JPH04212947A - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents
放射線画像情報記録読取装置Info
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- JPH04212947A JPH04212947A JP2400770A JP40077090A JPH04212947A JP H04212947 A JPH04212947 A JP H04212947A JP 2400770 A JP2400770 A JP 2400770A JP 40077090 A JP40077090 A JP 40077090A JP H04212947 A JPH04212947 A JP H04212947A
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- stimulable phosphor
- phosphor sheet
- radiation
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- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 106
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を透過した放射
線を蓄積性蛍光体シートに照射してそこに該被写体の放
射線画像情報を記録(撮影)し、次いでこの記録された
放射線画像情報を読み取る放射線画像情報記録読取装置
に関し、特に詳細には、蓄積性蛍光体シートを繰り返し
使用できるようにし、また被写体で散乱した散乱線の影
響を排除して放射線画像情報を記録できるようにした放
射線画像情報記録読取装置に関するものである。
線を蓄積性蛍光体シートに照射してそこに該被写体の放
射線画像情報を記録(撮影)し、次いでこの記録された
放射線画像情報を読み取る放射線画像情報記録読取装置
に関し、特に詳細には、蓄積性蛍光体シートを繰り返し
使用できるようにし、また被写体で散乱した散乱線の影
響を排除して放射線画像情報を記録できるようにした放
射線画像情報記録読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネル
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られてお
り、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)と呼ばれている。
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネル
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られてお
り、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)と呼ばれている。
【0003】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被
写体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記
録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で
2次元的に走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝
尽発光光を光検出器により光電的に読み取って画像信号
を得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録材料
、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視像と
して出力させる放射線画像情報記録再生システムが本出
願人によりすでに提案されている。(特開昭55−12
429号、同56−11395号など。)上述の放射線
画像情報記録再生システムにおいては、蓄積性蛍光体シ
ートは最終的に画像情報を記録せず、最終的な記録媒体
あるいは表示媒体に画像を再生するために一時的に画像
情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体シー
トは繰り返し使用することができ、そのように繰返し使
用すれば極めて経済的である。
写体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記
録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で
2次元的に走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝
尽発光光を光検出器により光電的に読み取って画像信号
を得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録材料
、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視像と
して出力させる放射線画像情報記録再生システムが本出
願人によりすでに提案されている。(特開昭55−12
429号、同56−11395号など。)上述の放射線
画像情報記録再生システムにおいては、蓄積性蛍光体シ
ートは最終的に画像情報を記録せず、最終的な記録媒体
あるいは表示媒体に画像を再生するために一時的に画像
情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体シー
トは繰り返し使用することができ、そのように繰返し使
用すれば極めて経済的である。
【0004】上記のように蓄積性蛍光体シートを再使用
するには、輝尽発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体
シートに残存する放射線エネルギーを、例えば特開昭5
6−11392号、同56−12599号に示されるよ
うにシートに光や熱を照射することによって放出させて
残存放射線画像を消去し、この蓄積性蛍光体シートを再
度放射線画像記録に使用すればよい。
するには、輝尽発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体
