JP2702618B2 - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents
放射線画像情報記録読取装置Info
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- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体の放射線画像情
報を蓄積性蛍光体シートに記録し、この画像情報を読み
取って画像信号とする放射線画像情報記録読取装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】近年、蓄積性蛍光体を利用して、人体等
の被写体の放射線画像情報を一旦この蓄積性蛍光体のシ
ートに蓄積記録し、これを励起光で走査して輝尽発光せ
しめ、この輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を
得、この画像信号を処理して診断適正のよい被写体の放
射線画像を得る放射線画像情報記録再生システムが提案
されている(特開昭55−12429号、同56−11
395号、同55−163472号、同56−1046
45号、同55−116340号等参照)。 【0003】このシステムにおいて、最終的な画像はハ
ードコピーとして再生したものでもよいし、CRT上に
可視像として再生したものでもよい。とにかく、このよ
うな放射線画像情報記録再生システムにおいては、蓄積
性蛍光体シートは最終的に画像情報を記録せず、上記の
ような最終的な記録媒体に画像を与えるために一時的に
画像情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体
シートは繰り返し使用するようにしてもよく、またその
ように繰り返し使用すれば極めて経済的である。なお、
このように蓄積性蛍光体シートを再使用するには、輝尽
発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体シートに残存す
る放射線エネルギを、例えば、特開昭56−11392
号、同56−12599号に示されるような方法によっ
て放出させて残存放射線画像情報を消去し、この蓄積性
蛍光体シートを再度放射線画像記録用に使用するように
すればよい。 【0004】上記観点に基づき、被写体の放射線画像情
報を蓄積性蛍光体シートに記録する記録部と、蓄積記録
された放射線画像情報を読み取る読取部と、画像読み取
りが行われた後のシート上の残存放射線エネルギを放出
させる消去部とが備えられた放射線画像情報記録読取装
置が提案されている(特公平3−16007号等参
照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体の撮
影状態には、例えば、立位状態および臥位状態があるた
め、これらの状態に夫々対応した装置が必要である。し
かしながら、この装置は、比較的大型で、且つ、高価で
あるため、各撮影状態に対応すべく複数の装置を準備す
ることは、ユーザにとって負担が極めて大きなものとな
ってしまう。 【0006】本発明は、この種の問題に鑑みなされたも
のであり、被写体の種々の撮影状態に対応することので
きる放射線画像情報記録読取装置を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記の目的を解決するた
めに、本発明は、蓄積性蛍光体シートを収納し、前記蓄
積性蛍光体シートに対して被写体の放射線画像情報を蓄
積記録する記録部と、蓄積性蛍光体シートに励起光を照
射することで得られる輝尽発光光を読み取り、前記被写
体の放射線画像情報に係る画像信号を生成する読取部
と、読み取りの行われた後の蓄積性蛍光体シート上の残
存放射線エネルギを放出させる消去部と、前記蓄積性蛍
光体シートを記録部、読取部および消去部間において循
環搬送する搬送系とを備え、前記読取部が固定され、前
記記録部が少なくとも水平状態と垂直状態との間におい
て偏位自在に構成されることを特徴とする。 【0008】 【作用】本発明の放射線画像情報記録読取装置では、臥
位状態の被写体の撮影を行う場合には記録部を水平状態
に設定し、この記録部に蓄積性蛍光体シートを収納して
その上に被写体を載置する。そして、この状態において
撮影を行った後、前記蓄積性蛍光体シートを搬送系によ
って読取部まで搬送して蓄積された放射線画像情報を読
み取る。次いで、消去部において残存する放射線エネル
ギを放出させた後、再び、蓄積性蛍光体シートを前記記
録部に収納する。一方、立位状態の被写体の撮影を行う
場合には記録部を垂直状態に設定し、この記録部に対し
て被写体を位置決めした後、前記と同様にして撮影、読
み取りおよび消去を行う。このように、一台の放射線画
像情報記録読取装置によって臥位状態の被写体および立
位状態の被写体の双方の撮影を行うことができる。 【0009】 【実施例】本発明に係る放射線画像情報記録読取装置に
