JPH0533379B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0533379B2
JPH0533379B2 JP60002668A JP266885A JPH0533379B2 JP H0533379 B2 JPH0533379 B2 JP H0533379B2 JP 60002668 A JP60002668 A JP 60002668A JP 266885 A JP266885 A JP 266885A JP H0533379 B2 JPH0533379 B2 JP H0533379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
radiation
reading
subject
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60002668A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61162037A (ja
Inventor
Kazuo Shimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP60002668A priority Critical patent/JPS61162037A/ja
Publication of JPS61162037A publication Critical patent/JPS61162037A/ja
Publication of JPH0533379B2 publication Critical patent/JPH0533379B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄
積性螢光体シートに励起光を照射し、それによつ
て該蓄積性螢光体シートから発せられた輝尽発光
光を光電的に検出して上記放射線画像情報を読み
取る放射線画像情報読取方法およびその方法を実
施する装置に関し、特に詳細には上記輝尽発光光
の検出に先行して、予め蓄積記録情報の概要を把
握するようにした放射線画像情報読取方法および
装置に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術) ある種の螢光体に放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が螢光体中に蓄積され、こ
の螢光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積
されたエネルギーに応じて螢光体が輝尽発光光を
示すことが知られており、このような性質を示す
螢光体は蓄積性螢光体と呼ばれる。
この蓄積性螢光体を利用して、人体等の被写体
を透過した放射線を蓄積性螢光体シートに照射し
て該シートに被写体の放射線画像情報を記録し、
この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の励起光で
走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発
光光を光電的に読み取つて画像信号を得、この画
像信号に基づき写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視
像として出力させる放射線画像情報記録再生シス
テムが本出願人によりすでに提案されている。
(特開昭55−12429号、同56−11395号など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して極めて広い放射線露出
域にわたつて画像を記録しうるという実用的な利
点を有している。すなわち、蓄積性螢光体におい
ては、放射線露光量に対して蓄積後に励起によつ
て輝尽発光する発光光の光量が極めて広い範囲に
わたつて比例することが認められており、従つて
種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性螢光体シートより放射され
る輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取つて電気信号に
変換し、この電気信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRT等の表示装置に放射線画像を可
視像として出力させることによつて、放射線露光
量の変動に影響されない放射線画像を得ることが
できる。
またこのシステムによれば、蓄積性螢光体シー
トに蓄積記録された放射線画像情報を電気信号に