シートに残存する放射線エネルギーを、例えば特開昭5
6−11392号、同56−12599号に示されるよ
うにシートに光や熱を照射することによって放出させて
残存放射線画像を消去し、この蓄積性蛍光体シートを再
度放射線画像記録に使用すればよい。
【0005】そこで本出願人は、放射線画像を蓄積記録
しうる蓄積性蛍光体シートと、このシートに被写体を通
して放射線を照射することにより、このシート上に被写
体の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録部と、この
画像記録部において放射線画像情報が蓄積記録されたシ
ートを走査する励起光を発する励起光源、およびこの励
起光により走査されたシートから発せられた輝尽発光光
を読み取って画像信号を得る光電読取手段からなる画像
読取部と、この画像読取部において画像読取りが行なわ
れた後のシートに次の画像記録がなされるのに先行して
、このシートに残存する放射線エネルギーを放出させる
消去部とを1つの装置に組み込み、蓄積性蛍光体シート
を繰り返し使用するようにした放射線画像情報記録読取
装置を先に提案した(特開昭63−175848 号、
同63−189855 号、同63−259540 号
など)。このような放射線画像情報記録読取装置によれ
ば、放射線画像情報の記録、読取りを連続的に能率良く
行なうことができる。
しうる蓄積性蛍光体シートと、このシートに被写体を通
して放射線を照射することにより、このシート上に被写
体の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録部と、この
画像記録部において放射線画像情報が蓄積記録されたシ
ートを走査する励起光を発する励起光源、およびこの励
起光により走査されたシートから発せられた輝尽発光光
を読み取って画像信号を得る光電読取手段からなる画像
読取部と、この画像読取部において画像読取りが行なわ
れた後のシートに次の画像記録がなされるのに先行して
、このシートに残存する放射線エネルギーを放出させる
消去部とを1つの装置に組み込み、蓄積性蛍光体シート
を繰り返し使用するようにした放射線画像情報記録読取
装置を先に提案した(特開昭63−175848 号、
同63−189855 号、同63−259540 号
など)。このような放射線画像情報記録読取装置によれ
ば、放射線画像情報の記録、読取りを連続的に能率良く
行なうことができる。
【0006】ところで、上述のように被写体を透過した
放射線を蓄積性蛍光体シート等に照射してそこに被写体
の放射線画像情報を記録する際には、被写体で散乱した
散乱線の影響が問題となる。そこで、この散乱線を除去
して放射線画像情報を記録(撮影)する試みが従来より
種々なされている。例えば特開昭60−149043
号には、線状の放射線により被写体を走査し、被写体を
透過したこの線状の放射線により蓄積性蛍光体シートを
スリット露光するようにした放射線画像情報記録方法が
示されている。
放射線を蓄積性蛍光体シート等に照射してそこに被写体
の放射線画像情報を記録する際には、被写体で散乱した
散乱線の影響が問題となる。そこで、この散乱線を除去
して放射線画像情報を記録(撮影)する試みが従来より
種々なされている。例えば特開昭60−149043
号には、線状の放射線により被写体を走査し、被写体を
透過したこの線状の放射線により蓄積性蛍光体シートを
スリット露光するようにした放射線画像情報記録方法が
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスリット
露光方法は、勿論、前述の蓄積性蛍光体シートと、画像
記録部と、画像読取部と、消去部とを備えてなる放射線
画像情報記録読取装置に適用することも可能である。本
発明はこのようなスリット露光方式を適用して散乱線を
除去して放射線画像情報を記録可能で、しかも高画質の
放射線画像を得ることができる放射線画像情報記録読取
装置を提供することを目的とするものである。
露光方法は、勿論、前述の蓄積性蛍光体シートと、画像
記録部と、画像読取部と、消去部とを備えてなる放射線
画像情報記録読取装置に適用することも可能である。本
発明はこのようなスリット露光方式を適用して散乱線を
除去して放射線画像情報を記録可能で、しかも高画質の
放射線画像を得ることができる放射線画像情報記録読取
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の放射
線画像情報記録読取装置は、前述した蓄積性蛍光体シー
トと、画像記録部と、画像読取部と、消去部とを備えて
なる放射線画像情報記録読取装置において、◆画像記録
部を、線状の放射線により被写体を走査し、被写体を透
過したこの線状の放射線により上記蓄積性蛍光体シート
をスリット露光するように構成した上で、◆さらにこの
画像記録部を、上記スリット露光時に被写体に対して蓄
積性蛍光体シートを、線状放射線の走査方向と反対方向
に相対移動させるように構成したことを特徴とするもの
である。
線画像情報記録読取装置は、前述した蓄積性蛍光体シー
トと、画像記録部と、画像読取部と、消去部とを備えて
なる放射線画像情報記録読取装置において、◆画像記録
部を、線状の放射線により被写体を走査し、被写体を透
過したこの線状の放射線により上記蓄積性蛍光体シート
をスリット露光するように構成した上で、◆さらにこの
画像記録部を、上記スリット露光時に被写体に対して蓄
積性蛍光体シートを、線状放射線の走査方向と反対方向
に相対移動させるように構成したことを特徴とするもの
である。
【0009】また本発明による第2の放射線画像情報記
録読取装置は、同じく蓄積性蛍光体シートと、画像記録
部と、画像読取部と、消去部とを備えてなる放射線画像
情報記録読取装置において、◆画像記録部を、第1の装
置と同様に蓄積性蛍光体シートをスリット露光するよう
に構成した上で、◆さらにこの画像記録部を、上記スリ
ット露光時に被写体に対して蓄積性蛍光体シートを、線
状放射線の走査方向と同方向に、この走査の速度の2倍
を超える速度で相対移動させるように構成したことを特
徴とするものである。
録読取装置は、同じく蓄積性蛍光体シートと、画像記録
部と、画像読取部と、消去部とを備えてなる放射線画像
情報記録読取装置において、◆画像記録部を、第1の装
置と同様に蓄積性蛍光体シートをスリット露光するよう
に構成した上で、◆さらにこの画像記録部を、上記スリ