ついて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。 【0010】図1乃至図3において、参照符号10は、
本実施例に係る放射線画像情報記録読取装置を示す。こ
の放射線画像情報記録読取装置10は、放射線源12か
ら射出される放射線によって被写体Mの放射線透過像を
蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録する記録部14と、
前記放射線透過像の記録された蓄積性蛍光体シートIP
に励起光を照射することで得られる輝尽発光光を読み取
り、前記放射線透過像に係る画像信号を生成する読取部
16と、画像読み取りが行われた後の蓄積性蛍光体シー
トIP上の残存放射線エネルギを放出させる消去部18
と、前記消去部18および前記記録部14間において蓄
積性蛍光体シートIPを一時的に待機させる待機部20
と、ローラおよびベルトによって構成され、記録部1
4、読取部16、消去部18、待機部20を連結する搬
送系22とを備える。なお、読取部16、消去部18、
待機部20および搬送系22は、ケーシング24によっ
て囲繞されている。 【0011】記録部14は、蓄積性蛍光体シートIPの
収納される収納部26を有した長尺な撮影台28からな
り、この撮影台28は、通常、ケーシング24の上面部
に配設される。撮影台28は、その端部が支軸30によ
って前記ケーシング24の上端部に軸着している。従っ
て、撮影台28は、図2および図3に示すように、水平
状態および垂直状態間で前記支軸30を中心として回動
偏位可能に構成される。また、撮影台28の前記端部と
ケーシング24との間には、ベローズ32a、32bが
設けられており、これによってケーシング24の内部が
外部に露出することを防止している。これらのベローズ
32a、32bによって囲繞される空間部には、前記支
軸30に軸着するローラ34が配設されるとともに、こ
のローラ34の前後にニップローラ35a、35bが配
設される。そして、これらによって、蓄積性蛍光体シー
トIPの記録部14および待機部20間の搬送が行われ
る。ここで、ニップローラ35a、35b間には、押さ
えベルト37が張架されており、この押さえベルト37
は、アイドルプーリ39aと、スプリング41によって
常時引張されるテンションプーリ39bにより緊張状態
が維持されている。一方、撮影台28の両側部には、立
位状態における撮影台28を支持するための支持機構3
6a、36bが設けられる。この支持機構36a、36
bは、一端が撮影台28の側部に支軸38によって軸着
され、他端がケーシング24の上部側部に沿って設けら
れたガイド溝40に係合するねじ部材42を介して前記
ケーシング24に取着される支持アーム44によって構
成される。この場合、前記ねじ部材42は、ガイド溝4
0に沿って移動自在であり、また、このねじ部材42を
ケーシング24に対して締め付けることにより支持アー
ム44をガイド溝40の任意の箇所で固定することが可
能に構成されている。 【0012】読取部16は、一対のニップローラ46
a、46b間の蓄積性蛍光体シートIPに対して走査光
としてのレーザビームLを照射する光学ユニット48
と、前記蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録された放射
線画像情報をレーザビームLによる輝尽発光光として光
ガイド50を介して読み取るフォトマルチプライヤ52
とを備えている。 【0013】消去部18は、蛍光灯等の消去用光源54
を備え、この消去用光源54からの消去光によって蓄積
性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギの消去が
行われる。 【0014】なお、以上のように構成される放射線画像
情報記録読取装置10の側部には、立位状態での撮影の
ために被写体Mの高さ調整を行う昇降台56が必要に応
じて設けられる。 【0015】次に、このように構成された放射線画像情
報記録読取装置10の動作について説明する。 【0016】先ず、臥位状態で被写体Mの放射線透過像
を撮影する場合について説明する。 【0017】この場合、図1および図2に示すように、
記録部14を構成する撮影台28を水平状態に設定し、
この撮影台28上に被写体Mを横臥させ、その上部に放
射線源12を配置する。次いで、搬送系22を駆動する
ことにより、待機部20にある蓄積性蛍光体シートIP
を撮影台28の収納部26に収納する。すなわち、蓄積
性蛍光体シートIPは、搬送系22の作用下に、ニップ
ローラ35b、ローラ34およびニップローラ35aを
介して待機部20に収納される。 【0018】前記の状態において、放射線源12より放
射線を被写体Mに対して照射し、その透過像を記録部1
4の蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録する。放射線透
過像の記録された蓄積性蛍光体シートIPは、ニップロ