変換した後に適当な信号処理を施し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等
の表示装置に放射線画像を可視像として出力させ
ることによつて、観察読影適性(診断適性)の優
れた放射線画像を得ることができるというきわめ
て大きな効果も得ることができる。
このように蓄積性螢光体シートを使用する放射
線画像システムにおいては、読取ゲインを適当な
値に設定して輝尽発光光を光電変換し、可視像と
して出力することができるので、放射線源の管電
圧又はMAS値の変動による放射線露光量の変動、
蓄積性螢光体シートの感度のバラツキ、光検出器
の感度のバラツキ、被写体の条件による露光量の
変化、あるいは被写体によつて放射線透過率が異
なる等の原因により蓄積性螢光体に蓄積される蓄
積エネルギーが異なつても、更には放射線の被ば
く量を低減させても、これらの因子の変動により
影響を受けない放射線画像を得ることが可能とな
る。
しかしながら、このように撮影条件の変動によ
る影響をなくし、あるいは観察読影適性の優れた
放射線画像を得るためには、蓄積性螢光体シート
に蓄積記録された放射線画像情報の記録状態、あ
るいは胸部、腹部などの被写体の部位、単純撮
影、造影撮影などの撮影方法等によつて決定され
る記録パターン(以下、これらを総称する場合に
は、「蓄積記録情報」という。)を観察読影のため
の可視像の出力に先立つて把握し、この把握した
蓄積記録情報に基づいて読取ゲインを適当な値に
調節し、また、記録パターンのコントラストに応
じて分解能が最適化されるように収録スケールフ
アクターを決定し、さらに読取画像信号に対して
階調処理等の画像処理を施す場合には、画像処理
条件を最適に設定することが必要である。
このように可視像の出力に先立つて放射線画像
の蓄積記録情報を把握する方法として、特開昭58
−67240号に開示された方法が知られている。こ
の方法は、観察読影のための可視像を得る読取り
操作(以下、「本読み」という。)の際に照射すべ
き励起光よりも低いレベルの励起光を用いて、前
記本読みに先立つて予め蓄積性螢光体シートに蓄
積記録されている放射線画像の蓄積記録情報を把
握するための読取り操作(以下、「先読み」とい
う。)を行ない、放射線画像の蓄積記録の概要を
把握し、本読みを行なうに際して、この先読み情
報に基づいて読取ゲインを適当に調節し、収録ス
ケールフアクターを決定し、あるいは画像処理条
件を決定するものである。この方法は、例えば特
開昭58−67242号、同58−67243号に示されるよう
に、放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性
螢光体シートに励起光を照射する励起光照射手
段、上記蓄積性螢光体シートの移送手段、および
励起光照射により蓄積性螢光体シートから発する
放射線画像情報を担つた輝尽発光光を光電的に読
み取る光検出手段からなる本読み読取系と、放射
線画像情報の可視像を得るための本読みに先立つ
て、該本読みにおいて用いられる励起光のエネル
ギーよりも低いエネルギーの励起光を用いて先読
みを行なう先読み読取系とを備えるとともに、上
記先読みによつて得られたシートの蓄積記録情報
に基づいて上記本読みの読取条件および/または
画像処理条件を設定する制御手段を備えた放射線
画像情報読取装置によつて実施されうる。
なお、ここで先読みに用いられる励起光が本読
みに用いられる励起光よりも低レベルであると
は、先読みの際に蓄積性螢光体シートが単位面積
当りに受ける励起光の有効エネルギーが本読みの
際のそれよりも小さいことを意味する。先読みの
励起光を本読みの励起光よりも低レベルとする方
法として、レーザー光源等の励起光光源の出力を
小とする方法、光源より放射された励起光をその
光路においてNDフイルタ、AOM等によつて減
衰させる方法、および先読み用の光源と本読み用
の光源とを別個に設け、前者の出力を後者の出力
よりも小とする方法が挙げられ、さらには励起光
のビーム径を大とする方法、励起光の走査速度を
大とする方法、蓄積性螢光体シートの移送速度を
大とする方法等が挙げられる。
上記の方法によれば、蓄積性螢光体シートに蓄
積記録されている放射線画像情報の記録状態およ
び記録パターンを本読みの前に予め把握すること
ができるので、格別に広いダイナミツクレンジを
有する読取系を使用しなくとも、この記録情報に
基づいて読取ゲインを適当に調節し、収録スケー
ルフアクターを決定し、またこの記録パターンに
応じた信号処理を読取り後の電気信号に対して施
すことにより、観察読影適性に優れた放射線画像
を得ることが可能になる。
ところが、上述のような先読みを行なうと当然
ながら、本読みだけを行なう場合に比べて、放射
線画像情報読取処理に要する時間が長くなつてし