ット露光時に被写体に対して蓄積性蛍光体シートを、線
状放射線の走査方向と同方向に、この走査の速度の2倍
を超える速度で相対移動させるように構成したことを特
徴とするものである。
【0010】
【作用および発明の効果】スリット露光時に、被写体に
対して蓄積性蛍光体シートを、上記第1の装置における
ように相対移動させると、被写体の透過放射線画像はこ
の蓄積性蛍光体シートに、いわば一方向に間延びした状
態で記録されることになる。そこでこの放射線画像を通
常の画像(つまり実際の被写体に対する縦、横の倍率が
相等しくて間延びしていない画像)に対するのと同じ読
取密度、励起光ビーム径等で読み取っても、上記相対移
動の方向に関しては、実際の被写体サイズに対する読取
密度や単位面積当たりの励起光エネルギーがより高くな
り、読取画像の画質が向上する。すなわち、蓄積性蛍光
体シートや画像読取系の制限で決まる分解能の制限が緩
やかになり、分解能が向上する。
対して蓄積性蛍光体シートを、上記第1の装置における
ように相対移動させると、被写体の透過放射線画像はこ
の蓄積性蛍光体シートに、いわば一方向に間延びした状
態で記録されることになる。そこでこの放射線画像を通
常の画像(つまり実際の被写体に対する縦、横の倍率が
相等しくて間延びしていない画像)に対するのと同じ読
取密度、励起光ビーム径等で読み取っても、上記相対移
動の方向に関しては、実際の被写体サイズに対する読取
密度や単位面積当たりの励起光エネルギーがより高くな
り、読取画像の画質が向上する。すなわち、蓄積性蛍光
体シートや画像読取系の制限で決まる分解能の制限が緩
やかになり、分解能が向上する。
【0011】一方第2の装置のように、被写体に対して
蓄積性蛍光体シートを、線状放射線の走査方向と同方向
に相対移動させる場合は、この移動速度が放射線走査速
度のちょうど2倍であるときに上記のような通常の画像
が記録されるので、この移動速度が放射線走査速度の2
倍を上回るようにしておくと、第1の装置におけるのと
同様に、一方向に間延びした放射線画像が記録されるこ
とになる。したがって、このようにした場合も上記と同
様にして、読取画像の画質向上が実現される。
蓄積性蛍光体シートを、線状放射線の走査方向と同方向
に相対移動させる場合は、この移動速度が放射線走査速
度のちょうど2倍であるときに上記のような通常の画像
が記録されるので、この移動速度が放射線走査速度の2
倍を上回るようにしておくと、第1の装置におけるのと
同様に、一方向に間延びした放射線画像が記録されるこ
とになる。したがって、このようにした場合も上記と同
様にして、読取画像の画質向上が実現される。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1および図2は、本発明の第1実施
例による放射線画像情報記録読取装置を示すものであり
、図1はその画像記録開始時の状態を、また図2はその
画像読取り開始時の状態を示している。
詳細に説明する。図1および図2は、本発明の第1実施
例による放射線画像情報記録読取装置を示すものであり
、図1はその画像記録開始時の状態を、また図2はその
画像読取り開始時の状態を示している。
【0013】本装置は装置本体20と、この装置本体2
0の上方に配された撮影台11と、その上方に配された
X線源等の放射線源12と、撮影台11の上下に配され
たスリット板13、14と、これらのスリット板13、
14を各々駆動する駆動手段15、16とからなる。本
装置においては上記の要素11〜16により画像記録部
10が構成されている。
0の上方に配された撮影台11と、その上方に配された
X線源等の放射線源12と、撮影台11の上下に配され
たスリット板13、14と、これらのスリット板13、
14を各々駆動する駆動手段15、16とからなる。本
装置においては上記の要素11〜16により画像記録部
10が構成されている。
【0014】スリット板13、14はそれぞれ、紙面に
垂直な方向に延びるスリット13a、14aを有する。 そしてスリット板13を駆動する駆動手段15は、一例
としてスリット板13に連結されたラック15aと、こ
のラック15aに噛合したピニオン15bと、このピニ
オン15bを回転させるパルスモータ15cとからなり
、このパルスモータ15cが正逆回転することにより、
スリット板13を図中左右方向に移動させる。スリット
板14を駆動する駆動手段16も、上記ラック15a、
ピニオン15bおよびパルスモータ15cと同様のラッ
ク16a、ピニオン16bおよびパルスモータ16cと
からなり、パルスモータ16cが正逆回転することによ
り、スリット板14を図中左右方向に移動させる。
垂直な方向に延びるスリット13a、14aを有する。 そしてスリット板13を駆動する駆動手段15は、一例
としてスリット板13に連結されたラック15aと、こ
のラック15aに噛合したピニオン15bと、このピニ
オン15bを回転させるパルスモータ15cとからなり
、このパルスモータ15cが正逆回転することにより、
スリット板13を図中左右方向に移動させる。スリット
板14を駆動する駆動手段16も、上記ラック15a、
ピニオン15bおよびパルスモータ15cと同様のラッ
ク16a、ピニオン16bおよびパルスモータ16cと
からなり、パルスモータ16cが正逆回転することによ
り、スリット板14を図中左右方向に移動させる。
【0015】本体20の筺体29内には、第1巻取り軸
22と、第2巻取り軸23とが互いに間隔をおいて平行
に配置されている。これらの巻取り軸22、23はそれ
ぞれシート送り手段としてのモータ24、25により各
々矢印A方向、B方向に回転されるようになっている。 第1巻取り軸22には、前述したように放射線画像情報
を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体シート26の一端側が巻
回されている。この蓄積性蛍光体シート26は可撓性の
支持体を用いて長尺の帯状に形成されており、その他端
は上記第2巻取り軸23に保持され、この他端側から該
第2巻取り軸23に巻き取られるようになっている。ま
た蓄積性蛍光体シート26は、両巻取り軸22、23間
のローラ27、28の間に張架されるようになっている
。なおここで、蓄積性蛍光体シート26は後述する放射
線が良好に透過する可撓性支持体が図中上側に、そして
該支持体上に担持された蓄積性蛍光体層が下側に位置す
るように配されている。