ーラ35a、35bおよび搬送系22の作用下に待機部
20を介して読取部16まで搬送される。読取部16で
は、前記蓄積性蛍光体シートIPがニップローラ46
a、46bによってニップされた状態で副走査搬送さ
れ、その間、光学ユニット48からのレーザビームLが
主走査方向に照射される。これによって、蓄積性蛍光体
シートIPから得られた輝尽発光光は、光ガイド50を
介してフォトマルチプライヤ52に導かれ、電気信号に
変換される。この電気信号は、被写体Mの放射線画像情
報としてメモリに記憶され、あるいは、必要に応じて他
の画像出力装置に転送される。 【0019】一方、画像情報の読み取られた蓄積性蛍光
体シートIPは、搬送系22の作用下に消去部18まで
搬送された後、消去用光源54により残存放射線画像情
報の消去が行われ、さらに搬送系22を介して待機部2
0まで搬送され、次の撮影のための待機状態となる。 【0020】次に、立位状態で被写体Mの放射線透過像
を撮影する場合について説明する。 【0021】先ず、記録部14の撮影台28を支軸30
を中心として回動偏位させる。この場合、支持機構36
a、36bを構成する支持アーム44の端部は、放射線
画像情報記録読取装置10のケーシング24に設けたガ
イド溝40に沿って移動する。そして、撮影台28が垂
直状態となった時点において、支持アーム44の端部の
ねじ部材42を締め付け、これによって前記撮影台28
が立位状態に固定される(図3参照)。この際、ニップ
ローラ35aは、テンションプーリ39bによってニッ
プローラ35b側に引張されることで、その配置がロー
ラ34の近傍に維持されている。 【0022】そこで、この撮影台28の前面に被写体M
を位置決めするとともに、放射線源12を図3に示すよ
うに配置する。なお、前記被写体Mの位置決めに際し、
必要に応じて昇降台56の高さ調整を行う。 【0023】以上のようにして設定をおこなった後、前
記の臥位状態の場合と同様にして、撮影、読み取り等の
作業を行う。 【0024】このように、本実施例では、1台の放射線
画像情報記録読取装置10によって臥位状態および立位
状態の撮影を行うことができる。なお、撮影台28の傾
斜角度を調整することにより、水平状態や垂直状態のみ
ならず、任意の角度での撮影も可能である。 【0025】 【発明の効果】本発明に係る放射線画像情報記録読取装
置によれば、記録部を撮影状態に応じた傾斜角度に設定
することができるため、1台の放射線画像情報記録読取
装置によって、例えば、臥位状態での撮影および立位状
態での撮影を行うことができる。従って、ユーザにおけ
るコスト削減を容易に実現することができ、また、設置
スペースの増大といった問題を回避することも可能とな
る。
報を蓄積性蛍光体シートに記録し、この画像情報を読み
取って画像信号とする放射線画像情報記録読取装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】近年、蓄積性蛍光体を利用して、人体等
の被写体の放射線画像情報を一旦この蓄積性蛍光体のシ
ートに蓄積記録し、これを励起光で走査して輝尽発光せ
しめ、この輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を
得、この画像信号を処理して診断適正のよい被写体の放
射線画像を得る放射線画像情報記録再生システムが提案
されている(特開昭55−12429号、同56−11
395号、同55−163472号、同56−1046
45号、同55−116340号等参照)。 【0003】このシステムにおいて、最終的な画像はハ
ードコピーとして再生したものでもよいし、CRT上に
可視像として再生したものでもよい。とにかく、このよ
うな放射線画像情報記録再生システムにおいては、蓄積
性蛍光体シートは最終的に画像情報を記録せず、上記の
ような最終的な記録媒体に画像を与えるために一時的に
画像情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体
シートは繰り返し使用するようにしてもよく、またその
ように繰り返し使用すれば極めて経済的である。なお、
このように蓄積性蛍光体シートを再使用するには、輝尽
発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体シートに残存す
る放射線エネルギを、例えば、特開昭56−11392
号、同56−12599号に示されるような方法によっ
て放出させて残存放射線画像情報を消去し、この蓄積性
蛍光体シートを再度放射線画像記録用に使用するように
すればよい。 【0004】上記観点に基づき、被写体の放射線画像情
報を蓄積性蛍光体シートに記録する記録部と、蓄積記録
された放射線画像情報を読み取る読取部と、画像読み取
りが行われた後のシート上の残存放射線エネルギを放出
させる消去部とが備えられた放射線画像情報記録読取装
置が提案されている(特公平3−16007号等参