まう。
(発明の目的) 本発明は上記のような事情に鑑みてなされたも
のであり、放射線画像情報読取処理の速度を低下
させずに蓄積性螢光体シートの蓄積記録情報を把
握し、その蓄積記録情報に基づいて輝尽発光光の
読取条件あるいは画像処理条件を最適に設定する
ことができる放射線画像情報読取方法、およびそ
の方法を実施する装置を提供することを目的とす
るものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報読取方法は、前述した
ように被写体を透過した放射線を照射することに
より該被写体の放射線画像情報が蓄積記録された
シートに励起光を照射し、この励起光照射により
前記シートから発せられた輝尽発光光を光電読取
手段により読み取つて上記放射線画像情報を担持
する画像信号を得る放射線画像情報読取方法にお
いて、前記被写体に放射線を照射し、この被写体
を透過した放射線をイメージインテンシフアイア
カメラに入射させ、該イメージインテンシフアイ
アカメラが検出した被写体情報に基づいて、前記
輝尽発光光の読取条件および/または読取画像信
号に対する画像処理条件を設定するようにしたこ
とを特徴とするものである。
上記方法を実施する本発明の放射線画像情報読
取装置は、前記のようにして放射線画像情報が蓄
積記録された蓄積性螢光体シートに励起光を照射
する励起光照射手段、上記蓄積性螢光体シートの
移送手段、上記励起光照射により前記蓄積性螢光
体シートから発する放射線画像情報を担つた輝尽
発光光を光電的に検出して画像信号を得る光電読
取手段、被写体を透過した放射線を検出するイメ
ージインテンシフアイアカメラ、およびこのイメ
ージインテンシフアイアカメラが検出した被写体
情報に基づいて、前記輝尽発光光の読取条件およ
び/または前記画像信号に対する画像処理条件を
設定する制御回路から構成されたものである。
なお被写体の放射線画像情報記録(放射線撮
影)に際しては一般に、放射線照射野の決定等の
ために、放射線撮影に先立つて被写体に微弱放射
線を照射し、被写体の透過放射線像をイメージイ
ンテンシフアイアカメラで撮影し、その像を
CRT等に表示させて観察することが多いが、そ
のような場合にはこのイメージインテンシフアイ
アカメラを上記被写体情報を把握するために流用
することができ、またそうするのが好ましい。
(実施態様) 以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を
詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施態様による放射線画像
情報読取装置を示すものである。本実施態様装置
は一例として、蓄積性螢光体シートを循環させな
がら放射線画像情報の記録および読取りを行なう
放射線画像情報記録読取装置に組み込まれたもの
である。図示されるように放射線画像情報記録読
取装置内には、エンドレスベルト1,2,3,
4,5,6,7,8,9,10と、エンドレスベ
ルト1,6,7,10にそれぞれ従動回転する案
内ローラ11,12,13,14と、ガイド板1
5,16,17,18,19,20,21と、ニ
ツプローラ22,23,24,25とからなるシ
ート搬送用の循環通路26が構成されており、こ
の循環通路26内には複数(本例では一例として
5枚)の蓄積性螢光体シート30が互いに適宜間
隔をおいて配され、これら蓄積性螢光体シート3
0はシート循環搬送手段としての上記エンドレス
ベルト1〜10と、ニツプローラ22,23,2
4,25により、図中の矢印A方向に循環搬送さ
れるようになつている。
上記エンドレスベルト2,3は互いの間に蓄積
性螢光体シート30を垂直に保持するように構成
されており、これらのエンドレスベルト2,3の
側方(図中左方)には撮影台41が設けられ、ま
たこの撮影台41を間において上記エンドレスベ
ルト2,3に対向する位置には例えばX線源等の
放射線源42が設けられて、これら撮影台41と
放射線源42とにより画像記録部40が構成され
ている。被検者(被写体)43の放射線撮影時、
撮影に使用されるシート30は図示のようにエン
ドレスベルト2,3の間に保持され、被検者43
が撮影台41の前面に位置した状態で放射線源4
2が作動される。それにより上記被検者43の透
過放射線画像がシート30上に投影され、被検者
43の放射線画像情報が該シート30に蓄積記録
される。
上記エンドレスベルト2,3をはさんで撮影台
41と反対側には、本実施態様の放射線画像情報
読取装置の一部を構成するイメージインテンシフ
アイアカメラ45が設けられている。このイメー
ジインテンシフアイアカメラ45はイメージイン
テンシフアイア45Aとテレビカメラ45Bとか