22と、第2巻取り軸23とが互いに間隔をおいて平行
に配置されている。これらの巻取り軸22、23はそれ
ぞれシート送り手段としてのモータ24、25により各
々矢印A方向、B方向に回転されるようになっている。 第1巻取り軸22には、前述したように放射線画像情報
を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体シート26の一端側が巻
回されている。この蓄積性蛍光体シート26は可撓性の
支持体を用いて長尺の帯状に形成されており、その他端
は上記第2巻取り軸23に保持され、この他端側から該
第2巻取り軸23に巻き取られるようになっている。ま
た蓄積性蛍光体シート26は、両巻取り軸22、23間
のローラ27、28の間に張架されるようになっている
。なおここで、蓄積性蛍光体シート26は後述する放射
線が良好に透過する可撓性支持体が図中上側に、そして
該支持体上に担持された蓄積性蛍光体層が下側に位置す
るように配されている。
【0016】前述した撮影台11は、上記ローラ27、
28の間に張架された蓄積性蛍光体シート26に対面す
る位置に設けられている。そして放射線源12は、この
蓄積性蛍光体シート26の張架された部分のほぼ中央に
対向する位置に設けられている。
28の間に張架された蓄積性蛍光体シート26に対面す
る位置に設けられている。そして放射線源12は、この
蓄積性蛍光体シート26の張架された部分のほぼ中央に
対向する位置に設けられている。
【0017】撮影台11上に被写体19が載置されると
放射線源12が作動され、またそれとともに、右端位置
に配されていた両スリット板13、14が前述のように
して図中左方向に移動される。この際パルスモータ15
cと16cとが互いに同期を取って駆動されることによ
り、スリット板13、14は、図1、2の方向から見て
スリット13a、14aと放射線源12の中心とが一直
線に並ぶ状態を保って移動される。それにより、スリッ
ト13aを通過した線状の放射線18により被写体19
が走査され、またこの被写体19で散乱した散乱線はス
リット板14により遮断されて、放射線源12からスリ
ット13a、14aを通過した直接放射線のみにより、
蓄積性蛍光体シート26が放射線露光される。 こうして被写体19の透過放射線画像情報が、シート2
6の蛍光体層に蓄積記録される。
放射線源12が作動され、またそれとともに、右端位置
に配されていた両スリット板13、14が前述のように
して図中左方向に移動される。この際パルスモータ15
cと16cとが互いに同期を取って駆動されることによ
り、スリット板13、14は、図1、2の方向から見て
スリット13a、14aと放射線源12の中心とが一直
線に並ぶ状態を保って移動される。それにより、スリッ
ト13aを通過した線状の放射線18により被写体19
が走査され、またこの被写体19で散乱した散乱線はス
リット板14により遮断されて、放射線源12からスリ
ット13a、14aを通過した直接放射線のみにより、
蓄積性蛍光体シート26が放射線露光される。 こうして被写体19の透過放射線画像情報が、シート2
6の蛍光体層に蓄積記録される。
【0018】なお、後述のようにして再生される放射線
画像の画質を特に著しく高める要求が無い場合は、以上
説明した放射線画像情報の記録は、蓄積性蛍光体シート
26を停止状態にしたまま行なわれる。
画像の画質を特に著しく高める要求が無い場合は、以上
説明した放射線画像情報の記録は、蓄積性蛍光体シート
26を停止状態にしたまま行なわれる。
【0019】スリット板13、14が図2の位置まで移
動して放射線画像の記録(撮影)が終了すると、シート
26に蓄積記録された画像情報の読取りが行なわれる。 以下、この画像読取りについて説明する。
動して放射線画像の記録(撮影)が終了すると、シート
26に蓄積記録された画像情報の読取りが行なわれる。 以下、この画像読取りについて説明する。
【0020】前記第2巻取り軸23に近い位置において
蓄積性蛍光体シート26の下側には、画像読取部50が
設けられている。この画像読取部50は、レーザ光源5
1、このレーザ光源51から射出された励起光としての
レーザ光52を反射偏向するポリゴンミラー等の光偏向
器53、偏向されたレーザ光52を反射してシート26
上(詳しくは前記蓄積性蛍光体層上)において1次元的
に走査させる長尺のミラー59、蓄積性蛍光体シート2
6を挟むニップローラからなり定速で回転される副走査
手段としての駆動ローラ28、レーザ光52による蓄積
性蛍光体シート26上の走査線(主走査線)に沿って受
光面が延びるように配された、光電読取手段としての長
尺光電子増倍管(フォトマルチプライヤー)54、この
長尺光電子増倍管54の受光面に光学的に接続された光
ガイド54a、および長尺光電子増倍管54に沿って配
された長尺の集光用反射ミラー55から構成されている
。
蓄積性蛍光体シート26の下側には、画像読取部50が
設けられている。この画像読取部50は、レーザ光源5
1、このレーザ光源51から射出された励起光としての
レーザ光52を反射偏向するポリゴンミラー等の光偏向
器53、偏向されたレーザ光52を反射してシート26
上(詳しくは前記蓄積性蛍光体層上)において1次元的
に走査させる長尺のミラー59、蓄積性蛍光体シート2
6を挟むニップローラからなり定速で回転される副走査
手段としての駆動ローラ28、レーザ光52による蓄積
性蛍光体シート26上の走査線(主走査線)に沿って受
光面が延びるように配された、光電読取手段としての長
尺光電子増倍管(フォトマルチプライヤー)54、この
長尺光電子増倍管54の受光面に光学的に接続された光
ガイド54a、および長尺光電子増倍管54に沿って配
された長尺の集光用反射ミラー55から構成されている
。
【0021】前述のようにして蓄積性蛍光体シート26
に被写体19の放射線画像情報が蓄積記録された後、駆
動ローラ28が回転されることにより該シート26は図
中右方に定速で搬送される。このとき第2巻取り軸23
が回転されて蓄積性蛍光体シート26は該軸23に巻き
取られる。また第1巻取り軸22側には公知の手段によ
り適度の負荷が与えられ、それにより蓄積性蛍光体シー
ト26は常に緊張した状態を維持する。シート26が搬
送されるとともに、前記レーザ光源51と光偏向器53
が作動され、レーザ光52が該シート26上を走査する
。この蓄積性蛍光体シート26の、レーザ光52の照射
