JP2561157B2 - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JP2561157B2
JP2561157B2 JP1270731A JP27073189A JP2561157B2 JP 2561157 B2 JP2561157 B2 JP 2561157B2 JP 1270731 A JP1270731 A JP 1270731A JP 27073189 A JP27073189 A JP 27073189A JP 2561157 B2 JP2561157 B2 JP 2561157B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄積性蛍光体シートに放射線画像情報を蓄
積記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄積記録され
た画像情報に応じて輝尽発光する光を検出して画像情報
を電気的画像信号として読み取る放射線画像情報記録読
取装置に関し、さらに詳細には、蓄積性蛍光体シートを
重ねて撮影することにより、S/Nの良い画像号が得られ
るようにし、あるいは画像中の一部の構造物のみを抽出
して表わす画像信号が得られるようにした放射線画像情
報記録読取装置に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、
紫外線、電子線等)を照射すると、この放射線のエネル
ギーの一部がその蛍光体中に蓄積され、その後その蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネル
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示す。このような性質
を示す蛍光体を蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と言う。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射
線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシート(以下、蓄積性
蛍光体シートを称する)に記録し、これを励起光で走査
して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電的に読み取っ
て画像信号を得、この画像信号を処理して診断適正の良
い被写体の放射線画像を得る方法が提案されている(例
えば特開昭55−12429号、同55−116340号、同55−16347
2号、同56−11395号、同56−104645号など)。この最終
的な画像はハードコピーとして再生したり、あるいはCR
T上に再生したりすることができる。とにかく、このよ
うな放射線画像情報記録再生方法においては、蓄積性蛍
光体シートは最終的に画像情報を記録せず、上記のよう
な最終的な記録媒体に画像を与えるために一時的に画像
情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体シー
トは繰り返し使用するようにしてもよく、またそのよう
に繰返し使用すれば極めて経済的である。
上記のように蓄積性蛍光体シートを再使用するには、
輝尽発光光が読み取られた後の蓄積性発光体シートに残
存する放射線エネルギーを、例えば特開昭56−11392
号、同56−12599号に示されるようにシートに光や熱を
照射することによって放出させて残存放射線画像を消去
し、この蓄積性蛍光体シートを再度放射線画像記録に使
用すればよい。
一方、従来より放射線画像の重ね合せ処理が公知とな
っている(例えば特開昭56−11399号参照)。一般に、
放射線画像は診断用その他の目的に使われるが、その使
用に当たっては被写体の微小な放射線吸収差を良好に検
出することが要求される。放射線像におけるこの検出の
程度をコントラスト検出能または単に検出能と呼ぶが、
この検出能の高いもの程診断性能も高く、実用的価値が
高い放射線画像であると言うことができる。したがって
診断性能を高めるため、この検出能を高くすることが望
まれるが、その最も大きな障害要因は各種ノイズであ
る。
蓄積性蛍光体シートを使用する放射線画像記録方式に
おいては、放射線画像を蓄積性蛍光体シートに蓄積記録
し、読み出すステップにおいて次のようなノイズの存在
が認められている。
(1)放射線源の量子ノイズ (2)蓄積性蛍光体シートの蛍光体塗布分布もしくは蛍
光体粒子分布の不均一によるノイズ (3)蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された画像を輝尽
発光させる励起光のノイズ (4)輝尽発光光を検出し、電気信号に変換する系にお
ける電気的ノイズ (5)蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光の
ノイズ 重ね合せ処理は、これらのノイズを大幅に減少させ、
被写体の僅かな放射線吸収差も最終画像において明確に
観察可能にする、すなわち検出能を大幅に向上させる方
法である。重ね合せ処理の一般的な手法および作用は、
次の通りである。
複数枚重ねた蓄積性蛍光体シートに放射線画像を撮影