らなるものであり、テレビカメラ45Bが出力す
る画像信号S1は対数変換回路を含む増幅器60
およびA/D変換器61を介して、後述する制御
回路62およびCRT63に入力されるようにな
つている。被検者43を放射線撮影するためにエ
ンドレスベルト2,3の間に蓄積性螢光体シート
30を配置する前に、該被検者43には放射線源
42から微弱な透視用放射線が照射される。被検
者43を透過した透視用微弱放射線はイメージイ
ンテンシフアイア45Aに入射し、該イメージイ
ンテンシフアイア45Aによつて増強された被検
者43の放射線画像がテレビカメラ45Bにより
撮影される。前記CRT63はこのテレビカメラ
45Bが出力する画像信号S1に基づいて上記被
検者43の放射線画像を表示する。したがつて放
射線撮影技師は、CRT63の表示画像を観察し
ながら放射線照射野等の撮影条件を好ましいもの
に設定することができる。
循環通路26の図中下部右端位置には、画像読
取部50が設けられている。この画像読取部50
において、該読取部50の一部を構成するエンド
レスベルト8の上方にはレーザ光源51が設置さ
れ、またその出力レーザ光52をエンドレスベル
ト8上のシート30上にその幅方向に走査させる
ためのミラー53およびガルバノメータミラー5
4が設けられている。このガルバノメータミラー
54の往復揺動により、レーザ光52が、放射線
画像の蓄積記録されたシート30上に主走査され
る。なおこのシート30は、前記画像記録部40
において放射線画像が記録された後、シート循環
搬送手段を駆動させてこの画像読取部50に搬送
されて来る。レーザ光52のシート30上の走査
位置には、主走査線に沿つて集光用反射ミラー5
5と集光光学素子56が配されている。レーザ光
52が照射されたシート30から放射され直接上
記集光光学素子56に進む輝尽発光光と、同じく
シート30から放射され集光用反射ミラー55で
反射された輝尽発光光とが集光光学素子56の入
射端面56Aからこの集光光学素子56に入射
し、この中を全反射により案内されて該素子56
の射出端面56Bに接続されたフオトマル57に
受光され、輝尽発光光が光電的に読み取られる。
上記のようにレーザ光52の主走査が行なわれる
のと同時に、シート30はエンドレスベルト8に
より図中矢印A方向(すなわち上記主走査の方向
と略直角な方向)に搬送されて副走査がなされ、
シート30の全面に亘つて蓄積放射線画像情報が
読み取られる。フオトマル57によつて読み取ら
れた画像信号S2は対数変換回路を含む増幅器6
4に入力され、前記制御回路62が設定した読取
ゲイン設定値aに基づいて感度設定されたこの本
読み用増幅器19により、適正レベルの電気信号
に増幅される。増幅された電気信号はA/D変換
器65に入力され、制御回路62が設定した収録
スケールフアクター設定値bに基づいて、信号変
動幅に適したスケールフアクター(ラチチユー
ド)でデイジタル信号に変換されて信号処理回路
66に入力される。この信号処理回路66は制御
回路62が設定した再生画像処理条件設定値c
(パラメータは1つとは限らない)に基づいて、
観察読影適性の優れた放射線画像が得られるよう
に上記デイジタル信号に対して信号処理(画像処
理)を施し、この信号処理されたデイジタル信号
は、放射線画像を可視像として出力する画像再生
装置67へ伝送される。なお上記信号処理回路6
6において行なわれる信号処理としては、特開昭
55−87970号、同56−11038号、同56−75137号、
同56−75139号、同56−75141号、同56−104645号
等に開示されている周波数処理、特開昭55−
116339号、同55−116340号、同55−88740号等に
開示されている階調処理などがあげられる。
画像再生装置67、信号処理回路66から送ら
れた画像信号に基づいて放射線画像の再生を行な
う。再生方法としては、レーザ光を感光材料上に
走査させて記録する方法、CRT等に電子的に表
示する方法、CRT等に表示された放射線画像を
ビデオプリンタ等により記録する方法、熱線を用
いて感熱記録材料上に記録する方法など種々の方
法を用いることができる。
次に前記制御回路62における読取ゲイン、収
録スケールフアクターおよび画像処理条件の設定
について説明する。第2図はイメージインテンシ
フアイアカメラ45が出力する画像信号と、被写
体の画像濃度(被写体の厚み)と、蓄積性螢光体
シート30から発せられる輝尽発光光の光量との
関係を示すものである。図示されるように、透視
用微弱放射線の強度とイメージインテンシフアイ
アカメラ45の感度、および撮影用放射線の強度
とレーザ光52(励起光)の強度が与えられれ
ば、蓄積性螢光体シート30からの輝尽発光光量