照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体の撮
影状態には、例えば、立位状態および臥位状態があるた
め、これらの状態に夫々対応した装置が必要である。し
かしながら、この装置は、比較的大型で、且つ、高価で
あるため、各撮影状態に対応すべく複数の装置を準備す
ることは、ユーザにとって負担が極めて大きなものとな
ってしまう。 【0006】本発明は、この種の問題に鑑みなされたも
のであり、被写体の種々の撮影状態に対応することので
きる放射線画像情報記録読取装置を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記の目的を解決するた
めに、本発明は、蓄積性蛍光体シートを収納し、前記蓄
積性蛍光体シートに対して被写体の放射線画像情報を蓄
積記録する記録部と、蓄積性蛍光体シートに励起光を照
射することで得られる輝尽発光光を読み取り、前記被写
体の放射線画像情報に係る画像信号を生成する読取部
と、読み取りの行われた後の蓄積性蛍光体シート上の残
存放射線エネルギを放出させる消去部と、前記蓄積性蛍
光体シートを記録部、読取部および消去部間において循
環搬送する搬送系とを備え、前記読取部が固定され、前
記記録部が少なくとも水平状態と垂直状態との間におい
て偏位自在に構成されることを特徴とする。 【0008】 【作用】本発明の放射線画像情報記録読取装置では、臥
位状態の被写体の撮影を行う場合には記録部を水平状態
に設定し、この記録部に蓄積性蛍光体シートを収納して
その上に被写体を載置する。そして、この状態において
撮影を行った後、前記蓄積性蛍光体シートを搬送系によ
って読取部まで搬送して蓄積された放射線画像情報を読
み取る。次いで、消去部において残存する放射線エネル
ギを放出させた後、再び、蓄積性蛍光体シートを前記記
録部に収納する。一方、立位状態の被写体の撮影を行う
場合には記録部を垂直状態に設定し、この記録部に対し
て被写体を位置決めした後、前記と同様にして撮影、読
み取りおよび消去を行う。このように、一台の放射線画
像情報記録読取装置によって臥位状態の被写体および立
位状態の被写体の双方の撮影を行うことができる。 【0009】 【実施例】本発明に係る放射線画像情報記録読取装置に
ついて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。 【0010】図1乃至図3において、参照符号10は、
本実施例に係る放射線画像情報記録読取装置を示す。こ
の放射線画像情報記録読取装置10は、放射線源12か
ら射出される放射線によって被写体Mの放射線透過像を
蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録する記録部14と、
前記放射線透過像の記録された蓄積性蛍光体シートIP
に励起光を照射することで得られる輝尽発光光を読み取
り、前記放射線透過像に係る画像信号を生成する読取部
16と、画像読み取りが行われた後の蓄積性蛍光体シー
トIP上の残存放射線エネルギを放出させる消去部18
と、前記消去部18および前記記録部14間において蓄
積性蛍光体シートIPを一時的に待機させる待機部20
と、ローラおよびベルトによって構成され、記録部1
4、読取部16、消去部18、待機部20を連結する搬
送系22とを備える。なお、読取部16、消去部18、
待機部20および搬送系22は、ケーシング24によっ
て囲繞されている。 【0011】記録部14は、蓄積性蛍光体シートIPの
収納される収納部26を有した長尺な撮影台28からな
り、この撮影台28は、通常、ケーシング24の上面部
に配設される。撮影台28は、その端部が支軸30によ
って前記ケーシング24の上端部に軸着している。従っ
て、撮影台28は、図2および図3に示すように、水平
状態および垂直状態間で前記支軸30を中心として回動
偏位可能に構成される。また、撮影台28の前記端部と
ケーシング24との間には、ベローズ32a、32bが
設けられており、これによってケーシング24の内部が
外部に露出することを防止している。これらのベローズ
32a、32bによって囲繞される空間部には、前記支
軸30に軸着するローラ34が配設されるとともに、こ
のローラ34の前後にニップローラ35a、35bが配
設される。そして、これらによって、蓄積性蛍光体シー
トIPの記録部14および待機部20間の搬送が行われ
る。ここで、ニップローラ35a、35b間には、押さ
えベルト37が張架されており、この押さえベルト37
は、アイドルプーリ39aと、スプリング41によって
常時引張されるテンションプーリ39bにより緊張状態
が維持されている。一方、撮影台28の両側部には、立
位状態における撮影台28を支持するための支持機構3
6a、36bが設けられる。この支持機構36a、36
bは、一端が撮影台28の側部に支軸38によって軸着
され、他端がケーシング24の上部側部に沿って設けら
れたガイド溝40に係合するねじ部材42を介して前記
ケーシング24に取着される支持アーム44によって構