(蓄積記録)し、この複数枚のシートを読取処理にかけ
て得た複数の画像信号を重ね合わせる。このことによ
り、前述の各種ノイズを減少させることができる。すな
わち、前述のノイズ(1)〜(5)は各シートの画像毎
に異なった分布を示す場合が多いので、これらのシート
の画像を重ね合わせることにより各ノイズは平均化さ
れ、重ね合わせ処理をした画像ではノイズが目立たなく
なる。つまり、S/Nの良い画像信号が得られる。さらに
詳しくは、ノイズ(1)〜(5)には、ポアソン統計で
近似できるノイズが多く、特に放射線画像のノイズの中
で支配的な要因の1つである(1)放射線源のノイズは
その一例である。ここで、ノイズがポアソン統計で近似
できるとし、2枚の放射線画像がそれぞれ同等の大きさ
の信号S1、S2およびノイズN1、N2を持つと考えた場合、
2枚の画像を重ね合せた場合の信号とノイズの大きさ
は、信号がS1+S2、ノイズが となる。一方、放射線画像の検出能を表わす一つの指標
であるS/Nを考えた場合、重ね合せる前の各画像のS/Nは
それぞれ、S1/N1、S2/N2であるが、重ね合せ処理を行な
うことによりS/Nは、 となり、S/Nが向上する。また、重ね合せ処理を行なう
際に、それぞれの信号に重み付けを行なうことにより、
S/N向上の最適化が可能である。
重ね合せ処理を行なった画像データに基づいて放射線
画像を最終的に表示する場合、画像のコントラストを向
上させるための階調処理を行なうことが診断上好ましい
が、この場合、画像全体のコントラストを向上させても
よいし、特定の周波数成分についてのみ向上させるいわ
ゆる周波数強調処理を行なってもよいし、あるいはその
両方を行なってもよい。なお、画像データを重ね合わせ
る際には、各画像データを単純に加算または平均するよ
りも、より放射線源に近い蓄積性蛍光体シートから得た
画像データにより大きな重みを付けて加算または平均す
る方が、良好な画像が得られる。この重み付けの係数
は、重ねる蓄積性蛍光体シートの枚数や、蓄積性蛍光体
シートの厚さ等によって最適値が異なる。
従来、実際にこの重ね合せ処理を行なうためには、例
えば、カセッテに蓄積性蛍光体シートを2枚重ねて入れ
て被写体の撮影を行ない、2枚の蓄積性蛍光体シートに
対して通常の読取処理と同様の読取処理を逐次行なっ
て、2組の画像信号を得る、という方法が用いられてい
る。
また一方、従来より放射線画像のサブトラクション処
理が公知となっている。この放射線画像のサブトラクシ
ョンとは、異なった条件で撮影した2つの放射線画像を
光電的に読み出してデジタル画像信号を得た後、これら
のデジタル画像信号を両画像の各画素を対応させて減算
処理し、放射線画像中の特定の構造物を抽出させる差信
号を得る方法であり、このようにして得た差信号を用い
れば、特定構造物のみが抽出された放射線画像を再生す
ることができる。
このサブトラクション処理には、基本的に次の2つの
方法がある。即ち、 (1)造影剤注入により特定の構造物が強調された放射
線画像の画像信号から、像影剤が注入されていない放射
線画像の画像信号を引き算(サブトラクト)することに
よって特定の構造物を抽出するいわゆる時間サブトラク
ション処理と、 (2)同一の被写体に対して相異なるエネルギー分布を
有する放射線を照射し、あるいは被写体透過後の放射線
をエネルギー分布状態を変えて2つの放射線検出手段に
照射して、それにより特定の構造物が異なる画像を2つ
の放射線画像間に存在せしめ、その後この2つの放射線
画像の画像信号間で適当な重みづけをした上で引き算
(サブトラクト)を行なって、特定の構造物の画像を抽
出するいわゆるエネルギーサブトラクション処理であ
る。
このサブトラクション処理は特に医療診断上きわめて
有効な方法であるため、近年大いに注目され、電子工学
技術を駆使してその研究、開発が盛んに進められてい
る。
先に述べた蓄積性蛍光体シートを利用する放射線画像
情報記録再生システムにおいては、該シートに記録され
ている放射線画像情報が直接電気的画像信号の形で読み
取られるから、このシステムによれば、上述のようなサ
ブトラクション処理を容易に行なうことが可能となる。
この蓄積性蛍光体シートを用いてエネルギーサブトラク
ション処理を行なうためには、2枚の蓄積性蛍光体シー
トに特定の構造物に対応する部分の画像情報が異なるよ
うに画像記録(撮影)を行なえばよく、具体的には、エ
ネルギー分布の異なる2種類の放射線を用いて撮影を2
回行なう2Shot法と、例えば被写体を透過した放射線を
重ねられた2枚の蓄積性蛍光体シートに同時に曝射する
ことによって、両シートに互いにエネルギー分布が異な
る放射線を照射するようにした1Shot法が知られてい
る。
1Shot法のエネルギーサブトラクションには、 (1)2つの蓄積性蛍光体シートの間に放射線の低エネ
ルギー成分を吸収する金属等のフィルタを介在させて、
異なるエネルギー分布の放射線を得る方法と、 (2)フィルタを用いることなく1回の撮影で必要な画
像記録を行なうことができるように、互いに種類の異な
る蛍光体層を有する2枚の蓄積性蛍光体シートを用い、
これらの蓄積性蛍光体シートのうち放射線の低エネルギ
ー成分吸収特性のより高い蓄積性蛍光体層を有するシー
トを被写体側(放射線源側)に配して画像記録を行なう
ようにした方法(特開昭59−83486号等参照)とが提案
されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記のように複数枚の蓄積性蛍光体シートを
重ねて撮影を行なう場合、一つのカセッテに蓄積性蛍光
体シートを入れるため、読取処理を行なうために読取装
置にカセッテを入れる際には、これらの蓄積性蛍光体シ
ートを別々のカセッテに入れ直す必要が有り、非常に作
業が繁雑で、時間を要するという欠点が有る。
また、上記のように複数の蓄積性蛍光体シートを順次
読取処理にかけると、当然読取処理に要する時間が長く
なる。
重ね合せ処理やエネルギーサブトラクションは、診断
上有効な手法であるが、上記のように作業が繁雑で時間
がかかるという欠点が有るため、集団検診等では、ほと
んど用いられていない。
そこで、蓄積性蛍光体シートを用いて上記の重ね合せ
処理、またはエネルギーサブトラクション(さらに詳し
くは、エネルギー変換用フィルタを用いない1Shotエネ
ルギーサブトラクション)を、カセッテからのシート取
出し等の繁雑な作業なしに、短い読取時間で行なうこと
のできる、実用的な放射線画像情報記録読取装置が本出
願人によって提案された。(特願平1−53179号) これは、蓄積性蛍光体シートとして可撓性を有する帯
状のもの2枚を用い、これら2枚の蓄積性蛍光体シート
を平行に配置して、それらに1回の放射線曝射で放射線
画像情報をそれぞれ記録するようにし、また蓄積性蛍光
体シートに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る画
像読取部と、前述したようにして蓄積性蛍光体シート上
の残存放射線画像を消去する消去部を2枚の蓄積性蛍光
体シートに対してそれぞれ専用に設けて、2つの放射線
画像情報を並行して同時に読み取れるようにしたもので
ある。
これは、カセッテを用いることなく、重ね合せ処理や
サブトラクション処理を迅速簡便に行なうことが可能と
なるもので、特に処理の高速化が求められる集団検診等
において有利である。
しかし、上記装置は2枚の蓄積性蛍光体シートを使う
ため、それぞれの蓄積性蛍光体シートからの放射線画像
の読取りのため、2台の読取機を必要とし、装置全体が
大きく複雑化するという難点がある。
そこで本発明は、1本のエンドレスベルト状の蓄積性
蛍光体ベルトを用いて読取機を1台とし、上記の重ね合
せ処理、またはエネルギーサブトラクション(さらに詳
しくは、1Shotエネルギーサブトラクション)を、カセ
ッテからのシート取出し等の繁雑な作業なしに行なうこ
とのできる、さらに実用的な放射線画像情報記録読取装
置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の放射線画像情報記録読取装置は、蓄積性蛍光
体シートとしてエンドレスベルト状の可撓性を有する1
本の蓄積性蛍光体ベルトを用い、この1本の蓄積性蛍光
体ベルトの折り返された部分を所定位置において近接さ
せて並行に配置し、1回の放射線曝射で放射線画像情報
をそれぞれ記録するようにし、また蓄積性蛍光体シート
に蓄積記録された放射線画像情報を読み取る1つの画像
読取部と、蓄積性蛍光体ベルト上の残存放射線画像を消
去する消去部を設けて、全体の構成を簡単にしたことを
特徴とするものである。
さらに詳しくは、本発明の放射線画像情報記録読取装
置は、重ね合せ処理のもの、ワンショットエネルギーサ
ブトラクション用のもの、さらにはこれら2通りの処理
両用のものと各種の構成の態様をとりうるもので、重ね
合せ処理用のものは、放射線画像情報を蓄積記録しうる
可撓性を有するエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベル
トと、 このエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトを所定
位置において2重に重ね、一方の蓄積性蛍光体ベルト部
分に対してもう一方の蓄積性蛍光体ベルト部分が前記所
定位置において面接触するかまたは僅かの間隔を置いて
ほぼ並行になるように張架しつつ、この張架位置を介し
て前記蓄積性蛍光体ベルトを長手方向に循環移送させる
ベルト送り手段と、 張架された前記蓄積性蛍光体ベルトに前記所定位置に
おいて画像情報を有する放射線を照射することにより、
2重に重ねられた前記蓄積性蛍光体ベルト上に該放射線
画像情報を蓄積記録する画像記録部と、 前記蓄積性蛍光体ベルトの循環移送路の近傍に設置さ
れ、前記放射線画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍
光体ベルトに励起光を照射し、この励起光照射により該
蓄積性蛍光体ベルトから発せられた輝尽発光光を光電読
取手段により読み取って画像信号を得る1つの画像読取
部と、 前記画像読取部において画像読取りが行なわれた後の
前記蓄積性発光体ベルトの部分に画像記録がなされるの
に先行して、このベルトに残存する放射線エネルギーを
放出させる消去部と、 前記画像読取部において前記蓄積性蛍光体ベルトの2
つの部分から得られた2つの画像信号を加算する演算部
とからなる放射線画像情報記録読取装置である。
ワンショットエネルギーサブトラクション用のもの
は、上記重ね合せ処理用のものにおいて、演算部を加算
の代りに減算を行なうものとし、1つは、さらに所定位
置において重ねられ張架された蓄積性蛍光体ベルトの間
にX線吸収フィルタを介在されたもの、もう1つは蓄積
性蛍光体ベルトの支持体をX線吸収フィルタと兼用させ
たものである。
また、両用のものは、演算部を加算,減算のいずれも
できるものとし、放射線吸収フィルタを前記所定位置に
おいて2重に重ねられ、張架された蓄積性蛍光体ベルト
の間に出入自在に挿入されるものとしたものである。
なお、上記放射線吸収フィルタとは、これを挾んで配
された蓄積性蛍光体ベルトの部分にエネルギーの異なる
放射線を照射させるための放射線エネルギー変換用フィ
ルタで、放射線を完全にカットするものではない。
また、前記2つの画像信号を加減算するためには、先
に読み取られた画像信号を記憶する画像記憶手段を使用
し、後から読み取られた画像信号との間で加減算をする
ようにしてもよいし、2つの画像信号をそれぞれ2つの
記憶手段に記憶した後、その間で加減算をするようにし
てもよい。
なお上記の通り、蓄積性蛍光体ベルトは、所定位置に
おいて面接触させてもあるいは若干離しても構わない
が、放射線画像情報記録時には上記所定位置で面接触さ
せておき、蓄積性蛍光体ベルトを移送させる際にはその
円滑化のために互いに離間させることも可能である。
また、蓄積性蛍光体ベルトに記録された放射線画像情
報を、上記画像読取部で読み取る場合、よりS/Nの良い
画像信号を得るためには、励起光は蓄積性蛍光体ベルト
の放射線を照射する側の面から照射するのが好ましい。
サブトラクションの場合も、そのようにする方が最終的
な画像は良好になる。
すなわち、蓄積性蛍光体ベルトに画像情報を有する放
射線が蓄積記録される際に、放射線が蓄積性蛍光体ベル
トの照射された側の面からベルトの厚さ方向に進むにつ
れて、蛍光体いよる散乱を受け、相対的にノイズの多い
情報として蓄積記録され、また、同様にベルトの厚さ方
向に進むにつれて、蓄積記録される放射線の情報が相対
的に少なくなって行くからである。
(作用および効果) 本発明の放射線画像情報記録読取装置においては、エ
ンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトに対して1つの
画像読取部を設けて、蓄積性蛍光体ベルトに蓄積記録さ
れた放射線画像情報を読み取る構成としたので、本装置
によれば重ね合せ処理やサブトラクション処理を極めて
簡単な構成で行なうことが可能となる。その結果、重ね
合せ処理の場合、よりS/Nの高い、すなわち検出能の高
い放射線画像を、また、エネルギーサブトラクションの
場合、特定構造物のみが抽出された放射線画像を簡単な
構成で提供できるので、誤診の防止や病巣の早期発見等
に有利である。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
第1図は本発明の第1実施例による放射線画像情報記
録読取装置を示すものである。本実施例の装置は一例と
して重ね合せ処理を行なうものであり、本体20と、放射
線源収納部30とから構成されている。図示されるように
本体20の筺体29内には、プーリ22が上方に、プーリ23が
下方の後方に互いに平行に配置されている。これらのプ
ーリ22、23はそれぞれ、該プーリ22、23および後述する
ローラ26、27、28とともにベルト送り手段を構成するモ
ータ24により矢印A方向に回転されるようになってい
る。2つのプーリ22および23には、放射線画像情報を記
録しうる蓄積性蛍光体ベルト25が巻回、張架されてい
る。この蓄積性蛍光体ベルト25は可撓性の支持体を用い
てエンドレス状に形成されている。また、この蓄積性蛍
光体ベルト25は、両プーリ22、23間のローラ26、27、28
の間に張架され、前記モータ24により矢印方向に循環搬
送されるようになっている。なおここで、蓄積性蛍光体
ベルト25は後述する放射線が良好に透過する可撓性支持
体が図中内側に、そして該支持体上に担持された蓄積性
蛍光体層が外側に位置するように配されている。
上述のようにして超過された蓄積性蛍光体ベルト25
は、図中上方のローラ26、27に挾まれた、被写体34を通
して放射線35が照射される位置において、該ベルト25の
折り返した部分25a、25bが近接して平行に位置するよう
に張架されている。
このローラ26、27の間に張架された蓄積性蛍光体ベル
ト25に対面する位置には、撮影台32が設けられている。
前述の放射線源収納部30は内部に例えばX線管球等の放
射線源33を収納しており、この放射線源33は上記撮影台
32に対向する。被検者(被写体)34の放射線撮影時、該
被検者34は投影台32に接して例えば立っており、この状
態で放射線源33が作動される。それにより被検者34を透
過した放射線35が、前方に張架されている蓄積性蛍光体
ベルト部分25aに照射され、該ベルト部分25aに(詳しく
は、このベルト25の表面に形成された蓄積性蛍光体層
に)比検者34の放射線画像情報が蓄積記録される。また
この蓄積性蛍光体ベルト部分25aを透過した放射線35
は、その後に近接して張架されている蓄積性蛍光体ベル
ト部分25bに照射されるので、該蓄積性蛍光体ベルト25b
にも被検者34の放射線画像情報が蓄積記録される。
以上の説明から明らかなように本実施例装置において