を受けた箇所からは、該シート26に蓄積記録された放
射線画像情報を担う輝尽発光光56が発せられる。この
輝尽発光光56は直接、あるいは集光用反射ミラー55
において反射して光ガイド54aに入射し、効率良く長
尺光電子増倍管54によって検出される。上記のように
してレーザ光52の主走査がなされるとともに、蓄積性
蛍光体シート26が前述のように搬送されて副走査がな
され、したがって該シート26からは2次元的に前記輝
尽発光光56(すなわち放射線画像情報)が読み取られ
る。なお、光ガイド54aとフォトマルチプライヤー5
4との間には、レーザ光52をカットし、輝尽発光光5
6のみを透過するフィルタが入っている。
に被写体19の放射線画像情報が蓄積記録された後、駆
動ローラ28が回転されることにより該シート26は図
中右方に定速で搬送される。このとき第2巻取り軸23
が回転されて蓄積性蛍光体シート26は該軸23に巻き
取られる。また第1巻取り軸22側には公知の手段によ
り適度の負荷が与えられ、それにより蓄積性蛍光体シー
ト26は常に緊張した状態を維持する。シート26が搬
送されるとともに、前記レーザ光源51と光偏向器53
が作動され、レーザ光52が該シート26上を走査する
。この蓄積性蛍光体シート26の、レーザ光52の照射
を受けた箇所からは、該シート26に蓄積記録された放
射線画像情報を担う輝尽発光光56が発せられる。この
輝尽発光光56は直接、あるいは集光用反射ミラー55
において反射して光ガイド54aに入射し、効率良く長
尺光電子増倍管54によって検出される。上記のように
してレーザ光52の主走査がなされるとともに、蓄積性
蛍光体シート26が前述のように搬送されて副走査がな
され、したがって該シート26からは2次元的に前記輝
尽発光光56(すなわち放射線画像情報)が読み取られ
る。なお、光ガイド54aとフォトマルチプライヤー5
4との間には、レーザ光52をカットし、輝尽発光光5
6のみを透過するフィルタが入っている。
【0022】長尺光電子増倍管54は例えば特開昭62
−16666号に詳しい開示がなされているものであり
、そこから出力された読取画像信号Sは読取回路57に
おいて増幅、デジタル化さらには画像処理等の処理を受
けた後、図示しない画像再生装置に送られて、上記放射
線画像情報の再生に供せられる。この再生装置は、CR
T等のディスプレイ手段でもよいし、感光フィルムに光
走査記録を行なう記録装置であってもよいし、あるいは
そのために画像信号を一旦光ディスク、磁気ディスク等
の画像ファイルに記憶させる装置に置き換えられてもよ
い。
−16666号に詳しい開示がなされているものであり
、そこから出力された読取画像信号Sは読取回路57に
おいて増幅、デジタル化さらには画像処理等の処理を受
けた後、図示しない画像再生装置に送られて、上記放射
線画像情報の再生に供せられる。この再生装置は、CR
T等のディスプレイ手段でもよいし、感光フィルムに光
走査記録を行なう記録装置であってもよいし、あるいは
そのために画像信号を一旦光ディスク、磁気ディスク等
の画像ファイルに記憶させる装置に置き換えられてもよ
い。
【0023】以上説明のようにして画像読取りが終了し
た蓄積性蛍光体シート26の部分は第2巻取り軸23に
巻回され、そこに貯えられる。それとともに第1巻取り
軸22に巻回されていた蓄積性蛍光体シート26の別の
部分がローラ27、28間に張架されるようになるので
、この部分の蓄積性蛍光体シート26に前述と同様にし
て放射線画像情報を記録することができる。
た蓄積性蛍光体シート26の部分は第2巻取り軸23に
巻回され、そこに貯えられる。それとともに第1巻取り
軸22に巻回されていた蓄積性蛍光体シート26の別の
部分がローラ27、28間に張架されるようになるので
、この部分の蓄積性蛍光体シート26に前述と同様にし
て放射線画像情報を記録することができる。
【0024】このようにして蓄積性蛍光体シート26の
略全長に亘って放射線画像情報記録がなされ、第1巻取
り軸22に巻回して貯えられていたシート26がすべて
第2巻取り軸23側に送り出されてしまうと、モータ2
4が駆動され、第1巻取り軸22が矢印A方向に回転さ
れる。それにより、第2巻取り軸23に巻回されていた
画像読取り終了後の蓄積性蛍光体シート26は、すべて
第1巻取り軸22側に戻される。この際ローラ27、2
8の間に配された消去部60を蓄積性蛍光体シート26
が通過し、該シート26は画像(残像)消去を受ける。 この消去部60は一例として、張架されたシート26の
下方に配された多数の消去光源61から構成されている
。これらの消去光源61は例えば蛍光灯等からなり、蓄
積性蛍光体シート26の蓄積性蛍光体の励起波長領域の
光を主に発するものであり、該シート26が第1巻取り
軸22側に戻される際に点灯される。前記画像読取り後
に蓄積性蛍光体シート26に残存していた放射線エネル
ギーは、シート26に上記のような光が照射されること
により該シート26から放出される。
略全長に亘って放射線画像情報記録がなされ、第1巻取
り軸22に巻回して貯えられていたシート26がすべて
第2巻取り軸23側に送り出されてしまうと、モータ2
4が駆動され、第1巻取り軸22が矢印A方向に回転さ
れる。それにより、第2巻取り軸23に巻回されていた
画像読取り終了後の蓄積性蛍光体シート26は、すべて
第1巻取り軸22側に戻される。この際ローラ27、2
8の間に配された消去部60を蓄積性蛍光体シート26
が通過し、該シート26は画像(残像)消去を受ける。 この消去部60は一例として、張架されたシート26の
下方に配された多数の消去光源61から構成されている
。これらの消去光源61は例えば蛍光灯等からなり、蓄
積性蛍光体シート26の蓄積性蛍光体の励起波長領域の
光を主に発するものであり、該シート26が第1巻取り
軸22側に戻される際に点灯される。前記画像読取り後
に蓄積性蛍光体シート26に残存していた放射線エネル
ギーは、シート26に上記のような光が照射されること
により該シート26から放出される。
【0025】このようにして第1巻取り軸22には、再
び放射線画像情報の記録が可能な程度まで画像(残像)
消去がなされた蓄積性蛍光体シート26が貯えられるの
で、このシート26を用いて前述の画像記録(撮影)お
よび読取りを繰り返すことが可能となる。
び放射線画像情報の記録が可能な程度まで画像(残像)
消去がなされた蓄積性蛍光体シート26が貯えられるの