成される。この場合、前記ねじ部材42は、ガイド溝4
0に沿って移動自在であり、また、このねじ部材42を
ケーシング24に対して締め付けることにより支持アー
ム44をガイド溝40の任意の箇所で固定することが可
能に構成されている。 【0012】読取部16は、一対のニップローラ46
a、46b間の蓄積性蛍光体シートIPに対して走査光
としてのレーザビームLを照射する光学ユニット48
と、前記蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録された放射
線画像情報をレーザビームLによる輝尽発光光として光
ガイド50を介して読み取るフォトマルチプライヤ52
とを備えている。 【0013】消去部18は、蛍光灯等の消去用光源54
を備え、この消去用光源54からの消去光によって蓄積
性蛍光体シートIPに残存する放射線エネルギの消去が
行われる。 【0014】なお、以上のように構成される放射線画像
情報記録読取装置10の側部には、立位状態での撮影の
ために被写体Mの高さ調整を行う昇降台56が必要に応
じて設けられる。 【0015】次に、このように構成された放射線画像情
報記録読取装置10の動作について説明する。 【0016】先ず、臥位状態で被写体Mの放射線透過像
を撮影する場合について説明する。 【0017】この場合、図1および図2に示すように、
記録部14を構成する撮影台28を水平状態に設定し、
この撮影台28上に被写体Mを横臥させ、その上部に放
射線源12を配置する。次いで、搬送系22を駆動する
ことにより、待機部20にある蓄積性蛍光体シートIP
を撮影台28の収納部26に収納する。すなわち、蓄積
性蛍光体シートIPは、搬送系22の作用下に、ニップ
ローラ35b、ローラ34およびニップローラ35aを
介して待機部20に収納される。 【0018】前記の状態において、放射線源12より放
射線を被写体Mに対して照射し、その透過像を記録部1
4の蓄積性蛍光体シートIPに蓄積記録する。放射線透
過像の記録された蓄積性蛍光体シートIPは、ニップロ
ーラ35a、35bおよび搬送系22の作用下に待機部
20を介して読取部16まで搬送される。読取部16で
は、前記蓄積性蛍光体シートIPがニップローラ46
a、46bによってニップされた状態で副走査搬送さ
れ、その間、光学ユニット48からのレーザビームLが
主走査方向に照射される。これによって、蓄積性蛍光体
シートIPから得られた輝尽発光光は、光ガイド50を
介してフォトマルチプライヤ52に導かれ、電気信号に
変換される。この電気信号は、被写体Mの放射線画像情
報としてメモリに記憶され、あるいは、必要に応じて他
の画像出力装置に転送される。 【0019】一方、画像情報の読み取られた蓄積性蛍光
体シートIPは、搬送系22の作用下に消去部18まで
搬送された後、消去用光源54により残存放射線画像情
報の消去が行われ、さらに搬送系22を介して待機部2
0まで搬送され、次の撮影のための待機状態となる。 【0020】次に、立位状態で被写体Mの放射線透過像
を撮影する場合について説明する。 【0021】先ず、記録部14の撮影台28を支軸30
を中心として回動偏位させる。この場合、支持機構36
a、36bを構成する支持アーム44の端部は、放射線
画像情報記録読取装置10のケーシング24に設けたガ
イド溝40に沿って移動する。そして、撮影台28が垂
直状態となった時点において、支持アーム44の端部の
ねじ部材42を締め付け、これによって前記撮影台28
が立位状態に固定される(図3参照)。この際、ニップ
ローラ35aは、テンションプーリ39bによってニッ
プローラ35b側に引張されることで、その配置がロー
ラ34の近傍に維持されている。 【0022】そこで、この撮影台28の前面に被写体M
を位置決めするとともに、放射線源12を図3に示すよ
うに配置する。なお、前記被写体Mの位置決めに際し、
必要に応じて昇降台56の高さ調整を行う。 【0023】以上のようにして設定をおこなった後、前
記の臥位状態の場合と同様にして、撮影、読み取り等の
作業を行う。 【0024】このように、本実施例では、1台の放射線
画像情報記録読取装置10によって臥位状態および立位
状態の撮影を行うことができる。なお、撮影台28の傾
斜角度を調整することにより、水平状態や垂直状態のみ
ならず、任意の角度での撮影も可能である。 【0025】 【発明の効果】本発明に係る放射線画像情報記録読取装
置によれば、記録部を撮影状態に応じた傾斜角度に設定
することができるため、1台の放射線画像情報記録読取
装置によって、例えば、臥位状態での撮影および立位状
態での撮影を行うことができる。従って、ユーザにおけ
るコスト削減を容易に実現することができ、また、設置
スペースの増大といった問題を回避することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射線画像情報記録読取装置の斜
視構成図である。 【図2】図1に示す装置の臥位状態における構成説明図