は、撮影台32および放射線源33から画像記録部40が構成
されている。なお本実施例においては、撮影台32と前方
の蓄積性蛍光体ベルト部分25aとの間に散乱放射線除去
用のグリッド91が配されている。
これら蓄積性蛍光体ベルト部分25a、25bに蓄積記録さ
れた放射線画像情報は画像読取部50によって、電気的画
像信号として読み取られる、画像読取部50は、レーザ光
源51、このレーザ光源51から射出された励起光としての
レーザ光52を反射偏向するポリゴンミラー等の光偏向器
53、偏向されたレーザ光52を蓄積性蛍光体ベルト25上の
あらゆる走査位置において所定径の小さなスポットに集
束させる走査レンズ54、蓄積性蛍光体ベルト25を少なく
とも読取り時は定速で搬送する副走査手段とを兼ねたモ
ータ24、レーザ光52による蓄積性蛍光体ベルト25上の走
査線(主走査線)に沿って受光面が延びるように配され
た、光電読取手段としての長尺光電子増倍管(フォトマ
ルチプライヤー)55、およびこの長尺光電子増倍管55の
受光面に光学的に結合された長尺の光ガイド56およびレ
ーザ光52がフォトマルチプライヤー55に入るのを防ぐフ
ィルタ57から構成されている。なお長尺光電子増倍管に
ついては、例えば、特開昭62−16666号に詳しい記載が
なされている。
前述のようにして蓄積性蛍光体ベルト25の2つの部分
25a、25bに被検者34の放射線画像情報が蓄積記録された
後、モータ24が回転されることにより該ベルト25は図中
矢印方向に定速で搬送される。このとき蓄積性蛍光体ベ
ルト25には公知の手段により適度の負荷が与えられ、そ
れにより該蓄積性蛍光体ベルト25は常に緊張した状態を
維持する。蓄積性蛍光体ベルト25が搬送されるととも
に、前記レーザ光源51と光偏向器53が作動され、レーザ
光52が該ベルト25の前記部分25b上を走査する。この蓄
積性蛍光体ベルト25の、レーザ光52の照射を受けた箇所
25bからは、該ベルト部分25bに蓄積記録された放射線画
像情報を担う輝尽発光光58が発せられる。この輝尽発光
光58は光ガイド56に導かれて効率良く長尺光電子増倍管
55によって検出される。上記のようにしてレーザ光52の
主走査がなされるとともに、蓄積性蛍光体ベルト25が前
述のように搬送されて副走査がなされ、したがって該ベ
ルト25の部分25bからは2次元的に前記輝尽発光光58
(すなわち放射線画像情報)が読み取られる。長尺光電
増倍管55の出力S1は読取回路59に送られる。
さらに、前記蓄積性蛍光体ベルト25の前方に位置して
いた部分25bに記録されている放射線画像情報を読み取
る。このときの画像読取部50の長尺光電子増倍管55の出
力S2(すなわち前方の蓄積性蛍光体ベルト部分25bに記
録されている放射線画像情報を示すもの)も、読取回路
59に送られる。読取回路59に送られた出力S1、S2は、そ
れぞれ順次、メモリ82から信号処理回路86へ送られ、信
号処理された後、画像再生装置68に出力される。
次に読取回路59以降における処理について、その概略
構成を示す第2図を参照して説明する。長尺光電増倍管
55の出力S1は読取回路59に送られ、対数増幅器80によっ
て対数増幅された後、A/D変換器81でデジタル化され
る。こうして得られたデジタルの読取画像信号logS
1は、メモリ82に一時的に記憶され、次いでそこから読
み出されて信号処理回路86の重ね合せ演算回路83に入力
される。同様に長尺光電子倍増管54′の出力S2も読取回
路59に送られ、対数増幅器84によって対数増幅された
後、A/D変換器85でデジタル化される。こうして得られ
たデジタルの読取画像信号logS2も、メモリ82に一時的
に記憶され、次いでそこから読み出されて信号処理回路
86の重ね合せ演算回路83に入力される。
重ね合せ演算回路83は、入力される2つの画像信号lo
gS1、logS2を適当な重み付けをした上で対応する画素毎
に加算して、デジタルの加算信号 Sadd=a・logS1+b・logS2 [a、bは重み付け係数] を求める。この加算信号Saddは、画像処理回路87におい
て階調処理、周波数処理等の画像処理を受けた後、画像
再生装置88に送られて、放射線画像の再生に供せられ
る。この再生装置88は、CRT等のディスプレイ手段でも
よいし、感光フィルムに光走査記録を行なう記録装置で
あってもよいし、あるいはそのために画像信号を一旦光
ディスク、磁気ディスク等の画像ファイルに記憶させる
装置に置き換えられてもよい。
なお本実施例では、前述の画像信号S1、S2をそれぞれ
対数増幅器80、84に通して対数増幅を行なったが、対数
増幅を行なわずにそれぞれA/D変換器81、85でデジタル
化し、それらの値をもとに重ね合せ演算を行なってもよ
い。その場合、重ね合せ演算の式は、 Sadd=a′・S1+b′・S2 [a′、b′は重み付け係数] となる。
上述のような重ね合せ演算を行なう際に係数a、bま
たは、a′、b′を適切に定めると、得られた加算信号
Saddにより、S/Nの高い、すなわち検出能の良好な放射
線画像情報を得ることができる。この重ね合せ演算を行
なう際には、前述のように相対応する画素間で加算を行
なうことが必要である。そのためには、例えば第1図に
示すように、被検者34の近傍にマーカー92を配置してお
き、両画像信号logS1、logS2においてこのマーカー92を
