JP4574202B2 - 放射線撮影支持台 - Google Patents

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本発明は、立位放射線撮影時に使用される放射線撮影支持台に関するものであり、更に詳しくは撮影装置を移動して複数回撮影する際に用いられる放射線撮影支持台に関するものである。
近年、放射線画像を直接デジタル画像として撮影できる装置が開発されている。たとえば、マトリックス状に配置された画素毎に半導体検出素子を備え、この各半導体検出素子が直接に、または蛍光体を介して光に変換して間接に検出したX線を薄膜トランジスタ(TFT)等のスイッチングゲートを用いて画像信号として読み出すX線平面検出器(以下FPD)を使用する撮影装置がある。(特許文献1参照)
特許文献1には、オーバーテーブルチューブ型のX線撮影装置を立位で胸部撮影する場合に被検者が自然な姿勢で胸部撮影が行えるX線撮像装置が開示されている。
ところで、医用放射線画像において、主に骨の計測を目的とした下肢全長撮影や全脊椎撮影にあたっては、被写体全体を把握する目的のために、いわゆる「長尺撮影」が行われる。
この長尺撮影において、従来は、長尺フィルムを増感紙(スクリーン)と共に長尺カセッテに収納して撮影を行っていた。このときは下肢全体や全脊柱が撮影できる大きさの長尺カセッテを用意し一回の曝射で全撮影範囲の撮影を行うようにしていた。
また、長尺フィルムを用いず、輝尽性蛍光体ディテクタ等を利用したデジタル放射線画像入力方式(デジタル長尺撮影)も提案されている。(特許文献2参照)
特許文献2に提案されているものでは、輝尽性蛍光体ディテクタを格納した複数のカセッテを、互いに部分的に重なり合うように配列し、専用のカセッテホルダーに格納するようにしている。
一方、複数の輝尽性蛍光体ディテクタを、互いに部分的に重なり合うように配列し係止するものも提案されている。(特許文献3参照)
輝尽性蛍光体を使用した撮影は、前記のように複数枚の輝尽性蛍光体を組み合わせて下肢全体や全脊柱を包含する範囲を1回の曝射を行い、撮影を行うようにしていた。
また、X線イメージインテンシファイア(以下X線I.I.)とX線寝台を組み合わせたX線診断装置を用いて、全脊椎撮影を行うことも提案されている。(特許文献4参照)
このときは、X線寝台を立て被検者をこのX線寝台の前に立たせ、X線I.I.とX線管球を同期移動させて撮影を行っている。
特開平11−137544号公報 特開平11−244269号公報 特開平3−287249号公報 特開2003−290217号公報
全脊椎撮影には従来長尺フィルムを用いた撮影が行われてきたが、特殊な長尺カセッテが必要なこと、また長尺フィルムの取り扱い、保管が困難である課題がある。
また、輝尽性蛍光体を組み合わせて撮影する場合は、複数枚の輝尽性蛍光体を組み合わせるため、撮影時および、放射線画像の読取時の取り扱いが煩雑であるという課題がある。
近年、FPDを搭載した放射線診断装置が急速に普及してきており、特に、FPDを搭載した立位撮影装置の普及が目覚しい。しかし、現在実用化されているFPDの最大サイズは43cmx43cmであり、全脊椎を1回で撮影することが困難であるため、FPD搭載の立位撮影装置を使用した全脊椎撮影は余り行われていないのが現状である。
全脊椎をカバーする大面積のFPDを用いれば全脊椎を1回で撮影することが可能であるが、FPDの構造上、コストが非常に高くなるという課題がある。
したがって、現在もっとも普及しているFPD搭載の立位撮影装置で全脊椎を撮影するためには、立位撮影装置を上下方向に移動して複数回撮影しなければならない。通常、43cmx43cmのFPDを用いた立位撮影装置であれば、2回に分割することで全脊椎の撮影が可能となる。