である。 【図3】図1に示す装置の立位状態における構成説明図
である。 【符号の説明】 10…放射線画像情報記録読取装置 12…放射線源 14…記録部 16…読取部 18…消去部 20…待機部 22…搬送系 28…撮影台 36a、36b…支持機構 IP…蓄積性蛍光体シート M…被写体
視構成図である。 【図2】図1に示す装置の臥位状態における構成説明図
である。 【図3】図1に示す装置の立位状態における構成説明図
である。 【符号の説明】 10…放射線画像情報記録読取装置 12…放射線源 14…記録部 16…読取部 18…消去部 20…待機部 22…搬送系 28…撮影台 36a、36b…支持機構 IP…蓄積性蛍光体シート M…被写体
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 蓄積性蛍光体シートを収納し、前記蓄積性蛍光体シート
に対して被写体の放射線画像情報を蓄積記録する記録部
と、 蓄積性蛍光体シートに励起光を照射することで得られる
輝尽発光光を読み取り、前記被写体の放射線画像情報に
係る画像信号を生成する読取部と、 読み取りの行われた後の蓄積性蛍光体シート上の残存放
射線エネルギを放出させる消去部と、 前記蓄積性蛍光体シートを記録部、読取部および消去部
間において循環搬送する搬送系とを備え、前記読取部が固定され、 前記記録部が少なくとも水平状
態と垂直状態との間において偏位自在に構成されること
を特徴とする放射線画像情報記録読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085377A JP2702618B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085377A JP2702618B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04318538A JPH04318538A (ja) | 1992-11-10 |
JP2702618B2 true JP2702618B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13857038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3085377A Expired - Fee Related JP2702618B2 (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 放射線画像情報記録読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702618B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005278812A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Canon Inc | 放射線撮影支持台 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101103923A (zh) * | 2006-07-14 | 2008-01-16 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | X射线混合诊断系统 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126144A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | 株式会社日立メデイコ | X線透視撮影装置用カセツテレス速写装置 |
JPH02203332A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-13 | Shimadzu Corp | X線透視撮影装置 |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP3085377A patent/JP2702618B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005278812A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Canon Inc | 放射線撮影支持台 |
JP4574202B2 (ja) * | 2004-03-29 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | 放射線撮影支持台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04318538A (ja) | 1992-11-10 |
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