示す信号を基準信号として位置合せを行なえばよい。
なお読取画像信号logS1あるいはlogS2を特に重ね合せ
演算回路83に送らないで、これらの信号logS1あるいはl
ogS2に基づいて、通常の放射線画像を再生することも可
能であり、そのためにこれらの画像信号logS1、logS2
光ディスク等の画像ファイルに記録、蓄積するようにし
てもよい。
また、上記実施例では2つの出力S1、S2に対して読取
回路59の中にそれぞれ2組の対数増幅器80、84およびA/
D変換器81、85が設けられているが、これは2種の出力S
1、S2を1つの対数増幅器とA/D変換器に入力し、メモリ
82に出力するときにタイミング毎に振り分けて出力する
ようにしてもよいことは言うまでもない。
以上説明のようにして画像読取りが終了した蓄積性蛍
光体ベルト25の各部分25a、25bはプーリ23に沿って移送
され、それとともに蓄積性蛍光体ベルト25の別の部分が
ローラ28とプーリ22およびローラ26、27間に張架される
ようになるので、この部分の蓄積性蛍光体ベルト25に前
述と同様にして放射線画像情報を記録することができ
る。このようにして蓄積性蛍光体ベルト25の略全長に亘
って放射線画像情報記録がなされる。この際、プーリ23
の近傍に配された消去部60を蓄積性蛍光体ベルト25の前
記部分25a、25bが通過し、該ベルト部分25a、25bは画像
(残像)消去を受ける。この消去部60は、張架されたベ
ルト25の蓄積性蛍光体層の有る面側に配された消去光源
61から構成されている。この消去源61は例えば蛍光灯等
からなり、ベルト25の蓄積性蛍光体の励起波長領域の光
を主に発するものであり、該ベルト25がプーリ23に沿っ
て移動する際に点灯される。前記画像読取り後に蓄積性
蛍光体ベルト25に残存していた放射線エネルギーは、ベ
ルト25に上記のような光が照射されることにより放出さ
れる。
このようにして、プーリ22、23により再び放射線画像
情報の記録が可能な程度まで画像(残像)消去がなされ
た蓄積性蛍光体ベルト25が循環移動されるので、このベ
ルト25を用いて前述の画像記録(撮影)および読取りを
繰り返すことが可能となる。なお消去光源61としては、
前述の蛍光灯の他、例えば特開昭56−11392号に示され
るようなタングステンランプ、ハロゲンランプ、赤外線
ランプ、キセノンフラッシュランプ等が任意に選択使用
されうる。また消去部60は、上記のような消去光源から
構成する他、例えばLED(Light Emitting Diode)を2
次元的に並べたパネルやEL(エレクトロ・ルミネッセン
ス)板等の面状光源から構成されてもよい。
次に第3図と第4図を参照して本発明の第2実施例に
ついて説明する。なおこの第3および4図において、前
記第1および2図中におけるものと同等の要素について
は同番号を付してあり、それらについては特に必要の無
い限り説明を省略する。
この第2実施例の装置は、放射線エネルギー吸収フィ
ルタを用いたエネルギーサブトラクション処理を行なう
装置であり、ローラ26、27およびプーリ22とローラ28の
間の撮影位置で重ね合わされた蓄積性蛍光体ベルト25の
間に放射線エネルギー吸収(変換用)フィルタ71が挿入
されている。
この放射線エネルギー吸収フィルタ71により、これを
挾んで前方に位置する蓄積性蛍光体ベルト部分25aには
高エネルギーの放射線による放射線画像が蓄積記録さ
れ、後方に位置する蓄積性蛍光体ベルト部分25bには低
エネルギーの放射線による放射線画像が蓄積記録され
る。したがって、これらの蓄積性蛍光体ベルト部分25
a、25bから読み出された画像信号を引き算すれば、エネ
ルギーサブトラクション画像が得られる。エネルギーサ
ブトラクション処理については、特開昭59−83486号,
同61−98341号等に詳細な記載がなされている。
この放射線吸収フィルタとしては、例えばCu板のよう
な、放射線を一部吸収する材料が使われる。
本実施例においては、第4図に示す通り、信号処理回
路186の演算回路183は、サブトラクションの演算回路で
あり、このサブトラクション演算回路183は、入力され
る2つの画像信号logS1、logS2を適当な重み付けをした
上で対応する画素毎に減算して、デジタルの差信号 Ssub=a・logS1−b・logS2+c [a、bは重み付け係数、cはバイアス成分である] を求める。この差信号Ssubは画像処理回路87において階
調処理、周波数処理等の画像処理を受けた後、画像再生
装置88に送られて、放射線画像の再生に供せられる。
上述のようなサブトラクション演算を行なう際に係数
a、bを適切に定めると、得られた差信号Ssubにおいて
は、前記特定構造物以外の部分についての信号成分が消
去されるようになる。したがってこの差信号Ssubに基づ
いて画像再生を行なえば、上記特定構造物のみが抽出さ
れた放射線画像を得ることができる。
上記第3図に示した実施例は放射線吸収フィルタ71を
エンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルト25の重ね合せ
た部分25a、25bの間に介在させているが、蓄積性蛍光体
ベルト25の支持体そのものを放射線吸収フィルタの作用
を有する材料で形成し、その上に蓄積性蛍光体を塗布し