で、このシート26を用いて前述の画像記録(撮影)お
よび読取りを繰り返すことが可能となる。
【0026】上記消去光源61としては、前述の蛍光灯
の他、例えば特開昭56−11392号に示されるよう
なタングステンランプ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ
、キセノンフラッシュランプ等が任意に選択使用されう
る。また消去部60は、上記のような多数の消去光源6
1から構成する他、例えばLED(Light Em
itting Diode)を2次元的に並べたパ
ネルやEL(エレクトロ・ルミネッセンス)板等の面状
光源から構成されてもよい。
の他、例えば特開昭56−11392号に示されるよう
なタングステンランプ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ
、キセノンフラッシュランプ等が任意に選択使用されう
る。また消去部60は、上記のような多数の消去光源6
1から構成する他、例えばLED(Light Em
itting Diode)を2次元的に並べたパ
ネルやEL(エレクトロ・ルミネッセンス)板等の面状
光源から構成されてもよい。
【0027】なお本実施例においては、第1巻取り軸2
2と画像記録部10との間において、いわゆる2次消去
を行なう2次消去光源70が設けられている。この2次
消去光源70は、消去部60の消去光源61と同様の光
源からなるものであり、蓄積性蛍光体シート26が放射
線画像情報記録のために第1巻取り軸22から送り出さ
れる際、該シート26に消去光を照射する。蓄積性蛍光
体シート26が消去部60において画像(残像)消去を
受けた後、長期間使用されないで第1巻取り軸22に貯
えられていた場合等には、該シート26に、その蛍光体
に不純物として含まれるの放射性元素や、環境放射線に
よる放射線エネルギー(蓄積記録情報に対するノイズと
なる成分である)が蓄積されることがあるが、上記のよ
うに画像記録の直前に2次消去光源70から該シート2
6に消去光を照射することにより、この放射線エネルギ
ーも放出される。なお上記2次消去光は、遮光板71、
72によって遮られて、画像読取り前の蓄積性蛍光体シ
ート26に照射されないようになっている。
2と画像記録部10との間において、いわゆる2次消去
を行なう2次消去光源70が設けられている。この2次
消去光源70は、消去部60の消去光源61と同様の光
源からなるものであり、蓄積性蛍光体シート26が放射
線画像情報記録のために第1巻取り軸22から送り出さ
れる際、該シート26に消去光を照射する。蓄積性蛍光
体シート26が消去部60において画像(残像)消去を
受けた後、長期間使用されないで第1巻取り軸22に貯
えられていた場合等には、該シート26に、その蛍光体
に不純物として含まれるの放射性元素や、環境放射線に
よる放射線エネルギー(蓄積記録情報に対するノイズと
なる成分である)が蓄積されることがあるが、上記のよ
うに画像記録の直前に2次消去光源70から該シート2
6に消去光を照射することにより、この放射線エネルギ
ーも放出される。なお上記2次消去光は、遮光板71、
72によって遮られて、画像読取り前の蓄積性蛍光体シ
ート26に照射されないようになっている。
【0028】次に、特に高画質の放射線画像が望まれる
場合の画像記録について説明する。この場合もスリット
板13、14の移動は、前述の通常記録の場合と同様に
なされる。一方蓄積性蛍光体シート26は、この場合は
スリット板13、14の移動と同期を取って、それらの
移動方向つまり放射線18の走査方向と逆方向に定速で
移動される。 この蓄積性蛍光体シート26の移動は、先に述べた駆動
ローラ28および第2巻取り軸23が回転されることに
よってなされる。
場合の画像記録について説明する。この場合もスリット
板13、14の移動は、前述の通常記録の場合と同様に
なされる。一方蓄積性蛍光体シート26は、この場合は
スリット板13、14の移動と同期を取って、それらの
移動方向つまり放射線18の走査方向と逆方向に定速で
移動される。 この蓄積性蛍光体シート26の移動は、先に述べた駆動
ローラ28および第2巻取り軸23が回転されることに
よってなされる。
【0029】停止している被写体19に対して、蓄積性
蛍光体シート26が上述のように相対移動することによ
り、被写体19の放射線画像はこのシート26において
、放射線走査方向に間延びした状態で記録されるように
なる。図3はこの記録の状態を、マンモグラフィーの場
合を例にとって示している。同図(a)の乳房像M1は
、蓄積性蛍光体シート26を停止させて記録されたもの
である。一方同図(b)の乳房像M2は、蓄積性蛍光体
シート26を移動させて記録されたものであり、放射線
走査方向つまりシート長さ方向に間延びしている。この
間延びの程度は、当然、蓄積性蛍光体シート26がより
高速で移動されるほど大となる。例えば、蓄積性蛍光体
シート26上における線状放射線18の走査速度(絶対
速度)と同じ大きさの速度で蓄積性蛍光体シート26を
移動させれば、被写体19の縦方向つまりシート幅方向
の長さに対して、横方向つまりシート長さ方向の長さが
2倍に間延びすることになる。
蛍光体シート26が上述のように相対移動することによ
り、被写体19の放射線画像はこのシート26において
、放射線走査方向に間延びした状態で記録されるように
なる。図3はこの記録の状態を、マンモグラフィーの場
合を例にとって示している。同図(a)の乳房像M1は
、蓄積性蛍光体シート26を停止させて記録されたもの
である。一方同図(b)の乳房像M2は、蓄積性蛍光体
シート26を移動させて記録されたものであり、放射線
走査方向つまりシート長さ方向に間延びしている。この
間延びの程度は、当然、蓄積性蛍光体シート26がより
高速で移動されるほど大となる。例えば、蓄積性蛍光体
シート26上における線状放射線18の走査速度(絶対
速度)と同じ大きさの速度で蓄積性蛍光体シート26を
移動させれば、被写体19の縦方向つまりシート幅方向
の長さに対して、横方向つまりシート長さ方向の長さが
2倍に間延びすることになる。
【0030】上述のように一方向に間延びして記録され
た放射線画像情報を読み取る際には、まず駆動ローラ2
8が画像記録時とは反対方向に同量回転され、蓄積性蛍
光体シート26は画像記録開始時の位置に戻される。次
いで放射線画像情報の読取りがなされるが、この読取処