しかしながら、この撮影方法は例えば上部脊椎を撮影した後に、FPDを含む撮影装置を移動して下部脊椎を撮影することになるので、被験者は通常の撮影よりも長い時間、姿勢を固定していなければならない。もし被験者が撮影中に動いてしまい、上部脊椎を撮影した姿勢と下部脊椎を撮影した姿勢が一致しない場合には、分割して撮影した2枚の画像のつなぎあわせができないという問題を有する。
本発明の目的は、最も普及しているFPD搭載の立位撮影装置を用いて全脊椎撮影を行う際、被検者の動きを最小限にするとともに、被曝線量の増大を極力少なくできる放射線撮影支持台を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明は、放射線源と放射線画像撮影装置の間に配置されて使用される放射線撮影支持台であって、放射線透過性の材料で形成され、被験者の体を支える背もたれ部と、前記背もたれ部の左右端が固定され、自立可能に支持されたフレーム部と、前記背もたれ部の上部に配置され、前記放射線撮影装置を支持する支柱と結合することにより、前記放射線画像撮影装置から所定の距離だけ離れた位置に前記背もたれ部を位置決めする位置決め部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線撮影に必要な曝射量を低減しつつ、放射線撮影装置と背もたれ部との接触を防止することが出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の放射線撮影支持台の斜視図であり、1は基板、2は基板1に取り付けた左側フレーム、3は基板1に取り付けた右側フレーム、4は下部フレーム、5は上部フレームであり、6は被験者が背中を密着させて寄りかかる背もたれ部であり、上記の各フレームに固定されている。7はマーカーであり、本実施形態では直径数ミリ前後の金属球を使用している。8はマーカー7を保持するマーカー保持部材であり、9はマーカー保持部材8を背もたれ部6に対し着脱自在に保持するための保持テープであり、被験者の身長に合わせて背もたれ部6対するマーカー7の位置を変更することができる。
図1に示すように本発明の放射線撮影支持台は、基板1を有しており、放射線撮影支持台全体の重心は、基板1の外形内に収まるように構成されているため、上記放射線撮影支持台は、単体で自立可能である。
図2は、立位の放射線画像撮影装置の斜視図であり、図1の放射線撮影支持台はこのような立位X線撮影装置と組み合わされて、使用される。図中、101は立位スタンドのベースでありその形状は図中aで示されるように被検者が撮影時に立つ位置が切り欠かれて凹形状になっている。102は支柱、103は放射線画像撮影装置であり、放射線画像撮影装置103は内部に図示せぬFPDセンサーを内蔵している。また、放射線画像撮影装置103は、被検者の身長に合わせて図中Y−Y方向に移動可能である。201は放射線発生源である。
図2に示した立位の放射線画像撮影装置を使用して、胸部正面像の放射線撮影を行う場合には、被検者は放射線画像撮影装置103と放射線発生源201の間に立ち、放射線画像撮影装置103の位置を被検者の胸の高さに調節し、胸を放射線画像撮影装置103の前面に当てた状態で行われる。
図3は、図1で示される本発明の放射線撮影支持台を、図2で示される立位の放射線画像撮影装置に組み合わせたときの斜視図を示している。このとき、放射線撮影支持台の基板1の幅w1は図2におけるベース101の切り欠き部aの幅w3よりわずかに狭くなっており、基板1をベース101の切り欠き部aにはめ込むことで、放射線撮影支持台の下部の幅方向の位置決めをすることができる。
また、基板1の奥行き寸法d1は、基板1の背端面s1をベース101の切り欠き部aの前端面s1に突き当てることにより、放射線撮影支持台と放射線画像撮影装置と奥行き方向を所定の位置関係に位置決めすることができる。このように、基板1は放射線撮影支持台を自立させる機能を有すると共に、放射線撮影支持台と放射線画像撮影装置とを所定の位置関係にする位置決め機能を有している。