て、別体のフィルタを使わないようにしてもよい。すな
わち、内側をフィルタにし、表面(外側)に蓄積性蛍光
体を塗布して、重なった蓄積性蛍光体ベルトの支持体2
枚分がエネルギー吸収フィルタとして作用するようにす
れば、別体のフィルタが不要になり、蓄積性蛍光体層が
より近接して精度の高いエネルギーサブトラクション像
を得ることができる。
また、さらに、前記フィルタ71を出入自在にして、演
算部での計算をlogS1、logS2の2つの画像信号を加算と
減算の両方が選択的にできるようにすれば、フィルタな
しで加算をし、フィルタを入れて減算するようにして、
第1図の重ね合せ用の実施例と第2図のエネルギーサブ
トラクション用の実施例とを兼用した装置を構成するこ
とができる。
また、前記フィルタ71を挿入する位置に、フィルタ71
の代りに、放射線をカットするフィルタ(例えばPb板)
を挿入すれば、撮影時放射線は前方の蓄積性蛍光体ベル
ト部分25aのみに照射されるので、通常の1枚ずつの撮
影や、2ショットエネルギーサブトラクションのための
画像記録を行なうこともできる。このためには、放射線
カットフィルタを重ね合わせられる蓄積性蛍光体ベルト
部分25a、25bの間に出入自在に挿入できるようにすれば
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例装置を示す概略側面図、 第2図は上記実施例装置の放射線画像情報読取回路、メ
モリ、信号処理回路等の構成を示すブロック図、 第3図は本発明の第2実施例装置を示す概略側面図、 第4図は上記第2実施例装置の放射線画像情報読取回
路、メモリ、信号処理回路等の構成を示すブロック図で
ある。 20……本体、22、23……プーリ 24……モータ 25……蓄積性蛍光体ベルト 25a、25b……蓄積性蛍光体ベルトの部分 26、27、28……ローラ、30……放射線源収納部 32……撮影台、33……放射線源 34……被検者、35……放射線 40……画像記録部、51……レーザ光源 52……レーザ光、53……光偏向器 54……集光走査レンズ、55……光電子増倍管 56……光ガイド、58……輝尽発光光 59……読取回路、60……消去部 61……消去光源 71……放射線吸収フィルタ 80、84……対数増幅器、81、85……A/D変換器 82……メモリ、83……重ね合せ演算回路 86……信号処理回路 183……サブトラクション演算回路 logS1、logS2……読取画像信号 Sadd……加算信号、Ssub……差信号

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報を蓄積記録しうる可撓性を
    有するエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトと、 このエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトを所定位
    置において2重に重ね、一方の蓄積性蛍光体ベルト部分
    に対してもう一方の蓄積性蛍光体ベルト部分が前記所定
    位置において面接触するかまたは僅かの間隔を置いてほ
    ぼ平行になるように張架しつつ、この張架位置を介して
    前記蓄積性蛍光体ベルトを長手方向に循環移送させるベ
    ルト送り手段と、 張架された前記蓄積性蛍光体ベルトに前記所定位置にお
    いて画像情報を有する放射線を照射することにより、2
    重に重ねられた前記蓄積性蛍光体ベルト上に該放射線画
    像情報を蓄積記録する画像記録部と、 前記蓄積性蛍光体ベルトの循環移送路の近傍に設置さ
    れ、前記放射線画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍
    光体ベルトに励起光を照射し、この励起光照射により該
    蓄積性蛍光体ベルトから発せられた輝尽発光光を光電読
    取手段により読み取って画像信号を得る1つの画像読取
    部と、 前記画像読取部において画像読取りが行なわれた後の前
    記蓄積性蛍光体ベルトの部分に画像記録がなされるのに
    先行して、このベルトに残存する放射線エネルギーを放
    出させる消去部と、 前記画像読取部において前記蓄積性蛍光体ベルトの2つ
    の部分から得られた2つの画像信号を加算する演算部と
    からなる放射線画像情報記録読取装置。
  2. 【請求項2】放射線画像情報を蓄積記録しうる可撓性を
    有するエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトと、 このエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトを所定位
    置において2重に重ね、一方の蓄積性蛍光体ベルト部分
    に対してもう一方の蓄積性蛍光体ベルト部分が前記所定
    位置において面接触するかまたは僅かの間隔を置いてほ
    ぼ平行になるように張架しつつ、この張架位置を介して
    前記蓄積性蛍光体ベルトを長手方向に循環移送させるベ
    ルト送り手段と、 前記所定位置において前記2重に重ねられ張架された蓄
    積性蛍光体ベルトの間に介在された放射線吸収フィルタ
    と、 張架された前記蓄積性蛍光体ベルトに前記所定位置にお
    いて画像情報を有する放射線を照射することにより、2
    重に重ねられた前記蓄積性蛍光体ベルト上に該放射線画
    像情報を蓄積記録する画像記録部と、 前記蓄積性蛍光体ベルトの循環移送路の近傍に設置さ
    れ、前記放射線画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍
    光体ベルトに励起光を照射し、この励起光照射により該
    蓄積性蛍光体ベルトから発せられた輝尽発光光を光電読
    取手段により読み取って画像信号を得る1つの画像読取
    部と、 前記画像読取部において画像読取りが行なわれた後の前
    記蓄積性蛍光体ベルトの部分に画像記録がなされるのに
    先行して、このベルトに残存する放射線エネルギーを放
    出させる消去部と、 前記画像読取部において前記蓄積性蛍光体ベルトの2つ
    の部分から得られた2つの画像信号間で減算を行なう演
    算部とからなる放射線画像情報記録読取装置。
  3. 【請求項3】放射線吸収フィルタを支持体として、この
    上に放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍光体を塗
    布してなる可撓性を有するエンドレスベルト状の蓄積性
    蛍光体ベルトと、 このエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトを所定位
    置において2重に重ね、一方の蓄積性蛍光体ベルト部分
    に対してもう一方の蓄積性蛍光体ベルト部分が前記所定
    位置において面接触するかまたは僅かの間隔を置いてほ
    ぼ平行になるように張架しつつ、この張架位置を介して
    前記蓄積性蛍光体ベルトを長手方向に循環移送させるベ
    ルト送り手段と、 張架された前記蓄積性蛍光体ベルトに前記所定位置にお
    いて画像情報を有する放射線を照射することにより、2
    重に重ねられた前記蓄積性蛍光体ベルト上に該放射線画
    像情報を蓄積記録する画像記録部と、 前記蓄積性蛍光体ベルトの循環移送路の近傍に設置さ
    れ、前記放射線画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍
    光体ベルトに励起光を照射し、この励起光照射により該
    蓄積性蛍光体ベルトから発せられた輝尽発光光を光電読
    取手段により読み取って画像信号を得る1つの画像読取
    部と、 前記画像読取部において画像読取りが行なわれた後の前
    記蓄積性蛍光体ベルトの部分に画像記録がなされるのに
    先行して、このベルトに残存する放射線エネルギーを放
    出させる消去部と、 前記画像読取部において前記蓄積性蛍光体ベルトの2つ
    の部分から得られた2つの画像信号間で減算を行なう演
    算部とからなる放射線画像情報記録読取装置。
  4. 【請求項4】放射線画像情報を蓄積記録しうる可撓性を
    有するエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトと、 このエンドレスベルト状の蓄積性蛍光体ベルトを所定位
    置において2重に重ね、一方の蓄積性蛍光体ベルト部分
    に対してもう一方の蓄積性蛍光体ベルト部分が前記所定
    位置において面接触するかまたは僅かの間隔を置いてほ
    ぼ平行になるように張架しつつ、この張架位置を介して
    前記蓄積性蛍光体ベルトを長手方向に循環移送させるベ
    ルト送り手段と、 前記所定位置において2重に重ねられ張架された蓄積性
    蛍光体ベルトの間に出入自在に挿入される放射線吸収フ
    ィルタと、 張架された前記蓄積性蛍光体ベルトに前記所定位置にお
    いて画像情報を有する放射線を照射することにより、2
    重に重ねられた前記蓄積性蛍光体ベルト上に該放射線画
    像情報を蓄積記録する画像記録部と、 前記蓄積性蛍光体ベルトの循環移送路の近傍に設置さ
    れ、前記放射線画像情報が蓄積記録された前記蓄積性蛍
    光体ベルトに励起光を照射し、この励起光照射により該
    蓄積性蛍光体ベルトから発せられた輝尽発光光を光電読
    取手段により読み取って画像信号を得る1つの画像読取
    部と、 前記画像読取部において画像読取りが行なわれた後の前
    記蓄積性蛍光体ベルトの部分に画像記録がなされるのに
    先行して、このベルトに残存する放射線エネルギーを放
    出させる消去部と、 前記画像読取部において前記蓄積性蛍光体ベルトの2つ
    の部分から得られた2つの画像信号間で加算あるいは減
    算を行なう演算部とからなる放射線画像情報記録読取装
    置。
  5. 【請求項5】前記所定位置において2重に重ねられた前
    記蓄積性蛍光体ベルトの間に出入自在の放射線をカット
    するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項
    1,2,3または4記載の放射線画像情報記録読取装置。
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