理は、副走査量を長く設定する以外は、前述の通常記録
画像を読み取る場合と基本的に同様にしてなされる。つ
まり読取密度や、励起光強度、励起光ビーム径等はすべ
て常に同じに設定される。このようにしても、間延びし
ている方向に関しては、実際の被写体サイズに対する読
取密度や単位面積当たりの励起光エネルギーがより高く
なり、読取画像の画質が向上する。
た放射線画像情報を読み取る際には、まず駆動ローラ2
8が画像記録時とは反対方向に同量回転され、蓄積性蛍
光体シート26は画像記録開始時の位置に戻される。次
いで放射線画像情報の読取りがなされるが、この読取処
理は、副走査量を長く設定する以外は、前述の通常記録
画像を読み取る場合と基本的に同様にしてなされる。つ
まり読取密度や、励起光強度、励起光ビーム径等はすべ
て常に同じに設定される。このようにしても、間延びし
ている方向に関しては、実際の被写体サイズに対する読
取密度や単位面積当たりの励起光エネルギーがより高く
なり、読取画像の画質が向上する。
【0031】この場合の読取処理によって得られた読取
画像信号Sは、読取回路57において前記と同様に増幅
、デジタル化等の処理を受けた後、副走査方向に並ぶい
くつかの画素についての画像信号を平均化する等により
、実際の被写体19に対するこの方向の倍率が主走査方
向のそれと相等しくなるように縮小化処理される。次い
でこの読取画像信号Sに基づいて、前記と同様に光走査
記録装置等により放射線画像が再生されるが、その再生
画像は副走査方向については特に分解能が高くて、診断
性能に優れたものとなる。
画像信号Sは、読取回路57において前記と同様に増幅
、デジタル化等の処理を受けた後、副走査方向に並ぶい
くつかの画素についての画像信号を平均化する等により
、実際の被写体19に対するこの方向の倍率が主走査方
向のそれと相等しくなるように縮小化処理される。次い
でこの読取画像信号Sに基づいて、前記と同様に光走査
記録装置等により放射線画像が再生されるが、その再生
画像は副走査方向については特に分解能が高くて、診断
性能に優れたものとなる。
【0032】なお、読取画像信号Sを上記のような縮小
化処理にはかけないで、主走査方向と副走査方向との記
録密度が相異なる記録装置に送ることにより、再生放射
線画像の主、副走査方向の倍率を揃えることも可能であ
る。
化処理にはかけないで、主走査方向と副走査方向との記
録密度が相異なる記録装置に送ることにより、再生放射
線画像の主、副走査方向の倍率を揃えることも可能であ
る。
【0033】また、上記実施例の装置とは反対に、スリ
ット板13、14の移動方向とは同方向に蓄積性蛍光体
シート26を移動させることにより、間延びした放射線
画像を記録することもできる。すなわちその場合は、前
述した通り、蓄積性蛍光体シート26上における線状放
射線18の走査速度(絶対速度)の2倍を超える速度で
蓄積性蛍光体シート26を移動させればよい。図1、図
2の装置をそのように変更するためには、スリット板1
3、14をまず図2に示される位置に設定し、図中右方
に移動させながらスリット露光を行なうようにし、そし
て蓄積性蛍光体シート26も図中右方に移動させるよう
に構成すればよい。
ット板13、14の移動方向とは同方向に蓄積性蛍光体
シート26を移動させることにより、間延びした放射線
画像を記録することもできる。すなわちその場合は、前
述した通り、蓄積性蛍光体シート26上における線状放
射線18の走査速度(絶対速度)の2倍を超える速度で
蓄積性蛍光体シート26を移動させればよい。図1、図
2の装置をそのように変更するためには、スリット板1
3、14をまず図2に示される位置に設定し、図中右方
に移動させながらスリット露光を行なうようにし、そし
て蓄積性蛍光体シート26も図中右方に移動させるよう
に構成すればよい。
【0034】次に、図4を参照して本発明の別の実施例
について説明する。図においてはこの実施例装置の主要
部のみを示してあり、図示以外の部分は第1実施例の装
置と基本的に同様に形成されている。この装置において
、スリット板13、14は図中左右方向にスリットが延
びるように配され、スリット露光に際しては紙面に垂直
な方向に移動される。そして蓄積性蛍光体シート26は
、スリット板13、14に対して図示のように傾けて配
されている。
について説明する。図においてはこの実施例装置の主要
部のみを示してあり、図示以外の部分は第1実施例の装
置と基本的に同様に形成されている。この装置において
、スリット板13、14は図中左右方向にスリットが延
びるように配され、スリット露光に際しては紙面に垂直
な方向に移動される。そして蓄積性蛍光体シート26は
、スリット板13、14に対して図示のように傾けて配
されている。
【0035】上記構成においても、スリット露光時に蓄
積性蛍光体シート26が紙面に垂直な方向(副走査方向
)に移動され、この方向に間延びした放射線画像が該シ
ート26に記録される。また本装置においては、蓄積性
蛍光体シート26が上述のように傾けて配されているの
で、放射線画像は主走査方向にも間延びした状態で記録
されるようになる。こうすることにより、縦、横双方向
について画質の向上した放射線画像を記録可能となる。
積性蛍光体シート26が紙面に垂直な方向(副走査方向
)に移動され、この方向に間延びした放射線画像が該シ
ート26に記録される。また本装置においては、蓄積性
蛍光体シート26が上述のように傾けて配されているの
で、放射線画像は主走査方向にも間延びした状態で記録
されるようになる。こうすることにより、縦、横双方向
について画質の向上した放射線画像を記録可能となる。
【0036】また、蓄積性蛍光体シート26をスリット
板13、14に対して平行に配置した上で、放射線走査
方向に対して45°の角度をなす方向に蓄積性蛍光体シ
ート26を移動させることにより、縦、横双方向に間延
びした放射線画像を記録することも可能である。
板13、14に対して平行に配置した上で、放射線走査
方向に対して45°の角度をなす方向に蓄積性蛍光体シ
ート26を移動させることにより、縦、横双方向に間延
びした放射線画像を記録することも可能である。
【0037】なお以上説明した2つの実施例においては
、被写体19が固定のまま放射線画像情報が記録される
ようになっているが、スリット板13、14を固定とし
て、被写体19および蓄積性蛍光体シート26を移動さ
せるようにしてもよい。さらには、スリット板13、1