は、イメージインテンシフアイアカメラ45の出
力信号S1から把握することができる。さらに詳
しく説明すれば、一般に、輝尽発光光量をE、イ
メージインテンシフアイアカメラ45の出力信号
をSとすると、近似的に log E=mlog S+n (mはほぼ定数、nは透視用微弱放射線と撮影用
放射線の強度比で定まる定数) なる関係が成り立つ。そこで制御回路62の条件
決定部62Cには、放射線制御部46から上記透
視用微弱放射線の強度を示す信号S3と、撮影用
放射線の強度を示す信号S4とが入力される。ま
たイメージインテンシフアイアカメラ45の感度
に関する情報と、レーザ光52の強度に関する情
報は固定条件として上記条件決定部62Cに与え
られている。そして制御回路62のヒストグラム
作成部62AはA/D変換器61の出力信号のヒ
ストグラムを作成し、そのヒストグラムはヒスト
グラム解析部62Bにおいて解析される。このヒ
ストグラムについての解析情報は上記条件決定部
62Cに入力され、該条件決定部62Cは上記信
号S3、S4と固定条件、撮影部位・撮影方法入力
部により入力される撮影部位および/または撮影
方法に関する情報およびこの解析情報に基づい
て、前述の読取ゲイン設定値a、収録スケールフ
アクター設定値bおよび画像処理条件設定値cを
以下のように決定する。
まず、第2図に示した関係をもとに上記信号
S3、S4と固定条件およびイメージインテンシフ
アイアカメラ45の出力画像信号のヒストグラム
から撮影の際の輝尽発光光量のヒストグラムを推
定する。次に撮影部位や撮影方法が異なつてもほ
ぼ同じレベル範囲の電気画像信号を画像処理段階
に入力させ得るように、前述の推定されたヒスト
グラムの情報から読取ゲインおよび収録スケール
フアクターを決定する。具体的には、第3図に示
すように、ヒストグラムの幅が狭すぎれば収録ス
ケールフアクターを高くし、広すぎれば収録スケ
ールフアクターを低くするように調整する。ま
た、ヒストグラム全体の信号レベルが小さければ
読取ゲインを上げてやり、信号レベルが大きけれ
ば読取ゲインを低く設定する。また、画像処理条
件は主に撮影部位および/または撮影方法から決
定されるが、例えば低線量撮影の場合周波数処理
の強調度を下げたりする。
以上のようにしてシート30に記録される被検
者43の蓄積記録情報を予め把握し、その結果に
基づいて読取条件(読取ゲインと収録スケールフ
アクター)および画像処理条件を決めておけば、
濃度、コントラストが適切で、画像再生装置67
における画像再生媒体のダイナミツクレンジを有
効に利用した、観察読影適性(診断性能)に優れ
た再生放射線画像が得られる。
画像読取りが終了したシート30は、エンドレ
スベルト9,10により、ガイド板18に沿つて
搬送され、ニツプローラ22、ガイド板19、ニ
ツプローラ23を通して消去部70に送られる。
この消去部70は函体71と、この函体71の内
部に多数並べられた螢光灯、タングステンラン
プ、ナトリウムランプ、クセノンランプ、ヨウ素
ランプ等の消去光源72とからなるものであり、
シート30はシヤツタ73が開かれてから、ニツ
プローラ23により函体71内に搬送される。シ
ート30が函体71内に送られると、上記シヤツ
タ73が閉じられる。函体71内の消去光源72
は、シート30の蓄積性螢光体の励起波長領域の
光を主に発するものであり、前記画像読取り後に
シート30に残存していた放射線エネルギーは、
シート30にこのような光が照射されることによ
り該シート30から放出される。なおこのとき前
記シヤツタ73が閉じられているので、消去光が
漏れて画像読取部50に侵入し読取信号にノイズ
を発生させることがない。
こうして再び放射線画像情報の記録が可能な程
度に画像(残像)消去がなされたシート30は、
ニツプローラ24を回転させて消去部70外に排
出される。排出されたシート30はガイド板20
を通してニツプローラ25まで送られ、次にこの
ニツプローラ25によりガイド板21に沿つて前
記エンドレスベルト1に送られ、以下前記と同様
にして画像記録部40に送られて放射線撮影に使
用される。
以上、1台で放射線画像情報の記録と読取りの
双方を行なう装置に適用された本発明の一実施態
様について説明したが、本発明は放射線画像情報
読取専用装置に対しても勿論適用されうるもので
ある。そのような場合、放射線画像情報記録(放
射線撮影)装置と放射線画像情報読取装置とがオ
ンラインで結ばれているときには、前述した透視
用微弱放射線の強度信号と、撮影用放射線の強度
信号とは上記オンラインによつて放射線画像情報
読取装置に伝送することができる。また放射線画
像情報記録装置と放射線画像情報読取装置とが上
述のようなオンラインによつて結ばれていない場
合には、透視用微弱放射線および撮影用放射線の
強度に関する情報を例えば磁気カード、フロツピ
ーデイスク等の記録媒体、あるいは蓄積性螢光体
シート30自身に記録しておき、放射線画像情報
読取りの際に上記情報を読み取つて、読取条件お
よび画像処理条件の決定のために用いればよい。
またイメージインテンシフアイアカメラ45の
出力信号S1すべてを上記読取条件および画像処
理条件の決定のために利用せず、蓄積性螢光体シ
ート30内の一部分の関心領域のみについての出
力信号S1に基づいて読取条件および画像処理条
件を決定するようにしてもよい。そのようにすれ
ば関心領域以外の蓄積記録情報の影響を受けず、
この関心領域の観察読影適性が特に優れた再生放
射線画像を得ることができる。この関心領域は、
例えばCRT63に表示された透視画像において
ライトペンを用いて領域指定する等して、任意に
設定することができる。そしてこの関心領域ある
いはシート30全域についてのヒストグラムから
読取条件を決定するためには、関心領域あるいは
シート30全域内の最高濃度信号Smax、最小濃
度信号Sminがそれぞれ、所望の最大画像濃度、
最小画像濃度を担持するように読取条件を設定す
る方法、さらには関心領域あるいはシート30全
域内の画像信号の平均レベルが所望の平均画像濃
度を担持するように読取条件を設定する方法等が
採用可能である。
なお以上説明した実施態様においては、イメー
ジインテンシフアイアカメラ45が検出した被写
体情報に基づいて読取条件(読取ゲインと収録ス
ケールフアクター)と画像処理条件の双方が設定
されるようになつているが、本発明は勿論、イメ
ージインテンシフアイアカメラが検出した被写体
情報に基づいて読取条件のみを設定する放射線画
像情報読取装置、あるいは上記被写体情報に基づ
いて画像処理条件のみを設定する放射線画像情報
読取装置に対しても同様に適用されうる。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明によれば、イメ
ージインテンシフアイアカメラが検出した被写体
の蓄積記録情報に基づいて放射線画像情報の読取
条件および/または画像処理条件を最適に設定し
て、診断適性に優れた再生放射線画像を得ること
ができる。また本発明によれば、上記被写体の蓄
積記録情報を予め把握するために放射線画像情報
読取りの処理速度を低下させることが無いので、
前述した先読みを行なう場合に比べ放射線画像情
報読取処理能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様による放射線画像
情報読取装置を備えた放射線画像情報記録読取装
置の概略図、第2図は本発明に係わるイメージイ
ンテンシフアイアカメラの出力画像信号と、被写
体濃度と、輝尽発光光量との関係を示す説明図、
第3図は本発明に係わる輝尽発光光量と読取りデ
ータとの関係を示す説明図である。 1〜10……エンドレスベルト、11〜14…
…案内ローラ、15〜21……ガイド板、22〜
25……ニツプローラ、26……循環通路、30
……蓄積性螢光体シート、50……画像読取部、
45……イメージインテンシフアイアカメラ、4
6……放射線制御部、60,64……増幅器、6
1,65……A/D変換器、62……制御回路、
66……信号処理回路、68……撮影部位・撮影
方法入力部、a……読取ゲイン設定値、b……収
録スケールフアクター設定値、c……再生画像処
理条件設定値。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体を透過した放射線が照射されて前記被
    写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性螢
    光体シートに励起光を照射し、この励起光照射に
    より前記シートから発せられた輝尽発光光を光電
    読取手段により読み取つて前記放射線画像情報を
    担持する画像信号を得る放射線画像情報読取方法
    において、前記被写体に放射線を照射し、該被写
    体を透過した放射線をイメージインテンシフアイ
    アカメラに入射させ、該イメージインテンシフア
    イアカメラが検出した被写体情報に基づいて、前
    記輝尽発光光の読取条件および/または前記画像
    信号に対する画像処理条件を設定することを特徴
    とする放射線画像情報読取方法。 2 被写体を透過した放射線が照射されてこの被
    写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性螢
    光体シートに励起光を照射する励起光照射手段、
    前記蓄積性螢光体シートの移送手段、前記励起光