上部フレーム5には、放射線撮影支持台と放射線画像撮影装置を所定の位置関係に保持する位置決め部である凹部bが形成されている。上部フレーム5の凹部bの幅w2は図2における支柱102の幅w4より、わずかに広くなっておりこの凹部bを支柱102に嵌め込むことにより放射線撮影支持台の上部の幅方向の位置決めをすることができる。
また、凹部bの端面s2を支柱102の端面s3に突き当てることにより、放射線撮影支持台と放射線画像撮影装置とが奥行き方向に所定の位置関係になるように、上部フレーム5の凹部bの奥行き寸法d2は設定されている。したがって、上部フレーム5の凹部bは放射線撮影支持台と放射線画像撮影装置とを所定の位置関係にする位置決め機能を有している。
図4は、図3中A−A方向からの図であり、上部フレーム5の凹部bが支柱102に嵌合して放射線撮影支持台の上部が所定の位置関係に固定されていることを示している。一方、図5は、図3中B−B断面であり第1の位置決め手段である基板1がベース101の凹部aにはまり込み放射線撮影支持台の下部が所定の位置関係に位置決めされていることを示している。
図1に示した放射線撮影支持台はそれ単体で自立可能なスタンドであって、撮影スタンドの上部は図4に示したように上部フレーム5と撮影装置の支柱102との間で位置決めされ、撮影スタンドの下部は図5に示したように基板1と撮影装置のベース101との間で位置決めされるので、撮影中に放射線撮影支持台と撮影装置との位置を所定の位置関係で安定する。なお、ベース101の厚さと基板1の厚さをほぼ同じ厚さに設定するとベース101と基板1の接合部に段差なくなり、被検者がつまずくという危険性を取り除くことができる。
上述のように、本発明の放射線撮影支持台は、放射線画像撮影装置との位置関係を所定の関係に容易に位置決めすることが可能となる。このとき、放射線画像撮影装置103の前面と背もたれ部6の空間距離は10mm前後になるように、基板1の奥行き寸法d1および上部フレーム5の凹部bの奥行き寸法d2は設定される。
また、背もたれ部6は、透明もしくは半透明な材質で作られており、図3に示すように放射線発生源201側から背もたれ部6越しに、放射線画像撮影装置103の位置が確認することができるようになっている。背もたれ部6の材質としては、アクリル樹脂、ポリカーボネイト等のX線吸収の少ないものが適しており、被検者への被曝線量を低減するためには10mm以下の厚さが望ましい。この背もたれ部6には被検者が寄りかかることでのたわみを考慮に入れるとその厚さは、3mm前後が最適である。
図6は、図3中C−C方向からの図であり、本発明の放射線撮影支持台を放射線画像撮影装置と組み合わせて脊椎の全長撮影を上部脊椎撮影と下部脊椎撮影にわけて2分割撮影するときの説明図である。放射線撮影支持台を放射線画像撮影装置は、上述のように所定の位置関係に位置決めされている。被検者Pは基板1にのり、背もたれ部6に背中を向け寄りかかるようにして立っている。図6において、104は、放射線画像撮影装置103を保持すると共に、支柱102に対し移動可能に設けられたマウント、105はグリップである。
まず初めに、上部脊椎の撮影を行うため、放射線画像撮影装置103を脊椎の最上部が撮影できる位置に調整する。図6では実線で表されていて、その時の放射線画像撮影装置103の中心をCL−uとする。マーカー7が保持されるマーカー保持部材8は図に示すように放射線画像撮影装置103の撮影範囲の下端近傍に対応する位置となるように、背もたれ部6上での位置を調整する。本実施例では、マーカー7はマーカー保持部材8の左右にそれぞれ1個づつ、計2個のマーカーが取り付けられている。
次に、放射線発生源201の高さを放射線画像撮影装置103の高さに合わせる。このとき操作者は放射線発生源201側にいて、透明もしくは半透明の姿勢保持手段6越しに放射線画像撮影装置103の位置を確認しながら調整をする。
更に、被検者に不要な放射線を浴びせないために照射野の調整を行う。水平方向の照射野は、図4のw5で示すように、脊椎が撮影範囲からはみ出さない範囲で被検者Pの体幅より狭く絞られる。マーカー7はこの照射野内に配置され、被検者Pの陰に隠れてしまうため、放射線発生源201側にいる操作者から見ることはできない。一方、マーカー保持部材8は、被検者Pの体副からはみ出す長さlを有しているためこのマーカー保持部材8を視認することができる。つまり、マーカー保持部材8の位置で間接的にマーカー7の上下方向の位置を確認することが可能になる。
垂直方向の照射野は、図6のw6で示すように放射線画像撮影装置103の垂直方向の撮影範囲に合わせて調節される。このとき、マーカー保持部材8は、マーカー7が撮影範囲の下端近傍に写る位置に配置する。マーカー保持部材8は撮影範囲内に配置されるため、撮影をするとその影が写りこみ、診断に悪影響を及ぼす可能性がある。本発明では、マーカー保持部材8の材質は、CFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)であり、1mm以下としているので、診断に影響を及ぼすほどの影が写りこむことを防止することができる。このマーカー7は、被検者の身長に対応し背もたれ部6への取り付け位置を調整する必要があるが、マーカー7を複数用いる際は、本発明のようにマーカー保持部材8にマーカー7取り付けておくと、操作性が向上する。
以上で上部脊椎の撮影準備が完了し、放射線発生源201から放射線を被検者Pに照射し、上部脊椎の放射線像を撮影する。図7は、撮影された上部脊椎の画像例であり、画像の下部にはマーカー7の陰影7’が左右に写しこまれている。
次に下部脊椎の撮影準備について説明する。図6において、下部脊椎を撮影する時の放射線画像撮影装置103の位置は、二点鎖線で表されている。この位置における放射線撮影装置の中心をCL_lとする。上部脊椎の撮影終了後、操作者はグリップ105を操作し、放射線撮影装置103を中心がCL_uからCL_lまで移動させる。このとき、マーカー7が、下部脊椎を撮影したときに画像の上端近傍に写りこむ位置、つまり、上部脊椎撮影時と下部脊椎撮影時でマーカー部分が重複する様に放射線画像撮影装置103の位置を決める。
このようにして、操作者は放射線発生源201を下方に移動させ放射線発生源201の高さ位置を、放射線画像撮影装置103’の中心CL_lに調整する。このとき操作者は、透明もしくは半透明の背もたれ部6越しに放射線画像撮影装置103’の位置を確認しながら調整をする。
次に、上部脊椎を撮影したときと同様にして、被検者に不要な放射線を浴びせないために照射野の上下方向の調整を行う。このとき、マーカー7が撮影範囲の上部に写るように調整を行う。以上で下部脊椎の撮影準備が完了し、放射線発生源201から放射線を被検者Pに照射し、下部脊椎の放射線像を撮影する。図8は、上記のようにして撮影された下部脊椎の画像例であり、画像の上部にはマーカー7の陰影7’が左右に写しこまれている。
図7から図8に示すように、本実施例では左右に1個づつ計2個のマーカー像7’を写しこんでいるので上部脊椎像と下部脊椎像を連結する時、上下左右の位置と回転方向も精度良く連結することが可能になる。
放射線像撮影装置103を下方に移動させるとき、被検者Pは上部脊椎を撮影したときの姿勢で待機している。このとき被検者Pは背もたれ部6に寄りかかっているので、その位置で静止しやすく、放射線像撮影装置103は被検者Pに影響されることなく位置の変更が可能である。つまり、放射線画像撮影装置103を移動させても、被検者の姿勢が変わることを最小限に押さえることが可能となる。本発明における放射線撮影支持台を使用しない場合、被検者Pは放射線画像撮影装置103に寄りかかり姿勢保持をするようになるが、この状態で放射線画像撮影装置103を移動させると被検者が動いてしまう。特に、被検者Pの臀部に放射線画像撮影装置103がかかると、背中より臀部が後方にせり出しているため、被検者Pの全体の位置が放射線発生源201側に動いてしまうので、診断に耐える画像の撮影は難しい。
図9は、図7で示される上部脊椎画像と図8で示される下部脊椎像をそれぞれに写しこまれたマーカー像7’が重なるようにして、連結したものである。図9の画像を作成するには、図7、図8の画像を医療用のプリンターでフィルムにプリントアウトして、重ね合わせて透明な粘着テープ等で止めても良いし、画像連結機能を有する画像ビューワを使用し、デジタルデータ同士を連結して、モニタ上で観察しても良い。
本実施形態の放射線撮影支持台は、通常、一回の放射線照射で撮影をするときは、前記放射線撮影支持台を所定の位置から退避させ自立させた状態で配置して置き、全脊椎の撮影等、撮影装置を移動させて複数回の放射線照射で撮影を行う時には、前記放射線撮影支持台を放射線源と放射線撮影装置との間に移動し、前記位置決め手段により放射線撮影支持台を放射線撮影装置に対する所定の位置に位置決めをし、前記姿勢保持補助手段に対し被検者が寄りかかるようにして撮影を行う。
本実施形態の放射線撮影支持台を用いれば、立位の放射線撮影装置と組み合わせて、容易にしかも確実に全脊椎の分割撮影が可能になるという利点を有する。
この放射線撮影支持台は自立型であるので、通常の撮影時は撮影の妨げにならない位置に容易に置いておくことが可能である。また、放射線撮影支持台は位置決め手段により放射線撮影装置との相対的位置関係を常に一定に保持することが可能であるため常に安定した放射線画像を得ることが可能になる。また被検者は、姿勢保持補助手段で姿勢を保持されているので、1回目の放射線照射と2回目の放射線照射の間に放射線撮影装置の移動を行っても、被検者が動くことを防止できるという効果を有する。
また、本実施形態の放射線撮影支持台は、基板部と上部フレーム部の2箇所にて放射線撮影装置との位置を決められているので、放射線撮影支持台と放射線撮影装置の位置関係を確実に所定の位置に保つことが可能となる。特に、上部フレームの位置決め部があることで、被検者が背もたれ部に寄りかかった場合でも、その位置関係を所定の位置に確実に保持することが可能になる。
また、本実施形態の放射線撮影支持台は、このマーカーを被検者と同時に写し込むことができる。このことにより、2回に分割して撮影した全脊椎の放射線画像を連結する際、写しこまれたマーカーの像を目安に画像を連結することが可能になるという利点を有する。
さらに、このマーカーは背もたれ部に対して着脱自在であるので、被検者の身長に応じて最適な位置に配置することが可能になるという利点を有する。
また、マーカーは放射線透過性のマーカー保持部材に設けられ、マーカー保持部材が背もたれ部に対して着脱自在である。マーカーもしくはマーカー保持部材は、被検者を挟んで放射線発生源側から視認可能である位置に配置されているため、マーカーが被検者に最適な位置に配置されているか否かを容易に確認できるという利点を有する。
また、本発明の放射線撮影支持台において、背もたれ部は、高放射線透過性かつ、透明もしくは半透明であり、その厚さは10mm以下に設定される。このため背もたれ部におけるX線吸収を低減できるため、被検者の被曝線量の増大を防止することが可能である。また、背もたれ部は、透明もしくは半透明であるため、被検者を挟んだ反対側の放射線発生源側から、姿勢保持補助手段越しに放射線撮影装置の位置を確認できるため、全脊椎を2回に分けて撮影する際、確実に撮影できるという利点を有する。
本発明の放射線撮影支持台の斜視図。 立位の放射線画像撮影装置の斜視図。 図1で示される本発明の放射線撮影支持台を、図2で示される立位のX線撮影装置に組み合わせたときの斜視図。 図3中A−A方向からの図。 図3中B−B断面図。 図3中C−C方向からの図。 上部脊椎のX線写真。 下部脊椎のX線写真。 図7で示される上部脊椎のX線写真と図8で示される下部脊椎のX線写真をそれぞれに写しこまれたマーカー像7’が重なるようにして、連結したX線写真。
符号の説明
1 基板
2 左側フレーム
3 右側フレーム
4 下部フレーム
5 上部フレーム
6 姿勢保持手段
7 マーカー
8 マーカー保持手段
9 着脱自在なテープ
101 ベース
102 支柱
103 放射線画像撮影装置
201 放射線発生源

Claims (7)

  1. 放射線源と放射線画像撮影装置の間に配置されて使用される放射線撮影支持台であって、
    放射線透過性の材料で形成され、被験者の体を支える背もたれ部と、
    前記背もたれ部の左右端が固定され、自立可能に支持されたフレーム部と、
    前記背もたれ部の上部に配置され、前記放射線撮影装置を支持する支柱と結合することにより、前記放射線画像撮影装置から所定の距離だけ離れた位置に前記背もたれ部を位置決めする位置決め部とを有することを特徴とする放射線撮影支持台。
  2. 放射線発生源と放射線画像撮影装置の間に配置されて使用される放射線撮影支持台であって、
    放射線透過性の材料で形成され、被験者の体を支える背もたれ部と、
    前記背もたれ部の左右端が固定されるフレーム部と、
    前記フレームを自立可能に支持する基盤部と、
    前記背もたれ部の上部に配置され、前記放射線撮影装置を支持する支柱と結合することにより、前記放射線画像撮影装置から所定の距離だけ離れた位置に前記背もたれ部を配置させる位置決め部とを有することを特徴とする放射線撮影支持台。
  3. 撮影の際に基準となるマーカを有し、前記マーカは前記背もたれ部に対して貼着自在であることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影支持台。
  4. 撮影の際に基準となるマーカと、前記マーカを保持するマーカ保持部材とを有し、前記マーカ保持部材は前記背もたれ部に対して貼着自在であり、前記被験者の幅よりも長い幅を有することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影支持台。
  5. 放射線発生源と放射線画像撮影装置の間に配置されて使用される放射線撮影支持台であって、
    放射線透過性の材料で形成され、被験体の体を支える背もたれ部と、
    前記背もたれ部に対して貼着自在なマーカと、
    前記背もたれ部の左右端が固定され、自立可能に支持されたフレーム部と、
    前記背もたれ部の上部に配置され、前記放射線撮影装置を支持する支柱と結合することにより、前記放射線画像撮影装置から所定の距離だけ離れた位置に前記背もたれ部を位置決めする位置決め部とを有することを特徴とする放射線撮影支持台。
  6. 放射線発生源と放射線画像撮影装置の間に配置されて使用される放射線撮影支持台であって、
    放射線透過性の材料で形成され、被験者の体を支える背もたれ部と、
    撮影の際に基準となるマーカと、
    前記マーカを前記背もたれ部に対して貼着自在に保持するマーカ保持部材と、
    前記背もたれ部の左右端が固定され、自立可能に支持されたフレーム部と、
    前記背もたれ部の上部に配置され、前記放射線撮影装置を支持する支柱と結合することにより、前記放射線画像撮影装置から所定の距離だけ離れた位置に前記背もたれ部を位置決めする位置決め部とを有することを特徴とする放射線撮影支持台。
  7. 前記マーカ保持部材は放射線透過性の材料で形成され、前記被験者の幅よりも長い幅を有することを特徴とする請求項4または6に記載の放射線撮影支持台。
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