4を移動させるとともに、被写体19および蓄積性蛍光
体シート26を移動させるようにしても構わない。その
ようにする場合でも、被写体19に対して蓄積性蛍光体
シート26を相対移動させることにより、この移動の方
向に間延びした放射線画像を記録することができる。
、被写体19が固定のまま放射線画像情報が記録される
ようになっているが、スリット板13、14を固定とし
て、被写体19および蓄積性蛍光体シート26を移動さ
せるようにしてもよい。さらには、スリット板13、1
4を移動させるとともに、被写体19および蓄積性蛍光
体シート26を移動させるようにしても構わない。その
ようにする場合でも、被写体19に対して蓄積性蛍光体
シート26を相対移動させることにより、この移動の方
向に間延びした放射線画像を記録することができる。
【0038】また、蓄積性蛍光体シートを移動させなが
ら放射線画像情報を記録するためには、以上述べた実施
例のようにする他、例えば特開昭64−6939号に示
されるように、エンドレスベルトタイプの蓄積性蛍光体
シートを回転させながら画像記録を行なう手法等を用い
ることができる。またスリット露光時に装置内で蓄積性
蛍光体シートを移動させる他、図1および2の装置なら
ば、装置本体20を全体的に移動させることによって蓄
積性蛍光体シートを移動させてもよい。
ら放射線画像情報を記録するためには、以上述べた実施
例のようにする他、例えば特開昭64−6939号に示
されるように、エンドレスベルトタイプの蓄積性蛍光体
シートを回転させながら画像記録を行なう手法等を用い
ることができる。またスリット露光時に装置内で蓄積性
蛍光体シートを移動させる他、図1および2の装置なら
ば、装置本体20を全体的に移動させることによって蓄
積性蛍光体シートを移動させてもよい。
【図1】本発明の第1実施例による放射線画像情報記録
読取装置の、画像記録開始時の状態を示す一部破断正面
図
読取装置の、画像記録開始時の状態を示す一部破断正面
図
【図2】上記第1実施例装置の、画像読取り開始時の状
態を示す一部破断正面図
態を示す一部破断正面図
【図3】上記第1実施例装置における画像記録状態を示
す概略図
す概略図
【図4】本発明の第2実施例の放射線画像情報記録読取
装置を示す概略側面図
装置を示す概略側面図
10 画像記録部
11 撮影台
12 放射線源
13、14 スリット板
15、16 スリット板駆動手段18 放
射線 19 被写体 20 装置本体 22 第1巻取り軸 23 第2巻取り軸 24、25 モータ 26 蓄積性蛍光体シート 27 ローラ 28 駆動ローラ 50 画像読取部 51 レーザ光源 52 レーザ光 53 光偏向器 54 光電子増倍管 56 輝尽発光光 57 読取回路 60 消去部 61 消去光源
射線 19 被写体 20 装置本体 22 第1巻取り軸 23 第2巻取り軸 24、25 モータ 26 蓄積性蛍光体シート 27 ローラ 28 駆動ローラ 50 画像読取部 51 レーザ光源 52 レーザ光 53 光偏向器 54 光電子増倍管 56 輝尽発光光 57 読取回路 60 消去部 61 消去光源
Claims (2)
- 【請求項1】 蓄積性蛍光体シートと、線状の放射線
により被写体を走査し、被写体を透過したこの線状の放
射線により前記蓄積性蛍光体シートをスリット露光する
画像記録部と、前記放射線の照射により被写体の放射線
画像情報を蓄積記録した前記蓄積性蛍光体シートに励起
光を走査させる励起光照射手段、およびこの励起光の走
査により前記蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発
光光を光電的に検出する光電読取手段を含む画像読取部
と、この読取部により前記輝尽発光光の検出がなされた
蓄積性蛍光体シートに次の放射線画像記録がなされるの
に先行して該シートから、そこに残存している放射線エ
ネルギーを放出させる消去部とを備え、前記画像記録部
が、前記スリット露光時に被写体に対して蓄積性蛍光体
シートを、線状放射線の走査方向と反対方向に相対移動
させるように構成されたことを特徴とする放射線画像情
報記録読取装置。 - 【請求項2】 蓄積性蛍光体シートと、線状の放射線
により被写体を走査し、被写体を透過したこの線状の放
射線により前記蓄積性蛍光体シートをスリット露光する
画像記録部と、前記放射線の照射により被写体の放射線
画像情報を蓄積記録した前記蓄積性蛍光体シートに励起
光を走査させる励起光照射手段、およびこの励起光の走
査により前記蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発
光光を光電的に検出する光電読取手段を含む画像読取部
と、この読取部により前記輝尽発光光の検出がなされた
蓄積性蛍光体シートに次の放射線画像記録がなされるの
に先行して該シートから、そこに残存している放射線エ
ネルギーを放出させる消去部とを備え、前記画像記録部
が、前記スリット露光時に被写体に対して蓄積性蛍光体
シートを、線状放射線の走査方向と同方向に、この走査
の速度の2倍を超える速度で相対移動させるように構成
されたことを特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400770A JPH04212947A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400770A JPH04212947A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212947A true JPH04212947A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=18510650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2400770A Withdrawn JPH04212947A (ja) | 1990-12-07 | 1990-12-07 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04212947A (ja) |
-
1990
- 1990-12-07 JP JP2400770A patent/JPH04212947A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |