積性蛍光体シートIPの平面度、基準板30の精度、あるいはスキャナヘッド52の精度等に起因して、前記蓄積性蛍光体シートIPの撓みにばらつきが発生し易い。
【0050】
そこで、上記の各種ばらつきを予め検出、あるいは予測し、合計のばらつきが被写界深度の範囲内になるように調整する。これにより、蓄積性蛍光体シートIPを交換する際等にも、励起系46、集光レンズアレイ48およびCCDラインセンサ50の調整作業等が不要になり、作業の簡素化が図られるという利点がある。
【0051】
さらにまた、固定機構26における蓄積性蛍光体シートIPの固定状態を調整することにより、この蓄積性蛍光体シートIPの撓み形状を、励起系46、集光レンズアレイ48およびCCDラインセンサ50の配置状態に合わせて調整することもできる。
【0052】
ここで、第1の実施形態では、図4に示すように、スキャナヘッド52を取り付けるためのスキャナヘッド取り付け面M3と、受け部材28に対し調整部32を介して矢印Z方向に位置調整可能な基準板30のシート取り付け面M2とが、一定の距離範囲、すなわち、被写界深度の範囲内に設定されている。
【0053】
具体的には、調整部32を構成する固定ねじ36の先端が、支持ブロック38のねじ孔40から弛緩され、前記固定ねじ36が孔部34内で矢印Z方向に位置決めされる。次いで、固定ねじ36をねじ孔40に螺合して支持ブロック38を受け部材28に固定することにより、前記支持ブロック38に固着されている基準板30のシート取り付け面M2の位置調整が行われる。
【0054】
この基準板30のシート取り付け面M2には、蓄積性蛍光体シートIPが配設される。その際、蓄積性蛍光体シートIPでは、支持体層18と蛍光体層19との境界部位に基準面M1が設けられており、前記基準面M1が基準板30のシート取り付け面M2に直接接触する。
【0055】
これにより、被写界深度の変動が有効に減少するとともに、支持体層18の厚さのばらつきに影響されることがなく、読み取り部14を構成する励起系46および集光系であるCCDラインセンサ50と蛍光体層19とが、主方向に対して一定の距離に正確に維持される。このため、特に、CCD62a乃至62eを良好に使用することが可能になり、放射線画像情報記録読取装置10の小型化および読み取り処理の高速化が容易に図られるという効果が得られる。
【0056】
しかも、基準板30のシート取り付け面M2に、支持体層18と蛍光体層19との境界部位に設けられた基準面M1を密着させることにより、前記シート取り付け面M2と前記基準面M1とが同一位置に正確に配置される。従って、スキャナヘッド取り付け面M3と基準面M1との距離を、被写界深度の範囲内に高精度に位置決めすることができ、簡単な構成で、効率的な放射線画像情報読み取り処理が遂行されるという利点がある。
【0057】
図8は、本発明の第2の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置を構成する固定機構80の要部拡大説明図である。なお、第1の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置10を構成する固定機構26と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0058】
この固定機構80に固定される蓄積性蛍光体シートIPaは、支持体層18aと蛍光体層19aとを備えており、前記支持体層18aの矢印X方向両端部には、前記蛍光体層19a側に連結板82が固着されている。この連結板82は、支持体層18aの矢印X方向両端からさらに外方に突出しており、基準板30のシート取り付け面M2に板ばね42を介して押圧支持されている。蓄積性蛍光体シートIPaは、蓄積性蛍光体シートIPとは逆向きに、すなわち、支持体層18aをグリッド(図示せず)に対向して配置されている。
【0059】
このように構成される第2の実施形態では、蓄積性蛍光体シートIPaに固着されている連結板82が板ばね42を介して基準板30のシート取り付け面M2に押圧保持されており、このシート取り付け面M2が前記蓄積性蛍光体シートIPaの基準面M1と同一位置に位置決めされる。
【0060】
従って、第2の実施形態では、スキャナヘッド取り付け面M3と基準面M1との間隔を、被写界深度の範囲内に正確に設定することができる等、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、支持体層18aと蛍光体層19aの配置順序を、蓄積性蛍光体シートIPとは反対に設定することが可能になる。
【0061】
なお、第1および第2の実施形態では、支持体層18、18aをガラスにより構成しているが、この支持体層18、18aを金属製、例えば、アルミニウムで構成してもよい。その際、支持体層18、18aの寸法が矢印X方向および矢印Y方向ともに460mmで、厚さが12mmに設定されると、水平姿勢で2辺を自由端支持した際に、自重による撓みが19μmであった。さらに、アルミニウム製の支持体層18、18aでは、平面度が20μm以下で加工可能であった。これにより、全体として、±100μm以内の基準面M1を形成することができた。
【0062】
ところで、蓄積性蛍光体シートIP、IPaは、平面状態で振動し易く、この蓄積性蛍光体シートIP、IPaが振動すると、読み取り部14との距離が周期的に変動して画像の濃度ムラが発生する場合がある。このため、蓄積性蛍光体シートIPを固定機構26を介して予め湾曲形状に強制的に変形させて保持することにより、前記蓄積性蛍光体シートIP、IPaの振動を抑えることもできる。
【0063】
また、第1および第2の実施形態では、基準面M1が蓄積性蛍光体シートIP、IPaに一体的に設けられているが、この基準面M1を装置側、すなわち、固定機構26側に設けておき、前記蓄積性蛍光体シートIP、IPaのみを着脱可能としてもよい。具体的には、蓄積性蛍光体シートIP、IPaを剥離可能な接着剤で固定したり、ねじ等で固定したり、2枚の板で挟み込んだりすることが考えられる。
【0064】
さらにまた、本発明の第1および第2の実施形態では、蓄積性蛍光体シートを水平姿勢に保持してこの蓄積性蛍光体シートに担持されている放射線画像情報の読み取り処理を行う横置きタイプの放射線画像情報記録読取装置を用いて説明したが、例えば、前記蓄積性蛍光体シートを鉛直姿勢に保持して放射線画像情報の読み取り処理を行う縦置きタイプの装置を用いてもよい。
【0065】
図9は、本発明の第3の実施形態に係る縦置きタイプの放射線画像情報記録読取装置100および前記放射線画像情報記録読取装置100を移動させるための移動装置102の概略斜視説明図である。
【0066】
放射線画像情報記録読取装置100は、前述した放射線画像情報読記録読取装置10と同様に構成されており、その詳細な説明は省略する。
【0067】
移動装置102は、天井に固定されて矢印A方向に延在する互いに平行な一組のA軸レール部材104を備え、各A軸レール部材104には、矢印A方向に進退自在なA軸自走台車106が配設される。一組のA軸自走台車106間には、矢印B方向に延在する互いに平行なB軸レール部材108の両端が固定されるとともに、前記B軸レール部材108には、矢印B方向に進退可能なB軸自走台車110が配設される。このB軸自走台車110には、鉛直下方向に向かって油圧シリンダ112が装着され、前記油圧シリンダ112から矢印C方向に延在する昇降部114の先端に、放射線画像情報記録読取装置100が装着されている。
【0068】
このように構成される第3の実施形態では、移動装置102を構成するA軸自走台車106が矢印A方向に進退動作し、B軸自走台車110が矢印B方向に進退動作し、さらに、昇降部114が矢印C方向に進退動作する。従って、放射線画像情報記録読取装置100は、互いに直交する3軸方向である矢印A方向、矢印B方向および矢印C方向に任意に移動することができ、作業性が有効に向上するという効果が得られる。
【0069】
なお、第1乃至第3の実施形態では、画像情報読取装置として放射線画像情報記録読取装置を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、別体に形成された放射線画像情報記録装置で放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートを装填して放射線画像情報の読み取りを行う装置にも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明に係る画像情報読取装置では、蓄積性蛍光体シートの画像領域において、励起系および集光系と前記蓄積性蛍光体シートとが、非接触で主方向に沿って一定距離に維持されるため、該蓄積性蛍光体シートに汚れや損傷等が発生することがなく、高精度な放射線画像情報の読み取り処理が効率的に遂行される。
【0071】
特に、蓄積性蛍光体シートを水平姿勢に配置して放射線画像情報の読み取り処理を行う際には、この蓄積性蛍光体シートに撓みが発生し易いが、励起系および集光系が前記蓄積性蛍光体シートの変形(撓み)に対応して配置されるため、前記励起系および前記集光系と前記蓄積性蛍光体シートとを一定距離に確実に維持することが可能になる。
【0072】
さらに、画像情報読取装置内に蓄積性蛍光体シートが配置された状態で、この蓄積性蛍光体シートに放射線画像情報を記録する際には、前記蓄積性蛍光体シートの撮影面とは反対の面側に読み取り部を配設することができる。これにより、画像情報読取装置全体の小型化が容易に図られるとともに、蓄積性蛍光体シートを搬送することによる劣化を阻止し、蓄積性蛍光体シートの耐久性を有効に向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置の概略構成図である。
【図2】前記放射線画像情報記録読取装置の内部構造の分解斜視図である。
【図3】前記放射線画像情報記録読取装置を構成する読み取り部の斜視図である。
【図4】前記放射線画像情報記録読取装置を構成する固定機構の要部拡大説明図である。
【図5】前記読み取り部の断面説明図である。
【図6】前記読み取り部を構成する励起系およびCCDラインセンサの斜視説明図である。
【図7】前記励起系およびCCDラインセンサの正面説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置を構成する固定機構の要部拡大説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る放射線画像情報記録読取装置および移動装置の概略斜視説明図である。
【符号の説明】
10、100…放射線画像情報記録読取装置
12…放射線記録部 14…読み取り部
16…消去光源部 18、18a…支持体層
19、19a…蛍光体層 20…放射線源
22…撮影台 26、80…固定機構
28…受け部材 30…基準板
32…調整部 42…板ばね
44…スキャナユニット 45…副走査系
46…励起系 48…集光レンズアレイ
50…CCDラインセンサ 52…スキャナヘッド
54…レーザダイオード 56…シリンドリカルミラー
58…シリンドリカルレンズ 60…プリズム
62a〜62e…CCD 64…回転駆動源
76…リニアガイド 78…蛍光灯
82…連結板 102…移動装置
IP、IPa…蓄積性蛍光体シート M1…基準面
M2…シート取り付け面 M3…スキャナヘッド取り付け面

Claims (6)

  1. 被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するとともに、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る読み取り部と、前記読み取り部と前記蓄積性蛍光体シートとを前記主方向に略直交する副方向に相対的に搬送する副走査系とを備えた画像情報読取装置であって、
    前記読み取り部は、前記主方向に並べて配置された複数のレーザダイオードからなり、前記蓄積性蛍光体シートに前記励起光を照射する励起系と、
    前記主方向に延在し、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光する集光系と、
    を備え、
    前記複数のレーザダイオードは、主方向中央が最下端位置に配置され、この最下端位置から両側に向かって鉛直方向上向きに離間するように配置されていることを特徴とする画像情報読取装置。
  2. 請求項1記載の画像情報読取装置において、
    前記複数のレーザダイオードは、前記蓄積性蛍光体シートの主方向の撓み形状に沿って形成された階段状の取り付け面に取り付けられていることを特徴とする画像情報読取装置。
  3. 請求項1記載の画像情報読取装置において、
    前記複数のレーザダイオードは、前記蓄積性蛍光体シートの主方向の撓み形状に沿って形成された湾曲形状の取り付け面に取り付けられていることを特徴とする画像情報読取装置。
  4. 請求項1記載の画像情報読取装置において、
    前記蓄積性蛍光体シートは、湾曲形状に強制的に変形させて保持されることを特徴とする画像情報読取装置。
  5. 被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するとともに、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る読み取り部と、前記読み取り部と前記蓄積性蛍光体シートとを前記主方向に略直交する副方向に相対的に搬送する副走査系とを備えた画像情報読取装置であって、
    前記読み取り部は、前記蓄積性蛍光体シートに前記励起光を照射するために前記主方向に延在する励起系と、
    前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光するために前記主方向に延在する集光系と、
    を備え、
    前記励起系および前記集光系は、前記蓄積性蛍光体シートの前記主方向の撓み形状に沿って該蓄積性蛍光体シートから一定距離の範囲内に配置され、
    さらに、前記励起系の焦点が移動して形成される仮想面に対し、一定距離の範囲内に設定された基準面が設けられるとともに、
    前記基準面に前記蓄積性蛍光体シートが密着されることを特徴とする画像情報読取装置。
  6. 被写体の放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シートに対し主方向に励起光を照射するとともに、前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る読み取り部と、前記読み取り部と前記蓄積性蛍光体シートとを前記主方向に略直交する副方向に相対的に搬送する副走査系とを備えた画像情報読取装置であって、
    前記読み取り部は、前記蓄積性蛍光体シートに前記励起光を照射するために前記主方向 に延在する励起系と、
    前記励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を集光するために前記主方向に延在する集光系と、
    を備え、
    前記励起系および前記集光系は、前記蓄積性蛍光体シートの前記主方向の撓み形状に沿って該蓄積性蛍光体シートから一定距離の範囲内に配置され、
    さらに、前記蓄積性蛍光体シートは、支持体層と蛍光体層とを備え、前記支持体層と前記蛍光体層との境界部位に基準面が設けられる一方、
    前記読み取り部を前記副方向に搬送する前記副走査系は、前記読み取り部を取り付けるための読み取り部取り付け面を設けており、
    前記読み取り部取り付け面から一定距離の範囲内にシート取り付け面が形成され、前記シート取り付け面に前記基準面が配置されることを特徴とする画像情報読取装置。
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