JP2952454B2 - 放射線画像情報記録読取方法および装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取方法および装置

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JP2952454B2
JP2952454B2 JP4311808A JP31180892A JP2952454B2 JP 2952454 B2 JP2952454 B2 JP 2952454B2 JP 4311808 A JP4311808 A JP 4311808A JP 31180892 A JP31180892 A JP 31180892A JP 2952454 B2 JP2952454 B2 JP 2952454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線画像情報記録読取
方法および装置に関し、詳細には被写体の放射線画像の
鮮鋭度および粒状性を向上させた高画質の画像を形成し
得る放射線画像情報記録読取方法および装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、
画像を再生記録することは種々の分野で行われている。
たとえば、後の画像処理に適合するように設計されたガ
ンマ値の低いフィルムを用いてX線画像を記録し、この
X線画像が記録されたフィルムからX線画像を読み取っ
て電気信号に変換し、この電気信号(画像信号)に画像
処理を施した後コピー写真等に可視像として再生するこ
とにより、コントラスト,シャープネス,粒状性等の画
質性能の良好な再生画像を得ることが行われている(特
公昭61-5193 号公報参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積
性蛍光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像記録再生システムがすでに提案されている(特開
昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-1
04645 号,同55-116340 号,同58-200269 号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0005】上記システムにおいて、前記蓄積性蛍光体
シートは通常、前記被写体を透過した放射線の進行方向
に対して垂直に配され、被写体の放射線画像情報が記録
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記放射線
画像情報記録再生システム等により得られる放射線画像
は、診断読影の観点から常に高画質化を望まれている。
【0007】この高画質化を実現するため、蓄積性蛍光
体シートの蛍光体層を厚くすることが考えられる。
【0008】具体的には、前記蓄積性蛍光体シートの蓄
積性蛍光体層の厚さを増大させることにより、この蓄積
性蛍光体層の放射線吸収量を向上させ、この蓄積性蛍光
体層に蓄積されるエネルギー量を増大させる。それによ
れば次段において照射される励起光により発光される輝
尽発光光の光量は、蓄積されたエネルギー量の増大に伴
って増大し、この輝尽発光光を集光して得られた画像信
号に基づいて再生される画像のコントラストを向上させ
て画像の粒状性を向上させることができると考えられ
る。
【0009】ところが上記厚さの増大された蓄積性蛍光
体層に励起光を照射すると、この励起光は蓄積性蛍光体
層の厚さに応じて拡散するため、この蓄積性蛍光体層の
表面において発光する輝尽発光光を集光して画像信号を
得、この画像信号に基づいて再生される画像は鮮鋭度が
低下したものとなり、画像の高画質化を実現することは
できない。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、放射線吸収量を増大させて画像の鮮鋭度および
粒状性を向上させる放射線画像情報記録読取方法および
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線画像情報
記録読取方法は、被写体を透過した放射線を蓄積性蛍光
体シートに照射して上記被写体の放射線画像情報を蓄積
記録し、この蓄積性蛍光体シートにレーザー光等の励起
光を照射して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電的に
読み取って画像信号を得る放射線画像情報記録読取方法
において、上記被写体を透過した放射線を、この放射線
の進行方向に垂直な面に対して5度以上60度以下の角度
をなすように配された蓄積性蛍光体シートに照射し、上
記読み取りによって得られた画像信号を、上記角度に応
じて補正することを特徴とするものである。
【0012】また本発明の第1の放射線画像情報記録読
取装置は、上記放射線画像情報記録読取方法を実施する
ための装置であって、支持体、この支持体に固定された
蓄積性蛍光体シート、この蓄積性蛍光体シートに被写体
を通して放射線を照射して被写体の放射線画像を記録す
る画像記録部、上記放射線画像が蓄積記録された蓄積性
蛍光体シートに照射する励起光を発する励起光源と、こ
の励起光により走査された蓄積性蛍光体シートから発せ
られた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る光電読取
手段とを有する画像読取部、上記支持体上の蓄積性蛍光
体シートに対して上記画像読取部を相対的に循環移動さ
せる移動手段、および上記画像読取が行なわれた後の蓄
積性蛍光体シートに画像記録がなされるのに先行してこ
の放射線画像変換パネル上の残存放射線エネルギーを放
出させる消去部を備えた放射線画像情報記録読取装置に
おいて、上記画像記録部において、被写体を透過した放
射線の進行方向に垂直な面に対して5度以上60度以下の
予め設定された角度をなすように蓄積性蛍光体シートを
保持するシート保持手段と、上記画像読取部において、