    照射により前記蓄積性螢光体シートから発する、
    放射線画像情報を担つた輝尽発光光を光電的に検
    出して画像信号を得る光電読取手段、前記被写体
    を透過した放射線を検出するイメージインテンシ
    フアイアカメラ、およびこのイメージインテンシ
    フアイアカメラが検出した被写体情報に基づい
    て、前記輝尽発光光の読取条件および/または前
    記画像信号に対する画像処理条件を設定する制御
    回路からなる放射線画像情報読取装置。
JP60002668A 1985-01-11 1985-01-11 放射線画像情報読取方法および装置 Granted JPS61162037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60002668A JPS61162037A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 放射線画像情報読取方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60002668A JPS61162037A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 放射線画像情報読取方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162037A JPS61162037A (ja) 1986-07-22
JPH0533379B2 true JPH0533379B2 (ja) 1993-05-19

Family

ID=11535689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60002668A Granted JPS61162037A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 放射線画像情報読取方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61162037A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0812386B2 (ja) * 1985-12-06 1996-02-07 コニカ株式会社 放射線画像情報の読取装置
JP2952483B2 (ja) * 1988-01-29 1999-09-27 コニカ株式会社 放射線画像情報読取表示装置
JP2791887B2 (ja) * 1988-01-29 1998-08-27 コニカ株式会社 放射線画像情報読取表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61162037A (ja) 1986-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5932440A (ja) 放射線画像のサブトラクシヨン処理方法
JPH0214378A (ja) 放射線画像読取再生装置
JPH05688B2 (ja)
JPH03132640A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPS6170548A (ja) 放射線画像情報読取方法および装置
JPS6170547A (ja) 放射線画像情報読取方法
JPH0533379B2 (ja)
JPH0588451B2 (ja)
JPS61287380A (ja) 放射線画像情報読取方法
JPH0520026B2 (ja)
JPH0464228B2 (ja)
JPS6196868A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS63167345A (ja) 放射線画像情報読取方法
JP2582663B2 (ja) 放射線画像情報読取条件および/または画像処理条件設定方法
JPH02239598A (ja) 放射線撮影装置の露出補償装置
JPH0247730B2 (ja)
JP2717653B2 (ja) 放射線画像情報読取方法
JPH04314432A (ja) 放射線画像撮影読取方法および装置
JPS5866933A (ja) X線画像形成方法
JPH0680457B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH0466429B2 (ja)
JPS60158433A (ja) 放射線画像情報読取方法
JPH0532740B2 (ja)
JPH0525425B2 (ja)
JPS63262131A (ja) 医用画像の撮影体位判別方法