上記画像信号を上記予め設定された角度に応じて補正す
る補正手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】さらに本発明の第2の放射線画像情報記録
読取装置は、板状の支持体と、この支持体の表面に設け
られた放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体層
とからなる蓄積性蛍光体シート、該蓄積性蛍光体シート
に対向して配置され、該蓄積性蛍光体シートに被写体を
通して放射線を照射することにより、この蓄積性蛍光体
シートに被写体の放射線画像を記録する画像記録部、前
記放射線画像が蓄積記録された前記蓄積性蛍光体シート
を走査する励起光を発する励起光源と、この励起光によ
り走査された蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発
光光を読み取って画像信号を得る光電読取手段とを有す
る画像読取部、この画像読取部と前記蓄積性蛍光体シー
トとを相対的に往復移動させて、該画像読取部による画
像読取を繰返し行うことを可能にする往復移動手段、お
よび前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の
蓄積性蛍光体シートに画像記録がなされるのに先行して
この蓄積性蛍光体シート上の残存放射線エネルギーを放
出させる消去手段を備えた放射線画像情報記録読取装置
において、前記画像記録部において、前記被写体を透過
した放射線の進行方向に垂直な面に対して5度以上60度
以下の範囲の予め設定された角度をなすように前記蓄積
性蛍光体シートを保持するシート保持手段と、前記画像
読取部において、前記画像信号を前記予め設定された角
度に応じて補正する補正手段とを備えてなることを特徴
とするものである。
【0014】さらにまた第3の放射線画像情報記録読取
装置は、上記第2の放射線画像情報記録読取装置におい
て、前記画像記録部が前記蓄積性蛍光体シートの片面側
から該蓄積性蛍光体シート上に画像記録を行い、前記画
像読取部が前記蓄積性蛍光体シートの他面側から画像読
取を行うことを特徴とするものである。
【0015】また第4の放射線画像情報記録読取装置
は、上記第3の放射線画像情報記録読取装置において、
蓄積性蛍光体シートと前記画像読取部とのうちいずれか
一方がが固定位置に設置され、他方が上記固定位置の一
方に対して往復移動して画像読取を行うことを特徴とす
るものである。
【0016】さらにまた第5の放射線画像情報記録読取
装置は、上記蓄積性蛍光体シートを所定の循環通路に沿
って搬送する循環搬送手段、上記循環通路にあって、上
記蓄積性蛍光体シートに被写体を通して放射線を照射し
て被写体の放射線画像情報を記録する画像記録部、上記
循環通路にあって、上記放射線画像情報が蓄積記録され
た蓄積性蛍光体シートに照射する励起光を発する励起光
源と、この蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光
光を読み取って画像信号を得る光電読取手段とを有する
画像読取部、および上記循環通路にあって、上記画像読
取が行われた後の蓄積性蛍光体シートに画像記録がなさ
れるのに先行してこの蓄積性蛍光体シート上の残存放射
線エネルギーを放出させる消去部を備えた放射線画像情
報記録読取装置において、上記記録部において、上記被
写体を透過した放射線の進行方向に垂直な面に対して5
度以上60度以下の予め設定された角度をなすように蓄積
性蛍光体シートを保持するシート保持手段と、上記画像
読取部において、上記画像信号を上記予め設定された角
度に応じて補正する補正手段とを備えてなることを特徴
とするものである。
【0017】さらに上記第1から第5の放射線画像情報
記録読取装置において、前記シート保持手段の蓄積性蛍
光体シートを保持する角度が前記5度以上60度以下の範
囲で可変とされ、このシート保持手段により保持された
蓄積性蛍光体シートの上記角度を検出する傾斜量検出手
段を備え、前記補正手段が前記傾斜量検出手段により得
られた前記角度に応じて前記画像信号を補正することを
特徴とするものである。
【0018】すなわち本発明の方法および装置は、被写
体を透過した放射線の進行方向に垂直な面に対して蓄積
性蛍光体シートを傾斜させることにより、上記傾斜させ
た方向に伸長した被写体の画像をこの蓄積性蛍光体シー
トに蓄積記録させ、その後励起光を照射して、この蓄積
記録された被写体の画像を読み取って画像信号を得、こ
の画像信号に、上記傾斜させた方向に上記伸長した倍率
の逆数を乗じる補正処理を施したうえで出力することを
特徴とするものである。
【0019】ここで上記画像信号の補正とは、蓄積性蛍
光体シートを被写体を透過した放射線の進行方向に垂直
な面に対して傾斜させたことによる画像の伸長を補正す
ることを意味するものである。
【0020】また上記「放射線の進行方向に垂直な面に
対して5度以上60度以下の角度をなすように」とは、放
射線の進行方向に垂直な面をこの面内における直交する
2つの軸のうち少なくとも1つの軸を中心として5度以
上60度以下の角度をなすように回転させることを意味す
る。
【0021】
【作用および発明の効果】本発明による放射線画像情報
記録読取方法および装置によれば、放射線の進行方向に
垂直な面に対して角度θ[度]傾斜させて配された蓄積
性蛍光体シートに、空間周波数f[cycle/mm]の放射線が
照射され、それによりこのシート上には上記傾斜させた
方向に1/ cosθ倍に伸長された画像情報が蓄積記録さ
れる。
【0022】この角度θ傾斜された蓄積性蛍光体シート
の厚さdの蓄積性蛍光体層の放射線の進行方向に対する
みかけの厚さd′は、真の厚さdの1/ cosθ倍である
ため、厚さd/ cosθの蓄積性蛍光体層と実質的に同一
の放射線エネルギー吸収量を得ることができる。
【0023】次いでこの蓄積性蛍光体シートにレーザー
光等の励起光を照射し、発光された輝尽発光光をこのシ
ートの面に沿って光電的に読み取り、画像信号を得る。
【0024】このとき上述のとおりこのシートには、シ
ートを傾斜させていない場合よりも実質的に大きな放射
線エネルギーが吸収されているため輝尽発光光の光量も
増大し、得られた画像信号はコントラストの向上された
画像を再生しうるものであり、したがって再生される画
像の粒状性が向上される。
【0025】またこの画像信号は上記1/ cosθ倍に伸
長された画像情報を担うものであるから、このシートの
面に沿ってf×cos θ[cycle/mm]の空間周波数を有する
ものである。
【0026】次いでこの画像信号に、前記1/ cosθ倍
に伸長した大きさの画像をもとの大きさ(あるいは、も
との縦横比と同じ縦横比)の画像に縮小変換する補正を
行なう。
【0027】ところで上記蓄積性蛍光体シートに励起光
を照射すれば、この蓄積性蛍光体シートの蛍光体層にお
いて上記励起光が拡散し、それにより読み取られる放射
線信号にぼけを生ずる。このぼけの量は上記蓄積性蛍光
体シートが有する空間周波数fに対する光学伝達関数M
TF(Modulation Transfer Function) により定量的に
定めることができ、一般に鮮鋭度を表す尺度としても用
いられている。
【0028】すなわち上記放射線信号から得られる画像
信号の鮮鋭度はMTFにより、周波数f×cos θ[cycle
/mm]における光学伝達関数MTF(f×cos θ)で表す
ことがきる。
【0029】一方、従来から公知の上記角度θが0
[度] の場合の鮮鋭度はMTF(f)で表すことができ
る。ここで空間周波数xの関数MTF(x)は単調減少
関数であることが知られていて、またf×cos θ<fで
あるから、MTF(f)<MTF(f×cos θ)が導か
れ、シートを傾斜させることのない従来の画像情報記録
読取方法よりも画像の鮮鋭度を向上させることができ
る。
【0030】上述のように本発明の放射線画像情報記録
読取方法および装置は、再生される画像の鮮鋭度および
粒状性を向上させて高画質化を実現することができる。
【0031】なお、上記傾斜角度θが5度未満の場合は
放射線エネルギーの吸収量を増加させる効果が極めて少
なく、また60度を超える場合は、蓄積性蛍光体層の厚さ
方向に対して画像が大きく傾斜されて記録されるため、
蓄積性蛍光体層の面に沿ってこの画像を読み取れば蓄積
性蛍光体層の面から浅い部分に記録された画像と表面か
ら深い部分記録された画像とがずれて(画像が拡がっ
て)画質の低下を招く。
【0032】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について詳
細に説明する。
【0033】図1は本発明にかかる放射線画像情報記録
読取方法を実施する放射線画像情報記録読取装置の一例
を示す構成説明図である。また図2は図1に示した放射
線画像情報記録読取装置10の画像記録部12の詳細を示す
詳細図である。図示の放射線画像情報記録読取装置10
は、放射線画像を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体シート2
を所定の循環通路に沿って搬送する循環搬送手段11と、
この循環通路にあって、前記蓄積性蛍光体シート2に被
写体20を通して放射線21を照射することによりこのシー
ト2上に被写体20の放射線画像を蓄積記録する画像記録
部12と、上記循環通路にあって、上記画像記録部12にお
いて放射線画像が蓄積記録されたシート2に走査される
励起光を射出する励起光源とこの励起光により走査され
たシート2から発光された輝尽発光光を光電的に読み取
って画像信号を得る画像読取部13と、前記循環通路にあ
って、前記画像読取部13において画像読取が行なわれた
後のシート2に次の画像記録がなされるのに先行してこ
のシート2上の残存放射線エネルギーを放出させる消去
部14と、前記画像読取部13により出力された画像信号を
後述する蓄積性蛍光体シート2の傾斜角度に応じて補正
処理したうえで出力する補正処理部15とからなる。
【0034】また図2に示すように上記画像記録部12
は、搬送手段11の案内ローラ4によりこの画像記録部12
へ搬送されたシート2を挟持するとともに、このシート
2を放射線21の進行方向に垂直な面に対して角度θ(た
だし5°≦|θ|≦60°)の交角をなす位置へ傾斜さ
せるシート保持手段5と、このシート保持手段5の上記
傾斜の角度θを計測し電気信号に変換して出力する傾斜
角度検出手段3とを備えている。
【0035】次に本実施例の作用について説明する。
【0036】図2に示すように蓄積性蛍光体シート2は
搬送手段11の案内ローラ4により画像記録部12へ供給さ
れ(図2(A) 参照)、2つのシート保持手段5により挟
持され(図2(B) 参照)、放射線21の進行方向に垂直な
面Pに対してθの角度をなすように、このシート保持手
段5が矢印Xの方向に回転する(図2(C) 参照)。
【0037】ここで放射線21が被写体20を介して蓄積性
蛍光体シート2に照射され、このシート2に画像K′が
記録される。
【0038】また傾斜角度検出手段3はこの放射線照射
の際、上記シート保持手段5の上記傾斜角度θを検出
し、電気信号に変換したうえで出力する。
【0039】この出力された角度θを示す電気信号はメ
モリ45に入力され、一時的に保管される。
【0040】ところで放射線21の進行方向に垂直な面P
に対してθの角度をなす蓄積性蛍光体シート2上には図
3(A) に示す縦方向に伸長され、縦横比がL2 ′/
1 ′の画像K′が蓄積記録される。また従来の方法に
よって放射線21の進行方向に垂直な面に平行に配された
蓄積性蛍光体シートに図3(A) に示す被写体20と同一の
被写体の放射線画像を記録した場合、図3(B) に示す縦
横比がL2 /L1 の画像K(以下、原画像Kという)が
蓄積記録される。
【0041】このとき原画像Kと画像K′との縦方向の
長さL1 とL1 ′との間にはL1 ′=L1 / cosθの関
係が成立し、横方向の長さL2 とL2 ′との間にはL2
=L2 ′の関係が成立する。すなわちこの画像K′は原
画像Kに対して縦方向に1/cosθ倍に伸長した画像と
なる。
【0042】さらに上記被写体20を通過した放射線21
が、ある空間周波数f( 0<f)[cycle/mm] を有してい
て、これが上記原画像Kおよび画像K′を形成すると
き、図4(A) に示すように放射線21の進行方向に垂直な
面に配されたシート2に記録される画像Kは上記空間周
波数f[cycle/mm]を有し、一方図4(B) に示すように放
射線21の進行方向に垂直な面と角度θなすように配され
たシート2に記録される画像K′は、このシート2の主
面に沿って空間周波数f×cos θ[cycle/mm]を有するも
のである。このようにして空間周波数f×cos θの画像
K′が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート2は搬送手段
11により画像記録部12から画像読取部13へ搬送される。
【0043】図5は上記画像読取部13の詳細を示す構成
図である。搬送された蓄積性蛍光体シート2は画像読取
部13の所定位置にセットされる。セットされた蓄積性蛍
光体シート2はモータ31により駆動されるエンドレスベ
ルト32により、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一
方、レーザー光源33から発せられた励起光34はモータ35
により駆動され矢印Z方向に高速回転する回転多面鏡36
によって反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ37を
通過した後、ミラー38により光路を変えて前記シート2
に入射し前記副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢
印X方向に主走査する。この励起光34が照射されたシー
ト2の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
(画像K′)に応じた光量の輝尽発光光39が発散され、
この輝尽発光光39は光ガイド40によって集光され、光検
出器としてのフォトマルチプライヤ41によって光電的に
検出される。このフォトマルチプライヤ41から出力され
たアナログ出力信号S0 は補正処理部15の増幅器42によ
って増幅され、A/D変換器43において所定の収録スケ
ールファクタでサンプリングされてデジタル化され、画
像信号Sが得られる。
【0044】ところでこの画像読取部13において読み取
られる放射線画像K′は従来の記録読取方法により得ら
れる画像Kに対して縦方向に1/ cosθ倍伸長された画
像であるから、この伸長された画像をこのまま後段の画
像再生手段によって再生させたのでは縦方向に伸長され
た画像が出力されてしまうという不都合を生ずる。
【0045】そのため上記画像信号Sは信号変換部44に
入力され、メモリ45から入力され前記角度θの信号に応
じて前記1/ cosθ倍に伸長された方向の成分を縮小す
る補正処理がなされる。
【0046】すなわち画像K′の1/ cosθ倍に伸長し
た方向の成分に cosθを乗じて、原画像Kと同一の大き
さに縮小させる。
【0047】この補正処理により画像信号Sは、原画像
Kの縦横比と同一の縦横比の画像を担持する補正画像信
号S′に変換されて信号変換部44から出力される。
【0048】ここでこの補正画像信号S′が担う画像K
の鮮鋭度について説明する。
【0049】画像の鮮鋭度は前記空間周波数xの光学伝
達関数MTF (x) として定量的に定めることができ
る。この光学伝達関数MTF (x) は蓄積性蛍光体層ご
とに固有の伝達特性であって、本実施例の蓄積性蛍光体
層は図6の特性曲線に示す伝達特性を有する。
【0050】前述したように図5(A) に示される従来の
方法による傾斜されない蓄積性蛍光体シートには空間周
波数fの画像情報が蓄積記録されていて、この画像情報
が担う画像Kの鮮鋭度は図6に示すとおりMTF (f)
である。
【0051】一方図5(B) に示される本実施例の方法に
より角度θ傾斜された蓄積性蛍光体シートに蓄積記録さ
れた画像情報の空間周波数はf×cos θであるから、こ
の画像情報が担う画像K′の鮮鋭度はMTF (f×cos
θ) である。
【0052】5°≦|θ|≦60° において cos θ<1 であるから f×cos θ<f である。ここで上記光学伝達関数MTF (x) は単調減
少関数であるから MTF (f) <MTF (f×cos θ) が導かれる。つまり蓄積性蛍光体シートを傾斜させない
従来の方法により得られる画像の鮮鋭度に対して、この
シートを角度θ傾斜させた本発明の方法により得られる
画像の鮮鋭度が優れていることが示された。
【0053】このようにして得られた補正画像信号S′
に基づく画像を例えばレーザープリンタ等の画像再生装
置により感光フイルム等に記録すると、この記録された
画像は画像Kを用いて得られる従来の画像に対して鮮鋭
度が優れ、画質の向上を図ることができる。
【0054】また上記蓄積性蛍光体シート2の蓄積性蛍
光体層の厚さをdとし、この蓄積性蛍光体シート2が放
射線21の進行方向に垂直な面に対して傾斜角度θを有す
る場合、この蓄積性蛍光体層の放射線21の進行方向に対
する厚さd′は図7に示すとおりd/ cosθとなり放射
線21のエネルギーを吸収するために有効な蓄積性蛍光体
層の厚さが1/ cosθ倍に増大する。
【0055】そのため放射線吸収量が増大し、このシー
ト2の主面Qに沿った単位面積当りの蓄積エネルギーが
増大し、読み取り時に照射される励起光のエネルギーに
対して輝尽発光光の光量アップを図ることができ、それ
により画像のコントラスが向上されて画像の粒状性が向
上される。
【0056】さらにまた蓄積性蛍光体層に記録された微
小な画像情報ΔKは、この蓄積性蛍光体層の面Qに沿っ
て読み取られるとき、この画像情報ΔKの上面Qにおい
て発光される輝尽発光光と下面Q′において発光される
輝尽発光光との間に画像の拡がりDを生じる。この画像
の拡がりDは上記蓄積性蛍光体層の厚さdと上記傾斜角
度θとからd× tanθによって表され、画質への影響が
考えられる。
【0057】しかし蓄積性蛍光体層の厚さdの実用的な
範囲は200 μm前後、そしてこの蓄積性蛍光体層に走査
される励起光のビーム径は100 μm前後であることが一
般的であり、上記角度θを45度とするとこのときの画像
の拡がりDは200 μm× tan45°すなわち200 μmであ
る。
【0058】一方、上記励起光は上記条件のとき上記蓄
積性蛍光体層の下面Q′に到達するまでに拡散され、下
面Q′に到達したときのビーム径は1mm程度となること
が一般的である。
【0059】従って上記画像の拡がりは励起光のビーム
径の拡散に対して無視し得るものであり、画質に与える
影響も無視し得るものである。
【0060】上述したように本発明の放射線画像情報記
録読取装置によれば、蓄積性蛍光体シートを上記角度θ
傾斜させて画像記録することにより、蓄積される放射線
のエネルギーを増大させて画像の粒状性を向上させると
ともに、鮮鋭度を向上させることができ、放射線画像の
高画質化を図ることができる。
【0061】ところで本発明の放射線画像情報記録読取
装置は、上記実施例のように必ずしもシート保持手段5
がシート2を可変の角度θで保持する必要はなく、例え
ばこの角度θを予め角度θ1 (ただし5°≦|θ1 |≦
60°)に設定したシート保持手段を用い、補正処理部
15においてこの予め設定された角度θ1 から算出される
補正値cos θ1 を乗じることによって前記傾斜角度検出
手段3を具備する必要がなく、構成の簡略化や補正処理
の簡易化の観点からより実用的である。
【0062】また例えば図8に示すように、蓄積性蛍光
体シート2を放射線21の進行方向に垂直な面P内の直交
する座標軸x,yの各軸に対してそれぞれ角度θx ,θ
y 回転させるものであってもよい。
【0063】この場合上記傾斜角度θx ,θy をそれぞ
れ独立して計測し得る、2次元並列角度検出手段3′を
前記傾斜角度検出手段3の代わりに用いるかあるいは上
記x,y各軸に各別の前記傾斜角度検出手段3を用い、
計測された角度θx ,θy を電気信号に変換しメモリ45
に入力する。
【0064】一方上述のようにセットされた蓄積性蛍光
体シート2に蓄積記録される画像Kr は図3(C) に示す
ように縦方向の長さLy 、横方向の長さLx の画像であ
って、この画像Kr と原画像Kとの間にはLy =L1
cosθy 、Lx =L2 / cosθx の関係が成立する。つ
まりこの画像Kr は原画像Kに対して縦方向に1/ cos
θy 倍、横方向に1/ cosθx 倍伸長した画像となる。
【0065】以下前記実施例と同様の作用によりレーザ
ープリンタ等により感光フイルム等に出力される画像は
原画像Kを用いて得られる従来の画像に対して縦方向お
よび横方向ともに鮮鋭度が向上された画像となり、また
画像の粒状性も向上されて画質の向上を図ることができ
る。
【0066】さらに本発明の放射線画像情報記録読取装
置は、本実施例のように蓄積性蛍光体シートが所定の循
環通路を搬送されるいわゆるシート搬送型に限るもので
はなく、例えば特開昭58- 200269号公報等により開示さ
れている、蓄積性蛍光体シートがある支持体上に固定さ
れていて、この支持体上の蓄積性蛍光体シートと画像読
取部とを相対的に繰り返し移動させるように構成する、
いわゆるシート固定型の放射線画像情報記録読取装置の
実施態様を採用することもできる。このシート固定型の
放射線画像情報記録読取装置の場合、上記画像記録部
(または撮影部)を上記支持体に対して上記角度θ傾斜
させて配し、他の画像読取部および消去部を上記支持体
に対して平行となるように配設すればよい。
【0067】図9はこのシート固定型の放射線画像情報
記録読取装置による実施例を示す構成説明図である。
【0068】本実施例においては、板状の放射線透過材
料からなる固定の支持体101 の表面に蓄積性蛍光体層10
2 を積層した蓄積性蛍光体シート103 が、放射線画像蓄
積記録用に用いられる。蓄積性蛍光体シート103 は、図
示しない放射線源から射出された放射線21の進行方向に
対して垂直な面と予め設定された角度θ2 (ただし5°
≦|θ2 |≦60°)傾けて設けられている。この放射
線21は、上記放射線源と蓄積性蛍光体シート103 との間
に配される被写体20の放射線画像を、放射線透過材料製
支持体101 を通して蓄積性蛍光体層102 上に投影する。
このとき投影された放射線画像は蓄積性蛍光体層102 に
記録され、その記録された画像は、上記第1の実施例と
同様に、例えば放射線21の進行方向に対して垂直な面に
投影される画像に対して上記角度θ2 傾けられた方向の
成分が伸長されたものとされる。蓄積性蛍光体シート10
3 の蛍光体側表面に向き合う位置には、励起光を発する
励起光源106 と、この励起光源106 から発せられた励起
光を蓄積性蛍光体シート103 の幅方向に走査する光偏向
器107 、上記励起光に励起された蓄積性蛍光体層102 が
発する輝尽発光光を読取る光検出器108 およびこの光検
出器108 に上記輝尽発光光を導く光伝達手段109 が共通
のステージ(図示せず)に搭載されて設けられている。
上記光検出器108 は、例えばヘッドオン型の光電子増倍
管、光電子増幅のチャンネルプレート等であり、光伝達
手段109 によって導入された上記輝尽発光光を光電的に
検出して、この光電変換された画像信号を、上記蓄積性
蛍光体シートの傾斜角θ2 に応じて補正処理する補正処
理部115 へ出力する。
【0069】光伝達手段109 の材質、構造或いはその用
い方については、特開昭55-87970号、同56-11397号、同
56-11396号、同56-11394号、同56-11398号、同56-11395
号等に開示されているもの、方法がそのまま使用可能で
ある。蓄積性蛍光体シート103 の蛍光体側表面に対向す
る位置には、消去用光源110 が設けられ、そして前述し
たステージには、図示しない駆動装置によって図中の矢
印の方向に回転される円筒状のクリーニングローラ111
が搭載されている。上記消去用光源110 は蓄積性蛍光体
層102 に、該蛍光体の励起波長領域に含まれる光を照射
することにより、この蓄積性蛍光体層102 に蓄積されて
いる放射線エネルギーを放出させるものである。なお、
蓄積性蛍光体層102 に蓄積されている放射線エネルギー
は、例えば特開昭56-12599号に示されているように、蓄
積性蛍光体が加熱されることによっても放出され得るの
で、上記消去用光源110 は加熱手段に置き換えられても
よい。
【0070】クリーニングローラ111 は、蓄積性蛍光体
シート103 表面に接触してこの蓄積性蛍光体シート103
上を回転しながら移動するとき、該蓄積性蛍光体シート
103の蓄積性蛍光体層102 表面に付着しているゴミ、ほ
こり類を蛍光体表面から除去するものであり、必要によ
っては、静電現象を利用して上記ゴミ、ほこり類を吸着
するものに形成されてもよい。
【0071】以下、本実施例の装置の作動について説明
する。
【0072】被写体20が蓄積性蛍光体シート103 と放射
線源との間に配された後、放射線21が照射されると、蓄
積性蛍光体シート103 の蓄積性蛍光体層102 上に被写体
20の1/cos θ2 倍に伸長された放射線画像が蓄積記録
される。放射線画像の記録完了後励起光源106 が点灯さ
れ、この励起光源106 から発せられる励起光によって蓄
積性蛍光体層102 が走査される。励起光は光偏向器107
によって蓄積性蛍光体シート103 の幅方向に走査(主走
査)されるとともに、励起光源106 、光偏向器107 、光
検出器108 、光伝達手段109 、クリーニングローラ111
を固定するステージが図中の上方から蓄積性蛍光体シー
ト103 に沿って下方に移動されることによって、蓄積性
蛍光体シート103 を上下方向に走査される(副走査)。
蓄積性蛍光体層102 は、上記励起光の照射を受けると、
蓄積記録している画像情報にしたがって輝尽発光する。
この輝尽発光光は、光伝達手段109 を介して光検出器10
8に入力されて光電変換され、光検出器108 からは上記
画像情報に対応した電気的画像信号が出力される。
【0073】この画像信号は前記第1の実施例と同様に
補正処理部115 において cosθ2 を乗じられて画像の縮
小補正処理がなされたうえで出力される。
【0074】この出力された画像信号は、前記第1およ
び第2の実施例と同様の作用により画像の鮮鋭度および
粒状性が向上されている。
【0075】一方、上記の副走査のためにステージが上
方から下方に移動されるとき、このステージに搭載され
ているクリーニングローラ111 が回転される。この移動
するクリーニングローラ111 によって蓄積性蛍光体層10
2 の表面が払掃され、該表面から細かいチリ、ほこり類
が取り除かれる。画像読取が終了し、かつ蓄積性蛍光体
層102 の表面全面がクリーニングされると、光偏向器10
7 、光検出器108 等を搭載したステージは、蓄積性蛍光
体シート103 から図中上方に外れた待機位置まで戻され
る。その後、消去用光源110 が所定時間点灯されて、蓄
積性蛍光体層102 に読取り操作後に残存していた放射線
エネルギーが放出される。
【0076】したがってこの放射線画像記録によって蓄
積性蛍光体層102 上に形成されていた、読取後の放射線
画像が消去される。以上のようにしてクリーニングと画
像消去を受けた蓄積性蛍光体シート103 は、再び放射線
画像記録に使用される。
【0077】以上説明の本実施例においては、放射線画
像読取用の副走査は、励起光照射系および輝尽光読取系
を、固定された蓄積性蛍光体シート103 に対して移動さ
せることによって行なわれているが、反対に励起光照射
系および輝尽光読取系を画像読取ゾーンに固定し、蓄積
性蛍光体シートの移動によって副走査をするようにして
もよい。
【0078】図10は本発明にかかる放射線画像情報記録
読取装置の第4の実施例を示す構成説明図である。図示
の放射線画像情報記録読取装置は、上述のように蓄積性
蛍光体シートを移動させる副走査方式が用いられてい
る。この第4の実施例においては、上記第3の実施例に
おけるのと同様、放射線透過材料からなる支持体201 上
に蓄積性蛍光体層202 を積層した蓄積性蛍光体シート20
3 が用いられている。そして上記第2の実施例における
のと同様の放射線源、励起光源206 、光偏向器207 、光
検出器208 、光伝達手段209 、消去用光源210 、クリー
ニングローラ211、補正処理部215 が設けられている
が、上記第2の実施例とは異なり、上記励起光源206 、
光偏向器207 、光検出器208 、光伝達手段209 は固定さ
れて移動することがない。前記蓄積性蛍光体シート203
の両側縁は、図中上下方向に延ばされた2本のレール21
2 の中央部の溝部213 内に収容され、蓄積性蛍光体シー
ト203はこのレール212 に沿って図中上方から図示しな
い放射線源から射出された放射線21の進行方向に対して
垂直な面と予め設定された角度θ2 (ただし5°≦|θ
2 |≦60°)傾けて設けられた面に沿って下方に移動
可能となっている。そして蓄積性蛍光体シート203 は例
えばラックピニオン機構等の直線移動装置(図示せず)
によって図中上下方向に移動される。放射線源によって
被写体205 の放射線画像が記録された後、励起光が照射
されて上記放射線画像の読取が行なわれる。このとき主
走査は、上記第3の実施例におけるのと同様、光偏向器
207 によって行なわれるが、副走査は前記直線移動装置
により蓄積性蛍光体シート203 を図中下方から上方に向
けて移動されることによって行なわれる。蓄積性蛍光体
シート203 の移動時に、回転するクリーニングローラ21
1 が蓄積性蛍光体シート203に接触され、蓄積性蛍光体
シート203 がクリーニングされる。画像読取が完了し
て、蓄積性蛍光体シート203 が下方に戻された後、消去
用光源210 が点灯されて、読取が完了した放射線画像が
消去される。補正処理部215 の作用は、上記第1および
第3の実施例と同様である。
【0079】以上説明した第3および第4の実施例にお
いては、蓄積性蛍光体は放射線透過材料製の支持体上に
積層され、支持体を挾んで放射線源とは反対側に配置さ
れるようになっているが、蓄積性蛍光体シートをこのよ
うに形成することは必ずしも必要ではない。例えば蓄積
性蛍光体を支持体上に積層し、放射線源に対向させて配
置する場合には、被写体が記録体表面から退出した後に
励起光照射系、輝尽光読取系がこの蓄積性蛍光体シート
近傍に移動されて来るように形成してもよい。また、支
持体が励起光と輝尽発光光に対して透明である場合に
は、蛍光体側表面に対向する位置に放射線源を設け、支
持体側表面に対向する位置に読取装置を置くことが可能
であることは言うまでもない。
【0080】なお上記全ての実施例において傾斜角度
θ,θx ,θy ,θ1 ,θ2 はそれぞれ90度に近い角度
ほど上記鮮鋭度の増加率を大きくすることができるが、
60度を超える角度の場合は前記画像の拡がりDの増大が
著しく、また5度未満の角度の場合は上記MTFに顕著
な向上が認められず鮮鋭度向上の効果を得ることが困難
である。
【0081】さらに放射線画像情報記録読取装置に用い
られる蓄積性蛍光体シートの大型化抑制の観点から上記
傾斜角度θ,θx ,θy ,θ1 ,θ2 はそれぞれ10度以
上40度以下程度に設定することが好ましい。
【0082】本発明の放射線画像情報記録読取装置は上
記実施例の態様に限られるものではなく、例えば前述の
特開昭58-200269 号公報に示される種々の実施態様を採
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置の
一例を示す構成説明図
【図2】図1に示す放射線画像情報記録読取装置の画像
記録部の詳細を示す詳細説明図
【図3】(A) 蓄積性蛍光体シートに記録される画像K′
を示す概略図 (B) 蓄積性蛍光体シートに記録される画像Kを示す概略
図 (C) 蓄積性蛍光体シートに記録される画像Kr を示す概
略図
【図4】蓄積性蛍光体シートに記録される画像情報の空
間周波数を説明する説明図
【図5】図1に示す放射線画像情報記録読取装置の画像
読取部の詳細を示す詳細説明図
【図6】本実施例で用いられる蓄積性蛍光体層の光学伝
達特性MTFを示す特性曲線図
【図7】蓄積性蛍光体シートに記録される画像の記録状
態を示す概略図
【図8】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置の
第2の実施例の画像記録部を示す概略図
【図9】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置の
第3の実施例を示す構成説明図
【図10】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置
の第4の実施例を示す構成説明図
【符号の説明】
2,103 ,203 蓄積性蛍光体シート 3 傾斜角度検出手段 3′ 2次元並列角度検出手段 4 案内ローラ 5 シート保持手段 10 放射線画像情報記録読取装置 11 搬送手段 12 画像記録部 13 画像読取部 14 消去部 15,115 ,215 補正処理部 20 被写体 21 放射線 31 モータ 32 エンドレスベルト 33 レーザー光源 34 励起光 35 モータ 36 回転多面鏡 37 集束レンズ 38 ミラー 39 輝尽発光光 40 光ガイド 41 フォトマルチプライヤ 42 増幅器 43 A/D変換器 44 信号変換部 45 メモリ 101 ,201 支持体 102 ,202 蓄積性蛍光体層 106 ,206 励起光源 107 ,207 光偏向器 108 ,208 光検出器 109 ,209 光伝達手段 110 ,210 消去用光源 111 ,211 クリーニングローラ 212 レール 213 溝部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を透過した放射線を蓄積性蛍光体
    シートに照射することにより、前記被写体の放射線画像
    情報を前記蓄積性蛍光体シートに蓄積記録し、該蓄積性
    蛍光体シートに励起光を照射し、該照射により前記蓄積
    性蛍光体シートから発光された輝尽発光光を光電的に読
    み取って画像信号を得る放射線画像情報記録読取方法に
    おいて、 前記被写体を透過した放射線を、該放射線の進行方向に
    垂直な面に対して5度以上60度以下の角度をなすように
    配された蓄積性蛍光体シートに照射し、 前記読み取りによって得られた画像信号を、前記角度に
    応じて補正することを特徴とする放射線画像情報記録読
    取方法。
  2. 【請求項2】 支持体、 この支持体上に固定された少なくとも1つの放射線画像
    情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体シート、 該蓄積性蛍光体シートに被写体を通して放射線を照射す
    ることにより、前記蓄積性蛍光体シートに被写体の放射
    線画像を記録する画像記録部、 前記画像記録部において放射線画像が蓄積記録された前
    記蓄積性蛍光体シートに照射する励起光を発する励起光
    源と、この励起光により走査された蓄積性蛍光体シート
    から発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る
    光電読取手段とを有する画像読取部、 前記支持体と前記画像読取部とを相対的に繰り返し移動
    させて、前記支持体上の前記蓄積性蛍光体シートを前記
    画像読取部に対して相対的に循環移動させる手段、およ
    び前記画像読取部において画像読取が行なわれた後の蓄
    積性蛍光体シートに画像記録がなされるのに先行してこ
    の蓄積性蛍光体シート上の残存放射線エネルギーを放出
    させる消去部を備えた放射線画像情報記録読取装置にお
    いて、 前記画像記録部において、前記被写体を透過した放射線
    の進行方向に垂直な面に対して、5度以上60度以下の範
    囲の予め設定された角度をなすように前記支持体上の蓄
    積性蛍光体シートを保持するシート保持手段と、 前記画像読取部において、前記画像信号を前記予め設定
    された角度に応じて補正する補正手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
  3. 【請求項3】 板状の支持体と、この支持体の表面に設
    けられた放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体
    層とからなる蓄積性蛍光体シート、 該蓄積性蛍光体シートに対向して配置され、該蓄積性蛍
    光体シートに被写体を通して放射線を照射することによ
    り、この蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線画像を記
    録する画像記録部、 前記放射線画像が蓄積記録された前記蓄積性蛍光体シー
    トを走査する励起光を発する励起光源と、この励起光に
    より走査された蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽
    発光光を読み取って画像信号を得る光電読取手段とを有
    する画像読取部、 この画像読取部と前記蓄積性蛍光体シートとを相対的に
    往復移動させて、該画像読取部による画像読取を繰返し
    行うことを可能にする往復移動手段、および前記画像読
    取部において画像読取が行なわれた後の蓄積性蛍光体シ
    ートに画像記録がなされるのに先行してこの蓄積性蛍光
    体シート上の残存放射線エネルギーを放出させる消去手
    段を備えた放射線画像情報記録読取装置において、 前記画像記録部において、前記被写体を透過した放射線
    の進行方向に垂直な面に対して、5度以上60度以下の範
    囲の予め設定された角度をなすように前記蓄積性蛍光体
    シートを保持するシート保持手段と、 前記画像読取部において、前記画像信号を前記予め設定
    された角度に応じて補正する補正手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
  4. 【請求項4】 前記画像記録部が前記蓄積性蛍光体シー
    トの片面側から該蓄積性蛍光体シート上に画像記録を行
    い、前記画像読取部が前記蓄積性蛍光体シートの他面側
    から画像読取を行うことを特徴とする請求項3記載の放
    射線画像情報記録読取装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄積性蛍光体シートが固定位置に設
    置され、前記画像読取部が前記蓄積性蛍光体シートに対
    して往復移動して画像読取を行うことを特徴とする請求
    項4記載の放射線画像情報記録読取装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読取部が固定位置に設置され、
    前記蓄積性蛍光体シートが前記画像読取部に対して往復
    移動して画像読取を行うことを特徴とする請求項4記載
    の放射線画像情報記録読取装置。
  7. 【請求項7】 放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性
    蛍光体シートを所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
    送手段、 前記循環通路にあって、前記蓄積性蛍光体シートに被写
    体を通して放射線を照射することにより、該蓄積性蛍光
    体シート上に被写体の放射線画像情報を記録する画像記
    録部、 前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射線
    画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍光体シートを走
    査する励起光を発する励起光源と、この励起光により走
    査された蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光
    を読み取って画像信号を得る光電読取手段とを有する画
    像読取部、および前記循環通路にあって、前記画像読取
    部において画像読取が行われた後の蓄積性蛍光体シート
    に画像記録がなされるのに先行してこの蓄積性蛍光体シ
    ート上の残存放射線エネルギーを放出させる消去部を備
    えた放射線画像情報記録読取装置において、 前記記録部において、前記被写体を透過した放射線の進
    行方向に垂直な面に対して、5度以上60度以下の範囲の
    予め設定された角度をなすように蓄積性蛍光体シートを
    保持するシート保持手段と、 前記画像読取部において、前記画像信号を前記予め設定
    された角度に応じて補正する補正手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
  8. 【請求項8】 前記シート保持手段の前記蓄積性蛍光体
    シートを保持する角度が前記5度以上60度以下の範囲で
    可変とされ、このシート保持手段により保持された蓄積
    性蛍光体シートの上記角度を検出する傾斜量検出手段を
    備え、前記補正手段が前記傾斜量検出手段により得られ
    た前記角度に応じて前記画像信号を補正するものである
    ことを特徴とする請求項2から請求項7のうちいずれか
    1項に記載の放射線画像情報記録読取装置。
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